JP2009175344A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着時における加熱ローラの端部温度の上昇を改善した画像形成装置を提供する。
【解決手段】 この画像形成装置は、加熱手段7を有する加熱ローラ8と、加熱ローラ8に圧接される加圧ローラ9とを備える定着部と、加熱ローラ8の長手方向の少なくとも中央部および端部に設けられる温度検出手段と、温度検出手段により検出された中央部および端部の温度に応じて、定着部を加熱ローラの長手方向へ移動させる定着部移動手段とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、未定着画像を記録紙に加熱定着させる画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム上に潜像を形成し、それを転写ベルトに転写し、記録紙に定着させることにより印刷して出力する。転写ベルト上の未定着画像を記録紙に定着させる方法として、熱ローラ方式が知られている。この熱ローラ方式では、圧接された2つのローラのうち少なくとも一方のローラを加熱し、2つのローラの圧接部に未定着画像を形成するトナーが付着された記録紙を挿入し、記録紙を加熱および加圧して、トナーを記録紙に定着させている。
この熱ローラ方式において、上記2つのローラを備える定着装置へは、異なる複数のサイズの記録紙が供給されるが、幅狭の小サイズの記録紙が供給された場合、ローラにおいて記録紙が通過しない部分(非通紙部)が存在し、その部分では記録紙への熱の伝導がないため、記録紙が通過する部分に比較してローラ温度が上昇するという端部温度上昇が発生する。
その結果、小サイズの記録紙が連続通紙された後に、大サイズの記録紙が通紙されると、定着むらやしわが発生したり、非通紙部の未定着のトナーが溶けすぎてローラに付着し、記録紙の表面を汚すというホットオフセット等が発生する。また、非通紙部の温度が高くなりすぎると、通紙部と非通紙部でローラに大きな温度差が発生し、高温部と低温部での熱膨張の違いから、ローラにゆがみが生じ、ローラが劣化する。
これらの問題に鑑み、記録紙を収容する容器を記録紙の幅方向に移動させたり、記録紙の幅方向に対して並列に複数の供給口を有する記録紙を収容する容器を使用したりして、ローラのほぼ全域に記録紙を通過させることで端部温度上昇を改善する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、薄肉のローラ内にローラ全体を加熱するためのヒータとローラ両端部を加熱するためのヒータを設置し、立ち上げ時は2本のヒータを使用し、立ち上げ時以外はローラ全体を加熱するヒータを使用することで端部温度上昇を改善する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−211823号公報 特開2006−154149号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、記録紙を収容する容器の幅方向の位置が変化するため、記録紙が給紙される位置に合わせて画像を描画しなければならず、制御が複雑になるという問題がある。
上記特許文献2に記載の技術では、印刷画像にトナー付着量の偏りが存在する場合や、片側の端部のトナー付着量が多く、反対側の端部のトナー付着量が少ない場合、トナー付着量が少ない端部にも定着に必要な熱以上の熱が与えられ、エネルギーを無駄に消費するという問題がある。
そこで、制御が複雑にならず、エネルギーを無駄に消費することなく、端部温度上昇を改善する画像形成装置の提供が望まれている。
本発明は、上記課題に鑑み、ローラ中央部と端部の温度を検出し、検出した温度に基づいて定着部を軸方向に移動させることにより、制御が複雑にならず、エネルギーを無駄に消費することなく、端部温度上昇を改善して、未定着画像を記録紙に定着させることができることを見出すことによりなされたものである。
すなわち、本発明によれば、加熱手段を有する加熱ローラと、加熱ローラに圧接される加圧ローラとを備える定着部を含む画像形成装置であって、加熱ローラの長手方向の少なくとも中央部および端部に設けられる温度検出手段と、温度検出手段により検出された中央部および端部の温度に応じて定着部を加熱ローラの長手方向へ移動させる定着部移動手段とを含む。
温度検出手段は、加熱ローラの長手方向の少なくとも中央部と端部の2箇所に設けられるが、端部は両端に2つあり、それら2つの端部と中央部の3箇所に設けられるのが好ましい。加熱ローラの長手方向に所定間隔で4つ以上設け、各部の温度を詳細に検出することができるほうが細かく制御を行うことができ、よりエネルギー消費の無駄を防止することができるので好ましい。
この画像形成装置は、加熱ローラと加圧ローラとの間へ搬送される記録紙の幅方向の中心を基準位置とし、基準位置に対する加熱ローラの長手方向の中心位置のずれ量を検出するずれ量検出手段を含み、定着部移動手段が、温度検出手段により検出された中央部および端部の温度とずれ量検出手段により検出されたずれ量に応じて定着部を加熱ローラの長手方向へ移動させ、定着部の位置を補正する。これにより、端部温度が高ければ、端部を記録紙が通過するように定着部を移動させるが、現在の位置が既に端部を通過する位置であれば移動させることなく、現在の位置が中央部を通過する位置であれば端部を通過する位置へ移動させ、記録紙が確実に端部を通過するように補正することができる。
この画像形成装置は、温度検出手段により検出された中央部の温度と端部の温度との差が閾値を超える場合に、温度が高い中央部または端部を記録紙が通過するように定着部の位置を補正する。端部の方が、温度が高い場合、端部を記録紙が通過するように定着部の位置を補正するが、端部は両側にあるため、一方の端部を通過させた後は他方の端部を通過させるように、交互に記録紙が通過するように定着部の位置を補正する。
また、画像形成装置は、記録紙へのトナー付着割合を計算するトナー付着割合演算手段と、計算されたトナー付着割合から推定される定着温度を算出する定着温度推定手段とをさらに含む。これらの手段を含む装置では、定着部移動手段が、推定される定着温度と検出された中央部および端部の温度とに応じて、定着部を加熱ローラの長手方向へ移動させ、定着部の位置を補正する。
このように、記録紙の幅方向における印刷画像のトナー付着割合を計算し、推定されるトナー付着割合から定着に必要な温度を求め、その推定される温度に基づいて定着部を移動させ、定着を行うことにより、記録紙へのトナー付着割合から記録紙の幅方向の必要な定着温度を推定し、推定した定着温度が高い部分については、加熱ローラ温度が最も高い中央部へ通紙させ、推定した定着温度が低い部分については、加熱ローラ温度が低い端部へ通紙させ、加熱ローラの端部温度に定着に必要とされる十分な温度がなくても定着処理を行うことができ、その結果、ウォームアップ時間を短縮することができ、省エネルギーを促進することができる。
トナー付着割合演算手段は、記録紙を幅方向に3つに分割し、分割された各画像における全色の画像ドット数を算出し、最大画像ドット数で除算することにより、トナー付着割合を計算する。定着温度は、トナー付着割合が大きいほど高くなり、定着温度推定手段は、予め設定された定着温度とトナー付着割合との関係を示すグラフやテーブルを使用して、トナー付着割合から推定される定着温度を算出することができる。
この場合の定着部の位置の補正は、温度検出手段により検出された加熱ローラの長手方向の中央部の温度がその端部の温度より高く、定着温度推定手段により算出された、記録紙の幅方向に3つに分割された中央部、右端部、左端部の定着温度のうち、中央部の定着温度が最も高い場合、記録紙の中央部が加熱ローラの中央部を通過するように行う。
また、温度検出手段により検出された加熱ローラの中央部の温度がその端部の温度より高く、定着温度推定手段により算出された右端部の定着温度が最も高く、温度検出手段により検出された中央部の温度と端部の温度との差が、定着温度推定手段により算出された右端部の温度と左端部の温度との差より小さい場合、加熱ローラの中央部を記録紙の右端部が通過するように、定着部の位置の補正を行う。
温度検出手段により検出された加熱ローラの中央部の温度がその端部の温度より高く、定着温度推定手段により算出された右端部の定着温度が最も高く、定着温度推定手段により算出された右端部の定着温度が最も高く、温度検出手段により検出された中央部の温度と端部の温度との差が、定着温度推定手段により算出された右端部の温度と左端部の温度との差より大きい場合、加熱ローラの中央部を記録紙の中央部が通過するように、定着部の位置の補正を行う。
上記では、右端部の定着温度が最も高い場合を記載したが、左端部の定着温度が最も高い場合も同様で、温度検出手段により検出された中央部の温度と端部の温度との差が、定着温度推定手段により算出された右端部の温度と左端部の温度との差より小さい場合、加熱ローラの中央部を記録紙の左端部が通過するように、定着部の位置の補正を行い、大きい場合には、加熱ローラの中央部を記録紙の中央部が通過するように、定着部の位置の補正を行う。
以下、図面を参照して本実施形態の画像形成装置について詳細に説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置の構成例を示した図である。この画像形成装置は、4つの感光体1a〜1dと、感光体1a〜1dに接触する中間転写ベルト2と、各感光体1a〜1dにレーザダイオード(LD)光3a〜3dを照射するLD装置と、各感光体1a〜1dにそれぞれ隣接して設置される図示しない各色のトナーカートリッジとを備えている。
また、この画像形成装置は、記録紙を積載するための給紙カセット4と、中間転写ベルト2に形成された画像を記録紙に転写するための転写ローラ5と、トナーが転写された記録紙にトナーを定着させる定着装置6とを備えている。
記録紙に画像を形成する場合、給紙カセット4に収納された記録紙のうち最上部にある記録紙が給紙され、静電吸着によって搬送ベルト上に吸着され、感光体1a〜1dへ向けて搬送される。感光体1a〜1dに隣接して設置されるトナーカートリッジは、記録紙の給紙側からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で設置されている。
感光体1a〜1dの表面を一様に帯電し、各LD装置が各色に対応したLD光3a〜3dを照射し、各感光体1a〜1d上に静電潜像を形成する。トナーカートリッジは、静電潜像を現像、すなわち各感光体1a〜1d上に各色のトナーを付着させ、各感光体1a〜1d上にトナー像を形成する。感光体1a〜1dは、中間転写ベルト2の移動に伴って回転し、感光体1a〜1d上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト2に転写される。中間転写ベルト2に転写されたトナー像は、搬送ベルト上に吸着された記録紙上に、転写ローラ5によって転写される。
記録紙上に形成されたカラー画像は、各色のトナーが記録紙上に載った状態であるため、搬送ベルトから剥離し、定着装置6へ送られ、記録紙に定着させる。記録紙への定着後、排紙される。
図2は、図1に示す画像形成装置が備える定着装置6の構成例を示した図である。定着装置6は、内部にハロゲンヒータやIH加熱源等の加熱手段7を備える加熱ローラ8と、加熱ローラ8に隣接して配置される加圧ローラ9とからなる定着ユニット10を含む。加圧ローラ9には、モータ等の駆動手段が接続され、この駆動手段によって加圧ローラ9が回転することにより、加圧ローラ9に隣接する加熱ローラ8が従属回転される。
ここで、図3を参照して定着装置6が備える定着ユニット10の構成を説明する。定着ユニット10は、加熱ローラ8および加圧ローラ9のほか、加熱ローラ8の長手方向の中央部に設けられた中央部サーミスタ11と、加熱ローラ8の長手方向の端部に設けられた端部サーミスタ12を備える。ここで、長手方向とは、矢線Lに示す方向である。中央部サーミスタ11および端部サーミスタ12は、加熱ローラ8の温度検出手段として機能し、加熱ローラ8の対応する位置の温度を検出して、その温度を制御部17に出力する。なお、制御部17については後述する。
温度検出手段としてサーミスタを挙げたが、サーミスタに限定されるものではなく、接触型、非接触型を問わず、任意のセンサを用いてもよく、また、中央と端部の2箇所に限られるものではなく、2以上の箇所に配置することができ、その数が多いほど細かく制御を行うことができ、よりエネルギー消費の無駄を防止することができるので好ましい。
再び図2を参照して定着装置6について説明を続ける。定着装置6は、正逆両方への回転が可能なモータ13と、モータ13に接続され、略円形でその周部に複数の歯を有するピニオンギア14と、ピニオンギア14の歯に噛み合う複数の歯を有し、複数の歯が並んだ長手方向が加熱ローラ8の長手方向と平行になるように設けられるラック15と、定着ユニット10の位置を検知するセンサ16とをさらに備えている。
モータ13は、回転数および回転方向を制御することにより、ピニオンギア14およびラック15を介して定着ユニット10の位置を変えることができる。センサ16は、定着ユニット10の基準位置からのずれ量を相対位置で判断する。この基準位置は、搬送される記録紙の幅方向の中心位置とされ、ずれ量は、加熱ローラ8の中心と基準位置との距離として得られる。
この定着装置6へは、トナー像が転写された記録紙が搬送され、加熱ローラ8と加圧ローラ9との間に形成されるニップで、記録紙に熱と圧力が加えられ、トナー像が記録紙に定着される。ここで各方向を整理しておくと、加熱ローラ8の長手方向、ラックの複数の歯が並んだ長手方向、記録紙の幅方向はいずれも同じ方向で、これらの方向に対して垂直な方向が、記録紙が搬送される方向である。
図4を参照して画像形成装置の制御系の構成を説明する。この制御系は、CPUを含む制御部17と、画像データを格納する画像メモリ18と、画像メモリ18に格納された画像データから可視像を形成する画像作像部19と、加圧ローラ9を駆動させ、回転させる駆動源20と、制御部17に対し、画像形成装置全体の制御を実行させる制御プログラムを格納するメモリ21とを含んで構成されている。
制御部17は、メモリ21から読み出して制御プログラムを実行し、加熱手段7により加熱ローラ8を加熱し、中央部サーミスタ11および端部サーミスタ12の各々からの温度を温度信号してA/D変換器を介して入力することにより加熱ローラ8の中央部と端部の温度を検出する。
また、制御部17は、定着ユニット10の位置を補正するための位置補正手段としても機能し、加熱ローラ8の中央部の温度と端部の温度とに基づいて定着ユニット10の補正位置を算出し、その算出した補正位置に定着ユニット10を移動させる。なお、定着ユニット10の補正位置は、基準位置からのずれ量とし、記録紙の幅方向の中心位置と加熱ローラ8の長手方向の中心位置とが重なり合うときをずれ量0とし、記録紙に向いて加熱ローラ8が右側へ移動している場合を正、左側へ移動している場合を負とする。すなわち、そのずれ量は、記録紙の幅方向の中心位置に対し、加熱ローラ8の長手方向の中心位置が右側へ10mm移動しているときは+10mm、加熱ローラ8の長手方向の中心位置が左側へ10mm移動しているときは−10mmである。なお、基準位置へは、装置電源がONされたときに移動される。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、制御部17が制御プログラムを実行することにより行われる処理について説明する。ステップ500において処理を開始し、まず、ステップ501において制御部17、画像メモリ18、メモリ21からなるエンジンが印刷要求とともに画像データを受け取り、画像メモリ18へ画像データを格納する。印刷要求および画像データは、PC等の外部機器から送信され、ケーブルやネットワークを介して画像形成装置が備える通信手段や転送手段が受け取り、これら手段により入力される。ステップ502において、中央部サーミスタ11および端部サーミスタ12からの温度信号をA/D変換器を介して受け取り、加熱ローラ8の中央部および端部の温度を検出する。
続いて、ステップ503において加熱ローラ8の中央部の温度が定着可能基準温度Tより高い温度であるか否かを判定する。ここで、基準温度T以下である場合は、ステップ504へ進み、定着可能な温度に達するまで待機した後、ステップ502へ戻る。このステップ504では、定着可能な温度に達するまで待機するのではなく、ある時間だけ待機し、その後ステップ502へ戻り、再びステップ503の判定を行う処理を、定着可能な温度に達するまで繰り返すこともできる。これに対し、基準温度Tより高い温度である場合には、定着可能な温度に達しているため、ステップ505へ進み、定着処理の実行を開始する。この基準温度Tは、A4、A5、B4、はがき、封筒といった記録紙の種類やサイズによって決定され、記録紙がはがきである場合は、例えば170℃とすることができる。
ステップ505では、現在の定着ユニット10の補正位置、すなわちずれ量が0より大きいか否かを判定する。これは、定着ユニット10が右側へ移動しているかどうかを判定するものである。ここで、定着ユニット10の補正位置が0以下と判定した場合は、ずれ量が0あるいは負であるため、ステップ506へ進み、加熱ローラ8の端部温度と中央部の温度との差が、閾値である基準値Aよりも大きいか否かを判定する。基準値Aは、加熱ローラ8の端部温度を下げる必要があるか否かを判断する目安となる温度範囲を規定するものであり、任意に設定することができ、例えば10℃とすることができる。
基準値A以下である場合は、ステップ507へ進み、定着ユニット10の補正位置を0とし、続くステップ515において定着ユニット10の補正位置に基づいて定着ユニット10の位置を移動させる。この場合、定着ユニット10の位置を中央にし、記録紙が定着ユニット10の中央部を通過するように設定する。これはすなわち、基準位置に加熱ローラ8の長手方向の中心位置を合わせ、記録紙を定着ユニット10へ搬送し、通過させることを意味する。
これに対し、基準値Aを超える場合は、端部温度を下げる必要があることから、ステップ508へ進み、定着ユニット10の補正位置を計算する。補正位置の計算には、以下の式1を用いることができる。
Figure 2009175344
式1中、Dは、補正位置で、Wrは、定着ユニット10への通紙可能範囲で、Wpは、記録紙の幅である。定着ユニット10の通紙可能範囲が300mmで、記録紙が幅100mmのはがきである場合、補正位置Dは、式1より、100mmと計算される。
ステップ510では、定着ユニット10の補正位置が基準値Bよりも大きいか否かを判定する。基準値Bは、基準位置に対する定着ユニット10の右側への最大ずれ量で、基準位置からの定着ユニット10の移動可能量であり、これも基準値Aと同様、任意に設定することができ、例えば100mmとすることができる。定着ユニット10の補正位置が基準値Bより大きい場合、ステップ512へ進み、定着ユニット10の補正位置をBとし、ステップ515へ進む。これに対し、定着ユニット10の補正位置が基準値B以下である場合、そのままステップ515へ進む。
基準値Bを100mmとした場合、上記例では、補正位置Dが100mmであるため、そのままステップ515へ進む。ステップ515では、定着ユニット10の補正位置に基づいて定着ユニット10の位置を移動させる。上記例では、定着ユニット10を右側へ100mm移動させる。
ステップ505で定着ユニット10の補正位置が0より大きいと判定した場合は、定着ユニット10が既に右側へずれ、その右側端部には記録紙が通過せず、端部温度が上昇していることから、ステップ509へ進み、端部温度を下げるために定着ユニット10の補正位置を計算し、ステップ511へ進む。なお、ステップ511、513は、ステップ510、512と同様であるため、説明を省略する。
続くステップ514では、定着ユニット10の補正位置の符号を負に変更する。すなわち、定着ユニット10の移動させる方向を、記録紙が通過するように左側へ変更する。端部サーミスタ12が片側のみに設けられる場合、他側の端部温度を検出することができない。しかしながら、片側の端部温度が上昇していれば、他側の端部温度も上昇していると推定できる。そこで、定着ユニット10の位置を右側へ移動させた後、左側へ移動させ、これを交互に繰り返すことにより、片側端部のみ温度が上昇するのを防止することができる。
ステップ515では、定着ユニット10の補正位置に基づいて定着ユニット10を移動させる。上記例の場合、定着ユニット10を左側へ100mm移動させる。
その後、ステップ516において印刷を開始する。ここでは、画像作像部19を動作させ、記録紙上にトナー像を形成し、定着装置6により記録紙上にそのトナー像を定着させる。
このようにして、定着ユニット10の位置を移動させることにより、図6に示すような加熱ローラ8の両端部における温度上昇を防止することができる。なお、図6には、定着ユニット10の位置を移動させておらず、加熱ローラ8の両端部における温度が上昇しているのが示されている。これが、定着ユニット10の位置を移動させ、記録紙を中央部、端部へと均等に給紙することで、加熱ローラ8の長手方向におけるいずれの位置においてもほぼ同じ温度とすることができる。これにより、加熱ローラ8の中央部と端部との温度差による劣化や端部のホットオフセット等の定着不良を防止することができる。
上述した実施形態では、加熱ローラ8の端部温度上昇を抑制するために、定着ユニット10の位置を移動させた。その結果、端部温度は下がるが、その端部温度が全体を定着するのに必要とされる温度より低い温度になる場合がある。これでは十分な定着処理を行うことはできない。この状態において定着処理を行うためには、全体を定着するのに必要とされる温度に達するまで加熱ローラ8を、加熱手段7を使用して加熱しなければならない。この加熱している時間をウォームアップ時間という。このウォームアップ時間は、定着処理にかかる時間を長くし、エネルギーを消費する。また、未定着画像は、部分によってトナー量が異なり、高い定着温度を必要とする部分と、低い定着温度でよい部分とが存在する。
そこで、この第2実施形態では、このウォームアップ時間を短縮するべく、定着温度を推定する要素となるトナー付着割合を計算する手段と定着温度推定手段とを備え、次の印刷画像についてトナー付着割合を計算し、そのトナー付着割合から定着温度を推定し、記録紙において高い定着温度を必要とする部分については、端部温度が下げられて端部に比較して温度が高くなった加熱ローラ8の中央部を、低い定着温度でよい部分については、加熱ローラ8の端部を通過させる。
この第2実施形態において、制御部17を、トナー付着割合演算手段および定着温度推定手段として機能させることで、制御系に別途構成を追加することなく実現することができる。
この第2実施形態で行う処理を、図7を参照して詳細に説明する。ステップ700から処理を開始し、まず、ステップ701において、制御部17、画像メモリ18、メモリ21からなるエンジンが印刷要求とともに画像データを受け取り、画像メモリ18に画像データを格納する。
ステップ702において、中央部サーミスタ11、端部サーミスタ12からの温度信号をA/D変換器を介して受け取り、加熱ローラ8の中央部と端部の温度を検出する。
続いてステップ703において、加熱ローラ8の中央部の温度が端部温度より高いか否かを判定する。加熱ローラ8の中央部の温度が端部温度以下である場合、ステップ706へ進み、加熱ローラ8の中央部の温度が定着可能基準温度Tより高いか否かを判定する。これに対し、加熱ローラ8の中央部の温度が端部温度以下である場合は、ステップ707へ進み、定着可能な温度に達するまで待機し、ステップ702へ戻る。これも上記と同様、ステップ707ではある時間だけ待機し、定着可能な温度に達するまでステップ702、703、706の処理を繰り返すことができる。加熱ローラ8の中央部の温度が基準温度Tより大きい場合は、ステップ708へ進む。この基準温度Tは、記録紙の種類やサイズによって決定され、記録紙をはがきとした場合、基準温度Tは170℃とすることができる。
ステップ708以降の処理は、図5に示すステップ505以降の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップ703において、加熱ローラ8の中央部の温度が端部温度より大きい場合、ステップ704へ進み、印刷可能な温度に達したか否かを判定する。この中央部温度が端部温度より大きい場合とは、端部温度を下げる処理が行われた後の状態である。ステップ704における印刷可能温度に達したか否かの判定についての詳細は後述する。
ステップ704において、印刷可能温度に達していないと判定した場合、ステップ707へ進み、印刷可能な温度に達するまで待機し、ステップ702へ戻る。これに対し、印刷可能温度に達したと判定した場合、ステップ705へ進み、定着温度に合わせ、定着ユニット10の補正位置を計算する。この補正位置の計算方法は後述する。その後、ステップ718へ進み、定着ユニット10の位置を移動させ、ステップ719で印刷を開始する。すなわち、画像作像部19を動作させ、記録紙上にトナー像を形成した後、定着装置6により記録紙上のトナー像を定着させる。
このように加熱ローラ8を移動させることにより端部が冷え、定着に必要な温度に達しておらず、ウォームアップ等が必要な状態であっても、印刷可能な温度であれば、印刷を開始することができ、ウォームアップ時間を短縮することができる。
ここで、上述したステップ704における印刷可能温度に達したか否かについての判定方法を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ800で処理を開始し、ステップ801でトナーの付着割合を計算する。例えば、画像メモリ18に格納された印刷画像を主走査方向、すなわち記録紙の幅方向に左部画像、中央部画像、右部画像に3分割する。分割した各画像を検索して全色の画像ドット数を求め、最大画像ドット数で除算する。ドット数は、解像度の単位として使用され、縦横方向1インチ当たりの点(ドット)の数である。全色の画像ドット数は、画像を形成する領域においてトナーを付着させて色がついた点の総数で、最大画像ドット数は、画像を形成する領域全体の点の総数である。
ステップ802では、計算されたトナー付着割合に基づいて、分割した各画像の定着温度を計算する。例えば、図9に示すようにトナー付着割合と定着温度との関係を予めグラフ化しておき、上記で計算されたトナー付着割合を基に、このグラフから定着温度を求めることができる。
トナー付着割合が10%である場合、図9に示すグラフを用いて、定着温度を150℃と求めることができる。なお、図9に示すグラフは一例であり、トナー付着割合に対する定着温度をデータとして保持するテーブルとして構成することもできる。
次に、ステップ803において、右部画像における定着温度が分割した各画像の定着温度のうち最も高いか否かを判定する。右部画像における定着温度が最も高い場合、ステップ804へ進み、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が右部画像の定着温度と左部画像の定着温度の差より小さいか否かを判定する。すなわち、定着ユニット10を移動させ、定着温度が最も高い右部画像と加熱ローラ8の温度が最も高い中央部とを合わせた場合に、加熱ローラ8の中央部の温度が右部画像の定着温度を超えると同時に加熱ローラ8の温度の低い端部温度が左部画像の定着温度より高くなるか否かを判定する。
加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が右部画像の定着温度と左部画像の定着温度の差より小さい場合、ステップ805へ進み、右部画像の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度より低いか否かを判定する。右部画像の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度より低い場合、印刷可能温度に達していると判定する(ステップ812)。これに対して、右部画像の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度以上の場合、印刷可能温度に達していないと判定する(ステップ813)。
その一方、ステップ804において、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が右部画像の定着温度と左部画像の定着温度の差より大きい場合、ステップ806へ進み、右部画像の定着温度が加熱ローラ8の端部温度より小さいか否かを判定する。右部画像の定着温度が加熱ローラ8の端部温度より小さい場合、印刷可能温度に達していると判定し(ステップ814)、右部画像の定着温度が加熱ローラ8の端部温度以上の場合は印刷可能温度に達していないと判定する(ステップ813)。
ステップ803において、右部画像の定着温度が最も高いと判定されない場合、ステップ807へ進み、左部画像の定着温度が分割した各画像の定着温度のうち最も高いか否かを判定する。この判定において、左部画像の定着温度が最も高い場合、ステップ808へ進み、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が左部画像の定着温度と右部画像の定着温度の差より小さいか否かを判定する。すなわち、定着ユニット10を移動させ、定着温度が最も高い左部画像と加熱ローラ8の温度が最も高い中央部を合わせたときに、加熱ローラ8の中央部の温度が左部画像の定着温度を超えるとともに、加熱ローラ8の温度の低い端部温度が右部画像の定着温度より高くなるか否かを判定する。
加熱ローラ8の中央部の温度と端部温度との差が左部画像の定着温度と右部画像の定着温度との差より小さい場合は、ステップ809へ進み、左部画像の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度より低いか否かを判定する。左部画像の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度より低い場合、印刷可能温度に達していると判定する(ステップ814)。これに対し、左部画像の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度以上である場合は印刷可能温度に達していないと判定する(ステップ815)。
ステップ808において、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が左部画像の定着温度と右部画像の定着温度の差より大きい場合、ステップ810へ進み、左部画像の定着温度が加熱ローラ8の端部温度より小さいか否かを判定する。左部画像の定着温度が加熱ローラ8の端部温度より小さい場合、印刷可能温度に達していると判定し(ステップ816)、左部画像の定着温度が加熱ローラ8の端部温度以上である場合には、印刷可能温度に達していないと判定する(ステップ815)。
ステップ807において、左部画像の定着温度が最も高いと判定されない場合、すなわち中央部の定着温度が最も高いと判定された場合、ステップ811へ進み、中央部の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度より低いか否かを判定する。中央部の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度より低い場合、印刷可能温度に達していると判定する(ステップ816)。これに対し、中央部の定着温度が加熱ローラ8の中央部の温度以上である場合は、印刷可能温度に達していないと判定する(ステップ815)。
上述したステップ705における定着ユニット10の補正位置の計算方法について、図10に示すフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。ステップ1000から処理を開始し、まず、ステップ1001において、上記ステップ802で求めた右部画像の定着温度が分割した各画像の定着温度の中で最も高い温度か否かを判定する。右部画像の定着温度が最も高い場合、ステップ1002へ進み、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が右部画像の定着温度と左部画像の定着温度の差より小さいか否かを判定する。すなわち、定着ユニット10を移動させ、定着温度が最も高い右部画像と加熱ローラ8の温度が最も高い中央部とを合わせたときに、加熱ローラ8の中央部の温度が右部画像の定着温度を超えるとともに、加熱ローラ8の温度の低い端部温度が左部画像の定着温度より高くなるか否かを判定する。
ステップ1002において、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が右部画像の定着温度と左部画像の定着温度の差より小さい場合、定着ユニット10の補正位置を0とし、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。ステップ1002において加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が右部画像の定着温度と左部画像の定着温度の差より小さい場合、ステップ1003へ進み、定着ユニット10の補正位置を印刷画像の幅を3で除した値とする。この3という数値は、印刷画像を分割した数である。印刷画像の幅を3で除した値を定着ユニット10の補正位置とすることで、定着ユニット10の位置を定着温度が最も高い右部画像と、加熱ローラ8の温度が最も高い中央部とを合わせることができる。
続くステップ1004では、定着ユニット10の補正位置が基準値B(定着ユニット10の基準位置からの移動可能量)より大きいか否かを判定する。定着ユニット10の補正位置が基準値Bより大きい場合、ステップ1005において定着ユニット10の補正位置をBとし、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。定着ユニット10の補正位置が基準値B以下である場合、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。
一方、ステップ1001において、右部画像の定着温度が最も高いと判定されない場合、ステップ1007へ進み、ステップ802で求めた左部画像の定着温度が分割した各画像の定着温度の中で最も高いか否かを判定する。左部画像の定着温度が最も高いと判定されない場合、すなわち、中央部の定着温度が最も高いと判定される場合、ステップ1006へ進み、定着ユニット10の補正位置を0とし、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。これに対し、左部画像の定着温度が最も高いと判定された場合、ステップ1008へ進み、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が左部画像の定着温度と右部画像の定着温度の差より小さいか否かを判定する。ステップ1008において、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が左部画像の定着温度と右部画像の定着温度の差以上である場合は、定着ユニット10の補正位置を0とし、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。
これに対し、加熱ローラ8の中央部と端部の温度差が左部画像の定着温度と右部画像の定着温度の差より小さい場合は、定着ユニット10の補正位置を印刷画像の幅を3で除した値にマイナスを付けた値、すなわち−1/3倍とする。これにより、定着ユニット10の位置を定着温度が最も高い左部画像と、加熱ローラ8の温度が最も高い中央部を合わせる。
ステップ1010において、定着ユニット10の補正位置は、基準値B(定着ユニット10の基準位置からの移動可能量)よりも小さいか否かを判定する。定着ユニット10の補正位置が基準値Bより小さい場合、ステップ1011において定着ユニット10の補正位置を−Bとし、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。定着ユニット10の補正位置が基準値−B以上である場合、定着ユニット10の補正位置の計算を終了する。
このようにして定着ユニット10の位置を移動することにより、図11に示すように、加熱ローラ8が冷えた状態からのウォーミングアップ等の加熱ローラ8の端部温度低下時において、加熱ローラ8の端部温度が十分な温度になくても印刷を開始することができる。
本発明の画像形成装置は、ローラ中央部と端部の温度を検出し、検出した温度に基づき定着ユニットを、ローラの長手方向へ移動させているので、ローラの幅に対し、記録紙の幅が小さい小サイズ紙を連続印刷した場合のローラ端部温度が上昇するのを防止することができ、ローラの劣化や端部の定着不良を防止することができる。また、記録紙へのトナー付着割合から記録紙の幅方向の必要な定着温度を推定し、推定定着温度が高い部分に定着ローラ温度の最も高い中央部を通紙させ、推定定着温度が低い部分は定着ローラ温度の低い端部を通過させることにより、定着ローラの端部温度が十分な温度でなくても、定着処理を行っているので、ウォームアップ時間を短縮することができ、省エネルギー化を促進することができる。
これまで本発明の画像形成装置を上述した実施形態をもって詳細に説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本実施形態の画像形成装置の構成を示した図。 図1に示す画像形成装置が備える定着装置の構成を示した図。 図2に示す定着装置が備える定着ユニットの構成を示した図。 本実施形態の画像形成装置の制御系の構成を示した図。 端部温度の上昇を防止する処理の流れを示したフローチャート。 加熱ローラの長手方向距離と、加熱ローラの温度との関係を示した図。 端部温度の上昇を防止する処理において、ウォームアップ時間を短縮した処理の流れを示したフローチャート。 印刷可能温度に達したか否かを判定する処理の流れを示したフローチャート。 トナー付着割合と定着温度との関係を示した図。 定着温度に合わせた補正位置を計算する処理の流れを示したフローチャート。 ウォームアップ時の加熱ローラの長手方向距離と、加熱ローラの温度との関係を示した図。
符号の説明
1a〜1d…感光体、2…中間転写ベルト、3a〜3d…LD光、4…給紙カセット、5…転写ローラ、6…定着装置、7…加熱手段、8…加熱ローラ、9…加圧ローラ、10…定着ユニット、11…中央部サーミスタ、12…端部サーミスタ、13…モータ、14…ピニオンギア、15…ラック、16…センサ、17…制御部、18…画像メモリ、19…画像作像部、20…駆動源、21…メモリ

Claims (5)

  1. 加熱手段を有する加熱ローラと、加熱ローラに圧接される加圧ローラとを備える定着部を含む画像形成装置であって、
    前記加熱ローラの長手方向の少なくとも中央部および端部に設けられる温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記中央部および前記端部の温度に応じて、前記定着部を前記加熱ローラの長手方向へ移動させる定着部移動手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記加熱ローラと前記加圧ローラとの間へ搬送される記録紙の幅方向の中心を基準位置とし、前記基準位置に対する前記加熱ローラの長手方向の中心位置のずれ量を検出するずれ量検出手段を含み、
    前記定着部移動手段が、前記温度検出手段により検出された前記中央部および前記端部の温度と、前記ずれ量検出手段により検出された前記ずれ量に応じて、前記定着部を前記加熱ローラの長手方向へ移動させ、前記定着部の位置を補正する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着部移動手段は、前記温度検出手段により検出された前記中央部の温度と前記端部の温度との差が閾値を超える場合に、温度が高い前記中央部または前記端部を前記記録紙が通過するように前記定着部の位置を補正する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録紙へのトナー付着割合を計算するトナー付着割合演算手段と、計算された前記トナー付着割合から推定される定着温度を算出する定着温度推定手段とをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー付着割合演算手段は、前記記録紙を幅方向に3つに分割し、分割された各画像における全色の画像ドット数を算出し、最大画像ドット数で除算することによりトナー付着割合を計算し、前記定着温度推定手段は、予め設定された定着温度とトナー付着割合との関係を示すグラフまたはテーブルを使用して、前記トナー付着割合から推定される前記定着温度を算出する、請求項4に記載の画像形成装置。
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