JP2004219871A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004219871A JP2003009226A JP2003009226A JP2004219871A JP 2004219871 A JP2004219871 A JP 2004219871A JP 2003009226 A JP2003009226 A JP 2003009226A JP 2003009226 A JP2003009226 A JP 2003009226A JP 2004219871 A JP2004219871 A JP 2004219871A
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Abstract

【課題】画像形成装置の高温エラー(E001)が発生する前にその兆候を検知するシステムを提供する。
【解決手段】発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、前記定着器がE001を検知するタイミングでE001の検知温度よりは低くても、一般的に予想される温度より高い時や、E001を検知する温度にE001を検知するのに必要な時間より短い時間しか到達してなかった時に、ワーニングを検知し、外部装置にワーニング情報を送出するよう制御する制御手段を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱定着器を有する画像形成装置、画像形成システムおよびそれらに関するデータ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第1の従来例:
従来熱定着器を有する複写装置は、検知された定着器の温度が基準となる温度より高い状態が一定期間継続した場合に異常とし、異常時は複写装置全体の動作を停止し、その旨を通報する制御を行っていた。
【0003】
第2の従来例:
画像形成装置に異常が発生して動作不能となる前にサービスマンコールを出して修理を促すように構成された、特許文献1においては、サーミスタを2つ設け、なおかつ発振回路を設け、メインサーミスタが高温を検知した場合に発振回路によってメインサーミスタの不具合を検知し、もし不具合でなければシャットダウン、不具合であればサブサーミスタによって制御を続ける一方、サービスマンコールを表示するものがあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−35724号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の従来例では、複写装置に異常が発生した時に初めてサービスの準備がされるため、サービスの対応が遅れるという問題点があった。また、異常が発生した時から修理が終了するまで複写装置が動作しないため、ダウンタイムが発生するといった問題があった。
【0006】
さらに、上記課題を回避するために提案された第2の従来の方式では、メインサーミスタを複数設けたり、発振回路を設ける必要があり、構成が複雑になる一方、コストが上がるといった問題点があった。また、上記従来例固有の問題として、サービスセンターなどにオンラインで結ばれているといったことがないため、サービスマンやサービスセンターが気づく事なく、ユーザーが「サービスマンコール」を表示したまま、使い続けるといった問題点があった。
【0007】
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、画像形成装置の高温エラーが発生する前にその兆候を検知するシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の本発明は、発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、あらかじめ定められた第1の温度と、前記第1の温度より低い第2の温度と、前記温度を検知し、前記検知された温度が前記第1の温度より低く、かつ、前記第2の温度より高いときにワーニングを発行するワーニング発行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、前記目的を達成するため、請求項2に記載の本発明は、発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、あらかじめ定められた第1の温度と、前記第1の温度より低い第2の温度と、あらかじめ定められた時間と、前記検知された温度が前記第1の温度より低く、かつ、前記第2の温度より高い状態が前記あらかじめ定められた時間経過したときにワーニングを発行するワーニング発行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、前記目的を達成するため、請求項3に記載の本発明は、発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、あらかじめ定められた温度と、あらかじめ定められた第1の時間及び、前記第1の時間より短い第2の時間と、前記検知された温度が前記あらかじめ定められた温度より高い状態が前記第1の時間より短く、前記第2の時間より長い間継続した時に、ワーニングを発行するワーニング発行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、前記目的を達成するため、請求項4に記載の本発明は、発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、あらかじめ定められた第1の温度と、前記第1の温度より低い第2の温度と、あらかじめ定められた第1の時間および第2の時間と、前記検知された温度が前記第1の温度より低く、かつ、前記第2の温度より高い状態が前記第1の時間より短く、前記第2の時間より長い時間経過したときにワーニングを発行するワーニング発行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
以下、この発明に係る複写装置を実施例により説明する。
【0013】
図1は、一実施例の複写装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
100は複写装置本体、800は複写動作を制御する複写制御手段(DCコントローラ)、900は外部通信回線との間でデータの送受信を行う為の通信制御手段(モデムボード)、908は外部通信回線であるところの公衆回線、999は複写装置を管理する為の管理部所等におかれた外部装置であるホストコンピュータシステムである。
【0015】
図2は、通信制御手段(モデムボード)900の主要構成を示すブロック図である。901は通信を制御するための中央演算処理装置(以下CPUという)、903は通信データを一時保管する為のメモリ(RAM)、905はデジタル通信データを公衆回線908にのせるために変調し、また公衆回線908によって送られてきたデータをデジタル通信データに復調する変復調器(モデム)であり、906はネットワークコントロールユニット(NCU)である。
【0016】
上記構成の複写制御手段800および通信制御手段900による制御によって、複写装置100の複写動作、データ記憶、外部通信回線908を経由しての外部装置との通信が実施される。
【0017】
次に、制御手段800,900について説明する。図3は本実施例の制御手段800,900のブロック図である。同図において、制御手段800は複写装置本体100の複写動作制御を行う。制御手段900は外部通信回線との通信制御を行う。
【0018】
801は複写装置全体の制御を行う中央演算処理装置(以下CPUと記す)であり、802は複写装置本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ(以下ROMと記す)であり、CPU801はこのROM802に記憶された制御手順にしたがってパスを介して接続された各構成装置を制御する。
【0019】
803は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(以下RAMと記す)であり、外部装置999との通信を開始するために必要な電話番号等の記憶手段をも構成している。804はメインモータ113等の負荷に対するCPU801の制御信号の出力、および定着器のセンサ等からの信号を入力してCPU801に送る入出力IC(以下I/Oという)である。CPU801は、バスおよび適当なI/O(不図示)を介して後述する操作パネル上の各種キーからの入力を受け入れ、さらに同パネル上のディスプレイに必要な情報を表示させるべく送り出す。
【0020】
外部通信回線908との通信制御を行う通信制御手段900は、CPU901により通信の制御を行う。902は通信制御、接続手続プログラム等を記憶した記憶装置(ROM)である。そして、複写装置本体100の複写制御手段800とはRS−232Cインターフェース805,907により構成した転送手段により接続されており、このRS−232Cインターフェース907を介して複写装置本体100の制御手段800からのデータ転送が行われると、その転送データを通信制御手段900内に設けた専用の通信データ記憶手段であるRAM903に一時保持し、複写装置本体の制御手段800からのデータ転送終了後にCPU901によりネットワークコントロールユニット(以下NCUと記す)部906を制御し、外部装置との通信回線接続を行い、回線接続後モデム905,NCU部906を通して外部にデータ転送を行う。
【0021】
また、外部からデータ転送が行われた場合には、その転送データをRAM903に一時保持し、複写装置本体の複写制御手段800からの要求に応じてRS−232Cインターフェース805,907を介して複写装置本体100の制御装置800にデータ転送を行う。909は通信先の電話番号、自信のID番号、パスワード等を設定するためのロータリスイッチである。
【0022】
図4は、複写装置の構成を示す断面図であり、同図を参照して構成と動作を説明する。
【0023】
100は複写装置本体、200は原稿の自動給送を行う循環式自動原稿送り装置(以下RDFと記す)、300は仕分け装置即ちソータ、400は自動コンピューターフォーム送り装置(以下CFFと記す)であり、上記のRDF200,ソータ300およびCFF400は複写装置本体100に対して自在に組合わせ使用できるようになっている。
【0024】
複写装置本体100の構成について以下説明する。
【0025】
図4において、101は原稿載置台としての原稿台ガラスである。また、102は原稿読取り手段としての光学系であり、原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、走査ミラーと、レンズと、モータ104等から構成されており、モータ104により走査しつつ露光ランプ103で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーとレンズにより感光体ドラム105に照射する。
【0026】
前記感光体ドラム105の回りには、高圧ユニット106と、ブランク露光ユニット107と、電位センサ108と、現像器109と転写帯電器110と、分離帯電器111と、クリーニング装置112とが装備されており、これらの感光体ドラム105等により画像記録手段が構成されている。
【0027】
感光体ドラム105はメインモータ113により図4に示す矢印の方向に回転するもので、高圧ユニット106によりコロナ帯電されており、光学系102から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器109により現像されてトナー像として可視化される。
【0028】
一方、上段カセット114あるいは下段カセット115からピックアップローラ116,117を介し、給紙ローラ118,119により本体100内に送られた転写紙は、レジストローラ120によりトナー像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミングがとられた後、感光体ドラム105に給送され、転写帯電器110によりトナー像が転写される。この転写後、転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム105から分離され、搬送ベルト121により定着器122に導かれて加圧,加熱によりトナー像が定着され、この後排出ローラ123により本体100の外に排出される。また、感光体ドラム105はクリーニング装置112により、その表面が清掃される。
【0029】
複写装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ124が装備されている。デッキ124のリフタ125は、給紙ローラ126に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。
【0030】
そして、127は排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排出側(ソータ300)の経路を切り替える。即ち、排出ローラ123から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ127により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。また、128は下搬送パスであり、排出ローラ123から送り出された転写紙を反転パス129を介し転写紙を裏返して再給紙トレイ130に導く。
【0031】
131は両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパであり、これを左方向に倒すことにより転写紙を反転パス129を介さず、直接下搬送パス128に導く。132は経路133を通じて転写紙を感光体ドラム105側に給紙する給紙ローラである。134は排紙フラッパ127の近傍に配置されて、該排紙フラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する排出ローラである。
【0032】
両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス129,下搬送パス128を介して裏返した状態で再給紙トレイ130に格納する。このとき、両面記録時には多重フラッパ131を右方向へ倒し、また多重記録時には該多重フラッパ131を左方向へ倒しておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙トレイ130に格納されている転写紙が、下から1枚づつ給紙ローラ132により経路133を介して本体のレジストローラ120に導かれる。
【0033】
複写装置本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ127を上方へ上げ、フラッパ131を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス129側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ134によって、転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0034】
次に、操作パネル(操作部)について説明する。
【0035】
図5は複写装置本体100に備えた操作パネル600の一例を示す外観図である。
【0036】
601はアスタリスク(*)キーであり、オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか、原稿枠消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。627はカーソルキーであり、設定モード時の設定事項を選択するときに用いる。628はOKキーであり、設定モード時の設定内容を確定するときに用いる。
【0037】
606はオールリセットキーであり、標準モードに戻すときに押す、また、オートシャットオフ状態から標準モードに復帰させるときにもこのオートリセットキー606を押す。
【0038】
605は複写開始キー(コピースタートキー)であり、複写を開始するときに押す。
【0039】
604はクリア/ストップキーであり、待機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストッパキーの機能を有する。このクリア/ストップキー604は、設定した複写枚数を解除するとき、また連続複写を中断するときに押す。そして、この押した時点での複写が終了した後に、複写動作を停止する。
【0040】
603はテンキーであり、複写枚数を設定するときに押す。またアスタリスク(*)モードを設定するときにも使う。619はメモリキーであり、使用者が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここでは、M1〜M4の4通りのモードの記録ができる。
【0041】
611および612は複写濃度キーであり、複写濃度を手動で調節するときに押す。613はAEキーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するとき、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。
【0042】
607はコピー用紙選択キーであり、上段ペーパリフタ(カセット)114、下段ペーパリフタ(カセット)115,ペーパデッキ124,マルチ手指し150を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときには、このコピー用紙選択キー607によりAPS(自動紙カセット選択)が選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ大きさのカセットが自動的に選択される。
【0043】
610は等倍キーであり、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。616はオート変倍キーであり、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大を指定するときに押す。
【0044】
626は両面キーであり、片面原稿から両面複写,両面原稿から両面複写、または両面原稿から片面複写をとるときに押す。625は綴じ代キーであり、転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することができる。624は写真キーであり、写真原稿を複写するときに押す。623は多重キーであり、2つの原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。
【0045】
620は原稿枠消しキーであり、使用者が定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。621はシート枠消しキーであり、コピー用紙サイズに合わせて原稿の枠消しをするときに押す。
【0046】
629は表紙モード設定キーであり、表紙,裏表紙の作成および合紙を挿入するときに用いる。630はページ連写キーであり、見開きの本の左右を続けて複写するときに用いる。
【0047】
614はステイプルソート,ソート,グループの排紙方法を選択する排紙方法選択キーであり、ステイプルソータ300が接続されている場合は、記録用紙に対するステイプルソートモード,ソートモード,グループモードの選択またはその選択モードの解除ができる。
【0048】
631は予約キーであり、予約トレイ210に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開始するとき、および予約設定を解除するときに用いる。632は予約設定キーであり、予約モード設定時の確定キーとして用いる。
【0049】
633はガイドキーであり、各種キーに対応する機能の説明を、メッセージディスプレイ701を表示するときに用いる。
【0050】
701は複写および通信に関する情報を表示するLCD(液晶)タイプのメッセージディスプレイであり、96×129ドットで文字や図形を表示する。例えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キー608,609,等倍キー610,ズームキー617,618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー607で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態を示すメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、その他各種モード設定内容を表示する。
【0051】
704はAE表示器であり、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。709は予熱表示器であり、予熱状態のときに点灯する。
【0052】
標準モードでRDF200を使用している時では複写枚数1枚、濃度AEモード,オート用紙選択,等倍,片面原稿から片面複写の設定になる。RDF200を未使用時の標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニュアルモード,等倍,片面原稿から片面複写の設定となっている。RDF200の使用時と未使用時の差はRDF200に原稿がセットされているか否かで決まる。
【0053】
次に、この発明の特徴である外部装置との通信について説明する。
【0054】
図6は、通信制御手段900のROM902に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0055】
S601より本ルーチンに入り、ステップS602にて外部回線または複写機本体からの受信要求があるかチェックする。要求がなければステップS606に進み、受信要求があればステップS603にて要求が外部装置からか、複写制御手段機からか判断し、複写制御手段からの要求であればステップS604に、外部装置からの要求であればステップS605に進み、各々からのデータを受信し、通信データ記憶手段であるRAM903に記憶する。
【0056】
次に、ステップS606にて、外部回線への送信要求があるかチェックし、なければステップS608へ、要求があればステップS607に進み外部回線を接続し、外部装置にRAM903に記憶したデータを送信する。次にステップS608で複写制御手段への転送が可能かどうかチェックし、不可ならステップS610から本ルーチンを抜け、転送可能ならステップS609に進み複写制御手段800へRAM903に記憶したデータの転送を行い、ステップS610から本ルーチンを抜ける。
【0057】
図7は、複写装置本体の複写制御手段800のROM802に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0058】
S701より本ルーチンに入り、ステップS702にて被写制御手段800が通信制御手段900からのデータ転送に対して受信可能状態かチェックする。不可能であれば、ステップS707から本ルーチンを抜け、受信可能であればステップS703に進み、通信制御手段900からの受信要求があるかチェックする。要求がなければステップS707に進み、要求があればステップS704に進み転送されるデータの受信を行う。次にステップS705にて、通信制御手段900への送信が可能かチェックし、不可能ならばステップS707に進み、送信可能ならばステップS706にて通信制御手段900に送信を行いステップS707から本ルーチンを抜ける。
【0059】
図8は、通信相手の外部装置の、通信制御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【0060】
S801より本ルーチンに入り、ステップS802にて通信回線908の接続を行う。次にステップS803で複写装置の通信制御手段900に対して送信可能状態かチェックする。不可能であればステップS805に進み、可能であれば、ステップS804にてデータの送信を行う。そしてステップS805にて、通信回線の接続を切断しステップS806から本ルーチンを抜ける。
【0061】
本発明の特徴である定着器122の構成と動作について図9〜図13を用いて説明する。
【0062】
図9において、122aは加熱ローラ、122bはヒーター、122cは加圧ローラ、122dはACコントローラーで、AC電源とDCコントローラ800に接続される。122eはサーミスタであり、DCコントローラ800に接続され、温度を検知する。
【0063】
すでに述べたように、搬送ベルト121によってトナー像が付着された転写紙は矢印のように加熱ローラ122aと加圧ローラ122cとで形成されるニップ部に搬送され、定着が行われる。
【0064】
図10を用いて、定着器122の温度調節機構について述べる。本動作は公知のものであるが、本発明において重要であるので説明する。
【0065】
横軸は時間(time)、縦軸は上の段はサーミスタ120eによって検知される温度(Temp)、下の段は温度Tempによって検知された温度に基づいてDCコントローラ800によって制御されるヒーターの状態で、on/offの切り替えで行われる。Toは、本発明で例示される複写装置全体100における物理条件によって決定付けられる。
【0066】
加熱開始時点で、ヒーターの状態がonとなり、加熱を開始する。温度Tempが目標温度Toを上回るとヒーターの状態をoffとし、加熱を行わないようにする。温度Tempは、若干のオーバーシュートのあと、温度が下がり始め、温度Tempが目標温度Tを下回ると、再度ヒーターの状態をonとし、再度加熱を開始する。温度Tempは若干のアンダーシュートのあと、再度上昇に転じる。
【0067】
このような動作を繰り返すことで、温度Tempを目標温度Toの近傍に保つように制御する。
【0068】
以上の制御は、すでに述べたDCコントローラー800、およびそれに搭載されるCPU801が、ROM802に書き込まれているプログラムに従って動作することによって行われる。
【0069】
図11を用いて、本発明における定着器122の温度遷移と、エラー検知方法について説明する。ここで説明するエラーは、高温エラー検知と呼ばれるもので、一定時間t、検知温度が検知温度T未満となったときに、エラーE1を発行する。
【0070】
上記アルゴリズムによって検出される故障の種類と、検出メカニズムについて加熱開始時を例にとって説明する。
【0071】
定着器122が正常に接続されている場合、定着器が加熱を開始すると、加熱する時間に伴って温度が上昇する。そして、CPU801は、定着器の温度Tempが目標温度Tに達した時に、ヒーターへの給電をOFFにし、定着器の温度Tempはオーバーシュートした後下降し、図10で説明した温調と同様の制御を行うことができる(S)。
【0072】
一方、何らかの故障でサーミスタ122eが温度を通常より高く検知した場合、t期間、Tより高い温度を検知し続けるため、複写装置全体100の動作を停止し、エラーE1を発行する(S)。故障の原因としては、以下のような要因が考えられる。
【0073】
たとえばサーミスタ122eを加熱ローラ122aに圧着しているスプリングなど(非図示)が劣化することによって圧着性が弱まったり、サーミスタ122eそのものの特性の変化により応答性が悪くなり、ヒーターの温度が十分にあがっているにもかかわらず温度が低いと誤検知することによるオーバーシュートが考えられる。また、サーミスタ122eがショートしている場合が考えられる。
【0074】
ここで、SとSとの間の中間的遷移状態を考える。中間遷移状態としては、大きく分けてSとSに大別される。SはTに達することはないが、比較的近傍まで温度が上昇する状態、Sは、温度はTに到達するが、tに達する前に温度がT以下に下降する状態である。
【0075】
の状態に至る原因として考えられるのは、本質的にはE1が発生する原因と同じだが、エラーになるほど大きな要因とはなっていない場合が考えられ、そのまま何も対策をしないでいるとエラーに発展するものと考えられる。
【0076】
の状態に至る原因として考えられるのは、Sの場合の他に、装置100全体や定着器周りのグラウンドが弱いことによる一時的なノイズの進入や、サーミスタの温度検知に用いられる回路のうち、プルアップ抵抗(不図示)の接触不良による誤検知が挙げられる。
【0077】
いずれもエラーE1は検知しないが、明らかに通常の状態Sとは状態が異なり、まもなく故障が発生することは容易に想像することができる。
【0078】
また、Sの状態においては、ヒーターの温度調節が不安定になることによる高温オフセットや定着不良の発生や、サーミスタの誤検知によって低温制御となることによる定着不良が懸念される。また、S特有の現象としては装置100全体の電気的動作の不安定による異常画像や、他のエラーの誤検知が懸念される。
【0079】
図12を用いて、高温ウォーニングW1系を発行する状態について説明する。
【0080】
ウォーニングを発行する基準温度としてT、ウォーニングを発行する基準時間としてtを考える。
【0081】
の状態のときは、Teに到達している時間がtを下回っているが、tを上回っている。このような状態のときは、W1−01を発行する。
【0082】
の状態のときは、Tに到達はしないが、Tを上回っている時間がtを上回っている。このような場合は、W1−02を発行する。
【0083】
また、図示はしないが、Sの状態において、Tを上回っている時間がt以下、t以上の場合も、正常な動作とは考えられない。このような状態のときはW1−03を発行する。
【0084】
E1と違い、W1系はウォーニングなので、画像形成装置100全体の動作の停止は行わず、操作部上も変化はしないが、CPU801はW1系の情報をI/F805を介して通信制御手段900に伝達し、NCU906によって外部装置999に転送する。
【0085】
図13に示すフローチャートを用いて、これらの動作を説明する。
【0086】
S1301により本ルーチンに入る。本ルーチンは、設定により一定時間タイマがカウントされるごとに入るルーチンである。
【0087】
現在の温度TがT以上でもT以上でもなければ、タイマカウンタtをクリアし、このルーチンを抜ける(S1302,S1303,S1304)。
【0088】
もし、T>Tであれば(S1302)、タイマカウンタtをアップする(S1305)。ここで、タイマカウンタtがt>tを満たしていれば(S1306)、T以上の温度がt時間経過したのであるから、エラーE1を発行し(S1307)、このルーチンを抜ける。E1発生時に画像形成装置を停止するが、この動作はラウンドロビン上で行う。
【0089】
もし、S1306での条件を満たさなかった場合に、にt>twを満たしていれば(S1308)、Tが継続した時間がt以上t以下であるため、W1−01を発行し(S1309)、このルーチンを抜ける。S1308でこの条件を満たさないと、このままこのルーチンを抜ける。
【0090】
もしS1303の条件を満たしていれば、温度TはTとTとの間であることになる。タイマカウンタtをアップし(S1310)、もしここで、時間tがtを上まわっていれば(S1311)W1−02を発行する(S1312)。また、時間がt以上t以下である場合(S1313)であれば、W1−03(S1314)を発行し、このルーチンを抜ける。tがまだtwを経過してない(S1313)場合は、このままこのルーチンを抜ける。
【0091】
これまで記述してきたようなW1−01〜W1−03が発行された場合は、複写装置100の動作は停止しないが、DCコントローラ800はモデムボード900を介して、外部装置999に発生したワーニング情報を通知する。
【0092】
【発明の効果】
これまで述べてきたように本発明によれば、定着器の高温検知エラーによって画像形成装置全体の動作を止める前にその前兆をワーニングとして外部装置に通知することができるので、たとえば外部装置999は、例えばW1系が発生した回数が一定回数を超えた時に部品交換を行うようメンテナンスプログラムを組むことで、画像形成装置のダウンタイムを最小にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のブロック図である。
【図2】通信手段のブロック図である。
【図3】実施例の制御装置のブロック図である。
【図4】複写装置の断面図である。
【図5】操作パネル外観図である。
【図6】通信制御手段の通信制御フローチャート(実施例)である。
【図7】複写制御手段の転送制御フローチャート(実施例)である。
【図8】外部装置の通信制御フローチャートである。
【図9】定着器122の構成の概略図である。
【図10】定着器122の温度制御における温度遷移の概略図である。
【図11】エラー検知を説明するための温度遷移の概略図である。
【図12】ワーニングを説明するための温度遷移の概略図である。
【図13】ワーニングを発行するときの制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 複写装置本体
101 原稿台ガラス
102 光学系
103 原稿照明ランプ(露光ランプ)
104 モータ
105 感光体ドラム
106 高圧ユニット
107 ブランク露光ユニット
108 電位センサ
109 現像器
110 転写帯電器
111 分離帯電器
112 クリーニング装置
113 メインモータ
114 上段カセット
115 下段カセット
116,117 ピックアップローラ
118,119 給紙ローラ
121 搬送ベルト
122 定着器
122a 加熱ローラ
122b ヒーター
122c 加圧ローラ
122d ACコントローラー
122e サーミスタ
123 排出ローラ
124 デッキ
125 リフタ
126 給紙ローラ
127 排紙フラッパ
128 下搬送パス
129 反転パス
130 再給紙トレイ
131 多重フラッパ
132 給紙ローラ
133 経路
134 排出ローラ
140 ローラ
142 反転ローラ
200 RDF
300 ソータ
400 CFF
600 操作パネル
800 複写制御手段(DCコントローラ)
801 CPU
802 ROM
803 RAM
804 I/O
805 インターフェース
900 通信制御手段(モデムボード)
901 CPU
902 ROM
903 RAM
905 変復調器(モデム)
906 ネットワークコントロールユニット(NCU)
907 インターフェース
908 外部通信回線であるところの公衆回線
909 ロータリスイッチ
999 ホストコンピュータシステム

Claims (4)

  1. 発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、
    前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、
    あらかじめ定められた第1の温度と、前記第1の温度より低い第2の温度と、
    前記温度を検知し、前記検知された温度が前記第1の温度より低く、かつ、前記第2の温度より高いときにワーニングを発行するワーニング発行手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、
    前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、
    あらかじめ定められた第1の温度と、前記第1の温度より低い第2の温度と、あらかじめ定められた時間と、
    前記検知された温度が前記第1の温度より低く、かつ、前記第2の温度より高い状態が前記あらかじめ定められた時間経過したときにワーニングを発行するワーニング発行手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、
    前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、
    あらかじめ定められた温度と、あらかじめ定められた第1の時間及び、前記第1の時間より短い第2の時間と、
    前記検知された温度が前記あらかじめ定められた温度より高い状態が前記第1の時間より短く、前記第2の時間より長い間継続した時に、ワーニングを発行するワーニング発行手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 発熱手段と、温度検知手段とによってなる定着器と、
    前記温度検知手段の検知内容に基づき、前記発熱手段を制御することによって前記定着器の温度を制御する温度制御手段と、
    あらかじめ定められた第1の温度と、前記第1の温度より低い第2の温度と、あらかじめ定められた第1の時間および第2の時間と、
    前記検知された温度が前記第1の温度より低く、かつ、前記第2の温度より高い状態が前記第1の時間より短く、前記第2の時間より長い時間経過したときにワーニングを発行するワーニング発行手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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