JP2003167470A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003167470A
JP2003167470A JP2001365183A JP2001365183A JP2003167470A JP 2003167470 A JP2003167470 A JP 2003167470A JP 2001365183 A JP2001365183 A JP 2001365183A JP 2001365183 A JP2001365183 A JP 2001365183A JP 2003167470 A JP2003167470 A JP 2003167470A
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temperature
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image forming
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JP2001365183A
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English (en)
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Masanobu Taira
昌宣 平
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着器における異常昇温検知用サーミスタの
不具合を判断できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着器におけるシート材非通過領域にお
ける温度を検出するサーミスタ410の出力電圧をコンパ
レータ409で基準電圧と比較し、温度計測範囲を超える
と異常信号を出力する第1の回路部と、サーミスタ410
が断線しているとコンパレータ409に基準電圧よりも高
電圧を出力する第2の回路部と、前記第1、第2の回路
部とを発振回路401からのパルス波形により切り換え、
切り換え信号がハイレベルで第1の回路部が選択された
際に、コンパレータ409からハイレベルの信号が出力さ
れると異常昇温と、切り換え信号がローレベルで第2の
回路部が選択された際にコンパレータ409からハイレベ
ルの信号が出力されると断線と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部におい
て形成された記録媒体上の画像を加熱することで定着さ
せる定着手段を備え、その定着手段の異常を検出する構
成に特徴を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆる電子写真方式の画像
形成装置においては、像担持体としての感光ドラムにト
ナー像を形成し、記録媒体(シート材)に該トナー像を
転写して記録媒体の表面に画像を形成する画像形成部
と、その下流側に記録媒体に形成されたトナー像を加熱
することでトナーを記録媒体表面に溶着させて固定させ
る定着装置が備えられている。
【0003】そして、定着装置に関しては記録媒体に一
定の熱量が伝達されるように加熱部の温度管理が行われ
ている。この加熱部の温度管理は、記録媒体通過部に配
設された温度調整制御用のサーミスタと、これとは別に
さらなる安全性を追求して記録媒体非通過部に配設され
た異常監視用のサーミスタとで行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録媒体通過
部はトナーによる汚れが発生し、定着ローラと温度調整
制御用のサーミスタ間の熱伝導が低くなり、サーミスタ
からみた温度は次第に低くなるため、実際制御される温
度は高くなっていく。そして次第に、記録媒体非通過部
に配設されたサーミスタの異常検出温度に到達し、異常
検出の発生となり、装置の使用が禁止され、不要にユー
ザーに心配させることになりかねない。
【0005】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、前記ト
ナーによる汚れの経時変化を判断して、不要に定着装置
の温度を高温にすることなく、定着装置の清掃を自動的
に実施し、さらには部品交換の時期を適時に知らせ、装
置の寿命・安全性・サービス性を向上させた画像形成装
置の提供をすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、記録媒体に画像を形成する画像形
成部と、この画像形成部において形成された記録媒体上
の画像を加熱することで定着させる定着手段と、定着手
段を清掃する定着手段清掃手段と、この定着手段の温度
を検出するための温度変化により抵抗値が変化する少な
くとも2つの温度検出手段と、を備えた画像形成装置に
おいて、第1の温度検出手段の抵抗値を監視する第1の
監視手段と、第1の監視手段により監視された第1の温
度検出手段の抵抗値に応じて、定着手段の第1の温度情
報に変換する第1野温度変換手段と第1の温度検出手段
の抵抗値に応じて第1の温度変換手段により変換された
第1の温度情報に応じて、定着手段の温度を制御する定
着手段温度制御手段と、第2の温度検出手段の抵抗値を
監視する第2の監視手段と、第2の監視手段により監視
された第2の温度検出手段の抵抗値に応じて、定着手段
の第2の温度情報に変換する第2の温度変換手段と第2
の温度検出手段の抵抗値が予め設定された第1の抵抗値
より低いことを検出する第1の抵抗値検出手段と、第2
の温度検出手段の抵抗値が予め設定された第2の抵抗値
より高いことを検出する第2の抵抗値検出手段と、前記
第1または第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を前記
第2の温度検出手段に接続するように切り換える切り換
え手段と、前記第1の抵抗値検出手段により第2の温度
検出手段の抵抗値が第1の抵抗値より低いことが検出さ
れた場合に第1の異常と判断し、前記第2の抵抗値検出
手段により第2の温度検出手段の抵抗値が第2の抵抗値
より高いことが検出された場合に第2の異常と判断する
第1の異常判断手段と、第1の温度情報と第2の温度情
報との差が第1の所定の値を超えた場合に第3の異常と
判断する第2の異常判断手段と第1の温度情報と第2の
温度情報との差が第2の所定の値を超えた場合に第4の
異常と判断する第3の異常判断手段と第2の異常判断手
段により第3の異常が判断された場合に定着手段清掃手
段を駆動させ、第3の異常判断手段により第4の異常が
判断された場合に装置の動作を禁止する制御手段とを具
備することを特徴とする。
【0007】また、画像形成装置の設置時の第1の温度
情報と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備
え、設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報
と第2の温度情報との差が第1の所定の値を超えた場合
に第3の異常と判断する第2の異常判断手段とを具備す
ることを特徴とすることもよい。
【0008】また、前記切り換え手段は、前記第1また
は第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を前記温度検出
手段に接続するための切り換え信号を生成する切り換え
信号生成手段を備え、前記第1及び第2の抵抗値検出手
段は、共通に使用される比較手段を有し、この比較手段
により生成される検出信号を前記第1の異常判断手段へ
送出し、前記第1の異常判断手段は、前記比較手段から
送出される検出信号が前記第1または第2の抵抗値検出
手段のいずれによるものかを、前記切り換え信号生成手
段によって生成される切り換え信号によって判断するこ
とを特徴とすることもよい。
【0009】また、前記第1の異常判断手段により判断
された第1の異常または第2の異常及び前記第2の異常
判断手段により判断された第3の異常及び第3の異常判
断手段により判断された第4の異常に対応する情報を表
示する表示手段を備えることを特徴とすることもよい。
【0010】また、前記第2の温度検出手段は、負の温
度係数を有するサーミスタであり、前記第1の抵抗値検
出手段は、前記サーミスタの一方の側の電圧を前記比較
手段へと導く回路を有し、前記第2の抵抗値検出手段
は、前記サーミスタの他方の側の電圧を前記比較手段へ
と導く回路を有し、前記比較手段は、同じ比較電圧と前
記サーミスタの一方の側の電圧または他方の側の電圧を
比較し、前記第1の異常判断手段へ送出される前記検出
信号を生成することを特徴とすることもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
【0012】図1に、本発明に係る画像形成装置の一例
として、電子写真方式の複写機の概略構成を示す。
【0013】同図に示す複写機1は、原稿の自動給送を
行う循環式自動原稿送り装置(以下RDFと記す)2
と、画像形成装置本体(以下単に装置本体と記す)3と
を備えている。尚、このRDF2は、装置本体3に対し
て自在に組み合わせ使用できるようになっている。
【0014】装置本体3は、上部に原稿載置台としての
原稿台ガラス5を備えている。また、その下方には、画
像読み取り手段としての光学系6があり、この光学系6
は、露光ランプ6aと、ズームレンズ6cと、不図示の
モータを備えており、露光ランプ6aで原稿を照明し、
原稿からの反射光を走査ミラー6bとズームレンズ6c
により感光体ドラム7aに照射するようになっている。
【0015】感光体ドラム7aに原稿から反射光を照射
する方法には次の2通りの方法がある。まず、原稿を原
稿台ガラス5上に固定させた状態で、露光ランプ6aを
移動させる方法(以下固定読みと記す)と、露光ランプ
6aを固定させた状態で、原稿台ガラス5上の原稿を移
動させる方法(以下流し読みと記す)である。
【0016】光学系6の下方には画像形成部7が配設さ
れており、この画像形成部7は、矢印A1方向に回転自
在に配置された感光体ドラム7aと、該感光体ドラム7
aの回りにその回転方向に沿って順に配置される高圧ユ
ニット(コロナ帯電器)7b、ブランク露光ユニット7
c、電位センサ7d、現像器7e、転写帯電器7f、分
離帯電器7g及びクリーニング装置7hを備えている。
【0017】感光体ドラム7aは、不図示のメインモー
タにより回転移動され、高圧ユニット7bによりコロナ
帯電された後、光学系6から原稿の反射光が照射され
て、静電潜像が形成されるように構成されている。そし
て、この静電潜像は、現像器7eにより現像されてトナ
ー像として可視化されるようになっている。
【0018】一方、装置本体3下部には、1段目カセッ
ト9a、2段目カセット9b、3段目カセット9c、4
段目カセット9dの4段構成からなる給紙カセット部9
が備えられている。
【0019】それぞれのカセットには載置されている記
録媒体としてのシート材Sを給送する為の給紙部が同様
に備えられているが、一例として、3段目カセット9c
の給紙部によりその概略構成を説明すると、3段目カセ
ット9cの先端上部には、シート材Sを給送する給紙ロ
ーラ11aとピックアップローラ10aが配設されてい
る。
【0020】さらに、それらの下流には、シート材Sを
画像形成部7へと供給する垂直搬送経路H0に搬送ロー
ラ12a,12b,12c,12dが配設されていて、
シート材Sが画像形成部7近傍に設けられたレジストロ
ーラ対13に搬送されるように構成されている。画像形
成部7の近傍にはシート材Sを手差しによって画像形成
部に搬送するマルチ手差し部14が配設されている。
【0021】また、画像形成部7下流には、画像形成さ
れたシート材Sを下流に搬送する搬送ベルト15が配設
されており、該搬送ベルト15の下流側には、加熱によ
りトナー像をシート材Sの表面に定着させる定着手段と
しての定着器16が備えられている。
【0022】定着器16は、所定の定着温度に加熱され
る定着ローラ16aと定着ローラ16aに対向して接触
する下ローラ16b及び定着ローラ16aを清掃するウ
ェブ(不図示)を備え、搬送ベルト15により画像形成
部7から搬送されるシート材S表面のトナー画像を加熱
圧着させる。また、定着ローラ16aの温度制御を行う
温度検出手段としてのサーミスタ(不図示)が、この実
施の形態では定着ローラに接触するように備えられてい
る。
【0023】そして、定着器16近傍には、両面および
多重記録の際に搬送する場合の経路H2と、装置本体3
の機外排出時の経路H1及びそれらを切り替える排紙フ
ラッパ17が配設されており、該機外排出時の経路H1
には排出ローラ対19が備えられている。
【0024】定着器16の下部には、両面および多重複
写されるシート材Sの搬送経路20が設けられており、
その下流にはシート材を一時収納トレイ23に排出する
排出ローラ対21と、シート材Sの排出を検知する排出
センサ22とが配設されている。そして、排出センサ2
2の近傍には、画像形成後に配送されてきたシート材S
を一時収納した後、順次再給紙するシート材の再給紙装
置34が備えられている。
【0025】一時収納トレイ23は、再給送分離ベルト
33への到達を補助するために、斜構造をとり、その先
端近傍に再給紙ローラ31が配設されており、さらにそ
の下流には再給送送出ローラ32と再給送分離ベルト3
3が当接されていて、シート材Sが1枚ずつ再給送され
るように構成されている。
【0026】また、再給送送出ローラ32と再給送分離
ベルト33の近傍には多重フラッパ36が配設されてお
り、該多重フラッパ36の下流には、上方に、多重記録
時シート材Sの画像形成画を反転させる反転搬送経路3
7が、下方に、再度画像形成部7にシート材Sを搬送す
る搬送経路39と搬送ローラ対40a,40b,40
c,40dがそれぞれ配設されている。
【0027】また、上記に説明した搬送経路のそれぞれ
にはシート材Sの通過を検知するセンサ50,51,5
2,53,54,55,56,57,58が配設されて
いる。
【0028】図2は本実施の形態の制御装置100のブ
ロック図を示す。
【0029】制御装置100は、読み取り専用メモリ
(ROM)102に記憶された制御手順に従って複写機
全体の制御を行うCPU101と、装置本体3の制御装
置の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専
用メモリ(ROM)102と、入力データの記憶や作業
用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)103と、メインモー
タ等の負荷に対するCPU101の制御信号の出力、お
よびセンサ等の信号を入力してCPU101に送るイン
ターフェース部(I/O)104とを備えている。
【0030】そして、I/O104を介して装置本体3
に備えられ、又は接続される各種装置の信号がCPU1
01との間で伝達される。一例としては、一点鎖線に囲
まれた領域R1に示されるように、ソータ制御、原稿の
ジャム検知、ステープル制御、シート材搬送等の制御が
行われる。
【0031】図3は前記の装置本体3に設けた操作パネ
ル200の配置構成例を示す。図3において、601は
ユーザーモードキーであり、オペレータ(使用者)が、
自動ソートのON/OFF、ソータ手前取り出しのON
/OFF、スキップ両面ON/OFF、フィーダ手差し
オートスタートのON/OFF、カセットのオート選択
のON/OFF、ブザーのON/OFF設定、少し小さ
めモードの変更、予熱モードの設定、仕様設定の初期
化、標準モードの変更、オートクリアタイムの変更、オ
ートパワーオフタイムの変更、ウイークリータイマの設
定、曜日/時刻の設定、ズーム微調整、フィーダのクリ
ーニング、ワイヤのクリーニング等の設定や調整に用い
る。
【0032】602はガイドキーであり、各種キーに対
する機能の説明をメッセージディスプレイに表示すると
きに用いる。604はクリアキーであり、設定した複写
枚数を解除するときに使用する。
【0033】605は複写開始キー(コピースタートキ
ー)であり、複写を開始するときに押す。606は割り
込みキーであり、複写動作中に割り込んで、別の複写を
するときに押す。このキーは自照式のキーであり、割り
込みを受け付けると点灯し、割り込み中は点灯する。
【0034】607は予熱キーであり、予熱モードにす
るときに押す。このキーは自照式のキーであり、予熱モ
ード時には点灯する。608はテンキーであり、複写枚
数を設定するときに押す。
【0035】609はストップキーであり、連続複写を
中断するときに押す。このキーを押した時点での複写が
終了した後に、複写動作が停止する。610はオールリ
セットキーであり、標準モードに戻すときに押す。
【0036】615は表示手段としての複写に関する情
報や装置本体に異常が発生した場合の警告を表示するL
CD(液晶)タイプのタッチパネル付のメッセージディ
スプレイであり、240×320ドットで文字や図形を
表示する。このメッセージディスプレイは、標準状態で
は、定形変倍キー、等倍キー、ズームキー、少し小さめ
キー、用紙選択キー、複写濃度キー、ソータの機能を選
択するためのソータキー、両面コピーに関するモードを
設定するための両面キー、その他に、枠消し、とじ代、
表紙/合紙、縮小レイアウト、拡大レイアウト、0HP
中差し、ページ連写、多重、原稿混線、写真、モードメ
モリ等の応用コピーに関する複写モードを設定するため
の応用モードキーが表示され、各キーに対応する部分を
タッチすることにより、さらにその内容に関するウィン
ドウが表示される。また、この他に紙詰まりやエラーを
起こしたときの操作手順等や装置異常時の警告も表示さ
れる。
【0037】図4は、定着ローラ16aの温度を検出す
る為にシート材Sの非通過部に配設された負の温度係数
を備えるサーミスタ410からの信号を監視する異常監
視回路C1及びシート材Sの通過部に配設された温度調
整制御のサーミスタ412の周辺回路の概略図を示す。
【0038】この異常監視回路C1は、切換え信号生成
手段としての発信回路401の出力をもとに切換え手段
としてのスイッチ402,403,404,405によ
りサーミスタ410と接続される回路が切り換わる。
【0039】発信回路401から出力される所定の周波
数の矩形波が出力B点において、“H”の時、スイッチ
402,405がオン、スイッチ403,404がオフ
して、図5(a)の太線の回路(第1の抵抗値検出手
段)が選択された状態となり、抵抗407がサーミスタ
410とアースとの間に接続されると共に、サーミスタ
410の一方の側としてアース側の電圧(サーミスタ4
10と抵抗407との間の電圧)が比較手段としてのコ
ンパレータ409およびCPU101に内蔵されたAD
コンバータ413に入力される。この状態は第1の異常
としてのサーミスタ410の異常昇温監視状態となる。
【0040】また、発信回路401の出力が“L”の
時、スイッチ403,404がオン、スイッチ402,
405がオフして、図5(b)の太線の回路(第2の抵
抗値検出手段)が選択された状態となり、抵抗408が
サーミスタ410と高圧側との間に接続されると共に、
サーミスタ410の他方の側として高圧側の電圧(サー
ミスタと抵抗408との間の電圧)が比較手段としての
コンパレータ409およびADコンバータ413に入力
される。この状態は第2の異常としてのサーミスタ41
0の断線監視状態となる。
【0041】ここで、406はスイッチ402及び40
5と403及び404との位相を逆転させるための反転
素子である。また、コンパレータ409の出力信号は、
I/O104を介して異常判断手段として機能するCP
U101により判断され、異常状態が装置本体1に認識
される。
【0042】図6は、発信回路401により発生される
切換え信号(出力Hと出力L)と、この信号により切換
えられた回路のA点における電圧に対応するコンパレー
タ409の出力を示す波形図で、図6(a)は正常動作
時、図6(b)は異常昇温発生時、図6(c)は断線時
として示した図である。
【0043】図6(a)の正常動作時には、A点の電圧
は基準電圧Vrefより低く、コンパレータ409の出
力は常に“L”である。
【0044】図6(b)と図6(c)の異常時(異常昇
温時あるいは断線時)には、A点の電圧は基準電圧Vr
efより高くなり、コンパレータ409の出力は発信回
路401と同じ周波数の短形波が出力され、その出力が
“H”となる時、異常と判断して装置の全動作を停止及
び禁止させる。そして、その時点での発信回路401の
出力をみて、“H”の時は異常昇温発生と判断して装置
の電源を遮断させ、“L”の時は断線状態と判断してデ
ィスプレイ615にサーミスタの断線異常を表示させ
る。
【0045】図7は異常監視回路C1のA点の電圧の変
化を示す。図7(a)は発信回路401の出力(B点)
が、“L”の時、すなわちサーミスタの断線監視時の温
度に対するA点の電圧変化であり、図7(b)は発信回
路401の出力(B点)が“H”の時、すなわちサーミ
スタの異常昇温監視時の温度に対するA点の電圧変化を
示す。これらをみると、いずれの異常時にもコンパレー
タ409の入力電圧が基準電圧Vrefを越え(図7
(a)ではVcであり、図7(b)ではVh)、コンパ
レータ409の出力が発信回路401と同じ周波数の短
形波となり、シャットオフに至る。
【0046】図8に異常監視のフローチャートを示す。
【0047】コンパレータ409の出力が、“H”であ
ると検出された場合(S701)、装置の全動作を停止
及び禁止させ(S702)、その時点での発信回路40
1の出力をみて(S703)、“H”の時は異常昇温状
態(S704)、“L”の時は断線状態と判断する(S
707)。その後、メモリ103に異常状態を記憶させ
(S705)、装置の電源を遮断させる(S706)。
【0048】図9は画像形成装置本体3の設置時の設置
モードのフローチャートを示す。ウォームアップを待ち
(S801)、ウォームアップ終了後、温度調整用サー
ミスタ412から検出される温度Tset,412 と異常監視
用のサーミスタ410から検出される温度Tset,410
の差ΔTset (=Tset,412 −Tset,410 )を記憶する
(S802)。
【0049】図10は定着器16の自動清掃モードのフ
ローチャートを示す。本体使用時の待機中の温度調整用
サーミスタ412から検出される温度Tope,412 と異常
監視用のサーミスタ410から検出される温度T
ope,410 との差ΔTope (=Tope, 412 −Tope,410
が15degを超えた場合(S901)、本体の動作を
禁止し(S902)、サービスマンを呼ぶための表示を
操作パネル200上のメッセージディスプレイ615に
表示させる(S903)。
【0050】ΔTope (=Tope,412 −Tope,410 )が
5degを超え、15deg以下の場合(S904)、
定着器16の自動清掃の表示をメッセージディスプレイ
615に表示させ(S905)、定着器の清掃を実施す
る(S906)。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着手段におけるシート材の通過部と非通過部との温度
差を監視することにより、定着ローラの経時変化(汚れ
など)を判断し、異常に定着器の温度を高くすることな
く、定着器の清掃を自動的に実施し、さらには部品交換
時期を適時に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の形態を示す概略
構成図。
【図2】図1の画像形成装置の制御装置のブロック図。
【図3】図1の画像形成装置の操作パネルの配置構成
図。
【図4】図1の画像形成装置における異常監視回路の概
略構成図。
【図5】(a)(b)は図4の回路における選択状態を
示す図。
【図6】(a)〜(c)は図4異常監視回路のA点、B
点の電圧の波形図。
【図7】(a)(b)は図4のA点での電圧と温度との
関係を示す図。
【図8】図4の回路による異常監視のフローチャート。
【図9】本発明の実施の形態における設置モードのフロ
ーチャート。
【図10】本発明の実施の形態における定着部の自動清
掃のフローチャート。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 2 RDF 3 装置本体 5 原稿台ガラス 6 光学系 6a 露光ランプ 6b 走査ミラー 6c ズームレンズ 7 画像形成部 7a 感光体ドラム 7b 高圧ユニット 7c ブランク露光ユニット 7d 電位センサ 7e 現像器 7f 転写帯電器 7g 分離帯電器 7h クリーニング装置 9 給紙カセット部 9a 1段目カセット 9b 2段目カセット 9c 3段目カセット 9d 4段目カセット 10a ピックアップローラ 11a 給紙ローラ 12a,12b,12c,12d 搬送ローラ 13 レジストローラ 14 マルチ手差し 15 搬送ベルト 16 定着器(定着手段) 16a 定着ローラ 16b 下ローラ 17 排紙フラッパ 19 排出ローラ対 20 搬送経路 21 排出ローラ対 22 排出センサ 23 収納トレイ 31 再給紙ローラ 32 再給送送出ローラ 33 再給送分離ベルト 34 再給紙装置 36 多重フラッパ 37 反転搬送経路 39 搬送経路 40a,40b,40c,40d 搬送ローラ 50,51,52,53,54,55,56,57,5
8 センサ 100 制御装置 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 I/O 200 操作パネル 401 発信回路(切換え信号生成手段) 402,403,404,405 スイッチ(切換え手
段) 406 反転素子 407,408 抵抗 409 コンパレータ 410 サーミスタ 601 ユーザーモードキー 602 ガイドキー 604 クリアキー 605 複写開始キー 606 割り込みキー 607 予熱キー 608 テンキー 609 ストップキー 610 オールリセットキー 611 メッセージディスプレイ(表示手段) C1 異常監視回路 S シート材 H0 垂直搬送経路 H1,H2 経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F056 RG02 RG04 2H027 DA12 DE04 DE07 DE09 ED25 EE07 EK03 GB07 HA01 HA13 2H033 AA23 AA42 BA31 BA32 BA34 BB01 BB28 CA07 CA26 CA34 CA38 CA57

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成する画像形成部
    と、この画像形成部において形成された記録媒体上の画
    像を加熱することで定着させる定着手段と、この定着手
    段の複数位置での温度を検出する温度変化により抵抗値
    が変化する方式の第1及び第第2の温度検出手段と、を
    備えた画像形成装置において、 前記第2の温度検出手段に対し、温度変化による出力電
    圧と所定電圧とを比較手段で比較することにより検出温
    度が正常温度か否かの信号出力する第1の回路部と、前
    記第2の温度検出手段が断線状態の場合に一定電圧を前
    記比較手段に出力して断線信号を出力する第2の回路部
    と、前記第1の回路部と前記第2の回路部とを切り換え
    る切り換え手段と、を有することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の温度検出手段は一方の端子が
    前記比較手段の入力端子に接続されていて、前記第1の
    回路部は、前記第2の温度検出手段の端子電圧が前記比
    較手段に設定した前記所定電圧に対し、温度変化により
    クロス可能とし、前記第2の回路部は、前記第2の温度
    検出手段の他方の端子を接地させると共に、前記一方の
    端子に前記一定電圧として前記所定電圧よりも高電圧を
    印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切り換え手段は、前記第1の回路部
    と前記第2の回路部とによる第2の温度検出手段の温度
    検出を周期的に交互に行なわせることを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記切り換え手段はパルス波形の切り換
    え信号におけるハイ・ローレベルに同期して前記第1の
    回路部と前記第2の回路部とを切り換え、前記第1の回
    路部が選択されている際に前記比較手段から該切り換え
    信号に同期した信号出力されると異常昇温と判定し、第
    2の回路部が選択されている際に前記比較手段から前記
    切り換え手段の切り換え信号に同期した信号が出力され
    ると断線と判定することを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段から異常温度あるいは断線
    を示す信号が出力されると、前記定着手段の動作を停止
    及び禁止させることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置の設置時における前記第1
    の温度検出手段と前記第2温度検出手段との温度差を記
    憶する記憶手段を有し、装置使用時における前記第1の
    温度検出手段と前記第2の温度検出手段との使用時温度
    差に対する前記設置時温度差との差温度に応じて、前記
    定着手段に対して異なる処理を行なわせることを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記差温度が大小2つの設定温度と比較
    され、大きな設定温度よりも前記差温度が大きい動作の
    停止及び禁止を行なわせ、該差温度が該大きな設定温度
    と該小さな設定温度の間であると前記定着手段の自動清
    掃を実行させることを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体に画像を形成する画像形成部
    と、この画像形成部において形成された記録媒体上の画
    像を加熱することで定着させる定着手段と、定着手段を
    清掃する定着手段清掃手段と、この定着手段の温度を検
    出するための温度変化により抵抗値が変化する少なくと
    も2つの温度検出手段と、を備えた画像形成装置におい
    て、 第1の温度検出手段の抵抗値を監視する第1の監視手段
    と、 第1の監視手段により監視された第1の温度検出手段の
    抵抗値に応じて、定着手段の第1の温度情報に変換する
    第1の温度変換手段と 第1の温度検出手段の抵抗値に応じて第1の温度変換手
    段により変換された第1の温度情報に応じて、定着手段
    の温度を制御する定着手段温度制御手段と、 第2の温度検出手段の抵抗値を監視する第2の監視手段
    と、 第2の監視手段により監視された第2の温度検出手段の
    抵抗値に応じて、定着手段の第2の温度情報に変換する
    第2の温度変換手段と第2の温度検出手段の抵抗値が予
    め設定された第1の抵抗値より低いことを検出する第1
    の抵抗値検出手段と、 第2の温度検出手段の抵抗値が予め設定された第2の抵
    抗値より高いことを検出する第2の抵抗値検出手段と、 前記第1または第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を
    前記第2の温度検出手段に接続するように切り換える切
    り換え手段と、 前記第1の抵抗値検出手段により第2の温度検出手段の
    抵抗値が第1の抵抗値より低いことが検出された場合に
    第1の異常と判断し、前記第2の抵抗値検出手段により
    第2の温度検出手段の抵抗値が第2の抵抗値より高いこ
    とが検出された場合に第2の異常と判断する第1の異常
    判断手段と、 第1の温度情報と第2の温度情報との差が第1の所定の
    値を超えた場合に第3の異常と判断する第2の異常判断
    手段と第1の温度情報と第2の温度情報との差が第2の
    所定の値を超えた場合に第4の異常と判断する第3の異
    常判断手段と第2の異常判断手段により第3の異常が判
    断された場合に定着手段清掃手段を駆動させ、第3の異
    常判断手段により第4の異常が判断された場合に装置の
    動作を禁止する制御手段とを具備することを特徴とする
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置の設置時の第1の温度情報
    と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備え、 設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報と第
    2の温度情報との差が第1の所定の値を超えた場合に第
    3の異常と判断する第2の異常判断手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 画像形成装置の設置時の第1の温度情
    報と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備え、 設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報と第
    2の温度情報との差が第2の所定の値を超えた場合に第
    4の異常と判断する第3の異常判断手段とを備えること
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記切り換え手段は、前記第1または
    第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を前記温度検出手
    段に接続するための切り換え信号を生成する切り換え信
    号生成手段を備え、 前記第1及び第2の抵抗値検出手段は、共通に使用され
    る比較手段を有し、この比較手段により生成される検出
    信号を前記第1の異常判断手段へ送出し、 前記第1の異常判断手段は、前記比較手段から送出され
    る検出信号が前記第1または第2の抵抗値検出手段のい
    ずれによるものかを、前記切り換え信号生成手段によっ
    て生成される切り換え信号によって判断することを特徴
    とする請求項8から10のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1の異常判断手段により判断さ
    れた第1の異常または第2の異常及び前記第2の異常判
    断手段により判断された第3の異常及び第3の異常判断
    手段により判断された第4の異常に対応する情報を表示
    する表示手段を備えることを特徴とする請求項8から1
    1のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の温度検出手段は、負の温度
    係数を有するサーミスタであり、 前記第1の抵抗値検出手段は、前記サーミスタの一方の
    側の電圧を前記比較手段へと導く回路を有し、 前記第2の抵抗値検出手段は、前記サーミスタの他方の
    側の電圧を前記比較手段へと導く回路を有し、 前記比較手段は、同じ比較電圧と前記サーミスタの一方
    の側の電圧または他方の側の電圧を比較し、前記第1の
    異常判断手段へ送出される前記検出信号を生成すること
    を特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記定着手段における前記記録媒体の
    通過領域の温度を前記第1の温度検出手段で検出し、前
    記記録媒体の非通過領域の温度を前記第2の温度検出手
    段で検出することを特徴とする請求項1から13のいず
    れかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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