JPH01279278A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH01279278A
JPH01279278A JP10893188A JP10893188A JPH01279278A JP H01279278 A JPH01279278 A JP H01279278A JP 10893188 A JP10893188 A JP 10893188A JP 10893188 A JP10893188 A JP 10893188A JP H01279278 A JPH01279278 A JP H01279278A
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JP
Japan
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temperature
fixing
roller
transfer material
fixing device
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JP10893188A
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English (en)
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Junji Nakai
順二 中井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像
形成装置に用いる定着装置に関する。
疋米及泗 複写機等の定着装置では、定着ローラ及び加圧ローラは
定着のために通過する転写材によって熱を持ち去られる
ので、ローラの軸方向で転写材の通過した所とその外側
部分では、その表面温度に差が生ずる。特に小サイズの
転写材を連続通紙したときにこの差が大きくなる。
定着装置の定着ローラ及び加圧ローラの軸方向に於いて
このような温度差が生ずると、高温部分の発生によるロ
ーラ表面の温度低下と共に、熱膨張にまりローラ径に差
が生じ、両ローラ間の圧接部分にツブ部)の軸方向分布
が不良になり、定着不良を起こしたり、搬送性不良によ
り定着じわや画像こずれが発生する。
これを防止する方法として諸方法が公知になっているが
、以下に述べる如く何れも問題点がある。
先ず、定着ローラである加熱ローラにヒートバイブを内
蔵させる方法がある。この方法は、内部に熱伝導率の高
い液体を充満した密閉管であるヒートパイプを加熱ロー
ラの軸方向に沿って配置し、ローラの軸方向の熱伝導性
を向上し、温度むらの発生を防止する方法であるが、コ
ストが高くなる問題がある。
次に、加熱ローラ内部の熱源を、使用する用紙サイズ毎
に分割し、用紙の通過しない部分の温度が上昇しないよ
うに熱源を制御することにより、加熱ローラの温度むら
を防止する方法がある。しかしこの方法では、加圧ロー
ラの温度むらの発生を防止することはできず、加圧ロー
ラの中央部分と端部との間の温度差による熱膨張差によ
り、前述したような定着不良や搬送不良が発生する。
又、冷却手段若しくは冷却ファンを設けることにより、
加熱源を有する加熱部材である定着ローラの非通紙部分
を冷却する方法が桿案されているが(実開昭58−10
5561号及び特開昭61−11774号公報参照)、
この方法では加圧ローラを冷却しないため、前述の問題
は解決されない。そして、通紙モードにより定着ローラ
の非道紙部分を一様に冷却する方法であるため、画像や
紙の種類により転写材による持ち去り熱量に差が生じた
とき、ローラの冷却に過不足が生ずる不具合がある。
更に、小サイズ用紙を通過時に、定着ローラ若しくは加
圧ローラの周面のうち、用紙の非通紙部分に対応して熱
伝導率の高い放熱部材を接触配置する方法が提案されて
いるl開明61−90178号公報参照)、シかしこの
方法では、非道紙部分を一様に冷却するため、前述した
如く、ローラの冷却に過不足が生ずるという問題がある
目  的 本発明は、従来技術に於ける上記問題点を解決し、小サ
イズの転写材を多枚数使用した後に大サイズの転写材を
使用しても、定着不良、定着じわや画像こずれが起こら
ず、機械部分の寿命が低下しない、良好な定着装置を提
供することを目的とする。
構成 上記目的を達成するために、本発明の請求項1の定着装
置は、熱源を有する加熱部材と、これに圧接し周動する
加圧部材との圧接部に、未定着トナー像を担持する転写
材を通して定着を行う定着装置において、前記加圧部材
の表面であって前記転写材の通過域の外側部分を冷却す
る冷却手段を有することを特徴とする 請求項2の定着装置は、上記に加え、使用される前記転
写材のサイズの種類が複数あり、前記加圧ローラの表面
であって前記転写材のうち最小サイズのものの通過域の
温度を検知する第一温度検知手段と、前記通過域外の温
度を検知する第二温度検知手段とを有し、該第二温度検
知手段で検知した温度と前記第一温度検知手段で検知し
た温度との温度差に対応して、前記冷却手段を作動させ
ることを特徴とする 請求項3の定着装置は、上記請求項1及び請求項2の特
徴に加え、転写材を画像形成部へ給送し該転写材に画像
形成させる画像形成装置に用いる定着装置であって、前
記温度差が一定値以下になるまで、前記冷却手段を作動
させると井に、給送していた転写材とは異なったサイズ
の転写材の前記画像形成部への給送を停止することを特
徴とする請求項4の定着装置は、熱源を有する加圧部材
と、これに圧接し周動する加圧部材との圧接部に、画像
形成動作により形成されたトナー像が転写された転写材
を通して定着を行う定着装置において、前記加熱部材又
は加圧部材の表面であって前記転写材の通過域の温度を
検知する第一温度検知手段と、前記通過域外の温度を検
知する第二温度検知手段とを有し、該第二温度検知手段
により検知した温度と前記第一温度検知手段により検知
した温度との温度差が一定値以上になると、前記画像形
成動作を停止させることを特徴とする。
以下に本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は、本発明を適用した、複写機等に用いる定着装
置の概略構成を示す。転写材の一例である転写紙Pは、
図示しない複写機等の給紙手段から給送され、原稿から
図示しない作像部で作像され現像されたトナー像を図示
しない転写部で転写された後定着装置に入り、加熱部材
の一例である定着ローラ1と加圧部材の一例である加圧
ローラ4とのニップ部に搬送され、定着ローラ1から熱
を受けてトナー像を定着される。そして転写紙Pは、そ
の後分離爪5により定着ローラlから剥離され、図示し
ない搬送コロにより排出される。
定着ローラ1は、金属性の円筒状コアの表面に耐熱離型
層を有し、内部には熱源2を有する。定着ローラlの外
面円周上には、温度検知手段の一例である温度検知素子
3が配設されていて、定着ローラlは160″C〜19
0°Cの範囲の温度のうち、適当な温度で温度制御nさ
れている。
加圧ローラ4は、金属性芯金の表面に耐熱弾性体を有し
、定着ローラ1に圧接され定着ローラ1と共に回転する
加圧ローラ4の冷却手段は、本実施例ではファン、ダク
ト及びダクト開閉装置を主要部分として構成されている
。加圧ローラ4の円周上の一定範囲に設けられているダ
クト6は、第2図の加圧ローラ部分の斜視図に示す如く
、本実施例では加圧ローラ4のA、、B、C,Dの4部
分に対応して仕切られている。ここで、A部分は最小サ
イズ用紙の外側で次のサイズの用紙幅の部分に対応し、
B、0部もそれぞれのサイズの用紙幅内でそれより小サ
イズ用紙幅外の部分に対応する。D部は最大サイズ用紙
幅の外側部分に対応する。このようにダクトを区分する
ことにより、冷却の必要な部分のみを冷却することが出
来る。
ダクト6の下部には、冷却ファン10と冷却ファン10
からダクト6内に流れ込む風の供給を制御する開閉部材
8と、これを開閉するためのソレノイド9とが設けられ
ている。開閉部材8は、ダクト6の各区画ごとに設けら
れ、各区画ごとに必要に応じて送風できるようにうにな
っている。D部分は常に非通紙域になるため、この部分
には開閉部材を設けていないが、必要な場合には設けて
もよい。
又、各仕切り毎に開閉部材8及びソレノイド9を設ける
代わりに、第3図に示す如く、各仕切り毎に冷却ファン
10を設けることもできる。
なお、第1図及び第2図は、加熱部材及び加圧部材が共
にローラである場合についての実施例を示すが、例えば
第4図に示す如く、加圧部材がローラでなく耐熱性弾性
ベルト4aで構成されている定着装置に対して本発明を
適用しても効果的である。
以上の如く、ダクトと仕切りを設けて冷却風を制御すれ
ば効率よく加圧ローラ4を冷却することが出来る。しか
し、例えば大小二種類の用紙のみを使用する場合や、使
用する用紙サイズの種類などによっては、必ずしもダク
ト及び開閉手段を設けなくても、又は、ダクトは設ける
が内部を仕切らず開閉部材8や、ソレノイド9を設けな
くてもよ(、実施例の方法以外の方法で加圧ローラ4を
冷却することにより、本発明の目的を達成することがで
きる場合がある。
加圧ローラ4には、又、温度検知手段の一例である温度
検知素子7が設けられている。温度検知素子7は、加圧
ローラ4の中央部分に設けらる第一温度検知手段の一例
であるS4と、第2図に示すA、B、C各部に設けられ
る第二温度検知手段の一例であるそれぞれSl 、St
、Sxから成る。
第5図は本発明に係る定着装置の制御回路主要部の構成
例を示すブロック図である。転写紙Pが定着装置に搬送
されると、Sl、St、S3、Ssのそれぞれの温度検
知素子7によりそれぞれ加圧ローラ4のA部、B部、0
部、中央部の温度が検出され、その信号がA/D交換器
101でA/D変換され、中央処理装置(CPU)10
2で温度検知素子S、により検出された信号と各温度検
知素子St 、Sl、Szにより検知された信号とが比
較され、Sl、St 、S’sで検知した温度の何れか
が34で検知した温度より一定基準値以上高くなると、
CPUIO2からソレノイド駆動回路104を介して対
応するダクト部分のソレノイド信号が入り、そのソレノ
イド9がオンになり、開閉部材8が開状態になる。一方
、冷却ファン10は、定着装置が駆動されているときに
は、CPU102によりファン駆動回路103を通して
駆動されているから、対応するダクト部分に冷却風が流
れ込み、加圧ローラ4の対応部分を冷却する。
そして、加圧ローラ4が冷却されその部分の温度が下が
り、S4により検出した温度との差が一定値以下になれ
ば、そのソレノイド9がオフになり開閉部材8を閉鎖し
その部分の冷却を停止する。
なお、本実施例では、最大サイズ用紙の外側部分である
D部には、ダクト開閉部材8及び温度検出素子7を設け
ていなく、冷却ファン10がオンになると常時冷却風が
流れ込むようになっている。
この場合、この風量は予め実験等で求め調整されている
が、より確実に温度制御する場合には、他の部分と同様
に温度検知素子と開閉部材を設けて冷却制御!Iを行っ
てもよい。
又、開閉部材8及びソレノイド9の代わりに各仕切り毎
に冷却ファン10を設ける場合には、温度検知素子S4
による検知温度と、Sl、Sz、Slによる検知温度と
の温度差を比較し、一定値以上の温度差が生じている区
画の冷却ファンのみを駆動し、その部分を冷却すること
になる。
ところで、本実施例では温度検知素子7(S。
St 、Ss 、S4)を設けて冷却手段を制御してい
るが、これを通紙モードにより行う方法がある。
しかし、定着時にトナーを溶融する熱量と用紙が取得す
る熱量の合計が用紙と共に持ち去られる熱量であるため
、この熱量は用紙の種類や画像濃度により異なり、一方
熱源の容量は一定で、一定の熱量がローラに供給される
から、通紙モードのみにより一様に冷却する場合には、
冷却し過ぎたり反対に冷却不足になったりする不具合が
生ずる。
本実施例ではこのような不具合も解決されている。
但し、使用する用紙の種類が一定しており定着する画像
濃度が比較的均質である場合や、ローラの材質、幅方向
長さ、加熱条件などの装置の設計条件などによっては、
必ずしも温度検知素子7によって冷却手段の作動を制御
しなくてもよく、例えば通紙する用紙サイズの種類によ
り、又は連続通紙枚数若しくは連続通紙時間その他の筒
車な方法で冷却手段の作動制御nを行うことも可能であ
る。
次に、このような構成の定着装置の作用効果について詳
しく説明する。
先ず加圧ローラを冷却する効果について説明する。定着
ローラに圧接し駆動する加圧ローラの用紙が通過してい
る部分においては、定着ローラとの間が用紙によって断
熱状態になっているため、定着ローラから加圧ローラへ
の熱移動は少ない。
これに対して、非通紙部は両ローラが接触しているため
熱の移動が多い。従って、定着ローラのみを冷却するこ
とにより、定着ローラの通紙部と非通紙部との温度差を
無くしたとしても、加圧ローラでは、中央部の断熱によ
り端部と中央部とで温度差を生ずる。この結果、加圧ロ
ーラの幅方向で熱膨張差が生じ、ローラ径に差が生ずる
更に、定着ローラは一般に、その芯金が熱伝導性のよい
鉄やアルミニウムなどの金属でできており、その熱膨張
係数は、鉄が11.2XIO−”、アルミニウムが23
.9X10−”であるのに対し、加圧ローラは、ニップ
を得るために表面がシリコンゴムなどの耐熱性弾性体で
できており、その膨張係fiは5 X I O−’であ
る。このためローラの幅方向のローラ径の変化は、定着
ローラよりも加圧ローラの方が温度むらにより大きな影
響を受ける。
次にローラに生ずる温度むらの定着性への影響について
説明する。複写機等が待機状態にあるときのニップ分布
は、定着ローラ及び加圧ローラの中央部と端部とで温度
差が少ないため、軸方向に均一である。しかし、最小サ
イズ用紙を連続通紙すると、両ローラ端部の温度が上昇
し、熱膨張によりその上昇分だけ端部のローラ径が中央
部のそれよりも大きくなり、この結果ニップ分布は第9
図のようになる。同図において、曲vAAは待機状態、
曲線Bは本実施例の定着装置で最小サイズ用紙を連続通
紙したとき、曲線Cは従来の定着装置で最小サイズ用紙
を連続通紙したときのニップ分布を示す0本図から明ら
かなように、従来の定着装置では中央部分のニップ分布
が不足し定着不良を発生するが、本実施例の如く加圧ロ
ーラを冷却した場合には定着に必要なニップ分布が得ら
れている。
次に搬送性から生ずる問題について説明する。
用紙は定着ニア1部を通過する時には熱と圧力とを与え
られ、この時用紙内部の水分が蒸発し用紙は約0.3%
収縮する。この収縮変化は第10図(a)に示すニップ
部直前で生じている。このため強制的に転写紙を延ばす
べく定着ローラの形状を中央部よりも端部径が大きくな
るようなつづみ状にしている。第10図(b)はこの効
果を説明するための図である。用紙が搬送される速度ベ
クトルは中央部が小さく両端部で大きくなり、この結果
、用紙には矢印方向にこれを延ばそうとする力が働き良
好な定着がなされる。ところが、最小サイズ用紙を連続
通紙した場合には、前述の如(ニップ分布は第9図に示
すようになる。第9図のCの曲線の如きニップ分布の状
態で大サイズ用紙を通紙すると、前述のつづみ効果が強
くなり過ぎて、用紙の中央部分に第11図に示すような
膨らみが発生する。そしてこの膨らみが定着ローラと接
触すると画像こずれが生じたり、その膨らみが用紙の剛
性により支えきれなくなり、両ローラで圧接されると第
12図に示す肋骨状のしわが発生する。
本実施例の如く、第9図Bのようなニップ幅であるとき
には、このような問題は発生しない。
以上のほか定着ローラ表面の強度上の問題がある。定着
ローラ端部の温度が高温になると、第13図に示す如く
、定着ローラ表面に焼成されている四ツラフ化エチレン
などの耐熱性離型層の鉛筆硬度が低下し、分離爪等でこ
すられて摩耗しやすくなる。なお、第13図の鉛筆硬度
とは、鉛筆を45゜の角度に傾け5回引っかいて傷がつ
くときの鉛筆の硬さをいう、又、ローラを支持している
軸受において、熱の影響により軸受内部のグリースが固
化したり、ローラ端部の急激な温度上昇により、軸受部
の内輪と外輪とに温度差が生じ、軸受自体の回転トルク
が変動し、駆動部分の寿命が低下する。更に、定着装置
の温度1nii装置が故障した場合に作動する温度過昇
防止検知素子の動作範囲を、誤作動しないように、高い
温度で検出するような範囲に設定しなければならず、故
障時の応答が遅くなる欠点がある。ところが、加圧ロー
ラ端部を冷却すれば、定着ローラ端部の熱も取り去られ
、上記のような諸問題の発生を防止することが出来る。
又、本発明の冷却手段により直接定着ローラを冷却する
ことも可能である。
第6図及び第7図は、それぞれ冷却手段のない従来の定
着装置及び本実施例の定着装置において最小サイズ紙を
150枚連続通紙した状態での定着ローラ及び加圧ロー
ラの温度変化を示した図である。温度の高い方が定着ロ
ーラで低い方が加圧ローラであり、又、実線はローラ端
部温度、−点鎖線は中央部の温度を示す、ここで端部及
び中央部の温度は、それぞれ前記温度検知素子S、及び
S4に相当する所の温度を測定した値である。
第6図において、最小サイズ用紙150枚連続通紙した
状態では、加圧ローラ及び定着ローラの中央部と端部の
温度差はそれぞれ56℃及びIJ″Cとなっており、そ
の時のニップ分布は第9図Cに示す通りで、定着不良、
肋骨じわ及び画像こずれが発生することは既に説明した
通りである。
これに対し第7図では、上記温度差は加圧ローラでは2
5゛C1定着ローうでは2°Cであり、この時のニップ
分布は第9図B +lh線に示す通りで、中央部でも定
着に必要な二ンブ分布が得られ、定着不良は発生せず、
又、搬送性品質である肋骨じわや画像こすれ等も大幅に
改善された。
なお、第6図で示した実験値は、ローラに温度むらが発
生すると予想される最悪の状態の通紙パターンで実験し
た結果を示し、冷却を行っても尚加圧ローラの中央部と
端部にはかなりの温度差が生じているが、これは実験で
使用したファンの風量が少なく、又冷却効率が低かった
ためである。
従って、ファンの風量を増加すると前記温度差を無くす
ることが出来ると予想される。
次に、本実施例では一種類の用紙を連続通紙しそれが終
了した後にも、加圧ローラ4の端部と中央部との温度差
が一定値以下になるまで冷却手段を作動させ、又、前の
連続通紙の用紙が排出されるまで異なった種類の用紙を
給紙しないことにしている。つまり以下に説明するよう
に、この方法により、次に異なった種類の用紙を定着す
るまでに、上記温度差が一定値以下になるからである。
本実施例の場合、定着装置が取りつけられる画像形成装
置の一例である複写機本体は、定着後排紙出口までの搬
送路が長い。従って、例えば小サイズ用紙を連続通紙し
た後、次の大サイズ用紙を通紙する場合に、連続通紙の
最終紙排出後でなければ次の種類の用紙を給送しないよ
うにすれば、小サイズ用紙の最終紙通紙後、次の大サイ
ズ用紙を通紙するまでに10数秒間の時間がある。第8
図はこの間のローラの温度変化の状態を示す。
第8図に示す如く、加圧ローラ端部を冷却しつつ小サイ
ズ用紙を連続通紙していたときには、加圧ローラ4の端
部温度は中央部温度より高いが、通紙終了後、その温度
差は急速に減少する。これは、中央部は冷却されてなく
定着ローラlからの熱が伝達されるためその温度が急上
昇し、一方端部は連続して冷却されているのでその温度
が降下するからである。本実施例では前述の如く、冷却
ファン9の風量が少なめであったが、連続通紙後火の種
類の用紙が給送されローラニップ部に通紙されるまでに
時間的間隔があったため、この間に加圧ローラ端部が充
分冷却され温度差が生じない状態において次の種類の用
紙の定着が行われるので、前述の肋骨じわや画像こすれ
等の搬送上の問題は生じない。
なお、本実施例の如く定着後の搬送路が長くない場合な
どには、実際に上記温度差が一定値以下になるまで次の
異なった種類の用紙を給送しないように、複写機などの
画像形成動作を制御することになる。
又、上記の異なった種類の用紙としては、連続通紙され
ていた用紙よりも大きいサイズの用紙のみとし、小さい
サイズの用紙の時には温度差による給送制限をしないと
か、特定用紙の場合、即ち、前に給送していた用紙に対
して搬送不良などを生ずる可能性のある用紙(例えばB
5用紙を連続通紙していたときにはA4用紙は給送制限
しないがA3川用以上では給送制限するなど)のみとす
ることもできる。
なお、以上の実施例では加圧ローラに冷却手段を設けて
いるが、冷却手段を有しない場合には、定着ローラ1又
は加圧ローラ4の何れかに、通紙部と非道紙部に温度検
知素子を設け、両ローラ間の温度差が一定値以上になる
と一時転写材の給送を止め画像形成動作を中断し、一定
時間後又は温度差が一定値以下になったときに画像形成
動作を再開させることによって、定着不良や搬送不良に
よる画像品質の低下を防止することもできる。
効果 以上の如く本発明によれば、請求項1の発明においては
、冷却手段により加圧部材の転写材非通過部を冷却する
ことにより、定着不良、定着しわや画像こすれを生ずる
搬送不良、機械部品の低寿命化などを防止することがで
き、 請求項2の発明においては、上記に加えて、加圧部材の
転写材通過部と被冷却部との温度を検知しこれにより冷
却手段を制御することにより、過不足のない効率のよい
冷却をすることができ、請求項3の発明においては、加
圧部材の転写材通過部と被冷却部との温度差により、必
要な場合には画像形成動作を停止することにより、上記
定着不良などの問題の発生をより完全に防止することが
でき、 請求項4の発明においては、加熱部材又は加圧部材の転
写材通過部と非Jfl1通部との温度を検知し、この温
度差が一定値以上になると画像形成動作を停止すること
により、前記定着不良などの問題発l[を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の定着装置の概略図、第2図は
そのローラ部分の斜視図、第3図は別の実施例のローラ
部分の斜視図、第4図は加圧部材が加圧ヘルドである場
合の定着装置の概略図、第5図は制御ブロック図、第6
図乃至第8図はローラの温度変化の曲線図、第9図はロ
ーラのニップ幅の曲線図、第1O図(a)、(b)及び
第11図は搬送性の説明のためのローラの斜視図、第1
2図はその転写紙の平面図、第13図は定着ローラ表面
の鉛筆硬度の曲線図である。 l・・・・・・・・定着ローラ(加熱手段)2・・・・
・・・・熱源 3、、、、−−1−温度検知素子(温度検知手段)4・
・・・・・・・加圧ローラ(加圧部材)4a・・・・・
・加圧ベルト(加圧部材)6−・・・・・・・ダクト(
冷却手段)7・・・・・・・・温度検知素子 (第−及び第二温度検知手段) 8・・・・・・・・開閉部材(冷却手段)9・・・・・
・・・ソレノイド(冷却手段)10・・・・・・ファン
(冷却手段) +01・・・・A/Dコンバータ 102・・・・中央処理装置(CPU)103・・・・
ファン駆動回路 10/l・・・・ソレノイド駆動回路 (ほか1名) 第1図 第3図 第4図 第5図 第6図 第11図 ふ(うシ・ 第12図 告 第13ア U     υUZ山陀hllf、 −C)第7図 第8図 第9図 第10図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱源を有する加熱部材と、これに圧接し周動する
    加圧部材との圧接部に、未定着トナー像を担持する転写
    材を通して定着を行う定着装置において、 前記加圧部材の表面であって前記転写材の 通過域の外側部分を冷却する冷却手段を有することを特
    徴とする定着装置。
  2. (2)使用される前記転写材のサイズの種類が複数あり
    、前記加圧部材の表面であって前 記転写材のうち最小サイズのものの通過域の温度を検知
    する第一温度検知手段と、前記通過域外の温度を検知す
    る第二温度検知手段とを有し、該第二温度検知手段で検
    知した温度と前記第一温度検知手段で検知した温度との
    温度差に対応して、前記冷却手段を作動させることを特
    徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. (3)転写材を画像形成部へ給送し該転写材に画像形成
    させる画像形成装置に用いる定着装置であって、前記温
    度差が一定値以下になるまで、前記冷却手段を作動させ
    ると共に、給送していた転写材とは異なったサイズの転
    写材の前記画像形成部への給送を停止することを特徴と
    する請求項2に記載の定着装置。
  4. (4)熱源を有する加圧部材と、これに圧接し周動する
    加圧部材との圧接部に、画像形成動作により形成された
    トナー像が転写された転写材を通して定着を行う定着装
    置において、前記加熱部材又は加圧部材の表面であって 前記転写材の通過域の温度を検知する第一温度検知手段
    と、前記通過域外の温度を検知する第二温度検知手段と
    を有し、該第二温度検知手段により検知した温度と前記
    第一温度検知手段により検知した温度との温度差が一定
    値以上になると、前記画像形成動作を停止させることを
    特徴とする定着装置。
JP10893188A 1988-05-06 1988-05-06 定着装置 Pending JPH01279278A (ja)

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JP10893188A JPH01279278A (ja) 1988-05-06 1988-05-06 定着装置

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