JP2012234067A - 像加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却ファン53により送られる風を非通紙域に導くダクトであって、非通紙域に対向するように配置される送風口51、及び、冷却ファン53により送風口51を介して非通紙域に送られる風の風路が記録材幅方向に複数並ぶようにダクト内部の空間を仕切る仕切り61を有する冷却用ダクト52と、送風口51に沿って移動可能に設けられ、記録材の幅方向の長さに対応して送風口51の開口幅を変更可能なシャッター56と、を備え、仕切り61は、仕切り61に沿って送られる風の向きが、フィルム33の中心軸線に直交する面に平行な方向を向くか又は、記録材幅方向に関して、通紙域から離れる一方向を向くように配設されている。
【選択図】図11
Description
このようなフィルム加熱方式の定着装置においては、記録材を定着領域で定着する場合、フィルム(加熱回転体)の通紙域表面は略均一な温度分布となる。
また、特許文献1,2においては、冷却風を案内する送風口の面積を変化させることによって幅方向への多様なサイズの記録材に対応している。この構成では、各々の記録材サイズにより送風口と案内部により構成されるダクト形状が変化することとなるため、ダクトの屈曲部で生じる冷却風の風量の損失や風向等も変化してしまうことが懸念される。
ここで、図16は、従来の小サイズ紙通紙時について説明するための縦断正面図である。図16において、131は定着部材であり、152L・152Rは冷却用ダクトであり、153L・153Rは冷却ファンであり、156L・156Rはシャッターである。
例えば、シャッター156L・156Rが図16に示すような位置にある場合では、シャッターの壁面に冷却風が当り、流線Zで示すように可動壁近傍で渦や屈曲した空気の流れが発生すると考えられる。このような場合、シャッター近傍での流量が損失してしまい、非通紙部の冷却量が長手方向で不均一になってしまう。
また、特許文献4においては、各々の記録材サイズに対して送風条件を変化させないために、冷却ファン及びダクトを一体に移動可能に対応している。しかし、この構成では、冷却ファンとダクトが移動可能な領域が必要となり、定着装置が大型化してしまうことが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、搬送可能なサイズより小さいサイズの記録材を連続通紙した際に、生産性を落とすことなく、装置を大型化することなく、ホットオフセット、光沢ムラ等の発生を防止することを目的とする。
加熱回転体とニップ部形成部材との間に形成されたニップ部で記録材を挟持しながら搬送し、かつ、該記録材上に形成された像を前記加熱回転体により加熱する像加熱装置であって、
前記加熱回転体のうちの一部の領域であって、記録材の像形成面のうち記録材搬送方向に直交する幅方向に関して、前記ニップ部で搬送可能な最大サイズの記録材より幅の狭い記録材が搬送された場合の該記録材の非通過領域に対して送風可能な送風手段と、
前記送風手段により送られる風を前記非通過領域に導くダクトであって、
前記非通過領域に対向するように配置される送風口、及び、前記送風手段により前記送風口を介して前記非通過領域に送られる風の風路が前記幅方向に複数並ぶようにダクト内部の空間を仕切る仕切り壁を有するダクトと、
前記ニップ部で搬送される記録材の前記幅方向の長さに対応して前記送風口の開口幅を変更可能な開口幅変更部材と、
を備え、
前記仕切り壁は、
前記仕切り壁に沿って送られる風の向きが、
前記加熱回転体の中心軸線に直交する面に平行な方向を向くか又は、
前記幅方向に関して、前記加熱回転体のうちの一部の領域であって前記ニップ部で記録材が搬送された場合の該記録材の通過領域から離れる一方向を向くように配設されていることを特徴とする。
(画像形成部)
このプリンタは、制御回路部(制御手段:CPU)100と通信可能に接続された外部ホスト装置200からの入力画像情報に応じて作像動作(画像形成動作)を行うことで、記録材上にフルカラー画像を形成して出力することができる。
外部ホスト装置200としては、コンピュータ、イメージリーダを例示できる。制御回路部100は、外部ホスト装置200と信号の授受をし、また、各種作像機器と信号の授受をし、作像シーケンス制御を司る。
一方、所定の給送タイミングにて、それぞれ大小各種幅サイズの記録材Pが積載収容された給送カセット13の給送ローラ14が駆動される。これにより、その給送カセットに積載収納されている記録材Pが1枚分離給送されて縦搬送パス15を通ってレジストローラ16に搬送される。
二次転写部を出た記録材は、ベルト8の面から分離され、入り口ガイド19に案内されて、定着装置20に導入される。
二次転写部にて記録材分離後のベルト8の面は、ベルトクリーニング装置17により二次転写残トナー等の残留付着物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像に供される。
両面プリントモードが選択されている場合には、次のように制御される。すなわち、第1面プリント済みの記録材がフラッパ18にてスイッチバックローラ24より排出トレイ23上に送り出されていき、記録材の後端部がスイッチバックローラ24を通過する直前
時点でスイッチバックローラ24の回転が逆転に変換される。これにより、記録材はスイッチバックされて再搬送パス25に導入される。そして、表裏反転状態になって再びレジストローラ16に搬送される。以後は、第1面プリント時と同様に、二次転写部、定着装置20に搬送されて、両面プリント画像形成物として排出トレイ23上に送り出される。
次に、本実施例の定着装置20について説明する。なお、以下の説明において、定着装置又はこれを構成している部材に関して、長手方向とは、記録材搬送路面(記録材搬送路を搬送される記録材の作像面(画像形成面、印字面)に平行な面)内において記録材搬送方向に直交する方向である。定着装置に関して、正面とは、記録材導入側の面、左右とは、定着装置を正面から見て左又は右である。記録材の幅とは、記録材の作像面において、記録材搬送方向に直交する方向の記録材寸法である。また、長手方向は、記録材の幅方向(記録材幅方向)に相当し、またフィルム33(フィルムアセンブリ31)の中心軸線方向に相当する。
図1は、本実施例の定着装置20の概略構成を示す横断面図である。この定着装置20は、大別して、フィルム(ベルト)加熱方式の定着機構部(定着ユニット部)20Aと、送風冷却機構部(送風冷却ユニット部)20Bとからなる。図2は、定着機構部20Aの概略構成を示す正面図、図3はその縦断正面図である。図4は、定着装置20の制御系統のブロック図である。
まず、定着機構部20Aの概略構成について説明する。
定着機構部20Aは、基本的にはベルト(フィルム)加熱方式・加圧回転体駆動方式のオンデマンド定着装置である。31はフィルムアセンブリ(定着ユニット)、32はニップ部形成部材としての弾性加圧ローラ(以下、加圧ローラ)であり、両者の圧接により定着ニップ部Nが形成されている。定着装置20においては、この定着ニップ部Nで記録材を挟持しながら搬送し、かつ、該記録材上に形成された像をフィルムアセンブリ31により加熱する。
フィルムアセンブリ31において、33は加熱回転体としての、円筒状(エンドレスベルト状、スリーブ状)で、可撓性を有する定着フィルム(以下、フィルム)である。34は横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を有するフィルムガイド(ヒータ保持部材兼フィルムガイド部材)である。35は加熱源(加熱体)としてのセラミックヒータ(以下、ヒータ)であり、フィルムガイド34の外面に、該部材の長手方向に沿って設けられた凹溝部に嵌め入れられて固定されている。
フィルム33は、耐熱性樹脂ベルトや金属ベルトをベース層にして、その外周面に、弾性層、離型層等を付加した複合層構造体であり、全体的に肉薄で、可撓性を有し、高熱伝導率・低熱容量の部材である。
て所定の硬度に形成されたものである。非粘着性を向上させるために、さらに外周に、PTFE、PFA、FEP等のフッ素樹脂層32cが設けられるものであってもよい。加圧ローラ32は加圧部材として、芯金32aの左右両端部が装置フレーム(不図示)の左右の側板間に軸受部材を介して回転自在に軸受保持されて配設されている。
W3は、装置に通紙可能な最小幅記録材の通紙幅(最小通紙幅)である。本実施例において、この最小通紙幅W3はA5縦サイズ幅148mm(A5縦送り)である。
W2は、最大幅記録材と最小幅記録材の間の幅の記録材の通紙幅である。本実施例において、通紙幅W2はB4サイズ幅257mm(B4縦送り)を示した。以下、最大通紙幅W1に対応する幅の記録材を最大サイズ記録材、この記録材よりも幅の小さい記録材を小サイズ記録材と記す。
本実施例においては、記録材通紙が中央基準であるから、非通紙部a,bはそれぞれ通紙幅W2の左右両側部、最小通紙幅W3の左右両側部に生じる。この非通紙部の幅は、使用される小サイズ記録材の幅の大小により種々異なる。
なお、メインサーミスタTH1は、最小通紙幅W3に対応するヒータ温度を検出するように配設されるものであってもよい。逆に、サブサーミスタTH2は、非通紙部aに対応するフィルム部分の基層内面に弾性的に接触するように配設されるものであってもよい。
制御回路部100は、外部ホスト装置200からのプリント信号あるいは他の制御信号に基づいて、定着モータ駆動回路91を制御して定着モータM1を駆動する。これにより、加圧ローラ32が回転駆動され、フィルム33も回転する。また、ヒータ駆動回路92を制御して、ヒータ35のヒートアップを開始させる。
記録材Pは定着ニップ部Nにおいてフィルム33を介してヒータ35に密着して定着ニップ部Nをフィルム33と一緒に移動通過していく。その移動通過過程において、ヒータ35で加熱されるフィルム33により記録材Pに熱が付与され、また定着ニップ圧により、トナー像tが記録材P面に熱圧定着される。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは、フィルム33の面から分離されて排出搬送される。
送風冷却機構部20Bは、画像形成装置に通紙使用可能な最大幅の記録材よりも幅の狭い小サイズ記録材を連続通紙した際に生じる、定着機構部20Aの非通紙域を送風により冷却する送風冷却手段である。
本実施例においては、図1のように、送風手段としての冷却ファン53と、冷却ファン53からの風を非通紙域に導く冷却用ダクト52をフィルム33側の下流寄りに配置し、
冷却用ダクト52の内部に記録材搬送方向に直交する横仕切り50を配置している。これにより、記録材搬送方向下流側に冷却風を送風するように方向付けを行っている。なお、以下の説明において、冷却ファン53等に対して左右を表すために符号に添字L・Rを付けて説明する場合もあるが、左右に関して特に区別を要しない場合には添字L・Rは省略する。
左右の冷却用ダクト52L・52Rの形状は同形状又は中央基準S(フィルム33の長手方向中央)に対して対称形状であり、ダクト軸線をフィルム33の回転軸線に対して略垂直な方向にして配設されている。また、冷却用ダクト52L・52Rの内側には、10mm〜15mmピッチで記録材の搬送方向と略平行な仕切り61が複数配設されている。
ここで、仕切り61は、冷却ファン53からの風の風路が長手方向に複数並ぶように冷却用ダクト内部の空間を仕切る仕切り壁に相当する。
シャッター機構54は、左右方向を長手方向とするシャッターフレーム55を有する。このシャッターフレーム55の左右部には、それぞれ、送風口51L・51Rが具備されており、その左右の送風口51L・51Rに対応(略一致)するように、それぞれ左右の冷却用ダクト52L・52Rのエア吹き出し口が配設されている。ここで、シャッターフレーム55の送風口51L・51Rと冷却用ダクト52L・52Rのエア吹き出し口とは、ダクトの送風口を構成している。そして、このダクトの送風口が、フィルム33の非通紙域に対向するように配設されることとなる。
また、左右のシャッター56L・56Rを連動させて左右方向に移動させるための、左右のラック57L・57Rとピニオンギア58が具備されている。左ラック57Lは左シャッター56Lと一体に形成されており、右ラック57Rは右シャッター56Rと一体に形成されている。ピニオンギア58はその左右の両ラック57L・57Rに噛合している。
すなわち、シャッター56は、エア吹き出し口(送風口)の開口幅(送風幅)を記録材の幅(長手方向の長さ)に応じて調整可能に設けられている。なお、本実施例における最小、最大及び全シートサイズ(各種サイズ)とは、画像形成装置本体が保証する定型紙のことであり、ユーザが独自に使用する不定型サイズ紙をいうものではない。
なお、シャッター56の現在位置を直接検出する開口幅検出センサを設け、該センサによるシャッター位置情報を制御回路部100にフィードバックし、通紙される記録材の幅に対応させてシャッター56を適正な開口幅位置に移動制御するように構成してもよい。
シャッターの停止位置は、シャッターのエッジ位置をセンサで検出することで、小サイズ記録材の幅方向の長さに対応する位置を精度良く定められる。従って、全小サイズ記録材の非通紙領域に対してのみ冷却風を送風可能となっている。
プリントスタート信号を受信すると(ステップS1)、ヒータ35への通電を開始し(ステップS2)、定着装置の温度立上げ動作を開始する。定着装置が所定の温度に到達すると、メインサーミスタTH1の温度が所定の定着温度となるように温度制御及びプリント動作を開始する(ステップS3)。
さらにプリントを継続した場合には(ステップS8のYes)、冷却ファン53により非通紙域が冷却される。その後、サブサーミスタTH2の検出温度Tsubが冷却ファン駆動温度Tfan−off以下になると(ステップS9のYes)、冷却ファンの駆動を
停止し(ステップS10)、ステップS4に戻る。なお、ステップS8において、プリントを継続しない場合には、プリントを終了する(ステップ11)。
本実施例においては、図11のように、左右の冷却用ダクト52L・52Rの内部に、長手方向に10mm〜15mmピッチで記録材の搬送方向と略平行な仕切り61が複数配設されている。このことにより、冷却ファン53のフィンの回転によって発生した旋回流を、仕切りに沿わす形で一方向に方向付けすることが可能となる。
ここで、シャッター機構が冷却用ダクト52の開口部側(冷却ファン53による送風経路上流側)に配置される場合には、次のようなことが懸念される。それは、冷却ファン53より発生した冷却風がすぐにシャッター56に当ることで、冷却ファン53が回転負荷を受けてしまい、冷却ファン53の回転数が低下してしまうことである。
これに対して本実施例では、冷却用ダクト52の開口幅を調節するシャッター機構54が、冷却用ダクト52のエア吹き出し口の先端側(定着機構部20A側)に配設されている。このような構成により、冷却ファン53とシャッター56との距離を離すことができ、冷却ファン53より発生した冷却風がすぐにシャッター56に当るようなことはなくなり、仕切り61とシャッター56で構成された閉空間Dに空気を逃がすことができる。これにより、シャッター機構が冷却用ダクト52の開口部側に配置された場合に比べて、冷却ファン53が受ける回転負荷を抑制することができ、冷却ファン53の回転数が低下してしまうことを防止することができる。
このような構成により、冷却ファン53を構成している軸流ファンのフィンの回転によって発生した旋回流を、冷却風の風量を低下させることなく、一方向に方向付けすることが可能となる。それにより、非通紙部の冷却量を長手方向で均一にすることができる。
したがって、通紙域の温度ムラ及び非通紙域の過剰な温度上昇を解消することができ、小サイズの記録材での搬送速度ダウンや画像の光沢ムラ等の定着不良を防止することが可能となる。
仕切りは、仕切りに沿って送られる風の向きが、長手方向に関して、通紙域(フィルム33のうちの一部の領域であって記録材が搬送された場合の該記録材の通過領域)から離れる一方向を向くように配設されていてもよい。すなわち、冷却ファン53より送風され仕切りに沿って送られる風の向きが、通過領域に向かうものでなければよい。
方法を示す横断正面図である。図14は、冷却用ダクト52内の仕切り61に対するシャッター56の突出量と冷却損失温度の関係を示すグラフである。なお、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図12に示すシャッター56Rの停止位置は、B5サイズ幅182mm(B5縦送り)を通紙した時の位置である。なお、ここでは、一方の冷却用ダクト52Rに関して説明したが、他方の冷却用ダクト52Lに関しても同様であり、冷却用ダクト52Rと冷却用ダクト52Lとは、中央基準S(フィルム33の長手方向中央)に対して対称の関係となっている。
図13のように、B5サイズ幅182mm(B5縦送り)の紙位置とそのB5縦送りに対応したシャッター56の停止位置を固定して、冷却用ダクトの内側に配置されている仕切り61aのみを紙中央へ移動させることで、シャッター56の突出量を変化させた。つまり、冷却用ダクト52の開口幅を変化させることなくシャッター56の突出量Yのみを変化させた。この時のシャッター突出量と、冷却損失温度(シャッター突出量が0のときのフィルム33の表面温度に対する温度差)との関係を図14に示す。
図14に示されるように、冷却用ダクト52の内側の仕切り61に対するシャッター56の突出量が0mm、すなわち、シャッター56の停止位置が、各々の定型紙に対応した仕切り61に一致(接触)するものであれば、冷却損失はない。この場合には、シャッターの56壁面に冷却風が当たることがないため、シャッター56の近傍に渦が生じたり、屈曲した空気の流れが生じることがないからである。したがって、仕切り61のうち先端側(定着機構部20A側)の端部の位置と、シャッター56の長手方向における端部の位置とが、一致(端部同士が接触)するように構成されるものであるとよい。また、仕切り61とシャッター56の端部同士が一致することで、送風口全域のうち、この仕切り61よりも長手方向における通紙域側の領域が塞がることとなる。
このような構成により、シャッターの壁面に冷却風が当たることに起因して、シャッター近傍で渦や屈曲した空気の流れが発生することを防止することが可能となる。そのため、シャッター56近傍での風量の損失による影響を防止でき、冷却ファンより送風される風量を低下させることなく、非通紙部の冷却量を長手方向で均一にすることが可能となる。
したがって、通紙域の温度ムラ及び非通紙域の過剰な温度上昇を防止することができ、小サイズの記録材での搬送速度ダウンや画像の光沢ムラ等の定着不良を防止することが可能となる。
本実施例においては、シャッターの壁面に冷却風が当たることに起因して、シャッター近傍で渦や屈曲した空気の流れが発生することを防止可能な構成として、仕切り61の位置と、シャッター56の停止位置との関係について説明した。
ここで、実施例1のようにシャッター56の停止位置に関係なく仕切りを設ける構成であっても、仕切りの存在により、冷却用ダクト52内が複数の風路で構成されるので、冷却ファン53より送風される冷却風を一方向に方向付けすることが可能となる。このような構成において、シャッターの壁面に冷却風が当たることがあっても、仕切りが存在することで、その経路上にシャッターが存在しない風路に与える影響は軽減される。したがって、仕切りのある構成とすることで、従来のような仕切りのない構成よりも、シャッター近傍での風量の損失による影響を抑制でき、非通紙部の冷却量を長手方向で均一にする効果が得られる。
Claims (3)
- 加熱回転体とニップ部形成部材との間に形成されたニップ部で記録材を挟持しながら搬送し、かつ、該記録材上に形成された像を前記加熱回転体により加熱する像加熱装置であって、
前記加熱回転体のうちの一部の領域であって、記録材の像形成面のうち記録材搬送方向に直交する幅方向に関して、前記ニップ部で搬送可能な最大サイズの記録材より幅の狭い記録材が搬送された場合の該記録材の非通過領域に対して送風可能な送風手段と、
前記送風手段により送られる風を前記非通過領域に導くダクトであって、
前記非通過領域に対向するように配置される送風口、及び、前記送風手段により前記送風口を介して前記非通過領域に送られる風の風路が前記幅方向に複数並ぶようにダクト内部の空間を仕切る仕切り壁を有するダクトと、
前記ニップ部で搬送される記録材の前記幅方向の長さに対応して前記送風口の開口幅を変更可能な開口幅変更部材と、
を備え、
前記仕切り壁は、
前記仕切り壁に沿って送られる風の向きが、
前記加熱回転体の中心軸線に直交する面に平行な方向を向くか又は、
前記幅方向に関して、前記加熱回転体のうちの一部の領域であって前記ニップ部で記録材が搬送された場合の該記録材の通過領域から離れる一方向を向くように配設されていることを特徴とする像加熱装置。 - 前記仕切り壁は、前記ニップ部で搬送される記録材の各種サイズに対応してそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
- 前記開口幅変更部材は、
前記ニップ部で搬送される記録材の各種サイズに対応して移動可能であって、
前記ニップ部で搬送される記録材に対応する仕切り壁のうち前記送風口側の端部の位置に、前記開口幅変更部材の前記幅方向における端部の位置が一致するように移動可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
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