JP2007199396A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低容量ヒータを用いたオンデマンド定着器を搭載し、単一モータですべての回転負荷を駆動するプリンタにおいて、定着器のヒータ立ち上げを速やかに行うために立ち上げ時に回転速度を低くすることによる作像系の不具合を解消する。
【解決手段】 メインモータは、ヒータ立ち上げ時は低速で、ヒータが目標温度付近まで来たときにプロセススピードで回転するよう切り替える。低速時と高速時で、ドラムへの帯電量を可変とする。または、ヒータ立ち上げ時はまったく高圧をかけないよう制御する。
また、転写ATVC制御をプロセススピードのとき、転写クリーニング制御をヒータ立ち上げ時に行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置において、駆動用に給されるモータの回転数を必要に応じて可変するよう構成された駆動源回転制御方法および装置に関する。
本発明が主に適用範囲とする加熱定着装置の一例を図3に示す。
定着ヒータ114は、熱容量が小さいセラミックなどで構成され、定着フィルム115を介して記録材に対して定着のための熱を供給する。
加圧ローラ116と、前記定着フィルム115は接することによって定着ニップ部を生成し、かつ、駆動力は非図示のモータによって加圧ローラ116に供給され、前記定着フィルム115は前記加圧ローラ116に従動する。
未定着トナー像を担持した記録材は、前記定着ニップ部にて加圧ローラ116による駆動を受けることで挟持搬送しつつ加熱されて、前記記録材上に前記トナー像を定着させるよう構成される。
このように構成することで、本加熱定着器は、電源オン後すぐにプリント可とするクイックスタートの実現と、スタンバイ中(プリント非確定時)の通電量ゼロを実現できる。
すなわち、定着ヒータ114の熱容量が小さいので、通電を開始するとすぐに温度が上昇し、速やかに定着に必要な温度に達することができるので、クイックスタートが実現できる。
また、プリント動作確定後の準備動作(ここでは「前回転」と表現する)において加熱を開始すれば、他の画像形成プロセス(高圧・レーザー・記録材搬送など)の準備が完了するまでの間に加熱定着器の準備も完了できるので、結果としてスタンバイ中の予熱動作を必要とせず、通電量をゼロにできる。
本発明が適用の対象としている画像形成装置は、一般にプロセススピードを1つしかもたず、搬送スピードもそれにあわせて作られているので、少なくともプリント中において定着器の回転速度はプロセススピードと略同一の関係にある。
一方で前回転では、定着器の回転速度は、必ずしもプロセススピードと同一である必要はない。またさらに、前回転では、定着器の回転速度を速くしすぎると、温度の立ち上がりが鈍くなるという事情がある。なぜならば、回転数が速いということは、放熱が多くなるということであり、温度向上に関しては負に作用するからである。
そういった事情から、従来は、例えば特許文献1に記載されているように、定着器を独立して回転させるモータを設け、前述のように定着を行う前まで低速で回転させていた。
特許文献2に記載の技術は、単一のモータで全負荷を駆動させるプリンタにおいて、ヒータを立ち上げたあと所定の温度に達するまではモータを低い回転数で回転させた後にプロセススピードに変速するとともに、低速回転中とプロセススピードでの回転中とで画像形成条件を変更することで、前述の高圧に関する不具合を解消していた。
特開平5−150675 特開平6−118761
ところで、プロセススピードを1つしか持たない、多くの場合低コスト白黒プリンタと言われる部類のプリンタでは、図2に示すように、モータも1つで全負荷を駆動させるという構成をとることがある。モータを多く持つことは、そのままコスト高に結びつくので、良くとられる構成である。
しかしながら、モータを1つで構成すると、すべての負荷の回転数が比例関係になるので、前記従来の技術とは異なり、定着ローラの回転速度を変えることによって、作像系、すなわち、感光ドラム、帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、クリーニングローラもその回転数に比例して変わるという事情がある。このような構成で、ヒータの立ち上げを行うための低速回転中に通常の作像系の動作を行うと、作像系に不具合がおきることがある。例えば前述の帯電ローラによって感光ドラムに対してプロセススピードで回転中に印加する高電圧と同じ電圧を付与すると、高圧ドラムが劣化したり破損したりしてしまう可能性がある。
また、上記関連技術は、単一モータの変速に関するものであるが、プロセススピードに切り替えるための温度が略一定であり、定着器の温度に関連付けられていなかったため、定着温度に達するまでの定着器の速度がプロセススピードで速過ぎてしまい、立ち上がりが遅くなるという問題点があった。
本発明は、以上述べてきた事情に鑑み、定着器の回転速度を、温度立ち上がり時はプロセススピードより遅く回転させることにより、スループットと最初のページの印刷完了までの時間(FPOT:First Print Out Time)の短縮を図るという目的を、モータ1つで構成される画像形成装置に導入する時に生じる、前述の作像系の不具合を解消することを目的とする。そのために、1モーターの構成とした上で、定着立ち上げ時は低速、目標温度近傍で高速に切り替え、その前後で帯電条件を変えることでことで、上記課題の解決を図るものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、
少なくとも画像担持体と、前記画像担持体に対して電位を付与する帯電手段とを具備し、前記画像担持体上に未定着トナー像を形成し、かつ前記未定着トナー像を記録材上に転写するよう構成された画像形成プロセス部と、
一対の定着回転体を接触させて定着ニップ部を構成し、前記画像形成プロセス部によって転写された未定着トナー像を担持した前記記録材を前記定着ニップ部にて挟持搬送しつつ加熱し、前記記録材上に前記トナー像を定着させるよう構成された定着手段と、
前記定着に供する定着温度と、
少なくとも前記定着回転体と、前記画像担持体とが同一駆動となるように駆動力を提供する回転駆動源と、
前記回転駆動源の回転速度を制御する回転制御手段と、
前記加熱体の加熱を開始し、前記加熱体に対して通電を行う加熱体立ち上げ時において、前記回転駆動源が回転する第1の回転速度と、
前記定着器が、前記未定着トナー像を定着させるため、および前記画像形成プロセス部が画像形成を行うために前記回転駆動源が回転する前記第1の回転速度より速い第2の回転速度と、
前記第1の回転速度から前記第2の回転速度に切り替えるために設定された、前記定着温度に関連付けられて設定される移行温度と、
前記回転駆動原による前記第1の回転速度による駆動を開始し、前記開始タイミングに関連付けられたタイミングで前記温度制御手段による前記加熱体への通電を開始し、前記温度検知手段の検知信号が、前記移行温度に到達したタイミングで前記第2の回転速度に回転数を変更するように制御するシーケンス制御手段と、
前記回転駆動源が、第1の回転速度で回転する場合よりも、前記第2の回転速度で回転する場合の方が、前記帯電手段による帯電量を大きくするように制御するプロセス処理手段と、
によってなる画像形成装置であることを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項2に記載の本発明は、
前記第1の回転速度で前記回転駆動源が回転しているときに、前記画像担持体に対する帯電量を略0にするよう制御する、前記プロセス処理手段と、
によってなる、請求項1に記載の画像形成装置であることを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項3に記載の本発明は、
前記転写を行うための転写手段と、
前記転写手段と、前記像担持体との間を流れる電流を測定する電流測定手段と、
前記回転駆動源が、前記第2の回転速度で回転しているときに、前記転写手段に対して電圧を印加し、前記電圧を前記電流測定手段の検出結果に基づいて可変することで前記電流が所定の値となるように制御し、前記電流量が前記所定の値になったときの前記電圧値を検知し、前記検知された電圧値に基づいて前記未定着トナー像を前記記録材上に転写するための電圧を設定する前記プロセス処理手段と、
によってなる、請求項1に記載の画像形成装置であることを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項4に記載の本発明は、
前記転写を行うための転写手段と、
前記回転駆動源が、前記第1の回転速度で回転しているときに、前記転写手段に対して所定の電圧を印加することで、前記転写手段に付着したトナーを前記像担持体に対して付着するように制御する前記プロセス処理手段と、
によってなる、請求項1に記載の画像形成装置であることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも定着装置と感光ドラムとが同一駆動となる画像形成装置において、定着装置の回転数を制御することで、温度立ち上がりを速やかに行う場合における作像系の不具合を解消することができる。
すなわち:
請求項1に記載の本発明は、駆動源が低速回転中に定着手段の温度が目標温度に関連付けられた温度まで上昇したときに回転駆動源の速度が画像形成を行える速度に切り替えるとともに、それまで印加していた帯電量を大きくするので、1モーターの構成で、温度立ち上がりを速やかに行うことができるとともに、それに伴う作像系の不具合を解消することができる。
請求項2に記載の本発明は、前述の低速回転中に帯電量を0とすることにより、設定される帯電量を略1種類にできるので、請求項1に記載の発明がもたらす効果を、簡単な構成で実現することができる。
請求項3に記載の本発明は、前記転写の準備を行うための転写手段の前記電圧検知を、モード2で回転中に行うことができるので、請求項1に記載の本発明の効果をもちつつ、前記電圧検知を正確に行うことができる。
請求項4に記載の本発明は、必ずしも第2の回転数で行う必要がない、前記転写の準備を行うための転写手段のクリーニングを、前記定着立ち上げ時に行うので、請求項1に記載の作像系の不具合を解消するとともに、低速回転中の時間の効率的活用や、低速回転時にクリーニングを行うことによるクリーニング効率の向上を図ることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1の実施例)
図1は本発明の実施形態である画像形成装置の概略構成図である。
100は静電潜像担持体である感光体ドラム、102は感光体ドラム100を一様帯電させる帯電ローラ、101は感光体ドラム100上に光ビーム104によって形成された静電潜像を現像する現像器、103は現像されたトナー像を用紙に転写する転写ローラ、104は光ビームを感光体ドラム100上で走査させるためのポリゴンスキャナ、105は光ビームを収束させて、ドラム面上でスポットビームを形成するよう調整する光学レンズ系、106は記録用紙を積載する用紙カセット、107は用紙をカセットから給紙して搬送路へ送り込むためのカセット給紙ローラ、108は搬送路内の用紙有無を検出し、画像情報の感光体ドラムへの書き込みと用紙の搬送との同期をとるためのトップセンサ、125は用紙先端を突き当て斜行を補正するレジストシャッタ、109はレジストシャッタ125で斜行を補正された状態の用紙を搬送するレジストローラ、110は用紙に転写されたトナー像を用紙に融着させる定着ローラ、111は用紙が定着ローラ110から排出されたことを確認する排紙紙有無センサ、112は用紙を排出する排紙ローラである。
図2は、本発明の実施形態である画像形成装置の駆動系の関係を表した概念図である。
メインモータ1は、用紙を搬送するすべての負荷を駆動するよう構成されている。搬送ローラ128、レジストローラ109、感光ドラム100、転写ローラ102、加圧ローラ124、排紙ローラ112とは、所定のギア比を介して直接接続されており、メインモータ1が回転すると、その回転に応じて回転する。搬送路内を通過する用紙が矛盾なく通過するように、前述の負荷は所定のギア比によって接続されている。
一方、カセット給紙ローラ107、手差し給紙ローラ126はそれぞれ、カセット給紙クラッチ129、手差し給紙クラッチ130を介してメインモータ1に接続されている。これらのクラッチは、所定のパルスを受信すると、一時的に駆動をメインモータ1側から給紙ローラ側に伝達し、ちょうど1回転したタイミングで再び駆動を伝達しないという構成となっている。この動作によって、カセット106および手差しトレイ127に置載された用紙は最上部から1枚のみ分離され、レジストローラ109に向かって搬送される。
図3は本発明の実施形態である定着装置3の概略構成図である。
113は温度ヒューズであり、定着装置過熱時に1次通電を遮断するためのハード安全回路の一つとして機能する。114は定着ヒータであり、セラミック基板上に印刷された抵抗発熱体に通電することにより、定着フィルム115を介して紙上のトナーに伝熱・定着させる機能を有する。116は加圧ローラであり、定着上ユニットより加圧され、定着ニップを形成し、ここで加熱・加圧することによりトナーを記録材に対し定着させる。また記録材を搬送し、定着フィルムを従動回転させる。117はメインサーミスタ、118はサブサーミスタであり、ヒータの温度検知素子として機能する。
図4は本発明の本実施例における制御回路の構成を示すブロック図である。
プリンタエンジン部CPU119とプリンタエンジンをコピー機能、FAX機能、プリンタ機能としてコントロールするプリンタコントローラ部120を備えており、プリンタコントローラ部120はビデオインタフェース121を介してプリンタエンジン部CPU119に印字指令を送出し、プリンタエンジン部CPU119からの主、副走査同期信号に同期して、ビデオデータを順次プリンタエンジン部CPU119に送出する。プリンタエンジン部119は、各アクチュエータの駆動や搬送駆動のためのメインモータの駆動、各センサからの入力を監視することにより、スキャナユニット、定着装置等のプリンタエンジンを統括的にコントロールする。また、プリンタエンジン部CPU119は定着装置を駆動させるため、あらかじめ電源基板上の定着装置のリレー122をONにしてから、定着ヒータを駆動させる。また、定着装置の印字時の適切な温度を知るため、メインサーミスタ117、主走査方向に短い用紙などの端部昇温検知のためのサブサーミスタ118を常に監視している。これらプリンタエンジン部CPU119の動作内容は、プリンタエンジン部ROM131に格納されており、プリンタエンジン部CPUの仕様に基づいて逐次読み出され、実行することによって前記動作を行なう。後述のCPU119の動作は、特に断りのない限り、ROM131に格納されている制御アルゴリズムである。
CPU119は、変速信号線133を介してモータドライバ132と接続され、メインモータ1の回転制御を行うように構成されている。また、変速信号線133の信号は複数(今回は2)あり、それぞれの信号先の操作によって、メインモータ1の回転数の制御を行う。
本発明における通電制御は、波数制御と呼ばれる公知の通電制御技術を用いて行う。
波数制御とは、例えば特開平9−6180に示すように、1サンプリング波数を定義し、そのサンプリング波数の中で、いくつの波数を出力するかを決定・制御する、通電量の制御方法を指す。本実施例では、このサンプル数を15とした。
また、通電アルゴリズムは、ヒータを立ち上げるときに行う立ち上げ通電(フル通電)と、目標温度との差分に基づく制御通電と、二つの通電アルゴリズムに基づく温度制御を行う。
図5は、メインモータ回転速度テーブルである。ここでは、各モードにおけるメインモータの回転速度を表している。
この表でモード0と表されるモードは、いわゆる停止状態である。このモードでは、メインモータは停止し、搬送速度も0mm/sである。
説明の都合上、モード2から先に説明する。
モード2と表されるモードは、定着、搬送速度や、本実施例におけるプリンタの電源が印加される時に行われる準備動作である前多回転時に動作する回転速度で、本画像形成装置ではもっとも速いスピードである。搬送スピードは90mm/sである。
モード1と表されるモードは、前回転時に用いられるモードで、モード2と表されるスピードより遅く回転する。実際にこのモードのときに用紙が搬送されることはないが、搬送される場合は75mm/sで用紙が進むスピードでメインモータ1が回転する。
各モードは、CPU119とモータドライバ132とを結ぶ変速信号線133を介する変速信号によって決定される。信号のプロトコルについては直結のほか、シリアルケーブルで行う方法などが考えられる。
図6を用いて、本実施例における画像形成装置がプリントを行うときの動作内容を説明する。
プリント開始信号が前述のプリンタコントローラCPUからビデオインタフェース部121を介して入力されると、メインモータ1は前述のモード1で回転を開始する。
メインモータ1が回転を開始してから回転が安定するまでの十分な時間が経過した後に、定着ヒータ114に対して立ち上げモードによる通電を開始する。立ち上げモードとは、ヒータの最初の立ち上げに用いられる通電状態で、波数制御の全波を印加することで行う。
ヒータが立ち上げ通電で電力を印加されると、メインサーミスタ117によって検知されるヒータ温度は、急峻な上昇を開始する。
プリンタコントローラCPU120は、検知されるヒータ温度がその時点での目標温度から所定の温度α引くことで求められる移行温度を超えるまで立ち上げ通電で温調する。前記移行温度を超えるタイミングでメインモータはモード2に変速し、ヒータを制御通電で温調するように制御を切り替える。
モード2のスピードが安定するまでの十分な時間経過後に、初めて高圧の前処理制御を開始し、カセット給紙クラッチ129を動作させ、給紙を開始する。
前述の高圧の前処理制御とは、感光ドラム100に対する制御である。
帯電ローラ102が感光ドラム100に対して一様に帯電させた後、現像器101は帯電された感光ドラムに対して余計なトナーが乗らないよう、また、光学レンズ系105によってドラム上に光ビームが照射されたときにその部分にトナーがのるようにバイアス値の調整を行う。転写ローラ103は、帯電ローラ102による帯電部分が到達したときに、ATVC制御を行う。
ATVCとは、特開平05−006112に記載されているような、転写ローラ103の抵抗値のばらつきを吸収する制御である。転写ローラ103と、感光ドラム100との間を流れる電流を計測する電流測定手段を具備し、転写ローラ103に対して電圧を印加し、前記電圧を前記電流測定手段の検出結果に基づいて可変することで前記電流が所定の値となるように制御し、しかる後に前記電圧値を記憶し、前記記憶された電圧値に基づいて前記未定着トナー像を前記記録材上に転写するために用いる計測制御方法である。
この動作は、プロセススピードにおける転写条件を測定しなければならないので、プロセススピードで行わなければ正確な計測が行えない。
図7を用いて、定着ヒータ114への通電制御と、メインモータ1の回転制御について説明する。説明にあたっては、図4に示す電気回路のブロック図、図5に示すメインモータ回転速度テーブル、図8に示すモータ変速処理を参照する。
プリンタコントローラ部120が、非図示の接続機器(PC・複写操作部・FAXライン)からのプリント指示を受信すると、ビデオインタフェース121を介してエンジン回路基板上のCPU119に印字命令を送出する。この印字命令に応答して、CPU119はプリント動作モードに移行し(S0701)、モータドライバ132に対して図5記載のモード1と呼ばれる速度で回転を開始するように指示し、メインモータ1は指示された速度に従って前回転動作を開始する(S0702)とともに、定着装置114への立ち上げ通電動作を開始するように制御する(S0703)。
立ち上げ通電中、常に温度を検知しつづけ、検知温度が目標温度を一定温度(α)下回る温度(移行温度)を超えるまで、立ち上げ通電を行う(S0704)。
S0704において、検知温度が(目標温度−α)以上となったと判断されると、制御通電制御に移行する(S0705)。
制御通電制御に移行後、メインモータ1の回転速度をモード1からモード2に切り替えるモータ変速制御を行なう。(S0706)
変速動作が完了すると、前処理(S0707)に移行する。ここで、帯電ローラ102、現像器101、転写ローラ103の動作を前述のように適宜行い、プリント動作が行えるよう、高圧の状態を整える。
初期動作が終了すると、給紙ローラ107を動作させ、プリント動作を開始する。(S0708)
定着装置114が定着の用に給している間、常にメインモータ1の回転速度はモード2で回転を続ける。図4に示すプリンタコントローラ部120からのプリントコマンドが一定期間来なくなり、CPU119がプリントの終了を判断すると、通電を終了(S0709)、メインモータの回転動作を停止し(S0710)し、プリントを終了する(S0711)。
図8を用いて、図7で説明したモータ変速処理について説明する。
図8がそのアルゴリズムをあらわすフローであり、図7に示すS0706の内容である。モータ変速機能が実行されると(S0801)、プリンタコントローラ部CPU119は、メインモータドライバ132に対して、変速信号線133を介してモータ変速指示を出す。
S0803で、プリンタコントローラ部CPU119は、メインモータ1の変速が完了し、安定したかを監視する。本実施例では特に検知機能はなく、安定するのに十分な時間だけ、ここでウェイトする。
変速が終了したことを判断すると、本処理を終了する(S0804)。
本実施例で記述された内容は、本発明の請求項を実現する構成のごく一部であり、手法・構成・適用範囲など、本実施例において記述されたものに限らないことは言うまでもない。
例えば、今回は定着装置3に示す構成を説明したが、例えばIH(Inductive Heat)といった低熱容量のヒータを用いた新規の加熱技術への適用を図っても良い。
今回は、本発明における定着ヒータの通電方法として波数制御を挙げたが、半波ごとの通電量を制御する位相制御を用いても、同様の技術を実現することができる。
(第2の実施例)
図9および図10を用いて、本発明における第2の実施例について説明する。
図9は、第1の実施例における図6、図10は第1の実施例における図7にそれぞれ対応しており、その他の構成は第1の実施例におけるそれと略同一であるため、詳細な説明は略する。
図9では、メインモータ1がモード1で回転している間に前処理2を行っており、図10では、S1003の「前処理2」が追加となっている。
前処理2は、転写クリーニング処理を行う。そのために、感光ドラム100に対して、帯電ローラ102による帯電、現像器101における現像バイアスをそれぞれ付加する。この処理によって帯電された感光ドラム100に対してトナーが静電付着し、クリーナー134によって除去される。現像バイアスは、スリーブ上のトナーが帯電した感光ドラム100に付着しないように印加される。
この場合の帯電ローラ102の帯電バイアス、現像器101における現像バイアス、転写クリーニングバイアスは、当然のことながらメインモータ1がモード2で回転している場合の電圧とは異なる。この場合の電圧設定の目的は、転写クリーニングであるので、モード2のときとは異なり、画像形成の品質を保証できるものである必要はない。したがって、プロセススピードを複数持つ画像形成装置と異なり、比較的コストをかけなくてもこのバイアスを設定することができる。
(産業上の利用可能性)
本発明は、単一モータを具備したプリントシステムに、従来は定着専用モータを搭載することによってしか実現できなかった、定着器を低速で回転させることによる温度立ち上げ時間の短縮を行うという産業上の利用可能性がある。
モータが定着器以外の画像形成装置の一部分を駆動させることによってコストダウンを図る目的のプリントシステムであれば、モータは単一に限らず、複数あってもよい。
実施例の内部構成を示す図 実施例の駆動系の関連図 実施例の定着装置の内部構成を示す図 実施例の負荷制御に関する電気回路の構成を示すブロック図 実施例のメインモータ回転数制御に関する表 実施例のプリント動作の一例を示すタイムチャート 実施例の定着器制御に関するフローチャート 実施例のモータ変速処理に関するアルゴリズムを示すフローチャート 第2の実施例の定着器制御に関するフローチャート 第2の実施例のモータ変速処理に関するアルゴリズムを示すフローチャート
符号の説明
1 メインモータ
2 冷却ファン
3 定着装置
4 ディスプレイ表示部
100 感光ドラム
101 現像器
102 帯電ローラ
103 転写ローラ
104 ポリンゴンモータ
105 光学レンズ系
106 用紙カセット
107 カセット給紙ローラ
108 トップセンサ
109 レジストローラ
110 定着ローラ
111 排紙センサ
112 排紙ローラ
113 温度ヒューズ
114 定着ヒータ
115 定着フィルム
116 加圧ローラ
117 メインサーミスタ
118 サブサーミスタ
119 プリンタエンジン部CPU
120 プリンタコントローラ部CPU
121 ビデオインタフェース部
122 ヒータリレー
123 冷却装置
124 加圧ローラ
125 レジストシャッタ
126 手差し給紙ローラ
127 手差し給紙トレイ
128 搬送ローラ
129 カセット給紙クラッチ
130 手差し給紙クラッチ
131 プリンタエンジン部ROM
132 メインモータドライバ
133 変速信号線
134 クリーナー

Claims (4)

  1. 少なくとも画像担持体と、前記画像担持体に対して電位を付与する帯電手段とを具備し、前記画像担持体上に未定着トナー像を形成し、かつ前記未定着トナー像を記録材上に転写するよう構成された画像形成プロセス部と、
    一対の定着回転体を接触させて定着ニップ部を構成し、前記画像形成プロセス部によって転写された未定着トナー像を担持した前記記録材を前記定着ニップ部にて挟持搬送しつつ加熱し、前記記録材上に前記トナー像を定着させるよう構成された定着手段と、
    前記定着ニップ部を加熱するための通電を受ける加熱体と、
    前記定着に供する定着温度と、
    少なくとも前記定着回転体と、前記画像担持体とが同一駆動となるように駆動力を提供する回転駆動源と、
    前記回転駆動源の回転速度を制御する回転制御手段と、
    前記加熱体の加熱を開始し、前記加熱体に対して通電を行う加熱体立ち上げ時において、前記回転駆動源が回転する第1の回転速度と、
    前記定着器が、前記未定着トナー像を定着させるために、また、前記画像形成プロセス部が画像形成を行うために、前記回転駆動源が回転する前記第1の回転速度より速い第2の回転速度と、
    前記第1の回転速度から前記第2の回転速度に切り替えるために設定された、前記定着温度に関連付けられて設定される移行温度と、
    前記回転駆動原による前記第1の回転速度による駆動を開始し、前記開始タイミングに関連付けられたタイミングで前記温度制御手段による前記加熱体への通電を開始し、前記温度検知手段の検知信号が、前記移行温度に到達したタイミングで前記第2の回転速度に回転数を変更するように制御するシーケンス制御手段と、
    前記回転駆動源が、第1の回転速度で回転する場合よりも、前記第2の回転速度で回転する場合の方が、前記帯電手段による帯電量を大きくするように制御するプロセス処理手段と、
    によってなることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1の回転速度で前記回転駆動源が回転しているときに、前記画像担持体に対する帯電量を略0にするよう制御する、前記プロセス処理手段と、
    によってなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写を行うための転写手段と、
    前記転写手段と、前記像担持体との間を流れる電流を測定する電流測定手段と、
    前記回転駆動源が、前記第2の回転速度で回転しているときに、前記転写手段に対して電圧を印加し、前記電圧を前記電流測定手段の検出結果に基づいて可変することで前記電流が所定の値となるように制御し、前記電流量が前記所定の値になったときの前記電圧値を検知し、前記検知された電圧値に基づいて前記未定着トナー像を前記記録材上に転写するための電圧を設定する前記プロセス処理手段と、
    によってなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写を行うための転写手段と、
    前記回転駆動源が、前記第1の回転速度で回転しているときに、前記転写手段に対して所定の電圧を印加することで、前記転写手段に付着したトナーを前記像担持体に対して付着するように制御する前記プロセス処理手段と、
    によってなる、請求項1に記載の画像形成装置。
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