JP7056197B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及びプログラムに関する。
特定の機能を実現するために機械や機器、装置等にコンピュータを組み込んだ「組み込みシステム」が開発されている。
組み込みシステムには後からハードウェアを接続して機能を拡張できるものがある。特許文献1には、高速起動待機状態から電源ON状態に遷移する際に、構成変更を検知する手段を有し、構成変更があった場合は、再起動処理を行ってから電源ON状態へと遷移する情報処理装置が開示されている。
特開2015-114882号公報
しかし、組み込みシステムにおいて拡張可能なハードウェアはその組み込みシステムに専用のものに限られており、設計段階で決められているものが多い。そのため、組み込まれたコンピュータ(情報処理装置)の処理性能が不足した場合に、組み込みシステムごと新しいものに交換する必要がある。
本発明は、情報処理装置の処理性能が不足した場合に、情報処理装置本体を交換せずに処理性能の不足を補うことを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、自装置に電力が供給された状態で演算装置が新たに自装置に接続されると、該演算装置の接続を検知する検知部と、前記演算装置において実行可能な演算を特定する特定部と、データの転送先を記憶する記憶部と、特定した前記演算が、前記接続の前において自装置によって実行されるように定められていた場合に、前記記憶部に前記演算装置を前記転送先として記憶させる記憶制御部と、前記演算に用いるデータを、前記記憶部に記憶された前記転送先に転送する転送部と、前記データを用いて前記演算装置が前記演算を実行した結果を取得する取得部と、を有する情報処理装置である。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の態様において、前記転送部が前記データを転送した後に、前記演算を実行しないことを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項1又は2に記載の態様において、取得した前記結果に応じた情報を出力する出力部、を有することを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1に記載の態様において、前記演算装置は、指定されたプログラムに応じて前記演算を実行する汎用の装置であることを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項4に記載の態様において、前記演算装置により実行される前記演算は、汎用の情報処理装置において実行可能であることを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項3に記載の態様において、前記出力部は、画像形成装置を制御して、出力した前記情報により示される画像を該画像形成装置に形成させ、前記転送部は、前記出力部が実行する、前記画像形成装置を制御するための演算に用いるデータを転送しないことを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項に係る情報処理装置は、請求項1からのいずれか1項に記載の態様において、接続された前記演算装置に電力を供給する供給部、を有することを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項に係る情報処理装置は、請求項に記載の態様において、前記検知部は、接続された前記演算装置に、電力の供給が必要であるか否かを確認し、前記供給部は、前記電力の供給が必要であることが確認された前記演算装置に前記電力を供給することを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項に係る情報処理装置は、請求項1に記載の態様において、前記特定部は、前記演算装置において実行可能な第1演算と、自装置において実行可能な第2演算とをそれぞれ特定し、前記転送部は、特定した前記第1演算と前記第2演算とに重複する演算がある場合に、重複する該演算に用いるデータを前記演算装置に転送することを特徴とする情報処理装置である。
本発明の請求項1に係る情報処理システムは、請求項1からのいずれか1項に記
載の情報処理装置と、前記演算装置と、を有し、前記演算装置は、前記情報処理装置から転送された前記データを用いて前記演算を実行する実行部と、前記演算を実行した結果を前記情報処理装置に送信する送信部と、を有する情報処理システムである。
本発明の請求項1に係るプログラムは、データの転送先を記憶する記憶部を有するコンピュータを、自装置に電力が供給された状態で演算装置が新たに自装置に接続されると、該演算装置の接続を検知する検知部と、前記演算装置において実行可能な演算を特定する特定部と、特定した前記演算が、前記接続の前において自装置によって実行されるように定められていた場合に、前記記憶部に前記演算装置を前記転送先として記憶させる記憶制御部と、前記演算に用いるデータを、前記記憶部に記憶された前記転送先に転送する転送部と、前記データを用いて前記演算装置が前記演算を実行した結果を取得する取得部、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、1、1に係る発明によれば、情報処理装置の処理性能が不足した場合に、情報処理装置本体を交換せずに処理性能の不足を補うことができる。
また、請求項1、10、11に係る発明によれば、演算装置の接続を検知するために情報処理装置への電力の供給を止める必要がない。また、請求項1、10、11に係る発明によれば、接続の前に情報処理装置が実行していた演算に用いるデータの転送先を記憶しておくことができる。
請求項2に係る発明によれば、情報処理装置の計算資源を演算装置に実行させる演算以外の処理に割り当てることができる。
請求項3に係る発明によれば、演算装置に実行させた演算の結果を利用者が確認することができる。
請求項4に係る発明によれば、プログラムを変更することによって演算装置に実行させる演算の内容を変更することができる。
請求項5に係る発明によれば、演算の実行に汎用の情報処理装置以外の機器を必要としない。
請求項6に係る発明によれば、情報処理装置に画像形成部の制御を行わせ、演算装置に演算を実行させることができる。
請求項7に係る発明によれば、接続した演算装置に情報処理装置から電力を供給することができる。
請求項に係る発明によれば、接続した演算装置に電力の供給が必要であることが確認されたときに、情報処理装置から電力を供給することができる。
請求項に係る発明によれば、演算装置において実行可能な第1演算と情報処理装置において実行可能な第2演算とに重複する演算がある場合にその演算を演算装置に実行させることができる。
本実施形態に係る情報処理システム9の構成を示す図。 情報処理装置1の外観の一例を示す図。 情報処理システム9の各構成の一例を示す図。 宛先表121及び種類表122の一例を示す図。 端末4の構成の一例を示す図。 情報処理システム9の機能的構成を示す図。 情報処理システム9における各構成の動作の流れを示すシーケンス図。
<実施形態>
<情報処理システムの全体構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム9の構成を示す図である。情報処理システム9は、情報処理装置1と、演算装置2と、端末4と、を有する。また、情報処理システム9は、情報処理装置1と端末4とを通信可能に接続する通信回線3を有する。なお、情報処理システム9は、情報処理装置1、演算装置2、通信回線3、端末4のそれぞれを複数有してもよい。
情報処理装置1は、自装置で実行するように定められていた演算を、接続した演算装置2に実行させる装置である。この実施形態において情報処理装置1は、用紙等の媒体に画像を形成する画像形成装置である。
演算装置2は、接続可能な装置の型番や種類等が予め制限されているものではなく、型番や種類等が異なる装置に接続して使用することが可能である。また、この演算装置2は、指定されたコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)に応じて演算を実行する汎用の装置である。したがってこの演算装置2は、読み出すプログラムを変更することによって様々な演算を実行することが可能である。
端末4は、利用者の操作を受付けて、情報処理装置1にその操作に応じた指示をするための装置である。
通信回線3は、情報処理装置1と端末4とを通信可能に接続する回線であり、例えばLAN(Local Area Network)等である。通信回線3は、LANのほか、WAN(Wide Area Network)であってもよいし、インターネットであってもよいし、これらの組合せであってもよい。
図1に示す情報処理システム9において、例えば、利用者は端末4を操作して、通信回線3を介して、情報処理装置1に画像形成処理の実行を指示する。
<情報処理装置及び演算装置の構成>
図2は、情報処理装置1の外観の一例を示す図である。図3は、情報処理システム9の各構成の一例を示す図である。
図2に示す通り、情報処理装置1は、媒体に画像を形成する画像形成装置である。情報処理装置1は、制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、操作部15、接続部16、及び画像形成部17を有する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPUがROM及び記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより情報処理装置1の各部を制御する。
記憶部12は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部11のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。
また、記憶部12は、宛先表121及び種類表122を記憶する。宛先表121は、演算の種類ごとにその演算に用いるデータの転送先を記憶する表である。種類表122は、自装置で実行可能な演算(第2演算)の種類を記憶する表である。
通信部13は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。情報処理装置1は、通信部13により通信回線3に接続された端末4と情報を遣り取りする。
操作部15は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、利用者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に送る。なお、情報処理装置1は、操作部15を有していなくてもよい。
表示部14は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部11の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部15の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。
画像形成部17は、制御部11の制御の下、例えば電子写真方式等により用紙等の媒体に画像を形成する。
接続部16は、情報処理装置1に演算装置2を接続させるためのインタフェースであり、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB:Universal Serial Bus)である。
接続部16は、情報処理装置1に電力が供給され、情報処理装置1が稼動している状態で演算装置2の接続を検知し得る、いわゆる「活線挿抜」が可能なインタフェースであることが望ましい。接続部16がUSBである場合には、この活線挿抜が可能である。
図2に示す情報処理装置1は、筐体の上部で上方に向かって表示部14や操作部15が設けられており、前方に向かって四角い穴状の接続部16が設けられている。
また、図2に示す演算装置2はいわゆる「スティックPC」であり、直方体形状を有する。演算装置2は一端に四角い突起状の接続部26を有している。
演算装置2は、制御部21、記憶部22、及び接続部26を有する。制御部21は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM及び記憶部22に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより演算装置2の各部を制御する。
記憶部22は、ソリッドステートドライブ等の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。
接続部26は、情報処理装置1と接続するためのインタフェースであり、例えばUSBである。
図2に示す通り、演算装置2の接続部26が、情報処理装置1の接続部16に挿入されると、接続部26及び接続部16のそれぞれの接続端子が接触し、演算装置2と情報処理装置1とは電気的に繋がった状態となる。つまり、演算装置2は情報処理装置1に接続される。
情報処理装置1の制御部11は接続部16及び接続部26を介して演算装置2の接続を検知し、この演算装置2と情報の遣り取りをする。また、情報処理装置1は、演算装置2に電力を供給してもよい。
図4は、記憶部12に記憶されている宛先表121及び種類表122の一例を示す図である。図4(a)に示す宛先表121は、プロトコルとポート番号との組合せごとに、装置のアドレスを記憶する。このアドレスは、対応するポート番号で識別されるポートに、対応するプロトコルによって届けられたデータを転送する装置を識別するための識別情報であり、例えば図4に示す通り「192.168.0.7」といったIPv4(Internet Protocol version 4)で示されるプライベートアドレスである。
情報処理装置1の制御部11は、図4に示す宛先表121を参照して、例えば、ネットワークアドレス変換(NAT:Network Address Translation)や、ネットワークアドレスポート変換(NAPT:Network Address Port Translation)等の処理を行ってもよい。
情報処理装置1が実行を指示される演算に用いられるデータは、端末4から、その演算の種類ごとに異なるプロトコルとポート番号との組合せで送信される。したがって、プロトコルとポート番号との組合せは、演算の種類に対応しており、図4に示す宛先表121により、演算の種類は、装置のアドレスに対応付けられる。
また、記憶部12が記憶する種類表122は、情報処理装置1が実行可能な演算の種類を記憶する。図4(b)に示す種類表122には、情報処理装置1が実行可能な演算の種類と、その種類の演算を端末4が指示する通信に用いられるプロトコルとポート番号との組合せとが対応付けられている。
演算の1つの種類には、プロトコルとポート番号との複数の組が対応付けられていてもよい。つまり、プロトコルとポート番号との1つの組から、演算の1つの種類が特定されればよい。
制御部11は、端末4から演算の実行を指示されると、その指示をした通信のプロトコルと、その指示を受取ったポート番号とを特定する。そして、制御部11は、特定したそのプロトコルとポート番号との組を、記憶部12の宛先表121から探し、見つからない場合には指示された演算を自装置での実行を試みる。
なお、制御部11は、種類表122を参照して、指示された演算が自装置で実行可能であるか否かを特定してもよい。また、この演算を自装置で実行できない場合、制御部11は、端末4にこの演算が実行不可能であることを通知してもよい。
一方、特定したそのプロトコルとポート番号との組が宛先表121から見つかった場合、制御部11は、宛先表121でこの組に対応付けられているアドレスに、指示された演算に用いるデータを転送する。このデータを上述したアドレスに転送することにより、制御部11は、このデータを用いる演算の実行をそのアドレスで識別される装置に指示する。なお、転送するデータには、演算の実行を指示するテキストやコード等の処理命令が含まれていてもよい。この処理命令には、演算の種類、条件等が含まれていてもよい。
<端末の構成>
図5は、端末4の構成の一例を示す図である。図5に示す端末4は、制御部41、記憶部42、通信部43、表示部44、及び操作部45を有する。端末4は、操作部45により利用者の操作を受付けて、通信回線3を経由して情報処理装置1に対し、画像を形成する指示を送る装置である。
制御部41は、CPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM及び記憶部42に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末4の各部を制御する。記憶部42は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等の記憶手段であり、制御部41のCPUに読み込まれる各種のプログラム、データ等を記憶する。
通信部43は、有線又は無線により通信回線3に接続する通信回路である。端末4は、通信部43により通信回線3に接続された情報処理装置1と情報を遣り取りする。
操作部45は、各種の指示をするための操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の操作子を備えており、利用者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部41に送る。
表示部44は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、制御部41の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部45の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。
<情報処理システムの機能的構成>
図6は、情報処理システム9の機能的構成を示す図である。情報処理装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、検知部111、特定部112、受付部113、転送部114、取得部115、出力部116、記憶制御部117、及び供給部118として機能する。
また、演算装置2の制御部21は、記憶部22に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、応答部210、実行部211、及び送信部212として機能する。なお、図6において、通信回線3、接続部16、接続部26、及び通信部13を省く。
検知部111は、接続部16(図6において図示せず)を監視して演算装置2の接続を検知する。図6に示す情報処理装置1は、活線挿抜が可能な接続部16を有しているため、検知部111は、自装置に電力が供給された状態で演算装置2が新たに自装置に接続されると、演算装置2の接続を検知する。
特定部112は、接続した演算装置2において実行可能な演算(第1演算)を特定する。
特定部112は、例えば、演算装置2に対して、演算装置2が実行可能な演算の種類を示す情報を要求する。演算装置2の制御部21によって実現する応答部210は、特定部112で要求された演算の種類を示す情報を情報処理装置1に送信することで、特定部112の要求に対して応答する。特定部112は、演算装置2からの応答を取得することで、上述した演算を特定する。
記憶制御部117は、特定部112が特定した演算が、検知された上述の接続の前において情報処理装置1(自装置)によって実行されるように定められていた場合に、記憶部12に演算装置2を転送先として記憶させる。
図6に示す例において、記憶制御部117は、記憶部12に記憶されている宛先表121を読取り、書き換える機能を有する。記憶制御部117は、接続が検知された演算装置2で実行可能な演算が特定部112によって特定されたときに、その演算が接続の前において情報処理装置1によって実行されるように定められているか否か判断する。
記憶制御部117は、例えば、記憶部12に記憶されている種類表122を参照して、この種類表122に書かれた演算の種類と、演算装置2で実行可能な演算の種類とを比較することで、上述した判断を行う。
そして、記憶制御部117は、演算装置2で実行可能な演算として特定された演算が接続の前に自装置によって実行されるように定められていたと判断する場合、宛先表121を書き換えることで、この演算装置2のアドレスを、特定した演算に用いるデータの転送先として記憶部12に記憶させる。
受付部113は、端末4から画像を形成する旨の指示と、その画像を示す画像データとを受付ける。
転送部114は、記憶制御部117を介して宛先表121の内容を読取り、この宛先表121の内容に応じて受付部113が受付けた画像データを演算装置2に転送する。この画像データを演算装置2に転送することにより、転送部114は、演算装置2に、この画像データを用いて演算を実行することを指示する。なお、転送部114は、上述した画像データと、その画像データを用いた演算の実行を指示するテキストやコード等の処理命令とを含むデータを演算装置2に転送してもよい。
転送部114は、例えば、受付部113が受付けた指示に用いられていたプロトコルと、その指示を受付けたポートを示すポート番号とを特定し、特定したプロトコル及びポート番号の組合せに対応するアドレスを、記憶部12に記憶され、記憶制御部117によって読み出された宛先表121から探す。そして、宛先表121に上述したアドレスが見つかった場合、転送部114は画像データを演算装置2に転送する。
なお、特定部112は、上述した通り、接続した演算装置2において演算可能な第1演算を特定するとともに、例えば記憶制御部117を介して種類表122を参照し、自装置において実行可能な第2演算を特定してもよい。例えば、特定部112は、第1演算を特定したときに、上述した種類表122を参照して第2演算を特定してもよい。この場合、転送部114は、特定部112が特定した第1演算と第2演算とに重複する演算がある場合に、その演算に用いるデータを演算装置2に転送する構成としてもよい。また、この場合、記憶制御部117は、宛先表121を書き換えなくてもよい。
上述した通り、宛先表121は、特定された演算のうち、接続の前において自装置によって実行されるように定められていた演算に用いるデータの転送先であるアドレスを記憶する。したがって、転送部114は、特定部112が特定した演算が、接続の前において自装置によって実行されるように定められていた場合に、その演算に用いるデータを演算装置2に転送する。
なお、転送部114が演算装置2に転送するデータは、例えば画像処理に用いられるデータ等、情報処理装置1において行われる一連の処理のうちの一部に用いられるものである。そして、転送部114が演算装置2に上述したデータを転送した後で、情報処理装置1の制御部11は、このデータを用いて演算装置2が実行する処理を行わない。つまり、転送部114が上述したデータを演算装置2に転送した後に、情報処理装置1の制御部11は、このデータを用いた演算を実行しない。これにより、情報処理装置1が上述したデータを用いた演算に割り当てていた計算資源は、上述したデータの転送後においてこの演算に割り当てられなくなり、情報処理装置1が保有する計算資源に空きが発生する。
ただし、検知部111が演算装置2の離脱(接続している状態から接続していない状態に変化すること)を検知した場合、記憶制御部117は、演算装置2のアドレスを宛先表121から削除してもよい。演算装置2の離脱後は、データの転送先がなくなるため、情報処理装置1の制御部11が、端末4に指示された演算を実行してもよい。
演算装置2の制御部21によって実現する実行部211は、情報処理装置1から転送された画像データを用いて演算を実行する。制御部21によって実現する送信部212は、実行部211が演算を実行した結果を情報処理装置1に送信する。
実行部211が実行する演算は、例えば、画像データの解析と、その解析の結果に応じた中間データの生成とである。画像データは、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されており、実行部211は、PDLで記述された画像データの内容を解析して、用紙等の媒体の大きさに応じてラスタ化された中間データを生成する。ラスタ化とは、格子状に並んだ画素群に画像データが示す画像を展開することを言う。送信部212は、生成された中間データを情報処理装置1に送信する。
取得部115は、転送部114が転送した画像データを用いて演算装置2が演算を実行した結果を取得する。上述した例で取得部115は、演算装置2で生成された中間データを取得する。
出力部116は、取得部115が取得した結果に応じた情報を出力する。出力部116は、例えば図6に破線で示す通り、表示部14に上述した情報を示す文字列や画像等を表示させてもよい。表示部14に表示される情報は、例えば、演算装置2で生成された中間データのデータサイズや、画素数、この中間データで示される画像を縮小した画像等、この中間データについての情報である。
図6に示す出力部116は、画像形成部17を制御して、取得部115が取得した中間データに応じた画像を用紙等の媒体上に形成させる。なお、この場合、転送部114は、出力部116が実行する、画像形成部17を制御するための演算に用いるデータを演算装置2に転送しない。そのため、演算装置2は、画像形成部17によって形成される画像の基となる中間データを生成するが、画像形成部17を制御することはない。つまり、演算装置2の制御部21は、例えば、感光体に画像が形成されるタイミングの制御や用紙が出力されるタイミングの制御等、画像形成に係るハードウェアの制御は行わない。
供給部118は、接続された演算装置2に電力を供給してもよい。例えば、接続部16がUSBである場合、供給部118は接続部16を経由して演算装置2に電力を供給する。
なお、上述した検知部111は、接続された演算装置2に、電力の供給が必要であるか否かを確認してもよい。この場合、供給部118は、電力の供給が必要であることが確認された演算装置2に電力を供給してもよい。
<情報処理システムの動作>
<接続前の動作>
図7は、情報処理システム9における各構成の動作の流れを示すシーケンス図である。
情報処理装置1の制御部11は、操作部15に含まれる図示しない電源ボタン等を利用者に押下されることにより電力が供給され、記憶部12又はROMからオペレーションシステムやアプリケーション等のプログラムを読み出して自装置を起動する(ステップS101)。
制御部11は、起動によって通信部13及び接続部16を認識し、これらの初期設定を行う(ステップS102)。
端末4の制御部41は、通信回線3を経由して情報処理装置1に対し、情報処理装置1で実行可能な処理の種類を示す情報を要求する(ステップS103)。
情報処理装置1の制御部11は、端末4からの要求を受取って、情報処理装置1で実行可能な処理の種類を示す情報を端末4に送ることで、この要求に応答する(ステップS104)。
端末4の制御部41は、応答の際に送られた情報に基づいて、情報処理装置1で実行可能な処理を選択することが可能な操作画面等を表示部44に表示させ、利用者の操作を受付ける。
そして制御部41は、利用者の操作を受付けて、その操作に応じて、画像形成や画像処理等の各種の処理を実行する指示を、通信回線3経由で情報処理装置1に送信する(ステップS105)。
情報処理装置1の制御部11は、送信された指示を解析する(ステップS106)。例えば、端末4からPDL等で記述された画像を示す画像データとともに、この画像データで示される画像を媒体に形成する旨の指示を受信した場合、制御部11は、この画像データを解析する。
そして、例えば制御部11は、解析の結果により、ベクトル形式で記述された画像データから、用紙等の媒体の大きさに応じた格子数で並べられた画素群を含む中間データを生成し(ステップS107)、生成した中間データを用いて媒体上に画像を形成する(ステップS108)。
<接続後の動作>
演算装置2の接続部26が情報処理装置1の接続部16に挿入されて、演算装置2が情報処理装置1に接続されると(ステップS111)、演算装置2は、情報処理装置1から電力の供給を受けて起動する(ステップS112)。また、情報処理装置1の制御部11は、演算装置2の接続を検知する(ステップS113)。
制御部11は、演算装置2の接続を検知したことを受けて、演算装置2の接続部26と接続している接続部16の初期設定を行う(ステップS114)。これにより、制御部11は、例えば接続部16を介して情報を遣り取りするための、演算装置2の識別情報を特定する。この演算装置2の識別情報とは、例えば上述したIPv4で示されるアドレスである。
接続部16の初期設定を行った制御部11は、接続した演算装置2に対して、演算装置2が実行可能な演算の種類を示す情報を要求する(ステップS115)。
演算装置2の制御部21は、情報処理装置1からの要求を受取って、演算装置2で実行可能な演算の種類を示す情報を情報処理装置1に送ることで、この要求に応答する(ステップS116)。
情報処理装置1の制御部11は、演算装置2から実行可能な演算の種類を示す情報を受取ると、この情報に基づいて、宛先表121の内容を変更する(ステップS117)。
端末4の制御部41は、操作部45で受付けた利用者の操作に応じて、画像形成や画像処理等の各種の処理を実行する指示を情報処理装置1に送信する(ステップS118)。
情報処理装置1の制御部11は、端末4から処理を実行する指示を受信すると、その指示をした通信のプロトコルと、その指示を受取ったポート番号との組を特定して、この組を宛先表121から探し、見つかった場合には、指示された処理のうち、演算装置2で実行可能な演算に用いるデータを演算装置2に転送する(ステップS119)。
演算装置2の制御部21は、転送されたデータを解析して(ステップS120)、このデータを用いた演算を行い、演算の結果としての中間データを生成する(ステップS121)。演算装置2の制御部21は、例えば、情報処理装置1からPDL等で記述された画像データの転送を受け、この画像データに対してラスタライズ等の演算を施すことにより、上述した中間データを生成する。
演算装置2の制御部21は、生成した中間データを情報処理装置1に送信する(ステップS122)。情報処理装置1の制御部11は、送信された中間データを用いて画像形成部17に画像を形成させる(ステップS123)。なお、制御部11は、画像形成部17に画像を形成させる前に、別の処理を行ってもよい。制御部11は、この「別の処理」を実行するに当たり、上述した中間データを用いてもよく、また、この中間データを用いずに、他のデータを用いてもよい。
以上の動作により、画像形成装置といった組み込みシステムにおいて情報処理装置1は、自装置で実行可能な演算のうち、接続された演算装置2でも実行可能な演算を、演算装置2に実行させる。例えば、情報処理装置1の処理能力を上回る汎用の装置である演算装置2を情報処理装置1に接続することで、全体としての処理能力が向上する。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組合せてもよい。
<変形例1>
上述した実施形態において、転送部114がデータを演算装置2に転送した後に、情報処理装置1の制御部11は、このデータを用いた演算を実行しないが、演算装置2にデータを転送してその演算を実行させるとともに、制御部11でもその演算を実行してもよい。
演算装置2と情報処理装置1とが並行して演算を実行する場合、制御部11は、演算装置2が演算した結果と、情報処理装置1が演算した結果とを比較していずれか一方の正当性を他方により検証してもよい。
また、上述した2つの結果のうち先に得られた方をその後の処理に用いてもよい。この場合、一方の演算が終了した時点で、他方の演算が終了していなければ、制御部11は、終了していないその演算を中止させてもよい。
<変形例2>
上述した実施形態において、出力部116は、演算装置2で生成された中間データについての情報を表示部14に表示させていたが、これらの情報の出力先は表示部14に限られない。また、出力部116が出力する情報は、演算装置2が演算を実行した結果そのものでもよいし、その結果に応じた情報でもよい。演算装置2が演算を実行した結果に応じた情報とは、例えば、その結果を用いてさらに情報処理装置1が他の演算をした結果を示すデータ等である。
<変形例3>
演算装置2において実行される演算は、汎用のコンピュータ(情報処理装置)において実行可能なものであってもよい。上述した実施形態において、演算装置2は、スティックPCであったが、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。
<変形例4>
上述した実施形態において、情報処理装置1は演算装置2に実行させた演算の結果に応じた画像を形成する画像形成部17を有していたが、これを有しなくてもよい。
例えば、情報処理装置1は、用紙等に形成された画像を光学的に読取る画像読取部を備え、この画像読取部で読取った画像を示す画像データを生成する画像読取装置であってもよい。
また、例えば、情報処理装置1は、画像読取部で読取った画像を示す画像データを生成して、公衆交換通信網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)やサービス統合デジタル網(ISDN:Integrated Services Digital Network)等の通信回線を経由させて外部の装置にその画像データを送信するファクシミリ等の画像送信装置であってもよい。
<変形例5>
検知部111は、情報処理装置1に電力が供給された状態で演算装置2の接続を検知していたが、情報処理装置1の起動時に限り自装置に既に接続されている演算装置2を検知し、その後における情報処理装置1の稼動中に演算装置2の検知を行わなくてもよい。この場合、情報処理装置1の接続部16は、活線挿抜に対応していなくてもよい。
<変形例6>
上述した実施形態において、記憶制御部117は、特定部112が特定した演算が、検知された演算装置2との接続の前において情報処理装置1によって実行されるように定められていた場合に、記憶部12の宛先表121に演算装置2を転送先として記憶させていたが、制御部11は記憶部12に転送先を記憶させなくてもよい。この場合、記憶部12は、宛先表121を記憶しなくてもよい。
例えば、制御部11は、端末4から演算の指示を受取ったときに、その演算が接続前において自装置で実行するように定められたものであると判断すると、接続されている演算装置2に向けて、演算装置2で実行可能な演算の種類を示す情報を要求してもよい。そして、制御部11は、この要求に対する応答を演算装置2から受取って、指示された演算が演算装置2において実行可能であるか否か判断すればよい。指示された演算が演算装置2において実行可能であると判断する場合、制御部11は、その演算に用いられるデータを演算装置2に転送すればよい。
なお、この場合、図7で示したステップS113の検知、及びそれに続くステップS114の初期設定を契機として実行される、ステップS115からステップS117までの、演算装置2で実行可能な演算を特定するための処理は、行われない。これに代えて、ステップS118の指示の送信がある度に、情報処理装置1の制御部11は、端末4から指示された演算が演算装置2で実行可能か否かを問い合わせ、それに対する演算装置2の応答に応じて、データを演算装置2へ転送するか否か決定する。
<変形例7>
上述した実施形態において、記憶部12が記憶する種類表122には、情報処理装置1が実行可能な演算の種類と、その種類の演算を端末4が指示する通信に用いられるプロトコルとポート番号との組合せとが対応付けられていた。しかし、例えば端末4から受取る指示に、演算の種類を示す識別情報が含まれている場合、種類表122は、単に情報処理装置1が実行可能な演算の種類を記憶していればよい。すなわち、種類表122は、情報処理装置1が実行可能な演算の種類に、プロトコルとポート番号との組合せを関連付けなくてもよい。
なお、この場合の種類表122は、情報処理装置1が実行可能な全ての演算の種類を列挙したものである。したがって、記憶部12は、例えば、プログラムの実行により呼び出されるモジュール群と、それらのモジュール群が記憶部12等においてそれぞれ記憶されている場所のリストとの組合せによって、種類表122に相当する内容を記憶してもよい。モジュール群が記憶されている場所のリストとは、例えば、決められた区切り文字で複数のサーチパスやURI(Uniform Resource Identifier)等を連結した文字列等である。
<変形例8>
上述した実施形態において、制御部11は、接続された演算装置2に電力を供給していたが、演算装置2が独自に電源を有している場合には、電力を供給しなくてもよい。
<変形例9>
情報処理装置1の制御部11や演算装置2の制御部21によって実行されるプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネット等の通信回線経由でダウンロードさせてもよい。なお、上述した制御部11や制御部21によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサ等が用いられる。
<変形例10>
上述した実施形態において、転送部114は、受付部113が端末4から演算の実行の指示を受付けたときに、指示されたその演算が演算装置2で実行可能か否かを判断していたが、検知部111が演算装置2の接続を検知したときに制御部11で実行している演算が演算装置2で実行可能か否かを判断してもよい。
制御部11が実行している演算が、演算装置2で実行可能であり、かつ、終了していない場合、制御部11は、その演算に用いるデータを演算装置2に転送してもよい。この場合、制御部11は、実行しているその演算を中断又は中止してもよい。
すなわち、この変形例において、転送部114は、特定した演算が自装置において実行中である場合、その演算を中断又は中止し、その演算に用いていたデータを演算装置2に転送する。
<変形例11>
また、検知部111が演算装置2の接続を検知したときに制御部11で実行している演算が演算装置2で実行可能であると判断した場合、制御部11は、実行している演算の進捗に応じてその演算に用いるデータを演算装置2に転送するか否かを判断してもよい。
例えば、制御部11が実行している演算の進捗が、予め決められた閾値を超えている場合、制御部11は、演算装置2にデータを転送せず、実行中の演算を続ける。一方、制御部11が実行している演算の進捗が、上述した閾値を超えていない場合、制御部11は、演算装置2にデータを転送する。なお、演算装置2にデータを転送する場合、制御部11は、実行中の演算を中断又は中止してもよい。
すなわち、この変形例において制御部11により実現する転送部114は、特定した演算が自装置において実行中である場合、その演算の進捗に応じてデータを演算装置2に転送する。この構成によれば、例えば進捗についての閾値を5割に設定した場合、情報処理装置1の制御部11は、7割まで演算が終了しているときには、演算装置2に演算を実行させることなく情報処理装置1において演算を終了させる。一方、3割までしか演算が終了していないときには、制御部11は、演算の実行を中断又は中止し、演算装置2に演算を実行させる。
また、制御部11は、自装置で実行中の演算の進捗を示す情報とともに、その演算に用いるデータを演算装置2に転送してもよい。この場合、演算装置2の制御部21が、受け取った進捗の情報と、演算装置2においてその演算を実行した場合の終了までの推定時間とを比較して、演算装置2で演算を実行するか否かを判断してもよい。この判断の結果、演算装置2で演算の実行をする旨の通知を受けた場合、情報処理装置1の制御部11は、自装置で実行中の上述した演算を中断又は中止してもよい。
1…情報処理装置、11…制御部、111…検知部、112…特定部、113…受付部、114…転送部、115…取得部、116…出力部、117…記憶制御部、118…供給部、12…記憶部、121…宛先表、122…種類表、13…通信部、14…表示部、15…操作部、16…接続部、17…画像形成部、2…演算装置、21…制御部、210…応答部、211…実行部、212…送信部、22…記憶部、26…接続部、3…通信回線、4…端末、41…制御部、42…記憶部、43…通信部、44…表示部、45…操作部、9…情報処理システム。

Claims (11)

  1. 自装置に電力が供給された状態で演算装置が新たに自装置に接続されると、該演算装置の接続を検知する検知部と、
    前記演算装置において実行可能な演算を特定する特定部と、
    データの転送先を記憶する記憶部と、
    特定した前記演算が、前記接続の前において自装置によって実行されるように定められていた場合に、前記記憶部に前記演算装置を前記転送先として記憶させる記憶制御部と、
    前記演算に用いるデータを、前記記憶部に記憶された前記転送先に転送する転送部と、
    前記データを用いて前記演算装置が前記演算を実行した結果を取得する取得部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記転送部が前記データを転送した後に、前記演算を実行しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 取得した前記結果に応じた情報を出力する出力部、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記演算装置は、指定されたプログラムに応じて前記演算を実行する汎用の装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記演算装置により実行される前記演算は、汎用の情報処理装置において実行可能である
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力部は、画像形成装置を制御して、出力した前記情報により示される画像を該画像形成装置に形成させ、
    前記転送部は、前記出力部が実行する、前記画像形成装置を制御するための演算に用いるデータを転送しない
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 接続された前記演算装置に電力を供給する供給部、
    を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記検知部は、接続された前記演算装置に、電力の供給が必要であるか否かを確認し、
    前記供給部は、前記電力の供給が必要であることが確認された前記演算装置に前記電力を供給する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記特定部は、前記演算装置において実行可能な第1演算と、自装置において実行可能な第2演算とをそれぞれ特定し、
    前記転送部は、特定した前記第1演算と前記第2演算とに重複する演算がある場合に、重複する該演算に用いるデータを前記演算装置に転送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記演算装置と、を有し、
    前記演算装置は、
    前記情報処理装置から転送された前記データを用いて前記演算を実行する実行部と、
    前記演算を実行した結果を前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を有する情報処理システム。
  11. データの転送先を記憶する記憶部を有するコンピュータを、
    自装置に電力が供給された状態で演算装置が新たに自装置に接続されると、該演算装置の接続を検知する検知部と、
    前記演算装置において実行可能な演算を特定する特定部と、
    特定した前記演算が、前記接続の前において自装置によって実行されるように定められていた場合に、前記記憶部に前記演算装置を前記転送先として記憶させる記憶制御部と、
    前記演算に用いるデータを、前記記憶部に記憶された前記転送先に転送する転送部と、
    前記データを用いて前記演算装置が前記演算を実行した結果を取得する取得部、
    として機能させるためのプログラム。
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