JP4903641B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体上に形成された画像に対して加熱および加圧して像定着を行う定着装置に関するものである。
この種の定着装置において、その定着画像品質は、定着部材と加圧部材とで形成される定着ニップの幅、いわゆるニップ幅により大きく影響を受けるが、経時のニップ幅は、定着部材や加圧部材の経時硬度変化により変動する。
また、ウォーミングアップ直後と連続通紙時では、ローラ温度の違いによる外径変化によってもニップ幅は変動し、定着画像品質がばらつく要因となっている。
特許文献1には、ウォームアップ時、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を減じることにより、ウォームアップ時の定着ベルトへの熱の移動を抑制するようにした構成が記載されている。
特許文献2には、基準定着ローラと調整定着ローラと定着ベルトとのユニット、および基準加圧ローラと調整加圧ローラと加圧ベルトとのユニットを備え、温度,画像形成条件によって調整定着ローラおよび調整加圧ローラとのニップ量を調整するようにした構成が記載されている。
特許文献3には、定着装置の経年変化の度合を検知して加圧ローラ硬度とニップ幅の変化を推定し、これに応じて定着装置の制御パラメータを変更するようにした構成が記載されている。
特開2005−156769号公報 特開2004−117518号公報 特開2005−301070号公報
従来の定着装置の前記のような問題に対し、通紙枚数や駆動時間の点から特許文献3では、定着装置の経年変化の度合を検知して定着装置の制御パラメータを変更するようにしているが、ウォーミングアップ直後と連続通紙時のニップ幅の変化は補正することができない。
一般にローラ定着方式と呼ばれる定着ローラと加熱ローラとが接触する構成のものでは、ローラ間が一定荷重で加圧されている場合、ローラ硬度が低くなるとローラ間の食い込み量が増加し、ニップ幅が増大する。
このため、定着ローラと加圧ローラの位置変化により定着パラメータを変更し、定着画像品質を安定させる構成のものや、定着ローラと加圧ローラとの距離を一定に保つことにより、経時によってローラ硬度が低下し食い込み量が増えてニップ幅が増大することを防止するようにした構成が提案されている。
しかしながら、定着ローラに対してベルト部材がテンションを加えて巻き付いている、いわゆるベルト定着方式では、定着ローラと加圧ローラの距離が一定の場合、定着ローラ硬度が低下すると、ニップ幅が減少する。
これは、ローラ表面における弾性体の硬度が低下することにより、ニップ入口および出口近傍の弾性体が、ベルト部材のテンションによって変形し、加圧ローラから離間するためである。図8(a)〜(d)を参照して、ベルト定着方式におけるニップの変化について説明する。
図8(a)〜(d)において、100はベルト部材101が巻回している定着ローラ、102はベルト部材101を介して定着ローラ100に圧接している加圧ローラである。
図8(a)の状態は経時変化などがなく定着ローラ100が初期の径(標準状態)である場合を示し、これに対して、図8(b)は定着ローラ100の径が、経時などにて変化して小さくなった状態を示しており、図8(a)の状態から図8(b)に示す状態になると、ニップ幅が小さくなる。
また、図8(c)の状態は定着ローラ100において経時変化などがなく、ローラ硬度が初期の標準状態である場合を示し、これに対して、図8(d)は経時変化などにより定着ローラ100の硬度が低下した場合を示しており、図8(c)の状態から図8(d)に示す状態になると、ニップ幅が減少する。
このようなニップ幅の変化により、定着対象である記録媒体としての記録紙のニップ通紙時における加圧/加熱状態が変わることになり、このため定着画像品質を変化させ、品質がばらつく要因となる。
本発明の目的は、前記従来技術の課題を解決し、定着処理がなされるニップにおける幅変化を精度よく検知し、その検知結果に応じて記録媒体通過時における定着パラメータを変化させることにより、定着画像品質の安定化を図る定着装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ベルト部材と、該ベルト部材内に設置されて該ベルト部材に熱を与える加熱ローラと、前記ベルト部材内に前記加熱ローラに対して対向設置される第1ローラ部材と、前記加熱ローラと前記第1ローラ部材間に架設された前記ベルト部材に外側から張力を付与するテンション付与部材と、前記ベルト部材を介して前記第1ローラ部材に圧接する第2ローラ部材とを備え、前記第1ローラ部材と前記第2ローラ部材により前記ベルト部材を介在して形成されるニップにて、記録媒体上に形成された画像に対して加熱および加圧して像定着を行う定着装置において、前記第1ローラ部材と前記第2ローラ部材との距離を一定に保つ保持部材と、前記テンション付与部材の位置を検知する検知手段と、該検知結果に応じて記録媒体通過時の前記ニップにおける定着に係る制御パラメータを変化させる制御部とを備えたことを特徴とし、この構成によって、保持部材によりローラ硬度変化による圧接する両ローラ部材における食込み量変化を防止し、さらに、テンション付与部材の位置検知にて、両ローラ部材の硬度変化または外形変化によるニップ幅の増減を精度よく検知することができるため、該検知結果に基づいて両ローラ部材のニップにおける定着に係る制御パラメータを変化させることにより、定着画像品質を安定させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、制御部が、検知結果に応じて記録媒体通過時のニップにおける定着設定温度を変化させることを特徴とし、この構成によって、検知結果に基づいてニップにおける定着温度を変化させることにより、両ローラ部材間における変位,変形などに対応し、適正な温度による定着が行われる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置において、テンション付与部材の位置が、予め設定された位置よりもベルト部材側に入り込んだときに、記録媒体通過時の定着設定温度を高くすることを特徴とし、この構成によって、テンション付与部材の位置が所定の位置よりも定着ベルトに食い込むと、ローラ硬度が低下したか、ローラ外径が小さくなり、ニップが規定よりも少ない状態であるとし、これに応じて定着温度を高くすることにより定着熱量を確保し、定着画像品質を安定させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、制御部が、検知結果に応じて記録媒体通過時のニップにおける線速を変化させることを特徴とし、この構成によって、検知結果に応じて線速を変化させることにより、両ローラ部材間における変位,変形などに対応し、適正な記録媒体移動速度による定着が行われる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の定着装置において、テンション付与部材の位置が、予め設定された位置よりもベルト部材側に入り込んだとき、記録媒体通過時の線速を遅くすることを特徴とし、この構成によって、テンション付与部材の位置が所定の位置よりも定着ベルトに食い込むと、ローラ硬度が低下したか、ローラ外径が小さくなり、ニップが規定よりも少ない状態であるとし、これに応じて記録媒体を移動させる速度を遅くすることにより定着熱量を確保し、定着画像品質を安定させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1,3または5に記載の定着装置において、ベルト部材がベルト表面に離型層を有することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、第1ローラ部材がローラ表面に弾性層を有することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、第2ローラ部材がローラ表面に離型層を有することを特徴とするものである。
本発明に係る定着装置によれば、第1ローラ部材と第2ローラ部材との距離を一定に保つ保持部材と、テンション付与部材の位置を検知する検知手段と、該検知結果に応じて記録媒体通過時の第1ローラ部材と第2ローラ部材間のニップにおける定着に係る制御パラメータを変化させる制御部とを備えたことによって、ローラ硬度の変化による両ローラ部材における食込み量変化を保持部材により防止し、さらに、テンション付与部材の位置検知にて、両ローラ部材の硬度変化または外径変化によるニップ幅の増減を精度よく検知することができるため、該検知結果に基づいて両ローラ部材のニップにおける定着に係る制御パラメータである定着温度,ローラ線速を変化させることにより、良好かつ確実に定着画像品質を安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る定着装置の実施形態1の構成図である。
図1において、1は、無端状構造になっており、表面が離型層としてのPFAチューブで覆われたベルト部材である定着ベルト、2は、定着ベルト1の内上部に設けられ、内部にハロゲンヒータ3が設置されたアルミ製の加熱ローラ、4は、定着ベルト1の内下部において加熱ローラ2に対して対向設置され、表層が発泡シリコンゴムからなる第1ローラ部材である定着ローラ、5は、表層がPFAチューブで覆われ、かつテンションスプリング6から付勢力を受けて、加熱ローラ2と定着ローラ4間に架設された定着ベルト1に対して外側から張力を付与するテンション付与部材であるテンションローラである。
7は、内部にハロゲンヒータ8が設置され、定着ベルト1を介して定着ローラ4の下部に圧接する第2ローラ部材である加圧ローラであって、該加圧ローラ7と定着ローラ4により定着ベルト1を介在して定着ニップNを形成している。
9は、テンションローラ5の側方に設置され、レーザ変位計などからなる検知手段である変位センサであって、テンションローラ5の変位量、すなわち、テンションローラ5の定着ベルト1に対する食込み量を検知している。
10は、制御部であるCPU(中央演算処理ユニット)であって、装置各部の動作をコントロールしており、本例では変位センサ9からの検知情報を受け演算処理し、その検知結果に応じて、ハロゲンヒータ3,8の発熱/加熱を、ヒータ駆動部11,12を介してコントロールし、かつ、定着ローラ4,加圧ローラ7をローラ駆動部13,14を介してコントロールする。
図2(a),(b)は本実施形態の定着装置における保持部材を説明するための構成図であり、図2(a)は定着ローラ4と加圧ローラ7の圧接状態を示しており、両ローラ4,7の端部にはそれぞれ軸受15,16が設けられ、軸受15,16は、図2(b)に示す保持部材である板状の軸受固定部材17に設けられた軸受固定孔17a,17bにて保持され、定着ローラ4と加圧ローラ7との中心間距離を一定に保持するようにしている。
図1において本定着装置は、図示しない複写機,ファクシミリ装置などの画像形成装置の一部に設置され、画像形成装置がオンになるとCPU10では、ヒータ駆動部11,12に駆動信号を送り、ハロゲンヒータ3,8を発熱させニップNにおいて所定の定着温度になるようにコントロールし、同時にローラ駆動部13,14に駆動信号を送り、定着ベルト1を含めて定着ローラ4と加圧ローラ7のニップNにおいて所定の線速にて記録媒体である記録紙Pを移動/搬送するようにコントロールする。
前記定着温度と前記ローラ線速など適正値は、ニップNにおける定着に係る制御パラメータとして、装置仕様やトナーなどの現像剤に応じて予め設定され、CPU10におけるメモリにパラメータデータとして記憶される。
これにより、定着ローラ4と加圧ローラ7間のニップNにて、トナー未定着画像Goが形成された記録紙Pを挟持するようにして、加熱および加圧を加え像定着Gを行いながら記録紙Pを所定方向へ搬送する。
本実施形態において、CPU10では、変位センサ9にてテンションローラ5の変位量、すなわち、テンションローラ5の定着ベルト1に対する食込み量の検知データを受け、該検知結果に応じて記録紙通過時のニップNにおける定着に係る制御パラメータを変化させるようにしている。
以下に本実施形態における定着に係る制御パラメータについて説明する。
図1に示すニップ幅Ntとニップ時間(ニップ時間Tは、記録紙Pを搬送するローラ線速をVrとして、T=Nt/Vrにて示される)との関係は、図3に示す関係図のように、ニップ幅Ntが狭くなるとニップ時間Tが短くなり、記録紙PがニップNに存在する時間が短くなるため、所定の定着処理が行われるためには、より高い定着温度にする必要がある。
また、図4に示すニップ時間と最適定着温度との関係図のように、ニップ時間Tが短くなるとき、すなわち、ニップ幅Ntが狭くなった場合には、最適定着温度を高くする必要がある。
このように、ニップN部分におけるニップ幅Ntの増減、例えば、予め設定された適正値に比べてニップ幅Ntが狭くなったときには、記録紙通紙時のニップNにおける定着温度を、予め設定された適正値よりも高くする必要がある。
また、ニップN部分において、ニップ幅Ntが予め設定された適正値に比べて狭くなったときには、ローラ線速Vrを予め設定された適正値に比べて遅くすれば、適正ニップ幅Ntのときによりも、ニップNに記録紙Pが長く存在することになり、記録紙通紙時に所定の定着熱量を確保することができる。
本実施形態では、ニップN部分におけるニップ幅Ntの増減は、変位センサ9にてテンションローラ5の変位量を検知することによって検知され、該検知結果に応じて前記定着温度あるいは線速などの定着に係る制御パラメータを変化させるようにしている。
すなわち、定着ローラ4としてのスポンジローラの硬度が低下すると、テンションローラ5の押圧力を受けて定着ベルト1を介して定着ローラ4が上方へ引き上げられるようになり、図5に示すテンションローラの定着ベルトへの食込み量(テンションローラの変位)と定着ローラの径変化量との関係図のように、テンションローラ5の食込み量が大きくなると、定着ローラ4における定着ベルト1が巻き付けられている部分の変化量が大きくなり、ローラ外径が小さくなる。
ここで、本実施形態では、定着ローラ4と加圧ローラ7は図2に示す軸受固定部材17により保持されているため、図6に示すテンションローラの定着ベルトへの食込み量とニップ幅との関係図のように、テンションローラ5の食込み量が大きくなると、定着ローラ4と加圧ローラ7における食込み量が減少し、よって、ニップ幅Ntが減少することになる。
このようなことから、変位センサ9にてテンションローラ5の変位量を検知することによって、精度よくニップN部分におけるニップ幅Ntの増減を検知することができる。
CPU10には、ニップNにおける定着に係る制御パラメータとして、テンションローラ5の変位量に対応した定着温度あるいは線速の適正値データが記憶されているため、CPU10では、変位センサ9からのテンションローラ5の食込み量の検知データを受けて、既述した定着温度とローラ線速との少なくともいずれか一方をコントロールして、ニップNにおいて適正定着熱量が加わるように制御することが可能になる。
このように記録紙通紙時のニップNにおける定着制御パラメータをコントロールすることによって、ニップN部分における定着熱量を一定化させることにより、定着画像品質を確保することが可能になる。
図7は本発明に係る定着装置の実施形態2の構成図である。なお、既に説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図7において、21は、無端状構造になっており、表面が離型層としてのPFAチューブで覆われたベルト部材である加圧ベルト、22は、加圧ベルト21の内下部に設けられ、内部にハロゲンヒータ23が設置されたアルミ製の加熱ローラ、24は、加圧ベルト21の内上部において加熱ローラ2に対して対向設置され、表層が発泡シリコンゴムからなる第1ローラ部材である加圧ローラ、27は、内部にハロゲンヒータ28が設置され、加圧ベルト21を介して加圧ローラ4の上部に圧接する第2ローラ部材である定着ローラであって、該定着ローラ27と加圧ローラ24により加圧ベルト21を介在して定着ニップNを形成している。
また、実施形態2では実施形態1と同様に、図2に示す軸受固定部材17により、加圧ローラ24と定着ローラ27との中心間距離が一定になるように保持されている。
さらに、実施形態1と同様に、変位センサ9にてテンションローラ5の変位量を検知することによって、ニップN部分におけるニップ幅Ntの増減を検知しており、CPU10では、変位センサ9からのテンションローラ5の食込み量の検知データを受けて、定着温度と線速との少なくともいずれか一方をコントロールし、ニップNにおいて適正定着熱量が加わるようにしている。これにより、ニップN部分における定着熱量を一定化させることができ、定着画像品質を確保している。
前記記録紙通紙時のニップにおける定着制御パラメータについて、実施例にて具体的に説明する。
実施例1では、図1に示す構成のものにおいて、定着ローラ4を直径40mmのスポンジ製のものを使用し、加圧ローラ7を直径40mmのものとした。定着に必要な熱量は使用される現像剤(トナー)の種類によって異なり、ここでは、ニップ時間(=ニップ幅/線速)40msec、加熱温度160℃で良好な定着品質が得られるトナーを用いた例について説明する。
実施例1において、(表1),(表2)はテンションローラ5の変位に応じて変化させる定着制御条件(パラメータ)として、定着温度をコントロールした例であって、テンションローラ5の変位量が0〜5.0mmの範囲では、標準ニップ(適正範囲)として予め設定された定着温度(160℃)に設定する。しかし、変位量が5.1〜8.0mmの場合には、ニップ幅Ntの減少に応じて定着温度Aを高くし、本例では165℃に設定する。また、前記変位量が8.1mm以上になった場合、ニップ幅Ntの減少に応じて、定着温度Bをさらに高くし(A<B)、本例では170℃に設定する。
Figure 0004903641
Figure 0004903641
実施例2では、実施例1と同様な構成において、(表3),(表4)に示すように、テンションローラ5の変位に応じて変化させる定着制御条件(パラメータ)として、記録紙の移動させるためのローラを含めたプロセス線速をコントロールした例であって、テンションローラ5の変位量が0〜5.0mmの範囲では、標準ニップ(適正範囲)として、予め設定された線速(323mm/sec)に設定する。しかし、変位量が5.1〜8.0mmの場合には、ニップ幅Ntの減少に応じて線速Aを遅くし、本例では286mm/secに設定する。また、前記変位量が8.1mm以上になった場合、ニップ幅Ntの減少に応じて、線速Bをさらに遅くし(A>B)、本例では2446mm/secに設定する。
Figure 0004903641
Figure 0004903641
前記実施例1,2において、定着制御条件(パラメータ)の設定制御により、定着画像品質が安定的に確保されることが検証された。
なお、前記(表1)〜(表4)の具体的定着制御条件(パラメータ)の設定値は、図7に示す実施形態2の構成においても同様に適用された。
本発明は、PPC,ファクシミリ,レーザープリンタなどの画像形成部に搭載される、いわゆるベルト定着方式の定着装置に実施して有効である。
本発明に係る定着装置の実施形態1の構成図 (a),(b)は本実施形態の定着装置における保持部材を説明するための構成図 本実施形態に係るニップ幅とニップ時間との関係図 本実施形態に係るニップ時間と最適定着温度との関係図 本実施形態に係るテンションローラ食込み量と定着ローラ径変化量の関係図 本実施形態に係るテンションローラ食込み量とニップ幅との関係図 本発明に係る定着装置の実施形態2の構成図 (a)〜(d)は従来のベルト定着方式におけるニップの変化についての説明図
符号の説明
1 定着ベルト
2 加熱ローラ
3 ハロゲンヒータ
4 定着ローラ
5 テンションローラ
6 テンションスプリング
7 加圧ローラ
8 ハロゲンヒータ
9 変位センサ
10 CPU(中央演算処理ユニット)
11,12 ヒータ駆動部
13,14 ローラ駆動部
15,16 軸受
17 軸受固定部材
21 加圧ベルト
22 加熱ローラ
23 ハロゲンヒータ
24 加圧ローラ
27 定着ローラ
28 ハロゲンヒータ

Claims (8)

  1. ベルト部材と、該ベルト部材内に設置されて該ベルト部材に熱を与える加熱ローラと、前記ベルト部材内に前記加熱ローラに対して対向設置される第1ローラ部材と、前記加熱ローラと前記第1ローラ部材間に架設された前記ベルト部材に外側から張力を付与するテンション付与部材と、前記ベルト部材を介して前記第1ローラ部材に圧接する第2ローラ部材とを備え、前記第1ローラ部材と前記第2ローラ部材により前記ベルト部材を介在して形成されるニップにて、記録媒体上に形成された画像に対して加熱および加圧して像定着を行う定着装置において、
    前記第1ローラ部材と前記第2ローラ部材との距離を一定に保つ保持部材と、前記テンション付与部材の位置を検知する検知手段と、該検知結果に応じて記録媒体通過時の前記ニップにおける定着に係る制御パラメータを変化させる制御部とを備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部が、前記検知結果に応じて記録媒体通過時の前記ニップにおける定着設定温度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記テンション付与部材の位置が、予め設定された位置よりも前記ベルト部材側に入り込んだときに、記録媒体通過時の前記定着設定温度を高くすることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部が、前記検知結果に応じて記録媒体通過時の前記ニップにおける線速を変化させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記テンション付与部材の位置が、予め設定された位置よりも前記ベルト部材側に入り込んだとき、記録媒体通過時の前記線速を遅くすることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記ベルト部材がベルト表面に離型層を有することを特徴とする請求項1,3または5に記載の定着装置。
  7. 前記第1ローラ部材がローラ表面に弾性層を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  8. 前記第2ローラ部材がローラ表面に離型層を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
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