JP2003248399A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003248399A
JP2003248399A JP2002049798A JP2002049798A JP2003248399A JP 2003248399 A JP2003248399 A JP 2003248399A JP 2002049798 A JP2002049798 A JP 2002049798A JP 2002049798 A JP2002049798 A JP 2002049798A JP 2003248399 A JP2003248399 A JP 2003248399A
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control means
alarm
zero
heater
image forming
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JP2002049798A
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English (en)
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Seiji Shibaki
誠司 柴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常の予兆を検出してそれをセンターに予め
通報することにより、異常が発生して緊急停止する前に
サービスマン等による点検、交換等を促すことができる
画像形成装置を提供すること。 【構成】 交流電圧のゼロクロス周期を測定するゼロク
ロス周期測定手段と、故障発生時に装置を停止させるエ
ラー制御手段と、警告情報をアラーム履歴として記憶す
るアラーム制御手段と、ゼロクロス周期測定手段により
測定したゼロクロス周期と所定の基準時間との差が所定
値A以上だった場合にエラー制御手段による装置の緊急
停止を行うゼロクロスエラー検出手段とを備えた画像形
成装置において、ゼロクロス周期測定手段により測定し
たゼロクロス周期と所定の基準時間との差が所定値Aよ
りも少なく且つ所定値B以上だった場合にアラーム制御
手段によりアラーム履歴として記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、AC電圧のゼロ
クロス周期の異常検出をした場合には、即時に緊急停止
するというのが一般的であった。
【0003】又、電源事情の異なる国においても異常検
知を同一のスライスレベルによって異常と判断してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、サービスマン等による修理が行われるま
では復旧できず、ダウンタイムが長いという問題があっ
た。
【0005】又、異常検知を同一のスライスレベルによ
って判断するために使用される国によっては誤検知する
ことがあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、異常の予兆を検
出してそれをセンターに予め通報することにより、異常
が発生して緊急停止する前にサービスマン等による点
検、交換等を促すことができる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0007】又、国ごとの電源事情に合わせた最適なエ
ラー検知を行うことで誤検知による不要なダウンタイム
を減らす。又、異常を検出した場合であっても画像形成
装置の性能を落として動作を継続させサービスマン等に
よる修理を待つことにより極力ダウンタイムの少ない画
像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、交流電圧のゼロクロス周期を測定するゼ
ロクロス周期測定手段と、故障発生時に装置を停止させ
るエラー制御手段と、警告情報をアラーム履歴として記
憶するアラーム制御手段と、ゼロクロス周期測定手段に
より測定したゼロクロス周期と所定の基準時間との差が
所定値A以上だった場合にエラー制御手段による装置の
緊急停止を行うゼロクロスエラー検出手段とを備えた画
像形成装置において、ゼロクロス周期測定手段により測
定したゼロクロス周期と所定の基準時間との差が所定値
Aよりも少なく且つ所定値B以上だった場合にアラーム
制御手段によりアラーム履歴として記憶することを特徴
とする。
【0009】又、本発明は、温度を検知する温度検知手
段と、温度検知手段により検知した温度が制御目標温度
に達していればヒータへの通電を切り、目標温度に達し
ていなければヒータへの通電を行う第1のヒータ制御手
段と、AC電圧のゼロクロス周期を測定するゼロクロス
周期測定手段と、ゼロクロスを検知したタイミングを基
準にしたタイミングでヒータ通電の開始又は停止を行う
第2のヒータ制御手段と、警告情報をアラーム履歴とし
て記憶するアラーム制御手段と、ゼロクロス周期測定手
段により測定したゼロクロス周期と所定の基準時間との
差が所定値A以上だった場合にアラームと判定してアラ
ーム制御手段によりアラーム履歴として記憶する手段と
を備えた画像形成装置において、アラームと判定した場
合、前記第2のヒータ制御手段2から前記第1のヒータ
制御手段へ切り替える手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
複写装置について説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態における複写装
置の構成を示す断面図であり、同図を参照して構成と動
作を説明する。
【0012】本発明の実施の形態に係る画像形成装置1
00は、原稿給送装置1000、イメージリーダ20
0、プリンタ300、折り処理部400、フィニッシャ
500を備えている。
【0013】上記構成を動作と共に詳述すると、原稿給
送装置1000は、セットされた原稿を先頭頁から順に
1枚ずつ、湾曲したパスを介してプラテンガラス102
上を左から右へ向けて搬送し、その後、排紙トレイ11
2へ排出する。このとき、スキャナユニット104は所
定の位置に保持された状態にあり、このスキャナユニッ
ト104上を原稿が左から右へ通過することにより、原
稿の読み取りが行われる。
【0014】原稿の通過時、スキャナユニット104の
ランプ103の光が原稿に照射され、その原稿からの反
射光がミラー105,106,107、レンズ108を
介してイメージセンサ109に導かれる。尚、原稿給送
装置1000により原稿をプラテンガラス102上に搬
送した後に停止させ、スキャナユニット104を左から
右へ移動させることにより、原稿の読み取りを行うこと
もできる。
【0015】イメージセンサ109により読み取った原
稿の画像は、画像処理が施されて露光制御部110へ送
られる。露光制御部110は、画像信号に応じたレーザ
光を出力する。このレーザ光は感光ドラム111に照射
され、感光ドラム111上に静電潜像が形成される。感
光ドラム111上の静電潜像は現像器113により現像
され、感光ドラム111上の現像剤はカセット114,
115、手差し給紙部125、両面搬送パス124の何
れかから給送されたシートに転写部116で転写され
る。
【0016】現像剤が転写されたシートは、定着部11
7で現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過
したシートは、フラッパ121により一旦パス122に
導き、シートの後端がフラッパ121を抜けた後にシー
トをスイッチバックさせてフラッパ121により排出ロ
ーラ118へ導く。これにより、現像剤が転写された面
を下向きの状態(フェイスダウン)で排出ローラ118
によりプリンタ300から排出される。
【0017】尚、手差し給紙部125からOHPシート
等の硬いシートに画像形成を行うときには、パス122
に導くことなく、現像剤が転写された面を上向きの状態
(フェイスアップ)で排出ローラ118から排出させ
る。又、シートの両面に画像形成する場合には、シート
を定着部117から真っ直ぐ排出ローラ118へ導き、
シートの後端がフラッパ121を抜けた直後にシートを
スイッチバックし、フラッパ121により両面搬送パス
124へ導く。
【0018】排出ローラ118から排出されたシート
は、折り装置400へ送り込まれる。折り装置400
は、シートをZ形に折り畳む処理を行う。A3サイズや
B4サイズのシートで且つ折り処理の指定がなされてい
るときには、折り装置400で折り処理を行い、それ以
外のシートはそのままフィニッシャ本体500へ送り込
まれる。フィニッシャ本体500では製本処理、綴じ処
理、穴あけ等の処理等を行う。又、フィニッシャ500
上には、インサータ1900が設けられており、表紙、
合紙等をフィニッシャ本体500に給送する。
【0019】図4は本発明の実施の形態に係る複写装置
の構成を示すブロック図である。
【0020】100は複写装置本体、800は複写動作
を制御する複写制御手段、900は外部通信回線との間
でデータの送受信を行うための通信制御手段(モデムボ
ード)、908は外部通信回線であるところの公衆回
線、999は複写装置を管理するための管理部所等に置
かれた外部装置であるホストコンピュータシステムであ
る。
【0021】図2は通信制御手段(モデムボード)90
0の主要構成を示すブロック図である。
【0022】901は通信を制御するための中央演算処
理装置(以下、CPUと言う)、903は通信データを
一時保管するためのメモリ(RAM)、905はデジタ
ル通信データを公衆回線908に載せるために変調し、
又、公衆回線908によって送られてきたデータをデジ
タル通信データに復調する変復調器(モデム)であり、
906はネットワークコントロールユニット(NCU)
である。
【0023】上記構成の複写制御手段800及び通信制
御手段900による制御によって、複写装置100の複
写動作、データ記憶、外部通信回線908を経由しての
外部装置との通信が実施される。
【0024】次に、複写制御手段800と通信制御手段
900について説明する。
【0025】図3は複写制御手段800、通信制御手段
900のブロック図である。同図において、複写制御手
段800は複写装置本体100の複写動作制御を行い、
通信制御手段900は外部通信回線との通信制御を行
う。
【0026】801は複写装置全体の制御を行う中央演
算処理装置(以下、CPUと記す)であり、802は複
写装置本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶
した読み取り専用メモリ(以下、ROMと記す)であ
り、CPU801はこのROM802に記憶された制御
手順に従ってバスを介して接続された各構成装置を制御
する。
【0027】又、ROM802への制御プログラムの書
き込み時に国情報の書き込みを行う。日本が「01」、
北米が「02」、中国が「03」という内容で、国を識
別する情報を書き込む。
【0028】803は入力データの記憶や作業用記憶領
域等として用いる主記憶装置であるところのランダムア
クセスメモリ(以下、RAMと記す)であり、外部装置
999との通信を開始するために必要な電話番号等を記
憶している。804はメインモータ113等の負荷に対
するCPU801の制御信号の出力及び定着器のセンサ
等からの信号を入力してCPU801に送る入出力IC
(以下I/Oと言う)である。CPU801は、バス及
び適当なI/O(不図示)を介して後述する操作パネル
上の各種キーからの入力を受け入れ、更に同パネル上の
ディスプレイに必要な情報を表示させる。
【0029】外部通信回線908との通信制御を行う通
信制御手段900は、CPU901により通信の制御を
行う。902は通信制御、接続手続プログラム等を記憶
した記憶装置(ROM)である。そして、複写装置本体
100の複写制御手段800とはRS−232Cインタ
ーフェース805,907により構成した転送手段を介
して接続されている。
【0030】RS−232Cインターフェース907を
介して、複写装置本体100の制御手段800からのデ
ータ転送が行われると、その転送データを通信制御手段
900内に設けた専用の通信データ記憶手段であるRA
M903に一時保持し、複写装置本体の制御手段800
からのデータ転送終了後にCPU901によりネットワ
ークコントロールユニット(以下、NCUと記す)部9
06を制御し、外部装置との通信回線接続を行い、回線
接続後モデム905、NCU部906を通して外部にデ
ータ転送を行う。
【0031】又、外部からデータ転送が行われた場合に
は、その転送データをRAM903に一時保持し、複写
装置本体100の複写制御手段800からの要求に応じ
てRS−232Cインターフェース805,907を介
して複写装置本体100の複写制御装置800にデータ
転送を行う。909は通信先の電話番号、自信のID番
号、パスワード等を設定するためのロータリスイッチで
ある。
【0032】次に、操作パネル(操作部)について説明
する。図5は複写装置本体100に備えた操作パネル6
00の一例を示す外観図である。
【0033】601はアスタリスク(*)キーであり、
オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか、原稿枠
消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。62
7はカーソルキーであり、設定モード時の設定事項を選
択するときに用いる。628はOKキーであり、設定モ
ード時の設定内容を確定するときに用いる。
【0034】606はオールリセットキーであり、標準
モードに戻すときに押す、又、オートシャットオフ状態
から標準モードに復帰させるときにも、このオートリセ
ットキー606を押す。
【0035】605は複写開始キー(コピースタートキ
ー)であり、複写を開始するときに押す。
【0036】604はクリア/ストップキーであり、待
機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストッ
パキーの機能を有する。このクリア/ストップキー60
4は、設定した複写枚数を解除するとき、又、連続複写
を中断するときに押す。そして、この押した時点での複
写が終了した後に、複写動作を停止する。
【0037】603はテンキーであり、複写枚数を設定
するときに押す。又、アスタリスク(*)モードを設定
するときにも使う。619はメモリキーであり、使用者
が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。ここ
では、M1〜M4の4通りのモードの記録ができる。
【0038】611及び612は複写濃度キーであり、
複写濃度を手動で調節するときに押す。613はAEキ
ーであり、原稿の濃度に応じて複写濃度を自動的に調節
するとき、又はAE(自動濃度調節)を解除して濃度調
節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。
【0039】607はコピー用紙選択キーであり、上段
ペーパリフタ114、下段ペーパリフタ115、マルチ
手指し125を選択するときに押す。又、原稿給送装置
1000に原稿が載っているときには、このコピー用紙
選択キー607によりAPS(自動紙カセット選択)が
選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ
大きさのカセットが自動的に選択される。
【0040】610は等倍キーであり、等倍(原寸)の
複写を取るときに押す。616はオート変倍キーであ
り、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自
動的に縮小・拡大を指定するときに押す。
【0041】626は両面キーであり、片面原稿から両
面複写、両面原稿から両面複写、又は両面原稿から片面
複写を取るときに押す。625は綴じ代キーであり、転
写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することが
できる。624は写真キーであり、写真原稿を複写する
ときに押す。623は多重キーであり、2つの原稿から
転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。
【0042】620は原稿枠消しキーであり、使用者が
定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押し、その際に原
稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。62
1はシート枠消しキーであり、コピー用紙サイズに合わ
せて原稿の枠消しをするときに押す。629は表紙モー
ド設定キーであり、表紙、裏表紙の作成及び合紙を挿入
するときに用いる。630はページ連写キーであり、見
開きの本の左右を続けて複写するときに用いる。
【0043】614はステイプルソート、ソート、グル
ープの排紙方法を選択する排紙方法選択キーであり、フ
ィニッシャ500が接続されている場合は、記録用紙に
対するステイプルソートモード、ソートモード、グルー
プモードの選択又はその選択モードの解除ができる。
【0044】633はガイドキーであり、各種キーに対
応する機能の説明をメッセージディスプレイ701を表
示するときに用いる。
【0045】701は複写及び通信に関する情報を表示
するLCD(液晶)タイプのメッセージディスプレイで
あり、96×129ドットで文字や図形を表示する。例
えば、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キ
ー608,609、等倍キー610、ズームキー61
7,618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー6
07で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態
を示すメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、
その他各種モード設定内容を表示する。704はAE表
示器であり、AEキー613によりAE(自動濃度調
節)を選択したときに点灯する。709は予熱表示器で
あり、予熱状態のときに点灯する。
【0046】標準モードで原稿給送装置1000を使用
している時では複写枚数1枚、濃度AEモード、オート
用紙選択、等倍、片面原稿から片面複写の設定になる。
原稿給送装置1000を未使用時の標準モードでは複写
枚数1枚、濃度マニュアルモード、等倍、片面原稿から
片面複写の設定となっている。原稿給送装置1000の
使用時と未使用時の差は原稿給送装置1000に原稿が
セットされているか否かで決まる。
【0047】次に、外部装置との通信について説明す
る。
【0048】図6は通信制御手段900のROM902
に納められたプログラムの1部で、通信の制御を行うル
ーチンのフローチャートである。
【0049】S601より本ルーチンに入り、ステップ
S602にて外部回線又は複写機本体からの受信要求が
あるかチェックする。要求がなければステップS606
に進み、受信要求があればステップS603にて要求が
外部装置からか、複写制御手段800からかを判断し、
複写制御手段800からの要求であればステップS60
4に、外部装置からの要求であればステップS605に
進み、各々からのデータを受信し、通信データ記憶手段
であるRAM903に記憶する。
【0050】次に、ステップS606にて、外部回線へ
の送信要求があるかチェックし、なければステップS6
08へ、要求があればステップS607に進み外部回線
を接続し、外部装置にRAM903に記憶したデータを
送信する。次に、ステップS608で複写制御手段80
0への転送が可能かどうかチェックし、不可ならステッ
プS610から本ルーチンを抜け、転送可能ならステッ
プS609に進み複写制御手段800へRAM903に
記憶したデータの転送を行い、ステップS610から本
ルーチンを抜ける。
【0051】図7は複写装置本体の複写制御手段800
のROM802に納められたプログラムの一部で、通信
の制御を行うルーチンのフローチャートである。
【0052】S701より本ルーチンに入り、ステップ
S702にて複写制御手段800が通信制御手段900
からのデータ転送に対して受信可能状態かどうかをチェ
ックする。受信不可能であれば、ステップS707から
本ルーチンを抜け、受信可能であればステップS703
に進み、通信制御手段900からの受信要求があるかチ
ェックする。受信要求がなければステップS707に進
み、受信要求があればステップS704に進み転送され
るデータの受信を行う。
【0053】次に、ステップS705にて、通信制御手
段900への送信が可能かチェックし、不可能ならばス
テップS707に進み、送信可能ならばステップS70
6にて通信制御手段900に送信を行い、ステップS7
07から本ルーチンを抜ける。
【0054】図8は通信相手の外部装置における通信制
御ルーチンの概略を示すフローチャートである。
【0055】S801より本ルーチンに入り、ステップ
S802にて通信回線908の接続を行う。次に、ステ
ップS803で通信制御手段900に対して送信可能状
態かチェックする。不可能であればステップS805に
進み、可能であれば、ステップS804にてデータの送
信を行う。そして、ステップS805にて、通信回線の
接続を切断しステップS806から本ルーチンを抜け
る。
【0056】図9〜図11は複写装置と通信制御手段間
の通信プロトコルの詳細である。
【0057】図9は複写装置と通信制御手段間のデータ
通信のタイミングを示す。通信制御手段900がマスタ
ー側となり、コマンドを複写装置に送信する。複写装置
は受信したコマンドに対応するレスポンスを通信制御手
段900に送信する。
【0058】図10は複写装置と通信制御手段間のコマ
ンド及びレスポンスのフォーマットである。この通信は
シリアル方式で行われ、コマンドはバイナリィ形式で複
数バイトから成るID,Length, Data, Su
mにより構成されている。IDはコマンドの種類を示し
ている。Lengthはコマンドのバイト数を示してい
る。DataはIDで指定されたそれぞれの種類のコマ
ンドについて更に情報を付加する場合に使用する。Su
mはチェックサムであり、通信途中でコマンドの内容が
間違ったものになっていないかどうかを確認するための
ものである。このチェックサムは、IDからDataま
でを加算した値の下位1バイト値を使用している。
【0059】図11は複写装置、通信制御手段間のコマ
ンド及びレスポンスの例である。「複写機ROMバージ
ョン要求コマンド」では、IDが01と定義され、通信
制御手段900が複写装置に対してROMの種類を指定
してROMバージョンを要求し、レスポンスとしてRO
Mバーションデータを取得するものである。
【0060】「複写機メモリリードコマンド」では、I
Dが02と定義され、通信制御手段900が複写装置に
対してアドレスを指定してメモリリードを要求し、レス
ポンスとしてメモリデータを取得するものである。
【0061】「複写機表示データコマンド」では、ID
が03と定義され、通信制御手段900が複写装置に対
して表示データを指定して操作パネルに表示することを
要求し、応答としてレスポンスを取得するものである。
【0062】複写装置は、受信したコマンドの種類をI
Dによって識別する。IDが03であれば表示データと
判断し、03以外であれば表示データではないと判断す
る。表示データと判断されれば、その内容を操作パネル
に送信し表示させる。
【0063】図12〜図14は外部装置(ホストコンピ
ュータ)と通信制御手段間の通信プロトコルの詳細であ
る。
【0064】図12は外部装置と通信制御手段間のデー
タ通信のタイミングを示す。外部装置がマスター側とな
り、コマンドを通信制御手段900に送信する。通信制
御手段900は受信したコマンドに対応するレスポンス
を外部装置に送信する。
【0065】図13は外部装置と通信制御手段間のコマ
ンド及びレスポンスのフォーマットである。この通信は
モデム及び公衆回線を経由してシリアル方式で行われ、
コマンドはアスキー形式で複数バイトから成り、ID,
Data,Sum,CRにより構成されている。IDは
コマンドの種類を示している。DataはIDで指定さ
れたそれぞれの種類のコマンドについて更に情報を付加
する場合に使用する。Sumはチェックサムであり、通
信途中でコマンドの内容が間違ったものになっていない
かどうかを確認するためのものである。このチェックサ
ムはIDからDataまでを加算した値の下位1バイト
値をアスキーに変換したものを使用している。CRはデ
リミタでありコマンドの終わりを示している。
【0066】図14は外部装置、通信制御手段間のコマ
ンド及びレスポンスの例である。「複写機ROMバージ
ョン要求コマンド」では、IDが81と定義され、外部
装置が通信制御手段900に対してROMの種類を指定
してROMバージョンを要求し、レスポンスとしてRO
Mバーションデータを取得するものである。
【0067】「複写機メモリリードコマンド」では、I
Dが82と定義され、外部装置が通信制御手段900に
対してアドレスを指定してメモリリードを要求し、レス
ポンスとしてメモリデータを取得するものである。
【0068】「複写機表示データコマンド」では、ID
が83と定義され、外部装置が通信制御手段900に対
して表示データを指定して操作パネルに表示することを
要求し、応答としてレスポンスを取得するものである。
【0069】以上述べたシーケンスにより、ホストコン
ピュータは「複写機表示データコマンド」により操作部
の表示パネルで表示すべきデータを画像形成装置に送信
することが可能である。
【0070】同様に、複写装置、通信制御手段間と外部
装置、通信制御手段間のコマンドには、複写装置の異常
状態を取得するための「複写機エラー状態取得コマン
ド」、複写装置のアラームを記憶した情報であるアラー
ム履歴を取得するための「複写機アラーム履歴取得コマ
ンド」等がある。
【0071】図15は定着器におけるヒータ制御手段の
ブロック図である。
【0072】サーミスタ1302は定着器内に配置され
ており、定着ローラの温度を検知している。サーミスタ
1302で検知される検知電圧は、不図示のアナログ/
デジタル変換器(A/D変換器)で変換してCPU13
00に入力される。A/D変換器で変換されたデジタル
値(検知電圧)は、CPU1300の制御により検知電
圧−温度変換テーブルに基づいて温度を示す値に変換さ
れる。
【0073】ヒータ1304はセラミックヒータ等の発
熱体であり、ヒータ駆動回路1301内のSSRを経由
し、交流電圧(AC電圧)が入力されて発熱する。ヒー
タ1304へ通電する場合は、CPU1300がヒータ
駆動回路1301に対して駆動信号をHIGHとして出
力する。ヒータ駆動回路1301は、CPU1300か
らの駆動信号がHIGHであるときに、SSRをONに
してヒータ1304への通電を開始し、CPU1300
からの駆動信号がLOWであるときに、SSRをOFF
にして通電を終了する。
【0074】ゼロクロス検知回路1303は、AC電圧
の入力が0Vになると、CPU1300に対してパルス
幅1msのパルスを出力する。ゼロクロス検知回路13
03は、CPU1300の内蔵カウンタ入力及び割り込
み入力ポートに接続されている。カウンタは、ゼロクロ
ス信号周期を測定したり、ゼロクロス信号を基準とした
タイミングで割り込みを発生させたりすることができ
る。割り込み入力は、割り込みの入力のLOWからHI
GHのエッジを検出して割り込み処理にて駆動信号をO
FFにする。
【0075】例えば、位相制御の50%通電を行う場合
について説明する。
【0076】ACが60Hzのとき、ゼロクロス信号か
ら5msのタイミングで割り込みを発生させ、割り込み
処理で駆動信号をHIGHに設定する。そして、次のゼ
ロクロス信号の入力により駆動信号をOFFする。これ
を繰り返すことでゼロクロス信号を基準とした位相制御
を行う。
【0077】又、所定の条件(図16で詳述)に応じ
て、ゼロクロス信号を基準としないON/OFF制御を
行う場合がある。ゼロクロス信号を基準としないON/
OFF制御とは、任意のタイミングで駆動信号のHIG
H/LOWを切り替える制御である。
【0078】図16は定着器におけるヒータ制御手段の
フローチャートである。
【0079】本フローチャートでは、ジョブ開始直後の
ヒータ制御について説明する。S1001は、コピース
タートキーの押下等によりジョブがスタートした状態を
示す。S1002では、CPU801は、ROM802
に格納されている国情報を読み出してアラーム検知時間
Talam、エラー検知時間Terrの設定を行う。先
に説明したように、ROM802には国情報が書き込ま
れているので所定のアドレスを読み出して、内容が「0
1」であれば日本を示しており、Talarm=100
ms、Terr=200msを設定する。内容が「0
2」であれば北米を示しており、Talarm=150
ms、Terr=250msを設定する。内容が「0
3」であれば中国を示しており、Talarm=200
ms、Terr=250 msを設定する。
【0080】「01」が設定、つまり日本である場合を
説明する。
【0081】CPU801は、Talarm=100m
s、Terr=200msを設定する。S1003で
は、ゼロクロス測定周期がゼロクロス周期の理論値10
0msに対して差がTerr以下かどうかを判断する。
そして、その周期の差がTerr以上であればS100
9へ進み、そうでなければS1004に進む。
【0082】S1004では、ゼロクロス測定周期がゼ
ロクロス周期の理論値に対して差がTalarm以下か
どうかを判断する。そして、その周期の差がTalar
m以上であればS1005へ進み、そうでなければS1
007に進む。S1005では、アラーム処理を実行す
る。アラーム処理では、故障の予告がありと推測される
状態を示す処理で、この時の発生日時、アラームコード
「0001」をメモリ上のアラーム履歴領域に記憶して
S1007に進む。
【0083】S1007では、ヒータ制御手段における
制御の選択を行う。プリントジョブ開始後にS1005
のアラーム処理が行われていれば、S1008へ進み、
そうでなければS1010へ進む。S1008では、サ
ーミスタの温度とジョブ開始時に決定した目標の比較を
行い、目標温度に達していればS1011へ進み、そう
でなければS1012へ進む。S1011では、ヒータ
通電をOFFにする。S1012では、ヒータ通電をO
Nにする。
【0084】S1010では、サーミスタの温度と目標
温度とから位相制御の比率の設定を行う。これは予め決
められたLUT(対応テーブル)により、サーミスタ温
度、目標温度を10段階に分けて、LUTから0〜10
0%の制御比率として読み出す。
【0085】例えば、サーミスタ温度100度、目標温
度180度の場合は、通電比率が60%となる。通電比
率が決定したら、次回のゼロクロス割り込みから60m
s後に割り込みが入るような設定を行う。そして、次回
のゼロクロス割り込み処理ではヒータ通電をONにし、
ゼロクロス割り込みから60ms後の割り込み処理では
ヒータ通電をOFFにする。
【0086】S1015では、ジョブスタート後にアラ
ームが発生していた場合は、ホストコンピュータにメモ
リ上のアラーム履歴の内容を送信する。そして、その後
は給紙等の画像形成動作を開始する。S1009はエラ
ー処理であり、ヒータの通電の停止や各駆動の停止を行
い、この時の発生日時、エラーコード「1001」をホ
ストコンピュータに送信する。S1013では、電源が
切られるまでこの状態を保持しておく。
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明では、異常の予兆を
検出してそれをセンターに予め通報することにより、異
常が発生して緊急停止する前にサービスマン等による点
検、交換等を促すことができる。
【0088】又、国ごとの電源事情に合わせた最適なエ
ラー検知を行うことで誤検知による不要なダウンタイム
を減らすことができる。更に、異常を検出した場合であ
っても画像形成装置の性能を落として動作を継続させサ
ービスマン等による修理を待つ事により極力ダウンタイ
ムの少ない画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写装置の断面図である。
【図2】通信手段のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る制御装置のブロック
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るブロック図である。
【図5】操作パネル外観図である。
【図6】通信制御手段の通信制御フローチャートであ
る。
【図7】複写制御手段の転送制御フローチャートであ
る。
【図8】外部装置の通信制御フローチャートである。
【図9】複写装置と通信制御手段間の通信プロトコルを
示す図である。
【図10】複写装置−通信手段でのコマンド及びレスポ
ンスのフォーマットを示す図である。
【図11】複写装置−通信制御手段のコマンド例を示す
図である。
【図12】外部装置と通信制御手段間の通信プロトコル
を示す図である。
【図13】外部装置−通信手段でのコマンド及びレスポ
ンスのフォーマットを示す図である。
【図14】外部装置−通信制御手段のコマンド例を示す
図である。
【図15】定着器におけるヒータ制御手段のブロック図
である。
【図16】定着器におけるヒータ制御手段のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 画像形成装置 102 プラテンガラス 104 スキャナユニット 111 感光ドラム 112 排紙トレイ 113 現像器 200 イメージリーダ 300 プリンタ 400 折り処理部 500 フィニシャ 800 複写制御手段 900 通信制御手段 901 CPU 903 RAM
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 DE07 ED25 EE07 EE08 EJ08 EJ15 EK01 EK11 GA30 HA01 HA13 2H033 AA35 BA25 BA30 CA02 CA04 CA06 CA07 CA30 CA34 CA45 CA46 CA48 3K058 AA97 BA18 CA07 CA12 CA22 CA24 CB22 CB34 CB35 CD01 GA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧のゼロクロス周期を測定するゼ
    ロクロス周期測定手段と、故障発生時に装置を停止させ
    るエラー制御手段と、警告情報をアラーム履歴として記
    憶するアラーム制御手段と、ゼロクロス周期測定手段に
    より測定したゼロクロス周期と所定の基準時間との差が
    所定値A以上だった場合にエラー制御手段による装置の
    緊急停止を行うゼロクロスエラー検出手段とを備えた画
    像形成装置において、 ゼロクロス周期測定手段により測定したゼロクロス周期
    と所定の基準時間との差が所定値Aよりも少なく且つ所
    定値B以上だった場合にアラーム制御手段によりアラー
    ム履歴として記憶することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定のメモリ領域に記憶されたデータで
    ある国情報を読み出す国情報識別手段と、国情報識別手
    段によって読み出された国情報に応じて前記所定値A或
    は前記所定値Bを切り替える手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 温度を検知する温度検知手段と、温度検
    知手段により検知した温度が制御目標温度に達していれ
    ばヒータへの通電を切り、目標温度に達していなければ
    ヒータへの通電を行う第1のヒータ制御手段と、AC電
    圧のゼロクロス周期を測定するゼロクロス周期測定手段
    と、ゼロクロスを検知したタイミングを基準にしたタイ
    ミングでヒータ通電の開始又は停止を行う第2のヒータ
    制御手段と、警告情報をアラーム履歴として記憶するア
    ラーム制御手段と、ゼロクロス周期測定手段により測定
    したゼロクロス周期と所定の基準時間との差が所定値A
    以上だった場合にアラームと判定してアラーム制御手段
    によりアラーム履歴として記憶する手段とを備えた画像
    形成装置において、 アラームと判定した場合、前記第2のヒータ制御手段2
    から前記第1のヒータ制御手段へ切り替える手段を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 外部との間のデータの授受を行う通信手
    段と、アラーム制御手段に記憶されたアラーム履歴を通
    信手段を介して外部に出力する制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜3記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101213699B1 (ko) * 2006-09-14 2012-12-18 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 이의 구동 방법
JP2021056274A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置

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