JP2020112721A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】結露除去動作中に印刷にかかわらない故障が発生した場合に結露除去動作を停止させることができる画像形成装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】画像形成装置は、結露の可能性があるか否かを判定する結露判定手段S403、S404と、結露判定手段の判定結果に基づいて結露の除去を実行する結露除去手段S405と、結露の除去中に印刷を伴わないジョブを受け付けてジョブを実行するジョブ制御手段S422、S423、S424と、ジョブの終了後に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生したか否かを判定する故障判定手段S425と、動作継続不可能な故障が発生した場合に結露除去手段を停止させる結露除去停止手段S426と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置およびその制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、光走査装置の光学系又は感光体に結露が発生すると、画像不良を生じることがある。そこで、特許文献1は、光学系に結露が発生したか否かを光学検出手段によって検出する。光学系に発生した結露を解消させる結露解消動作時には、定着ユニットのヒータに通電し、画像形成装置の内部で温められた空気を逃がさないようにファンを停止させる。定着ユニットが十分に温まると、中間転写ベルトを回転させて定着ユニットの熱を画像形成装置全体に拡散させて結露を解消する。特許文献2は、除湿抵抗で暖められた空気をファンによって光学系に吹き付けて光学系を温風加熱することによって結露を解消する。結露除去動作中には、画像を形成することができない。
特開2004−144995号公報 特開平5−204220号公報
画像形成装置は、画像形成機能に加えて画像読取機能およびファクシミリ機能を有する複合機であることがある。複合機は、結露除去動作中に、画像形成動作を伴わない動作、例えば、画像読取動作、ファクシミリ送信などを実行できる。しかし、結露除去動作中に画像読取部で動作継続不可能な故障が生じた場合、結露除去動作をそのまま続けると除湿抵抗及びファンを駆動するための無駄な電力が消費され続けてしまう。
そこで、本発明は、結露除去動作中に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生した場合に結露除去動作を停止させることができる画像形成装置およびその制御方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一実施例による画像形成装置は、
結露の可能性があるか否かを判定する結露判定手段と、
前記結露判定手段の判定結果に基づいて前記結露の除去を実行する結露除去手段と、
前記結露の除去中に印刷を伴わないジョブを受け付けて前記ジョブを実行するジョブ制御手段と、
前記ジョブの終了後に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生したか否かを判定する故障判定手段と、
前記動作継続不可能な故障が発生した場合に前記結露除去手段を停止させる結露除去停止手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、結露除去動作中に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生した場合に結露除去動作を停止させることができる。
MFPのハードウェア構成を示すブロック図。 画像形成部のハードウェア構成を示すブロック図。 MFPのソフトウェア構成図。 第1の実施形態による結露判定処理および結露対策処理の動作を示す流れ図。 第2の実施形態による結露判定処理および結露対策処理の動作を示す流れ図。 縮退運転の処理動作を示す流れ図。
以下、添付図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが課題の解決手段に必ずしも必須のものではない。
<第1の実施形態>
第1の実施形態を説明する。第1の実施形態による画像形成装置は、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成機能と、原稿の画像を読み取る画像読取機能と、通信回線を用いて画像を送受信するファクシミリ機能とを有する複合機(以下、MFPという)10である。図1は、MFP10のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、MFP10は、CPU101、ROM102、RAM103、表示コントローラ104、表示部105、操作コントローラ106及び操作部107を備える。また、MFP10は、eMMCホストコントローラ108、eMMC109、画像読取コントローラ110、画像読取部111、画像形成コントローラ112及び画像形成部113を備える。さらに、MFP10は、USBホストコントローラ114、変復調装置(以下、MODEMという)115、網制御ユニット(以下、NCUという)116及びネットワークインタフェースカード(以下、NICという)117を備えている。
ROM102、RAM103、表示コントローラ104及び操作コントローラ106は、システムバス118に接続されている。また、eMMCホストコントローラ108、画像読取コントローラ110、画像形成コントローラ112、USBホストコントローラ114、MODEM115及びNIC117も、システムバス118に接続されている。CPU101は、システムバス118に接続されているこれらのデバイスを総括的に制御する。CPU101は、電源が供給されると、記憶部(ストレージ)としてのROM102に保存されたブートプログラムを実行する。通常、ブートプログラムは、ROM102に保存されているメインプログラムをRAM103へロードし、ロードされたメインプログラムの先頭へジャンプする。RAM103は、メインプログラムのロード場所としてだけではなく、メインプログラムのワークエリアとしても機能する。表示コントローラ104は、表示部105の描画を制御する。表示部105は、28文字×7行の文字列、罫線及びスクロールバーを表示する液晶ディスプレイ(LCD)である。操作コントローラ106は、MFP10に装備された操作部107からの入力を制御する。操作部107は、テンキー、カーソルキー及びワンタッチキーを備える。
画像読取部111は、原稿の画像を読み取る。画像読取部111は、オプションとしてのオートドキュメントフィーダ(不図示)が装着されており、複数枚の原稿の画像を自動的に読み取ることができる。画像読取部111は、画像読取コントローラ110に接続されている。CPU101は、システムバス118及び画像読取コントローラ110を介して画像読取部111と通信する。また、画像形成部113は、電子写真方式によって記録媒体に画像を形成する。画像形成部113については後述する。画像形成部113は、画像形成コントローラ112に接続されている。CPU101は、システムバス118及び画像形成コントローラ112を介して画像形成部113と通信する。
USBホストコントローラ114は、USBのプロトコル制御を受け持ち、USBメモリ(不図示)等のUSBデバイスに対するアクセスを仲介する。MODEM115は、ファクシミリ通信に必要な画像信号の変調と復調を行う。MODEM115は、NCU116に接続されている。MODEM115によって変調された画像信号は、NCU116を介して公衆交換電話網(以下、PSTNという)へ送信される。PSTNからNCU116を介してMODEM115へ入力された画像信号は、MODEM115によって復調される。NIC117は、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介してサーバとメールやファイル等のデータの双方向通信を行う。MFP10は、記憶部(ストレージ)としてのeMMC109を備える。CPU101は、eMMCホストコントローラ108を介してeMMC109にアクセスする。
図2は、画像形成部113のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成部113は、CPU200、ROM201、RAM202及びシリアルインターフェース(以下、シリアルI/Fという)203を備える。画像形成部113は、また、入出力装置(以下、I/Oという)204、電子写真系ユニット205、用紙搬送系ユニット206及び温度センサー207を備える。温度センサー207は、MFP10の内部または外部の環境温度を検出する。CPU200、ROM201、RAM202、シリアルI/F203及びI/O204は、システムバス208に接続されている。
CPU200は、電源が供給されると、ROM201に保存された画像形成部制御プログラムを実行する。RAM202は、画像形成部制御プログラムのワークエリアとして機能する。CPU200は、シリアルI/F203を介して、MFP10のメインプログラムによって発行された各種命令を受信する。CPU200は、受信した各種命令に従って、システムバス208に接続されたI/O204を介して、電子写真系ユニット205及び用紙搬送系ユニット206を制御する。さらに、CPU200は、I/O204を介して温度センサー207による温度測定結果を取得する。
図3は、MFP10のソフトウェア構成図である。図3において実線で示した各部は、CPU101がブートプログラムでRAM103にロードされたメインプログラムを実行することにより実現されるソフトウェアモジュールである。それぞれのソフトウェアモジュールの実行は、オペレーティングシステム(以下、OSという)301によって管理・制御される。OS301には、デバイスドライバ308が組み込まれている。デバイスドライバ308は、画像形成コントローラ112、MODEM115、画像読取コントローラ110、eMMCホストコントローラ等のハードウェアデバイスとの通信を仲介する。ユーザインタフェース(UI)302は、表示部105及び操作部107を介して各種情報をユーザへ提供するとともに、ユーザからの各種指示を受け付ける。ジョブコントローラ303は、コピー、印刷、ファックス等のジョブを受け付け、受け付けたジョブの実行を制御する。
ストレージ306は、ファクシミリ送信する画像、ファクシミリ受信した画像、ユーザ設定等のデータを物理的にeMMC109へ保存して管理するソフトウェアモジュールである。例えば、ジョブコントローラ303がファックスジョブを受け付けると、スキャン307は、ファックスジョブの要求を受けて画像読取部111を制御して原稿の画像をスキャンする。スキャン307は、読み取ったファクシミリ画像データをストレージ306へ保存する。ストレージ306に保存されたファクシミリ画像データは、ファックス304によって読み出され、MODEM115及びNCU116を介して相手先へファクシミリ送信される。MODEM115及びNCU116を介して相手先からファクシミリ受信した画像データは、ファックス304によって取り込まれ、ストレージ306へ保存される。
プリント305は、画像形成コントローラ112を介して画像形成部113へ予め定められた各種命令を送信するとともに、画像形成部113の状態を受信して画像形成部113の動作を制御する。例えば、ファクシミリ受信画像の印刷を行う場合、プリント305は、画像形成部113へ印刷命令を送信した後、ストレージ306に保存されている画像ファイルを読み出し、画像ファイルに含まれる画像データを画像形成部113へ転送する。本実施形態のMFP10は、仮想マシン/フレームワーク(以下、VM/FWという)309を備える。拡張アプリケーション310は、スクリプト言語で記述された任意のプログラム等から構成される。なお、VM/FW309及び拡張アプリケーション310の詳細な説明は省略する。
(結露除去動作)
以下、図4を参照して、第1の実施形態による結露除去動作を実行するMFP10の制御方法を説明する。図4は、第1の実施形態による結露判定処理および結露対策処理の動作を示す流れ図である。例えば、MFP10が結露対策モードで動作可能するようにユーザによって設定された場合に、図4に示す結露判定処理および結露対策処理が実行される。すなわち、ユーザは、結露判定処理および結露対策処理をMFP10に実行させるか否かを設定することができる。設定手段としてのCPU101は、操作部107からユーザによって結露対策モードが設定されると、結露判定処理および結露対策処理が動作可能に有効化される。
ステップS401からステップS408までの結露判定処理は、図2を用いて説明した画像形成部制御プログラムの一部である。CPU200へ電源が供給されると、結露判定手段としてのCPU200は、自動的に結露判定処理を実行する(結露判定工程)。結露判定処理が開始されると、CPU200は、ステップS401で、温度センサー207から環境温度t(i)の測定結果を取得する。CPU200は、ステップS402で、結露対策実行中か否かを判定する。後述する結露対策処理が実行中でない場合(S402でNO)、CPU200は、処理をステップS403へ進める。結露対策処理が実行中である場合(S402でYES)、CPU200は、処理をステップS406へ進める。
CPU200は、ステップS403で、後述する所定時間(単位時間)S1前に測定した環境温度t(i−1)が予め定められた温度T1以下であるか否かを判定する。環境温度t(i−1)が温度T1以下である場合(S403でYES)、CPU200は、処理をステップS404へ進める。環境温度t(i−1)が温度T1より大きい場合(S403でNO)、CPU200は、処理をステップS406へ進める。CPU200は、ステップS404で、ステップS401で取得した環境温度t(i)と所定時間S1前に測定した環境温度t(i−1)との差が予め定められた値Dより大きいか否かを判定する。差は、単位時間当りの温度の変化量である。差が値Dより大きい場合(S404でYES)、CPU200は、処理をステップS405へ進める。差が値D以下である場合(S404でNO)、CPU200は、処理をステップS406へ進める。
CPU200は、MFP10の内部に結露が発生する可能性があるか否かの判定結果に基づいて結露を除去する結露対策処理を実行する。具体的には、環境温度t(i−1)が温度T1以下であると判定され(S403でYES)、かつ、差t(i)−t(i−1)が値Dより大きいと判定された場合(S404でYES)、ステップS405で結露対策処理が実行される。この場合は、結露が発生しやすい比較的低い温度において、周辺の温度および湿度の上昇が推定され、結露の可能性があることを意味している。ステップS405で、CPU200は、結露対策処理プログラムを起動する。その後、CPU200は、処理をステップS406へ進める。
ステップS406で、CPU200は、ステップS401で測定した環境温度t(i)をRAM202に保存する。ステップS407で、CPU200は、ステップS401で環境温度t(i)の測定結果を取得した時から所定時間S1が経過したか否かを判定する。所定時間S1が経過した場合(S407でYES)、CPU200は、処理をステップS408へ進める。所定時間S1が経過していない場合(S407でNO)、CPU200は、処理をステップS409へ進める。ステップS408で、CPU200は、MFP10が省電力モードであるか否かを判定する。MFP10が省電力モードである場合(S408でYES)、CPU200は、処理をステップS411へ進める。MFP10が省電力モードでない場合(S408でNO)、CPU200は、処理をステップS412へ進める。ここで省電力モードとは、画像形成部113、表示部105及び画像読取部111への電源の供給が遮断されて消費電力が少ないモードである。
ステップS409で、CPU200は、省電力モードからの復帰が発生したか否かを判定する。省電力モードからの復帰が発生した場合(S409でYES)、CPU200は、処理をステップS411へ進める。省電力モードからの復帰が発生していない場合(S409でNO)、CPU200は、処理をステップS410へ進める。ステップS410で、CPU200は、画像形成を実行するジョブ投入が発生したか否かを判定する。ジョブ投入が発生した場合(S410でYES)、CPU200は、処理をステップS412へ進める。ジョブ投入が発生していない場合(S410でNO)、CPU200は、処理をステップS407へ戻す。
ステップS411で、CPU200は、画像形成コントローラ112へ温度測定復帰通知を行い、処理をステップS412へ進める。ステップS412で、CPU200は、iをひとつ進め、処理をステップS401へ戻す。
一方、ステップS420からステップS424までの処理は、結露除去動作としての結露対策処理である。結露対策処理は、ステップS405で起動される。まず、ステップS420で、CPU200は、結露の可能性があること(以下、結露通知ということもある)をシリアルI/F203を介して、CPU101によって実行されるメインプログラムへ通知する。次に、ステップS421で、CPU200は、電子写真系ユニット205が備える結露除去手段としてのファン(アクチュエータ)210を全速で回転させる(結露除去工程)。これは、周辺の温度に対するMFP10の内部の温度の追従を促進し、結露からできるだけ早く回復させるためである。
所定時間S2が経過するまで、ジョブ制御手段としてのCPU200は、ステップS422で、結露の除去中(結露除去工程中に)にジョブを受け付けたか否かを判定する。ジョブを受け付けていない場合(S422でNO)、CPU200は、処理をステップS427へ進める。ジョブを受け付けた場合(S422でYES)、CPU200は、処理をステップS423へ進める。ステップS423で、CPU200は、受け付けたジョブが印刷を伴うジョブであるか否かを判定する。受け付けたジョブが印刷を伴うジョブである場合(S423でYES)、CPU200は、そのまま待機状態となり処理をステップS427へ進める。受け付けたジョブが印刷を伴わないジョブである場合(S423でNO)、CPU200は、処理をステップS424へ進める。ステップS424で、CPU200は、受け付けたジョブを実行する。
印刷を伴わないジョブの終了後、ステップS425で、故障判定手段としてのCPU200は、動作継続不可能な故障が有るか否かを判定する(故障判定工程)。動作継続不可能な故障とは、例えば、スキャンジョブを実行中に画像読取部111の読取キャリッジ(不図示)を動作させるモータ(不図示)の故障などの復帰できない故障である。動作継続不可能な故障が有る場合(S425でYES)、結露除去停止手段としてのCPU200は、ステップS426でファン210を緊急停止させて結露対策処理を終了する。動作継続不可能な故障が無い場合(S425でNO)、CPU200は、処理をステップS427へ進める。
ステップS427で、CPU200は、ファン210を回転させたまま所定時間S2が経過したか否かを判定する。所定時間S2が経過していない場合(S427でNO)、CPU200は、処理をステップS422へ戻す。所定時間S2が経過した場合(S427でYES)、CPU200は、処理をステップS428へ進め、ファン210を停止させる。CPU200は、ステップS429で、結露が回復したことをメインプログラムへ通知して結露対策処理を終了する。
第1の実施形態によれば、結露除去動作中に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生した場合に結露除去動作を停止させることができる。これによって、無駄な電力の消費の削減と騒音の低減を行うことができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、結露除去動作中に動作継続不可能な故障が発生した場合、結露除去動作で駆動しているアクチュエータ等の駆動を停止させることで無駄な電力の消費の削減と騒音の低減を行うように構成した。しかし、第2の実施形態においては、動作継続不可能な故障が発生した部分の使用を禁止するがMFP10の使用可能な部分の使用を許可する縮退運転を実行する場合に関して説明する。図5は、第2の実施形態による結露判定処理および結露対策処理の動作を示す流れ図である。例えば、MFP10が結露対策モードで動作するようにユーザによって設定された場合に、図5に示す結露判定処理および結露対策処理が実行される。すなわち、ユーザは、結露判定処理および結露対策処理をMFP10に実行させるか否かを設定することができる。
ステップS501からS512は、図4に示す第1の実施形態のステップS401からS412と同様であるので、説明を省略する。以下、ステップS520以後の結露対策処理を説明する。結露対策処理は、ステップS505で起動される。まず、ステップS520で、CPU200は、結露の可能性があること(以下、結露通知ということもある)をシリアルI/F203を介して、CPU101によって実行されるメインプログラムへ通知する。次に、ステップS521で、結露除去実行時間算出手段としてのCPU200は、ファン210を回転させる結露除去実行時間としてのファン回転時間S3を次の式1によって算出する(結露除去実行時間算出工程)。
S3=S2−S4 ・・・ 式1
ここで、S2は、所定時間である。S4は、結露対策処理の開始からの経過時間(以下、結露対策処理実行時間という)である。結露対策処理実行時間S4は、例えば、MFP10の再起動後にeMMC109から読み出される。ステップS522で、CPU200は、ファン210を全速で回転させる。これは、周辺の温度に対するMFP10の内部の温度の追従を促進し、結露からできるだけ早く回復させるためである。
次に、ステップS523で、CPU200は、結露対策処理実行時間S4を取得する。ファン回転時間S3が経過するまで、CPU200は、ステップS523で結露対策処理実行時間S4の取得を継続する。ジョブ制御手段としてのCPU200は、ステップS524で、結露の除去中(結露除去工程中に)にジョブを受け付けたか否かを判定する。ジョブを受け付けていない場合(S524でNO)、CPU200は、処理をステップS531へ進める。ジョブを受け付けた場合(S524でYES)、CPU200は、処理をステップS525へ進める。ステップS525で、CPU200は、受け付けたジョブが印刷を伴うジョブであるか否かを判定する。受け付けたジョブが印刷を伴うジョブである場合(S525でYES)、CPU200は、そのまま待機状態となり処理をS531へ進める。受け付けたジョブが印刷を伴わないジョブである場合(S525でNO)、CPU200は、処理をステップS526へ進める。ステップS526で、CPU200は、受け付けたジョブを実行する(ジョブ実行工程)。
印刷を伴わないジョブの終了後、ステップS527で、故障判定手段としてのCPU200は、動作継続不可能な故障が有るか否かを判定する(故障判定工程)。動作継続不可能な故障とは、例えば、スキャンジョブを実行中に画像読取部111の読取キャリッジ(不図示)を動作させるモータ(不図示)の故障などの復帰できない故障である。動作継続不可能な故障が有る場合(S527でYES)、結露除去停止手段としてのCPU200は、ステップS528でファン210を緊急停止させる(結露除去停止工程)。経過時間保存手段としてのCPU200は、ステップS529で、eMMCホストコントローラ108を介してeMMC109に結露対策処理実行時間S4を保存する(経過時間保存工程)。動作継続不可能な故障が有ることによって結露除去手段としてのファン210を停止させた(S528)ので、縮退運転実行手段としてのCPU200は、ステップS530で、縮退運転実行をメインプログラムへ通知して結露対策処理を終了する。
ステップS531で、CPU200は、ファン210を回転させたままファン回転時間S3が経過したか否かを判定する。ファン回転時間S3が経過していない場合(S531でNO)、CPU200は、処理をステップS523へ戻す。ファン回転時間S3が経過した場合(S531でYES)、CPU200は、処理をステップS532へ進め、ファン210を停止させる。CPU200は、ステップS533で、結露が回復したことをメインプログラムへ通知して結露対策処理を終了する。
次に、縮退運転を説明する。MFP10は、動作継続不可能な故障が発生した部分の使用を禁止し、動作継続可能な部分の使用を許可する縮退運転を実行することができる。図6は、縮退運転の処理動作を示す流れ図である。縮退運転実行手段としてのCPU101は、ステップS601で、故障の内容に基づいてMFP10の縮退運転が可能であるか否かを判定する。縮退運転が可能でない場合(S601でNO)、CPU101は、縮退運転の処理動作を終了する。縮退運転が可能である場合(S601でYES)、CPU101は、ステップS602で、表示部105に縮退運転画面を表示する。縮退運転画面には、動作継続不可能な故障が発生した部分を通知する表示と、縮退運転の許可をユーザから受け取るための表示が含まれている。ユーザは縮退運転設定手段としての操作部107を介してMFP10が縮退運転モードで動作可能に設定することができる。MFP10が縮退運転モードで動作可能に設定されている場合に、縮退運転実行手段が動作可能に有効化される。
CPU101は、ステップS603で、ユーザによって縮退運転が許可されたか否かを判定する。縮退運転が許可されない場合(S603でNO)、CPU101は、縮退運転の処理動作を終了する。縮退運転が許可された場合(S603でYES)、CPU101は、処理をステップS604へ進める。CPU101は、ステップS604で、縮退運転を実行する(縮退運転実行工程)。縮退運転では動作継続不可能な故障が発生した機能の停止処理を実行する。停止された機能を反映させるために、CPU101は、ステップS605で、MFP10を再起動してシステムの再起動を実行し、縮退運転の処理動作を終了する。再起動後に、CPU200は、図5に示す結露判定処理および結露対策処理を実行する。
第2の実施形態によれば、動作継続不可能な故障が発生した部分の使用を禁止して動作継続可能な部分の使用を許可する縮退運転を実行するためのMFP10の再起動後に、結露対策処理を行う時間を短縮することができる。これによって、無駄な電力の消費の削減と騒音の低減を図ることができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、特定用途向けIC(ASIC))によっても実現可能である。
10・・・MFP(画像形成装置)
200・・・CPU(結露判定手段、ジョブ制御手段、故障判定手段、結露除去停止手段)
210・・・ファン(結露除去手段)

Claims (10)

  1. 結露の可能性があるか否かを判定する結露判定手段と、
    前記結露判定手段の判定結果に基づいて前記結露の除去を実行する結露除去手段と、
    前記結露の除去中に印刷を伴わないジョブを受け付けて前記ジョブを実行するジョブ制御手段と、
    前記ジョブの終了後に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生したか否かを判定する故障判定手段と、
    前記動作継続不可能な故障が発生した場合に前記結露除去手段を停止させる結露除去停止手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記結露の除去の実行を開始した時からの経過時間を保存する経過時間保存手段と、
    前記動作継続不可能な故障が発生した部分を停止させて前記画像形成装置を再起動させる縮退運転実行手段と、
    前記結露除去手段によって前記結露の除去を実行する時間を算出する結露除去実行時間算出手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置を縮退運転モードで動作可能に設定する縮退運転設定手段を更に備え、
    前記縮退運転設定手段によって前記画像形成装置が前記縮退運転モードで動作可能に設定された場合に、前記縮退運転実行手段が動作可能にされることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 温度センサーを更に備え、
    前記結露判定手段は、前記温度センサーから得られる温度と単位時間当りの前記温度の変化量とから前記結露の可能性があるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置を前記結露の除去を実行する結露対策モードで動作可能に設定する設定手段を更に備え、
    前記設定手段によって前記画像形成装置が前記結露対策モードで動作可能に設定された場合に、前記結露判定手段および前記結露除去手段が動作可能にされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷を伴わないジョブは、原稿の画像を読み取るジョブまたはファクシミリを送信するジョブであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の制御方法であって、
    結露の可能性があるか否かを判定する結露判定工程と、
    前記結露判定工程の判定結果に基づいて前記結露の除去を実行する結露除去工程と、
    前記結露除去工程で印刷を伴わないジョブを受け付けて前記ジョブを実行するジョブ実行工程と、
    前記ジョブ実行工程の後に印刷にかかわらない動作継続不可能な故障が発生したか否かを判定する故障判定工程と、
    前記動作継続不可能な故障が発生した場合に前記結露除去工程を停止させる結露除去停止工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  8. 前記結露の除去の実行を開始した時からの経過時間を保存する経過時間保存工程と、
    前記動作継続不可能な故障が発生した部分を停止させて前記画像形成装置を再起動させる縮退運転実行工程と、
    前記結露除去工程によって前記結露の除去を実行する時間を算出する結露除去実行時間算出工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記結露判定工程は、温度センサーから得られる温度と単位時間当りの前記温度の変化量とから前記結露の可能性があるか否かを判定する工程を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御方法。
  10. 前記印刷を伴わないジョブは、原稿の画像を読み取るジョブまたはファクシミリを送信するジョブであることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の制御方法。
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