JP4898258B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、像担持体であるドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)の外周面(表面)に静電潜像を形成し、その潜像を現像装置によりトナー画像として現像する。そして感光体ドラム表面のトナー画像(現像像)を転写装置により記録材上に転写し、その記録材上のトナー画像を画像加熱定着装置(定着器)により記録材面に加熱定着する。
上記定着装置として、通電により発熱する加熱体と、この加熱体と摺動する耐熱性のフィルムと、このフィルムを挟んで加熱体に加圧されてフィルムとニップ部を形成する加圧部材と、を有するものがある。このフィルム加熱方式の定着装置は、加熱体を所定の温度に加熱・温調させ、未定着のトナー画像を形成担持させた記録材をニップ部で挟持搬送し、その搬送過程で記録材上のトナー画像に加熱体からの熱と加圧部材からの加圧力を付与するものである。これによってトナー画像を記録材面に永久固着画像として定着させる。
上記定着装置においては、加熱体として所謂セラミックヒータ等の低熱容量の細長い板状加熱体を用いるとともに、フィルムとして薄肉の低熱容量のものを用いることができる。そのため、ニップ部の温度を迅速に設定温度(目標温度)まで昇温させることが可能である。このため、スタンバイ時に装置に電力を供給せず、消費電力を極力抑えることができることから、省電力化やウェイトタイム短縮化(クイックスタート性)が実現できる(特許文献1、2、3、及び4参照)。
上記定着装置において、板状加熱体長手方向の発熱領域幅に対して幅狭の記録材(例えば封筒やハガキ等)をニップ部で挟持搬送する場合、記録材が通過する領域(通紙領域)と通過しない領域(非通紙領域)とでは加熱体から奪われる熱量が大きく異なる。従って、幅狭の記録材をニップ部で連続的に挟持搬送させると、記録材が通過しない領域では記録材によって熱が奪われないため、その領域の温度は記録材の搬送枚数が増えるに従って徐々に上昇して設定温度を超える、いわゆる非通紙部昇温現象が生じる。前記の設定温度を大幅に超える過度の非通紙部昇温はフィルムや加圧部材等の構成部材を破損させて装置寿命(耐久寿命)を低下させる恐れがある。
そこで、連続して搬送する記録材の間隔、いわゆるスループット(記録材の単位時間当たりの搬送(出力)枚数)を最悪条件でも問題ないところまで下げる方法が試みられている。特許文献5には、非通紙領域に設けたサーミスタ等の温度検知手段により非通紙部昇温を検出し、その温度状況によってスループットを変更したり、搬送スピードを下げたり、あるいは加熱体への電力供給を一時中止するといった制御が提案されている。
特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−204980号公報 特開2005−284021号公報
本発明は従来技術をさらに発展させたものである。そこで、本発明の目的は、記録材が片寄せ搬送されているかどうかを精度良く判断することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置の構成は、記録材に画像を形成する画像形成装置であって、通電により発熱し画像を担持する記録材を加熱する細長い加熱体と、前記加熱体の長手方向の発熱領域幅に対して幅狭の記録材が通過する領域の温度を検知する第1温度検知手段と、前記発熱領域幅に対して前記幅狭の記録材が通過しない領域の温度を検知する第2温度検知手段と、前記第1温度検知手段の検知温度を設定温度に維持するように前記加熱体への通電を制御するとともに、前記第2温度検知手段の検知温度に基づいて単位時間当りの記録材出力枚数を低下させるスループットダウン制御を行う制御手段と、を有する画像形成装置において、装置で搬送可能な全てのサイズの記録材の搬送方向長さを検知する長さ検知手段と、記録材搬送方向に直交する方向で記録材を搬送するための記録材搬送基準に対して前記第2温度検知手段と反側で前記幅狭の記録材が通過しない領域に設けられ、記録材の通過の有無を検知する記録材有無検知手段と、を有し、記録材を搬送したにも拘わらず前記記録材有無検知手段において記録材の通過が検知されず、且つ、複数の記録材が前記加熱体で加熱される所定時間の間に前記第2温度検知手段の検知温度が所定温度に達しない場合は前記スループットダウン制御を実行し、前記長さ検知手段により検知される記録材の搬送方向長さが基準長さより短い時は記録材の搬送方向長さが前記基準長さより長い時よりも、前記所定時間を長く設定することを特徴とする。
本発明によれば、記録材が片寄せ搬送されているかどうかを精度良く判断することができる画像形成装置を提供できる。
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。
[参考例1]
(1)画像形成装置例
図1は画像形成装置の一例の構成模型図である。
参考例の画像形成装置は、電子写真方式を用いてイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの4色の画像を記録材に形成するフルカラー画像形成装置である。この装置のプロセススピードは180mm/秒、1分間の印字枚数はUSレターサイズ紙で30枚である。ここで、プロセススピードとは記録材に画像形成を行う速度をいう。
画像形成装置は、画像形成装置の筐体を構成する装置本体101に、記録材Pに画像形成を行う画像形成機構部102と、記録材搬送手段としての記録材搬送機構部103と、像加熱装置としての画像加熱定着装置104と、を有する。記録材搬送機構部103は、装置本体101の下部に第1の記録材供給手段としての給送カセット10を有するとともに、装置本体101の所定の一側面部に第2の記録材供給手段として手差しトレイ41を有する。
画像形成機構部102において、Y・C・M・Kはそれぞれイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの色トナー像を形成する4つのプロセスカートリッジであり、装置本体100内に下から上にその順に配列してある。カートリッジY・C・M・Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム1と、帯電手段としての帯電ローラ2と、現像手段としての現像装置3と、クリーニング手段としてのクリーニング容器4等をカートリッジフレームに具備させたものである。イエローのカートリッジYの現像装置3にはイエロートナーが充填されている。シアンのカートリッジCの現像装置3にはシアントナーが充填されている。マゼンタのカートリッジMの現像装置3にはマゼンタトナーが充填されている。そして、ブラックのカートリッジKの現像装置手段3にはブラックトナーが充填されている。
感光体ドラム1に露光を行なうことにより静電潜像を形成する光学系5が上記4色のカートリッジY・C・M・Kに対応して装置本体100内に設けてある。光学系5としてはレーザー走査露光光学系を用いている。
カートリッジY・C・M・Kの感光体ドラム1は矢印方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転される。そして、感光体ドラム1の外周面(表面)が帯電ローラ2により所定の電位・極性に一様に帯電される。そして、その感光体ドラム1表面の帯電面に光学系5によって画像データに応じた走査露光がなされる。これにより、感光体ドラム1表面に静電潜像が形成される。現像装置3に設けられた現像ローラには不図示のバイアス電源より現像バイアスが印加される。その現像バイアスによってトナーを現像ローラの外周面(表面)から感光体ドラム1表面に転移させて潜像に付着させる。これにより、カートリッジYの感光体ドラム1の潜像がイエロートナー画像として現像される。また、カートリッジCの感光体ドラム1の潜像がシアントナー画像として現像される。また、カートリッジMの感光体ドラム1の潜像がマゼンタトナー画像として現像される。そして、カートリッジKの感光体ドラム1の潜像がブラックトナー画像として現像される。
感光体ドラム1上のトナー画像は、各感光体ドラム1の回転と同期して略等速で回転する中間転写体6上へ所定の位置合わせ状態で、一次転写手段9により順に重畳されて一次転写される。中間転写体6としてのエンドレスの中間転写ベルトは、装置本体101に回転可能に保持された駆動ローラ7、二次転写ローラ対向ローラ14、テンションローラ8の3本のローラに懸回して張架してあり、駆動ローラ7によって回転される。一次転写手段9としての一次転写ローラには、不図示のバイアス電源からトナーと逆極性の一次転写バイアスが印加される。その転写バイアスによって感光体ドラム1表面からベルト6に対してトナー画像が一次転写される。これにより、ベルト6上に4色のフルカラートナー画像が合成されて形成される。
感光体ドラム1上からベルト6への一次転写後に感光体ドラム1上に残った転写残トナーは、クリーニング装置4に設けられたクリーニングブレードにより掻き落されて除去される。本参考例ではクリーニングブレードとしてウレタンブレードを用いている。
参考例の画像形成装置においては、単色のみの画像形成(単色モード)を行うことができる。この場合には目的の色のトナー画像についてのみ上記の潜像、現像、一次転写の各工程が行われる。
一方、記録材搬送機構部103において、給送カセット10及び手差しトレイ41の何れか一方から記録材Pを画像形成機構部102に送り出す。カセット10には画像形成装置に使用可能な同一サイズの記録材Pが積載収納されている。カセット10内の記録材Pは給送ローラ11が1回転することにより1枚ずつ搬送ローラ12を通じてレジストローラ13に送り出される。トレイ41上には画像形成装置に使用可能な任意のサイズの記録材Pがユーザーによってセットされる。トレイ41上にセットされた記録材Pは給送ローラ42が1回転することにより1枚ずつレジストローラ13に送り出される。レジストローラ13は、二次転写対向ローラ14に巻きかけられているベルト6部分と二次転写ローラ15との圧接部である二次転写ニップ部に記録材Pを所定のタイミングで搬送する。
画像形成機構部102において、ベルト6上に形成された一次転写合成トナー画像は二次転写ニップ部で記録材P上に一括転写される。二次転写ローラ15には不図示のバイアス電源よりトナーと逆極性のバイアスが印加される。これにより、ベルト6上の一次転写合成トナー画像が記録材P上に静電転写される。
二次転写後にベルト6上に残った二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング手段としてのベルトクリーニング装置16に設けられたクリーニングブレードにより掻き落されて除去される。本参考例ではクリーニングブレードとして、感光体ドラム1のクリーニングブレードと同様、ウレタンブレードを用いている。
二次転写ニップ部を通過した記録材Pはベルト6から曲率分離して定着装置104へ搬送される。定着装置104は記録材P上のトナー画像を加圧、加熱溶融して永久固着画像として記録材面に定着する。そして定着処理を受けた記録材Pがフルカラープリントとして記録材搬送機構部103の排出パス31を通って排出トレイ32上に排出される。
(2)定着装置104
図2は定着装置104の一例の横断面側面模型図である。本参考例の定着装置104は定着回転体加熱方式、加圧回転体駆動方式(テンションレスタイプ)の定着装置である。
1)定着装置104の全体的構成
20は定着回転体としての定着ベルトであり、記録材Pの搬送方向と直交する幅方向に細長い円筒状(エンドレスベルト状)の部材である。ベルト20は、SUSの素管を引き抜き加工により厚さ50μmのシームレスベルト状に形成したSUSベルトを基層としている。そのSUSベルト上に弾性層としてシリコーンゴム層を厚み250μmでリングコート法により形成している。さらにそのゴム層の上に離型層として厚み30μmのPFA樹脂チューブを被覆している。これにより、ベルト20表面にトナーが一旦付着し、そのトナーが再度記録材Pに移動することで発生するオフセット現象を防止することができる。このベルト20は、保持部材としてのヒータホルダ17にルーズに外嵌させてある。
ヒータホルダ17は、記録材Pの搬送方向と直交する幅方向に細長い横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を有する部材である。ホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成されている。このホルダ17は、ベルト20内部に配置されてベルト20をガイドするとともに、加熱体(熱源)としてのヒータ18を保持する役割を果たす。液晶ポリマーとして、デュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用した。ゼナイト7755の最大使用可能温度は、約270℃である。
加圧回転体としての弾性加圧ローラ22は、記録材Pの搬送方向と直交する幅方向に細長い部材であり、ステンレス製の芯金22aの周囲に弾性層22bとして射出成形により厚み約3mmのシリコーンゴム層が形成されている。そしてその弾性層22b上に離型層22cとして厚み約40μmのPFA樹脂チューブを被覆している。この加圧ローラ22は、芯金22aの両端部を装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転自由に軸受保持させて配設してある。この加圧ローラ22の上側に、前記のヒータ18・ホルダ17・ベルト20等から成る加熱アセンブリがヒータ18側を下向きにして加圧ローラ22と並列に配置されている。そして、ホルダ17の両端部を不図示の加圧機構により片側98N(10kgf)、総圧196N(20kgf)の力で加圧ローラ22の軸線方向に附勢することで、ヒータ18をベルト20を介して加圧ローラ22の弾性層22bに加圧させている。この加圧により弾性層22bを弾性変形させて加熱定着に必要な所定幅のニップ部(定着ニップ部)Nを形成させてある。
65は第1温度検知手段としてのメインサーミスタである。メインサーミスタ65は、ホルダ17に固定支持させたステンレス製のアーム65aの先端にサーミスタ素子65bを有し、このサーミスタ素子65bをアーム65aによりベルト20内面に弾性的に接触させている。そのため、ベルト20の回転中にベルト20内面の動きが不安定になったとしてもサーミスタ素子65bをベルト20内面に常に接触させておくことが可能となる。
23は装置フレーム24に組付けた入り口ガイドである。入り口ガイド23は、二次転写ニップから搬送される記録材Pをニップ部Nに正確に導く役割を果たす。入り口ガイド23はポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂により形成されている。29は装置フレーム24に組付けた定着排紙ローラである。
19は安全対策用温度検知手段としてのサーモスイッチである。サーモスイッチ67はヒータ18にスペーサ25を介して保持されている。そして付勢部材であるバネ26によりヒータ18側に付勢されている。サーモスイッチ67は、ヒータ18に給電する不図示の給電線(ACライン)に対して直列に接続され、所定の温度以上の温度を検知した場合にヒータ18への通電を遮断する。
2)ヒータ18の構成
図3はヒータ18の一例の構造模型図であり、(a)は一部切欠き表面模型図、(b)は裏面模型図、(c)は拡大横断面模型図である。
ヒータ18は、記録材Pの搬送方向と直交する幅方向に細長い窒化アルミ製の基板aを有する。この基板aの表面側に長手方向に沿ってスクリーン印刷により線状あるいは帯状の抵抗発熱体bが形成してある。発熱体bは電流が流れることにより発熱する銀パラジウム(Ag/Pd)合金を含んだ導電ペーストであり、厚み10μm程度、幅1〜5mm程度の寸法に形成してある。発熱体aは抵抗値が12Ωになるように抵抗調整されている。
発熱体bに対する給電パターンとして、基板aの表面側の長手方向一端部に銀ペーストのスクリーン印刷等により第1と第2の電極部c・d及び延長電路部e・fがパターン形成してある。
上記発熱体bと延長電路部e・fの保護と絶縁性を確保するためにそれらの上に保護層としてのガラスコートgが形成してある。ガラスコートgの厚みは10μm程度である。
基板aの記録材P側の面すなわち裏面側には、ベルト20内面との摺動性を確保するためにポリイミド樹脂を約6μmの厚みでコーティングした摺動層hを設けている。
このヒータ18は、基板aの表面側を上向きした状態でホルダ17に固定して支持させてある。
ヒータ18の電極部c・dには給電用コネクタ27が装着される。このコネクタ27を介してヒータ駆動手段としてのヒータ駆動回路部28から電極部c・dに給電される。
3)定着装置104の加熱定着動作
加圧ローラ22は回転駆動手段としての回転駆動機構部Mにより所定の周速度(プロセススピード)で回転される。この加圧ローラ22の回転による加圧ローラ22表面とベルト20表面とのニップ部Nにおける圧接摩擦力によりベルト20に回転力が作用する。この回転力によりベルト20はベルト20内面がヒータ18の摺動層h表面に密着して摺動しながらホルダ17の外回りを矢印方向に従動回転する。ベルト20内面にはグリスが塗布されている。これにより、ホルダ17とベルト20内面との摺動性を確保している。
加圧ローラ22及びベルト20の回転状態において、ヒータ駆動回路部28からヒータ18の電極部c・d及び延長電路部e・fを介して発熱体bに通電される。これにより発熱体bが発熱してヒータ18が迅速に昇温する。したがって、ヒータ18において基板a長手方向に沿って形成された発熱体b幅が発熱領域幅となる。ヒータ駆動回路部28は制御手段としてのDCコントローラ(CPU)21によりヒータ18への通電が制御される。すなわち、コントローラ21は、メインサーミスタ65の検知温度が所定の設定温度(目標温度)T(=195℃)となるようにヒータ駆動回路部28を制御する。
ヒータ18が昇温して設定温度に温調された状態において、ニップ部Nのベルト20と加圧ローラ22との間に未定着トナー像tを担持した記録材Pが入り口ガイド23に沿って案内され導入される。その記録材Pはニップ部Nにおいてトナー像担持面側がベルト20の外面に密着してベルト20と一緒にニップ部Nを挟持搬送されていく。この挟持搬送過程において、ヒータ18の熱がベルト20を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着トナー像tが記録材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。ニップ部Nを出た記録材Pはベルト20表面から曲率分離され、定着排紙ローラ29により排出される。
(3)トレイ41の構成、及び、記録材有無センサ48・49・68
図4は画像形成装置の透過平面模型図である。画像形成装置における記録材Pの搬送基準(通紙基準)は、記録材Pの搬送方向と直交する幅方向の端面間の中心を基準として記録材Pを搬送する中央搬送基準(以下、通紙位置基準と記す)Aである。
トレイ41において、記録材Pの搬送方向と直交する幅方向に配設された左右一対の幅規制部材としての幅規制ガイド43L・43Rは、不図示の同期移動機構により連結してあり、通紙位置基準Aに対して左右対称に連動して移動可能である。これにより、両ガイド43L・43Rの間隔を通紙位置基準Aを中心に広狭調節することができる。すなわち、ガイド43L・43Rを幅方向に広げた状態にしてそのガイド43L・43R間でトレイ41上に記録材Pを載置し、ガイド43L・43Rを記録材Pの幅に合わせて寄せ移動する。これにより、記録材Pの左右の端面がガイド43L・43Rの左右の内側面で規制されて記録材Pがトレイ41上に幅中心が通紙位置基準Aと一致し、記録材Pはその状態にセットされる。トレイ41に回転可能に支持された給送ローラ42は回転駆動機構Mにより回転され、トレイ41上にセットされた記録材Pをレジストローラ13(図1)に搬送する。
トレイ41の幅方向において、通紙位置基準Aに対して対称な領域(L2+L2)は、手差し給送を保証する記録材Pの最大幅寸法であり、ヒータ18の発熱体b幅と同じ寸法でる。また通紙位置基準Aに対して対称な領域(L1+L1)は、手差し給送を保証する記録材Pの最小幅寸法である。本参考例では、最大幅寸法(L2+L2)をLTRサイズ(216mm)とし、最小幅寸法(L1+L1)を76.2mm×127mmの名刺サイズとしている。
メインサーミスタ65は、最小幅寸法(L1+L1)の領域内で通紙位置基準Aから30mm離れた位置に配置してある。したがって、このメインサーミスタ65により、ヒータ18の発熱体b幅に対して最小幅寸法(L1+L1)の幅狭の記録材Pが通過する領域(通紙部領域)と対応するベルト20内面の領域の温度を検知することができる。そのため、最小幅寸法(L1+L1)の幅狭の記録材Pがニップ部Nに導入される場合には、コントローラ21はメインサーミスタ65の検知温度に基づいてヒータ18を設定温度に温調制御する。
66は第2温度検知手段としてのサブサーミスタである。サブサーミスタ66は、ヒータ18の基板a表面側において最小幅寸法(L1+L1)と最大幅寸法(L2+L2)との差領域(2L2−2L1/2)内で通紙位置基準Aから距離L4(=95mm)離れた位置に配置してある。このサブサーミスタ66は、B5サイズ幅(182mm)以下の記録材Pに対してヒータ18の端部昇温を検知できる。したがって、このサブサーミスタ66により、ヒータ18の発熱体b幅に対してB5サイズ幅(182mm)以下の記録材Pが通過しない領域(非通紙部領域)と対応する基板a表面側の領域の温度を検知することができる。そのため、B5サイズ幅以下の記録材Pがニップ部Nに連続して導入される場合には、コントローラ21はサブサーミスタ66の検知温度に基づいて記録材Pのスループット(記録材の単位時間当たりの搬送(出力)枚数)をダウンする制御を行う。このスループットダウン制御については追って詳しく説明する。
サーモスイッチ67は、ヒータ18の基板a表面側において最小幅寸法(L1+L1)の領域内で通紙位置基準Aから25mm離れた位置に配置してある。このサーモスイッチ67は、メインサーミスタ65とは通紙位置基準Aを挟んで反対側に配置してある。
48は記録材検知手段としての記録材センサであり、トレイ41のガイド43L・43Rと給送ローラ42の間において最小幅寸法(L1+L1)の領域内に配置してある。したがって、この記録材センサ48により、最小幅寸法(L1+L1)以上の記録材Pの有無を検知することができる。
49は長さ検知手段としてのトップセンサ49であり、レジストローラ13と二次転写ローラ15の間(図1)において最小幅寸法(L1+L1)の領域内に配置してある。したがって、このトップセンサ49により、最小幅寸法(L1+L1)以上の記録材Pについて搬送方向の長さを検知することができる。
68は記録材有無検知手段としての記録材片寄せセンサであり、搬送ローラ12とレジストローラ13の間(図1)において最小幅寸法(L1+L1)と最大幅寸法(L2+L2)との差領域(2L2−2L1/2)内に配置してある。片寄せセンサ68は、サブサーミスタ66とは通紙位置基準Aを挟んで反対側に配置してあり、通紙位置基準Aから距離L5(=95mm)離れた位置にある。したがって、A4サイズ幅(210mm)の記録材Pをトレイ41から中央搬送基準で搬送した場合には、その記録材Pは片寄せセンサ68を通過するため、その記録材Pを片寄せセンサ68で検知することができる。しかし、B5サイズ幅(183mm)以下の記録材Pをトレイ41から中央搬送基準で搬送した場合には、その記録材Pは片寄せセンサ68を通過しないため、その記録材Pを片寄せセンサ68で検知することができない。
(4)トレイ41から給送する記録材Pの搬送パターン
記録材Pをトレイ41から給送して画像形成(プリント)を行う場合、トレイ41から記録材Pを画像形成機構部102に給送する形態として2通りある。1つは、ガイド43L・43Rを記録材Pの幅に合わせた状態でその記録材Pを給送ローラ42により搬送する仕様内の形態である。他の1つは、ガイド43L・43Rを最大まで広げ、例えば記録材Pとして幅110mmの封筒等を右側のガイド43Rに寄せた状態で給送ローラ42により搬送する仕様外の形態である。
さらに、トレイ41からサイズの異なる記録材Pを画像形成機構部102に給送する搬送パターンは、仕様内、仕様外を含め以下の4つのパターンに分類することができる。
パターンI:仕様内で大サイズの記録材Pをトレイ41上にセット(図5)
パターンII:仕様内で小サイズの記録材Pをトレイ41上にセット(図4)
パターンIII:仕様外で小サイズの記録材Pをトレイ41上にセット(図6:片寄せセンサ68側に片寄せ)
パターンIV:仕様外で小サイズの記録材Pをトレイ41上にセット(図7:サブサーミスタ19側に片寄せ)
ここで、大サイズの記録材Pとは、定着装置104のニップ部Nにおいて非通紙部昇温の発生しない幅を有する記録材のことである。また、大サイズの記録材Pとは、片寄せセンサ68を通過する幅広の記録材でもある。小サイズの記録材Pとは、定着装置104のニップ部Nにおいて非通紙部昇温の発生する幅を有する記録材のことである。また、小サイズの記録材Pとは、片寄せセンサ68を通過しない幅狭の記録材でもある。
パターンIにおいて大サイズの記録材Pをトレイ41から給送した場合、その記録材Pを片寄せセンサ68で検知できることから、コントローラ21は片寄せセンサ68側に記録材Pがあると判断する。サブサーミスタ66は記録材Pの通紙部領域にあるため過度の昇温を検知することはない。よって、コントローラ21は前述のプロセススピードに対応した通常スループットで記録材Pの給送を行うように給送ローラ42を回転させる制御を行う。
パターンIIにおいて小サイズの記録材Pをトレイ41から給送した場合、その記録材Pを片寄せセンサ68で検知できないことから、コントローラ21は片寄せセンサ68側に記録材Pがないと判断する。サブサーミスタ66は記録材Pの非通紙部領域にあるため過度の昇温(非通紙部昇温)を検知する。
パターンIIIにおいて小サイズの記録材Pをトレイ41から給送した場合、その記録材Pを片寄せセンサ68で検知できることから、コントローラ21は片寄せセンサ68側に記録材Pがあると判断する。サブサーミスタ66は記録材Pの非通紙部領域にあるため過度の昇温(非通紙部昇温)を検知する。よって、コントローラ21はサブサーミスタ66の検知温度に応じて小サイズスループットダウン制御を行う。
パターンIVにおいて小サイズの記録材Pをトレイ41から給送した場合、その記録材Pを片寄せセンサ68で検知できないことから、コントローラ21は片寄せセンサ68側に記録材Pがないと判断する。サブサーミスタ66は記録材Pの通紙部領域にあるため過度の昇温を検知することはない。この場合にはコントローラ21はサブサーミスタ66の検知温度に基づいた小サイズスループットダウン制御を行うことができない。そこで、コントローラ21は後述する片寄せスループットダウン制御を行う。
ここで、上記パターンIII及びパターンIVに示す記録材Pの搬送形態を片寄せ通紙という。
図8はコントローラ21による小サイズスループットダウン制御と片寄せスループットダウン制御の判定フローチャートである。
コントローラ21では、片寄せセンサ68により記録材Pが検知されたか否かに基づいて、小サイズスループットダウン制御を実行するか、片寄せ通紙スループットダウン制御を実行するかを判定する。記録材Pが検知された場合には、小サイズスループットダウン制御を実行する。記録材Pが検知されない場合には、片寄せスループットダウン制御を実行する。
(5)小サイズスループットダウン制御、及び、片寄せスループットダウン制御
1)小サイズスループットダウン制御
図9は小サイズスループットダウン制御のフローチャートである。
小サイズスループットダウン制御とは、記録材Pを連続的に搬送する連続通紙中にサブサーミスタ66で検知されるサブサーミスタ温度Tsが非通紙部昇温状態の温度Thを超えた場合に、記録材Pのスループットをダウンする制御である。本参考例では、サブサーミスタ温度TsがTh=250℃を検知した場合、記録材Pの給送ピック間隔を広げるように給送ローラ42を回転させる制御を行うことでスループットダウンする。
具体的には、下記のように250℃を検知した時点で通常スループットF0から段階的にスループットダウンしていく。F0=30ppmからF1=15ppmに落とす。更に連続通紙中に250℃を超えた場合にはF1=15ppmからF2=7.5ppmに落とす。更に250℃を超えた場合には、F2=7.5ppmからF3=3ppmに落とす。3ppmまで落とせば、画像形成装置に使用可能ないかなるサイズの記録材Pを連続通紙しても非通紙部昇温で定着装置104にダメージを与えることがないことを確認している。
上記の様に、サブサーミスタ66の検知温度が250℃を超える場合にスループットダウンすることで、非通紙部昇温を抑えている。
2)片寄せスループットダウン制御
図10は片寄せスループットダウン制御のフローチャートである。
片寄せセンサ68を記録材Pが通過しなかった場合、トップセンサ49で検知した記録材Pの搬送方向の長さに応じて、片寄せスループットダウン判断閾値温度Taを設定する。記録材Pがニップ部Nに到達してからt秒時点で1回もサブサーミスタ温度Tsが閾値温度Taを超えなかった場合(YES)、パターンIVに示す片寄せ通紙状態と判断する。片寄せ通紙状態と判断した場合は、記録材Pの給送ピック間隔を広げるように給送ローラ42を回転させる制御を行うことでF3=3ppmにスループットダウンする。片寄せ通紙の場合、サブサーミスタ66で非通紙部昇温の度合いをモニターすることが不可能なため、記録材Pを連続通紙しても非通紙部昇温で定着装置104にダメージを与えることがないF3までスループットダウンする。
(6)片寄せスループットダウン判断閾値温度Ta
パターンIVにおいて片寄せスループットダウン制御を実行するため、片寄せセンサ68で記録材Pを検知できないパターンIIとパターンIVを区別する必要がある。本参考例では、コントローラ21においてサブサーミスタ66の検知温度を取り込み、一定時間後に所定の温度まで到達したか否かでパターンIIとパターンIVを区別している。非通紙部昇温を考慮して、記録材Pがニップ部Nに到達してから、15秒以内にパターンIIかパターンIVかを判断する必要がある。記録材Pの搬送方向の長さによって、非通紙部領域のサブサーミスタ66による検知温度は異なる。記録材Pにおいて搬送方向の長さが所定の基準長さより短いときは長いときと比較してニップ部Nを通過する通過時間が短い。すなわち、記録材Pの搬送方向の長さが基準長さより短いときは長いときと比較してヒータ18に電力を供給している時間が短くなる。その為、記録材Pの搬送方向の長さが短ければ短いほど、記録材P1枚当りの非通紙部昇温は少なくなる。
図11に、中央搬送基準で記録材Pをニップ部Nに通過させたときの記録材Pの搬送方向長さと、サブサーミスタ66の温度到達時間の関係を示す。記録材Pの搬送方向の長さが短いときは長いときと比較して、非通紙部領域のサブサーミスタ温度到達時間が長くなっていることが解る。図11の結果を基に片寄せスループットダウンの判断閾値温度Taを決定すればよい。また、コントローラ21では、トップセンサ49で検知した記録材Pの搬送方向の長さに応じて、片寄せスループットダウンに移行する判断閾値温度Taを変更している。
図12に記録材Pの搬送方向長さと判断閾値温度Taの関係の一例を示す。判断閾値温度Taは記録材Pの搬送方向の長さに応じて3つ設定してある。ここで、本参考例の記録材Pの搬送方向の基準長さは127mm、170mm、220mmの3つに設定してある。
パターンIIの様な片寄せ通紙状態であれば、記録材Pの非通紙部領域にあるサブサーミスタ66の検知温度は15秒以内に図11にて示される判断閾値温度Taに達するので、コントローラ21は小サイズスループットダウン制御を実行する。パターンIVの様な片寄せ通紙状態であれば、記録材Pの通紙部領域にあるサブサーミスタ66の検知温度は15秒以内に図11にて示される判断閾値温度Taには到達しないので、コントローラ21は片寄せスループットダウン制御を実行する。
つまり、コントローラ21は、搬送方向の長さが異なる記録材Pについてサブサーミスタ66の検知温度に基づき片寄せスループットダウン制御を行うための判断閾値温度Taを複数有する。この判断閾値温度Taは、片寄せセンサ68により記録材Pが検知されず且つトップセンサ49により検知される記録材Pの長さが基準長さより長いときは短いときより高くなるように設定してある。
参考例によれば、片寄せセンサ68で記録材Pが検知されず且つトップセンサ49で検知される記録材Pの搬送方向の長さと対応する判断閾値温度Taに基づき、その記録材Pに対し小サイズスループットダウン制御、又は片寄せスループットダウン制御を行う。そのため、ヒータ18の発熱体b幅に対して幅狭の記録材Pが通過しない領域の過度の昇温を抑えることができ、定着装置104の耐久寿命を延ばすことができる。また、片寄せ通紙時の不要なスループットダウンを抑制することが可能となる。
[実施例1]
本発明に係る画像形成装置の他の例を説明する。
本実施例においては、参考例1の画像形成装置と同じ部材、部分には同一符号を付して再度の説明を省略する。
参考例1の画像形成装置では、片寄せセンサ68で記録材Pを検知しないパターンIIの状態とパターンIVの状態を区別する為、記録材Pの搬送方向の長さを検知し、その長さに応じて片寄せスループットダウンに移行する判断閾値温度Taを変更していた。
本実施例の画像形成装置は、参考例1の画像形成装置と片寄せスループットダウン制御に移行するための検知方法が相違する。本実施例では、判断閾値温度(所定温度)Taは固定温度250℃とし、記録材Pの搬送方向の長さに応じて片寄せスループットダウンに移行する判断閾値時間(所定時間)taを変更することを特徴としている。記録材Pにおいて搬送方向の長さが所定の基準長さより短いときは長いときに比べて非通紙部昇温も緩和されるため判断閾値時間taを延長するようにしている。
図13に記録材Pの搬送方向長さと判断閾値時間taの関係の一例を示す。判断閾値時間taは記録材Pの搬送方向の長さに応じて3つ設定してある。ここで、本実施例の記録材Pの搬送方向の基準長さは127mm、170mm、220mmの3つに設定してある。また、判断閾値時間taはサブサーミスタの検知温度が一定の閾値温度(=250℃)に達する所要時間である。
パターンIIの様な片寄せ通紙状態であれば、記録材Pの非通紙部領域にあるサブサーミスタ66の検知温度は図13にて示される判断閾値時間ta以内に閾値温度250℃に達するので、コントローラ21は小サイズスループットダウン制御を実行する。パターンIVの様な片寄せ通紙状態であれば、記録材Pの非通紙部領域にあるサブサーミスタ66の検知温度は図13にて示される判断閾値時間ta以内に閾値温度250℃には到達しないので、コントローラ21は片寄せスループットダウン制御を実行する。
つまり、コントローラ21は、搬送方向の長さが異なる記録材Pについてサブサーミスタ66の検知温度に基づき片寄せスループットダウン制御を行うための判断閾値時間taを複数有する。この判断閾値時間は、片寄せセンサ68により記録材Pが検知されず且つトップセンサ49により検知される記録材Pの長さが基準長さより長いときは短いときより短くなるように設定してある。
本実施例によれば、片寄せセンサ68で記録材Pが検知されず且つトップセンサ49で検知される記録材Pの搬送方向の長さと対応する判断閾値時間taに基づき、その記録材Pに対し小サイズスループットダウン制御、又は片寄せスループットダウン制御を行う。そのため、参考例1と同様な効果を得ることができる。また、搬送方向の長さの短い記録材Pのときは、判断閾値時間taが長くなるので、片寄せ通紙状態においても通常スループットF0で通紙可能な時間を延長することが可能となる。
〔その他〕
1)参考例1と実施例1では、長さ検知手段としてトップセンサ49を用いたが、長さ検知手段はこれに限られず記録材Pの搬送方向の長さを検知できる他の手段で代用してもよい。或いは専用のセンサを用いてもよい。
2)参考例1と実施例1では、給送ローラ42による記録材Pの給送ピック間隔を広げることで記録材Pの搬送スピードを変更しスループットダウンを行ったが、スループットダウンはこれに限られずプロセススピードを落としてスループットダウンを行ってもよい。
参考例1に係る画像形成装置の一例の構成模型図 定着装置の一例の横断面側面模型図 ヒータの一例の構造模型図 画像形成装置の透過平面模型図、及び、仕様内で小サイズの記録材をトレイ上にセットした状態の説明図 画像形成装置の透過平面模型図、及び、仕様内で大サイズの記録材をトレイ上にセットした状態の説明図 画像形成装置の透過平面模型図、及び、仕様外で小サイズの記録材をトレイ上にセットした状態の説明図 画像形成装置の透過平面模型図、及び、仕様外で小サイズの記録材をトレイ上にセットした状態の説明図 小サイズスループットダウン制御と片寄せスループットダウン制御の判定フローチャート 小サイズスループットダウン制御のフローチャート 片寄せスループットダウン制御のフローチャート 中央搬送基準で記録材をニップ部に通過させたときの記録材の搬送方向長さと、サブサーミスタの温度到達時間の関係を表す図 参考例1に係る画像形成装置の記録材の搬送方向長さと判断閾値温度の関係の一例を表す図 実施例1に係る画像形成装置の記録材の搬送方向長さと判断閾値時間の関係の一例を表す図
18:ヒータ、65:メインサーミスタ、66:サブサーミスタ、
21:DCコントローラ、48:記録材センサ、49:トップセンサ、
68:片寄せセンサ、Ta:判断閾値温度、ta:判断閾値時間

Claims (1)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、通電により発熱し画像を担持する記録材を加熱する細長い加熱体と、前記加熱体の長手方向の発熱領域幅に対して幅狭の記録材が通過する領域の温度を検知する第1温度検知手段と、前記発熱領域幅に対して前記幅狭の記録材が通過しない領域の温度を検知する第2温度検知手段と、前記第1温度検知手段の検知温度を設定温度に維持するように前記加熱体への通電を制御するとともに、前記第2温度検知手段の検知温度に基づいて単位時間当りの記録材出力枚数を低下させるスループットダウン制御を行う制御手段と、を有する画像形成装置において、
    装置で搬送可能な全てのサイズの記録材の搬送方向長さを検知する長さ検知手段と、
    記録材搬送方向に直交する方向で記録材を搬送するための記録材搬送基準に対して前記第2温度検知手段と反側で前記幅狭の記録材が通過しない領域に設けられ、記録材の通過の有無を検知する記録材有無検知手段と、を有し、
    記録材を搬送したにも拘わらず前記記録材有無検知手段において記録材の通過が検知されず、且つ、複数の記録材が前記加熱体で加熱される所定時間の間に前記第2温度検知手段の検知温度が所定温度に達しない場合は前記スループットダウン制御を実行し、
    前記長さ検知手段により検知される記録材の搬送方向長さが基準長さより短い時は記録材の搬送方向長さが前記基準長さより長い時よりも、前記所定時間を長く設定することを特徴とする画像形成装置。
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