JP4750611B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、記録媒体(以下、用紙又はシートともいう)に像形成物質(以下、トナーともいう)で形成された未定着画像を定着する定着装置、該定着装置を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置に関する。
画像形成装置においてフルカラーの画像を形成する場合には、画像光沢度を制御して所望の光沢を得たいとの要請がある。画像光沢度を制御するには、記録媒体へ与える熱量の大小でトナーの溶融状態を変化させて光沢を制御すればよいことが知られており、記録媒体の熱容量によって与える熱量を細かく制御しなければ微小な光沢ムラを引き起こし画質を著しく低下させてしまうという課題があることが指摘されていた。
この課題を解決するものとして、通常の定着装置の通紙方向下流側に光沢制御手段を設けた構成がある(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。これらの構成では、最初の定着部材で記録用紙に記録材を仮定着し、記録材が完全に冷却される前に光沢制御手段のニップを通過させ、圧力を加えながら冷却することで、記録材表面を平滑化させ、光沢を制御している。また、一部に発熱体を有する定着ベルトを張架して定着部材に記録材表面が当接する時間を長くすることで、定着部材と当接する間に記録材表面を冷却する構成も存在する(例えば、特許文献5参照。)。
特開2004−139039号公報 特開2004−139040号公報 特開2004−198482号公報 特開平11−194684号公報 特開2001−154516号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、光沢制御手段に加熱源が設けられていないため、装置の立ち上げ直後では周辺の環境温度によっては、光沢制御手段が冷えており、定着装置で加熱され、仮定着された記録材が光沢制御手段のニップに突入した瞬間に過剰に冷却され固化凝集し、記録材の平滑化が促されず、所望の光沢度を連続的に得るのが困難である。
また、特許文献2、3、4では、定着装置下流側に設けられた光沢制御手段である光沢制御ロール内部にハロゲンヒータの加熱源が設けられ、また、光沢制御ロール外部に冷却ファンが設けられ、所定の温度に制御することで連続的に安定した光沢度の画像を得ている。ただ、光沢制御ロール内部に加熱源を設けているため、光沢制御ロール表面を所望の温度にするためには時間がかかり、装置立ち上げ直後からすぐに印刷ができない。印刷を早く開始するには光沢制御ロールを余熱しておかなければならず、非使用時に無駄なエネルギーが必要であった。さらには、定着ロールや光沢制御ロールに複数の加熱源を持つ必要があり、コストがかかっていた。
くわえて、特許文献5の構成では、ベルトで挟持する構成を採った場合、ベルトの搬送速度差や挟持する各々のベルト表面と記録材との摩擦係数の差等によって、記録材が斜行する、あるいは記録材にシワが生じるという問題が生じていた。さらに、発熱体が当接するベルトがそのまま記録材表面と当接するため、ベルト表面での温度勾配が少なく冷却の効果が薄くなる結果、光沢度の制御が充分ではないという問題もあった。
本発明は省エネかつ低コストで光沢度の制御および光沢ムラを防止した高画質な画像を得ることが可能な定着装置、該定着装置を備えた画像形成装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、記録媒体上の画像面と接触する複数の定着回転体と、該定着回転体に対向してニップ部を形成する加圧回転体とを備えた定着装置において、定着回転体に熱を移動させる熱移動手段を備え、該熱移動手段は、記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体のニップ部下流側表面と、記録媒体搬送方向下流側にある定着回転体のニップ部上流側表面とに接触することを要旨とする。
本発明によれば、記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体のニップ部下流側表面と、記録媒体搬送方向下流側にある定着回転体のニップ部上流側表面とに接触する熱移動手段により、記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体のニップ部から出た記録媒体上の画像の温度が保たれるので、周囲の環境温度の影響を小さくできる。また、周囲の環境温度が低い場合でも、記録媒体搬送方向下流側の定着回転体は記録媒体搬送方向上流側の定着回転体からの熱が供給されることで、所望の温度まで加熱され、記録媒体搬送方向下流側の定着回転体のニップ部でのトナー像表面凹凸の平滑化が可能となる。また、記録媒体搬送方向下流側の定着回転体は表面側から加熱される構成のため、所望の温度まで速やかに昇温することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に本発明を適用した定着装置及びこの定着装置を有する画像形成装置の概略を示す。画像形成装置は複写機、ファクシミリ、プリンタ等周知のものであり、本発明を適用した定着装置を用いることができるタイプの画像形成装置であればどのようなものでも良い。本実施例の画像形成装置はカラー画像の形成が可能である。
画像形成装置20は、原稿画像に応じて各色ごとの画像を形成する作像装置21Y、21M、21C、21BKと、作像装置21Y、21M、21C、21BKに対向して配置された転写装置22と、各作像装置21Y、21M、21C、21BKと転写装置22とが対向する転写領域に各種シート状媒体を供給するシート状媒体供給手段としての給紙カセット23、24と、給紙カセット23、24から搬送されてきたシート状媒体を作像装置21Y、21M、21C、21BKによる作像のタイミングにあわせて供給するレジストローラ30と、転写領域において転写後のシート状媒体の定着を行う定着装置1とを有している。
画像形成装置20は、一般にコピー等に用いられる普通紙(以下単に普通紙という)と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m2相当以上の厚紙や、封筒等の、用紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シート(以下単に特殊シートという)との何れをもシート状媒体として用いることが可能である。
各作像装置21Y、21M、21C、21BKはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像を行うものであり、用いるトナーの色が異なるが、その構成はほぼ同様であるから、作像装置21Yの構成を各作像装置21Y、21M、21C、21BKの代表として説明する。作像装置21Yは、静電潜像担持体としての感光体ドラム25Y、感光体ドラム25Yの回転方向Aにおいて順に配置されている図示しない周知の帯電装置、現像装置、クリーニング装置等を有し、帯電装置と現像装置との間で図示しない周知のポリゴンミラーを備えた走査手段による露光光29Yを受ける周知の構成である。静電潜像担持体はドラム状でなく、ベルト状としても良い。但し、ブラックの作像装置21BKにおける露光光29BKは2ビームとすることができ、作像装置21BKは他の各作像装置21Y、21M、21Cに比して速く作像を行うことが可能となっている。
給紙カセット23にはA4サイズの用紙が、給紙カセット24にはA3サイズの用紙が、それぞれ図の左右方向が長手方向となるように載置されている。転写装置22は、画像形成装置20が図の左右方向において小型になるよう、斜め方向に配設され、矢印Bで示す用紙搬送方向が斜め方向となっている。これにより、画像形成装置20は、図の左右方向における筐体26の幅が、A3サイズの用紙の長手方向の長さよりも僅かに長い大きさとなっている。すなわち、画像形成装置20は、内部に用紙を収容するために最低限必要な大きさとされることで大幅に小型化されている。筐体26の上部は、定着装置1を通過しトナー像が定着した用紙を積載するための排紙トレイ27となっている。
図2に示すように、本実施例における定着装置1は、記録媒体である用紙Pの搬送方向上流側にある定着回転体としての加熱ローラ3と加熱ローラ3に対向して設置される加圧回転体としての加圧ローラ4で構成されるニップ部2Aと、記録媒体搬送方向下流側にある定着回転体としての画質制御ローラ5と画質制御ローラ5に対向して設置される加圧回転体としての加圧ローラ6で構成されるニップ部2Bを有する。画質制御ローラ5は、加熱ローラ3よりも直径を小さく構成される。画質制御ローラ5の直径を小さく構成することで、画質制御ローラ5の熱容量が低く抑えられて熱応答性が向上し、画質制御ローラ5表面の温度を迅速に所望の温度に調整することが可能となる。
また、加熱ローラ3のニップ部2A下流側表面と画質制御ローラ5のニップ部2B上流側表面とに端部が接触する熱移動手段としてのヒートパイプアレイ8を備え、端部には不図示の接触部材が設けられる。接触部材は熱伝導率が高く耐熱性にすぐれたテフロン(登録商標)等の素材で構成することが好ましい。さらに、画質制御ローラ5の表面に風を当てて冷却するための冷却ファン9が画質制御ローラの周面方向に設けられる。冷却ファン9は、画質制御ローラ5の表面が所望の温度よりも高まった場合に作動して風を画質制御ローラ5の表面に当て、画質制御ローラ5の表面の温度を所望の温度に低下させる。くわえて、通紙パスの下部には用紙ガイド10が設けられる。
加熱ローラ3と加圧ローラ4、および画質制御ローラ5と加圧ローラ6は、それぞれ不図示のバネにより押圧されてニップ部2A、2Bを形成している。加熱ローラ3はAl、Fe等の金属による中空の円筒状の芯金3aを基材とし、その外側にはシリコンゴムの弾性層3bが設けられる。弾性層のさらに外側にはトナーTとの離型性を得るためのフッ素系樹脂であるPFAやPTFE等の離型層3cが被覆される。芯金内部には、加熱源としてハロゲンヒータ7が内蔵されている。
加圧ローラ4も加熱ローラ3とほぼ同様の構成で、中空の芯金4aにシリコンゴムの弾性層4bが設けられ、最外層にはフッ素系樹脂であるPFAやPTFEの離型層4cが設けられる。また、加熱ローラ3は昇温時間を短縮するために、弾性層3bを設けず、芯金3aに直接離型層3cを設けた構成にしても良い。この場合、加圧ローラ4の弾性層4bをソリッドのシリコンゴムでは無く、発泡シリコンゴムを使用することで、熱容量をさらに低減可能で、昇温時間の短縮化ができる。
画質制御ローラ5と加圧ローラ6はAl、Fe等の金属製の芯金5aおよび6aにシリコンゴムの弾性層5bおよび6b、フッ素系樹脂のPFAやPTFEを被覆した離型層5cおよび6cで構成される。
次に動作を説明する。プリント信号を受けると、加熱ローラ3および加圧ローラ4と画質制御ローラ5および加圧ローラ6は所定の速度で回転を開始する。また、加熱ローラ3内部のハロゲンヒータ7により加熱ローラ3が加熱され、加熱ローラ表面温度を検出するための不図示の温度センサーにより加熱ローラ3の表面を所定の温度まで昇温させ、さらに、ハロゲンヒータ7のオンオフ制御により加熱ローラ3の表面を所望の温度に維持する。このとき、ヒートパイプアレイ8により、加熱ローラ3の表面から画質制御ローラ5へ熱が移動することで、画質制御ローラ5が加熱される。非通紙時において、画質制御ローラ5の表面温度は、加熱ローラ3の表面温度が例えば130〜170℃の場合において、約50〜90℃で飽和するようにヒートパイプアレイ8の端部に取り付けられた不図示の接触部材と画質制御ローラ5との接触面積によりあらかじめ調整されている。
連続的に通紙が行われ、画質制御ローラ5の表面温度が所定の温度を超えたことを不図示の温度センサーが検出した場合には、冷却ファン9を駆動して画質制御ローラ5を冷却する。
用紙P上に転写された未定着トナー像Tが定着装置に搬送され、ニップ部2Aにより熱と圧力で用紙Pに定着される。さらに、用紙P上のトナー像Tの温度が圧力によるトナーの変形が起こる温度以上を維持した状態でニップ部2Bに搬送され、ニップ部2Bで用紙P上のトナー像Tが再び変形されながら冷却される。ニップ部2Bでトナー像Tが変形しながら冷却されることで、ニップ部2Bの出口部ではトナー像が変形しない温度まで冷却された状態で排紙される。
本実施例の構成によれば、ヒートパイプアレイ8が加熱ローラ3の表面から画質制御ローラ5の表面に熱を移動させるため、画質制御ローラ5の表面を所望の温度まで加熱することが可能となる。そうすると、画質制御ローラ5と加圧ローラ6とのニップ部でのトナー像表面凹凸の平滑化が可能となるため、離型時に半溶融したトナー像の表面に発生する凹凸を抑制することができる。トナー像表面の凹凸を抑制することで、定着画像の光沢ムラを抑制し、定着画像の光沢度を制御することができる。
なお、本実施例においては、搬送方向上流側の定着回転体として、ハロゲンヒータ7を内包した加熱ローラ3を用いた。搬送方向上流側の定着回転体としては、加熱ローラ3のほか、ハロゲンヒータを内包した加熱ローラと定着補助ローラあるいは定着補助パッドに張架された定着ベルトを用いてもよい。ここで、ハロゲンヒータを内包した加熱ローラに代えて、誘導電流によって発熱する加熱ローラもしくは加熱パッドを用いてもよい。あるいは外部から加熱ローラもしくは定着ベルトを加熱する構成を採っても良い。また、本実施例では、加熱源として単数のハロゲンヒータを用いた。加熱源としては複数のハロゲンヒータを用いても良い。
実施例1とほぼ同様の構成で、ヒートパイプアレイ8を伝熱ローラ11に置き換えた定着装置を図3に示す。伝熱ローラ11は加熱ローラ3と画質制御ローラ5の軸間に設けられており、伝熱ローラ11の直径は、熱容量を小さく抑えるため加熱ローラ3および画質制御ローラ5の直径以下で構成されている。また、伝熱ローラ11の直径は加熱ローラ3表面と画質制御ローラ5の表面の最短距離よりも大きく構成され、加熱ローラ3および画質制御ローラ5は、伝熱ローラ11自身の弾性によりそれぞれ押圧されている。伝熱ローラ11はAlやFe等の金属製芯金の周囲にシリコンゴムを設けたものや中空ビーズやセラミック繊維、エンボスフィルム積層部材などの断熱材を設け、その表面に熱移動層として熱伝導率が高い金属製のNiやSUSの層が設けられた構成になっている。
加熱ローラ3から画質制御ローラ5への熱移動手段として伝熱ローラ11のような回転体を用いることで、ヒートパイプアレイ8が当接することによる加熱ローラ3および画質制御ローラ5の表面の磨耗等による劣化を防止することが可能となる。
実施例2の伝熱ローラ11を無端状のベルトに置き換えた定着装置を図4に示す。熱移動手段としての伝熱ベルト21は複数の支持ローラ12、13に張架され、支持ローラ12,13はそれぞれ不図示のバネによって加熱ローラ4および画質制御ローラ5に伝熱ベルト21を介して押圧される。伝熱ベルト21はNiやSUSなどの金属製の熱伝導率が高い素材が好ましく、屈曲性を考慮すると厚みが30〜70μm程度になっている。また、屈曲に対する耐久性を考慮する場合、ポリイミド、ポリアミドなどの耐熱樹脂性のベルトを用いても良い。支持ローラ12、13は、芯金の周囲にシリコンゴムを設けたものや中空ビーズやセラミック繊維、エンボスフィルム積層材料などの断熱材を設けたもので、見かけ上の熱容量が小さくなるように構成されている。
熱移動手段として回転体である伝熱ベルト21を用いることで、摩擦による加熱ローラ3および画質制御ローラ5の表面の磨耗等による劣化を防止することが可能である。くわえて、実施例2の構成に比べ、伝熱ベルト21を用いることで熱容量をさらに低減でき、昇温時間を短縮できる。また、支持ローラ12、13の設置位置の自由度が高いため、レイアウトの変更も容易である。
実施例2および3とほぼ同様の構成で、ハロゲンヒータ7を図5に示すように伝熱ローラ11の内部に設ける構成や、図6に示すように伝熱ベルト21の内部にハロゲンヒータ7を設ける構成をとることで、加熱ローラ3および画質制御ローラ5の表面から加熱することができ、昇温時間を短縮できる。この場合、伝熱ローラ11は薄肉でAl等の金属製のローラ構成が良い。
図6に示す伝熱ベルト21は、伝熱ベルト21内部のハロゲンヒータ7からの熱を受けて、熱を伝熱ベルト21自身に蓄積する。伝熱ベルト21は空気よりも熱伝導率が高くなるよう構成されるため、伝熱ベルト21との接触面積が大きくなるに連れて、伝熱ベルト21に接触する部材に対する単位時間あたりの熱の伝達量が増大することとなる。
そこで、図7に示すように、支持ローラ12、13、15のうち支持ローラ12、15を加熱ローラ3に対向させ、支持ローラ13を画質制御ローラに対向させて、伝熱ベルト21と画質制御ローラ5との接触面積が伝熱ベルト21と加熱ローラ3との接触面積より小さくなる構成とする。そうすれば、図6に示す構成に比べ、画質制御ローラ5よりも加熱ローラ3に多く熱を伝達することになり、加熱ローラ3側の温度を高く、画質制御ローラ5側の温度を低くなるように設定可能となる。
実施例4とほぼ同様の構成で、図8に示すように、伝熱ベルト21を張架する支持ローラ12、13、16の少なくとも1つが移動可能に設けられる。例えば、支持ローラ16が移動した際に伝熱ベルト21の弛みが生じるのを防止するためにテンションローラ17が設けられている。不図示の温度センサーにより、加熱ローラ4および画質制御ローラ13の表面温度がモニタされている。支持ローラ16を加熱ローラ3の表面に沿って移動させ、伝熱ベルト21と加熱ローラ3および画質制御ローラ5との接触面積を可変することで、ハロゲンヒータ7からの熱の移動量が加熱ローラ3側と画質制御ローラ5側で制御できるため、それぞれのローラの表面温度を所定の温度になるように制御できる。
また、図9に示すように、支持ローラ12、16を固定して、支持ローラ18を画質制御ローラ5から離間することで全く熱移動が起こらないようして画質制御ローラ5の表面温度を制御するようにしても良い。こうすることで、実施例1〜4に示す構成に比べ、より細かい温度制御が可能となり、周囲の環境温度、用紙の厚みや表面粗さに対してより精度良く対応して光沢度を制御し、あるいは光沢ムラを防止することが可能となる。
本発明を適用した定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置の概略を示す側面図である。 実施例1における定着装置の概略構成図である。 実施例2における定着装置の概略構成図である。 実施例3における定着装置の概略構成図である。 実施例4における熱移動部材が伝熱ローラの定着装置の概略構成図である。 実施例4における熱移動部材が伝熱ベルトの定着装置の概略構成図である。 実施例5における定着装置の概略構成図である。 実施例6における定着装置の概略構成図である。 実施例6における別の形態の定着装置の概略構成図である。
符号の説明
1 定着装置
2A、2B ニップ部
3 加熱ローラ
3a 芯金
3b 弾性層
3c 離型層
4 加圧ローラ
4a 芯金
4b 弾性層
4c 離型層
5 画質制御ローラ
5a 芯金
5b 弾性層
5c 離型層
6 加圧ローラ
6a 芯金
6b 弾性層
6c 離型層
7 ハロゲンヒータ
8 ヒートパイプアレイ
9 冷却ファン
10 用紙ガイド
11 伝熱ローラ
12、13、15、16、18、19 支持ローラ
17 テンションローラ
21 伝熱ベルト
T トナー、トナー像
P 用紙

Claims (10)

  1. 記録媒体上の画像面と接触する複数の定着回転体と、
    該定着回転体に対向してニップ部を形成する加圧回転体とを備えた定着装置において、
    定着回転体に熱を移動させる熱移動手段を備え、
    該熱移動手段は、
    記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体のニップ部下流側表面と、記録媒体搬送方向下流側にある定着回転体のニップ部上流側表面とに接触することを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体を加熱する加熱源を備えることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2に記載の定着装置において、
    前記熱移動手段はヒートパイプを備えたことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1または2に記載の定着装置において、
    前記熱移動手段はローラで構成されることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1または2に記載の定着装置において、
    前記熱移動手段は複数の支持部材に張架された無端状のベルトを備えることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1、2、4、または5に記載の定着装置において、
    前記熱移動手段の内部に加熱源を設けたことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1ないし6に記載の定着装置において、
    前記熱移動手段と記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体のニップ部下流側表面との接触面積が可変であることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項1ないし7に記載の定着装置において、
    前記熱移動手段と記録媒体搬送方向下流側にある定着回転体のニップ部上流側表面との接触接触面積が可変であることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項1ないし8に記載の定着装置において、
    記録媒体搬送方向上流側にある定着回転体のニップ部下流側表面と前記熱移動手段との接触面積が、記録媒体搬送方向下流側にある定着回転体のニップ部上流側表面と前記熱移動手段の接触面積よりも大きいことを特徴とする定着装置。
  10. 請求項1ないし9に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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