JP2002196612A - 画像形成装置およびその異常検出方法 - Google Patents

画像形成装置およびその異常検出方法

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JP2002196612A
JP2002196612A JP2000393728A JP2000393728A JP2002196612A JP 2002196612 A JP2002196612 A JP 2002196612A JP 2000393728 A JP2000393728 A JP 2000393728A JP 2000393728 A JP2000393728 A JP 2000393728A JP 2002196612 A JP2002196612 A JP 2002196612A
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Masanobu Taira
昌宣 平
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  • Control Of Temperature (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の使用時間が所定の時間に達した後、定
着手段の異常な温度上昇のみを監視すること。 【解決手段】 本体の使用時間を計数するカウンタによ
って係数値が所定の値を超えた場合、切換え信号401
をHにする。これにより、スイッチ402,405がオ
ンして、異常検出を行うコンパレータ409に、常にサ
ーミスタ410の異常昇温を監視する入力が得られ、定
着手段の異常な温度上昇のみを監視することことにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部におい
て形成された記録媒体上の画像を加熱することで定着さ
せる定着手段を備え、その定着手段の異常を検出する構
成に特徴を備えた画像形成装置およびその異常検出方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆる電子写真方式の画像
形成装置においては、感光ドラムにトナー像を形成し、
記録媒体(シート材)に該トナー像を転写して記録媒体
の表面に画像を形成する画像形成部と、その下流側に記
録媒体に形成されたトナー像を加熱することでトナーを
記録媒体表面に溶着させて固定させる定着装置が備えら
れている。
【0003】そして、定着装置に関しては記録媒体に一
定の熱量が伝達されるように加熱部の温度管理が行われ
ている。この加熱部は、加熱するための定着ローラとこ
の定着ローラを下から押圧する下ローラとを有し、加熱
部の温度管理は、加熱部の記録媒体通過部に配設された
温度調整制御用のサーミスタと、これとは別にさらなる
安全性を追求して記録媒体非通過部に配設された異常監
視用のサーミスタとで行われている。
【0004】この異常監視用のサーミスタの回路構成は
図15に示すとおりであり、以下に述べるように、異常
な温度上昇とサーミスタの断線の2つの異常を検出でき
るようになっている。すなわち、図15の(a)は定着
ローラの温度を検出する為にシート材の非通過部、すな
わち例えば定着ローラの軸方向端部に配設された負の温
度係数を備えるサーミスタ410からの信号を監視する
異常監視回路C1及びシート材の通過部、すなわち例え
ば定着ローラの軸方向中央部に配設された温度調整制御
のサーミスタ412の周辺回路の概略図を示す。サーミ
スタ412からの温度検出信号は、CPU101のA/
Dコンバータ413に入力され、この入力値に基づいて
CPU101による定着ローラの温度制御が実行され
る。異常監視回路C1は切換え信号生成手段としての発
振回路450からの切り換え信号出力をもとに切換え手
段としてのスイッチ402,403,404,405に
よりサーミスタ410と接続される回路が切り換わる。
【0005】発振回路450からは所定の周波数の短形
波が切り換え信号出力(B点)として出力され、その出
力が“H”の時、スイッチ402,405がオン、スイ
ッチ403,404がオフして、図15の(b)の太線
の回路(第1の検出手段)が選択された状態となり、抵
抗407がサーミスタ410とアースとの間に接続され
ると共に、サーミスタ410の一方の側としてアース側
の電圧(サーミスタ410と抵抗407との間の電圧)
が比較手段としてのコンパレータ409およびCPU1
01に内蔵されたADコンバータ413に入力される。
この状態は第1の異常としてのサーミスタ410の異常
昇温監視状態となる。
【0006】また、切り換え信号が“L”の時、スイッ
チ403,404がオン、スイッチ402,405がオ
フして、図15の(c)の太線の回路(第2の検出手
段)が選択された状態となり、抵抗408がサーミスタ
410と高圧側との間に接続されると共に、サーミスタ
410の他方の側として高圧側の電圧(サーミスタと抵
抗408との間の電圧)が比較手段としてのコンパレー
タ409およびADコンバータ413に入力される。こ
の状態は第2の異常としてのサーミスタ410の断線監
視状態となる。
【0007】ここで、406はスイッチ402及び40
5と403及び404との位相を逆転させるための反転
素子である。また、コンパレータ409の出力信号は、
I/O104を介して異常判断手段として機能するCP
U101により判断され、異常状態が装置本体に認識さ
れる。
【0008】正常動作時には、A点の電圧はVref より
低く、コンパレータ409の出力は常に“L”である。
【0009】異常時(異常昇温時あるいは断線時)には
A点の電圧はVref より高くなり、コンパレータ409
の出力は切換え信号401と同じ周波数の短形波が出力
され、その出力が“H”となる時、異常と判断して装置
の全動作を停止及び禁止させる。そして、その時点、す
なわち、コンパレータ409の出力が”H”の時点での
切換え信号の出力をみて、“H”の時は異常昇温発生と
判断して装置の電源を遮断させ、“L”の時は断線状態
と判断して装置上部の操作部ディスプレイにサーミスタ
の断線異常を表示させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした構成
を採用している場合、図14の(a)に示すとおり、初
期は温度調整用サーミスタにより検出される温度(T
1)と本当の温度(Treal)は一致し、異常監視用サー
ミスタによる温度(T2)とは配置が異なるため温度差
が発生する。そして図14の(b)に示すように、使用
時間の経過に伴い、記録媒体通過部はトナーによる汚れ
が発生し、定着ローラーと温度調整用サーミスタ間の熱
伝導が低くなり、温度調整用サーミスタから見た温度
(T1)は次第に低くなるため、実際制御される温度
(Treal)は高くなっていく。
【0011】さらに、省エネルギー化を実現するため、
または装置の起動を早くするために、定着ローラーの熱
容量を小さくすることにより温度上昇が早くなる傾向に
ある。そのため、温度リップルの周波数と発振回路45
0出力の周波数が一致して断線監視時に異常監視温度を
超過するといった状況に陥った場合、瞬時に検出するこ
とが困難となる。
【0012】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、装置の
使用時間が所定の値に到達した場合に、例えば、異常な
温度上昇と温度検出手段(サーミスタ)断線を監視する
異常監視用の回路を異常な温度上昇のみの監視を行うよ
うに制御し、かつ所定の動作(電源投入時あるいは前ド
ア開閉時等)の発生時に温度検出手段の断線を検出する
ように制御することにより、異常温度上昇の発生を瞬時
に検出し、かつ温度検出手段の断線を検出することをも
可能とし、安全性を飛躍的に向上させた画像形成装置お
よびその異常検出方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成
部と、該画像形成部において形成された記録媒体上の画
像を加熱定着させる定着手段と、該定着手段の温度を検
出するための第1および第2の温度検出手段とを有する
画像形成装置であって、前記第1の温度検出手段の検出
値に応じて前記定着手段の温度を制御する定着手段温度
制御手段と、前記第2の温度検出手段の異常昇温または
断線に応じて当該第2の温度検出手段に生じる電圧の変
化を検出して第1または第2の異常と判断する異常判断
手段と、前記画像形成装置の使用時間を計数する計数手
段と、該計数手段により計数された値が所定の値に到達
した場合に、前記第2の温度検出手段の異常昇温を検出
するように前記異常検出手段を制御する制御手段とを具
えたことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1において、前
記制御手段は、さらに所定の動作発生時に前記第2の温
度検出手段の断線を検出するように前記異常検出手段を
制御することを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記異常検出手段は、前記第2の温度検出手段に
接続された状態で、当該第2の温度検出手段の異常昇温
時に、設定値より高い電圧を発生する異常昇温検出手段
と、前記第2の温度検出手段に接続された状態で、当該
第2の温度検出手段の断線時に、設定値より高い電圧を
発生する断線検出手段とを有し、前記制御手段は、前記
第1および第2の抵抗値検出手段のいずれか一方を前記
第2の温度検出手段に接続する切り換え手段を有するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項3において、前
記異常検出手段は、前記異常昇温検出手段からの発生電
圧と前記断線検出手段からの発生電圧とを前記設定値と
比較する共通の比較手段を有し、当該比較手段からの比
較出力信号が前記異常昇温検出手段および前記断線検出
手段のいずれによるものかを、前記切り換え手段によっ
て生成される切り換え信号に応じて判断することを特徴
とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項4において、前
記第2の温度検出手段は、サーミスタであり、前記異常
昇温検出手段は、前記サーミスタの一方の側の電圧を前
記比較手段に導く回路を有し、前記断線検出手段は、前
記サーミスタの他方の側の電圧を前記比較手段に導く回
路を有し、前記比較手段は、前記設定値と前記サーミス
タの一方の側の電圧または他方の側の電圧を比較し、前
記比較出力信号を生成することを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かにおいて、前記異常判断手段により判断された第1の
異常または第2の異常に対応する情報を表示する表示手
段を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、画像形成部において形
成された記録媒体上の画像を加熱定着させる定着手段の
温度を検出する第1の温度検出手段の検出値に応じて前
記定着手段の温度を制御する画像形成装置を使用し、前
記定着手段の温度を検出する第2の温度検出手段の異常
昇温または断線に応じて当該第2の温度検出手段に生じ
る電圧の変化を検出して第1または第2の異常と判断す
る際に、前記画像形成装置の使用時間を計数して得られ
た値が所定の値に到達した場合は、前記第2の温度検出
手段の異常昇温を検出することを特徴とする。
【0020】請求項8の発明は、記録媒体に画像を形成
する画像形成部と、該画像形成部において形成された記
録媒体上の画像を加熱定着させる定着手段と、該定着手
段の温度を検出するための第1および第2の温度検出手
段とを有する画像形成装置であって、前記第1の温度検
出手段の検出値に応じて前記定着手段の温度を制御する
定着手段温度制御手段と、前記第2の温度検出手段に接
続された状態で、当該第2の温度検出手段の異常昇温時
に、設定値より高い電圧を発生する異常昇温検出手段
と、前記第2の温度検出手段に接続された状態で、当該
第2の温度検出手段の断線時に、設定値より高い電圧を
発生する断線検出手段と、前記異常昇温検出手段および
前記断線検出手段のいずれか一方を前記第2の温度検出
手段に所定周期で切り換えて接続する切り換え手段とを
有し、前記第2の温度検出手段の異常昇温または断線に
応じて当該第2の温度検出手段に生じる電圧の変化を検
出して第1または第2の異常と判断する第1異常判断手
段と、前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温
度検出手段の検出値との間の差が第1の所定値を超えた
場合に第3の異常と判断する第2異常判断手段と、前記
第2異常判断手段により第3の異常であると判断された
場合に、前記所定周期における前記異常昇温検出手段の
前記第2の温度検出手段への接続時間が長くなるデュー
ティ比が得られるように前記切り換え手段を制御する制
御手段とを具えたことを特徴とする。
【0021】請求項9の発明は、請求項8において、前
記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出手
段の検出値との間の差が前記第1の所定値より大きい第
2の所定値を超えた場合に第4の異常と判断する第3異
常判断手段をさらに有し、前記制御手段は、前記第3異
常判断手段により第4の異常であると判断された場合
に、前記画像形成装置の動作を禁止することを特徴とす
る。
【0022】請求項10の発明は、請求項8において、
前記第2異常判断手段は、前記画像形成装置の設置時の
前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
手段の検出値との間の差に対して、前記画像形成装置使
用中の前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温
度検出手段の検出値との間の差が前記第1の所定の値を
超えた場合に第3の異常と判断することを特徴とする。
【0023】請求項11の発明は、請求項9において、
前記第3異常判断手段は、前記画像形成装置の設置時の
前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
手段の検出値との間の差に対して、前記画像形成装置使
用中の前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温
度検出手段の検出値との間の差が前記第2の所定の値を
超えた場合に第4の異常と判断することを特徴とする。
【0024】請求項12の発明は、請求項8〜11のい
ずれかにおいて、前記第1異常検出手段は、前記異常昇
温検出手段からの発生電圧と前記断線検出手段からの発
生電圧とを前記設定値と比較する共通の比較手段を有
し、当該比較手段からの比較出力信号が前記異常昇温検
出手段および前記断線検出手段のいずれによるものか
を、前記切り換え手段によって生成される切り換え信号
に応じて判断することを特徴とする。
【0025】請求項13の発明は、請求項12におい
て、前記第2の温度検出手段は、サーミスタであり、前
記異常昇温検出手段は、前記サーミスタの一方の側の電
圧を前記比較手段に導く回路を有し、前記断線検出手段
は、前記サーミスタの他方の側の電圧を前記比較手段に
導く回路を有し、前記比較手段は、前記設定値と前記サ
ーミスタの一方の側の電圧または他方の側の電圧を比較
し、前記比較出力信号を生成することを特徴とする。
【0026】請求項14の発明は、請求項8〜13のい
ずれかにおいて、前記制御手段は、前記デューティ比を
初期値に戻す手段を有することを特徴とする。
【0027】請求項15の発明は、請求項8〜14のい
ずれかにおいて、前記第1異常判断手段により判断され
た第1の異常または第2の異常および前記第2異常判断
手段により判断された第3の異常のいずれかに対応する
情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0028】請求項16の発明は、請求項9において、
前記第3異常判断手段により判断された第4の異常に対
応する情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とす
る。
【0029】請求項17の発明は、画像形成部において
形成された記録媒体上の画像を加熱定着させる定着手段
の温度を検出する第1の温度検出手段の検出値に応じて
前記定着手段の温度を制御する画像形成装置を使用し、
前記定着手段の温度を検出する第2の温度検出手段に接
続された状態で、当該第2の温度検出手段の異常昇温時
に、設定値より高い電圧を発生する異常昇温検出手段、
および前記第2の温度検出手段に接続された状態で、当
該第2の温度検出手段の断線時に、設定値より高い電圧
を発生する断線検出手段のいずれか一方を前記第2の温
度検出手段に所定周期で切り換えて接続し、前記第2の
温度検出手段の異常昇温または断線に応じて当該第2の
温度検出手段に生じる電圧の変化を検出して第1または
第2の異常と判断する際に、前記第1の温度検出手段の
検出値と前記第2の温度検出手段の検出値との間の差が
第1の所定値を超えた場合は第3の異常と判断して、前
記所定周期における前記異常昇温検出手段の前記第2の
温度検出手段への接続時間が長くなるデューティ比が得
られるように前記切り換えを制御することを特徴とす
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
【0031】図1に、本発明にかかる画像形成装置の一
例として、電子写真方式の複写機の概略構成を示す。同
図に示す複写機1は、原稿の自動給送を行う循環式自動
原稿送り装置(以下RDFと記す)2と、画像形成装置
本体(以下単に装置本体と記す)3とを備えている。
尚、このRDF2は、装置本体3に対して自在に組み合
わせ使用できるようになっている。
【0032】装置本体3は、上部に原稿載置台としての
原稿台ガラス5を備えている。また、その下方には、画
像読取り手段としての光学系6があり、この光学系6
は、露光ランプ6aと、ズームレンズ6cと、不図示の
モータを備えており、露光ランプ6aで原稿を照明し、
原稿からの反射光を走査ミラー6bとズームレンズ6c
により感光体ドラム7aに照射するようになっている。
【0033】感光体ドラム7aに原稿から反射光を照射
する方法には次の2通りの方法がある。まず、原稿を原
稿台ガラス5上に固定させた状態で、露光ランプ6aを
移動させる方法(以下固定読みと記す)と、露光ランプ
6aを固定させた状態で、原稿台ガラス5上の原稿を移
動させる方法(以下流し読みと記す)である。
【0034】光学系6の下方には画像形成部7が配設さ
れており、この画像形成部7は、矢印A1方向に回転自
在に配置された感光体ドラム7aと、該感光体ドラム7
aの回りにその回転方向に沿って順に配置される高圧ユ
ニット7b、ブランク露光ユニット7c、電位センサ7
d、現像器7e、転写帯電器7f、分離帯電器7g、及
びクリーニング装置7hを備えている。
【0035】感光体ドラム7aは、不図示のメインモー
タにより回転駆動され、高圧ユニット7bによりコロナ
帯電された後、光学系6から原稿の反射光が照射され
て、静電潜像が形成されるように構成されている。そし
て、この静電潜像は、現像器7eにより現像されてトナ
ー像として可視化されるようになっている。
【0036】一方、装置本体3下部には、1段目カセッ
ト9a、2段目カセット9b、3段目カセット9c、4
段目カセット9dの4段構成からなる給紙カセット部9
が備えられている。
【0037】それぞれのカセットには載置されている記
録媒体としてのシート材Sを給送する為の給紙部が同様
に備えられているが、一例として、3段目カセット9c
の給紙部によりその概略構成を説明すると、3段目カセ
ット9cの先端上部には、シート材Sを給送する給紙ロ
ーラ11aとピークアップローラ10aが配設されてい
る。
【0038】さらに、それらの下流には、シート材Sを
画像形成部7へと供給する垂直搬送経路H0に搬送ロー
ラ12a,12b,12c,12dが配設されていて、
シート材Sが画像形成部7近傍に設けられたレジストロ
ーラ対13に搬送されるように構成されている。画像形
成部7の近傍にはシート材Sを手差しによって画像形成
部に搬送するマルチ手差し14が配設されている。
【0039】また、画像形成部7下流には、画像形成さ
れたシート材Sを下流に搬送する搬送ベルト15が配設
されており、該搬送ベルト15の下流側には、加熱によ
りトナー像をシート材Sの表面に定着させる定着手段と
しての定着器16が備えられている。
【0040】定着器16は、所定の定着温度に加熱され
る定着ローラ16aと定着ローラ16aに対向して接触
する下ローラ16b及び定着ローラ16aを清掃するウ
ェブ(不図示)を備え、搬送ベルト15により画像形成
部7から搬送されるシート材S表面のトナー画像を加熱
圧着させる。また、定着ローラ16aの温度制御を行う
温度検出手段としてのサーミスタ412および異常検出
手段としてのサーミスタ410が、この実施の形態では
定着ローラ16aに接触するように備えられている。
【0041】そして、定着器16近傍には、両面および
多重記録に搬送する時の経路H2と装置本体3の機外排
出時の経路H1、及びそれらを切り替える排紙フラッパ
17が配設されており、該機外排出時の経路H1には排
出ローラ対19が備えられている。
【0042】定着器16の下部には、両面および多重複
写されるシート材Sの搬送経路20が設けられており、
その下流にはシート材を一時収納トレイ23に排出する
排出ローラ対21と、シート材Sの排出を検知する排出
センサ22とが配設されている。そして、排出センサ2
2の近傍には、画像形成後に配送されてきたシート材S
を一時収納した後、順次再給紙するシート材の再給紙装
置34が備えられている。
【0043】一時収納トレイ23は、再給送分離ベルト
33への到達を補助するために、斜構造をとり、その先
端近傍に再給紙ローラ31が配設されており、さらにそ
の下流には再給送送出ローラ32と再給送分離ベルト3
3が当接されていて、シート材Sが1枚ずつ再給送する
ように構成されている。
【0044】また、再給送送出ローラ32と再給送分離
ベルト33の近傍には多重フラッパ36が配設されてお
り、該多重フラッパ36の下流には、上方に、多重記録
時シート材Sの画像形成画を反転させる反転搬送経路3
7が、下方に、再度画像形成部7にシート材Sを搬送す
る搬送経路39と搬送ローラ対40a,40b,40
c,40dがそれぞれ配設されている。
【0045】また、上記に説明した搬送経路のそれぞれ
にはシート材Sの通過を検知するセンサ50,51,5
2,53,54,55,56,57,58が配設されて
いる。
【0046】図2は本実施の形態の制御装置100のブ
ロック図を示す制御装置100は、図7〜図13に示す
如き制御手順を含む装置本体3の制御手順(制御プログ
ラム)を記憶した読み取り専用メモリ(ROM)102
と、読み取り専用メモリ(ROM)102に記憶された
制御手順にしたがって複写機全体の制御を行うCPU1
01と、入力データの記憶やCPUの作業用記憶領域等
として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセ
スメモリ(RAM)103と、メインモータ等の負荷に
対するCPU101の制御信号の出力、およびセンサ等
の信号を入力してCPU101に送り、さらに後述する
操作パネル200上の各種キーとの間で信号の授受を行
うためのインターフェース部(I/O)104と、CP
U101の制御下の不揮発性メモリとを有する。
【0047】そして、I/O104を介して装置本体3
に備えられ、又は接続される各種装置の信号がCPU1
01との間で伝達され、それに基づいてCPU101に
よる制御が実行される。一例としては、ソーター制御、
原稿のジャム検知、ステープル制御、シート材搬送等の
制御が行われる。
【0048】図3は前記の装置本体3に設けた操作パネ
ル200の配置構成例を示す。図3において、601は
ユーザーモードキーであり、オペレータ(使用者)が、
自動ソートのON/OFF、ソータ手前取り出しのON
/OFF、スキップ両面のON/OFF、フィーダ手差
しオートスタートのON/OFF、カセットのオート選
択のON/OFF、ブザーのON/OFF設定、少し小
さめモードの変更、予熱モードの設定、仕様設定の初期
化、標準モードの変更、オートクリアタイムの変更、オ
ートパワーオフタイムの変更、ウィークリータイマの設
定、曜日/時刻の設定、ズーム微調整、フィーダのクリ
ーニング、ワイヤのクリーニング等の設定や調整に用い
る。
【0049】602はガイドキーであり、各種キーに対
する機能の説明をメッセージディスプレイに表示すると
きに用いる。604はクリアキーであり、設定した複写
枚数を解除するときに使用する。
【0050】605は複写開始キー(コピースタートキ
ー)であり、複写を開始するときに押す。606は割り
込みキーであり、複写動作中に割り込んで、別の複写を
するときに押す。このキーは自照式のキーであり、割り
込みを受け付けると点灯し、割り込み中は点灯する。
【0051】607は予熱キーであり、予熱モードにす
るときに押す。このキーは自照式のキーであり、予熱モ
ード時には点灯する。608はテンキーであり、転写枚
数を設定するときに押す。
【0052】609はストップキーであり、連続複写を
中断するときに押す。このキーを押した時点での複写が
終了した後に、複写動作が停止する。610はオールリ
セットキーであり、標準モードに戻すときに押す。
【0053】615は表示手段としての複写に関する情
報や装置本体に異常が発生した場合の警告を表示するL
CD(液晶)タイプのタッチパネル付のメッセージディ
スプレイであり、240×320ドットで文字や図形を
表示する。このメッセージディスプレイは、標準状態で
は、定形変倍キー、等倍キー、ズームキー、少し小さめ
キー、用紙選択キー、複写濃度キー、ソータの機能を選
択するためのソータキー、両面コピーに関するモードを
設定するための両面キー、その他に、枠消し、とじ代、
表紙/合紙、縮小レイアウト、拡大レイアウト、0HP
中差し、ページ連写、多重、原稿混戦、写真、モードメ
モリ等の応用コピーに関する複写モードを設定するため
の応用モードキーが表示され、各キーに対応する部分を
タッチすることにより、さらにその内容に関するウィン
ドウが表示される。また、この他に紙詰まりやエラーを
起こしたときの操作手順等や装置異常時の警告も表示さ
れる。
【0054】図4(a)は定着ローラ16aの温度を検
出する為にシート材Sの非通過部、すなわち例えば定着
ローラ16aの軸方向端部に配設された負の温度係数を
備えるサーミスタ410からの信号を監視する異常監視
回路C1及びシート材Sの通過部、すなわちに例えば定
着ローラ16aの軸方向中央部に配設された温度調整制
御のサーミスタ412の周辺回路の概略図を示す。サー
ミスタ412からの温度検出信号は、CPU101のA
/Dコンバータ413に入力され、この入力値に基づい
てCPU101による定着ローラ16aの温度制御が実
行される。異常監視回路C1は切換え信号生成手段とし
てのI/O104の出力ポートからの切り換え信号出力
401をもとに切換え手段としてのスイッチ402,4
03,404,405によりサーミスタ410と接続さ
れる回路が切り換わる。
【0055】I/O104からは所定の周波数の短形波
が切り換え信号出力401(B点)として出力され、そ
の出力が“H”の時、スイッチ402,405がオン、
スイッチ403,404がオフして、図4(b)の太線
の回路(第1の抵抗値検出手段)が選択された状態とな
り、抵抗407がサーミスタ410とアースとの間に接
続されると共に、サーミスタ410の一方の側としてア
ース側の電圧(サーミスタ410と抵抗407との間の
電圧)が比較手段としてのコンパレータ409およびC
PU101に内蔵されたADコンバータ413に入力さ
れる。この状態は第1の異常としてのサーミスタ410
の異常昇温監視状態となる。
【0056】また、切り換え信号401が“L”の時、
スイッチ403,404がオン、スイッチ402,40
5がオフして、図4(c)の太線の回路(第2の抵抗値
検出手段)が選択された状態となり、抵抗408がサー
ミスタ410と高圧側との間に接続されると共に、サー
ミスタ410の他方の側として高圧側の電圧(サーミス
タと抵抗408との間の電圧)が比較手段としてのコン
パレータ409およびADコンバータ413に入力され
る。この状態は第2の異常としてのサーミスタ410の
断線監視状態となる。
【0057】ここで、406はスイッチ402及び40
5と403及び404との位相を逆転させるための反転
素子である。また、コンパレータ409の出力信号は、
I/O104を介して異常判断手段として機能するCP
U101により判断され、異常状態が装置本体1に認識
される。
【0058】図5は、I/O104により発生される切
換え信号401(出力Hと出力L)と、この信号により
切換えられた回路のA点における電圧に対応するコンパ
レータ409の出力を図5の(a)は正常動作時、図5
の(b)は異常昇温発生時、図5の(c)は断線時とし
て示した図である。
【0059】図5の(a)の正常動作時には、A点の電
圧はVref より低く、コンパレータ409の出力は常に
“L”である。
【0060】図5の(b)と図5の(c)の異常時(異
常昇温時あるいは断線時)にはA点の電圧はVref より
高くなり、コンパレータ409の出力は切換え信号40
1と同じ周波数の短形波が出力され、その出力が“H”
となる時、異常と判断して装置の全動作を停止及び禁止
させる。そして、その時点、すなわち、コンパレータ4
09の出力が”H”の時点での切換え信号401の出力
をみて、“H”の時は異常昇温発生と判断して装置の電
源を遮断させ、“L”の時は断線状態と判断してディス
プレイ615にサーミスタの断線異常を表示させる。
【0061】図6は異常監視回路C1のA点の電圧の変
化を示す。図6の(a)は切換え信号401の出力(B
点)が、“L”の時、すなわちサーミスタの断線監視時
の温度に対するA点の電圧変化であり、図6の(b)は
切換え信号401の出力(B点)が“H”の時、すなわ
ちサーミスタの異常昇温監視時の温度に対するA点の電
圧変化を示す。これらをみると、いずれの異常時にもコ
ンパレータ409の入力電圧がVref を越え(図6の
(a)ではVc であり、図6の(b)ではVh )、コン
パレータ409の出力が切換え信号401と同じ周波数
の短形波となり、シャットオフに至る。
【0062】図7に異常監視のフローチャートを示す。
コンパレータ409の出力が、“H”であると検出され
た場合(S701)、装置の全動作を停止及び禁止させ
(S702)、その時点での切換え信号401の状態を
みて、“H”の時は異常昇温状態、“L”の時は断線状
態と判断する(S703)。その後、メモリー103に
異常状態を記憶させ(S705)、装置の電源を遮断さ
せる(S704)。
【0063】図8に本画像形成装置の使用時間監視のフ
ローチャートを示す。
【0064】本体の使用時間を計数するカウンタ(例え
ばCPU101管理下の不揮発性メモリによってその機
能が実現される)によって係数値が所定の値を超えた場
合(S801)、切換え信号401をHにする(S80
2)。これにより、図4に示す異常監視回路C1は常に
図4の(a)に示す接続が選択され、異常昇温を監視す
る。
【0065】図9の(a),(b)に異常監視用サーミ
スタの断線検出のフローチャートを示す。
【0066】電源が投入された直後に(S1001)、
切換え信号401をLに設定し(S1002)、図7に
示す異常監視を実施する(S1003)。また、前ドア
の開閉が実施された直後にも(S1004)、切換え信
号401をLに設定し(S1005)、図7に示す異常
監視を実施する(S1006)。
【0067】図11に定着器16の経時劣化監視のフロ
ーチャートを示す。
【0068】本体使用時の待機中の温度調整用サーミス
タから検出される温度Tope,412と異常監視用のサーミ
スタ410から検出される温度Tope,410との差ΔTope
(=Tope,410−Tope,412)が30deg(度)を超え
た場合(S901)、本体の動作を禁止し(S90
2)、サービスマンを呼ぶための表示を操作パネル20
0上のメッセージディスプレイ615に表示させる(S
903)。ΔTopeが15degを超え、30deg以
下の場合(S904)、切換え信号401のデューティ
比変更(図10にて後述)を実施する(S905)。そ
して、定着器16の交換及び清掃の表示をメッセージデ
ィスプレイ615に表示させる(S906)。
【0069】図12に切換え信号401のデューティ比
変更のフローチャートを示す。
【0070】デューティ比変更フラグが0でなければ
(S1001)、デューティ比の変更が済んでいること
を示しているため、このフローを終了する。デューティ
比変更フラグが0であれば(S1001)、切換え信号
401のHレベルのデューティを現状の設定に対して+
20%とし(S1002)、Lレベルのデューティを現
状の設定に対して−20%とする(S1003)。そし
て、このフローが完了したことを示す変更フラグを1と
する(S1004)。
【0071】図13に定着器の清掃及び部品交換が済ん
だ後の異常解除のフローチャートを示す。
【0072】まず、変更フラグを0とする(S110
1)。そして、切り換え信号401のHレベルのデュー
ティを初期設定(=50%)とし(S1102)、Lレ
ベルのデューティを初期設定(=50%)とする(S1
103)。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置の使用時間が所定の時間に達した場合に、定着手段
の異常な温度上昇のみを監視することが可能となる。さ
らには所定の動作(例えば、電源投入時あるいは前ドア
開閉時等)の発生時に温度検出手段(例えばサーミス
タ)の断線を検出することが可能となる。これにより異
常温度上昇の発生を瞬時に検出することが可能となるだ
けではなく、断線という異常も検出でき、安全性を飛躍
的に向上させた装置を提供することができる。
【0074】また、本発明によれば、定着手段の例えば
通過部と非通過部との温度差を監視することにより、定
着ローラーの経時劣化(汚れなど)を判断し、劣化が進
み、温度上昇が進んだ場合に、異常な温度上昇を重点的
に監視することが可能となる。これにより異常温度上昇
の発生を瞬時に検出することが可能となり、安全性を飛
躍的に向上させた装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成を説明する図である。
【図2】制御装置のブロック図である。
【図3】操作パネルの配置構成図である。
【図4】異常監視回路の概略構成図である。
【図5】切り換え信号とコンパレータ出力との関係を示
す図である。
【図6】異常監視回路のA点の電圧の変化を示す図であ
る。
【図7】異常監視のフローチャートである。
【図8】装置の使用時間監視のフローチャートである。
【図9】異常監視用サーミスタの断線監視のフローチャ
ートである。
【図10】設置モードのフローチャートである。
【図11】定着部の経時劣化監視のフローチャートであ
る。
【図12】切換え信号401のデューティ比変更のフロ
ーチャートである。
【図13】異常解除時の初期化のフローチャートであ
る。
【図14】従来の問題点を示す温度特性グラフである。
【図15】従来の異常監視回路の概略構成図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 2 RDF 3 装置本体 5 原稿台ガラス 6 光学系 6a 露光ランプ 6b 走査ミラー 6c ズームレンズ 7 画像形成部 7a 感光体ドラム 7b 高圧ユニット 7c ブランク露光ユニット 7d 電位センサ 7e 現像器 7f 転写帯電器 7g 分離帯電器 7h クリーニング装置 9 給紙カセット部 9a 1段目カセット 9b 2段目カセット 9c 3段目カセット 9d 4段目カセット 10a ピックアップローラ 11a 給紙ローラ 12a,12b,12c,12d 搬送ローラ 13 レジストローラ 14 マルチ手差し 15 搬送ベルト 16 定着器(定着手段) 16a 定着ローラ 16b 下ローラ 17 排紙フラッパ 19 排出ローラ対 20 搬送経路 21 排出ローラ対 22 排出センサ 23 収納トレイ 31 再給紙ローラ 32 再給送送出ローラ 33 再給送分離ベルト 34 再給紙装置 36 多重フラッパ 37 反転搬送経路 39 搬送経路 40a,40b,40c,40d 搬送ローラ 50,51,52,53,54,55,56,57,5
8 センサ 100 制御装置 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 I/O 200 操作パネル 401 切換え信号 402,403,404,405 スイッチ(切換え手
段) 406 反転素子 407,408 抵抗 409 コンパレータ 410 サーミスタ 601 ユーザーモードキー 602 ガイドキー 604 クリアキー 605 複写開始キー 606 割り込みキー 607 予熱キー 608 テンキー 609 ストップキー 610 オールリセットキー 611 メッセージディスプレイ(表示手段) C1 異常監視回路 S シート材 H0 垂直搬送経路 H1,H2 経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 320 H05B 3/00 320B 320Z 335 335 365 365G Fターム(参考) 2H027 DA12 DA38 DA45 EA12 EC20 ED25 EE02 EE07 EF09 EK04 HA02 HA03 HA13 HA17 2H033 AA42 BA31 BA34 CA01 CA06 CA07 CA23 CA24 CA30 CA34 CA48 3K058 AA12 AA97 BA18 CA03 CA23 CA32 CA61 CA92 CB22 CB32 CC06 CD06 DA01 GA06 5H323 AA36 BB17 CA08 CB02 DA01 FF01 FF10 GG04 KK05 LL13 MM02 NN08 QQ02 RR01 TT05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成する画像形成部
    と、該画像形成部において形成された記録媒体上の画像
    を加熱定着させる定着手段と、該定着手段の温度を検出
    するための第1および第2の温度検出手段とを有する画
    像形成装置であって、 前記第1の温度検出手段の検出値に応じて前記定着手段
    の温度を制御する定着手段温度制御手段と、 前記第2の温度検出手段の異常昇温または断線に応じて
    当該第2の温度検出手段に生じる電圧の変化を検出して
    第1または第2の異常と判断する異常判断手段と、 前記画像形成装置の使用時間を計数する計数手段と、 該計数手段により計数された値が所定の値に到達した場
    合に、前記第2の温度検出手段の異常昇温を検出するよ
    うに前記異常検出手段を制御する制御手段とを具えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、さらに所定の動作発生時に前記第2の
    温度検出手段の断線を検出するように前記異常検出手段
    を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記異常検出手段は、前記第2の温度検出手段に接続さ
    れた状態で、当該第2の温度検出手段の異常昇温時に、
    設定値より高い電圧を発生する異常昇温検出手段と、前
    記第2の温度検出手段に接続された状態で、当該第2の
    温度検出手段の断線時に、設定値より高い電圧を発生す
    る断線検出手段とを有し、 前記制御手段は、前記第1および第2の抵抗値検出手段
    のいずれか一方を前記第2の温度検出手段に接続する切
    り換え手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記異常検出手段は、前記異常昇温検出手段からの発生
    電圧と前記断線検出手段からの発生電圧とを前記設定値
    と比較する共通の比較手段を有し、当該比較手段からの
    比較出力信号が前記異常昇温検出手段および前記断線検
    出手段のいずれによるものかを、前記切り換え手段によ
    って生成される切り換え信号に応じて判断することを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第2の温度検出手段は、サーミスタであり、 前記異常昇温検出手段は、前記サーミスタの一方の側の
    電圧を前記比較手段に導く回路を有し、 前記断線検出手段は、前記サーミスタの他方の側の電圧
    を前記比較手段に導く回路を有し、 前記比較手段は、前記設定値と前記サーミスタの一方の
    側の電圧または他方の側の電圧を比較し、前記比較出力
    信号を生成することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記異常判断手段により判断された第1の異常または第
    2の異常に対応する情報を表示する表示手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成部において形成された記録媒体
    上の画像を加熱定着させる定着手段の温度を検出する第
    1の温度検出手段の検出値に応じて前記定着手段の温度
    を制御する画像形成装置を使用し、 前記定着手段の温度を検出する第2の温度検出手段の異
    常昇温または断線に応じて当該第2の温度検出手段に生
    じる電圧の変化を検出して第1または第2の異常と判断
    する際に、 前記画像形成装置の使用時間を計数して得られた値が所
    定の値に到達した場合は、前記第2の温度検出手段の異
    常昇温を検出することを特徴とする画像形成装置の異常
    検出方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体に画像を形成する画像形成部
    と、該画像形成部において形成された記録媒体上の画像
    を加熱定着させる定着手段と、該定着手段の温度を検出
    するための第1および第2の温度検出手段とを有する画
    像形成装置であって、 前記第1の温度検出手段の検出値に応じて前記定着手段
    の温度を制御する定着手段温度制御手段と、 前記第2の温度検出手段に接続された状態で、当該第2
    の温度検出手段の異常昇温時に、設定値より高い電圧を
    発生する異常昇温検出手段と、前記第2の温度検出手段
    に接続された状態で、当該第2の温度検出手段の断線時
    に、設定値より高い電圧を発生する断線検出手段と、前
    記異常昇温検出手段および前記断線検出手段のいずれか
    一方を前記第2の温度検出手段に所定周期で切り換えて
    接続する切り換え手段とを有し、前記第2の温度検出手
    段の異常昇温または断線に応じて当該第2の温度検出手
    段に生じる電圧の変化を検出して第1または第2の異常
    と判断する第1異常判断手段と、 前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
    手段の検出値との間の差が第1の所定値を超えた場合に
    第3の異常と判断する第2異常判断手段と、 前記第2異常判断手段により第3の異常であると判断さ
    れた場合に、前記所定周期における前記異常昇温検出手
    段の前記第2の温度検出手段への接続時間が長くなるデ
    ューティ比が得られるように前記切り換え手段を制御す
    る制御手段とを具えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
    手段の検出値との間の差が前記第1の所定値より大きい
    第2の所定値を超えた場合に第4の異常と判断する第3
    異常判断手段をさらに有し、 前記制御手段は、前記第3異常判断手段により第4の異
    常であると判断された場合に、前記画像形成装置の動作
    を禁止することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記第2異常判断手段は、前記画像形成装置の設置時の
    前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
    手段の検出値との間の差に対して、前記画像形成装置使
    用中の前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温
    度検出手段の検出値との間の差が前記第1の所定の値を
    超えた場合に第3の異常と判断することを特徴とする画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記第3異常判断手段は、前記画像形成装置の設置時の
    前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
    手段の検出値との間の差に対して、前記画像形成装置使
    用中の前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温
    度検出手段の検出値との間の差が前記第2の所定の値を
    超えた場合に第4の異常と判断することを特徴とする画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかにおいて、 前記第1異常検出手段は、前記異常昇温検出手段からの
    発生電圧と前記断線検出手段からの発生電圧とを前記設
    定値と比較する共通の比較手段を有し、当該比較手段か
    らの比較出力信号が前記異常昇温検出手段および前記断
    線検出手段のいずれによるものかを、前記切り換え手段
    によって生成される切り換え信号に応じて判断すること
    を特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記第2の温度検出手段は、サーミスタであり、 前記異常昇温検出手段は、前記サーミスタの一方の側の
    電圧を前記比較手段に導く回路を有し、 前記断線検出手段は、前記サーミスタの他方の側の電圧
    を前記比較手段に導く回路を有し、 前記比較手段は、前記設定値と前記サーミスタの一方の
    側の電圧または他方の側の電圧を比較し、前記比較出力
    信号を生成することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13のいずれかにおいて、 前記制御手段は、前記デューティ比を初期値に戻す手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれかにおいて、 前記第1異常判断手段により判断された第1の異常また
    は第2の異常および前記第2異常判断手段により判断さ
    れた第3の異常のいずれかに対応する情報を表示する表
    示手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項9において、 前記第3異常判断手段により判断された第4の異常に対
    応する情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  17. 【請求項17】 画像形成部において形成された記録媒
    体上の画像を加熱定着させる定着手段の温度を検出する
    第1の温度検出手段の検出値に応じて前記定着手段の温
    度を制御する画像形成装置を使用し、 前記定着手段の温度を検出する第2の温度検出手段に接
    続された状態で、当該第2の温度検出手段の異常昇温時
    に、設定値より高い電圧を発生する異常昇温検出手段、
    および前記第2の温度検出手段に接続された状態で、当
    該第2の温度検出手段の断線時に、設定値より高い電圧
    を発生する断線検出手段のいずれか一方を前記第2の温
    度検出手段に所定周期で切り換えて接続し、前記第2の
    温度検出手段の異常昇温または断線に応じて当該第2の
    温度検出手段に生じる電圧の変化を検出して第1または
    第2の異常と判断する際に、 前記第1の温度検出手段の検出値と前記第2の温度検出
    手段の検出値との間の差が第1の所定値を超えた場合は
    第3の異常と判断して、前記所定周期における前記異常
    昇温検出手段の前記第2の温度検出手段への接続時間が
    長くなるデューティ比が得られるように前記切り換えを
    制御することを特徴とする画像形成装置の異常検出方
    法。
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