JP2004198859A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着装置に異常が発生する前に、その徴候を検知し、ワーニング発行することにより、早期のサービス対応を可能とし、ダウンタイムがなく、電源on時のウォームアップタイムが長い等の不具合がない画像形成装置等を提供する。
【解決手段】定着装置の温度が、第1の時間経過時に、予め定められた第1の温度より低いときにはエラー発行し、高いときでも、第2の時間経過時に第2の温度より低い場合は、ワーニング発行し、外部装置に通知する。
【選択図】 図13
【解決手段】定着装置の温度が、第1の時間経過時に、予め定められた第1の温度より低いときにはエラー発行し、高いときでも、第2の時間経過時に第2の温度より低い場合は、ワーニング発行し、外部装置に通知する。
【選択図】 図13
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成された記録媒体に、熱または熱及び圧力を加えることにより、画像を定着させる定着装置を有する画像形成装置または画像形成システムおよびそれらにおけるワーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、定着装置を有する複写機装置、プリンタ装置などの画像形成装置は、定着装置の駆動を開始してから所定時間後に定着装置の温度を検知し、検知された温度が予め定められた基準温度より高い場合には正常、低い場合は異常と判断し、異常と判断した場合には画像形成装置全体の動作を停止するとともに、その旨のエラー表示をする制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術では、画像形成装置に異常が発生した時に初めて部品交換などのサービスの準備が開始されるため、サービスの対応が遅れるという問題点があった。
【0004】
また、異常が発生した時から修理が終了するまで画像形成装置が動作しないため、装置を使用することができないダウンタイムが発生するといった問題があった。
【0005】
また、上記の定着装置の温度が基準温度よりは高いがマージンが少ないという、正常状態と異常状態の中間的状態では、エラー発行をするほどではないが、明らかに通常の状態とは異なり、ヒーターの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなり、あるいはヒーターの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が生じる可能性があった。
【0006】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、画像形成装置に異常が発生する前に、その徴候を検知し、ワーニング発行をすることにより、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、ダウンタイムが発生せず、また、電源on時のウォームアップタイムが長くなり、あるいはスループットダウンシーケンスがむやみに動作するといった不具合がない画像形成装置および画像形成システム及びそれらにおけるワーニング方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、定着装置の低温異常の前兆をワーニングとして発行することができるので、例えばワーニングを発行した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0009】
また、例えばワーニングを発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、発熱手段の立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる、あるいは発熱手段の発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置である複写機本体100の内部に、複写動作を制御するDCコントローラ800と、外部通信回線908との間でデータの送受信を行う為の通信手段であるモデムボード900を有し、両者は、RS-232Cインターフェースにより接続されている。
【0012】
外部通信回線908としては、通常の公衆回線が用いられる。複写機本体100は、外部通信回線908を通じて、複写機装置を管理する為の管理部所等におかれた外部装置であるホストコンピュータシステム999と接続されている。
【0013】
図2は、通信手段であるモデムボード900の主要構成を示すブロック図である。
【0014】
モデムボード900には、通信を制御するための中央演算処理装置であるCPU901と、通信データを一時保管する為のメモリであるRAM903、デジタル通信データを外部通信回線908にのせるために変調し、また外部通信回線908によって送られてきたデータをデジタル通信データに復調する変復調器であるモデム905、ネットワークコントロールユニット(以下NCUという)906を備えている。
【0015】
上記構成のDCコントローラ800およびモデムボード900による制御によって、複写機本体100の複写動作、データ記憶、外部通信回線908を経由してのホストコンピュータシステム999との通信が実施される。
【0016】
次に、DCコントローラ800,モデムボード900について説明する。図3は本実施の形態におけるDCコントローラ800,通信手段であるモデムボード900のブロック図である。
【0017】
同図において、DCコントローラ800は複写機本体100の複写動作制御を行う。通信手段であるモデムボード900は外部通信回線908との通信制御を行う。
【0018】
DCコントローラ800には、複写機全体の制御を行う中央演算処理装置であるCPU801、複写機本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリであるROM802を備え、CPU801はこのROM802に記憶された制御手順にしたがってバスを介して接続された各構成装置を制御する。
【0019】
803は、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるRAMであり、ホストコンピュータシステム999との通信を開始するために必要な電話番号等の記憶も行っている。
【0020】
804は入出力IC(以下I/Oという)であり、後述するメインモータ113等の負荷に対するCPU801の制御信号の出力、および定着装置の温度センサ等からの信号を入力してCPU801に送る役割を果たしている。
【0021】
CPU801は、バスおよび適当なI/O(不図示)を介して後述する操作パネル上の各種キーからの入力を受け入れ、さらに同パネル上のディスプレイに必要な情報を表示させるべく送り出す。
【0022】
外部通信回線908との通信制御を行うモデムボード900は、CPU901により通信の制御を行う。902は通信制御、接続手続プログラム等を記憶した記憶装置(ROM)である。
【0023】
そして、複写機本体100のDCコントローラ800とはRS−232Cインターフェース805,907により接続されており、このRS−232Cインターフェース907を介して複写機本体100のDCコントローラ800からのデータ転送が行われると、その転送データを通信手段900内に設けた専用の通信データ記憶手段であるRAM903に一時保持し、複写機本体のDCコントローラ800からのデータ転送終了後にCPU901によりネットワークコントロールユニット(以下NCUと記す)906を制御し、外部装置との通信回線接続を行い、回線接続後モデム905,NCU906を通して外部にデータ転送を行う。
【0024】
また、外部からデータ転送が行われた場合には、その転送データをRAM903に一時保持し、複写機本体のDCコントローラ800からの要求に応じてRS−232Cインターフェース805,907を介して複写機本体100のDCコントローラ800にデータ転送を行う。また、通信先の電話番号、自身のID番号、パスワード等を設定するためのロータリースイッチ909が備えられている。
【0025】
図4は、複写機装置の構成を示す断面図であり、同図を参照して構成と動作を説明する。
【0026】
図4において、複写機本体100は、原稿の自動給送を行う循環式自動原稿送り装置であるRDF200、仕分け装置即ちソータ300、自動コンピューターフォーム送り装置であるCFF400と自在に組み合わせて使用できるようになっている。以下複写機本体100、RDF200、ソータ300、CFF400を含めて複写機全体という。
【0027】
複写機本体100の構成について以下説明する。
【0028】
図4において、原稿台ガラス101は原稿載置台として用いられている。また、原稿読取り手段としての光学系102は、原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、走査ミラーと、レンズと、モータ104等から構成されており、モータ104により走査しつつ露光ランプ103で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーとレンズにより感光体ドラム105に照射する。
【0029】
前記感光体ドラム105の周囲には、高圧ユニット106と、ブランク露光ユニット107と、電位センサ108と、現像器109と転写帯電器110と、分離帯電器111と、クリーニング装置112とが装備されている。
【0030】
感光体ドラム105はメインモータ113により図4に示す矢印の方向に回転するもので、高圧ユニット106によりコロナ帯電されており、光学系102から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器109により現像されてトナー像として可視化される。
【0031】
一方、上段カセット114あるいは下段カセット115からピックアップローラ116,117を介し、給紙ローラ118,119により本体100内に送られた転写紙は、レジストローラ120によりトナー像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミングがとられた後、感光体ドラム105に給送され、転写帯電器110によりトナー像が転写される。
【0032】
この転写後、転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム105から分離され、搬送ベルト121により定着装置122に導かれて加圧,加熱によりトナー像が定着され、この後排出ローラ123により本体100の外に排出される。また、感光体ドラム105はクリーニング装置112により、その表面が清掃される。
【0033】
複写機本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るペーパーデッキ124が装備されている。ペーパーデッキ124のリフタ125は、給紙ローラ126に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。
【0034】
そして、127は排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排出側であるソータ300の経路を切り替える。即ち、排出ローラ123から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ127により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。
【0035】
また、128は下搬送パスであり、排出ローラ123から送り出された転写紙を反転パス129を介し転写紙を裏返して再給紙トレイ130に導く。
【0036】
131は両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパであり、これを左方向に倒すことにより転写紙を反転パス129を介さず、直接下搬送パス128に導く。
【0037】
132は経路133を通じて転写紙を感光体ドラム105側に給紙する給紙ローラである。134は排紙フラッパ127の近傍に配置されて、排紙フラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する排出ローラである。
【0038】
両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス129,下搬送パス128を介して裏返した状態で再給紙トレイ130に格納する。
【0039】
このとき、両面記録時には多重フラッパ131を右方向へ倒し、また多重記録時には該多重フラッパ131を左方向へ倒しておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙トレイ130に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ132により経路133を介して本体のレジストローラ120に導かれる。
【0040】
複写機本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ127を上方へ上げ、フラッパ131を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス129側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ134によって、転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0041】
次に、操作パネル(操作部)について説明する。
【0042】
図5は複写装置本体100に備えた操作パネル600の一例を示す外観図である。
【0043】
アスタリスク(*)キー601は、オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか、原稿枠消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。カーソルキー627は、設定モード時の設定事項を選択するときに用いる。OKキー628は、設定モード時の設定内容を確定するときに用いる。
【0044】
オールリセットキー606は、標準モードに戻すときに押す、また、オートシャットオフ状態から標準モードに復帰させるときにもこのオートリセットキー606を押す。
【0045】
複写開始キー(コピースタートキー)605は、複写を開始するときに押す。クリア/ストップキー604は、待機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストッパキーの機能を有する。
【0046】
このクリア/ストップキー604は、設定した複写枚数を解除するとき、また連続複写を中断するときに押す。そして、この押した時点での複写が終了した後に、複写動作を停止する。
【0047】
テンキー603は、複写枚数を設定するときに押す。またアスタリスク(*)モードを設定するときにも使う。メモリキー619は、使用者が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここでは、M1〜M4の4通りのモードの記録ができる。
【0048】
複写濃度キー611および612は、複写濃度を手動で調節するときに押す。AEキー613は、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。
【0049】
コピー用紙選択キー607は、上段カセット114、下段カセット115,ペーパーデッキ124,マルチ手挿し150を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときには、このコピー用紙選択キー607によりAPS(自動紙カセット選択)が選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ大きさのカセットが自動的に選択される。
【0050】
等倍キー610は、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。オート変倍キー616は、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大を指定するときに押す。
【0051】
両面キー626は、片面原稿から両面複写,両面原稿から両面複写、または両面原稿から片面複写をとるときに押す。綴じ代キー625は、転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することができる。
【0052】
写真キー624は、写真原稿を複写するときに押す。多重キー623は、2つの原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。
【0053】
原稿枠消しキー620は、使用者が定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。シート枠消しキー621は、コピー用紙サイズに合わせて原稿の枠消しをするときに押す。
【0054】
表紙モード設定キー629は、表紙,裏表紙の作成および合紙を挿入するときに用いる。ページ連写キー630は、見開きの本の左右を続けて複写するときに用いる。
【0055】
ステイプルソート,ソート,グループの排紙方法を選択する排紙方法選択キー614は、ステイプルソータ300が接続されている場合は、記録用紙に対するステイプルソートモード,ソートモード,グループモードの選択またはその選択モードの解除ができる。
【0056】
予約キー631は、予約トレイ210に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開始するとき、および予約設定を解除するときに用いる。予約設定キー632は、予約モード設定時の確定キーとして用いる。
【0057】
ガイドキー633は、各種キーに対応する機能の説明を、メッセージディスプレイ701を表示するときに用いる。
【0058】
メッセージディスプレイ701は複写および通信に関する情報を表示するLCD(液晶)であり、96×129ドットで文字や図形を表示する。
【0059】
例えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キー608,609,等倍キー610,ズームキー617,618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー607で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態を示すエラー表示等のメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、その他各種モード設定内容を表示する。
【0060】
AE表示器704は、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。予熱表示器709は、予熱状態のときに点灯する。
【0061】
標準モードでRDF200を使用している時では複写枚数1枚、濃度AEモード,オート用紙選択,等倍,片面原稿から片面複写の設定になる。
【0062】
RDF200を未使用時の標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニュアルモード,等倍,片面原稿から片面複写の設定となっている。RDF200の使用時と未使用時の差はRDF200に原稿がセットされているか否かで決まる。
【0063】
次に、この発明の特徴である外部装置との通信について説明する。
【0064】
図6は、通信手段900のROM902に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0065】
S601より本ルーチンに入り、ステップS602にて外部通信回線または複写機本体からの受信要求があるかチェックする。
【0066】
要求がなければステップS606に進み、受信要求があればステップS603にて要求が外部装置であるホストコンピュータシステムからか、DCコントローラからか判断し、DCコントローラからの要求であればステップS604に、ホストコンピュータシステムからの要求であればステップS605に進み、各々からのデータを受信し、RAM903に記憶する。
【0067】
次に、ステップS606にて、外部通信回線への送信要求があるかチェックし、なければステップS608へ、要求があればステップS607に進み外部通信回線を接続し、ホストコンピュータシステムにRAM903に記憶したデータを送信する。
【0068】
次にステップS608でDCコントローラへの転送が可能かどうかチェックし、不可ならステップS610から本ルーチンを抜け、転送可能ならステップS609に進みDCコントローラ800へRAM903に記憶した転送データの送信を行い、ステップS610から本ルーチンを抜ける。
【0069】
図7は、複写機本体のDCコントローラ800のROM802に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0070】
S701より本ルーチンに入り、ステップS702にてDCコントローラ800が通信手段であるモデムボード900からのデータ転送に対して受信可能状態かチェックする。
【0071】
不可能であれば、ステップS707から本ルーチンを抜け、受信可能であればステップS703に進み、モデムボード900からの受信要求があるかチェックする。要求がなければステップS707に進み、要求があればステップS704に進み転送されるデータの受信を行う。
【0072】
次にステップS705にて、モデムボード900への送信が可能かチェックし、不可能ならばステップS707に進み、送信可能ならばステップS706にてモデムボード900に送信を行いステップS707から本ルーチンを抜ける。
【0073】
図8は、通信相手であるホストコンピュータシステム999の、通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【0074】
S801より本ルーチンに入り、S802で回線接続する。次にS803に進み、複写機装置内のモデムボード900からの受信要求があるかチェックする。要求がなければステップS805に進み、要求があればステップS804に進みデータの受信を行う。
【0075】
次にステップS805で複写機装置のモデムボード900に対して送信可能状態かチェックする。
【0076】
不可能であればステップS807に進み、可能であれば、ステップS806にてデータの送信を行う。そしてステップS807にて、外部通信回線の接続を切断しステップS808から本ルーチンを抜ける。
【0077】
本発明の特徴である定着装置122の構成と動作について図9〜図13を用いて説明する。
【0078】
図9において、加熱ローラ122aは、その中心軸周りに回転可能に支持されている。加熱ローラ122aの内部には、加熱ローラ122aを加熱するためのヒーター122bが配置されている。
【0079】
加熱ローラ122aの近傍には温度検知手段であるサーミスタ122eが配置され、DCコントローラ800に接続されている。温度検知手段であるサーミスタ122eによって、加熱ローラ122aの温度が検知され、その検知信号はDCコントローラ800に入力される。
【0080】
DCコントローラ800は、サーミスタからの検知信号の値が、所定の値になるようにACコントローラ122dを介してヒーター122bの発熱量を制御し、そのことにより、加熱ローラ122aは、転写紙上に転写したトナーを溶融して転写紙上に定着するのに十分な温度に維持される。
【0081】
従って、ここでは、温度制御手段は、DCコントローラ800とACコントローラ122dを含んで構成される。
【0082】
加圧ローラ122cは金属芯の外周にシリコンゴム等からなるゴム層が形成された構造となっており、加熱ローラ122aと平行に配置され、所定の圧力で加熱ローラに圧接されている。
【0083】
加圧ローラ122cは、図示しない回転駆動装置の駆動力により回転し、加熱ローラ122aは、加圧ローラ122cに従動回転する構造になっている。
【0084】
加熱ローラ122a及び加圧ローラ122c両方に回転駆動装置の回転駆動力を与える構造でもよいことはもちろんである。
【0085】
この際に、加熱ローラ122aと加圧ローラ122cは、直線状の接触部分を形成するが、この接触部分をニップ部と呼んでいる。
【0086】
すでに述べたように、トナー像が転写された転写紙は、搬送ベルト121によって、矢印のように加熱ローラ122aと加圧ローラ122cとで形成されるニップ部に搬送される。
【0087】
ニップ部を通過する際に上記した熱と圧力により、トナー像は転写紙上に定着される。
【0088】
図10を用いて、定着装置122の温度調節機構について述べる。
【0089】
横軸は時間(time)、縦軸は上の段は温度検知手段であるサーミスタ122eによって検知される加熱ローラ122aの温度(Temp)、下の段はサーミスタ122eからの検知信号に基づいて温度制御手段の一部をなすDCコントローラ800によって制御されるヒーター122bの状態で、on/offの切り替えで行われる。
【0090】
Toは、転写紙上に転写したトナーを溶融して転写紙上に定着するのに十分な温度であり、本発明で例示される複写装置本体100における物理条件によって決定付けられる。
【0091】
温度制御開始時点で、ヒーター122bの状態がonとなり、加熱を開始する。温度Tempが目標温度Toを上回るとヒーター122bの状態をoffとし、加熱を行わないようにする。温度Tempは、若干のオーバーシュートのあと、温度が下がり始め、温度Tempが目標温度Toを下回ると、再度ヒーター122bの状態をonとし、再度加熱を開始する。温度Tempは若干のアンダーシュートのあと、再度上昇に転じる。
【0092】
このような動作を繰り返すことで、温度Tempを目標温度Toの近傍に保つように制御する。
【0093】
以上の制御は、すでに述べた温度制御手段の一部をなすDCコントローラ800、およびそれに搭載されるCPU801が、ROM802に書き込まれているプログラムに従って動作することによって行われる。
【0094】
図11を用いて、本発明における定着装置122の温度遷移と、エラー発行方法について説明する。
【0095】
ここで説明するエラーは、低温エラーと呼ばれるもので、一定時間te経過後に検知温度Te未満となったときに、エラーE0を発行するものである。
【0096】
上記アルゴリズムによって検出される故障の種類と、検出メカニズムについて説明する。
【0097】
定着装置122が正常に接続されている場合、定着装置が加熱を開始すると、加熱する時間に伴って温度が上昇する。そして、CPU801は、一定時間te経過したときにサーミスタ122eが検知した加熱ローラ122aの温度がエラーE0検知温度Te以上であるので、図10で説明した温度調節機構と同様の制御を行うことができる(S1)。
【0098】
一方、何らかの故障でサーミスタ122eが温度の上昇を検知しない場合、つまり、te経過してもTeより温度が上にならない場合は、画像形成の動作を停止し、メッセージディスプレイ701にエラーE0表示を行い、さらにその後、必要に応じて全ての電源を切る(S2)。
【0099】
従って本発明において、エラー発行するとは、画像形成の動作を停止し、メッセージディスプレイ701にエラーE0表示を行い、さらにその後、必要に応じて全ての電源を切ることを意味する。
【0100】
上記アルゴリズムは、ROM802に記憶されたプログラムによって実行されるものであり、DCコントローラ800内のCPU801は、バスを介して上記制御を実施する。ここにおいて、エラー発行手段は、DCコントローラ800を含んで構成される。
【0101】
上記の故障の原因としては、ヒーター122bに給電が行われないことと、サーミスタ122eが温度を検知しないことに大別される。
前者としては、たとえばヒーター122bに接続されている電線が外れている、フィラメントが切れている場合が考えられ、後者としては、サーミスタ122eが外れている、サーミスタ122eとDCコントローラ800との間に断線がある場合が考えられる。
【0102】
次に、S1とS2との間の中間的遷移状態であるS3という状態について考える。
【0103】
この状態に至る原因として考えられるのは、ヒーター122bのフィラメントがまもなく切れそうで一部が高抵抗となり、全体として発生する発熱量が設計値より小さくなっている場合や、サーミスタ122eに至る信号線の一部が切れそうになっていることによって抵抗値が高くなり、結果としてDCコントローラ800が検知する温度が低くなる場合が考えられる。
【0104】
いずれもte経過したときにTeより温度が上になっているのでエラーE0発行はしないが、明らかに通常の状態S1とは状態が異なり、まもなく故障が発生することは容易に想像することができる。
【0105】
また、S3の状態においては、ヒーターの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる。また、ヒーターの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった影響がある。
【0106】
図12を用いて、本発明において、定着装置の温度に異常が発生したときに、低温ワーニングW0が発行される過程について説明する。
【0107】
加熱を開始してからte経過したときにエラーE0発行する基準となる温度Teがあることは前述したとおりであるが、ここでさらにワーニングW0を発行する基準となる温度Twを設定する。
【0108】
この温度は、エラーE0発行するほどではないが、正常に接続されていればほぼ100%の確率でte時に加熱ローラの温度Tempが上回る温度である。
【0109】
図11と同様にS3のように温度が遷移する状態である場合、換言すると、加熱開始してからte経過したときに、サーミスタ122eの検知する温度がTeより高いがTwより低い場合には、エラーE0は発行しないが、ワーニングW0を発行する。
【0110】
エラーと違い、W0はワーニングなので、画像形成の動作の停止等は行わず、操作部上も変化はしないが、CPU801はW0の情報をI/F805を介して通信手段900に伝達し、NCU906によって外部装置999に転送する。
この際の通信制御は、前述した図6,図7及び図8のフローに沿って行われる。
【0111】
ここにおいて、CPU801を含むDCコントローラ800がワーニング発行手段として機能している。
【0112】
図13において、フローチャートを用いて、上記の動作を説明する。
【0113】
S1301により本ルーチンに入り、ヒーター122bをonする。一定時間(te)経過するまで待つ(S1302)。
te経過すると、ステップS1303で、現在の温度Tと、ワーニングW0発行の基準温度Twの比較を行う。
【0114】
もし、Tのほうが高ければ、そのまま本ルーチンを抜ける(S1305)が、もしTのほうが低ければ、ステップS1304にてワーニングW0を発行し、同じくステップS1305にて本ルーチンを抜ける。
【0115】
本実施の形態によれば、定着装置の低温検知エラーE0によって画像形成の動作の停止等を行う前にその前兆をワーニングW0として外部装置であるホストコンピュータシステム999に通知することができるので、ホストコンピュータシステム999では、例えばワーニングW0を発行した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0116】
また、例えばワーニングW0を発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、発熱手段であるヒーター122bの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる、あるいは発熱手段であるヒーター122bの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【0117】
(第2の実施の形態)
図14により、本発明に関する第2の実施の形態について説明する。
【0118】
第1の実施の形態においては、エラーE0を発行するための時間teをワーニングW0を発行するための時間としていたが、図14に示すように、新たにtwという時間を設けてもよい。
【0119】
この場合、加熱を開始してからtw経過後に温度TがTwより低ければ、ワーニングW0を発行する。
【0120】
本実施の形態によれば、定着装置の低温検知エラーE0によって画像形成の動作の停止等を行う前にその前兆をワーニングW0として外部装置であるホストコンピュータシステム999に通知することができるので、たとえばホストコンピュータシステム999では、例えばワーニングW0が発生した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0121】
また、例えばワーニングW0を発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、ヒーター122bの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる、あるいはヒーター122bの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【0122】
さらに、ワーニングW0発行の基準時間twとして、低温エラーE0発行の基準時間teとは独立した時間を設定しているので、定着装置の物理特性にあわせ、検出力の高い基準時間twを自由に設定することができ、ワーニングW0発行判断の精度を向上させることができる。
【0123】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0124】
〔実施態様1〕
熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、該第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする画像形成装置。
【0125】
〔実施態様2〕
熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、温度制御の開始後、予め定められた第2の時間経過時に、前記第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする画像形成装置。
【0126】
〔実施態様3〕
前記第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、前記第1の温度より低い場合に、画像形成の動作を停止し、エラー表示をし、電源の供給を制御するエラー発行手段を備えたことを特徴とする実施態様1または2に記載の画像形成装置。
【0127】
〔実施態様4〕
実施態様1,2または3のいずれかに記載の画像形成装置と、該画像形成装置に接続された外部装置と、該外部装置と前記画像形成装置の間のデータの授受を行う通信手段とを有し、該通信手段は、前記ワーニング発行手段が発行したワーニングを、前記外部装置に通知することを特徴とする画像形成システム。
【0128】
〔実施態様5〕
画像が形成された記録媒体に、熱または熱及び圧力を加えることにより、画像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置または画像形成システムのワーニング方法において、予め定められた第1の時間経過時に、前記定着装置の温度を検知し、その温度が、予め定められた第1の温度より高く、前記第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、ワーニング発行することを特徴とする画像形成装置または画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0129】
〔実施態様6〕
画像が形成された記録媒体に、熱または熱及び圧力を加えることにより、画像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置または画像形成システムのワーニング方法において、予め定められた第1の時間及び予め定められた第2の時間経過時に、前記定着装置の温度を検知し、前記第1の時間経過時に検知された温度が予め定められた第1の温度より高く、前記第2の時間経過時に検出された温度が、前記第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、ワーニングを発生することを特徴とする画像形成装置または画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0130】
〔実施態様7〕
前記第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、前記第1の温度より低い場合には、画像形成の動作を停止し、エラー表示をし、電源の供給を制御することを特徴とする実施態様5または6に記載の画像形成装置または画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0131】
〔実施態様8〕
前記画像形成システムは、画像形成装置及び該画像形成装置に接続された外部装置を含み、前記ワーニングを発行した場合に、前記外部装置に前記ワーニングを通知することを特徴とする実施態様5、6または7に記載の画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0132】
【発明の効果】
以上述べてきたように本発明によれば、定着装置の低温エラーによって画像形成の動作の停止等を行う前にその前兆をワーニングとして外部装置に通知することができる。
【0133】
従って、外部装置において、例えばワーニングが発生した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0134】
また、例えばワーニングを発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、ヒーターの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くかかり、あるいはヒーターの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、画像形成システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、通信手段であるモデムボードの主要構成を示すブロック図である。
【図3】図3はDCコントローラ,通信手段であるモデムボードのブロック図である。
【図4】図4は、複写機装置の構成を示す断面図である。
【図5】図5は複写装置本体に備えた操作パネルの一例を示す外観図である。
【図6】図6は、通信手段における通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【図7】図7は、複写機本体の通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【図8】図8は、外部装置の通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【図9】図9は、定着装置の構成を示す概略図である。
【図10】図10は、定着装置の温度制御手段による温度制御を示す概略図である。
【図11】図11は、本発明における定着装置のエラーE0発行方法を説明するための温度遷移の概略図である。
【図12】図12は、第1の実施の形態におけるワーニングW0を発行するアルゴリズムについて説明するための温度遷移の概略図である。
【図13】図13は、ワーニングW0を発行するときの制御の概略を示すフローチャートである。
【図14】図14は、第2の実施の形態におけるワーニングW0を発行するアルゴリズムについて説明するための温度遷移の概略図である。
【符号の説明】
100 複写機本体
101 原稿載置台
102 光学系
103 原稿照明ランプ
104 モータ
105 感光体ドラム
106 高圧ユニット
107 ブランク露光ユニット
108 電位センサ
109 現像器
110 転写帯電器
111 分離帯電器
112 クリーニング装置
113 メインモータ
114 上段カセット
115 下段カセット
116 ピックアップローラ
117 ピックアップローラ
118 給紙ローラ
119 紙給ローラ
120 レジストローラ
121 搬送ベルト
122 定着装置
122a 加熱ローラ
122b ヒーター
122c 加圧ローラ
122d ACコントローラ
122e サーミスタ
123 排出ローラ
124 ペーパーデッキ
125 リフタ
126 給紙ローラ
127 排紙フラッパ
128 下搬送パス
129 反転パス
130 再給紙トレイ
131 多重フラッパ
132 給紙ローラ
133 経路
134 排出ローラ
140 送りローラ
142 反転ローラ
150 マルチ手挿し
200 RDF
210 予約トレイ
300 ステイプルソータ
600 操作パネル
601 アスタリスクキー
603 テンキー
604 クリア/ストップキー
605 複写開始キー
606 オールリセットキー
607 コピー用紙選択キー
608 定型変倍キー
609 定型変倍キー
610 当倍キー
611 複写濃度キー
612 複写濃度キー
613 AEキー
614 排紙方法選択キー
616 オート変倍キー
617 ズームキー
618 ズームキー
619 メモリキー
620 原稿枠消しキー
621 シート枠消しキー
623 多重キー
624 写真キー
625 綴じ代キー
626 両面キー
627 カーソルキー
628 OKキー
629 表紙モード設定キー
630 ページ連写キー
631 予約キー
632 予約設定キー
633 ガイドキー
701 メッセージディスプレイ
704 AE表示器
709 予熱表示器
800 DCコントローラ
801 CPU
802 ROM
803 RAM
804 入出力IC
805 RS−232Cインターフェース
900 モデムボード
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 入出力IC
905 モデム
906 ネットワークコントロールユニット
907 RS−232Cインターフェース
908 外部通信回線
909 ロータリースイッチ
999 ホストコンピュータシステム
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成された記録媒体に、熱または熱及び圧力を加えることにより、画像を定着させる定着装置を有する画像形成装置または画像形成システムおよびそれらにおけるワーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、定着装置を有する複写機装置、プリンタ装置などの画像形成装置は、定着装置の駆動を開始してから所定時間後に定着装置の温度を検知し、検知された温度が予め定められた基準温度より高い場合には正常、低い場合は異常と判断し、異常と判断した場合には画像形成装置全体の動作を停止するとともに、その旨のエラー表示をする制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術では、画像形成装置に異常が発生した時に初めて部品交換などのサービスの準備が開始されるため、サービスの対応が遅れるという問題点があった。
【0004】
また、異常が発生した時から修理が終了するまで画像形成装置が動作しないため、装置を使用することができないダウンタイムが発生するといった問題があった。
【0005】
また、上記の定着装置の温度が基準温度よりは高いがマージンが少ないという、正常状態と異常状態の中間的状態では、エラー発行をするほどではないが、明らかに通常の状態とは異なり、ヒーターの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなり、あるいはヒーターの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が生じる可能性があった。
【0006】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、画像形成装置に異常が発生する前に、その徴候を検知し、ワーニング発行をすることにより、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、ダウンタイムが発生せず、また、電源on時のウォームアップタイムが長くなり、あるいはスループットダウンシーケンスがむやみに動作するといった不具合がない画像形成装置および画像形成システム及びそれらにおけるワーニング方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、定着装置の低温異常の前兆をワーニングとして発行することができるので、例えばワーニングを発行した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0009】
また、例えばワーニングを発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、発熱手段の立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる、あるいは発熱手段の発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置である複写機本体100の内部に、複写動作を制御するDCコントローラ800と、外部通信回線908との間でデータの送受信を行う為の通信手段であるモデムボード900を有し、両者は、RS-232Cインターフェースにより接続されている。
【0012】
外部通信回線908としては、通常の公衆回線が用いられる。複写機本体100は、外部通信回線908を通じて、複写機装置を管理する為の管理部所等におかれた外部装置であるホストコンピュータシステム999と接続されている。
【0013】
図2は、通信手段であるモデムボード900の主要構成を示すブロック図である。
【0014】
モデムボード900には、通信を制御するための中央演算処理装置であるCPU901と、通信データを一時保管する為のメモリであるRAM903、デジタル通信データを外部通信回線908にのせるために変調し、また外部通信回線908によって送られてきたデータをデジタル通信データに復調する変復調器であるモデム905、ネットワークコントロールユニット(以下NCUという)906を備えている。
【0015】
上記構成のDCコントローラ800およびモデムボード900による制御によって、複写機本体100の複写動作、データ記憶、外部通信回線908を経由してのホストコンピュータシステム999との通信が実施される。
【0016】
次に、DCコントローラ800,モデムボード900について説明する。図3は本実施の形態におけるDCコントローラ800,通信手段であるモデムボード900のブロック図である。
【0017】
同図において、DCコントローラ800は複写機本体100の複写動作制御を行う。通信手段であるモデムボード900は外部通信回線908との通信制御を行う。
【0018】
DCコントローラ800には、複写機全体の制御を行う中央演算処理装置であるCPU801、複写機本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリであるROM802を備え、CPU801はこのROM802に記憶された制御手順にしたがってバスを介して接続された各構成装置を制御する。
【0019】
803は、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるRAMであり、ホストコンピュータシステム999との通信を開始するために必要な電話番号等の記憶も行っている。
【0020】
804は入出力IC(以下I/Oという)であり、後述するメインモータ113等の負荷に対するCPU801の制御信号の出力、および定着装置の温度センサ等からの信号を入力してCPU801に送る役割を果たしている。
【0021】
CPU801は、バスおよび適当なI/O(不図示)を介して後述する操作パネル上の各種キーからの入力を受け入れ、さらに同パネル上のディスプレイに必要な情報を表示させるべく送り出す。
【0022】
外部通信回線908との通信制御を行うモデムボード900は、CPU901により通信の制御を行う。902は通信制御、接続手続プログラム等を記憶した記憶装置(ROM)である。
【0023】
そして、複写機本体100のDCコントローラ800とはRS−232Cインターフェース805,907により接続されており、このRS−232Cインターフェース907を介して複写機本体100のDCコントローラ800からのデータ転送が行われると、その転送データを通信手段900内に設けた専用の通信データ記憶手段であるRAM903に一時保持し、複写機本体のDCコントローラ800からのデータ転送終了後にCPU901によりネットワークコントロールユニット(以下NCUと記す)906を制御し、外部装置との通信回線接続を行い、回線接続後モデム905,NCU906を通して外部にデータ転送を行う。
【0024】
また、外部からデータ転送が行われた場合には、その転送データをRAM903に一時保持し、複写機本体のDCコントローラ800からの要求に応じてRS−232Cインターフェース805,907を介して複写機本体100のDCコントローラ800にデータ転送を行う。また、通信先の電話番号、自身のID番号、パスワード等を設定するためのロータリースイッチ909が備えられている。
【0025】
図4は、複写機装置の構成を示す断面図であり、同図を参照して構成と動作を説明する。
【0026】
図4において、複写機本体100は、原稿の自動給送を行う循環式自動原稿送り装置であるRDF200、仕分け装置即ちソータ300、自動コンピューターフォーム送り装置であるCFF400と自在に組み合わせて使用できるようになっている。以下複写機本体100、RDF200、ソータ300、CFF400を含めて複写機全体という。
【0027】
複写機本体100の構成について以下説明する。
【0028】
図4において、原稿台ガラス101は原稿載置台として用いられている。また、原稿読取り手段としての光学系102は、原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、走査ミラーと、レンズと、モータ104等から構成されており、モータ104により走査しつつ露光ランプ103で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーとレンズにより感光体ドラム105に照射する。
【0029】
前記感光体ドラム105の周囲には、高圧ユニット106と、ブランク露光ユニット107と、電位センサ108と、現像器109と転写帯電器110と、分離帯電器111と、クリーニング装置112とが装備されている。
【0030】
感光体ドラム105はメインモータ113により図4に示す矢印の方向に回転するもので、高圧ユニット106によりコロナ帯電されており、光学系102から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器109により現像されてトナー像として可視化される。
【0031】
一方、上段カセット114あるいは下段カセット115からピックアップローラ116,117を介し、給紙ローラ118,119により本体100内に送られた転写紙は、レジストローラ120によりトナー像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミングがとられた後、感光体ドラム105に給送され、転写帯電器110によりトナー像が転写される。
【0032】
この転写後、転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム105から分離され、搬送ベルト121により定着装置122に導かれて加圧,加熱によりトナー像が定着され、この後排出ローラ123により本体100の外に排出される。また、感光体ドラム105はクリーニング装置112により、その表面が清掃される。
【0033】
複写機本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るペーパーデッキ124が装備されている。ペーパーデッキ124のリフタ125は、給紙ローラ126に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。
【0034】
そして、127は排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排出側であるソータ300の経路を切り替える。即ち、排出ローラ123から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ127により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。
【0035】
また、128は下搬送パスであり、排出ローラ123から送り出された転写紙を反転パス129を介し転写紙を裏返して再給紙トレイ130に導く。
【0036】
131は両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパであり、これを左方向に倒すことにより転写紙を反転パス129を介さず、直接下搬送パス128に導く。
【0037】
132は経路133を通じて転写紙を感光体ドラム105側に給紙する給紙ローラである。134は排紙フラッパ127の近傍に配置されて、排紙フラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する排出ローラである。
【0038】
両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス129,下搬送パス128を介して裏返した状態で再給紙トレイ130に格納する。
【0039】
このとき、両面記録時には多重フラッパ131を右方向へ倒し、また多重記録時には該多重フラッパ131を左方向へ倒しておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙トレイ130に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ132により経路133を介して本体のレジストローラ120に導かれる。
【0040】
複写機本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ127を上方へ上げ、フラッパ131を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス129側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ134によって、転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0041】
次に、操作パネル(操作部)について説明する。
【0042】
図5は複写装置本体100に備えた操作パネル600の一例を示す外観図である。
【0043】
アスタリスク(*)キー601は、オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか、原稿枠消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。カーソルキー627は、設定モード時の設定事項を選択するときに用いる。OKキー628は、設定モード時の設定内容を確定するときに用いる。
【0044】
オールリセットキー606は、標準モードに戻すときに押す、また、オートシャットオフ状態から標準モードに復帰させるときにもこのオートリセットキー606を押す。
【0045】
複写開始キー(コピースタートキー)605は、複写を開始するときに押す。クリア/ストップキー604は、待機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストッパキーの機能を有する。
【0046】
このクリア/ストップキー604は、設定した複写枚数を解除するとき、また連続複写を中断するときに押す。そして、この押した時点での複写が終了した後に、複写動作を停止する。
【0047】
テンキー603は、複写枚数を設定するときに押す。またアスタリスク(*)モードを設定するときにも使う。メモリキー619は、使用者が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここでは、M1〜M4の4通りのモードの記録ができる。
【0048】
複写濃度キー611および612は、複写濃度を手動で調節するときに押す。AEキー613は、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。
【0049】
コピー用紙選択キー607は、上段カセット114、下段カセット115,ペーパーデッキ124,マルチ手挿し150を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときには、このコピー用紙選択キー607によりAPS(自動紙カセット選択)が選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ大きさのカセットが自動的に選択される。
【0050】
等倍キー610は、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。オート変倍キー616は、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大を指定するときに押す。
【0051】
両面キー626は、片面原稿から両面複写,両面原稿から両面複写、または両面原稿から片面複写をとるときに押す。綴じ代キー625は、転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することができる。
【0052】
写真キー624は、写真原稿を複写するときに押す。多重キー623は、2つの原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。
【0053】
原稿枠消しキー620は、使用者が定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。シート枠消しキー621は、コピー用紙サイズに合わせて原稿の枠消しをするときに押す。
【0054】
表紙モード設定キー629は、表紙,裏表紙の作成および合紙を挿入するときに用いる。ページ連写キー630は、見開きの本の左右を続けて複写するときに用いる。
【0055】
ステイプルソート,ソート,グループの排紙方法を選択する排紙方法選択キー614は、ステイプルソータ300が接続されている場合は、記録用紙に対するステイプルソートモード,ソートモード,グループモードの選択またはその選択モードの解除ができる。
【0056】
予約キー631は、予約トレイ210に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開始するとき、および予約設定を解除するときに用いる。予約設定キー632は、予約モード設定時の確定キーとして用いる。
【0057】
ガイドキー633は、各種キーに対応する機能の説明を、メッセージディスプレイ701を表示するときに用いる。
【0058】
メッセージディスプレイ701は複写および通信に関する情報を表示するLCD(液晶)であり、96×129ドットで文字や図形を表示する。
【0059】
例えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キー608,609,等倍キー610,ズームキー617,618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー607で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態を示すエラー表示等のメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、その他各種モード設定内容を表示する。
【0060】
AE表示器704は、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。予熱表示器709は、予熱状態のときに点灯する。
【0061】
標準モードでRDF200を使用している時では複写枚数1枚、濃度AEモード,オート用紙選択,等倍,片面原稿から片面複写の設定になる。
【0062】
RDF200を未使用時の標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニュアルモード,等倍,片面原稿から片面複写の設定となっている。RDF200の使用時と未使用時の差はRDF200に原稿がセットされているか否かで決まる。
【0063】
次に、この発明の特徴である外部装置との通信について説明する。
【0064】
図6は、通信手段900のROM902に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0065】
S601より本ルーチンに入り、ステップS602にて外部通信回線または複写機本体からの受信要求があるかチェックする。
【0066】
要求がなければステップS606に進み、受信要求があればステップS603にて要求が外部装置であるホストコンピュータシステムからか、DCコントローラからか判断し、DCコントローラからの要求であればステップS604に、ホストコンピュータシステムからの要求であればステップS605に進み、各々からのデータを受信し、RAM903に記憶する。
【0067】
次に、ステップS606にて、外部通信回線への送信要求があるかチェックし、なければステップS608へ、要求があればステップS607に進み外部通信回線を接続し、ホストコンピュータシステムにRAM903に記憶したデータを送信する。
【0068】
次にステップS608でDCコントローラへの転送が可能かどうかチェックし、不可ならステップS610から本ルーチンを抜け、転送可能ならステップS609に進みDCコントローラ800へRAM903に記憶した転送データの送信を行い、ステップS610から本ルーチンを抜ける。
【0069】
図7は、複写機本体のDCコントローラ800のROM802に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0070】
S701より本ルーチンに入り、ステップS702にてDCコントローラ800が通信手段であるモデムボード900からのデータ転送に対して受信可能状態かチェックする。
【0071】
不可能であれば、ステップS707から本ルーチンを抜け、受信可能であればステップS703に進み、モデムボード900からの受信要求があるかチェックする。要求がなければステップS707に進み、要求があればステップS704に進み転送されるデータの受信を行う。
【0072】
次にステップS705にて、モデムボード900への送信が可能かチェックし、不可能ならばステップS707に進み、送信可能ならばステップS706にてモデムボード900に送信を行いステップS707から本ルーチンを抜ける。
【0073】
図8は、通信相手であるホストコンピュータシステム999の、通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【0074】
S801より本ルーチンに入り、S802で回線接続する。次にS803に進み、複写機装置内のモデムボード900からの受信要求があるかチェックする。要求がなければステップS805に進み、要求があればステップS804に進みデータの受信を行う。
【0075】
次にステップS805で複写機装置のモデムボード900に対して送信可能状態かチェックする。
【0076】
不可能であればステップS807に進み、可能であれば、ステップS806にてデータの送信を行う。そしてステップS807にて、外部通信回線の接続を切断しステップS808から本ルーチンを抜ける。
【0077】
本発明の特徴である定着装置122の構成と動作について図9〜図13を用いて説明する。
【0078】
図9において、加熱ローラ122aは、その中心軸周りに回転可能に支持されている。加熱ローラ122aの内部には、加熱ローラ122aを加熱するためのヒーター122bが配置されている。
【0079】
加熱ローラ122aの近傍には温度検知手段であるサーミスタ122eが配置され、DCコントローラ800に接続されている。温度検知手段であるサーミスタ122eによって、加熱ローラ122aの温度が検知され、その検知信号はDCコントローラ800に入力される。
【0080】
DCコントローラ800は、サーミスタからの検知信号の値が、所定の値になるようにACコントローラ122dを介してヒーター122bの発熱量を制御し、そのことにより、加熱ローラ122aは、転写紙上に転写したトナーを溶融して転写紙上に定着するのに十分な温度に維持される。
【0081】
従って、ここでは、温度制御手段は、DCコントローラ800とACコントローラ122dを含んで構成される。
【0082】
加圧ローラ122cは金属芯の外周にシリコンゴム等からなるゴム層が形成された構造となっており、加熱ローラ122aと平行に配置され、所定の圧力で加熱ローラに圧接されている。
【0083】
加圧ローラ122cは、図示しない回転駆動装置の駆動力により回転し、加熱ローラ122aは、加圧ローラ122cに従動回転する構造になっている。
【0084】
加熱ローラ122a及び加圧ローラ122c両方に回転駆動装置の回転駆動力を与える構造でもよいことはもちろんである。
【0085】
この際に、加熱ローラ122aと加圧ローラ122cは、直線状の接触部分を形成するが、この接触部分をニップ部と呼んでいる。
【0086】
すでに述べたように、トナー像が転写された転写紙は、搬送ベルト121によって、矢印のように加熱ローラ122aと加圧ローラ122cとで形成されるニップ部に搬送される。
【0087】
ニップ部を通過する際に上記した熱と圧力により、トナー像は転写紙上に定着される。
【0088】
図10を用いて、定着装置122の温度調節機構について述べる。
【0089】
横軸は時間(time)、縦軸は上の段は温度検知手段であるサーミスタ122eによって検知される加熱ローラ122aの温度(Temp)、下の段はサーミスタ122eからの検知信号に基づいて温度制御手段の一部をなすDCコントローラ800によって制御されるヒーター122bの状態で、on/offの切り替えで行われる。
【0090】
Toは、転写紙上に転写したトナーを溶融して転写紙上に定着するのに十分な温度であり、本発明で例示される複写装置本体100における物理条件によって決定付けられる。
【0091】
温度制御開始時点で、ヒーター122bの状態がonとなり、加熱を開始する。温度Tempが目標温度Toを上回るとヒーター122bの状態をoffとし、加熱を行わないようにする。温度Tempは、若干のオーバーシュートのあと、温度が下がり始め、温度Tempが目標温度Toを下回ると、再度ヒーター122bの状態をonとし、再度加熱を開始する。温度Tempは若干のアンダーシュートのあと、再度上昇に転じる。
【0092】
このような動作を繰り返すことで、温度Tempを目標温度Toの近傍に保つように制御する。
【0093】
以上の制御は、すでに述べた温度制御手段の一部をなすDCコントローラ800、およびそれに搭載されるCPU801が、ROM802に書き込まれているプログラムに従って動作することによって行われる。
【0094】
図11を用いて、本発明における定着装置122の温度遷移と、エラー発行方法について説明する。
【0095】
ここで説明するエラーは、低温エラーと呼ばれるもので、一定時間te経過後に検知温度Te未満となったときに、エラーE0を発行するものである。
【0096】
上記アルゴリズムによって検出される故障の種類と、検出メカニズムについて説明する。
【0097】
定着装置122が正常に接続されている場合、定着装置が加熱を開始すると、加熱する時間に伴って温度が上昇する。そして、CPU801は、一定時間te経過したときにサーミスタ122eが検知した加熱ローラ122aの温度がエラーE0検知温度Te以上であるので、図10で説明した温度調節機構と同様の制御を行うことができる(S1)。
【0098】
一方、何らかの故障でサーミスタ122eが温度の上昇を検知しない場合、つまり、te経過してもTeより温度が上にならない場合は、画像形成の動作を停止し、メッセージディスプレイ701にエラーE0表示を行い、さらにその後、必要に応じて全ての電源を切る(S2)。
【0099】
従って本発明において、エラー発行するとは、画像形成の動作を停止し、メッセージディスプレイ701にエラーE0表示を行い、さらにその後、必要に応じて全ての電源を切ることを意味する。
【0100】
上記アルゴリズムは、ROM802に記憶されたプログラムによって実行されるものであり、DCコントローラ800内のCPU801は、バスを介して上記制御を実施する。ここにおいて、エラー発行手段は、DCコントローラ800を含んで構成される。
【0101】
上記の故障の原因としては、ヒーター122bに給電が行われないことと、サーミスタ122eが温度を検知しないことに大別される。
前者としては、たとえばヒーター122bに接続されている電線が外れている、フィラメントが切れている場合が考えられ、後者としては、サーミスタ122eが外れている、サーミスタ122eとDCコントローラ800との間に断線がある場合が考えられる。
【0102】
次に、S1とS2との間の中間的遷移状態であるS3という状態について考える。
【0103】
この状態に至る原因として考えられるのは、ヒーター122bのフィラメントがまもなく切れそうで一部が高抵抗となり、全体として発生する発熱量が設計値より小さくなっている場合や、サーミスタ122eに至る信号線の一部が切れそうになっていることによって抵抗値が高くなり、結果としてDCコントローラ800が検知する温度が低くなる場合が考えられる。
【0104】
いずれもte経過したときにTeより温度が上になっているのでエラーE0発行はしないが、明らかに通常の状態S1とは状態が異なり、まもなく故障が発生することは容易に想像することができる。
【0105】
また、S3の状態においては、ヒーターの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる。また、ヒーターの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった影響がある。
【0106】
図12を用いて、本発明において、定着装置の温度に異常が発生したときに、低温ワーニングW0が発行される過程について説明する。
【0107】
加熱を開始してからte経過したときにエラーE0発行する基準となる温度Teがあることは前述したとおりであるが、ここでさらにワーニングW0を発行する基準となる温度Twを設定する。
【0108】
この温度は、エラーE0発行するほどではないが、正常に接続されていればほぼ100%の確率でte時に加熱ローラの温度Tempが上回る温度である。
【0109】
図11と同様にS3のように温度が遷移する状態である場合、換言すると、加熱開始してからte経過したときに、サーミスタ122eの検知する温度がTeより高いがTwより低い場合には、エラーE0は発行しないが、ワーニングW0を発行する。
【0110】
エラーと違い、W0はワーニングなので、画像形成の動作の停止等は行わず、操作部上も変化はしないが、CPU801はW0の情報をI/F805を介して通信手段900に伝達し、NCU906によって外部装置999に転送する。
この際の通信制御は、前述した図6,図7及び図8のフローに沿って行われる。
【0111】
ここにおいて、CPU801を含むDCコントローラ800がワーニング発行手段として機能している。
【0112】
図13において、フローチャートを用いて、上記の動作を説明する。
【0113】
S1301により本ルーチンに入り、ヒーター122bをonする。一定時間(te)経過するまで待つ(S1302)。
te経過すると、ステップS1303で、現在の温度Tと、ワーニングW0発行の基準温度Twの比較を行う。
【0114】
もし、Tのほうが高ければ、そのまま本ルーチンを抜ける(S1305)が、もしTのほうが低ければ、ステップS1304にてワーニングW0を発行し、同じくステップS1305にて本ルーチンを抜ける。
【0115】
本実施の形態によれば、定着装置の低温検知エラーE0によって画像形成の動作の停止等を行う前にその前兆をワーニングW0として外部装置であるホストコンピュータシステム999に通知することができるので、ホストコンピュータシステム999では、例えばワーニングW0を発行した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0116】
また、例えばワーニングW0を発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、発熱手段であるヒーター122bの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる、あるいは発熱手段であるヒーター122bの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【0117】
(第2の実施の形態)
図14により、本発明に関する第2の実施の形態について説明する。
【0118】
第1の実施の形態においては、エラーE0を発行するための時間teをワーニングW0を発行するための時間としていたが、図14に示すように、新たにtwという時間を設けてもよい。
【0119】
この場合、加熱を開始してからtw経過後に温度TがTwより低ければ、ワーニングW0を発行する。
【0120】
本実施の形態によれば、定着装置の低温検知エラーE0によって画像形成の動作の停止等を行う前にその前兆をワーニングW0として外部装置であるホストコンピュータシステム999に通知することができるので、たとえばホストコンピュータシステム999では、例えばワーニングW0が発生した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0121】
また、例えばワーニングW0を発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、ヒーター122bの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くなる、あるいはヒーター122bの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【0122】
さらに、ワーニングW0発行の基準時間twとして、低温エラーE0発行の基準時間teとは独立した時間を設定しているので、定着装置の物理特性にあわせ、検出力の高い基準時間twを自由に設定することができ、ワーニングW0発行判断の精度を向上させることができる。
【0123】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0124】
〔実施態様1〕
熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、該第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする画像形成装置。
【0125】
〔実施態様2〕
熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、温度制御の開始後、予め定められた第2の時間経過時に、前記第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする画像形成装置。
【0126】
〔実施態様3〕
前記第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、前記第1の温度より低い場合に、画像形成の動作を停止し、エラー表示をし、電源の供給を制御するエラー発行手段を備えたことを特徴とする実施態様1または2に記載の画像形成装置。
【0127】
〔実施態様4〕
実施態様1,2または3のいずれかに記載の画像形成装置と、該画像形成装置に接続された外部装置と、該外部装置と前記画像形成装置の間のデータの授受を行う通信手段とを有し、該通信手段は、前記ワーニング発行手段が発行したワーニングを、前記外部装置に通知することを特徴とする画像形成システム。
【0128】
〔実施態様5〕
画像が形成された記録媒体に、熱または熱及び圧力を加えることにより、画像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置または画像形成システムのワーニング方法において、予め定められた第1の時間経過時に、前記定着装置の温度を検知し、その温度が、予め定められた第1の温度より高く、前記第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、ワーニング発行することを特徴とする画像形成装置または画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0129】
〔実施態様6〕
画像が形成された記録媒体に、熱または熱及び圧力を加えることにより、画像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置または画像形成システムのワーニング方法において、予め定められた第1の時間及び予め定められた第2の時間経過時に、前記定着装置の温度を検知し、前記第1の時間経過時に検知された温度が予め定められた第1の温度より高く、前記第2の時間経過時に検出された温度が、前記第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、ワーニングを発生することを特徴とする画像形成装置または画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0130】
〔実施態様7〕
前記第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、前記第1の温度より低い場合には、画像形成の動作を停止し、エラー表示をし、電源の供給を制御することを特徴とする実施態様5または6に記載の画像形成装置または画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0131】
〔実施態様8〕
前記画像形成システムは、画像形成装置及び該画像形成装置に接続された外部装置を含み、前記ワーニングを発行した場合に、前記外部装置に前記ワーニングを通知することを特徴とする実施態様5、6または7に記載の画像形成システムにおけるワーニング方法。
【0132】
【発明の効果】
以上述べてきたように本発明によれば、定着装置の低温エラーによって画像形成の動作の停止等を行う前にその前兆をワーニングとして外部装置に通知することができる。
【0133】
従って、外部装置において、例えばワーニングが発生した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、部品交換などのサービスの準備を異常発生の前に開始し、サービスの対応を早くすることができ、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【0134】
また、例えばワーニングを発行した回数が少ない段階で部品交換等を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、ヒーターの立ち上がりの速度が遅いため画像形成装置の電源on時のウォームアップタイムが長くかかり、あるいはヒーターの発熱量が十分でないために画像形成動作中の定着温度の維持が難しく、スループットダウンシーケンスが動作するといった不具合が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、画像形成システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、通信手段であるモデムボードの主要構成を示すブロック図である。
【図3】図3はDCコントローラ,通信手段であるモデムボードのブロック図である。
【図4】図4は、複写機装置の構成を示す断面図である。
【図5】図5は複写装置本体に備えた操作パネルの一例を示す外観図である。
【図6】図6は、通信手段における通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【図7】図7は、複写機本体の通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【図8】図8は、外部装置の通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【図9】図9は、定着装置の構成を示す概略図である。
【図10】図10は、定着装置の温度制御手段による温度制御を示す概略図である。
【図11】図11は、本発明における定着装置のエラーE0発行方法を説明するための温度遷移の概略図である。
【図12】図12は、第1の実施の形態におけるワーニングW0を発行するアルゴリズムについて説明するための温度遷移の概略図である。
【図13】図13は、ワーニングW0を発行するときの制御の概略を示すフローチャートである。
【図14】図14は、第2の実施の形態におけるワーニングW0を発行するアルゴリズムについて説明するための温度遷移の概略図である。
【符号の説明】
100 複写機本体
101 原稿載置台
102 光学系
103 原稿照明ランプ
104 モータ
105 感光体ドラム
106 高圧ユニット
107 ブランク露光ユニット
108 電位センサ
109 現像器
110 転写帯電器
111 分離帯電器
112 クリーニング装置
113 メインモータ
114 上段カセット
115 下段カセット
116 ピックアップローラ
117 ピックアップローラ
118 給紙ローラ
119 紙給ローラ
120 レジストローラ
121 搬送ベルト
122 定着装置
122a 加熱ローラ
122b ヒーター
122c 加圧ローラ
122d ACコントローラ
122e サーミスタ
123 排出ローラ
124 ペーパーデッキ
125 リフタ
126 給紙ローラ
127 排紙フラッパ
128 下搬送パス
129 反転パス
130 再給紙トレイ
131 多重フラッパ
132 給紙ローラ
133 経路
134 排出ローラ
140 送りローラ
142 反転ローラ
150 マルチ手挿し
200 RDF
210 予約トレイ
300 ステイプルソータ
600 操作パネル
601 アスタリスクキー
603 テンキー
604 クリア/ストップキー
605 複写開始キー
606 オールリセットキー
607 コピー用紙選択キー
608 定型変倍キー
609 定型変倍キー
610 当倍キー
611 複写濃度キー
612 複写濃度キー
613 AEキー
614 排紙方法選択キー
616 オート変倍キー
617 ズームキー
618 ズームキー
619 メモリキー
620 原稿枠消しキー
621 シート枠消しキー
623 多重キー
624 写真キー
625 綴じ代キー
626 両面キー
627 カーソルキー
628 OKキー
629 表紙モード設定キー
630 ページ連写キー
631 予約キー
632 予約設定キー
633 ガイドキー
701 メッセージディスプレイ
704 AE表示器
709 予熱表示器
800 DCコントローラ
801 CPU
802 ROM
803 RAM
804 入出力IC
805 RS−232Cインターフェース
900 モデムボード
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 入出力IC
905 モデム
906 ネットワークコントロールユニット
907 RS−232Cインターフェース
908 外部通信回線
909 ロータリースイッチ
999 ホストコンピュータシステム
Claims (1)
- 熱定着のための発熱手段を備えた定着装置と、該定着装置の温度を検知し、その結果に基づいて検知信号を発生する温度検知手段と、該検知信号が所定の値になるように前記発熱手段を制御することにより、前記定着装置の温度を制御する温度制御手段と、前記定着装置の温度に異常が発生したときにワーニングを発行するワーニング発行手段とを有し、該ワーニング発行手段は、前記温度制御の開始後、予め定められた第1の時間経過時に、前記温度検知手段により検知された前記定着装置の温度が、予め定められた第1の温度より高く、該第1の温度より高く定められた第2の温度より低い場合に、前記ワーニングを発行することを特徴とする画像形成装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369138A JP2004198859A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369138A JP2004198859A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004198859A true JP2004198859A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32765451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002369138A Withdrawn JP2004198859A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004198859A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007272031A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
KR20100083353A (ko) * | 2009-01-13 | 2010-07-22 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 및 그 정착기 구동 제어 방법 |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369138A patent/JP2004198859A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007272031A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
KR20100083353A (ko) * | 2009-01-13 | 2010-07-22 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 및 그 정착기 구동 제어 방법 |
KR101579822B1 (ko) * | 2009-01-13 | 2015-12-24 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 및 그 정착기 구동 제어 방법 |
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