JP2017142437A - 画像形成装置およびヒータの制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびヒータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子写真方式の画像形成装置であって,定着装置のシートの斜行を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】プリンタ100は,定着部8と,軸方向に発熱分布を変更可能なヒータ812と,定着部8よりもシート搬送方向の下流側,かつ,軸方向の一方の側と他方の側とでシートを検知する2つの排紙センサ96,97と,を備える。さらに,プリンタ100は,両排紙センサ96,97の出力信号に基づいて,シートの検知時間差が閾値時間よりも大きい場合に,ヒータ812の発熱分布を変更する。そして,プリンタ100は,ヒータ812の発熱分布を,シートの検知タイミングが先になった側の発熱量を下げる変更と,シートの検知タイミングが後になった側の発熱量を上げる変更と,の少なくとも一方によって調節する。
【選択図】図6

Description

本発明は,画像形成装置および画像形成装置が備えるヒータの制御方法に関する。さらに詳細には,シートに転写されたトナーを熱定着させる定着装置のヒータの制御技術に関するものである。
従来から,電子写真方式によって画像を形成する画像形成装置では,ヒータ(熱源)を有する定着装置を備え,シートに転写されたトナーを当該シートに熱定着させる。この画像形成装置では,定着装置でのシートの搬送時にシートの斜行が生じることがあり,シートの斜行を抑制する技術が知られている。
シートの斜行を抑制する技術を開示した文献としては,例えば,特許文献1がある。特許文献1には,ヒータを内蔵する定着ローラの,両端部の熱膨張差によってシートの斜行が発生することに着目し,定着ローラの少なくとも一方の端部に補助熱源あるいは冷却手段を設け,定着ローラの両端部の温度差が所定の範囲内となるように熱を補給あるいは放熱する構成が開示されている。
特公昭61−38466号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,シートが斜行する要因は,熱膨張差の他にもあり得る。例えば,シートを搬送するローラが加熱されていない状態であっても,当該ローラの両端部でサイズのばらつきがあり得る。この場合,ローラの両端部の温度を揃えたとしてもローラの両端部のサイズの差は縮まり難く,シートの斜行が生じ得る。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,電子写真方式の画像形成装置であって,定着装置のシートの斜行を抑制する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,第1の回転体と前記第1の回転体と接する第2の回転体とを有する一対の回転体と,前記一対の回転体の軸方向における発熱分布を変更可能であって,前記第1の回転体を加熱するヒータと,前記一対の回転体によって搬送されるシートの搬送路中であって,前記一対の回転体よりも下流側,かつ,前記軸方向の一方の側にある第1のシート検知箇所を通過するシートの有無に応じて異なる信号を出力する第1のシートセンサと,前記一対の回転体によって搬送されるシートの搬送路中であって,前記一対の回転体よりも下流側,かつ,前記軸方向の他方の側にある第2のシート検知箇所を通過するシートの有無に応じて異なる信号を出力する第2のシートセンサと,制御部と,を備え,前記制御部は,前記第1のシートセンサから出力される信号に基づく前記一方の側のシートの検知タイミングと,前記第2のシートセンサから出力される信号に基づく前記他方の側のシートの検知タイミングと,から取得される検知時間差が,閾値時間よりも大きい場合に,前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とでシートの検知タイミングが先になった側の発熱量を下げる変更を行う斜行量基準低出力調節と,前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とでシートの検知タイミングが後になった側の発熱量を上げる変更を行う斜行量基準高出力調節と,の少なくとも一方の調節を行う斜行量基準調節処理,を実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は,一対の回転体と,軸方向に発熱分布を変更可能なヒータと,を備え,一対の回転体の一方がヒータで加熱される。また,画像形成装置は,一対の回転体よりもシート搬送方向の下流側にて,軸方向の両側にシートセンサを備える。さらに,画像形成装置は,シートセンサの出力信号に基づいて,シートの検知時間差が閾値時間よりも大きい場合に,ヒータの発熱分布を変更する。
すなわち,本明細書に開示される画像形成装置によれば,実際にシートを検知して,その検知結果に基づいてヒータの発熱分布を変更する。シートの検知時間の差によって得られる実際のシートの斜行量は,ローラの元々のサイズのばらつきの影響を受けた値である。そのため,その実際のシートの斜行量に基づいてヒータの出力を調節することで,ローラの元々のサイズにばらつきがあったとしても,シートの斜行量の低減が期待できる。
また,本明細書には,第1の回転体と前記第1の回転体と接する第2の回転体とを有する一対の回転体であって,前記第1の回転体が軸方向に移動可能な筒状部材である前記一対の回転体と,前記一対の回転体の軸方向における発熱分布を変更可能であって,前記第1の回転体を加熱するヒータと,前記第1の回転体の前記軸方向の一方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第1の寄りセンサと,前記第1の回転体の前記軸方向の他方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第2の寄りセンサと,制御部と,を備え,前記制御部は,前記第1の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記一方の側への寄り量と,前記第2の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記他方の側への寄り量とのうち,何れか一方の寄り量が閾値寄り量よりも大きい場合に,前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量よりも大きい側の発熱量を下げる変更を行う寄り量基準低出力調節と,前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量以下の側の発熱量を上げる変更を行う寄り量基準高出力調節と,の少なくとも一方の調節を行う寄り量基準調節処理,を実行する画像形成装置が開示されている。
上記装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,電子写真方式の画像形成装置であって,定着装置のシートの斜行を抑制する技術が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの概略構成を示す断面図である。 定着部の概略構成を示す断面図である。 ヒータの概略構成を示す説明図である。 定着部周辺のセンサの配置を示す説明図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 シートの斜行状態の例を示す説明図である。 斜行時のヒータの発熱量の例を示すタイミングチャート説明図である。 シートの斜行状態の例を示す説明図である。 プリンタのヒータ制御処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタの温度差調節処理の手順を示すフローチャートである。 両側のヒータを調節する場合の例を示すタイミングチャートである。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式の画像形成機能を備えたプリンタに本発明を適用したものである。
本形態のプリンタ100は,電子写真方式のカラープリンタである。プリンタ100は,図1に示すように,プロセス部5と,露光部6と,搬送ベルト7と,定着部8と,ベルトクリーナ9と,を備えている。プロセス部5は,ブラックのプロセス部50Kと,イエローのプロセス部50Yと,マゼンタのプロセス部50Mと,シアンのプロセス部50Cと,を含んでいる。
搬送ベルト7は,複数のローラ等によって回転移動される無端ベルトであり,図1中で時計回りに回転される。各色のプロセス部50K,50Y,50M,50Cは,搬送ベルト7のうち図1中で上側の半周部分に沿って配置されている。また,ベルトクリーナ9は,搬送ベルト7のうち,図1中で下側の半周部分に配置され,搬送ベルト7の付着物を除去する。なお,以下では,搬送ベルト7を回転させるローラ等の各種の回転部材の回転軸の方向,すなわち,図1中で紙面に垂直な方向,を軸方向とする。
各色のプロセス部50K,50Y,50M,50Cは,それぞれの色のトナー像を形成する。例えば,プロセス部50Kは,図1に示すように,ドラム状の感光体51と,感光体51の周囲に,帯電部52と,現像部54と,転写部55と,クリーナ56とを備え,図1中で反時計回り方向にこの順に配置されている。他色のプロセス部50Y,50M,50Cは,いずれも,プロセス部50Kと同様の構成である。なお,本形態では,露光部6は,各色のプロセス部50K,50Y,50M,50Cに共通の部材となっている。露光部6は,各色のプロセス部50K,50Y,50M,50Cごとに個別の部材であってもよい。
また,プリンタ100は,印刷前のシートを収容する給紙トレイ71と,印刷済みのシートを収容する排紙トレイ72とを備えている。そして,プリンタ100には,図1中に二点鎖線で示すように,給紙トレイ71から搬送ベルト7のうちの図1中で上側の半周部分,および,定着部8を経て排紙トレイ72に至るシートの経路である搬送路11が設けられている。シートの搬送方向は,搬送路11上で軸方向に垂直な方向である。
プリンタ100の定着部8は,図2に示すように,搬送路11を挟んで両側に配置されている加熱部81と加圧ローラ82とを備えている。加熱部81は,定着ベルト811と,ヒータ812と,ニップ板813と,カバー部材814と,を備えている。定着ベルト811は,軸方向の周りに回転可能な筒状部材であり,耐熱性と可撓性とを有する部材である。そして,ヒータ812と,ニップ板813と,カバー部材814とは,いずれも,定着ベルト811の内側の空間内に配置されている。
ヒータ812は,軸方向の発熱分布を変更可能な加熱部材である。具体的には,ヒータ812は,図3に示すように,軸方向について端部から中央までの範囲を加熱する2つのハロゲンヒータである,左側ヒータ812aと右側ヒータ812bとを内蔵する。プリンタ100は,左側ヒータ812aと右側ヒータ812bとを個別に制御できる。プリンタ100は,例えば,両側のヒータ812a,812bに流す電流のデューティを変更することにより,それぞれの発熱量を個別に変更できる。これにより,プリンタ100は,定着ベルト811を,軸方向について一端側と他端側とで個別に加熱できる。
なお,ヒータ812は,ハロゲンヒータ等の部分的な加熱部材を軸方向に3個以上備えるものでもよいし,内部に複数の発熱部を設けた一体型のセラミックヒータでもよい。また,複数の部分的なヒータによる加熱範囲に重なりがあってもよい。また,ヒータ812は,定着ベルト811の外部に配置されていてもよい。プリンタ100は,ヒータ812の,少なくとも,軸方向の一端側と他端側とで個別に発熱量を制御できればよい。
ニップ板813は,定着ベルト811とヒータ812との間に位置し,定着ベルト811と加圧ローラ82との圧接力を調整するとともに,ヒータ812の熱を定着ベルト811に伝達する。カバー部材814は,ヒータ812の周方向について3方に配置される壁部材であり,ニップ板813とともにヒータ812を囲う。
加圧ローラ82は,例えば,ゴムローラであり,加熱部81に向けて押圧されている。加圧ローラ82は,軸方向の回りに図2中で時計回りに所定の角速度で回転され,加熱部81と対向する位置である定着ニップにてシートを搬送する。そして,定着ベルト811は,ニップ板813と加圧ローラ82とで挟まれて,加圧ローラ82の回転に従動して回転される。つまり,加熱部81の定着ベルト811と加圧ローラ82とは,一対の回転体であり,それらの間の定着ニップでシートを挟んで回転することにより,協働でシートを搬送する。定着ベルト811は,第1の回転体の一例であり,加圧ローラ82は,第2の回転体の一例である。
定着部8の周囲には,図4に示すように,複数のセンサが配置されている。図4は,定着部8の定着ニップをシートが通過している状態を,図2中の上側である加熱部81側から見た図である。つまり,図4では,加熱部81は,シートの手前側にあり,加圧ローラ82は,シートの向こう側にある。図4中に矢印で示すように,シートの進行方向は,上から下向きであり,図4中で左右方向が軸方向である。以下では,図4中で軸方向の右側を単に「右側」とし,軸方向の左側を単に「左側」とする。
プリンタ100の定着ベルト811は,軸方向へも移動可能に取り付けられている。また,プリンタ100は,定着ベルト811の軸方向への移動範囲を制限するために,加熱部81の軸方向の両端部より外側の位置に,右押さえ板83と,左押さえ板84と,を備えている。なお,右押さえ板83も,左押さえ板84も,軸方向へある程度移動可能であって,基準の位置へ向けて付勢されている。
定着ベルト811の基準の位置は,右押さえ板83の基準の位置と左押さえ板84の基準の位置との中央の位置である。定着ベルト811と右押さえ板83と左押さえ板84とが基準の位置にあるとき,定着ベルト811の軸方向の両端部は,押さえ板83,84に軽く接触しているか,または,接触していない。定着ベルト811が軸方向の何れかの側に所定量以上大きくずれた場合,定着ベルト811の一端は一方の押さえ板83,84に圧接され,他端は他方の押さえ板83,84から離れる。
そして,プリンタ100は,図4に示すように,右押さえ板83が定着ベルト811から受けた右向きの圧力に応じて異なる信号を出力する右側寄りセンサ91と,左押さえ板84が定着ベルト811から受けた左向きの圧力に応じて異なる信号を出力する左側寄りセンサ92と,を備える。右側寄りセンサ91と左側寄りセンサ92とは,第1の寄りセンサと第2の寄りセンサとの一例である。プリンタ100は,右側寄りセンサ91の出力信号と左側寄りセンサ92の出力信号とに基づいて,定着ベルト811の基準の位置からの軸方向へのずれの程度である寄り量を取得する。
また,プリンタ100は,定着ベルト811の温度を検出するための右側温度センサ93と,左側温度センサ94と,中央温度センサ95と,を備えている。各温度センサ93,94,95は,定着ベルト811の周方向について定着ニップ以外の位置で,定着ベルト811の表面の温度に応じて異なる信号を出力する。各温度センサ93,94,95としては,例えば,サーミスタや熱電対が適用可能である。
具体的に,図4に示すように,右側温度センサ93は,定着部8の右側の端部に位置し,定着ベルト811の右側の端部の温度に基づく信号を出力する。左側温度センサ94は,定着部8の左側の端部に位置し,定着ベルト811の左側の端部の温度に基づく信号を出力する。中央温度センサ95は,定着部8の軸方向について中央部に位置し,定着ベルト811の中央部の温度に基づく信号を出力する。
プリンタ100は,右側温度センサ93の出力信号に基づいて,定着ベルト811のうち,右側ヒータ812bにて加熱される範囲内の温度を検出する。プリンタ100は,左側温度センサ94の出力信号に基づいて,定着ベルト811のうち,左側ヒータ812aにて加熱される範囲内の温度を検出する。右側温度センサ93と左側温度センサ94とは,第1の温度センサと第2の温度センサとの一例である。プリンタ100は,右側温度センサ93と左側温度センサ94との出力信号に基づいて,定着ベルト811の左右の温度差を検知する。
また,図4に示すように,プリンタ100は,シートの搬送方向について定着部8よりも下流側,かつ,軸方向について搬送路11の右側の検知位置における,シートの有無に応じて異なる信号を出力する右側排紙センサ96を備えている。さらに,プリンタ100は,シートの搬送方向について定着部8よりも下流側,かつ,軸方向について搬送路11の左側の検知位置における,シートの有無に応じて異なる信号を出力する左側排紙センサ97を備えている。右側排紙センサ96と左側排紙センサ97とは,第1のシートセンサと第2のシートセンサとの一例である。
プリンタ100は,右側排紙センサ96と左側排紙センサ97との出力信号に基づいて,シートの斜行を検知する。右側排紙センサ96の検知位置と左側排紙センサ97の検知位置とは,シートの搬送方向について,同じ位置でもよいし,異なる位置でもよい。同じ位置であれば,プリンタ100は,両排紙センサの出力信号のシートの有から無への変化タイミングを比較することにより,定着部8を通過したシートの斜行の程度を取得できる。一方,異なる位置であれば,プリンタ100は,両排紙センサのシートの搬送方向の距離と,両排紙センサの出力信号のシートの有から無への変化タイミングと,シートの搬送速度とに基づいて,シートの搬送方向について同じ位置における通過タイミングを算出して比較する。
プリンタ100は,シートへの印刷時には,各色のプロセス部50K,50Y,50M,50Cにて,感光体51上にトナー像を形成する。具体的に,プリンタ100は,感光体51や搬送ベルト7等の回転部材を回転させる。そして,プリンタ100は,感光体51の表面を帯電部52にて帯電させ,露光部6によって露光することにより感光体51上に静電潜像を形成させる。さらに,プリンタ100は,現像部54にて静電潜像にトナーを供給して現像させ,感光体51上にトナー像を形成させる。
また,プリンタ100は,給紙トレイ71に収容されているシートを,搬送ベルト7等によって搬送路11に沿って搬送させる。そして,プリンタ100は,搬送ベルト7にて搬送されているシートに対し,感光体51上のトナー像を,転写部55にて転写させる。なお,プリンタ100は,カラー画像の印刷時には,各感光体51に形成された各色のトナー像を,シートに順次転写することで,シート上でトナー像を重ね合わせる。クリーナ56は,転写部55による転写位置をシートが通過した後の感光体51の表面に接触するように配置され,感光体51に残るトナー等の付着物を掻き取る。
さらに,プリンタ100は,トナー像が転写されたシートを定着部8へ搬送する。定着部8は,ヒータ812によって加熱された定着ベルト811と,加圧ローラ82とでシートを挟んで,搬送しつつ加熱する。これにより,プリンタ100は,シート上のトナー像を,シートに熱定着させる。さらに,プリンタ100は,印刷済みのシートを排紙トレイ72へ排出する。
続いて,プリンタ100の電気的構成について説明する。本形態のプリンタ100は,図5に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,を含むコントローラ30を備えている。また,プリンタ100は,プロセス部5と,定着部8と,ネットワークインターフェース(ネットワークIF)37と,USBインターフェース(USBIF)38と,操作パネル40と,前述した複数のセンサ91〜97と,を備え,これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には,プリンタ100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ100のプロセス部5や定着部8等の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよい。また,図5中のコントローラ30は,CPU31等,プリンタ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にプリンタ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ネットワークIF37は,LANケーブル等を用いてネットワークを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。USBIF38は,USBメモリ等のフラッシュメモリ,USBケーブルを介して接続された装置等と,通信を行うためのハードウェアである。
操作パネル40は,ユーザに対する報知の表示と,ユーザによる指示入力の受け付けとを担うハードウェアである。操作パネル40は,例えば,液晶ディスプレイと,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群とを備える。
続いて,本形態のプリンタ100における定着部8の制御動作について説明する。本形態のプリンタ100は,各種のセンサの出力に基づいて,定着部8によるシートの搬送時におけるシートの斜行を検出し,検出結果に基づいて定着部8の発熱分布を変更する。
プリンタ100は,シートの斜行の検出方法として,例えば,前述した両側の排紙センサ96,97(図4参照)の出力信号に基づいて,シートの左右の終端部が,シートの搬送方向について所定の位置を通過したタイミングを比較する。まず,プリンタ100は,右側排紙センサ96と左側排紙センサ97とについて,その出力がシートの有に対応する信号から,シートの無に対応する信号に変化したタイミングを取得する。プリンタ100は,検知位置と所定の位置がずれていれば,それらの距離に基づいて補正する。そして,左右の通過タイミングの比較から,プリンタ100は,シートの斜行方向と斜行量とを取得する。
シートの斜行の一因として,例えば,加圧ローラ82の軸方向における外径差がある。加圧ローラ82は,所定の角速度で回転されているため,加圧ローラ82の外径に左右差があれば,左右で周速が異なることとなる。つまり,大径の側の周速は速く,小径の側の周速は遅い。そして,周速の差は,加圧ローラ82の部分によるシートの搬送速度の差であり,シートの斜行の原因となる。
例えば,図6(A)に示すように,加圧ローラ82の右端部の外径が左端部の外径よりも大きい場合,シートの右側は,シートの左側よりも先行して搬送され,シートは,左側へ寄る方向に斜行しがちである。このように搬送されているシートについて,終端部が所定の位置を通過するタイミングは,右側が先で左側が後となる。
そして,加圧ローラ82の外径差の原因として,例えば,加圧ローラ82の軸方向における温度差,または,加圧ローラ82の元々のサイズのばらつきがある。加圧ローラ82は,温度に応じて熱膨張し,温度が高いほど大径となる傾向にある。つまり,加圧ローラ82の両端部の温度差は,外径差の一因となり得る。また,元々のサイズのばらつきによって,加圧ローラ82の両端部の外径に差がある可能性もある。
そこで,プリンタ100は,シートの斜行量が所定の閾値より大きいと判断した場合,軸方向についてシートが先行している側の加圧ローラ82の温度を低くするか,または,シートが遅れている側の加圧ローラ82の温度を高くする。加圧ローラ82の温度を部分的に上昇させると,その部分が昇温前よりも大径となって,その部分によるシートの搬送速度が速くなる可能性が高い。そのために,プリンタ100は,ヒータ812の発熱分布を変更して,シートが先行している側のヒータの発熱量を下げる,または,シートが遅れている側のヒータの発熱量を上げる。
具体的には,プリンタ100は,図7に示すように,斜行を検知した後,左側ヒータ812aと右側ヒータ812bとに流す電流のデューティを変更する。この図7では,右側排紙センサ96が左側排紙センサ97寄りも先にシートを検出しており,右側が先行している斜行が発生している例であり,この斜行を抑制するための方法として,パターン(1)とパターン(2)とを示している。
パターン(1)では,プリンタ100は,左側ヒータ812aのデューティを5%上げる。これにより,加圧ローラ82の左側の温度が上がり,加圧ローラ82の左側の外径が大きくなるため,左側の搬送速度が速くなる。また,パターン(2)では,プリンタ100は,右側ヒータ812bのデューティを5%下げる。これにより,加圧ローラ82の右側の温度が下がり,加圧ローラ82の右側の外径が小さくなるため,右側の搬送速度が遅くなる。従って,どちらのパターンによっても,図6(B)に示すように,シートの斜行は抑制される。
なお,シートの斜行の判断は,排紙センサ96,97の信号に基づく判断に限らず,寄りセンサ91,92の信号に基づいて行うこともできる。例えば,図8(A)に示すように,加圧ローラ82の外径に左右差が生じていると,加圧ローラ82との接触箇所で定着ベルト811が軸方向にずれ,定着ベルト811が加圧ローラ82の大径の側に寄っていく傾向にある。そこで,プリンタ100は,寄りセンサ91,92の出力信号に基づいて,定着ベルト811の寄りが検出された場合,加圧ローラ82の外径に左右差があると判断する。この場合にも,プリンタ100は,前述したように,ヒータ812の発熱分布を変更する。
続いて,上述の斜行補正動作を実現するヒータ制御処理の手順について,図9のフローチャートを参照しつつ説明する。このヒータ制御処理は,定着部8の予熱が完了した状態で,定期的に,CPU31によって実行される。プリンタ100は,さらに,印字命令を受け付けたことを契機にこのヒータ制御処理を実行してもよい。
ヒータ制御処理では,CPU31は,まず,右側温度センサ93と左側温度センサ94との出力信号に基づいて,定着部8の軸方向について左右の温度を,それぞれ検知する。そして,検知温度の差が所定の閾値温度を超えているか否かを判断する(S101)。左右の検知温度差が大きいと判断した場合(S101:YES),CPU31は,新たなシートの搬送を停止する(S102)。つまり,CPU31は,次のシートの搬送を開始しない。なお,搬送中のシートが有る場合には,CPU31は,搬送中のシートを排紙した後に,搬送を停止する。さらに,CPU31は,左右の温度差を小さくするための温度差調節処理を実行する(S103)。
温度差調節処理の手順について,図10のフローチャートを参照して説明する。温度差調節処理では,CPU31は,左側の方が右側より高温であるか否かを判断する(S201)。そして,左側の方が右側より高温であると判断した場合(S201:YES),CPU31は,左側の温度が所定の温度を超えて高いか否かを判断する(S202)。
左側の温度が所定の温度を超えて高いと判断した場合(S202:YES),CPU31は,左側ヒータ812aの出力を低下させる(S203)。具体的には,CPU31は,左側ヒータ812aに流す電流のデューティを所定量下げる。デューティを下げることで左側ヒータ812aの発熱量が下がり,結果として,定着部8の左側の温度が下がる。
一方,左側の温度が所定の温度を超えて高くはないと判断した場合(S202:NO),CPU31は,右側ヒータ812bの出力を上昇させる(S204)。具体的には,CPU31は,右側ヒータ812bに流す電流のデューティを所定量上げる。デューティを上げることで右側ヒータ812bの発熱量が上がり,結果として,定着部8の右側の温度が上がる。
左側の方が右側より高温ではないと判断した場合(S201:NO),つまり右側の方が高温の場合,CPU31は,右側の温度が所定の温度を超えて高いか否かを判断する(S205)。そして,右側の温度が所定の温度を超えて高いと判断した場合(S205:YES),CPU31は,右側ヒータ812bの出力を低下させて(S206),右側の温度を低下させる。具体的には,CPU31は,右側ヒータ812bに流す電流のデューティを所定量下げる。
一方,右側の温度が所定の温度を超えて高くはないと判断した場合(S205:NO),CPU31は,左側ヒータ812aの出力を上昇させて(S207),左側の温度を上昇させる。具体的には,CPU31は,左側ヒータ812aに流す電流のデューティを所定量上げる。
なお,S203,S204,S206,S207におけるデューティの変更幅は,例えば,5%である。ただし,デューティの変更幅は5%に限らない。デューティの変更幅は,予め設定した固定値や固定割合としてもよいし,温度に応じて異なる可変値としてもよい。また,上げる場合と下げる場合とで異なる変更幅としてもよい。
S203,S204,S206,S207の何れかの後,CPU31は,温度差調節処理を終了して,ヒータ制御処理に戻る。温度差調節処理は,温度基準調節処理の一例であり,S203とS206とは,温度基準低出力調節の一例であり,S204とS207とは,温度基準高出力調節の一例である。
加圧ローラ82の両端の温度差が大きい場合には,定着にムラが生じ,画質の低下が想定される。このことから,プリンタ100は,実際のシートの斜行量に基づくヒータの出力制御に優先して,両端の温度差が小さくなるように制御し,画質の低下を抑制する。
そして,CPU31は,温度差調節処理を実行した場合は,ヒータ制御処理を終了して,所定時間,例えば,次にヒータ制御処理を実行する定期的タイミングとなるまで,シートの搬送を行わない。この搬送停止期間中に印字命令を受信したとしても,プリンタ100は,シートの搬送を開始しない。つまり,プリンタ100は,シートの搬送に適しない状況であって画質の低下が想定される間は印字を行わない。従って,画質の低い画像が形成される可能性は低い。
図9のヒータ制御処理に戻り,S101にて,左右の温度差が大きくないと判断した場合(S101:NO),CPU31は,寄り量に基づくヒータの調節を実行する。そのために,まず,CPU31は,左側の寄り量が閾値寄り量より大きいか否かを判断する(S105)。そして,左側の寄り量が閾値寄り量より大きいと判断した場合(S105:YES),CPU31は,シートの搬送を所定の期間停止する(S106)。所定の期間は,あらかじめ決められた固定時間でもよいし,寄り量の大きさに応じて設定される可変時間であってもよい。
そして,CPU31は,停止前のシートの搬送速度が所定の閾値速度より速いか,または,左側の温度が所定温度よりも高いか,の何れかであるか否かを判断する(S107)。シートの搬送速度は,例えば,加圧ローラ82の周速,前回搬送したシートの通過に掛かった時間とシートの大きさとの関係,によって算出できる。また,左側の温度は,左側温度センサ94の出力信号に基づいて取得できる。左側の温度は,左側温度センサ94の出力信号に基づいて取得できる。
なお,S107では,左側温度センサ94の出力信号に基づく左側の温度に限らず,中央温度センサ95の出力信号に基づく中央の温度にて判断してもよい。さらに,温度センサによる実測値に限らず,ヒータオンの継続時間等から推測される推測値を使用してもよい。
シートの搬送速度が速い,または,左側の温度が高いと判断した場合(S107:YES),CPU31は,左側ヒータ812aの出力を低下させる(S108)。さらに,CPU31は,紙間を大きくするように設定し(S109),ヒータ制御処理を終了する。ヒータの出力を下げると目標の定着温度を維持し難くなる。そのため,プリンタ100は,シートの搬送間隔である紙間を長くし,定着部8を加熱する時間を確保する。
一方,シートの搬送速度が速くなく,かつ,左側の温度が高くないと判断した場合(S107:NO),CPU31は,右側ヒータ812bの出力を上昇させて(S110),ヒータ制御処理を終了する。S105にてYESの判断に基づいて実行される場合,S108,S110は,寄り量基準調節処理の一例である。そして,S108は,寄り量基準低出力調節の一例であり,S110は,寄り量基準高出力調節の一例である。
定着ベルト811の寄り量は,加圧ローラ82の元々のサイズのばらつきの影響を受けた値である。また,定着ベルト811の寄り量は,シートの搬送中でなくても取得できる。そこで,定着ベルト811の寄り量に基づいて各ヒータの出力を調節することで,加圧ローラ82の元々のサイズにばらつきがあったとしても,シートの斜行量の低減が期待できる。
なお,シートの搬送速度が速い場合,または,定着部8の温度が高い場合には,加圧ローラ82の熱膨張量が大きく,目標の定着温度に既に達している,あるいは過昇温となっていることが想定される。そのため,プリンタ100は,寄り側のヒータの出力を低下させる調節を行う。一方,温度を上げる方が温度調節が容易であることから,シートの搬送速度が速くなく,かつ,定着部8の温度が高くない場合,すなわち加圧ローラ82の熱膨張量が小さいと想定される場合には,プリンタ100は,ヒータの出力を上昇させる調節を行う。
一方,左側の寄り量が閾値寄り量より大きくないと判断した場合(S105:NO),CPU31は,右側の寄り量が閾値寄り量より大きいか否かを判断する(S113)。そして,右側の寄り量が閾値寄り量より大きいと判断した場合(S113:YES),CPU31は,シートの搬送を所定の期間停止する(S114)。S114は,S106と同様の処理である。
さらに,S107〜S110の処理の左右を逆転した処理を行う。つまり,まず,停止前のシートの搬送速度が所定の閾値速度より速いか,または,右側の温度が所定温度よりも高いか,の何れかであるか否かを判断する(S117)。シートの搬送速度が速い,または,右側の温度が高いと判断した場合(S117:YES),CPU31は,右側ヒータ812aの出力を低下させる(S118)。そして,CPU31は,紙間を大きくするように設定し(S119),ヒータ制御処理を終了する。
一方,シートの搬送速度が速くなく,かつ,右側の温度が高くないと判断した場合(S117:NO),CPU31は,左側ヒータ812aの出力を上昇させ(S120),ヒータ制御処理を終了する。S113にてYESの判断に基づいて実行される場合,S118,S120は,寄り量基準調節処理の一例である。そして,S118は,寄り量基準低出力調節の一例であり,S120は,寄り量基準高出力調節の一例である。
一方,左右の何れの寄り量も閾値寄り量より大きくないと判断した場合(S113:NO),CPU31は,右側排紙センサ96と左側排紙センサ97との出力信号に基づいて,シートの斜行が発生しているか否かを判断する(S122)。CPU31は,S102,S106,S114の何れかにてシートの搬送を停止した場合,搬送を再開した後にS122の判断を行う。一方,シートの搬送を停止していない場合には,CPU31は,前回のシートの通過タイミングに基づいてS122の判断を行う。
S122では,前述したように,右側排紙センサ96と左側排紙センサ97とによるシートの検知タイミングの差である検知時間差が,所定の閾値時間より大きい場合に,シートの斜行が発生していると判断する。そして,シートが斜行していないと判断した場合(S122:NO),CPU31は,ヒータ制御処理を終了する。
一方,シートが斜行していると判断した場合(S122:YES),CPU31は,その斜行量が大きいか否かを判断する(S123)。具体的には,CPU31は,検知時間差と閾値時間より大きい所定の大斜行時間とを比較し,検知時間差が大斜行時間よりも大きい場合に,斜行量が大きいと判断する。
そして,斜行量が大きいと判断した場合(S123:YES),CPU31は,シートの搬送を所定の期間停止する(S124)。つまり,プリンタ100は,シートの斜行が大きいと想定される間は印字を行わない。所定の期間は,あらかじめ決められた固定時間でもよいし,斜行量の大きさに応じて設定される可変時間であってもよい。
さらに,CPU31は,シートの左側が先行しているか否かを判断する(S125)。そして,シートの左端が先行していると判断した場合(S125:YES),CPU31は,左側の寄り量が大きい場合と同様に,S107へ進み,S108,S109またはS110を実行して,ヒータ制御処理を終了する。S125にてYESの判断に基づいて実行される場合,S108,S110は,斜行量基準調節処理の一例である。そして,S108は,斜行量基準低出力調節の一例であり,S110は,斜行量基準高出力調節の一例である。
一方,シートの左側が先行していないと判断した場合(S125:NO),つまり,シートの右側が先行している場合,CPU31は,右側の寄り量が大きい場合と同様に,S117へ進み,S118,S119またはS120を実行して,ヒータ制御処理を終了する。S125にてNOの判断に基づいて実行される場合,S118,S120は,斜行量基準調節処理の一例である。そして,S118は,斜行量基準低出力調節の一例であり,S120は,斜行量基準高出力調節の一例である。
なお,ヒータ制御処理では,左右の寄り量とシートの斜行量との両方を検知し,何れかが所定量を超えた場合には,ヒータの出力を調節するとしたが,寄り量と斜行量との何れか一方のみを検知するとしてもよい。例えば,シートの搬送中には,シートの斜行量のみに基づいてヒータを調節し,シートの搬送中以外では,寄り量のみに基づいてヒータを調節するとしてもよい。また,このヒータ制御処理では,寄り量を先に判断し,斜行量を後に判断するとしたが,逆順でもよい。
さらに,寄り量に基づいてヒータの調節を行う場合,両側のヒータ812aと812bとをともに調節してもよい。例えば,図8(A)に示した例では,定着ベルト811が左側に寄っている。プリンタ100は,図11に示すように,左側寄りセンサ92の出力信号が閾値寄り量より大きくなったら,左側ヒータ812aのデューティを5%下げるとともに,右側ヒータ812bのデューティを5%上げる。このようにすれば,片方のヒータのみによって調節するよりも短時間で寄り量を小さくできる。
ただし,両方のヒータの発熱量を調節した場合には,定着ベルト811が反対側へ寄りすぎる可能性がある。そこで,プリンタ100は,左側寄りセンサ92の出力信号が所定の下限値となったら,各ヒータのデューティを少し戻す。例えば,図11に示すように,先の変更方向と逆方向に,先の変更量の半量程度変更する。このようにすれば,定着ベルト811が反対側へ寄りすぎることを抑制できる。なお,下限値は,定着ベルト811が中央の位置に有る場合の寄りセンサの出力信号であり,例えば0である。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態のプリンタ100は,軸方向の左右でシートの有無を検知する右側排紙センサ96と左側排紙センサ97との出力信号に基づいて,シートの斜行を検知する。さらに,プリンタ100は,軸方向の左右で発熱分布を変更可能なヒータを備え,シートの斜行を検知した場合,ヒータの発熱分布を変更する。具体的に,プリンタ100は,シートが先行している側のヒータの出力を低下させる,または,シートが遅れている側のヒータの出力を上昇させる。シートの検知時間の差によって得られる実際のシートの斜行量は,加圧ローラ82の元々のサイズのばらつきの影響を受けた値であり,その実際のシートの斜行量に基づいてヒータの出力を調節することで,加圧ローラ82の元々のサイズにばらつきがあったとしても,シートの斜行量の低減が期待できる。
また,定着ローラの温度のみに基づく調節では,温度センサが周辺温度の影響を受け易く精度が低下し易い。プリンタ100は,両側の排紙センサ96,97から得られるシートの斜行量に基づいてヒータ812の出力を調節するので,周辺温度の影響を受け難い。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,プリンタに限らず,複合機,複写機,スキャナ,FAX装置等,電子写真方式による画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。また,カラープリンタに限らず,モノクロプリンタに適用することもできる。
また,例えば,定着部8は,実施の形態に記載した構成に限らない。例えば,定着ベルト811を含む加熱部81に代えて,加熱ローラとしてもよい。また,ヒータは,一対の回転体のうちの,何れの回転体にあってもよい。また,駆動側と従動側との関係は逆でもよい。
また,実施の形態では,シートの斜行量と,定着ベルト811の寄り量との両方に基づいて,ヒータの発熱量を調節するとしたが,何れか一方のみを用いてもよい。ただし,両方を併用した方が,より適切にヒータを調節できる。
また,斜行量や寄り量が大きい場合,シートの搬送速度と定着部8の温度との両方に応じて,上げる調節を行うか下げる調節を行うかを決定するとしたが,シートの搬送速度と定着部8の温度との何れか一方のみに基づいて決定してもよい。また,シートの搬送速度や定着部8の温度に関わらず,常に上げる調節を行うとしてもよい。
また,シートの搬送を停止するステップや,紙間を大きくするステップは,無くてもよい。ただし,何れも有る方が,画質の低下した画像を形成することを抑制する上で好ましい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
8 定着部
31 CPU
82 加圧ローラ
91 右側寄りセンサ
92 左側寄りセンサ
93 右側温度センサ
94 左側温度センサ
95 中央温度センサ
96 右側排紙センサ
97 左側排紙センサ
100 プリンタ
811 定着ベルト
812 ヒータ
812a 左側ヒータ
812b 右側ヒータ

Claims (16)

  1. 第1の回転体と前記第1の回転体と接する第2の回転体とを有する一対の回転体と,
    前記一対の回転体の軸方向における発熱分布を変更可能であって,前記第1の回転体を加熱するヒータと,
    前記一対の回転体によって搬送されるシートの搬送路中であって,前記一対の回転体よりも下流側,かつ,前記軸方向の一方の側にある第1のシート検知箇所を通過するシートの有無に応じて異なる信号を出力する第1のシートセンサと,
    前記一対の回転体によって搬送されるシートの搬送路中であって,前記一対の回転体よりも下流側,かつ,前記軸方向の他方の側にある第2のシート検知箇所を通過するシートの有無に応じて異なる信号を出力する第2のシートセンサと,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1のシートセンサから出力される信号に基づく前記一方の側のシートの検知タイミングと,前記第2のシートセンサから出力される信号に基づく前記他方の側のシートの検知タイミングと,から取得される検知時間差が,閾値時間よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とでシートの検知タイミングが先になった側の発熱量を下げる変更を行う斜行量基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とでシートの検知タイミングが後になった側の発熱量を上げる変更を行う斜行量基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う斜行量基準調節処理,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記一対の回転体の前記一方の側にある第1の温度検知箇所の温度に応じて異なる信号を出力する第1の温度センサと,
    前記一対の回転体の前記他方の側にある第2の温度検知箇所の温度に応じて異なる信号を出力する第2の温度センサと,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1の温度センサから出力される信号に基づく前記一方の側の検知温度と,前記第2の温度センサから出力される信号に基づく前記他方の側の検知温度と,の差である検知温度差が,閾値温度よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とで検知温度が高温になった側の発熱量を下げる変更を行う温度基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とで検知温度が低温になった側の発熱量を上げる変更を行う温度基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う温度基準調節処理を実行し,
    前記検知温度差が前記閾値温度以下の場合に,前記斜行量基準調節処理を実行する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記検知温度差が前記閾値温度よりも大きい場合に,前記検知温度差が前記閾値温度以下となるまで,シートの搬送を停止する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記斜行量基準調節処理では,
    シートの搬送速度が閾値速度よりも速い場合,前記斜行量基準低出力調節を行い,
    シートの搬送速度が前記閾値速度以下の場合,前記斜行量基準高出力調節を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記斜行量基準調節処理では,
    前記一対の回転体の温度が所定温度よりも高い場合,前記斜行量基準低出力調節を行い,
    前記一対の回転体の温度が前記所定温度以下の場合,前記斜行量基準高出力調節を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記斜行量基準低出力調節を行った場合,前記斜行量基準低出力調節を行う前よりも,シートの搬送間隔を長くする,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記検知時間差が前記閾値時間よりも大きい場合に,所定の期間,シートの搬送を停止する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記第1の回転体は軸方向に移動可能な筒状部材であり,
    前記第1の回転体の前記一方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第1の寄りセンサと,
    前記第1の回転体の前記他方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第2の寄りセンサと,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記一方の側への寄り量と,前記第2の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記他方の側への寄り量とのうち,何れか一方の寄り量が閾値寄り量よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量よりも大きい側の発熱量を下げる変更を行う寄り量基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量以下の側の発熱量を上げる変更を行う寄り量基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う寄り量基準調節処理,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記寄り量基準調節処理では,
    シートの搬送速度が閾値速度よりも速い場合,前記寄り量基準低出力調節を行い,
    シートの搬送速度が前記閾値速度以下の場合,前記寄り量基準高出力調節を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記第1の寄りセンサから出力される信号に基づく前記筒状部材の寄り量と,前記第2の寄りセンサから出力される信号に基づく前記筒状部材の寄り量とのうち,何れか一方の寄り量が前記閾値寄り量よりも大きい場合に,シートの搬送を停止する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 第1の回転体と前記第1の回転体と接する第2の回転体とを有する一対の回転体であって,前記第1の回転体が軸方向に移動可能な筒状部材である前記一対の回転体と,
    前記一対の回転体の軸方向における発熱分布を変更可能であって,前記第1の回転体を加熱するヒータと,
    前記第1の回転体の前記軸方向の一方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第1の寄りセンサと,
    前記第1の回転体の前記軸方向の他方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第2の寄りセンサと,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記一方の側への寄り量と,前記第2の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記他方の側への寄り量とのうち,何れか一方の寄り量が閾値寄り量よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量よりも大きい側の発熱量を下げる変更を行う寄り量基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量以下の側の発熱量を上げる変更を行う寄り量基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う寄り量基準調節処理,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載する画像形成装置において,
    前記一対の回転体の前記一方の側にある第1の温度検知箇所の温度に応じて異なる信号を出力する第1の温度センサと,
    前記一対の回転体の前記他方の側にある第2の温度検知箇所の温度に応じて異なる信号を出力する第2の温度センサと,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記第1の温度センサから出力される信号に基づく前記一方の側の検知温度と,前記第2の温度センサから出力される信号に基づく前記他方の側の検知温度と,の差である検知温度差が,閾値温度よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とで検知温度が高温になった側の発熱量を下げる変更を行う温度基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とで検知温度が低温になった側の発熱量を上げる変更を行う温度基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う温度基準調節処理を実行し,
    前記検知温度差が前記閾値温度以下の場合に,前記寄り量基準調節処理を実行する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11または請求項12に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記寄り量基準調節処理では,
    シートの搬送速度が閾値速度よりも速い場合,前記寄り量基準低出力調節を行い,
    シートの搬送速度が前記閾値速度以下の場合,前記寄り量基準高出力調節を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項11または請求項12に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記寄り量基準調節処理では,
    前記一対の回転体の温度が所定温度よりも高い場合,前記寄り量基準低出力調節を行い,
    前記一対の回転体の温度が前記所定温度以下の場合,前記寄り量基準高出力調節を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 第1の回転体と前記第1の回転体と接する第2の回転体とを有する一対の回転体と,
    前記一対の回転体の軸方向における発熱分布を変更可能であって,前記第1の回転体を加熱するヒータと,
    前記一対の回転体によって搬送されるシートの搬送路中の前記一対の回転体よりも下流側の位置にて,前記軸方向の一方の側にある第1のシート検知箇所を通過するシートの有無に応じて異なる信号を出力する第1のシートセンサと,
    前記一対の回転体によって搬送されるシートの搬送路中の前記一対の回転体よりも下流側の位置にて,前記軸方向の他方の側にある第2のシート検知箇所を通過するシートの有無に応じて異なる信号を出力する第2のシートセンサと,
    を備える画像形成装置のヒータの制御方法であって,
    前記第1のシートセンサから出力される信号に基づく前記一方の側のシートの検知タイミングと,前記第2のシートセンサから出力される信号に基づく前記他方の側のシートの検知タイミングと,から取得される検知時間差が,閾値時間よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とでシートの検知タイミングが先になった側の発熱量を下げる変更を行う斜行量基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,前記一方の側と前記他方の側とでシートの検知タイミングが後になった側の発熱量を上げる変更を行う斜行量基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う斜行量基準調節ステップ,
    を含むことを特徴とするヒータの制御方法。
  16. 第1の回転体と前記第1の回転体と接する第2の回転体とを有する一対の回転体であって,前記第1の回転体が軸方向に移動可能な筒状部材である前記一対の回転体と,
    前記一対の回転体の軸方向における発熱分布を変更可能であって,前記第1の回転体を加熱するヒータと,
    前記第1の回転体の前記軸方向の一方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第1の寄りセンサと,
    前記第1の回転体の前記軸方向の他方の側に位置し,前記第1の回転体から受ける圧力に応じて異なる信号を出力する第2の寄りセンサと,
    を備える画像形成装置のヒータの制御方法であって,
    前記第1の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記一方の側への寄り量と,前記第2の寄りセンサから出力される信号に基づく前記第1の回転体の前記他方の側への寄り量とのうち,何れか一方の寄り量が閾値寄り量よりも大きい場合に,
    前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量よりも大きい側の発熱量を下げる変更を行う寄り量基準低出力調節と,
    前記ヒータの発熱分布を,寄り量が前記閾値寄り量以下の側の発熱量を上げる変更を行う寄り量基準高出力調節と,
    の少なくとも一方の調節を行う寄り量基準調節ステップ,
    を含むことを特徴とするヒータの制御方法。
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