JP2005134646A - 定着装置及び定着制御方法 - Google Patents

定着装置及び定着制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005134646A
JP2005134646A JP2003370654A JP2003370654A JP2005134646A JP 2005134646 A JP2005134646 A JP 2005134646A JP 2003370654 A JP2003370654 A JP 2003370654A JP 2003370654 A JP2003370654 A JP 2003370654A JP 2005134646 A JP2005134646 A JP 2005134646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
roller
fixing belt
speed
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003370654A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kimura
拓 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2003370654A priority Critical patent/JP2005134646A/ja
Publication of JP2005134646A publication Critical patent/JP2005134646A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】立上り時間を短くすることができ、現像剤像を良好に定着させることができ、画像品位を向上させることができるようにする。
【解決手段】少なくとも二つのローラ、該各ローラ間に張設された定着ベルト24、及び定着ベルト24に接触させて配設されて定着ベルト24との間に定着部を形成する加圧部材を備え、定着部に通される媒体26に現像剤像を定着させるようになっている。そして、前記各ローラのうちの少なくとも一つは加熱部材を備える。また、定着ベルト24を所定の走行速度で走行させ、加熱部材によって加熱されるローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる速度制御処理手段を有する。加熱部材によって加熱されるローラと定着ベルト24との間における熱の伝達量を調整することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置及び定着制御方法に関するものである。
従来、白黒又はカラーの画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、感光体ドラム、感光体ベルト等上に潜像形成装置によって静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置によって現像することによって現像剤像としてのトナー像を形成し、該トナー像を普通紙、特殊紙等の媒体に転写し、定着装置によって定着させるようにしている。
そして、カラーの画像形成装置においては、前記感光体ドラム、感光体ベルト等上に各色の静電潜像を形成し、該各静電潜像をそれぞれ現像装置によって現像して各色のトナー像を形成し、各色のトナー像を重ね合わせてカラーのトナー像を形成して媒体に転写し、定着装置によって定着させてカラーの画像を形成するようにしている。
そして、前記定着装置としては、熱ローラ定着装置等が提供されている。
図2は従来の熱ローラ定着装置の要部を示す概略図である。
図に示されるように、熱ローラ定着装置においては、定着ローラ11と加圧ローラ12とが圧接され、定着ローラ11は、内部に配設されたヒータ13によって加熱される。そして、図示されない媒体は、定着ローラ11と加圧ローラ12との間の定着部を通して搬送され、媒体上のトナー像が定着ローラ11及び加圧ローラ12による加熱及び加圧によって媒体に定着させられる。
ところが、熱ローラ定着装置の立上り時間を短くするために、定着ローラ11を小型化し、薄肉化して、熱容量を小さくする必要があるが、定着ローラ11を小型化し、薄肉化すると、定着ローラ11の強度が不足し、十分な定着圧、及び定着部に形成されるニップ部の幅、すなわち、ニップ幅を確保することができなくなり、トナー像を良好に定着させることができなくなってしまう。
そこで、定着装置として、加熱ローラ及び定着ベルトを使用して、加熱ローラを小型化し、薄肉化しても、ニップ幅を確保することができるようにしたベルト定着装置が提供されている。
該ベルト定着装置においては、加熱ローラと定着ローラとの間に無端状の定着ベルトが張設され、かつ、加熱ローラ内に前記定着ベルトを加熱するための加熱用ヒータが配設される。そして、前記定着ベルトを介して前記定着ローラと当接させて加圧ローラが配設され、媒体が前記定着ベルトと加圧ローラとの間の定着部を通して搬送され、媒体上のトナー像が、定着ベルト及び加圧ローラによる加熱及び加圧によって媒体に定着させられる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−307496号公報
しかしながら、前記従来のベルト定着装置においては、加熱ローラを小型化し、薄肉化するのに伴って、媒体を定着部を通して連続的に搬送し、連続的に画像を形成する場合に、加熱ローラの表面の温度が低くなり、軸方向及び周方向における温度むらが著しくなり、画像品位が低下してしまう。
本発明は、前記従来のベルト定着装置の問題点を解決して、立上り時間を短くすることができ、現像剤像を良好に定着させることができ、画像品位を向上させることができる定着装置及び定着制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の定着装置においては、少なくとも二つのローラ、該各ローラ間に張設された定着ベルト、及び該定着ベルトに接触させて配設されて定着ベルトとの間に定着部を形成する加圧部材を備え、前記定着部に通される媒体に現像剤像を定着させるようになっている。
そして、前記各ローラのうちの少なくとも一つは、ローラを加熱する加熱部材を備える。
また、前記定着ベルトを所定の走行速度で走行させ、前記加熱部材によって加熱されるローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる速度制御処理手段を有する。
本発明によれば、定着装置においては、少なくとも二つのローラ、該各ローラ間に張設された定着ベルト、及び該定着ベルトに接触させて配設されて定着ベルトとの間に定着部を形成する加圧部材を備え、前記定着部に通される媒体に現像剤像を定着させるようになっている。
そして、前記各ローラのうちの少なくとも一つは、ローラを加熱する加熱部材を備える。
また、前記定着ベルトを所定の走行速度で走行させ、前記加熱部材によって加熱されるローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる速度制御処理手段を有する。
この場合、前記定着ベルトが所定の走行速度で走行させられ、前記加熱部材によって加熱されるローラが前記走行速度と異なる周速度で回転させられるので、前記加熱部材によって加熱されるローラと定着ベルトとの間における熱の伝達量を調整することができる。したがって、加熱されるローラの幅方向及び周方向において温度むらが発生するのを抑制することができる。
そして、加熱されるローラの外径を小さくし、加熱されるローラを小型化し、薄肉化して、熱容量を小さくすることができるので、定着装置の立上り時間を短くすることができる。
また、前記加熱部材によって加熱されるローラを小型化し、薄肉化しても、定着ベルトが使用されるので、十分な定着圧及びニップ幅を確保することができ、現像剤像を良好に定着させることができる。
さらに、前記加熱部材によって加熱されるローラを小型化し、薄肉化しても、媒体を定着部を通して連続的に搬送し、連続的に画像を形成する場合に、加熱されるローラの軸方向及び周方向において温度むらが発生するのを抑制することができるので、画像品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタにおいて、画像を形成、すなわち、印刷を行う場合について説明する。前記プリンタは、定着装置としてベルト定着装置を備える。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す概略図、図3は本発明の第1の実施の形態における定着ベルトの断面図、図4は本発明の第1の実施の形態における他の定着ベルトの断面図、図5は本発明の第1の実施の形態における更に他の定着ベルトの断面図、図6は本発明の第1の実施の形態における定着ローラの断面図、図7は本発明の第1の実施の形態における定着用駆動装置の斜視図である。
図において、21は矢印A方向に回転させられる第1のローラとしての定着ローラ、22は前記定着ローラ21と対向させて配設され、定着ローラ21と逆の方向、すなわち、矢印B方向に回転させられる加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ、23は定着ローラ21と同じ方向、すなわち、矢印C方向、又は定着ローラ21の逆の方向、すなわち、矢印D方向に回転させられる第3のローラとしての加熱ローラ、24は、前記定着ローラ21と加熱ローラ23との間に張設され、矢印E方向に走行させられる走行部材としての無端状の定着ベルト、25aは加圧ローラ22内に配設され、加圧ローラ22を加熱する第1の加熱部材としての加熱用ヒータ、25bは加熱ローラ23内に配設され、加熱ローラ23を加熱する第2の加熱部材としての加熱用ヒータであり、各加熱用ヒータ25a、25bは定着ベルト24を加熱するために使用される。
前記加圧ローラ22は、加熱ローラ23と対向しない位置、すなわち、定着ローラ21と対向する位置において、定着ベルト24に接触させて配設され、加圧ローラ22と定着ベルト24との間に定着部を形成し、該定着部に所定のニップ幅が形成される。そして、定着部に、定着前の現像剤像としてのトナー像を構成する未定着トナー27を担持した転写紙、例えば、普通紙、特殊紙等の媒体26が矢印F方向に通される。また、前記定着ベルト24の端部及び中央部と対向させてサーミスタ等から成る第1、第2の温度検出部28a、28bが配設される。なお、前記加熱用ヒータ25aは必ずしも必要ではない。前記定着ローラ21、加圧ローラ22、加熱ローラ23、定着ベルト24、加熱用ヒータ25a、25b、及び第1、第2の温度検出部28a、28bによって定着用駆動装置が構成される。
前記定着ベルト24は、定着ローラ21と加熱ローラ23との間において所定の張力で張設され、熱容量の小さい材料で形成される。前記定着ベルト24は、図3に示されるように、ニッケル、ポリイミド等から成る薄い基体24a上に、シリコーンゴムから成る弾性層24bを被覆することによって形成され、前記基体24aの厚さは、好ましくは、30〜150〔μm〕程度にされ、弾性層24bの厚さは、好ましくは、50〜300〔μm〕)程度にされる。なお、前記弾性層24bとしてフッ素樹脂系が使用される場合、弾性層24bの厚さは、好ましくは、10〜50〔μm〕にされる。このように、定着ベルト24が薄く形成されるので、ベルト定着装置の熱応答性を向上させることができる。
なお、図4に示されるように、定着ベルト24において、弾性層24bの上に離型層24cを被覆することができる。また、図6に示されるように、基体24a上に離型層24cを直接被覆することもできる。
そして、前記定着ローラ21は、図6に示されるように、心金21a及び弾性層21bによって構成される。該弾性層21bとしては、通常、シリコーンゴム、スポンジ状シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の高いゴム材料が使用される。前記心金21aとしては、一定の剛性を保つためにアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属製のパイプが使用される。なお、必要に応じて弾性層21bに離型性を持たせたり、弾性層21bに離型層を被覆したりすることができる。
前記定着ベルト24は、一方において、加熱ローラ23において加熱用ヒータ25bによって瞬間的に加熱され、定着部において瞬間的に冷却される特性が望まれる。また、他方において、定着ベルト24は、定着部において、未定着トナー27を十分に溶融させ、媒体26に定着させる必要があり、定着ベルト24の熱容量を十分に大きくする必要がある。そこで、前記定着ベルト24の厚さは、これらの二つの要件を満たすように設定される。
次に、前記構成のベルト定着装置の動作について説明する。
図7において、31aはモータ等から成る第1の駆動装置、31bはモータ等から成る第2の駆動装置、g1〜g4はギヤ、32は制御装置、33は記録装置である。前記第1の駆動装置31aが駆動されると、第1の駆動装置31aの出力軸に取り付けられたギヤg1が回転させられ、該ギヤg1と噛(し)合するギヤg2が回転させられ、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられる。これに伴って定着ベルト24が矢印E方向に走行させられ、加圧ローラ22が矢印B方向に回転させられる。また、このとき、第2の駆動装置31bが駆動され、第2の駆動装置31bの出力軸に取り付けられたギヤg3が回転させられ、該ギヤg3と噛合するギヤg4が回転させられ、加熱ローラ23が矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。
したがって、前記定着ベルト24は、加熱用ヒータ25bによって加熱ローラ23を介して加熱され、定着ベルト24と加圧ローラ22との間を通過する媒体26上の未定着トナー27を加熱し、溶融させる。その結果、トナー像が媒体26に定着させられる。
なお、制御装置32は、記録装置33に記録された制御条件、及び第1、第2の温度検出部28a、28bによって検出された温度Ta、Tbに従って、前記第1、第2の駆動装置31a、31bの制御を行う。前記制御条件において、媒体26の種類によって定着ローラ21及び加熱ローラ23の回転速度、定着ベルト24の走行速度等が変更される。なお、本実施の形態において、媒体26の種類に関する情報は、制御装置32が、図示されない上位装置から送信された印刷データと共に受信するが、図示されない媒体カセットに対応させて、あらかじめ記録装置33に記録し、制御装置32によって読み出すようにすることもできる。
また、媒体26が厚い場合、定着ローラ21及び加熱ローラ23の回転速度並びに定着ベルト24の走行速度が低くされ、媒体26が薄い場合、定着ローラ21及び加熱ローラ23の回転速度並びに定着ベルト24の走行速度が高くされる。
そして、前記制御装置32は、記録装置33に記録された制御条件に従って、加熱用ヒータ25a、25bの制御を行い、加圧ローラ22及び加熱ローラ23の温度を調整する。
ところで、前記制御装置32の図示されない速度制御処理手段は、速度制御処理を行い、前記加熱ローラ23の周速度と定着ベルト24の走行速度とが異なるように第1、第2の駆動装置31a、31bを駆動する。なお、前記加熱ローラ23の周速度は、加熱ローラ23の回転速度及び半径に基づいて算出される。
この場合、加熱ローラ23と定着ベルト24との間の摩擦力が定着ベルト24の走行に影響を与えてはならず、そのために、定着ベルト24に加えられる張力がある程度低く設定され、加熱ローラ23と定着ベルト24との間の摩擦力がその分小さくされる。
通常、定着ベルト24が弛(たる)まないような張力は2〜3〔kg〕であり、該張力で定着ベルト24を張設して、加熱ローラ23の回転状態を調べた。この場合、加熱ローラ23を、外径が40〔mm〕であり、材質がアルミニウム、鉄、ステンレス等であり、表面が1〜30〔μm〕の砥(と)粒によって研磨されたものを使用し、定着ベルト24の基体24aをポリイミドとした。そして、加熱ローラ23を、定着ベルト24に対して順方向(矢印C方向)及び逆方向(矢印D方向)で、速度比γが0〜±3の範囲に収まるように変化させて回転させたところ、加熱ローラ23の表面粗さRzがほぼ2〔μm〕以下である場合には、加熱ローラ23の材質に関係なく、加熱ローラ23を円滑に回転させることができた。なお、前記速度比γ
γ=vb/vr
は、加熱ローラ23の周速度vrに対する定着ベルト24の走行速度vbの比を表す。
また、加熱ローラ23として、表面粗さRzが2〔μm〕より大きいものを使用すると、定着ベルト24のびびり(振動)が発生する場合が多かった。したがって、加熱ローラ23の表面粗さRzを2〔μm〕以下にするのが好ましい。
なお、加熱ローラ23と定着ベルト24との間の摺(しゅう)動性を向上させるために、グリース等の潤滑剤を加熱ローラ23と定着ベルト24との間に供給することができる。なお、前記加熱ローラ23と定着ベルト24との摺動によって、定着ベルト24の寿命が短くなることが考えられるが、寿命試験中において、加熱ローラ23と定着ベルト24との摺動が定着ベルト24の破損の原因になることはなかった。
次に、速度比γを0〜±3の範囲に収まるように変化させたときの、加熱ローラ23の外径と、加熱ローラ23に発生する温度むらとの関係について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における加熱ローラの外径と温度むらとの関係を示す図である。なお、図において、横軸に速度比γを、縦軸に温度差ΔTを採ってある。
図において、線L1は径を40〔mm〕にしたときの加熱ローラ23(図1)の温度特性を、線L2は外径を30〔mm〕にしたときの加熱ローラ23の温度特性を、線L3は外径を20〔mm〕にしたときの加熱ローラ23の温度特性を、線L4は外径を10〔mm〕にしたときの加熱ローラ23の温度特性を示す。
この場合、A3版のサイズの媒体26に対して印刷を行うために、加熱ローラ23の材質をアルミニウムとし、外径を10〜40〔mm〕とし、厚さを2〔mm〕とし、加熱ローラ23を定着ベルト24の走行速度Vbとは異なる周速度Vrで回転させた。加熱ローラ23の特性を理解しやすいように、極端な例として、媒体26としてトナー像が転写されていない葉書を使用し、該葉書を50枚連続で定着部を通したときの、加熱ローラ23と定着ベルト24とが離れる部位における非通紙部及び通紙部の各温度、すなわち、温度Ta、Tbを測定し、該温度Ta、Tbの温度差ΔTを算出した。なお、非通紙部の温度については、定着ベルト24の幅方向における端部の表面温度を、通紙部の温度については、定着ベルト24の幅方向における中央部の表面温度を測定した。
また、加熱用ヒータ25aとして500〔W〕のハロゲンランプを使用し、加熱用ヒータ25bとして700〔W〕のハロゲンランプを使用し、制御温度を160〔℃〕とした。なお、各ハロゲンランプとして700〔W〕以下のものを使用しているのは、これ以上の出力のハロゲンランプを使用すると、蛍光灯のちらつきが発生し、民生用としては適さないからである。また、加熱用ヒータ25a、25bの消費電力と、ベルト定着装置を搭載するプリンタの他の部位における消費電力を加算したときに、100〔V〕の電圧及び15〔A〕の電流の商用電源においてプリンタを使用可能にするためにも、加熱用ヒータ25a、25bの消費電力の合計を1300〔W〕以下にする必要がある。
なお、前記速度比γにおいて、加熱ローラ23を停止させたときを0とし、加熱ローラ23を定着ベルト24に対して順方向に回転させたときを正の値とし、加熱ローラ23を定着ベルト24に対して逆方向に回転させたときを負の値としている。また、前記速度比γにおいて、加熱ローラ23を定着ベルト24に対して連れ回り(滑りを生じない。)で回転させたときを
|γ|=1
とし、これを基準とし、周速度vrが走行速度vbより低い場合、
|γ|<1
とし、周速度vrが走行速度vbより高い場合、
|γ|>1
とする。
なお、前記定着ベルト24の厚さを考慮すると、定着ベルト24が加熱ローラ23に対して連れ回りで走行させられるときの速度比γは厳密には1にはならないが、定着ベルト24の厚さが、0.4〜0.5〔mm〕程度であり、加熱ローラ23の外径に対して極めて小さいので、定着ベルト24の厚さを無視し、速度比γを1とする。
そして、図8に示されるように、速度比γを、
|γ|>1
にすると、温度差ΔTを小さくすることができる。
例えば、外径が10〔mm〕の加熱ローラ23を使用した場合においても、速度比γを、
γ≦−2
にすると、温度差ΔTは、外径が40〔mm〕の加熱ローラ23を使用して速度比γを、
γ=1
としたときの温度差ΔTと等しくなり、加熱ローラ23の軸方向及び周方向において温度むらが発生するのを抑制する効果があることが分かる。
そこで、本実施の形態においては、実験によって、速度比γが、
|γ|≧1
になるように、前記速度制御処理手段は、第1、第2の駆動装置31a、31bを駆動する。したがって、加熱ローラ23の外径を小さくし、加熱ローラ23を小型化し、薄肉化して、熱容量を小さくすることができるので、ベルト定着装置の立上り時間を短くすることができる。
そして、加熱ローラ23を小型化し、薄肉化しても、定着ベルト24が使用されるので、十分な定着圧及びニップ幅を確保することができ、トナー像を良好に定着させることができる。
さらに、加熱ローラ23を小型化し、薄肉化しても、媒体26を定着部を通して連続的に搬送し、連続的に印刷を行う場合に、加熱ローラ23の軸方向及び周方向において温度むらが発生するのを抑制することができるので、画像品位を向上させることができる。
また、速度比γを
|γ|≧2
にしても、温度差ΔTを小さくすることができ、加熱ローラ23の軸方向及び周方向において温度むらが発生するのを抑制することができる。
ところで、外径が10〜40〔mm〕のいずれの加熱ローラ23を使用しても、速度比γを、
|γ|>2
にすると、温度むらが発生するのを抑制する効果が飽和してしまう。また、速度比γの絶対値が大きくなるほどベルト定着装置に加わる負荷が大きくなってしまう。
そこで、温度むらが発生するのを確実に抑制するためには、速度比γを、
1≦|γ|≦2
にするのが好ましい。
なお、速度比γを、
|γ|<1
にすると、温度差ΔTが大きくなるが、その状態において、加熱ローラ23と定着ベルト24との間の熱伝達が小さくなる。そこで、昇温によるオーバーシュートを抑制するために、プリンタを起動したときの所定のタイミングで、速度比γを、
|γ|<1
にすることが有効である。
ところで、ベルト定着装置においては、定着ベルト24における通紙部の温度は、一定の定着温度(制御温度であり、本実施の形態においては160〔℃〕)になるように制御が行われるようになっているので、非通紙部の温度は、葉書に熱を奪われないので、上昇し続けることになる。そして、通常のプリンタの使用状態においては、媒体26として各種の用紙が使用されることが想定され、例えば、多くの葉書に対して連続的に印刷を行った直後に、葉書より幅の広い用紙に対して印刷を行うと、用紙上の部位によっては、ホットオフセットと呼ばれる定着不良が発生してしまう。
また、定着ベルト24において弾性層24bにシリコーンゴムを使用した場合、弾性層24bの温度が200〔℃〕を超えると、定着ベルト24の耐久性が著しく低下してしまう。
さらに、前述されたような多くの葉書に対して連続的に印刷を行う場合、加熱ローラ23の外径を20〔mm〕とし、速度比γを1としたとき、非通紙部と通紙部との温度差ΔTが40〔℃〕になり、印刷が続き、温度差ΔTが更に大きくなると、定着ベルト24の寿命が短くなり、基体24aと弾性層24bとが剥離してしまう。
図9は本発明の第1の実施の形態における定着ベルトの温度変化を示す図である。なお、図において、横軸に経過時間を、縦軸に温度を採ってある。
この場合、A3版のサイズの媒体26に対して印刷を行うために、加熱ローラ23の材質をアルミニウムとし、外径を10〔mm〕とし、厚さを2〔mm〕とし、加熱ローラ23を速度比γが1及び−2になるように回転させた。定着温度を160〔℃〕として、定着ベルト24の温度が飽和に達したときの、ある60〔s〕間の温度の推移を示す。線L11は速度比γを1にしたときの温度を、線L12は速度比γを−2にしたときの温度を表す。
図から、速度比γを−2にした場合、速度比γを1にした場合より、温度が安定していることが分かる。
したがって、加熱ローラ23の外径を小さくして、小型化し、薄肉化するのに伴って、熱容量が小さくなっても、加熱ローラ23及び定着ベルト24の温度を安定させることができるので、通紙中の定着性を安定させることができ、画像品位を向上させることができる。
なお、加熱ローラ23を小型化し、薄肉化するのに伴って、加熱ローラ23に定着ベルト24の張力による撓(たわ)み、変形等が発生することがないように、加熱ローラ23の厚さは0.5〔mm〕以上にする必要がある。
次に、加熱ローラ23をどの程度まで小型化することができるかについて説明する。
図10は本発明の第1の実施の形態における加熱ローラの外径と立上り時間との関係を示す図である。なお、図において、横軸に外径を、縦軸に立上り時間を採ってある。
この場合、加熱ローラ23の材質をアルミニウム及び鉄とし、厚さを2〔mm〕としたときの、加熱ローラ23の外径と立上り時間との関係を示す。この場合、加熱用ヒータ25aとして500〔W〕のハロゲンランプを、加熱用ヒータ25bとして700〔W〕のハロゲンランプを使用し、加熱用ヒータ25a、25bの通電を開始したときの加熱ローラ23及び定着ベルト24の温度、すなわち、開始温度を20〔℃〕とし、定着温度を160〔℃〕とした。線L21は材質をアルミニウムにしたときの加熱ローラ23の温度特性を、線L22は材質を鉄にしたときの加熱ローラ23の温度特性を表す。
図に示されるように、いずれの材質においても、加熱ローラ23の外径が20〔mm〕以下になると、立上り時間は急激に短くなる。これは、加熱ローラ23の熱容量が小さくなるからだけでなく、加熱用ヒータ25bと加熱ローラ23の内周面との間に存在する空気層の体積が小さくなるからでもある。空気層の体積が小さくなると、輻(ふく)射、対流等による熱損失が少なくなるので、加熱ローラ23の温度を急激に上昇させることができる。
なお、加熱ローラ23の外径が10〔mm〕よりも小さいときのデータがないのは、加熱用ヒータ25bにハロゲンランプを使用する際に、ハロゲンランプを挿入するためには加熱ローラ23の内径を6〔mm〕以上にする必要があるからである。なお、仮に、ハロゲンランプを挿入することができたとしても、立上り時間は、加熱ローラ23の外径が15〔mm〕程度のときに最も短く、15〔mm〕程度より小さくなると、逆に長くなる。したがって、加熱ローラ23の外径が10〔mm〕よりも小さくする意味がない。
そこで、本実施の形態においては、加熱ローラ23の外径が10〔mm〕以上、20〔mm〕以下にされ、その結果、立上り時間が30〔s〕以下にされる。
なお、加熱ローラ23の厚さは、この実験に用いた2〔mm〕が限界値である。したがって、加熱ローラ23の厚さは0.5〔mm〕以上、2〔mm〕以下にするのが好ましい。
なお、加熱ローラ23の材質はアルミニウム及び鉄のほかに、銅又はステンレスにすることもできる。
このように、本実施の形態においては、周速度Vrと走行速度Vbとを異ならせ、加熱ローラ23と定着ベルト24との見掛け上の接触時間を最適な値に設定することによって、加熱ローラ23と定着ベルト24との間における熱の伝達量を調整することができる。したがって、加熱ローラ23の軸方向及び周方向において温度むらが発生するのを抑制することができる。その結果、定着ベルト24の幅方向及び走行方向においても温度むらが発生するのを抑制することができる。
本実施の形態においては、第1、第2の駆動装置31a、31bの制御を行うことによって、所定の速度比γにするようになっているが、定着ローラ21と加熱ローラ23とを所定の回転伝達系によって連結し、駆動装置を制御し、前記回転伝達系によって加熱ローラ23の回転を減速又は加速することにより、所定の速度比γにすることもできる。
次に、定着ローラ21と加熱ローラ23とを回転伝達系で連結した本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図11は本発明の第2の実施の形態におけるベルト定着装置の斜視図である。
図において、31cはモータ等から成る駆動装置、g11〜g15はギヤである。前記駆動装置31cが駆動されると、駆動装置31cの出力軸に取り付けられたギヤg11が回転させられ、該ギヤg11と一体に形成されたギヤg12が回転させられ、該ギヤg12と噛合するギヤg13が回転させられて、第1のローラとしての定着ローラ21が矢印A方向に回転させられる。これに伴って、走行部材としての定着ベルト24が矢印E方向に走行させられ、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22が矢印B方向に回転させられる。なお、前記ギヤg12の外径はギヤg11の外径より大きく、したがって、ギヤg12の歯数はギヤg11の歯数より大きいので、ギヤg11〜g13において、回転は加速される。
また、前記ギヤg11と所定のアイドル用のギヤg14とが噛合させられ、該ギヤg14とギヤg15とが噛合させられるので、ギヤg15はギヤg13と逆方向に回転させられる。すなわち、第3のローラとしての加熱ローラ23が矢印D方向に回転させられる。
この場合、前記ギヤg11、g14、g15によって回転伝達系が構成され、回転が逆にされる。したがって、加熱ローラ23は、定着ベルト24の走行速度Vbと異なる周速度Vrで、しかも、定着ローラ21と逆方向に回転させられる。
本実施の形態においては、前記回転伝達系は、ギヤg11、g14、g15によって構成されるが、ギヤg11、g14、g15に代えて、ベルト及びプーリから成る回転伝達系を使用したり、チェーン及びスプロケットから成る回転伝達系を使用したりすることができる。
次に、他の定着用駆動装置を搭載するようにした本発明の第3〜第10の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図12は本発明の第3の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図13は本発明の第4の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図14は本発明の第5の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図15は本発明の第6の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図16は本発明の第7の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図17は本発明の第8の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図18は本発明の第9の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図、図19は本発明の第10の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。
第3の実施の形態においては、図12に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしてのアイドルローラ41間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、前記アイドルローラ41は、駆動装置には連結されず、定着ベルト24の走行に伴って、自由に矢印F方向に回転させられる。また、アイドルローラ41は、定着ベルト24の走行方向における定着ローラ21より下流側で、かつ、加熱ローラ23より上流側において、定着ベルト24の内周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。
第4の実施の形態においては、図13に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしてのアイドルローラ41間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、前記アイドルローラ41は、駆動装置には連結されず、定着ベルト24の走行に伴って自由に矢印F方向に回転させられる。また、アイドルローラ41は定着ベルト24の走行方向における加熱ローラ23より下流側で、かつ、定着ローラ21より上流側において、定着ベルト24の内周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。
第5の実施の形態においては、図14に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしての加熱ローラ43間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、加熱ローラ23、43は所定の図示されない回転伝達系によって連結され、矢印C方向又は矢印D方向に同じ周速度Vrで回転させられる。前記加熱ローラ43は定着ベルト24の走行方向における定着ローラ21より下流側で、かつ、加熱ローラ23より上流側において、定着ベルト24の内周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。そして、加熱ローラ43は、該加熱ローラ43を加熱する第3の加熱部材を備える。なお、該加熱用ヒータ25cは定着ベルト24を加熱するために使用される。
第6の実施の形態においては、図15に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしてのテンションローラ44間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、前記テンションローラ44は、駆動装置には連結されず、定着ベルト24の走行に伴って自由に矢印G方向に回転させられる。また、テンションローラ44は定着ベルト24の走行方向における定着ローラ21より下流側で、かつ、加熱ローラ23より上流側において、定着ベルト24の外周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。
第7の実施の形態においては、図16に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしてのテンションローラ44間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、前記テンションローラ44は、駆動装置には連結されず、定着ベルト24の走行に伴って自由に矢印G方向に回転させられる。また、テンションローラ44は定着ベルト24の走行方向における加熱ローラ23より下流側で、かつ、定着ローラ21より上流側において、定着ベルト24の外周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。
第8の実施の形態においては、図17に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしてのアイドルローラ41間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は、定着ベルト24の外周面に接触させて配設され、矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、前記アイドルローラ41は、駆動装置には連結されず、定着ベルト24の走行に伴って、自由に矢印F方向に回転させられる。また、アイドルローラ41は、定着ベルト24の走行方向における定着ローラ21より下流側で、かつ、加熱ローラ23より上流側において、定着ベルト24の内周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。なお、この場合、第1、第2の温度検出部28a、28bは定着ベルト24の内周面と対向させて配設される。
第9の実施の形態においては、図18に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしてのアイドルローラ41間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は、定着ベルト24の外周面に接触させて配設され、矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、前記アイドルローラ41は、駆動装置には連結されず、定着ベルト24の走行に伴って、自由に矢印F方向に回転させられる。また、アイドルローラ41は定着ベルト24の走行方向における加熱ローラ23より下流側で、かつ、定着ローラ21より上流側において、定着ベルト24の内周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。なお、この場合、第1、第2の温度検出部28a、28bは定着ベルト24の内周面と対向させて配設される。
第10の実施の形態においては、図19に示されるように、走行部材としての定着ベルト24は、第1のローラとしての定着ローラ21、第3のローラとしての加熱ローラ23、並びに付勢部材及び第4のローラとしての加熱ローラ45間に張設され、定着ローラ21が矢印A方向に回転させられるのに伴って、加圧部材及び第2のローラとしての加圧ローラ22は矢印B方向に回転させられ、定着ベルト24は矢印E方向に走行させられる。また、加熱ローラ23は矢印C方向又は矢印D方向に回転させられる。なお、加熱ローラ23、45は所定の図示されない回転伝達系によって連結され、矢印C方向又は矢印D方向に同じ周速度Vrで回転させられる。前記加熱ローラ45は定着ベルト24の走行方向における定着ローラ21より下流側で、かつ、加熱ローラ23より上流側において、定着ベルト24の外周面に接触させて配設され、定着ベルト24を所定の付勢力で付勢し、定着ベルト24に所定の張力を発生させる。そして、加熱ローラ45は、該加熱ローラ45を加熱する第3の加熱部材としての加熱用ヒータ25cを備える。なお、該加熱用ヒータ25cは定着ベルト24を加熱するために使用される。
次に、加熱ローラ23及び定着ベルト24の温度に基づいて速度比γを変更することができるようにした本発明の第11の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図20は本発明の第11の実施の形態におけるベルト定着装置の制御回路を示すブロック図、図21は本発明の第11の実施の形態における速度制御処理手段の動作を示すフローチャート、図22は本発明の第11の実施の形態における温度差/速度比マップを示す図である。なお、図22において、横軸に温度差ΔTを、縦軸に速度比γを採ってある。
この場合、第1、第2の駆動装置31a、31bのうちの一方の、本実施の形態において、第1の駆動装置31aは一定の回転速度で駆動され、他方の、本実施の形態において、第2の駆動装置31bは、可変の回転速度で駆動することができるようになっている。
まず、制御装置32の前記速度制御処理手段は、第1、第2の温度検出部28a、28bによって検出された温度Ta、Tbを読み込み、温度Ta、Tbの温度差ΔT
ΔT=Ta−Tb
を算出する。続いて、前記速度制御処理手段は、記録装置33に記録された、図22に示される温度差/速度比マップを参照し、温度差ΔTに対応する速度比γを読み出す。そして、前記速度制御処理手段は、前記速度比γに対応させて前記第2の駆動装置31bの回転方向及び回転速度を算出し、決定し、決定された回転方向及び回転速度で第2の駆動装置31bを駆動する。
前記温度差/速度比マップにおいて、温度むらが発生するのを抑制するための最適な速度比γがあらかじめ実験によって求められている。なお、実験の条件は、図8で行われた条件と同じであり、最適な速度比γは、温度差ΔTの改善と、定着ベルト24及び加熱ローラ23に加わる負荷とを考慮して得られる。
図22に示されるように、温度差ΔTが大きい場合(30〔℃〕以上)は、速度比γが負の値にされ、定着ベルト24の走行方向と加熱ローラ23の回転方向とが逆にされ、温度差ΔTが小さい場合(30〔℃〕未満)は、速度比γが正の値にされ、定着ベルト24の走行方向と加熱ローラ23の回転方向とが同じにされ、しかも、温度差ΔTが小さいほど速度比γが小さくされる。
なお、本実施の形態においては、温度差/速度比マップが参照され、温度差ΔTに対応する速度比γが読み出されるようになっているが、温度差ΔTに対応する速度比γを計算式に基づいて算出することもできる。
次に、フローチャートについて説明する。なお、このフローチャートはサブルーチンであり、プリンタの制御を行うためのメインフローチャートによって逐一呼び出され、実行される。
ステップS1 温度Ta、Tbを読み込む。
ステップS2 温度差ΔTを算出する。
ステップS3 温度差/速度比マップを参照し、温度差ΔTに対応する速度比γを読み出す。
ステップS4 速度比γに対応させて第2の駆動装置31bの回転方向及び回転速度を決定する。
ステップS5 決定された回転方向及び回転速度で第2の駆動装置31bを駆動し、処理を終了する。
次に、一つの駆動装置を使用し、ソレノイドを駆動することによって速度比γを変更することができるようにした本発明の第12の実施の形態について説明する。
図23は本発明の第12の実施の形態における回転伝達系の第1の状態を示す図、図24は本発明の第12の実施の形態における回転伝達系の第2の状態を示す図である。
図において、23は第3のローラとしての加熱ローラ、31cはモータ等の駆動装置、51はソレノイド、g21〜g27はギヤである。なお、ソレノイド51及びギヤg21〜g27によって回転伝達系が構成される。
前記駆動装置31cが駆動されると、駆動装置31cの出力軸52に取り付けられたギヤg21が回転させられ、該ギヤg21と噛合するギヤg22、及び該ギヤg22と一体に形成されたギヤg23が回転させられる。
一方、前記ソレノイド51は、オン・オフさせられるのに伴って、ロッド53が進退(図において左右方向に移動)させられ、ロッド53に取り付けられたギヤg24〜g26は、ロッド53と共に進退させられ、図23に示される第1の位置、及び図24に示される第2の位置を採る。そして、前記第1の位置において、ギヤg22とギヤg24とが、ギヤg26と、加熱ローラ23の軸に取り付けられたギヤg27とが噛合させられ、前記第2の位置において、ギヤg23とギヤg25とが、ギヤg26とギヤg27とが噛合させられる。
なお、前記ギヤg22の外径はギヤg23の外径より大きく、したがって、ギヤg22の歯数はギヤg23の歯数より大きくされ、前記ギヤg24の外径はギヤg25の外径より小さく、したがって、ギヤg24の歯数はギヤg25の歯数より小さくされるので、第2の位置において、第1の位置と比べて回転は減速される。
なお、前記ソレノイド51は、前記制御装置31の前記速度制御処理手段によってオン・オフさせられる。
このように、ソレノイド51をオン・オフさせることによって、加熱ローラ23の周速度Vrを変更することができ、速度比γを変更することができる。
本実施の形態においては、定着ローラ21及び加熱ローラ23間に定着ベルト24が張設され、定着ローラ21と加圧ローラ22とが定着ベルト24を介して当接させられるようになっているが、必ずしも、定着ベルト24を使用する必要はなく、定着ベルト24に代えて所定の加熱媒体を使用し、該加熱媒体によって第1の回転体としての加熱ローラを加熱することができる。その場合、該加熱ローラと接触させて第2の回転体としての加圧ローラが配設され、加熱ローラと加圧ローラとの間を媒体が通される。
また、前記加熱媒体の移動速度と前記加熱ローラの周速度とが異ならせられる。
そして、前記加熱ローラの端部及び中央部の各温度に基づいて、前記加熱媒体の移動速度が設定され、加熱ローラの端部及び中央部の各温度の温度差に基づいて、前記加熱ローラの周速度に対する前記加熱媒体の移動速度の比を表す速度比が決定される。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す概略図である。 従来の熱ローラ定着装置の要部を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態における定着ベルトの断面図である。 本発明の第1の実施の形態における他の定着ベルトの断面図である。 本発明の第1の実施の形態における更に他の定着ベルトの断面図である。 本発明の第1の実施の形態における定着ローラの断面図である。 本発明の第1の実施の形態における定着用駆動装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における加熱ローラの外径と温度むらとの関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における定着ベルトの温度変化を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における加熱ローラの外径と立上り時間との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるベルト定着装置の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第7の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第8の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第9の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第10の実施の形態におけるベルト定着装置の要部を示す断面図である。 本発明の第11の実施の形態におけるベルト定着装置の制御回路を示すブロック図である。 本発明の第11の実施の形態における速度制御処理手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第11の実施の形態における温度差/速度比マップを示す図である。 本発明の第12の実施の形態における回転伝達系の第1の状態を示す図である。 本発明の第12の実施の形態における回転伝達系の第2の状態を示す図である。
符号の説明
21 定着ローラ
22 加圧ローラ
23、43、45 加熱ローラ
24 定着ベルト
25b、25c 加熱用ヒータ
26 媒体
28a、28b 第1、第2の温度検出部
31a、31b 第1、第2の駆動装置
31c 駆動装置
32 制御装置
41 アイドルローラ
44 テンションローラ
g11、g14、g15 ギヤ

Claims (23)

  1. 少なくとも二つのローラ、該各ローラ間に張設された定着ベルト、及び該定着ベルトに接触させて配設されて定着ベルトとの間に定着部を形成する加圧部材を備え、前記定着部に通される媒体に現像剤像を定着させる定着装置において、
    (a)前記各ローラのうちの少なくとも一つは、ローラを加熱する加熱部材を備え、
    (b)前記定着ベルトを所定の走行速度で走行させ、前記加熱部材によって加熱されるローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる速度制御処理手段を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着ベルトを付勢する付勢部材を有する請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記付勢部材は前記定着ベルトの内周面に接触させて配設されたローラである請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記付勢部材は前記定着ベルトの外周面に接触させて配設されたローラである請求項2に記載の定着装置。
  5. 前記付勢部材は、該付勢部材を加熱する加熱部材を備える請求項3又は4に記載の定着装置。
  6. 前記速度制御処理手段は、前記定着ベルトを走行させるための第1の駆動装置、及び前記加熱部材によって加熱されるローラを回転させるための第2の駆動装置の制御を行う請求項1に記載の定着装置。
  7. (a)前記定着ベルトの温度を検出する温度検出部を有するとともに、
    (b)前記速度制御処理手段は、前記検出された温度に基づいて第2の駆動装置の制御を行う請求項6に記載の定着装置。
  8. (a)前記温度検出部は、前記定着ベルトの端部及び中央部の温度を検出し、
    (b)前記速度制御処理手段は、端部の温度と中央部の温度との温度差に基づいて制御を行う請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記速度制御処理手段は、駆動装置の制御を行うことによって、前記定着ベルトを所定の走行速度で走行させ、回転伝達系によって、前記加熱部材によって加熱されるローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる請求項1に記載の定着装置。
  10. 前記加熱部材によって加熱されるローラの表面粗さRzは2〔μm〕以下にされる請求項1〜9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記加熱部材によって加熱されるローラは、外径が10〔mm〕以上、20〔mm〕以下にされ、厚さが0.5〔mm〕以上、2〔mm〕以下にされる請求項1〜9のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記加熱部材によって加熱されるローラの周速度に対する前記定着ベルトの走行速度の比を表す速度比が2以上、−2以下にされる請求項1〜9のいずれか1項に記載の定着装置。
  13. 少なくとも二つのローラ、該各ローラ間に張設された定着ベルト、及び該定着ベルトに接触させて配設されて定着ベルトとの間に定着部を形成する加圧部材を備え、前記定着部に通される媒体に現像剤像を定着させる定着装置において、
    (a)前記各ローラのうちの少なくとも一つは、定着ベルトを加熱する加熱ローラであり、
    (b)前記定着ベルトを所定の走行速度で走行させ、前記加熱ローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる速度制御処理手段を有することを特徴とする定着装置。
  14. 前記速度制御処理手段は、前記定着ベルトを走行させるための第1の駆動装置、及び前記加熱ローラを回転させるための第2の駆動装置の制御を行う請求項13に記載の定着装置。
  15. (a)前記定着ベルトの温度を検出する温度検出部を有するとともに、
    (b)前記速度制御処理手段は、前記検出された温度に基づいて第2の駆動装置の制御を行う請求項14に記載の定着装置。
  16. (a)前記温度検出部は、前記定着ベルトの端部及び中央部の温度を検出し、
    (b)前記速度制御処理手段は、端部の温度と中央部の温度との温度差に基づいて制御を行う請求項15に記載の定着装置。
  17. 前記速度制御処理手段は、駆動装置の制御を行うことによって、前記定着ベルトを所定の走行速度で走行させ、回転伝達系によって前記加熱ローラを前記走行速度と異なる周速度で回転させる請求項13に記載の定着装置。
  18. 前記加熱ローラの表面粗さRzは2〔μm〕以下にされる請求項13〜17のいずれか1項に記載の定着装置。
  19. 前記加熱ローラは、外径が10〔mm〕以上、20〔mm〕以下にされ、厚さが0.5〔mm〕以上、2〔mm〕以下にされる請求項13〜17のいずれか1項に記載の定着装置。
  20. 前記加熱ローラの周速度に対する前記定着ベルトの走行速度の比を表す速度比が2以上、−2以下にされる請求項13〜17のいずれか1項に記載の定着装置。
  21. 加熱媒体によって加熱される第1の回転体と、該第1の回転体と接触させて配設された第2の回転体との間を通される媒体上の現像剤像を定着させる定着制御方法において、
    前記加熱媒体の移動速度と前記第1の回転体の周速度とを異ならせることを特徴とする定着制御方法。
  22. 前記第1の回転体の端部及び中央部の各温度に基づいて、前記加熱媒体の移動速度を設定する請求項21に記載の定着制御方法。
  23. 前記第1の回転体の端部及び中央部の各温度の温度差に基づいて、前記第1の回転体の周速度に対する前記加熱媒体の移動速度の比を表す速度比を決定する請求項21に記載の定着制御方法。
JP2003370654A 2003-10-30 2003-10-30 定着装置及び定着制御方法 Withdrawn JP2005134646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003370654A JP2005134646A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 定着装置及び定着制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003370654A JP2005134646A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 定着装置及び定着制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005134646A true JP2005134646A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34647604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003370654A Withdrawn JP2005134646A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 定着装置及び定着制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005134646A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349884A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Seiko Epson Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2007079049A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Canon Inc 定着装置
JP2007272104A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kyocera Mita Corp ベルト定着器
JP2009210690A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Canon Inc 像加熱装置
US7668495B2 (en) 2007-03-06 2010-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of heating image on recordable material
US8081893B2 (en) 2007-09-14 2011-12-20 Oki Data Corporation Electrophotographic image forming apparatus with improved temperature control
US8185008B2 (en) 2008-12-08 2012-05-22 Oki Data Corporation Fixing device and image forming apparatus with a temperature detector
JP2013076803A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Sharp Corp ベルト式定着装置
CN114063406A (zh) * 2020-07-29 2022-02-18 柯尼卡美能达株式会社 定影装置以及图像形成装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349884A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Seiko Epson Corp 定着装置及び画像形成装置
JP4645829B2 (ja) * 2005-06-15 2011-03-09 セイコーエプソン株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2007079049A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Canon Inc 定着装置
JP2007272104A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kyocera Mita Corp ベルト定着器
US7668495B2 (en) 2007-03-06 2010-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of heating image on recordable material
US8081893B2 (en) 2007-09-14 2011-12-20 Oki Data Corporation Electrophotographic image forming apparatus with improved temperature control
JP2009210690A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Canon Inc 像加熱装置
US8185008B2 (en) 2008-12-08 2012-05-22 Oki Data Corporation Fixing device and image forming apparatus with a temperature detector
JP2013076803A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Sharp Corp ベルト式定着装置
CN114063406A (zh) * 2020-07-29 2022-02-18 柯尼卡美能达株式会社 定影装置以及图像形成装置
CN114063406B (zh) * 2020-07-29 2024-02-13 柯尼卡美能达株式会社 定影装置以及图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4658712B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7949280B2 (en) Image heating apparatus
JP4347309B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、および定着装置に備えられる無端ベルトの長さの設定方法
JP5366016B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US9342014B2 (en) Belt device, fixing device, and image forming apparatus
JPH10213984A (ja) 画像定着装置
JP4677304B2 (ja) 画像加熱装置
JP3711764B2 (ja) 定着装置およびこの定着装置を用いた画像形成装置
JP2005134646A (ja) 定着装置及び定着制御方法
JP2011013309A (ja) 定着装置、その制御方法および画像形成装置
US5999764A (en) Fixing apparatus having a transport mechanism and a controller for controlling the transport mechanism
JP3372803B2 (ja) 画像形成装置
JP2005037645A (ja) 定着装置およびそれを用いた画像形成装置
JP4750611B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008275756A (ja) 加熱定着装置
JP4794955B2 (ja) 画像加熱装置
JP5441788B2 (ja) 定着装置
JP2005309316A (ja) ベルト定着装置
JP2005301043A (ja) 無端状定着ベルト及び定着装置
JP4041728B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007309997A (ja) 画像形成装置
JPH11143285A (ja) 定着装置
JP2003307963A (ja) 定着装置・画像形成装置
JP2015200846A (ja) 定着装置
JP2005181557A (ja) 定着装置、および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109