JP6544163B2 - 携帯端末及びプログラム - Google Patents

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本発明は、コンテンツデータを出力するプログラム、及び当該プログラムを実行する携帯端末に関する。
例えば特許文献1には、指定プログラム及び出力プログラムがインストールされた携帯端末が開示されている。指定プログラムは、ユーザが指定した画像データを、OSが提供する共有機能を利用して出力プログラムに提供する。そして、出力プログラムは、指定プログラムから提供された画像データに対するプリント動作の実行をプリンタに指示する。これにより、ユーザが指定した画像データで示される画像が記録用紙に記録される。
特開2012−203742号公報
近年のプリンタは、画像をシートに記録するプリント動作のみならず、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作、外部装置から画像データをFAX受信するFAX受信動作等を実行可能な所謂MFP(MultiFunction Peripheralの略)である場合もある。
また、OSが提供する共有機能は、共有元のプログラムと共有先のプログラムとが同一である場合にも利用可能である。すなわち、共有元のプログラムとして動作する出力プログラム(以下、「共有元出力プログラム」と表記する。)が登録装置から画像データを受信し、OSが提供する共有機能を利用して受信した画像データを出力プログラム自身に提供する。そして、共有先のプログラムとして動作する出力プログラム(以下、「共有先出力プログラム」と表記する。)は、提供された画像データに対するプリント動作の実行をプリント可能な装置に指示することが考えられる。登録装置とは、出力プログラムに予め登録されたMFP、単機能プリンタ、単機能スキャナ等を指す。
ここで、出力プログラムに画像データを送信したMFPと異なる装置にプリント動作の実行を指示することを、携帯端末のユーザが所望する場合が考えられる。このような場合において、ユーザは、共有先出力プログラムに登録MFPの変更を指示する。そして、共有先出力プログラムは、ユーザによって変更された登録装置にプリント動作の実行を指示する。しかしながら、登録装置が変更されたことにより、プリント動作の実行指示の後に出力プログラムをさらに利用する際に、不具合が出る可能性がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理装置から受信した画像データを共有機能を利用して自分自身に提供し、当該画像データに対する出力動作を処理装置に実行させることが可能なプログラムにおいて、共有機能の利用前の処理を適切に継続することが可能なプログラムを提供することにある。
(1) 本明細書の一形態に係るプログラムは、通信部と、記憶部と、表示部と、操作部とを備える携帯端末が読み取り可能である。前記携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供する。前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能である。前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能である。該プログラムは、前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。該プログラムは、該プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を前記携帯端末に実行させる。前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データである。該プログラムは、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を前記携帯端末に実行させる。前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての該プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を前記携帯端末に実行させる。前記第2プログラムとしての該プログラムは、前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が該プログラムから提供されたことに応じて、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理を前記携帯端末に実行させる。前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、装置切替オブジェクトと、出力指示オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を旧装置識別情報として前記記憶部に記憶させる退避処理、及び前記第1記憶処理を前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を前記携帯端末に実行させる。前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報である。該プログラムは、前記記憶部に前記旧装置識別情報が記憶されているか否かを判断する第1判断処理と、前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1表示処理の実行に先立って、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を前記旧装置識別情報で上書きする上書き処理とを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、共有先の第2プログラムとして動作中に装置識別情報の変更を受け付けたとしても、共有元の第1プログラムとしての処理に戻る際に、変更後の装置識別情報(以下、「新装置識別情報」と表記する。)が変更前の旧装置識別情報で上書きされる。その結果、処理装置が変更されたことに起因する不具合が抑制される。
(2) 好ましくは、該プログラムは、前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、旧装置オブジェクトを含む第3画面を前記表示部に表示させる第3表示処理と、前記旧装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記上書き処理及び前記第1表示処理とを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、新装置識別情報及び旧装置識別情報のどちらを利用して、共有機能の利用前の処理を継続するかを、ユーザに選択させることができる。
(3) 好ましくは、該プログラムは、前記第3表示処理において、新装置オブジェクトをさらに含む前記第3画面を前記表示部に表示させ、前記新装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記指定装置が前記形成動作を実行可能か否かを判断する第2判断処理を前記携帯端末に実行させ、前記形成動作を実行可能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記上書き処理を省略して前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記形成動作を実行不能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記上書き処理及び前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させない。
上記構成によれば、新装置識別情報で識別される処理装置が形成動作を実行できる場合に、当該処理装置を利用して共有機能の利用前の処理を継続することができる。
(4) 例えば、該プログラムは、前記形成動作を実行不能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、第4画面を前記表示部に表示させる第4表示処理を、前記上書き処理及び前記第1表示処理に代えて前記携帯端末に実行させる。前記第4画面は、形成動作オブジェクトと、出力動作オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記形成動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記形成動作によって形成された画像データを前記指定装置から取得し、前記出力動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記指定装置に前記出力動作を実行させる。
(5) 好ましくは、前記形成動作は、FAXプロトコルに準拠した方式で外部装置から前記画像データを受信するFAX受信動作である。前記処理装置は、前記FAX受信動作で受信した複数の前記画像データを記憶する。該プログラムは、前記指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記指定装置に記憶された複数の前記画像データそれぞれを識別するための複数の前記データ識別情報を、前記通信部を通じて当該指定装置から受信する第2受信処理と、第5画面を前記表示部に表示させる第5表示処理とを前記携帯端末に実行させる。前記第5画面は、前記第2受信処理で受信した複数の前記データ識別情報それぞれに対応する複数のデータオブジェクトを含む。該プログラムは、前記データオブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、当該データオブジェクトに対応する前記データ識別情報で識別される前記画像データを、前記対象データとして受信する前記第1受信処理と、前記第1画面を前記表示部に表示させる前記第1表示処理とを前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、さらに、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報が前記起動処理の前後で変更されたか否かを判断する第3判断処理を前記携帯端末に実行させ、前記第1画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記装置識別情報が変更されたと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2受信処理及び前記第5表示処理の両方を前記携帯端末に実行させ、前記第1画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記装置識別情報が変更されていないと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2受信処理及び前記第5表示処理のうちの前記第5表示処理のみを前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、第1画面の直前の画面を表示させる指示がなされた場合に、新識別情報で識別される処理装置からデータ識別情報のリストを受信し直すことができる。一方、装置識別情報が変更されていない場合は、既に受信したデータ識別情報のリストを用いて第4画面を表示させればよい。
(6) 好ましくは、該プログラムは、前記装置識別情報が変更されたと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2受信処理を再び実行することを報知する報知処理を前記携帯端末に実行させる。
上記構成によれば、共有機能の利用の前後において、第4画面に含まれるデータオブジェクトが異なる原因をユーザに認識させることができる。
(7)好ましくは、該プログラムは、前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、第3画面を前記表示部に表示させる第3表示処理を前記携帯端末に実行させる。前記第3画面は、旧装置オブジェクトと、新装置オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記旧装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記上書き処理及び前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、前記新装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、第4画面を前記表示部に表示させる第4表示処理を、前記上書き処理及び前記第1表示処理に代えて前記携帯端末に実行させる。前記第4画面は、形成動作オブジェクトと、出力動作オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記形成動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記形成動作によって形成された画像データを前記指定装置から取得し、前記出力動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記指定装置に前記出力動作を実行させる。
指定装置が変更されていない場合は、先に取得した対象データを用いた第1画面を表示することで、当該対象データに対する処理を引き続き実行することができる。一方、指定装置が変更されている場合は、第1画面に代えて第4画面を表示することで、ユーザが指定装置の変更に気づかないまま処理を継続することを防止できる。
(8) 本明細書の他の形態に係るプログラムは、通信部と、記憶部と、表示部と、操作部とを備える携帯端末が読み取り可能である。前記携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供する。前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能である。前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能である。該プログラムは、前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。該プログラムは、該プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を前記携帯端末に実行させる。前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データである。該プログラムは、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を前記携帯端末に実行させる。前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての該プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を前記携帯端末に実行させる。前記第2プログラムとしての該プログラムは、前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が該プログラムから提供されたことに応じて、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理を前記携帯端末に実行させる。前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、装置切替オブジェクトと、出力指示オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を旧装置識別情報として前記記憶部に記憶させる退避処理、及び前記第1記憶処理を前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を前記携帯端末に実行させる。前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報である。該プログラムは、前記記憶部に前記旧装置識別情報が記憶されているか否かを判断する第1判断処理と、前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1表示処理の実行に先立って、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報の変更を報知する報知処理とを前記携帯端末に実行させる。
(9) 本明細書の他の形態に係るプログラムは、通信部と、記憶部と、表示部と、操作部とを備える携帯端末が読み取り可能である。前記携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供する。前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能である。前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能である。該プログラムは、前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを前記携帯端末に実行させることが可能である。該プログラムは、該プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を前記携帯端末に実行させる。前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データである。該プログラムは、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を前記携帯端末に実行させる。前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての該プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を前記携帯端末に実行させる。前記第2プログラムとしての該プログラムは、前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が該プログラムから提供されたことに応じて、前記第1プログラム及び前記第2プログラムが同一か否かを判断する判断処理と、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理とを前記携帯端末に実行させる。前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、出力指示オブジェクトとを含む。該プログラムは、前記第1プログラム及び前記第2プログラムが同一と前記判断処理で判断した場合の前記第2表示処理において、装置切替オブジェクトをさらに含む前記第2画面を前記表示部に表示させ、前記第1プログラム及び前記第2プログラムが異なると前記判断処理で判断した場合の前記第2表示処理において、選択可能な前記装置切替オブジェクトを含まない前記第2画面を前記表示部に表示させる。該プログラムは、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1記憶処理を前記携帯端末に実行させる。該プログラムは、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を前記携帯端末に実行させる。前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報である。該プログラムは、前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付けたことに応じて、前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させる。
(10) 例えば、該プログラムは、前記第1表示処理において、前記対象データを前記記憶部に記憶させることに対応する記憶指示オブジェクトをさらに含む前記第1画面を前記表示部に表示させ、前記記憶指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記対象データを前記記憶部に記憶させる第2記憶処理を前記携帯端末に実行させる。
(11) 本明細書に記載の携帯端末は、通信部と、記憶部と、表示部と、操作部と、制御部とを備える。該携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供する。前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能である。前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能である。前記記憶部は、プログラムを記憶している。前記プログラムを実行する前記制御部は、前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを実行することが可能である。前記プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動された当該プログラムを実行する前記制御部は、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を実行する。前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データである。前記制御部は、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を実行する。前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含む。前記制御部は、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての前記プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を実行する。前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が前記プログラムから提供された前記第2プログラムとしての前記プログラムを実行する前記制御部は、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理を実行する。前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、装置切替オブジェクトと、出力指示オブジェクトとを含む。前記制御部は、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を旧装置識別情報として前記記憶部に記憶させる退避処理、及び前記第1記憶処理を実行する。前記制御部は、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を実行する。前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報である。前記制御部は、前記記憶部に前記旧装置識別情報が記憶されているか否かを判断する第1判断処理と、前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1表示処理の実行に先立って、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を前記旧装置識別情報で上書きする上書き処理とを実行する。
本発明によれば、共有先の第2プログラムとして動作中に装置識別情報の変更を受け付けたとしても、共有元の第1プログラムとしての処理に戻る際に、変更後の装置識別情報が変更前の旧装置識別情報で上書きされる。その結果、処理装置が変更されたことに起因して、共有機能の利用前の処理が適切に継続できなくなることが抑制される。
図1は、実施形態に係る記録システム100の概略構成図である。 図2は、(A)が複合機10のブロック図であり、(B)が携帯端末50のブロック図である。 図3は、データ記憶領域62Bに記憶された情報の一例であって、(A)はFAXリストを、(B)は装置情報レコード及び退避情報レコードを示す。 図4は、(A)が標準起動処理のフローチャートであり、(B)がデバイス選択処理のフローチャートである。 図5は、プリント処理のフローチャートである。 図6は、FAX受信処理のフローチャートである。 図7は、外部起動処理のフローチャートである。 図8は、バック制御処理のフローチャートである。 図9は、変形例に係る外部起動処理のフローチャートである。 図10は、表示部53の表示例であって、(A)はメニュー画面を、(B)はメイン画面を示す。 図11は、表示部53の表示例であって、(A)はデバイス選択画面を、(B)はデータ選択画面を示す。 図12は、表示部53の表示例であって、(A)はプレビュー画面を、(B)はFAX選択画面を示す。 図13は、表示部53の表示例であって、(A)はFAXデータ画面を、(B)は装置アイコン152が選択可能なプレビュー画面を示す。 図14は、表示部53の表示例であって、(A)は装置ID選択画面を、(B)は装置アイコン152が選択不能なプレビュー画面を示す。 図15は、共有APIによって実現される共有機能を説明する図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、本実施形態における記録システム100の概略図である。図1に示される記録システム100は、複合機10A、10B(以下、これらを総称して、「複合機10」と表記することがある。)と、携帯端末50とで構成されている。複合機10及び携帯端末50は、例えば、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN等の通信ネットワーク101を通じて接続されていてもよいし、USB(Universal Serial Busの略)ケーブル等によって接続されていてもよい。なお、複数の装置が通信できる状態は、複数の装置が「電気的に接続されている」状態の一例である。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、FAX部13と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、装着部26と、CPU(Central Processing Unitの略)31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。複合機10は、処理装置の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは被記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。FAX部13は、FAXプロトコルに準拠した方式で画像データを送受信するFAX送信動作及びFAX受信動作を実行する。
前述の複数の動作のうちのプリント動作及びFAX送信動作は、画像データで示される画像を出力する出力動作の一例である。なお、処理装置が実行する出力動作はこれらに限定されない。出力動作の一例として、処理装置は、携帯端末50から取得した画像データを、装着部26に装着された可搬記憶媒体に記憶させるメディア保存動作を実行してもよい。出力動作の他の例として、処理装置は、携帯端末50から取得した画像データで示される画像を表示部23に表示させてもよい。また、スキャン動作及びFAX受信動作は、画像データを形成する形成動作の一例である。なお、処理装置が実行する形成動作はこれらに限定されない。形成動作の一例として、処理装置は、カメラによって撮影された写真を示す写真データを形成してもよい。
複合機10A、10Bが実行可能な動作は異なっていてもよい。本実施形態において、複合機10Aはプリント動作及びFAX受信動作を実行可能であり、複合機10Bはプリント動作及びスキャン動作を実行可能である。また、処理装置は、複数の動作を実行可能なものに限定されず、単一の動作のみを実行可能であってもよい。複合機10のMIB(Management Information Baseの略)には、例えば、当該複合機10を識別するための装置IDと、当該複合機10が実行可能な動作を示す動作情報とが定義されていてもよい。動作情報は、例えば、実行可能な動作を識別するための動作IDを含んでもよい。装置IDは装置識別情報の一例であり、動作IDは動作識別情報の一例である。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端を原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度が閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。以下、表示部53に表示されたアイコンの位置のタップを、当該アイコンを選択するユーザ操作の一例として説明する。
[通信部25]
通信部25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信部25を通じて携帯端末50に各種情報を出力し、通信部25を通じて携帯端末50から各種データ又は各種情報を受信する。通信部25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。なお、複合機10は、通信部25に代えて、USBケーブル等の装着インタフェースを有していてもよい。
[装着部26]
装着部26は、可搬記憶媒体が着脱されるインタフェースである。CPU31は、装着部26に装着された可搬記憶媒体からデータ又は情報を読み出し、或いは装着部26に装着された可搬記憶媒体にデータ又は情報を書き込むことができる。可搬記憶媒体の具体例は特に限定されないが、例えば、USBメモリ、SDカード、CD−ROM、DVD−ROM等であってもよい。
[CPU31]
CPU31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「制御プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「制御プログラムは条件Aであるか否かを判断する。制御プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、取得し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別するための情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別するための情報とは、例えば、当該データ等を識別するための識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を取得し、抽出し、或いは選択する処理も同様である。後述する携帯端末50についても同様である。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13、表示部23、操作部24、通信部25、及び装着部26等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する携帯端末50についても同様である。
複合機10Aのデータ記憶領域32Bは、図3(A)に示されるように、FAX特定情報と、FAX特定情報に対応付けられたFAXデータとを記憶している。以下、図3(A)に示される情報を「FAXリスト」と表記することがあり、図3(A)に示される各レコードを「FAXレコード」と表記することがある。すなわち、FAXリストは、複数のFAXレコードを含むことができる。FAXデータは、複合機10AがFAX部13を通じて外部装置からFAX受信した画像データである。FAX特定情報は、対応するFAXデータを特定するための情報であって、対応するFAXデータを識別するためのデータ識別情報であるデータIDと、対応するFAXデータの受信日時と、対応するFAXデータの送信元を特定する送信元電話番号とを含む。
複合機10Aの制御プログラム65は、FAX受信動作を実行したことに応じて、FAXレコードをFAXリストに追加する。より詳細には、制御プログラム65は、FAX受信動作によって、FAX部13を通じて外部装置からFAXデータ及び送信元電話番号を受信する。また、制御プログラム65は、FAX受信動作を実行したことに応じて、FAXリスト内で一意なデータIDを生成すると共に、不図示のシステムクロックから受信日時を取得する。そして、制御プログラム65は、これらを含むFAXレコードをFAXリストに追加する。なお、FAX受信動作は、携帯端末50等からの指示によらず、複合機10Aが自動的に実行する。
[携帯端末50]
携帯端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。携帯端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と同様の構成であるので、説明は省略する。CPU61及び記憶部62は、制御部の一例である。携帯端末50は、例えば、スマートフォン、携帯電話、或いはタブレット端末等である。
記憶部62のプログラム記憶領域62Aには、OS64と、制御プログラム65とが格納されている。また、記憶部62のデータ記憶領域62Bには、図3(B)に示される各種情報が記憶されている。さらに、データ記憶領域62Bには、各種データが格納されるデータフォルダが設けられていてもよい。データフォルダには、例えば、画像データ、写真データ、ドキュメントデータ、表計算データ、プレゼンテーションデータ等が格納されていてもよい。
携帯端末50の表示部53は、図10〜図14に示されるように、共通表示領域80と、プログラム表示領域81とに区分される。共通表示領域80には、プログラム表示領域81の表示内容にかかわらず、OS64によってステータスバーが表示される。ステータスバーには、OS64によって各種情報が表示される。ステータスバーには、例えば、後述するバックアイコン82、プログラム表示領域81に表示された画面のタイトル、携帯端末50のバッテリー残量を示すアイコン、通信部55の通信状態を示すアイコン、携帯端末50が外部サービスから受信したプッシュ通知を示すアイコン等が表示される。プログラム表示領域81には、フォアグラウンドで実行されているプログラムが生成した画面が表示される。
以下、「プログラムが表示部53に画面を表示させる」と記述したときは、プログラム画面がプログラム表示領域81に表示され、ステータスバーが共通表示領域80に表示されるものとする。プログラム画面とは、プログラムの指示によって、プログラム表示領域81に表示される画面のことである。但し、表示部53は、表示領域が共通表示領域80とプログラム表示領域81とに区分された部分画面モードと、表示領域の全てがプログラム表示領域81となる全画面モードとに切替可能であってもよい。
OS64は、例えば、Android(Google inc.の登録商標) OS、iOS(Cisco Systems,Inc.の登録商標)、Windows Phone(Microsoft Corporationの登録商標) Operating System等であってもよい。OS64は、携帯端末50にインストールされた複数のプログラムを並行して実行することができる。複数のプログラムは、例えば、時分割多重方式によって仮想的に並行して実行される。また、OS64は、並行して実行する複数のプログラムのうちの1つをフォアグラウンドで実行し、その他のプログラムをバックグラウンドで実行する。
フォアグラウンドは、例えば、当該プログラムの実行に拠るプログラム画面が表示部53の表示領域の大部分に表示されている状態である。「表示領域の大部分」とは、例えば、プログラム表示領域81を指してもよい。バックグラウンドは、例えば、当該プログラムと異なるプログラムの実行に拠るプログラム画面が表示部53の表示領域の大部分に表示されている状態である。すなわち、携帯端末50は、並行して実行する複数のプログラムのうち、フォアグラウンドで実行されているプログラムの実行に拠るプログラム画面のみを表示部53に表示させることができる。
また、OS64は、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ第1プログラムが指定した指定情報を第2プログラムに提供する共有機能を、携帯端末50にインストールされたプログラムに提供する。第1プログラムは、例えば、OS64が提供するAPI(以下、「共有API」と表記する。)を実行することによって、共有機能を利用することができる。より詳細には、第1プログラムは、第2プログラムのプログラムID及び指定情報を引数として、共有APIを実行する。なお、第1プログラム及び第2プログラムは、同一のプログラムであってもよいし、異なるプログラムであってもよい。図15を参照して、共有機能の詳細を説明する。
まず、共有元のアプリケーション41は、共有機能を実現するためのOS64の共有APIを実行する(S1)。暗黙的共有APIの実行には、少なくともURI(Uniform Resource Identifierの略)、タイプ、及びアクションが引数として求められる。引数は、例えば、インテント形式の情報であってもよい。共有元のアプリケーション41は、暗黙的共有APIの引数に他の情報を含めてもよい。URIは、共有データの所在を示す情報である。タイプは、共有データのデータ形式を示す情報である。アクションは、共有先のアプリケーションに実行させる共有データに対する処理の種類(例えば、閲覧、編集、送信、印刷等)を示す情報である。URI、タイプ、及びアクションは、共有元のアプリケーションから要求先のアプリケーションに提供される指定情報の一例である。
一方、共有先のアプリケーションの候補となるアプリケーション42、43、44、・・・は、処理可能な共有データのデータ形式と実行可能な処理の種類とを、OS64に対して予め宣言している。そこで、OS64は、アプリケーション42、43、44、・・・のうちから、タイプで示されるデータ形式の共有データに対してアクションで示される処理を実行可能なアプリケーションを特定(S2)し、特定したアプリケーションの一覧を表示部53に表示させる(S3)。そして、OS64は、一覧表示されたアプリケーションのうちの1つを選択するユーザ操作を操作部54を通じて受付可能な状態で待機する(S4)。
次に、OS64は、一覧表示されたアプリケーションのうちの1つを選択するユーザ操作を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S4)、URI、タイプ、及びアクションを引数として当該アプリケーションを起動する(S5)。以下の実施形態において、アプリケーション41及びアプリケーション42〜44の1つは、制御プログラム65であるとする。すなわち、本実施形態に係る制御プログラム65は、自身のプログラムIDを引数として、共有APIを実行することができる。
なお、ステップS2〜S5の処理は、共有元のアプリケーションによって実行されてもよい。この場合の共有元のアプリケーションは、ステップS2において、タイプで示されるデータ形式の共有データに対して、アクションで示される処理を実行可能なアプリケーションを特定する情報をOS64から取得する。そして、共有元のアプリケーションは、ステップS5において、OS64から取得したアプリケーションを特定する情報、URI、タイプ、及びアクションを引数として明示的共有APIを実行することによって、ユーザ操作によって選択されたアプリケーションを起動させることができる。共有元のアプリケーション41は、明示的共有APIの引数に他の情報を含めてもよい。
または、共有元のアプリケーションは、共有機能の利用をユーザに指示されたことに応じて、予め定められたアプリケーションを特定する情報、URI、タイプ、及びアクションを引数として明示的共有APIを実行することによって、予め定められた共有先のアプリケーションを起動させてもよい。本実施形態では、例えば、共有元のアプリケーションである制御プログラム65に、予め定められた共有先のアプリケーションとして制御プログラム65が設定されていればよい。より詳細には、制御プログラム65が起動時に参照する設定ファイル、或いは制御プログラム65のソースコードに、制御プログラム65を特定する情報が記述されていればよい。
制御プログラム65は、通信部55を通じて接続された複合機10に、形成動作によって形成された画像データを送信させ、或いは出力動作を実行させるプログラムである。制御プログラム65は、例えば、プリント動作を実行させるためのプリント指示情報、スキャン動作を実行させるためのスキャン指示情報、FAX送信動作を実行させるためのFAX指示情報、FAX特定情報或いはFAXデータを携帯端末50に送信させる要求情報、メディア保存動作を実行させるための保存指示情報等を、通信部55を通じて複合機10に送信する。
データ記憶領域62Bは、図3(B)に示されるように、装置情報レコードと、退避情報レコードとを記憶することができる。装置情報レコード及び退避情報レコードは、装置IDと、当該装置IDで識別される複合機10から取得した動作情報とを含む。装置情報レコードは、制御プログラム65のインストール時点においてデータ記憶領域62Bに記憶されておらず、後述するデバイス選択処理で登録される。また、退避情報レコードは、後述する外部起動処理において一時的に退避された装置情報レコードである。装置情報レコードに含まれる装置IDは、指定装置IDである。指定装置IDは、指定装置を識別するための指定装置情報の一例である。退避情報レコードに含まれる装置IDは、旧装置識別情報の一例である。
[記録システム100の動作]
図4〜図8を参照して、本実施形態に係る記録システム100の動作を説明する。記録システム100は、複合機10Aが形成動作を実行し、当該形成動作によって形成された画像データを携帯端末50が複合機10Aから取得し、当該画像データに対する出力動作を携帯端末50が複合機10Bに実行させる。なお、本実施形態における画像データは、JPEG、TIFF等の画像形式のデータに限定されず、ドキュメントデータ、表計算データ、プレゼンテーションデータ等のように、ユーザが視認できる情報を含むデータを含むものとする。
まず、携帯端末50のOS64は、メニュー画面を表示部53に表示させ、ステータスバーを共通表示領域80に表示させる。図10(A)はメニュー画面の一例である。図10(A)に示されるメニュー画面は、複数のプログラムアイコン111、112、113、114、115を含む。プログラムアイコン111〜115は、携帯端末50にインストールされたプログラムに対応する。例えば、プログラムアイコン111は制御プログラム65に対応する。そして、OS64は、例えばプログラムアイコン111の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、制御プログラム65を起動させ、当該制御プログラム65をフォアグラウンドで実行させる。プログラムアイコン111の選択は、制御プログラム65の起動を指示するユーザ操作の一例である。
[標準起動処理]
携帯端末50の制御プログラム65は、プログラムアイコン111の選択を受け付けたOS64によって共有機能によらずに起動されたことに応じて、標準起動処理を実行する。制御プログラム65は、標準起動処理において、画像データ、動作、処理装置を指定するユーザ操作を受け付けるための各種画面を表示し、当該画面を通じてユーザ操作を受け付ける。以下、ユーザが指定した画像データを「対象データ」と表記し、ユーザが指定した動作を「指定動作」と表記し、ユーザが指定した処理装置を「指定装置」と表記する。そして、制御プログラム65は、対象データに対する指定動作を指定装置に実行させる。図4(A)を参照して、標準起動処理の詳細を説明する。
まず、制御プログラム65は、メイン画面を表示部53に表示させる(S11)。図10(B)は、メイン画面の一例である。図10(B)に示されるメイン画面は、複数の動作アイコン121、122と、装置アイコン123とを含む。そして、制御プログラム65は、メイン画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S12)。ステップS11の処理は第4表示処理の一例であり、ステップS12の処理は受付処理の一例である。
動作アイコン121、122は、装置情報レコードに含まれる動作情報で示される動作に対応する。すなわち、動作アイコン121、122は、装置情報レコードに含まれる装置IDで識別される複合機10が実行可能な動作に対応する。動作アイコン121はプリント動作に対応する出力動作オブジェクトの一例であり、動作アイコン122はFAX受信動作に対応する形成動作オブジェクトの一例である。装置アイコン123は、指定装置の切り替えに対応する装置切替オブジェクトの一例である。装置アイコン123には、装置情報レコードに含まれる装置ID“MFP−A”が記述されている。一方、装置情報レコードに装置IDが含まれていない場合は、装置アイコン123に“未選択”等と記述されてもよい。
次に、制御プログラム65は、装置アイコン123の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S12:装置アイコン)、デバイス選択処理を実行する(S13)。デバイス選択処理は、指定装置をユーザに選択させる処理である。換言すれば、デバイス選択処理は、ユーザ操作に基づいて装置情報レコードを更新する処理である。図4(B)を参照して、デバイス選択処理の詳細を説明する。
まず、制御プログラム65は、通信部55を通じて通信可能な複合機10を周知の方法で検索する(S21)。また、制御プログラム65は、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)を用いて、MIBに記憶された装置ID及び動作情報の送信を要求する送信要求情報を、通信部55を通じて複合機10に送信する。次に、制御プログラム65は、複合機10から返信された装置ID及び動作情報を通信部55を通じて受信する。本実施形態では、複合機10A、10Bが発見されたものとして、後続の処理を説明する。
なお、動作情報は、複合機10のモデルを示すモデル情報であってもよい。この場合の制御プログラム65は、モデル情報と、モデル情報に対応する動作IDとの対応関係を示す対応情報にアクセスし、受信したモデル情報に対応する動作IDを取得する。すなわち、対応情報は、モデル情報で示されるモデルの複合機10が実行可能な動作を示す情報でもある。なお、対応情報は、携帯端末50に記憶されていてもよいし、不図示のクラウドサーバに記憶されていてもよい。
他の例として、送信要求情報は、指定動作IDを含んでもよい。複合機10の制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50から送信要求情報を受信し、送信要求情報に含まれる指定動作IDがMIBに記憶されているか否かを判断してもよい。そして、制御プログラム35は、指定動作IDがMIBに記憶されていると判断したことに応じて、通信部25を通じて携帯端末50に装置IDを送信してもよい。一方、制御プログラム35は、指定動作IDがMIBに記憶されていないと判断したことに応じて、携帯端末50に装置IDを送信しない。そして、携帯端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて受信した装置IDで示される複合機10を対象複合機として特定してもよい。
次に、制御プログラム65は、デバイス選択画面を表示部53に表示させる(S22)。図11(A)は、デバイス選択画面の一例である。図11(A)に示されるデバイス選択画面は、デバイスアイコン125、126を含む。デバイスアイコン125、126は、ステップS21で発見した複合機10A、10Bに対応する。また、デバイスアイコン125、126には、対応する複合機10A、10Bの装置IDが記述されている。そして、制御プログラム65は、デバイス選択画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S23)。ステップS23の処理は、受付処理の一例である。
次に、制御プログラム65は、例えばデバイスアイコン126の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S23:Yes)、当該デバイスアイコン126に対応する複合機10Bの装置ID及び動作情報を含む装置情報レコードを、データ記憶領域62Bに記憶させる(S24)。なお、データ記憶領域62Bに装置情報レコードが既に一時記憶されている場合は、新たな装置情報レコードで上書きされる。すなわち、前述の例では、図3(B)に示される装置情報レコードが、装置ID“MFP−B”及び動作情報“プリント動作”、“スキャン動作”を含む装置情報レコードで上書きされる。
図4に戻って、制御プログラム65は、新たな装置情報レコードに従ったメイン画面を表示部53に表示させる(S11)。図示は省略するが、ここで表示されるメイン画面は、プリント動作に対応する出力指示オブジェクトと、スキャン動作に対応する形成指示オブジェクトと、装置ID“MFP−B”が記述された装置切替オブジェクトとを含む。
さらに、プログラム表示領域81にデバイス選択画面が表示されているときの共通表示領域80には、バックアイコン82がさらに表示されている。バックアイコン82は、表示部53に直前に表示されていた画面への切り替えに対応するバックオブジェクトの一例である。バックアイコン82は、メニュー画面及び制御プログラム65の初期画面であるメイン画面がプログラム表示領域81に表示されているときには表示されず、その他の画面がプログラム表示領域81に表示されているときに表示される。
なお、バックアイコン82は、共通表示領域80ではなく、プログラム表示領域81に表示されてもよい。また、制御プログラム65がバックアイコン82をプログラム表示領域81に表示させてもよい。さらには、バックアイコン82を表示部53に表示させることに代えて、バックボタンを操作部54が有していてもよい。バックボタンは、例えば、携帯端末50の側面や表示部53の下方等に設けられていてもよい。なお、バックボタンの機能はバックアイコン82と共通するので、以下、バックアイコン82が選択された場合の処理を説明する。
OS64は、デバイス選択画面と共に表示されたバックアイコン82の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、バックアイコン82が選択されたことを示す通知情報を、制御プログラム65に出力する。制御プログラム65は、OS64から出力された通知情報を受信したことに応じて、ステップS23、S24の処理をスキップして、デバイス選択画面が表示される直前に表示部53に表示されていたメイン画面を、再び表示部53に表示させる。本実施形態では、図11(A)に示されるデバイス選択画面と共に表示されたバックアイコン82が選択され、図10(B)に示されるメイン画面が表示されたものとして、以降の説明を継続する。
図4に戻って、制御プログラム65は、動作アイコン121、122の1つの選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S12:動作アイコン)、選択された動作アイコンに対応する動作を指定動作に決定する。すなわち、制御プログラム65は、指定動作の動作IDを指定動作IDとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。さらに、制御プログラム65は、指定動作に対応する動作制御処理を実行する(S14)。図5に示されるプリント処理は動作アイコン121に対応する動作制御処理の一例であり、図6に示されるFAX受信処理は動作アイコン122に対応する動作制御処理の一例である。
制御プログラム65は、動作アイコン121の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、図5に示されるように、データ選択画面を表示部53に表示させる(S31)。図11(B)は、データ選択画面の一例である。図11(B)に示されるデータ選択画面は、複数のデータアイコン131、132、133を含む。データアイコン131〜133は、例えば、データフォルダに格納された各種データに対応する。そして、制御プログラム65は、データ選択画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S32)。ステップS32の処理は、受付処理の一例である。
次に、制御プログラム65は、例えばデータアイコン131の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S32:Yes)、データアイコン131に対応するデータ“写真.JPEG”を対象データに決定する。すなわち、制御プログラム65は、データアイコン131に対応するデータ“写真.JPEG”のデータIDを、対象データIDとしてデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。対象データIDは、対象データを識別するためのデータ識別情報の一例である。
制御プログラム65は、OS64のAPIを用いて、記憶部62に記憶されたデータを読み出し、編集し、或いは削除することができる。データIDは、OS64のAPIにデータを指定するために用いられる形式の情報である。データIDは、例えば、ファイルパスやURIである。なお、対象データの記憶先は、例えば、クラウドサーバ等の不図示の外部サーバであってもよい。すなわち、制御プログラム65は、外部サーバに記憶された対象データのデータIDを対象データIDとして、データ記憶領域62Bに一時記憶させてもよい。この場合の対象データIDは、例えば、対象データを外部サーバからダウンロードするためのURLの形式であってもよい。
次に、制御プログラム65は、第2画面の一例であるプレビュー画面を表示部53に表示させる(S33)。図12(A)は、プレビュー画面の一例である。図12(A)に示されるプレビュー画面は、プレビュー画像135と、プリントアイコン136とを含む。そして、制御プログラム65は、プレビュー画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S34)。ステップS33の処理は第2表示処理の一例であり、ステップS34の処理は受付処理の一例である。
プレビュー画像135は、対象データに対する指定動作を指定装置に実行させた結果を表す第2画像の一例である。本実施形態に係るプレビュー画像135は、対象データ“写真.JPEG”で示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を複合機10Aが実行したイメージを示す。制御プログラム65は、例えばステップS33において、OS64のAPIを用いて対象データをデータ記憶領域62Bから読み出し、当該対象データを用いてプレビュー画像データを生成する。一方、対象データが外部サーバに記憶されている場合、制御プログラム65は、ステップS33において、通信部55を通じて外部サーバから対象データを受信し、当該対象データを用いてプレビュー画像データを生成してもよい。プリントアイコン136は、後述する出力指示処理の実行に対応する出力指示オブジェクトの一例である。
次に、制御プログラム65は、プリントアイコン136の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S34:Yes)、指定装置である複合機10Aに通信部55を通じてプリント指示情報を送信する(S35)。プリント指示情報は、対象データに対するプリント動作を指定装置に実行させるための出力指示情報の一例である。本実施形態のプリント指示情報は、対象データIDで識別される対象データ“写真.JPEG”を含む。具体的には、制御プログラム65は、OS64のAPIを用いて対象データを読み出し、読み出した対象データを含むプリント指示情報を生成し、生成したプリント指示情報を通信部55を通じて複合機10Aに送信する。
なお、対象データIDが、外部サーバから対象データをダウンロードするためのURLである場合、制御プログラム65は、通信部55を通じて外部サーバから対象データを受信し、受信した対象データを含むプリント指示情報を生成し、生成したプリント指示情報を通信部55を通じて複合機10Aに送信してもよい。または、制御プログラム65は、外部サーバから対象データをダウンロードするためのURLを含むプリント指示情報を、通信部55を通じて複合機10Aに送信してもよい。
一方、図示は省略するが、複合機10Aの制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50からプリント指示情報を受信する。そして、制御プログラム35は、受信したプリント指示情報に従ったプリント動作をプリンタ部11に実行させる。すなわち、プリンタ部11は、プリント指示情報に含まれる対象データ“写真.JPEG”で示される画像を記録用紙に記録する。または、複合機10Aは、プリント指示情報に含まれるURLを用いて外部サーバから対象データをダウンロードし、当該対象データに対するプリント動作を、プリンタ部11に実行させてもよい。
また図示は省略するが、OS64は、データ選択画面或いはプレビュー画面と共に表示されたバックアイコン82の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、バックアイコン82が選択されたことを示す通知情報を、制御プログラム65に出力する。制御プログラム65は、OS64から出力された通知情報を受信したことに応じて、各画面が表示される直前に表示部53に表示されていた画面を再び表示部53に表示させる。すなわち、図11(B)に示されるデータ選択画面と共に表示されたバックアイコン82が選択されたことによって、図10(B)に示されるメイン画面が表示される。また、図12(A)に示されるプレビュー画面と共に表示されたバックアイコン82が選択されたことによって、図11(B)に示されるデータ選択画面が表示される。
一方、制御プログラム65は、動作アイコン122の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、図6に示されるように、FAXリストに含まれる複数のFAX特定情報を、指定装置である複合機10Aから通信部55を通じて受信する(S41)。より詳細には、制御プログラム65は、FAX特定情報の送信を要求する第2要求情報を、通信部55を通じて複合機10Aに送信する。次に、制御プログラム65は、第2要求情報の応答として送信されたFAX特定情報を、通信部55を通じて複合機10Aから受信する。そして、制御プログラム65は、受信したFAX特定情報をデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。ステップS41の処理は、第2受信処理の一例である。
次に、制御プログラム65は、FAX選択画面を表示部53に表示させる(S42)。図12(B)は、FAX選択画面の一例である。図12(B)に示されるFAX選択画面は、複数のFAXアイコン141、142を含む。FAXアイコン141、142は、ステップS41で受信した複数のFAX特定情報それぞれに対応するデータオブジェクトの一例である。また、FAXアイコン141、142には、対応するFAX特定情報に含まれる受信日時及び送信元電話番号が記述されている。そして、制御プログラム65は、FAX選択画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S43)。ステップS42の処理は第5表示処理の一例であり、ステップS43の処理は受付処理の一例である。
次に、制御プログラム65は、例えばFAXアイコン141の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S43:Yes)、FAXアイコン141に対応するFAX特定情報で特定されるFAXデータ1を、指定装置である複合機10Aから通信部55を通じて受信する(S44)。より詳細には、制御プログラム65は、FAXデータ1の送信を要求する第1要求情報を、通信部55を通じて複合機10Aに送信する。第1要求情報は、FAXアイコン141に対応するFAX特定情報に含まれるデータID“001”を含む。次に、制御プログラム65は、第1要求情報の応答として送信されたFAXデータ1を、対象データとして通信部55を通じて複合機10Aから受信する。そして、制御プログラム65は、受信した対象データをデータ記憶領域62Bに一時記憶させる。ステップS44の処理は、第1受信処理の一例である。
次に、制御プログラム65は、第1画面の一例であるFAXデータ画面を表示部53に表示させる(S45)。図13(A)は、FAXデータ画面の一例である。図13(A)に示されるFAXデータ画面は、FAX画像145と、共有プリントアイコン146と、保存アイコン147とを含む。FAXデータ画面は、ステップS44で受信したFAXデータ1で示される第1画像をユーザに確認させるための画面である。そして、制御プログラム65は、FAXデータ画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S46)。ステップS45の処理は第1表示処理の一例であり、ステップS46の処理は受付処理の一例である。
FAX画像145は、ステップS44で受信したFAXデータ1で示される画像である。また、FAX画像145に含まれるFAXヘッダには、例えば、対応するFAX特定情報に含まれる受信日時及び送信元電話番号等が含まれる。共有プリントアイコン146は、共有機能を利用して制御プログラム65を起動させ、当該制御プログラム65に対象データに対するプリント動作を実行させる指示に対応する。保存アイコン147は、対象データをデータフォルダに記憶させる指示に対応する。
次に、制御プログラム65は、保存アイコン147の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S46:保存アイコン)、対象データであるFAXデータ1をデータフォルダに記憶させる(S47)。なお、対象データの保存先はデータ記憶領域62Bに限定されず、不図示のストレージサーバ等であってもよい。また、制御プログラム65は、対象データの保存先を指定するユーザ操作を操作部54を通じて受け付け、指定された保存先に対象データを記憶させてもよい。ステップS47の処理は、第2記憶処理の一例である。
一方、制御プログラム65は、共有プリントアイコン146の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S46:共有プリントアイコン)、共有機能を利用して制御プログラム65を起動させる(S48)。ステップS48の処理は、起動処理の一例である。また、制御プログラム65は、データ記憶領域62Bに退避情報レコードが記憶されている場合に、当該退避情報レコードを削除する。さらに、制御プログラム65は、ステップS41で受信した複数のFAX特定情報と、ステップS44で受信したFAXデータとを、データ記憶領域62Bに一時記憶させたままにする。
FAX受信処理を実行中の制御プログラム65は、自身が共有元のアプリケーションとして制御プログラム65を起動させ、且つ共有先のアプリケーションとして動作する制御プログラム65に対象データID及び共有元動作IDを提供する。共有元動作IDとは、共有元の制御プログラム65が指定を受け付けた指定動作IDであって、本実施形態ではFAX受信動作の動作IDである。すなわち、制御プログラム65は、制御プログラム65のプログラムIDと、対象データ“FAXデータ1”のデータIDと、FAX受信動作の動作IDとを引数として、共有APIを実行する。
OS64は、共有APIが実行されたことに応じて、FAX受信処理を実行中の制御プログラム65をバックグラウンドで実行させ、新たな制御プログラム65をフォアグラウンドで実行させる。ここで、フォアグラウンド或いはバックグラウンドで実行される「制御プログラム65」は、「プロセス」と読み替えることができる。すなわち、OS64は、プログラムアイコン111が選択されたタイミングで制御プログラム65を実行して第1プロセスを生成し、ステップS48において再び制御プログラム65を実行して第2プロセスを生成する。そして、OS64は、ステップS48において、第1プロセスをバックグラウンドで待機させ、図7に示される外部起動処理を第2プロセスにフォアグラウンドで実行させる。
また図示は省略するが、OS64は、FAX選択画面と共に表示されたバックアイコン82の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて、バックアイコン82が選択されたことを示す通知情報を、制御プログラム65に出力する。制御プログラム65は、OS64から出力された通知情報を受信したことに応じて、FAX選択画面が表示される直前に表示部53に表示されていたメイン画面を、再び表示部53に表示させる。一方、FAXデータ画面と共に表示されたバックアイコン82が選択された場合の処理(S49、S50)は、後述する。
図7に示される外部起動処理は、対象データであるFAXデータ1に対するプリント動作を指定装置に実行させる処理である。共有先のアプリケーションとして実行される制御プログラム65は、共有先のアプリケーションとして実行される制御プログラム65から、対象データID及び共有元動作IDを取得する(S51:Yes)。そして、制御プログラム65は、第2画面の一例であるプレビュー画面を表示部53に表示させる(S52)。また、制御プログラム65は、プレビュー画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S53)。ステップS52の処理は第2表示処理の一例であり、ステップS53の処理は受付処理の一例である。
図13(B)は、プレビュー画面の一例である。図13(B)に示されるプレビュー画面は、プレビュー画像151と、装置アイコン152と、プリントアイコン153とを含む。プレビュー画像151は、対象データ“FAXデータ1”に対するプリント動作の実行結果を表す第2画像の一例である。装置アイコン152は、指定装置の切り替えに対応する装置切替オブジェクトの一例である。装置アイコン152には、装置情報レコードに含まれる装置ID“MFP−A”が記述されている。プリントアイコン153は、出力指示処理の実行に対応する出力指示オブジェクトの一例である。
次に、制御プログラム65は、装置アイコン152の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S53:装置アイコン)、装置情報レコードを退避させる(S54)。すなわち、制御プログラム65は、データ記憶領域62Bに記憶されている装置情報レコードを、退避情報レコードとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S54)。データ記憶領域62Bに退避情報レコードが既に記憶されている場合は、新たな退避情報レコードで上書きされる。ステップS54の処理は、退避処理の一例である。
また、制御プログラム65は、デバイス選択処理を実行する(S55)。デバイス選択処理の詳細は既に説明したので、再度の説明は省略する。本実施形態では、ステップS55で実行されるデバイス選択処理においてデバイスアイコン126が選択され、装置ID“MFP−B”及び動作情報“プリント動作”、“スキャン動作”を含む装置情報レコードがデータ記憶領域62Bに記憶されたものとして、以降の処理を説明する。そして、制御プログラム65は、新たな装置情報レコードに従ったプレビュー画面を、表示部53に表示させる(S52)。より詳細には、新たなプレビュー画面の装置アイコン152には、新たな指定装置ID“MFP−B”が記述される。
次に、制御プログラム65は、プリントアイコン153の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S56:Yes)、指定装置である複合機10Bに通信部55を通じてプリント指示情報を送信する(S35)。ステップS56におけるプリント指示情報は、対象データ“FAXデータ1”或いは対象データIDを含む。ステップS35の処理は、出力指示処理の一例である。そして、当該プリント指示情報を受信した複合機10Bの制御プログラム35は、プリント指示情報に従ったプリント動作をプリンタ部11に実行させる。
一方、制御プログラム65は、プレビュー画面と共に表示されたバックアイコン82の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S53:バックアイコン)、バック制御処理を実行する(S57)。バック制御処理は、装置情報レコードを変更するか否か、及び表示部53にどの画面を表示するかを制御する処理である。図8を参照して、バック制御処理の詳細を説明する。
まず、制御プログラム65は、退避情報レコードがデータ記憶領域62Bに記憶されているか否かを判断する(S61)。次に、制御プログラム65は、退避情報レコードが記憶されていると判断したことに応じて(S61:Yes)、装置ID選択画面を表示部53に表示させる(S62)。そして、制御プログラム65は、装置ID選択画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S63)。ステップS61の処理は第1判断処理の一例であり、ステップS62の処理は第3表示処理の一例であり、ステップS63の処理は受付処理の一例である。
図14(A)は、装置ID選択画面の一例である。図14(A)に示される装置ID選択画面は、旧装置アイコン155と、新装置アイコン156とを備える。旧装置アイコン155は、退避情報レコードに対応し、且つ退避情報レコードに含まれる装置IDが記述された旧装置オブジェクトの一例である。新装置アイコン156は、装置情報レコードに対応し、且つ装置情報レコードに含まれる装置IDが記述された新装置オブジェクトの一例である。
次に、制御プログラム65は、旧装置アイコン155の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S63:Yes)、装置情報レコードを退避情報レコードで上書きする(S64)。また、制御プログラム65は、退避情報レコードを削除する。すなわち、本実施形態では、装置情報レコード及び退避情報レコードが図3(B)の状態、換言すれば、ステップS54の実行前の状態に戻ることになる。ステップS64の処理は、上書き処理の一例である。
一方、制御プログラム65は、新装置アイコン156の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S63:No)、装置情報レコードに含まれる装置IDで識別される複合機10、すなわち、指定装置が共有元動作を実行可能か否かを判断する(S65)。なお、新装置アイコン156の選択を受け付けた制御プログラム65は、ステップS64の処理を実行しない。ステップS65の処理は、第2判断処理の一例である。
制御プログラム65は、例えばステップS65において、ステップS51で取得した共有元動作IDと、装置情報レコードに含まれる動作情報とを比較する。そして、制御プログラム65は、装置情報レコードに含まれる動作情報に共有元動作IDが含まれていることに応じて、指定装置が共有元動作を実行可能と判断する。一方、制御プログラム65は、装置情報レコードに含まれる動作情報に共有元動作IDが含まれていないことに応じて、指定装置が共有元動作を実行不能と判断する。
共有先のアプリケーションとして実行される制御プログラム65は、ステップS64の処理を実行したことに応じて、動作の終了をOS64に通知する。より詳細には、制御プログラム65は、外部起動処理においてリターンコマンドを実行する。また、制御プログラム65は、退避情報レコードが記憶されていないと判断したことに応じて(S61:No)、ステップS62〜S64の処理をスキップして、動作の終了をOS64に通知する。さらに、制御プログラム65は、指定装置が共有元動作を実行可能と判断したことに応じて(S65:Yes)、動作の終了をOS64に通知する。
OS64は、第2プロセスから動作の終了が通知されたことに応じて、当該第2プロセスを終了させ、図6に示されるステップS44以降の処理を第1プロセスにフォアグラウンドで実行させる。共有元アプリケーションとして動作する制御プログラム65は、図13(A)に示されるFAXデータ画面を、表示部53に表示させる。ここで表示されるFAXデータ画面は、ステップS48の前にデータ記憶領域62Bに一時記憶されたFAXデータ1で示されるFAX画像を含む。ステップS46以降の処理は既に説明したので、再度の説明は省略する。
また、OS64は、FAXデータ画面と共に表示されたバックアイコン82の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S46:バックアイコン)、バックアイコン82が選択されたことを示す通知情報を、制御プログラム65に出力する。制御プログラム65は、OS64から出力された通知情報を受信したことに応じて、退避情報レコードがデータ記憶領域62Bに記憶されているか否かを判断する(S49)。ステップS49の処理は、第3判断処理の一例である。
そして、制御プログラム65は、退避情報レコードが記憶されていないと判断したことに応じて(S49:No)、FAXデータ画面が表示される直前に表示部53に表示されていたFAX選択画面、すなわち図12(B)に示されるFAX選択画面を再び表示部53に表示させる(S42)。ここで表示されるFAX選択画面は、ステップS48の前にデータ記憶領域62Bに一時記憶されたFAX特定情報に対応するFAXアイコン141、142を含む。すなわち、制御プログラム65は、退避情報レコードが記憶されていないと判断したことに応じて(S49:No)、ステップS41、S42のうちのステップS42の処理のみを実行する。
一方、制御プログラム65は、退避情報レコードが記憶されていると判断したことに応じて(S49:Yes)、FAXリストの再受信を報知する(S50)。制御プログラム65は、例えばステップS50において、「指定装置が変更されました。FAXリストを再受信します。」等のメッセージを、表示部53に表示させる。ステップS50の処理は、報知処理の一例である。また、制御プログラム65は、退避情報レコードを削除する。そして、制御プログラム65は、新たな指定装置に記憶されたFAXリストを受信するために、ステップS41以降の処理を実行する。すなわち、制御プログラム65は、退避情報レコードが記憶されていると判断したことに応じて(S49:Yes)、ステップS41、S42の両方の処理を実行する。
図8に戻って、制御プログラム65は、指定装置が共有元動作を実行不能と判断したことに応じて(S65:No)、メイン画面への移動を報知する(S66)。制御プログラム65は、例えばステップS66において、「FAX受信動作を実行不能な指定装置が指定されました。メイン画面に移動します。」等のメッセージを、表示部53に表示させる。そして、制御プログラム65は、当該メッセージを表示させてから予め定められた時間が経過したことに応じて、動作の終了をOS64に通知する。OS64は、第2プロセスから動作の終了が通知されたことに応じて、当該第2プロセスを終了させ、図4(A)に示されるステップS11以降の処理を第1プロセスにフォアグラウンドで実行させる。すなわち、共有元のアプリケーションとして実行される制御プログラム65は、FAXデータ画面に代えて、メイン画面を表示部53に表示させる(S11)。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態に係る記録システム100は、例えば下記のようなシチュエーションにおいて、有利な効果を奏する。まず、複合機10AのみがFAX受信動作を実行し、且つ携帯端末50のユーザは複合機10Bに近い位置で作業中だとする。ユーザは、複合機10Aに記憶されているFAXデータ1を携帯端末50を通じて確認し、当該FAXデータ1に対するプリント動作を複合機10Bに実行させる。そして、ユーザは、FAX選択画面に戻るために、バックアイコン82を選択する。
このような場合において、ステップS55で指定装置が複合機10Bに変更されたとすると、バックアイコン82で戻ったFAX選択画面を通じてFAXアイコンを選択したとしても、当該FAXアイコンに対応するFAXデータを複合機10Aから受信することができなくなる。そこで、共有機能の利用後のプレビュー画面から共有機能の利用前のFAXデータ面に戻る際に、新装置IDを旧装置IDで上書きすることによって、指定装置が変更されたことに起因する不具合が抑制される。
また、新装置ID及び旧装置IDの1つを装置ID選択画面を通じて選択させることによって、共有機能の利用前の処理を継続するか否かを、ユーザに選択させることができる。そして、新装置IDで識別される指定装置が形成動作を実行できる場合に、指定装置が変更されたことを報知した上で(S50)、新装置IDで識別される指定装置からFAX特定情報を受信し直せばよい。一方、新装置IDで識別される指定装置が形成動作を実行できない場合に、FAXデータ画面に代えてメイン画面を表示することによって、ユーザが指定装置の変更に気づかないまま処理を継続することを防止できる。
なお、制御プログラム65は、退避情報レコードがデータ記憶領域62Bに記憶されている場合(S61)に、指定装置が変更されていることを報知する報知処理を、ステップS62〜S66の処理に代えて実行したうえで、第1表示処理(S45)を実行してもよい。また、共有機能を利用して起動された制御プログラム65は、図7に示される外部起動処理に代えて、図9に示される外部起動処理を実行してもよい。以下、図9を参照して、変形例に係る外部起動処理を説明する。但し、図7と共通する処理の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。
[変形例]
まず、共有先のアプリケーションとして実行される制御プログラム65は、共有機能によって起動されたことに応じて、共有元のアプリケーションから対象データID及び共有元IDを取得する(S71:Yes)。共有元IDは、共有元のアプリケーションを識別するためのプログラム識別情報の一例である。また、ステップS71は、共有元動作IDの取得が省略される点において、ステップS51と相違する。
次に、制御プログラム65は、共有機能における第1プログラム及び第2プログラムが同一か否かを判断する(S72)。より詳細には、制御プログラム65は、ステップS71で取得した共有元IDと、自身のプログラムIDとを比較する。そして、制御プログラム65は、共有元IDとプログラムIDとが一致することに応じて、第1プログラム及び第2プログラムが同一と判断する。一方、制御プログラム65は、共有元IDとプログラムIDとが相違することに応じて、第1プログラム及び第2プログラムが相違すると判断する。ステップS72の処理は、判断処理の一例である。
次に、制御プログラム65は、第1プログラム及び第2プログラムが同一と判断したことに応じて(S72:Yes)、図14(B)に示されるプレビュー画面を表示部53に表示させる(S73)。一方、制御プログラム65は、第1プログラム及び第2プログラムが相違すると判断したことに応じて(S72:No)、図13(B)に示されるプレビュー画面を表示部53に表示させる(S74)。そして、制御プログラム65は、プレビュー画面に含まれるアイコンの選択を、操作部54を通じて受け付ける(S75)。ステップS74の処理は第2表示処理の一例であり、ステップS75の処理は受付処理の一例である。
図14(B)に示されるプレビュー画面は、図13(B)に示されるプレビュー画面と比較すると、装置アイコン152が選択不能な態様である点において相違し、その他の点において共通する。すなわち、制御プログラム65は、第1プログラム及び第2プログラムが一致することに応じて、プレビュー画面に含まれる装置アイコン152を選択不能とする。一方、制御プログラム65は、第1プログラム及び第2プログラムが相違することに応じて、プレビュー画面に含まれる装置アイコン152を選択可能とする。なお、図14(B)の例では、選択不能な態様の一例として装置アイコン152をグレーアウトしているが、図14(B)に示されるプレビュー画面において、装置アイコン152を非表示にしてもよい。
次に、制御プログラム65は、図13(B)に示される装置アイコン152の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S75:装置アイコン)、デバイス選択処理を実行する(S76)。一方、制御プログラム65は、図14(B)に示される装置アイコン152の選択を操作部54を通じて受け付けても、デバイス選択処理を実行しない。デバイス選択処理の詳細は既に説明したので、再度の説明は省略する。また、変形例に係る外部起動処理では、退避処理(S54)が省略される。また、制御プログラム65は、プリントアイコン153の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S75:プリントアイコン)、出力指示処理を実行する(S77)。ステップS77の処理は、ステップS56の処理と共通する。
さらに、OS64は、プレビュー画面と共に表示されたバックアイコン82の選択を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S75:バックアイコン)、バックアイコン82が選択されたことを示す通知情報を、制御プログラム65に出力する。共有先のアプリケーションとして実行される制御プログラム65は、OS64から出力された通知情報を受信したことに応じて、動作の終了をOS64に通知する。
OS64は、第2プロセスから動作の終了が通知されたことに応じて、当該第2プロセスを終了させ、図6に示されるステップS44以降の処理を第1プロセスにフォアグラウンドで実行させる。すなわち、共有元のアプリケーションとして実行される制御プログラム65は、プレビュー画面が表示される直前に表示部53に表示されていたFAXデータ画面を、再び表示部53に表示させる(S45)。なお、変形例に係る外部起動処理では、バック制御処理(S57)が省略される。
上記の変形例によれば、FAX受信処理を実行する制御プログラム65が共有機能を利用して制御プログラム65を起動させた場合において、外部起動処理において装置情報レコードの更新が規制される。その結果、指定装置が変更されたことに起因して、共有機能の利用前の処理が適切に継続できなくなることが抑制される。
また、上記の実施形態の携帯端末50において、記憶部62のプログラム記憶領域62Aに記憶された各種プログラムがCPU61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、携帯端末50として実現できるだけでなく、携帯端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワーク101を通じて携帯端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワーク101を通じて配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
25,55・・・通信部
31,61・・・CPU
35,65・・・制御プログラム
50・・・携帯端末
53・・・表示部
54・・・操作部
62・・・記憶部

Claims (11)

  1. 通信部と、記憶部と、表示部と、操作部とを備える携帯端末が読み取り可能なプログラムであって、前記携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供し、前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能であり、前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能であり、
    該プログラムは、
    前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
    前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを前記携帯端末に実行させることが可能であり、
    該プログラムは、該プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を前記携帯端末に実行させ、前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データであり、
    該プログラムは、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての該プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を前記携帯端末に実行させ、
    前記第2プログラムとしての該プログラムは、前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が該プログラムから提供されたことに応じて、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、装置切替オブジェクトと、出力指示オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を旧装置識別情報として前記記憶部に記憶させる退避処理、及び前記第1記憶処理を前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を前記携帯端末に実行させ、前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報であり、
    該プログラムは、
    前記記憶部に前記旧装置識別情報が記憶されているか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1表示処理の実行に先立って、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を前記旧装置識別情報で上書きする上書き処理とを前記携帯端末に実行させるプログラム。
  2. 該プログラムは、
    前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、旧装置オブジェクトを含む第3画面を前記表示部に表示させる第3表示処理と、
    前記旧装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記上書き処理及び前記第1表示処理とを前記携帯端末に実行させる請求項1に記載のプログラム。
  3. 該プログラムは、
    前記第3表示処理において、新装置オブジェクトをさらに含む前記第3画面を前記表示部に表示させ、
    前記新装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記指定装置が前記形成動作を実行可能か否かを判断する第2判断処理を前記携帯端末に実行させ、
    前記形成動作を実行可能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記上書き処理を省略して前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させ、
    前記形成動作を実行不能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記上書き処理及び前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させない請求項2に記載のプログラム。
  4. 該プログラムは、前記形成動作を実行不能と前記第2判断処理で判断したことに応じて、第4画面を前記表示部に表示させる第4表示処理を、前記上書き処理及び前記第1表示処理に代えて前記携帯端末に実行させ、前記第4画面は、形成動作オブジェクトと、出力動作オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、
    前記形成動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記形成動作によって形成された画像データを前記指定装置から取得し、
    前記出力動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記指定装置に前記出力動作を実行させる請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記形成動作は、FAXプロトコルに準拠した方式で外部装置から前記画像データを受信するFAX受信動作であり、
    前記処理装置は、前記FAX受信動作で受信した複数の前記画像データを記憶し、
    該プログラムは、
    前記指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記指定装置に記憶された複数の前記画像データそれぞれを識別するための複数の前記データ識別情報を、前記通信部を通じて当該指定装置から受信する第2受信処理と、
    第5画面を前記表示部に表示させる第5表示処理とを前記携帯端末に実行させ、前記第5画面は、前記第2受信処理で受信した複数の前記データ識別情報それぞれに対応する複数のデータオブジェクトを含み、
    該プログラムは、
    前記データオブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、当該データオブジェクトに対応する前記データ識別情報で識別される前記画像データを、前記対象データとして受信する前記第1受信処理と、
    前記第1画面を前記表示部に表示させる前記第1表示処理とを前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、さらに、
    前記記憶部に記憶された前記装置識別情報が前記起動処理の前後で変更されたか否かを判断する第3判断処理を前記携帯端末に実行させ、
    前記第1画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記装置識別情報が変更されたと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2受信処理及び前記第5表示処理の両方を前記携帯端末に実行させ、
    前記第1画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記装置識別情報が変更されていないと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2受信処理及び前記第5表示処理のうちの前記第5表示処理のみを前記携帯端末に実行させる請求項3又は4に記載のプログラム。
  6. 該プログラムは、前記装置識別情報が変更されたと前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2受信処理を再び実行することを報知する報知処理を前記携帯端末に実行させる請求項5に記載のプログラム。
  7. 該プログラムは、前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、第3画面を前記表示部に表示させる第3表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記第3画面は、旧装置オブジェクトと、新装置オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、前記旧装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記上書き処理及び前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、前記新装置オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、第4画面を前記表示部に表示させる第4表示処理を、前記上書き処理及び前記第1表示処理に代えて前記携帯端末に実行させ、前記第4画面は、形成動作オブジェクトと、出力動作オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、
    前記形成動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記形成動作によって形成された画像データを前記指定装置から取得し、
    前記出力動作オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記指定装置に前記出力動作を実行させる請求項2に記載のプログラム。
  8. 通信部と、記憶部と、表示部と、操作部とを備える携帯端末が読み取り可能なプログラムであって、前記携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供し、前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能であり、前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能であり、
    該プログラムは、
    前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
    前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを前記携帯端末に実行させることが可能であり、
    該プログラムは、該プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を前記携帯端末に実行させ、前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データであり、
    該プログラムは、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての該プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を前記携帯端末に実行させ、
    前記第2プログラムとしての該プログラムは、前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が該プログラムから提供されたことに応じて、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、装置切替オブジェクトと、出力指示オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を旧装置識別情報として前記記憶部に記憶させる退避処理、及び前記第1記憶処理を前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を前記携帯端末に実行させ、前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報であり、
    該プログラムは、
    前記記憶部に前記旧装置識別情報が記憶されているか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1表示処理の実行に先立って、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報の変更を報知する報知処理とを前記携帯端末に実行させるプログラム。
  9. 通信部と、記憶部と、表示部と、操作部とを備える携帯端末が読み取り可能なプログラムであって、前記携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供し、前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能であり、前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能であり、
    該プログラムは、
    前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
    前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを前記携帯端末に実行させることが可能であり、
    該プログラムは、該プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動されたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を前記携帯端末に実行させ、前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データであり、
    該プログラムは、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を前記携帯端末に実行させ、前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての該プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を前記携帯端末に実行させ、
    前記第2プログラムとしての該プログラムは、前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が該プログラムから提供されたことに応じて、前記第1プログラム及び前記第2プログラムが同一か否かを判断する判断処理と、
    第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理とを前記携帯端末に実行させ、前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、出力指示オブジェクトとを含み、
    該プログラムは、
    前記第1プログラム及び前記第2プログラムが同一と前記判断処理で判断した場合の前記第2表示処理において、装置切替オブジェクトをさらに含む前記第2画面を前記表示部に表示させ、
    前記第1プログラム及び前記第2プログラムが異なると前記判断処理で判断した場合の前記第2表示処理において、選択可能な前記装置切替オブジェクトを含まない前記第2画面を前記表示部に表示させ、
    該プログラムは、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1記憶処理を前記携帯端末に実行させ、
    該プログラムは、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を前記携帯端末に実行させ、前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報であり、
    該プログラムは、前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付けたことに応じて、前記第1表示処理を前記携帯端末に実行させるプログラム。
  10. 該プログラムは、
    前記第1表示処理において、前記対象データを前記記憶部に記憶させることに対応する記憶指示オブジェクトをさらに含む前記第1画面を前記表示部に表示させ、
    前記記憶指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記対象データを前記記憶部に記憶させる第2記憶処理を前記携帯端末に実行させる請求項1から9のいずれかに記載のプログラム。
  11. 通信部と、
    記憶部と、
    表示部と、
    操作部と、
    制御部とを備える携帯端末であって、
    該携帯端末のOSは、第1プログラムが指定した第2プログラムを起動し、且つ前記第1プログラムが指定した指定情報を前記第2プログラムに提供する共有機能を提供し、
    前記通信部は、複数の処理装置と電気的に接続することが可能であり、
    前記処理装置は、画像データを形成する形成動作、及び前記画像データで示される画像を出力する出力動作の少なくとも1つを実行可能であり、
    前記記憶部は、プログラムを記憶しており、
    前記プログラムを実行する前記制御部は、
    前記操作部を通じてユーザが指定した前記処理装置である指定装置を識別するための装置識別情報を前記記憶部に記憶させる第1記憶処理と、
    前記表示部に表示されたオブジェクトを選択するユーザ操作を、前記操作部を通じて受け付ける受付処理とを実行することが可能であり、
    前記プログラムの起動を指示する指示操作を受け付けた前記OSによって前記共有機能によらずに起動された当該プログラムを実行する前記制御部は、前記通信部を通じて前記指定装置から対象データを受信する第1受信処理を実行し、前記対象データは、前記指定装置が実行した前記形成動作によって形成された前記画像データであり、
    前記制御部は、第1画面を前記表示部に表示させる第1表示処理を実行し、前記第1画面は、前記対象データで示される第1画像と、共有オブジェクトとを含み、
    前記制御部は、前記共有オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、自身が前記第1プログラムとして、前記対象データを識別するためのデータ識別情報を前記指定情報として前記OSに対して指定し、且つ前記第2プログラムとしての前記プログラムを前記共有機能を利用して起動させる起動処理を実行し、
    前記共有機能によって起動され、且つ前記データ識別情報が前記プログラムから提供された前記第2プログラムとしての前記プログラムを実行する前記制御部は、第2画面を前記表示部に表示させる第2表示処理を実行し、前記第2画面は、前記対象データに対する前記出力動作の結果を表す第2画像と、装置切替オブジェクトと、出力指示オブジェクトとを含み、
    前記制御部は、前記装置切替オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を旧装置識別情報として前記記憶部に記憶させる退避処理、及び前記第1記憶処理を実行し、
    前記制御部は、前記出力指示オブジェクトの選択を前記受付処理で受け付けたことに応じて、前記通信部を通じて前記指定装置に出力指示情報を送信する出力指示処理を実行し、前記出力指示情報は、前記対象データに対して前記出力動作を実行させるための情報であり、
    前記制御部は、
    前記記憶部に前記旧装置識別情報が記憶されているか否かを判断する第1判断処理と、
    前記第2画面の直前に前記表示部に表示されていた画面への切り替えを指示するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、且つ前記旧装置識別情報が記憶されていると前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1表示処理の実行に先立って、前記記憶部に記憶された前記装置識別情報を前記旧装置識別情報で上書きする上書き処理とを実行する携帯端末。
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