JP7387989B2 - 画像形成装置、シートの搬送制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、シートの搬送制御方法及びプログラム Download PDF

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この発明は、複写機、プリンタあるいはMFP(Multifunction Peripheral)と称される多機能デジタル複合機等の画像形成装置、該画像形成装置で実行されるシートの搬送速度制御方法及びプログラムに関する。
上記のような画像形成装置等で用いられる画像形成対象である用紙等のシートの種類を、検出手段であるセンサを用いて自動で取得する技術が知られている。また、このようなセンサは、一般に、通紙タイミングを調整するためのレジストローラ等のレジスト部に至るまでの搬送経路上に配置されている。なお、レジスト部に搬送されたシートは、その先端がレジスト部に突き当てられることによりループを形成したのち、所定のタイミングでレジスト部を通紙することにより、通紙タイミングを調整するようになっている。
ところで、給紙カセットからレジスト部へと給紙・搬送されるシートの搬送速度は、シートの種類に応じて最適な速度が存在する。例えば、シートが厚紙の場合、搬送速度が速いと厚紙の先端がレジスト部に突き当たったときにレジスト部を突き抜けて通過してしまい、画像の書き出し位置がずれてしまう。このため、厚紙の場合は相対的に低速度でレジスト部に突き当てる必要がある。一方、普通紙では厚紙よりも高速で給紙搬送しても、このような問題は生じない。
しかし、上記のようなセンサによりシートの種類を取得する場合、センサを通過するまではシートの種類は不明である。このため従来では、シートの種類を取得するまではシートの種類に拘わらず厚紙用の低速度の搬送速度に設定して、シートの給紙搬送を行い、必要であれば種類の取得後に、取得された種類に対応する適正な搬送速度、プロセス速度に切り替えたのち、画像印字を行っていた。
なお、特許文献1には、搬送された用紙の厚さに応じたループ量を実現することを目的とし、シートを搬送する搬送ローラと、搬送された前記シートが突き当てられるレジストローラと、搬送ローラの回転を制御するエンジン制御部とを含み、シートがレジストローラに突き当てられて撓んだ状態となるように、シートが所定の搬送位置に到達してから所定量シートを搬送し、シートの厚さの検知結果に基づき、シートが所定の搬送位置に到達してからの所定量を修正することを特徴とするシート搬送装置が提案されている。
特開2016-88731号公報
しかしながら、従来のように、シートの種類を取得するまではシートの種類に拘わらず厚紙用の低速度の搬送速度に設定して給紙搬送を行うと、シートが例えば高速搬送が可能な普通紙であったとしても、シート種類を取得するまでは低速度のままレジスト部まで搬送されるため、その分、印字開始までに時間を要し、効率が良くないという問題がある。
なお、特許文献1に記載の技術は、搬送されたシートがレジストローラに突き当たった後、シートの厚さの検知結果に基づき、ループ量を調整する技術である。このため、シートの種類に拘わらず厚紙用の低速度の搬送速度に設定して給紙搬送を行うと、印字開始までに時間を要し効率が良くないという上記問題に対して、特許文献1に記載の技術は解決策を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、画像データが印字されるシートの種類を取得するとともに、取得した種類に応じてシートの搬送速度を制御する機能を備えた画像形成装置において、厚紙などのシートがレジスト部に突き当たったときにレジスト部を突き抜けるのを防止しながら、印字開始までの時間を短縮することができる画像形成装置、シートの搬送速度制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートを前記レジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)画像データが印字されるシートを第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、搬送される前記シートを検出するタイミングセンサと、を備え、前記第2の速度はゼロであり、前記給紙手段は給紙クラッチを備え、前記制御手段は、前記タイミングセンサにより前記シートが検出されたのち、前記給紙クラッチの応答時間を考慮して、前記シートが前記レジスト部に到達する前に前記第1の速度をゼロに低下させることを特徴とする画像形成装置。
(3)画像データが印字されるシートを第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、を備え、前記シートの種類の取得を行わない動作が可能であり、シートの種類の取得を行わない場合は、シートを第1の速度から第2の速度へ低下させることなく前記レジスト部に到達させることを特徴とする画像形成装置。
(4)画像データが印字されるシートを第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、を備え、前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が所定のシートの場合に、前記制御手段は前記第1の速度から厚紙用の第2の速度へ低下させた状態で前記シートを前記レジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させ、前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が所定のシート以外のシートの場合に、前記制御手段は前記第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく前記シートを前記レジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させることを特徴とする画像形成装置。
(5)前記シート種類取得手段は、前記レジスト部に至るまでのシートの搬送経路上に配置されたシート種類検出手段の出力に基づいてシートの種類を取得する前項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記第2の速度はゼロである前項1~5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が厚紙であり、前記第2の速度は予め設定された厚紙用の速度である前項1~6のいずれかに記載の画像形成装置。
(8)前記レジスト部はレジストローラによって構成されている前項1~7のいずれかに記載の画像形成装置。
(9)前記レジスト部はゲートレジストによって構成されている前項1~7のいずれかに記載の画像形成装置。
(10)搬送される前記シートを検出するタイミングセンサを備え、前記制御手段は、前記タイミングセンサにより前記シートが検出されたのち、前記第1の速度が第2の速度に低下するまでの時間を考慮して、前記シートが前記レジスト部に到達する前に前記第1の速度を第2の速度に低下させる前項1~9のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)前記第2の速度は前記シートの種類毎に設定されている前項1~10のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が所定のシートの場合に、前記制御手段は前記第1の速度から厚紙用の第2の速度へ低下させた状態で前記シートを前記レジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させる前項1~3、5~11のいずれかに記載の画像形成装置。
(13)前記所定のシートは厚紙である前項4または12に記載の画像形成装置。
(14)前記所定のシート以外のシートは、普通紙以下の坪量のシートである前項4に記載の画像形成装置。
(15)搬送される前記シートを検出してオンとなるタイミングセンサと、タイミングセンサのオン時間と閾値時間との比較に基づいてシートのジャムの発生有無を判定する判定手段と、を備え、前記シートの種類の取得及びシートの第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく、前記シートを前記レジスト部に到達させる動作時よりも、前記シートの種類の取得、及びシートの種類に応じたシートの第1の速度から第2の速度への低下を行う動作時の方が、前記閾値時間が長く設定されている前項3に記載の画像形成装置。
(16)前記シートの種類の取得及びシートの第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく、前記シートを前記レジスト部に到達させる動作を行うための動作モードを設定可能である前項3に記載の画像形成装置。
(17)シートを収容する給紙カセットを備え、前記給紙カセットのシートが交換されていない状態での2枚目以降のシートについては、前記制御手段は、1枚目のシートについて取得されたシートの種類を用いて、シートの搬送速度を前記第1の速度から第2の速度に低下させる前項1~16のいずれかに記載の画像形成装置。
(18)画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートを突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、を備えた画像形成装置が、前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得ステップと、前記シート種類取得ステップにより取得された前記シートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートを前記レジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御ステップと、を実行することを特徴とするシートの搬送速度制御方法。
(19)画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートを突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得ステップと、前記シート種類取得ステップにより取得された前記シートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートを前記レジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御ステップと、を実行させるためのプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、画像データが印字されるシートが、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙される。給紙されたシートは、画像転写位置へと搬送される前に、レジスト部でシートの先端を突き当て一旦停止させ通紙タイミングが調整される。一方、給紙カセットから給紙されるシートの種類がシート種類取得手段によって取得され、この取得されたシートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートをレジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、シートがレジスト部に到達する前に、シートの搬送速度を第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる。
このように、シートをその種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙搬送するから、第1の速度を高速度に設定することで、従来のように、普通紙であるにも拘わらず低速度で給紙搬送されるために印字開始までに時間がかかるという問題を解消でき、早期に印字を開始できて効率が良くなる。また、シートが例えば厚紙であっても普通紙用の第1の速度で給紙搬送されるから、印字開始までの時間を短縮できる。
また、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートがレジスト部に到達する前に、取得されたシートの種類に応じて、シートの搬送速度を第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させるから、シートの種類が例えば厚紙であっても、第2の速度に低下した状態でレジスト部に突き当たることになる。このため、厚紙等が高速度で突き当たる場合に発生するレジスト部を突き抜けて通過してしまい画像の書き出し位置がずれてしまうという不都合を防止でき、シートの突き抜けを防止して適正な通紙タイミングでレジスト部を通紙することができる。
前項()に記載の発明によれば、レジスト部に至るまでのシートの搬送経路上に配置されたシート種類検出手段の出力に基づいて、シートの種類を取得することができる。
前項()に記載の発明によれば、第1の速度で搬送されるシートを一旦停止させるから、停止後に再度搬送を開始することで、レジスト部の突き抜けを確実に防止することができる。
前項()に記載の発明によれば、シートの種類が厚紙である場合は、第2の速度は予め設定された厚紙用の速度に設定される。
前項()に記載の発明によれば、レジストローラによって構成されているレジスト部に対して、本発明を適用できる。
前項()に記載の発明によれば、ゲートレジストによって構成されているレジスト部に対して、本発明を適用できる。
前項()に記載の発明によれば、搬送されるシートがタイミングセンサにより検出されたのち、給紙クラッチの応答時間を考慮することで、シートがレジスト部に到達する前に確実に第1の速度をゼロに低下させることができる。
前項(10)に記載の発明によれば、タイミングセンサによりシートが検出されたのち、第1の速度が第2の速度に低下するまでの時間を考慮することで、シートがレジスト部に到達する前に確実に第1の速度を第2の速度に低下させることができる。
前項()に記載の発明によれば、シートの種類の取得を行わない動作が可能であり、シートの種類の取得を行わない場合は、シートを第1の速度から第2の速度へ低下させることなくレジスト部に到達させることができる。
前項(11)に記載の発明によれば、シートの種類に応じて、第1の速度をシートの種類毎に設定されている第2の速度に低下させることができる。
前項(12)に記載の発明によれば、シートの種類が所定のシートの場合に、第1の速度から厚紙用の第2の速度へ低下させた状態でシートをレジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させるから、第1の速度のまま搬送してレジスト部へ突き当てるとレジスト部を突き抜ける恐れがあるシートについて、その恐れをなくすことができる。
前項()に記載の発明によれば、シートの種類が所定のシート以外のシート場合に、第1の速度から第2の速度への低下を行うことなくシートをレジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させるから、第1の速度のまま搬送してレジスト部へ突き当てもレジスト部を突き抜ける恐れがないシートであるにも拘わらず第2の速度に低下させて搬送されるために印字開始までに時間がかかるという問題を解消できる。
前項(13)に記載の発明によれば、シートの種類が厚紙である場合、第1の速度から厚紙用の第2の速度へ低下させた状態でシートがレジスト部へ突き当てられる。
前項(14)に記載の発明によれば、シートの種類が普通紙以下の坪量のシートである場合、第1の速度から第2の速度への低下が行われることなく、レジスト部へ突き当てられる。
前項(15)に記載の発明によれば、搬送されるシートを検出してオンとなるタイミングセンサと、タイミングセンサのオン時間と閾値時間との比較に基づいてシートのジャムの発生有無を判定する判定手段と、を備えている場合、シートの種類の取得及びシートの第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく、シートをレジスト部に到達させる動作時よりも、シートの種類の取得及びシートの種類に応じたシートの第1の速度から第2の速度への低下を行う動作時の方が、閾値時間が長く設定されているから、シートの搬送速度を第1の速度から第2の速度に低下させたために、タイミングセンサがオンとなっている時間が長くなったとしても、ジャムが発生したと判定される可能性を低くできる。
前項(16)に記載の発明によれば、シートの種類の取得及びシートの第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく、シートをレジスト部に到達させる動作行うための動作モードを設定することができる。
前項(17)に記載の発明によれば、給紙カセットのシートが交換されていない状態での2枚目以降のシートについては、1枚目のシートについて取得されたシートの種類を用いて、シートの搬送速度を第1の速度から第2の速度に低下させる処理が行われる。
前項(18)に記載の発明によれば、シートをその種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙搬送するから、第1の速度を高速に設定することで、従来のように、普通紙であるにも拘わらず低速度で給紙搬送されるために印字開始までに時間がかかるという問題を解消でき、早期に印字を開始できて効率が良くなる。また、シートが例えば厚紙であっても高速の第1の速度で給紙搬送されるから、印字開始までの時間を短縮できる。また、シートがレジスト部に到達する前に、シートの種類に応じて、シートの搬送速度を第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させるから、シートの種類が例えば厚紙であっても、第2の速度に低下した状態でレジスト部に突き当たることになる。このため、高速で突き当たる場合に発生していたレジスト部を突き抜けて通過してしまい画像の書き出し位置がずれてしまうという不都合を防止でき、シートの突き抜けを防止して適正な通紙タイミングでレジスト部を通紙することができる。
前項(19)に記載の発明によれば、画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送されるシートを突き当て通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得ステップと、シート種類取得ステップにより取得されたシートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートをレジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、シートがレジスト部に到達する前に、シートの搬送速度を第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御ステップと、を実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。 画像形成装置のエンジン部を中心とする電気的な構成を示すブロック図である。 光学センサの配置状態の説明図である。 超音波センサおよびその配置状態の説明図である。 操作パネル部のコピーモード画面を示す図である。 図5の画面において、ユーザーが「用紙」ボタンを選択したときに遷移する画面を示す図である。 コピー時の画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 シートが普通紙である場合の本実施形態の効果を説明するための図である。 コピー時の画像形成装置の動作の他の例を示すフローチャートである。 コピー時の画像形成装置の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す模式的断面図である。この例では、画像形成装置1としてタンデム型のカラープリンタが用いられている。
図1において、この画像形成装置1は、装置本体1Aの下部に給紙部20が、中央部にエンジン部(画像形成部)10が、上部に排紙部60がそれぞれ配置されて構成されている。給紙部20から排紙部60に渡っては給紙部20から繰り出された用紙等のシートSを上方へ搬送するシート搬送路22が形成されている。
エンジン部10は、装置本体1Aの上下方向の略中央に配置された駆動ローラ16及び従動ローラ15と、これら駆動および従動ローラ16,15間に水平に掛設されて矢印方向へ走行する中間転写ベルト14と、この走行方向に沿って配置されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の作像ユニットである感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kとを備えている。
各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kで作成されたトナー画像を重ね合わせて転写ベルト14に転写し、シート搬送路22を搬送されてくる媒体Sに対して転写ベルト14の搬送端(図中右端)で転写ローラ17により2次転写を行い、用紙Sを定着ユニット30に送給してトナー画像の定着を行うようになっている。
定着ユニット30はこの実施形態では、図示しないヒーターを備えた加熱ローラ31と、この加熱ローラ31に接触状態で配置された加圧ローラ32を備えており、加熱ローラ31と加圧ローラ32の間に形成されたニップ部に媒体Sを通過させて加熱加圧し、媒体Sにトナー像を定着させるようになっている。
各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kは、静電複写方式により作像するもので、それらの周囲に配設された帯電器と、現像器11Y,11M,11C,11Kと、感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kと、転写器等とを備えている。また、4個のレーザーダイオード、ポリゴンミラー、および走査レンズ等を有するプリントヘッド41ならびに4つの反射ミラー42等を備えた露光部40の各レーザーダイオードにより、帯電器により帯電された各感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kの表面が露光され、該表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの現像器11Y,11M,11C,11Kにトナーを補給する補給機構として、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kおよびサブホッパ80Y,80M,80C,80Kが前記感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの上方位置に配置されている。
なお、図1中、符号50はキー部や表示部を備えた操作パネル部である。
給紙部20は1段又は複数段(図1の例では2段)の給紙カセット21を備えている。また、各給紙カセット21の出側にはそれぞれ一対の給紙ローラ23が備えられており、各給紙カセット21に収容されたシートSを給紙ローラ23によって引き出し、次転写ローラ17による2次転写位置まで搬送するようになっている。なお、画像形成装置1には手差しトレイが備えられていても良い。
さらに、2次転写ローラ17の上流側近傍にはレジスト部を構成する一対のレジストローラ25が配置されている。このレジストローラ25は、給紙ローラ23で給紙されシート搬送路22を2次転写ローラ17によるトナー画像の転写位置へと搬送されるシートSの先端を、レジストローラ25に突き当て一旦停止させループを形成させることにより、通紙タイミングひいては画像転写タイミングを調整するための役割を果たす。
給紙ローラ23とレジストローラ25の間において、シート搬送路22上には、給紙搬送されるシートSの種類を検出するためのシート種類検出センサ90が配置されている。この実施形態では、シート種類検出センサ90として、下側(上流側)に光学センサ91が配置され、光学センサ91の上方(下流側)に超音波センサ92が配置されている。これらの光学センサ91、超音波センサ92については後述する。
さらに、超音波センサ92の下流側にはタイミングセンサ93が配置されている。このタイミングセンサ93は、搬送されるシートSを検出し、シートによりタイミングセンサ93がONになったのちOFFになるまでの時間をカウントしてシートSのサイズを検出したり、シートSのジャム(詰まり)を検出する役割を果たす。
図2は、画像形成装置1のエンジン部10を中心とする電気的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1は、エンジン制御部100と、全体制御部110と、不揮発メモリ120と、給紙駆動部と130と、転写ベルト駆動部140と、複数のレーザーダイオード(LD)41を備えた前述した露光部40と、高圧部150と、イレーサ部160と、感光体駆動部170と、転写ベルト離間部180と、前述した光学センサ91及び超音波センサ92と、前述したタイミングセンサ93等を備えている。
エンジン制御部100はエンジン部10の全体を制御するものであり、全体制御部110は、画像形成装置1の全体を統括的に制御するものである。エンジン制御部100はエンジン制御CPU101を備え、このエンジン制御CPU101が、全体制御部110と協働しながら、不揮発メモリ120等に格納されている動作プログラムに従って動作することにより、エンジン部10の制御を実行する。具体的には、コピー、プリンタ等の各機能を実施可能に制御するほか、特にこの実施形態では、シートSの種類に応じて、後述するような給紙搬送速度の制御を行う。
給紙駆動部130は給紙ローラ23やレジストローラ25等を駆動して、給紙カセット21からシートSをシート搬送路22に給紙し、画像転写位置へと搬送する。
転写ベルト駆動部140は、前述した駆動ローラ16を回転駆動して転写ベルト14を走行させるものである。
高圧部150は帯電器等の帯電部151、現像器11Y,11M,11C,11K等の現像部152、転写器等の転写部153を備えている。
イレーサ部160は静電潜像の不要部を消去し、感光体駆動部170は感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kを回転駆動し、転写ベルト離間部180は転写ベルト14を感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kから離間させるものである。
光学センサ91は、図3に示すように、該光学センサ91を通過中のシートSに対して発光部91aの発光素子から光を照射し、その透過光を受光部91bの受光素子で検出し、この検出光量換言すればシートSの透過光量に基づいてシートSの坪量を測定する公知のセンサであり、測定した坪量から、エンジン制御部100がシートの種類、例えば普通紙か厚紙かなどを判別するようになっている。なお、透過光量に代えて又は透過光量と共に、反射光量を検出することにより、シートSの種類の判別精度を向上させても良い。
図4は超音波センサ92およびその配置状態の説明図である。超音波センサ92はシート搬送路22を挟んでシートSの通過方向に対し斜めに対向配置された一対の送信部92aと受信部92bを備えている。この超音波センサ92は、該超音波センサ92を通過中のシートSに対して送信部92aから超音波を送信し、シートSを透過した超音波を受信部92bで受信し、この受信量に基づいてシートSの坪量を測定する公知のセンサである。この実施形態では、超音波の波高値AがシートSを通り抜ける時に波長の波高値A’に減衰するときの減衰率(A’/A)で坪量を検出し、坪量の値からシートSが封筒か否か等を検出している。
次に、画像形成装置1のエンジン部10により実行される、シートSの種類に応じたシートSの搬送速度制御について説明する。
前述したように、給紙カセット21から給紙されたシートSはその先端がレジストローラ25に突き当たって一旦停止しループを形成することで、レジストローラ25の通紙タイミングひいては画像転写タイミングを調整されるが、厚紙等のシートを高速で搬送すると、レジストローラ25に突き当たったときにレジストローラ25を突き抜けるおそれがあり、画像転写タイミングを調整することができない。
一方、シートSを一律に厚紙等に合わせた低速で搬送すると、シートSが普通紙あるいは普通紙以下の坪量のシートのような場合に、レジストローラ25を突き抜ける恐れがないにもかかわらず、低速で搬送されてしまい、印字開始が遅れて効率が良くない。
そこで、この実施形態では、種類検出センサ90(光学センサ91及び超音波センサ92)でシートSの種類が判別されるまでは、相対的に高速度の第1の速度でシートSを給紙搬送し、シートSの種類が判別されると、シートSがレジストローラ25に到達する前に、シートの搬送速度を第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させるものとなっている。
また、この実施形態では、このような速度の切り替え制御を行うかどうかをユーザーが操作パネル部50から設定できるようになっている。
図5に操作パネル部50のコピーモード画面を示す。ユーザーが「用紙」ボタン51を選択すると、図6の画面に遷移する。図6の画面では、「自動検出する」ボタン52と「検出しない」ボタン53が表示されている。ユーザーが「自動検出する」ボタン52を選択すると、画像形成装置1の動作モードが「自動検出する」モードに設定されて、シートSの種類が自動的に検知され、速度の切り替え制御が行われる。一方、ユーザーが「検出しない」ボタン53を選択し、さらに「普通紙」「特殊紙」「片面専用紙」「厚紙1」「厚紙2」「厚紙3」等の種類の中から、シートSの種類を選択すると、画像形成装置1の動作モードは「自動検出しない」モードに設定され、このモードでは、指定されたシートSの種類に応じた一定の速度でシートSは給紙されレジストローラ25まで搬送される。
この実施形態では、「自動検出する」ボタン52が選択された場合と、「検出しない」ボタン53が選択された場合とで、タイミングセンサ93によるジャム(用紙詰まり)の判断のための閾値時間に差を設けている。
即ち、タイミングセンサ93がシートSを検知してオンになったあと、オフになるまでの時間が予め設定された閾値時間よりも長いと、ジャムが生じてシートSの搬送が停止していると判断される。しかし、「自動検出する」モードが設定された場合、シートSの速度はシートSの種類に応じて第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下することから、タイミングセンサ93がシートSを検知してオンになったあとオフになるまでの時間は、「自動検出しない」モードが設定されて第1の速度のまま搬送される場合に較べて長くなる。
そこで、「自動検出する」モードでのジャム判断のための閾値時間が、「自動検出しない」モードでのジャム判断のための閾値時間よりも長く設定されており、これにより、第1の速度から第2の速度に低下させたときに、誤ってジャムと判断される可能性を低くしている。
図7は、コピー時の画像形成装置1の動作の一例を示すフローチャートである。図7及び図9以降のフローチャートに示される動作は、エンジン制御CPU101が不揮発メモリ120等の記録媒体に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
操作パネル部50のスタートキーが押されると、ステップS01で、シートSの種類検知(以下、メディア検知ともいう)が必要がどうかを判断する。メディア検知が必要かどうかは、図6に示した操作パネル部50の操作画面で、「自動検出する」ボタン52か「検出しない」ボタン53のいずれが選択されたかにより判断する。
メディア検知が必要でなければ(ステップS01でNO)、つまり「検出しない」ボタン53が選択されていれば、ステップS02で、指定されたシートSに応じて予め設定された一定の速度で給紙し、レジストローラ25まで搬送した後、ステップS03で、シートSの先端をレジストローラ25に突き当ててシートSを一旦停止させ、ループを作成する。
次いでステップS04で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS01で、メディア検知が必要であれば(ステップS01でYES)、ステップS06で、第1の速度として相対的に速い速度である普通紙の速度(例えば200mm/s)で給紙する。
ステップS07では、シートSの先端がシート種類検出センサ(メディアセンサともいう)90に到達したかどうかを調べ、到達していなければ(ステップS07でNO)、到達するのを待つ。到達すると(ステップS07でYES)、ステップS08でメディア検知を実施したのち、ステップS09で、シートSの先端がレジストローラ25に到達する前にシートSの搬送を停止する。シートSの停止は、タイミングセンサ93によりシートSが検知された後、つまりシートSがタイミングセンサ93まで搬送されたことを確認した後に、給紙ローラ23をオンオフさせるクラッチ(給紙クラッチ)の応答時間を考慮して行う。例えば、給紙クラッチのオフの応答時間が10msであれば、給紙クラッチのオフを指示してから実際にクラッチがオフされるまの時間が10msであるから、この時間はシートSの搬送が進むことになる。このため、応答時間中のシートSの搬送距離を考慮した状態で、シートSの先端がレジストローラ25に到達する前にシートの搬送を停止する。
次いでステップS10で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙かどうかを判断する。普通紙であれば(ステップS10でYES)、ステップS11で、そのままの給紙搬送速度(第1の速度)でシートSの搬送を再開してレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当てて一旦停止させループを作成する。
次にステップS12で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS10で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙でなければ(ステップS10でNO)、ステップS13で、メディア検知により判別されたシートSの種類が厚紙かどうかを判断する。厚紙であれば(ステップS13でYES)、ステップS14で、第2の速度として普通紙よりも遅い厚紙用の速度(例えば100mm/s)に変更したのち、ステップS15で、変更後の厚紙用の速度でシートSをレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当てて一旦停止させループを作成する。次にステップS16で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS13で、メディア検知により判別されたシートSの種類が厚紙でなければ(ステップS13でNO)、封筒と判断してステップS17で、第2の速度として厚紙よりもさらに遅い封筒用の速度(例えば70mm/s)に変更したのち、ステップS18で、変更後の封筒用の速度でシートSをレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当ててループを作成する。次にステップS19で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
このように、この実施形態では、シートSの種類に拘わらず第1の速度である普通紙の速度で給紙し、シートSの種類判別後は判別された種類に応じた速度でレジストローラ25まで搬送する。つまり、判別されたシートSの種類が普通紙であれば、給紙速度である第1の速度のままレジストローラ25まで搬送されるから、従来のように、普通紙であるにも拘わらず厚紙等に合わせた低速度で給紙搬送されるために印字開始までに時間がかかるという問題を解消でき、早期に印字を開始できてファーストコピータイムを短縮することができ、効率が良くなる。また、シートSが例えば厚紙であっても高速の第1の速度で給紙されるから、印字開始までの時間を短縮できる。
また、シートSがレジストローラ25に到達する前に、シートの種類に応じて、シートSの搬送速度を第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させるから、シートの種類が例えば厚紙であっても、第2の速度に低下した状態でレジストローラ25に突き当たることになる。このため、厚紙等が高速で突き当たる場合に発生するレジストローラ25を突き抜けて通過してしまい画像の書き出し位置がずれてしまうという不都合を防止でき、適正な通紙タイミングでレジストローラ25を通紙することができる。
また、一般に、ユーザーは普通紙を使用することが最も多く、厚紙や封筒等を使用することはまれであるため、本実施形態のように、第1の速度として普通紙用の速度を設定しておくことで、普通紙の印字開始時間が短縮されることになり、多数のユーザーにとって利便性の高いものとなる。
図8はシートSが普通紙である場合の本実施形態の効果を示すもので、同図(A)は従来のタイミングチャート、(B)は本実施形態のタイミングチャートである。従来では給紙速度が低速であったため、同図(A)のように、メディア検知が完了し普通紙であることが判別されたタイミングT1で、高速搬送に切り替えたとしても、画像印字開始タイミングT2が遅れてしまう。これに対し、本実施形態では同図(B)に示すように、高速で給紙されるため、メディア検知が完了し普通紙であることが判別されるタイミングT1も早くなる。しかも、高速給紙を行うため、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの立ち上げや、1次転写、2次転写も高速の動作が可能となること、高速動作への切り替え時間がなくなること等が相俟って、画像印字開始タイミングT2が早くなる。
なお、同一の給紙カセット21からシートSが給紙される場合、給紙カセット21にシートSが収容された後の最初のシートのみについてメディア検知を行い、2枚目以降については同一の種類であると判定するのが、処理効率の観点から望ましい。給紙カセット21にシートSが収容されたかどうかは、画像形成装置1が通電されている状態においては、給紙カセット21の開閉センサが開→閉を検知したときに、収容されたと判断すれば良い。また、給紙カセット21の押し上げ板をリフトアップモータで動作させるタイプの給紙カセット21であれば、給紙カセット21の引き抜き後に押し上げ板が下がり、シートSの上面検知センサがオフ状態になるので、このときにシートSが給紙カセット21に収容されたと判断することもできる。
また、手差しトレイでは、カセットの抜き差しは検知できないので、「自動検出する」ボタン52が選択されたジョブの開始時に毎回実施すれば良く、2枚目以降については1枚目の結果を利用して同一の種類であると判断すれば良い。
図9は、コピー時の画像形成装置1の動作の他の例を示すフローチャートである。図7のフローチャートに示した動作では、ステップS08でメディア検知を実施した後、ステップS09で、シートSの先端がレジストローラ25に到達する前にシートの搬送を停止し、次いでステップS10で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙かどうかを判断するものとした。
これに対し、図9のフローチャートに示す動作例では、ステップS08でメディア検知を実施した後、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙かどうかを判断し、普通紙であれば搬送を停止させることなく普通紙用の第1の速度のまま、レジストローラ25まで搬送する構成となっている。
なお、図9に示したフローチャートのステップS01~S08までの動作は、図7のフローチャートのステップS01~S08までの動作と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
シートSの先端がメディアセンサ90に到達すると(ステップS07でYES)、ステップS08でメディア検知を実施したのち、ステップS21で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙かどうかを判断する。普通紙であれば(ステップS21でYES)、ステップS22で、そのままの搬送速度(第1の速度)でレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当ててループを作成する。
次にステップS23で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS21で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙でなければ(ステップS21でNO)、ステップS24で、シートSの先端がレジストローラ25に到達する前にシートの搬送を停止する。この場合も、シートSの停止は、タイミングセンサ93によりシートSが検知された後、給紙ローラ23をオンオフさせる給紙クラッチの応答時間を考慮して行われる。
次にステップS25で、メディア検知により判別されたシートSの種類が厚紙かどうかを判断する。厚紙であれば(ステップS25でYES)、ステップS26で、第2の速度として普通紙よりも遅い厚紙用の速度(例えば100mm/s)に変更したのち、ステップS27で、変更後の厚紙用の速度でシートSをレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当てて一旦停止させループを作成する。
次にステップS28で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS25で、メディア検知により判別されたシートSの種類が厚紙でなければ(ステップS25でNO)、封筒と判断してステップS29で、第2の速度として厚紙よりもさらに遅い封筒用の速度(例えば70mm/s)に変更したのち、ステップS30で、変更後の封筒用の速度でシートSをレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当てて一旦停止させループを作成する。次にステップS31で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
このようにこの実施形態では、シートSの種類が普通紙かどうかを判断し、普通紙であれば搬送を停止させることなく普通紙用の第1の速度のまま、レジストローラ25まで搬送するから、普通紙について印字開始までの時間をさらに短縮できる。
図10は、コピー時の画像形成装置1の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。この動作例では、給紙ローラ23の駆動がクラッチではなく、ステッピングモータ等の速度を独立して切り替えることができる構成となっており、ステップS08でメディア検知を実施した後、シートSの速度を第1の速度から第2の速度に落として搬送した後、メディア検知結果に基づくシートSの種類に応じた搬送速度制御を行う構成となっている。
なお、図10に示したフローチャートのステップS01~S08までの動作は、図7のフローチャートのステップS01~S08までの動作と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
シートSの先端がメディアセンサ90に到達すると(ステップS07でYES)、ステップS08でメディア検知を実施したのち、ステップS41で、シートSの先端がレジストローラ25に到達する前に、搬送速度を厚紙用の速度(100mm/s)に変更する。速度の変更は、タイミングセンサ93によりシートSが検知された後、シートSの速度が厚紙用の速度に低下するまでの時間を考慮して行う。具体的には、モータの減速カーブから変更後の速度に低下するまでの時間を算出し、算出された時間を考慮して、シートSの先端がレジストローラ25に到達する前に変更を完了させる。
次にステップS42で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙かどうかを判断する。普通紙であれば(ステップS42でYES)、ステップS43で、搬送速度を普通紙用の速度(200mm/s)に変更した後、ステップS44でレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当ててループを作成する。
次にステップS45で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS42で、メディア検知により判別されたシートSの種類が普通紙でなければ(ステップS42でNO)、ステップS46で、メディア検知により判別されたシートSの種類が厚紙かどうかを判断する。厚紙であれば(ステップS46でYES)、ステップS47で、そのままの厚紙用の速度でシートSをレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当てて一旦停止させループを作成する。
次にステップS48で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
ステップS46で、メディア検知により判別されたシートSの種類が厚紙でなければ(ステップS46でNO)、封筒と判断してステップS49で、厚紙よりもさらに遅い封筒用の速度(70mm/s)に変更する。この場合の速度の変更も、シートSの速度が封筒用の速度に低下するまでの時間を考慮して、シートSの先端がレジストローラ25に到達するまでに封筒用の速度に低下するように行う。
次いでステップS50で、変更後の封筒用の速度でシートSをレジストローラ25まで搬送し、先端をレジストローラ25に突き当てて一旦停止させループを作成する。
次にステップS51で、転写ベルト14上の画像と同期してレジストローラ25を駆動してシートSを搬送し、シートS上に転写ベルト14上の画像を転写する。転写後はステップS05で定着ユニット30で転写画像を定着させる。
このようにこの実施形態では、普通紙用の速度で給紙されたシートSの搬送を停止させることなく、一旦厚紙用の速度に落とした後、シートSの種類に応じた速度でレジストローラ25へと搬送するから、シートSの搬送を停止させる場合に較べて、印字開始までの時間を短縮できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えばレジスト部がレジストローラ25で構成された場合を説明したが、レジスト部がゲートレジストにより構成される場合にも、本発明を適用できる。なお、ゲートレジストとは、シート搬送路22上に設置されたゲートを利用してタイミング調整を行うものである。「ゲート」は元の位置への復帰能力を備えた可動部材であり、ある強さの力で搬送方向に押されると搬送経路から退き、その力が弱まるとシート搬送路22へ戻るように構成されている。
また、光学センサ91や超音波センサ92等のシート種類検出センサ90の出力に基づいて、シートSの種類を取得する構成としたが、ユーザーによって選択されたシートSの種類についての情報から取得しても良い。具体的には、シートSの種類に拘わらず例えば普通紙用の高速度(第1の速度)で給紙した後、ユーザーが指定したシートの種類が普通紙であればそのままの速度でレジスト部まで搬送し、ユーザーが指定したシートの種類が例えば厚紙である場合は、厚紙の先端がレジスト部に到達する前に、厚紙用の低速度(第2の速度)に変更すれば良い。この場合も、給紙を高速で行う分、印字開始までの時間を短縮できると共に、シートの先端がレジスト部に到達する前に、厚紙用等の速度に変更することで、厚紙等がレジスト部に突き当たったときに突き抜けてしまう不具合を防止することができる。
また、普通紙の場合に、第1の速度から第2の速度への低下を行うことなくレジスト部へ突き当てる構成を説明したが、普通紙以下の坪量のシートについても、第1の速度から第2の速度への低下を行うことなくレジスト部へ突き当てる構成とすれば良い。
1 画像形成装置
1A 装置本体
10 画像形成部(エンジン部)
17 二次転写ローラ
20 給紙部
21 給紙トレイ
22 シート搬送路
23 給紙ローラ
25 レジストローラ
30 定着ユニット
31 加熱ローラ
32 加圧ローラ
50 操作パネル部
54 表示部
90 シート種類検出センサ
91 光学センサ
91a 発光部
91b 受光部
92 超音波センサ
92a 送信部
92b 受信部
S シート

Claims (19)

  1. 画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、
    前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、
    前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートを前記レジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像データが印字されるシートを第1の速度で給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、
    前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、
    前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、
    搬送される前記シートを検出するタイミングセンサと、
    を備え、
    前記第2の速度はゼロであり、
    前記給紙手段は給紙クラッチを備え、
    前記制御手段は、前記タイミングセンサにより前記シートが検出されたのち、前記給紙クラッチの応答時間を考慮して、前記シートが前記レジスト部に到達する前に前記第1の速度をゼロに低下させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像データが印字されるシートを第1の速度で給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、
    前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、
    前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、
    を備え、
    前記シートの種類の取得を行わない動作が可能であり、シートの種類の取得を行わない場合は、シートを第1の速度から第2の速度へ低下させることなく前記レジスト部に到達させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像データが印字されるシートを第1の速度で給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートの先端を突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、
    前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得手段と、
    前記シート種類取得手段により取得された前記シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御手段と、
    を備え、
    前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が所定のシートの場合に、前記制御手段は前記第1の速度から厚紙用の第2の速度へ低下させた状態で前記シートを前記レジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させ、
    前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が所定のシート以外のシートの場合に、前記制御手段は前記第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく前記シートを前記レジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記シート種類取得手段は、前記レジスト部に至るまでのシートの搬送経路上に配置されたシート種類検出手段の出力に基づいてシートの種類を取得する請求項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の速度はゼロである請求項1~5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が厚紙であり、前記第2の速度は予め設定された厚紙用の速度である請求項1~6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記レジスト部はレジストローラによって構成されている請求項1~7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記レジスト部はゲートレジストによって構成されている請求項1~7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 搬送される前記シートを検出するタイミングセンサを備え、
    前記制御手段は、前記タイミングセンサにより前記シートが検出されたのち、前記第1の速度が第2の速度に低下するまでの時間を考慮して、前記シートが前記レジスト部に到達する前に前記第1の速度を第2の速度に低下させる請求項1~9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の速度は前記シートの種類毎に設定されている請求項1~10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記シート種類取得手段により取得されたシートの種類が所定のシートの場合に、前記制御手段は前記第1の速度から厚紙用の第2の速度へ低下させた状態で前記シートを前記レジスト部へ突き当て、一旦停止させてループを形成した後レジスト部を通紙させる請求項1~3、5~11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記所定のシートは厚紙である請求項4または12に記載の画像形成装置。
  14. 前記所定のシート以外のシートは、普通紙以下の坪量のシートである請求項4に記載の画像形成装置。
  15. 搬送される前記シートを検出してオンとなるタイミングセンサと、
    タイミングセンサのオン時間と閾値時間との比較に基づいてシートのジャムの発生有無を判定する判定手段と、
    を備え、
    前記シートの種類の取得及びシートの第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく、前記シートを前記レジスト部に到達させる動作時よりも、前記シートの種類の取得、及びシートの種類に応じたシートの第1の速度から第2の速度への低下を行う動作時の方が、前記閾値時間が長く設定されている請求項3に記載の画像形成装置。
  16. 前記シートの種類の取得及びシートの第1の速度から第2の速度への低下を行うことなく、前記シートを前記レジスト部に到達させる動作を行うための動作モードを設定可能である請求項3に記載の画像形成装置。
  17. シートを収容する給紙カセットを備え、前記給紙カセットのシートが交換されていない状態での2枚目以降のシートについては、前記制御手段は、1枚目のシートについて取得されたシートの種類を用いて、シートの搬送速度を前記第1の速度から第2の速度に低下させる請求項1~16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートを突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、を備えた画像形成装置が、
    前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得ステップと、
    前記シート種類取得ステップにより取得された前記シートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートを前記レジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御ステップと、
    を実行することを特徴とするシートの搬送速度制御方法。
  19. 画像データが印字されるシートを、シートの種類に拘わらず予め設定された普通紙用の第1の速度で給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙され画像転写位置へと搬送される前記シートを突き当て、一旦シートを停止させて通紙タイミングを調整するためのレジスト部と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    前記給紙手段で給紙されるシートの種類を取得するシート種類取得ステップと、
    前記シート種類取得ステップにより取得された前記シートの種類が普通紙である場合は、第1の速度のままシートを前記レジスト部に搬送し、シートの種類が普通紙以外である場合は、シートの種類に応じて、前記シートが前記レジスト部に到達する前に、前記シートの搬送速度を前記第1の速度から第1の速度よりも遅い第2の速度に低下させる制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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