JP2015114882A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】RAMに展開したプログラム保持しつつ、電源がOFFされているように見せている高速起動待機状態から電源操作で電源ON状態に遷移するという、起動時間の短縮技術において、高速起動待機状態で構成変更(オプションパーツの着脱)が行われると、電源ON状態に遷移した際に、不整合が発生する可能性がある。
【解決手段】高速起動待機状態から電源ON状態に遷移する際に、構成変更を検知する手段を有し、構成変更があった場合は、再起動処理を行ってから電源ON状態へと遷移する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、画像形成装置は、起動に要する時間が長くなる傾向にある。その要因の一つは、画像形成装置の多機能化等に伴い、起動時にROMからRAMへ展開すべきデータの量が大きくなってきているからである。
これに対して、ユーザが電源スイッチをオフにした際にRAMのデータをそのまま保持しておき、次回ユーザが電源スイッチをオンにした際にはROMからRAMへのデータの展開を省略することにより、起動に要する時間を短縮する技術がある。この様な技術としては、RAMへの通電を継続することによってRAMのデータを保持するサスペンドという技術がある(特許文献1参照)。また、この様な技術としては、RAMのデータをHDDに一時退避させることによってRAMのデータを保持するハイバネーションという技術もある(特許文献2参照)。この様な技術では、ユーザからは装置の電源がオフになっているように見えつつも、一方では起動に要する時間を短縮することができるのである。
また、情報処理装置の多くは、何かしらのオプションパーツを装着することで、情報処理装置の機能の拡張を可能としている。例えば、カメラの望遠レンズの様な物理的に機能拡張するものや外付けHDDの様に情報処理装置の記憶領域を増やすものがある。なお、オプションパーツの中には、着脱を情報処理装置の電源がオフされた状態で行われることを期待している場合がある。これは、電源をオンした際の起動シーケンスを、オプションパーツの装着状況に応じて、切り替える場合があるからである。
特開平9−34578号公報 特開2000−82014号公報
オプションパーツによる機能拡張を、前述した起動に要する時間を短縮する技術用いている情報処理装置で行うと、次の課題が発生してしまう。前述した技術は、ユーザからは情報処理装置の電源がオフになっているように見えつつも、実際には、情報処理装置の一部は電源がオフされていない。そのため、オプションパーツの着脱をこの電源がオフになっているように見えている状態で行われると、通常の電源をオンした時の起動シーケンスが実行されず、オプションパーツの装着状況と情報処理装置の整合が保たれなくなる。そのため、オプションパーツの装着による機能の拡張が有効に行われなかったり、情報処理装置全体に不整合が発生し機能が停止してしまったりする可能性が存在する。
本発明は、情報処理装置の起動時間を短縮する技術を用いている場合でも、オプションパーツの着脱を行った際に、オプションの装着状況と情報処理装置の整合を保つことを目的とする。
揮発性の記憶手段(340)と、
データを入力する入力手段(201)とを有し、
前記記憶手段と前記入力手段に電力が供給される第1の電力モードと、前記記憶手段および前記入力手段に電力が供給されない第2の電力モードと、前記記憶手段に電力が供給され前記入力手段に電力が供給されない第3の電力モードと、を含む複数のモードの何れかで動作する情報処理装置であって、
前記第3の電力モードから前記第1の電力モードに電力モードが遷移する際に、情報処理装置の構成変更を検知する手段(S401、S402)と
前記検知手段で構成変更を検知した場合に、前記第3の電力モードから前記第2の電力モードに遷移し、前記第2の電力モードから前記第1の電力モードへと遷移する手段(S403、S404)
を特徴とする情報処理装置。
本発明によれば、本発明は、情報処理装置の起動時間を短縮する技術を用いている場合でも、オプションパーツの着脱を行った際に、オプションの装着状況と情報処理装置の整合を保つことが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロック図 本発明に係る画像形成装置のコントローラの構成を示すブロック図 本発明に係る画像形成装置の電力供給状態を示す図 実施例1に係る画像形成装置の高速起動待機状態から電源ON状態への遷移のフローチャート 実施例2に係る画像形成装置の高速起動待機状態から電源ON状態への遷移のフローチャート
以下の説明では、画像形成装置の一例としてプリンタについて説明するが、画像形成装置は複合機等のように他の装置であってもよい。
〔第1の実施形態〕
<装置の構成>
まず、本発明に係る装置の構成について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
データ処理装置102は、例えば、コンピュータであり、画像形成装置101に対してLAN等の通信インタフェースを介して印刷ジョブの発行や機器の指示等を行う。
画像形成装置101は、以下の構成を有する。
コントローラ202は、各モジュールに指示を出す事により、画像形成装置を統括的に制御する。
プリンタエンジン205は、コントローラ202より共有される画像情報に従ってデジタル画像を紙に出力する。
操作部201は、画像形成装置101の操作を行なうためのものである。そして、操作部201は、ユーザが画像形成装置101を設定するための操作ボタンや、ユーザに画像形成装置101の各種情報を提示したりするための表示部としての液晶画面等の表示パネルを備える。
ハードディスク装置204は、他のストレージ装置であってもよく、デジタル画像やそのデジタル画像の生成時に使用するリソース情報等を記憶する。
電源ユニット203は、AC電源に接続され、画像形成装置101内の各ユニットに対して電力を供給する。
なお、本実施例において適用される画像形成装置は、プリンタに限られるものではなく、画像形成機能を有するデジタル複合機でもよい。
図2は、本発明に係る画像形成装置のコントローラの構成を示すブロック図である。
なお、CPU301やCPU321には、チップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれているが、本図では簡略化して記載している。
コントローラ202は、メインボード300とサブボード320を有する。
メインボード300は、汎用CPUシステムであり、以下の構成を有する。
CPU301は、メインボード300全体を制御する。
ROM302は、CPU302およびCPU321のプログラムを記憶する。
不揮発性メモリ305は、画像形成装置101の設定情報や印刷に関連するカウンタ情報を記憶し、電源断された場合であっても情報を保持する。
USBコントローラ304は、USBメモリ206に対するデータの入出力を制御する。USBメモリ209は、画像形成装置で使用すべき各種データを記憶する。
ディスクコントローラ305は、ハードディスク装置204に対する入出力を制御する。
バスコントローラ310は、サブボード320のバスコントローラ330とのブリッジ機能を持つ。
リセット回路311は、メインボード300のH/Wの設定をリセットする。
サブボード320は、比較的小さな汎用CPUシステムと、画像処理ハードウェアからなり、以下の構成を有する。
CPU321は、サブボード320全体を制御する。
ネットワークコントローラ322は、LANを介してデータ処理装置102との間でデータの入出力を行う。
電源監視H/W323は、本システムの電源制御を監視する。CPU321が正常に動作できる場合、CPU321の指示に従い、リセット回路331およびリセット回路311を介してシステムにリセットを掛けることが可能である。また、CPU321に電源が供給されていない状態では、不図示の電源スイッチの入力に従ってコントローラ202の電源を投入することができる。これは、ASIC等の場合、小さなCPUシステムでもよい。
リセット回路331は、サブボード320のH/Wの設定をリセットする。
画像処理プロセッサ324は、リアルタイムデジタル画像処理を行う。
デバイスコントローラ325は、プリンタエンジン205を制御する。
バスコントローラ330は、メインボード300のバスコントローラ310とのブリッジ機能を持つ。
これらの他に、コントローラ202は、RAM340を有する。
RAM340は、CPU301とCPU321のそれぞれからアクセス可能であり、それぞれの主記憶メモリと使用される。CPU301は、ROM302の初期プログラムに従って、CPU301とCPU321のそれぞれのメインプログラムをROM302よりから読み出し、RAM340に記憶する。
図3は、本発明に係る画像形成装置の電力供給状態(電力モード)を示す図である。
なお、以下の説明において、電力供給が停止されるとは、電力供給が0になる場合だけでなく、電力の供給先が正常に動作しない程度の微量な電力供給が行われている場合も含むものとする。
図3(a)は、電源ON状態を示す図である。ここで、電源ON状態は、第1の電力モードの一例である。この状態では、画像形成装置101の各構成へ電力供給が行われる。電源ON状態において、何も機能が実行されないまま所定の時間が経過すると、図3(c)の節電状態へ移行する。また、電源ON状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(b)の電源OFF状態に移行する。図3(b)の電源OFF状態に移行するケースとしては、所定の時間以上電源ボタン押下状態にするような電源ボタンの長押し操作も対象にしてよい。また、電源ON状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(d)の高速起動待機状態に移行する。
図3(b)は、電源OFF状態を示す図であり第2の電力モードの一例である。この状態では、画像形成装置101の各構成への電力供給が停止される。電源OFF状態において、電源ボタン押下による電源ON操作されると、図3(a)の電源ON状態に移行する。この時には、CPU301とCPU321のそれぞれのメインプログラムをROM302よりから読み出してRAM340に展開するため、図3(d)の高速起動待機状態からの起動に比べて起動完了までの時間が長くなる。
図3(c)は、節電状態を示す図である。この状態では、CPU321、RAM340、ネットワークコントローラ322、電源ユニット204への電力供給が維持され、その他の構成への電力供給は停止される。節電状態において、ネットワークコントローラ322へデータが入力されたり、ユーザによって操作部201の節電解除ボタンが押されたりすると、図3(a)の電源ON状態に移行する。また、節電状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(b)の電源OFF状態に移行する。図3(b)の電源OFF状態に移行するケースとしては、所定の時間以上電源ボタン押下状態にするような電源ボタンの長押し操作も対象にしてよい。また、節電状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(d)の高速起動待機状態に移行する。
図3(d)は、高速起動待機状態を示す図である。ここで、高速起動待機状態は、第3の電力モードの一例である。この状態では、CPU321、RAM340への電力供給が維持され、その他の構成への電力供給は停止される。高速起動待機状態において、電源ボタン押下による電源ON操作されると、図3(a)の電源ON状態に移行する。この時には、CPU301はRAM340に展開済みのメインプログラムを使用するため、図3(b)の電源OFF状態からの起動に比べて起動完了までの時間が短くなる。消費電力は、図3(b)の電源OFF状態より高く、図3(c)の節電状態より低い。なお、この高速起動待機状態から電源ON状態への遷移についての詳細は後述する。
図3(a)〜図3(d)を消費電力が大きい順に状態を並べると、図3(a)>図3(c)>図3(d)>図3(b)となる。
また、図3(b)〜図3(d)を図3(a)への移行が速い順に並べると、図3(c)>図3(d)>図3(b)となる。
高速起動待機状態において、所定の時間以上電源ボタン押下状態にするような電源ボタンの長押し操作されたときには、図3(b)の電源OFF状態に移行する構成であってもよい。
<装置の機能>
次に、本発明に係る装置の機能について説明する。
まず、画像形成装置101は、以下のような印刷機能を備える。
CPU321は、データ処理装置102から送信された例えばページ記述言語による印刷データを受信し、RAM340に保存する。CPU301は、CPU321による印刷データ受信を確認すると、ページ記述言語を解析し、画像プロセッサ324がビットマップデータに変換可能な中間データとしてRAM340に保存する。CPU321は、中間データの生成を確認すると、RAM340から読み出した中間データを画像処理プロセッサ324に入力し、画像プロセッサ324はCPU321を介してメモリ340にビットマップデータを出力する。CPU321は、ビットマップデータの生成に従ってデバイスコントローラ325を介してプリンタエンジン205に印刷要求を送信するとともに、画像プロセッサ324にRAM340の画像データ(ビットマップデータ)の位置を教える。CPU321は、プリンタエンジン205からの画像転送同期信号に従って、RAM340上の画像データを画像処理プロセッサ324とデバイスコントローラ325を介してプリンタエンジン205に送信する。プリンタエンジン205は、コントローラ202より転送されたデジタル画像データを所定の電子写真プロセスに従って紙に印刷する。
また、画像形成装置1は、以下のような付加機能も備える。
・起動時間短縮機能
コントローラ202の主記憶メモリであるRAM340を通電状態のままとすることで電源OFF操作時の主記憶メモリの内容を保持しておき、次回の電源ON時に短時間で画像形成装置101をユーザが操作可能な状態にする機能である。
・スリープ機能
ジョブ実行が所定時間以上なかった場合に、画像形成装置101の消費電力を削減するために、画像形成装置101を節電状態へ移行する。この所定時間は、デフォルト値を用いても、ユーザによって設定可能であってもよい。
・ログイン機能
操作部201を通じてユーザ個人に対応するユーザIDとパスワードの入力を受け付け、個人認証に成功した場合のみ各種のジョブの入力を受け付ける機能である。ユーザと実行ジョブの履歴を記録することによりセキュリティを向上する。
画像形成装置101は、これらの付加機能を有効化するかどうか、それぞれ設定により変更することができる。操作部201の表示パネルは各種の設定画面を表示することができるように構成されており、ユーザは設定画面を通じて上記の付加機能の有効・無効を選択できる。
また、画像形成装置101は、以下のような画面を操作部201の表示パネルに表示する機能も備える。これらの画面は、ユーザが所定の操作を行った場合に、必要に応じて切り替わるように構成されている。
・通常画面
通常時に操作部201に表示されている画面であり、この画面を表示している際、操作部201に備えられた操作ボタンを通じて画像形成装置101は前述の各種ジョブの実行指示を受け付ける。また、ユーザの所定の操作を受け付けた場合には、後述のユーザモード画面に表示を切り替える。
・ログイン画面
前述のログイン機能を有効に設定している場合に表示される画面である。この画面を表示している時、画像形成装置101は操作部201の操作ボタンを通じてユーザIDおよびパスワードの入力を受け付ける。ユーザの入力したユーザIDおよびパスワードが有効なものであった場合、操作部201の表示は通常画面に切り替わる。
・ユーザモード画面
サービスマン向けの特別な設定項目を除いた設定項目を一般のユーザが設定変更することができる設定画面である。一般的な画像形成装置では単に設定画面と呼称されることが多いが、ここでは前記のサービスモード画面との区別を説明上明確にするためユーザモード画面と表記する。起動時間短縮機能およびログイン機能の有効・無効を設定することができる。
・サービスモード画面
サービスマンが画像形成装置101の動作を調整したり、特殊な設定項目の設定を変更したりすることができる画面である。完全消去機能の有効・無効を設定することができる。
ここで、ユーザモード画面やサービスモード画面は、第1の画面の一例である。また、ここで、通常画面やログイン画面は、第2の画面の一例である。
・オプションによる機能拡張
オプションによる機能拡張の例として、プリンタエンジン205に給紙段を付けることで、画像形成装置101にセット可能な、用紙の種類や枚数を多くすることが出来る。また、ハードディスク装置204のほかに、別のハードディスク装置やSDカードの様な外部記憶装置を接続することで、コントローラ202が、利用できる記憶領域の拡張を行うことが出来る。
ここでは、2例のオプションによる機能拡張を示したが、応用例は広く、多くの既存技術が存在することは、言うまでもない。
<装置の動作>
次に、本発明に係る装置の動作すなわち、高速起動待機状態から電源ON状態への遷移について詳細を、図4を用いて説明する。なお、各フローチャートに示す動作は、CPU301およびCPU321が、RAM340に展開したそれぞれのメインプログラムを実行することによって実現される。
図4は、本発明に係る画像形成装置の高速起動待機状態から電源ON状態への遷移時の動作を示すフローチャートである。つまり、前述したように電源ボタン押下による電源ON操作を検知してから、電源ON状態になるまでのフローチャートである。
S401において、CPU321は、構成変更すなわちオプションパーツの着脱状況の確認を行う。着脱方法の確認は、オプションパーツの種類によって異なるが、例えばデバイスコントローラ325を通じて、プリンタエンジン205への問い合わせを行い、給紙段の着脱が行われたかを確認する手段がある。なお、高速起動待機状態に遷移する前の電源ON状態もしくは、節電状態のオプションパーツの着脱状況は、RAM340に記憶させておけばよく、高速起動待機状態では、RAM340は通電状態なので情報の保持が可能なのは明らかである。なお、オプションパーツの着脱は、不揮発メモリ303に情報を保持させておいても本発明の目的を果たすことが可能なのも明らかである。
続いて、S402でS401の構成変更の有無の判断を行い、構成変更があった場合は、S403へ処理を進める。S403では、高速起動状態から電源OFF状態への遷移を行う。具体的には、CPU321が、リセット回路331およびリセット回路311を通じて、システムにリセットを掛ける。一度、電源OFF状態への遷移したのちに、S404で電源ON状態への遷移を行う。ここで電源ON状態への遷移では、画像形成装置のその時点での構成に応じて各構成要素の初期化や通電を行う。つまり、この時、高速起動待機状態で行われたオプションパーツの着脱による構成変更に対する画像形成装置のシステム全体の整合が保たれることになる。なお、S402からS403の処理は、いわゆる再起動処理であり、一度電源OFF状態へ遷移し、そこから不図示の電源スイッチの入力を必要とせずに電源ON状態へ遷移することが可能なのは、広く知られている技術である。
一方、S402で構成変更がなかった場合、CPU321は、高速起動待機状態から電源ON状態への遷移を行う。ここでは、前述したように、RAM340に展開済みのメインプログラムを使用して、遷移処理を行うため、電源OFF状態からの起動に比べて短時間での起動完了を可能とする。
以上のように、本発明によれば、高速起動待機状態からの電源ボタン押下による電源ON状態への遷移処理において、構成変更を検知し、構成変更があれば、いわゆる再起動処理を行う。その結果、高速起動待機状態でのオプションパーツの着脱に対する画像形成装置のシステム全体の整合を保つことが出来る。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、構成変更があった場合に、高速起動待機状態から電源OFF状態への遷移を行い、その電源OFF状態から電源ON状態へ遷移することで構成変更に対する画像形成装置全体の整合を保つことを可能としていた。
第2の実施形態では、着脱が行われたオプションパーツによっては、オプションパーツの着脱を検知しても、高速起動状態から電源OFF状態への遷移を行わず、電源ON状態への遷移を行う。これは、第1の実施例のように高速起動待機状態、電源OFF状態、電源ON状態と遷移を行うのは、高速起動待機状態から電源ON状態へ遷移するのに比べて、時間が長くなるためである。
ここで第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態で説明した、装置の構成、装置の構成の説明は省略する。
図5は第2の実施形態における、高速起動待機状態から電源ON状態への遷移時の動作を示すフローチャートである。ここで、S501はS401、S502とS402、S504とS403、S505とS404、S506とS405は同様の処理を行うので、詳細な説明を省く。S502で構成変更ありとCPU321が判断した場合、続いて、S503で再起動処理、すなわち高速起動状態から電源OFF状態へ遷移し、その電源OFF状態から電源ON状態への遷移を行う必要があるかの判断をCPU321が行う。ここでの判断方法の一例としては、不揮発メモリ303にあらかじめ設定しておいた条件と比較することで実現することが出来る。このS503で、再起動処理が必要であると判断した場合は、S504とS505の処理を行う。一方、S503で、再起動処理が不要であると判断した場合は、S506で高速起動待機状態から電源ON状態への遷移を行う。
以上のように、第2の実施形態によれば、構成変更があった場合でも、再起動処理を行わず、高速起動待機状態から電源ON状態への遷移を可能とする。その結果、画像形成装置のシステム全体の整合を保ちつつ、必要最小限の再起動処理で、高速起動待機状態から電源ON状態への遷移を可能とし、平均起動時間の短縮を実現することが出来る。
〔第3の実施形態〕
第2の実施形態では、高速起動待機状態から、電源ON状態へ遷移する際に、構成変更の有無と再起動の必要用性を条件とし、再起動処理を行ってから電源ON状態へ遷移するか、再起動処理を行わずに電源ON状態へ遷移するかの処理を切り替えることで、平均起動時間の短縮を実現していた。
ここで、平均起動時間をより短縮する場合、再起動の必要性の判断で用いる条件を緩くすることが考えられる。言い換えれば、ある程度、画像形成装置のシステム全体の不整合を許容する手段が考えられる。しかし、本来ならば、再起動処理を行うのが望ましい状態での動作の継続を行うことになる。
そこで、第3の実施形態としては、第2の実施形態で、構成変更があり、再起動処理を行う必要が無いと判断し、高速起動待機状態から電源ON状態に遷移した場合に、不図示の表示部に構成変更があったことを表示する。ここで表示内容としては、構成変更があったことに加えて、再起動を促す内容であることが望ましい。
以上のように、第3の実施例によれば、平均起動時間を短縮するためにある程度、画像形成装置のシステム全体の不整合を許容して、再起動を行わずに、高速起動待機状態から電源ON状態に遷移した場合、構成変更があった旨を表示することを可能とする。
〔他の実施形態〕
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 画像形成装置
102 データ処理装置
201 操作部
202 コントローラ
203 電源ユニット
204 ハードディスク装置
205 プリンタエンジン
206 USBメモリ
301 CPU
302 ROM
303 不揮発性メモリ
304 USBコントローラ
305 ディスクコントローラ
300 メインボード
310 バスコントローラ
311 リセット回路
320 サブボード
321 CPU
322 ネットワークコントローラ
323 電源監視H/W
324 画像処理プロセッサ
325 デバイスコントローラ
330 バスコントローラ
331 リセット回路

Claims (3)

  1. 揮発性の記憶手段(340)と、
    データを入力する入力手段(201)とを有し、
    前記記憶手段と前記入力手段に電力が供給される第1の電力モードと、前記記憶手段および前記入力手段に電力が供給されない第2の電力モードと、前記記憶手段に電力が供給され前記入力手段に電力が供給されない第3の電力モードと、を含む複数のモードの何れかで動作する情報処理装置であって、
    前記第3の電力モードから前記第1の電力モードに電力モードが遷移する際に、情報処理装置の構成変更を検知する手段(S401、S402)と、
    前記検知手段で構成変更を検知した場合に、前記第3の電力モードから前記第2の電力モードに遷移し、前記第2の電力モードから前記第1の電力モードへと遷移する手段(S403、S404)
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記構成変更を検知する手段(S501、S502)で構成変更を検知した場合に、構成変更の変更内容(S503)によって、前記第3の電力モードから前記第2の電力モードに遷移し、前記第2の電力モードから前記第1の電力モードに遷移する手段(S504、S505)と前記第3の電力モードから前記第2の電力モードに遷移せずに、前記第3の電力モードから前記第1の電力モードに遷移する手段(S506)のいずれかを実施することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記構成変更を検知する手段で構成変更を検知し、前記第3の電力モードから前記第2の電力モードに遷移せずに、前記第3の電力モードから前記第1の電力モードに遷移した場合に、構成変更を検知したことを表示する表示手段を有する請求項2に記載の情報処理装置。
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