JP5560609B2 - 送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置及び電子機器 - Google Patents

送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置及び電子機器等に関する。
近年、電磁誘導を利用し、金属部分の接点がなくても電力伝送を可能にする無接点電力伝送(非接触電力伝送)が脚光を浴びている、この無接点電力伝送の適用例として、携帯電話機など携帯機器への充電が提案されている。
このような無接点電力伝送の従来技術として例えば特許文献1がある。この特許文献1では、受電装置(2次側)と送電装置(1次側)との間のコイル間通信により認証コードを送受信することで適正な電力伝送を実現している。
また、携帯機器に無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線通信手段を搭載することで、パーソナルコンピューターやインターネットとの効率的なデータ通信が可能になっている。
しかしながらこのような無線通信手段を用いる際に、手動による初期設定が必要であること、無線通信中にバッテリーが消耗して通信が途絶するおそれがあることなどの課題があった。
特開2006−60909号公報
本発明の幾つかの態様によれば、無線通信設定を容易化できる送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、無接点電力伝送により、1次コイルと2次コイルとを用いて受電装置に電力を送電するための制御を行う制御部と、送電側無線通信部と受電側無線通信部との間で無線通信を行うための無線設定情報を、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いるコイル間通信により通信するための通信制御を行う通信処理部とを含む送電制御装置に関係する。
本発明の一態様によれば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を行うための無線設定情報が、コイル間通信によって行われるから、従来ユーザーが手動で行っていた設定が不要になる。受電側の電子機器が携帯機器である場合を例にとれば、ユーザーが携帯機器を、送電側の電子機器である充電台などに例えば置く(近接させる)だけで、簡単に無線接続が可能になる。さらにコイル間通信は通信距離が極めて短い(例えば数cm程度)から、無線設定情報が他人に傍受される危険性が少なく、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間で無線通信を行う期間に、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いる前記無接点電力伝送により電力を送電する制御を行ってもよい。
このようにすれば、無接点電力伝送により携帯機器に電力を供給しながら無線通信を行うことができるから、無線通信中に例えば電子機器のバッテリーが消耗することなどを防止でき、バッテリー残量等を気にせずに無線通信を行うことができる。
また本発明の一態様では、前記通信処理部は、前記受電装置からの無線設定要求情報を受信する処理を行い、前記無線設定要求情報を受信した場合には、前記無線設定情報を前記受電装置に送信する処理を行ってもよい。
このようにすれば、例えば受電側の電子機器からの無線設定要求に応じて、送電側から無線設定情報を送信することができる。
また本発明の一態様では、前記受電装置の取り去りを検知する取り去り検知部と、前記取り去り検知部が前記受電装置の取り去りを検知した場合に、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定する無線接続設定部とを含んでもよい。
このようにすれば、例えば充電台などから電子機器が取り去られた場合などの取り去りが検出された場合に、無線通信を非接続にすることができる。
また本発明の一態様では、前記無線接続設定部は、前記送電側無線通信部への電源供給をオフにすることで、又は前記無線設定情報を変更することで、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定してもよい。
このようにすれば、受電装置の取り去りが検出された場合に、無線通信を非接続状態に設定して、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記受電装置からの認証情報に基づく認証処理の結果に基づいて、前記受電装置への送電を許可するか否か、及び前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を許可するか否かを判断してもよい。
このようにすれば、例えば送電側が受電側の規格やコイルの形状等に適応できる場合に送電を許可することができる。また、送電側と受電側とが具備する無線通信手段及び認証方式が合致し、かつ認証が行われた場合に無線通信を許可することができる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記無接点電力伝送のネゴシエーション処理を行うネゴシエーション処理部と、前記ネゴシエーション処理の結果に基づいて、前記無接点電力伝送のセットアップ処理を行うセットアップ処理部とを含み、前記セットアップ処理部は、前記セットアップ処理において、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を行うか否かの情報交換を行ってもよい。
このようにすれば、セットアップ処理部は、ネゴシエーション処理後のセットアップ処理において、例えば無線通信方式、認証方法及び暗号化方法などの情報を交換することができる。
また本発明の一態様では、前記制御部は、前記セットアップ処理の後に前記無接点電力伝送のコマンド処理を行うコマンド処理部を含み、前記コマンド処理部は、前記受電装置から無線設定要求情報として無線設定要求コマンドを受信した場合に、前記無線設定情報の送信処理を含む無線設定処理を行ってもよい。
このようにすれば、コマンド処理部は、セットアップ処理後のコマンド処理において、受電側からの無線設定要求コマンドに対応して無線設定情報を送信し、無線設定処理を行うことができる。また、無接点電力伝送のための各処理(ネゴシエーション処理、セットアップ処理、コマンド処理)を利用することで、無線接続処理を効率的に行うことができる。
また本発明の一態様では、前記セットアップ処理部は、前記セットアップ処理において、前記無線設定情報の送信処理を行ってもよい。
このようにすれば、コマンド処理部が無線設定情報の送信処理を含む無線設定処理を行わずに、代わりにセットアップ処理部がセットアップ処理において、無線設定情報の送信処理を行うことができる。
また本発明の他の態様は、上記に記載の送電制御装置と、交流電圧を生成して前記1次コイルに供給する送電部とを含む送電装置に関係する。
また本発明の他の態様は、上記に記載の送電装置と、前記送電側無線通信部とを含む電子機器に関係する。
また本発明の他の態様は、無接点電力伝送により、1次コイルと2次コイルとを用いて送電装置から電力を受電するための制御を行う制御部と、送電側無線通信部と受電側無線通信部との間で無線通信を行うための無線設定情報を、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いるコイル間通信により通信するための通信制御を行う通信処理部とを含む受電制御装置に関係する。
本発明の他の態様によれば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を行うための無線設定情報が、コイル間通信によって行われるから、従来ユーザーが手動で行っていた設定が不要になる。受電側の電子機器が携帯機器である場合を例にとれば、ユーザーが携帯機器を、送電側の電子機器である充電台などに例えば置く(近接させる)だけで、簡単に無線接続が可能になる。さらにコイル間通信は通信距離が極めて短い(例えば数cm程度)から、無線設定情報が他人に傍受される危険性が少なく、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
また本発明の他の態様では、前記制御部は、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間で無線通信を行う期間に、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いる前記無接点電力伝送により電力を受電する制御を行ってもよい。
このようにすれば、無接点電力伝送により携帯機器に電力を供給しながら無線通信を行うことができるから、無線通信中に例えば携帯機器のバッテリーが消耗することなどを防止でき、バッテリー残量等を気にせずに無線通信を行うことができる。
また本発明の他の態様では、前記通信処理部は、前記送電装置へ無線設定要求情報を送信する処理を行い、前記無線設定情報を前記送電装置から受信する処理を行ってもよい。
このようにすれば、例えば受電側の電子機器が無線設定要求情報を送信して、無線設定情報を送電側から受け取ることができる。
また本発明の他の態様では、前記無接点電力伝送が停止した場合に、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定する無線接続設定部を含んでもよい。
このようにすれば、例えば充電台などから電子機器が取り去られて電力伝送が停止した場合に、無線通信を非接続にすることができる。
また本発明の他の態様では、前記無線接続設定部は、前記受電側無線通信部への電源供給をオフにすることで、又は前記無線設定情報を変更することで、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定してもよい。
このようにすれば、無接点電力伝送が停止した場合に、無線通信を非接続状態に設定して、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
また本発明の他の態様では、前記制御部は、前記無接点電力伝送のネゴシエーション処理を行うネゴシエーション処理部と、前記ネゴシエーション処理の結果に基づいて、前記無接点電力伝送のセットアップ処理を行うセットアップ処理部とを含み、前記セットアップ処理部は、前記セットアップ処理において、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を行うか否かの情報交換を行ってもよい。
このようにすれば、セットアップ処理部は、ネゴシエーション処理後のセットアップ処理において、例えば無線通信方式、認証方法及び暗号化方法などの情報を交換することができる。
また本発明の他の態様は、上記に記載の受電制御装置と、前記2次コイルの誘起電圧を直流電圧に変換する受電部とを含む受電装置に関係する。
また本発明の他の態様は、上記に記載の受電装置と、前記受電側無線通信部とを含むことを特徴とする電子機器に関係する。
図1(A)は電子機器の一例であり、図1(B)、図1(C)は無接点電力伝送の説明図。 送電装置、送電制御装置、受電装置、受電制御装置の構成例。 図3(A)、図3(B)は周波数変調、負荷変調によるコイル間通信の説明図。 無接点電力伝送及び無線接続の処理シーケンスの説明図。 無接点電力伝送及び無線接続の処理シーケンスの説明図。 図6(A)〜図6(C)はネゴシエーションフレームのフォーマット例。 図7(A)〜図7(B)は無線接続のための動作の説明図。 図8(A)〜図8(B)は無線接続のための動作の説明図。 送電装置及び受電装置の動作のフローチャートの一例。 送電装置及び受電装置の動作のフローチャートの一例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電子機器
図1(A)に本実施形態の電子機器の一例を示す。電子機器の1つである充電器500(クレードル)は、送電装置10及び無線通信部(送電側)70を有する。また電子機器の1つである携帯電話機510は、受電装置40及び無線通信部(受電側)80を有する。また携帯電話機510は、LCDなどの表示部512、ボタン等で構成される操作部514、マイク516(音入力部)、スピーカー518(音出力部)、携帯電話機用アンテナ520を有する。
充電器500にはACアダプター502を介して電力が供給され、この電力が、無接点電力伝送により送電装置10から受電装置40に送電される。これにより、携帯電話機510のバッテリーを充電したり、携帯電話機510内のデバイスを動作させることができる。
無線通信部70、80は、例えば無線LAN(IEEE802.11など)、Bluetooth(登録商標)(IEEE802.15.1など)等の無線通信手段により充電器500(送電側電子機器)と携帯電話機510(受電側電子機器)との間の無線通信を行う。具体的には、例えば充電器500に接続されたパーソナルコンピューター(PC)等と携帯電話機510との間で、必要なデータを無線通信によってやり取りすることができる。
後述するように、本実施形態の電子機器によれば、上記の無線通信を行う期間に、無接点電力伝送により携帯電話機510に電力を供給することができる。さらに無接点電力伝送に用いられる1次コイルL1(送電コイル)と2次コイルL2(受電コイル)との間のコイル間通信により、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続に必要な無線設定情報をやり取りすることができる。なお無線通信部70は充電器500の外部にあってもよいし、また無線通信部80は携帯電話機510の外部にあってもよい。
なお本実施形態が適用される電子機器は携帯電話機510に限定されない。例えば腕時計、コードレス電話器、シェーバー、電動歯ブラシ、リストコンピューター、ハンディターミナル、携帯情報端末、電動自転車、或いはICカードなどの種々の電子機器に適用できる。
図1(B)に模式的に示すように、送電装置10から受電装置40への電力伝送は、送電装置10側に設けられた1次コイルL1(送電コイル)と、受電装置40側に設けられた2次コイルL2(受電コイル)を電磁的に結合させて電力伝送トランスを形成することで実現される。これにより非接触での電力伝送が可能になる。
なお、図1(B)では1次コイルL1、2次コイルL2は、平面上でスパイラル状にコイル線を巻くことで形成された例えば空芯の平面コイルになっている。しかしながら、本実施形態のコイルはこれに限定されず、1次コイルL1と2次コイルL2を電磁的に結合させて電力を伝送できるものであれば、その形状・構造等は問わない。
例えば図1(C)では、磁性体コアに対してX軸回りでコイル線をスパイラル状に巻くことで1次コイルL1が形成されている。携帯電話機510に設けられた2次コイルL2も同様である。本実施形態では図1(C)のようなコイルにも適用可能である。なお図1(C)の場合に、1次コイルL1や2次コイルL2として、X軸回りにコイル線を巻いたコイルに加えて、Y軸周りにコイル線を巻いたコイルを組み合わせてもよい。
2.送電装置及び受電装置
図2に本実施形態の送電装置10、送電制御装置20、受電装置40及び受電制御装置50の構成例を示す。本実施形態の送電装置(送電モジュール、1次モジュール)10は、1次コイルL1、送電部12及び送電制御装置20を含む。
図2の構成例では、無線通信部(送電側)70及び第1のアンテナANT1は送電装置10の外部に設けられているが、これらは送電装置10に含まれてもよい。同様に、無線通信部(受電側)80及び第2のアンテナANT2は受電装置40の外部に設けられているが、これらは受電装置40に含まれてもよい。
なお、本実施形態の送電装置10及び送電制御装置20は図2の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
送電部12は、交流電圧を生成して1次コイルL1に供給する。具体的には、電力伝送時には所定周波数の交流電圧を生成し、データ転送時にはデータに応じて周波数が異なる交流電圧を生成して、1次コイルL1に供給する。この送電部12は、例えば、1次コイルL1の一端を駆動する第1の送電ドライバーと、1次コイルL1の他端を駆動する第2の送電ドライバーと、1次コイルL1と共に共振回路を構成する少なくとも1つのコンデンサーを含むことができる。そして送電部12が含む第1、第2の送電ドライバーの各々は、例えばパワーMOSトランジスターにより構成されるインバーター回路(バッファー回路)であり、送電制御装置20により制御される。
1次コイルL1(送電側コイル)は、2次コイルL2(受電側コイル)と電磁結合して電力伝送用トランスを形成することにより、送電装置10から受電装置40に対して電力を伝送し、負荷90に対して電力を供給する無接点電力伝送(非接触電力伝送)システムが実現される。
送電制御装置20は、送電装置10の各種制御を行う装置であり、集積回路装置(IC)などにより実現できる。この送電制御装置20は、制御部30、通信処理部21、取り去り検知部22、無線接続設定部23及び記憶部24を含む。なお、これらの構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの変形実施も可能である。
制御部30は送電装置10や送電制御装置20の制御を行うものである。この制御部30は、例えばゲートアレイなどのASIC回路により実現したり、マイクロコンピューター及びマイクロコンピューター上で動作するプログラムなどにより実現できる。この制御部30は、送電部12を用いた送電の制御を行ったり、通信処理部21、取り去り検知部22、無線接続設定部23の制御を行ったり、記憶部24の記憶制御を行う。具体的には、電力伝送、無線接続のための無線設定情報等の通信、取り去り検出、無線通信の接続/非接続などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
さらに制御部30は、受電装置40からの認証情報に基づく認証処理の結果に基づいて、受電装置40への送電、及び送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間の無線通信を許可するか否かを判断する。
認証情報は、例えば受電側コイルについての情報を含み、送電側コイルと受電側コイルとが適合するか否かが判断される。さらに認証情報は、無線通信方式やセキュリティー設定方法などについての情報を含み、送電側と受電側とでこれらが適合するか否かが判断される。
また、制御部30は、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間で無線通信を行う期間に、1次コイルL1と2次コイルL2とを用いる無接点電力伝送により電力を送電する制御を行うことができる。このようにすれば、上記無線通信中に携帯機器(受電側の電子機器)のバッテリーが消耗することを防止できるから、バッテリー残量を気にせずに無線通信を行うことができる。もっとも、上記の無線通信を行う期間に常に無接点電力伝送が必要となるわけではなく、バッテリー残量が十分である場合には、無接点電力伝送なしに無線通信を行うこともできる。
通信処理部21は、無接点電力伝送の伝送条件についての情報や送受電のコマンドなどを、1次コイルL1と2次コイルL2とを用いるコイル間通信により通信するための通信制御を行う。送電側から受電側へのコイル間通信は周波数変調により行い、受電側から送電側へのコイル間通信は負荷変調により行うことができる。
具体的には図3(A)に示すように、送電部12は、例えばデータ「1」を受電側に対して送信する場合には、周波数f1の交流電圧を生成し、データ「0」を送信する場合には、周波数f2の交流電圧を生成する。そして受電側は、この周波数の変化を検出することで、データ「1」、「0」を判別する。これにより、送電側から受電側への周波数変調によるコイル通信が実現される。
一方、受電側は、送信するデータに応じて受電側の負荷を変化させて、図3(B)に示すように1次コイルL1の誘起電圧の信号波形を変化させる。例えばデータ「1」を送電側に対して送信する場合には、受電側を高負荷状態にし、データ「0」を送信する場合には、受電側を低負荷状態にする。そして送電側がこの受電側の負荷状態の変化を検出することで、データ「1」、「0」を判別する。これにより、受電側から送電側への負荷変調によるコイル通信が実現される。
なお、図3(A)、図3(B)では送電側から受電側へのコイル通信を周波数変調により実現し、受電側から送電側へのコイル通信を負荷変調により実現しているが、これ以外の変調方式や他の方式を採用してもよい。
さらに通信処理部21は、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間で無線通信を行うための無線設定情報を、上記コイル間通信により通信するための通信制御を行う。具体的には、通信処理部21は、受電装置40からの無線設定要求情報を受信する処理を行い、無線設定要求情報を受信した場合には、無線設定情報を受電装置40に送信する処理を行う。
上記の無線設定情報は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続を行う際に必要な認証情報やセキュリティー情報などを含む。具体的には、例えば無線LANの設定に必要なSSID(Service Set Identifier)、MACアドレス、暗号化キー(WEPキーなど)やBluetooth(登録商標)の設定(ペアリング)に必要なパスキー(PIN)などが含まれる。
このようにすることで、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を行う際の初期設定が、上記のコイル間通信によって行われるから、従来ユーザーが手動で行っていた設定が不要になる。すなわちユーザーが携帯機器(受電側の電子機器)を送電装置10(充電台など)に置く(近接させる)だけで、簡単に無線接続が可能になる。さらにコイル間通信は通信距離が極めて短い(例えば数cm程度)から、無線設定情報が他人に傍受される危険性が少ない。
取り去り検知部22は、受電装置40の取り去りを検知する。具体的には、1次コイルL1の誘起電圧信号(コイル端信号)の波形変化を検出することで、受電装置40(受電側電子機器)の取り去りを検知する。
無線接続設定部23は、取り去り検知部22が受電装置40の取り去りを検知した場合に、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間の無線通信を非接続状態に設定する。具体的には、無線接続設定部23は、送電側無線通信部70への電源供給をオフにすることで、又は無線設定情報を変更することで、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間の無線通信を非接続状態に設定する。このようにすれば、送電装置10(充電台など)から携帯機器(受電側の電子機器)が取り去られた場合に、上記の無線通信を非接続にすることができる。このように携帯機器(受電側の電子機器)が取り去られた場合に無線通信を非接続状態にすることで、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
記憶部24は各種の情報を記憶するものであり、例えば、RAMやDフリップフロップ、或いはフラッシュメモリーやマスクROMなどの不揮発性メモリーにより実現できる。上記の無線設定情報及び認証情報は、この記憶部24に記憶される。
本実施形態の受電装置40(受電モジュール、2次モジュール)は、2次コイルL2、受電部42、給電制御部48、受電制御装置50を含む。なお、本実施形態の受電装置40や受電制御装置50は図2の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
受電部42は、2次コイルL2の交流の誘起電圧を直流電圧に変換する。この変換は受電部42が有する整流回路などにより実現できる。
給電制御部48は負荷90への電力の給電を制御する。即ち負荷90への電力の給電をオンにしたり、オフにする制御を行う。具体的には、受電部42(整流回路)からの直流電圧のレベルを調整して、電源電圧を生成して、負荷90に供給し、負荷90のバッテリー94を充電する。なお負荷90はバッテリー94を含まないものであってもよい。
受電制御装置50は、受電装置40の各種制御を行う装置であり、集積回路装置(IC)などにより実現できる。この受電制御装置50は、2次コイルL2の誘起電圧から生成される電源電圧により動作することができる。また受電制御装置50は、制御部60、通信処理部51、無線接続設定部53及び記憶部54を含む。
制御部60は受電装置40や受電制御装置50の制御を行うものである。この制御部60は、例えばゲートアレイなどのASIC回路により実現したり、マイクロコンピューター及びマイクロコンピューター上で動作するプログラムなどにより実現できる。制御部60は、給電制御部48の制御を行ったり、通信処理部51、無線接続設定部53の制御を行ったり、記憶部54の記憶制御を行う。具体的には、電力伝送、無線接続のための無線設定情報等の通信、無線通信の接続/非接続などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
また、制御部60は、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間で無線通信を行う期間に、1次コイルL1と2次コイルL2とを用いる無接点電力伝送により電力を受電して、負荷90に供給する制御を行う。
受電側の通信処理部51は、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間で無線通信を行うための無線設定情報を、1次コイルL1と2次コイルL2とを用いるコイル間通信により通信するための通信制御を行う。具体的には、受電側の通信処理部51は、送電装置10へ無線設定要求情報を送信する処理を行い、無線設定情報を送電装置10から受信する処理を行う。また、この通信処理部51は、送電装置10へ認証情報を送信する処理を行う。上記の無線設定情報は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続を行う際に必要な認証情報やセキュリティー情報などを含む。
このようにすることで、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を行う際の初期設定が、上記のコイル間通信によって行われるから、従来ユーザーが手動で行っていた設定が不要になる。すなわちユーザーが携帯機器(受電側の電子機器)を送電装置10(充電台など)に置くだけで、簡単に無線接続が可能になる。さらにコイル間通信は通信距離が極めて短い(例えば数cm程度)から、無線設定情報が他人に傍受される危険性が少ない。
受電側の無線接続設定部53は、無接点電力伝送が停止した場合に、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間の無線通信を非接続状態に設定する。具体的には、無線接続設定部53は、受電側無線通信部80への電源供給をオフにすることで、又は記憶部54に記憶された無線設定情報を変更(又は消去)することで、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間の無線通信を非接続状態に設定する。
このようにすれば、送電装置10(充電台など)から携帯機器(受電側の電子機器)が取り去られた場合に、上記の無線通信を非接続にすることができる。このように携帯機器(受電側の電子機器)が取り去られた場合に無線通信を非接続状態にすることで、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
記憶部54は各種の情報を記憶するものであり、例えば、RAMやDフリップフロップ、或いはフラッシュメモリーやマスクROMなどの不揮発性メモリーにより実現できる。送電装置10から受信された無線設定情報は、この記憶部54に記憶される。
さらに本実施形態では、送電側の制御部30は、ネゴシエーション処理部31、セットアップ処理部32、コマンド処理部33を含む。また受電側の制御部60も、ネゴシエーション処理部61、セットアップ処理部62、コマンド処理部63を含む。なおコマンド処理部33、63を設けない構成としてもよい。
ネゴシエーション処理部31、61は、無接点電力伝送のネゴシエーション処理を行う。即ち、送電側と受電側の間で、無接点電力伝送の基本的な設定(規格、コイル、システム、安全機能等)についての情報交換を行う。そしてセットアップ処理部32、62は、ネゴシエーション処理の結果に基づいて、無接点電力伝送のセットアップ処理を行う。即ちネゴシエーション処理により無接点電力伝送の基本的な設定が行われた後、送電側と受電側との間で、機器やアプリケーション毎に異なるセットアップ情報の情報交換を行う。そしてコマンド処理部33、63は、セットアップ処理の後に、無接点電力伝送のコマンド処理を行う。即ち、基本的なコマンドやセットアップ処理で対応可能になったコマンドの発行や実行などを行う。なお、セットアップ処理の後に、コマンド処理を経ることなく、通常送電を開始してもよい。例えば明示的なコマンドの発行がなくても、セットアップ処理の後に通常送電を開始してもよい。
具体的にはネゴシエーション処理部31、61は、送電装置10と受電装置40との間で情報の通信が可能か否かの確認処理や、通信した情報が妥当か否かの確認処理や、受電側の負荷状態が適正か否かの確認処理を行う。
さらに具体的には、ネゴシエーション処理部31、61は、送電装置10と受電装置40との間で、規格情報やコイル情報や負荷状態検出方式を示すシステム情報の照合処理を行う。即ち受電側から受信した規格/コイル/システム情報を、送電側の規格/コイル/システム情報と照合し、規格/コイル/システムが適合(一致)しているか否かを確認する。
このように本実施形態におけるネゴシエーション処理は、送電装置と受電装置との間で情報の通信が可能か否かの確認処理、通信した情報が妥当か否かの確認処理、受電装置側の負荷状態が適正か否かの確認処理、送電装置と受電装置との間における規格情報又はコイル情報の照合処理、及び負荷状態検出方式を示す送電装置のシステム情報と受電装置のシステム情報の照合処理等の少なくとも1つである。
セットアップ処理部32、62は、ネゴシエーション処理の結果に基づいて、無接点電力伝送のセットアップ処理を行う。具体的には、受電装置40が無接点電力伝送の伝送条件情報を送信した場合に、その伝送条件情報を受信して、無接点電力伝送の伝送条件を設定する。即ち、受電装置40が、コイルの駆動電圧や駆動周波数等の通常送電に必要な伝送条件情報を送信すると、その伝送条件情報に基づいて、駆動電圧や駆動周波数等の伝送条件を設定する。また、受電装置40との間で、機器やアプリケーション毎に異なるセットアップ情報の情報交換を行う。また、セットアップ処理部32、62は、セットアップ処理において、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間の無線通信を行うか否かの情報交換を行う。
このように本実施形態におけるセットアップ処理は、ネゴシエーション処理の結果に基づいて電力の伝送条件を設定する処理、及び送電装置と受電装置の間の対応機能について情報交換を行う処理等の少なくとも1つである。
コマンド処理部33、63は、セットアップ処理の後に、無接点電力伝送のコマンド処理を行う。即ち、基本的なコマンドやセットアップ処理で対応可能になったコマンドの発行や実行などを行う。具体的には、例えば、通常送電開始コマンドや、バッテリー94の満充電検出コマンド(満充電通知コマンド)や、バッテリー94の再充電確認コマンドなどの各種コマンドの処理を行う。本実施形態におけるコマンド処理は、ネゴシエーション処理およびセットアップ処理のうちの少なくとも1つにより、対応が可能になったことが確認されたコマンドの発行及びコマンドの実行の少なくとも1つを行う処理である。
また、送電側のコマンド処理部33は、受電装置40から無線設定要求情報として無線設定要求コマンドを受信した場合に、無線設定情報の送信処理を含む無線設定処理を行う。一方、受電側のコマンド処理部63は、送電装置10へ無線設定要求情報として無線設定要求コマンドを発行する処理を行う。
このようにすることで、無線設定処理のための特別な制御部を設けることなしに、無接点電力伝送のための各処理(ネゴシエーション処理、セットアップ処理、コマンド処理)を利用することで、無線設定処理を効率的に行うことができる。
なお、コマンド処理部33が無線設定情報の送信処理を含む無線設定処理を行わずに、セットアップ処理部32がセットアップ処理において、無線設定情報の送信処理を行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態の送電装置及び受電装置によれば、無接点電力伝送のための各処理を利用して無線設定処理を効率的に行うことができる。その結果、従来ユーザーが手動で行っていた無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続の設定が、携帯機器(受電側の電子機器)を送電装置(充電台など)に置くだけで可能になる。さらに無接点電力伝送により電力を供給しながら無線通信を行うことができるから、無線通信による携帯機器のバッテリーの消耗を防止でき、バッテリー残量を気にせずに無線通信を行うことができる。
3.無接点電力伝送及び無線接続の処理シーケンス
図4に本実施形態により実現される無接点電力伝送及び無線接続の処理シーケンスの概略を模式的に示す。
この処理シーケンスでは、リセット状態の後に、待機フェーズに移行する。ここで、リセット状態では、送電側(1次)や受電側(2次)が保持していた各種フラグはクリアされる。ここでフラグは、送電装置10や受電装置40の状態(送電状態、満充電状態、再充電確認状態等)を表すものであり、これらの装置の記憶部(レジスター)24、54に保持される。
待機フェーズでは、送電側(1次)は、受電側(2次)の停止時(送電停止時)の最終状態を保持する。例えばバッテリーの満充電が検出されると、送電側及び受電側は満充電検出後の待機フェーズに移行する。
送電側や受電側は、待機フェーズの後にネゴシエーションフェーズに移行する。このネゴシエーションフェーズでは、規格/コイル/システムの一致確認や、安全上の情報交換などが行われるネゴシエーション処理が実行される。
送電側や受電側は、ネゴシエーションフェーズの後、セットアップフェーズに移行する。このセットアップフェーズでは、通常送電のために必要な伝送条件の設定などが行われる。具体的には、例えばコイルの駆動電圧や駆動周波数が設定される。さらにコマンドフェーズにおいて送電側、受電側が発行・実行可能なコマンドの種類や、定期認証機能等の付加的な対応機能についての情報交換が、このセットアップ処理において実行される。これにより、電子機器の種類(携帯電話機、オーディオ機器等)や機種などのアプリケーションに応じて異なる設定情報の交換が可能になる。
無線接続については、どのような種類の無線通信が可能か、或いはどのような無線設定情報が必要なのか等の情報が交換される。具体的には、例えば携帯機器(受電側の電子機器)が具備する無線通信手段が、無線LANなのか、或いはBluetooth(登録商標)なのか、さらにどのような認証方式及び暗号化方式が可能なのかなどの情報が交換される。
送電側や受電側は、セットアップフェーズの後、コマンドフェーズに移行する。このコマンドフェーズでは、セットアップ処理で得た情報に基づいてコマンド処理が行われる。コマンドフェーズでは最初にコマンド分岐が行われる。すなわち、コマンド判定が行われて、各種フラグに応じたコマンド処理に分岐する。例えば、無接点電力伝送に関係するコマンド処理、無線接続に関係するコマンド処理、その他のコマンド処理などに分岐する。
無接点電力伝送に関係するコマンドとしては、例えば、通常送電(充電)開始コマンド、満充電検出(通知)コマンド、再充電確認コマンド、受電側割り込みコマンド、送電停止要求コマンドなどが考えられる。また、無線接続に関係するコマンドとしては、例えば、無線設定要求コマンド、無線設定情報生成コマンド、無線設定情報送信(受信)コマンド、無線通信開始コマンド、無線通信非接続コマンドなどが考えられる。
例えば、無接点電力伝送については、ネゴシエーション処理、セットアップ処理により通常送電の準備が整い、送電側が通常送電(充電)開始コマンドを受電側に送信(発行)し、それを受信した受電側が応答コマンドを送電側に送信すると、通常送電が開始される。そして通常送電の開始後、受電側において満充電が検出されると、受電側は満充電検出コマンドを送電側に送信する。この満充電検出のように伝送継続が必要ない場合には、満充電検出後の待機フェーズに移行する。
例えば、無線接続については、セットアップ処理により可能な無線通信手段に応じた無線設定情報の交換が可能になった後、受電側が無線設定要求コマンドを送電側に送信すると、それを受信した送電側は無線設定情報生成コマンドを実行する。生成された無線設定情報は、送電側が実行する無線設定情報送信コマンドによって受電側に送信される。受電側は、受信した無線設定情報を記憶部54に記憶し、無線設定情報に基づいて受電側無線通信部80を設定する。そして送電側又は受電側が無線通信開始コマンドを発行することにより、無線通信が開始される。
送電側が無線通信を完了した場合、又は携帯機器(受電側の電子機器)が送電装置10(充電台)から取り去られたことを検知した場合には、送電側が無線通信非接続コマンドを実行して無線通信を非接続状態に設定する。或いは、携帯機器(受電側の電子機器)側が、無線通信を完了した場合又は受電が停止したことを検知した場合に、無線通信非接続コマンドを実行して無線通信を非接続状態に設定することもできる。
具体的には、送電側の取り去り検知部22が受電装置40の取り去りを検知した場合に、送電側の無線接続設定部23が、送電側無線通信部70への電源供給をオフにすることで、又は無線設定情報を変更することで、無線通信を非接続状態に設定する。また、無接点電力伝送が停止した場合には、受電側の無線接続設定部53が、受電側無線通信部80への電源供給をオフにすることで、又は記憶部54に記憶された無線設定情報を変更(又は消去)することで、無線通信を非接続状態に設定する。このように携帯機器(受電側の電子機器)が取り去られた場合に無線通信を非接続状態にすることで、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
図5を用いて本実施形態の処理シーケンスについて更に具体的に説明する。F1に示す取り去り検出後の待機フェーズでは、例えばk1秒に1回の着地検出が行われる。そしてF2に示すように電子機器の着地(設置)が検出されると、ネゴシエーション処理、セットアップ処理が実行される。そしてF3に示すようにネゴシエーション処理、セットアップ処理が正常に終了し、コマンド処理において通常送電開始コマンドが発行されると、通常送電が開始し、電子機器の充電が開始する。また、無線通信開始コマンドが発行されると、送電側と受電側との間の無線通信が開始される。
そしてF4に示すように満充電が検出されると、電子機器のLEDが消灯し、F5に示すように満充電検出後の待機フェーズに移行する。満充電検出後の待機フェーズに移行した場合でも、無線通信は継続される。満充電検出後の待機フェーズでは、例えばk3秒に1回の取り去り検出が行われると共にk3×j秒に1回の再充電確認が行われる。
そして満充電検出後の待機フェーズにおいて、F6に示すように電子機器の取り去りが検出されると、取り去り検出後の待機フェーズに移行する。取り去り検出後の待機フェーズでは、無線通信は非接続状態に設定される。一方、満充電検出後の待機フェーズにおいて、F7に示すように再充電確認により再充電が必要であると判定されると、ネゴシエーション処理、セットアップ処理が行われて、通常送電が再開され、バッテリーの再充電が行われる。なお、F8に示すように通常送電中に電子機器の取り去りが検出されると、取り去り検出後の待機フェーズに移行する。
図6(A)に、ネゴシエーション処理において転送されるネゴシエーションフレームのフォーマット例を示す。このネゴシエーションフレームは、先頭フィールドと情報フィールドと最終フィールドを有する。そして情報フィールドは一致コードとハード情報コードにより構成される。
図6(B)に一致コードのフォーマット例を示す。一致コードは、コマンドIDと規格コードと拡張コードとコイルコードにより構成される。コマンドIDは、一致コードであることを表すIDである。規格コードは規格のバージョンを表すコードである。拡張コードは、IDコード体系を表すコードである。例えば拡張コード管理台帳等によりコード長の管理が行われる。
コイルコードはコイル情報を表すコードであり、例えば区分コードとコイルID(コイル識別情報)により構成される。区分コードは、コイルIDの管理者を指定するために使用される。コイルIDは1次コイル(1次コイルユニット)に対して管理者が付与するIDである。即ち送電側のみならず、受電側においても、コイルIDとして送電側の1次コイルのIDが付与される。なお拡張コードに基づいてコイルIDの定義が変化する。例えば拡張コードが第1の設定である場合には、コイルコードは区分コードとコイルIDに区分されて設定され、拡張コードが第2の設定である場合には、コイルコードは区分コードとコイルIDに区分されずに設定される。
図6(C)にハード情報コードのフォーマット例を示す。ハード情報コードは、システムコードと異物しきい値により構成される。システムコードはシステム情報を示すものであり、具体的には、送電側や受電側での負荷状態の検出方式を示す情報である。ここで負荷状態の検出方式としては、パルス幅検出方式(位相検出方式)、電流検出方式、ピーク電圧検出方式、或いはこれらの方式を組み合わせた方式などがある。システムコードは、送電側や受電側が、これらの方式のいずれを採用しているのかを示すコードになる。
以上説明したように、本実施形態の処理シーケンスによれば、例えば規格/コイル/システムの適合性の判断や、安全上の最低限の情報交換は、ネゴシエーション処理において行われる。
そしてセットアップ処理においては、通常送電のために必要な伝送条件の設定等が実行される。例えばコイルの駆動電圧や駆動周波数が設定される。また、無線接続については、どのような種類の無線通信が可能か、或いはどのような無線設定情報が必要なのか等の情報が交換される。具体的には、例えば無線通信方式、認証方法及び暗号化方法などの情報が交換される。
そして、このようなネゴシエーション処理、セットアップ処理を経た後に、コマンドフェーズに移行して、コマンド処理が行われる。例えば、通常送電(充電)開始コマンド、満充電検出(通知)コマンド、再充電確認コマンドなどの無接点電力伝送に関係するコマンド処理が行われる。また、無線設定要求コマンド、無線設定情報生成コマンド、無線通信開始コマンドなどの無線接続に関係するコマンド処理が行われる。
このようにすれば、無線接続処理のための特別な処理部を設けることなしに、無接点電力伝送のための各処理(ネゴシエーション処理、セットアップ処理、コマンド処理)を利用することで、無線接続処理を効率的に行うことができる。
なお、コマンド処理部が無線設定情報の送信処理を含む無線設定処理を行わずに、セットアップ処理部がセットアップ処理において、無線設定情報の送信処理を行ってもよい。
4.送電装置及び受電装置の動作
図7(A)〜図8(B)を用いて、コマンドフェーズにおける無線接続のための動作を説明する。
まず図7(A)に示すように、電力伝送が行われる期間に、受電装置40は送電装置10へ無線設定要求コマンドを送信する。この送信は1次コイルL1と2次コイルL2とを用いるコイル間通信により行われる。送電装置10は、無線設定要求コマンドを受信すると、無線接続に必要な無線設定情報を生成する。この無線設定情報は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続を行う際に必要な認証情報やセキュリティー情報などを含む。具体的には、例えば無線LANの設定に必要なSSID(Service Set Identifier)、MACアドレス、暗号化キー(WEPキーなど)やBluetooth(登録商標)の設定(ペアリング)に必要なパスキー(PIN)などが含まれる。
次に図7(B)に示すように、送電装置10は、生成された無線設定情報を受電装置40へ送信する。受電装置40は、受信した無線設定情報を記憶部54に記憶し、無線設定情報に基づいて受電側無線通信部80を設定する。
続いて図8(A)に示すように、送電側無線通信部70と受電側無線通信部80との間で無線通信が開始される。この無線通信を行う期間に、送電装置10は受電装置40へ電力伝送を継続することができる。
そして図8(B)に示すように、送電側が無線通信を完了した場合、又は送電側の取り去り検知部22が受電装置40の取り去りを検知した場合に、送電側の無線接続設定部23は無線通信を非接続状態に設定する。また、受電側が無線通信を完了した場合、又は受電が停止した場合は、受電側の無線接続設定部53は無線通信を非接続状態に設定する。
このように本実施形態の送電装置及び受電装置によれば、コマンドフェーズにおいて無線接続のためのコマンドを用いることで、効率的に無線接続処理を行うことができる。
図9、図10は、本実施形態の送電装置及び受電装置の動作のフローチャートの一例である。図9に示すように、最初は待機フェーズ(ステップS1、S21)から動作が開始される。この待機フェーズでは、送電側が仮送電を行って、携帯機器(受電側の電子機器)が送電装置(充電台)に置かれたか否か、置かれた場合には適正な位置に置かれたか否かを検出する。
位置関係が適正である場合には、ネゴシエーションフェーズ(ステップS2、S22)に進む。このフェーズでは、送電側及び受電側の規格情報、コイル情報、システム情報がそれぞれ一致するか否かが判断される。
規格/コイル/システム情報がそれぞれ一致する場合には、セットアップフェーズ(ステップ3、S23)に進む。このセットアップフェーズでは、伝送条件情報、対応機能情報、無線方式等の情報などが交換される。
次に、送電側及び受電側はコマンド分岐(ステップS4、S24)に移行する。すなわち、コマンド判定が行われて、各種フラグに応じたコマンドの処理に分岐する。具体的には、優先的な処理が必要なコマンド(例えば割り込みコマンド等)が存在しない場合には、送電制御(ステップS5)及び受電制御(ステップS25)に移行する。
無線接続処理を行う場合は、電力伝送が行われる期間に、再びコマンド分岐(ステップS4、S24)を経て、図10に示す無線設定要求コマンドの送受信(ステップS6、S26)に進む。すなわち、受電側は無線設定要求コマンドを送信し、これを受信した送電側は無線設定情報を生成する(ステップS7)。無線設定情報は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続を行う際に必要な認証情報やセキュリティー情報などを含む。
生成された無線設定情報は、送電側の無線設定情報送信コマンド及び受電側の無線設定情報受信コマンドにより受電側に転送される(ステップS8、S27)。受電側は、受信した無線設定情報を記憶部に記憶し(ステップS28)、無線設定情報に基づいて無線通信部を設定する(S29)。そして無線通信開始コマンドが発行されて、無線通信が開始される(ステップS9、S30)。
送電側が携帯機器(受電側電子機器)の取り去りを検出した場合(ステップS10)、又は無線通信が完了した場合(ステップS11)は、送電側は無線通信を非接続状態に設定する(ステップS12)。また、受電が停止された場合(ステップS31)、又は無線通信が完了した場合(ステップS32)は、受電側は無線通信を非接続状態に設定する(ステップS33)。
以上説明したように、本実施形態の送電装置及び受電装置によれば、無線接続処理のための特別な処理部を設けることなしに、無接点電力伝送のための各処理(ネゴシエーション処理、セットアップ処理、コマンド処理)を利用することで、無線接続処理を効率的に行うことができる。
その結果、従来ユーザーが手動で行っていた無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線接続の初期設定が、携帯機器を送電装置(充電台など)に置くだけで可能になる。さらに無接点電力伝送により電力を供給しながら無線通信を行うことができるから、無線通信による携帯機器のバッテリーの消耗を防止でき、バッテリー残量を気にせずに無線通信を行うことができる。
また、本実施形態の送電装置及び受電装置によれば、無線設定情報は通信距離が極めて短いコイル間通信により送受信されるから、他人に傍受される危険性が少ない。さらに送電装置(充電台など)から携帯機器が取り去られた場合に、取り去りを検知して無線通信を非接続にすることができる。その結果、他の携帯機器による成りすまし等の不正なアクセスを抑制することができる。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置及び電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 送電装置、12 送電部、20 送電制御装置、21 通信処理部、
22 取り去り検知部、23 無線接続設定部、24 記憶部、
30 制御部(送電側)、31、61 ネゴシエーション処理部、
32、62 セットアップ処理部、33、63 コマンド処理部、40 受電装置、
42 受電部、48 給電制御部、50 受電制御装置、51 通信処理部、
53 無線接続設定部、54 記憶部、60 制御部(受電側)、
70 無線通信部(送電側)、80 無線通信部(受電側)、90 負荷、
94 バッテリー、500 充電器、502 ACアダプター、510 携帯電話機、
512 表示部、514 操作部、516 マイク、518 スピーカー

Claims (19)

  1. 無接点電力伝送により、1次コイルと2次コイルとを用いて受電装置に電力を送電するための制御を行う制御部と、
    送電側無線通信部と受電側無線通信部との間で無線通信を行うための無線設定情報を、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いるコイル間通信により通信するための通信制御を行う通信処理部と、
    前記受電装置の取り去りを検知する取り去り検知部と、
    前記取り去り検知部が前記受電装置の取り去りを検知した場合に、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定する無線接続設定部と、
    を含むことを特徴とする送電制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記無線設定情報は、前記無線通信における暗号化キー又はパスキーを含むことを特徴とする送電制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記制御部は、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間で無線通信を行う期間に、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いる前記無接点電力伝送により電力を送電する制御を行うことを特徴とする送電制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記通信処理部は、前記受電装置からの無線設定要求情報を受信する処理を行い、前記無線設定要求情報を受信した場合には、前記無線設定情報を前記受電装置に送信する処理を行うことを特徴とする送電制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記無線接続設定部は、
    前記送電側無線通信部への電源供給をオフにすることで、又は前記無線設定情報を変更することで、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定することを特徴とする送電制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記制御部は、
    前記受電装置からの認証情報に基づく認証処理の結果に基づいて、前記受電装置への送電を許可するか否か、及び前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を許可するか否かを判断することを特徴とする送電制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記制御部は、
    前記無接点電力伝送のネゴシエーション処理を行うネゴシエーション処理部と、
    前記ネゴシエーション処理の結果に基づいて、前記無接点電力伝送のセットアップ処理を行うセットアップ処理部とを含み、
    前記セットアップ処理部は、前記セットアップ処理において、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を行うか否かの情報交換を行うことを特徴とする送電制御装置。
  8. 請求項7において、
    前記制御部は、
    前記セットアップ処理の後に前記無接点電力伝送のコマンド処理を行うコマンド処理部を含み、
    前記コマンド処理部は、前記受電装置から無線設定要求情報として無線設定要求コマンドを受信した場合に、前記無線設定情報の送信処理を含む無線設定処理を行うことを特徴とする送電制御装置。
  9. 請求項7において、
    前記セットアップ処理部は、前記セットアップ処理において、前記無線設定情報の送信処理を行うことを特徴とする送電制御装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の送電制御装置と、
    交流電圧を生成して前記1次コイルに供給する送電部とを含むことを特徴とする送電装置。
  11. 請求項10に記載の送電装置と、
    前記送電側無線通信部とを含むことを特徴とする電子機器。
  12. 無接点電力伝送により、1次コイルと2次コイルとを用いて送電装置から電力を受電するための制御を行う制御部と、
    送電側無線通信部と受電側無線通信部との間で無線通信を行うための無線設定情報を、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いるコイル間通信により通信するための通信制御を行う通信処理部と、
    前記無接点電力伝送が停止した場合に、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定する無線接続設定部と、
    を含むことを特徴とする受電制御装置。
  13. 請求項12において、
    前記無線設定情報は、前記無線通信における暗号化キー又はパスキーを含むことを特徴とする受電制御装置。
  14. 請求項12又は13において、
    前記制御部は、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間で無線通信を行う期間に、前記1次コイルと前記2次コイルとを用いる前記無接点電力伝送により電力を受電する制御を行うことを特徴とする受電制御装置。
  15. 請求項12乃至14のいずれかにおいて、
    前記通信処理部は、前記送電装置へ無線設定要求情報を送信する処理を行い、前記無線設定情報を前記送電装置から受信する処理を行うことを特徴とする受電制御装置。
  16. 請求項12乃至15のいずれかにおいて、
    前記無線接続設定部は、
    前記受電側無線通信部への電源供給をオフにすることで、又は前記無線設定情報を変更することで、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を非接続状態に設定することを特徴とする受電制御装置。
  17. 請求項12乃至16のいずれかにおいて、
    前記制御部は、
    前記無接点電力伝送のネゴシエーション処理を行うネゴシエーション処理部と、
    前記ネゴシエーション処理の結果に基づいて、前記無接点電力伝送のセットアップ処理を行うセットアップ処理部とを含み、
    前記セットアップ処理部は、前記セットアップ処理において、前記送電側無線通信部と前記受電側無線通信部との間の無線通信を行うか否かの情報交換を行うことを特徴とする受電制御装置。
  18. 請求項12乃至17のいずれかに記載の受電制御装置と、
    前記2次コイルの誘起電圧を直流電圧に変換する受電部とを含むことを特徴とする受電装置。
  19. 請求項18に記載の受電装置と、
    前記受電側無線通信部とを含むことを特徴とする電子機器。
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