JPH1124468A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH1124468A
JPH1124468A JP18766597A JP18766597A JPH1124468A JP H1124468 A JPH1124468 A JP H1124468A JP 18766597 A JP18766597 A JP 18766597A JP 18766597 A JP18766597 A JP 18766597A JP H1124468 A JPH1124468 A JP H1124468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure roller
roller
cooling
fixing device
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18766597A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyasu Amita
晃康 網田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP18766597A priority Critical patent/JPH1124468A/ja
Publication of JPH1124468A publication Critical patent/JPH1124468A/ja
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面コピー時等における定着装置の加圧ロー
ラの中央部と両端部の変形量の違いによる太鼓形状化と
それに伴う用紙のシワの発生を簡単な構造で防ぐ。 【解決手段】 加圧ローラ11の長手方向中央部のみに
冷却ローラ12を摺接させる。冷却ローラ12は、熱伝
導率の高い銅やアルミニウム製とし、スプリング15で
加圧ローラ11の表面に接触させる。加圧ローラ11の
中央部のみの熱を逃がし、両端部と中央部の放熱性の違
いによって加圧ローラ11が太鼓形状化することを防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置のおいてトナー画像の熱定着に用いる定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器の省エネルギー化が進
み、複写機等では使用後に省エネモード等と称して定着
ローラの温度を下げたり、電源をOFFとすることが主
流となってきている。それに伴ってウォームアップ時間
の低減化が重要な課題となっており、この課題を達成す
るために最も効果的な定着ローラの薄肉化が進められて
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが定着ローラを
薄肉とした場合、定着ローラのたわみ量が大きくなり、
荷重を大きくできないため、加圧ローラのゴムの低硬度
化、厚肉化も合わせて進められてきている。一般的な加
圧ローラは、図1に示すように、芯金1の周囲をシリコ
ーンゴム2で覆い、さらにその表面をPFAチューブ3
で覆って構成してある。ところがシリコーンゴム2は硬
度が低くなるほど、また肉厚が厚くなるほど熱膨張率が
大きくなる傾向があるため、上述のように低硬度化等を
図った最近の加圧ローラでは、これまでのものと比べて
熱膨張が大きくなっている。
【0004】ところでこのような加圧ローラでは、表面
が上述のようにPFAチューブ3で覆ってあるため、端
部は熱の逃げ場があるが、中央部は逃げ場がない。その
ため中央部は端部に比べて熱膨張が大きく、連続で使用
すると中央部の径が端部より大きくなり、いわゆる中高
(クラウン)を付けた太鼓形状となりやすくなってい
る。そして加圧ローラが太鼓形状になると、画像を定着
させる対象となる用紙の搬送速度が、中央部で端部より
速くなり、用紙が中央部へ寄るようになるため、シワが
発生しやすくなる。
【0005】例えば、定着ローラの径をφ30mm、加
圧ローラの径もφ30mm、回転時の線速を114mm
/秒とした複写機で、A3サイズの用紙に両面コピーを
したときの加圧ローラの太鼓状の変形量(この変形量
は、中央部の径から端部の径を減じた値である。)と、
シワの発生率の関係を図2に示す。この図からわかるよ
うに、変形量が0.2mmを越えると、シワの発生率が
50%以上となっている。
【0006】この傾向は、用紙の両面に画像を形成する
両面コピー時により多く発生する。例えば定着ローラの
径をφ30mm、加圧ローラの径もφ30mm、回転時
の線速を114mm/秒とした複写機で、加圧ローラの
径を常温時(加熱前)、両面コピー使用直後で測定して
みると、図3に示すようになり、加熱前に中央部と両端
部がほぼ同じ径のものが、使用直後は中央、端部ともに
熱膨張して大きくなっているが、中央部が端部に比べ
0.2〜0.3mm大きくなっている。従って両面コピ
ーの際はシワの発生も多くなる。
【0007】このような加圧ローラの変形に対処するに
は、加圧ローラを冷却する手段を設けることが考えら
れ、例えば特開昭60−136779号公報、特開平4
−120575号公報、特開平4−340577号公報
に開示の技術のように、加圧ローラ全体に対してファン
による送風やベルトの接触を行うことにより、その全体
を冷却するようにしているものがある。ところが加圧ロ
ーラ全体を冷却したのでは、上述のような太鼓状の変形
に伴う問題には対処できなかった。また特開昭61−9
0178号公報に開示の技術では加圧ローラの両端部を
冷却するようにしているが、この技術は小サイズの用紙
を用いる際の放熱を顧慮したもので、これも上述のよう
な太鼓状の変形に伴う問題には対処できなかった。
【0008】そこで本発明は、上記従来の問題点を簡単
な構造で解決できるようにした定着装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の定着装置のうち
請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、加
熱源を有する定着ローラと、該定着ローラに加圧される
加圧ローラとを備えた定着装置において、上記加圧ロー
ラの長手方向の中央部分を冷却する手段を設けたことを
特徴とする。
【0010】同請求項2に係るものは、上記加圧ローラ
の表面温度を検知する手段を設け、上記加圧ローラの表
面がある一定温度以上になったときに上記冷却手段を作
動させることを特徴とする。
【0011】同請求項3に係るものは、上記冷却手段
が、上記加圧ローラの長手方向の中央部分に摺接するよ
うに配置した熱伝導率の高い素材からなるローラ状の部
材であることを特徴とする。
【0012】同請求項4に係るものは、上記冷却手段
が、転写紙の両面に画像形成する両面モード時に作動す
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図4は本発明に係る定着装置の断面
図(A)及び要部平面図(B)である。本実施形態の定着
装置は、周知の定着装置と同様の内部に熱源を有する定
着ローラ10と加圧ローラ11を備えるとともに、加圧
ローラ11の斜め下側に冷却ローラ12を摺接可能に備
えている。この冷却ローラ12は、熱伝導率の高い銅や
アルミニウム製で、図示せぬ定着装置のケース等に金属
の軸受13を介して金属製のブラケット14で放熱性を
損なわないように取り付け、スプリング15で付勢して
加圧ローラ11の表面にその長手方向中央部のみで接触
させてある。このようにすると加圧ローラ11の中央部
のみの熱を逃がせるので、両端部と中央部の放熱性の違
いによって加圧ローラ11が太鼓形状化することを防止
できる。なお図中16、17は温度センサーである。
【0014】なお冷却ローラ12に代えて、冷却手段と
して冷却ベルトや冷却ファンを用いることもできるが、
これらを加圧ローラ12の中央部のみを冷却できるよう
にする必要がある。
【0015】また既に述べたように、シワの発生は両面
コピー時が多いため、冷却ローラ12を保持したブラケ
ット14をソレノイド等からなる接離機構を介して取り
付け、両面コピー時のみ加圧ローラ11に対して接触す
るようにしておけば、冷却ローラ12の表面がトナーで
汚れて、冷却効果が低下するのを防止できる。
【0016】さらに、温度センサー17によって加圧ロ
ーラ12の中央部の温度を検知し、検出温度がある設定
温度(例えば140℃)以上になったときに冷却ローラ
12を加圧ローラ11に接触するようにしておけば、こ
れも冷却ローラ12の表面がトナーで汚れて、冷却効果
が低下するのを防止できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に係る定着装置は、以上説明し
てきたように、加圧ローラの長手方向中央部を冷却する
手段を備えているので、加圧ローラが太鼓形状に変形す
ることを防ぎ、シワの発生を防止できるという効果があ
る。
【0018】請求項2に係る定着装置は、以上説明して
きたように、加圧ローラの表面温度を検知する手段によ
り加圧ローラの表面がある一定温度以上になったときに
冷却手段を作動させて加圧ローラに接触させ得るように
したため、上記共通の効果に加え、冷却手段の表面のト
ナー付着による冷却効果の低下を防止できるという効果
がある。
【0019】請求項3に係る定着装置は、以上説明して
きたように、加圧ローラの長手方向の中央部分に摺接す
るように配置した熱伝導率の高い素材からなるローラ状
の部材で冷却手段を構成したため、上記共通の効果に加
え、安価な装置構成とすることができるという効果があ
る。
【0020】請求項4に係る定着装置は、以上説明して
きたように、加圧ローラの冷却手段を両面コピー時のみ
加圧ローラに作動するようにしたため、上記共通の効果
に加え、最もシワの発生率の高い条件での冷却を効率的
に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置用の一般的な加圧ローラの構造を示す
断面図である。
【図2】図1のような加圧ローラにおける中央部−端部
間の変形量と用紙の両面のシワの発生率の関係を示す図
である。
【図3】図1のような加圧ローラにおける両面コピー時
の変形量の例を示す図である。
【図4】本発明に係る定着装置の断面図(A)及び要部
平面図(B)である。
【符号の説明】
1 芯金 2 シリコーンゴム 3 PFAチューブ 10 定着ローラ 11 加圧ローラ 12 冷却ローラ 13 軸受 14 ブラケット 15 スプリング 16、17 温度センサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源を有する定着ローラと、該定着ロ
    ーラに加圧される加圧ローラとを備えた定着装置におい
    て、上記加圧ローラの長手方向の中央部分を冷却する手
    段を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 上記加圧ローラの表面温度を検知する手
    段を設け、上記加圧ローラの表面がある一定温度以上に
    なったときに上記冷却手段を作動させることを特徴とす
    る請求項1の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記冷却手段が、上記加圧ローラの長手
    方向の中央部分に摺接するように配置した熱伝導率の高
    い素材からなるローラ状の部材であることを特徴とする
    請求項1または2の定着装置。
  4. 【請求項4】 上記冷却手段が、転写紙の両面に画像形
    成する両面モード時に作動することを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかの定着装置。
JP18766597A 1997-06-27 1997-06-27 定着装置 Pending JPH1124468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18766597A JPH1124468A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18766597A JPH1124468A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1124468A true JPH1124468A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16210038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18766597A Pending JPH1124468A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 定着装置

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JP (1) JPH1124468A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156570A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Canon Inc 定着装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156570A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Canon Inc 定着装置

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