JP2017138469A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置を通過した用紙による紙詰まり、定着装置を通過した用紙端部における耳折れ、又は、定着装置を通過した用紙における紙しわなどを生じさせることなく、定着装置の下流に配設されたカール矯正部に用紙を案内する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置S1は、トナー像をシートPに定着させる定着装置11と、定着装置11よりもシートPの搬送方向の下流側に配設され、シートPのカールを矯正するカール矯正部12と、定着装置11の定着条件を、定着装置11によってトナー像が定着されたシートPのカールの発生タイミングに応じたものに変更する制御部102と、を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真記録方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用する複写機及びプリンタ等の画像形成装置の多くは、未定着トナー像を担持するシート等の記録材に定着処理を施すための手段として、熱定着方式を採用する定着装置を備えている。かかる定着装置としては、フィルムガイドに沿って回転する定着フィルムと、定着フィルム内に配設されて定着フィルムを加熱する加熱手段たるヒータ等の加熱源と、アルミニウムや鉄の芯金に耐熱弾性層を形成した加圧ローラと、を備えるものが知られている。定着フィルムは、バネ等により加圧ローラに圧接されている。定着フィルムと加圧ローラとの圧接により形成される圧接幅は、定着ニップと呼ばれる。
定着装置では、未定着トナー像を担持したシートを定着ニップに通紙して加熱及び加圧することにより、未定着トナー像をシートに定着させる。定着装置から搬出されたシートは、シートガイド部材により排紙側に案内され、排紙側に設けられた中間搬送ローラおよび排紙ローラの回転駆動作用によって、排紙トレイ上に排出される。
定着ニップに通紙されるシートは、定着装置における加熱作用によってシートの厚み方向に均一に含まれる水分が偏って蒸発し、その蒸発量の多い側に向かって巻き込まれるようにして変形する。この定着時における水分蒸発量の差によるシートの変形は、カールと呼ばれる。
従来の定着装置においては、定着ニップを通過したシートにカールが生じることに起因して、排紙トレイに排出されたシートの不揃いや落下を招いていた。また、従来の定着装置においては、排紙パスや両面パスなどの搬送路における紙詰まり、又は、両面印刷において感光ドラム等の像担持体の周方向に沿ってシートが巻き付くなどの紙詰まりを生じていた。カールによるトラブルは、ユーザーの作業性や信頼性を著しく損なうものである。従って、定着装置を通過した後のシートに生じるカールを可能な限り抑えることが望ましい。
これに対して、従来、定着装置を通過した後のシートに生じるカールを矯正するために、定着装置の下流側の搬送経路上にカール矯正機能を有するカール矯正部を設ける画像形成装置が存在している。かかるカール矯正部は、例えば、弾性体と弾性体とからなる又は弾性体と金属とからなる、少なくとも2本のローラにより構成又はローラとベルトとにより構成されている。このようなカール矯正部では、一方のローラをバネ等で他方のローラ又はベルトに圧接して形成したニップ部にシートを通過させることにより、シートに生じたカールを矯正する。
従来のカール矯正部としては、定着後のカール発生量を予測又は検知し、その予測結果又は検知結果に応じて、カール矯正部ローラの押圧力の強度やコシ付けの曲率を変えて、シートのカールを矯正するものが知られている。
また、特許文献1は、シートの温度と、含水率と、搬送区間におけるシートの搬送時間と、シートの応力緩和特性と、から搬送区間におけるシートの残留ひずみを算出し、最終カール量を算出する構成を開示する。そして、特許文献1は、その算出結果に基づいてカール矯正部ローラの押圧力の強度を制御する構成を開示する。
更に、特許文献2は、定着装置の下流に配設されたフォトセンサ等のカール検知手段によって、シートに生じたカールの湾曲度合いを検知し、その検知結果に基づいてカール矯正部ローラのコシ付けの曲率を制御する構成を開示する。
特開2014−159312号公報 特開2010−215360号公報
しかしながら、従来の画像形成装置においては、定着装置の下流かつカール矯正部の上流で生じたカールに対しては対処できないため、シートが湾曲した状態でカール矯正部に突入することがある。これにより、従来の画像形成装置においては、排紙ニップにシートが正確に搬送されず、紙詰まりやシート端部の耳折れ、又はシートにおける紙しわなどを生じるという課題を有する。
シートの含水率が高い場合や定着フィルムのヒータ温度が高い場合、又は、シート搬送速度が低速の場合などの条件では、シートが定着装置を通過した直後にカールの形成が始まり、また、その形成速度も速い。従って、従来の画像形成装置では、定着装置の下流かつカール矯正部の上流でシートが大きく湾曲する。
本発明の目的は、定着装置を通過したシートによる紙詰まり、又は定着装置を通過したシートにおける端部の耳折れ若しくは紙しわなどを生じさせることなく、カール矯正部にシートを案内することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、トナー像を記録材に定着させる定着手段と、前記定着手段よりも前記記録材の搬送方向の下流側に配設され、前記記録材のカールを矯正するカール矯正手段と、前記定着手段の定着条件、前記カール矯正手段の作用形態及び前記カール矯正手段の作用タイミングの少なくとも一つを、前記定着手段によってトナー像が定着された前記記録材のカールの発生タイミングに応じたものに変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、定着手段を通過したシートの詰まり、シートの端部の耳折れ又はシートにしわなどを生じさせることなく、カール矯正手段に記録材を案内することができる。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の断面図 本発明の実施の形態1に係る定着装置の断面図 本発明の実施の形態1に係るカール矯正部の断面図 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る定着条件を示す図 本発明の実施の形態1に係るカール形成開始時間tの実測値と予測値との関係を示す図。 本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の第一および第二の形態を示す図 本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る定着条件を示す図
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置につき、詳細に説明する。
(実施の形態1)
<画像形成装置の全体構成>
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置S1の全体構成につき、図1から図4を用いて、詳細に説明する。本実施の形態では、画像形成装置S1として、レーザービームプリンタを一例に説明する。
画像形成装置S1は、光導電層を有する像担持体としての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って、帯電装置としての帯電ローラ2、露光手段としてのレーザースキャナ3、現像装置4、転写装置としての転写ローラ9、及び、クリーニング装置10が配設されている。
装置本体の背面には、画像形成動作等を制御する図示しない制御基板と、帯電ローラ2や現像装置4等に高電圧を印加する図示しない高圧基板と、が配置されている。制御基板上には、画像形成動作等を実行するための指令を出すCPU100が搭載されている(図4参照)。なお、CPU100の構成については後述する。
感光ドラム1は、装置本体によって回転自在に支持されている。感光ドラム1は、図示しないメインモータによって図1の矢印方向に回転駆動される。
帯電ローラ2は、感光ドラム1に所定の押圧で接触し、感光ドラム1の回転方向の逆方向に回転駆動する。帯電ローラ2には、図示しない帯電印加電源から所定の直流電圧(DC帯電方式)、又は所定の直流電圧と所定の交流電圧とを重畳した電圧(AC+DC帯電方式)が帯電バイアスとして印加される。帯電ローラ2は、直流電圧又は所定の直流電圧と所定の交流電圧とを重畳した電圧が印加されることにより、感光ドラム1の表面を所定の極性及び電位で均一に帯電させる。
レーザースキャナ3は、図示しない画像読取り部から光情報を読取りデジタル変換信号が入力される。レーザースキャナ3は、デジタル変換信号の入力を受けて、入力したデジタル変換信号に対応して変調されたレーザービームをレーザービーム発振器から射出して、感光ドラム1の表面を走査露光することにより、感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光ドラム1に形成された静電潜像を現像して、感光ドラム1にトナー像を形成する。
給紙カセット5は、記録材であるシートPを収納している。
転写ローラ9は、弾性発泡体を主成分として導電剤が配合された導電性弾性発泡体から構成されている。転写ローラ9は、感光ドラム1に形成されたトナー像をシートPに転写する。
クリーニング装置10は、感光ドラム1上に残留する未転写トナーをクリーニングブレードによって回収する。
定着手段である定着装置11は、感光ドラム1の下流に配置され、図2に示すように、定着フィルム22と、加熱源であるヒータ23と、ヒータ23を保持する金属ステー21と、から構成されている。
定着部材である定着フィルム22は、クイックスタートを可能にするために総厚200μm以下の厚みの耐熱性フィルムである。定着フィルム22は、図示しない付勢手段となるバネによって加圧ローラ24に対して所定圧力で当接する。定着フィルム22は、加圧ローラ24の回転駆動に伴って、加圧ローラ24との摩擦力により加圧ローラ24に従動して回転する。
発熱体であるヒータ23は、定着フィルム22の内面に接触することにより定着ニップNの加熱を行う。ヒータ23は、CPU100により温度制御されることにより、定着ニップNを通過した直後の温度を所望の定着設定温度にする。
加圧部材である加圧ローラ24は、金属製芯金24aと、金属製芯金24aの外側に形成される弾性層24bと、によって構成されている。加圧ローラ24は、金属製芯金24aの端部に設けられた図示しない駆動ギアにより回転駆動力を得る。かかる回転駆動力は、CPU100からの指令に従って回転駆動する定着モータから駆動ギアに伝達される。
定着ニップNでは、定着フィルム22が加圧ローラ24から加圧されると共にヒータ23と加圧ローラ24との間に挟まれることで撓み、ヒータ23の加熱面に密着した状態になる。定着ニップNは、シートPを挟持及び搬送しながら加熱及び加圧する。
カール矯正手段であるカール矯正部12は、図3及び図4に示すように、矯正ローラ12aと、矯正ローラ12aが接離可能に圧接してニップを形成する矯正対向ローラ12bと、を備え、ローラ対で構成されている。トナー像が定着されたシートPは、矯正ローラ12aと矯正対向ローラ12bとにより形成されたニップに搬送され、このニップを通過する際に、カールが矯正される。
矯正ローラ12aは、アスカーC硬度約30度の発泡シリコンゴムにより形成されており、硬度の低い弾性体ローラである。矯正対向ローラ12bは、鉄により形成されており、硬度の高い剛体ローラである。矯正対向ローラ12bにより矯正ローラ12aが加圧されることにより、矯正対向ローラ12bの外形に沿った矯正ニップが形成される。これにより、定着ニップNでシートPに生じたカールは、矯正ニップにて搬送される際に矯正される。
加圧部材温度検出手段である温度センサー40は、加圧ローラ24の表面に配設されている。温度センサー40は、加圧ローラ24の表面温度を測定し、表面温度の測定結果をCPU100に出力する。なお、温度センサー40は、加圧ローラ24の表面温度を検知できるものであれば特に限定されるものではなく、接触式の熱電対や非接触式の赤外線レーザーセンサを用いることができる。
含水率検出手段である水分センサー41は、定着装置11の上流に設けられている。水分センサー41は、定着前のシートPの含水率を測定し、含水率の測定結果をCPU100に出力する。なお、水分センサー41は、定着装置11の上流側に設ければ設置場所は特に限定されるものではなく、給紙カセット5や搬送路の途中に配設されていてもよい。
CPU100は、後述する各種演算処理を行う。CPU100は、図4に示すように、カール形成開始時間予測部101及び制御部102を有している。
カール予測手段であるカール形成開始時間予測部101は、定着ニップNの通過前後のシートPの含有水分の変化量と、定着ニップNを通過した直後におけるシートPの紙表温度及び紙裏温度と、に基づいて、カール形成開始時間tを予測する。ここで、紙表温度とは、シートPの定着ニップNの通過時における定着フィルム22と接した表側面の温度である。紙裏温度とは、シートPの定着ニップNの通過時における加圧ローラ24と接した裏側面の温度である。カール形成開始時間tは、シートPの搬送方向の先端が定着ニップNを通過してからシートPにカールの形成が開始されるまでの時間である。
具体的には、カール形成開始時間予測部101は、制御部102により設定した定着温度Tと、制御部102により設定したプロセススピードvと、を含む定着条件に関する定着条件情報を制御部102より読み出す。
カール形成開始時間予測部101は、制御部102より読み出した定着条件情報の定着温度T及びプロセススピードvと、水分センサー41で検出した含水率Mと、温度センサー40の検出結果である加圧ローラ24の表面温度Tと、を用いて演算する。カール形成開始時間予測部101は、演算により、水分蒸発量Mと、紙表温度Tと、紙裏温度Tと、を求める。そして、カール形成開始時間予測部101は、求めた水分蒸発量Mと、紙表温度Tと、紙表裏温度差(T−T)と、を用いて演算することにより、カール形成開始時間tを求める。
カール形成開始時間予測部101は、求めたカール形成開始時間tに関するカール形成開始時間情報を制御部102に出力する。
変更手段である制御部102は、セラミック基板の背面に設けた図示しないサーミスタ等の温度検知素子の信号に応じて、ヒータ23の通電発熱抵抗層に印加する電圧のデューティー比や波数等を制御することにより、ヒータ23の温度調整を行う。制御部102は、ヒータ23の温度調整を行うことにより、定着装置11の定着温度Tを設定可能である。制御部102は、定着装置11におけるシートPの搬送速度であるプロセススピードvを制御する。
制御部102は、定着装置11における定着条件を、定着装置11によってトナー像が定着されたシートPのカールの発生タイミングに応じたものに変更する。具体的には、制御部102は、カール形成開始時間予測部101から入力したカール形成開始時間情報のカール形成開始時間tと、シートPの先端が定着ニップNからカール矯正部12に搬送されるまでの搬送時間(以下、「搬送時間」と記載する)と、を比較する。制御部102は、比較の結果、カール形成開始時間tが搬送時間未満である場合、カール形成開始時間tが搬送時間以上になるように定着装置11における定着条件を変更する制御を行う。
<画像形成装置の動作>
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置S1の動作につき、図5を用いて、詳細に説明する。
画像形成装置S1は、画像形成装置S1に備えられている図示しないコピースタートボタンがユーザーに押されることにより動作を開始する。
まず、定着装置11は、コピースタートボタンが押されることにより、回転を開始する(S1)。
次に、CPU100の制御部102は、定着温度T及びプロセススピードvを設定する(S2)。
次に、水分センサー41は、シートPの含水率Mを測定する。また、温度センサー40は、加圧ローラ24の表面温度Tを測定する(S3)。
次に、カール形成開始時間予測部101は、定着温度T及びプロセススピードvと含水率Mと加圧ローラ24の表面温度Tとに基づいて、シートPの含有水分の変化量である水分蒸発量Mと紙表温度Tと紙裏温度Tとを演算により求める(S4)。
水分蒸発量Mは、定着温度T、加圧ローラ24の表面温度T、プロセススピードv、シートPの含水率Mを変数としたM=f(T,T,v,M)の関数で演算することができる。例えば、水分蒸発量Mは、一次結合式である(1)式を用いた演算により求めることができる。なお、(1)式中のA、B、C、Dは各変数の係数であり、Eは定数項である。
M=A×T+B×T+C×v+D×M+E (1)
また、紙表温度Tは、定着温度T、加圧ローラ24の表面温度T、プロセススピードvを変数としたT=f(T,T,v)の関数で演算することができる。例えば、紙表温度Tは、一次結合式である(2)式を用いた演算により求めることができる。(2)式中のA、B、Cは各変数の係数であり、Eは定数項である。
=A×T+B×T+C×v+E (2)
また、紙裏温度Tは、定着温度T、加圧ローラ24の表面温度T、プロセススピードvを変数としたT=f(T,T,v)の関数で演算することができる。例えば、紙裏温度Tは、一次結合式である(3)式を用いた演算により求めることができる。(3)式中のA、B、Cは各変数の係数であり、Eは定数項である。
=A×T+B×T+C×v+E (3)
カール形成開始時間予測部101は、水分蒸発量Mと、紙表温度Tと、紙裏温度Tと、に基づいて、定着ニップNを通過した後にシートPにおけるカールの形成が開始されるまでのカール形成開始時間tを演算により求める(S5)。
カール形成開始時間tは、水分蒸発量M、紙表温度Tおよび紙表裏温度差(T−T)を変数としたt=(M,T,T−T)の関数で演算することができる。例えば、カール形成開始時間tは、一次結合式である(4)式を用いた演算により求めることができる。(4)式中のα、β、γは各変数の係数であり、εは定数項である。
t=α×M+β×T+γ×(T−T)+ε (4)
例えば、カール形成開始時間予測部101は、定着温度Tが200[℃]、プロセススピードvが137[mm/sec]、加圧ローラ24の表面温度Tが90[℃]、及び含水率Mが9.5[%]の場合、(1)式乃至(3)式を用いた演算を行う。カール形成開始時間予測部101は、(1)式乃至(3)式を用いた演算により、水分蒸発量Mとして4.0[%]、紙表温度Tとして113.4[℃]、紙裏温度Tとして90.8[℃]を演算により求める。更に、カール形成開始時間予測部101は、上記の演算結果に基づいて、(4)式を用いて、カール形成開始時間tを演算により求めることにより、カール形成開始時間tとして0.2[sec]を得る。
次に、制御部102は、カール形成開始時間tが搬送時間Xより短い(t<X)か否かを判定する(S6)。
制御部102は、カール形成開始時間tが搬送時間Xより短い場合(S6:Yes)、定着装置11における定着条件を変更する制御を行う(S7)。
具体的には、制御部102は、定着温度Tを5℃毎に下げる制御、又は、プロセススピードvを10%毎に上げる制御を行なう。
例えば、画像形成装置S1において、定着ニップNとカール矯正部12との距離が70mm、及びプロセススピードvが137mm/secの場合には、搬送時間X=70/137=0.5[sec]となる。この場合、図6に示した条件において(4)式に基づいて求めたカール形成開始時間tは、0.2[sec]となる。従って、カール形成開始時間tは、搬送時間Xより小さい。この場合、カール矯正部12の上流でシートPにカールが形成されるため、カール矯正部12において紙詰まり、耳折れ、又は紙しわを生ずる恐れがある。
そこで、制御部102は、図6に示すように、定着温度Tを200℃から190℃に下げる制御を行う。この場合、(4)式に基づいて求めたカール形成開始時間tは、0.6[sec]となり、搬送時間Xより大きい。これにより、カール矯正部12をシートPが通過した後にシートPにカールの形成が開始されるために、カール矯正部12でのトラブルを防止することができる。
または、制御部102は、図6に示すように、プロセススピードvを137mm/secから150mm/secに速める制御を行い、これに合わせてカール矯正部12によるシートの搬送速度も速める。この場合、(4)式に基づいて求めたカール形成開始時間tは、0.6[sec]となり、搬送時間Xより大きい。これにより、カール矯正部12をシートPが通過した後にシートPにカールの形成が開始されるために、カール矯正部12でのトラブルを防止することができる。
そして、画像形成装置S1は、給紙を開始し(S8)、通常の画像形成を行う(S9)。
一方、制御部102は、カール形成開始時間tが搬送時間X以上である場合(S6:No)、S7の処理をスキップして定着装置11における定着条件を変更しない。そして、画像形成装置は、給紙を開始し(S8)、通常の画像形成を行う(S9)。
画像形成装置S1におけるS8及びS9の処理では、感光ドラム1上に現像されたトナー像は感光ドラム1の回転駆動によって転写ローラ9まで回転移動する。このタイミングに合わせて給紙カセット5に収納されているシートPは、搬送ローラによって搬送され、感光ドラム1と転写ローラ9との間の転写ニップ部に搬送される。転写ニップ部にシートPが搬送されるタイミングで、転写印加電源から転写ローラ9に現像剤と反対極性の所定の直流電流が印加される。これにより、感光ドラム1に付着したトナー像は、シートPに順次静電的に転写される。
転写された未定着トナー像を保持したシートPは、定着ニップNを通過する際に加圧及び加熱される。これにより、シートPに転写された未定着トナー像は、シートPに定着する。定着ニップNを通過したシートPは、カール矯正部12の上流側において、定着ニップNで受けた熱及び圧力の影響で水分が蒸発し、紙繊維が収縮してカールを生じる。しかしながら、シートPは、カールを生じる前に、カール矯正部12を通過することによりカールが低減される。
そして、カール矯正部12を通過したシートPは、図示しない排紙ガイドに案内されて排出される。これにより、画像形成装置S1は、コピー動作を終了する。
<カール形成開始時間tの精度>
本発明の実施の形態1に係るカール形成開始時間tの精度につき、図7を用いて、詳細に説明する。
図7において、横軸はカール形成開始時間tの実測値であり、縦軸はカール形成開始時間tの予測値である。ここで、予測値とは、CPU100で演算したカール形成開始時間tの演算結果である。図7より、カール形成開始時間tの実測値と予測値との関係は、(5)式により表される。
y=1.0042x−0.0011 (5)
(5)式は、カール形成開始時間tの予測値と実測値とのプロットを最小二乗法で求めた回帰直線を示す。図7の場合、回帰直線の決定係数Rは、0.97になる。決定係数Rは、寄与率とも呼ばれ、縦軸と横軸との相関関係を表している。決定係数Rの値が「1」に近いほど縦軸と横軸との相関性が高いことを意味する。一般的に、R>0.6の場合に相関性が高いと言われている。本実施の形態おけるカール形成開始時間tの予測値と実装値とは、決定係数より相関関係が高いことを表している。従って、CPU100では、カール形成開始時間tを高い精度で予測することができる。
このように、本実施の形態では、カール形成開始時間が搬送時間以上になるように、定着装置11の温度、加圧ローラ24の温度及びシートPの搬送速度の少なくとも一つを制御する。これにより、本実施の形態によれば、定着装置を通過したシートによる紙詰まり、又は定着装置を通過したシートにおける端部の耳折れ若しくは紙しわなどを生じさせることなく、定着装置の下流に配設されたカール矯正部にシートを案内することができる。
なお、本実施の形態において、定着温度及びプロセススピードの何れか一方のみを変更してカール形成開始時間を変化させたが、定着温度とプロセススピードとの両方を変更してカール形成開始時間を変化させてもよい。
(実施の形態2)
<画像形成装置の全体構成>
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置S2の全体構成につき、図8を用いて、詳細に説明する。本実施の形態では、画像形成装置S2として、レーザービームプリンタを一例に説明する。
なお、図8において、図4と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
カール矯正部駆動部803は、CPU800の制御部802の制御により、カール矯正部12の構成を第一の形態から第一の形態よりもシートが通過しやすい第二の形態へ、もしくは第二の形態から第一の形態へ変更する。
カール矯正部12は、カール矯正部駆動部803により、後述する第一の形態又は第二の形態に変更可能になっている。カール矯正部12は、第一の形態と第二の形態とで、ローラ対を構成している矯正ローラ12a及び矯正対向ローラ12bのうち少なくとも一方の位置が異なる。なお、カール矯正部12における上記以外の構成は上記実施の形態1のカール矯正部12と同一構成であるので、その説明を省略する。
カール矯正部12の第一の形態とは、少なくとも2本のローラ対により構成されている一方のローラを、例えば12kgf(約117N)の押圧力を持つバネ等で他方のローラ又はベルトに圧接する、シートPのカール矯正を主目的とする構成である。ここで、2本のローラ対は、例えば、弾性体と弾性体とからなる又は弾性体と金属とからなる。
カール矯正部12の第二の形態とは、搬送されたシートPがカール矯正部12での紙詰まり、耳折れ、又は紙しわを生ずることがなきよう、シートPをカール矯正部12に安定して案内することを主目的とする構成である。
図9を用いて本実施例におけるカール矯正部12の第一の形態と第二の形態について説明を行う。
図9に示す例1では、シートPの搬送方向におけるカール矯正部12の位置を切り換えてカール矯正部12の作用タイミングを変更する構成としている。
図9に示す例1において、第一の形態は、カール矯正部12が定着ニップ部からシート搬送方向下流側に距離Yだけ離れた位置にある構成となっており、シートPに対し本来発生するB方向に凸のカールとは逆向きのA方向に凸のコシ付けを行う。
図9に示す例1において、第二の形態は、後述するカール形成開始位置がカール矯正部12の設置位置以降になるよう、カール矯正部12を搬送方向上流側に移動して定着装置11に接近させた構成である。
図9に示す例2では、カール矯正部12を構成する矯正ローラ12aと矯正対向ローラ12bとの相対的な位置関係を切り換えてカール矯正部12の作用形態を変更する構成としている。
図9に示す例2において、第一の形態は、矯正ローラ12a、矯正対向ローラ12bのうち定着フィルム22側に配置された矯正対向ローラ12bを、矯正ローラ12aの上流側の周方向に20°の角度で置いた構成としている。これによりシートPに対し本来発生するB方向に凸のカールとは逆向きのA方向に凸のコシ付けを行う。
図9に示す例2において、第二の形態は、矯正ローラ12aの上流側の周方向に20°の角度にある矯正対向ローラ12bを、矯正ローラ12aの下流側の周方向に20°動かして矯正ニップ接線と定着ニップ接線とが平行になるように移動した構成である。第二の形態は、第一の形態よりもシートPの通過可能な範囲が広くなっている。
このように、図9の例2においては、第一の形態と第二の形態とで、矯正ローラ12aの中心と矯正対向ローラ12bの中心とをずらしている。この際、カール矯正部12においてシートを安定して案内することの出来る領域は、矯正ローラ12a及び矯正対向ローラ12bにおいて搬送方向の上流側に突出している部分の間である。
カール矯正部駆動部803は、例えば、矯正ローラ12aの軸部を支持する図示しない支持部材の移動によって第一の形態から第二の形態へ変更する。支持部材に係合する図示しないカム部材が、CPU800の制御部802の制御により駆動する図示しない駆動モータの動作によって支持部材を動かす。
CPU800は、後述する各種演算処理を行う。CPU800は、図8に示すように、カール形成開始位置予測部801及び制御部802を有している。
カール形成開始位置予測部801は、定着ニップNを通過する前後のシートPの含有水分の変化量と、定着ニップNを通過した直後におけるシートPの紙表温度及び紙裏温度と、に基づいて、カール形成開始時間tを予測する。カール形成開始位置予測部801は、予測したカール形成開始時間tに基づいてカール形成開始位置Lを予測する。
カール形成開始位置予測部801は、制御部802により設定した定着温度Tと、制御部802により設定したプロセススピードvと、を含む定着条件に関する定着条件情報を制御部802より読み出す。
カール形成開始位置予測部801は、読み出した定着条件情報の定着温度T及びプロセススピードvと、水分センサー41で検出したシートPの含水率Mと、温度センサー40で検出した加圧ローラ24の表面温度Tと、を用いて演算する。カール形成開始位置予測部801は、演算により、水分蒸発量Mと、紙表温度Tと、紙裏温度Tと、を求める。カール形成開始位置予測部801は、求めた水分蒸発量Mと、紙表温度Tと、紙裏温度Tと、を用いて演算することにより、カール形成開始時間tを求める。そして、カール形成開始位置予測部801は、求めたカール形成開始時間t及びプロセススピードvを用いて演算することにより、カール形成開始位置Lを求める。
カール形成開始位置予測部801は、求めたカール形成開始位置Lに関するカール形成開始位置情報を制御部802に出力する。
変更手段である制御部802は、セラミック基板の背面に設けた図示しないサーミスタ等の温度検知素子の信号に応じて、ヒータ23の通電発熱抵抗層に印加する電圧のデューティー比や波数等を制御することにより、ヒータ23の温度調整を行う。制御部802は、ヒータ23の温度調整を行うことにより、定着装置11の定着温度を設定可能である。制御部802は、プロセススピードvを制御する。
制御部102は、カール矯正部12の作用タイミング又は作用形態を、定着装置11によってトナー像が定着されたシートPのカールの発生タイミングに応じたものに変更する。
具体的には、制御部802は、カール形成開始位置予測部801から入力したカール形成開始位置情報のカール形成開始位置Lが、定着ニップNとカール矯正部12との距離(以下、「搬送距離」と記載する)より小さいか否かを判定する。即ち、制御部802は、カール形成開始位置Lが、カール矯正部12の設置位置よりも記録材の搬送方向において上流側になるか否かを予測する。制御部802は、カール形成開始位置Lが搬送距離Yより小さい場合に、カール矯正部駆動部803によりカール矯正部12を初期の状態である第一の形態から前記第一の形態とは異なる第二の形態へと変更する。
なお、画像形成装置S2における上記以外の構成は画像形成装置S1の構成と同一であるので、その説明を省略する。
<画像形成装置の動作>
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置S2の動作につき、図10を用いて、詳細に説明する。
画像形成装置S2は、画像形成装置S2に備えられている図示しないコピースタートボタンがユーザーに押されることにより動作を開始する。
まず、定着装置11は、コピースタートボタンが押されることにより、回転を開始する(S11)。
次に、CPU800の制御部802は、定着温度T及びプロセススピードvを設定する(S12)。
次に、水分センサー41は、シートPの含水率Mを測定する。また、温度センサー40は、加圧ローラ24の表面温度Tを測定する(S13)。
次に、カール形成開始位置予測部801は、定着温度T及びプロセススピードvと含水率Mと加圧ローラ24の表面温度Tとに基づいて、シートPの含有水分の変化量である水分蒸発量Mと紙表温度Tと紙裏温度Tとを演算により求める(S14)。なお、水分蒸発量M、紙表温度T及び紙裏温度Tを求める方法は、上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
カール形成開始位置予測部801は、水分蒸発量Mと、紙表温度Tと、紙裏温度Tと、に基づいて、定着ニップNを通過した後にシートPにおけるカールの形成が開始されるまでのカール形成開始時間tを演算により求める。また、カール形成開始位置予測部801は、カール形成開始時間t及びプロセススピードvより、定着ニップNからシートPにカールの形成が始まるまでの距離Lを算出する(S15)。なお、カール形成開始時間tを求める方法は、上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
次に、制御部802は、距離Lが搬送距離Yより小さい(L<Y)か否かを判定する(S16)。
制御部802は、距離Lが搬送距離Yより小さい場合(S16:Yes)、カール矯正部駆動部803を駆動させてカール矯正部12を第一の形態から第二の形態に変更する制御を行う(S17)。
例えば、画像形成装置S2において、搬送距離Yが70mmである場合、図11に示す条件において距離Lは58mmとなる。従って、距離Lは、搬送距離Yより小さい。この場合、カール矯正部12の上流でシートPにカールが形成されるため、カール矯正部12において紙詰まり、耳折れ、又は紙しわを生ずる恐れがある。
そこで、制御部802は、搬送距離Lが搬送距離Yより大きくなるように、例えば、カール矯正部駆動部803を駆動させてカール矯正部12を上流側に移動させる。これにより、カール矯正部12をシートPが通過した後にシートPにカールの形成が開始されるために、カール矯正部12でのトラブルを防止することができる。
そして、画像形成装置S2は、給紙を開始し(S18)、通常の画像形成を行ない(S19)、コピー動作を終了する。
一方、制御部802は、カール形成開始位置Lがカール形成開始位置Lが搬送距離Y以上である場合(S16:No)、S17の処理をスキップしてカール矯正部12の位置を変更せず、第一の形態を維持する。そして、画像形成装置は、給紙を開始し(S18)、通常の画像形成を行ない(S19)、コピー動作を終了する。
このように、本実施の形態では、カール形成開始時間tより求めたカール形成開始位置Lが搬送距離Y未満の場合、カール矯正部12をシートPをカール矯正部12に安定して案内することを主目的とする第二の形態に移動する。これにより、本実施の形態によれば、定着装置を通過したシートの詰まり、シートの端部の耳折れ又はシートのしわなどを生じさせることなく、定着装置の下流に配設されたカール矯正部にシートを案内することができる。
また、本実施の形態によれば、カール矯正効果の高い第一の形態とシートを安定して案内できる領域が第一の形態より広い第二の形態とを切り換えることにより、シートの詰まりや折れ等を生じさせることなくシートをカール矯正部12へ案内することができる。
なお、本実施の形態において、第一の形態におけるカール矯正部12のシートの搬送速度を変更することにより、シートがカール矯正部12に案内されやすくしても良い。この場合、例えばシートの搬送速度を速くすることにより、シートがカール矯正部12に進入する際の安定性を向上させることができる。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
S1 画像形成装置
S2 画像形成装置
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 レーザースキャナ
4 現像装置
5 給紙カセット
9 転写ローラ
10 クリーニング装置
11 定着装置
12 カール矯正部
12a 矯正ローラ
12b 矯正対向ローラ
21 金属ステー
22 定着フィルム
23 ヒータ
24 加圧ローラ
24a 金属製芯金
24b 弾性層
40 温度センサー
41 水分センサー
100 CPU
101 カール形成開始時間予測部
102 制御部
800 CPU
801 カール形成開始位置予測部
802 制御部
803 カール矯正部駆動部

Claims (8)

  1. トナー像を記録材に定着させる定着手段と、
    前記定着手段よりも前記記録材の搬送方向の下流側に配設され、前記記録材のカールを矯正するカール矯正手段と、
    前記定着手段の定着条件、前記カール矯正手段の作用形態及び前記カール矯正手段の作用タイミングの少なくとも一つを、前記定着手段によってトナー像が定着された前記記録材のカールの発生タイミングに応じたものに変更する変更手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録材の搬送方向の先端が前記定着手段を通過してから前記記録材のカールの形成が開始されるまでのカール形成開始時間を予測するカール予測手段を更に有し、
    前記定着手段は、前記記録材を所定の定着温度で加熱する定着部材と、前記定着部材に所定の圧力で当接する加圧部材と、を備え、
    前記カール予測手段は、前記定着手段の通過前後における前記記録材の含有水分の変化量と、前記定着手段の通過時における前記記録材の前記定着部材と接した面及び前記加圧部材と接した面の温度と、に基づいて前記カール形成開始時間を予測し、
    前記変更手段は、前記定着手段の定着条件、前記カール矯正手段の作用形態及び前記カール矯正手段の作用タイミングの少なくとも一つを、前記カール形成開始時間より求めた前記発生タイミングに応じたものに変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記変更手段は、前記カール形成開始時間が、前記記録材の前記先端が前記定着手段から前記カール矯正手段に搬送されるまでの搬送時間よりも長くなるように、前記定着条件である前記定着温度と前記定着手段における前記記録材の搬送速度との少なくとも1つを変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記変更手段は、前記カール形成開始時間と前記定着手段における前記記録材の搬送速度とより求めたカール形成開始位置が前記カール矯正手段の設置位置よりも前記記録材の搬送方向において上流となるときに、前記カール矯正手段を前記定着手段へ接近させる方向へ移動させることにより、前記作用タイミングを変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置
  5. 前記変更手段は、前記カール形成開始時間と前記定着手段における前記記録材の搬送速度とより求めたカール形成開始位置が、前記カール矯正手段の設置位置よりも前記記録材の搬送方向において上流となるとき、前記カール矯正手段の形態を第一の形態から前記第一の形態よりも前記記録材が通過可能な範囲の広い第二の形態へ変更することにより、前記作用形態を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記カール矯正手段は、ローラ対で構成され、
    前記第二の形態は、前記第一の形態に対して前記ローラ対を構成するローラの位置が異なることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記加圧部材の温度を検出する加圧部材温度検出手段を更に有し、
    前記カール予測手段は、
    前記加圧部材温度検出手段の検出結果に基づいて前記カール形成開始時間を予測することを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着手段を通過する前の前記記録材の含水率を検出する含水率検出手段を更に備え、
    前記カール予測手段は、
    前記含水率検出手段で検出する含水率に基づいて前記含有水分の変化量を予測することを特徴とする請求項2乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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