JP2009180882A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】濃度検知センサや温湿度センサ等の高価なセンサを設けることなく、ドラム電位のバラツキを安価で抑える画像形成装置を提供する。
【解決手段】共有高圧トランス210から2つの出力電圧を生成し、一方は帯電バイアス回路に出力し、もう一方は転写負回路に出力し、帯電バイアス回路はCローラ102にバイアス値を可変に印加することができる電圧設定回路部216を有し、電圧設定回路部216により印加する電圧値を変える過程で、共有高圧トランス210から転写負回路に出力される電流を転写電流検出回路部214から検出し、転写電流検出回路部214により検出した電流値に基づき感光ドラム101とCローラ102との間に放電が開始したことを判断し、放電が開始したことを判断した時点での電圧設定回路部216が印加している電圧を放電開始電圧として設定し、放電開始電圧にΔPWMを加算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式などの画像形成装置に関するものであり、特に、帯電部材を介し被帯電体に帯電させる帯電装置を備える画像形成装置に関する。
ここで電子写真方式の画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、及び電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。
画像形成装置のうちレーザビームプリンタを例にとって説明する。レーザビームプリンタは、図10に示すような構造をしている。図10で、101は感光層を有する像担持体である感光ドラムである。また、103は光源としての半導体レーザ、105はスキャナモータ104にて回転する回転多面鏡、106は半導体レーザ103から照射され、感光ドラム101上(像担持体上)を走査するレーザビームである。122は、交換可能のカートリッジである。カートリッジ122は、感光ドラム101に当接され感光ドラム101上を一様に帯電するための帯電ローラ102(帯電部材)、感光ドラム101上に形成された静電潜像(潜像)をトナー(現像剤)にて現像するための現像器107により構成される。なお、124は現像ローラで、不図示の高圧電源(現像高圧手段)により電圧を印加され、感光ドラム101上の静電潜像をトナー像(現像剤像)とする。108は、記録用紙(記録材)の裏面からトナーの保持する電荷と逆極性の転写電圧を印加され、現像器107にて現像されたトナー像を所定の記録用紙に転写するための転写ローラである。また、109は記録用紙に転写されたトナーを熱にて融着するための定着器である。
116は記録用紙をセットする手差しトレイ、110は1回転することにより手差しトレイ116から記録用紙を給紙し、搬送路に送り出す記録用紙の給紙ローラである。114は給紙された記録用紙に対し、感光ドラム101への画像書き込み(記録/印字)と記録用紙搬送の同期を取るとともに、給紙された記録用紙の搬送方向の長さを測定するためのトップセンサである。また、111は定着後の記録用紙を排紙トレイ117へ排出するための排紙ローラ、115は定着後の記録用紙の有無を検出するための排紙センサである。112はCPU113を備え、上記のような構成部を制御するエンジンコントローラである。118は不図示のホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータを、プリンタの印字に必要なビットデータに展開するとともに、レーザビームプリンタの内部情報を読み取りそれを表示するためのプリンタコントローラである。
次に、エンジンコントローラ112とプリンタコントローラ118を含むレーザビームプリンタ全体の回路構成のブロック図を図11に示す。図11において、201はプリンタ本体、118は不図示のホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開するためのプリンタコントローラである。112はレーザビームプリンタエンジンの各部をプリンタコントローラ118の指示にしたがってプリント動作を制御するとともに、プリンタコントローラ118へプリンタ内部情報を報知するためのエンジンコントローラ(エンジン制御部)である。
203は帯電、現像、転写等各工程における各高圧出力制御をエンジンコントローラ112の指示にしたがって行う高圧制御部である。204はスキャナモータ104の駆動/停止、半導体レーザ103の点灯をエンジンコントローラ112の指示にしたがって制御する光学系制御部である。206は定着温度検知サーミスタ121(図10参照)からの温度情報に応じて、定着ヒータ120(図10参照)への通電の駆動/停止を、エンジンコントローラ112の指示にしたがって行う定着器温調制御部である。205は、トップセンサ114、排紙センサ115の紙有無状態をエンジンコントローラ112へ報知するセンサ入力部である。202はエンジンコントローラ112の指示にしたがい、記録用紙搬送のためにモータ/ローラ等の駆動/停止を行う用紙搬送制御部で、給紙ローラ110、定着器109のローラ、排紙ローラ111の駆動/停止の制御をつかさどるものである。
図12に、帯電部材に直流成分のバイアスを印加する帯電バイアス回路の概略構成を示す。1201は帯電DCバイアスの回路部(帯電バイアス印加回路部)である。1202は電圧設定回路部で、PWM(Pulse Width Modulation)信号に応じて、設定値が変えられる。1203はトランス駆動回路部、1204は高圧トランス部である。1205はフィードバック回路部で、帯電部材(負荷)に印加される電圧値を抵抗R1201で検出して、アナログ値として電圧設定回路部1202に伝送する。そして、この値をもとに、帯電部材(帯電ローラ(Cローラ))1206に一定の電圧が印加されるように制御される。このような構成で、一連の制御を行うことで、帯電部材(帯電ローラ(Cローラ))1206に一定の電圧値を印加することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−003932号公報
しかしながら、帯電部材(Cローラ)と被帯電体(像担持体)の間で放電が開始する電圧(放電開始電圧)は、環境温湿度、ドラム厚(ドラムの感光層の厚み)等で変化する。ここで図13を用いて、環境温湿度の変化に伴い放電開始電圧が変化し、ドラム電位にバラツキが生じることを説明する。図13は帯電バイアス印加回路部1201におけるPWM設定値とドラム電位の関係を示すグラフである。ここで、ドラム電位とは、感光ドラム101の表面電位のことをいう。図13に示すように、高温度かつ高湿度の環境(図中、環境H/Hと記す)のときは放電開始電圧がV1、通常温度かつ通常湿度の環境(環境N/N)のときは放電開始電圧がV2、低温度かつ低湿度の環境(環境L/L)のときは放電開始電圧がV3となる。なお、具体的な温度と湿度の目安は、H/H環境下では温度30℃、相対湿度80%の高温高湿環境下となる。また、N/N環境下では温度23℃、相対湿度60%の常温常湿環境下となる。さらに、L/L環境下では温度15℃、相対湿度10%の低温低湿環境下となる。このように放電開始電位が環境温湿度に応じて変化するため、制御PWM値を一定にしてもドラム電位にバラツキが生じる。
このように、所定の電圧を印加しても、ドラム電位が環境温湿度、ドラム厚等でバラツキ(図13)が発生し、画像濃度のバラツキ要因となっていた。この濃度バラツキの補正を行うため、濃度検知センサや温湿度センサ等の高価なセンサを設ける必要があった。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、濃度検知センサや温湿度センサ等の高価なセンサを設けることなく、環境変動やドラム膜厚の変化によるドラム電位のバラツキを安価で防止できる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記を解決するために、本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。
(1)感光層を有する像担持体と、前記像担持体に当接された帯電部材と、前記帯電部材に直流成分のバイアスを印加する帯電バイアス高圧手段と、光を照射して前記像担持体上に潜像を形成する潜像手段と、前記像担持体上の前記潜像を現像剤像とするための現像部材に電圧を印加する現像高圧手段と、前記記録材に前記現像剤像を転写するために前記像担持体上の前記現像剤像を記録材の裏面から現像剤の保持する電荷と逆極性の転写電圧を転写部材に印加する転写高圧手段と、前記転写部材に付着した現像剤を除去するために該転写部材に前記転写電圧と逆極性の電圧を印加する転写部材クリーニング高圧手段と、を備える画像形成装置において、前記帯電バイアス高圧手段と電流検出手段を有する高圧手段とに接続されており、複数の同極性の出力電圧を生成するための1つの昇圧トランスを備え、前記帯電バイアス高圧手段は、前記帯電部材に所定の電圧値を可変に印加することができる定電圧制御手段を有し、前記定電圧制御手段により印加する電圧値を変える過程で、前記1つの昇圧トランスから前記電流検出手段を有する高圧手段に出力される電流を該電流検出手段から検出し、該電流検出手段により検出した電流値に基づき前記像担持体と前記帯電部材との間に放電が開始したことを判断する放電開始判断手段と、前記放電開始判断手段により放電が開始したことを判断した時点での前記定電圧制御手段が印加している電圧を、放電開始電圧として設定する放電開始電圧設定手段と、前記放電開始電圧設定手段により設定された前記放電開始電圧に、所定の電圧値を加算する電圧加算手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、濃度検知センサや温湿度センサ等の高価なセンサを設けることなく、環境変動やドラム膜厚の変化によるドラム電位のバラツキを安価で防止できる効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。
本実施例は、次のような構成とすることを特徴とする。まず、1つの高圧トランスから帯電バイアスと転写クリーニングバイアス(以下転写負と記載)(少なくとも2以上の高圧手段)に同極性の高圧出力を印加する構成とする。このような構成において、帯電バイアスは所望の電圧を印加できる定電圧電源を備え、帯電バイアスを除々に印加したときの転写負に流れる電流値を、転写バイアス(以下転写正と記載)に設けられている電流検出手段としての電流検出回路からモニタする。そのモニタした電流値が所望の値になったときの定電圧電源の出力電圧を検出し、その検出した電圧をもとに、感光ドラムの表面電位であるドラム上の電位(以下、ドラム電位)を一定に制御することを特徴とする。
図1に本実施例における画像形成装置の概略図を示す。本実施例の画像形成装置は、次のように構成されている。まず、感光ドラム101(像担持体)、帯電部材(帯電ローラ(Cローラ))102(以下Cローラと記載)、現像ローラ124(現像部材)、転写ローラ108(転写部材)から構成されている。また、帯電バイアス+転写負印加回路125(帯電バイアス高圧手段、転写部材クリーニング高圧手段)、例えば半導体レーザなどのレーザ光源103(潜像手段)、転写正印加回路126(転写高圧手段)から構成されている。なお、106はレーザ光源103から発射され、感光ドラム101上を走査するレーザビームである。また、転写ローラ108には、転写正回路から出力される転写電圧と逆極性の電圧を、転写負回路により印加することによって、転写ローラ108に付着したトナーを除去し、クリーニングを行う。
図2に本発明の実施例1における帯電バイアス回路、転写負回路、転写正回路の概略構成を示す。216は電圧設定回路部(定電圧制御手段)で共有_PWM信号207に応じて、帯電バイアス、転写負バイアス値が変えられる。すなわち、可変に印加することができる。209は共有トランス駆動回路部、210は共有高圧トランス(昇圧トランス)である。共有高圧トランス210には、帯電整流回路部212と転写負整流回路部213が接続される。そして、それぞれ帯電出力の出力電圧値Vout1と転写負出力の出力電圧値Vout2(複数の出力電圧)(2つの出力電圧)を生成し、Cローラ102及び、転写ローラ108に供給している。
また、転写正回路では、転写正_PWM信号218に応じて、転写正バイアス値が決定する。208は転写正トランス駆動回路部、211は転写正高圧トランスである。転写正高圧トランス211には、転写正整流回路部215が接続され、転写正出力を転写ローラ108に供給している。
217はフィードバック回路部で抵抗R201を介して出力電圧値Vout1をモニタし、共有_PWM信号207の設定に応じた出力電圧値Vout1になるように設けられた回路である。そのときの出力電圧値Vout2には、共有_PWM信号207の設定に応じた出力電圧値Vout1になるために必要な共有高圧トランス210の昇圧電圧に応じた電圧値が出力される。214は転写電流検出回路部で、転写ローラ108に流れる電流値I203を検出して、J201からアナログ値としてエンジンコントローラ112内のCPU113に伝送される。なお、I203は感光ドラム101とCローラ102間で放電が開始するまでの電流、I204は感光ドラム101とCローラ102間で放電が開始したときの電流である。
感光ドラム101とCローラ102間で放電が開始するまでは、感光ドラム101とCローラ102間は絶縁されている。そのため放電が開始されるまでは、共有高圧トランス210の負荷は抵抗R201のみである。そのため共有高圧トランス210からは、抵抗R201に応じた昇圧電圧を帯電整流回路部212に発生する。そのときに転写負整流回路部213にも、抵抗R201に応じた昇圧電圧が共有高圧トランス210から出力され、転写電流検出回路部214の検出抵抗R202には電流I203が流れる。
感光ドラム101とCローラ102間で放電が開始されると、共有高圧トランス210の負荷は抵抗R201とCローラ102の並列接続された値となる。なお、負荷が並列接続されたときの合成値を「R201//Cローラ102」のように表すこととする。そうすると、共有高圧トランス210の負荷は、R201>R201//Cローラ102になるため、共有高圧トランス210から帯電整流回路部212に出力する昇圧電圧が大きくなる。これに伴って、共有高圧トランス210から転写負整流回路部213に出力する昇圧電圧も大きくなり、検出抵抗R202には電流I204(I204>I203)が流れる。
ここで、図3はPWM設定値と電流値([uA])との関係を示すグラフ(帯電バイアス印加時のV−I特性図)である。図3の直線〔1〕(図中、実線で示す)に示すように放電が開始されるまでは、R201の負荷に応じた昇圧電圧が転写負整流回路部213に出力され、検出抵抗R202には電流I203が流れる。しかし、感光ドラム101とCローラ102間で放電が開始されると、R201//Cローラ102の負荷に応じた昇圧電圧が転写負整流回路部213に出力され、検出抵抗R202には電流I204が流れる。つまり、図3の直線〔2〕(図中、破線で示す)に示すように放電が開始した時点で分岐点をもった曲線となる。このことから、直線〔2〕から直線〔1〕を引いたΔ値を算出することで、Δ値が所望の電流値になった時点を放電が開始した電圧と判断する。
放電を開始した電圧が検出できた後は、図4に示すように所定の電圧値(ΔPWM)を放電開始電圧に加算する。ここで図4について説明する。図4は帯電バイアス回路におけるPWM設定値とドラム電位([V])の関係を示すグラフ(放電開始電圧検出後のドラム電位補正の概略を示すグラフ)である。図4に示すように、高温度かつ高湿度の環境(図中、環境H/Hと記す)のときは放電開始電圧がV1、通常温度かつ通常湿度の環境(環境N/N)のときは放電開始電圧がV2、低温度かつ低湿度の環境(環境L/L)のときは放電開始電圧がV3となる。なお、具体的な温度と湿度の目安は、H/H環境下では温度30℃、相対湿度80%の高温高湿環境下となる。また、N/N環境下では温度23℃、相対湿度60%の常温常湿環境下となる。さらに、L/L環境下では温度15℃、相対湿度10%の低温低湿環境下となる。このように放電開始電圧が環境温湿度に応じて変化するが、所定の電圧値ΔPWMを放電開始電圧に加算することにより、ドラム電位が一定となっている。
本実施例のフローチャートを図5に示す。図5は、本実施例におけるプリント時のバイアス値を設定する処理を説明するフローチャートである。プリントコマンドを受信(ステップA501、以降「ステップ」を省略)すると、前回転動作に入り感光ドラム101とCローラ102が回転し始める(A502)。その後PWM〔1〕で所定のバイアス値(所定の電圧値)を印加(A503)、転写ローラ108に流れる電流I203をJ201からアナログ値としてCPU113で検出する(A504)。すなわち、転写電流検出回路部214より電流を検出する(A504)。その検出値より放電電流を算出する(A505)。そして、その算出値とΔ値(図3)を比較し、Δ値の公差内となっているか(Δ公差小<算出値<Δ公差大)否かの判断を行う(A506)(放電開始判断手段)。比較の結果、大きい場合(Δ公差大よりも大きい場合)には(A506 YES大きい)、放電開始電圧はより低いと判断しバイアス設定PWM〔1〕値をダウン(低く)する(A507)。小さい場合(Δ公差小よりも小さい場合)には(A506 NO小さい)、放電開始電圧はより高いと判断しバイアス設定PWM〔1〕値をアップ(高く)させる(A508)。この制御を行い、バイアス設定PWM〔1〕を変える過程で、Δ値の公差内となった場合に(A506 YES)、そのときのバイアス設定値(A505での算出バイアス値)を放電開始電圧PWM〔2〕と設定する(A509)(放電開始電圧設定手段)。その後、放電開始電圧(PWM〔2〕)にドラム電位に相当するバイアス値(ΔPWM)(所定の電圧値)を加算し(A510)(電圧加算手段)、プリント時のバイアス値(PWM〔3〕=PWM〔2〕+ΔPWM)を設定する(A511)。この設定終了後、プリントが開始される(A512)。
以上のように放電開始電圧を検出し、ドラム電位に相当するバイアス値を放電開始電圧に加算することで、環境変動が生じても一定のドラム電位を印加できる。
実施例2の構成は実施例1とほぼ同じであるが、本実施例では、カートリッジにプロセス情報(カートリッジプロセス情報)等を記憶できる不揮発性メモリを備え、不揮発性メモリの情報によりドラム上の電位を設定できることを特徴とする。
本実施例の説明で実施例1と重複する箇所については省略し、同じ構成のものには同じ符号を用いて説明する。
図6は本実施例の不揮発性メモリ装着を説明するカートリッジ概略図、図7はレーザビームプリンタとカートリッジの不揮発性メモリの通信形態との通信形態を説明する図である。不揮発性メモリ601は図6のようにカートリッジ122に装着されている。図7のように、エンジンコントローラ112のCPU113は、カートリッジ122の使用状態等が記憶された不揮発性メモリ601(記憶媒体)と通信を行うことでカートリッジ122の使用状態等を検知する。
本実施例のフローチャートを図8に示す。図8は、本実施例におけるプリント時のバイアス値を設定する処理を説明するフローチャートである。まずプリントコマンド受信後(A801)、エンジンコントローラ112のCPU113は不揮発性メモリ601と通信(A802)を行い、カートリッジ122の使用頻度(ドラム寿命、プリント枚数等)を判断する(A803)。そしてカートリッジ122の使用頻度に応じて加算するPWM値をΔPWM+a(所定の電圧値)にするか(A804)、ΔPWM+b(所定の電圧値)にするか決定する(A815)。その後前回転動作に入り感光ドラム101とCローラ102が回転し始める(A805,A816)。その後PWM〔1〕で所定バイアスを印加(A806,A817)、転写ローラ108に流れる電流I203を転写電流検出回路部214によりJ201からアナログ値をCPU113で検出する(A807,A818)。その検出値から放電電流を算出する(A808,A819)。
そして、その算出値とΔ値を比較し、Δ値の公差内となっているか(Δ公差小<算出値<Δ公差大)否かの判断を行う(A809,A820)。A809又はA820での比較の結果、大きい場合(Δ公差大よりも大きい場合)には(A809又はA820 YES大きい)、放電開始電圧はより低いと判断しバイアス設定PWM〔1〕値を低く(ダウン)する(A811,A822)。小さい場合(Δ公差小よりも小さい場合)には(A809又はA820 NO小さい)、放電開始電圧はより高いと判断しバイアス設定PWM〔1〕値を高く(アップ)する(A810,A821)。この制御を行いΔ値の公差内となった場合に(A809又はA820 YES)、そのときのバイアス設定値(A808又はA819での算出バイアス値)を放電開始電圧PWM〔2〕と設定する(A812,A823)。その後、放電開始電圧(PWM〔2〕)にドラム電位に相当するバイアス値(ΔPWM+a又はΔPWM+b)を加算する(A813,A824)。そして、プリント時のバイアス値(PWM〔3〕=PWM〔2〕+ΔPWM+a、又は、PWM〔3〕=PWM〔2〕+ΔPWM+b)を設定する(A814,A825)。この設定終了後、プリントが開始される(A826)。
図9に放電開始電圧に加算するΔPWM+a、ΔPWM+bについて示す。図9は帯電バイアス回路におけるPWM設定値とドラム電位の関係を示すグラフ(放電開始電圧検出後のドラム電位補正概略を示すグラフ)である。図9に示すように、感光ドラム101の膜厚(以下、ドラム膜厚とする)が小さいときは放電開始電圧がV1、ドラム膜厚が大きいときは放電開始電圧がV2となる。ここで、ドラム膜厚とカートリッジ122の使用頻度との関係を説明する。感光ドラム101は回転駆動され、その累積の回転時間と感光ドラム101の表面の電位を均一化するためのCローラ102による累積の帯電時間とがドラム膜厚の変化の大きな要因となる。感光ドラム101の回転時間が短く、Cローラ102による帯電時間が短い状態、すなわち使用頻度が少ない状態ではドラム膜厚は大きい。一方、感光ドラム101の回転時間が長く、Cローラ102による帯電時間が長い状態、すなわち使用頻度が多い状態ではドラム膜厚が小さくなる。このように放電開始電圧は、ドラム膜厚、すなわち、カートリッジ122の使用頻度に応じて変化するが、所定の電圧値ΔPWM+a又はΔPWM+bを放電開始電圧に加算することにより、ドラム電位が一定とすることができる。
このようにカートリッジ使用頻度によって放電開始電圧からのV−I特性傾きが異なるため、ドラム電位を一定にするためにΔPWMにカートリッジ使用頻度に応じた設定値a又はbを加算する。
このように、本実施例によれば、カートリッジの使用頻度に応じた最適なドラム電位を設定することが可能となる。
実施例1、2に係る画像形成装置の要部概略構成図 実施例1、2に係る帯電バイアス回路、転写負回路、転写正回路の構成図 実施例1、2に係るPWM設定値と電流値([uA])との関係を示すグラフ 実施例1に係る帯電バイアス回路におけるPWM設定値とドラム電位([V])の関係を示すグラフ 実施例1に係るプリント時のバイアス値を設定する処理を説明するフローチャート 実施例2に係る不揮発性メモリ装着を説明するカートリッジ概略図 実施例2に係るレーザビームプリンタとカートリッジの不揮発性メモリの通信形態を説明する図 実施例2に係るプリント時のバイアス値を設定する処理を説明するフローチャート 実施例2に係る帯電バイアス回路におけるPWM設定値とドラム電位の関係を示すグラフ 本発明に係るレーザビームプリンタ本体の概略断面図 本発明に係るレーザビームプリンタ本体の回路構成のブロック図 従来例に係る帯電バイアス回路の概略構成図 従来例に係る帯電バイアス印加回路部におけるPWM設定値とドラム電位の関係を示すグラフ
符号の説明
101 感光ドラム(像担持体)
102 Cローラ(帯電部材)
103 レーザ光源(潜像手段)
108 転写ローラ(転写部材)
124 現像ローラ(現像部材)
125 帯電バイアス+転写負印加回路(帯電バイアス高圧手段、転写部材クリーニング高圧手段)
126 転写正印加回路(転写高圧手段)

Claims (3)

  1. 感光層を有する像担持体と、前記像担持体に当接された帯電部材と、前記帯電部材に直流成分のバイアスを印加する帯電バイアス高圧手段と、光を照射して前記像担持体上に潜像を形成する潜像手段と、前記像担持体上の前記潜像を現像剤像とするための現像部材に電圧を印加する現像高圧手段と、前記記録材に前記現像剤像を転写するために前記像担持体上の前記現像剤像を記録材の裏面から現像剤の保持する電荷と逆極性の転写電圧を転写部材に印加する転写高圧手段と、前記転写部材に付着した現像剤を除去するために該転写部材に前記転写電圧と逆極性の電圧を印加する転写部材クリーニング高圧手段と、を備える画像形成装置において、
    前記帯電バイアス高圧手段と電流検出手段を有する高圧手段とに接続されており、複数の同極性の出力電圧を生成するための1つの昇圧トランスを備え、
    前記帯電バイアス高圧手段は、前記帯電部材に所定の電圧値を可変に印加することができる定電圧制御手段を有し、
    前記定電圧制御手段により印加する電圧値を変える過程で、前記1つの昇圧トランスから前記電流検出手段を有する高圧手段に出力される電流を該電流検出手段から検出し、該電流検出手段により検出した電流値に基づき前記像担持体と前記帯電部材との間に放電が開始したことを判断する放電開始判断手段と、
    前記放電開始判断手段により放電が開始したことを判断した時点での前記定電圧制御手段が印加している電圧を、放電開始電圧として設定する放電開始電圧設定手段と、
    前記放電開始電圧設定手段により設定された前記放電開始電圧に、所定の電圧値を加算する電圧加算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電流検出手段を有する高圧手段は、前記転写部材クリーニング高圧手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. カートリッジプロセス情報を記憶できる記憶媒体を有するカートリッジを備え、
    前記電圧加算手段により加算される前記所定の電圧値を、前記記憶媒体が記憶している前記カートリッジプロセス情報に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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