JP2001109318A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2001109318A
JP2001109318A JP28575799A JP28575799A JP2001109318A JP 2001109318 A JP2001109318 A JP 2001109318A JP 28575799 A JP28575799 A JP 28575799A JP 28575799 A JP28575799 A JP 28575799A JP 2001109318 A JP2001109318 A JP 2001109318A
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temperature
fixing
heating
fixing device
endless belt
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JP28575799A
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Atsumi Kurita
篤実 栗田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所謂ベルトニップ方式の定着装置において、
定着温度を正確に検知し、且つ、定着部材表面の摩耗を
効果的に防止する。 【解決手段】 加熱源1aを具備し且つ回転可能に配設
される定着部材1と、前記定着部材1に回転可能に圧接
配置され、前記定着部材1との間に未定着トナーTを担
持した記録媒体Kが挟持される無端ベルト2と、前記無
端ベルト2の内側に当該無端ベルト2と当接するように
設けられ、前記定着部材1側に向けて当該無端ベルト2
を押圧する圧力付与部材3とを備え、前記圧力付与部材
3の無端ベルト2との当接部側に温度検出手段4を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置において未定着画
像を加熱・加圧定着するのに用いられる定着装置に係
り、特に、加熱ロール等の定着部材に対して無端ベルト
を圧接配置し、定着部材と無端ベルトとの間に形成され
た接触ニップ域に記録媒体を通過させる、所謂ベルトニ
ップ方式の定着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のベルトニップ方式の定着装
置としては、例えば加熱源を有する回転可能な加熱ロー
ルと、この加熱ロールに圧接し且つ加熱ロールと共に転
動する無端ベルトと、この無端ベルトの内側に配設され
て、前記無端ベルトを加熱ロールに押圧させ且つ前記無
端ベルトと加熱ロールとの間に接触ニップ域を形成する
加圧パッドとを備え、これら加熱ロールと無端ベルトと
の間の接触ニップ域に記録媒体を挿通させることで、記
録媒体上の未定着トナー像を加熱・加圧定着するように
したものが知られている(特開平10−228196号
公報参照)。このような定着装置においては、通常、定
着温度が一定になるように例えば加熱ロールの加熱源を
温度制御し、定着条件を均一に保つようにする手法が採
用されるが、この種の手法を採用するにあたって、前記
加熱ロールに接触してその表面温度を検知する温度検知
装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手法を採用した場合、加熱ロールと温度センサとの
接触により接触部分の加熱ロール表面が摩耗したり、傷
ついたりするという技術的課題がみられた。このような
技術的課題は、装置の小型化の観点から加熱ロールを小
径化した場合、また、定着速度の高速化の観点から加熱
ロールの回転速度を高速化した場合に顕著である。
【0004】そこで、このような技術的課題を解決する
ため、加熱ロールに対して離間配置可能な非接触型の温
度センサを用いる技術が提案されているが、非接触型の
温度センサは高価であり、また、精度の面でも接触型の
センサの方が優れていることから、未だ実用化の段階に
は至っていない。
【0005】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、コストの低廉化を図りなが
ら、定着温度を正確に検知でき、且つ、定着部材表面の
摩耗を効果的に防止することのできる定着装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、加熱源1aを具備し且つ回転可能に配
設される定着部材1と、前記定着部材1に回転可能に圧
接配置され、前記定着部材との間に未定着トナーを担持
した記録媒体Kが挟持される無端ベルト2と、前記無端
ベルト2の内側に当該無端ベルト2と当接するように設
けられ、前記定着部材1側に向けて当該無端ベルト2を
押圧する圧力付与部材3とを備え、前記圧力付与部材3
の無端ベルト2との当接部側に温度検知手段4を設けた
ことを特徴とする。
【0007】このような技術的手段において、定着部材
1は、回転可能に配設されるものであれば、ロール状、
ベルト状等適宜選定して差し支えない。また、定着部材
1に具備される加熱源1aについては、図1に示すよう
に定着部材1内部に内蔵されるタイプは勿論のこと、定
着部材1の外部に配設されて当該定着部材1を外部加熱
するタイプのものであってもよい。
【0008】更に、無端ベルト2は、図1に示すように
非張架状態で支持されるものであってもよいし、例えば
複数のロールに掛け渡すなどして張架支持されるもので
あってもよい。
【0009】また、圧力付与部材3は、前記定着部材1
に向けて前記無端ベルト2を押圧するものであれば、ス
プリング部材等の弾性付与手段で剛性の高い部材を弾性
付勢するようにしてもよいし、圧力付与部材3の全部若
しくは一部に弾性層を有し、この弾性層の弾性変形に伴
う弾性力を利用したものであってもよいし、あるいは、
両者を組み合わせたもの等適宜選定して差し支えない。
【0010】更に、温度検知手段4としては、例えば熱
電対やサーミスタ等の温度検出機能を有するものであれ
ば適宜選定して差し支えない。そして、温度検知手段4
の配設位置については、前記圧力付与部材3の無端ベル
ト2との当接部側より適宜選定して差し支えないが、よ
り正確な定着温度を得るという観点からすれば、前記無
端ベルト2の記録媒体K通過部に対応する位置に取り付
けることが好ましい。ここで、温度検知手段4は、無端
ベルト2と直接接触するように配設しても差し支えない
が、無端ベルト2と温度検知手段4とを直接接触させる
ことで生じる無端ベルト2の摩耗を極力防止するという
観点からすれば、温度検知手段4の無端ベルト2との対
向部側に低摩擦層を設けることが好ましい。但し、この
ような態様にあっては、低摩擦層を熱伝導性の良いもの
あるいは厚さの薄いもので構成することが好ましい。
【0011】そして、このような温度検知手段4を用い
て前記定着部材1の加熱源1aの加熱制御を行うために
は、前記温度検知手段4による温度検出結果に基づいて
前記加熱源1aを加熱制御する加熱制御手段5を具備さ
せることが好ましい。ここで、この加熱制御手段5は、
前記加熱源1aに供給する電力を制御することで、定着
部材1の温度ひいてはこの定着部材1と前記無端ベルト
2との間に形成される当接部位(ニップ部)の温度すな
わち定着温度を制御するものである。
【0012】ところで、前記加熱源1aに供給される電
圧は、この加熱源1aの周囲で使用される他の電気機器
の電力消費によって変動することがある。そして、この
ような電圧変動が生じると、前記加熱源1aに対して所
定の電圧を印加できなくなり、所望の電力ひいては所望
の定着温度が得られなってしまうことになる。また、加
熱源1aに同じ電圧を供給したとしても、高温環境下と
低温環境下とで定着部材1の温度上昇の度合いが異なる
ため、所望の定着温度を得られなくなるおそれがある。
そこで、このような不具合を防止するという観点からす
れば、前記加熱制御手段5は、所定の設定温度への昇温
プロセス実行時に前記温度検知手段4からの温度検出結
果に基づいて温度上昇率を演算し、この演算結果に基づ
いて前記設定温度到達後に前記加熱源1aへと供給する
電力を決定することが好ましい。
【0013】また、同様の観点からすれば、前記加熱制
御手段5は、所定の条件下で定着動作中に前記加熱源に
供給する電力を変更することが好ましい。
【0014】更に、前記温度検知手段4が前記無端ベル
ト2の記録媒体K通過部に対応する位置に取り付けられ
るタイプのものにあっては、記録媒体Kの通過中に温度
検知手段4が検出する温度は記録媒体Kを介した温度で
あり、実際の定着温度より低下した温度となる。そこ
で、前記加熱制御手段5は、定着動作中にあっては記録
媒体Kの非通過タイミングにおける温度検出結果に基づ
いて前記加熱源1aを加熱制御することが好ましく、特
に、前記記録媒体Kの非通過タイミングにおける温度検
出結果のうち、最も高い温度に基づいて前記加熱源1a
を加熱制御することが好ましい。
【0015】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、未定着トナー像Tが担持され
た記録媒体Kは、定着部材1と無端ベルト2との圧接部
に挟持される。ここで、定着部材1と無端ベルト2との
圧接部の無端ベルト2の裏面側には、この無端ベルト2
に当接するように設けられた圧力付与部材3が、無端ベ
ルト2を定着部材1側に向けて押圧している。そして、
前記圧接部に挟持された記録媒体Kには、加熱源1aか
らの熱が定着部材1を介して供給されると共に、圧力付
与部材3による圧力が付与され、未定着トナー像Tが記
録媒体K上に定着される。ここで、温度検知手段4は、
前記圧力付与部材3の無端ベルト2との当接部側に設け
られていることから、前記定着部材1に接触して当該定
着部材1表面を摩耗することはなく、また、無端ベルト
2の表面を摩耗することもない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図2は、本発明
が適用された定着装置の実施の一形態を示す概要説明図
である。同図において、本実施の形態に係る定着装置
は、回転可能に配設される加熱ロール10と、この加熱
ロール10に圧接し且つ加熱ロール10と共に従動回転
する定着ベルト20とを備えている。本実施の形態にお
いて、加熱ロール10は、熱伝導率のよい金属製円筒コ
ア11の外周面にシリコンゴムからなる弾性層12を被
覆し、この弾性層12の被覆面を鏡面状態近くに仕上げ
たものであり、その内部には加熱源としての加熱ランプ
13を内蔵配置したものである。本実施の形態におい
て、加熱ランプ13はハロゲンランプからなり、その定
格電力は600Wである。また、加熱ロール10には、
ロールにてこの加熱ロール10に離型剤としてのオイル
を塗布する離型剤塗布装置14が配設されている。尚、
この離型剤塗布装置14については、上述したロール塗
布方式に限られるものではなく、ウェブ塗布方式やウィ
ック塗布方式等適宜選定して差し支えない。
【0017】一方、定着ベルト20は、例えば耐熱性ポ
リイミドフィルムなどからなり、その表面にPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)等の離型層が形成され
ている。また、本実施の形態において、定着ベルト20
は、張架ロールなどを持たず、加熱ロール10に対向す
る定着ベルト20の内側に耐熱性を有するアラミド繊維
等からなる加圧パッド21を配設して支持するようにし
たものである。そして、当該加圧パッド21にて定着ベ
ルト20を加熱ロール10に向けて押圧することにより
両者間に接触ニップ域nを形成し、この接触ニップ域n
に未定着トナーTが転写された用紙Pを通過させること
で、この未定着トナー像Tを加熱・加圧定着させるよう
になっている。
【0018】そして、本実施の形態において、前記加圧
パッド21は、断面略凹状の保持部材23に嵌合するよ
うに配設されている。
【0019】また、保持部材23は、その下部側に設け
られた支持部材25にて支持され、更に、この支持部材
25の下部側には、断面略円弧面のベルト走行ガイド2
6が取り付けられている。そして、保持部材23は図示
しないバネが取り付けられており、これにより、当該保
持部材23に嵌合する加圧パッド21を介して、定着ベ
ルト20を加熱ロール10に向かって付勢するようにな
っている。
【0020】そして、定着ベルト20の移動方向に対し
て加圧パッド21の略中央部には、前記接触ニップ域n
の温度を測定する接触型温度センサ27が設けられてい
る。本実施の形態において、接触型温度センサ27は、
加圧パッド21に設けられた窪み部に填め込まれるよう
なっている。
【0021】また、本実施の形態において、前記接触型
温度センサ27の加圧パッド21の軸方向に対する配設
位置は、図3に示すように、加圧パッド21の一端側に
偏移した位置となっている。本実施の形態では、接触ニ
ップ域n(図示せず)に搬送される用紙Pの一端部が、
加圧パッド21の一端部側の位置Sを通過するようにな
っている。また、同図において、符号Minはこの定着
装置で定着することのできる最小の用紙P(例えば葉書
サイズ)の用紙幅、符号Maxは最大の用紙P(例えば
JIS規格A4サイズ)の用紙幅を示している。そし
て、前記最小の用紙幅Minの範囲に対応する位置に接
触型温度センサ27を配設することにより、どのような
用紙Pが接触ニップ域nを通過する際にも当該用紙Pが
接触型温度センサ27との対向位置を通過するようにな
っている。
【0022】また、前記加圧パッド21及び接触型温度
センサ27の上面部側には、図示しない低摩擦性フィル
ムが配設されており、定着ベルト20との間の摺動抵抗
を低減するようになっている。
【0023】更に、前記接触ニップ域nの上流側には、
当該接触ニップ域nに搬送される用紙Pのジャムを検知
するジャム検知センサ28が設けられており、このジャ
ム検知センサ28は、上述したジャム検知の他、用紙P
の通過の有無も検知するようになっている。
【0024】更に、本実施の形態では、図4に示すよう
に、加熱ロール10の加熱ランプ13に供給する電力を
制御(本実施の形態では印加する電圧を制御)する制御
装置100が設けられている。同図において、接触型温
度センサ27からの温度検出信号及びジャム検出センサ
28からの用紙通過信号が入力インターフェース101
を介してCPU102に取り込まれ、次に、CPU10
2は、ROM103に予め格納されている制御プログラ
ムを実行してRAM104との間で適宜データ処理を行
った後、出力インターフェース105を介して加熱ラン
プ13に印加電圧制御信号を送出するようになってい
る。
【0025】本実施の形態に係る定着装置の定着プロセ
スについて説明する。未定着トナー像Tが担持された用
紙Pが接触ニップ域nを通過するとき、前記未定着トナ
ー像Tは、加熱ランプ13による加熱ロール10からの
熱と、接触ニップ域nから受ける圧力とにより、用紙P
上に定着される。このとき、加熱ロール10の加熱ラン
プ13は接触型温度センサ27からの温度検知結果に基
づいて制御されるが、この接触型温度センサ27は、加
圧パッド21の上面側すなわち定着ベルト20の裏面側
に設けられているため、加熱ロール10や定着ベルト2
0の表面側を摩耗したり傷つけたりすることがない。ま
た、接触型温度センサ27は、接触ニップ域nの温度を
測定するため、正確な定着温度が得られる。
【0026】次に、制御装置100による定着装置の温
度制御を、図5に示すフローチャート及び図6に示すタ
イミングチャートに基づいて詳細に説明する。時間t0
において主電源がオンされると、接触型温度センサ27
による温度検知が開始される。スタート時においては、
検知温度Tdが設定温度T0未満であるため、加熱ランプ
13をオンし、まず600Wの電力を供給して加熱を開
始する。
【0027】そして、加熱ロール10を昇温させる昇温
モードの実行中に、同時に、定着動作実行時の加熱ラン
プ13への供供給力を算出する予測電力算出プロセスを
実行する。これは、接触型温度センサ27からの温度検
知結果に基づいて加熱ロール10の温度上昇率を測定
し、温度上昇率が高い場合には現在の供給電力が大きい
あるいは周囲温度が高いものと判断して定着動作実行時
の電力カット率α(以下、単にカット率αという)を大
きく設定し、低い場合には現在の供給電力が小さいある
いは周囲温度が低いものと判断して前記電力カット率α
を小さく設定するものである。ここで、カット率αは、
N回の温度上昇率測定結果に基づいて設定されるように
なっており、誤差を小さくすることが可能となってい
る。尚、この説明では、電力カット率αが20%に設定
されるものとする。
【0028】その後、予測電力算出プロセスが終了し且
つ検知温度Tdが設定温度T0以上となる時間t1におい
て、昇温モードを終了し、次に複写が開始されるまでの
間、定着温度(検知温度Td)を設定温度T0に維持する
待機モードを実行する。これは、検知温度Tdが設定温
度T0未満となった場合に加熱ランプ13への給電をオ
ンし、逆に検知温度Tdが設定温度T0以上となったとき
に加熱ランプ13への給電をオフすることにより行われ
る。本実施の形態では、待機モードに入った時点で、上
述したカット率αに基づいて供給電力がカットされてお
り、オン時の供給電力は480Wとなっている。
【0029】そして、複写が開始される時間t2におい
て、定着動作が実行され、同時に定着温度(検知温度T
d)を前記設定温度T0より低い定着時設定温度T1に維
持する定着モードが実行される。定着モードでは、カッ
ト率αで加熱ランプ1への給電を行い、定着動作中に検
知温度Tdが定着時設定温度T1以上となった(図6の時
間t3参照)ときには、加熱ランプ13への給電をオフ
し、その後検知温度Tdが定着時設定温度T1未満となっ
たときに加熱ランプ13への給電をオンするという工程
を繰り返す。ここで、本実施の形態では、ジャム検知セ
ンサ28からの用紙通過信号に基いて用紙Pが接触ニッ
プ域nを通過するタイミングを検知するようになってお
り、定着動作中は、用紙Pが接触ニップ域nを通過して
いないタイミングすなわち非通紙時における温度検知結
果のうち、最も高い温度を温度検知結果とし、これに基
づいて加熱ランプ13への給電制御を行うようになって
いる。
【0030】その後、定着動作が終了する時間t4にお
いて、再び、定着温度(検知温度Td)を設定温度T0に
維持する待機モードを実行する。そして、この間に再び
複写が開始された場合には上述した定着モードが実行さ
れ、一方、複写が開始されないまま所定時間が経過して
時間t5となった場合には、加熱ランプ13への給電を
停止するパワーセーブモードを実行する。
【0031】このパワーセーブモード実行時には、解除
信号が入力されるまで加熱ランプ13への給電を停止し
た状態を維持し、例えば時間t0’で解除信号が入力さ
れた場合には、設定されていたカット率αがリセットさ
れ、再び上述した一連のプロセスを実行することとな
る。
【0032】尚、本実施の形態では、待機モード実行時
の供給電力を480W(カット率α=20%)に設定し
ていたが、これに限られるものではなく、600W(カ
ット率α=0%)に設定するようにしても良い。
【0033】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図
7に示すように、定着動作中の電力カット率を二段階に
設定するようにしたものである。本実施の形態では、温
度上昇率から予測電力を算出する予測電力算出プロセス
の実行時に(図5参照)、第一電力カット率α1(以
下、第一カット率α1という)及び第二電力カット率α2
(以下第二カット率α2という)を設定する。そして、
複写が開始される時間t2において、まず第一カット率
α1(ここでは20%とする)で加熱ランプ13への給
電を開始し、定着温度(検知温度Td)が安定する時間
t2’において第二カット率α2(ここでは更に10%す
なわち初期電力からみて28%とする)に変更するよう
にする。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着部材側に向かって無端ベルトを押圧する圧力付与部
材に温度検知手段を具備させるようにしたので、定着温
度を正確に検知できると共に、定着部材表面の摩耗を効
果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定着装置の概要を示す説明図で
ある。
【図2】 実施の形態1に係る定着装置の概要を示す説
明図である。
【図3】 上記定着装置で用いられる接触型温度センサ
の配設位置を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1に係る制御装置の制御ブロック
図である。
【図5】 実施の形態1に係る定着装置の温度制御処理
を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態1に係る定着装置の定着温度検知
結果、供給電力、電力カット率の設定値を示すタイミン
グチャートである。
【図7】 実施の形態2に係る定着装置の定着温度検知
結果、供給電力、電力カット率の設定値を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1…定着部材,1a…加熱源,2…無端ベルト,3…圧
力付与部材,4…温度検知手段,5…加熱制御手段,K
…記録媒体,T…未定着トナー像,10…加熱ロール,
13…加熱ランプ,20…定着ベルト,21…加圧パッ
ド,27…接触型温度センサ,100…制御装置,n…
接触ニップ域,P…用紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源を具備し且つ回転可能に配設され
    る定着部材と、 前記定着部材に圧接配置されて回転し、前記定着部材と
    の間に未定着トナー像を担持した記録媒体が挟持される
    無端ベルトと、 前記無端ベルトの内側に当該無端ベルトと当接するよう
    に設けられ、前記定着部材側に向けて当該無端ベルトを
    押圧する圧力付与部材とを備え、 前記圧力付与部材の無端ベルトとの当接部側に温度検知
    手段を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定着装置において、 前記温度検知手段が、前記無端ベルトの記録媒体通過部
    に対応する位置に取り付けられることを特徴とする定着
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の定着装置において、 前記温度検知手段による温度検出結果に基づいて前記加
    熱源を加熱制御する加熱制御手段を具備することを特徴
    とする定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の定着装置において、 前記加熱制御手段は、所定の設定温度への昇温プロセス
    実行時に前記温度検知手段からの温度検出結果に基づい
    て温度上昇率を演算し、この演算結果に基づいて前記設
    定温度到達後に前記加熱源へと供給する電力を決定する
    ことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の定着装置において、 前記加熱制御手段は、所定の条件下で定着動作中に前記
    加熱源に供給する電力を変更することを特徴とする定着
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の定着装置のうち、前記
    温度検知手段が前記無端ベルトの記録媒体通過部に対応
    する位置に取り付けられるタイプのものにおいて、 前記加熱制御手段は、定着動作中にあっては記録媒体の
    非通過タイミングにおける温度検出結果に基づいて前記
    加熱源を加熱制御することを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の定着装置において、 前記加熱制御手段は、前記記録媒体の非通過タイミング
    における温度検出結果のうち、最も高い温度に基づいて
    前記加熱源を加熱制御することを特徴とする定着装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7949273B2 (en) 2006-09-20 2011-05-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing device, fixing device temperature control method and image forming apparatus

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US7949273B2 (en) 2006-09-20 2011-05-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing device, fixing device temperature control method and image forming apparatus

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