JP2015223761A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電源オフ時にRAMのデータをそのまま保持して節電モードへ遷移し、電源オン時は節電モードから復帰させることで起動時間を短縮する制御に関する。節電状態から復帰する際に、複数モジュール間でCPUの利用が競合することで、各モジュールの復帰動作が遅延して機器全体としての復帰動作も遅くなる。【解決手段】操作部の操作が必要なプログラムを追加した場合や、CPU占有率が規定値以上である場合に、印刷処理に関わるモジュールの復帰動作を遅延させ、操作部に関わるモジュールの復帰動作を優先させることで、操作部の利用を早める。また、操作部に関わるモジュールのタスクの優先順位を上げ、復帰動作を優先させることで機器の操作部の利用を早める。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、画像形成装置は、起動に要する時間が長くなる傾向にある。その要因の一つは、画像形成装置の多機能化等に伴い、起動時にROMからRAMへ展開すべきデータの量が大きくなってきているからである。
これに対して、ユーザが電源スイッチをオフにした際にRAMのデータをそのまま保持しておき、次回ユーザが電源スイッチをオンにした際にはROMからRAMへのデータの展開を省略することにより、起動に要する時間を短縮する技術がある。
この様な技術としては、RAMへの通電を継続することによってRAMのデータを保持するサスペンドという技術がある(特許文献1参照)。また、その他の技術としては、RAMのデータをHDDに一時退避させることによってRAMのデータを保持するハイバネーションという技術もある(特許文献2参照)。ユーザからは装置の電源が完全にオフになっているように見えつつも、一方では起動に要する時間を短縮することができる。さらに、起動に際して機器を構成する複数モジュールの各状態に応じて、機器全体の立ち上げ時期を決定するという技術もある(特許文献3参照)。
特開平9−34578号公報 特開2000−82014号公報 特開2009−187297号公報
プログラムの追加機能を有した画像形成装置において、節電状態から復帰する際に、複数モジュール間でCPUの利用が競合することで、各モジュールの復帰動作が遅延して機器全体としての復帰動作も遅くなる。
本発明は、操作部の操作が必要なプログラムを追加した場合や、CPU占有率が規定値以上である場合に、印刷処理に関わるモジュールの復帰動作を遅延させ、操作部に関わるモジュールの復帰動作を優先させることで、操作部の利用を早めることを目的とする。また、操作部に関わるモジュールのタスクの優先順位を上げ、復帰動作を優先させることで機器の操作部の利用を早めることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置の構成は、
接続された外部の情報処理装置から印刷データや情報取得のデータを入力、もしくは、接続された操作部からデータを入力する入力手段を有し、
入力されたデータを印刷する手段と、
揮発性の記憶手段へプログラム追加する手段と、
前記記憶手段に電力が供給され、前記入力手段に電力が供給されない第1の電力モードを含む複数のモードの何れかで動作する情報処理装置であって、
前記記憶手段と前記入力手段に電力が供給される第2の電力モードと、
第1の電力モードから第2の電力モードへ遷移する際に、前記記憶手段へ印刷時に前記操作部の操作が必要なプログラムが追加されている場合、前記操作部からデータを入力する入力手段と、前記記憶手段へプログラム追加する手段、以外のプログラムを所定時間動作遅延させる手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作部の操作が必要なプログラムを追加した場合や、CPU占有率が規定値を上回った場合に、操作部の復帰動作を早めることが可能となる。
本発明の第一の実施例における画像形成装置の構成を示すブロック図 本発明の第一の実施例における画像形成装置のコントローラの構成を示すブロック図 本発明の第一の実施例における画像形成装置の電力供給状態を示す図 本発明の第一の実施例における画像形成装置の処理時間の構成を示す図 本発明の第一の実施例における画像形成装置の高速起動復帰のフローチャートを示す図 本発明の第一の実施例における画像形成装置のプリンタエンジンの断面図 本発明の第二の実施例における画像形成装置の高速起動復帰のフローチャートを示す図 本発明の第三の実施例における画像形成装置の高速起動復帰のフローチャートを示す図
以下の説明では、画像形成装置の一例としてプリンタについて説明するが、画像形成装置は複合機等のように他の装置であってもよい。
〔第1の実施形態〕
<装置の構成>
まず、本発明に係る装置の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
データ処理装置102は、例えば、コンピュータであり、画像形成装置101に対してLAN等の通信インタフェースを介して印刷ジョブの発行や機器の指示等を行う。
画像形成装置101は、以下の構成を有する。
コントローラ202は、各モジュールに指示を出す事により、画像形成装置を統括的に制御する。
プリンタエンジン205は、コントローラ202より共有される画像情報に従ってデジタル画像を紙に出力する。
操作部201は、画像形成装置101の操作を行なうためのものである。そして、操作部201は、ユーザが画像形成装置101を設定するための操作ボタンや、ユーザに画像形成装置101の各種情報を提示したりするための表示部としての液晶画面等の表示パネルを備える。
ハードディスク装置204は、他のストレージ装置であってもよく、デジタル画像やそのデジタル画像の生成時に使用するリソース情報等を記憶する。
電源ユニット203は、AC電源に接続され、画像形成装置101内の各ユニットに対して電力を供給する。
なお、本実施例において適用される画像形成装置は、プリンタに限られるものではなく、画像形成機能を有するデジタル複合機でもよい。
図2は、本発明に係る画像形成装置のコントローラの構成を示すブロック図である。なお、CPU301やCPU321には、チップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれているが、本図では簡略化して記載している。
コントローラ202は、メインボード300とサブボード320を有する。メインボード300は、汎用CPUシステムであり、以下の構成を有する。CPU301は、メインボード300全体を制御する。ROM302は、CPU301およびCPU321のプログラムを記憶する。不揮発性メモリ303は、画像形成装置101の設定情報や印刷に関連するカウンタ情報を記憶し、電源断された場合であっても情報を保持する。USBコントローラ304は、USBメモリ206に対するデータの入出力を制御する。USBメモリ206は、画像形成装置で使用すべき各種データを記憶する。
ディスクコントローラ305は、ハードディスク装置203に対する入出力を制御する。バスコントローラ310は、サブボード320のバスコントローラ330とのブリッジ機能を持つ。リセット回路331は、メインボード300のH/Wの設定をリセットする。サブボード320は、比較的小さな汎用CPUシステムと、画像処理ハードウェアからなり、以下の構成を有する。CPU321は、サブボード320全体を制御する。ネットワークコントローラ322は、LANを介してデータ処理装置102との間でデータの入出力を行う。
電源監視H/W323は、本システムの電源制御を監視する。CPU321が正常に動作できる場合、CPU321の指示に従い、リセット回路331およびリセット回路311を介してシステムにリセットを掛けることが可能である。
また、CPU321に電源が供給されていない状態では、不図示の電源スイッチの入力に従ってコントローラ202の電源を投入することができる。これは、ASIC等の場合、小さなCPUシステムでもよい。
リセット回路331は、サブボード320のH/Wの設定をリセットする。画像処理プロセッサ324は、リアルタイムデジタル画像処理を行う。デバイスコントローラ325は、プリンタエンジン205を制御する。バスコントローラ330は、メインボード300のバスコントローラ310とのブリッジ機能を持つ。これらの他に、コントローラ202は、RAM340を有する。
RAM340は、CPU301とCPU321のそれぞれからアクセス可能であり、それぞれの主記憶メモリと使用される。CPU301は、ROM302の初期プログラムに従って、CPU301とCPU321のそれぞれのメインプログラムをROM302よりから読み出し、RAM340に記憶する。
図3は、本発明に係る画像形成装置の電力供給状態(電力モード)を示す図である。
なお、以下の説明において、電力供給が停止されるとは、電力供給が0になる場合だけでなく、電力の供給先が正常に動作しない程度の微量な電力供給が行われている場合も含むものとする。
図3(a)は、電源ON状態を示す図である。ここで、電源ON状態は、第1の電力モードの一例である。この状態では、画像形成装置101の各構成へ電力供給が行われる。電源ON状態において、何も機能が実行されないまま所定の時間が経過すると、図3(c)の節電状態へ移行する。また、電源ON状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(b)の電源OFF状態に移行する。
図3(b)の電源OFF状態に移行するケースとしては、所定の時間以上電源ボタン押下状態にするような電源ボタンの長押し操作も対象にしてよい。また、電源ON状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(d)の高速起動待機状態に移行する。
図3(b)は、電源OFF状態を示す図である。この状態では、画像形成装置101の各構成への電力供給が停止される。電源OFF状態において、電源ボタン押下による電源ON操作されると、図3(a)の電源ON状態に移行する。この時には、CPU301とCPU321のそれぞれのメインプログラムをROM302よりから読み出してRAM340に展開するため、図3(d)の高速起動待機状態からの起動に比べて起動完了までの時間が長くなる。
図3(c)は、節電状態を示す図である。この状態では、CPU321、RAM340、ネットワークコントローラ322、電源ユニット204への電力供給が維持され、その他の構成への電力供給は停止される。節電状態において、ネットワークコントローラ322へデータが入力されたり、ユーザによって操作部201の節電解除ボタンが押されたりすると、図3(a)の電源ON状態に移行する。また、節電状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(b)の電源OFF状態に移行する。図3(b)の電源OFF状態に移行するケースとしては、所定の時間以上電源ボタン押下状態にするような電源ボタンの長押し操作も対象にしてよい。また、節電状態において、電源ボタン押下による電源OFF操作されると、所定の条件下で、図3(d)の高速起動待機状態に移行する。
図3(d)は、高速起動待機状態を示す図である。ここで、高速起動待機状態は、第2の電力モードの一例である。この状態では、CPU321、RAM340への電力供給が維持され、その他の構成への電力供給は停止される。高速起動待機状態において、電源ボタン押下による電源ON操作されると、図3(a)の電源ON状態に移行する。この時には、CPU301はRAM340に展開済みのメインプログラムを使用するため、図3(b)の電源OFF状態からの起動に比べて起動完了までの時間が短くなる。消費電力は、図3(b)の電源OFF状態より高く、図3(c)の節電状態より低い。
図3(a)〜図3(d)を消費電力が大きい順に状態を並べると、図3(a)>図3(c)>図3(d)>図3(b)となる。また、図3(b)〜図3(d)を図3(a)への移行が速い順に並べると、図3(c)>図3(d)>図3(b)となる。高速起動待機状態において、所定の時間以上電源ボタン押下状態にするような電源ボタンの長押し操作されたときには、図3(b)の電源OFF状態に移行する構成であってもよい。
<装置の機能>
次に、本発明に係る装置の機能について説明する。まず、画像形成装置101は、以下のような印刷機能を備える。CPU321は、データ処理装置102から送信された例えばページ記述言語による印刷データを受信し、RAM340に保存する。
CPU301は、CPU321による印刷データ受信を確認すると、ページ記述言語を解析し、画像プロセッサ324がビットマップデータに変換可能な中間データとしてRAM340に保存する。CPU321は、中間データの生成を確認すると、RAM340から読み出した中間データを画像処理プロセッサ324に入力し、画像プロセッサ324はCPU321を介してメモリ340にビットマップデータを出力する。CPU321は、ビットマップデータの生成に従ってデバイスコントローラ325を介してプリンタエンジン205に印刷要求を送信するとともに、画像プロセッサ324にRAM340の画像データ(ビットマップデータ)の位置を教える。CPU321は、プリンタエンジン205からの画像転送同期信号に従って、RAM340上の画像データを画像処理プロセッサ324とデバイスコントローラ325を介してプリンタエンジン205に送信する。
プリンタエンジン205は、コントローラ202より転送されたデジタル画像データを所定の電子写真プロセスに従って紙に印刷する。
また、画像形成装置1は、以下のような付加機能も備える。
・起動時間短縮機能
コントローラ202の主記憶メモリであるRAM340を通電状態のままとすることで電源OFF操作時の主記憶メモリの内容を保持しておき、次回の電源ON時に短時間で画像形成装置101をユーザが操作可能な状態にする機能である。
・スリープ機能
印刷ジョブ実行が所定時間以上なかった場合に、画像形成装置101の消費電力を削減するために、画像形成装置101を節電状態へ移行する。この所定時間は、デフォルト値を用いても、ユーザによって設定可能であってもよい。
・ログイン機能
操作部201を通じてユーザ個人に対応するユーザIDとパスワードの入力を受け付け、個人認証に成功した場合のみ各種のジョブの入力を受け付ける機能である。ユーザと実行ジョブの履歴を記録することによりセキュリティを向上する。
画像形成装置101は、これらの付加機能を有効化するかどうか、それぞれ設定により変更することができる。
操作部201の表示パネルは各種の設定画面を表示することができるように構成されており、ユーザは設定画面を通じて上記の付加機能の有効・無効を選択できる。
また、画像形成装置101は、以下のような画面を操作部201の表示パネルに表示する機能も備える。これらの画面は、ユーザが所定の操作を行った場合に、必要に応じて切り替わるように構成されている。
・通常画面
通常時に操作部201に表示されている画面であり、この画面を表示している際、操作部201に備えられた操作ボタンを通じて画像形成装置101は前述の各種ジョブの実行指示を受け付ける。
また、ユーザの所定の操作を受け付けた場合には、後述のユーザモード画面に表示を切り替える。
・ログイン画面
前述のログイン機能を有効に設定している場合に表示される画面である。この画面を表示している時、画像形成装置101は操作部201の操作ボタンを通じてユーザIDおよびパスワードの入力を受け付ける。
ユーザの入力したユーザIDおよびパスワードが有効なものであった場合、操作部201の表示は通常画面に切り替わる。
・ユーザモード画面
サービスマン向けの特別な設定項目を除いた設定項目を一般のユーザが設定変更することができる設定画面である。
一般的な画像形成装置では単に設定画面と呼称されることが多いが、ここでは前記のサービスモード画面との区別を説明上明確にするためユーザモード画面と表記する。起動時間短縮機能およびログイン機能の有効・無効を設定することができる。
・サービスモード画面
サービスマンが画像形成装置101の動作を調整したり、特殊な設定項目の設定を変更したりすることができる画面である。完全消去機能の有効・無効を設定することができる。
ここで、ユーザモード画面やサービスモード画面は、第1の画面の一例である。また、ここで、通常画面やログイン画面は、第2の画面の一例である。
<装置の動作>
次に、本発明に係る装置の動作について、図4〜図5を用いて説明する。なお、各フローチャートに示す動作は、CPU301およびCPU321が、RAM340に展開したそれぞれのメインプログラムを実行することによって実現される。
また、図2のROM302には、CPU301で制御するプログラム2個以上を記憶する構成とする。
プログラムの1個目は、上述の印刷データの印刷、起動時間短縮機能、スリープ機能、ログイン機能を制御する基本プログラム400とし、コントローラ202の全般的な基本制御を行う。
プログラムの2個目は、コントローラ202の付加機能を制御する機能追加プログラム401とし、機能追加のためのプログラムの制御を行う。
例えば、印刷データの入出力の管理を行うプログラム、印刷履歴の管理を行うプログラム、など機能追加のためのプログラムのインストールやアンインストールを制御するほか、追加プログラムの動作を制御するためのプログラムとする。
なお、追加プログラムはユーザーが自由に作成し、インストールすることを可能とする。
図4は、本発明に係る画像形成装置の処理時間の構成を示す図である。図4(a)は、電源ON操作により、図3(b)から(a)への遷移時の処理を示す図である。
CPU301は、ROM302の初期プログラムに従って、操作部を制御するプログラム400、機能追加を制御するプログラム401、印刷画像生成やプリンタエンジン205を制御するプログラム402をROM302より読み出し、RAM340へ記憶する。
操作部プログラム400、機能追加プログラム401、その他プログラム402の初期化動作が行われ、不揮発性メモリ303やハードディスク装置203に記憶しているデータを読み出し、RAM340へ記憶し、プログラムを動作可能な状態へ遷移させる。また、同期してプリンタエンジン205の初期化動作が行われ、印刷が可能な状態へ遷移する。
図4(b)は、電源OFF操作により、図3(a)から(b)への遷移時の処理を示す図である。
電力供給を停止する前に、RAM340に記憶しているデータを不揮発性メモリ303やハードディスク装置203へ退避させ、安全な状態で電源を落とすことが出来る状態に遷移させる。
RAM340のデータを不揮発性メモリ303やハードディスク装置203へ退避させる際において、データへのアクセス方法がファイルシステムであれば、全データの書き込みを完了し、ファイルクローズさせるまでの制御を行う。
操作部プログラム410、機能追加プログラム411、その他プログラム412の終了動作を示している。また、同期してプリンタエンジン205の終了動作が行われ、電力供給の停止を可能な状態へ遷移する。
図4(c)は、高速起動待機操作により、図3(a)から(d)への遷移時の処理を示す図である。
操作部プログラム420、機能追加プログラム421、その他プログラム422は、RAM340に記憶しているデータを不揮発性メモリ303やハードディスク装置203へ退避させ、その後、コントローラ202を節電状態に遷移させる。
また、同期してプリンタエンジン205の終了動作が行われ、電力供給の停止を可能な状態へ遷移する。
図4(d)は、高速起動復帰操作により、図3(d)から(a)への遷移時の処理を示す図である。
操作部プログラム430、機能追加プログラム431、その他プログラム432は、図4(c)で節電状態へ遷移させた状態を復帰動作させる制御を示す。また、同期してプリンタエンジン205の初期化動作が行われ、印刷が可能な状態へ遷移する。
操作部プログラム430、機能追加プログラム431、その他プログラム432は、同時に復帰動作を行うため、CPU301の利用が競合することで、各プログラムの復帰動作が遅延して、機器全体としての復帰が遅くなる。
図4(e)は、高速起動復帰操作により、図3(d)から(a)への遷移時の処理を示す図である。
印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが追加されたことを検知すると、その他プログラム432の復帰動作の開始を遅延させている。その結果、操作部プログラム430、機能追加プログラム431、の復帰動作ではCPU301が優先的に割り当てられるため、操作部プログラム430、機能追加プログラム431の復帰動作が早くなり、操作部201の利用が早まる効果が得られる。
その他プログラム432の復帰動作の開始を遅延させるため、印刷可能となるのが遅くなるが、操作部201を操作している間に、その他プログラム432の復帰動作が並列して行われるため、ユーザーは印刷可能となるのが遅いと感じにくい。
図5は、本発明に係る画像形成装置の図4(e)の動作を示すフローチャートである。
電源スイッチの押下により本フローチャートの動作が開始する。ステップ500では、操作部プログラム430、機能追加プログラム431、の復帰動作を開始している。
ステップ501では、印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが、機能追加プログラム431へ追加されたか否かを判断している。ステップ501において、同プログラムが追加されていないと判断した場合、ステップ502において、その他のプログラム432の復帰動作を開始して、以上のフローを終了する。一方、ステップ501において、印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが追加されたと判断した場合、ステップ503にてその他プログラム432の復帰動作を遅延させるためのタイマーを動作開始する。
ステップ504では、ステップ503で動作させたタイマーが所定時間を経過したか否かを判断している。所定時間は予め用意している固定時間でも、図2の操作部201で設定し不揮発性メモリ303に記憶した設定時間でも良い。ステップ504において、所定時間を経過している場合、ステップ502へ遷移する。ステップ504において、所定時間を経過していない場合、ステップ505にて印刷データの受信を判断する。
ステップ505において、印刷データを受信していると判断した場合、印刷がすぐさま行えるようにするため、その他プログラム432の復帰動作の遅延を取り止め、復帰動作を開始するためステップ502へ遷移する。一方、ステップ505において、印刷データを受信していないと判断した場合、ステップ504以降の処理を繰り返す。
図6は、本発明に係る画像形成装置の図1のプリンタエンジン205として、レーザービームプリント方式の場合を示している。
印刷画像データはビデオ信号に変換してレーザードライバ1002に出力する。レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004のオン・オフ切り換えを行なう。
レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振らされて静電ドラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラム1006上には出力画像の静電潜像が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム1006周囲に配設された現像ユニット1007により現像された後、印刷用紙に転写される。印刷用紙はプリントエンジン本体に装着した印刷用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009、及び搬送ローラ1010、1011により装置内に取り込まれて静電ドラム1006に供給される。
なお、本実施例を適用するプリンタとしては、レーザービームプリンタに限られたものではなく、インクジェットプリンタ、昇華プリンタ、銀塩プリンタなどの他のプリンタを用いてもよい。
以上のように、操作部の操作が必要なプログラムを追加した場合、印刷処理に関わるモジュールの復帰動作を遅延させ、操作部に関わるモジュールの復帰動作を優先させることで、操作部の利用を早めることを目的とする。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、図5のステップ501にて、印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが、機能追加プログラム431へ追加されたことを条件として、その他プログラム432の復帰動作の開始を遅延させる場合について説明した。
第2の実施形態では、操作部プログラム430、機能追加プログラム431の復帰時のCPU占有率が規定値以上であることを条件として、その他のプログラム432の復帰動作を遅延させ、操作部に関わるモジュールの復帰動作を優先させることを目的とする。
図7は、本発明に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。図7において、ステップ510では、操作部プログラム430、機能追加プログラム431の復帰動作時におけるCPU301の占有率を監視し、規定値以上である場合にステップ503以降へ遷移させて、その他のプログラム432の復帰動作を遅延させている。図7のステップ510以外のステップは、図5の各ステップと同等の動作とする。
なお、CPU301の占有率の規定値は予め用意している固定時間でも、図2の操作部201で設定し不揮発性メモリ303に記憶した設定時間でも良い。
以上のように、復帰動作時のCPU占有率が規定値以上である場合に、印刷処理に関わるモジュールの復帰動作を遅延させ、操作部に関わるモジュールの復帰動作を優先させることで、機器の操作部の利用を早めることを目的とする。
〔第3の実施形態〕
第1の実施形態では、図5のステップ501にて、印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが、機能追加プログラム431へ追加されたことを条件として、その他プログラム432の復帰動作の開始を遅延させる場合について説明した。
第3の実施形態では、操作部プログラム430、機能追加プログラム431のタスクの優先順位を復帰動作時に一時的に上げることで、操作部に関わるモジュールの復帰動作を優先させることを目的とする。
図7は、本発明に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。電源スイッチの押下により本フローチャートの動作が開始する。
ステップ600では、全プログラムの復帰動作を開始している。ステップ601では、印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが、機能追加プログラム431へ追加されたか否かを判断している。ステップ601において、同プログラムが追加されていないと判断した場合、以上のフローを終了する。一方、ステップ601において、印刷時に操作部201の操作が必要なプログラムが追加されたと判断した場合、ステップ602にて操作部プログラム430、機能追加プログラム431のタスクの優先順位を上げる。ステップ602にて、タスクの優先順位を上げることで、操作部に関わるモジュールの復帰動作が優先して動作することになる。
ステップ603では、操作部に関わるモジュールの復帰動作が完了し、操作部201が利用可能となったか否かを監視している。ステップ603において、操作部201が利用可能となったと判断すると、ステップ605にて、操作部プログラム430、機能追加プログラム431のタスクの優先順位を元に戻す。一方、ステップ603において、操作部201が利用可能となっていないと判断した場合、ステップ604にて印刷データの受信を判断する。
ステップ604において、印刷データを受信していると判断した場合、印刷がすぐさま行えるようにするため、ステップ605へ遷移することで操作部プログラム430、機能追加プログラム431のタスクの優先順位を元に戻す。その結果、その他プログラム432のタスクが動作できるようになり、印刷が可能となるタイミングを早めることが出来る。一方、ステップ604において、印刷データを受信していないと判断した場合、ステップ603以降の処理を繰り返す。
なお、タスクの優先順位を上げたり元に戻す処理自体に特許性はないため、詳細な説明は省略する。
以上のように、操作部の操作が必要なプログラムを追加した場合、操作部に関わるモジュールのタスクの優先順位を上げて復帰動作を優先させることで、機器の操作部の利用を早めることを目的とする。
〔他の実施形態〕
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 画像形成装置、102 データ処理装置、201 操作部、
202 コントローラ、203 ハードディスク装置、204 電源ユニット、
205 プリンタエンジン、206 USBメモリ、301 CPU、302 ROM、
303 不揮発性メモリ、304 USBコントローラ、
305 ディスクコントローラ、300 メインボード、310 バスコントローラ、
311 リセット回路、320 サブボード、321 CPU、
322 ネットワークコントローラ、323 電源監視H/W、
324 画像処理プロセッサ、325 デバイスコントローラ、
330 バスコントローラ、331 リセット回路、
400 操作部プログラムの電源ON処理、
401 機能追加プログラムの電源ON処理、
402 その他プログラム+プリンタエンジンの電源ON処理、
410 操作部プログラムの電源OFF処理、
411 機能追加プログラムの電源OFF処理、
412 その他プログラム+プリンタエンジンの電源OFF処理、
420 操作部プログラムの節電処理、421 機能追加プログラムの節電処理、
422 その他プログラム+プリンタエンジンの節電処理、
430 操作部プログラムの節電復帰処理、
431 機能追加プログラムの節電復帰処理、
432 その他プログラム+プリンタエンジンの節電復帰処理、
1002 レーザドライバ、1003 半導体レーザ、1004 レーザ光、
1005 回転多面鏡、1006 感光体、1007 現像ユニット、
1008 印刷用紙カセット、1009 給紙ローラ、1010 搬送ローラ、
1011 搬送ローラ

Claims (3)

  1. 接続された外部の情報処理装置から印刷データや情報取得のデータを入力、もしくは、接続された操作部からデータを入力する入力手段を有し、
    入力されたデータを印刷する手段と、
    揮発性の記憶手段へプログラム追加する手段と、
    前記記憶手段に電力が供給され、前記入力手段に電力が供給されない第1の電力モードを含む複数のモードの何れかで動作する情報処理装置であって、
    前記記憶手段と前記入力手段に電力が供給される第2の電力モードと、
    第1の電力モードから第2の電力モードへ遷移する際に、前記記憶手段へ印刷時に前記操作部の操作が必要なプログラムが追加されている場合、前記操作部からデータを入力する入力手段と、前記記憶手段へプログラム追加する手段、以外のプログラムを所定時間動作遅延させる手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の電力モードから第2の電力モードへ遷移する際に、前記操作部からデータを入力する入力手段と、前記記憶手段へプログラム追加する手段のCPU占有率が規定値以上である場合、同手段以外のプログラムを所定時間動作を遅延させる手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の電力モードから第2の電力モードへ遷移する際に、前記記憶手段へ印刷時に前記操作部の操作が必要なプログラムが追加されている場合、前記操作部からデータを入力する入力手段と、前記記憶手段へプログラム追加する手段、におけるタスクの優先順位を一時的に上げる手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016055455A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 富士ゼロックス株式会社 印刷装置、およびプログラム
JP2017228994A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および初期化方法

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