JP2015180177A - 給電装置および給電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、電子機器に適切に給電することが可能な給電装置および給電方法を提供する。【解決手段】この給電装置20は、受電装置10に給電する給電部24と、受電装置10と無線通信するBlutoothモジュール29と、給電部24からの給電の状態変化に基づく、Blutoothモジュール29からの無線通信状態に基づき、給電する受電装置10を特定する制御部30と、を備える。【選択図】図4

Description

この発明は、給電装置および給電方法に関し、特に、電子機器と無線通信する通信部を備える給電装置および給電方法に関する。
従来、電子機器と無線通信する通信部を備える給電装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、電子機器と非接触通信(無線通信)するための通信部と、電子機器に非接触送電(給電)する送電部とを備える充電器(給電装置)が開示されている。この充電器は、通信部を介して電子機器の電子機器情報を取得するとともに、取得した電子機器情報に基づいて送電部からの送電電力を調整して送電するように構成されていると考えられる。
特開2012−65472号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の充電器(一の充電器)では、非接触通信が可能な範囲内に、一の充電器と他の充電器とが配置されるような場合には、充電のため一の充電器に配置された一の電子機器が他の充電器と通信するとともに、充電のため他の充電器に配置された他の電子機器が一の充電器と通信してしまう場合がある。この場合には、一の充電器と他の充電器との各々において、充電のため配置された電子機器とは異なる電子機器の電子機器情報が取得されるとともに、充電のため配置された電子機器とは異なる電子機器の電子機器情報に基づいて送電電力を調整してしまうため、充電のため配置された電子機器に適切に送電することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、電子機器に適切に給電することが可能な給電装置および給電方法を提供することである。
この発明の第1の局面による給電装置は、電子機器に給電する給電部と、電子機器と無線通信する通信部と、給電部からの給電の状態変化に基づく、通信部からの無線通信状態に基づき、給電する電子機器を特定する制御部と、を備える。
この発明の第1の局面による給電装置では、上記の構成を有する制御部を設けることによって、給電する電子機器を特定することができる。その結果、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、電子機器に適切に給電することができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、給電の状態変化は、給電部から給電している状態から、給電部からの給電が中断した状態への変化である。このように構成すれば、給電している状態から給電が中断した状態に変化させた際に、通信部を介して通信していた電子機器と、給電部から給電していた電子機器とが一致する場合には、給電が中断した状態において給電部から電子機器への給電が途絶えることにより電子機器との通信が途絶える一方、一致しない場合には、給電が中断した状態においても他の給電装置の給電部から給電されることにより電子機器との通信が途絶えない(継続する)ことを利用して、給電する電子機器を容易に特定することができる。
上記給電の状態変化が給電している状態から給電が中断した状態への変化である構成において、好ましくは、制御部は、無線通信が切断された電子機器を、給電する電子機器と特定し、給電を再開するように構成されている。このように構成すれば、給電すると特定された電子機器に適切に給電することができる。
上記給電の状態変化が給電している状態から給電が中断した状態への変化である構成において、好ましくは、制御部は、無線通信が切断されない電子機器に対して、給電を再開しないように構成されている。このように構成すれば、給電すると特定されていない電子機器に不適切に給電してしまうのを抑制することができる。
上記無線通信が切断された電子機器を給電する電子機器と特定する構成において、好ましくは、制御部は、給電部が給電を中断した際に、通信部を介して無線通信した電子機器と、給電部が給電を中断した電子機器とが異なる場合、給電を再開しないように構成されている。このように構成すれば、通信部を介して無線通信した電子機器と、給電部が給電を中断した電子機器とが異なる場合に、不適切に給電してしまうのを確実に抑制することができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、通信部を介して、無線通信した電子機器の識別情報を取得する識別情報取得部をさらに備え、制御部は、識別情報に基づき、給電する電子機器を特定するように構成されている。このように構成すれば、取得された識別情報に基づいて、給電する電子機器を確実に特定することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、給電部から給電を再開した際に取得した電子機器の識別情報が、給電すると特定された電子機器の識別情報と一致した場合には、給電を継続する制御を行い、一致しない場合には、給電を停止するように構成されている。このように構成すれば、給電部から給電を再開した際に取得した電子機器の識別情報が、給電すると特定された電子機器の識別情報と一致した場合には、給電を継続することによって、電子機器への適切な給電をより確実に行うことができる。また、一致しない場合には、給電を停止することによって、電子機器に不適切に給電してしまうのをより確実に抑制することができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、制御部は、電子機器への給電を開始してから所定の時間内に、給電を中断するように構成されている。このように構成すれば、給電を開始してから所定の時間内に、容易に、給電する電子機器を特定することができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、制御部は、給電を再開してから所定のタイミングで給電を中断させ、給電する電子機器を特定する制御を複数回行うように構成されている。このように構成すれば、給電中に電子機器が追加された場合などにも、再び給電する電子機器を特定することができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、制御部の制御の過程を示す情報を通知する通知部をさらに備える。このように構成すれば、制御部の制御の過程を容易にユーザに認識させることができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、給電の状態変化は、給電部からの給電が中断した状態から、給電部からの給電が再開した状態への変化である。このように構成すれば、給電が中断した状態から給電が再開した状態に変化させた際に、通信部を介して通信していた電子機器と、給電部から給電していた電子機器とが一致する場合には、給電が再開した状態において給電部から電子機器への給電が再開することにより電子機器との通信が再開する一方、一致しない場合には、給電が再開した状態においても他の給電装置の給電部から給電されることにより電子機器との通信が再開しないことを利用して、給電する電子機器を容易に特定することができる。
上記給電の状態変化が給電が中断した状態から給電が再開した状態への変化である構成において、好ましくは、制御部は、無線通信の初期情報を送信した電子機器を、給電する電子機器と特定し、給電を再開するように構成されている。このように構成すれば、給電すると特定された電子機器に適切に給電することができる。
上記給電の状態変化が給電が中断した状態から給電が再開した状態への変化である構成において、好ましくは、制御部は、無線通信の初期情報を送信しない電子機器に対して、給電を再開しないように構成されている。このように構成すれば、給電すると特定されていない電子機器に不適切に給電してしまうのを抑制することができる。
上記無線通信の初期情報を送信した電子機器を給電する電子機器と特定する構成において、好ましくは、制御部は、給電部が給電を再開した際に、通信部を介して無線通信した電子機器と、給電部が給電を再開した電子機器とが異なる場合、再開した給電を停止するように構成されている。このように構成すれば、通信部を介して無線通信した電子機器と、給電部が給電を再開した電子機器とが異なる場合に、不適切に給電が行われるのを確実に抑制することができる。
上記第1の局面による給電装置において、好ましくは、電子機器は、給電部から電力を受電する受電部と、受電部により受電された電力を他の電子機器に送信する電力送信部とを備える電子機器を含む。このように構成すれば、受電部を備えない他の電子機器にも、電力を送信することができる。
この発明の第2の局面による給電方法は、給電部から電子機器に給電するステップと、通信部により電子機器と無線通信するステップと、給電部からの給電の状態変化に基づく、通信部からの無線通信状態に基づき、給電する電子機器を制御部により特定するステップと、を備える。
この発明の第2の局面による給電方法では、上記のようなステップを設けることによって、第1の局面による給電装置と同様に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、電子機器に適切に給電することが可能な給電方法を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、電子機器に適切に給電することが可能な給電装置および給電方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態による非接触給電システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による給電装置のユーザに対する通知の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態による非接触給電システムの受電装置が一致する場合の給電処理を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第1実施形態による給電装置の給電処理を説明するためのフローチャートである。 図4の給電処理の続きを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による受電装置の受電処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による給電装置の給電処理を説明するためのフローチャートである。 図7の給電処理の続きを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態による非接触給電システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による非接触給電システムの受電装置が一致する場合の給電処理を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第3実施形態による給電装置の給電処理を説明するためのフローチャートである。 図11の給電処理の続きを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態による受電装置の受電処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態による給電装置の給電処理を説明するためのフローチャートである。 図14の給電処理の続きを示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態による非接触給電システムの全体構成を示すブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による非接触給電システム100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による非接触給電システム100は、図1に示すように、受電装置10と、受電装置10に給電する給電装置20とを備えている。この非接触給電システム100では、磁界共鳴方式の非接触給電により給電装置20から受電装置10への給電が行われるとともに、Bluetooth(登録商標)規格に基づく無線通信により受電装置10と給電装置20との通信(接続)が行われる。また、非接触給電システム100では、無線通信により受電装置10における受電電圧情報が給電装置20により取得されるとともに、取得された受電電圧情報に基づいて、給電装置20により給電電力が制御される。この非接触給電システム100では、受電装置10として、非接触給電が可能な電子機器であれば、どのような電子機器が用いられてもよい。受電装置10の一例としては、たとえば、ノートパソコンや、電動アシストカートなどの電子機器が用いられる。なお、受電装置10は、本発明の「電子機器」の一例である。
ここで、Bluetooth規格に基づく無線通信が可能な範囲内に、各々受電装置と給電装置とを備える一の非接触給電システムと一の非接触給電システムとは異なる他の非接触給電システムが配置されるような場合には、一の非接触給電システムの受電装置が他の非接触給電システムの給電装置と通信するとともに、他の非接触給電システムの受電装置が一の非接触給電システムの給電装置と通信してしまう場合がある。この場合には、一の非接触給電システム(他の非接触給電システム)の給電装置は、他の非接触給電システム(一の非接触給電システム)の受電装置の受電電圧情報を取得してしまうため、受電装置に適切に給電することができない。
そこで、第1実施形態の非接触給電システム100では、給電装置20は、受電装置10へ給電する給電状態から、受電装置10へ給電しない非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10との通信が途絶えるか否かを判定することによって、通信していた受電装置と、給電していた受電装置10とが一致するか否かの一致判定を行うように構成されている。そして、給電装置20は、一致判定により一致すると判定された場合には、受電装置10への給電を再開する制御を行うように構成されている。これにより、受電装置10に適切に給電することが可能である。この一致判定を含む給電処理の詳細については、受電装置10および給電装置20の構成要素の説明の後、説明する。
受電装置10は、受電部11と、整流部12と、電圧変換部13と、被給電部14と、ROM15と、RAM16と、Bluetoothモジュール17と、制御部18とを含んでいる。
受電部11は、所定の共振周波数で共振する共振コイルにより構成されている。また、受電部11は、磁界共鳴方式により共振コイルが共振(共鳴)されることによって、交流電圧を発生(受電)するように構成されている。また、受電部11は、発生した交流電圧を整流部12に出力するように構成されている。
整流部12は、受電部11において発生した交流電圧を直流電圧に整流するように構成されている。また、整流部12は、整流した直流電圧を電圧変換部13に出力するとともに、整流した直流電圧を受電電圧情報として制御部18に出力するように構成されている。
電圧変換部13は、整流部12から入力された直流電圧を、被給電部14に給電するための所定の直流電圧値に変換するように構成されている。また、電圧変換部13は、所定の直流電圧値に変換した直流電圧により被給電部14に給電するように構成されている。
被給電部14は、二次電池により構成されており、電圧変換部13から給電されることにより、充電される。また、被給電部14は、受電装置10の図示しない電源スイッチにより電源がオンされたオン状態において、受電装置10の各構成要素に電力を供給するように構成されている。また、被給電部14は、受電部11により受電が行われた場合には、図示しない電源スイッチにより電源がオフされたオフ状態においても、受電装置10の各構成要素に電力を供給するように構成されている。
ROM15は、書き換え可能なフラッシュROMを含む不揮発性のメモリである。ROM15には、制御部18により用いられる各種のデータが格納される。詳細には、ROM15には、後述する受電処理(図6参照)に対応するプログラムなどが格納される。
RAM16は、揮発性のメモリである。また、RAM16は、ROM15に格納されたデータが制御部18により用いられる際などに、作業領域として利用されるように構成されている。詳細には、RAM16は、受電処理に対応するプログラムが制御部18により実行される際などに作業領域として利用されるように構成されている。
Bluetoothモジュール17は、Bluetooth規格に基づいて無線通信が可能なように構成されている。受電装置10は、Bluetoothモジュール17を介して、給電装置(給電装置20を含む給電装置)と無線通信するように構成されている。また、Bluetoothモジュール17は、固有の識別情報としてBDアドレスを有している。なお、BDアドレスは、本発明の「識別情報」の一例である。
制御部18は、受電装置10の各構成要素を制御するように構成されている。詳細には、制御部18は、各構成要素を制御して、給電装置20から受電するための受電処理(図6参照)に関する制御を行うように構成されている。また、制御部18は、整流部12から受電電圧情報を取得するとともに、Bluetoothモジュール17を介して給電装置20に取得した受電電圧情報を送信する制御を行うように構成されている。
給電装置20は、電源部21と、増幅部22と、整合部23と、給電部24と、表示ドライバ25と、表示部26と、ROM27と、RAM28と、Bluetoothモジュール29と、制御部30とを含んでいる。なお、表示部26は、本発明の「通知部」の一例である。また、ROM27は、本発明の「識別情報取得部」の一例である。また、Bluetoothモジュール29は、本発明の「通信部」の一例である。
電源部21は、図示しない商用電源から電力を供給されて、後述する給電部24の有する共振周波数と対応する所定の周波数を有する交流電力を増幅部22に出力するように構成されている。増幅部22は、入力された交流電力を増幅するとともに、整合部23を介して、増幅した交流電力を給電部24に出力するように構成されている。
整合部23は、電源部21側のインピーダンスと、給電部24側のインピーダンスとをマッチング(整合)するように構成されている。これにより、整合部23は、インピーダンスの不整合に起因して電力伝送の効率が低下するのを抑制するように構成されている。
給電部24は、受電装置10の受電部11が有する所定の共振周波数と同じ共振周波数で共振する共振コイルにより構成されている。ここで、給電部24から受電部11への磁界共鳴方式による非接触給電について説明する。
給電部24では、所定の周波数を有する交流電力が流れると、共振コイルが所定の共振周波数で振動する。これにより、給電部24の共振コイルの近傍に、所定の共振周波数で振動する磁界が発生する。そして、給電部24の共振コイルにより所定の共振周波数で振動する磁界が形成された空間に配置された受電部11では、共振周波数が一致しているので、受電部11の共振コイルが所定の共振周波数で振動する。これにより、給電部24の共振コイルと、受電部11の共振コイルとが同じ所定の共振周波数で共振(共鳴)する。その結果、受電部11において交流電圧が発生して、給電部24から受電部11への非接触給電がなされる。
表示ドライバ25は、制御部30の制御に基づいて表示部26の表示を制御するように構成されている。そして、表示部26は、表示ドライバ25の制御に基づいて、ユーザに対して給電の状態を通知するための表示を表示するように構成されている。ユーザに対して給電の状態を通知するための表示とは、図2に示すように、給電装置20から受電装置10に給電していないことを示す「待機中の表示」、給電装置20と受電装置10とが接続過程であることを示す「接続過程の表示」、給電装置20から受電装置10へ給電していることを示す「給電中の表示」などである。つまり、表示部26は、制御部30の制御の過程を示す情報を通知するように構成されている。なお、表示部26には、その他の表示がなされてもよい。また、表示部26は、本発明の「通知部」の一例である。
ROM27は、書き換え可能なフラッシュROMを含む不揮発性のメモリである。ROM27には、制御部30により用いられる各種のデータが格納される。詳細には、ROM27には、後述する給電処理(図4および図5参照)に対応するプログラムや、受電装置10から取得した識別情報(BDアドレス)が格納される。なお、ROM27は、本発明の「識別情報取得部」の一例である。
RAM28は、揮発性のメモリである。また、RAM28は、ROM27に格納されたデータが制御部30により用いられる際に、作業領域として利用されるように構成されている。詳細には、RAM28は、給電処理に対応するプログラムが制御部30により実行される際などに作業領域として利用されるように構成されている。
Bluetoothモジュール29は、Bluetooth規格に基づいて無線通信が可能なように構成されている。給電装置20は、Bluetoothモジュール29を介して、一度に1つの受電装置(受電装置10を含む受電装置)とのみ無線通信が可能なように構成されている。
制御部30は、給電装置20の各構成要素を制御するように構成されている。詳細には、制御部30は、各構成要素を制御して、受電装置10に給電するための給電処理に関する制御を行うように構成されている。
次に、図3を参照して、受電装置10の受電処理および給電装置20の給電処理に関する制御について説明する。
給電装置20(図1参照)の制御部30(図1参照)は、図3に示すように、受電装置10(図1参照)に給電する前の待機状態において、給電部24(図1参照)から定期的にビーコン(短い時間の給電)を出力する制御を行うように構成されている。また、制御部30は、この待機状態において、「待機中の表示」(図2参照)を表示部26(図1参照)に表示する制御を行うように構成されている。
また、受電装置10は、受電部11(図1参照)がビーコンにより給電されたことに基づいて、被給電部14(図1参照)から各構成要素に電力が供給されて起動するように構成されている。また、受電装置10の制御部18(図1参照)は、受電装置10がビーコンにより起動した場合には、Bluetoothモジュール17(図1参照)を介してAdvertise情報を給電装置20に対して送信するように構成されている。
給電装置20の制御部30は、Advertise情報を受信した場合には、「接続過程の表示」を表示部26に表示する制御を行うように構成されている。また、制御部30は、Advertise情報を受信した場合には、給電部24から受電装置10への給電を開始するとともに、Bluetoothモジュール29(図1参照)を介して受電装置10にBluetooth規格に基づく接続要求を送信するように構成されている。これにより、受電装置10および給電装置20は、各々、Bluetoothモジュール17およびBluetoothモジュール29を介して、Bluetooth規格に基づいて接続される。
そして、受電装置10の制御部18および給電装置20の制御部30は、各々、A4WPなどの非接触給電に関する所定の規格に基づく情報の交換(ネゴシエーション)を行うように構成されている。これにより、Advertise情報を送信した機器が、非接触給電を行うことが可能な機器であるか否かを判定することが可能である。また、給電装置20の制御部30は、ネゴシエーションの際に、受電装置10のBluetoothモジュール17が有する識別情報(BDアドレス)を取得するように構成されている。
ここで、第1実施形態では、給電装置20の制御部30は、受電装置10に給電するとともに受電装置10と接続された後、給電部24から受電装置10へ給電する給電状態(給電部24から給電している状態)から、給電部24から受電装置10へ給電しない非給電状態(給電部24からの給電が中断した状態)に給電の状態を変化させるように構成されている。また、制御部30は、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10との通信(接続)が途絶えるか否かを判定することによって、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致するか否かの一致判定を行うように構成されている。つまり、制御部30は、給電部24からの給電の状態変化に基づく、Bluetoothモジュール29からの無線通信状態に基づき、給電する受電装置10を特定する制御を行うように構成されている。
ここで、受電装置10は、給電装置20の給電状態において、受電装置10の各構成要素に電力が供給されて、起動する。その結果、Bluetoothモジュール17を介しての通信が可能になる。一方、受電装置10は、給電装置20の非給電状態においては、受電装置10の各構成要素に電力が供給されず、停止する。その結果、Bluetoothモジュール17を介しての通信が不能になる。
したがって、第1実施形態では、給電装置20の制御部30は、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10との通信(接続)が途絶えた場合(図3に示す場合)には、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置10と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致すると判定する制御を行うように構成されている。また、制御部30は、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置との通信(接続)が途絶えない(継続する)場合(受電装置10とは異なる受電装置と通信していた場合)には、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致しないと判定する制御を行うように構成されている。
ここで、一致判定を行う給電装置が複数ある場合には、複数の給電装置毎に給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させるタイミングを異ならせるように構成することが好ましい。このように構成すれば、一致判定を行う複数の給電装置が、互いに無線通信が可能な範囲内に配置された場合にも、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させるタイミングが異なることによって、複数の給電装置において、適切に一致判定を行うことが可能である。
また、給電装置20の制御部30は、一致判定により一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御を行うように構成されている。また、給電装置20の制御部30は、一致判定により一致しないと判定された場合には、給電部24から受電装置(受電装置10とは異なる受電装置)への給電を再開しない制御を行うように構成されている。
また、給電装置20の制御部30は、ネゴシエーションの際に取得した受電装置10の識別情報(BDアドレス)と、一致判定による判定結果とを関連付けするとともに、関連付けした識別情報をROM27に記憶する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部30は、一致すると判定された場合には、給電する受電装置であると関連付けするとともに、一致しないと判定された場合には、給電しない受電装置であると関連付けして、受電装置10の識別情報をROM27に記憶するように構成されている。
図3では、一致すると判定されたので、給電装置20の制御部30は、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御を行う。これにより、受電装置10は、受電部11が給電部24から給電されたことに基づいて、被給電部14から各構成要素に電力が供給されて再び起動する。その後、受電装置10から給電装置20にAdvertise情報が送信されるとともに、給電装置20から受電装置10に接続要求が送信される。そして、受電装置10および給電装置20は、各々、Bluetoothモジュール17およびBluetoothモジュール29を介して、Bluetooth規格に基づいて接続されるとともに、互いにネゴシエーションを行う。
そして、給電装置20の制御部30は、給電部24から受電装置10への給電を再開した際のネゴシエーションの際にも、Bluetoothモジュール29を介して、受電装置10の識別情報(BDアドレス)を取得するように構成されている。
また、給電装置20の制御部30は、一致判定により一致すると判定された受電装置10の識別情報(BDアドレス)と、給電部24から給電を再開した際のネゴシエーションの際に取得した受電装置の識別情報(BDアドレス)とが一致するか否かを判定する制御を行うように構成されている。また、制御部30は、識別情報が一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置10への再開した給電を継続する制御を行うように構成されている。また、制御部30は、識別情報が一致しないと判定された場合には、受電装置10が一致判定により一致すると判定されていない他の受電装置と交換されるなどされたと考えられるので、給電部24から他の受電装置への再開した給電を停止する制御を行うとともに、給電部24から他の受電装置への給電を再開した際のネゴシエーションの際に取得した識別情報を、給電しない受電装置であると関連付けして、他の受電装置の識別情報をROM27に記憶するように構成されている。
また、給電装置20の制御部30は、図3に示すように、識別情報が一致すると判定された場合には、表示部26に「給電中の表示」(図2参照)を表示する制御を行うように構成されている。
そして、受電装置10の制御部18は、受電部11における受電電圧情報を所定のタイミング(250ms(ミリ秒)毎)で給電装置20に送信する制御を行うように構成されている。また、制御部18は、被給電部14が満充電になった場合には、給電装置20に受電完了通知を送信する制御を行うように構成されている。
また、給電装置20の制御部30は、Bluetoothモジュール29を介して受電装置10の受電電圧情報を取得するとともに、取得した受電電圧情報に基づいて、給電電力の制御を行うように構成されている。そして、制御部30は、受電装置10から受電完了通知を受信した場合には、給電処理を終了するように構成されている。
次に、図4および図5を参照して、給電装置20の給電処理についてフローチャートに基づいて説明する。その後、図6を参照して、受電装置10の受電処理についてフローチャートに基づいて説明する。
まず、図4に示すように、ステップS1において、「待機中の表示」(図2参照)を表示部26(図1参照)に表示する制御が制御部30(図1参照)により行われる。そして、ステップS2において、給電部24(図1参照)から定期的にビーコン(短い時間の給電)を出力する制御が制御部30により行われる。
そして、ステップS3において、Advertise情報を受信したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。Advertise情報を受信していないと判定された場合には、ステップS2において、ビーコンの出力が繰り返される。
また、ステップS3において、Advertise情報を受信したと判定された場合には、受電装置10が受電(充電)のために接近したと考えられるので、ステップS4において、「接続過程の表示」(図2参照)を表示部26に表示する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS5において、給電部24から受電装置10への給電を開始する制御が制御部30により行われる。
そして、ステップS6において、Bluetooth規格に基づく接続要求を送信する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS7において、受電装置10との接続が完了したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。接続が完了していないと判定された場合には、ステップS7の処理が繰り返される。
また、ステップS7において、受電装置10との接続が完了したと判定された場合には、ステップS8において、受電装置10との非接触給電に関する所定の規格に基づく情報の交換(ネゴシエーション)を行う制御が制御部30により行われる。また、ステップS8において、受電装置10の識別情報(BDアドレス)を取得する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS9において、ネゴシエーションの際に取得した識別情報をROM27(図1参照)に記憶する制御が制御部30により行われる。
そして、ステップS10において、通信していた受電装置と、給電していた受電装置10とが一致するか否かの一致判定を行うために、給電部24から受電装置10への給電を停止する制御が制御部30により行われる。つまり、受電装置10への給電を開始してから所定の時間内に、給電を中断する制御が制御部30により行われる。
そして、ステップS11において、一致判定が行われる。具体的には、ステップS11において、受電装置10との通信(接続)が途絶えるか否かを判定する制御が制御部30により行われる。通信が途絶えない(継続する)場合には、給電していた受電装置10とは異なる受電装置と通信していたと考えられるので、ステップS12において、通信していた受電装置は給電しない受電装置であると関連付けして識別情報をROM27に記憶する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS13において、Bluetooth規格に基づく無線通信の切断要求を通信していた受電装置に送信する制御が制御部30により行われて、ステップS1に戻る。つまり、無線通信が切断されない受電装置に対して、給電を再開しない制御が制御部30により行われる。言い換えると、給電部24が給電を中断した際に、Bluetoothモジュール29を介して無線通信した受電装置と、給電部24が給電を中断した受電装置10とが異なる場合、給電を再開しない制御が制御部30により行われる。
また、ステップS11において、受電装置との通信が途絶えた場合には、通信していた受電装置と給電していた受電装置10とが一致すると考えられるので、図5に示すように、ステップS14において、通信していた受電装置は給電する受電装置であると関連付けして識別情報(受電装置10の識別情報)をROM27に記憶する制御が制御部30により行われる。
そして、ステップS15において、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御が制御部30により行われる。つまり、無線通信が切断された受電装置10を、給電する受電装置10と特定し、給電を再開する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS16において、再びAdvertise情報を受信したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。具体的には、ステップS16において、給電を再開してから所定の時間以内にAdvertise情報を受信したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。所定の時間以内にAdvertise情報を受信していないと判定された場合には、受電装置10がユーザにより取り除かれたと考えられるので、給電部24からの給電が停止されて、ステップS1に戻る。
また、ステップS16において、所定の時間以内にAdvertise情報を受信したと判定された場合には、ステップS17において、再びBluetooth規格に基づく接続要求を送信する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS18において、再び受電装置10との接続が完了したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。接続が完了していないと判定された場合には、ステップS18の処理が繰り返される。
また、ステップS18において、受電装置10との接続が完了したと判定された場合には、ステップS19において、再び受電装置10との非接触給電に関する所定の規格に基づく情報の交換(ネゴシエーション)を行う制御が制御部30により行われる。また、ステップS19において、再び受電装置10の識別情報(BDアドレス)を取得する制御が制御部30により行われる。
そして、ステップS20において、一致判定により一致すると判定された受電装置10の識別情報(ステップS14において関連付けされた識別情報)と、給電部24から給電を再開した際のネゴシエーションの際に取得した受電装置の識別情報(ステップS19において取得された識別情報)とが一致するか否かを判定する制御が制御部30により行われる。つまり、識別情報に基づき、給電する受電装置10を特定する制御が制御部30により行われる。識別情報が一致しないと判定された場合には、受電装置10が一致判定を行っていない受電装置と取り換えられたと考えられるので、ステップS21において、給電部24からの給電を停止する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS22において、給電を再開した際のネゴシエーションの際に識別情報を取得した受電装置は給電しない受電装置であると関連付けして識別情報をROM27に記憶する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS23において、給電を再開した際のネゴシエーションの際に識別情報を取得した受電装置にBluetooth規格に基づく無線通信の切断要求を送信する制御が制御部30により行われて、ステップS1に戻る。
また、ステップS20において、識別情報が一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置10への給電を継続するとともに、ステップS24において、「給電中の表示」(図2参照)を表示部26に表示する制御が制御部30により行われる。そして、ステップS25において、給電部24から受電装置10への給電電力の制御が制御部30により開始される。
そして、ステップS26において、受電装置10から受電電圧情報を受信したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。受電電圧情報を受信していない場合には、ステップS26の処理を繰り返す。
また、ステップS26において、受電電圧情報を受信した場合には、ステップS27において、受信した受電電圧情報に基づいて給電電力の制御が制御部30により行われる。そして、ステップS28において、受電装置10から受電完了通知を受信したか否かを判定する制御が制御部30により行われる。受信完了通知を受信していない場合には、ステップS26に戻り、受電電圧情報に基づいて給電電力を制御する処理を繰り返す。
また、ステップS28において、受信完了通知を受信した場合には、給電処理が終了される。
次に、図6を参照して、受電装置10の受電処理についてフローチャートに基づいて説明する。
まず、図6に示すように、給電装置20の給電部24から給電された場合には、ステップS31において、Advertise情報を給電装置20に送信する制御が制御部18により行われる。そして、ステップS32において、給電装置20との接続が完了したか否かを判定する制御が制御部18により行われる。接続が完了していないと判定された場合には、ステップS32の処理が繰り返される。
また、ステップS32において、給電装置20との接続が完了したと判定された場合には、ステップS33において、給電装置20との非接触給電に関する所定の規格に基づく情報の交換(ネゴシエーション)を行う制御が制御部18により行われる。
そして、一致判定などにより一致すると判定されて給電が継続する場合には、ステップS34において、受電電圧情報を送信する所定のタイミング(250ms毎)を計るためのタイマーをリセットする制御が制御部18により行われる。そして、ステップS35において、タイマーによる計測時間が250ms経過したか否かを判定する制御が制御部18により行われる。250ms経過していないと判定された場合には、ステップS35の処理が繰り返される。
そして、ステップS35において、250ms経過したと判定された場合には、ステップS36において、受電電圧情報が給電装置20に送信される。そして、ステップS37において、受電が完了したか(被給電部14が満充電であるか)否かを判定する制御が制御部18により行われる。受電が完了していない場合には、ステップS34に戻り、給電装置20への受電電圧情報の送信を繰り返す。
また、ステップS37において、受電が完了した場合には、ステップS38において、受電完了通知を送信する制御が制御部18により行われて、受電処理が終了される。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、給電部24から受電装置10へ給電する給電状態から、給電部24から受電装置10へ給電しない非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置との通信(接続)が途絶えるか否かを判定することによって、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致するか否かの一致判定を行う制御部30を設ける。これにより、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致する場合には、非給電状態において給電部24から受電装置10への給電が途絶えることにより受電装置10との通信が途絶え、一致しない場合には、非給電状態においても他の給電装置の給電部から給電されることにより受電装置との通信が途絶えない(継続する)ことを利用して、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致するか否かを容易に判定することができる。その結果、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、一致判定の結果に基づいて、受電装置10に適切に給電することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、一致判定により一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御を行い、一致判定により一致しないと判定された場合には、給電部24から受電装置10への給電を再開しない制御を行うように制御部30を構成する。これにより、一致判定により一致すると判定された場合には、無線通信により受電装置10から適切な情報(自装置から給電している受電装置10の情報)を受信することができるので、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御を行うように制御部30を構成することによって、受信した適切な情報に基づいて受電装置10に適切に給電することができる。また、一致判定により一致しないと判定された場合には、給電を再開しない制御を行うように制御部30を構成することによって、無線通信により受電装置から不適切な情報(自装置から給電していない受電装置の情報)を受信した状態で、不適切な情報に基づいて受電装置に不適切に給電してしまうのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、給電部24から受電装置10への給電を開始した際に、給電状態から、非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行うように制御部30を構成する。これにより、給電開始の際に、無線通信により受電装置から不適切な情報(自装置から給電していない受電装置の情報)を受信した状態で、迅速に一致判定を行うことができるので、不適切な情報に基づいて受電装置に不適切に給電してしまうのを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、情報を記憶するためのROM27をさらに備え、給電部24から受電装置10への給電を開始した際に、Bluetoothモジュール29を介して受電装置10を識別するための識別情報を取得するように構成されており、取得した識別情報と、一致判定による判定結果とを関連付けするとともに、関連付けした識別情報をROM27に記憶する制御を行うように制御部30を構成する。これにより、ROM27に記憶された関連付けした識別情報を参照することができるので、ひとたび一致判定が行われた受電装置10については、何度も一致判定を行う必要がない。したがって、制御部30の処理負荷を軽減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、一致判定により一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御を行うように構成されているとともに、給電部24から受電装置10への給電を再開した際にも、Bluetoothモジュール29を介して識別情報を取得するように構成されており、一致判定により一致すると判定された受電装置10の識別情報と、給電部24から給電を再開した際に取得した受電装置の識別情報とが一致する場合には、給電部24から受電装置10への給電を継続する制御を行い、一致しない場合には、給電を停止する制御を行うように制御部30を構成する。これにより、一致判定の後、給電部24から受電装置10への給電が再開されるまでの間に、一致判定により一致すると判定された受電装置10が、一致判定により一致すると判定されていない他の受電装置と交換されるなどして、一致判定により一致すると判定された受電装置10の識別情報と、給電部24から給電を再開した際に取得した受電装置の識別情報とが一致しない場合には、給電を停止する制御を行うことができる。これにより、一致判定により一致すると判定されていない他の受電装置に給電してしまうのを抑制することができる。また、一致判定により一致すると判定された受電装置10の識別情報と、給電部24から給電を再開した際に取得した受電装置の識別情報とが一致する場合には、給電部24から受電装置10への給電を継続する制御を行うことによって、受電装置10への適切な給電を確実に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ユーザに対して給電の状態を通知するための表示部26をさらに備え、給電状態から、非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行う際に、ユーザに対して給電のための接続過程の状態であるのを表示部26により通知する制御を行うように制御部30を構成する。これにより、給電状態から、非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行う際に、給電のための接続過程であるのをユーザに知らせることができるので、非給電状態に変化させるのが正常な動作であるのをユーザに認識させることができる。その結果、給電が開始されないという誤解をユーザに与えるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図1、図2、図4、図7および図8を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、給電装置20から受電装置10への給電を開始した際に一致判定を行った上記第1実施形態の構成に加えて、給電装置120から受電装置10への給電の途中にも一致判定を行う例について説明する。
本発明の第2実施形態による非接触給電システム200は、図1に示すように、受電装置10と、給電装置120とを備えている。また、給電装置120は、Bluetoothモジュール129と、制御部130とを含んでいる。なお、上記第1実施形態と同一の機能を有する構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、Bluetoothモジュール129は、本発明の「通信部」の一例である。
第2実施形態では、給電装置120は、Bluetoothモジュール129を介して、一度に複数の受電装置(受電装置10を含む受電装置)と無線通信が可能なように構成されている。また、給電装置120は、一度に複数の受電装置への給電を行うことが可能なように構成されている。
この給電装置120のように複数の受電装置と通信して給電する給電装置では、一致判定を行った後、一致すると判定された受電装置10への給電の途中に、受電装置10とは異なる新たな受電装置への給電がユーザにより行われる場合がある。この場合には、受電装置10への給電の途中に、新たな受電装置において、上記第1実施形態に記載したのと同様の問題が生じ得る。すなわち、一の非接触給電システムの受電装置が他の非接触給電システムの給電装置と通信するとともに、他の非接触給電システムの受電装置が一の非接触給電システムの給電装置と通信してしまう場合がある。
そこで、第2実施形態では、給電装置120の制御部130は、給電を開始した際に加えて、給電部24から受電装置10への給電の途中に新たな受電装置への給電を行う場合にも、給電部24から新たな受電装置へ給電する給電状態から、給電部24から新たな受電装置へ給電しない非給電状態に給電の状態を変化させて、Bluetoothモジュール129を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた新たな受電装置とが一致するか否かの一致判定を行うように構成されている。
次に、図4、図7および図8を参照して、給電の途中に一致判定を行う処理を含む給電装置120の給電処理について、フローチャートに基づいて説明する。なお、図4および図5に示した上記第1実施形態と同一の処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、図4および図7に示すように、上記第1実施形態と同様に、ステップS1〜ステップS27の処理が実行されて、給電部24(図1参照)から受電装置10(図1参照)へ給電する制御が制御部130(図1参照)により行われる。そして、図7に示すように、給電の途中に、ステップS41において、Advertise情報を受信したか否かを判定する制御が制御部130により行われる。Advertise情報を受信していない場合には、ステップS28において、受電装置10から受電完了通知を受信したか否かを判定する制御が制御部130により行われる。
また、ステップS41において、Advertise情報を受信した場合には、新たな受電装置が受電(充電)のために接近したと考えられるので、図8に示すように、ステップS42において、「接続過程の表示」(図2参照)を表示部26(図1参照)に表示する制御が制御部130により行われる。
そして、ステップS43において、新たな受電装置に対してBluetooth規格に基づく接続要求を送信する制御が制御部130により行われる。そして、ステップS44において、新たな受電装置との接続が完了したか否かを判定する制御が制御部130により行われる。接続が完了していないと判定された場合には、ステップS44の処理が繰り返される。
また、ステップS44において、新たな受電装置との接続が完了したと判定された場合には、ステップS45において、新たな受電装置との非接触給電に関する所定の規格に基づく情報の交換(ネゴシエーション)を行う制御が制御部130により行われる。また、ステップS45において、新たな受電装置の識別情報(BDアドレス)を取得する制御が制御部130により行われる。そして、ステップS46において、ネゴシエーションの際に取得した新たな受電装置の識別情報をROM27(図1参照)に記憶する制御が制御部130により行われる。なお、ROM27には、受電装置10の識別情報(BDアドレス)も記憶されている。
そして、ステップS47において、新たに通信を始めた新たな受電装置と、新たに給電を始めた新たな受電装置とが一致するか否かの一致判定を行うために、給電部24からの給電を停止する制御が制御部130により行われる。つまり、第2実施形態では、給電を再開してから所定のタイミング(図4のステップS10およびステップS47のタイミング)で給電を中断させ、給電する電子機器を特定する制御が制御部30により複数回行われる。
そして、ステップS48において、一致判定が行われる。具体的には、ステップS48において、新たな受電装置との通信(接続)が途絶えるか否かを判定する制御が制御部130により行われる。通信が途絶えない(継続する)場合には、新たに給電を始めた新たな受電装置とは異なる受電装置と通信していたと考えられるので、ステップS49において、通信していた受電装置は給電しない受電装置であると関連付けして識別情報をROM27に記憶する制御が制御部130により行われる。そして、ステップS50において、Bluetooth規格に基づく無線通信の切断要求を通信していた受電装置に送信する制御が制御部130により行われて、ステップS1に戻る。
また、ステップS48において、新たな受電装置との通信が途絶えた場合には、新たに通信を始めた新たな受電装置と新たに給電を始めた新たな受電装置とが一致すると考えられるので、ステップS51において、新たに通信を始めた新たな受電装置は給電する新たな受電装置であると関連付けして識別情報をROM27に記憶する制御が制御部130により行われる。そして、図7に示すように、ステップS15に進む。
そして、ステップS15において、給電部24から受電装置10および新たな受電装置への給電を再開する制御が制御部130により行われる。以降の処理は、受電装置10および新たな受電装置との両方に対して行われること以外は、上記第1実施形態の処理と同様である。すなわち、ステップS16〜ステップS19の処理により、給電装置120と受電装置10および新たな受電装置とが接続される。また、ステップS20の処理により、受電装置10および新たな受電装置の両方の識別情報が一致するか否かが判定される。ステップS20の処理により、いずれか一方または両方の識別情報が一致しない場合には、ステップS21〜ステップS23の処理により、受電装置10および新たな受電装置への給電の停止および通信の切断の処理が実行される。また、両方の識別情報が一致する場合には、ステップS24〜ステップS28の処理により、受電装置10および新たな受電装置の受電電圧情報に基づいて給電電力の制御が実行される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行う制御部130を設けることによって、上記第1実施形態と同様に、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、一致判定の結果に基づいて、受電装置10および受電装置10への給電の途中に追加される新たな受電装置に適切に給電することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、給電部24から受電装置10への給電を開始した際に加えて、給電部24から受電装置10への給電の途中にも、給電状態から、非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行うように制御部130を構成する。これにより、給電部24から受電装置10への給電を開始した際だけでなく、給電部24から受電装置10への給電の途中にも一致判定を行うので、給電部24から複数の受電装置への給電が可能な場合において、給電の途中に給電している受電装置10とは異なる新たな受電装置が追加された場合などに、新たな受電装置の一致判定を行うことができる。これにより、受電装置10および新たな受電装置の両方への適切な給電を行うことができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図2および図9〜図13を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、Bluetoothを用いて無線通信を行った上記第1および第2実施形態の構成とは異なり、無線LANを用いて無線通信を行う例について説明する。
本発明の第3実施形態による非接触給電システム300は、図9に示すように、受電装置210と、給電装置220とを備えている。また、非接触給電システム300では、無線LANに用いられる規格に基づく無線通信により受電装置210と給電装置220との通信(接続)が行われる。なお、上記第1および第2実施形態と同一の機能を有する構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、受電装置210は、本発明の「電子機器」の一例である。
受電装置210は、無線LANモジュール217と、制御部218とを含んでいる。無線LANモジュール217は、IEEE802.11シリーズなどの無線LANに用いられる規格に基づいて無線通信が可能なように構成されている。受電装置210は、無線LANモジュール217を介して、給電装置(給電装置220を含む給電装置)と無線通信するように構成されている。また、無線LANモジュール217は、固有の識別情報としてMACアドレスを有している。なお、MACアドレスは、本発明の「識別情報」の一例である。
受電装置210の制御部218は、受電装置210の各構成要素を制御するように構成されている。詳細には、制御部218は、各構成要素を制御して、給電装置220から受電するための受電処理(図13参照)に関する制御を行うように構成されている。また、制御部218は、整流部12から受電電圧情報を取得するとともに、無線LANモジュール217を介して給電装置220に取得した受電電圧情報を送信する制御を行うように構成されている。
給電装置220は、無線LANモジュール229と、制御部230とを含んでいる。なお、無線LANモジュール229は、本発明の「通信部」の一例である。
給電装置220の無線LANモジュール229は、IEEE802.11シリーズなどの無線LANに用いられる規格に基づいて無線通信が可能なように構成されている。給電装置220は、無線LANモジュール229を介して、受電装置(受電装置210を含む受電装置)と無線通信が可能なように構成されている。
給電装置220の制御部230は、給電装置220の各構成要素を制御するように構成されている。詳細には、制御部230は、各構成要素を制御して、受電装置210に給電するための給電処理(図11および図12参照)に関する制御を行うように構成されている。なお、受電装置210の制御部218により実行される受電処理および給電装置220の制御部230により実行される給電処理は、無線通信の方法が異なること以外は、上記第1実施形態と同様である。したがって、以降の説明では、上記第1実施形態と異なる構成を中心に説明して、同様の構成については簡便のため適宜省略する。
次に、図10を参照して、受電装置210の受電処理および給電装置220の給電処理に関する制御について説明する。
給電装置220(図9参照)の制御部230(図9参照)は、図10に示すように、受電装置210(図9参照)に給電する前の待機状態において、給電部24(図9参照)から定期的にビーコン(短い時間の給電)を出力する制御を行うとともに、無線LANモジュール229(図9参照)から定期的にビーコンフレームを出力する制御を行うように構成されている。また、制御部230は、この待機状態において、「待機中の表示」(図2参照)を表示部26(図9参照)に表示する制御を行うように構成されている。
また、受電装置210は、受電部11(図9参照)がビーコンにより給電されたことに基づいて、被給電部14から各構成要素に電力が供給されて起動するように構成されている。また、受電装置210の制御部218(図9参照)は、受電装置210がビーコンにより起動した場合には、無線LANモジュール217(図9参照)を介してビーコンフレームを受信するとともに、ビーコンフレームを受信したことに基づいてAuthentication信号を給電装置220に対して送信するように構成されている。
給電装置220の制御部230は、Authentication信号を受信した場合には、Ack信号を受電装置210に送信するとともに、「接続過程の表示」を表示部26に表示する制御を行うように構成されている。また、制御部230は、Authentication信号を受信した場合には、給電部24から受電装置210への給電を開始するとともに、無線LANモジュール229(図9参照)を介して受電装置210と無線LANに用いられる規格に基づいて相互認証(認証のための信号の送受信)を行うように構成されている。これにより、受電装置210および給電装置220は、各々、無線LANモジュール217および無線LANモジュール229を介して、無線LANに用いられる規格に基づいて接続される。
そして、受電装置210の制御部218および給電装置220の制御部230は、各々、A4WPなどの非接触給電に関する所定の規格に基づく情報の交換(ネゴシエーション)を行うように構成されている。また、給電装置220の制御部230は、ネゴシエーションの際に、受電装置210の無線LANモジュール217が有する識別情報(MACアドレス)を取得するように構成されている。
ここで、第3実施形態でも、給電装置220の制御部230は、受電装置210に給電するとともに受電装置210と接続された後、給電部24から受電装置210へ給電する給電状態から、給電部24から受電装置210へ給電しない非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置210との通信(接続)が途絶えるか否かを判定することによって、無線LANモジュール229を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置210とが一致するか否かの一致判定を行うように構成されている。
また、給電装置220の制御部230は、一致判定により一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置210への給電を再開する制御を行うように構成されている。また、給電装置220の制御部230は、一致判定により一致しないと判定された場合には、給電部24から受電装置(受電装置210とは異なる受電装置)への給電を再開しない制御を行うように構成されている。
また、給電装置220の制御部230は、ネゴシエーションの際に取得した受電装置210の識別情報(MACアドレス)と、一致判定による判定結果とを関連付けするとともに、関連付けした識別情報をROM27に記憶する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部230は、一致すると判定された場合には、給電する受電装置であると関連付けするとともに、一致しないと判定された場合には、給電しない受電装置であると関連付けして、受電装置210の識別情報をROM27に記憶するように構成されている。
図10では、一致すると判定されたので、給電装置220の制御部230は、給電部24から受電装置210への給電を再開する制御を行う。これにより、受電装置210は、受電部11が給電部24から給電されたことに基づいて、被給電部14から各構成要素に電力が供給されて再び起動する。その後、受電装置210から給電装置220にAuthentication信号が送信されるとともに、給電装置220から受電装置210にAck信号が送信される。そして、受電装置210および給電装置220は、各々、無線LANモジュール217および無線LANモジュール229を介して、無線LANに用いられる規格に基づいて接続されるとともに、互いにネゴシエーションを行う。
そして、給電装置220の制御部230は、給電部24から受電装置210への給電を再開した際のネゴシエーションの際にも、無線LANモジュール229を介して、受電装置210の識別情報(MACアドレス)を取得するように構成されている。
また、給電装置220の制御部230は、一致判定により一致すると判定された受電装置210の識別情報(MACアドレス)と、給電部24から給電を再開した際のネゴシエーションの際に取得した受電装置の識別情報(MACアドレス)とが一致するか否かを判定する制御を行うように構成されている。また、制御部230は、識別情報が一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置210への再開した給電を継続する制御を行うように構成されている。また、制御部230は、識別情報が一致しないと判定された場合には、受電装置210が一致判定により一致すると判定されていない他の受電装置と交換されるなどされたと考えられるので、給電部24から他の受電装置への再開した給電を停止する制御を行うとともに、給電部24から給電を再開した際のネゴシエーションの際に取得した他の受電装置の識別情報を、給電しない受電装置であると関連付けして、他の受電装置の識別情報をROM27に記憶するように構成されている。
また、給電装置220の制御部230は、図10に示すように、識別情報が一致すると判定された場合には、表示部26に「給電中の表示」(図2参照)を表示する制御を行うように構成されている。
そして、受電装置210の制御部218は、受電部11における受電電圧情報を所定のタイミング(250ms(ミリ秒)毎)で給電装置220に送信する制御を行うように構成されている。また、制御部218は、被給電部14が満充電になった場合には、給電装置220に受電完了通知を送信する制御を行うように構成されている。
また、給電装置220の制御部230は、無線LANモジュール229を介して受電装置210の受電電圧情報を取得するとともに、取得した受電電圧情報に基づいて、給電電力の制御を行うように構成されている。そして、制御部230は、受電装置210から受電完了通知を受信した場合には、給電処理を終了するように構成されている。
次に、図11および図12を参照して、給電装置220の給電処理についてフローチャートに基づいて説明する。その後、図13を参照して、受電装置210の受電処理についてフローチャートに基づいて説明する。なお、図4、図5および図6に示した上記第1実施形態と同一の処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、図11に示すように、ステップS1およびステップS2の処理がされて、給電部24(図9参照)から定期的にビーコン(短い時間の給電)を出力する制御が制御部230(図9参照)により行われる。そして、ステップS61において、ステップS2の処理と並行して、無線LANモジュール229(図9参照)から定期的にビーコンフレームを出力する制御が制御部230により行われる。
そして、ステップS62において、受信装置210(図9参照)からAuthentication信号を受信したか否かが制御部230により判定される。Authentication信号を受信していないと判定された場合には、ステップS2に戻り、ビーコンおよびビーコンフレームの出力が繰り返される。
また、ステップS62において、Authentication信号を受信したと判定された場合には、受電装置210が受電(充電)のために接近したと考えられるので、ステップS63において、Ack信号を受電装置210に送信する制御が制御部230により行われる。そして、ステップS4およびステップS5の処理が実行されて、給電部24から受電装置210への給電が開始される。
そして、ステップS64において、無線LANモジュール229を介して受電装置210と無線LANに用いられる規格に基づいて相互認証が制御部230により行われる。そして、上記第1実施形態と同様に、ステップS7〜ステップS9の処理が実行される。
そして、ステップS10において、通信していた受電装置と、給電していた受電装置210とが一致するか否かの一致判定を行うために、給電部24から受電装置210への給電を停止する制御が制御部230により行われる。
そして、ステップS11において、受電装置210との通信(接続)が途絶えるか否かを判定することによって、一致判定を行う制御が制御部230により行われる。通信が途絶えない(継続する)場合には、給電していた受電装置210とは異なる受電装置と通信していたと考えられるので、ステップS12において、通信していた受電装置は給電しない受電装置であると関連付けして識別情報をROM27に記憶する制御が制御部230により行われる。そして、ステップS65において、無線LANに用いられる規格に基づく無線通信の切断要求を通信していた受電装置に送信する制御が制御部230により行われて、ステップS1に戻る。
また、ステップS11において、受電装置210との通信が途絶えた場合には、通信していた受電装置と給電していた受電装置210とが一致すると考えられるので、図12に示すように、上記第1実施形態と同様に、ステップS14およびステップS15の処理が実行される。
そして、給電が再開した後、ステップS66において、再びAuthentication信号を受信したか否かを判定する制御が制御部230により行われる。具体的には、ステップS66において、給電を再開してから所定の時間以内にAuthentication信号を受信したか否かを判定する制御が制御部230により行われる。所定の時間以内にAuthentication信号を受信していないと判定された場合には、受電装置210がユーザにより取り除かれたと考えられるので、給電部24からの給電が停止されて、ステップS1に戻る。
また、ステップS66において、所定の時間以内にAuthentication信号を受信したと判定された場合には、ステップS67において、再び無線LANモジュール229を介して受電装置210と無線LANに用いられる規格に基づいて相互認証が制御部230により行われる。そして、上記第1実施形態と同様に、ステップS18〜ステップS20の処理が実行される。
ステップS20において、識別情報が一致しないと判定された場合には、受電装置210が一致判定を行っていない受電装置と取り換えられたと考えられるので、ステップS21およびステップS22の処理が実行された後、ステップS68において、給電を再開した際のネゴシエーションの際に識別情報を取得した受電装置に無線LANに用いられる規格に基づく無線通信の切断要求を送信する制御が制御部230により行われて、ステップS1に戻る。
また、ステップS20において、識別情報が一致すると判定された場合には、受電装置210が一致判定を行った受電装置であると考えられるので、上記第1実施形態と同様に、ステップS24〜ステップS28の処理(給電電力の制御処理)が実行されて、給電処理が終了される。
次に、図13を参照して、受電装置210の受電処理についてフローチャートに基づいて説明する。
まず、図13に示すように、給電装置220の給電部24から給電された場合には、ステップS71において、Authentication信号を給電装置220に送信する制御が制御部218により行われる。そして、上記第1実施形態と同様に、ステップS32〜ステップS38の処理が実行されて、受電処理が終了される。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行う制御部230を設けることによって、上記第1実施形態と同様に、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、一致判定の結果に基づいて、受電装置210に適切に給電することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、無線LANモジュール229を介して、受電装置210との通信が行われるように給電装置220を構成する。これにより、Bluetoothモジュールを介して通信を行う場合と比べて、無線LANモジュール229を介して通信を行うので、比較的高速に情報の送受信を行うことができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図1、図14および図15を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10との通信(接続)が途絶えるか否かを判定することによって、一致判定を行った上記第1実施形態の構成とは異なり、非給電状態から給電状態に給電の状態を変化させた場合に、Advertise情報を受信したか否かを判定することによって、一致判定を行う例について説明する。なお、Advertise情報は、本発明の「無線通信の初期情報」の一例である。
本発明の第4実施形態による非接触給電システム400は、図1に示すように、受電装置10と、給電装置320とを備えている。また、給電装置320は、制御部330を含んでいる。なお、上記第1実施形態と同一の機能を有する構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
上記第1実施形態と同様に、給電装置320の制御部330は、受電装置10に給電するとともに受電装置10と接続された後、給電部24から受電装置10へ給電する給電状態から、給電部24から受電装置10へ給電しない非給電状態に給電の状態を変化させるように構成されている。
そして、第4実施形態では、制御部330は、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させた後、さらに非給電状態(給電部24からの給電が中断した状態)から給電状態(給電部24からの給電が再開した状態)に給電の状態を変化させるように構成されている。また、制御部330は、非給電状態から給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10からAdvertise情報を受信したか否かを判定することによって、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致するか否かの一致判定を行うように構成されている。
詳細には、第4実施形態では、給電装置320の制御部330は、非給電状態から給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10からAdvertise情報を受信した場合には、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置10と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致すると判定する制御を行うように構成されている。また、制御部330は、非給電状態から給電状態に給電の状態を変化させた場合に、受電装置10からAdvertise情報を受信しない場合(受電装置10とは異なる受電装置と通信していた場合)には、Bluetoothモジュール29を介して通信していた受電装置と、給電部24から給電していた受電装置10とが一致しないと判定する制御を行うように構成されている。
次に、図14および図15を参照して、給電装置320の給電処理に関する制御について説明する。
まず、図14に示すように、上記第1実施形態と同様に、ステップS1〜ステップS10の処理が実行されて、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させる制御が制御部330(図1参照)により行われる。
そして、ステップS81において、給電部24から受電装置10への給電を再開する制御が制御部330により行われる。そして、ステップS82において、Advertise情報を受信したか否かを判定する制御が制御部330により行われる。Advertise情報を受信していないと判定された場合には、ステップS83に進む。
そして、ステップS83において、所定時間経過したか否かを判定する制御が制御部330により行われる。ここで、所定時間としては、たとえば、直近のビーコンの出力時点(ステップS2の時点)から、Advertise情報の受信時点(ステップS3の時点)までの間の時間を計測しておき、計測された時間の略2倍の時間を用いることができる。
ステップS83において、所定時間経過していないと判定された場合には、ステップS82に戻り、再びAdvertise情報を受信したか否かの判定が制御部330により行われる。一方、所定時間経過したと判定された場合には、ステップS84に進み、給電部24から受電装置10への給電を停止する制御が制御部330により行われる。つまり、Advertise情報を送信しない受電装置に対して、給電を再開しない(再開した給電を停止する)制御が制御部330により行われる。言い換えると、給電部24が給電を再開した際に、Bluetoothモジュール29を介して無線通信した受電装置と、給電部が給電を再開した受電装置10とが異なる場合、再開した給電を停止する制御が制御部330により行われる。その後、上記第1実施形態と同様に、ステップS12および13の処理が実行されて、ステップS1に戻る。
また、ステップS82において、Advertise情報を受信したと判定された場合には、通信していた受電装置と給電していた受電装置10とが一致すると考えられるので、ステップS85に進む。そして、図15に示すように、ステップS85において、通信していた受電装置は給電する受電装置であると関連付けして識別情報(受電装置10の識別情報)をROM27に記憶する制御が制御部330により行われる。つまり、Advertise情報を送信した受電装置10を、給電する受電装置10と特定し、給電を再開する(再開した給電を継続する)制御が制御部330により行われる。その後、上記第1実施形態と同様に、ステップS17〜ステップS28の処理が実行されて、給電処理が終了される。
なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、非給電状態から給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行う制御部330を設けることによって、上記第1実施形態と同様に、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、一致判定の結果に基づいて、受電装置10に適切に給電することができる。
なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
次に、図16を参照して、第5実施形態について説明する。この第5実施形態では、受電装置として被給電部14を備えた受電装置10を用いた上記第1実施形態の構成とは異なり、受電装置として被給電部441を備えた携帯機器440に電力を送信可能な受電装置410を用いる例について説明する。なお、受電装置410は、本発明の「電子機器」の一例である。
本発明の第5実施形態による非接触給電システム500は、図16に示すように、受電装置410と、給電装置420と、携帯機器440とを備えている。受電装置410は、携帯機器440に対して電力を送信可能に構成されている。このような受電装置410としては、たとえば、携帯機器440に電力を送信可能に装着されるカバー型の受電装置が挙げられる。なお、上記第1実施形態と同一の機能を有する構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第5実施形態では、受電装置410には、二次電池により構成される被給電部が設けられていない。一方、携帯機器440には、二次電池により構成される被給電部441が設けられている。そして、受電装置410と携帯機器440とは、図示しない接続端子により電力を送信可能に互いに接続されている。
また、受電装置410は、上記第1実施形態の受電装置10と同様に、受電部11と、整流部12と、電圧変換部13と、ROM15と、RAM16と、Bluetoothモジュール17と、制御部18とを含んでいる。また、第5実施形態では、受電装置410は、被給電部を含まず、電力送信部418をさらに含んでいる。電力送信部418は、受電部11により電力が受電された場合には、図示しない接続端子を介して、携帯機器440の被給電部441に対して電力を送信するように構成されている。この結果、二次電池により構成される被給電部441は、充電される。なお、給電装置420の制御部30は、図4および図5に示す給電処理を行うように構成されている。
第5実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第5実施形態では、上記のように、給電状態から非給電状態に給電の状態を変化させて、一致判定を行う制御部30を設けることによって、上記第1実施形態と同様に、無線通信が可能な範囲内に、一の給電装置と他の給電装置とが配置された場合にも、一致判定の結果に基づいて、受電装置410に適切に給電することができる。さらに、第5実施形態では、受電装置410を介して携帯機器440にも適切に給電することができる。
なお、第5実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第5実施形態では、磁界共鳴方式の非接触給電により給電装置20(120、220、320、420)から受電装置10(210、410)への給電が行われた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、磁界共鳴方式以外の方式の非接触給電により給電装置から受電装置への給電が行われてもよい。たとえば、電界結合方式や、電磁誘導方式、電波方式などの方式の非接触給電により給電装置から受電装置への給電が行われてもよい。
また、上記第1、第2、第4および第5実施形態では、無線通信の方法としてBluetoothを用いた例を、第3実施形態では、無線通信の方法として無線LANを用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、Bluetoothおよび無線LAN以外の無線通信の方法を用いてもよい。たとえば、特定小電力無線や、微弱無線などの無線通信の方法を用いてもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、一致判定により一致すると判定された受電装置10(210、410)の識別情報と、給電部24から給電を再開した際のネゴシエーションの際に取得した受電装置10(210、410)の識別情報とが一致すると判定された場合には、給電部24から受電装置10(210、410)への再開した給電を継続する制御を行うように制御部30(130、230、330)を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、識別情報が一致するか否かに関わらず、給電部から受電装置への再開した給電を継続する制御を行うように制御部を構成してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、給電の状態を表示部26に表示することによって、給電の状態をユーザに対して通知した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表示部に表示する以外の方法によって、給電の状態をユーザに対して通知してもよい。たとえば、音声出力部から音声により通知する方法や、給電の状態に応じてLEDなどの光源部を点灯させる方法などの方法によって、給電の状態をユーザに対して通知してもよい。この場合、音声出力部および光源部は、本発明の「通知部」の一例である。
また、上記第1〜第5実施形態では、ROM27に識別情報が格納された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ROM27以外の記憶部に識別情報が格納されてもよい。たとえば、RAMや、ハードディスクなどの記憶部に識別情報が格納されてもよい。この場合、RAMおよびハードディスクは、本発明の「識別情報取得部」の一例である。
また、上記第2実施形態では、給電装置120から受電装置10への給電を開始した際に加えて、給電装置120から受電装置10への給電の途中にも一致判定を行うように制御部130を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、給電装置から受電装置への給電の途中にのみ一致判定を行うように制御部を構成してもよい。
また、上記第3実施形態では、無線通信の方法として無線LANを用いて、給電装置220から受電装置210への給電を開始した際に一致判定を行うように制御部230を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、無線通信の方法としてBluetoothを用いた上記第2実施形態と同様に、無線通信の方法として無線LANを用いる場合にも、給電装置から受電装置への給電を開始した際に加えて、給電装置から受電装置への給電の途中にも一致判定を行うように制御部を構成してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、説明の便宜上、受電装置10(210、410)の制御部18(218)および給電装置20(120、220、320、420)の制御部30(130、230、330)の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部18(218)および制御部30(130、230、330)の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記第4実施形態では、無線通信の方法としてBlutoothを用い、無線通信の初期情報としてAdvertise情報を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、Zigbee(登録商標)や、無線LANなどの無線通信の方法を用いる場合には、各々の無線通信の方法において無線接続を要求するために、起動直後に発信する自機を認識させるための情報を無線通信の初期情報として用いてもよい。
10、210、410 受電装置(電子機器)
11 受電部
20、120、220、320、420 給電装置
24 給電部
26 表示部(通知部)
27 ROM(識別情報取得部)
29、129 Bluetoothモジュール(通信部)
30、130、230、330 制御部
100、200、300、400、500 非接触給電システム
229 無線LANモジュール(通信部)
418 電力送信部

Claims (16)

  1. 電子機器に給電する給電部と、
    前記電子機器と無線通信する通信部と、
    前記給電部からの給電の状態変化に基づく、前記通信部からの無線通信状態に基づき、給電する電子機器を特定する制御部と、を備える、給電装置。
  2. 前記給電の状態変化は、前記給電部から給電している状態から、前記給電部からの給電が中断した状態への変化である、請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記制御部は、無線通信が切断された電子機器を、給電する電子機器と特定し、給電を再開するように構成されている、請求項2に記載の給電装置。
  4. 前記制御部は、無線通信が切断されない電子機器に対して、給電を再開しないように構成されている、請求項2または3に記載の給電装置。
  5. 前記制御部は、前記給電部が給電を中断した際に、前記通信部を介して無線通信した電子機器と、前記給電部が給電を中断した電子機器とが異なる場合、給電を再開しないように構成されている、請求項3または4に記載の給電装置。
  6. 前記通信部を介して、無線通信した電子機器の識別情報を取得する識別情報取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記識別情報に基づき、給電する電子機器を特定するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電装置。
  7. 前記制御部は、前記給電部から給電を再開した際に取得した電子機器の前記識別情報が、給電すると特定された電子機器の前記識別情報と一致した場合には、給電を継続し、一致しない場合には、給電を停止するように構成されている、請求項6に記載の給電装置。
  8. 前記制御部は、前記電子機器への給電を開始してから所定の時間内に、給電を中断するように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の給電装置。
  9. 前記制御部は、給電を再開してから所定のタイミングで給電を中断させ、給電する電子機器を特定する制御を複数回行うように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の給電装置。
  10. 前記制御部の制御の過程を示す情報を通知する通知部をさらに備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の給電装置。
  11. 前記給電の状態変化は、前記給電部からの給電が中断した状態から、前記給電部からの給電が再開した状態への変化である、請求項1に記載の給電装置。
  12. 前記制御部は、無線通信の初期情報を送信した電子機器を、給電する電子機器と特定し、給電を再開するように構成されている、請求項11に記載の給電装置。
  13. 前記制御部は、無線通信の初期情報を送信しない電子機器に対して、給電を再開しないように構成されている、請求項11または12に記載の給電装置。
  14. 前記制御部は、前記給電部が給電を再開した際に、前記通信部を介して無線通信した電子機器と、前記給電部が給電を再開した電子機器とが異なる場合、再開した給電を停止するように構成されている、請求項12または13に記載の給電装置。
  15. 前記電子機器は、前記給電部から電力を受電する受電部と、前記受電部により受電された電力を他の電子機器に送信する電力送信部とを備える電子機器を含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の給電装置。
  16. 給電部から電子機器に給電するステップと、
    通信部により前記電子機器と無線通信するステップと、
    前記給電部からの給電の状態変化に基づく、前記通信部からの無線通信状態に基づき、給電する電子機器を制御部により特定するステップと、を備える、給電方法。
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