JP2009075439A - 画像加熱装置 - Google Patents

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孝太 有元
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Abstract

【課題】 定着ヒータや定着ベルトの温度検出結果のみを用いて温度制御を行う従来の構成では、定着ベルトの温度変動が大きく、定着不良が発生してしまう恐れがあった。
【解決手段】 定着ヒータの温度を検出するメインサーミスタの温度検出結果を基に温度制御を行いつつ、定着ベルトの温度を検出するサブサーミスタの温度検出結果に応じてメインサーミスタ用に設定された目標温度を補正する。この目標温度の補正により、定着ベルトの温度変動を小さくし、定着ベルトの温度を目標温度に安定的に維持させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はシート上のトナー像を加熱する画像加熱装置に関する。この画像加熱装置としては、シート上の未定着トナー像を定着する定着装置や、シートに定着されたトナー像を加熱することにより画像の光沢度を向上させる光沢向上装置を挙げることができる。また、この画像加熱装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、もしくはこれらの機能を複数備えた複合機などの画像形成装置に用いられる。
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置の立ち上がり時間を短縮化することが求めらている。この立ち上がり時間の短縮化には画像形成装置に搭載された定着装置の立ち上がり時間を短縮化することで対応が可能である。
そこで、立ち上がり時間を短くすることができる定着装置が、特許文献1、2に提案されている。具体的には、加圧ローラとの間で定着ベルトを挟み込むように設置されたヒータにより定着ベルトを加熱することでシートに形成されたトナー像の定着を行う定着装置が提案されている。
この特許文献1に記載された定着装置では次のような温度制御方式が採用されている。具体的には、ヒータ基板の裏面にサーミスタを設置し、このサーミスタの温度検出結果に応じてヒータへ供給する電力を制御している。つまり、ヒータの温度を制御することによって、定着ベルトの温度を間接的に適切な温度に維持しようというものである。
また、特許文献2に記載された定着装置では次のような温度制御方式が採用されている。具体的には、定着ニップから離れた位置で定着ベルトの裏面と接触するようにサーミスタを設置し、このサーミスタの温度検出結果に応じてヒータへ供給する電力を制御している。つまり、定着ベルトの温度を直接的に適切な温度に維持しようというものである。
なお、特許文献2に記載された定着装置ではヒータ基板の裏面にもサーミスタを設置しているが、このサーミスタの役割はヒータが過昇温しないようにモニターする安全装置として使用されているに過ぎない。
特開平4−204980号公報 特開平2004−78181号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載された温度制御方式では、後述するように、定着ベルトの温度を適切な温度に安定的に維持するには、改善の余地がある。
特許文献1の温度制御方式の場合、サーミスタが定着ベルトと接触していないヒータ裏面の温度を検出する構成のため、サーミスタの温度検出結果と定着ベルトの定着ニップにおける実際の温度との間にズレが生じてしまう。
このような現象は、例えば、装置の稼動直後やプリント開始直後のような加圧ローラが冷えた状態にあるときが顕著である。つまり、通電によりヒータの温度は適切となっているものの、定着ベルトの熱が加圧ローラに奪われてしまうことで、定着ベルトの温度が実際にはヒータよりも低くなってしまう。
このように、ヒータの温度と定着ベルトの実際の温度との間に大きなズレが生じると、定着不良が発生する恐れがある。
次に、特許文献2の温度制御方式の場合、サーミスタが定着ニップから離れた位置の定着ベルトの温度を検出する構成のため、サーミスタの温度検出結果と定着ベルトの定着ニップにおける実際の温度との間にズレが生じてしまう。
これは、サーミスタがシートとの接触により温度低下した定着ベルトの部位の温度を検出していることも一因である。また、サーミスタがヒータから離れているため検知タイミングに遅れ(タイムラグ)が生じることも一因である。
その結果、定着ベルトの温度変動が大きくなってしまい、定着不良が発生してしまう。このような現象は、坪量や熱容量の大きいシートに画像形成を行う際に顕著である。
そこで、本発明の目的は、ベルトの温度を適切な温度に維持することによりシート上のトナー像の加熱を良好に行うことができる、定着装置をはじめとする画像加熱装置を提供することである。
本発明によれば上記目的を達成することができる。
つまり、本発明は、
シート上のトナー像をニップ部にて加熱するエンドレスベルトと、
このベルトをニップ部にてその裏面から加熱するヒータと、
このヒータの加熱面とは反対側に設けられヒータの温度を検出するヒータ温度センサと、
このヒータ温度センサの出力に応じてヒータが設定温度となるようにヒータへの通電を制御する制御手段と、ベルトの温度を検出するベルト温度センサと、
このベルト温度センサの出力に応じて設定温度を補正する補正手段と、を有し、
複数のシートに連続して画像加熱処理を行うとき、シートと接触したベルトの領域の温度検出結果を用いて設定温度の補正を行うとともに後続のシートに対する画像加熱処理の際にこの補正された設定温度を用いてヒータへの通電制御を行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、ベルトの温度を適切な温度に維持することによりシート上のトナー像の加熱を良好に行うことができる。
以下、本発明にかかる画像加熱装置について図面に則して詳細に説明する。
まず、画像形成装置の画像形成部の説明を行う。
図2はカラーレーザプリンタの画像形成部の一例の構成略図である。本例では、電子写真プロセスを利用して画像を形成するカラーレーザプリンタを例に説明する。
(画像形成部)
101は像担持体としての感光ドラムであり、矢示の反時計方向に所定のプロセス速度(周速度)で回転駆動される。感光ドラム101はその回転過程で帯電ローラ等の帯電装置102により所定極性に帯電処理される。
次いで、その帯電処理面にレーザ光学系110から出力されるレーザ光103により、入力された画像情報に基づき露光処理される。レーザ光学系110は不図示の画像読み取り装置等の画像信号発生装置からの目的画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ)したレーザ光103を出力して感光ドラム101面を走査露光するものである。その結果、この走査露光により感光ドラム101面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。109はレーザ光学系110からの出力レーザ光103を感光ドラム101の露光位置に偏向させるミラーである。
そして、感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像装置104のうちのイエロー現像器104Yによりイエロートナーにて可視像化される。このイエロートナー像は感光ドラム101と中間転写ドラム105との接触部である1次転写部T1において中間転写ドラム105面に転写される。なお、中間転写ドラム105面上に残留するトナーはクリーナ107によりクリーニングされる。
上記のような帯電・露光・現像・一次転写・清掃のプロセスサイクルが、マゼンタトナー像(現像器104Mが作動)、シアントナー像(現像器104Cが作動)、ブラックトナー画像(現像器104BKが作動)を形成すべく、同様に繰り返される。
このようにして中間転写ドラム105上に順次重ねて形成された各色のトナー像は、転写ローラ106との接触部である二次転写部T2において、シートP(記録材)上に一括して二次転写される。
中間転写ドラム105上に残留するトナークリーナ108によりクリーニングされる。なお、このクリーナ108は、中間転写ドラム105に対し接離可能とされており、中間転写ドラム105をクリーニングする時に限り中間転写ドラム105に接触した状態となるように構成されている。
また、転写ローラ106も、中間転写ドラム105に対し接離可能とされており、二次転写時に限り中間転写ドラム105に接触した状態となるように構成されている。
二次転写部T2を通過したシートPは、画像加熱装置としての定着装置100に導入され、その上に担持した未定着トナー像の定着処理(画像加熱処理)を受ける。そして、定着処理を受けたシートPは、機外に排出されて、一連の画像形成動作が終了する。
(定着装置)
図1は、定着装置12の概略構成模型図である。
20は弾性層を備えた円筒状の定着ベルト(エンドレスベルト)である。22は定着ベルトとの間で定着ニップを形成する加圧部材としての加圧ローラである。16は加熱体としての定着ヒータであり、17は横断面が略半円弧状で樋型とされた耐熱性を有するヒータホルダである。ヒータ16は、ヒータホルダ17の下面に該ヒータホルダの長手に沿って固定されており、定着ベルトとその加熱面が摺動可能な構成とされている。そして、定着ベルト20はこのヒータホルダ17にルーズに外嵌されている。
ヒータホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成されており、定着ヒータ16を保持するとともに定着ベルト20をガイドする役割を果たしている。本例では、液晶ポリマーとして、デュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用した。
加圧ローラ22は、ステンレス製の芯金上に、厚み約3mmのシリコーンゴム層、さらに厚み約40μmのPFA樹脂チューブが順に積層された多層構造とされている。この加圧ローラ22の芯金の両端部が装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転可能に軸受保持されている。
この加圧ローラ22の上側に、定着ヒータ16、ヒータホルダ17、定着ベルト20を備えた定着ユニットが設置される。この定着ユニットは、ヒータ16側を下向きにして加圧ローラ22に平行に設置されている。
ヒータホルダ17の両端部は不図示の加圧機構によりその一端側が156.8N(16kgf)、総圧313.6N(32kgf)の力で加圧ローラ22の軸線方向に付勢されている。その結果、定着ヒータ16の下面(加熱面)を、定着ベルト20を介して加圧ローラ22の弾性層に抗して所定の押圧力をもって圧接させ、定着に必要な所定幅の定着ニップ部27が形成されている。
19と18は、それぞれ温度検知手段としてのメインサーミスタ、サブサーミスタである。
メインサーミスタ19(ヒータ温度センサ、第1の温度検知素子)は、熱源である定着ヒータ16の裏面(加熱面とは反対側の面)に設置され、定着ヒータ16の温度を検知する機能を担っている。
サブサーミスタ18(ベルト温度センサ、第2の温度検知素子)は、ヒータホルダ17の上方において、定着ベルト20の内面に弾性的に接触するように設置され、定着ベルト20の内面の温度を検知する機能を担っている。具体的には、ヒータホルダ17に固定支持させたステンレス製のアーム25の先端にサーミスタが取り付けられている。そして、アーム25が弾性揺動することにより、定着ベルト20の内面の動きが不安定になった状態においても、サーミスタが定着ベルト20の内面に常に接する状態に保たれる。なお、本例では、定着ベルトをその内面からサブサーミスタによって支持する構成としているので、定着ベルトの安定走行に寄与している。
図3に、定着ヒータ16、メインサーミスタ19、サブサーミスタ18の位置関係をあらわす斜視模型図を示す。メインサーミスタ19およびサブサーミスタ18は定着ベルト20の長手方向(幅方向)中央付近に配設され、それぞれ定着ベルト20の内面、定着ヒータ16の裏面に接触するよう配置されている。つまり、メインサーミスタ19とサブサーミスタ18は、画像形成装置に使用可能な最小幅サイズのシートと接触し得る定着ベルトの領域に対応する領域に配置された関係となっている。言い換えると、定着ニップをシートが通過する際に定着ベルト20(間接的には定着ヒータ16も)が熱を奪われる現象を温度制御に精度良く反映させることができるような配置関係となっている。
メインサーミスタ19及びサブサーミスタ18は、それぞれA/Dコンバータ64・65を介して制御手段としての制御回路部(CPU)21に接続されている。この制御回路部21はそれぞれのサーミスタからの出力を所定の周期でサンプリングしており、このように得られた温度情報を温度制御に反映させる構成となっている。
つまり、制御回路部21は、メインサーミスタ19、サブサーミスタ18の出力をもとに、定着ヒータ16の温調制御内容を決定し、電力供給部であるヒータ駆動回路部28(図2、図4)によって定着ヒータ16への通電を制御する。
加圧ローラ22は矢印の方向に所定の周速度で回転駆動される。これと圧接された関係にある定着ベルト20は加圧ローラ22によって従動し所定の速度で回転する。
このとき、定着ベルト20の内面が定着ヒータ16の下面に密着して摺動しながらヒータホルダ17の外回りを矢印の方向に従動回転状態になる。定着ベルト20内面にはグリスが塗布され、ヒータホルダ17と定着ベルト20内面との摺動性を確保している。
加圧ローラ22が回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト20が従動回転状態になると、定着ヒータ16に通電が行われる。そして、定着ヒータ16の温度が設定温度に立ち上げり温調された状態のとき、定着ニップ部27に未定着トナー像を担持したシートPが入り口ガイド23に沿って案内されて導入される。
定着ニップ部27において、シートPのトナー像担持面側が定着ベルト20の外面に密着し、シートが定着ベルト20と共に移動する。シートが定着ニップでの挟持搬送過程において、定着ヒータ16からの熱が定着ベルト20を介してシートPに付与され、未定着トナー像tがシートP上に溶融定着される。定着ニップ部27を通過したシートPは定着ベルト20から曲率分離され、定着排紙ローラ26で排出される。
次に、上述した定着装置に内蔵された各部材に関して詳細に説明する。
尚、本実施例で示す温度推移はサブサーミスタ18の検知温度推移であるが、定着ベルト20の温度推移はサブサーミスタ18と同様の傾向をもつため、サブサーミスタ18の温度が安定的に維持されれば、定着ベルト20の温度推移も安定する。
メインサーミスタ19は、図3に示すように、定着ヒータ16の裏面に接触するよう配置され、定着ヒータ16の温度を検出する。そして、制御回路部(CPU)21は、定着ヒータ16の温度が定着ヒータの目標温度(設定温度)となるように定着ヒータへの通電を制御する役割を果たしている。
サブサーミスタ18は、図2,3に示すように、定着ベルト20の内面に接触するよう配置され、定着ベルト20の温度を検出する。そして、制御回路部(CPU)21は、詳細な動作は後述するが、サブサーミスタ18により検知される定着ベルト20の温度に基づき上述の目標温度の補正を行う役割も果たしている。
具体的には、サブサーミスタ18用に設定された目標温度とその検出温度との差分温度に応じて、メインサーミスタ19の目標温度の補正を行っている。従って、定着ベルト20の温度はその変動が大きくならずに安定的に維持される。
定着ヒータ16は、アルミナの基板12aと、この上に、銀・パラジウム合金を含んだ導電ペーストをスクリーン印刷法によって均一な10μm程度の厚さの膜状に塗布された抵抗発熱体Bを有している。さらに、定着ヒータは、さらに、この上に、耐圧ガラスによるガラスコートgが施された、セラミックヒータとされている。
定着ヒータ16はヒータホルダ17に固定して支持される。更に、定着ベルト20との接触面側の基板12aには摺動層として厚さ10μm程度のポリイミド層が設けられている。このポリイミド層により、定着ベルト20と定着ヒータ16との摺擦抵抗を低減することで、駆動トルクの低減および定着ベルト16内面の磨耗を防止している。
定着ベルト20は、ステンレスを厚み30μmの円筒状に形成した円筒状の基材上に、厚み約300μmのシリコーンゴム層(弾性層)をリングコート法により形成されている。さらに、その上に、厚み20μmのPFA樹脂チューブ(最表面層)が被覆された構造となっている。
(定着装置の温調制御)
次に、制御回路部(CPU)21による定着装置の温調制御(ヒータへの通電制御)について説明する。
本例では、ヒータ12の裏面に設置されたメインサーミスタ19の温度検出結果を基に定着ベルトの温度制御を行っている。つまり、図6に示すように、メインサーミスタ19の検知温度とその目標温度との偏差(温度差)に比例した電力を、ヒータ12に印加する制御を行っている。ここで、この制御方式を比例制御方式と呼ぶが、制御方式としてはこのような方式に限らず、所謂PID制御方式等他の方式を採用可能である。
尚、ここで、本例で用いたトナーは、坪量が64g/mのシートを用いる場合、後述する定着ベルトの温度が180℃以上となると、所謂ホットオフセットが発生してしまう。また、坪量が105g/mのシートを用いる場合、定着ベルトの温度が160℃以下となると、所謂コールドオフセットが発生し、画像品質が著しく損なわれてしまう。従って、定着ベルトの温度が上述した温度とならないように後述する温度制御を行っている。
次に、メインサーミスタ19用に設定されている目標温度(設定温度)を補正する方法について説明する。
本例では、定着ベルトの裏面に接触するように設置されたサブサーミスタ18の検知温度に応じて、メインサーミスタ19用に設定されている目標温度(設定温度)の補正を行っている。つまり、サブサーミスタ18の検知温度と、サブサーミスタ18用に設定された目標温度との差分値に応じて、メインサーミスタ19用の目標温度の補正を行っている。以下、フローチャートを用いて説明する。なお、メインサーミスタ19用及びサブサーミスタ18用の目標温度T2、T1は、記憶手段としての不揮発性のメモリに格納されており、制御回路部が必要に応じてこれらのデータを読み出す構成となっている。また、本例では、これらの目標温度T1、T2は、図7に示すようにペーパーモード毎に設定されており、これらの各データがメモリに格納されている。
図4は、補正手段としての制御回路部(CPU)21によるメインサーミスタ19用の目標温度を補正するフローチャートである。
まず、複写モードの設定が行われる(A2)。この複写モードの設定工程では、画像形成に用いられるシートの種類やサイズのシート設定が行われる。ここで、図7に示すようにシートの種類毎にペーパーモードが用意されており、以下、使用するシートが普通紙であると設定された場合について説明する。
そして、ペーパーモードが普通紙であると判断されると(A2)、図7に示すペーパーモード毎に設定されていメインサーミスタ用の目標温度T2および、サブサーミスタ用の目標温度T1が設定さる(A3)。
このように設定された目標温度T2に基づき、ヒータ12への通電が開始される(A4)。
その後、メインサーミスタの検知温度が190℃になると(A5)、感光ドラム101上への画像形成が開始される(A6)。この場合、メインサーミスタの検知温度が目標温度T2である220℃に達するタイミングでシートが定着ニップに達するように各種タイミングが設定されている。この時のサブサーミスタ18の検知温度はほぼ目標温度T1と同じ170℃となる(図5の時刻t0)。
制御回路部は、複写モードのシート設定からシートの搬送方向のサイズを読み出し、シートの搬送方向後端から10mm上流側に離れた部分と接触した定着ベルト20の部位の温度検出結果を抽出する。
そして、抽出されたサブサーミスタの温度検出結果と目標温度T1との差分温度Tmdを算出する(A7)。
ここで、サブサーミスタからの出力を抽出するタイミングは、定着ベルト20と目標温度T1とのずれを十分に反映させるため、シートの搬送方向中央部よりも後端寄りに近い部位を反映するタイミングとするのがより望ましい。
シートの後端が定着ニップを通過すると、図8に示すペーパーモード毎に設定される差分温度Tmdと補正温度Tconとの関係を定めるテーブルから補正温度Tconを決定する。そして、新しい目標温度T2をT2+Tconとなるように補正する(A8)。
なお、本例では、この差分温度Tmdと補正温度Tconとの関係を定めるテーブルデータは、上述したメモリに格納されており、制御回路部が必要に応じてデータを読み出す構成となっている。
本例では、シートの面内でのグロスの均一性を保証するために、目標温度T2の補正は、定着ニップにシートが無い期間で行っている。言い換えると、複数のシートに連続して画像形成を行う、先行シートが定着ニップを通過した後から、後続シートが定着ニップに到達する前までの期間に、目標温度T2の補正を行っている。
その後も、必要とされる枚数のシートへの画像形成が終了するまで、シートが定着ニップを通過する毎に、同様のフロ−に従って目標温度T2の補正が行われる。
従って、サブサーミスタ18の温度推移、つまり、定着ベルト20の温度を安定的に170℃に維持することができる。
ここで、A3サイズのようにシートの搬送方向長さが450mm程度であれば、シートの搬送方向後端から10mm上流側のシートの部分と接触した定着ベルト20の検出温度に基づく制御により定着ベルト20の温度推移は安定する。しかし、例えば、シートの搬送方向長さが1200mm以上となるシートでは、上述の制御では定着ベルトの温度が多少変動する恐れがある。このような場合、搬送方向長さが450mmを超えるシートに関しては、450mm周期でサブサーミスタ18からの出力の抽出を行い、これら複数の抽出データに応じて目標温度T2の補正を行うとより好ましい。この場合、新たな目標温度T2へ切替えるタイミングにおいて若干のグロスむらが発生する恐れがあるが、ホットオフセットおよびコールドオフセットを防止することができる。
図5(a)は、坪量が64g/mでありA3サイズであるシート(20枚)に連続して定着処理を施す際(連続画像形成ジョブ)の、定着ヒータおよびサブサーミスタ18の温度推移を示したものである。これを用いて、定着ベルトの温度変動が小さくなったことを説明する。
繰り返しになるが、ペーパーモードが普通紙モードであることから、目標温度T2が220℃、目標温度T1が170℃に設定され、目標温度T2を目標に通電が開始される。メインサーミスタ19の検知温度が190℃になると、感光ドラム101上への画像形成が開始され、メインサーミスタの検知温度が220℃に達するタイミングでシートが定着ニップに達する。この時のサブサーミスタ18の検知温度はほぼ目標温度T1と同じ170℃である(時刻t0)。
その後、サブサーミスタ18の出力のうち、シートの搬送方向後端から10mm先端側の部分と接触した定着ベルト20の部分の温度を抽出し、目標温度T1との差分温度Tmdを算出する。この時の差分温度は−1℃であり、図8のテーブルから補正温度Tconは0℃となり、目標温度T2の補正は行われない。さらに、その後も、2枚目から5枚目のシートに対する定着処理の際の差分温度Tmdが何れも±2℃の範囲にあるので、補正は行われない(時刻t0〜t1の間)。
一方、6枚目のシートに対する定着処理の際には差分温度Tmdが+4℃であったので、図8のテーブルから補正温度Tconは−2℃となり、6枚目のシートが定着ニップを通過直後に目標温度T2は218℃に補正される(時刻t1)。この補正により、7枚目のシートに対する定着処理の際にはサブサーミスタ18の検知温度は、再び170℃近傍に維持される。
その後、7〜15枚目のシートに対する定着処理の際の差分温度Tmdは、何れも±3℃の範囲にあるので補正は行われない(時刻t1〜t2の間)。
16枚目のシートに対する定着処理の際の差分温度Tmdは+4℃となり、補正温度Tconは−2℃となるので、16枚目のシートが定着ニップを通過後に第2目標温度T2は216℃に補正される(時刻t2)。17枚目のシートに対する定着処理の際にはサブサーミスタ18の検知温度は、再び170℃近傍に維持される。
以後、20枚目のシートへの画像形成が終了するまで同様の補正制御が行われ、サブサーミスタ18の検知温度は170℃近傍に維持される。この時、ベルト表面温度は坪量が64g/mのシートに於いてホットオフセットが発生する180℃を超えることが無かった。
次に、図5(b)は坪量が105g/mでありA3サイズであるシート(20枚)に連続して定着処理を施す際(連続画像形成ジョブ)の、定着ヒータおよびサブサーミスタ18の温度推移を示したものである。この場合もペーパーモードは普通紙モードであるので、目標温度T2が220℃、目標温度T1が170に設定される。
メインサーミスタ19の検知温度が220℃、サブサーミスタ18の検知温度が170℃に達するタイミングで1枚目のシートが定着ニップに達する(時刻t0)。
1枚目のシートに対する定着処理の際の差分温度Tmdは−5℃であり、図8のテーブルから補正温度Tconは+4℃となり、1枚目のシートが定着ニップを通過後に目標温度T2は224℃に補正される(時刻t1)。
2枚目のシートに対する定着処理の際のサブサーミスタ18の検知温度は、先程の目標温度T2の補正により、1枚目よりも170℃に近付く方向に推移する。この時の、差分温度Tmdは−3℃となり、図8のテーブルから補正温度Tconは+2℃となり、2枚目のシートが定着ニップを通過後に第2目標温度T2は226℃に補正される(時刻t2)。
更に、3枚目のシートに対する定着処理の際のサブサーミスタ18の検知温度は、先程の目標温度T2の補正により、サブサーミスタ18の検知温度推移は2枚目よりも更に170℃に近付く方向に推移する。この時の、差分積算温度Tmdは−2℃となり、図8のテーブルから補正温度Tconは0℃となり、目標温度T2の補正は行われない。
以後4枚目から16枚目のシートに対する定着処理の際の差分温度Tmdは何れも±2℃の範囲にあるので補正は行われない(時刻t2〜t3の間)。
そして、17枚目のシートに対する定着処理の際の差分温度Tmdは3℃であり、図8のテーブルから補正温度Tconは−2℃となるので、17枚目のシートが定着ニップを通過後に目標温度T2は224℃に補正される(時刻t3)。この補正により、18枚目のシートが定着ニップを通過する際のサブサーミスタ18の検知温度は170℃近傍に維持される。
以後、20枚目のシートへの画像形成が終了するまで、同様の補正制御が行われ、サブサーミスタ18の検知温度は170℃近傍に維持される。この時、ベルトの表面温度は坪量が105g/mのシートに於いてコールドオフセットが発生する160℃を下回ることが無かった。
また、図5(a)、(b)を用いて説明した連続画像形成ジョブ中において、グロスむらが発生することも無かった。これは、定着ヒータへの印加電力の制御を定着ヒータの温度を検知するメインサーミスタ19で行うため、定着中に生じる定着ベルトの温度リップルを無視できる程度に小さくできたことに起因している。
つまり、本例の温度制御方式であれば、定着ヒータと定着ベルト間の温度差の違いによって発生するコールドオフセットやホットオフセットを防止しつつ、定着ベルトの温度リップルを低減することができた。
(比較例1)
ここで、図9に、特許文献1の温度制御方式を採用した場合の温度推移を示す。図の縦軸は温度を示しており、横軸は時間を示している。そして、実線は2種類のシート(坪量が64g/m、105g/m)を使用した際の定着ベルトの温度推移を示しており、破線は定着ヒータの温度推移を示している。
先述した特許文献1では、ヒータ基板の裏面にサーミスタを設置し、このサーミスタの出力に基づいてヒータへの通電を制御する方式を採用している。
そのため、図9に示すように、ヒータの温度と定着ベルトの定着ニップにおける実際の温度には大きなズレが生じており、坪量(熱容量)の大きいシート(105g/m)の場合に顕著であることが分かる。
その結果、定着ベルトの温度が高過ぎる場合には所謂ホットオフセットが発生してしまい、定着ベルトの温度が低過ぎる場合には所謂コールドオフセットが発生してしまうことになる。つまり、定着不良の発生により定着後の画像品質が著しく損なわれてしまうことになる。
このように、定着ベルトの温度が大きくズレてしまうことから、ヒータの温度検出結果だけを基に温度制御を行うのは困難である。つまり、上述した実施例1のような目標温度の補正制御の有効性が確認された。
(比較例2)
次に、図10に、特許文献2の温度制御方式を採用した場合の温度推移を示す。図の縦軸は温度を示しており、横軸は時間を示している。そして、実線が定着ベルトの温度推移を示しており、破線は定着ヒータの温度推移を示している。
先述した特許文献2では、定着ベルトの裏面と接触するようにサーミスタを設置し、このサーミスタの出力に基づいてヒータへの通電を制御する方式を採用している。
そのため、図10に示すように、サーミスタの設置位置が定着ニップから離れていることから、定着時に定着ベルトがシートから熱を奪われることにより定着ベルトの温度変化(温度リップル)が大きくなっていることが分かる。
その結果、定着ベルトの温度が高過ぎる場合には所謂ホットオフセットが発生してしまい、定着ベルトの温度が低過ぎる場合には所謂コールドオフセットが発生してしまうことになる。つまり、定着不良の発生により定着後の画像品質が著しく損なわれてしまうことになる。
このように、定着ベルトの温度変化が大きくなってしまうと、定着ベルトの温度検出結果だけを基に温度制御を行うのは困難である。つまり、上述した実施例1のような目標温度の補正制御の有効性が確認された。
本例では、サブサーミスタからの出力を後述するタイミングで複数回抽出した結果を用いて、目標温度T2を補正している。つまり、本例は、このような点を除き、上述した実施例1と同様な構成であるので、これ以外の点についての詳細な説明を省略する。なお、後述する図13は、定着ヒータと定着ベルトの温度推移を示したものであり、縦軸は温度、横軸は時間(時刻)を表している。
具体的には、本例では、シートの搬送方向中央部よりも後端寄りの領域と接触した定着ベルトの領域の温度を所定の時間間隔を置いて検出、抽出している。そして、本例では、このようにして得られた複数個の定着ベルトの温度情報を用いて、メインサーミスタ用の目標温度T2の補正を行っている。以下、詳述する。
図11は、制御回路部21によるメインサーミスタ用の目標温度T2を補正するフローチャートである。以下、複写モードの設定工程において設定されたシートが普通紙である場合について説明する。
複写モードのシート設定からペーパーモードが普通紙モードであることを判断し(B2)、図7に示すテーブルからメインサーミスタ19用の目標温度T2および、サブサーミスタ用の目標温度T1が読み出されて設定される(B3)。
そして、設定された目標温度T2に基づき定着ヒータへの通電が開始される(B4)。
その後、メインサーミスタ19の検知温度が190℃になると、感光ドラム101上への画像形成が開始される(B6)。この場合、メインサーミスタの検知温度が目標温度T2である220℃に達するタイミングでシートが定着ニップに達する。この時のサブサーミスタ18の検知温度はほぼ目標温度T1と同じ170℃となる(図13の時刻t0)。シートの定着ニップへの搬送が開始されると、複写モードのシート設定からシートの搬送方向サイズを読み出す。
そして、シート搬送方向中央部と接触した定着ベルトの部位がサブサーミスタ18位置に達するタイミングから、50msec間隔で、500msecの期間に亘り、サブサーミスタ18からの温度出力の抽出を行う。つまり、1枚のシートにつき定着ベルトの温度抽出が10回行われる。さらに、抽出された複数個の温度データと目標温度T1との差分温度を積分した値である差分積算温度TmIを算出する(B7)。ここで、精度の良い温度制御のためには、シートの搬送方向中央部よりも搬送方向後端寄りの部分と接触した定着ベルトの部位の温度を抽出するのが望ましい。
シートの搬送方向後端が定着ニップを通過すると(B8)、図12に示すペーパーモード毎に設定された差分積算温度TmIと補正温度Tconとのテーブルから補正温度Tconを読み出す。そして、新しい目標温度T2をT2−Tconとなるように補正し、これを設定する。そして、この補正後の目標温度T2を用いて後続のシートに対する定着処理のための温調を開始する。
その後もシートが定着ニップを通過する毎に同様に、目標温度T2を補正し、上記制御を行うことで、サブサーミスタ18の温度推移、つまり、定着ベルト20の温度を安定的に170℃に維持することができる。
次に、坪量が64g/mのシート(A3サイズの普通紙)に連続して画像形成(定着処理)を行う場合の、温度推移について図13を用いて説明する。この連続画像形成ジョブでは20枚のシートに画像が形成される。
上述したように、目標温度T2は220℃、目標温度T1は170℃に設定され、目標温度T2となるようにヒータへの通電が開始される。
メインサーミスタ19の検知温度が190℃になると、感光ドラム101上への画像形成が開始され、メインサーミスタの検知温度が220℃に達するタイミングでシートが定着ニップに達する。この時のサブサーミスタ18の検知温度はほぼ目標温度T1と同じ170℃である(時刻t0)。
その後、サブサーミスタ18が定着ベルトの温度を検知し、目標温度T1との差分温度を積分した温度である差分積算温度TmIを算出する。この時の差分積算温度は−13℃であり、図12の差分積算温度TmIと補正温度Tconとのテーブルから補正温度Tconは0℃となり、目標温度T2の補正は行われない。
その後の2枚目から5枚目のシートに対する定着処理の際の差分積算温度は何れも±15℃の範囲にあるので、同様に補正は行われなかった(時刻t0〜t1の間)。
6枚目のシートに対する定着処理の際には差分積算温度TmIは18℃となり、図12のテーブルから補正温度Tconは−2℃となり、6枚目のシートが定着ニップを通過後に目標温度T2は218℃に補正される(時刻t1)。この補正により、7枚目のシートが定着ニップに到達する前の時点で、サブサーミスタ18の検知温度は再び、170℃近傍に維持される。
その後は、7〜15枚目のシートに対する定着処理の際の差分積算温度は、何れも±15℃の範囲にあるので補正は行われない(時刻t1〜t2の間)。
16枚目のシートに対する定着処理の際には差分積算温度TmIは18℃となり、補正温度Tconは−2℃となるので、16枚目のシートが定着ニップを通過後に目標温度T2は216℃に補正される(時刻t2)。従って、17枚目のシートが定着ニップに到達する前の時点で、サブサーミスタ18の検知温度は再び、170℃近傍に維持される。
以後、20枚目のシートへの画像形成が終了するまで同様の補正制御が行われ。サブサーミスタ18の検知温度は170℃近傍に安定的に維持される。この時、ベルト表面温度は坪量が64g/mのシートに於いてホットオフセットが発生する180℃を超えることが無かった。
また、坪量が64g/cm2および105g/cm2のシートを連続して通紙した際にはグロスむらの発生はほとんど無かった。
これは、定着ヒータへの印加電力の制御を定着ヒータの温度を検知するメインサーミスタ19で行ったために、連続画像形成ジョブ中における温度リップルが数度程度と非常に小さいことに起因している。
このように、定着ベルト20の温度検出結果を複数個用いることで、実施例1の構成に比して、定着ベルトの温度リップルをより小さくすることができ、より安定的に定着ベルトの温度を維持することができる。
(変形例)
以上、本発明の適用例として2つの実施例について説明を行ったが、本発明はこれらの実施例の構成にのみ限定されず、本発明の思想の範囲内において種々の構成を変更可能である。
例えば、定着装置の温度制御を行う際の、各種目標温度は使用するトナーの特性などにより適宜決定すれば良く、上述の例に限定されるものでは無い。
そして、サブサーミスタからの定着ベルトの温度検出結果の抽出タイミング(サンプリングタイミング)や、抽出間隔(サンプリング間隔)についても、上述の例に限定されるものではない。但し、定着ベルトの温度低下状況を正確に反映させて温度制御をより適切に行うためには、上述した実施例1、2で説明した例がより望ましい。
また、上記実施例においては、サブサーミスタが定着ベルトの内面と接触配置された例を説明したがこれに限らず、定着ベルトの表面の温度を検出する方式や、定着ベルトの温度を非接触に検出する方式を採用しても構わない。なお、非接触式の温度センサとしては、定着ベルトからの放射熱を検出するものを用いると良い。
さらに、上述の実施例では、画像加熱装置の例として、シート上の未定着トナー像を加熱、加圧することにより定着する定着装置を説明したが、このような例だけに限られない。例えば、シートに定着されたトナー像を加熱、加圧することにより画像の光沢度を向上させる光沢向上装置のような装置にも本発明を同様に適用することが可能である。
定着装置の概略断面図である。 画像形成装置の概略断面図である。 定着装置を概略斜視図である。 実施例1の目標温度を補正する制御のフローチャートを説明する図である。 定着ベルトと定着ヒータの温度推移を示す図であり、(a)は64g/mのシートを用いた場合、(b)は105g/mのシートを用いた場合である。 温度制御方式を説明する図である。 シートの種類と目標温度T1、T2との関係を示すテーブルである。 差分温度と補正温度との関係を示すテーブルである。 比較例1における定着ベルトと定着ヒータの温度推移を示す図である。 比較例2における定着ベルトと定着ヒータの温度推移を示す図である。 実施例2の目標温度を補正する制御のフローチャートを説明する図である。 実施例2の差分積算温度と補正温度との関係を示すテーブルである。 実施例2における定着ベルトと定着ヒータの温度推移を示す図である。
符号の説明
16 定着ヒータ
17 ヒータホルダ
18 サブサーミスタ
19 メインサーミスタ
20 定着ベルト
21 制御回路部
22 加圧ローラ
23 入口ガイド
26 定着排紙ローラ
27 定着ニップ部
28 ヒータ駆動回路部
45 センサ
100 定着装置
101 感光ドラム
102 帯電装置
103 レーザー
104 現像器
105 中間転写ドラム
106 転写ローラ
107 クリーナ
108 クリーナ

Claims (3)

  1. シート上のトナー像をニップ部にて加熱するエンドレスベルトと、
    このベルトをニップ部にてその裏面から加熱するヒータと、
    このヒータの加熱面とは反対側に設けられヒータの温度を検出するヒータ温度センサと、
    このヒータ温度センサの出力に応じてヒータが設定温度となるようにヒータへの通電を制御する制御手段と、ベルトの温度を検出するベルト温度センサと、
    このベルト温度センサの出力に応じて設定温度を補正する補正手段と、を有し、
    複数のシートに連続して画像加熱処理を行うとき、シートと接触したベルトの領域の温度検出結果を用いて設定温度の補正を行うとともに後続のシートに対する画像加熱処理の際にこの補正された設定温度を用いてヒータへの通電制御を行うことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 上記補正手段はシートの搬送方向中央よりも後端寄りの部分と接触した上記ベルトの領域の温度検出結果を用いて設定温度の補正を行うことを特徴とする請求項1の画像加熱装置。
  3. 上記ベルト温度センサは、上記ニップ部とは異なる位置で、上記装置で使用し得る最小幅のシートと接触した上記ベルトの領域の温度を検出するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2の画像加熱装置。
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