JP6379932B2 - 画像記録装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、プリントデータで示される画像を用紙に記録する画像記録装置に関する。
従来より、複数のプロトコルのうちから選択された1つのプロトコルに準拠した手順でホストと通信するデバイスが知られている。そして、デバイスが準拠するプロトコルは、例えば、デバイスのインタフェースを通じてユーザによって選択されてもよいし、特許文献1に記載の方法によって選択されてもよい。特許文献1には、サポートしている複数の通信モードをホストに提示し、ホストによって選択された通信モードで動作するデジタルカメラが開示されている。
特開2006−227821号公報
しかしながら、デバイスに搭載されたリソースが少ない場合、特許文献1に記載の方法を実現するのは難しい。デバイスのインタフェースを通じてデバイスが準拠するプロトコルを事前にユーザに選択させる場合において、ホストでサポートされているプロトコルと、ユーザによって選択されたデバイスが準拠すべきプロトコルとが異なると、ホストからデバイスを制御することができないという課題を生じる。すなわち、1のプロトコルが選択されているデバイスは、そのプロトコルをサポートしていないホストに接続された場合に、正常に動作できないことになる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のプロトコルのうち、接続されたホストがサポートするプロトコルで動作可能な画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明の一実施形態に係る画像記録装置は、第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能である。該画像記録装置は、用紙に画像を記録する記録部と、外部装置とピアツーピア通信する通信部と、制御部とを備える。前記制御部は、該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドを前記通信部を通じて受信したことに応じて、前記第1モードを示す前記モード情報を前記通信部を通じて前記外部装置に通知するモード通知処理と、該画像記録装置を前記第2モードで動作させる切替コマンドを前記通信部を通じて前記外部装置から受信したことに応じて、該画像記録装置の動作モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替える切替処理と、前記通信部を通じて前記外部装置から前記第2プリントデータを受信したことに応じて、当該第2プリントデータで示される画像を用紙に対して前記記録部に記録させる記録処理とを実行する。
上記構成によれば、第1プロトコルをサポートしていない外部装置から切替コマンドを受信したことに応じて、動作モードを第1モードから第2モードに切り替えることができる。その結果、全ての動作モードを外部装置に提示しなくても、外部装置がサポートするプロトコルで動作することができる。
(2) 例えば、該画像記録装置は、デフォルトの動作モードであるデフォルトモード、及び現在の動作モードであるカレントモードを記憶する記憶部を備える。また、前記デフォルトモードは、前記第1モードである。そして、前記制御部は、前記切替処理において、前記カレントモードを前記第2モードにし、前記切替処理の後に実行される前記モード通知処理において、前記デフォルトモードである前記第1モードを示す前記モード情報を前記通信部を通じて前記外部装置に送信する。
(3) 本発明の他の実施形態に係る画像記録装置は、第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能である。該画像記録装置は、用紙に画像を記録する記録部と、外部装置とピアツーピア通信する通信部と、制御部とを備える。そして、前記制御部は、該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドを前記通信部を通じて受信したことに応じて、前記第1モードであることを示す前記モード情報を前記通信部を通じて前記外部装置に通知するモード通知処理と、前記通信部を通じて前記外部装置から前記第2プリントデータを受信したことに応じて、動作モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替え且つ当該第2プリントデータで示される画像を用紙に対して前記記録部に記録させる記録処理とを実行する。
上記構成によれば、第1プロトコルをサポートしていない外部装置と接続された場合であっても、当該外部装置から受信した第2プリントデータに基づく記録処理を実行することができる。
(4) 好ましくは、前記制御部は、前記記録処理が終了したことに応じて、動作モードを前記第2モードから前記第1モードに切り替える。
上記構成によれば、外部装置を経由して第1プリントデータ及び第2プリントデータを受信した場合でも、各プリントデータに基づく記録処理を実行することができる。
(5) 好ましくは、前記制御部は、前記外部装置との接続が遮断されたことに応じて、動作モードを前記第2モードから前記第1モードに切り替える。
上記構成によれば、外部装置との接続が遮断される度に第1モードに戻るので、接続された外部装置がサポートしているプロトコルに準拠して動作することができる。
(6) 好ましくは、前記制御部は、前記外部装置との接続が前記通信部で検知されたことに応じて、当該外部装置との間に論理的な通信路を確立する接続処理をさらに実行し、前記接続処理において、前記モード通知処理を実行し、前記接続処理で確立された前記通信路を通じて前記外部装置から前記第2プリントデータを受信する。
上記構成によれば、プラグ&プレイ中にモード通知処理が実行される。
(7) 好ましくは、該画像記録装置は、ユーザ操作を受け付ける操作部と、デフォルトの動作モードであるデフォルトモード、及び現在の動作モードであるカレントモードを記憶する記憶部とをさらに備える。そして、前記制御部は、前記デフォルトモードを前記第1モードから前記第2モードに変更するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付けたことに応じて、当該デフォルトモードを前記第2モードに変更するデフォルトモード変更処理をさらに実行し、前記外部装置との間に前記通信路が確立された状態で前記デフォルトモード変更処理が実行されたことに応じて、当該通信路を破棄し且つ前記接続処理を再び実行する。
上記構成によれば、デフォルトモードの変更を操作部を通じてユーザから受け付けることができる。
(8) 例えば、前記通信部は、USBケーブルで前記外部装置と接続される。
(9) 本発明の一実施形態に係るプログラムは、第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能な画像記録装置とピアツーピア通信する通信部を備えるコンピュータによって実行可能である。該プログラムは、前記画像記録装置との接続が前記通信部で検知されたことに応じて、当該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を含む情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドの応答として、前記通信部を通じて前記画像記録装置から当該情報を受信するモード情報受信処理と、前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報が前記第1モードを示すことに応じて、動作モードを前記第2モードに切り替えさせる切替コマンドを前記通信部を通じて前記画像記録装置に送信する切替指示処理とを前記コンピュータに実行させる。
上記構成によれば、画像記録装置を第2モードで動作させることができる。その結果、コンピュータに生成させた第2プリントデータに基づく記録処理を画像記録装置に実行させることができる。
(10) 例えば、前記プログラムは、前記モード情報が前記第1モードを示す場合に実行すべき処理が定義された第1定義ファイルと、前記モード情報が前記第2モードを示す場合に実行すべき処理が定義された第2定義ファイルとを含む。また、前記第1定義ファイルには、前記切替指示処理と、前記第2プリントデータを生成するためのデバイスドライバを前記コンピュータが実行できるようにするインストール処理とが定義されている。さらに、前記第2定義ファイルには、前記インストール処理が定義されている。そして、該プログラムは、前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報が前記第1モードを示すことに応じて、前記第1定義ファイルに定義された処理を前記コンピュータに実行させ、前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報が前記第2モードを示すことに応じて、前記第2定義ファイルに定義された処理を前記コンピュータに実行させる。
(11) 本発明の他の実施形態に係るプログラムは、第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能な画像記録装置とピアツーピア通信する通信部を備えるコンピュータによって実行可能である。該プログラムは、前記画像記録装置との接続が前記通信部で検知されたことに応じて、当該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を含む情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドの応答として、前記通信部を通じて前記画像記録装置から当該情報を受信するモード情報受信処理と、前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報で示される動作モードに拘わらず、前記第2プリントデータを生成するためのデバイスドライバを前記コンピュータが実行できるようにするインストール処理とを前記コンピュータに実行させる。
上記構成によれば、コンピュータに特別な処理を実行させることなく、コンピュータに生成させた第2プリントデータに基づく記録処理を画像記録装置に実行させることができる。
(12) 例えば、前記通信部は、USBケーブルで前記画像記録装置と接続される。
本発明によれば、第1プロトコルをサポートしていない外部装置から切替コマンドを受信したことに応じて、動作モードを第1モードから第2モードに切り替えることができるので、全ての動作モードを外部装置に提示しなくても、外部装置がサポートするプロトコルで動作することができる。
図1は、実施形態1に係るプリントシステム100の概略図である。 図2は、記憶部32、62に記憶される情報の例であって、(A)はプログラム記憶領域32Aを、(B)はデータ記憶領域32Bを、(C)はプログラム記憶領域62Aを示す。 図3は、複合機10の起動時の処理を示すフローチャートである。 図4は、動作モードを切り替えるユーザ操作を受け付けたときの複合機10の処理を示すフローチャートである。 図5は、USBケーブル接続時の情報処理装置50の処理を示すフローチャートである。 図6は、情報処理装置50にインストールされるプログラムのプロトコルスタックを示す図である。 図7は、USBインタフェース25から取得した制御信号に基づく複合機10の処理を示す図である。 図8は、実施形態2に係る画像記録処理のフローチャートである。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプリントシステム100の概略図である。図1に示されるプリントシステム100は、複合機10と、情報処理装置50とで構成されている。複合機10と情報処理装置50とは、例えば、USB(Universal Serial Busの略)ケーブルによって接続されている。このプリントシステム100は、情報処理装置50がプリントデータを生成し、当該プリントデータで示される画像を複合機10が用紙に記録するシステムである。実施形態1において、複合機10はUSBデバイスとして動作し、情報処理装置50はUSBホストとして機能する。
[複合機10]
複合機10は、図1に示されるように、印刷機構11と、スキャン機構12と、表示部23と、操作部24と、USBインタフェース(図1では「USB I/F」と表記する。)25と、CPU(Central Processing Unitの略)31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を介して相互に接続されている。複合機10は、画像記録装置の一例である。
[印刷機構11、スキャン機構12]
印刷機構11は、画像データで示される画像を用紙に記録する記録処理を実行する。印刷機構11の記録方式は特に限定されないが、例えば、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャン機構12は、CIS(Contact Image Sensorの略)、或いはCCD(Charge Coupled Deviceの略)等のイメージセンサで用紙に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を実行する。複合機10は、さらに、FAXの送受信を行うFAX処理、用紙に記録された画像を読み取って他の用紙に記録する複写処理等を実行してもよい。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24は、例えば押ボタンを有しており、押下された押ボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
[USBインタフェース25]
USBインタフェース25は、USBケーブルが接続されるインタフェースである。USBインタフェース25に搭載されたファームウェアは、USBケーブルから入力された電気信号に応じた制御信号を後述する各種プログラムに出力し、各種プログラムから入力された制御信号に応じた電気信号をUSBケーブルに出力する。実施形態1に係るプリントシステム100において、USBケーブルの一端が複合機10のUSBインタフェース25に接続され、USBケーブルの他端が情報処理装置50のUSBインタフェース55に接続されることによって、複合機10と情報処理装置50とが相互に通信可能となる。USBインタフェース25は、通信部の一例である。
なお、実施形態1に係る複合機10及び情報処理装置50の接続は、ピアツーピア通信が可能であれば、USBケーブルに限定されない。また、複合機10及び情報処理装置50は、論理的にピアツーピア接続されていれば、物理的なトポロジがスター型或いはツリー型等であってもよい。すなわち、複合機10及び情報処理装置50は、USBハブ等を介して接続されていてもよい。さらに、複合機10及び情報処理装置50は、有線接続に限定されず、無線接続されてもよい。
[CPU31]
CPU31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される操作信号、及びUSBインタフェース25から出力される制御信号に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
また、プログラム記憶領域32Aは、図2(A)に示されるように、第1インタプリタ及び第2インタプリタを記憶している。第1インタプリタは、第1プロトコルに準拠した通信の場合に使用される第1ページ記述言語に基づく記録処理を印刷機構11に実行させるプログラムである。第2インタプリタは、第2プロトコルに準拠した通信の場合に使用される第2ページ記述言語に基づく記録処理を印刷機構11に実行させるプログラムである。第1インタプリタ及び第2インタプリタは、制御部によって選択的或いは排他的に実行される。
本実施形態における第1プロトコルは、IPP over USBを想定している。第1ページ記述言語は、IPP over USBの規格で指定されたページ記述言語、例えばPWGラスターを想定している。また、本実施形態における第2プロトコルは、データを生のまま流すRAWプロトコルを想定している。第2ページ記述言語は、PCL(Printer Control Languageの略であり、Hewlett−Packard Companyの登録商標)、或いはPS(Post Scriptの略であり、Adobe Systems Incorporatedの登録商標)を想定している。
さらに、データ記憶領域32Bは、図2(B)に示されるように、複合機10の動作モードを記憶している。動作モードは、複合機10のデフォルトの動作モードを示すデフォルトモードと、複合機10の現在の動作モードを示すカレントモードとを含む。デフォルトモード及びカレントモードには、第1インタプリタが動作可能な状態を示す第1モード、或いは第2インタプリタが動作可能な状態を示す第2モードのいずれかが設定される。デフォルトモードは、複合機10の起動時に立ち上げられるインタプリタを示す。カレントモードは、複合機10において現在立ち上がっているインタプリタを示す。USBケーブルで情報処理装置50と接続される前のカレントモードは、デフォルトモードと同じモードに設定される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32”というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10”というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する情報処理装置50についても同様である。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアである印刷機構11、スキャン機構12、表示部23、操作部24、及びUSBインタフェース25等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する情報処理装置50についても同様である。
[情報処理装置50]
情報処理装置50は、図1に示されるように、表示部53と、操作部54と、USBインタフェース55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。情報処理装置50に含まれる表示部53、操作部54、USBインタフェース55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、USBインタフェース25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と共通するので、再度の説明は省略する。プログラム記憶領域62Aは、OS64と、図2(C)に示される各種プログラムを記憶する。情報処理装置50の具体例は特に限定されないが、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の携帯端末、PC(Personal Computerの略)等である。情報処理装置50は、外部装置或いはコンピュータの一例である。
プログラム記憶領域62Aは、INFファイルを記憶している。INFファイルには、後述するプラグ&プレイ処理においてOS64に実行させる処理が定義されている。実施形態1ではINFファイルもプログラムの一部として取り扱うものとする。実施形態1における拡張INFファイルには、以下の情報が対応付けて記述されている。第2プロトコル及び第2デバイスドライバについては後述する。
(1)対象となる複合機10のベンダID及びプロダクトID
(2)対象となる複合機10のプリンタ機能に対するインターフェース番号
(3)対象となる複合機のスキャナ能に対するインターフェース番号
(4)対象となる複合機10のプリンタ機能に対する第2デバイスドライバ情報
(5)対象となる複合機10のスキャナ機能に対する第2デバイスドライバ情報
また、この拡張INFファイルは、複合機10と共に提供されるインストールCDなどにより供給されて、ユーザ操作によって情報処理装置50にインストールされるものである。一方、標準INFファイルは、OSに備えられる。この標準INFファイルは、特定のプロダクトIDを有するデバイスに対して記述されたものではなく、プリンタ標準機能に対する処理のものである。また、ベンダーID及びプロダクトIDは、後述する”Device Descriptor”に含まれる。
また、プログラム記憶領域62Aは、第2デバイスドライバと、切替プログラムとを記憶している。第2デバイスドライバは、第2ページ記述言語に準拠したプリントデータ(以下、「第2プリントデータ」と表記する。)を生成するためのプログラムである。切替プログラムは、後述する切替コマンドを複合機10に送信するためのプログラムの一例である。なお、情報処理装置50は、各INFファイル、第2デバイスドライバ、及び切替プログラムを、プラグ&プレイ処理の実行時にインターネットを通じて取得してもよい。
[プリントシステム100の動作]
図3〜図7を参照して、実施形態1に係るプリントシステム100の動作を説明する。以下の説明では、OS34、64、各種プログラム、及びUSBインタフェース25、55に搭載されたファームウェア等が実行する処理を区別して説明するが、各プログラムの役割分担はこれに限定されない。
複合機10の制御プログラム35は、複合機10の起動時に図3に示される処理を実行する。まず、制御プログラム35は、操作部24から出力される操作信号の監視を開始する(S11)。操作部24から操作信号が出力された場合の処理は、図4を参照して後述する。また、制御プログラム35は、USBインタフェース25から出力される制御信号の監視を開始する(S12)。USBインタフェース25から制御信号が出力された場合の処理は、図7を参照して後述する。
次に、制御プログラム35は、デフォルトモードが第1モードであることに応じて(S13:第1モード)、第1インタプリタを立ち上げると共に、カレントモードに第1モードを設定する(S14、S15)。一方、制御プログラム35は、デフォルトモードが第2モードであることに応じて(S13:第2モード)、第2インタプリタを立ち上げると共に、カレントモードに第2モードを設定する(S16、S17)。本明細書では、ステップS14、S15の処理が実行されたとして、以下の処理を説明する。
また、制御プログラム35は、複合機10の動作モードを変更するユーザ操作を操作部24が受け付けたことに応じて、図4に示されるデフォルトモード変更処理を実行する。操作部24は、不図示の動作モード変更画面が表示部23に表示された状態において、所望の動作モードを選択するユーザ操作を受け付けたことに応じて、当該操作があったことを制御プログラム35に通知する。制御プログラム35は、当該通知を受け付けたことに応じて、図4に示される処理を実行する。
まず、制御プログラム35は、ユーザ操作によって選択された動作モードが第1モードである場合に(S21:第1モード)、第2インタプリタを終了し且つ第1インタプリタを立ち上げる(S22)。また、制御プログラム35は、デフォルトモード及びカレントモードに第1モードを設定する(S23)。一方、制御プログラム35は、選択された動作モードが第2モードである場合に(S21:第2モード)、第1インタプリタを終了し且つ第2インタプリタを立ち上げる(S24)。また、制御プログラム35は、デフォルトモード及びカレントモードに第2モードを設定する(S25)。
次に、制御プログラム35は、ステップS21〜S25の実行時において複合機10と情報処理装置50とがUSBケーブルで接続されている場合に(S26:Yes)、当該接続を論理的に切断し且つ再接続する(S27)。一方、制御プログラム35は、ステップS21〜S25の実行時において複合機10と情報処理装置50とがUSBケーブルで接続されていない場合に(S26:No)、ステップS27の処理をスキップする。
制御プログラム35は、ステップS27において、USBインタフェース25のファームウェアに、USBケーブルのDATA+端子に対して所定の時間継続してLowレベル信号を出力させる。これにより、複合機10と情報処理装置50との接続が論理的に切断される。その結果、複合機10と情報処理装置50との間に確立されたパイプが破棄される。また、制御プログラム35は、USBインタフェース25のファームウェアに、USBケーブルのDATA+端子に対して所定の時間継続してHighレベル信号を出力させる。これにより、複合機10及び情報処理装置50が論理的に再接続される。
情報処理装置50は、USBケーブルによる複合機10との接続がUSBインタフェース55で検知されたことに応じて、図5に示される処理を実行する。具体的には、USBインタフェース55のファームウェアは、所定の時間継続してDATA+端子からHighレベル信号が入力されたことに応じて、USBケーブルによる複合機10との接続を検知する。なお、ここでの接続には、USBインタフェース55のポートにUSBケーブルが取り付けられる物理的な接続に限定されず、前述の論理的な接続も含まれる。
図5に示される処理は、複合機10と情報処理装置50との間でUSB規格のプラグ&プレイ処理(すなわち、アタッチ、リセット、コンフィグレーション等)が実行される過程で実行される。プラグ&プレイ処理は、複合機10と情報処理装置50との間にパイプを確立する処理である。パイプは論理的な通信路の一例であり、プラグ&プレイ処理は接続処理の一例である。以下、プラグ&プレイ処理の一般的な処理の詳細な説明は省略し、本発明に特有な処理を中心に説明するものとする。
まず、OS64は、USBケーブルを介したデバイスとの接続を検知すると、USBインタフェース55を通じて接続されたUSBデバイス(すなわち、複合機10)に”Get_Descriptor”コマンドを送信する(S31)。この”Get_Descriptor”コマンドは、複合機10の動作モードを示すモード情報を含むディスクリプタを要求するモード情報要求コマンドの一例である。ステップS31の処理は、モード情報要求処理の一例である。
次に、OS64は、USBインタフェース55を通じて複合機10からモード情報を受信したことに応じて(S32:Yes)、当該モード情報に対応するINFファイルをプログラム記憶領域62Aから読み出す(S33)。ステップS33は、例えば、以下の2つの処理で実現される。まず、OS64は、(1)プログラム記憶領域62Aに記憶されている全てのINFファイルの中から、ベンダーID及びプロダクトIDが一致するINFファイルを検索する。そして、一致するINFファイルがない場合に、OS64は、(2)モード情報が一致するINFファイルを検索する。
モード情報は、複合機10の動作モード(本実施形態ではデフォルトモード)を示す情報である。モード情報は、例えば、プラグ&プレイ処理における”Interface Descriptor”に含まれるインターフェースクラス、インターフェースサブクラス、プロトコル番号によって表される。これらはUSBインプリメンテーションフォーラム(http://www.usb.org/home)によって定められたものである。上記フォーラムによると、第1プロトコル(本実施形態ではIPP over USB)のインターフェースクラス、インターフェースサブクラス、プロトコル番号は7−1−4であり、第2プロトコル(本実施形態では、RAWプロトコル)のインターフェースクラス、インターフェースサブクラス、プロトコル番号は7−1−3である。
OS64は、ステップS33において、ベンダーID及びプロダクトIDが本実施形態で対象となる複合機10を示すものであり、且つ上記インターフェースクラス、インターフェースサブクラス、プロトコル番号(モード情報の一例)が7−1−4である場合に、プログラム記憶領域62Aから拡張INFファイルを読み出す。一方、OS64は、上記インターフェースクラス、インターフェースサブクラス、プロトコル番号(モード情報の一例)が7−1−3である場合に、プログラム記憶領域62Aから標準INFファイルを読み出す。
次に、OS64は、拡張INFファイルを読み出したことに応じて(S34:Yes)、ステップS35、S36の処理を実行する。すなわち、拡張INFファイルには、ステップS35、S36の処理が定義されている。一方、OS64は、標準INFファイルを読み出したことに応じて(S34:No)、ステップS37の処理を実行する。すなわち、標準INFファイルには、ステップS37の処理が定義されている。
OS64は、ステップS35において、プログラム記憶領域62Aから切替プログラムを読み出して実行する。OS64によって実行された切替プログラムは、USBインタフェース55を通じて複合機10に切替コマンドを送信する。切替コマンドは、複合機10を第2モードで動作させるコマンドである。換言すれば、切替コマンドは、複合機10の動作モードを第1モードから第2モードに切り替えさせるコマンドである。ステップS35の処理は、切替指示処理の一例である。
次に、OS64は、ステップS36、S37において、プログラム記憶領域62Aに記憶されている第2デバイスドライバを情報処理装置50が実行できるようにする。ステップS36、S37の処理は、インストール処理の一例である。なお、OS64は、既に第2デバイスドライバがインストールされている場合、ステップS36、S37の処理をスキップする。
インストール処理の具体的な内容はOS64の種類等によって異なるが、例えば、第2デバイスドライバを所定の場所に記憶させ、当該第2デバイスドライバをレジストリに登録すること等が該当する。第2デバイスドライバは、例えば図6に示されるプロトコルスタックのうち、上位プロトコルに相当する。一方、図6に示されるUSBコントローラドライバ、USBドライバ、及びプリンタクラスドライバは、ステップS36より前にインストールされていてもよい。また、ステップS36、S37において、異なるプリンタクラスドライバがインストールされてもよい。
USBケーブルを通じて接続された複合機10に記録処理を実行されるためのソフトウェアは、例えば図6に示されるように、USBコントローラドライバ、USBドライバ、プリンタクラスドライバ、及び上位プロトコルからなるプロトコルスタックを構成している。USBコントローラドライバは、I/O処理、割り込み処理、及びスケジューリング処理等を実行する。USBドライバは、論理的な通信制御処理を実行する。プリンタクラスドライバは、エンドポイントの管理、通信プロトコル処理等を実行する。上位プロトコルは、アプリケーションから取得したデータからプリントデータを生成する。
複合機10の制御プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理装置50から”Get_Descriptor”コマンドを受信したことに応じて(S41:Yes)、デフォルトモードを示すモード情報を含むディスクリプタをUSBインタフェース25を通じて情報処理装置50に送信する(S42)。ステップS42の処理は、モード通知処理の一例である。なお、ステップS42では、カレントモードに設定された値に拘わらず、デフォルトモードに設定された値が通知される。
また、制御プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理装置50から切替コマンドを受信したことに応じて(S43:Yes)、第1インタプリタを終了し且つ第2インタプリタを立ち上げる(S44)。また、制御プログラム35は、カレントモードに第2モードを設定する(S45)。ステップS44、S45の処理は、切替処理の一例である。
また、制御プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理装置50からプリントデータを受信したことに応じて(S46:Yes)、受信したプリントデータを現在立ち上がっているインタプリタに解析させる(S47)。そして、制御プログラム35は、プリントデータを解析して得られる画像データに基づいて印刷機構11に記録処理を実行させる(S48)。
さらに、制御プログラム35は、USBケーブルを通じた情報処理装置50との接続が遮断されたことに応じて(S49:Yes)、デフォルトモードとカレントモードが異なっているか(すなわち、デフォルトモードが第1モードで、且つカレントモードが第2モードであるか)を判断する(S50)。そして、制御プログラム35は、デフォルトモードとカレントモードが異なっている場合に(S50:Yes)、第2インタプリタを終了し、第1インタプリタを立ち上げ、カレントモードに第1モードを設定する(S51)。一方、制御プログラム35は、デフォルトモードとカレントモードが同一(すなわち、いずれも第1モード、又は、いずれも第2モード)である場合に(S50:No)、USBインタフェース処理を終了する。また、ここでの切断には、USBインタフェース55のポートからUSBケーブルが取り外される物理的な切断に限定されず、前述の論理的な切断も含まれる。
[実施形態1の作用効果]
実施形態1に係る複合機10によれば、第1プロトコルをサポートしていない情報処理装置50から切替コマンドを受信したことに応じて、動作モードを第1モードから第2モードに切り替えることができる。その結果、全ての動作モードを情報処理装置50に提示しなくても、情報処理装置50がサポートするプロトコルで動作することができる。また、実施形態1に係る情報処理装置50によれば、複合機10を第2モードで動作させることができるので、第1プロトコルをサポートしていなくても当該複合機10に記録処理を実行させることができる。
また、実施形態1によれば、プラグ&プレイ処理のタイミングで前述の各処理が実行される。すなわち、複合機10と情報処理装置50との間に確立されたパイプを通じて各種コマンド、各種情報、及び各種データを送受信することができる。なお、各種コマンド、各種情報、及び各種データの転送方法は特に限定されないが、例えば、モード情報要求コマンド、切替コマンド、及びモード情報はコントロール転送され、プリントデータはバルク転送されてもよい。
また、実施形態1に係る複合機10によれば、情報処理装置50との接続が遮断される度にデフォルトモードに復帰する。そのため、デフォルトモードが第1プロトコルである場合は、第1プロトコルをサポートしていない情報処理装置50との接続が遮断された後に、第1プロトコルをサポートする外部装置が接続されたとしても、当該外部装置から受信した第1プリントデータに基づいて記録処理を実行することができる。なお、第1プリントデータとは、第1ページ記述言語に準拠したプリントデータを指す。
また、実施形態1に係る複合機10によれば、操作部24を通じてユーザからデフォルトモードの変更を受け付けることができる。なお、デフォルトモードが第2モードに変更された場合、複合機10の制御プログラム35は、モード情報要求コマンドに対して第2モードを示すモード情報を応答すればよい。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係るプリントシステム100の動作を説明する。なお、実施形態1との共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。まず、プリントシステム100の構成、図3及び図4に示される複合機10の処理は、実施形態1、2で共通する。一方、実施形態2は、切替コマンドが送受信されない点において、実施形態1と相違する。すなわち、実施形態2では、図5に示されるステップS35、及び図7に示されるステップS43〜S45の処理が省略される。
また、実施形態2に係る複合機10の制御プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理装置50からプリントデータを受信したことに応じて、図6のステップS46〜S48の処理に代えて、図8に示される処理を実行する。まず、制御プログラム35は、第1プリントデータを受信したことに応じて(S61:Yes)、受信した第1プリントデータを第1インタプリタに解析させる(S62)。そして、制御プログラム35は、第1プリントデータを解析して得られる画像データに基づいて印刷機構11に記録処理を実行させる(S63)。
一方、制御プログラム35は、第2プリントデータを受信したことに応じて(S61:No)、第1インタプリタを終了し、第2インタプリタを立ち上げ、カレントモードに第2モードを設定する(S64)。次に、制御プログラム35は、受信した第2プリントデータを第2インタプリタに解析させる(S65)。次に、制御プログラム35は、第2プリントデータを解析して得られる画像データに基づいて印刷機構11に記録処理を実行させる(S66)。そして、制御プログラム35は、記録処理の実行後に、第2インタプリタを終了し、第1インタプリタを立ち上げ、カレントモードに第2モードを設定する(S67)。
なお、ステップS61における第1プリントデータであるか否かの判断には、例えば以下のような判断基準を用いることができる。例えば、制御プログラム35は、送信されたデータの先頭にPJLがあれば、第2プリントデータと判断すればよい。また、制御プログラム35は、送信されたデータの先頭部分にIPPで使用される情報(例えば、GET / HTTP1.1)があれば、第1プリントデータと判断すればよい。
[実施形態2の作用効果]
実施形態2に係る複合機10によれば、接続された情報処理装置50を経由して第1プリントデータ及び第2プリントデータを受信した場合でも、各プリントデータに基づく記録処理を実行することができる。なお、受信したプリントデータは、情報処理装置50で生成されたものであってもよいし、他の装置で生成され且つ情報処理装置50で中継されたものであってもよい。また、実施形態2に係る情報処理装置50によれば、特別な処理を実行することなく、第2プリントデータに基づく記録処理を複合機10に実行させることができる。
なお、各実施形態の複合機10或いは情報処理装置50において、記憶部32、62のプログラム記憶領域32A、62Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10或いは情報処理装置50として実現できるだけでなく、複合機10或いは情報処理装置50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを介して複合機10或いは情報処理装置50に接続可能なサーバ装置に搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバ装置の記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10・・・複合機
23・・・表示部
24・・・操作部
25,55・・・USBインタフェース
31,61・・・CPU
32,62・・・記憶部
50・・・情報処理装置

Claims (12)

  1. 第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能な画像記録装置であって、
    用紙に画像を記録する記録部と、
    外部装置とピアツーピア通信する通信部と、
    制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドを前記通信部を通じて受信したことに応じて、前記第1モードを示す前記モード情報を前記通信部を通じて前記外部装置に通知するモード通知処理と、
    該画像記録装置を前記第2モードで動作させる切替コマンドを前記通信部を通じて前記外部装置から受信したことに応じて、該画像記録装置の動作モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替える切替処理と、
    前記通信部を通じて前記外部装置から前記第2プリントデータを受信したことに応じて、当該第2プリントデータで示される画像を用紙に対して前記記録部に記録させる記録処理と、を実行する画像記録装置。
  2. 該画像記録装置は、デフォルトの動作モードであるデフォルトモード、及び現在の動作モードであるカレントモードを記憶する記憶部を備えており、
    前記デフォルトモードは、前記第1モードであり、
    前記制御部は、
    前記切替処理において、前記カレントモードを前記第2モードにし、
    前記切替処理の後に実行される前記モード通知処理において、前記デフォルトモードである前記第1モードを示す前記モード情報を前記通信部を通じて前記外部装置に送信する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能な画像記録装置であって、
    用紙に画像を記録する記録部と、
    外部装置とピアツーピア通信する通信部と、
    制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドを前記通信部を通じて受信したことに応じて、前記第1モードであることを示す前記モード情報を前記通信部を通じて前記外部装置に通知するモード通知処理と、
    前記通信部を通じて前記外部装置から前記第2プリントデータを受信したことに応じて、動作モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替え且つ当該第2プリントデータで示される画像を用紙に対して前記記録部に記録させる記録処理と、を実行する画像記録装置。
  4. 前記制御部は、前記記録処理が終了したことに応じて、動作モードを前記第2モードから前記第1モードに切り替える請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記制御部は、前記外部装置との接続が遮断されたことに応じて、動作モードを前記第2モードから前記第1モードに切り替える請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記制御部は、
    前記外部装置との接続が前記通信部で検知されたことに応じて、当該外部装置との間に論理的な通信路を確立する接続処理をさらに実行し、
    前記接続処理において、前記モード通知処理を実行し、
    前記接続処理で確立された前記通信路を通じて前記外部装置から前記第2プリントデータを受信する請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 該画像記録装置は、
    ユーザ操作を受け付ける操作部と、
    デフォルトの動作モードであるデフォルトモード、及び現在の動作モードであるカレントモードを記憶する記憶部と、をさらに備えており、
    前記制御部は、
    前記デフォルトモードを前記第1モードから前記第2モードに変更するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付けたことに応じて、当該デフォルトモードを前記第2モードに変更するデフォルトモード変更処理をさらに実行し、
    前記外部装置との間に前記通信路が確立された状態で前記デフォルトモード変更処理が実行されたことに応じて、当該通信路を破棄し且つ前記接続処理を再び実行する請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 前記通信部は、USBケーブルで前記外部装置と接続される請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能な画像記録装置とピアツーピア通信する通信部を備えるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記画像記録装置との接続が前記通信部で検知されたことに応じて、当該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を含む情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドの応答として、前記通信部を通じて前記画像記録装置から当該情報を受信するモード情報受信処理と、
    前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報が前記第1モードを示すことに応じて、動作モードを前記第2モードに切り替えさせる切替コマンドを前記通信部を通じて前記画像記録装置に送信する切替指示処理と、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  10. 前記プログラムは、前記モード情報が前記第1モードを示す場合に実行すべき処理が定義された第1定義ファイルと、前記モード情報が前記第2モードを示す場合に実行すべき処理が定義された第2定義ファイルと、を含み、
    前記第1定義ファイルには、前記切替指示処理と、前記第2プリントデータを生成するためのデバイスドライバを前記コンピュータが実行できるようにするインストール処理と、が定義されており、
    前記第2定義ファイルには、前記インストール処理が定義されており、
    該プログラムは、
    前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報が前記第1モードを示すことに応じて、前記第1定義ファイルに定義された処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報が前記第2モードを示すことに応じて、前記第2定義ファイルに定義された処理を前記コンピュータに実行させる請求項9に記載のプログラム。
  11. 第1プロトコルに準拠した第1プリントデータで示される画像を用紙に記録する第1モード、及び第2プロトコルに準拠した第2プリントデータで示される画像を用紙に記録する第2モードで動作可能な画像記録装置とピアツーピア通信する通信部を備えるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記画像記録装置との接続が前記通信部で検知されたことに応じて、当該画像記録装置の動作モードを示すモード情報を含む情報を要求するコマンドであるモード情報要求コマンドの応答として、前記通信部を通じて前記画像記録装置から当該情報を受信するモード情報受信処理と、
    前記通信部を通じて前記画像記録装置から受信した前記モード情報で示される動作モードに拘わらず、前記第2プリントデータを生成するためのデバイスドライバを前記コンピュータが実行できるようにするインストール処理と、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  12. 前記通信部は、USBケーブルで前記画像記録装置と接続される請求項9から11のいずれかに記載のプログラム。
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