JP2006221061A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録材の種類や状態に左右されることなく、安定した出力画像を得ることができる温度制御が可能な定着装置、また上記定着装置を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 従来定着モード毎に固定されていた温調制御を、本発明では記録材の種類や状態に応じて可変とした。具体的には定電力制御とPID制御の切替えタイミングや、定電力値、PID制御の出力特性等の温調制御条件を加熱部材の温度変化により適宜切替えることで安定した画像を得ることを可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
より詳しくは、少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部(加熱手段)と、少なくとも1つ以上の温度検出手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体と、を有し、前記温度検知手段の温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検出手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御することで前記第一の回転体の温度制御を行い、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させて加熱する定着装置、および該定着装置を備えた、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
近年、プリンタや複写機等の画像形成装置におけるカラー化が進んできている。電子写真方式のカラーの画像形成装置として、各色毎に応じて感光ドラムを1列に複数配置し、各感光ドラム上に形成された各色のトナー像を転写媒体に順次重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆるインライン型の画像形成装置が提案されている。
このようなカラー画像形成装置に使用される定着装置としては、定着部材に弾性層を有する熱ローラ定着が良く知られている。弾性層を有する熱ローラ方式の定着方式においては、熱ローラ自体の熱容量が大きくなってしまい、定着ローラをトナー画像定着に適した温度までに昇温させるまでに必要な時間(ウォームアップタイム)が長いという問題があった。また、定着装置のコストも高価なものとなっていた。
ウォームアップタイムの短い定着装置として、白黒プリンタによく使用されるベルト定着方式の定着装置が良く知られている。このようなベルト定着装置の一例の概略構成模型図を図13に示す。
201は本例のベルト定着装置の全体符号である。202は定着ベルトユニットであり、横断面略半円弧状樋型のヒータホルダ207、このヒータホルダ207の下面にヒータホルダ長手(図面に垂直方向)に沿って固定して配設した定着ヒータ204、この定着ヒータ付きのヒータホルダ207にルーズに外嵌させた、エンドレスベルト状(円筒状)の薄層の定着ベルト203などからなるアセンブリである。
205は弾性加圧ローラであり、その芯金の両端部を定着装置の側板間に回転自由に軸受させて配設してある。
定着ベルトユニット202は弾性加圧ローラ205の上側に、定着ヒータ204側を下向きにして加圧ローラ205に並行に配列し、ヒータホルダ209の両端部側を不図示の付勢手段で所定の押圧力で押し下げ状態にしてある。これにより、定着ヒータ204の下面を定着ベルト203を挟んで弾性加圧ローラ205の上面に加圧ローラの弾性に抗して圧接させて所定幅の定着ニップ部206を形成させている。
弾性加圧ローラ205は不図示の駆動機構により矢印の反時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。この弾性加圧ローラ205の回転駆動により、定着ニップ部206において弾性加圧ローラ205と定着ベルト203の外面との摩擦力でベルト4に回転力が作用し、定着ベルト203はその内周面が定着ニップ部206において定着ヒータ204の下面に密着して摺動しながら矢印の時計方向に弾性加圧ローラ205の周速度にほぼ対応した周速度をもってヒータホルダ207の外回りを従動回転状態になる。
定着ベルト203は、例えば、厚さ50μm程度の耐熱性樹脂のエンドレスベルトを用い、その表面に厚さ10μmの離形層(フッ素コーティング樹脂など)を形成したものである。また、定着ベルト203の熱容量を小さくするため、定着ベルト203には弾性層を用いていない。
定着ヒータ204は、セラミック基板上に抵抗発熱体を形成したものである。定着ヒータ204には温度検知手段209が当接され、定着ヒータ204の温度が検知され、不図示の制御手段により定着ヒータ204の温度が所望の温度になるように定着ヒータ204に対する供給電力が制御されて温調制御される。
弾性加圧ローラ205が回転駆動され、定着ベルト203が従動回転し、定着ヒータ204が所定温度に立ち上がって温調制御された状態において、未定着トナー像tを担持した記録材Pが定着ニップ部206の定着ベルト203と弾性加圧ローラ205との間に導入される。その記録材Pは未定着トナー像担持面が定着ベルト203の外面に密着して定着ベルト203と一緒に定着ニップ部206を挟持搬送されていく。その挟持搬送過程において、記録材Pに対して定着ヒータ204の熱が定着ベルト203を介して付与され、また定着ニップ部206の加圧力を受け、未定着トナー像tが記録材P上に永久固着画像として熱と圧力で定着される。記録材Pは定着ニップ部206を通過して定着ベルト203の面から曲率分離して排出される。
このような構成の定着装置201では、定着ベルト203の熱容量が非常に小さくなっているので、定着ヒータ204に電力を投入した後、短時間で定着ニップ部206をトナー画像の定着可能温度まで昇温させることが可能である。
しかし、このような弾性層を設けていない定着ベルト203を使用しているベルト定着装置201をカラー画像形成装置の定着装置として使用すると、定着部材である定着ベルト203に弾性層が無いために、記録材Pの表面の凹凸やトナー層の有無による凹凸、そしてトナー層自体の凹凸などに定着ベルト203の表面が追従できず、定着後のトナー像に光沢ムラができてしまう。
記録材PがOHPシートの場合には定着後画像を投影した場合、定着後の画像表面が微視的に見て均一でないことに起因する光の散乱が発生し、結果として透過性の低下を招いてしまう。また、弾性層を有しない定着ベルト203と、記録材Pや未定着トナー像tの凹凸部分に満遍なくよく熱が伝わるようにシリコンオイル等を定着ベルト203に塗布すると、コストが高くなることや定着後画像および記録材Pがオイルでべとつくという問題があった。
そこで、弾性層を有する定着ベルトをベルト定着装置に使用することで、低コストなカラーオンデマンド定着装置を構成する定着装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−15303号公報
図12は定着部材として弾性層を有する定着ベルト203を用いたベルト定着装置の概略構成模型図である。図13の装置と共通する構成部材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略する。
この定着装置を用いる場合には、定着ベルト203の弾性層に用いられるシリコーンゴム層の熱伝導率が小さいことより定着ベルト203の温度応答性は悪く、定着ヒータ204の温度に対するスリーブ温度の追従は大きな遅れを伴ってしまう。さらに、定着ヒータ204の温度と定着ベルト203の温度差は定常状態においても数十℃と大変大きく、またその温度差は空回転時と、通紙時において大きく異なる。このため定着ベルト203の温度制御は非常に困難であった。
このため、図13の装置のように定着ヒータ部ではなく、図12の装置のように定着ベルト203の内面や表面に温度検知手段209を配置させて、定着ベルト203自身の温度を検出し、PID制御などのフィードバック制御により定着ヒータ204の温度を制御することにより定着ベルト203の温調を行う方法がある。
このような構成を用いることによって定着ベルト203の温度をより精度良く制御することが可能である。
この定着装置においては、立ち上げ温度制御シーケンスは、以下の二段階aとbから構成される。
a.「立ち上げ制御」
b.「プリント制御」
aの「立ち上げ制御」は、定着装置温度を速やかに立ち上げ、オンデマンド性を確保する為に投入される電力であり、定着ヒータ204には1000Wが投入される。加圧ローラ205の回転に伴い、定着ベルト203は従動回転しながら定着ヒータ204により加熱される。
定着ベルト203の温度を検出する温度検知手段209の検知温度が所定温度(目標温度−20℃:例えば、目標温度が190℃であれば、190℃−20℃=170℃)に達したときに、bの「プリント制御」に移行し、以後は定電力制御とPID制御を適宜用いて定着ベルト203の温度が目標温度に近づくように定着ヒータ204への投入電力は制御される。
bの「プリント制御」に関しては、定電力制御とPID制御の切替えタイミングや、定電力値、PID制御の出力特性等の温調制御条件は、定着モード毎に固定されたものを用いていたため、プリント(定着)される紙の種類に対して必ずしも最適な条件とはならない場合があった。このため、場合によっては定着不良やグロス(光沢)低下等の画像不良を引き起こす恐れがあった。
従って本発明の目的は、紙の種類や状態、環境に左右されず上記問題の発生を防止し、安定した出力画像を得ることができる定着装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明は下記の構成を特徴とする定着装置および画像形成装置である。
[1]少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部と、少なくとも1つ以上の温度検知手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体を有し、前記温度検知手段のうち少なくとも1つが温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検知手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御する第一の温度制御と、前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力を固定する第二の温度制御のいずれかを選択しておこない、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させつつ加熱する定着装置において、前記第二の温度制御で記録材先端部分の加熱をおこない、その後前記第一の温度制御に変更して記録材の先端以外部分の加熱をおこなうものであり、n枚目記録材加熱時における前記第一の回転体の温度変動が規定範囲から外れた場合は、n+1枚目記録材加熱時における前記第一の温度制御特性をn枚目と異なるものとすることを特徴とする定着装置。
[2]前記温度制御特性がフィードバック制御に用いる出力テーブルであることを特徴とする前記[1]に記載の定着装置。
[3]少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部と、少なくとも1つ以上の温度検知手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体を有し、前記温度検知手段のうち少なくとも1つが温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検知手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御する第一の温度制御と、前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力を固定する第二の温度制御のいずれかを選択しておこない、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させつつ加熱する定着装置において、前記第二の温度制御で記録材先端部分の加熱をおこない、その後前記第一の温度制御に変更して記録材の先端以外部分の加熱をおこなうものであり、n枚目記録材加熱時における前記第一の回転体の温度変動量に応じて、n+1枚目記録材先端加熱時の前記第二の温度制御に用いる電力レベルをn枚目加熱時と異なるレベルとすることを特徴とする定着装置。
[4]少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部と、少なくとも1つ以上の温度検知手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体を有し、前記温度検知手段のうち少なくとも1つが温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検知手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御する第一の温度制御と、前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力を固定する第二の温度制御のいずれかを選択しておこない、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させつつ加熱する定着装置において、前記第二の温度制御で記録材先端部分の加熱をおこない、その後前記第一の温度制御に変更して記録材の先端以外部分の加熱をおこなう定着モードと、n枚目記録材加熱時における前記第一の回転体の温度低下が変動量より大きい場合、n+1枚目記録材加熱時に前記第一の温度制御を禁止し、記録材の全範囲を前記第二の温度制御を用いて加熱する定着モードを有することを特徴とする定着装置。
[5]前記第一の回転体として、ベルト状部材に弾性層を設けてなる、定着ベルトを用いたことを特徴とする、前記[1]ないし[4]の何れかに記載の定着装置。
[6]前記定着ベルト基材が耐熱性樹脂よりなる事を特徴とする、前記[5]に記載の定着装置。
[7]前記定着ベルト基材が金属よりなることを特徴とする、前記[5]に記載の定着装置。
[8]前記定着ベルトの最表層に離型性層を設けることを特徴とする、前記[5]ないし[7]の何れかに記載の定着装置。
[9]前記加熱体として線状発熱体を用いることを特徴とする、前記[1]ないし[8]の何れかに記載の定着装置。
[10]前記加熱体としてセラミック基板上に抵抗発熱体を形成してなるセラミックヒータを用いることを特徴とする、前記[9]に記載の定着装置。
[11]前記加熱体を保持する加熱体保持部材に樹脂材料を用いたことを特徴とする、前記[1]ないし[10]の何れかに記載の定着装置。
[12]前記加熱体保持部材が液晶ポリマーよりなることを特徴とする、前記[11]に記載の定着装置。
[13]前記[1]ないし[12]の何れかに記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
[14]前記画像形成装置は、複数色のトナー像を重ねることにより、カラー画像を形成する、カラー画像形成装置であることを特徴とする、前記[13]に記載の画像形成装置。
本発明によれば、定着装置において定着モード毎に固定された温調制御では安定した画像が得られないような場合でも、定着ベルト温度を監視しつつ適宜温調制御を最適化することで、想定外の紙を使用する場合や、種類の異なる紙を連続してプリントする場合でも安定した高画質な出力を得ることが可能な定着装置および画像形成装置を提供することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施例に限定する趣旨のものではない。
(1)画像形成装置例
図1は、本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。本例の画像形成装置は電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。
この画像形成装置は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これらの4つの画像形成部は一定の間隔をおいて一列に配置されている。
各画像形成部1Y、1M、1C、1Bkには、それぞれ感光ドラム2a、2b、2c、2dが設置されている。各感光ドラム2a、2b、2c、2dの周囲には、帯電ローラ3a、3b、3c、3d、現像装置4a、4b、4c、4d、転写ローラ5a、5b、5c、5d、ドラムクリーニング装置6a、6b、6c、6dがそれぞれ設置されており、帯電ローラ3a、3b、3c、3dと現像装置4a、4b、4c、4d間の上方には露光装置7a、7b、7c、7dがそれぞれ設置されている。各現像装置4a、4b、4c、4dには、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーが収納されている。
画像形成部1Y、1M、1C、1Bkの各感光ドラム2a、2b、2c、2dの各1次転写部Nに、転写媒体としての無端ベルト状の中間転写体40が当接している。中間転写ベルト40は、駆動ローラ41、支持ローラ42、2次転写対向ローラ43間に張架されており、駆動ローラ41の駆動によって矢印方向(時計方向)に回転(移動)される。
1次転写用の各転写ローラ5a、5b、5c、5dは、各1次転写ニップ部Nにて中間転写ベルト40を介して各感光ドラム2a、2b、2c、2dに当接している。2次転写対向ローラ43は、中間転写ベルト40を介して2次転写ローラ44と当接して、2次転写部Mを形成している。2次転写ローラ44は、中間転写ベルト40に接離自在に設置されている。
中間転写ベルト40の外側の駆動ローラ41近傍には、中間転写ベルト40の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置45が設置されている。また、2次転写部Mの記録材Pの搬送方向下流側には定着装置12が設置されている。また、この画像形成装置内には環境センサ50とメディアセンサ51が設置されている。
画像形成動作開始信号(プリント開始信号)が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される画像形成部1Y、1M、1C、1Bkの各感光ドラム2a、2b、2c、2dは、それぞれ帯電ローラ3a、3b、3c、3dによって一様に本実施の形態では負極性に帯電される。
そして、露光装置7a、7b、7c、7dは、入力されるカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光を帯電された各感光ドラム2a、2b、2c、2d上にそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
そして、まず静電潜像が形成された感光ドラム2a上に、感光ドラム2aの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによりイエローのトナーを感光体表面の帯電電位に応じて静電吸着させることで静電潜像を顕像化し、現像像とする。このイエローのトナー像は、1次転写部Nにて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ローラ5aにより、回転している中間転写ベルト40上に1次転写される。イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト40は画像形成部1M側に回転される。
そして、画像形成部1Mにおいても、前記同様にして感光ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト40上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、1次転写部Nにて転写される。
以下、同様にして中間転写ベルト40上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部1C、1Bkの感光ドラム2c、2dで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各1次転写部Nにて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト40上に形成する。
そして、中間転写ベルト40上のフルカラーのトナー像先端が2次転写部Mに移動されるタイミングに合わせて、レジストローラ46により記録材(転写材)Pを2次転写部Mに搬送して、この記録材Pに、2次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転写ローラ44によりフルカラーのトナー像が一括して2次転写される。フルカラーのトナー像が形成された記録材Pは定着装置12に搬送されて、定着ベルト20と加圧ローラ22間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像を加熱、加圧して記録材P表面に溶融定着した後に外部に排出され、画像形成装置の出力画像となる。そして、一連の画像形成動作を終了する。
尚、画像形成装置内には環境センサ50を有しており、帯電、現像、1次転写、2次転写のバイアスや定着条件は画像形成装置内の雰囲気環境(温度、湿度)に応じて変更可能な構成となっており、記録材Pに形成されるトナー像濃度の調整のためや、最適な転写、定着条件を達成するために用いられる。
上記した1次転写時において、感光ドラム2a、2b、2c、2d上に残留している1次転写残トナーは、ドラムクリーニング装置6a、6b、6c、6dによって除去されて回収される。また、2次転写後に中間転写ベルト40上に残った2次転写残トナーは、ベルトクリーニング装置45によって除去されて回収される。
(2)定着装置12
図2は定着装置12の概略構成模型図である。本例の定着装置12は、定着ベルト加熱方式、加圧用回転体駆動方式(テンションレスタイプ)の加熱装置である。
1)装置12の全体的構成
20は第一の回転体(第一の定着部材)としての定着ベルトであり、ベルト状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスベルト状、スリーブ状)の部材である。この定着ベルト20は後記3)項で詳述する。
22は第二の回転体(第二の定着部材)としての加圧ローラである。17は加熱体保持部材としての、横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を有するヒータホルダ、16は加熱体(熱源)としての定着ヒータであり、ヒータホルダ17の下面に該ホルダの長手に沿って配設してある。定着ベルト20はこのヒータホルダ17にルーズに外嵌させてある。定着ヒータ16は本実施例では後記2)項で詳述するようなセラミックヒータである。
ヒータホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成し、定着ヒータ16を保持し、定着ベルト20をガイドする役割を果たす。本実施例においては、液晶ポリマーとして、デュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用した。ゼナイト7755の最大使用可能温度は、約270℃である。
加圧ローラ22は、ステンレス製の芯金に、射出成形により、厚み約3mmのシリコーンゴム層を形成し、その上に厚み約40μmのPFA樹脂チューブを被覆してなる。この加圧ローラ22は芯金の両端部を装置フレーム24の不図示の奥側と手前側の側板間に回転自由に軸受保持させて配設してある。この加圧ローラ22の上側に、前記のヒータ16・ヒータホルダ17・定着ベルト20等から成る定着ベルトユニットをヒータ16側を下向きにして加圧ローラ22に並行に配置し、ヒータホルダ17の両端部を不図示の加圧機構により片側98N(10kgf)、総圧196N(20kgf)の力で加圧ローラ22の軸線方向に附勢することで、定着ヒータ16の下向き面を定着ベルト20を介して加圧ローラ22の弾性層に該弾性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接させ、加熱定着に必要な所定幅の定着ニップ部27を形成させてある。加圧機構は、圧解除機構を有し、ジャム処理時等に、加圧を解除し、記録材Pの除去が容易な構成となっている。
18と19は第一と第二の温度検知手段としてのメインとサブの2つのサーミスタである。第一の温度検知手段としてのメインサーミスタ18は加熱体である定着ヒータ16に非接触に配置され、本実施例ではヒータホルダ17の上方において定着ベルト20の内面に弾性的に接触させてあり、定着ベルト20の内面の温度を検知する。第二の温度検知手段としてのサブサーミスタ19はメインサーミスタ18よりも熱源である定着ヒータ16に近い場所に配置され、本実施例では定着ヒータ16の裏面に接触させてあり、定着ヒータ裏面の温度を検知する。
メインサーミスタ18は、ヒータホルダ17に固定支持させたステンレス製のアーム25の先端にサーミスタ素子が取り付けられ、アーム25が弾性揺動することにより、定着ベルト20の内面の動きが不安定になった状態においても、サーミスタ素子が定着ベルト20の内面に常に接する状態に保たれる。
図3に、本実施例の定着装置における、定着ヒータ16、メインサーミスタ18、サブサーミスタ19の位置関係をあらわす斜視模型図を示す。メインサーミスタ18は定着ベルト20の長手中央付近に、サブサーミスタ19は定着ヒータ16の長手端部付近に配設され、それぞれ定着ベルト20の内面、定着ヒータ16の裏面に接触するよう配置されている。
メインサーミスタ18、及びサブサーミスタ19は、制御回路部(CPU)21に接続され、制御回路部21は、メインサーミスタ18、サブサーミスタ19の出力をもとに、定着ヒータ16の温調制御内容を決定し、電力供給部(加熱手段)としてのヒータ駆動回路部28(図4)によって定着ヒータ16への通電を制御する。
23と26は装置フレーム24に組付けた入り口ガイドと定着排紙ローラである。入り口ガイド23は、二次転写ニップを抜けた記録材Pが、定着ニップ部27に正確にガイドされるよう、転写材を導く役割を果たす。本実施例の入り口ガイド23は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂により形成されている。
加圧ローラ22は駆動手段(不図示)により矢印の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ22の回転駆動による該加圧ローラ22の外面と定着ベルト20との、定着ニップ部27における圧接摩擦力により円筒状の定着ベルト20に回転力が作用して該定着ベルト20はその内面側が定着ヒータ16の下向き面に密着して摺動しながらヒータホルダ17の外回りを矢印の時計方向に従動回転状態になる。定着ベルト20内面にはグリスが塗布され、ヒータホルダ17と定着ベルト20内面との摺動性を確保している。
加圧ローラ22が回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト20が従動回転状態になり、また定着ヒータ16に通電がなされ、該定着ヒータ16が昇温して所定の温度に立ち上げ温調された状態において、定着ニップ部27の定着ベルト20と加圧ローラ22との間に未定着トナー像tを担持した記録材Pが入り口ガイド23に沿って案内されて導入され、定着ニップ部27において記録材Pのトナー像担持面側が定着ベルト20の外面に密着して定着ベルト20と一緒に定着ニップ部27を挟持搬送されていく。この挟持搬送過程において、定着ヒータ16の熱が定着ベルト20を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着トナー像が記録材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。定着ニップ部27を通過した記録材Pは定着ベルト20から曲率分離され、定着排紙ローラ26で排出される。
2)定着ヒータ16
熱源としての定着ヒータ16は、本実施例では、アルミナの基板上に、銀・パラジウム合金を含んだ導電ペーストをスクリーン印刷法によって均一な厚さの膜状に塗布することで抵抗発熱体を形成した上に耐圧ガラスによるガラスコートを施した、セラミックヒータを使用している。
図4はそのようなセラミックヒータの一例の構造模型図であり、(a)は一部切欠き表面模型図、(b)は裏面模型図、(c)は拡大横断面模型図である。
この定着ヒータ16は、
(イ)通紙方向と直交する方向を長手とする横長のアルミナ基板a、
(ロ)上記のアルミナ基板aの表面側に長手に沿ってスクリーン印刷により線状あるいは帯状に塗工した、電流が流れることにより発熱する銀パラジウム(Ag/Pd)合金を含んだ導電ペーストの、厚み10μm程度、幅1〜5mm程度の抵抗発熱体層b、
(ハ)上記の抵抗発熱体層bに対する給電パターンとして、同じくアルミナ基板aの表面側に銀ペーストのスクリーン印刷等によりパターン形成した、第1と第2の電極部c・d及び延長電路部e・f、
(ニ)抵抗発熱体層bと延長電路部e・fの保護と絶縁性を確保するためにそれ等の上に形成した、定着ベルト20との摺擦に耐えることが可能な、厚み10μm程度の薄肉のガラスコートg、
(ホ)アルミナ基板aの裏面側に設けたサブサーミスタ19
等からなる。
上記の定着ヒータ16は表面側を下向きに露呈させてヒータホルダ17に固定して支持させてある。上記定着ヒータ16の第1と第2の電極部c・d側には給電用コネクタ30が装着される。ヒータ駆動回路部28から上記の給電用コネクタ30を介して第1と第2の電極部c・dに給電されることで抵抗発熱体層bが発熱して定着ヒータ16が迅速に昇温する。ヒータ駆動回路部28は制御回路部(CPU)21により制御される。
通常使用においては、加圧ローラ22の回転開始とともに、定着ベルト20の従動回転が開始し、定着ヒータ16の温度の上昇とともに、定着ベルト20内面温度も上昇していく。定着ヒータ16への通電は、PID制御によりコントロールされ、定着ベルト20の内面温度、すなわち、メインサーミスタ18の検知温度が190℃になるように、入力電力が制御される。
3)定着ベルト20
本実施の形態において、定着ベルト20はベルト状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスベルト状)の部材であり、具体的には、材質にSUSを用い、厚み30μmの円筒状に形成したエンドレスベルト(ベルト基材)上に、厚み約300μmのシリコーンゴム層(弾性層)を、リングコート法により形成した上に、厚み30μmのPFA樹脂チューブ(最表面層)を被覆してなる。
(イ)定着ベルトの基層
定着ベルト20の基層にはポリイミドなどを用いることも出来るが、ポリイミドよりもSUSのほうが、熱伝導率がおよそ10倍と大きく、より高いオンデマンド性を得ることができることから、本実施の形態においては、定着ベルト20の基層にはSUSを用いた。
(ロ)定着ベルトの弾性層
定着ベルト20の弾性層には熱伝導率の高いゴム層(熱伝導率0.8[W/m/K]程度)を用いている。これはより高いオンデマンド性を得る為である。本実施の形態で用いた材質は比熱が約1.2[J/K/g]である。
(ハ)定着ベルトの離型層
定着ベルト20の表面には、フッ素樹脂層を設けることで、表面の離型性を向上し、定着ベルト20表面にトナーが一旦付着し、再度記録材Pに移動することで発生するオフセット現象を防止することができる。また、定着ベルト20表面のフッ素樹脂層を、PFAチューブとすることで、より簡便に、均一なフッ素樹脂層を形成することが可能となる。
図9を用いて本実施の形態における定着装置の制御シーケンスについて説明する。本実施の形態においては、次のように温度制御を行っている。
「立ち上げ制御」
定着ヒータ16は電力1000Wが投入される。加圧ローラ22の回転に伴い、定着ベルト20は従動回転しながら定着ヒータ16により加熱される。本実施の形態においては「立ち上げ電力(1000W)」をメインサーミスタ18の検知温度が立ち上げ目標温度190℃に到達するまで投入する。
その後、定着ヒータ16への投入電力をプリント電力に変更し、引き続き定電力制御を継続する。これは、立ち上げ時のオーバーシュートから1枚目被加熱材の温度低下と大きく定着ベルト温度が変動するため、立ち上げ目標温度到達後すぐにPID制御(フィードバック制御)に移行すると定着ベルト温度を収束させることができず、発散させてしまうのを避けるためである。
「プリント制御」
本実施例の定着装置ではプリント時の温調を以下の方法でおこなう。
(イ)紙先端:通紙による定着ベルト温度を見込んで定電力制御をおこなう
(ロ)紙中:定着ベルト温度低下量に応じてPID制御をおこなう
(ハ)紙間:PID制御をおこなうが、紙中よりも基準電力を下げる
紙先端での定電力値は定着モード毎に初期値が設定されており、連続プリントにおける定着装置自身の蓄熱を考慮して、規定頁で段階的に電力値を減少させることで過剰な電力投入を回避している。
本例の定着装置ではPID制御による波数制御で温調をおこなう。
PID制御について以下に説明する。
定着ヒータへの投入電力を決める出力波数は以下により決定される。制御周期は125msec.(60Hz)であり、1周期あたり最大15波を出力し、その時の最大投入電力は1000Wである。
出力波数(W)=P制御出力波数(Pout)+I制御出力波数(Iout
+D制御出力波数(Dout
=P制御出力波数(Pout)+オフセット波数(OSout
上記関係から判るように、出力波数は主にP制御出力波数に左右され、残りの制御出力であるI制御波数とD制御波数は出力波数におけるオフセット分として働く。
ここで、現在のメインサーミスタ18の検知温度をTp、定着ベルト20のプリント中の目標温度(定着温度)をTfとして、上記PIDの各制御出力について述べる。
P制御出力波数(Pout
定着温度Tfに検知温度Tpを近づける方向に、検知温度Tpの定着温度Tfからの“ずれ(ΔT=定着温度Tf−検知温度Tp)に比例した波数を制御周期125msec.毎に出力する。
実施例3では、上記ΔT>10℃で+5波、ΔT=0℃で+0波、ΔT<−9℃でー5波、その中間値ではΔTに応じた波数をオフセット波数(OSout)に加算する。
I制御出力波数(Iout
それまでの制御履歴を反映した値を出力しP制御を補うものである。制御周期125msec.毎にΔT=定着温度Tf−検知温度Tpを算出し、その累積加算値ΣΔTの絶対値が20℃を超えたらオフセット波数(OSout)を変更する。
D制御出力波数(Dout
急激な定着ベルト温度変動に対して、P制御を補うものである。電源電圧変動等により定着ベルト温度が急激に変動した場合(1制御周期での定着ベルト温度変化量が大きい場合)、その変化量に応じてオフセット制御波数(OSout)を増減する。
本実施例では連続プリント中に被加熱材種類が変更された場合について考える。
一般的な画像形成装置では、紙種により定着装置の定着モードを選択して、それぞれの紙種に対して最適な定着速度、定着温度を設定する。上記定着モードの選択はユーザーがホストコンピュータよりおこなうか、または画像形成装置の操作パネルよりおこなう。
メディアの種類に応じた定着モードを用いることで、想定されるメディアに対して最適な温調制御がおこなわれ、良好な画像を得ることができる。しかし、選択された定着モードに適さないメディアが実際に定着される場合、定着不良やオフセット等の画像不良、それらに起因するジャムが発生する恐れがある。
メディア検知(判別)をおこなわない画像形成装置において、ユーザーが定着モードの選択を誤って指定してしまうと、これらの問題を回避するのは困難である。また、定着モード切替えは1プリントジョブ毎に選択されるものであり、例えば複数頁をプリントするジョブ中に紙種が変更された場合は、変更された紙種に対して不適な定着モードで定着動作が続けられる。そこで本実施例では、上記のようにジョブ中に突然紙種が変更された場合でも画像不良を発生させないため、以下に記す手段をとる。
本実施例では、温度低下が規定値以上となった場合は、定着温度への復帰を早めるためPID制御のP制御テーブルを変更する。本例の画像形成装置では、60g/m〜105g/mの普通紙は、同一の定着モードで定着をおこなう。上記のように坪量の異なる紙が混在して連続で定着される場合(1プリントジョブ中で被加熱材の紙坪量が異なる場合)、定着ベルト20から奪われる熱量が頁毎に異なり、温度制御が困難になる。
定着ベルト温度を一定に保とうとしても、大きく振れる検知温度入力に対して、固定した出力制御を用いると、定着ベルト温度安定化には不利である。従って、検知温度と定着温度の差分ΔTに対するP制御出力波数を切替える。急激で大きなΔTに対しては、ΔT量に対するP出力波数出力の割合を増やす。PID制御では大きく振れる検知温度入力に対して、P制御のみでは不足する出力波数の増減を、I制御出力及びD制御出力の増減値を加算することで補足するものである。
しかしI制御及びD制御は入力に対する出力の応答性がP制御と比較して劣る。
I制御は目標温度からのずれを積分して出力を決定するため、出力波数を決定するのに複数制御周期分の時間が必要となる。また、D制御は検知温度の単位時間あたり変化量が閾値を超えなければ出力が与えられない。従って、定着ベルト温度が下降しているだけではD制御による出力はおこなわれないことになる。
以上の理由から本実施例ではP制御テーブルを変更することにより、定着ベルト温度の安定化を図る。連続通紙途中で紙の種類が変更され、定着ベルト温度が不安定になった場合はP制御テーブルを最適化し、変更された紙種に対してできるだけ最適な温調制御をおこなう。
本実施例では1頁毎の定着ベルト温度最小値(頁内最低温度)を検知する。この頁内最低温度の推移を監視することで、紙種類の変化や、定着装置の蓄熱状態に左右されること無く状況に応じたPID制御を選択して実行する。
次の二つの例について考えてみる。
(a)途中で重い紙が通紙された場合
図5に本発明における定着装置に普通紙を普通紙定着モードで連続通紙したときの定着ベルト温度推移を示す。図5では1−3頁までは坪量60g/mの紙、4頁以降に坪量105g/mの紙が通紙されている。
図中には本実施例における温調制御(頁内最低温度を参照してP制御テーブルを変更する)と、比較例として、P制御テーブルをデフォルト固定でおこなった場合の定着ベルト温度推移が示されている。比較例の温度推移は実線で示され、頁内最低温度が破線Aに沿って低下している。本実施例の温度推移は5頁以降破線で示され、頁内最低温度が破線Bに沿って復帰している。
各頁の頁内最低温度はTL1、TL2....、TL7で示され、本実施例では時間tcでP制御テーブルが変更されている。4頁目で紙種が変更されることにより、TL4はTL1〜TL3と比較して大きく温度が低下しており、本実施例におけるP制御テーブル切替え温度であるTCLよりも低温となる。比較例では5頁、6頁目と定着ベルト温度の低下は収まらず、6頁目で定着不良が発生する。
一方、実施例ではP制御出力を増加させることで、定着ベルト温度を目標温度Tf付近に収束させる力が強くなり、5頁目の頁内最低温度TL5’は比較例のTL5よりも高温に維持できる。
その後頁を重ねるに従い、頁内最低温度は上昇し1頁〜3頁での頁内最低温度と同等程度に復帰する。実施例の温度推移では、定着ベルト温度が定着不良領域まで低下することがないので1ジョブ内で紙種変更がおこなわれても良好な定着画像が保証される。ここで本実施例でのP制御テーブルの設定を表1に記す。
Figure 2006221061
定着開始時は通常設定を用い、上述したようにベルト温度の低下が規定値TC1よりも大きくなった場合は、通常設定より出力波数の多い設定1に切替えることで目標温度Tf近傍への復帰を早める。
これにより画像不良を防止し、グロス変動も7程度にすることができた。頁内最低温度がTC1以上となったら通常設定に切替えて(復帰して)定着動作を継続する。
(b)途中で軽い紙が通紙された場合
図6に本発明における定着装置に普通紙を普通紙定着モードで連続通紙したときの定着ベルト温度推移を示す。図6では1−3頁までは坪量90g/mの紙、4頁以降に坪量60g/mの紙が通紙されている。図中には本実施例における温調制御(頁内最高温度を参照してP制御テーブルを変更する)と、比較例として、P制御テーブルをデフォルト固定でおこなった場合の定着ベルト温度推移が示されている。比較例の温度推移は実線で示され、頁内最高温度が破線A’に沿って上昇している。
本実施例の温度推移は5頁以降破線で示され、頁内最高温度が破線B’に沿って目標温度に近づいている。各頁の頁内最高温度はTH1、TH2....、TH7で示され、本実施例では時間tcでP制御テーブルが表1の設定2へ変更される。
4頁目で紙種が変更されることにより、TH4はTH1〜TH3と比較して温度上昇が大きく、本実施例におけるP制御テーブル切替え温度であるTCHよりも高温となる。比較例では5頁、6頁目と定着ベルト温度は徐々に上昇を続け、6頁目で定着オフセット(ホットオフセット)が発生する。
一方、実施例ではP制御出力を減少させることで、定着ベルト温度を目標温度Tf付近に収束させる力が強くなり、5頁目の頁内最低温度TH5’は比較例のTH5よりも低温となる。P制御出力を減少させることにより過剰な電力投入がおこなわれないため、定着ベルト温度は目標温度Tf近傍に収束する。実施例の定着ベルト温度は定着オフセット領域に達することなく推移するので、1ジョブ内で紙種変更がおこなわれても良好な定着画像が保証される。
以上のようにすることで、画像不良を防止し、グロス変動も7程度にすることができた。
以上述べたように本実施例では、1ジョブ内で紙種が変更されて温調の突発的な乱れが生じても、P制御テーブルを変更することで、画像不良やエラーを発生させることなくプリントを継続させることが可能となった。また本例では紙種が変更された場合について述べたが、環境条件により紙の温度や吸湿具合が変化してしまった場合に対しても同様の効果を得ることができる。
実施例1では波数制御でP制御出力特性を変更する場合を例にとり説明したが、位相制御を用いる場合や、P制御出力特性変更をI制御出力およびD制御出力特性の変更と合わせておこなっても良い。
実施例2の画像形成装置及び定着装置の構成は実施例1と同様であり、構成について再度の説明は省略する。
一般的な画像形成装置では紙の坪量(厚さ)、紙表面の平滑性、材質等の条件に応じて、最適な定着速度、定着温度(定着モード)が複数用意されている。上記定着モードの選択はユーザーがホストコンピュータよりおこなうか、または画像形成装置の操作パネルよりおこなう。
しかしながら使用する紙に対して最適とおもわれる定着モードでプリントしても定着性が悪かったり、十分なグロスが得られない場合がある。定着モードは代表的な紙を想定して設定されているため、全ての紙に対して完全に対応できるわけではないからである。上記の場合のように、想定外の特殊な紙をプリントする場合について考える。
実施例2では坪量105g/mで非常に平滑性の良い普通紙を使用する。坪量105g/mは実施例2の普通紙モードに対応する上限の重さであるが、平滑性が非常に良いために定着ベルト表面との接触面積増加により多くの熱を定着ベルト20から奪うことになる。実施例2の普通紙モードはこのように平滑性の良い紙を考慮して設計されていないため、連続プリントをおこなうとベルト温度が低下しつづけ安定した出力画像を得ることが困難となる。
また、熱供給が間に合うように厚紙定着モード等の低速モードでプリントをおこなうと、熱供給が過剰となりホットオフセットが発生する。従って連続プリントで安定した画像を得ることが不可能となってしまう。そこで本実施例では、上記のように特殊な紙を使用する場合でも安定した定着をおこなうため、以下に記す手段をとる。
本例の普通紙モードではプリント中の温調は、紙先端の一定時間は定電力入力、紙中、紙間ではPID制御を用いる。通常は上記方法で温調制御をおこなっているが、定着ベルト20の温度低下量が規定量より大きくなった場合、紙先端時に投入する定電力値を変更することで定着ベルト温度の安定化を図る。ここで図を用いて説明する。
図7に本実施例における定着ヒータへの電力投入の様子を示している。本例の定着装置では紙先端が定着ニップに突入する200msec.前に定電力投入を開始し、紙突入200msec.後にPID制御に移行する。このようにすることで紙突入による定着ベルト温度の急激な落ち込みを緩和することができる。紙先端で投入される定電力値は、各定着モード毎にデフォルト値が設定されている。このデフォルト値は、各定着モードがターゲットとする代表的な紙に対して最適となるような電力値が選ばれている。
図8に本実施例の定着装置に坪量105g/mの平滑紙を連続通紙した時の定着ベルト温度推移を示す。本実施例では普通紙定着モードでのデフォルト定電力値は200Wである。坪量105g/mの平滑紙を連続通紙した場合、枚数を重ねるごとに定着ベルト温度が低下し、10枚目でベルト温度が最低となる。
10枚目でも完全な定着不良が発生することはないものの、10枚目では1枚目よりも画像グロス(光沢)が低下し、トナー像の紙への固着度も低下する。図8では本実施例の温度推移を破線で、比較例として紙先端電力がデフォルト200Wに固定した場合の温度推移を実線で示している。本実施例では規定最下点温度TCLを設定し、連続プリント中に定着ベルト温度がTCLを下回ったら、紙先端定電力値を増加させる。
図8では4枚目にベルト温度が規定最下点温度TCLを下回るため、5枚目の紙先端定電力値をデフォルト+100Wの300Wに変更する。比較例では4枚目以降もベルト温度は低下し続けるが、本実施例でのベルト温度は紙先端電力を増加することにより、目標温度に向かって回復し始める。従って連続プリント時における定着ベルト温度の最低温度は比較例より高温に維持され、従来問題であった頁間のグロス、トナー固着性のバラツキを減少させることができる。
このように実施例2では通紙による定着ベルト温度低下量を参照し、必要に応じて紙突入時に投入する定電力値を変更することにより、頁間での画質バラツキの少ない安定した定着画像を得ることが可能となった。
紙先端電力を適宜変更することにより、PID制御移行時における定着ベルト温度と目標温度のずれを減少でき、実施例1よりも温度リップルを小さくなるため、実施例1よりもより画像安定性を向上させることができる。
画像グロスのバラツキは、坪量105g/mの平滑紙を10枚連続プリントしたときに10程度であったが、実施例2では5程度に抑えることができ、トナー像固着性も向上させることができた。
なお、上記実施例では普通紙定着モードについて説明したが、その他の定着モード(厚紙モード、グロス紙モード等)でも、それぞれに応じた定電力変更値を用意することで上記と同様の効果を得ることができる。
実施例2の画像形成装置及び定着装置の構成は実施例1及び実施例2と同様であり、構成について再度の説明は省略する。
本実施例では実施例1と同様にn頁までは坪量60g/mの紙、n+1頁以降に坪量105g/mの紙が通紙された場合について考える。
一般的な画像形成装置では、紙種により定着装置の定着モードを選択して、それぞれの紙種に対して最適な定着速度、定着温度を設定する。上記定着モードの選択はユーザーがホストコンピュータよりおこなうか、または画像形成装置の操作パネルよりおこなう。
定着モード切替えは1プリントジョブ毎に選択されるものであり、例えば複数頁をプリントするジョブ中に紙種が変更された場合は、変更された紙種に対して不適な定着モードで定着動作が続けられる。このような場合、定着不良やオフセットといった画像不良が発生する。そこで本実施例では、上記のようにジョブ中に突然紙種が変更された場合でも画像不良を発生させないため、以下に記す手段をとる。
本例の定着装置では通常プリント中の温調は、紙先端の一定時間は定電力入力、紙中、紙間ではPID制御を用いる。通常は上記方法で温調制御をおこなっているが、突然紙種が変更された等の原因で定着ベルト20の温度低下量が規定量より大きくなった場合、まず実施例1の手法を用いP制御テーブルを変更する。
P制御テーブルを変更しても規定時間内に規定最下点温度TCL以上に定着ベルト温度が復帰しない場合、実施例2の手法を用い紙先端定電力値を変更する。上記の変更をおこなってもなお規定時間内に規定最下点温度TCL以上に定着ベルト温度が復帰しない場合、紙中、紙間でのPID制御を禁止して、一定時間定電力入力で温調をおこない定着ベルト温度の安定化を図る。
図10は本実施例における定着ヒータへの電力投入の様子を示している。本例の定着装置の定着動作開始時には、紙先端が定着ニップに突入する250msec.前に定電力投入を開始し、紙突入250msec.後にPID制御に移行する温調制御をおこなう(STEP−0)。このようにすることで紙突入による定着ベルト温度の急激な落ち込みを緩和することができる。
紙先端で投入される定電力値は、各定着モード毎にデフォルト値が設定されている。このデフォルト値は、各定着モードがターゲットとする代表的な紙に対して最適となるような電力値が選ばれている。
以下図10に沿って実施例3のプリント中電力制御について説明する。
デフォルトのSTEP−0制御を実行中に規定最下点温度TCLよりも定着ベルト温度が低下したことを検知すると、実施例1と同じ方法でP制御テーブルを変更する(STEP−1)。
制御をSTEP−1に変更しても規定最下点温度TCL以上に定着ベルト温度が復帰しない場合、実施例2と同じ方法で紙先端定電力値をP1からP2に増加させる(STEP−2)。
STEP−2で制御してもなお規定最下点温度TCL以上に定着ベルト温度が復帰しない場合、紙中でのPID制御を禁止して全域を電力P2固定の定電力制御に切替える(STEP−3)。
STEP−3制御を実行することにより定着ベルト温度が規定最下点温度TCL以上に復帰したら、上記と逆の手順(STEP−3→STEP−2→STEP−1→STEP−0=デフォルト制御)で電力制御を徐々にデフォルトに復帰させる。復帰途中で規定最下点温度TCL以上に定着ベルト温度が低下した場合、復帰を中断して次のステップへ進む。
図11に上述した実施例3における温調制御推移フローチャートを示した。上記の動作をプリント終了まで繰り返すことで定着不良が発生することを防止する。
このように定着ベルト温度を監視しつつ、必要な電力を迅速に投入可能な温調方法に切替えていくことで、時間の経過と共に定着ベルト温度が安定し、画像不良を防止しつつ、実施例1、実施零位2より安定で均一な出力画像を得ることができる。これにより画像不良を防止し、グロス変動も3程度にすることができた。
実施例3では投入電力不足による定着ベルト温度低下により定着不良が発生する場合について述べたが、逆に投入電力過剰でホットオフセットが発生する場合についても同様の手法を用いることで同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態におけるカラー画像形成装置の概略構成図 本発明の第一または二の実施の形態における定着装置の断面模式図 本発明の第一ないし三の実施の形態における定着ヒータ・メインサーミスタ・サブサーミスタの位置関係を示す斜視模型図 加熱体としてのセラミックヒータの構成模式図 実施例1の定着ベルト温度推移を示した図(その1) 実施例1の定着ベルト温度推移を示した図(その2) 実施例2における定着ヒータへの電力投入の様子を示した図 実施例2の定着ベルト温度推移を示した図 本発明の第一の実施の形態における定着装置の立ち上げ電力制御図 実施例3における定着ヒータへの電力投入の様子を示した図 実施例3における温調制御変更アルゴリズムを示したフローチャート図 従来のベルト定着方式において定着ベルト内面当接型のサーミスタを用いた定着装置の断面模式図 従来のベルト定着方式の定着装置の断面模式図
符号の説明
1M、1C、1Y、1Bk 画像形成部
2a、2b、2c、2d 感光ドラム
3a、3b、3c、3d 帯電ローラ
4a、4b、4c、4d 現像装置
5a、5b、5c、5d 転写ローラ
6a、6b、6c、6d ドラムクリーニング装置
12 定着装置
16 セラミックヒータ(加熱体)
18 メインサーミスタ(第一の温度検知手段)
19 サブサーミスタ(第二の温度検知手段)
20 定着ベルト(第一の回転体)
21 制御回路部(CPU)
22 加圧ローラ(第二の回転体)
28 ヒータ駆動回路部(電力供給部、電源)
40 中間転写ベルト
44 2次転写ローラ
45 ベルトクリーニング装置
46 レジストローラ
50 環境センサ
P 記録材
N (1次)転写部
M (2次)転写部
t トナー

Claims (14)

  1. 少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部と、少なくとも1つ以上の温度検知手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体を有し、前記温度検知手段のうち少なくとも1つが温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検知手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御する第一の温度制御と、前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力を固定する第二の温度制御のいずれかを選択しておこない、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させつつ加熱する定着装置において、
    前記第二の温度制御で記録材先端部分の加熱をおこない、その後前記第一の温度制御に変更して記録材の先端以外部分の加熱をおこなうものであり、
    n枚目記録材加熱時における前記第一の回転体の温度変動が規定範囲から外れた場合は、n+1枚目記録材加熱時における前記第一の温度制御特性をn枚目と異なるものとすることを特徴とする定着装置。
  2. 前記温度制御特性がフィードバック制御に用いる温度制御テーブルであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部と、少なくとも1つ以上の温度検知手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体を有し、前記温度検知手段のうち少なくとも1つが温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検知手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御する第一の温度制御と、前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力を固定する第二の温度制御のいずれかを選択しておこない、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させつつ加熱する定着装置において、
    前記第二の温度制御で記録材先端部分の加熱をおこない、その後前記第一の温度制御に変更して記録材の先端以外部分の加熱をおこなうものであり、
    n枚目記録材加熱時における前記第一の回転体の温度変動量に応じて、n+1枚目記録材先端加熱時の前記第二の温度制御に用いる電力レベルをn枚目加熱時と異なるレベルとすることを特徴とする定着装置。
  4. 少なくとも、加熱体と、前記加熱体に電力を供給する電力供給部と、少なくとも1つ以上の温度検知手段と、記録材と共に移動する第一の回転体と、前記記録材と圧接部を形成し、かつ、前記記録材を搬送する第二の回転体を有し、前記温度検知手段のうち少なくとも1つが温度検知を行う場所は加熱体と異なる場所であり、前記温度検知手段によって検知された温度を基に前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力をフィードバック制御する第一の温度制御と、前記電力供給部から前記加熱体に供給する電力を固定する第二の温度制御のいずれかを選択しておこない、前記圧接部で画像を担持した記録材を挟持搬送させつつ加熱する定着装置において、
    前記第二の温度制御で記録材先端部分の加熱をおこない、その後前記第一の温度制御に変更して記録材の先端以外部分の加熱をおこなう定着モードと、
    n枚目記録材加熱時における前記第一の回転体の温度変動が規定量より大きい場合、n+1枚目記録材加熱時に前記第一の温度制御を禁止し、記録材の全範囲を前記第二の温度制御を用いて加熱する定着モードを有することを特徴とする定着装置。
  5. 前記第一の回転体として、ベルト状部材に弾性層を設けてなる、定着ベルトを用いたことを特徴とする、請求項1ないし4の何れかに記載の定着装置。
  6. 前記定着ベルト基材が耐熱性樹脂よりなる事を特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記定着ベルト基材が金属よりなることを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  8. 前記定着ベルトの最表層に離型性層を設けることを特徴とする、請求項5ないし7の何れかに記載の定着装置。
  9. 前記加熱体として線状発熱体を用いることを特徴とする、請求項1ないし8の何れかに記載の定着装置。
  10. 前記加熱体としてセラミック基板上に抵抗発熱体を形成してなるセラミックヒータを用いることを特徴とする、請求項9に記載の定着装置。
  11. 前記加熱体を保持する加熱体保持部材に樹脂材料を用いたことを特徴とする、請求項1ないし10の何れかに記載の定着装置。
  12. 前記加熱体保持部材が液晶ポリマーよりなることを特徴とする、請求項11に記載の定着装置。
  13. 請求項1ないし12の何れかに記載の定着装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置は、複数色のトナー像を重ねることにより、カラー画像を形成する、カラー画像形成装置であることを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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