JP2016200733A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 モータの稼働音の増加やコストアップを抑えつつ、FPOTを短縮する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、画像情報を受信する受信部と、受信された前記画像情報に基づいて、画像が形成される像担持体と、前記像担持体と転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部において画像を記録材に転写する転写部と、前記像担持体の周速度を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記像担持体から前記記録材へ画像が転写されている期間において、前記像担持体を第1の周速度で回転させ、前記像担持体から前記記録材へ画像の転写が完了してから前記記録材の後端が前記転写ニップ部を通過するまでの期間において、前記像担持体の周速度を前記第1の周速度から前記第1の周速度よりも速い第2の周速度へ変更することを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、画像情報を受信する受信部と、受信された前記画像情報に基づいて、画像が形成される像担持体と、前記像担持体と転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部において画像を記録材に転写する転写部と、前記像担持体の周速度を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記像担持体から前記記録材へ画像が転写されている期間において、前記像担持体を第1の周速度で回転させ、前記像担持体から前記記録材へ画像の転写が完了してから前記記録材の後端が前記転写ニップ部を通過するまでの期間において、前記像担持体の周速度を前記第1の周速度から前記第1の周速度よりも速い第2の周速度へ変更することを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明はレーザビームプリンタ、複写機等の画像形成装置に関するものである。
従来、レーザビームプリンタ等の画像形成装置においては、ファーストプリントアウトタイム(以下FPOTと記す)を短縮して、ユーザビリティーを向上させる技術が提案されている。ここで、FPOTとは一般に、画像形成装置に設けられたエンジン制御部が画像データを受信してから、1枚目の記録材に画像を形成して、装置の外部へ排出するまでの時間である。FPOTを短縮することによって、ユーザーは画像が形成された記録材をすぐに受け取ることができる。
特許文献1には、記録材への画像の定着が完了したタイミングで記録材の搬送速度を加速させ、FPOTを短縮する制御が記載されている。
ここで、特許文献1の制御は当時として望まれるFPOTを十分に満たすものであったが、近年更なるFPOTの短縮が求められている。ここで、より高性能なモータを使用することで、記録材の搬送速度をより速い速度へと加速させる手段も考えられるが、モータの稼働音の増加やモータ自体のコストアップにつながる。
本発明の目的は、モータの稼働音の増加やコストアップを抑えつつ、FPOTを短縮する画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、画像情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記画像情報に基づいて、画像が形成される像担持体と、前記像担持体と転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部において前記像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写部と、前記像担持体の周速度を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記像担持体から前記記録材へ画像が転写されている期間において、前記像担持体を第1の周速度で回転させ、前記像担持体から前記記録材へ画像の転写が完了してから前記記録材の後端が前記転写ニップ部を通過するまでの期間において、前記像担持体の周速度を前記第1の周速度から前記第1の周速度よりも速い第2の周速度へ変更することを特徴とする。
本発明によれば、モータの稼働音の増加やコストアップを抑えつつ、FPOTを短縮する画像形成装置を提供することができる。
(実施例1)
図1は画像形成装置100の断面図である。本実施例においては、画像形成装置100としてレーザビームプリンタを用いて説明する。図1において、122は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光ドラム(像担持体)であり、時計方向に所定の周速度(プロセス速度)で回転する。帯電ローラ123は、ドラム122の周面を所定の極性、電位に一様に帯電する。レーザ光学箱108から出力されたレーザ光はミラー107によって反射され、ドラム122に照射される。レーザ光は、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された画像情報に対応して変調(オン/オフ変換)される。帯電ローラ123によって帯電されたドラム122に変調されたレーザ光が照射されることによってドラム122は露光され、画像情報に対応した静電潜像がドラム122に形成される。ドラム122に形成された静電潜像は現像ローラ121により現像され、ドラム122にトナー像が形成される。
図1は画像形成装置100の断面図である。本実施例においては、画像形成装置100としてレーザビームプリンタを用いて説明する。図1において、122は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光ドラム(像担持体)であり、時計方向に所定の周速度(プロセス速度)で回転する。帯電ローラ123は、ドラム122の周面を所定の極性、電位に一様に帯電する。レーザ光学箱108から出力されたレーザ光はミラー107によって反射され、ドラム122に照射される。レーザ光は、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された画像情報に対応して変調(オン/オフ変換)される。帯電ローラ123によって帯電されたドラム122に変調されたレーザ光が照射されることによってドラム122は露光され、画像情報に対応した静電潜像がドラム122に形成される。ドラム122に形成された静電潜像は現像ローラ121により現像され、ドラム122にトナー像が形成される。
101は記録材を収容するカセット(収容部)である。ここで記録材とは、画像形成装置100によって画像が形成される、記録用紙(普通紙、薄紙、厚紙)やOHPシート等を含む。本実施例においては、記録材として記録用紙Pを用いて説明する。102はカセットから用紙Pを給紙する給紙ローラ(供給部)である。給紙ローラ102によって給紙された用紙Pは、搬送ローラ103、レジストレーションローラ104により搬送され、ドラム122と転写ローラ106(転写部)によって形成される転写ニップ部へ送り込まれる。転写ニップ部へ送り込まれることにより、ドラム122に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。転写ローラ106は、用紙Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、用紙Pにトナー像を転写する。また、トップセンサ105(検知部)は搬送される用紙Pの先端(用紙Pの搬送方向における下流側の端部)及び後端(用紙Pの搬送方向における上流側の端部)を検知する。
トナー像が転写された用紙Pは、ドラム122から分離されて熱定着装置130(定着部)へ送り込まれる。熱定着装置130は、ヒータ132、定着フィルム133、加圧ローラ134を有し、フィルム133と加圧ローラ134によって定着ニップ部を形成する。加圧ローラ134は、時計方向に所定の周速度(プロセス速度)で回転する。定着ニップ部へ送り込まれることにより、用紙Pに転写された画像は用紙Pに定着される。熱定着を受けた用紙Pは、排紙ローラ110とFDローラ111により搬送され、FDトレイ112へ排紙される。また、排紙センサ109は定着ニップ部を通過した用紙Pの先端及び後端を検知する。
図2は駆動系のブロック図である。画像形成装置100の各ローラは、ドラムモータ124、もしくは、定着モータ135によって回転駆動される。ドラムモータ124は、給紙ローラ102、搬送ローラ103、レジストレーションローラ104、感光ドラム122、転写ローラ106を回転駆動する。ドラムモータ124と給紙ローラ102は給紙クラッチ140を介して接続されており、カセット101から用紙Pを給紙する際は、所定時間クラッチ140を連結し、給紙ローラ102を回転駆動させる。定着モータ135は、加圧ローラ134、排紙ローラ110、FDローラ111を回転駆動する。
図3は本実施例における制御系のブロック図である。画像形成装置制御部200は、画像形成装置全体を制御するCPU、制御プログラムを格納したROM、データ等を記憶するRAM、及びゲート素子等により構成されている。制御部200は、搬送制御部201、画像領域情報取得部202、ドラムモータ制御部203、定着モータ制御部204を有している。搬送制御部201は、トップセンサ105、取得部202などから得られた情報から、用紙Pの搬送を制御する。取得部202は、コントローラ300から、用紙Pに形成される画像の領域情報を取得する。ドラムモータ制御部203は、搬送制御部201からの指示に基づき、ドラムモータ124の回転を制御する。定着モータ制御部204は、搬送制御部201からの指示に基づき、定着モータ135の回転を制御する。
コントローラ300(受信部)は、制御部200と同様にCPU、ROM、RAM、及びゲート素子等により構成されており、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)と通信手段を介して接続されている。また、コントローラ300は制御部200と通信手段を介して接続されている。コントローラ300は、通信手段を介して画像信号発生装置から受信した画像情報を解析し、デジタル画素信号を生成する。制御部200は、通信手段を介してコントローラ300から受信したデジタル画素信号に対応して、レーザ光学箱108から出力されるレーザ光を変調する。さらに、コントローラ300は、受信した画像情報を解析し、画像領域情報を生成する。ここで、画像領域情報とは、用紙Pに形成する画像のサイズ、長さ、画像の後端の位置情報、用紙Pの余白情報等を含む。制御部200に含まれる取得部202は、通信手段を介してコントローラから画像領域情報を受信する。そして、搬送制御部201は、取得部202が取得した画像領域情報を用いて、ドラムモータ124、定着モータ135の加速タイミングを決定する。
本実施例における制御部200の具体的な処理を図4のフローチャートで説明する。このフローチャートに基づく制御は、図3で説明した制御部200が不図示のROMに記憶されているプログラムに基づき実行する。制御部200はコントローラ300からプリント指示が通知されると、図4のフローチャートで示した処理を開始する。
ステップ101で制御部200は、給紙クラッチ140を連結し、給紙ローラ102によってカセット101から用紙Pを給紙させる。ステップ102で制御部200は、給紙された用紙Pの先端をトップセンサ105によって検知するまで待ち、検知したらステップ103へ進む。ステップ103で制御部200は、用紙Pへの画像の転写が完了するまで待ち、画像の転写が完了したらステップ104へ進む。ここで、画像の転写完了タイミングは制御部200が算出する。具体的には、トップセンサ105によって用紙Pの先端を検知したタイミングを基点に、取得部202が取得した画像領域情報、トップセンサ105から転写ニップ部までの搬送路上における距離、用紙Pの搬送速度に基づいて制御部200が算出する。
ステップ104で制御部200は、ドラムモータ124と定着モータ135の速度をプロセス速度から加速させステップ105へ進む。ここで、ドラムモータ124と定着モータ135の加速後の速度は、用紙Pの搬送性や、装置の稼働音、各モータのスペック等から決められる速度で、この速度が速ければFPOTの改善効果が高い。また、加速後の速度は、用紙Pの種類や、画像形成装置100の動作モードなどによって可変にしてもよい。
ステップ105で制御部200は、用紙Pの後端が転写ニップ部を通過するまで待ち、転写ニップ部を通過したらステップ106へ進む。ここで、用紙Pの後端が転写ニップ部を通過するタイミングは制御部200が算出する。具体的には、トップセンサ105によって用紙Pの先端を検知したタイミングを基点に、トップセンサ105から転写ニップ部までの搬送路上における距離、用紙Pの搬送方向における長さ、用紙Pの搬送速度に基づいて制御部200が算出する。また、トップセンサ105で用紙Pの後端を検出したタイミングを基点に算出してもよい。
ステップ106で制御部200は、ドラムモータ124の速度を加速前のプロセス速度に戻し、ステップ107へ進む。ステップ107で制御部200は、用紙Pの後端がFDローラ111を通過するまで待ち、FDローラ111を通過したらステップ108へ進む。ここで、用紙Pの後端がFDローラ111を通過するタイミングは、トップセンサ105で用紙Pの先端を検知したタイミングを基点に、トップセンサ105とFDローラ111の距離、用紙Pの長さ、用紙Pの搬送速度に基づいて制御部200が算出する。また、トップセンサ105で用紙Pの後端を検出したタイミングを基点に算出してもよい。ステップ108で制御部200は、定着モータ135の速度を加速前のプロセス速度に戻す。以上をもってフローチャートで示した処理を終了する。
図5は、ドラム122付近の断面図である。図5においてPは記録用紙、Iは記録用紙上にトナー像が形成されている領域を表している。図5(a)は、用紙Pへの画像の転写が完了した時点を示している。本実施例では、用紙Pへの画像の転写が完了した時点で、制御部200によってドラムモータ124と定着モータ135の加速が開始される。したがって、距離Lの分だけ用紙Pを速い速度で搬送することができる。図5(b)は、用紙Pの後端が転写ニップ部を通過した時点を示している。本実施例では、用紙Pの後端が転写ニップ部を通過した時点で、制御部200によってドラムモータ124の減速が開始される。このようにドラム122の周速度をプロセス速度から加速させることによって、従来よりも早いタイミングで用紙Pを外部へ排出することができる。従って、FPOTを改善することができる。
以上より、本実施例によれば、ドラムモータ124を限定的に加速させることで、稼働音の増加を抑えることができる。また、定常的に早い回転数でドラムモータ124を回す場合よりも、ドラムモータ124に要求されるスペックは低くなる。そのため、モータにかかるコストを抑えることができる。従って、モータの稼働音の増加やコストアップを抑えつつ、FPOTを短縮する画像形成装置を提供することができる。
(実施例2)
次に本発明の実施例2について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
次に本発明の実施例2について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。同様の構成要素については、同一符号を付することで説明を省略する。
実施例1では、ドラムモータ124と定着モータ135の加速を同時に開始していた。そのため、ドラムモータ124と定着モータ135の加速度が異なる場合、ドラム122と熱定着装置130の間で用紙Pが引っ張られる、もしくは、用紙Pがたるんでしまう可能性がある。そこで、実施例2では、それぞれのモータの加速度を加味して、ドラムモータ124と定着ローラ135の加速を開始するタイミングをずらす。これによって、ドラム122と熱定着装置130の間における用紙Pの搬送を安定させる。
図6は本実施例における制御系のブロック図である。図3のブロック図と比較して、制御部200はドラムモータ加速度記憶部400と定着モータ加速度記憶部401を新たに有する。ドラムモータ加速度記憶部400、定着モータ加速度記憶部401は、各モータを加速させる際の加速度をそれぞれ記憶している。搬送制御部201は、それぞれのモータの加速度から、ドラムモータ124と定着モータ135のどちらの加速を先に開始させるかを判断する。そして、加速開始タイミングをずらす時間を算出する。ここで、ドラムモータ加速度記憶部400と定着モータ加速度記憶部401には、実際に測定した加速度を記憶させてもよいし、モータのスペックやモータにかかるメカ的な負荷から計算される加速度を記憶させてもよい。
本実施例における制御部200の具体的な処理を図7のフローチャートで説明する。このフローチャートに基づく制御は、図6で説明した制御部200が不図示のROMに記憶されているプログラムに基づき実行する。制御部200はコントローラ300からプリント指示が通知されると、図7のフローチャートで示した処理を開始する。
ステップ201からステップ203までの処理は、図4におけるステップ101からステップ103までの処理と同じであるため説明を省略する。ステップ204で制御部200は、ドラムモータ124と定着モータ135での用紙Pの搬送量(搬送する長さ)がほぼ同じになるように、どちらのモータの加速を先に開始させるかを判断する。さらに制御部200は、加速開始タイミングをずらす時間Tを算出する。どちらのモータの加速を先に開始させるかの判断は、それぞれのモータの加速度から判断できる。例えば、加速度の小さいほうのモータを先に加速させると判断する。また、加速度が同じ場合は、両方のモータを同時に加速すると判断する。
加速開始タイミングをずらす時間Tの計算方法について説明する。加速前の回転速度をv1、加速後の回転速度をv2、ドラムモータ124の加速度をAd、定着モータ135の加速度をAfとする。この時、ドラムモータ124の回転速度がv2に到達するまでの時間t1は、(式1)で計算できる。定着モータ135の回転速度がv2に到達するまでの時間t2は、(式2)で計算できる。
t1=(v2−v1)/Ad ・・・(式1)
t2=(v2−v1)/Af ・・・(式2)
t2の方が大きい、つまり、ドラムモータ124の方が早く加速する場合、(式3)で時間Tを計算できる。
t1=(v2−v1)/Ad ・・・(式1)
t2=(v2−v1)/Af ・・・(式2)
t2の方が大きい、つまり、ドラムモータ124の方が早く加速する場合、(式3)で時間Tを計算できる。
t1の方が大きい、つまり、定着モータ135の方が早く加速する場合、(式4)で時間Tを計算できる。
なお、ドラムモータ124の加速度Adと、定着モータ135の加速度Afが同じ場合は、Tは0となる。
ステップ205で制御部200は、ステップ204で判断した先に加速するモータを確認し、ドラムモータ124が先であればステップ206へ進む。また、定着モータ135が先であればステップ209へ進む。また、ドラムモータ124と定着モータ135が同時であればステップ212へ進む。
ドラムモータ124を先に加速する場合、ステップ206で制御部200は、ドラムモータ124の速度をプロセス速度から加速させステップ207へ進む。制御部200は、ステップ207においてステップ204で計算された時間Tだけ待機し、ステップ208において定着モータ135の速度をプロセス速度から加速させステップ213へ進む。
定着モータ135を先に加速する場合、ステップ209で制御部200は、定着モータ135の速度をプロセス速度から加速させステップ210へ進む。制御部200は、ステップ210においてステップ204で計算された時間Tだけ待機し、ステップ211においてドラムモータ124の速度をプロセス速度から加速させステップ213へ進む。
ドラムモータ124と定着モータ135を同時に加速する場合、ステップ212で制御部200は、ドラムモータ124と定着モータ135の速度をプロセス速度から加速させステップ213へ進む。
ステップ213からステップ203までの処理は、図4におけるステップ105からステップ108までの処理と同じであるため説明を省略する。
以上より、本実施例によれば、ドラムモータ124と定着モータ135の加速時に、それぞれのモータでの用紙の搬送量がほぼ同じになるように制御するため、実施例1の効果に加えて、加速する際の用紙Pの搬送を安定させることができる。
(実施例3)
次に本発明の実施例3について説明する。実施例3では、カセット101から用紙Pを給紙するタイミングを制御部200が制御することによって、FPOTだけでなく全体としての生産性(スループット)を向上させる。
次に本発明の実施例3について説明する。実施例3では、カセット101から用紙Pを給紙するタイミングを制御部200が制御することによって、FPOTだけでなく全体としての生産性(スループット)を向上させる。
まず、先行する用紙が等速で搬送される場合について説明する。この場合、先行する用紙(以下、先行紙P1と記す)の先端がトップセンサ105に到達してから所定時間が経過したタイミングで、カセット101から後続する用紙(以下、後続紙P2と記す)が給紙される。この所定時間は、用紙の搬送方向における長さや印刷条件(画像形成のモード)などに応じて決定される。
ここで、実施例1で説明した制御を行うと先行紙P1の搬送速度が加速される。そのため、先行紙P1が等速で搬送される場合と同じように所定時間が経過したタイミングで後続紙P2を給紙すると、先行紙P1の後端と後続紙P2の先端の間隔(以下、紙間と記す)が広がってしまう。本実施例では以下に説明する制御を行い、紙間が広がることを抑制する。
本実施例における制御部200の具体的な処理を図8のフローチャートで説明する。このフローチャートに基づく制御は、図3で説明した制御部200が不図示のROMに記憶されているプログラムに基づき実行する。制御部200は先行紙P1の先端がトップセンサ105に到達すると、図8のフローチャートで示した処理を開始する。
ステップ301で制御部200は、先行紙P1の後端と後続紙P2の先端の間隔として、必要な紙間距離を設定する。この時点で、先行紙P1の先端はトップセンサ105に到達しており、後続紙P2はカセット101から給紙されていない。また、ステップ301で設定される紙間距離は、ドラムモータ124の回転速度がプロセス速度へと戻った後、ドラム122上に後続紙P2に対応する画像の形成を開始し、その画像が後続紙P2の所定の位置に転写されるような距離である。具体的には、紙間距離Dpgは(式5)で求めることができる。
Dpg=Dsd+Dlt ・・・(式5)
ここで、Dsdは先行紙P1の後端が転写ニップ部を通過してからドラムモータ124の回転速度がプロセス速度に戻るまでに先行紙P1が進む距離である。Dsdは、ドラムモータ124の加速度から計算してもよいし、実験的に求めてもよい。また、Dltはドラム122上にレーザ光が照射される位置から転写ニップ部までのドラム122周面上における距離である。また、(式5)で計算された紙間距離Dpgよりも、印刷条件などから決まる紙間距離の方が大きい場合、印刷条件などから決まる紙間距離を設定する。
Dpg=Dsd+Dlt ・・・(式5)
ここで、Dsdは先行紙P1の後端が転写ニップ部を通過してからドラムモータ124の回転速度がプロセス速度に戻るまでに先行紙P1が進む距離である。Dsdは、ドラムモータ124の加速度から計算してもよいし、実験的に求めてもよい。また、Dltはドラム122上にレーザ光が照射される位置から転写ニップ部までのドラム122周面上における距離である。また、(式5)で計算された紙間距離Dpgよりも、印刷条件などから決まる紙間距離の方が大きい場合、印刷条件などから決まる紙間距離を設定する。
ステップ302で制御部200は、トップセンサ105で先行紙P1の先端を検知してから、給紙ローラ102によってカセット101から後続紙P2を給紙するまでの時間を求める。後続紙P2を給紙するまでの時間Tpickは(式6)で求めることができる。
ここで、Lは用紙の長さ、Dptはカセット101からトップセンサ105までの搬送路上における距離、Tadjは給紙クラッチ140やメカ的な応答時間である。また、Vavgはトップセンサ105で先行紙P1の先端を検知してから後続紙P2を給紙するまでの期間の先行紙P1の平均搬送速度である。Vavgは、取得部202が取得した画像領域情報と、トップセンサ105から転写ニップ部までの搬送路上における距離、用紙Pの搬送速度、ドラムモータ124の加速度に基づいて制御部200が算出する。ここで本実施例においては、カセット101からトップセンサ105までの搬送路上における距離が短い小型な構成を前提としており、L+Dpg>Dptの関係が成立する。
ステップ303で制御部200は、ステップ302で計算した時間Tpickを初期値としたカウントダウンタイマーをスタートさせてステップ304へ進む。ステップ304で制御部200は、ステップ303でスタートしたカウントダウンタイマーの値を確認し、タイマー値が0になるとステップ305へ進み、給紙ローラ102によってカセット101から後続紙P2を給紙する。
以上より、本実施例によれば、カセット101から用紙Pを給紙するタイミングを早めることによって、実施例1や2の効果に加えて、紙間が広がることを抑制し生産性を向上させることができる。
上記の実施例においては、ドラム122に対して画像を形成し、ドラム122から記録用紙Pへ画像を転写する期間においてはドラムモータ124をプロセス速度で回転させていた。記録用紙Pに転写された画像をその記録用紙Pに定着する期間においては定着モータ135をプロセス速度で回転させていた。そして、ドラム122から記録用紙Pへ画像の転写が完了したタイミングから、ドラムモータ124と定着モータ135をプロセス速度から加速させFPOTを短縮させていた。しかしこれに限定されない。定着モータ135は定常的にプロセス速度よりも速い速度で回転させておいてもよい。そして、ドラム122から記録用紙Pへ画像の転写が完了したタイミングから、ドラムモータ124のみを加速させる構成であってもよい。この時、加速後のドラムモータ124の回転速度と定常的な定着モータ135の回転速度はほぼ同じであるとする。
また、上記の実施例においては、定着モータ135を加速させて記録用紙Pが定着ニップ部をプロセス速度よりも速い速度で搬送されるように制御している。しかし、熱定着装置130の状態によってはこの加速制御を実施できない場合がある。一般に、加速制御を実施すると、熱定着装置130が記録用紙Pに与える熱量は小さくなる。そのため、熱定着装置130の温度が十分に高くない状態で加速制御を実施すると、記録用紙Pが所定の熱量を得られず定着不良が発生する可能性がある。また、形成する画像の濃度によっても影響が出る。一般に、画像の濃度が高いほど、熱定着装置130は記録用紙Pに大きな熱量を与える必要がある。そのため、形成する画像の濃度が高い場合に熱定着装置130の加速制御を実施すると、同様に定着不良が発生する可能性がある。
以上の理由から、熱定着装置130に温度を検知するサーミスタを配置し、熱定着装置130の温度が所定の温度より低いと制御部200が判断した場合、ドラムモータ124と定着モータ135をプロセス速度から加速させないように制御してもよい。つまり、プロセス速度から変更しない。また、記録用紙Pに形成される画像の濃度が所定の濃度よりも高いと制御部200が判断した場合、ドラムモータ124と定着モータ135をプロセス速度から加速させないように制御してもよい。つまり、プロセス速度から変更しない。そして、上記のいずれの条件にも当てはまらない場合に、制御部200は実施例1や実施例2の制御を実施するようにしてもよい。
また、上記の実施例においては、感光ドラム122を駆動するモータと加圧ローラ134を駆動するモータが別々である構成について説明したが、これに限定されない。ドラム122と加圧ローラ134を駆動するモータが共通であってもよい。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、複写機等でもよい。
100 画像形成装置
122 感光ドラム
106 転写ローラ
200 画像形成装置制御部
300 コントローラ
122 感光ドラム
106 転写ローラ
200 画像形成装置制御部
300 コントローラ
Claims (7)
- 画像情報を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記画像情報に基づいて、画像が形成される像担持体と、
前記像担持体と転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部において前記像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写部と、
前記像担持体の周速度を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記像担持体から前記記録材へ画像が転写されている期間において、前記像担持体を第1の周速度で回転させ、前記像担持体から前記記録材へ画像の転写が完了してから前記記録材の後端が前記転写ニップ部を通過するまでの期間において、前記像担持体の周速度を前記第1の周速度から前記第1の周速度よりも速い第2の周速度へ変更することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記記録材の後端が前記転写ニップ部を通過してから前記記録材に後続する記録材の先端が前記転写ニップ部に到達するまでの期間において、前記像担持体の周速度を前記第2の周速度から前記第1の周速度へ変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記転写部によって前記記録材へ転写された画像を、前記記録材に定着する定着部を有し、
前記制御部は、前記定着部を前記第1の周速度で回転させ、前記像担持体と同じタイミングで前記定着部の周速度を前記第1の周速度から前記第2の周速度へ変更することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記転写部によって前記記録材へ転写された画像を、前記記録材に定着する定着部を有し、
前記制御部は、前記定着部を前記第1の周速度で回転させ、前記像担持体と同じタイミングで前記定着部の周速度が前記第2の周速度に到達するように、前記像担持体と前記定着部の周速度を前記第1の周速度から前記第2の周速度へ変更するタイミングをずらすことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記定着部は記録材に熱を与える定着フィルムと、前記定着フィルムと定着ニップ部を形成する加圧ローラを有し、前記定着ニップ部において前記記録材に画像を定着し、
前記制御部は、前記記録材の後端が前記定着ニップ部を通過してから前記記録材に後続する記録材の先端が前記定着ニップ部に到達するまでの期間において、前記定着部の周速度を前記第2の周速度から前記第1の周速度へ変更することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記定着部の温度が所定の温度より低いと判断した場合、または前記受信部によって受信された前記画像情報に基づいて、前記記録材に形成される画像の濃度が所定の濃度よりも高いと判断した場合、前記像担持体と前記定着部の周速度を前記第1の周速度から変更せず、前記定着部の温度が前記所定の温度より高い、かつ前記画像の濃度が前記所定の濃度よりも低いと判断した場合、前記像担持体と前記定着部の周速度を前記第1の周速度から前記第2の周速度へ変更することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 記録材を収容する収容部と、
前記収容部から前記転写ニップ部へ向けて記録材を供給する供給部と、
前記供給部によって供給された前記記録材を検知する検知部と、を有し、
前記制御部が前記像担持体と前記定着部の周速度を前記第1の周速度から変更しない場合、前記検知部によって先行する記録材の先端を検知してから所定の時間が経過したタイミングで、前記供給部は前記先行する記録材に後続する記録材を供給し、前記制御部が前記像担持体と前記定着部の周速度を前記第1の周速度から前記第2の周速度へ変更する場合、前記検知部によって前記先行する記録材の先端を検知してから前記所定の時間よりも短い時間が経過したタイミングで、前記供給部は前記後続する記録材を供給することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015081141A JP2016200733A (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015081141A JP2016200733A (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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ID=57422730
Family Applications (1)
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JP2015081141A Pending JP2016200733A (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016200733A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020142874A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、シートの搬送制御方法及びプログラム |
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2015
- 2015-04-10 JP JP2015081141A patent/JP2016200733A/ja active Pending
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JP2020142874A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、シートの搬送制御方法及びプログラム |
JP7387989B2 (ja) | 2019-03-04 | 2023-11-29 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、シートの搬送制御方法及びプログラム |
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