JP3554006B2 - 管理システムおよびホストコンピュータおよび異常通知方法 - Google Patents
管理システムおよびホストコンピュータおよび異常通知方法 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、画像形成機能を有する複数の装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、集中管理装置と公衆回線を介して接続されたホストコンピュータとからなる管理システムおよびホストコンピュータおよび異常通知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、少なくとも一台以上の複写機と一つの公衆回線で管理拠点側のホストコンピュータを接続する集中管理装置などを使って管理する複写機管理システムが知られている。例えばある複写機が定着器の温度調整を行ってもある一定温度に達しない場合、複写機は異常と判断し、複写動作を止めるとともにエラーコード(Eコード)を発生して、操作パネル等に表示する。
【0003】
そして、そのEコードを、複写機のIDとともに公衆回線を通じて自動的に管理拠点側のホストコンピュータへ送信する。
【0004】
これにより、管理拠点側では、どこの複写機がどのようなEコードを発生したかを即座に知ることができ、ユーザ側へ素早くサービスマンを派遣することができる。
【0005】
また、エラー発生時にユーザが管理拠点に電話をかけ、エラーの内容を説明するといった手間も省ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Eコードは複写装置が自動的に異常を自己検知したときにだけ、複写装置からホストコンピュータへ発呼するので、ホストコンピュータ側は自分から一定時間間隔でホストコンピュータに発呼しない限り、Eコードが発生していないのか、公衆回線の異常が起こったのかの区別がつかず、そのような異常が起きても、ホストコンピュータは警告していなかった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいてホストコンピュータと画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおいて、前記ホストコンピュータからの集中管理装置への要求に対しての集中管理装置からの応答があるか否かを判定した際に、集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知するとともに、集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かを判定した際に、前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記画像形成装置、或は、画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知することにより、ホストコンピュータが、集中管理装置を介して、画像形成装置を指定して通信を行うようなシステムにおいて何らかの通信障害が発生した場合に、少なくとも通信要求先の画像形成装置側(画像形成装置、或は、画像形成装置と集中管理装置との間の回線)に直接的に通信障害の原因があるのか、或は、画像形成装置とホストコンピュータとを仲介する集中管理装置側(集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線)に通信障害の原因があるのかを、切り分けて特定することができると共に、切り分けられた障害の内容を効率よく他の所定の装置に通知することができ、システム全体として効率よく障害の除去を促す通知をすることができる管理システムおよび異常通知方法を提供することである。
第2の目的は、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおけるホストコンピュータにおいて、ホストコンピュータからの集中管理装置への要求に対しての集中管理装置からの応答があるか否かを判定した際に、集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知するとともに、集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた画像形成装置からの応答があるか否かを判定によって画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、集中管理装置によって認識される画像形成装置、或は、画像形成装置と集中管理装置との間の回線の異常を示す警告情報の通知を受信することにより、ホストコンピュータが、集中管理装置を介して、画像形成装置を指定して通信を行うようなシステムにおいて何らかの通信障害が発生した場合に、少なくとも通信要求先の画像形成装置側(画像形成装置、或は、画像形成装置と集中管理装置との間の回線)に直接的に通信障害の原因があるのか、或は、画像形成装置とホストコンピュータとを仲介する集中管理装置側(集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線)に通信障害の原因があるのかを、切り分けて特定することができると共に、切り分けられた障害の内容を効率よく他の所定の装置に通知することができ、システム全体として効率よく障害の除去を促す通知をすることができるコンピュータおよび異常通知方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおいて、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する第1の判定手段と、前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知手段と、前記第2の判定手段により前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知する通知手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第2の発明は、前記通知手段は、前記画像形成装置とは別の画像形成装置或いはコンピュータに前記警告情報を送信し、前記報知手段は、前記第1の判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な画像形成装置或いはコンピュータに報知することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第3の発明は、前記報知手段は、前記ホストコンピュータに備えられた表示部に前記警告情報の表示を行い、
前記通知手段は、前記集中管理装置から前記ホストコンピュータへ前記警告情報を通知することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第4の発明は、前記報知手段は、前記第1の判定手段により一定時間内に前記集中管理装置から応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常が認識された場合に、該認識されたことを示す情報を所定の装置に報知し、前記通知手段は、前記第2の判定手段により一定時間内に前記画像形成装置からの応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第5の発明は、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおけるホストコンピュータであって、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知手段と、前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かの判定によって前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置によって認識される前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を示す警告情報の通知を受信する受信手段とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第6の発明は、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおける異常通知方法において、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する第1の判定ステップと、前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かを判定する第2の判定ステップと、前記第1の判定ステップにより前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知ステップと、前記第2の判定ステップにより前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知する通知ステップとを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第7の発明は、前記通知ステップは、前記画像形成装置とは別の画像形成装置或いはコンピュータに前記警告情報を送信し、前記報知ステップは、前記第1の判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な画像形成装置或いはコンピュータに報知することを特徴とする。
本発明に係る第8の発明は、前記報知ステップは、前記ホストコンピュータに備えられた表示部に前記警告情報の表示を行い、前記通知ステップは、前記集中管理装置から前記ホストコンピュータへ前記警告情報を通知することを特徴とする。
本発明に係る第9の発明は、前記報知ステップは、前記第1の判定ステップにより一定時間内に前記集中管理装置から応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常が認識された場合に、該認識されたことを示す情報を所定の装置に報知し、前記通知ステップは、前記第2の判定ステップにより一定時間内に前記画像形成装置からの応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知することを特徴とする。
本発明に係る第10の発明は、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおけるホストコンピュータにおける異常通知方法であって、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知ステップと、前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かの判定によって前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置によって認識される前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を示す警告情報の通知を受信する受信ステップとを有することを特徴とする。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明する。
【0023】
図1は本発明の一実施例を示す複写機管理システムの構成を説明するブロック図である。
【0024】
図において、100は複写機本体(複写機)、190は複写機本体100を制御するCPU(中央演算処理装置)、191はバスライン、192は複写機の状態などを記憶するRAMである。
【0025】
900は管理装置であり、複写機の情報、例えば部門別のコピー枚数を管理する。管理装置900は複写機100との間でCPU同士のシリアル通信ライン903で情報のやりとりを行う。101は複写装置であり、複写機本体100と管理装置900で構成される。
【0026】
800はホストコンピュータであり、ディスプレイ803および警告ブザー802をもつ。管理装置900または集中管理装置500の異常時、あるいは集中管理装置500から、異常のある複写装置101のIDと警告情報を受けとったとき、警告ブザー802を鳴らすとともに、ディスプレイ803に対応する警告内容を表示する。
【0027】
また、管理装置900は複写機100のジャム情報、異常情報などを、集中管理装置500および公衆回線801を通じてホストコンピュータ800に転送する。
【0028】
なお、一つの公衆回線に一台の複写機が接続される場合、集中管理装置500はなくてもよく、その場合、管理装置900はモデム内蔵型となり、ホストコンピュータ800と直接接続する。902は前記管理装置900を制御するCPUである。
【0029】
901はRS−422インタフェ−ス等を含む通信制御手段であり、CPU902からバスライン904を介して送られた情報をRS−422インタフェースに流すためのハードウエアである。
【0030】
500は集中管理装置であり、最大6台の管理装置900を1本の電話回線で管理する。CPU504はバスライン503でつながっている通信制御手段502を用いて、管理装置900の通信制御手段901とRS−422の通信ライン501を介して通信している。
【0031】
また、液晶表示部510および警告ブザー511をもち、それぞれをCPU504が制御する。複写装置101の異常時、あるいは集中管理装置500と、複写装置101との通信ラインの異常時に、警告ブザー511を鳴らすとともに、警告内容を液晶表示部510に表示する。ホストコンピュータ800との通信は公衆回線801を用いるため、インタフェ−スとしてモデム505を用い、これはCPU504とバスライン503で接続される。
【0032】
この様に構成された複写機管理システムにおいて、ホストコンピュータ800から管理装置900に通信してから第2の一定時間以内に前記管理装置900から応答がない状態が発生する回数に応じて、ホストコンピュータ800のCPUが管理装置900との間の回線異常有無を判定し、該判定結果をホストコンピュータ800がディスプレイ803等に報知するので、所定間隔でホストコンピュータと管理装置との通信が実行されてその応答状態から通信異常となった管理装置,回線の異常をホスト側が診断することが可能となる。
【0033】
また、ホストコンピュータ800から前記管理装置900に通信してから第2の一定時間以内に前記管理装置900から応答がない状態が発生する回数に応じて、ホストコンピュータ800のCPUが前記管理装置900または前記管理装置900との間の回線異常有無を判定し、該判定結果を報知手段が報知するとともに、ホストコンピュータ800のCPUが、異常であると判定された管理装置に隣接する、前記回線とは異なる回線に接続された所定の装置に警告情報を通信するので、所定間隔でホストコンピュータと管理装置との通信が実行されてその応答状態から通信異常となった管理装置,回線の異常をホスト側が診断して、所定の警告情報を異常であると判定された管理装置に隣接する、前記回線とは異なる回線に接続された所定の装置に通知することが可能となる。
【0034】
さらに、管理装置900から前記複写機100に通信を開始してから前記第2の一定時間以内に前記複写機から応答がない状態が発生する回数に応じて、CPU902が複写機または複写機との間の回線異常有無を判定し、該判定結果に基づく警告情報を通信制御手段901がホストコンピュータ800に通信するので、所定間隔で管理装置と複写機の通信が実行されてその応答状態がから通信異常となった複写機,回線の異常を管理装置900が診断してホストコンピュータ800に通知することが可能となる。
【0035】
また、前記集中管理装置500から前記複写機100に通信を開始してから前記第2の一定時間以内に前記複写機から応答がない状態が発生する回数に応じて、CPU504が複写機または前記複写機との間の回線異常有無を判定し、CPU504が該異常判定された前記回線とは異なる回線に接続された所定の装置に警告情報を通信するので、所定間隔で集中管理装置と複写機の通信が実行されてその応答状態から通信異常となった複写機,回線の異常を集中管理装置が診断して、所定の警告情報を異常であると判定された装置に隣接する前記回線とは異なる回線に接続された所定の装置に通知することが可能となる。
【0036】
また、所定の装置は、複写機100,管理装置900,コンピュータのいずれかであるので、警告情報を正常通信可能な複写機,管理装置,コンピュータのいずれかに通知することが可能となる。
【0037】
さらに、警告情報は、回線が異常である複写機のID及び異常を示すコードとするので、少ない情報で通信異常となっている装置およびその異常状態を確実に通知することができる。
【0038】
図2は、図1に示した管理装置900の制御構成を説明するブロック図である。
【0039】
910は本発明に関わる複写管理システムの制御手順を記述したプログラム等が格納されたROMである。911は部門別コピー枚数などをカウントしたカウンタや、部門別に管理者が設定した暗証番号などを格納するSRAMである。912はプログラムの作業領域等に用いるDRAMである。913はCPU902のI/Oポートや割り込み端子に接続する外部ラインであり、カードリーダ1001やプリンタ1002に接続する。
【0040】
カードリーダ1001は磁気カードリーダであり、例えば部門別に配布されたカードの部門番号を読みとるために用いる。
【0041】
また、管理者が用いる管理者カード、集計時に用いる集計カードの読み込みにも用いる。これは複写機本体の操作部に埋め込まれる。
【0042】
プリンタ1002は集計用プリンタであり、管理者が月末等に各部門のコピー枚数を集計するときに用いる。集計時にはプリンタのケーブルを、複写機本体の操作パネルにあるコネクタ1003に接続する。CPU902は複写機管理装置を制御する中央演算処理装置であり、複写機本体100のCPU190とシリアル通信ライン903を通じて接続している。
【0043】
例えば、カードリーダ1001から読み取った部門番号が有効であれば、コピー動作可能を意味するデータをCPU902に通信し、CPU902ははコピー動作を可能状態にする。また、CPU902はカードリーダ1001、プリンタ1002を、I/Oポートや割り込み端子を用いて、直接制御する。
【0044】
さらに、CPU902は複写機本体100の操作パネルをCPU190を介して制御する。これは例えば管理者がSRAM911に格納されている暗証番号等を設定する場合、複写機本体100の操作パネルを使うためである。このとき、キーの入力値の読みとりや液晶画面の表示の制御は複写機本体のCPU190が行う。
【0045】
また、複写機管理に関係するキー入力シーケンスであれば、キー入力値をCPU902に送信する、あるいはCPU902から液晶画面の表示用データを受信したなら、それを液晶画面に表示する。
【0046】
図3は、図1に示した複写機本体100の構成を説明する断面図である。
【0047】
本体100において、101は原稿を載置するプラテンガラス、103は原稿を照明する照明ランプ(露光ランプ)、105、107、109はそれぞれ原稿の光路を変更する走査用ミラー(走査ミラー)、111は合焦および変倍機能を有するレンズ、113は光路を変更する第4の反射ミラー(走査ミラー)である。115は光学系を駆動する光学系モータ、117、119、121はそれぞれセンサである。131は感光ドラム、133は感光ドラム131を駆動するメインモータ、135は高圧ユニット、137はブランク露光ユニット、139は現像器、140は現像ローラ、141は転写帯電器、143は分離帯電器、および145はクリーニング装置である。
【0048】
151は上段カセット、153は下段カセット、171は手差し給紙口、155および157は給紙ローラ、159はレジストローラである。また、161は画像記録された記録紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、163は搬送されてきた記録紙を熱圧着で定着させる定着器、167は両面記録の際に用いるセンサである。上述の感光ドラム131の表面は光導電体と導電体を用いたシームレス感光体からなり、このドラム131は回動可能に軸支されて、後述の複写開始キーの押下に応答して作動するメインモータ133により、本図の矢印の方向に回転を開始する。
【0049】
次いで、ドラム131の所定回転制御および電位制御処理(前処理)が終了すると、プラテンガラス101上に置かれた原稿は第1走査ミラー105と一体に構成された照明ランプ103により照明され、その原稿の反射ミラー109、レンズ111、および第4の走査ミラー113を経てドラム131上に結像する。ドラム131は高圧ユニット135によりコロナ帯電される。
【0050】
その後、照明ランプ103により照射された像(原稿画像)がスリット露光され、公知のカールソン方式でドラム131上に静電画像が形成される。次に、感光ドラム131上の静電画像は現像器139の現像ローラ140により現像され、トナー像として可視化され、そのトナー像が転写帯電器141により後述のように転写紙上に転写される。
【0051】
すなわち、上段カセット151もしくは下段カセット153内の転写紙または手差し給紙口171にセットされた転写紙は給紙ローラ155もしくは157により本体装置内に送られ、レジストローラ159により正確なタイミングをもって感光ドラム131の方向に送られ、潜像先端と転写紙の先端とが一致される。
【0052】
その後、転写帯電器141とドラム131との間を転写紙が通過することにより、ドラム131上のトナー像が転写紙上に転写される。この転写終了後、転写紙はドラム131から分離帯電器143により分離され、搬送べルト161により定着器163に導かれ、加圧および過熱により定着され、その後、排出ローラ165により本体100の外に排出される。転写後のドラム131はそのまま回転を続行して、クリーニングローラおよび弾性プレードで構成されたクリーニング装置145により、その表面が清掃される。
【0053】
図4は、図3に示した複写機本体100に設けた操作パネルの構成を示す平面図である。
【0054】
なお、操作パネル600は以下に述べるようなキー群とディスプレイ群とを有する。
【0055】
602は予熱キーであり、本体100の機械を予熱状態にするときと、予熱状態を解除するときに押す。また、オートシャットオフ状態から状態から標準モードに復帰させるときにもこの予熱キー602を押す。605は複写開始キー(コピースタートキー)であり、複写を開始するときに押す。
【0056】
602は予熱キーであり、本体100の機械を予熱状態にするときと、予熱状態を解除するときに押す。また、オートシャットオフ状態から状態から標準モードに復帰させるときにもこのキー602を押す。605は複写開始キー(コピースタートキー)であり、複写を開始するときに押す。
【0057】
604はクリア・ストップキーであり、待機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストップキーの機能を有する。このクリアキーは設定した複写枚数を解除するときに押す。また、*(アスタリスク)モードを解除するときも使用する。またストップキーは連続複写を中断するときに押す。この押した時点での複写が終了した後に、複写動作が停止する。
【0058】
603はテンキーであり、複写枚数を設定するときに押す。また、*(アスタリスク)モードを設定するときにも使う。619はジョブモードメモリキーであり、使用者が頻繁に使うコードのジョブモードを登録しておくことができる。ここではM1〜M4の4通りの登録ができる。
【0059】
611および612は複写濃度キーであり、複写濃度を手動で調節するときに押す。613はAEキーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するときに、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニユアル(手動)に切り換えるときに押す。607はカセット選択キーであり、上段カセット151、下段カセット153、ペーパーデッキ201を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときにはこのキーによりAPS(自動用紙選択)が選択できる。APSが選択されたときには原稿と同じ大きさの転写紙のカセットが自動選択される。610は等倍キーであり、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。616はオート変倍キーであり、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大するときに押す。617および618はズームキーであり、64〜142%の間で任意の倍率を指定するときに押す。
【0060】
608および609は定形変倍キーであり、定形サイズの縮小・拡大を指定する時に押す。626は両面キーであり、片面原稿から両面複写、両面原稿から両面複写、また両面原稿から片面複写をとるときに押す。625は綴じ代キーであり、転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することができる。
【0061】
624は写真キーであり、写真原稿を複写するときに押す。623は多重キーであり、2つの原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)するときに押す。620は原稿枠消しキーであり、使用者が定形サイズ原稿の枠消しを使うときに押し、その際の原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。621はシート枠消しキーであり、カセットサイズの大きさに合わせて原稿の枠消しをするときに押す。
【0062】
622はページ連写キーであり、原稿の左右ページを、それぞれ別の用紙に分けて複写する時に押す。614は排紙方法(ステイブル、ソート、グループ)選択キーであり、記録後の用紙をステイプルで綴じることのできるステイプラが接続されている場合はステイプルモード、ソートモードの選択または解除ができ、仕分けトレイ(ソータ)が接続されている場合はソートモード、グループモードの選択または解除ができる。
627はIDキーで、使用者が自分の部門の暗証番号(ID)を入力するためのキーである。たとえば、部門別カードを挿入しなくても、暗証番号を入力して照合すれば、複写動作を可能とする。
【0063】
図4において、701はLCD(液晶)タイプのメッセージディスプレイ(LCDディスプレイ)であり、複写に関する情報を表示する情報を表示するもので例えば5×7ドットで1文字をなし、40文字分メッセージと、定形変倍キー608、609、等倍キー610、ズームキー617、618で設定した複写倍率を表示できる。このディスプレイ701は半透過形液晶であって、バックライトに2色用いてあり、通常はグリーンのバックライトが点灯し、異常時とか複写不能状態時にはオレンジのバックライトが点灯する。
【0064】
706は等倍表示器であり、等倍を選択したときに点灯する。703はカラー現像器表示器であり、セピア現像器をセットすると点灯する。702は複写枚数表示器であり、複写枚数または自己診断コードを表示する。705は使用カセット表示器であり、上段カセット151、下段カセット153、ペーパデッキ201のいずれかが選択されているかを表示する。
【0065】
704はAE表示器であり、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯する。709は予熱表示器であり、グリーンとオレンジの2色LEDであって、レディ時(コピー可能時)にはグリーンが点灯し、ウエイト時(コピー不可時)にはオレンジが点灯する。708は両面複写表示器であり、両面原稿から両面複写、片面原稿から両面複写のいずれかを選択したときに点灯する。
【0066】
なお、標準モードでRDF300を使用している時では、複写枚数1枚、濃度AEモード、オート用紙選択、等倍、片面原稿から片面複写の設定となる。
【0067】
RDF300を未使用時の標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニュアルモード、等倍、片面原稿から片面複写の設定となっている。RDF300の使用時と未使用時の差はRDF300に原稿がセットされているかどうかで決まる。
【0068】
また、710は電源ランプで、電源スイッチをオンすると点灯する。1004は部門別カード、複写機状態カード、送信先指定カード、管理者用カードなどの磁気カードである。
【0069】
以下、図1に示した集中管理装置500の通信制御動作について図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0070】
図5は本発明に係る複写機管理システムにおける集中管理装置による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0071】
なお、本実施例では集中管理装置に6台の複写機管理装置#1〜#6が接続されている場合を想定するものとする。
【0072】
まず、ステップ(1)で、集中管理装置500は、ホストコンピュータ(以下ホスト)800から複写機管理システムに対して通信要求があるかを監視し、あれば、ステップ(2)で、指定された複写機管理装置#1〜#6とホストをパススルーにする。
【0073】
ステップ(1)で、ホストから通信要求がなければ、ステップ(3)で、まず複写機管理装置#1に通信許可コマンドを発行する。集中管理装置がマスター、複写管理装置がスレーブとなるので、マスターの通信許可コマンドを受け取らない限り、スレーブからは通信できない。そして、ステップ(4)で、この直後に複写機管理装置#1が通信要求コマンドを発行すれば、ステップ(6)で、集中管理装置は、複写機管理装置#1と、ホストコンピュータをパススルー状態にする。発行しなければ、ステップ(5)で、通信許可コマンドの送信先を複写機管理装置#2にし、ステップ(1)に戻って同様に行う。
ステップ(7)で、集中管理装置はホストのコマンドを常時監視し、終了コマンドがパススルーとなっている複写機管理装置に送られるまで待つ。送られたら、ステップ(8)で、パススルーとなっている複写管理装置がホストに終了コマンドを送ったかを待つ。送られたら、ステップ(1)に戻り、同様に処理する。
【0074】
次に、図6に示すフローチャートを参照しながホストコンピュータ800の通信制御動作について説明する。
【0075】
図6は本発明に係る複写機管理システムにおけるホストコンピュータ800による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0076】
ステップ(1)では集中管理装置500と一定時間おきに公衆回線の接続検知をするための減算タイマ値T#1をセットする。ステップ(2)ではホストコンピュータが集中管理装置500に通信してから、集中管理装置が応答するまでの時間を測定するための減算タイマ値T#2をセットする。ステップ(3)ではホストコンピュータ800が集中管理装置500に対し、公衆回線を通じて、接続検知の意味を含むコマンドを発呼する。これに対し、集中管理装置500はセキュリティのため一旦回線を切り、もう一度ホストコンピュータ800に対し、発呼する。
【0077】
ステップ(4)ではこの応答があるかを調べ、ないなら、ステップ(5)に進み、タイマ値T#2がタイムアップしているかをみる。タイムアップしていないならステップ(4)に進み、タイムアップしているなら(12)に進み、これが3回発生したかを判定する。
【0078】
発生が3回目なら異常と判断し、ステップ(6)に進む。そうでないなら、ステップ(4)に進む。ステップ(6)では集中管理装置に発呼してから、一定時間以内に応答がないことになるので、回線が物理的に切られたなどの事態が起きたと判断し、ホストコンピュータはブザー音を鳴らすなどの警告をする。
【0079】
ステップ(7)では集中管理装置の接続検知のためのコマンド発呼の周期がきたかどうかをみる。タイマ値T#1がタイムアップしたつまり、コマンド発呼の周期がきたなら、ステップ(1)に戻る。まだならば、ステップ(8)で、受信コマンドがあるかをみる。あるならステップ(9)でそのコマンド処理を行い、ないなら、そのままステップ(10)に進む。ステップ(10)では送信コマンドがあるかをみる。あるなら(11)でコマンドを送信し、ないならそのままステップ(7)に進む。
〔第2実施例〕
第1実施例ではホストコンピュータ800と集中管理装置500の通信ラインの異常が発生した場合、ホストコンピュータ800がブザーを鳴らす等の警告処理を行った。
【0080】
本実施例では図6のステップ(6)において、警告処理として、ホストコンピュータ800が、異常が発生した通信ラインとは別のラインを使って警告処理を行う場合について説明する。
【0081】
図7は本発明に係る複写機管理システムにおけるホストコンピュータ800による第1の警告処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0082】
図7において、ステップ(1)で、異常が発生したホストコンピュータ800と集中管理装置間のラインとは別の回線があるかを調べる。
【0083】
ただし、別の回線とは、たとえば異常が発生した集中管理装置を所有する同一ビル内の集中管理装置と接続している。
【0084】
もし、他の回線がなければ、ステップ(2)でホストコンピュータ800がブザーを鳴らし警告内容をディスプレイ803に表示するなどの警告処理をする。他に回線があれば、ステップ(3)で、集中管理装置の接続を検知し、図6と同様の処理を行う。ステップ(4)で、ホストコンピュータ800と、異常が発生した回線と別の回線で他の集中管理装置に通信接続したら、ステップ(5)で、その集中管理装置に、異常が発生した集中管理装置のIDと、警告情報を転送する。
【0085】
ステップ(6)では警告情報を受けた集中管理装置が、警告ブザーを鳴らすとともに、集中管理装置に付設する表示パネルに異常が発生した集中管理装置のIDを表示し、ユーザ側の管理者に確認を促す。
【0086】
また、ホストコンピュータは異常が発生した回線とは別の回線の通信先が複写機あるいはコンピュータでも、同様に警告情報を転送する。転送された複写機、あるいはコンピュータは同様に、例えば警告ブザーを鳴らすとともに異常が発生した集中管理装置のIDを表示する。
〔第3実施例〕
第1実施例,第2実施例では集中管理装置あるいはホストコンピュータと集中管理装置間の回線が異常の場合のホストコンピュータの警告処理について説明した。
【0087】
本実施例では複写機あるいは集中管理装置500と複写機間の通信ラインが異常の場合の警告処理について図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0088】
図8は本発明に係る複写機管理システムにおける集中管理装置500による第2の警告処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(14)は各ステップを示す。
【0089】
図8において、ステップ(1)では集中管理装置が複写機と一定時間おきに通信ラインの接続検知をするための減算タイマ値T#3をセットする。ステップ(2)では集中管理装置が複写機に通信してから、複写機が応答するまでの時間を測定するための減算タイマ値T#4をセットする。ステップ(3)では集中管理装置が複写機に対し、通信ラインを通じて、接続検知の意味を含むコマンドを発呼する。
【0090】
ステップ(4)ではこの応答があるか調べ、ないなら、ステップ(5)に進み、タイマ値T#4がタイムアップしているかをみる。タイムアップしていないならステップ(14)に進み、タイムアップしているなら、ステップ(12)に進み、これが3回発生したかを判定する。発生が3回目なら異常と判断し、ステップ(6)に進む。そうでないなら、ステップ(14)に進む。
【0091】
ステップ(14)では集中管理装置につながっている他の複写機について同様にマルチタスクで処理する。他の複写機すべてについて同様に処理したら、ステップ(14)の次つまりステップ(4)から再開する。ステップ(6)では複写機に発呼してから、一定時間以内に応答がないことになるので、通信ラインが物理的に切られたなどの事態がおきたと判断し、集中管理装置は異常の起きた複写機のIDと警告情報をホストコンピュータに公衆回線を通じて転送する。ステップ(7)では集中管理装置の接続検知のためのコマンド発呼の周期がきたかどうかをみる。すなわち、タイマ値T#3がタイムアップしたつまり、コマンド発呼の周期がきたなら、ステップ(1)に戻る。まだならば、ステップ(8)で、受信コマンドがあるかをみる。あるなら、ステップ(9)でそのコマンド処理を行い、ないなら、そのままステップ(10)に進む。ステップ(10)では送信コマンドがあるかをみる。あるならステップ(11)でコマンドを送信し、ないならステップ(13)に進む。
【0092】
ステップ(13)では集中管理装置につながっている他の複写機について同様にマルチタスクで処理する。他の複写機すべてについて同様に処理したら、ステップ(13)の次つまりステップ(7)から再開する。
【0093】
なお、ステップ(6)の警告処理において、集中管理装置は警告情報をホストコンピュータに転送するかわりに、その集中管理装置に接続している、異常が起きた複写装置との通信ラインとは別の通信ラインに接続している他の複写装置、あるいはコンピュータに転送してもよい。
【0094】
上記各実施例では、ホストコンピュータから、(集中)管理装置に対して、第1の一定時間間隔で通信する前記ホストコンピュータの第1の制御手段と、それに応答して、前記(集中)管理装置から前記ホストコンピュータに対して、第2の一定時間以内に発呼する(集中)管理装置の第1の制御手段と、前記ホストコンピュータから前記(集中)管理装置に対して、第2の一定時間以内に前記複写機から応答がない場合が1回以上のある回数発生した場合、前記(集中)管理装置が異常あるいは(集中)管理装置間の公衆回線が異常であることを検知するホストコンピュータの第2の制御手段と、前記(集中)管理装置から前記複写機に対して、第3の一定時間間隔で通信する前記(集中)管理装置の第2の制御手段と、それに応答して、前記複写機から前記(集中)管理装置に第4の一定時間以内に通信する複写機の第1の制御手段と、前記(集中)管理装置から、前記複写機に通信してから、第4の一定時間以内に前記複写機から応答がない場合が1回以上の回数が発生した場合、前記複写機が異常あるいは複写機と(集中)管理装置間の回線が異常であることを検知する(集中)管理装置の第3の制御手段と、前記(集中)管理装置の第3の制御手段により、前記複写機の異常あるいは複写機の(集中)管理装置間の回線が異常であることを検知したとき、それらの警告情報をホストコンピュータに通信する(集中)管理装置の第4の制御手段と、集中管理装置の場合、集中管理装置の第1の制御手段により、前記複写機の異常あるいは複写機の集中管理装置間の回線が異常であることを検知したとき、それらの警告情報を、異常でない他の回線で装置に通信することを特徴とする集中管理装置の第5の制御手段を具備している。
【0095】
これにより、ホストコンピュータから一定時間間隔で、接続チェックのため、(集中)管理装置に対し通信し、(集中)管理装置は一定時間以内にホストコンピュータに、それに対する応答を返す。もし、ホストコンピュータが(集中)管理装置にある回数たとえば3回発呼しても、その応答が返ってこなければ、ホストコンピュータはその(集中)管理装置が異常、あるいは公衆回線が異常であると判断し、まず、ホストコンピュータ側の管理者に警告ブザーなどを使用して警告する。そして、ホストコンピュータ側の管理者は即座に複写機のある場所へサービスマンを派遣したり、その事態を電話等で複写機側の管理者に連絡する。またはホストコンピュータが、ある(集中)管理装置に対する回線が異常と判断したとき、たとえば管理者の近辺に位置する、ホストコンピュータとの回線が別である他の複写機、あるいは複写機に付設する(集中)管理装置あるいはホストコンピュータにその事態を知らせ、警告する。
【0096】
これにより、ユーザ側の管理者がその警告により、警告された複写機をチェックすることも可能である。また、(集中)管理装置は一定時間間隔で、接続チェックのため、複写機に対し通信し、複写機は一定時間以内に(集中)管理装置に、それに対する応答を返す。(集中)管理装置は複写機にある回数たとえば3回発呼してもその応答が返ってこなければ、(集中)管理装置はその複写機の回線が異常、あるいは(集中)管理装置と複写装置と複写機の回線が異常と判断し、まず、ホストコンピュータにその異常を警告する。また、集中管理装置の場合、回線が異常でない他の複写機、あるいはコンピュータにその異常を警告する。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る管理システムおよび異常通知方法によれば、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいてホストコンピュータと画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおいて、前記ホストコンピュータからの集中管理装置への要求に対しての集中管理装置からの応答があるか否かを判定した際に、集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知するとともに、集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かを判定した際に、前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記画像形成装置、或は、画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知するので、ホストコンピュータが、集中管理装置を介して、画像形成装置を指定して通信を行うようなシステムにおいて何らかの通信障害が発生した場合に、少なくとも通信要求先の画像形成装置側(画像形成装置、或は、画像形成装置と集中管理装置との間の回線)に直接的に通信障害の原因があるのか、或は、画像形成装置とホストコンピュータとを仲介する集中管理装置側(集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線)に通信障害の原因があるのかを、切り分けて特定することができると共に、切り分けられた障害の内容を効率よく他の所定の装置に通知することができ、システム全体として効率よく障害の除去を促す通知をすることができるという効果を奏する。
【0098】
本発明に係るホストコンピュータおよび異常通知方法によれば、複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおけるホストコンピュータにおいて、ホストコンピュータからの集中管理装置への要求に対しての集中管理装置からの応答があるか否かを判定した際に、集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知するとともに、集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた画像形成装置からの応答があるか否かを判定によって画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、集中管理装置によって認識される画像形成装置、或は、画像形成装置と集中管理装置との間の回線の異常を示す警告情報の通知を受信するので、ホストコンピュータが、集中管理装置を介して、画像形成装置を指定して通信を行うようなシステムにおいて何らかの通信障害が発生した場合に、少なくとも通信要求先の画像形成装置側(画像形成装置、或は、画像形成装置と集中管理装置との間の回線)に直接的に通信障害の原因があるのか、或は、画像形成装置とホストコンピュータとを仲介する集中管理装置側(集中管理装置、或は、集中管理装置とホストコンピュータとの間の回線)に通信障害の原因があるのかを、切り分けて特定することができると共に、切り分けられた障害の内容を効率よく他の所定の装置に通知することができ、システム全体として効率よく障害の除去を促す通知をすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複写機管理システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した管理装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図1に示した複写機本体の構成を説明する断面図である。
【図4】図3に示した複写機本体に設けた操作パネルの構成を示す平面図である。
【図5】本発明に係る複写機管理システムにおける集中管理装置による通信制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る複写機管理システムにおけるホストコンピュータによる通信制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る複写機管理システムにおけるホストコンピュータによる第1の警告処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る複写機管理システムにおける集中管理装置による第2の警告処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 複写機本体
101 複写装置
190 CPU
500 集中管理装置
501 通信ライン
504 CPU
502 通信制御手段
505 モデム
800 ホストコンピュータ
801 公衆回線
802 警告ブザー
Claims (10)
- 複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおいて、
前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知手段と、
前記第2の判定手段により前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知する通知手段とを有することを特徴とする管理システム。 - 前記通知手段は、前記画像形成装置とは別の画像形成装置或いはコンピュータに前記警告情報を送信し、
前記報知手段は、前記第1の判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な画像形成装置或いはコンピュータに報知することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。 - 前記報知手段は、前記ホストコンピュータに備えられた表示部に前記警告情報の表示を行い、
前記通知手段は、前記集中管理装置から前記ホストコンピュータへ前記警告情報を通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。 - 前記報知手段は、前記第1の判定手段により一定時間内に前記集中管理装置から応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常が認識された場合に、該認識されたことを示す情報を所定の装置に報知し、
前記通知手段は、前記第2の判定手段により一定時間内に前記画像形成装置からの応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。 - 複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおけるホストコンピュータであって、
前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知手段と、
前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かの判定によって前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置によって認識される前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を示す警告情報の通知を受信する受信手段とを有することを特徴とするホストコンピュータ。 - 複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおける異常通知方法において、
前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記第1の判定ステップにより前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知ステップと、
前記第2の判定ステップにより前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知する通知ステップとを有することを特徴とする異常通知方法。 - 前記通知ステップは、前記画像形成装置とは別の画像形成装置或いはコンピュータに前記警告情報を送信し、
前記報知ステップは、前記第1の判定手段により前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な画像形成装置或いはコンピュータに報知することを特徴とする請求項6に記載の異常通知方法。 - 前記報知ステップは、前記ホストコンピュータに備えられた表示部に前記警告情報の表示を行い、
前記通知ステップは、前記集中管理装置から前記ホストコンピュータへ前記警告情報を通知することを特徴とする請求項6又は7に記載の異常通知方法。 - 前記報知ステップは、前記第1の判定ステップにより一定時間内に前記集中管理装置から応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常が認識された場合に、該認識されたことを示す情報を所定の装置に報知し、
前記通知ステップは、前記第2の判定ステップにより一定時間内に前記画像形成装置からの応答がないことが所定回数確認されたことに応じて前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と集中管理装置との間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を所定の装置に通知することを特徴とする請求項6に記載の異常通知方法。 - 複数の画像形成装置と所定の通信回線を介して双方向に通信可能な集中管理装置と、前記集中管理装置と回線を介して双方向に通信可能なホストコンピュータとからなり、更に、前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置を介しての所定の画像形成装置を指定した通信の要求を受信し、該受信による監視に基づいて前記ホストコンピュータと前記画像形成装置とを互いに通信可能にさせる手段とを備える管理システムにおけるホストコンピュータにおける異常通知方法であって、
前記ホストコンピュータからの前記集中管理装置への要求に対しての前記集中管理装置からの応答があるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記集中管理装置から応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置、或は、前記集中管理装置と前記ホストコンピュータとの間の回線の異常を認識し、該認識されたことを示す警告情報を、前記ホストコンピュータと前記集中管理装置とを接続する回線とは別の回線を介して通信可能な所定の装置に報知する報知ステップと、
前記集中管理装置から画像形成装置への通信の要求に応じた前記画像形成装置からの応答があるか否かの判定によって前記画像形成装置からの応答がないことが確認されたことに応じて、前記集中管理装置によって認識される前記画像形成装置、或は、前記画像形成装置と前記集中管理装置との間の回線の異常を示す警告情報の通知を受信する受信ステップとを有することを特徴とする異常通知方法。
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