JP2003066768A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003066768A
JP2003066768A JP2001261544A JP2001261544A JP2003066768A JP 2003066768 A JP2003066768 A JP 2003066768A JP 2001261544 A JP2001261544 A JP 2001261544A JP 2001261544 A JP2001261544 A JP 2001261544A JP 2003066768 A JP2003066768 A JP 2003066768A
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JP2001261544A
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Masanobu Taira
昌宣 平
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着器の経時劣化を自動的に判断して、劣化
が所定のレベルを超えた場合に、簡略化した手法で、異
常な温度上昇の監視を重点的に実施することにより安全
性を飛躍的に向上させる。 【解決手段】 少なくとも2つの温度検出手段を有し、
設置時の第一の温度検出手段による温度情報と第二の温
度検出手段による温度情報との差を記憶する記憶手段を
有し、設置時の差に対して使用中の差が所定の値を超え
た場合に第二の温度検出手段を2つの抵抗値検出手段の
いずれか一方に接続するように出力される切り換え手段
の出力を決定するパラメータを、差に対応して少なくと
も1組有するテーブルと、差に対応するパラメータによ
り切り換え手段の出力を制御する制御手段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部におい
て形成された記録媒体上の画像を加熱することで定着さ
せる定着手段を備え、その定着手段の異常を検出する構
成に特徴を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆる電子写真方式の画像
形成装置においては、感光ドラムにトナー像を形成し、
記録媒体(シート材)に該トナー像を転写して記録媒体
の表面に画像を形成する画像形成部と、その下流側に記
録媒体に形成されたトナー像を加熱することでトナーを
記録媒体表面に溶着させて固定させる定着装置が備えら
れている。
【0003】そして、定着装置に関しては記録媒体に一
定の熱量が伝達されるように加熱部の温度管理が行われ
ている。この加熱部の温度管理は、記録媒体通過部に配
設された温度調整制御用のサーミスタと、これとは別に
さらなる安全性を追求して記録媒体非通過部に配設され
た異常監視用のサーミスタとで行われている。
【0004】この異常監視用のサーミスタの回路構成及
び動作・機能は図13及び図5から図7に示すとおり
に、異常な温度上昇とサーミスタの断線の2つの異常を
検出できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした構成
を採用している場合、図12(a)に示すとおり、初期
は温度調整用サーミスタにより検出される温度(T1)
と本当の温度(T real)は一致し、異常監視用サ
ーミスタによる温度(T2)とは配置が異なるため温度
差が発生する。そして図12(b)に示すように、使用
時間の経過に伴い、記録媒体通過部はトナーによる汚れ
が発生し、定着ローラと温度調整用サーミスタ間の熱伝
導が低くなり、温度調整用サーミスタから見た温度(T
1)は次第に低くなるため、実際制御される温度(T
real)は高くなっていく。
【0006】さらに、省エネルギー化を実現するため、
または装置の起動を早くするために、定着ローラの熱容
量を小さくすることにより温度上昇が早くなる傾向にあ
る。そのため、温度リップルの周波数と図5に示す40
1出力の周波数が一致して断線監視時に異常監視温度を
超過するといった状況に陥った場合、瞬時に検出するこ
とが困難となる。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、前記ト
ナーによる汚れの経時変化を判断して、汚れがひどくな
った場合に、異常な温度上昇とサーミスタ断線を監視す
る異常監視用のサーミスタ回路を異常な温度上昇の監視
を重点的に行うように制御して、異常の発生を瞬時に検
出することを可能とし、安全性を飛躍的に向上させた画
像形成装置の提供をすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できた。
【0009】(1)記録媒体に画像を形成する画像形成
部と、この画像形成部において形成された記録媒体上の
画像を加熱することで定着させる定着手段と、この定着
手段の温度を検出するための温度変化により抵抗値が変
化する少なくとも2つの温度検出手段と、を備えた画像
形成装置において、第1の温度検出手段の抵抗値を監視
する第1の監視手段と、第1の監視手段により監視され
た第1の温度検出手段の抵抗値に応じて、定着手段の第
1の温度情報に変換する第1の温度変換手段と第1の温
度検出手段の抵抗値に応じて第1の温度変換手段により
変換された第1の温度情報に応じて、定着手段の温度を
制御する定着手段温度制御手段と、第2の温度検出手段
の抵抗値を監視する第2の監視手段と、第2の監視手段
により監視された第2の温度検出手段の抵抗値に応じ
て、定着手段の第2の温度情報に変換する第2の温度変
換手段と第2の温度検出手段の抵抗値が予め設定された
第1の抵抗値より低いことを検出する第1の抵抗値検出
手段と、第2の温度検出手段の抵抗値が予め設定された
第2の抵抗値より高いことを検出する第2の抵抗値検出
手段と、前記第1または第2の抵抗値検出手段のいずれ
か一方を前記第2の温度検出手段に接続するように切り
換える切り換え手段と、前記第1の抵抗値検出手段によ
り第2の温度検出手段の抵抗値が第1の抵抗値より低い
ことが検出された場合に第1の異常と判断し、前記第2
の抵抗値検出手段により第2の温度検出手段の抵抗値が
第2の抵抗値より高いことが検出された場合に第2の異
常と判断する第1の異常判断手段と、第1の温度情報と
第2の温度情報との差が第1の所定の値を超えた場合に
第3の異常と判断する第2の異常判断手段と第1の温度
情報と第2の温度情報との差が第2の所定の値を超えた
場合に第4の異常と判断する第3の異常判断手段と第2
の異常判断手段により第3の異常が判断された場合に、
切り換え手段が出力する、2つの抵抗値検出手段のいず
れか一方を第2の温度検出手段に接続するための切り換
え信号の、一方の抵抗値検出手段に接続するための時間
のパラメータを、第1の温度情報と第2の温度情報の差
に対応して有するテーブルと、第2の異常判断手段によ
り第3の異常が判断された場合に、第1の温度情報と第
2の温度情報の差に対応したテーブルのパラメータに従
って、切り換え信号を出力するように切り換え手段を制
御し、定着手段あるいはその部品交換及び清掃が必要で
あることを判断し、第3の異常判断手段により第4の異
常が判断された場合に装置の動作を禁止するように制御
する制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装
置。
【0010】(2)画像形成装置の設置時の第1の温度
情報と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備
え、設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報
と第2の温度情報との差が第1の所定の値を超えた場合
に第3の異常と判断する第2の異常判断手段とを具備す
ることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
【0011】(3)画像形成装置の設置時の第1の温度
情報と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備
え、設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報
と第2の温度情報との差が第2の所定の値を超えた場合
に第4の異常と判断する第3の異常判断手段とを備える
ことを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
【0012】(4)前記切り換え手段は、前記第1また
は第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を前記温度検出
手段に接続するための切り換え信号を生成する切り換え
信号生成手段を備え、前記第1及び第2の抵抗値検出手
段は、共通に使用される比較手段を有し、この比較手段
により生成される検出信号を前記第1の異常判断手段へ
送出し、前記第1の異常判断手段は、前記比較手段から
送出される検出信号が前記第1または第2の抵抗値検出
手段のいずれによるものかを、前記切り換え信号生成手
段によって生成される切り換え信号によって判断するこ
とを特徴とする前記(1)または(2)または(3)の
いずれかに記載の画像形成装置。
【0013】(5)前記第1の異常判断手段により判断
された第1の異常または第2の異常及び前記第2の異常
判断手段により判断された第3の異常及び第3の異常判
断手段により判断された第4の異常に対応する情報を表
示する表示手段を備えることを特徴とする前記(1)ま
たは(2)または(3)または(4)のいずれかに記載
の画像形成装置。
【0014】(6)定着手段あるいはそこに配置された
部品の交換及び清掃完了した後に、加算手段により変更
されたパラメータを初期値に戻すためパラメータ初期化
手段を具備することを特徴とする前記(1)に記載の画
像形成装置。
【0015】(7)前記第2の温度検出手段は、負の温
度係数を有するサーミスタであり、前記第1の抵抗値検
出手段は、前記サーミスタの一方の側の電圧を前記比較
手段へと導く回路を有し、前記第2の抵抗値検出手段
は、前記サーミスタの他方の側の電圧を前記比較手段へ
と導く回路を有し、前記比較手段は、同じ比較電圧と前
記サーミスタの一方の側の電圧または他方の側の電圧を
比較し、前記第1の異常判断手段へ送出される前記検出
信号を生成することを特徴とする前記(4)に記載の画
像形成装置。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
【0017】図1に、本発明にかかる画像形成装置の一
例として、電子写真方式の複写機の概略構成を示す。同
図に示す複写機1は、原稿の自動給送を行う循環式自動
原稿送り装置(以下RDFと記す)2と、画像形成装置
本体(以下単に装置本体と記す)3とを備えている。
尚、このRDF2は、装置本体3に対して自在に組み合
わせ使用できるようになっている。
【0018】装置本体3は、上部に原稿載置台としての
原稿台ガラス5を備えている。また、その下方には、画
像読み取り手段としての光学系6があり、この光学系6
は、露光ランプ6aと、ズームレンズ6cと、不図示の
モータを備えており、露光ランプ6aで原稿を照明し、
原稿からの反射光を走査ミラー6bとズームレンズ6c
により感光体ドラム7aに照射するようになっている。
【0019】感光体ドラム7aに原稿から反射光を照射
する方法には次の2通りの方法がある。まず、原稿を原
稿台ガラス5上に固定させた状態で、露光ランプ6aを
移動させる方法(以下固定読みと記す)と、露光ランプ
6aを固定させた状態で、原稿台ガラス5上の原稿を移
動させる方法(以下流し読みと記す)である。
【0020】光学系6の下方には画像形成部7が配設さ
れており、この画像形成部7は、矢印A1方向に回転自
在に配置された感光体ドラム7aと、該感光体ドラム7
aの回りにその回転方向に沿って順に配置される高圧ユ
ニット7b、ブランク露光ユニット7c、電位センサ7
d、現像器7e、転写帯電器7f、分離帯電器7g、及
びクリーニング装置7hを備えている。
【0021】感光体ドラム7aは、不図示のメインモー
タにより回転駆動され、高圧ユニット7bによりコロナ
帯電された後、光学系6から原稿の反射光が照射され
て、静電潜像が形成されるように構成されている。そし
て、この静電潜像は、現像器7eにより現像されてトナ
ー像として可視化されるようになっている。
【0022】一方、装置本体3下部には1段目カセット
9a、2段目カセット9b、3段目カセット9c、4段
目カセット9dの4段構成からなる給紙カセット部9が
備えられている。
【0023】それぞれのカセットには載置されている記
録媒体としてのシート材Sを給送する為の給紙部が同様
に備えられているが、一例として、3段目カセット9c
の給紙部によりその概略構成を説明すると、3段目カセ
ット9cの先端上部には、シート材Sを給送する給紙ロ
ーラ11aとピックアップローラ10aが配設されてい
る。
【0024】さらに、それらの下流には、シート材Sを
画像形成部7へと供給する垂直搬送経路H0に搬送ロー
ラ12a,12b,12c,12dが配設されていて、
シート材Sが画像形成部7近傍に設けられたレジストロ
ーラ対13に搬送されるように構成されている。画像形
成部7の近傍にはシート材Sを手差しによって画像形成
部に搬送するマルチ手差し14が配設されている。
【0025】また、画像形成部7下流には、画像形成さ
れたシート材Sを下流に搬送する搬送ベルト15が配設
されており、該搬送ベルト15の下流側には、加熱によ
りトナー像をシート材Sの表面に定着させる定着手段と
しての定着器16が備えられている。
【0026】定着器16は、所定の定着温度に加熱され
る定着ローラ16aと定着ローラ16aに対向して接触
する下ローラ16b及び定着ローラ16aを清掃するウ
ェブ(不図示)を備え、搬送ベルト15により画像形成
部7から搬送されるシート材S表面のトナー画像を加熱
圧着させる。また、定着ローラ16aの温度制御を行う
温度検出手段としてのサーミスタ(不図示)が、この実
施の形態では定着ローラに接触するように備えられてい
る。
【0027】そして、定着器16近傍には、両面および
多重記録に搬送する時の経路H2と装置本体3の機外排
出時の経路H1,及びそれらを切り換える排紙フラッパ
17が配設されており、該機外排出時の経路H1には排
出ローラ対19が備えられている。
【0028】定着器16の下部には、両面および多重複
写されるシート材Sの搬送経路20が設けられており、
その下流にはシート材を一時収納トレイ23に排出する
排出ローラ対21と、シート材Sの排出を検知する排出
センサ22とが配設されている。そして、排出センサ2
2の近傍には、画像形成後に配送されたシート材Sを一
時収納した後、順次再給紙するシート材の再給紙装置3
4が備えられている。
【0029】一時収納トレイ23は、再給送分離ベルト
33への到達を補助するために、斜構造をとり、その先
端近傍に再給紙ローラ31が配設されており、さらにそ
の下流には再給送送出ローラ32と再給送分離ベルト3
3が当接されていて、シート材Sが1枚ずつ再給送する
ように構成されている。
【0030】また、再給送送出ローラ32と再給送分離
ベルト33の近傍には多重フラッパ36が配設されてお
り、該多重フラッパ36の下流には、上方に、多重記録
時シート材Sの画像形成画を反転させる反転搬送経路3
7が、下方に、再度画像形成部7にシート材Sを搬送す
る搬送経路39と搬送ローラ対40a,40b,40
c,40dがそれぞれ配設されている。
【0031】また、上記に説明した搬送経路のそれぞれ
にはシート材Sの通過を検知するセンサ50,51,5
2,53,54,55,56,57,58が配設されて
いる。
【0032】図2は本実施の形態の制御装置100のブ
ロック図を示す。制御装置100は、読み取り専用メモ
リ(ROM)102に記憶された制御手順にしたがって
複写機全体の制御を行うCPU101と、装置本体3の
制御装置の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み
取り専用メモリ(ROM)102と、入カデータの記憶
や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるとこ
ろのランダムアクセスメモリ(RAM)103と、メイ
ンモータ等の負荷に対するCPU101の制御信号の出
力、およびセンサ等の信号を入力してCPU101に送
るインターフェース部(I/O)104とを備えてい
る。
【0033】そして、I/O104を介して装置本体3
に備えられ、又は接続される各種装置の信号がCPU1
01との間で伝達される。一例としては、一点鎖線に囲
まれた領域R1に示されるように、ソータ制御、原稿の
ジャム検知、ステープル制御、シート材搬送等の制御が
行われる。
【0034】図3は前記の装置本体3に設けた操作パネ
ル200の配置構成例を示す。図3において、601は
ユーザーモードキーであり、オペレータ(使用者)が、
自動ソートのON/OFF、ソータ手前取り出しのON
/OFF、スキップ両面ON/OFF、フィーダ手差し
オートスタートのON/OFF、カセットのオート選択
のON/OFF、ブザーのON/OFF設定、少し小さ
めモードの変更、予熱モードの設定、仕様設定の初期
化、標準モードの変更、オートクリアタイムの変更、オ
ートパワーオフタイムの変更、ウイークリータイマの設
定、曜日/時刻の設定、ズーム微調整、フィーダのクリ
ーニング、ワイヤのクリーニング等の設定や調整に用い
る。
【0035】602はガイドキーであり、各種キーに対
する機能の説明をメッセージディスプレイに表示すると
きに用いる。604はクリアキーであり、設定した複写
枚数を解除するときに使用する。
【0036】605は複写開始キー(コピースタートキ
ー)であり、複写を開始するときに押す。606は割り
込みキーであり、複写動作中に割り込んで、別の複写を
するときに押す。このキーは自照式のキーであり、割り
込みを受け付けると点灯し、割り込み中は点灯する。
【0037】607は予熱キーであり、予熱モードにす
るときに押す。このキーは自照式のキーであり、予熱モ
ード時には点灯する。608はテンキーであり、複写枚
数を設定するときに押す。
【0038】609はストップキーであり、連続複写を
中断するときに押す。このキーを押した時点での複写が
終了した後に、複写動作が停止する。610はオールリ
セットキーであり、標準モードに戻すときに押す。
【0039】615は表示手段としての複写に関する情
報や装置本体に異常が発生した場合の警告を表示するL
CD(液晶)タイプのタッチパネル付のメッセージディ
スプレイであり、240×320ドットで文字や図形を
表示する。このメッセージディスプレイは、標準状態で
は、定形変倍キー、等倍キー、ズームキー、少し小さめ
キー、用紙選択キー、複写濃度キー、ソータの機能を選
択するためのソータキー、両面コピーに関するモードを
設定するための両面キー、その他に、枠消し、とじ代、
表紙/合紙、縮小レイアウト、拡大レイアウト、OHP
中差し、ページ連写、多重、原稿混戦、写真、モードメ
モリ等の応用コピーに関する複写モードを設定するため
の応用モードキーが表示され、各キーに対応する部分を
タッチすることにより、さらにその内容に関するウィン
ドウが表示される。また、この他に紙詰まりやエラーを
起こしたときの操作手順等や装置異常時の警告も表示さ
れる。
【0040】図4(a)は定着ローラ16aの温度を検
出する為にシート材Sの非通過部に配設された負の温度
係数を備えるサーミスタ410からの信号を監視する異
常監視回路C1及びシート材Sの通過部に配設された温
度調整制御のサーミスタ412の周辺回路の概略図を示
す。この異常監視回路C1は切り換え信号生成手段とし
てのI/O104の出力ポートからの切り換え信号出力
401をもとに切り換え手段としてのスイッチ402,
403,404,405によりサーミスタ410と接続
される回路が切り換わる。
【0041】I/O104からは所定の周波数の短形波
が切り換え信号出力401(B点)として出力され、そ
の出力が“H”の時、スイッチ402,405がオン、
スイッチ403,404がオフして、図4(b)の太線
の回路(第1の抵抗値検出手段)が選択された状態とな
り、抵抗407がサーミスタ410とアースとの間に接
続されると共にサーミスタ410の一方の側としてアー
ス側の電圧(サーミスタ410と抵抗407との間の電
圧)が比較手段としてのコンパレータ409およびCP
U101に内蔵されたADコンバータ413に入力され
る。この状態は第1の異常としてのサーミスタ410の
異常昇温監視状態となる。
【0042】また、切り換え信号401が“L”の時、
スイッチ403,404がオン、スイッチ402,40
5がオフして、図4(c)の太線の回路(第2の抵抗値
検出手段)が選択された状態となり、抵抗408がサー
ミスタ410と高圧側との間に接続されると共に、サー
ミスタ410の他方の側として高圧側の電圧(サーミス
タと抵抗408との間の電圧)が比較手段としてのコン
パレータ409およびADコンバータ413に入力され
る。この状態は第2の異常としてのサーミスタ410の
断線監視状態となる。
【0043】ここで、406はスイッチ402及び40
5と403及び404との位相を逆転させるための反転
素子である。また、コンパレータ409の出力信号は、
I/O104を介して異常判断手段として機能するCP
U101により判断され、異常状態が装置本体1に認識
される。
【0044】図5は、I/O104により発生される切
り換え信号401(出力Hと出力L)と、この信号によ
り切り換えられた回路のA点における電圧に対応するコ
ンパレータ409の出力を図5(a)は正常動作時、図
5(b)は異常昇温発生時、図5(c)は断線時として
示した図である。
【0045】図5(a)の正常動作時には、A点の電圧
はVrefより低く、コンパレータ409の出力は常に
“L”である。
【0046】図5(b)と図5(c)の異常時(異常昇
温時あるいは断線時)にはA点の電圧はVrefより高
くなり、コンパレータ409の出力は切り換え信号40
1と同じ周波数の短形波が出力され、その出力が“H”
となる時、異常と判断して装置の全動作を停止及び禁止
させる。そして、その時点での切り換え信号401の出
力をみて、“H”の時は異常昇温発生と判断して装置の
電源を遮断させ、“L”の時は断線状態と判断してディ
スプレイ615にサーミスタの断線異常を表示させる。
【0047】図6は異常監視回路C1のA点の電圧の変
化を示す。図6(a)は切り換え信号401の出力(B
点)が、“L”の時、すなわちサーミスタの断線監視時
の温度に対するA点の電圧変化であり、図6(b)は切
り換え信号401の出力(B点)が“H”の時、すなわ
ちサーミスタの異常昇温監視時の温度に対するA点の電
圧変化を示す。これらをみると、いずれの異常時にもコ
ンパレータ409の入力電圧がVrefを越え(図6
(a)ではVcであり、図6(b)ではVh)、コンパ
レータ409の出力が切り換え信号401と同じ周波数
の短形波となり、シャットオフに至る。
【0048】図7に異常監視のフローチャートを示す。
コンパレータ409の出力が、“H”であると検出され
た場合(S701)、装置の全動作を停止及び禁止させ
(S702)、その時点での切り換え信号401の状態
をみて、“H”の時は異常昇温状態、“L”の時は断線
状態と判断する(S703)。その後、メモリ103に
異常状態を記憶させ(S705)、装置の電源を遮断さ
せる(S704)。
【0049】図8に本発明に関する装置本体3の設置時
の設置モードのフローチャートを示す。ウォームアップ
を待ち(S801)、ウォームアップ終了後、温度調整
用サーミスタから検出される温度Tset,412と異常監視
用のサーミスタ410から検出される温度Tset,410
の差△Tset(=Tset,410−Tset,412)を記憶する
(S802)。
【0050】図9に本発明に関する定着器16の経時劣
化監視のフローチャートを示す。
【0051】本体使用時の待機中の温度調整用サーミス
タから検出される温度Tope,412と異常監視用のサーミ
スタ410から検出される温度Tope,410との差△Tope
(=Tope,410−Tope,412)と△Tsetとの差が30d
egを超えた場合(S901)、本体の動作を禁止し
(S902)、サービスマンを呼ぶための表示を操作パ
ネル200上のメッセージディスプレイ615に表示さ
せる(S903)。△T opeと△Tsetとの差が15de
gを超え、30deg以下の場合(S904)、切り換
え信号401変更(図10にて後述)を実施する(S9
05)。そして、定着器16の交換及び清掃の表示をメ
ッセージディスプレイ615に表示させる(S90
6)。
【0052】図10に切り換え信号401の変更のフロ
ーチャートを示す。
【0053】変更フラグが0でなければ(S100
1)、切り換え信号401の変更が済んでいることを示
しているため、このフローを終了する。変更フラグが0
であれば(S1001),切り換え信号401のHレベ
ル時間を、テーブルを参照し、テーブルに設定された値
(本実施例においては、初期値の倍の値)に置き換える
(S1002)。そして、このフローが完了したことを
示す変更フラグを1とする(S1003)。
【0054】図11に定着器の清掃及び部品交換が済ん
だ後の異常解除のフローチャートを示す。
【0055】まず、変更フラグを0とする(S110
1)。そして、切り換え信号401のHレベルの時間を
初期設定とする(S1102)。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、シート材Sの通過
部と非通過部との温度差を監視することにより、定着ロ
ーラの経時劣化(汚れなど)を判断し、劣化が進み、温
度上昇が進んだ場合に、異常な温度上昇を重点的に監視
することが可能となる。これにより異常温度上昇の発生
を瞬時に検出することが可能となり、安全性を飛躍的に
向上させた装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の概略構成を説明する図
【図2】 制御装置のブロック図
【図3】 操作パネルの配置構成図
【図4】 (a)(b)(c)は、異常監視回路の概略
構成図
【図5】 (a)は正常動作時、(b)は異常昇温発生
時、(c)は断線時として示した、I/O104により
発生される切り換え信号401(出力Hと出力L)と、
この信号により切り換えられた回路のA点における電圧
に対応するコンパレータ409の出力を示す図
【図6】 (a)は切り換え信号401の出力(B点)
が、“L”の時、(b)は切り換え信号401の出力
(B点)が“H”の時の異常監視回路のA点の電圧の変
化を示す図
【図7】 異常監視のフローチャート
【図8】 設置モードのフローチャート
【図9】 定着部の経時劣化監視のフローチャート
【図10】 切り換え信号401の変更のフローチャー
【図11】 異常解除時の初期化のフローチャート
【図12】 (a)(b)は、従来の問題点を示す温度
特性グラフ
【図13】 (a)(b)(c)は、従来技術の異常監
視回路の概略構成図
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 2 RDF 3 装置本体 5 原稿台ガラス 6 光学系 6a 露光ランプ 6b 走査ミラー 6c ズームレンズ 7 画像形成部 7a 感光体ドラム 7b 高圧ユニット 7c ブランク露光ユニット 7d 電位センサ 7e 現像器 7f 転写帯電器 7g 分離帯電器 7h クリーニング装置 9 給紙カセット部 9a 1段目カセット 9b 2段目カセット 9c 3段目カセット 9d 4段目カセット 10a ピックアップローラ 11a 給紙ローラ 12a,12b,12c,12d 搬送ローラ 13 レジストローラ 14 マルチ手差し 15 搬送ベルト 16 定着器(定着手段) 16a 定着ローラ 16b 下ローラ 17 排紙フラッパ 19 排出ローラ対 20 搬送経路 21 排出ローラ対 22 排出センサ 23 収納トレイ 31 再給紙ローラ 32 再給送送出ローラ 33 再給送分離ベルト 34 再給紙装置 36 多重フラッパ 37 反転搬送経路 39 搬送経路 40a,40b,40c,40d 搬送ローラ 50、51,52,53,54,55,56,57,5
8 センサ 100 制御装置 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 I/O 200 操作パネル 401 切り換え信号 402,403,404,405 スイッチ(切り換え
手段) 406 反転素子 407,408 抵抗 409 コンパレータ 410 サーミスタ 601 ユーザーモードキー 602 ガイドキー 604 クリアキー 605 複写開始キー 606 割り込みキー 607 予熱キー 608 テンキー 609 ストップキー 610 オールリセットキー 611 メッセージディスプレイ(表示手段) C1 異常監視回路 S シート材 H0 垂直搬送経路 H1,H2 経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成する画像形成部
    と、この画像形成部において形成された記録媒体上の画
    像を加熱することで定着させる定着手段と、この定着手
    段の温度を検出するための温度変化により抵抗値が変化
    する少なくとも2つの温度検出手段と、を備えた画像形
    成装置において、 第1の温度検出手段の抵抗値を監視する第1の監視手段
    と、 第1の監視手段により監視された第1の温度検出手段の
    抵抗値に応じて、定着手段の第1の温度情報に変換する
    第1の温度変換手段と第1の温度検出手段の抵抗値に応
    じて第1の温度変換手段により変換された第1の温度情
    報に応じて、定着手段の温度を制御する定着手段温度制
    御手段と、 第2の温度検出手段の抵抗値を監視する第2の監視手段
    と、 第2の監視手段により監視された第2の温度検出手段の
    抵抗値に応じて、定着手段の第2の温度情報に変換する
    第2の温度変換手段と第2の温度検出手段の抵抗値が予
    め設定された第1の抵抗値より低いことを検出する第1
    の抵抗値検出手段と、 第2の温度検出手段の抵抗値が予め設定された第2の抵
    抗値より高いことを検出する第2の抵抗値検出手段と、 前記第1または第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を
    前記第2の温度検出手段に接続するように切り換える切
    り換え手段と、 前記第1の抵抗値検出手段により第2の温度検出手段の
    抵抗値が第1の抵抗値より低いことが検出された場合に
    第1の異常と判断し、前記第2の抵抗値検出手段により
    第2の温度検出手段の抵抗値が第2の抵抗値より高いこ
    とが検出された場合に第2の異常と判断する第1の異常
    判断手段と、 第1の温度情報と第2の温度情報との差が第1の所定の
    値を超えた場合に第3の異常と判断する第2の異常判断
    手段と第1の温度情報と第2の温度情報との差が第2の
    所定の値を超えた場合に第4の異常と判断する第3の異
    常判断手段と第2の異常判断手段により第3の異常が判
    断された場合に、切り換え手段が出力する、2つの抵抗
    値検出手段のいずれか一方を第2の温度検出手段に接続
    するための切り換え信号の、一方の抵抗値検出手段に接
    続するための時間のパラメータを、第1の温度情報と第
    2の温度情報の差に対応して有するテーブルと、 第2の異常判断手段により第3の異常が判断された場合
    に、第1の温度情報と第2の温度情報の差に対応したテ
    ーブルのパラメータに従って、切り換え信号を出力する
    ように切り換え手段を制御し、定着手段あるいはその部
    品交換及び清掃が必要であることを判断し、第3の異常
    判断手段により第4の異常が判断された場合に装置の動
    作を禁止するように制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置の設置時の第1の温度情報
    と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備え、 設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報と第
    2の温度情報との差が第1の所定の値を超えた場合に第
    3の異常と判断する第2の異常判断手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置の設置時の第1の温度情報
    と第2の温度情報との差を記憶する記憶手段を備え、 設置時の差に対して、装置使用中の第1の温度情報と第
    2の温度情報との差が第2の所定の値を超えた場合に第
    4の異常と判断する第3の異常判断手段とを備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記切り換え手段は、前記第1または第
    2の抵抗値検出手段のいずれか一方を前記温度検出手段
    に接続するための切り換え信号を生成する切り換え信号
    生成手段を備え、 前記第1及び第2の抵抗値検出手段は、共通に使用され
    る比較手段を有し、この比較手段により生成される検出
    信号を前記第1の異常判断手段へ送出し、 前記第1の異常判断手段は、前記比較手段から送出され
    る検出信号が前記第1または第2の抵抗値検出手段のい
    ずれによるものかを、前記切り換え信号生成手段によっ
    て生成される切り換え信号によって判断することを特徴
    とする請求項1または2または3のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の異常判断手段により判断され
    た第1の異常または第2の異常及び前記第2の異常判断
    手段により判断された第3の異常及び第3の異常判断手
    段により判断された第4の異常に対応する情報を表示す
    る表示手段を備えることを特徴とする請求項1または2
    または3または4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 定着手段あるいはそこに配置された部品
    の交換及び清掃完了した後に、加算手段により変更され
    たパラメータを初期値に戻すためパラメータ初期化手段
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の温度検出手段は、負の温度係
    数を有するサーミスタであり、 前記第1の抵抗値検出手段は、前記サーミスタの一方の
    側の電圧を前記比較手段へと導く回路を有し、 前記第2の抵抗値検出手段は、前記サーミスタの他方の
    側の電圧を前記比較手段へと導く回路を有し、 前記比較手段は、同じ比較電圧と前記サーミスタの一方
    の側の電圧または他方の側の電圧を比較し、前記第1の
    異常判断手段へ送出される前記検出信号を生成すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011237481A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
CN114300763A (zh) * 2021-12-06 2022-04-08 华人运通(江苏)技术有限公司 基于车云协调的电池内阻异常监测方法、设备及存储介质

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