JP4285520B2 - 定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置 - Google Patents

定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4285520B2
JP4285520B2 JP2006254387A JP2006254387A JP4285520B2 JP 4285520 B2 JP4285520 B2 JP 4285520B2 JP 2006254387 A JP2006254387 A JP 2006254387A JP 2006254387 A JP2006254387 A JP 2006254387A JP 4285520 B2 JP4285520 B2 JP 4285520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
rotator
unit
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006254387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008076635A (ja
Inventor
豊 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006254387A priority Critical patent/JP4285520B2/ja
Priority to US11/776,588 priority patent/US7949273B2/en
Publication of JP2008076635A publication Critical patent/JP2008076635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4285520B2 publication Critical patent/JP4285520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2009Pressure belt

Description

この発明は、例えば、複写機、レーザプリンタやファクシミリ等に用いられる定着装置、この定着装置の温度制御方法、および、この定着装置を用いた画像形成装置に関する。
従来、定着装置としては、加熱定着ローラの表面温度を、この加熱定着ローラの表面から離隔した位置で、非接触温度センサを用いて、検出していた(特開平11−223555号公報:特許文献1参照)。
特開平11−223555号公報
しかしながら、上記従来の定着装置では、上記非接触温度センサは、上記加熱定着ローラの表面温度に対して、遅れて検出するため、上記加熱定着ローラの表面温度と、上記非接触温度センサの検出温度とが、相違する問題があり、上記非接触温度センサの検出温度に基づいて、上記加熱定着ローラの温度を安定して調整できなかった。このため、定着画像性能が安定しなかった。
また、上記非接触温度センサは、上記非接触温度センサ近傍の雰囲気の温度を検出することになるため、上記加熱定着ローラに対する設置距離や環境変動や定着装置の温まり具合等によって、検出温度が変動する。そして、それらの変動を正確に判断することは難しく、上記非接触温度センサのみの検出温度のみでは、上記加熱定着ローラの温度を安定して調整できなかった。
そこで、この発明の課題は、非接触の温度検出部で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができると共に、環境による温度検出部の検出温度の変動を正確に判断して、加熱定着ローラの温度を安定して調整できる定着装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の定着装置は、
互いに接触して記録材を搬送しつつこの記録材のトナーを定着させる加熱回転体および加圧回転体と、
上記加熱回転体を加熱する加熱部と、
上記加熱回転体の表面温度を上記加熱回転体の表面から離隔した位置で検出する非接触の第1の温度検出部と、
上記加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体と、
上記押圧体の温度を検出する第2の温度検出部と、
上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度との双方に基づいて上記加熱回転体の補正後温度を求め、上記加熱部を制御して、上記補正後温度となるように上記加熱回転体の表面温度を調節する制御部と
を備えていることを特徴としている。
この発明の定着装置によれば、上記加圧回転体の内側に配置された上記押圧体の温度を検出する上記第2の温度検出部を有するので、上記押圧体は、上記加圧回転体の内側にあって、回転により急激な温度変化がなくて冷め難いため、上記第2の温度検出部は、上記加熱回転体および上記加圧回転体の温まり具合を正確に測定できる。
そして、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節するので、上記加熱回転体の表面温度と上記第1の温度検出部の検出温度との温度ずれを、上記加熱回転体および上記加圧回転体の温まり具合を測定できる上記第2の温度検出部の検出温度によって、補正することで、安定した温度検出性能を得ることができる。また、上記第1の温度検出部の上記加熱回転体に対する設置距離や環境変動や定着装置の温まり具合等によって、上記第1の温度検出部の検出温度が変動しても、この変動を、上記第2の温度検出部の検出温度によって、正確に判断できて、上記加熱回転体の表面温度を安定して調整できる。
したがって、非接触の上記第1の温度検出部で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができると共に、環境等による上記第1の温度検出部の検出温度の変動を正確に判断して、上記加熱回転体の表面温度を安定して調整できる。
また、一実施形態の定着装置では、
互いに接触して記録材を搬送しつつこの記録材のトナーを定着させる加熱回転体および加圧回転体と、
上記加熱回転体を加熱する加熱部と、
上記加熱回転体の表面温度を上記加熱回転体の表面から離隔した位置で検出する非接触の第1の温度検出部と、
上記加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体と、
上記押圧体の温度を検出する第2の温度検出部と、
上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節する制御部と
を備え、
上記制御部は、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記第1の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節する。
この実施形態の定着装置によれば、上記制御部は、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記第1の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節するので、環境等による上記第1の温度検出部の検出温度の変動を一層正確に判断して、上記加熱回転体の表面温度を一層安定して調整できる。
また、一実施形態の定着装置では、上記第2の温度検出部は、上記押圧体の表面に取り付けられている。
この実施形態の定着装置によれば、上記第2の温度検出部は、上記押圧体の表面に取り付けられているので、上記第2の温度検出部を上記押圧体に容易に取り付けることができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記第2の温度検出部は、上記押圧体の内部に取り付けられている。
この実施形態の定着装置によれば、上記第2の温度検出部は、上記押圧体の内部に取り付けられているので、上記第2の温度検出部を上記押圧体に強固に取り付けることができる。
また、一実施形態の定着装置では、上記加圧回転体の内部には、上記加圧回転体を加熱する加熱部を設けない。
この実施形態の定着装置によれば、上記加圧回転体の内部には、上記加圧回転体を加熱する加熱部を設けないので、上記第2の温度検出部は、上記加圧回転体を加熱する加熱部に左右されず、上記加熱回転体および上記加圧回転体の温まり具合を正確に測定できる。
また、一実施形態の定着装置では、
上記加熱回転体は、中空ローラであり、
上記加圧回転体は、エンドレスベルトである。
この実施形態の定着装置によれば、上記加熱回転体は、中空ローラであり、上記加圧回転体は、エンドレスベルトであるので、上記加熱部および上記押圧体を配置することに好適な定着装置となる。
また、この発明の定着装置の温度制御方法は、
加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部で検出する工程と、
加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部で検出する工程と、
上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度との双方に基づいて、制御部によって、上記加熱回転体の補正後温度を求め、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して、上記補正後温度となるように上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
を備えることを特徴としている。
この発明の定着装置の温度制御方法によれば、上記加圧回転体の内側に配置された上記押圧体の温度を、上記第2の温度検出部で検出するので、上記押圧体は、上記加圧回転体の内側にあって、回転により急激な温度変化がなくて冷め難いため、上記第2の温度検出部は、上記加熱回転体および上記加圧回転体の温まり具合を正確に測定できる。
そして、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節するので、上記加熱回転体の表面温度と上記第1の温度検出部の検出温度との温度ずれを、上記加熱回転体および上記加圧回転体の温まり具合を測定できる上記第2の温度検出部の検出温度によって、補正することで、安定した温度検出性能を得ることができる。また、上記第1の温度検出部の上記加熱回転体に対する設置距離や環境変動や定着装置の温まり具合等によって、上記第1の温度検出部の検出温度が変動しても、この変動を、上記第2の温度検出部の検出温度によって、正確に判断できて、上記加熱回転体の表面温度を安定して調整できる。
したがって、非接触の上記第1の温度検出部で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができると共に、環境等による上記第1の温度検出部の検出温度の変動を正確に判断して、上記加熱回転体の表面温度を安定して調整できる。
また、一実施形態の定着装置の温度制御方法では、
加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
を備え、
上記制御部は、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記第1の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御する。
この実施形態の定着装置の温度制御方法によれば、上記制御部は、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記第1の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御するので、環境等による上記第1の温度検出部の検出温度の変動を一層正確に判断して、上記加熱回転体の表面温度を一層安定して調整できる。
また、一実施形態の定着装置の温度制御方法では、記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部への電力供給量を出力として、上記加熱部を制御する。
この実施形態の定着装置の温度制御方法によれば、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部への電力供給量を出力として、上記加熱部を制御するので、上記加熱部の温度を安定して制御できる。
また、一実施形態の定着装置の温度制御方法では、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部の設定温度を出力として、上記加熱部を制御する。
この実施形態の定着装置の温度制御方法によれば、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部の設定温度を出力として、上記加熱部を制御するので、上記加熱部の温度を安定して制御できる。
また、一実施形態の定着装置の温度制御方法では、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部への電力供給量および上記加熱部の設定温度を出力として、上記加熱部を制御する。
この実施形態の定着装置の温度制御方法によれば、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部への電力供給量および上記加熱部の設定温度を出力として、上記加熱部を制御するので、上記加熱部の温度を安定して制御できる。
また、一実施形態の定着装置の温度制御方法では、
加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
を備え、
上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度に、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて求められた最適な補正係数を掛けて、補正後温度とし、この補正後温度を入力として、上記加熱部を制御する。
この実施形態の定着装置の温度制御方法によれば、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度に、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて求められた最適な補正係数を掛けて、補正後温度とし、この補正後温度を入力として、上記加熱部を制御するので、上記加熱部の温度を安定して制御できる。
また、一実施形態の定着装置の温度制御方法では、
加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
を備え、
上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度に第1の補正係数を掛けて第1の補正後温度とし、この第1の補正後温度に、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて求められた最適な第2の補正係数を掛けて、第2の補正後温度とし、この第2の補正後温度を入力として、上記加熱部を制御する。
この実施形態の定着装置の温度制御方法によれば、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度に第1の補正係数を掛けて第1の補正後温度とし、この第1の補正後温度に、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて求められた最適な第2の補正係数を掛けて、第2の補正後温度とし、この第2の補正後温度を入力として、上記加熱部を制御するので、上記加熱部の温度を安定して制御できる。
また、この発明の画像形成装置は、
記録材に未定着のトナーを付着して画像を形成する作像装置と、
上記トナーを溶融して上記記録材に定着させる上記定着装置と
を備えていることを特徴としている。
この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、安定した定着画像性能を得ることができる。
この発明の定着装置によれば、上記加圧回転体の内側に配置された上記押圧体の温度を検出する上記第2の温度検出部を有し、上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節するので、非接触の上記第1の温度検出部で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができると共に、環境等による上記第1の温度検出部の検出温度の変動を正確に判断して、上記加熱回転体の表面温度を安定して調整できる。
また、この発明の定着装置の温度制御方法によれば、上記加圧回転体の内側に配置された上記押圧体の温度を、上記第2の温度検出部で検出し、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節するので、非接触の上記第1の温度検出部で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができると共に、環境等による上記第1の温度検出部の検出温度の変動を正確に判断して、上記加熱回転体の表面温度を安定して調整できる。
また、この発明の画像形成装置によれば、上記定着装置を備えているので、安定した定着画像性能を得ることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の定着装置の第1の実施形態である簡略構成図を示している。この定着装置は、加熱回転体としての加熱ローラ1、および、加圧回転体としての加圧ベルト2を有する。上記加熱ローラ1は、加熱部としての加熱ヒータ11によって、加熱される。
そして、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2は、互いに接触して記録材Sを搬送しつつこの記録材Sのトナーtを定着させる。具体的に述べると、上記加熱ローラ1と上記加圧ベルト2との接触によりニップ部を形成し、このニップ部によって、上記記録材Sの上記トナーtを溶融して定着しつつ上記記録材Sを搬送する。
上記記録材Sは、例えば、用紙やOHPシートなどのシートである。この記録材Sの一面には、トナーtが付着され、このトナーtは、例えば、樹脂、磁性体または着色料などの加熱溶融性を有する材料からなる。
上記加熱ローラ1は、上記記録材Sの一面(画像面)に接触する定着ローラである。上記加熱ローラ1は、中空ローラであり、内側から外側に順に、芯層、弾性層および表層を有する。上記加熱ローラ1の外径は、例えば、26mmである。上記芯層は、例えば、厚さ2mmのアルミからなる。上記弾性層は、例えば、厚さ200μmのシリコンゴムからなる。上記表層は、例えば、厚さ20μmのPFAチューブからなる。
上記加圧ベルト2は、エンドレスベルトであり、上記加圧ベルト2の外径は、例えば、30mmであり、厚さ70μmのポリイミドからなる。
上記加圧ベルト2の内側には、上記加圧ベルト2を内側から上記加熱ローラ1に押圧する押圧体3が配置されている。
上記押圧体3は、上記加圧ベルト2に接触するパッド部31と、このパッド部31を支持する補強部32とを有する。
上記パッド部31は、上記加圧ベルト2との接触面の摩擦係数が小さく、例えば、樹脂からなる。具体的に述べると、上記パッド部31は、耐熱樹脂のPPSであり、熱伝導率は、0.2W/m・K程度である。なお、上記パッド部31の材料は、耐熱樹脂に限らず、例えば、アルミや鉄等の金属材料、アルミナ等のセラミックス材料、または、シリコンゴム等の弾性材料であっても良い。上記補強部32は、例えば、ステンレスからなる。
上記パッド部31は、上記加圧ベルト2を介して、上記加熱ローラ1と接触して上記ニップ部を形成する。このニップ部を形成する上記パッド部31の外面は、凹状に形成されている。上記パッド部31は、例えば、厚さが4mmで、上記加熱ローラ1の回転方向の幅が12mmである。上記凹状の外面の曲率半径は、15.4mmである。
上記加熱ローラ1は、図示しないモータ等の駆動部によって、回転され、上記加圧ベルト2は、上記加熱ローラ1との摩擦によって、上記加熱ローラ1の回転に従動して回転する。
上記加圧ベルト2は、上記押圧体3によって、上記加熱ローラ1に対して、100〜530Nの荷重で加圧されている。この場合、上記ニップ部の幅寸法(上記加圧ベルト2の回転方向の寸法)は、約9mmになる。上記ニップ部の長さ寸法(上記加圧ベルト2の回転軸方向の寸法)は、約240mmになる。もちろん、上記荷重を変化させて、上記ニップ部の幅寸法や長さ寸法を変えてもよい。
上記加熱ヒータ11は、上記加熱ローラ1の内側に配置され、上記加熱ローラ1を内側から加熱する。上記加熱ヒータ11は、例えば、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2を、上記記録材Sのトナーtを定着可能な温度に上昇させる。
上記加熱ローラ1の外側には、第1の温度検出部としての加熱サーミスタ10が設けられている。上記加熱サーミスタ10は、上記加熱ローラ1の表面から離隔した位置で、上記加熱ローラ1の表面温度を検出する。
ここで、上記加熱サーミスタ10は、非接触のセンサであるので、上記加熱ローラ1の表面を傷付けず、上記加熱ローラ1の耐久性を向上でき、かつ、画像ノイズを防止できる。
上記パッド部31の表面には、第2の温度検出部としての加圧サーミスタ20が取り付けられている。この加圧サーミスタ20は、上記パッド部31の温度を検出する。
上記加熱ヒータ11は、制御部4によって、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、所定の温度となるように制御される。
つまり、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記加熱ヒータ11を制御して、上記加熱ローラ1の表面温度を調節する。
したがって、上記構成の定着装置では、上記加圧ベルト2の内側に配置された上記押圧体3の温度を検出する上記加圧サーミスタ20を有するので、上記押圧体3は、上記加圧サーミスタ20の内側にあって、回転により急激な温度変化がなくて冷め難いため、上記加圧サーミスタ20は、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を正確に測定できる。
そして、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記加熱ヒータ11を制御するので、上記加熱ローラ1の表面温度と上記加熱サーミスタ10の検出温度との温度ずれを、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を測定できる上記加圧サーミスタ20の検出温度によって、補正することで、安定した温度検出性能を得ることができる。また、上記加熱サーミスタ10の上記加熱ローラ1に対する設置距離や環境変動や定着装置の温まり具合等によって、上記加熱サーミスタ10の検出温度が変動しても、この変動を、上記加圧サーミスタ20の検出温度によって、正確に判断できて、上記加熱ローラ1の表面温度を安定して調整できる。
したがって、非接触の上記加熱サーミスタ10で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができると共に、環境等による上記加熱サーミスタ10の検出温度の変動を正確に判断して、上記加熱ローラ1の表面温度を安定して調整できる。
具体的に述べると、上記加熱サーミスタ10は、上記加熱ローラ1に対して非接触に配置されているので、上記加熱ローラ1からの熱は、熱伝導や対流や幅射により、上記加熱サーミスタ10に伝わる。
そこで、例えば、非接触の上記加熱サーミスタ10による検出温度に、補正係数を掛けた温度を、補正後温度として、この補正後温度を用いて、上記加熱ローラ1の温度調整制御をする。この補正係数は、非接触の上記加熱サーミスタ10の応答性能や設置距離や周辺構成等によって予め設定される。
また、定着装置が冷めている場合や温まっている場合でも、上記補正係数を変化させる必要があるが、これを予め決めることはできない。
そこで、上記押圧体3は、上記加圧ベルト2に内包されており、回転による急激な温度変化がなくて冷め難いものであるため、上記押圧体3の温度を上記加圧サーミスタ20によって測定することで、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を正確に測定できる。
要するに、上記押圧体3の温度を上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合として、上記加熱サーミスタ10の補正に用いる。そして、上記押圧体3の温度により上記補正係数を変化させる。
つまり、上記制御部4は、上記加圧サーミスタ20の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記加熱サーミスタ10の検出温度とに基づいて上記加熱ヒータ11を制御して、上記加熱ローラ1の表面温度を調節するので、環境等による上記加熱サーミスタ10の検出温度の変動を一層正確に判断して、上記加熱ローラ1の表面温度を一層安定して調整できる。
また、上記加圧サーミスタ20は、上記パッド部31(上記押圧体3)の表面に取り付けられているので、上記加圧サーミスタ20を上記パッド部31に容易に取り付けることができる。
また、上記加圧ベルト2の内部には、上記加圧ベルト2を加熱する加熱部を設けないので、上記加圧サーミスタ20は、上記加圧ベルト2を加熱する加熱部に左右されず、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を正確に測定できる。
また、上記加熱ローラ1は、中空ローラであり、上記加圧ベルト2は、エンドレスベルトであるので、上記加熱ヒータ11および上記押圧体3を配置することに好適な定着装置となる。
次に、この定着装置の作用を、図1を用いて、説明する。
まず、定着装置の温度調整を行う。つまり、上記加熱ローラ1の表面および上記加圧ベルト2の表面を定着可能な温度に昇温する動作(以下、ウォームアップという)を行う。
ここで、このウォームアップとは、装置の電源を入れた直後、ジャム処理復帰時、装置のカバーを開閉したとき、または、スリープモード復帰時等に行われる。
上記加熱ヒータ11を点灯して、上記加熱ローラ1の表面温度を上昇させる。上記加熱ローラ1を回転させて、上記加圧ベルト2を従動回転させることで、上記加熱ローラ1の熱を、上記加圧ベルト2の表面に伝える。
このように、上記加熱ヒータ11の点灯と、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の回転とにより、より短時間で、上記加熱ローラ1の表面および上記加圧ベルト2の表面を、定着可能な温度に上昇できる。
ここで、上記加熱サーミスタ10による検出温度をT、補正係数をR、補正後温度をT’としたとき、T’=R×Tの関係を満たす。そして、温度調整に関する制御は、この補正後温度T’を用いる。
上記加熱サーミスタ10による補正後温度T’が、所定の温度になれば、定着可能であることを示すレディを、示す。例えば、上記補正後温度T’が190℃であるときに、レディを示す。
そして、印字信号がなければ、印字待機状態になる一方、印字信号があれば、印字動作を開始する。ここで、印字とは、この定着装置をプリンタに用いた場合にこのプリンタによる印字をいう。
待機状態では、通常、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の回転を停止し、上記加熱ヒータ11が所定の設定温度になるように、上記加熱ヒータ11を制御する。上記加熱ヒータ11の設定温度は、例えば、190℃であり、上記補正後温度T’を入力として、上記加熱ヒータ11のオンオフを制御する。
印字時は、印字開始から、上記定着装置に上記記録材Sが突入する前に、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2を回転することにより、上記加熱ローラ1の熱を、上記加圧ベルト2に伝導させて、上記加圧ベルト2の温度を上昇させる。
その後、上記定着装置によって上記記録材Sの上記トナーtの定着を行う。上記加熱ローラ1と上記加圧ベルト2との接触により形成される上記ニップ部に、上記記録材Sを送り込む。この記録材Sの一面には、未定着の上記トナーtが付着している。
上記ニップ部にて、上記記録材Sの上記一面を押圧しつつ加熱して、上記未定着のトナーtを溶融して定着させる。同時に、上記加熱ローラ1の回転によって、上記記録材Sの一面に搬送力を付与して、上記記録材Sを搬送する。このとき、上記加圧ベルト2は、上記記録材Sの搬送に従動して、回転する。
上記押圧体3(上記パッド部31)は、上記加圧ベルト2を介して、上記加熱ローラ1からの熱を受ける。上記記録材Sを通紙することにより、上記加熱ローラ1の表面温度や上記加圧ベルト2の表面温度は、影響を受けるが、上記押圧体3の温度が受ける影響は小さいことが実験により判っている。
上記加圧サーミスタ20の検出温度は、通紙状態でも極端に変化することなく、安定して温まり具合を測定することができる。例えば、上記加熱ローラ1の端部の表面温度や上記加圧ベルト2の表面温度を用いるよりも安定する。
上記加熱サーミスタ10による検出温度の補正制御に用いる補正係数Rは、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合により理想的な値が変化する。理想的な補正係数Rの値を設定するために、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を示す上記押圧体3(上記パッド部31)の温度を用いる。つまり、上記加圧サーミスタ20の検出温度により補正係数Rの値を変化させる。
例えば、上記加圧サーミスタ20の検出温度と補正係数Rとの関係を、以下の[表1]に示す。
[表1]
Figure 0004285520
要するに、定着装置を制御する方法は、上記加熱ローラ1の表面温度を上記加熱サーミスタ10によって検出する工程と、上記押圧体3の温度を上記加圧サーミスタ20によって検出する工程と、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて上記制御部4によって上記加熱ヒータ11を制御して上記加熱ローラ1の表面温度を調節する制御する工程とを有する。
したがって、上記押圧体3の温度を上記加圧サーミスタ20で検出するので、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を正確に測定できる。そして、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記加熱ヒータ11の温度を、上記制御部4で制御するので、上記加熱ローラ1の表面温度と上記加熱サーミスタ10の検出温度との温度ずれを、上記加熱ローラ1および上記加圧ベルト2の温まり具合を測定できる上記加圧サーミスタ20の検出温度によって、補正することで、安定した温度検出性能を得ることができる。このように、上記加熱サーミスタ10で発生する温度ずれを抑えることができて、安定した定着画像性能を得ることができる。また、上記加熱サーミスタ10の上記加熱ローラ1に対する設置距離や環境変動や定着装置の温まり具合等によって、上記加熱サーミスタ10の検出温度が変動しても、この変動を、上記加圧サーミスタ20の検出温度によって、正確に判断できて、上記加熱ローラ1の表面温度を安定して調整できる。
また、上記制御部4は、上記加圧サーミスタ20の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記加熱サーミスタ10の検出温度とに基づいて上記加熱ヒータ11を制御する。したがって、環境等による上記加熱サーミスタ10の検出温度の変動を一層正確に判断して、上記加熱ローラ1の表面温度を一層安定して調整できる。
また、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱ヒータ11への電力供給量を出力として、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。したがって、上記加熱ヒータ11の温度を安定して制御できる。
また、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度に、上記加圧サーミスタ20の検出温度に基づいて求められた最適な補正係数Rを掛けて、補正後温度T’とし、この補正後温度T’を入力として、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。したがって、上記加熱ヒータ11の温度を安定して制御できる。
なお、上記補正係数Rの値を変化させる入力としては、上記加圧サーミスタ20の検出温度に加えて、例えば、図示しない環境温度センサによる温度を用いてもよいし、耐久枚数を用いても構わない。
(第2の実施形態)
図2は、この発明の定着装置の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、上記加圧サーミスタ20は、上記パッド部31の内部に取り付けられている。
したがって、上記加圧サーミスタ20を上記パッド部31に強固に取り付けることができる。また、上記加圧サーミスタ20を上記加圧ベルト2に近づけることができて、上記加圧ベルト2の温度も検出できる。
(第3の実施形態)
図3は、この発明の定着装置の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、上記加圧サーミスタ20は、上記加圧ベルト2に接触するように、上記パッド部31の内部に取り付けられている。なお、仮想線に示すように、上記加圧サーミスタ20を上記補強部32に取り付けてもよい。
(第4の実施形態)
図4は、この発明の定着装置の第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、上記加熱ローラ1を加熱する加熱部として、上記加熱ヒータ11の代わりに、電磁誘導加熱ユニット71を用いている。
上記電磁誘導加熱ユニット71は、コア71aとコイル71bとを有し、上記加熱ローラ1の内部に配置されている。上記電磁誘導加熱ユニット71は、上記加熱ローラ1の内部から磁束を発生して、上記加熱ローラ1を電磁誘導によって加熱する。
そして、上記制御部4(図1参照)は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記コイル71bへの電力供給量を調整して、上記電磁誘導加熱ユニット71の温度を制御する。
(第5の実施形態)
図5は、この発明の定着装置の第5の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、上記加熱ローラ1と上記加熱ヒータ11とを兼用して、抵抗発熱ローラ72を用いている。
そして、上記制御部4(図1参照)は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記抵抗発熱ローラ72への電力供給量を調整して、上記抵抗発熱ローラ72の温度を制御する。
(第6の実施形態)
図6は、この発明の定着装置の第6の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第6の実施形態では、上記加圧ベルト2は、上記記録材Sのトナーtが付着された画像面に接触する定着ローラである。
上記加圧ベルト2の内部には、シート状ヒータ73が設けられ、このヒータ73は、上記加圧ベルト2を加熱する。
そして、上記制御部4(図1参照)は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。なお、上記制御部4は、上記加熱ヒータ11の温度に加えて、上記シート状ヒータ73の温度を制御してもよい。
(第7の実施形態)
図7は、この発明の定着装置の第7の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第7の実施形態では、加熱回転体として、上記加熱ローラ1の代わりに、加熱ベルト75を用いている。
上記加熱ベルト75は、第1のローラ76と第2のローラ77とに架け回されている。上記加熱ヒータ11は、上記第1のローラ76の内部に、配置されている。上記第2のローラ77は、上記加圧ベルト2に、対向している。
上記第1のローラ76および上記第2のローラ77の少なくとも一方を回転させることで、上記加熱ベルト75は、従動して回転すると共に、上記第1のローラ76を介して上記加熱ヒータ11から熱を受ける。そして、上記加熱ベルト75と上記加圧ベルト2との接触により形成されるニップ部によって、定着を行う。
そして、上記制御部4(図1参照)は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とに基づいて、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。
(第8の実施形態)
この発明の定着装置の温度制御方法の他の実施形態では、図1を参照して、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱ヒータ11の設定温度を出力として、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。したがって、上記加熱ヒータ11の温度を安定して制御できる。
例えば、上記加圧サーミスタ20の検出温度と上記加熱ヒータ11の設定温度との関係を、以下の[表2]に示す。
[表2]
Figure 0004285520
(第9の実施形態)
この発明の定着装置の温度制御方法の別の実施形態では、図1を参照して、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度と上記加圧サーミスタ20の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱ヒータ11への電力供給量および上記加熱ヒータ11の設定温度を出力として、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。したがって、上記加熱ヒータ11の温度を安定して制御できる。
(第10の実施形態)
この発明の定着装置の温度制御方法のさらに他の実施形態では、図1を参照して、上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10の検出温度Tに第1の補正係数R1を掛けて第1の補正後温度T1’とし、この第1の補正後温度T1’に、上記第加圧サーミスタ20の検出温度に基づいて求められた最適な第2の補正係数R2を掛けて、第2の補正後温度T2’とし、この第2の補正後温度T2’を入力として、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。
具体的に述べると、第1の補正係数R1の値は、予め実験により、理想的な値を求めておく。つまり、上記加熱ローラ1の温度と上記加熱サーミスタ10の検出温度Tとを用いて、式(1)から求める。
[理想的な第1の補正係数R1]=[加熱ローラ温度]÷[検出温度T]・・・式(1)
上記制御部4は、上記加熱サーミスタ10により常時検出される検出温度Tに第1の補正係数R1を掛ける制御を行う。上記加熱サーミスタ10の上記加熱ローラ1に対する設置距離や画像形成装置の置かれる環境によって、理想的な第1の補正係数R1の値が変動する。上記制御部4は、設置距離や環境変動に対して、理想的な第1の補正係数R1の値を設定する。理想的な第1の補正係数R1の値の変動については、図8および図9のグラフに、示す。
図8は、管理された環境空間に定着装置を設置し、式(1)により理想的な第1の補正係数R1を求めたグラフである。距離と環境温度とにより、それぞれ、理想的な係数があることが判る。
一方、図9は、耐久で上記加熱ローラ1の外径が変動したときの上記加熱サーミスタ10の上記加熱ローラ1に対する設置距離の変動のグラフである。耐久により上記加熱ローラ1の外径が変動することで、設置距離が変動する。
画像形成装置にとりつけられた、例えば、機内温度センサによる検出温度を用いて環境温度を判断する。例えば、機内温度センサによる検出温度が、15℃未満である場合、機内温度センサによる検出温度が、15℃以上で25℃未満である場合、機内温度センサによる検出温度が、25℃以上である場合に分けて、第1の補正係数R1を変更するように制御してもよい。
上記加熱サーミスタ10の上記加熱ローラ1に対する設置距離を、予め、例えば、5.0mmに設定している場合、上記制御部4は、機内温度センサによる検出温度が15℃未満の場合の第1の補正係数R1を2.2と設定し、機内温度センサによる検出温度が15℃以上25℃未満の場合の第1の補正係数R1を2.0と設定し、機内温度センサによる検出温度が25℃以上の場合の第1の補正係数R1を1.8と設定して、上記加熱サーミスタ10による検出温度Tに、第1の補正係数R1を掛けて、第1の補正後温度T1’とする。なお、図8のグラフを、予めテーブル化していてもよく、または、数式化していてもよい。
上記制御部4は、例えば、図9に示されるグラフをテーブル化もしくは数式化したものを有しており、耐久枚数を入力として、上記加熱サーミスタ10の上記加熱ローラ1に対する設置距離を求める。
そして、上記制御部4は、ここで求めた設置距離を入力として、例えば図8に示されるグラフをテーブル化もしくは数式化したものから、適切な第1の補正係数R1を求める。このとき、耐久枚数の変わりに耐久時間を用いてもよい。または、耐久枚数、耐久時間および環境温度の少なくとも1つの要素をもちいれば良いし、2つ以上の要素を入力としても良い。
環境温度としては、例えば、機内温度センサを例として挙げたが、定着装置や、サーミスタ近傍や、画像形成装置周囲等の温度を用いてもよい。
耐久により上記加熱ローラ1の外径が変動することを例としているが、耐久により、理想的な第1の補正係数R1が変動する様な現象、例えば汚れ等により、理想的な第1の補正係数R1が変動することも考えられるが、この場合でも同様に第1の補正係数R1を理想的な値に設定すれば良い。また、装置に応じて適時変更してかまわない。
そして、上述のようにして求めた上記加熱サーミスタ10の第1の補正後温度T1’に、上記加圧サーミスタ20による検出温度によって変化する第2の補正係数R2を掛けて、第2の補正後温度T2’とする。
例えば、上記加圧サーミスタ20の検出温度と第2の補正係数R2との関係を、以下の[表3]に示す。
[表3]
Figure 0004285520
そして、上記制御部4は、上記第2の補正後温度T2’を入力として、例えば、上記加熱ヒータ11への電力供給量および上記加熱ヒータ11の設定温度を出力として、上記加熱ヒータ11の温度を制御する。
(第11の実施形態)
図10は、この発明の画像形成装置の一実施形態である簡略構成図を示している。この画像形成装置は、上記記録材Sに未定着のトナーtを付着して画像を形成する作像装置80と、上記トナーtを溶融して上記記録材Sに定着させる上記第1の実施形態の定着装置81とを備える。この画像形成装置は、電子写真4色カラープリンタである。
上記作像装置80は、中間転写ベルト61と、この中間転写ベルト61に沿って配置されると共にトナー像を形成する4つの画像形成ユニット51と、この各画像形成ユニット51によって形成されたトナー像を上記中間転写ベルト61上に転写する一次転写部62と、上記中間転写ベルト61に転写された像を上記記録材Sに転写する二次転写部63とを備える。
ブラック(BK)のトナー像を形成する上記画像形成ユニット51、イエロー(Y)のトナー像を形成する上記画像形成ユニット51、マゼンタ(M)のトナー像を形成する上記画像形成ユニット51、および、シアン(C)のトナー像を形成する上記画像形成ユニット51は、上記中間転写ベルト61の上流から下流に沿って順に配置されている。
上記各画像形成ユニット51は、感光体ドラム52と、この感光体ドラム52を一様に帯電させるための帯電部53と、帯電した上記感光体ドラム52に画像露光を行うための露光部59と、露光によって形成された静電潜像に各色のトナーで現像を行うための現像部54とを備える。
この画像形成装置は、この画像形成装置全体を制御する制御装置68と、この制御装置68から画像に応じた信号が送られる露光制御装置69とを備える。この露光制御装置69は、各色に応じて上記露光部59のそれぞれを駆動する。
次に、この画像形成装置の作用を説明する。
上記画像形成ユニット51の上記感光体ドラム52上に現像されたトナー画像は、上記中間転写ベルト61との接触位置で、上記一次転写部62によって、上記中間転写ベルト61上に一次転写される。
上記中間転写ベルト61上に転写されたトナー画像は、各画像形成ユニット51を通過するごとに、各色がその上に重ねられて、最終的に、フルカラーのトナー画像が、上記中間転写ベルト61上に形成される。
その後、上記中間転写ベルト61上のフルカラーのトナー画像は、上記中間転写ベルト61の下流において、上記二次転写部63によって、上記記録材Sに一括して二次転写される。
そして、上記記録材Sは、上記記録材Sの搬送路の下流にある上記定着装置81を通過することによって、トナー画像が定着されて、排紙トレー66上に排紙される。
上記記録材Sは、最下部のカセット67に納められており、このカセット67から1枚ずつ上記二次転写部63にまで搬送される。
なお、一次転写後、上記感光体ドラム52に残留したトナーは、下流に配置されたクリーニング部55によって除去され、このクリーニング部55の下側から回収される。
また、二次転写後に、上記中間転写ベルト61上に残留したトナーは、クリーニングブレード65によって、上記中間転写ベルト61上から除去され、図示しない搬送スクリューで搬送され、図示しない廃トナー容器に回収される。
上記構成の画像形成装置によれば、上記定着装置81を備えているので、安定した定着画像性能を得ることができる。なお、この画像形成装置の定着装置として、上記第2〜上記第7の実施形態(図2〜図7)のいずれかに記載の定着装置を用いてもよい。また、この画像形成装置の定着装置を制御する方法として、上記第1、上記第8〜上記第10の実施形態のいずれかに記載の定着装置の温度制御方法を用いてもよい。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記加圧回転体として、上記加圧ベルト2以外に、ローラであってもよい。また、上記第1と上記第2の温度検出部として、上記加熱サーミスタ10および上記加圧サーミスタ20以外に、熱電対を用いてもよい。
また、上記加圧サーミスタ20は、上記押圧体3に対して、非接触であってもよい。また、上記第1の実施形態の補正係数Rに、上記第10の実施形態の第1の補正係数R1を適用してもよい。
また、上記第1〜上記第7の実施形態(図1〜図7)の定着装置において、上記第1、上記第8〜上記第10の実施形態のいずれかに記載の定着装置の温度制御方法を用いてもよい。
また、画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、FAXやこれらの複合機など、どれであってもかまわない。
本発明の定着装置の第1実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の定着装置の第2実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の定着装置の第3実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の定着装置の第4実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の定着装置の第5実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の定着装置の第6実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の定着装置の第7実施形態を示す簡略構成図である。 機内温度センサの温度を系列としたときの、加熱サーミスタと加熱ローラとの間の距離と第1の補正係数との関係を示すグラフである。 加熱サーミスタと加熱ローラとの間の距離と耐久枚数との関係を示すグラフである。 この発明の画像形成装置を示す簡略構成図である。
1 加熱ローラ(加熱回転体)
10 加熱サーミスタ(第1の温度検出部)
11 加熱ヒータ(加熱部)
2 加圧ベルト(加圧回転体)
20 加圧サーミスタ(第2の温度検出部)
3 押圧体
31 パッド部
32 補強部
4 制御部
71 電磁誘導加熱ユニット(加熱部)
71a コア
71b コイル
72 抵抗発熱ローラ
73 シート状ヒータ(加熱部)
75 加熱ベルト(加熱回転体)
76 第1のローラ
77 第2のローラ
80 作像装置
81 定着装置
S 記録材
t トナー

Claims (14)

  1. 互いに接触して記録材を搬送しつつこの記録材のトナーを定着させる加熱回転体および加圧回転体と、
    上記加熱回転体を加熱する加熱部と、
    上記加熱回転体の表面温度を上記加熱回転体の表面から離隔した位置で検出する非接触の第1の温度検出部と、
    上記加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体と、
    上記押圧体の温度を検出する第2の温度検出部と、
    上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度との双方に基づいて上記加熱回転体の補正後温度を求め、上記加熱部を制御して、上記補正後温度となるように上記加熱回転体の表面温度を調節する制御部と
    を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 互いに接触して記録材を搬送しつつこの記録材のトナーを定着させる加熱回転体および加圧回転体と、
    上記加熱回転体を加熱する加熱部と、
    上記加熱回転体の表面温度を上記加熱回転体の表面から離隔した位置で検出する非接触の第1の温度検出部と、
    上記加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体と、
    上記押圧体の温度を検出する第2の温度検出部と、
    上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節する制御部と
    を備え、
    上記制御部は、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記第1の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御して、上記加熱回転体の表面温度を調節することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2に記載の定着装置において、
    上記第2の温度検出部は、上記押圧体の表面に取り付けられていることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1または2に記載の定着装置において、
    上記第2の温度検出部は、上記押圧体の内部に取り付けられていることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の定着装置において、
    上記加圧回転体の内部には、上記加圧回転体を加熱する加熱部を設けないことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載の定着装置において、
    上記加熱回転体は、中空ローラであり、
    上記加圧回転体は、エンドレスベルトであることを特徴とする定着装置。
  7. 加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
    加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
    上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度との双方に基づいて、制御部によって、上記加熱回転体の補正後温度を求め、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して、上記補正後温度となるように上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
    を備えることを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  8. 加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
    加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
    上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
    を備え、
    上記制御部は、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて最適な補正係数を求め、この補正係数と上記第1の温度検出部の検出温度とに基づいて上記加熱部を制御することを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  9. 請求項7または8に記載の定着装置の温度制御方法において、
    上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部への電力供給量を出力として、上記加熱部を制御することを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  10. 請求項7または8に記載の定着装置の温度制御方法において、
    上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部の設定温度を出力として、上記加熱部を制御することを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  11. 請求項7または8に記載の定着装置の温度制御方法において、
    上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とを少なくとも入力とし、上記加熱部への電力供給量および上記加熱部の設定温度を出力として、上記加熱部を制御することを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  12. 加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
    加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
    上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
    を備え、
    上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度に、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて求められた最適な補正係数を掛けて、補正後温度とし、この補正後温度を入力として、上記加熱部を制御することを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  13. 加熱回転体の表面温度を、上記加熱回転体の表面から離隔した位置で、非接触の第1の温度検出部によって検出する工程と、
    加圧回転体の内側に配置されて上記加圧回転体を内側から上記加熱回転体に押圧する押圧体の温度を、第2の温度検出部によって検出する工程と、
    上記第1の温度検出部の検出温度と上記第2の温度検出部の検出温度とに基づいて、制御部によって、上記加熱回転体を加熱する加熱部を制御して上記加熱回転体の表面温度を調節する工程と
    を備え、
    上記制御部は、上記第1の温度検出部の検出温度に第1の補正係数を掛けて第1の補正後温度とし、この第1の補正後温度に、上記第2の温度検出部の検出温度に基づいて求められた最適な第2の補正係数を掛けて、第2の補正後温度とし、この第2の補正後温度を入力として、上記加熱部を制御することを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  14. 記録材に未定着のトナーを付着して画像を形成する作像装置と、
    上記トナーを溶融して上記記録材に定着させる請求項1から6の何れか一つに記載の定着装置と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2006254387A 2006-09-20 2006-09-20 定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置 Active JP4285520B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006254387A JP4285520B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置
US11/776,588 US7949273B2 (en) 2006-09-20 2007-07-12 Fixing device, fixing device temperature control method and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006254387A JP4285520B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008076635A JP2008076635A (ja) 2008-04-03
JP4285520B2 true JP4285520B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=39188743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006254387A Active JP4285520B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7949273B2 (ja)
JP (1) JP4285520B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970299B2 (en) * 2005-09-16 2011-06-28 Oki Data Corporation Image forming apparatus capable of detecting surface temperature rotating body without contact
US20070154230A1 (en) * 2006-01-04 2007-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling fixing temperature of image forming device
JP4911160B2 (ja) * 2008-11-26 2012-04-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP4978634B2 (ja) 2009-02-04 2012-07-18 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6269457B2 (ja) * 2014-12-02 2018-01-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及び画像形成装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05217660A (ja) 1992-02-04 1993-08-27 Canon Inc 加熱装置
JPH07160143A (ja) 1993-12-06 1995-06-23 Canon Inc 画像記録装置
JPH09190109A (ja) 1996-01-10 1997-07-22 Ricoh Co Ltd 定着装置
JPH11223555A (ja) 1997-09-29 1999-08-17 Ishizuka Electronics Corp 非接触温度センサおよび同用検出回路
JP2000039800A (ja) 1998-07-24 2000-02-08 Konica Corp 画像形成装置
US6367972B1 (en) 1998-09-29 2002-04-09 Ishizuka Electronics Corporation Non-contact temperature sensor with temperature compensating heat sensitive elements on plastic film
JP2001109318A (ja) 1999-10-06 2001-04-20 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2002251099A (ja) 2001-02-26 2002-09-06 Konica Corp 定着装置の制御方法および定着装置並びに画像形成装置
JP2003263066A (ja) 2002-03-08 2003-09-19 Minolta Co Ltd 定着装置の温度検出装置
JP2004191075A (ja) 2002-12-06 2004-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度測定装置、温度補正方法、及び画像形成装置
JP2004246045A (ja) 2003-02-13 2004-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4185411B2 (ja) 2003-07-04 2008-11-26 株式会社リコー 画像形成装置
JP2005300915A (ja) 2004-04-12 2005-10-27 Canon Inc 定着装置
JP2005315990A (ja) 2004-04-27 2005-11-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7949273B2 (en) 2011-05-24
JP2008076635A (ja) 2008-04-03
US20080069581A1 (en) 2008-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5454254B2 (ja) 画像形成装置
EP2442187B1 (en) Fixing device, fixing device control method, and image forming apparatus
US8666270B2 (en) Image forming apparatus
JP5598238B2 (ja) 画像形成装置
US20140153938A1 (en) Image heating apparatus
US7901133B2 (en) Temperature detecting device, fixing device, and image forming apparatus
JP4285520B2 (ja) 定着装置、定着装置の温度制御方法および画像形成装置
US20110222887A1 (en) Fixing device, image forming apparatus, and method of controlling fixing device
JP5106044B2 (ja) 画像形成装置
US20090060553A1 (en) Image forming apparatus
JP2007163884A (ja) 定着装置、その制御方法、及び、画像形成装置
JP6053660B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2009276580A (ja) 定着装置および画像形成装置
WO2016024631A1 (ja) 画像形成装置
JP5945515B2 (ja) 画像形成装置
JP2002214961A (ja) 加熱定着装置及びそれを有する画像形成装置
JP2009098361A (ja) 定着装置、画像形成装置、および定着装置の制御方法
JPH07230231A (ja) 定着装置
JP4677220B2 (ja) 像加熱装置および画像形成装置
JP2014164149A (ja) 定着装置
JP2010164725A (ja) 画像形成装置
JP5035056B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、および定着装置の制御プログラム
JP5541206B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、および定着装置の制御プログラム
EP2031462A2 (en) Image forming apparatus
JP6855745B2 (ja) 画像形成装置および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4285520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350