JP2019184656A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成が可能な状態に移行する途中で画像形成の動作条件を切り替えても、切り替えない場合と同様の画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、シートの種類が検知される以前に、仮の条件で画像を形成するための立上げ動作T10を行い、シートの種類が検知されたときに、検知された種類に対応する動作条件である確定条件と仮の条件との差異の大きさに基づいて、画像形成時の状態を適正化するための回復動作を行うか否かを判定し、回復動作を行うと判定した場合に回復動作T51を行い、回復動作T51を行った後に確定条件で画像形成T21を行う。【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、複合機などの画像形成装置は、画像の記録媒体として用いる複数枚のシートがセットされるシート台(トレイまたはカセットなど)を有しており、シート台から装置内の印刷位置へシートを搬送して印刷を行う。
この種の画像形成装置の機能として、シートの種類に応じて動作の条件を適切な画像が得られるように設定する機能が知られている。例えば、電子写真式の画像形成装置において、シートを坪量によって分類することとし、坪量に応じて、搬送速度(プロセス速度)、転写バイアス、および定着温度などを設定することが行われている。この設定により、ジャム、転写不良、および定着不良などを防止することができる。
画像形成装置がシートの種類を取得する方法として、ユーザがシートの種類を幾つかの選択肢(普通紙、厚紙1、厚紙2など)から選択して指定する手動入力がある。画像形成装置は、ユーザにより手動入力された種類に応じて印刷の動作条件を設定する。
しかし、セットするシートの種類を変更するごとに種類を指定するのは、ユーザにとって面倒である。また、ユーザが指定をし忘れたり間違った指定をしてしまったりするおそれがある。このことから、画像形成装置が所定のセンサの出力に基づいてシートの種類を検知する自動検知が注目されている。
シートの種類の自動検知を行う画像形成装置に関わる先行技術として、特許文献1、2に記載の技術がある。
特許文献1に記載された画像形成装置は、用紙の搬送経路に設けた紙種判別センサにより紙種を判別する。用紙の搬送を含む紙種判別動作と並行して、仮の紙種に適した条件でプリントを行うべくプリント準備動作を行う。そして、判別した紙種が仮の紙種と一致する場合は、そのままプリント準備を進め、判別した紙種が仮の紙種と一致しない場合は、判別した紙種に適した条件に切り替えてプリント準備を進める。特許文献1には、条件の切替えによりプリント準備が遅れることに鑑みて、仮の紙種をユーザの紙種使用履歴に基づいて決定することにより、できるだけ条件を切替えずに済むようすることが開示されている。
特許文献2には、電子写真式の画像形成装置において、2種のセンサから順に得られる情報により記録材の種類を確定する前に、先に得られた情報に基づいて種類を大まかに判断して定着器の温調制御を開始することにより、印刷の開始を早めることが開示されている。
なお、特許文献3には、印刷を終えた記録紙の排紙を検知するまでに次の印字要求が無かった場合に、潜像を形成する手段の立ち下げ処理を行う電子写真式の画像形成装置が開示されている。
特開2015−14695号公報 特開2013−7961号公報 特開2009−151104号公報
シートを搬送して種類を検知する画像形成装置においては、シートの種類を検知する前に仮の種類に適した条件で画像を形成する準備を始めることにより、種類を検知してから準備を始めるのと比べてFPOT(First Print Output Time )を短くすることができる。
しかし、特許文献1の技術を適用して仮の種類を決めることにしても、ユーザが常に仮の種類のシートを使用するとは限らないので、検知した種類と仮の種類とが一致しない状況は起こり得る。すなわち、仮の種類に対応する条件Aから検知した種類に対応する条件Bに切り替えて画像を形成する場合をなくすことはできない。
従来の画像形成装置には、準備動作の途中で条件Aから条件Bに切り替えて画像を形成したときに、最初から条件Bで画像を形成するべく準備動作を行って条件を切り替えることなく画像を形成した場合と比べて画質が低下することがある、という問題があった。例えば、下地領域にトナーが付着するいわゆるカブリが生じたり、トナーと混合されるキャリアの付着による白抜けが生じたりすることがあった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、画像形成が可能な状態に移行する途中で画像形成の動作条件を切り替えても、切り替えない場合と同様の画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、シートの種類に応じて設定される動作条件で前記シートに画像を形成する画像形成装置であって、前記シートの搬送経路に設けられたセンサの出力に基づいて前記シートの種類が複数の想定された種類のいずれであるかを検知する検知部と、前記シートの種類が検知される以前に、前記複数の想定された種類のうちの1つに対応する動作条件である仮の条件で前記画像を形成するための立上げ動作を行うよう制御する立上げ制御部と、前記シートの種類が検知されたときに、検知された種類に対応する動作条件である確定条件と前記仮の条件との差異の大きさに基づいて、前記確定条件での画像形成を開始する前に画像形成時の状態を適正化するための回復動作を行うか否かを判定する判定部と、前記回復動作を行うと判定された場合に、当該回復動作を行うよう制御する回復動作制御部と、前記回復動作が行われた後に前記確定条件で画像形成を行うよう制御する画像形成制御部と、を有する。
本発明によると、画像形成が可能な状態に移行する途中で画像形成の動作条件を切り替えても、切り替えない場合と同様の画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す図である。 イメージングユニットの構成を示す図である。 制御回路の機能的構成を示す図である。 トレイ情報のデータ構成の例を示す図である。 条件設定テーブルの例を示す図である。 判定テーブルの例を示す図である。 種類検知を行わない場合の制御の例を示す図である。 種類検知を行う場合の制御の第1例を示す図である。 種類検知を行う場合の制御の第2例を示す図である。 種類検知を行う場合の制御の第3例を示す図である。 種類検知を行う場合の制御の第4例を示す図である。 画像形成装置における処理の流れを示す図である。 検知した種類に応じた処理の流れを示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成の概要が、図2にはイメージングユニット3の構成が、それぞれ示されている。
図1において、画像形成装置1は、上半部1Aにタンデム型のプリンタエンジン10を配置した電子写真方式のカラープリンタである。下半部1Bは、引出し式の給紙トレイ25a,25b,25cを備える三段構成のシートキャビネトとなっている。また、右側面部に手指しトレイ25dが設けられている。
画像形成装置1は、ネットワークを介して外部のホスト装置から入力されるジョブに応じてカラーまたはモノクロの画像を形成する。画像形成装置1は、その動作を制御する制御回路100を有している。制御回路100は、制御プログラムを実行するプロセッサおよびその周辺デバイス(ROM、RAMなど)を備えている。
プリンタエンジン10は、4個のイメージングユニット3y,3m,3c,3k、プリントヘッド6、および中間転写ベルト12を有する。
イメージングユニット3y〜3kは、電子写真プロセスのうちのトナー像を形成する感光体プロセスに関わるユニットであり、それぞれ筒状の感光体4、帯電ローラ5、現像器7、クリーナ8、およびイレーサ9などを有している。イメージングユニット3y〜3kの基本的な構成は同様であるので、以下においてこれらを区別せずに「イメージングユニット3」と記すことがある。
プリントヘッド6は、イメージングユニット3y〜3kのそれぞれに対してパターン露光を行うためのレーザビームを射出する。プリントヘッド6において、感光体4の回転軸方向にレーザビームを偏向する主走査が行われる。この主走査と並行して、感光体4を定速回転させる副走査が行われる。
中間転写ベルト12は、トナー像の一次転写における被転写部材であり、一対のローラ間に巻回されて回転する。中間転写ベルト12の内側には、イメージングユニット3y,3m,3c,3kごとに一次転写ローラ11が配置されている。
カラー印刷モードにおいて、イメージングユニット3y〜3kは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の4色のトナー像を並行して形成する。4色のトナー像は、回転中の中間転写ベルト12に順次に一次転写される。最初にYのトナー像が転写され、それに重なるようMのトナー像、Cのトナー像、およびKのトナー像が順次に転写される。
一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ16と対向する印刷位置P3において、給紙トレイ25a〜25cのいずれかまたは手指しトレイ25dから取り出されてタイミングローラ15を経て搬送されてきたシート2に二次転写される。二次転写の後、定着器17の内部を通過し、排出ローラ18により上部の排紙トレイ19へ送り出される。定着器17を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像がシート2に定着する。
画像形成装置1には、1つまたは複数のイメージングユニット3における感光体4その他の回転体の駆動源としてイメージングユニットモータ(IUモータ)51が設けられている。このIUモータ51は、シート2の搬送の駆動源でもある。複数のトレイ25のそれぞれからシート2を取り出すピックアップローラ、およびシート2を一時的に停止させるタイミングローラ15には、クラッチを介してIUモータ51の回転駆動力が伝達される。
図2において、感光体4は、潜像(静電潜像)を形成するための像担持体であり、支持体であるドラムと一体に一方向に回転するよう駆動される。
帯電ローラ5は、接触式の帯電部材であり、感光体4に当接して回転しながら感光体4の周面を帯電させる。感光体4の周面のうちの一様に帯電した部分に対して画像データに基づいてパターン露光を行うことにより、印刷するべき画像の潜像を形成することができる。帯電ローラ5の回転は、感光体4との摩擦による従動回転でもよいし、周速度が感光体4と一致するよう駆動する駆動回転でもよい。
現像器7は、感光体の周面にトナーを付着させて潜像をトナー像として可視化する。現像器7は、例えばトナーをキャリアと混合して撹拌することにより帯電させる。そして、帯電したトナーを感光体4と近接する現像位置P7へ供給する。
クレーナ8は、例えばブレード式であり、感光体4の回転方向における一次転写位置P11に対する下流側の清掃位置P8においてブレードの先端を当接させて、感光体4の周面から残留トナーその他の付着物を除去する。
イレーサ9は、清掃位置P8に対する下流側の除電位置P9において感光体4の周面に残留電荷を減少させる波長の光を照射する。その照射範囲は、感光体4の回転軸方向の全長にわたる長さの帯状である。この照射により、照射位置(除電位置)P9において感光体4の周面が除電される。イレーサ9は、光源および光源を発光させるための給電回路を有している。
画像の形成に際して、帯電ローラ5には、高圧電源回路61によりマイナスの直流電圧(帯電DC出力V5dc)に交流電圧(帯電AC出力V5ac)を重畳した帯電バイアスV5が印加される。すなわち、いわゆるAC帯電方式による帯電が行われる。交流電圧の周波数は、例えば500〜2000Hz程度である。
回転している感光体4の表面のうち、帯電ローラ5に対する上流側の部分、すなわち帯電ローラ5に近づくよう移動する部分は、帯電バイアスV5のDC成分(V5dc)に対して相対的にプラス側の電位になっている。この部分が帯電ローラ5とのニップ部の上流側の近傍に到着すると、放電が始まる。放電電流の向きが交互に入れ替ることにより、帯電が均一になる。ニップ部から遠ざかるにつれて放電が弱まり、最終的に帯電DC出力V5dcに応じたマイナスの電荷が感光体4の表面に付与される。すなわち、ニップ部の下流側の帯電位置P5において感光体4の表面電位は、帯電位置P5の上流側での電位に対してマイナス側の帯電電位Vgになる。この帯電電位Vgは、帯電DC出力V5dcの可変により調整される。
このように帯電した感光体4に対して、露光位置P6においてプリントヘッド6からのレーザビームLBによるパターン露光が行われる。パターン露光により帯電荷が部分的に消失して潜像が形成される。潜像は、感光体4の回転に伴って現像位置P7へ移動する。
現像器7には、高圧電源回路62によりマイナスの直流電圧(現像DC出力V7dc)に交流電圧(現像AC出力V7ac)を重畳した現像バイアスV7が印加される。すなわち、いわゆるAC現像が行われる。直流電圧の印加により、現像器7内のトナーがマイナスの電荷を帯びる。帯電したトナーが感光体4のうちのパターン露光により電荷の消失したドットに付着することにより、潜像が現像されてトナー像となる。このとき、現像バイアスV7のAC成分(V7ac)は、キャリアから離れるトナーを増加させるとともにトナーをドットに集めて現像能力を高める作用を奏する。
一次転写ローラ11には、高圧電源回路63によりプラスまたはマイナスの直流定電圧(転写出力V11)が印加される。この転写出力V11は、感光体プロセスの進行段階に応じて切り替えられる。例えば、一次転写段階において、転写出力V11は、一次転写ローラ11を転写電位にバイアスするようプラスの電圧とされる。プラスの転写電位にバイアスすることにより、マイナスに帯電したトナー像を中間転写ベルト12に引き付ける。また、イメージングユニット3を画像形成が可能な状態に移行させる立上げ動作(準備動作)を行う段階において、転写出力V11は、マイナスの電圧とされる。すなわち、一次転写ローラ11をマイナスの非転写電位にバイアスする。これにより、飛散したトナーが一次転写ローラ11に付着するのを防ぐことができる。
図1に戻って、上段の給紙トレイ25a、中断の給紙トレイ25b、および下段の給紙トレイ25cの基本的な構成は同一であり、それぞれに多数枚のシート2(2a,2b,2c)をセットすることができる。セットするとは、給紙トレイの中に重ねて置いておくことを意味する。給紙トレイ25a〜25cにおいて、セットされるシート2a〜2cのサイズおよび種類が互いに同一である場合もあるし、サイズまたは種類が互いに異なる場合もある。
また、サイズが同じであっても、搬送方向M1に対する向き(セット方向)が異なる場合もある。すなわち、一般に、シート2は長辺と短辺とを有する長方形であるが、その長辺が搬送方向M1と平行になるいわゆる「縦向き」にセットされる場合と、長辺が搬送方向M1と直交するいわゆる「横向き」にセットされる場合とがある。
給紙トレイ25a〜25cには、それぞれにセットされるシート2a〜2cのサイズおよび向きを検出するためのサイズセンサ26a,26b,26cが設けられている。これらのサイズセンサ26a〜26cは、シート2a〜2cの搬送を開始する以前のタイミングでサイズおよび向きを検出することができる。
なお、サイズセンサ26a〜26cは、シート2a〜2cを位置決めするためにシート2a〜2cの端縁と接するよう配置される可動式の整合部材の位置をシート2a〜2cのサイズおよび向きとして検出するものであってよい。
手指しトレイ25dにも多数枚のシート2dを重ねてセットすることができる。サイズが許容範囲内であれば、向きは横向きでも縦向きでもよい。シート2dは、給紙トレイ25a〜25cに入り切らない長尺シートでもよい。
手指しトレイ25dには、セットされたシート2dのサイズおよび向きを検出する手指しサイズセンサ26dが設けられている。
なお、以下において、給紙トレイ25a〜25cおよび手指しトレイ25dを区別せずに「トレイ25」と記すことがある。
画像形成装置1の内部においてシート2が通る搬送経路30は、4つのトレイ25に1つずつ対応する給紙路31,32,33,34、および共通路35を含んでいる。給紙路31〜34は、それぞれに対応するトレイ25から取り出されたシート2のみが通る経路である。これに対して、共通路35は、セットされたトレイ25が異なるシート2a,2b,2c,2dのいずれもが通る経路、すなわち4つのトレイ25に共通の経路である。本実施形態では、手差しトレイ25dが上段の給紙トレイ25aよりも上側に配置されているので、給紙路34の終端となる合流点P2から排出ローラ18までの経路が共通路35となっている。なお、両面印刷のための表裏反転路の図示は省略されている。
さて、画像形成装置1は、シート2の種類を検知するためのシート属性センサ41を備え、シート属性センサ41の出力に基づいて検知した種類に応じて画像形成の動作条件を適切な画像が得られるように設定する。シート2の種類に応じて変更される動作条件は、シート2の搬送および感光体4などの回転を規定するプロセス速度(システム速度とも呼ばれる)、帯電バイアス、転写バイアス、および定着温度などである。動作条件について後に詳述する。
シート属性センサ41は、共通路35のうちの印刷位置P3に対する上流側の位置、詳しくはタイミングローラ15と合流点P2との間に配置されている。
共通路35に配置することにより、トレイ25の個数にかかわらず、単一のシート属性センサ41によりシート2a,2b,2c,2dの種類を検知することができ、センサの個数の削減による小型化およびコスト低減を図ることができる。
加えて、タイミングローラ15の上流側に配置することにより、種類を検知した後に印刷動作の条件を切り替える場合などにおいて、必要に応じてシート2を印刷位置P3の手前で待機させて切替えの時間を確保することができる。
シート属性センサ41は、種類の判別に用いる情報をシート2から取得する。例えば、シート属性センサ41は、タイミングローラ15に向かって移動中のシート2に検出光を照射し、シート2の表面で反射した検出光の受光量をシート2の平滑性を特定する情報として取得する。また、シート2を透過した検出光の受光量をシート2の坪量を特定する情報として取得する。そして、これらの受光量を示す検出信号を制御回路100に送る。
制御回路100は、検出信号に基づいてシート2における表面コートの有無を判別するとともに坪量を特定し、シート2の種類が表面コートの有無と坪量との組合せにより分類された複数の種類(想定された種類)のいずれであるかを検知する。
なお、シート属性センサ41は光センサに限らず、シート2の厚さを検出する変位センサ、含水量を検出する静電容量センサ、シート2の表面を撮像するカメラ、重なり・継ぎ目・段差などを検出する超音波センサ、または他のセンサを適宜組み合わせてシート属性センサ41を構成することができる。
画像形成装置1は、入力されたジョブの実行を開始する際に、ジョブに応じていずれかのトレイ25を選択する。例えば、ジョブにより指定されている出力画像サイズに対応するシート2がセットされているトレイ25を選択する。または、ジョブによりトレイ25が指定されている場合は、指定されているトレイ25を選択する。
選択したトレイ25について以前に検知したシート2の種類を記憶している場合は、つまり画像形成に使用するシート2の種類が確定している場合は、記憶している種類に対応する動作条件を画像形成に適用する動作条件として設定する。そして、選択したトレイ25からシート2を取り出して印刷を行う。この場合は、シート属性センサ41の出力に基づく種類の検知を行わない。
他方、選択したトレイ25について種類を記憶していない場合は、つまり種類が確定していない場合は、選択したトレイ25からシート2を取り出してタイミングローラ15まで搬送し、その間にシート属性センサ41の出力に基づいてシート2の種類の検知する。そして、検知した種類に対応する動作条件を画像形成に適用する動作条件として設定して印刷を行う。なお、連続印刷ジョブにおいては、1枚目のシート2について種類の検知を行い、2枚目以降のシート2については種類の検知を行わない。
シート2の種類を検知する場合には、予め定められた仮の種類のシート2が選択したトレイ25にセットされているものとして立上げ動作を行い、立上げ動作と並行して種類の検知を行う。仮の種類は、検知対象である複数の想定された種類のうちの1つである。この立上げ動作では、仮の種類に対応した動作条件(これを「仮の条件」と記す)を画像形成に適用する動作条件として暫定的に設定する。
種類の検知を立上げ動作と並行して行うことにより、種類を検知した後に立上げ動作を開始する場合と比べて、ジョブの開始から1枚目のシート2が排出されるまでの時間(FPOT)を短くすることができる。
なお、仮の種類を固定的に定めておいてもよいし、ユーザによる指定に応じて変更するようにしてもよい。
種類を検知すると、画像形成に適用する動作条件が確定する。すなわち、適用する動作条件は、検知した種類に対応した動作条件に決まる。以下において、新たに検知されまたは以前に検知されて記憶されている種類に対応した動作条件を「確定条件」と記すことがある。
検知した種類と仮の種類とが同一である場合は、動作条件の設定を変更することなく、立上げ動作に続いて画像形成動作を行う。これに対して、検知した種類と仮の種類とが同一でない場合は、動作条件の設定を仮の条件から確定条件に切り替えて画像形成動作を行う。
画像形成装置1は、立上げ動作を開始した後に動作条件の設定を切り替える場合における画質への影響を低減するための制御機能を有している。以下、この制御機能を中心に画像形成装置1の構成および動作を説明する。
図3には制御回路100の機能的構成が、図4にはトレイ情報D25のデータ構成の例が、図5には条件設定テーブルD10の例が、図6には判定テーブルD40の例が、それぞれ示されている。
図3において、制御回路100は、メイン制御部101、通信処理部102、画像形成制御部121、種類検知部122、立上げ制御部123、判定部124、および回復動作制御部125などを有している。これらの機能は、CPU(Central Processing Unit) を含む制御回路100のハードウェア構成により、および制御プログラムがCPUによって実行されることにより実現される。
メイン制御部101は、画像形成装置1の全体の制御を受け持つコントローラである。メイン制御部101は、通信処理部102とホスト装置との通信によりジョブが入力されると、そのジョブにより指定された枚数の印刷を行うよう画像形成制御部121などに指令を与える。
また、メイン制御部101は、サイズセンサ群26、すなわちサイズセンサ26a〜26cおよび手指しサイズセンサ26dにより、各トレイ25にセットされているシート2のサイズDsおよび向きDdを検知する。そして、検知したサイズDsおよび向きDdをトレイ情報D25の一部として記憶する。
トレイ情報D25は、図4に示すように、トレイ25ごとに、セットされているシート2のサイズDs、向きDd、および種類検知部122により検知された種類Dkを示す。図4の状態では、給紙トレイ25aに対応する種類Dkは、「不明」となっている。つまり、種類Dkが記憶されていない。これは、給紙トレイ25aにシート2がセットされた後に種類Dkの検知が行われていないか、または、検知された後に給紙トレイ25aを引き出す操作が行われたことからシート2が交換された可能性があると判断され、以前の検知結果が無効とされたことを意味する。
なお、給紙トレイ25b,26bおよび手指しトレイ25dについては、それぞれに対応する以前に検知された種類Dkが記憶されている。
図3に戻って、メイン制御部101は、ジョブが入力されると、上に述べたようにジョブに適したトレイ25を選択する。
選択したトレイ25について種類Dkが記憶されている場合は、その記憶されている種類Dkを立上げ制御部123および画像形成制御部121に通知するとともに所定の制御を行うよう指令する。
他方、選択したトレイ25について種類Dkが記憶されていない場合は、種類検知部122に種類Dkの検知を行うよう指令するとともに、種類Dkの検知を行うことを立上げ制御部123および画像形成制御部121に通知する。
立上げ制御部123は、立上げ動作を行うよう回転駆動部50および高圧電源回路群30などを制御する。回転駆動部50は、IUモータ51およびその回転駆動力を伝達するクラッチなどから構成される。高圧電源回路群30は、高圧電源回路31,32,33を含んでいる。立上げ動作について後に詳述する。
立上げ制御部123は、メイン制御部101から種類Dkが通知された場合には、通知された種類Dkに対応する動作条件値Dcを条件設定テーブルD10から読み出し、読み出した動作条件値Dcで画像を形成するための立上げ動作を行うよう制御する。
また、立上げ制御部123は、メイン制御部101から種類Dkの検知を行うことが通知された場合には、シート2の種類Dkが検知される以前に、仮の条件Dkpで画像を形成するための立上げ動作を行うよう制御する。
条件設定テーブルD10は、シート2の種類Dkに応じて設定するべき動作条件を示す制御情報であり、図5に示すように、想定された複数の種類Dkのそれぞれに対応する動作条件値Dcを示す。
本実施形態において、シート2は、坪量により7個(薄紙、普通紙、厚紙1、厚紙2、厚紙3、厚紙4、厚紙5)に区分けされ、さらにそれぞれ表面の平滑性により非コート(A)とコート(B)とに区分けされている。すなわち、薄紙A、薄紙B、普通紙A、普通紙B、厚紙1A、厚紙1B、厚紙2A、厚紙2B、厚紙3A、厚紙3B、厚紙4A、厚紙4B、厚紙5A、厚紙5Bの14個の種類Dkが想定されている。
これらの14個の種類Dkのそれぞれに、動作条件値Dcとして、プロセス速度(画像形成速度)Vs、カブリマージンVm、定着温度(定着設定温度)Ts、および二次転写出力V16が対応づけられている。
プロセス速度Vsは、二次転写および定着におけるシート2の搬送速度、感光体4の周速度、および中間転写ベルト12の移動速度などを規定する条件である。図5の例において、薄紙および普通紙のプロセス速度Vsは、最も速い290mm/sとされ、厚紙1〜3のプロセス速度Vsは、次に速い210mm/sとされ、厚紙4、5のプロセス速度Vsは、最も遅い105mm/sとされている。
カブリマージンVmは、カブリを防ぐための条件であり、感光体4の帯電電位Vgと現像DC出力V7dcとの差である。本実施形態においては、現像DC出力V7dcが固定とされることから、カブリマージンVmは帯電電位Vgを規定する条件である。カブリマージンVmは、帯電電位Vgを実質的に決定する帯電DC出力V5dcの制御により調整される。
定着温度Tsは、定着器17における定着ヒータ17Hによる加熱温度であり、二次転写出力V16は、二次転写ローラ16をバイアスする高圧電源回路の出力電圧である。
条件設定テーブルD10における14個の種類Dkのうち、例えば厚紙5Aが仮の種類Dkpとして定められている。この厚紙5Aは、対応するプロセス速度Vsが最も遅い種類群のうちの1つである。つまり、種類Dkを検知する場合に暫定的に設定する仮の条件は、プロセス速度Vsが最も遅い動作条件とされている。
種類Dkを検知する場合にプロセス速度Vsを遅くすることにより、シート属性センサ41の検出可能範囲をシート2が通過する時間が長くなるので、制御周期で行う検出の回数が多くなり、検出の精度が高くなる。また、遅く搬送するべきシート2を速く搬送したときに起こりやすいジャムを起こりにくくすることができる。
ただし、対応するプロセス速度Vsが最も遅い種類以外を仮の種類Dkpに定めてもよい。例えばユーザによる指定または過去の使用実績に従って、ユーザが最もよく使用するシート2の種類Dkを仮の種類Dkpに定めておくことができる。
再び図3に戻って、種類検知部122は、シート属性センサ41から出力される検出信号S41に基づいて、トレイ25から取り出されて共通路35に搬送されたシート2の種類Dkを検知する。詳しくは、メイン制御部101から検知指令を受けると、所定の適切なタイミングで検出信号S41を取り込み、検出信号S41の値と14個の種類Dkとを対応づける判別情報D20から、検出信号S41の値に対応する種類Dkdを検知結果として取得する。すなわちシート2の種類Dkが14個の種類Dkのいずれであるかを検知する。そして、このようにして検知した種類Dkdを判定部124およびメイン制御部101に通知する。
判定部124は、検知された種類Dkdが通知されると、検知された種類種類Dkdに対応する動作条件である確定条件と仮の条件との差異の大きさに基づいて、確定条件での画像形成を開始する前に画像形成時の状態を適正化するための回復動作を行うか否かを判定する。詳しくは次の通りである。
検知した種類Dkdが仮の種類Dkpと異なる場合には、立上げ動作を開始してから画像形成を開始するまでに動作条件を切り替える必要がある。動作条件としての複数の動作条件値Dcが一斉に切り替わるのが理想である。しかし、実際には、画像形成装置1の動作環境、制御回路100の出力特性、または感光体4の帯電特性などが関係することから、動作条件値Dcどうしの間で切り替わりのタイミングにずれが生じることがある。
例えばプロセス速度Vsの変更に対してカブリマージンVmの変更が追従しない場合には、画像形成時のカブリマージンVmが小さく設定された状態となるので、カブリが発生する。逆に、カブリマージンVmの変更に対してプロセス速度Vsの変更が追従しない場合には、キャリア付着が起こるおそれがある。
そこで、判定部124による判定では、図5に示した動作条件値Dcのうちの感光体プロセスに関わるプロセス速度VsおよびカブリマージンVmに着目する。
仮の種類Dkpと検知された種類Dkdとの間において、プロセス速度Vsの差が0か(等しいか)、差がしきい値(thΔVs)よりも小さいか、または差がしきい値(thΔVs)よりも大きいかを判別する。つまり、仮の条件から確定条件へ動作条件の設定を切り替える際に、プロセス速度Vsの変更がないか、変更があってもその変更量が小さいか、または変更量が大きいかを判別する。
同様に、カブリマージンVmについても、仮の条件から確定条件へ切り替える際に、変更がないか、変更があってもその変更量がしきい値(thΔVm)よりも小さいか、または変更量がしきい値(thΔVm)よりも大きいかを判別する。
そして、判定部124は、プロセス速度Vsについての判別結果とカブリマージンVmについての判別結果との組合せに基づいて、回復動作を行うか否かを判定テーブルD40に従って判定する。
図6に示すように、判定テーブルD40においては、検知された種類DkdがグループAおよびグループBa〜Bhの9個のグループに区分けされ、グループごとに、回復動作の要否、行うべき回復動作、および種類検知後の動作が示されている。
グループAは、プロセス速度Vsの変更がなくかつカブリマージンVmの変更もないグループである。検知された種類DkdがグループAである場合は回復動作は不要であると、定められている。
グループBa〜Bhは、プロセス速度VsおよびカブリマージンVmの少なくとも一方を変更するグループである。
グループBaは、プロセス速度Vsの変更はないがカブリマージンVmの変更量が小さいグループである。検知された種類DkdがグループBaである場合も回復動作は不要と、定めらている。
グループBbは、プロセス速度Vsの変更はないがカブリマージンVmの変更量が大きいグループである。検知された種類DkdがグループBbである場合は回復動作として空回転動作を行う必要があると、定められている。
空回転動作とは、一次転写ローラ11を非転写電位に保った状態で感光体4における立上げ動作により帯電した領域4A(図2参照)が除電されるよう感光体4を回転させる動作である。すなわち、領域4Aの後端(回転方向における上流側の端縁)が帯電位置P5から少なくとも除電位置P9を通り過ぎるまで移動させる。
空回転動作を行うことにより、たとえ動作条件の切替えによりに感光体4の状態が乱れてトナーまたはキャリアが付着したとしても、それらの付着物は中間転写ベルト12に転写されず、除電位置P9の上流側の清掃位置P8においてクリーナ8により除去される。なお、空回転動作に続く画像形成動作では、除電後の感光体4に対して確定条件で帯電が行われる。
グループBcは、プロセス速度Vsの変更量が小さくカブリマージンVmの変更がないグループである。検知された種類DkdがグループBcである場合は回復動作は不要であると、定められている。
グループBdは、プロセス速度Vsの変更量が小さくカブリマージンVmの変更量が小さいグループである。検知された種類DkdがグループBdである場合も回復動作は不要であると、定められている。
グループBeは、プロセス速度Vsの変更量が小さくカブリマージンVmの変更量が大きいグループである。検知された種類DkdがグループBeである場合は回復動作として立下げ動作を行う必要があると、定められている。
立下げ動作とは、感光体4を仮の条件での立上げ動作の開始直前の状態に戻すための動作である。立下げ動作では、帯電ローラ5、現像器7、およびイレーサ9をいったんオフ状態にする。なお、この立下げ動作に続いて、確定条件で画像を形成するための再立上げ動作が行われる。
グループBfは、プロセス速度Vsの変更量は大きいが小さくカブリマージンVmの変更はないグループである。検知された種類DkdがグループBfである場合は回復動作として空回転動作を行う必要があると、定められている。
グループBgは、プロセス速度Vsの変更量が大きくかつカブリマージンVmの変更量が小さいグループである。検知された種類DkdがグループBgである場合は回復動作として空回転動作を行う必要があると、定められている。
グループBhは、プロセス速度Vsの変更量が大きくかつカブリマージンVmの変更量も大きいグループである。検知された種類DkdがグループBhである場合は回復動作として立下げ動作を行う必要があると、定められている。
このような判定テーブルD40に従う判定において、プロセス速度Vsの変更量のしきい値thΔVsを例えば110[ mm/s] とし、カブリマージンVmの変更量のしきい値thΔVmを例えば40[ V] とした場合、回復動作の要否は次の通り判定される。
図5を参照して、仮の種類Dkpを「厚紙5A」と定めた場合においては、検知された種類Dkdが薄紙Aまたは普通紙Aであったときに、回復動作として空回転動作を行う必要があると判定される。また、検知された種類Dkdが薄紙Bまたは普通紙Bであったときに、回復動作として立下げ動作を行う必要があると判定される。検知された種類Dkdが他の種類Dk(厚紙1A、1B、厚紙2A、2B、厚紙3A、3B、厚紙4A、4B、厚紙5A、5B)であったときには、回復動作を行う必要はないと判定される。
また、仮の種類Dkpを「普通紙A」と定めた場合においては、検知された種類Dkdが厚紙4A、厚紙4B、厚紙5A、または厚紙5Bであったときに、回復動作として空回転動作を行う必要があると判定される。他の種類Dk(薄紙、普通紙、厚紙1〜3)であったときには、回復動作を行う必要はないと判定される。
図7には種類検知を行わない場合の制御の例が、図8には種類検知を行う場合の制御の第1例が、図9には同じく第2例が、図10には同じく第3例が、図11には同じく第4例が、それぞれ示されている。これらの図7〜図11の例においては、2枚のシート2のそれぞれの片面に画像を形成する連続印刷ジョブを実行する場合が想定されている。2枚のシート2は、互いに所定の間隔(いわゆる紙間)を設けて連続的に印刷位置P3を通過するよう搬送され、それにタイミングを合わせて感光体プロセスが行われる。また、図8〜図11の例において、仮の種類Dkpは、厚紙5Aであるものとする。
例として想定した連続印刷ジョブにおいて、感光体プロセスの進行は、基本的には、図7に示すように立上げ段階T10から始まって、1枚目の印刷段階(印刷中)T21、紙間段階T31、2枚目の印刷段階(印刷中)T22、および立下げ段階T40で終わる。
ジョブに応じて選択したトレイ25について種類Dkが記憶されている場合は、図7の例のように、その種類Dkに対応した動作条件(確定条件)で画像を形成するよう画像形成装置1の制御が行われる。
すなわち、ジョブが入力されると、タイミングt1において、IUモータ51をオンにして感光体4を記憶されている種類Dkに対応したプロセス速度Vsで回転させる。また、イレーサ9をオンにするとともに、転写部が汚れるのを防ぐために転写出力V11をマイナスのクリーニング出力とする。
感光体4の回転が安定した後のタイミングt2において、帯電DC出力V5dcをオンとし、感光体4における帯電された領域が現像位置P7に到着するタイミングt3において、現像DC出力V7dcを現像を可能にする印字出力とする。これにより、画像形成の準備が完了する。IUモータ51のオンから現像DC出力V7dcのオンまでの一連の流れが感光体プロセスの立上げ動作である。立上げ動作では、プリントヘッド6による露光は行わない。
潜像の形成を開始するタイミングt4において、現像AC出力V7acをオンとするとともに、転写出力V11をプラスのクリーニング出力とする。潜像が転写位置P11を通過するタイミングt5からタイミングt6まで、転写出力V11をプラスの印字出力にして一次転写ローラ11を転写電位にバイアスする。タイミングt6において、転写出力V11をプラスの予備出力にする。
次の潜像形成までの待ち状態となるタイミングt7からタイミングt8まで、現像AC出力V7acをオフとする。また、現像DC出力V7dcを像間出力とし、転写出力V11をマイナスの紙間出力とする。
2回目の潜像の形成を開始するタイミングt8において、現像AC出力V7acを再びオンとし、現像DC出力V7dcを印字出力にする。潜像が転写位置P11を通過するタイミングt9からタイミングt10まで、転写出力V11を印字出力にする。
一次転写が終わった後のタイミングt11において、現像AC出力V7acをオフにするとともに、帯電DC出力V5dcをオフにする。その後に、現像DC出力V7dc、イレーサ9、IUモータ51、および転写出力V11を順次にオフにする(t12、t13、t14、t15)。
図8の例においては、選択したトレイ25について種類Dkが記憶されていないことから種類Dkの検知を行う。しかし、検知した種類Dkdが仮の種類Dkpと同一であることから、立上げ動作の開始後に動作条件を切り替えることなく画像を形成する。
図8の例の制御は、基本的には図7の例の制御と同様である。ただし、図8の例における仮の種類Dkpは、図7の例におけるシート2の種類Dkと異なる。このため、図8において、タイミングt1〜t11における帯電DC出力V5dc、およびタイミングt5〜t6、t9〜t10における転写出力V11は、図7の例と図8の例とで異なる。
また、図8の例においては、立上げ動作と並行して、シート2が検出位置に到着したタイミングt20から種類検知が行われる。
図9の例においては、図8の例と同様に種類Dkの検知を行い、検知した種類Dkdが仮の種類Dkpと異なることから、立上げ動作の開始後に動作条件を切り替えて画像を形成する。動作条件を切り替える際に、回復動作を行う必要はないと判断し、回復動作を行うことなく画像を形成する。
図9においては、図8との差異として、タイミングt14にIUモータ51の回転速度および帯電DC出力V5dcが仮の条件から確定条件へ切り替えられている。また、タイミングt5〜t6、t9〜t10における転写出力V11は、確定条件とされている。
図10の例においては、図9の例と同様に、選択したトレイ25について種類Dkが記憶されていないことから種類Dkの検知を行う。検知した種類Dkdは、仮の種類Dkpと異なる。回復動作として空回転動作を行い、その後に画像を形成する。
図10において、立上げ段階T10と1枚目の印刷段階T21との間に、空回転段階T51が挿入されている。
種類Dkを検知して回復動作を行う必要があると判定したタイミングt31において、図8の例ではタイミングt4で行なったのと同様に、IUモータ51の回転速度および帯電DC出力V5dcを仮の条件から確定条件へ切り替える。
しかし、図10中に破線で囲んで示す通り、転写出力V11は、タイミングt31において切り替えられず、立上げ段階T10から引き続いて空回転段階T51の終了までクリーニング出力に保たれる。これにより、空回転段階T51において、一次転写ローラ11は、非転写電位とされる。
なお、空回転段階T51におけるIUモータ51、イレーサ9、帯電DC出力V5dc、および現像DC出力V7dcは、印刷段階T21,T22における状態と同じ状態に制御される。これにより、空回転段階T51から印刷段階T21への移行を迅速化することができる。また、空回転動作を終えたタイミングt4以降の制御は、図9の例の制御と同様である。
図11の例においては、図10の例と同様に種類Dkの検知を行う。検知した種類Dkdは、仮の種類Dkpと異なる。回復動作として空回転動作ではなく立下げ動作を行い、その後に再立上げ動作を行って画像を形成する。
図11において、立上げ段階T10と1枚目の印刷段階T21との間に、立下げ段階T52および再立上げ段階T53が挿入されている。
タイミングt31において、帯電DC出力V5dcをオフにする。その後に、現像DC出力V7dc、イレーサ9、IUモータ51、および転写出力V11を順次にオフにする(t32、t33、t34、t35)。これらの一連の流れが回復動作としての立下げ動作となる。
タイミングt35の後のタイミングt36において、IUモータ51をオンにして感光体4を確定条件のプロセス速度Vsで回転させる。また、イレーサ9をオンにするとともに、転写出力V11をマイナスのクリーニング出力とする。
感光体4の回転が安定した後のタイミングt37において、帯電DC出力V5dcをオンとし、感光体4における帯電された領域が現像位置P7に到着するタイミングt38において、現像DC出力V7dcを印字出力とする。これにより、確定条件での画像形成の準備が完了する。IUモータ51のオンから現像DC出力V7dcのオンまでの一連の流れが感光体プロセスの再立上げ動作である。再立上げ動作を終えた後のタイミングt4以降の制御は、図9の例の制御と同様である。
図12には画像形成装置1における処理の流れが、図13には検知した種類に応じた処理の流れが、それぞれ示されている。
図12において、画像形成装置1はジョブの入力を待つ(#201)。ジョブが入力されると(#201でYES)、トレイ情報D25を参照してトレイ25を選択し(#202)、使用するシート2の種類Dkが確定しているか否か、すなわち選択したトレイ25に対して種類Dkが記憶されているか否かをチェックする(#203)。
種類Dkが確定している場合は(#203でYES)、確定条件による画像形成のための準備(立上げ動作)を行い(#204)、画像形成を行う(#205)。
種類Dkが確定していない場合は(#203でNO)、仮の種類Dkpに対応する仮の条件を画像形成に適用する動作条件として暫定的に設定し(#206)、仮の条件による画像形成のための準備を開始する(#207)。
画像形成のための準備と並行して種類Dkの検知を行い(#208)、検知した種類Dkdと仮の種類Dkpとを比較する(#209)。
検知した種類Dkdと仮の種類Dkpとが一致する場合は(#209でYES)、確定条件を画像形成に適用する動作条件として設定する(#210)。これは、暫定的に設定した動作条件を画像形成に適用する動作条件として維持するものである。動作条件を設定した後、画像形成を行う(#205)。
検知した種類Dkdと仮の種類Dkpとが一致しない場合は(#209でNO)、回復動作の要否の判定を含む「検知した種類に応じた処理」を行い(#211)、その後に画像形成を行う(#205)。
図13において、帯電電位Vgの変更が必要か否か、つまり検知した種類Dkdに対応するカブリマージンVmと仮の種類Dkpに対応するカブリマージンVmとが等しいか否かをチェックする(#301)。
帯電電位Vgの変更が必要ではない場合は(#301でNO)、続いて、プロセス速度Vsの変更が必要か否かをチェックする(#302)。
プロセス速度Vsの変更が必要ではない場合は(#302でNO)、仮の条件とした動作条件の設定を維持し(#303)、図12のフローにリターンする。
プロセス速度Vsの変更が必要である場合は(#302でYES)、その変更量がしきい値thΔVs以上か否かを判別する(#304)。変更量がしきい値thΔVs以上でなければ(#304でNO)、仮の条件とした動作条件の設定を維持する(#305)。
プロセス速度Vsの変更量がしきい値thΔVs以上である場合は(#304でYES)、動作条件の設定を仮の条件から確定条件へ切り替え(#306)、空回転動作を行う(#307)。
帯電電位Vgの変更が必要である場合は(#301でYES)、その変更量がしきい値thΔVm以上か否かを判別する(#308)。
帯電電位Vgの変更量がしきい値thΔVm以上でなければ(#308でNO)、続いて、プロセス速度Vsの変更が必要か否かをチェックする(#309)。
プロセス速度Vsの変更が必要ではない場合は(#309でNO)、仮の条件とした動作条件の設定を維持する(#310)。
プロセス速度Vsの変更が必要である場合は(#309でYES)、その変更量がしきい値thΔVs以上か否かを判別する(#311)。
プロセス速度Vsの変更量がしきい値thΔVs以上でなければ(#311でNO)、仮の条件とした動作条件の設定を維持する(#310)。変更量がしきい値thΔVs以上であれば(#311でYES)、動作条件の設定を仮の条件から確定条件へ切り替え(#312)、空回転動作を行う(#313)。
帯電電位Vgの変更量がしきい値thΔVm以上である場合も(#308でYES)、プロセス速度Vsの変更が必要か否かをチェックする(#314)。
プロセス速度Vsの変更が必要ではない場合は(#314でNO)、動作条件の設定を仮の条件から確定条件へ切り替え(#312)、空回転動作を行う(#313)。
プロセス速度Vsの変更が必要である場合は(#314でYES)、立下げ動作を行い(#315)、その後に、動作条件の設定を仮の条件から確定条件へ切り替え(#316)、再立上げ動作を行う(#317)。
以上の実施形態によると、動作条件の切替えに因る画質の低下を低減する回復動作を必要に応じて行うので、画像形成が可能な状態に移行する途中で画像形成の動作条件を切り替えても、切り替えない場合と同様の画質の画像を形成することができる。
動作条件を切り替える場合であっても、切替えの影響が小さいと判断したときには、回復動作を行わないので、動作条件を切り替えない場合と同様の生産性を確保することができる。
上に述べた実施形態において、回復動作の要否を判定する際に、帯電電位Vgを先にチェックしてプロセス速度Vsを後にチェックする順番で仮の条件と確定条件との乖離を確認する処理の流れを示したが、チェックの順番はこれに限らない。プロセス速度Vsを先にチェックして帯電電位Vgを後にチェックしてもよい。
回復動作は、カブリまたはキャリアの付着による白抜けを防ぐための動作、すなわち主として感光体プロセスに対する動作条件の切替えの影響を低減する動作に限らない。二次転写プロセスまたは定着プロセスに対する動作条件の切替えの影響を低減するものもよい。また、複数のプロセスとの組合せに対する影響を低減するものもでもよい。
図5に示したように坪量と平滑性とにより区分けした種類Dkに応じて、プロセス速度Vs、定着温度(定着設定温度)Ts、および二次転写出力V16を設定する場合には、次のような影響が生じるおそれがある。
すなわち、プロセス速度Vsに対して二次転写出力V16が不足する場合には、画像濃度が低下したり画像のガサツキ(粒状感、ザラツキともいう)が発生したりする。反対に二次転写出力V16が過剰となる場合には、画像の白抜けが発生する。
また、プロセス速度Vsに対して定着温度Tsが不足する場合には、画像光沢が低下したりトナー像が部分的に加熱ローラに付着する画像オフセットが発生したりする。反対に定着温度Tsが過剰となる場合には、シート2がカールしたり定着分離不良が発生したりする。
これらの影響を低減するの回復動作の例としては、中間転写体ベルト12の空回転が挙げられる。感光体4の空回転と類似の操作であるが、動作条件を切り替えた後に直ちに画像形成を開始せずに、中間転写体ベルト12を回転させる時間を設ける。これにより、二次転写出力V16および定着温度Tsが安定した状態で二次転写および定着を行うことができる。また、感光体プロセスの立上げ動作に際して中間転写体ベルト12に付着した異物(キャリア、トナー、紙粉など)がシート2に移動するのを防ぐことができる。異物は、中間転写体ベルト12を清掃するクリーナにより回収することができる。
また、種類Dkの違いによる感光体プロセス条件の乖離のみならず、定着プロセス条件の乖離に対して回復動作を行うことも可能である。この回復動作の例としては、定着温度Vsの設定を変更することが挙げられる。
すなわち、動作条件を切り替えるときに、確定条件の定着温度Vsよりも高い温度または低い温度にいったん変更し、その後に確定条件の定着温度Vsに変更する。つまり、仮の条件の温度に近づける温調制御と確定条件の温度に近づける温調制御との間に、仮の条件と異なりかつ確定条件とも異なる定着温度Vsに近づける温調制御を挿入する。これにより、立上げ動作の開始から画像形成の開始までの定着温度Vsの変化を緩やかにすることが可能であって、定着プロセスでの不具合を無くすことができる。
例えば、仮の条件の温度Tspが確定条件の温度Tsdよりも高い場合であって、立上げ動作において温度Tspに向けての昇温の途中で温度Tsdよりも低い段階で動作条件を切り替える状況が考えられる。動作条件を切り替える際に、いきなり温調の目標を温度Tspから温度Tsdに変更すると、温度Tsdを超えてから温度Tsdに下がるオーバーシュートが生じるおそれがある。温調の目標をいったん温度Tsdよりも低い温度に選定することにより、昇温が緩やかになる。温度変化を、温度Tsdを超えることなく温度Tsdに単調に近づく変化とすることができる。
上に述べた実施形態において、条件設定テーブルD10および判定テーブルD40の内容は、例示のものに限らず変更可能である。例えば、判定テーブルD40は、14個の種類Dkごとに、他の13個の種類Dkのそれぞれについてそれが検知された種類Dkdとなった場合に回復動作を行うか否か示すものであってもよい。これによると、プロセス速度Vsおよび帯電電位Vgの変更量の大小を判別する処理を省略することができる。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、動作および処理の内容、順序、またはタイミング、動作条件値Dcの項目、個数、および具体値、しきい値thΔVs,thΔVmなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
2 シート
4 感光体
4m 帯電した領域
5 帯電ローラ(帯電部材)
9 イレーサ
11 一次転写ローラ(転写部材)
12 中間転写ベルト(被転写体)
17 定着器
35 共通路(搬送経路)
41 シート属性センサ(センサ)
121 画像形成制御部
122 種類検知部(検知部)
123 立上げ制御部
124 判定部
125 回復動作制御部
Dk 種類
T10 立上げ段階(立上げ動作)
T51 空回転段階(回復動作、空回転動作)
T52 立下げ段階(回復動作、立下げ動作)
Ts 定着温度
Vg 帯電電位
Vs プロセス速度(画像形成速度)

Claims (8)

  1. シートの種類に応じて設定される動作条件で前記シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記シートの搬送経路に設けられたセンサの出力に基づいて前記シートの種類が複数の想定された種類のいずれであるかを検知する検知部と、
    前記シートの種類が検知される以前に、前記複数の想定された種類のうちの1つに対応する動作条件である仮の条件で前記画像を形成するための立上げ動作を行うよう制御する立上げ制御部と、
    前記シートの種類が検知されたときに、検知された種類に対応する動作条件である確定条件と前記仮の条件との差異の大きさに基づいて、前記確定条件での画像形成を開始する前に画像形成時の状態を適正化するための回復動作を行うか否かを判定する判定部と、
    前記回復動作を行うと判定された場合に、当該回復動作を行うよう制御する回復動作制御部と、
    前記回復動作が行われた後に前記確定条件で画像形成を行うよう制御する画像形成制御部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定部は、前記確定条件の画像形成速度と前記仮の条件の画像形成速度との差がしきい値以上である場合に、前記回復動作を行うと判定する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 感光体、前記感光体を帯電させる帯電部材、および前記感光体からトナー像を被転写体に転写させる転写部材を用いて前記画像を形成する電子写真式の画像形成装置であり、
    前記判定部は、前記確定条件に含まれる前記感光体の帯電電位と前記仮の条件に含まれる前記感光体の帯電電位との差がしきい値以上である場合に、前記回復動作を行うと判定する、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー像を転写した後の前記感光体を除電するイレーサを有し、
    前記回復動作制御部は、前記転写部材を非転写電位に保った状態で前記感光体における前記立上げ動作により帯電した領域が除電されるよう当該感光体を回転させる空回転動作を前記回復動作として行うよう制御する、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記回復動作制御部は、前記被転写体を所定の時間にわたって回転させる動作を前記回復動作として行うよう制御する、
    請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 前記回復動作制御部は、前記空回転動作、または、前記感光体を前記立上げ動作の開始直前の状態に戻すための立下げ動作を前記回復動作として行うよう制御する、
    請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー像が転写された前記シートを加熱する定着器を有し、
    前記回復動作制御部は、前記定着器の温度が前記確定条件に含まれる定着温度に緩やかに近づくよう温度調整の目標温度を当該定着温度と異なる温度に設定する動作を前記回復動作として行う、
    請求項3ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記仮の条件は、前記複数の想定された種類のそれぞれに対応する動作条件のうち、画像形成速度が最も遅い動作条件である、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
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