JP2018205403A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着部材の耐久性の劣化、もしくは定着部材の変形による画像不良を抑制できる定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】第1の回転体と、前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、前記第1の回転体を加熱する発熱部材と、前記発熱部材に当接する温度検知部材と、前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、前記発熱部材に所定の電力を供給した後に前記発熱部材への電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、例えば電子写真方式の作像プロセスを採用した複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置に使用される定着装置およびそれを用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、記録媒体上に転写されたトナー像は定着部材によって熱と圧力を与えられることで記録媒体上に定着される。定着部材には回転体を用いることが広く知られており、その駆動はギアを用いてモータの動力を伝達する構成により行われることが多い。モータ駆動時にモータが正常に駆動しているにもかかわらずギアの不良等により定着部材に動力が伝わらない場合、定着部材は回転せず定着部材の温度が上昇して変形し画像不良が発生する可能性がある。
この課題を解決する方法として、定着部材の周方向に導電部と非導電部を混在させ、その電気抵抗の変化を検知することで定着部材の回転の有無を判断する手法が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、上記技術では、定着部材の回転の有無を判断するために定着部材に加工を施す必要があるため、定着部材の耐久性の劣化、もしくは定着部材の変形による画像不良の発生といった問題が起こることがあった。
本発明の目的は、定着部材の耐久性の劣化、もしくは定着部材の変形による画像不良を抑制できる定着装置および画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置もしくは画像形成装置は、第1の回転体と、前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、前記第1の回転体を加熱する発熱部材と、前記発熱部材に当接する温度検知部材と、前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、前記発熱部材に所定の電力を供給した後に前記発熱部材への電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の定着装置もしくは画像形成装置は、発熱層を備える第1の回転体と、前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、前記第1の回転体を発熱させる励磁コイルと、前記第1の回転体に当接する温度検知部材と、前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、前記励磁コイルに所定の電力を供給した後に前記励磁コイルへの電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、定着部材に加工を施すことを要さず、定着部材の変形による画像不良を抑制できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。本発明の好適な実施形態は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は以下の実施形態により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置(フルカラープリンタ)100の概略構成を示す断面図である。画像形成装置100において、記録材(記録紙)Pにトナー画像を形成する画像形成部101は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pbを有する。各画像形成ステーションは、像担持体としての筒状の感光体1a、1b、1c、1dと、帯電部材2a、2b、2c、2dと、レーザースキャナ3a、3b、3c、3dと、現像器4a、4b、4c、4dを有する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る定着装置を搭載した画像形成装置(フルカラープリンタ)100の概略構成を示す断面図である。画像形成装置100において、記録材(記録紙)Pにトナー画像を形成する画像形成部101は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pbを有する。各画像形成ステーションは、像担持体としての筒状の感光体1a、1b、1c、1dと、帯電部材2a、2b、2c、2dと、レーザースキャナ3a、3b、3c、3dと、現像器4a、4b、4c、4dを有する。
更に、各画像形成ステーションは、感光体をクリーニングするクリーナ5a、5b、5c、5dと、転写部材6a、6b、6c、6dを有する。更に、各画像形成ステーションは、中間転写部材として感光体から転写したトナー画像を担持しつつ搬送するベルト7と、ベルト7から記録材Pへトナー画像を転写する二次転写部材8などを有する。以上の画像形成部101の動作は周知であるので、詳細な説明は割愛する。
カセット9に収納された記録材Pは、ローラ10の回転によって1枚ずつ繰り出される。その記録材Pは、搬送ローラ11の回転によってベルト7と二次転写部材8とで形成された二次転写ニップ部に搬送される。二次転写ニップ部でトナー画像が転写された記録材Pは、定着部(以下、定着装置と記す)102に送られ、トナー画像は定着部で記録材に加熱定着される。定着装置102を出た記録材Pは、排出ローラ12の回転によって排出部13に排出される。
図1において、103は制御部であり、装置全体の制御を司ると共に、後述するように定着部材のモータ通電に対応した回転の有無(回転状態)の検知に係る。
(定着装置)
図2は、定着装置102の概略構成を表す断面図である。図3は、定着装置102の記録材搬送方向で上流側からの概略構成を表す正面図である。図4(a)は定着装置102に用いるセラミックヒータ21の概略構成を表す断面図、図4(b)はセラミックヒータのフィルム非摺動面側からの平面図である。図5は、セラミックヒータ21の通電制御系のブロック図である。
図2は、定着装置102の概略構成を表す断面図である。図3は、定着装置102の記録材搬送方向で上流側からの概略構成を表す正面図である。図4(a)は定着装置102に用いるセラミックヒータ21の概略構成を表す断面図、図4(b)はセラミックヒータのフィルム非摺動面側からの平面図である。図5は、セラミックヒータ21の通電制御系のブロック図である。
図2に示す本実施形態の定着装置102は、加圧回転体としてのフィルム(無端)ベルト)51を含む加圧ユニット50と、フィルム51と定着ニップ部(ニップ部)N1を形成する加熱回転体(第1の回転体)としての定着ローラ30を有する。第1の回転体に対向し第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体としてのフィルム51は、熱可塑性樹脂を含む材料で筒状に形成されている。
更に、本実施形態の定着装置102は、定着ローラ30と加熱ニップ部N2を形成する加熱源としての加熱ユニット20を有する。加圧ユニット50、定着ローラ30及び加熱ユニット20は、何れも記録材搬送方向と直交する方向(以下、長手方向と記す)に長い部材である。
1)定着ローラ30
定着ローラ30は、鉄、SUS、アルミニウム等の金属材料からなる芯金30Aを有す
る。この芯金30Aの長手方向両端部の軸部間の外周面上には、シリコーンゴムなどを主成分とする弾性層30Bが形成されており、この弾性層30Bの外周面上にはPTFE、PFA又はFEPなどを主成分とする離型層30Cが形成されている。
定着ローラ30は、鉄、SUS、アルミニウム等の金属材料からなる芯金30Aを有す
る。この芯金30Aの長手方向両端部の軸部間の外周面上には、シリコーンゴムなどを主成分とする弾性層30Bが形成されており、この弾性層30Bの外周面上にはPTFE、PFA又はFEPなどを主成分とする離型層30Cが形成されている。
芯金30Aの長手方向両端部の軸部は,定着装置102のフレームF(図3)に回転可能に支持されている。この芯金30Aの長手方向端部には、図3に示すようにモータM1によって回転されるギアG1が固着されている。
2)加熱ユニット20
加熱ユニット20は、セラミックヒータ(以下、ヒータと記す)21と、筒状のフィルム(無端ベルト)22と、フィルムガイド24を有する。フィルムガイド24は、耐熱性材料を用いて横断面略凹字形状に形成されている。フィルムガイド24の定着ローラ30側の平坦面には、長手方向に沿って溝24Aが形成してある。ヒータ21は、フィルムガイド24の溝24Aに支持されている。
加熱ユニット20は、セラミックヒータ(以下、ヒータと記す)21と、筒状のフィルム(無端ベルト)22と、フィルムガイド24を有する。フィルムガイド24は、耐熱性材料を用いて横断面略凹字形状に形成されている。フィルムガイド24の定着ローラ30側の平坦面には、長手方向に沿って溝24Aが形成してある。ヒータ21は、フィルムガイド24の溝24Aに支持されている。
このヒータ21は、アルミナ、窒化アルミ等のセラミックを主成分とする薄板状の基板21A(図4(a))を有する。基板21Aのフィルム摺動面側の基板面に、長手方向に沿って銀、パラジウム等を主成分とした通電発熱抵抗体21Bと、通電発熱抵抗体と電気的に接続された導電部21Eと、導電部に通電するための電極21Fがパターン印刷されている(図4(b))。また、その基板面には、ガラス又はフッ素樹脂、ポリイミド等の耐熱樹脂を主成分とする保護層21Cが、通電発熱抵抗体21Bを覆うように形成してある(図4(a))。
一方、基板21Aのフィルム非摺動面側の基板面において、大サイズの記録材或いは小サイズの記録材をプリントする際にそれらの記録材が必ず通過する基板の長手方向中央又はその近傍の領域にメインサーミスタ23Aを当接させている。このメインサーミスタ23Aによって,ヒータ21の通過領域の温度を検出している。このメインサーミスタ23Aは、ニップ部に記録材が挟持搬送されるときの温度制御のための温度検知部材と、後述するモータへの通電に対応した定着部材の回転の有無(回転状態)を検知するための温度検知部材を兼ねている。しかし、夫々独立に設けられても良い。
また、小サイズの記録材をプリントする際或いは大サイズの記録材を基板の長手方向端部側に片寄せしてプリントする際にそれらの記録材が通過しない基板の長手方向端部側の非通過領域にサブサーミスタ23Bを当接させている。これらのサブサーミスタ23Bによって,ヒータ21の非通過領域の温度を検出している。
図2で、フィルム22は、フィルムの内周長がフィルムガイド24の外周長より所定長だけ長くなるように筒状に形成され、フィルムガイドに無張力にてルーズに外嵌されている。フィルム22の層構成として、ポリイミドを主成分とする無端帯状のフィルム基層の外周面を、PFAを主成分とする無端帯状の表面層により被覆するという二層構造が採用されている。
上記の加熱ユニット20は、定着ローラ30の上方で定着ローラと並列に配置され、フィルムガイド24の長手方向両端部を定着装置102のフレームF(図3)に支持させている。また、フィルムガイド24の長手方向両端部を加圧バネS1(図3)で定着ローラ30の長手方向と直交する垂直方向へ付勢し、ヒータ21とフィルムガイド24の外表面でフィルム22を定着ローラの外周面(表面)に加圧状態に当接させている。
これにより、定着ローラ30の弾性層30Bをヒータ21の外表面と対応する位置で潰して弾性変形させ、定着ローラ30の表面とフィルム22の外周面(表面)とで所定幅の加熱ニップ部N2を形成している。
3)加圧ユニット50
加圧ユニット50は、フィルム51と、フィルムガイド52を有する。フィルムガイド52は、耐熱性材料を用いて横断面略凹字形状に形成されている。フィルム51は、フィルムの内周長がフィルムガイド52の外周長より所定長だけ長くなるように筒状に形成され、フィルムガイド52に無張力にてルーズに外嵌されている。フィルム51の層構成として、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を主成分とする無端帯状のフィルム基層の外周面を、PFAを主成分とする無端帯状の表面層により被覆するという二層構造が採用されている。
加圧ユニット50は、フィルム51と、フィルムガイド52を有する。フィルムガイド52は、耐熱性材料を用いて横断面略凹字形状に形成されている。フィルム51は、フィルムの内周長がフィルムガイド52の外周長より所定長だけ長くなるように筒状に形成され、フィルムガイド52に無張力にてルーズに外嵌されている。フィルム51の層構成として、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を主成分とする無端帯状のフィルム基層の外周面を、PFAを主成分とする無端帯状の表面層により被覆するという二層構造が採用されている。
上記の加圧ユニット50は定着ローラ30と並列に配置され、フィルムガイド52の長手方向両端部を定着装置102のフレームF(図3)に支持させている。そして、フィルムガイド52の長手方向両端部を、加圧バネS2(図3)によって、定着ローラ30の母線方向と直交する垂直方向へ付勢し、フィルムガイド52の平坦面52Aでフィルム51を定着ローラ30表面に加圧状態に当接させている。
これにより、定着ローラ30の弾性層30Bをフィルムガイド52の平坦面と対応する位置で潰して弾性変形させ、定着ローラ表面とフィルム51の外周面(表面)とで所定幅の定着ニップ部(ニップ部)N1を形成している。
4)加熱定着処理動作
図2を参照して、定着装置102の加熱定着処理動作を説明する。CPUとROMやRAMなどのメモリからなる制御部103は、プリント信号に応じてモータM1を回転駆動し、これによりモータM1は定着ローラ30を矢印方向に回転させる。この定着ローラ30の回転に追従して、加圧ユニット50のフィルム51はフィルムの内周面(内面)がフィルムガイド52の平坦面52Aに摺動しながら矢印方向に回転する。また、定着ローラ30の回転に追従して、加熱ユニット20のフィルム22の内周面(内面)がヒータ203の保護層21Cに摺動しながら、フィルム22が矢印方向に回転する。
図2を参照して、定着装置102の加熱定着処理動作を説明する。CPUとROMやRAMなどのメモリからなる制御部103は、プリント信号に応じてモータM1を回転駆動し、これによりモータM1は定着ローラ30を矢印方向に回転させる。この定着ローラ30の回転に追従して、加圧ユニット50のフィルム51はフィルムの内周面(内面)がフィルムガイド52の平坦面52Aに摺動しながら矢印方向に回転する。また、定着ローラ30の回転に追従して、加熱ユニット20のフィルム22の内周面(内面)がヒータ203の保護層21Cに摺動しながら、フィルム22が矢印方向に回転する。
ヒータ21の電極21F(図4(b))には,図5に示す商用電源41からトライアック40を介して給電され、これにより電極21Fは、図4に示す導電部21Eを通じて通電発熱抵抗体21Bに通電する。そして、通電発熱抵抗体21Bは通電により発熱し、ヒータ21は急速に昇温して加熱ニップ部N2でフィルム22を介して定着ローラ30表面を加熱する。
制御部103は、図5に示すようにヒータ21の温度をモニタするメインサーミスタ23Aの検出温度をA/D変換回路42を介して取り込む。そしてこの検出温度が定着温度(目標温度)を維持する(温度制御がされる)ように、トライアック40のON/OFFをコントロールしてヒータ21へ供給する通電量を制御する。
未定着トナー画像(トナー像)Tを担持する記録材Pは、定着ニップ部N1で定着ローラ30表面とフィルム51の外周面(表面)とで挟持搬送されつつ定着ローラ表面の熱により加熱される。これにより、未定着トナー画像は記録材上に定着される。トナー画像Tが定着された記録材Pが定着装置102から排出された後、所定条件を満たした後に制御部103はモータM1の回転駆動を停止する。また、制御部103はトライアック40をOFFにしてヒータ21への給電(通電)を停止する。
(定着部材の回転検知処理動作)
本実施形態における定着部材としての定着ローラ30もしくは加圧ユニット50におけるフィルム51のモータ通電に対応した回転の有無(回転状態)の検知については、回転検知処理として、以下の手順にて順に実施される。
本実施形態における定着部材としての定着ローラ30もしくは加圧ユニット50におけるフィルム51のモータ通電に対応した回転の有無(回転状態)の検知については、回転検知処理として、以下の手順にて順に実施される。
1)ヒータへ通電し、サーミスタ温度Tが所定の温度Tstartとなるまで昇温させる。この場合、モータへの通電はされていない。
2)ヒータへの通電を停止し、モータへ通電する。
3)所定の時間ST経過後にモータへの通電を停止し、その際のサーミスタ温度をTSTとする。
4)モータへ通電してから停止するまでの間にサーミスタで検知される最も高い温度をTmaxとする。
5)サーミスタの検知温度の変化量である温度低下情報として、温度低下率を(Tmax−TST)/Tmaxと定義する。
6)温度低下率が所定の閾値Xを上回れば回転、下回れば未回転と判断する。モータへの通電に対応して定着部材が回転していれば、相当時間経過後にはヒータにおける熱は定着部材に伝わるため、ヒータに当接するサーミスタの温度は低下するはずであることを、定着部材の回転有無の判断の拠り所としている。
温度Tstartの値としては、加熱ユニット20や定着ローラ30が熱による変形等の影響を受けない範囲で、より高温に設定するのが望ましい。また、時間STの値としては、正常回転時(回転が有る場合)の温度TSTと未回転時(回転が無い場合)の温度TSTの差が最大となる様に設定するのが検知精度という点では望ましいが、差が十分に確保出来ている場合はそれよりも小さい値を設定してもよい。
また、閾値Xの値としては、正常回転時の温度低下率と未回転時の温度低下率を切り分けることが出来る値を設定する。正常回転時の温度低下率と未回転時の温度低下率の平均値付近に設定するのが、より望ましい。
図6は、本実施形態における回転検知シーケンスを表したフローチャートであり、このシーケンスは制御部103(図1)のメモリに格納されている。制御部103は、メインサーミスタ23Aから得られる温度Tを記憶するとともに、ヒータ21にトライアック40(図5)を介して通電することでヒータ21を発熱させる(S1)。制御部103はサーミスタ温度Tを監視し続け、T>110℃となるまで加熱し、サーミスタ温度Tが110℃を超えたところでヒータ21への通電を停止し加熱を止める(S2、S3)。その状態で、モータM1に通電し、モータ駆動(以下、駆動)を開始する(S4)。
そして、検知し続けているサーミスタ温度Tに関して、その最も高い温度をTmaxとして記憶する(S5)。そして、駆動開始から2.5秒(上述した所定の時間STの値)経過するまで駆動動作をし続け、2.5秒後のサーミスタ温度をT2.5(上述したTSTの値)として記憶する(S6、S7)。
次に、温度低下情報として、最も高い温度Tmaxと駆動開始から2.5秒後の温度T2.5の差を、最も高い温度Tmaxで除した値(温度低下率)を算出する。温度低下率が、閾値Xの値として0.2を上回っていれば定着ローラ30もしくはフィルム51は正確に回転していると判断し、上回っていなければ定着ローラ30もしくはフィルム51は回転していないと判断する(S8、S9、S10)。
なお、駆動開始のトリガーとなる110℃、ヒータ21への通電停止後からT2.5を測定するまでの2.5秒という時間、温度低下率の閾値である0.2、といった値はこれらに限定される数値ではない。すなわち、定着装置の構成によって最も適切に駆動を検知出来る値に設定できる。
本検知手法は、停止加熱(モータへの通電がされずにヒータに加熱する)によってヒータ21及び定着ローラ30を昇温させた後、加熱を停止した状態でモータM1への通電を開始する。モータM1からの駆動力が定着ローラ30に伝わっていた場合、加熱ユニット20のフィルム22が回転駆動する。この時、ヒータ21の熱はフィルム22を介して定着ローラ30側に移動し、メインサーミスタ23Aで検知されるサーミスタ温度Tは大きく下がる。
一方、モータM1からの駆動力が定着ローラ30に伝わっていなかった場合、加熱ユニット20のフィルム22が回転駆動することはなく、ヒータ21の熱は定着ローラ30側に移動しにくい。よって、メインサーミスタ23Aで検知されるサーミスタ温度Tはあまり下がらない。つまり、モータM1からの駆動力が定着ローラ側に伝わっているか否かによって、サーミスタ温度Tの下がり方に大きな差が生じることになり、本検知手法はこれを利用している。
図7は、本実施形態におけるサーミスタ温度Tの時間変化を示している。モータM1からの駆動が定着ローラ30に伝わっている場合(回転有りの場合)の温度変化を実線、モータM1からの駆動力が定着ローラ30に伝わっていない場合(回転無しの場合)の温度変化を破線で示している。両者とも停止加熱時の温度上昇にはほとんど差が見られず、加熱を停止し駆動を開始した後に差が広がっている。
定着ローラ30の回転有りの場合と、回転無しの場合は、共に最も高い温度Tmaxが115℃で同一であるが、回転有りの場合のT2.5が40℃であるのに対して回転無しの場合のT2.5は100℃となっている。これらを温度低下率で表すと、定着ローラ30の回転有りの場合は0.65であり、定着ローラ30の回転無しの場合は0.13となる。これより、上述した閾値Xの値として0.2という値でもって、定着ローラ30もしくはフィルム51の回転の有無を検知することが出来る。
以上、本実施形態によれば、発熱部材に所定の電力を供給した後に発熱部材への電力供給を停止した状態でモータを所定の回転数で回転させている間の温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、第1または第2の回転体の回転状態を検知する。より具体的には、発熱部材への電力供給を停止した状態でモータを所定の回転数で回転させてから所定時間経過後において、第1または第2の回転体の回転状態を検知する。
このため、簡易な構成で、モータM1の駆動力が伝達されないことによる定着部材の熱変形、及びそれによる画像不良を抑制(防止)することが出来る。
《第2の実施形態》
本実施形態は、基本的には第1の実施形態に準ずるが、図8に示す様に、シーケンスS6でNoに分岐された場合、シーケンスSS6を追加した点が異なる。図8は、本実施形態における回転検知シーケンスを表したフローチャートである。シーケンスS6でNoに分岐された場合、温度低下情報としての温度低下率を算出し、閾値Xと比較するシーケンスSS6を行う。これにより、正常回転時の検知速度を向上させることが出来る。
本実施形態は、基本的には第1の実施形態に準ずるが、図8に示す様に、シーケンスS6でNoに分岐された場合、シーケンスSS6を追加した点が異なる。図8は、本実施形態における回転検知シーケンスを表したフローチャートである。シーケンスS6でNoに分岐された場合、温度低下情報としての温度低下率を算出し、閾値Xと比較するシーケンスSS6を行う。これにより、正常回転時の検知速度を向上させることが出来る。
即ち、本実施形態では、T2.5を検知する際に所定時間(2.5秒)経過するまで待機するのでなく、モータへの通電に対応した定着部材の回転の有無の検知を逐次行う、すなわち、現在のサーミスタ温度でもって、随時温度低下率を算出する。そして、2.5秒経過前であっても温度低下率が閾値を上回った段階で、検知を打ち切って正常回転していると判断する。このため、より高速な検知が可能となる。
第1の実施形態では、ヒータへの通電を行う第1の制御と、ヒータへの通電を停止した状態でモータへの通電を行う第2の制御と、ヒータへの通電を停止した状態でモータへの通電を停止する第3の制御を順に行う前提で、回転有無検知を行った。しかしながら、本実施形態では、第3の制御を行わず、第2の制御が行われているときの温度低下情報に基づいて、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転有無検知を行うこととなる。
以上、本実施形態によれば、発熱部材に所定の電力を供給した後に発熱部材への電力供給を停止した状態でモータを所定の回転数で回転させている間の温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、第1または第2の回転体の回転状態を検知する。より具体的には、発熱部材への電力供給を停止した状態でモータを所定の回転数で回転させてから逐次、第1または第2の回転体の回転状態を検知する。
このため、簡易な構成で、モータM1の駆動力が伝達されないことによる定着部材の熱変形、及びそれによる画像不良を抑制(防止)することが出来る。
《第3の実施形態》
本実施形態は、基本的には第1の実施形態に準ずるが、図9に示す様に、定着装置にモータM1とギアG1間を離間および当接する機構(モータM1から定着部材としての定着ローラ30への駆動伝達を遮断および接続する機構)を設けた点が異なる。そして、本実施形態では、図10に示す様に、シーケンスS1の前にモータM1とギアG1を当接させるシーケンスPS1を行う。
本実施形態は、基本的には第1の実施形態に準ずるが、図9に示す様に、定着装置にモータM1とギアG1間を離間および当接する機構(モータM1から定着部材としての定着ローラ30への駆動伝達を遮断および接続する機構)を設けた点が異なる。そして、本実施形態では、図10に示す様に、シーケンスS1の前にモータM1とギアG1を当接させるシーケンスPS1を行う。
図9は、本実施形態における定着装置102の記録材搬送方向で上流側からの概略構成を表す正面図である。プリント時の紙詰まりからの回復処理等を行う際に、定着ニップ部N1内に挟持された記録材Pを排出する必要があるが、その際の駆動トルクを軽減させることを目的に、図9の如き当接・離間(当接および離間)機構を有してある。
モータM1とギアG1との間にギアG2及びG3を配置し、ギアG2はカム61によってギアG1及びギアG3との離間、当接を切り替えることが出来る。カム61とギア62は同軸上に配置され、ギア62はモータM2によって制御される。図9(a)はギアG2が離間した状態を表し、図9(b)はギアG2が当接した状態を表している。ただし、これは離間・当接機構の一例であり、ここに示す以外の離間・当接機構を用いても良い。
図10は、本実施形態における回転検知シーケンスを表したフローチャートである。シーケンスS1の前に、モータM1とギアG1を当接させるシーケンスPS1を行うことで、回転検知中の誤検知を抑えることが出来る。モータから定着部材としての定着ローラへの駆動伝達を遮断・接続する機構を備える本実施形態においては、モータから定着部材への駆動伝達が接続された状態においてのみ、モータに通電された状態における定着部材の回転の有無を検知する。
本実施形態において、ギアG2を離間した状態(図9(a))で定着部材の回転の有無の検知を行った場合、ギアG2部以外では正しく駆動伝達が成される状態であったとしても、加熱ユニット20のフィルム22が回転駆動することは無い。そのため、正しい温度低下率を得ることが出来ない。その結果、仮にG2ギアが当接状態であれば正常に回転検知が出来ていた状態であっても、未回転状態であると誤検知してしまう。そこで、シーケンスPS1を実行し、ギアG2を当接状態にしておくことでこれらの誤検知は回避することが出来る。
《第4の実施形態》
本実施形態は、第1の実施形態に準ずるが、図9に示す様に、定着装置にモータM1とギアG1間を離間・当接する機構を有し、かつ図11に示す様に、第3の実施形態(図10)のシーケンスS10の後に駆動回復シーケンスAS2を行う点が異なる。本実施形態は、第3の実施形態に対しては、第3の実施形態(図10)のシーケンスS10の後に駆動回復シーケンスAS2を行う点が異なる。
本実施形態は、第1の実施形態に準ずるが、図9に示す様に、定着装置にモータM1とギアG1間を離間・当接する機構を有し、かつ図11に示す様に、第3の実施形態(図10)のシーケンスS10の後に駆動回復シーケンスAS2を行う点が異なる。本実施形態は、第3の実施形態に対しては、第3の実施形態(図10)のシーケンスS10の後に駆動回復シーケンスAS2を行う点が異なる。
なお、図11において、図10におけるシーケンスPS1(シーケンスS1の前にモータM1とギアG1を当接させるシーケンス)は、図11において省略されているが、実際にはシーケンスPS1が行われる。
本実施形態における回転検知シーケンスを表したフローチャートである図11で、シーケンスS8において温度低下率が0.2以下であると判定され、未回転状態であると判断した後に、駆動を回復させるシーケンスAS2を行う。このような駆動回復動作には、離間・当接動作が用いられ、これによりギアG2の動作不良を改善させることが出来る。
《第5の実施形態》
図12は、第1の実施形態の定着装置とは異なる本実施形態におけるフィルム加熱式の定着装置を示す。図12に示す定着装置102は、加熱ユニット20と、第1の実施形態における定着ローラ30と同じ構成の加圧ローラ70と、を有する。加圧ローラ70における、70Aは芯金、70Bは弾性層、70Cは離型層である。
図12は、第1の実施形態の定着装置とは異なる本実施形態におけるフィルム加熱式の定着装置を示す。図12に示す定着装置102は、加熱ユニット20と、第1の実施形態における定着ローラ30と同じ構成の加圧ローラ70と、を有する。加圧ローラ70における、70Aは芯金、70Bは弾性層、70Cは離型層である。
本実施形態の定着装置に対し、第1の実施形態の制御部103で第1の実施形態の回転検知シーケンス(図6)を実行することによって、第1の実施形態と同じ作用効果を得ることができる。また、本実施形態の定着装置102に、第3の実施形態の当接・離間機構を具備させ、制御部103で第3の実施形態の回転検知シーケンス(図10)を実行しても、第3の実施形態と同じ作用効果を得ることができる。
<比較例>
本比較例は、基本的には第1の実施形態(図6)に準ずるが、回転検知のフローチャートである図13に示す様に、図6におけるシーケンスS3を行わない。
本比較例は、基本的には第1の実施形態(図6)に準ずるが、回転検知のフローチャートである図13に示す様に、図6におけるシーケンスS3を行わない。
図13は、本比較例に係る回転検知のフローチャートである。第1の実施形態(図6)では駆動開始前にヒータ21への通電を停止していたが、本比較例ではサーミスタ温度Tが110℃を超えてもヒータ21への通電を停止せずに駆動を開始するものとする。
図14は、本比較例に係るサーミスタ温度の時間変化を示している。モータM1からの駆動力が定着ローラ30に伝わっている場合(駆動時)の温度変化を実線、モータM1からの駆動力が定着ローラ30に伝わっていない場合(非駆動時)の温度変化を破線で示している。両者とも停止加熱時の温度上昇にはほとんど差が見られず、駆動を開始した後に差が広がっている。
本比較例において、駆動時の最も高い温度Tmaxは130℃であり、非駆動時の最も高い温度Tmaxは150℃であった。また、駆動時のT2.5が124℃であるのに対して非駆動時のT2.5は145℃となっている。これらを温度低下率で表すと、駆動時は0.046、非駆動時は0.033となり、非常に近い値になる。このように、ヒータ21へ通電したままでは、駆動を開始しても殆どサーミスタ温度Tは低下せず、僅かな振れで温度低下率が逆転してしまう。
(比較例と各実施形態の実施例との比較結果)
図15は、本発明における第1乃至第5の実施形態(実施例)と比較例について、正常回転を検知した定着装置の画像不良と、検知動作後の定着ローラの変形の有無を調べた結果である。上述した各実施形態における、サーミスタによって温度低下率を検知するという手法は、ヒータ21が発熱しない状態で検知動作をするため、駆動時と非駆動時の温度差が大きくなり検知精度が出る。また、ヒータ21への通電が無い状態で検知するため、ヒータ抵抗のバラツキや投入される電力のバラツキといった要因による誤検知を除外することが出来る。
図15は、本発明における第1乃至第5の実施形態(実施例)と比較例について、正常回転を検知した定着装置の画像不良と、検知動作後の定着ローラの変形の有無を調べた結果である。上述した各実施形態における、サーミスタによって温度低下率を検知するという手法は、ヒータ21が発熱しない状態で検知動作をするため、駆動時と非駆動時の温度差が大きくなり検知精度が出る。また、ヒータ21への通電が無い状態で検知するため、ヒータ抵抗のバラツキや投入される電力のバラツキといった要因による誤検知を除外することが出来る。
一方、加熱源への通電を停止せずに検知動作をした場合、温度低下は少なく誤検知の可能性が高くなる。比較例では、誤検知によって未回転である定着装置を正常回転であると判断した結果、画像不良が発生している。また、未回転を検知した場合においても、既に定着ローラ30に熱による変形が生じてしまっている可能性がある。これは、検知動作が終わるまで停止加熱したことと同意であるためであり、定着ローラ30の変形は出力画像にバンディング等の画像不良を発生させる。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(変形例1)
上述した第5の実施形態(図12)では、発熱部材としてのセラミックヒータ21が第1の回転部材としての無端ベルトであるフィルム22を加熱する定着装置を示し、温度検知部材がセラミックヒータ21に当接する構成であった。しかし、本発明はこれと異なる定着装置にも適用できる。例えば、電磁誘導を利用して励磁コイル(誘導コイル)が無端ベルトで発熱層を備えるフィルム22を発熱させる定着装置にも適用できる。この場合、温度検知部材は無端ベルトであるフィルム22に当接する構成となる。
上述した第5の実施形態(図12)では、発熱部材としてのセラミックヒータ21が第1の回転部材としての無端ベルトであるフィルム22を加熱する定着装置を示し、温度検知部材がセラミックヒータ21に当接する構成であった。しかし、本発明はこれと異なる定着装置にも適用できる。例えば、電磁誘導を利用して励磁コイル(誘導コイル)が無端ベルトで発熱層を備えるフィルム22を発熱させる定着装置にも適用できる。この場合、温度検知部材は無端ベルトであるフィルム22に当接する構成となる。
そして、上述した第5の実施形態では、制御部103は、セラミックヒータへの通電を行う第1の制御と、セラミックヒータへの通電を停止した状態でモータへの通電を行う第2の制御を順に行う。そして、第2の制御が行われているときの温度検知部材の温度低下情報に基づいて、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転の有無を検知した。
一方、電磁誘導を利用して励磁コイルが無端ベルトであるフィルム22を発熱させる定着装置では、制御部103は、励磁コイルへの通電を行う第1の制御と、励磁コイルへの通電を停止した状態でモータへの通電を行う第2の制御を順に行う。そして、第2の制御が行われているときの温度検知部材の温度低下情報に基づいて、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転の有無を検知する。
なお、上述した第5の実施形態では、無端ベルトとしてのフィルム22が第1の回転体を構成したが、無端ベルトが第1の回転体、第2の回転体の双方に設けられても良い。
(変形例2)
上述した実施形態では、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転の有無を検知するために、温度検知部材の温度低下情報として、温度低下率を取得したが、本発明はこれに限られない。例えば、温度低下率に替えて温度低下量(Tmax−TST)を用いることもできる。
上述した実施形態では、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転の有無を検知するために、温度検知部材の温度低下情報として、温度低下率を取得したが、本発明はこれに限られない。例えば、温度低下率に替えて温度低下量(Tmax−TST)を用いることもできる。
(変形例3)
上述した実施形態では、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転の有無を検知するために、第1の制御としてヒータへの通電をモータへの通電を停止して行った。しかし、本発明はこれに限定されず、第1の制御としてヒータへの通電をモータへの通電を停止せずに行うこともできる。
上述した実施形態では、モータへの通電に対応した定着部材(第1の回転体または第2の回転体)の回転の有無を検知するために、第1の制御としてヒータへの通電をモータへの通電を停止して行った。しかし、本発明はこれに限定されず、第1の制御としてヒータへの通電をモータへの通電を停止せずに行うこともできる。
(変形例4)
上述した実施形態では、記録材として記録紙を説明したが、本発明における記録材は紙に限定されるものではない。一般に、記録材とは、画像形成装置によってトナー像が形成されるシート状の部材であり、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。なお、上述した実施形態では、便宜上、記録材(シート)Pの扱いを紙詰まりの用語を用いて説明したが、これによって本発明における記録材が紙に限定されるものではない。
上述した実施形態では、記録材として記録紙を説明したが、本発明における記録材は紙に限定されるものではない。一般に、記録材とは、画像形成装置によってトナー像が形成されるシート状の部材であり、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。なお、上述した実施形態では、便宜上、記録材(シート)Pの扱いを紙詰まりの用語を用いて説明したが、これによって本発明における記録材が紙に限定されるものではない。
(変形例5)
上述した実施形態では、未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明したが、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
上述した実施形態では、未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明したが、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
21・・ヒータ、23A・・メインサーミスタ、30・・定着ローラ(第1の回転体)、51・・フィルム(第2の回転体)、70・・加圧ローラ(第2の回転体)、103・・制御部、M1・・モータ、N1・・定着ニップ部(ニップ部)、P・・記録材
Claims (14)
- 第1の回転体と、
前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を加熱する発熱部材と、
前記発熱部材に当接する温度検知部材と、
前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、
前記発熱部材に所定の電力を供給した後に前記発熱部材への電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、
を有することを特徴とする定着装置。 - 前記制御部は、前記発熱部材への電力供給を停止する前に前記発熱部材に所定の電力を供給するとき、前記モータへの通電を停止することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記発熱部材への電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させてから所定時間経過後において、前記回転状態を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記発熱部材への電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させてから逐次、前記回転状態を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
- 発熱層を備える第1の回転体と、
前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を発熱させる励磁コイルと、
前記第1の回転体に当接する温度検知部材と、
前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、
前記励磁コイルに所定の電力を供給した後に前記励磁コイルへの電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、
を有することを特徴とする定着装置。 - 前記制御部は、前記励磁コイルへの電力供給を停止する前に前記励磁コイルに所定の電力を供給するとき、前記モータへの通電を停止することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記励磁コイルへの電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させてから所定時間経過後において、前記回転状態を検知することを特徴とする請求項5または6に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記励磁コイルへの電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させてから逐次、前記回転状態を検知することを特徴とする請求項5または6に記載の定着装置。
- 前記第1の回転体は無端ベルトであり、
前記発熱部材は、前記ニップ部において前記無端ベルトを介して前記第2の回転体に対向して設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記温度検知部材は、前記ニップ部に記録材が挟持搬送されるときの温度制御を兼ねた温度検知部材であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記モータから前記第1の回転体または前記第2の回転体への駆動伝達を遮断および接続する機構を有し、接続された状態においてのみ前記回転の有無を検知することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記回転の有無を検知した結果、前記モータへの通電に対応した回転が無い場合に駆動回復動作を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の定着装置。
- 第1の回転体と、
前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を加熱する発熱部材と、
前記発熱部材に当接する温度検知部材と、
前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、
前記発熱部材に所定の電力を供給した後に前記発熱部材への電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 発熱層を備える第1の回転体と、
前記第1の回転体に対向し、前記第1の回転体と共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を発熱させる励磁コイルと、
前記第1の回転体に当接する温度検知部材と、
前記第1の回転体または前記第2の回転体を駆動するモータと、
前記励磁コイルに所定の電力を供給した後に前記励磁コイルへの電力供給を停止した状態で前記モータを所定の回転数で回転させている間の前記温度検知部材の検知温度の変化量に基づいて、前記モータの回転に対応した前記第1の回転体または前記第2の回転体の回転状態を検知する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
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