JP5121886B2 - 定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、及びプリンター等の電子写真方式の画像形成装置に適用される定着装置、及びそれを備える画像形成装置に関する。
この種の定着装置は、電子写真法、静電記録法、磁気写真法等の画像形成装置に適用され、トナー像が転写された記録用紙(普通紙、静電記録用紙、写真用紙等)を一対の定着用回転部材(ベルトやローラ)間に挟みこんで加熱及び加圧し、記録用紙上のトナー像を定着させるものである。
例えば、図7に示すような定着装置では、定着ローラ101と加熱ローラ102間に無端状の定着ベルト103を架け渡し、定着ローラ101と加圧ローラ104を定着ベルト103を介して相互に押圧して、定着ベルト103と加圧ローラ104間にニップ域を形成し、定着ローラ101、加熱ローラ102、及び加圧ローラ104を回転させて、定着ベルト103を周回移動させ、記録用紙をニップ域を通じて搬送しつつ、ニップ域で記録用紙を加熱及び加圧し、記録用紙上のトナー像を定着させている。
また、非接触温度センサ(図示せず)により定着ベルト101の表面温度を検出し、この検出した表面温度に基づき加熱ローラ102のヒータを制御して、定着ベルト101の表面温度等を調節している。
例えば、特許文献1では、定着ベルトが加熱ローラに接する領域(加熱ローラに対向する領域で定着ベルトの巻き付き開始点近傍領域、図7のE)で、非接触温度センサにより定着ベルトの表面温度を検出している。
また、特許文献2では、定着ベルトが加熱ローラに接する領域(加熱ローラの周面上の領域、図7のE)、定着ベルトが定着ローラに接する領域(定着ローラの周面上の領域、図7のG)、及び定着ローラと加熱ローラ間で上下に対向する定着ベルトの上側に位置する部分(加熱ローラと定着ローラ間の領域、図7のF)で、非接触温度センサにより定着ベルトの表面温度を検出している。あるいは、それらの領域の2つで、それぞれの非接触温度センサにより定着ベルトの表面温度を検出している。
特開2006−243029号公報 特開2006−235604号公報
しかしながら、先に述べたように定着ベルトが加熱ローラに接する領域で定着ベルトの表面温度を検出する場合は、定着ベルトの表面温度が加熱ローラの表面温度に略一致し、定着ベルトの表面温度の適確な検出が行われない。定着ベルトが周回移動して加熱ローラから離間すると同時に、定着ベルトの表面温度が雰囲気温度の影響を受けて変動するので、加熱ローラの表面温度に略一致する定着ベルトの表面温度を検出しても、定着ベルトの表面温度を検出したことにはならず、ニップ域における定着ベルトの表面温度を適確に調節することはできない。
また、定着ローラの周面上の領域や加熱ローラと定着ローラ間で定着ベルトの表面温度を検出した場合は、ニップ域における定着ベルトの表面温度を適確に調節することが可能となる。ところが、定着ベルトの表面温度の検出箇所が加熱ローラから離れているので、加熱ローラ、定着ローラ、及び定着ベルト等を停止させた状態では、検出された定着ベルトの表面温度に基づき加熱ローラのヒータを制御することができない。例えば、待機モードでは、加熱ローラ、定着ローラ、及び定着ベルト等を停止させて、省電力化を図りながらも、加熱ローラの表面温度を一定の待機温度に保って、待機モードから動作モードへと直ちに移行できるようにする必要があるが、加熱ローラのヒータを制御することができなければ、加熱ローラの表面温度を一定の待機温度に保つことができない。
更に、2つの領域で定着ベルトの表面温度や加熱ローラの表面温度を検出する場合は、2つの非接触温度センサを必要とし、部品点数やコストの増大を招く。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、1つの非接触温度センサのみを用いて、定着ベルトの表面温度及び停止状態での加熱ローラの表面温度を共に検出して制御することが可能な定着装置、この定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の定着装置は、定着ローラと加熱ローラ間に無端状の定着ベルトを架け渡し、前記定着ローラと加圧ローラを前記定着ベルトを介して相互に押圧して、前記定着ベルトと前記加圧ローラ間にニップ域を形成し、記録用紙を前記ニップ域を通じて搬送し、非接触温度センサにより前記定着ベルトの温度を検出して制御する定着装置であって、前記非接触温度センサの温度測定領域は、前記加熱ローラよりも前記定着ベルトの周回移動方向下流側において前記加熱ローラの周面に接する前記定着ベルトの接触部分と前記加熱ローラから離れた前記定着ベルトの離間部分とに跨る領域であり、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラにそれぞれのヒータを設け、前記非接触温度センサにより検出された前記定着ベルトの温度に基づき前記加熱ローラのヒータを制御し、前記定着ローラの弾性層を前記加圧ローラの弾性層よりも厚くしている。
このような非接触温度センサの温度測定領域は、加熱ローラよりも定着ベルトの周回移動方向下流側にあるから、加熱ローラよりも下流側にある定着ベルトと加圧ローラ間のニップ域に到達する直前の定着ベルトの表面温度が検出され、この表面温度に基づく加熱ローラのヒータ制御により、ニップ域を通過する定着ベルトの表面温度を適確に調節することができる。
また、非接触温度センサの温度測定領域は、加熱ローラの周面に接する定着ベルトの接触部分と加熱ローラから離れた定着ベルトの離間部分とに跨る領域であるから、加熱ローラの周面から離れて雰囲気温度の影響を受けた定着ベルトの離間部分の表面温度が検出され、かつ加熱ローラの周面に接する定着ベルトの接触部分の表面温度(加熱ローラの表面温度に略一致する)が検出される。
このため、加熱ローラ、定着ローラ、及び加圧ローラが回転し、定着ベルトが周回移動している状態にあっては、雰囲気温度の影響を受けた定着ベルトの離間部分の表面温度に基づく加熱ローラのヒータ制御が可能であって、ニップ域における定着ベルトの表面温度を適確に制御することができる。
また、加熱ローラ、定着ローラ、加圧ローラ、及び定着ベルトが停止している状態にあっては、加熱ローラの表面温度に基づく加熱ローラのヒータ制御が可能である。
また、本発明の定着装置においては、前記定着ベルトを周回移動させている状態と停止させている状態とで、前記定着ベルトの温度制御に用いられる目標温度及び目標温度の補正量を切替えている。
加熱ローラ、定着ローラ、及び加圧ローラが回転し、定着ベルトが周回移動している状態では、加熱ローラから定着ベルト全体へと熱量が良好に伝導される。ところが、加熱ローラ、定着ローラ、加圧ローラ、及び定着ベルトが停止している状態では、加熱ローラから該加熱ローラの周面に接する定着ベルトの接触部分へと熱量が伝導されても、加熱ローラから離れた定着ベルトの離間部分へは熱量が伝導され難い。従って、加熱ローラの発熱量が同一であっても、定着ベルトが周回移動している状態と停止させている状態とでは加熱ローラから離れた定着ベルトの離間部分の温度が大きく変化し、非接触温度センサによる検出温度も変化する。このため、定着ベルトの温度制御を適確に行うには、定着ベルトを周回移動させている状態と停止させている状態とで定着ベルトの温度制御に用いられる目標温度及び目標温度の補正量を切替える必要がある。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の定着装置を備えている。このような画像形成装置においても、上記本発明の定着装置と同様の作用効果を奏する。
このような本発明によれば、非接触温度センサの温度測定領域は、加熱ローラよりも定着ベルトの周回移動方向下流側にあるから、加熱ローラよりも下流側にある定着ベルトと加圧ローラ間のニップ域に到達する直前の定着ベルトの表面温度が検出され、この表面温度に基づく加熱ローラのヒータ制御により、ニップ域における定着ベルトの表面温度を適確に調節することができる。
また、非接触温度センサの温度測定領域は、加熱ローラの周面に接する定着ベルトの接触部分と加熱ローラから離れた定着ベルトの離間部分とに跨る領域であるから、加熱ローラの周面から離れて雰囲気温度の影響を受けた定着ベルトの離間部分の表面温度が検出され、かつ加熱ローラの周面に接する定着ベルトの接触部分の表面温度(加熱ローラの表面温度に略一致する)が検出される。
このため、加熱ローラ及び定着ローラが回転し、定着ベルトが周回移動している状態にあっては、雰囲気温度の影響を受けた定着ベルトの離間部分の表面温度に基づく加熱ローラのヒータ制御が可能であって、ニップ域における定着ベルトの表面温度を適確に調節することができる。
また、加熱ローラ、定着ローラ、及び定着ベルトが停止している状態にあっては、加熱ローラの表面温度に基づく加熱ローラのヒータ制御が可能である。
本発明の定着装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。 本実施形態の定着装置を示す断面図である。 加熱ローラのヒータの制御系を示すブロック図である。 定着ベルトが周回移動している状態での非接触温度センサによる検出温度と加熱ローラの実測した表面温度とを示すグラフである。 定着ベルトが停止している状態で、待機温度(第2目標温度)を全く補正しなかったときの非接触温度センサによる検出温度と加熱ローラの実測した表面温度とを示すグラフである。 定着ベルトが停止している状態で、待機温度(第2目標温度)を補正したときの非接触温度センサによる検出温度と加熱ローラの実測した表面温度とを示すグラフである。 従来の定着装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の定着装置の一実施形態を適用した画像形成装置の主要部を拡大して示す断面図である。この画像形成装置1は、電子写真法に基づくものであり、感光体ドラム2、転写ベルト3、定着装置4等を備えている。感光体ドラム2は、その表面に光感光層を有するものであって、一定の回転速度で矢印Aの方向に回転駆動されている。この感光体ドラム2の回転に伴い、帯電装置(図示せず)により感光体ドラム2の表面が所定の電位に均一に帯電され、露光装置(図示せず)により感光体ドラム2の表面が露光されて、その表面に静電潜像が形成され、現像装置(図示せず)により感光体ドラム2の表面の静電潜像がトナー像に現像される。
転写ベルト3は、感光体ドラム2の表面速度と同一の速度で矢印Bの方向に周回駆動されており、感光体ドラム2に圧接されて、相互間にニップ域を形成している。このニップ域には、その下方から搬送されて来た記録用紙Pが導入され、このニップ域で記録用紙Pが搬送されつつ、感光体ドラム2表面のトナー像が記録用紙Pに転写される。転写ベルト3には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
この記録用紙Pは、上方に搬送されて、定着装置4へと導かれ、ここで加熱及び加圧されて、記録用紙P上のトナー像が定着される。この記録用紙Pは、搬送経路5を通じて更に上方へと搬送され、排紙トレイ(図示せず)等に排出される。
図2は、本実施形態の定着装置4を示す断面図である。図2に示すように定着装置4は、加圧ローラ11、定着ローラ12、加熱ローラ13、及び定着ローラ12と加熱ローラ13間に架け渡された無端状の定着ベルト14を備えており、加圧ローラ11と定着ローラ12を定着ベルト14を介して相互に押圧して、定着ベルト14と加圧ローラ11間にニップ域Nを形成している。
加圧ローラ11は、中空軸の外表面に弾性層を設け、この弾性層の外表面に離型層を形成してなる3層構造のローラである。この加圧ローラ11内部(中空軸の内部)には、該ローラ11を加熱する熱源のヒータ11a(ハロゲンランプ)が設けられている。
定着ローラ12は、中空軸の外表面に弾性層を設けたものであるが、弾性層が十分に厚くされている。
定着ベルト14は、熱伝導が良好な材質からなる無端状のベルトであって、その外周面に離型層を有する。
加熱ローラ13は、中空軸の外表面に表層を設けたものであり、加熱ローラ13内部(中空軸の内部)には、該ローラ13を加熱する熱源のヒータ13a(ハロゲンランプ)が設けられている。
ここで、定着ローラ12の弾性層が十分に厚くされていることから、加圧ローラ11と定着ローラ12が定着ベルト14を介して相互に押圧されると、定着ローラ12の弾性層が大きく凹んで、定着ベルト14と加圧ローラ11間に広いニップ域Nが形成される。各ローラ11、12、13がそれぞれの矢印の方向に回転されると、加熱ローラ13により定着ベルト14が加熱されつつニップ域Nを介して矢印Cの方向に周回移動する。この状態で、記録用紙がニップ域Nを通じて搬送されると、記録用紙が定着ベルト14及び加圧ローラ11により加熱及び加圧され、記録用紙上のトナー像が定着される。
一方、定着ベルト14の下方であって、定着ベルト14が加熱ローラ13の表面から離れ始める箇所には、定着ベルト14の表面温度を検出する非接触温度センサ21が配置されている。
定着ベルト14の下方に非接触温度センサ21を配置した場合は、定着装置4の横方向の長さが短くなり、定着ベルト14を小型化することができ、延いては画像形成装置1を小型化することが可能である。
また、加熱ローラ13よりも定着ベルト14の矢印Cの周回移動方向側を下流側とし、加熱ローラ13よりも矢印Cとは逆の方向側を上流側とすると、非接触温度センサ21の温度測定領域Dは、加熱ローラ13よりも下流側において加熱ローラ13の周面に接する定着ベルト14の接触部分14aと加熱ローラ13から離れた定着ベルト14の離間部分14bとに跨る領域である。
従って、非接触温度センサ21は、加熱ローラ13の周面に接する定着ベルト14の接触部分14aの表面温度と、加熱ローラ13から離れた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度とを共に検出し、これらの表面温度の中間的な検出温度を示す検出出力を出力する。
定着ベルト14の接触部分14aの表面温度は、加熱ローラ13の表面に接することから、加熱ローラ13によって直接加熱され、加熱ローラ13の表面温度に略等しい。また、定着ベルト14の離間部分14bの表面温度は、加熱ローラ13から離れているので、雰囲気温度の影響を受けた温度である。
この非接触温度センサ21の検出出力は、加熱ローラ13のヒータ13aの制御に用いられる。このヒータ13aの制御により加熱ローラ13の表面温度が制御されて、ニップ域Nにおける定着ベルト14の表面温度が調節される。
図3は、加熱ローラ13のヒータ13aの制御系を示すブロック図である。図3において、制御部22は、非接触温度センサ21の検出出力を入力し、非接触温度センサ21の検出出力に基づき加熱ローラ13のヒータ13aへの通電をオンオフして、ヒータ13aの発熱量を増減し、加熱ローラ13の表面温度を制御して、ニップ域Nにおける定着ベルト14の表面温度等を調節する。
非接触温度センサ21は、例えばセンサ本体に2つのサーミスタ素子を内蔵しており、一方のサーミスタ素子により定着ベルト14の各接触部分14a、14bの表面温度を間接的に検出し、他方のサーミスタ素子によりセンサ本体の温度(雰囲気温度に相当する)を直接検出し、これらのサーミスタの検出出力を出力する。
制御部22は、非接触温度センサ21の各サーミスタの検出出力を入力し、これらの検出出力から定着ベルト14の各接触部分14a、14bの表面温度の中間的な検出温度を正確に求める。そして、制御部22は、その検出温度に基づき加熱ローラ13のヒータ13aへの通電をオンオフ制御して、加熱ローラ13の表面温度を制御し、ニップ域Nにおける定着ベルト14の表面温度等を調節する。
ここで、非接触温度センサ21の温度測定領域が加熱ローラ13よりも定着ベルト14の矢印Cの周回移動方向下流側にあるから、加熱ローラ13よりも下流側にあるニップ域Nに到達する直前の定着ベルト14の部分(14a、14b)の表面温度が検出されている。このため、この検出温度に基づき加熱ローラ13のヒータ13aをオンオフ制御して、定着ベルト14の表面温度を一定の定着温度に調節したならば、定着ベルト14が略定着温度を維持したままニップ域Nに直ちに導かれる。
また、先に述べたように非接触温度センサ21は、加熱ローラ13の周面に接する定着ベルト14の接触部分14aの表面温度(加熱ローラ13の表面温度に略一致する)と、加熱ローラ13から離れた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度との中間的な検出温度を示す検出出力を出力する。従って、非接触温度センサ21による検出温度は、加熱ローラ13の表面温度成分と、加熱ローラ13から離れて、雰囲気温度の影響を受けた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度成分とを包含する。
このため、加熱ローラ13、定着ローラ12、及び加圧ローラ11が回転し、定着ベルト14が周回移動している状態にあっては、雰囲気温度の影響を受けた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度成分に基づき加熱ローラ13のヒータ13aが制御されることになり、ニップ域Nにおける定着ベルト14の表面温度を適確に調節することが可能になる。
例えば、雰囲気温度により、加熱ローラ13から離れた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度が低下すると、非接触温度センサ21による検出温度も低下するので、この検出温度の低下に応じて加熱ローラ13のヒータ13aへの通電をオンオフ制御し、定着ベルト14の離間部分14bの表面温度を上昇させることができる。また、雰囲気温度により定着ベルト14の離間部分14bの表面温度が上昇すると、非接触温度センサ21による検出温度も上昇するので、この検出温度の上昇に応じて加熱ローラ13のヒータ13aへの通電をオンオフ制御し、定着ベルト14の離間部分14bの表面温度を低下させることができる。
詳しくは、定着温度(第1目標温度)をT1とし、非接触温度センサ21による検出温度をt1とすると、(T1−t1)>0のときには検出温度t1が低下しているので、加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間を長くして、定着ベルト14の離間部分14bの表面温度を上昇させ、(T1−t1)<0のときには検出温度t1が上昇しているので、加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間を短くして、定着ベルト14の離間部分14bの表面温度を低下させる。
図4は、定着ベルト14が周回移動している状態での非接触温度センサ21による検出温度t1と加熱ローラ13の実測した表面温度t2とを示すグラフである。図4のグラフから明らかなように非接触温度センサ21による検出温度t1が低下すると、加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間が長くなって、加熱ローラ13の実測した表面温度t2が上昇する。また、非接触温度センサ21による検出温度t1が上昇すると、加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間が短くなって、加熱ローラ13の実測した表面温度t2が低下する。
加熱ローラ13の実測した表面温度t2が非接触温度センサ21による検出温度t1に追従し略一致していることから、非接触温度センサ21による検出温度t1に基づき加熱ローラ13の表面温度t2が制御されているといえる。
また、非接触温度センサ21による検出温度t1は、雰囲気温度の影響を受けた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度成分を包含することから、加熱ローラ13の表面温度t2よりも僅かに低くなっている。従って、雰囲気温度の影響を受けた定着ベルト14の離間部分14bの表面温度成分に基づき加熱ローラ13のヒータ13aを制御しているといえ、加熱ローラ13により加熱される定着ベルト14の離間部分14bの表面温度も制御していることになる。
更に、非接触温度センサ21による検出温度t1が加熱ローラ13の表面温度t2よりも僅かに低くても、定着温度(第1目標温度)T1の補正により加熱ローラ13の表面温度t2を調節することが可能である。ただし、定着ベルト14が周回移動している状態では、加熱ローラ13から定着ベルト14全体へと熱量が良好に伝導され、非接触温度センサ21による検出温度t1と加熱ローラ13の表面温度t2の差が小さい。このため、定着温度(第1目標温度)T1の補正量は、0〜数度でよい。
次に、加熱ローラ13、定着ローラ12、加圧ローラ11、及び定着ベルト14が停止した状態にあっては、加熱ローラ13の表面温度に基づく加熱ローラ13のヒータ13aを制御することができる。
加熱ローラ13の表面温度が低下したり上昇すると、加熱ローラ13に接する定着ベルト14の接触部分14aの表面温度が低下したり上昇し、非接触温度センサ21による検出温度も低下したり上昇するので、この検出温度の変動に応じて加熱ローラ13のヒータ13aへの通電をオンオフ制御し、加熱ローラ13の表面温度を調節することができる。例えば、待機モードでは、加熱ローラ13、定着ローラ12、加圧ローラ11、及び定着ベルト14を停止させて、省電力化を図りながらも、加熱ローラ13の表面温度を一定の待機温度に保って、待機モードから動作モードへと直ちに移行できるようにする。
詳しくは、待機温度(第2目標温度)をT2とし、非接触温度センサ21による検出温度t1とすると、(T2−t1)>0のときに加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間を長くして、加熱ローラ13の表面温度を上昇させ、(T2−t1)<0のときに加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間を短くして、加熱ローラ13の表面温度を低下させる。
ただし、定着ベルト14が停止している状態では、加熱ローラ13から定着ベルト14の離間部分14bへと熱量が伝導され難く、離間部分14bの表面温度が接触部分14aの表面温度よりも大きく低下し、非接触温度センサ21による検出温度t1も加熱ローラ13の表面温度t2よりも大きく低下し、これが原因になって、加熱ローラ13の表面温度t2が待機温度(第2目標温度)T2からずれてしまう。このため、待機温度(第2目標温度)T2の補正量を大きくして、加熱ローラ13の表面温度t2のずれを低減させる必要がある。
図5は、定着ベルト14が停止している状態で、待機温度(第2目標温度)T2を全く補正せずに170°に設定したときの非接触温度センサ21による検出温度t1と加熱ローラ13の実測した表面温度t2とを示すグラフである。図5のグラフから明らかなように加熱ローラ13の実測した表面温度t2が非接触温度センサ21による検出温度t1に追従変化しているものの、非接触温度センサ21による検出温度t1が加熱ローラ13の表面温度t2よりも大幅に低いため、非接触温度センサ21による検出温度t1が待機温度(第2目標温度)T2(=170°)となるように加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間が制御されると、加熱ローラ13の表面温度t2が待機温度(第2目標温度)T2(=170°)よりも15〜20°程度高くなる。
そこで、定着ベルト14が停止している状態では、第2目標温度T2の補正量を15〜20°の範囲とし、第2目標温度T2をその補正量だけ低くして、加熱ローラ13の表面温度を制御している。
図6は、定着ベルト14が停止している状態で、第2目標温度T2を17.5度だけ低い152.5°に設定したときの非接触温度センサ21による検出温度t1と加熱ローラ13の実測した表面温度t2とを示すグラフである。図6のグラフから明らかなように非接触温度センサ21による検出温度t1が第2目標温度T2(=152.5°)となるように加熱ローラ13のヒータ13aへの通電時間が制御されると、加熱ローラ13の表面温度t2が第2目標温度T2(=152.5°)よりも15〜20°程度高い170°程度となる。この加熱ローラ13の表面温度t2(=170°)は、待機温度(補正前の第2目標温度)T2(=170°)に等しい。
すなわち、定着ベルト14を停止させているときには、定着ベルト14を周回移動させているときよりも、加熱ローラ13の目標温度及び目標温度の補正量を大きくして、加熱ローラ13の表面温度を適確に制御する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 転写ベルト
4 定着装置
11 加圧ローラ
12 定着ローラ
13 加熱ローラ
14 定着ベルト
21 非接触温度センサ
22 制御部

Claims (3)

  1. 定着ローラと加熱ローラ間に無端状の定着ベルトを架け渡し、前記定着ローラと加圧ローラを前記定着ベルトを介して相互に押圧して、前記定着ベルトと前記加圧ローラ間にニップ域を形成し、記録用紙を前記ニップ域を通じて搬送し、非接触温度センサにより前記定着ベルトの温度を検出して制御する定着装置であって、
    前記非接触温度センサの温度測定領域は、前記加熱ローラよりも前記定着ベルトの周回移動方向下流側において前記加熱ローラの周面に接する前記定着ベルトの接触部分と前記加熱ローラから離れた前記定着ベルトの離間部分とに跨る領域であり、
    前記加熱ローラ及び前記加圧ローラにそれぞれのヒータを設け、前記非接触温度センサにより検出された前記定着ベルトの温度に基づき前記加熱ローラのヒータを制御し、
    前記定着ローラの弾性層を前記加圧ローラの弾性層よりも厚くしたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置であって、
    前記定着ベルトを周回移動させている状態と停止させている状態とで、前記定着ベルトの温度制御に用いられる目標温度及び目標温度の補正量を切替えることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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