JP6032898B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式を用いた、プリンタ、複写機、及び、ファクシミリなどの画像形成装置に搭載され、記録材に形成されたトナー画像を記録材に定着する定着装置に関する。
定着装置として、近年ではフィルム加熱方式が普及している。フィルム加熱方式の定着装置は、フィルムと、フィルムの内面に接触するセラミックヒータと、フィルムを介してヒータと共にニップ部を形成する加圧回転体としての加圧ローラを有する。また、このニップ部でトナー像を担持した記録材を搬送しつつ加熱しトナー像を記録材に定着する。上記の定着装置においては、フィルムとして熱容量の小さい部材を用いることによって、フィルムが定着温度に達する時間(ウォームアップ時間)を短縮でき、かつ消費電力を小さくできるという利点がある。
上記のようなフィルム加熱方式の定着装置における加圧ローラとして、長手方向において、中央部から端部にむけてその外径が徐々に大きくなる形状、所謂、逆クラウン形状にしているものが良く知られている。これは、記録材をニップ部で搬送する際に、長手方向の中央部に比べて端部にいくほど記録材を相対的に速く搬送することによって、ニップ部における記録材の歪みや撓みの発生を抑制し、記録材のしわの発生を抑制するための形状である。
しかしながら、加圧ローラを逆クラウン形状にしたとしても、その逆クラウン量が減ってしまい記録材のしわ発生の抑制効果が薄れる場合がある。
例えば、加圧ローラの長手方向の中央部よりも端部の方が放熱しやすいので、加圧ローラの長手方向の端部の温度が中央部よりも下がる場合がある。この場合は、加圧ローラの長手方向の中央部が端部よりも膨張するので、加圧ローラが冷えている時よりも逆クラウン量が減ってしまう。
また、図9に示すように、逆クラウン形状の加圧ローラ22は、逆クラウン形状をしたゴム層27の外側に離形層としてストレート形状のチューブ28を被せているものがある。この加圧ローラにおいては、ゴム層がチューブから受けるテンションは、加圧ローラの長手方向の中央部のテンションF1よりも端部のテンションF2の方が大きくなる。従って、加圧ローラ22の全体が温まると中央部ほどゴムが熱膨張しやすくなるため、加圧ローラの逆クラウン量が減ってしまう。
上記の課題に対して特許文献1には加圧ローラが所定の温度状態において所定の逆クラウン量を確保できるように、余裕をもって逆クラウン量を設定するものが開示されている。
特開2005−195856号公報
しかしながら、特許文献1のように加圧ローラの逆クラウン量の設定をすると、プリント開始時のように加圧ローラが冷えている時には、加圧ローラの長手方向の中央部に対して端部の記録材の搬送速度が大きくなりすぎて記録材に撓みが生じる可能性がある。この撓みによって記録材が変形して大きく跳ね上がり、記録材の上のトナー画像がガイドなどに擦れて画像不良になる場合あるという課題がある。
従って、加圧ローラの使用状況によらず加圧ローラを適正な逆クラウン形状にして記録材のしわの発生を抑制できる定着装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の好適な実施態様の1つ目は、筒状のフィルムと、長手方向の発熱分布を変更することが可能で、前記フィルムの内面に接触し前記フィルムを加熱するヒータと、前記長手方向の端部の外径が中央部より大きく前記フィルムと接触し、前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧ローラと、記ヒータの前記長手方向の中央部の温度を検知する第1の温度検知部材と、記ヒータの前記長手方向の端部の温度を検知する第2の温度検知部材と、前記ヒータの長手方向の発熱分布を変更し、前記第1の温度検知部材の検知温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、を備え、前記ニップ部で記録材を搬送しつつ加熱し記録材の上のトナー像を記録材に定着する定着装置において、記録材が前記ニップ部に至る前に前記第1の温度検知部材の検知温度から前記第2の温度検知部材の検知温度を減じた値が所定値よりも大きい場合は、前記所定値より小さい場合よりも、少なくとも記録材が前記ニップ部に至るまでの期間において前記ヒータの前記中央部の発熱量に対する前記端部の発熱量が大きくなるように前記制御部は前記ヒータを制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、定着装置において加圧ローラの使用状況によらず加圧ローラが適正な逆クラウン形状になるようにすることで、記録材のしわの発生を抑制できる。
実施例1に係る定着装置が搭載可能な画像形成装置の断面図 実施例1に係る定着装置の断面図 実施例1に係る定着装置の斜視図 実施例1に係るヒータの構成図 実施例1に係る定着装置の加圧ローラの長手方向の外径の形状を示した図 実施例1に係る定着装置の加圧ローラの熱膨張を示した図 実施例1に係る定着装置の温度検知素子の温度推移を示す図 実施例1に係る定着装置の別のヒータの構成図 実施例2に係る定着装置の加圧ローラの構成を示す図
(実施例1)
図1は、実施例1に係る定着装置を搭載可能なカラー画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置は電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置の構成は、4つのカラー毎に画像形成部(画像形成ユニット)を備えている。これらの4つの画像形成部は一定の間隔をおいて一列に配置されている。画像形成部は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkである。
以下、イエロー色の画像形成部について説明する。他の色の画像形成部については、イエロー色と同じ構成なので、説明を省略する。
画像形成部1Yには、それぞれ、感光ドラム2aが設置されている。感光ドラム2aの周囲には、帯電ローラ3a、現像装置4a、転写ローラ5a、ドラムクリーニング装置6aが設置されている。帯電ローラ3aと現像装置4a間の上方には、露光装置7aがそれぞれ設置されている。現像装置4aには、それぞれイエロー色のトナーが収納されている。
画像形成部1Y、1M、1C、1Bkの各感光ドラム2a、2b、2c、2dの各1次転写部Nに、転写媒体としての無端ベルト状の中間転写体40が当接している。中間転写ベルト40は、駆動ローラ41、支持ローラ42、2次転写対向ローラ43間に張架されており、駆動ローラ41の駆動によって矢印方向(時計方向)に回転(移動)される。1次転写用の各転写ローラ5a、5b、5c、5dは、各1次転写ニップ部Nにて中間転写ベルト40を介して各感光ドラム2a、2b、2c、2dに当接している。2次転写対向ローラ43は、中間転写ベルト40を介して2次転写ローラ44と当接して、2次転写部Mを形成している。中間転写ベルト40の外側の駆動ローラ41近傍には、中間転写ベルト40表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置45が設置されている。また、2次転写部Mの記録材Pの搬送方向下流側には定着装置12が設置されている。プリント信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各感光ドラム2a、2b、2c、2dが、それぞれ帯電ローラ3a、3b、3c、3dによって一様に、本実施の形態では負極性に帯電される。そして、露光装置7a、7b、7c、7dは、入力されるカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換する。変換された光信号であるレーザ光を帯電された各感光ドラム2a、2b、2c、2d上にそれぞれ走査露光し、静電潜像を形成する。そして、まず静電潜像が形成された感光ドラム2a上に、感光ドラム2aの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによりイエローのトナーを感光体表面の帯電電位に応じて静電吸着させる。この静電吸着により静電潜像を顕像化し、現像像とする。このイエローのトナー像は、1次転写部Nにて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ローラ5aにより、回転している中間転写ベルト40上に1次転写される。イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト40は画像形成部1M側に回転される。そして、画像形成部1Mにおいても、前記同様にして感光ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト40上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、1次転写部Nにて転写される。以下、同様にして中間転写ベルト40上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部1C、1Bkの感光ドラム2c、2dで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各1次転写部Nにて順次重ね合わせる。これにより、フルカラーのトナー像が中間転写ベルト40上に形成される。そして、中間転写ベルト40上のフルカラーのトナー像先端が2次転写部Mに移動されるタイミングに合わせて、レジストローラ46により記録材(転写材)Pを2次転写部Mに搬送する。この記録材Pに、2次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転写ローラ44によりフルカラーのトナー像が一括して2次転写される。フルカラーのトナー像が形成された記録材Pは定着ユニット12に搬送されて、フィルム20と加圧ローラ22間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像を加熱、加圧して記録材P表面に溶融定着させる。その後、外部に排出され、画像形成装置の出力画像となる。そして、一連の画像形成動作を終了する。上記した1次転写時において、感光ドラム2a、2b、2c、2d上に残留している1次転写残トナーは、ドラムクリーニング装置6a、6b、6c、6dによって除去されて回収される。また、2次転写後に中間転写ベルト40上に残った2次転写残トナーは、ベルトクリーニング装置45によって除去されて回収される。
次に、図2及び図3を用いて、本実施例の定着装置12について説明する。定着装置12は、フィルム加熱方式の装置である。図2は定着装置12の概略図、図3は定着装置12の斜視図である。
定着装置12は、加熱回転体としての筒状のフィルム20と、フィルム20の内面に接触するヒータ16と、フィルム20を介してヒータ16と共にニップ部Ntを形成する加圧回転体としての加圧ローラ22と、を有する。また、このニップ部Ntでトナー像を担持した記録材を搬送しつつ加熱しトナー像を記録材に定着する。
本実施例では、ヒータ16はセラミックヒータである。ヒータ16の詳細については後述する。
加圧ローラ22は、ステンレス製の芯金の外側に射出成型によりシリコーンゴム層を形成し、その外側にPFA樹脂を被覆してなる。この加圧ローラ22は、その芯金の両端部を装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転自在に保持されている。加圧ローラ22の詳細については後述する。
ヒータホルダ17は、横断面が略半円弧状樋型の形状であり、耐熱性及び剛性を有する部材である。ヒータホルダ17には、ヒータ16がヒータホルダ17の長手方向に沿って配設されている。また、フィルム20は、ヒータホルダ17にルーズに外嵌させてあり、フィルム20の内面がヒータホルダ17によってガイドされる。ヒータホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成されている。
定着装置12においては、ヒータ16、ヒータホルダ17、及び、フィルム20はユニット化されている。このユニットを以後、フィルムユニットと記す。
フィルムユニットは、ヒータ16が加圧ローラに対向する向きでヒータホルダ17の両端部が不図示の加圧機構により片側当たり12.5kgfの力で加圧ローラ22の軸線方向に直交する方向に付勢されることで、フィルム20を介して加圧ローラ22に圧接する。これにより、定着処理に必要な所定幅のニップ部Ntを形成している。
18は、第1の温度検知部材としてのメインサーミスタ、19a及び19bは、第2の温度検知部材としてサブサーミスタである。メインサーミスタ18、サブサーミスタ19a及び19bはヒータ16の加圧ローラ22に対向する面と反対側の面(以下、裏面と記す。)に接触させている。メインサーミスタ18は、ヒータ16の長手方向の中央部又はその近傍に設けられている。サブサーミスタ19a及び19bは、ヒータ16の長手方向の中央から等しい距離離れた端部(中央から99mmの両端部)に設けられている。メインサーミスタ18とサブサーミスタ19a及び19bは、図2に示す制御部21に接続される。制御部21は、メインサーミスタ18又はサブサーミスタ19a及び19bの検知温度をもとに、ヒータ16の制御を行う。
23は入り口ガイドで、26は排紙ローラである。入り口ガイド23は、記録材Pが定着装置12のニップ部Ntに正確に向かうように記録材をガイドする役割を果たす。本実施例においては、入り口ガイド23は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂で形成されている。
加圧ローラ22は不図示の駆動手段により矢印の反時計方向に所定の周速度で回転駆動する。この加圧ローラ22が回転駆動することでニップ部Ntにおいて摩擦力が生じ、この摩擦力によってフィルム20に回転力が作用する。そして、フィルム20は、その内面がヒータ16と摺擦しながら、ヒータホルダ17の外回りを矢印の時計方向に回転する。上記のフィルム20の内面とヒータ16又はヒータホルダ17との接触面の摺擦抵抗を下げるため、フィルム20の内面にはグリスが塗布されている。
加圧ローラ22が回転駆動されてフィルム20が従動回転する際には、ヒータ16に通電がなされる。ヒータ16が定着処理のための目標温度まで立ち上げられて温調された状態において、ニップ部Ntに、未定着トナー像を担持した記録材Pが導入される。そして、ニップ部Ntにおいて記録材Pのトナー像の担持面がフィルム20の外面に密着し、フィルム20と共に搬送される。この搬送過程において、ヒータ16の熱がフィルム20を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着トナー像が記録材Pの上に定着される。ニップ部Ntを通過した記録材Pはフィルム20から曲率分離し、排紙ローラ26で装置外に排出される。
ここで、本発明に係るヒータ16の構成について図4を用いて説明する。100はアルミナ、窒化アルミ等のセラミック材料により形成される高熱伝導性の基板である。基板100は細長い形状で、短手方向の幅はニップ部Ntの記録材搬送方向の幅よりも広い。
ヒータ16は、裏面発熱型、つまり、基板100の加圧ローラ22と対向する面に対して裏面に、発熱体(通電発熱体抵抗層)が基板100の長手方向に沿ってスクリーン印刷等の手段によって形成されているヒータである。発熱体は、銀パラジウム(Ag/Pd)等の導電材料からなり、少なくとも2系列の第1の発熱体101及び第2の発熱体102を有する。第1の発熱体101及び第2の発熱体102の上には、ガラス等からなる絶縁保護層106が形成されている。
図4に示すように、基板100の上に形成される第1の発熱体101及び第2の発熱体102は共に、基板100の長手方向の長さは223mmである。第1の発熱体101は電極部材103と電極部材104との間に不図示の電源より給電されることにより発熱し、第2の発熱体102は電極部材103と電極部材105との間に不図示の電源より給電されることにより発熱する。制御部によるヒータ16の制御は、第1の発熱体101及び第2の発熱体102に印加する電圧のデューティーや波数等を適切に制御して図3に示したメインサーミスタ18によるヒータ16の検知温度が目標温度になるように行われる。
また、第1の発熱体及び第2の発熱体への給電はそれぞれ独立して行うことができる。基板100上で記録材搬送方向下流側に配置した第2の発熱体102は、基板100の長手方向で端部の単位長さあたりの抵抗値が中央部より高くなるように形成してある。具体的には、図4に示すように発熱体102は、長手方向の長さ223mmのうち両端部20mmの領域において、短手方向の幅を絞ることによって、その領域だけ中央部に比べて単位長さあたりの抵抗値が高くなるようにしている。第2の発熱体の長手方向の中央部の単位長さあたりの抵抗値を100%とすると、長手方向の端部の単位長さあたりの抵抗値は120%となっている。これにより、第2の発熱体102は、基板100の長手方向の中央部に比べて、長手方向の端部の発熱量が大きくなる第1の発熱体101の単位長さあたりの抵抗値は基板100の長手方向で均一である。また、実施例では、第1の発熱体101と第2の発熱体102は、基板100の長手方向全体での抵抗値はほぼ等しくなる。すなわち、第1の発熱体101の電極部材103と104と間の抵抗値と、第1の発熱体102の電極部材103と105と間の抵抗値は等しい。この結果、第1の発熱体101と第2の発熱体102に同じデューティー比で通電を行った場合には、第1の発熱体101の長手方向全体での発熱量と第2の発熱体102の長手方向全体の発熱量は同じになる。しかしながら、第2の発熱体102は基板100の長手方向の端部の発熱量が中央部より大きいため、ヒータ16の長手方向の発熱分布は端部の発熱量が中央部よりも大きい分布になる。つまり、第1の発熱体101へのデューティー比と第2の発熱体102へのデューティー比を変えることで、ヒータ16の長手方向の発熱分布を変えることが可能である。
次に、本実施例における加圧ローラ22について詳細に説明する。加圧部材としての加圧ローラ22は、SUS等の金属の芯金の外側にシリコーンゴム等の耐熱性のゴムからなるゴム層27を長手方向にわたって約3.5mmの厚さで設けている。更にその外側には厚み70μmのPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合)の離型層28を形成してある。加圧ローラ22のゴム層及び離型層の長手方向の長さは231mmであり、長手方向の中心から左右の端部までの長さは、115.5mmである。
ここで、本実施例における加圧ローラ22の逆クラウン量について説明する。図5に本実施例における室温(25℃)における加圧ローラ22の長手方向の外径形状を示す。図5の縦軸は、長手方向の中央の外径25mmに対しての差である。また、加圧ローラの形状は、長手方向の中央に対して左右対称である。よって、図5は、加圧ローラ22の長手方向の中心から片側のみの様子を示した。図5から、加圧ローラの長手方向の中央から端部に向かって外径が徐々に大きくなる逆クラウン形状であることが分かる。
図6に加圧ローラ22を加熱した場合に、加圧ローラ22の外径を測定した結果を示す。測定を行った位置は、加圧ローラの長手方向の中央の第1のポイントと、長手方向の中央から端部に向かう方向で中央から105mm離れた第2のポイントで行った。第2のポイントは、LTRサイズの記録材においては短手方向の端から3mm内側の位置に対応する。図6より、加圧ローラの長手方向の中央及び端部は共に、温度が高くなるほど、線形的に外径が大きくなっていることが分かる。これは、ゴム層の熱膨張によるものである。室温(25℃)における加圧ローラの外径で、加圧ローラ22の長手方向の中央と端部とで差があるのは、もともと逆クラウン形状で長手方向の中央部は端部よりも外径が小さいためである。この測定結果から、加圧ローラの長手方向の中央部及び端部は共に6μm/℃で熱膨張することが分かる。
本実施例では定着装置が温まった状態から記録材を定着装置のニップ部Ntで搬送する場合について考える。ここで言う定着装置が十分温まった状態とは、LTRサイズの記録材を連続で100枚通紙した直後の状態を示す。定着装置が十分に冷えた状態においてはメインサーミスタ18の検知温度とサブサーミスタ19a又は19bの検知温度との温度差はほとんどない。一方、定着装置12が温まった状態の上記の温度差は、前のプリントジョブの履歴や、前のプリントジョブが終了してからの定着装置12の待機時間によって変化する。
ここで、上記の温度差の変化について説明する。メインサーミスタ18、サブサーミスタ19a、及び、サブサーミスタ19bによるヒータ16の検知温度をそれぞれ、Tm、Ts1、及び、Ts2とする。メインサーミスタ18による検知温度からサブサーミスタ19aの検知温度を減じた温度差(Tm−Ts1)をΔT1、メインサーミスタ18による検知温度からサブサーミスタ19bの検知温度を減じた温度差(Tm−Ts2)をΔT2とする。温度差ΔT1、ΔT2が大きくなるほど、ヒータ16の長手方向の端部よりも中央部の温度が高くなるので、加圧ローラ22としては長手方向の中央部が端部よりも熱膨張しやすくなる。これは、逆クラウン量が減少する方向なので、記録材のしわが発生しやすくなる。
図7は温度Tm、Ts1、及び、Ts2のプリント終了後の推移を示す。プリント終了直後の温度Tm、Ts1、及び、Ts2は、直前のプリントジョブの内容によって大きく異なる。例えば、小サイズの記録材を多量に連続プリントした直後は、その記録材が通過しない非通紙部昇温が大きいため、サブサーミスタで検知する温度Ts1及びTs2が高くなりやすい。その後、温度Tm、Ts1、Ts2は放熱により徐々に低下していく。加圧ローラ22及びフィルム20及びヒータ16などの放熱量は長手方向の中央部よりも端部の方が大きいので、プリント後しばらくの間、温度差ΔT1、ΔT2は徐々に大きくなる。ただし、最終的に定着装置が室温(25℃)になると、温度差ΔT1、ΔT2は限りなくゼロに近づく。
以上述べたように、温度差ΔT1、ΔT2は、前のプリントジョブの履歴やプリント後からの待機時間Txによって変化する値である。この温度差ΔT1、ΔT2の変化に伴い、加圧ローラの逆クラウン量も、変化する。尚、以降の説明において、温度差ΔT1及びΔT2のうち、温度差が大きい方をΔTとする。
Figure 0006032898
表1に、温度差ΔTに応じた記録材がニップ部Nt突入するまでの期間におけるヒータ16の第1の発熱体101に対する第2の発熱体1021への通電比を示す。
本実施例では、定着装置12の動作開始から、記録材がニップNtに突入までの大部分の期間において、ヒータ16に投入可能な全電力(1000W)が通電される。表1において、第1の発熱体101に対する第2の発熱体102への通電比が100%の時は、第1の発熱体101及び第2の発熱体102に同じの電力(500W)が供給されているという意味である。また、第1の発熱体101に対する第2の発熱体102への通電比が120%の時は、第1の発熱体101に供給される電力は455Wで、第2の発熱体に供給される電力は545Wである。
第1の発熱体101と、第2の発熱体102との合計で1000Wを超えない範囲で表1の通電比になるようにヒータ16を制御する。
表1は本実施例における定着装置12で搬送可能な最大幅の記録材であるLTRサイズ(幅216mm)を搬送する場合である。本実施例では、記録材が定着装置12のニップ部Ntで搬送される搬送速度は240mm/secであり、スループットは、40枚/分である。
本実施例の特徴的な部分は、温度差ΔTが所定値より大きい場合、小さい場合よりも記録材のニップ部Ntに突入する直前までのヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を高くする。これは、温度差ΔTが大きい程、加圧ローラ22の逆クラウン量が減少するので、ヒータ16の長手方向の端部の発熱量を大きくして加圧ローラ22の端部を熱膨張させることで適正な逆クラウン量になるようにするためである。その結果、前のプリントジョブの履歴やそのプリントジョブの終了してからの待機時間によらず、加圧ローラ22の逆クラウン量は適正な量に維持される。よって、定着装置が温まった状態から記録材をプリントしても、紙しわを抑制することができる。
Figure 0006032898
次に、実施例1の変形例1について説明する。加圧ローラ22の長期間使用すると、耐久的に加圧ローラ22の逆クラウン量が減少する場合がある。
上記のような場合は、表2に示すように温度差ΔTが所定値より高い場合は、低い場合よりもヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を高くするのに加えて、加圧ローラ22でプリントした記録材の積算枚数に応じて通電比を変えても良い。具体的には、温度差ΔTが同じであっても、加圧ローラ22でプリントした記録材の積算枚数が所定枚数より多い場合は、少ない場合よりもヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を高く設定する。
Figure 0006032898
次に、実施例1の変形例2について説明する。加圧ローラ22の逆クラウン量は、加圧ローラ22の温度が高い状態で使用された期間が長い程、より減少しやすいことが知られている。
加圧ローラ22の温度が高い状態で記録材の搬送が行われる場合としては、幅の狭い小サイズの記録材を搬送した場合がある。つまり、定着装置12で搬送可能な記録材の最大の幅がLTRサイズの幅(216mm)の場合には、それよりも幅の狭い小サイズ記録材は、A4サイズ、B5サイズ、A5サイズ等の記録材である。このような小サイズの記録材が搬送されると、記録材の記録材搬送方向に直交する方向の幅に対してヒータ16上の発熱体の長手方向の長さの方が長いため、非通紙部昇温する。また、加圧ローラ22の長手方向の長さに対しても記録材の幅が小さいため、ヒータ16の熱がフィルム20を介して直接的に加圧ローラ22に伝わるので、加圧ローラ22の長手方向の端部は高温になる。
更に、同じ幅の記録材を搬送する場合でも、記録材の厚み(坪量)によっても、加圧ローラ22の端部の温度上昇の程度は異なる。変形例2では、加圧ローラ22に与えられた熱量を予測し、それを基にヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を設定する。
具体的には、変形例2では、1枚の記録材をニップ部Ntで搬送している間のサブサーミスタ19a及び19bの検知温度Ts1及びTs2の最大値をTsmaxした時に、Th=Tsmax/100で算出されるThを記録材が搬送される毎に足し合わせて積算する。この積算値を熱履歴積算カウントと記す。すなわち、LTRサイズの記録材が100枚連続通紙された場合には、Th=220/100=2.2であるため、熱履歴積算カウントとして2.2×100=220が追加されることとなる。
上記のような場合は、表3に示すように温度差ΔTが所定値より高い場合は、低い場合よりもヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を高くするのに加えて、熱履歴カウントに応じて通電比を変えても良い。具体的には、温度差ΔTが同じであっても、熱履歴カウントが所定数より多い場合は、少ない場合よりもヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を高く設定する。
以上述べたように、変形例1及び変形例2によって、定着装置12の耐久使用や熱履歴によらず、定着装置12が温まった状態から記録材を搬送しても、紙しわの発生を抑制することができる。
(実施例2)
本実施例は、実施例1における記録材のニップ部Ntに到達するまでのヒータ16の第1の発熱体101に対する第2の発熱体102への通電比を、加圧ローラ22の温度に基づいて設定する。尚、実施例1と同様の構成については説明を省略する。
図9に実施例2の加圧ローラ22の層構成を示す。加圧ローラ22は逆クラウン形状をしたゴム層27にストレート形状のPFAの筒状のチューブ28を被覆している。そのため、上記のチューブによって加圧ローラ22の外側にかかるテンション(締め付け力)は長手方向の中央部のテンションF1に比べて端部のテンションF2の方が大きい。従って、加圧ローラ22の長手方向の端部は、中央部よりも大きいテンションに抗して膨張する必要があるので、膨張し難い。その結果、加圧ローラ22が全体的に温まるほど、加圧ローラ22の逆クラウン量が小さくなる場合がある。このような状況は、特に、前回転及び後回転が頻繁に繰り返される間欠プリントで起こりやすい。
そこで、本実施例では、加圧ローラ22の温度を予測し、その予測温度に応じて、記録材がニップ部Ntに到達までの期間で、ヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体102への通電比を変更する。
加圧ローラ22の温度の予測方法としては、プリント動作を前回転中(後回転中)、定着処理中、又は待機中などに分割し、各動作毎に設定した係数を単位時間ごとに加算、減算して算出される積算値で予測する。係数の加算は前回転時などにヒータ16によって加圧ローラに蓄熱され加圧ローラ22の温度が上がることを意味し、係数の減算は待機時の放熱や定着処理時に記録材に熱を奪われて加圧ローラ22の温度が下がることを意味する。各係数は実験で加圧ローラ22の温度の変化量に応じて定める。尚、本実施形態では、記録材を連続プリントしたときに飽和する加圧ローラ22の温度は90℃である。加圧ローラ22の温度が90℃以上に昇温するのは、前回転や後回転などが頻繁に繰り返される間欠プリントの場合であり、プリントジョブ間の待機時間が短いほど加圧ローラ22は昇温しやすい。なお、加圧ローラ22の温度を予測する方法は上述に限定されるものではない。また、加圧ローラ22の温度を予測するのではなく、温度検知部材で直接測定する方法でも良い。
Figure 0006032898
表8に加圧ローラ22の予測温度に応じた第1の発熱体に対する第2の発熱体への通電比の設定を示す。本実施例では、加圧ローラ22の予測温度が所定温度より高い場合は、低い場合よりも、記録材がニップ部Ntに到達までの期間で、第1の発熱体に対する第2の発熱体への通電比を大きくする。これは、加圧ローラ22の予測温度が所定温度より高い場合は、低い場合よりも加圧ローラ22の逆クラウン量は減少していると予測できるからである。従って、第1の発熱体に対する第2の発熱体への通電比を大きくすることで、加圧ローラ22の端部をより膨張させて適正な逆クラウン量が確保できるようにする。
以上、実施例2によって、間欠プリントを何度も繰り返した場合でも紙しわの発生を抑制することができる。
Figure 0006032898
Figure 0006032898
また、表5、6に示すように、実施例2の加圧ローラの温度に応じて通電比を変更するものに加えて、実施例1で説明した加圧ローラ22の耐久枚数、熱履歴カウント、及び温度差ΔTによって通電比を変更するものを組み合わせて通電比を設定してもよい。
例えば、加圧ローラ22の予測温度が同じ場合でも、温度差ΔTが大きく、耐久枚数又は熱履歴カウントが多いほど、第1の発熱体101に対する第2の発熱体102への通電比をより高く設定するなどが考えられる。
尚、実施例1及び2において、ヒータ16の第1の発熱体に対する第2の発熱体の通電比を変更する期間は、プリントジョブ信号を受信してから記録材が定着装置12のニップ部Ntに到達するまでの期間とした。これは、記録材の定着処理中に、ヒータ16の長手方向の発熱分布を記録材のしわの発生を抑制するための分布にすると、定着性に影響が出る場合があり、それを回避するためである。しかしながら、プリントジョブ信号を受信してから記録材がニップ部Ntに到達するまでの期間で上記の通電比を変更しても、加圧ローラ22の逆クラウン量を適正量にすることできなければ、先行する記録材と後続する記録材の間でニップ部Ntが紙間となる期間も上記の通電比を変更することが考えられる。更に、それでも加圧ローラ22の逆クラウン量が適正量にならない場合には、定着処理中であっても、定着性とのバランスを考慮して上記の通電比を変更することも可能である。
また、ヒータ16の構成としては、図4に示した実施例1の構成に限らず、ヒータ16の長手方向の発熱分布を変更して、中央部よりも端部の発熱量を大きくできるものであればよい。例えば、図8に示すように、基板の長手方向の端部よりも中央部の発熱量が大きい第1の発熱体と、基板の長手方向の中央部よりも端部の発熱量が大きい第2の発熱体と、を有するものでも良い。
更に、ヒータ16のメインサーミスタ18は、ヒータ16の基板100の上ではなく、フィルム20の長手方向の中央部又は中央部近傍の温度を検知するものであっても良い。メインサーミスタ18は、フィルム20の温度を検知し、サブサーミスタ19a又は19bがヒータ16の温度を検知する構成であっても良い。
尚、定着装置12のニップ部Ntで搬送された記録材の積算枚数が多い、あるいは、熱履歴積算カウントが大きい場合には、前述したように加圧ローラ22の長手方向の中央部と端部の外径差は小さくなり逆クラウン量は減少する。しかしながら、幅の狭い小サイズの記録材を連続で搬送した後は、非通紙部昇温の影響で加圧ローラ22の長手方向の端部においては、温度が高く、外径も新品状態又はそれ以上の大きさになっており、記録材のしわは発生しない場合がある。よって、小サイズの記録材を連続搬送した直後に、この小サイズの記録材よりも幅の広い記録材を搬送する場合には、実施例1及び2の通電比率の設定は用いなくても良い。
12 定着装置
16 ヒータ
18 メインサーミスタ
19a、19b サブサーミスタ
20 フィルム
22 加圧ローラ
101 第1の発熱体
101 第2の発熱体

Claims (4)

  1. 筒状のフィルムと、
    長手方向の発熱分布を変更することが可能で、前記フィルムの内面に接触し前記フィルムを加熱するヒータと、
    前記長手方向の端部の外径が中央部より大きく前記フィルムと接触し、前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧ローラと、
    記ヒータの前記長手方向の中央部の温度を検知する第1の温度検知部材と、
    記ヒータの前記長手方向の端部の温度を検知する第2の温度検知部材と、
    前記ヒータの長手方向の発熱分布を変更し、前記第1の温度検知部材の検知温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
    を備え、前記ニップ部で記録材を搬送しつつ加熱し記録材の上のトナー像を記録材に定着する定着装置において、
    記録材が前記ニップ部に至る前に前記第1の温度検知部材の検知温度から前記第2の温度検知部材の検知温度を減じた値が所定値よりも大きい場合は、前記所定値より小さい場合よりも、少なくとも記録材が前記ニップ部に至るまでの期間において前記ヒータの前記中央部の発熱量に対する前記端部の発熱量が大きくなるように前記制御部は前記ヒータを制御することを特徴とする定着装置。
  2. 記録材が前記ニップ部に至る前に前記第1の温度検知部材の検知温度から前記第2の温度検知部材の検知温度を減じた値が所定値よりも大きい場合は、前記所定値より小さい場合よりも、記録材が前記ニップ部に至るまでの期間においてのみ前記ヒータの前記中央部の発熱量に対する前記端部の発熱量が大きくなるように前記制御部は前記ヒータを制御することを特徴とする請求項1項に記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、前記装置で定着処理した記録材の積算枚数が所定枚数より多い場合は、前記所定枚数より少ない場合よりも、少なくとも記録材が前記ニップ部に至るまでの期間において前記ヒータの前記中央部の発熱量に対する前記端部の発熱量が大きくなるように前記ヒータを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記ヒータは、基板と、前記基板の上に前記基板の長手方向の端部よりも中央部の発熱量が大きい第1の発熱体と、前記基板の長手方向の中央部よりも端部の発熱量が大きい第2の発熱体と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
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