JP2011191569A - 印刷装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材温度を考慮して適切な定着温度に制御可能な定着装置を用いて印刷できる印刷装置及び同装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】定着部材420と、該定着部材に押圧される加圧部材440と、定着部材及び加圧部材のうち少なくとも定着部材420を加熱するヒーターHとを有し、定着部材と加圧部材とで形成される定着ニップNに記録材Pを通して搬送しつつ該記録材上のトナー像を記録材Pに融着させる定着装置400を有する電子写真方式の印刷装置において、記録材供給部200に収納されている記録材Pの温度を記録材供給部に装着された温度センサー41で検出し、検出された温度を用いて定着温度を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機、プロッタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられ、定着部材に加圧部材を圧接して両部材間にニップを形成し、そのニップに記録材を通過させて記録材にトナー像を定着するようにして印刷を行なう印刷装置及び画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の印刷装置では、まず、原稿画像相当の静電潜像を感光体上に形成し、この静電潜像より形成した可視トナー像を記録材上に転写し、その転写トナー像を記録材に定着手段により定着し、永久トナー画像を得ている。
この印刷装置で用いる定着装置は、記録材表面の未定着トナー像を加圧加熱処理することで永久トナー画像とする機能を有し、その際に、従来は図11に示すような定着温度制御を行っている。
ここでの定着温度制御は、紙種(コート紙、非コート紙)や紙厚をパラメーターにして行なっている。実際には、オペレーターが紙種、紙厚を設定する事で、これらのデータ相当の予め設定された定着温度が選択され、修正変更される。更に、通常は、前記した紙種、紙厚以外に環境温度(機内温度、機外温度)を装置内に配置のセンサーにより取得して、基準の定着温度(仮)に補正をかけ、目標値である定着制御温度(決定値)により、印刷装置の設置環境(実際の温度)に対応している。具体的には、夏環境で暑い比較的高温環境時においては、高温側の補正(許容温度幅に修正する温度低下補正)をかけて定着温度を下げ、冬環境の寒い比較的低温環境では、低温側の補正(許容温度幅に修正する温度上昇補正)をかける事で定着温度を上げることとなる。このように、定着温度を許容温度幅内に保持して駆動する定着装置を用いて永久トナー画像を記録材に形成するよう印刷装置が駆動している。
ここで良好な定着を行える許容温度幅は、定着温度が低く、トナーが定着ローラやベルトへ付着するまたは十分に記録材に定着されないというコールドオフセットと、定着温度が高すぎ、トナー同士の吸着力が弱まり、再びトナーが定着ローラやベルトへ付着するというホットオフセットとの間の定着良好域として予め設定されることとなる。
なお、特許文献1(特開2004−184621号公報)には、発熱体2A、2Bにより加熱される被加熱体3と、その被加熱体3により、被加熱体3に定着フィルム4と加圧ローラ5とを当接させ、その間に記録材を定着させるためのニップNを形成し、被加熱体3に設けた温度センサの情報により同被加熱体3に設けた発熱体2A、2Bを駆動して記録材を適正温度で加熱定着させる定着装置を備えた画像形成装置が開示される。
ところで、上述の図11に示ような定着装置を備えた印刷装置を常温〜夏環境の比較的暖かい場所に設置して、記録材を空調の効いた保管庫においた場合に、記録材を保管庫から持ってきて印刷装置へ装填して、すぐに印刷を開始したとする。このような場合、印刷装置側の環境温度は高温側の補正(温度低下補正)がかかり定着温度が下がるが、記録材は十分に冷えているため、記録材が環境温度になじむまでの間、定着熱量が十分でなくコールドオフセットが生じ、トナー剥がれ等の定着不良を引き起こす可能性がある。
このように印刷装置が搭載する定着装置が記録材に未定着トナー画像を保持して定着処理を行うに当たり、上述の図11に示ように、装置内温度に基づき定着を行う場合や、特許文献1に開示されるような定着フィルム4の温度に基づき定着を行う場合には、記録材上のトナー像が実際に溶融される温度に達しているか確実性に乏しい。このため、装置側の環境温度と異なる温度のトナー像を保持する記録材が定着装置に達した場合に、良好な定着を行える許容温度幅にトナー像を保持する記録材が入っていないと、コールドオフセットが生じ、トナー剥がれ等の定着不良を引き起こす可能性がある。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、記録材温度を考慮して適切な定着温度に制御可能な定着装置を用いて印刷できる印刷装置を提供することを目的とする。
更に、記録材温度に応じたニップ幅を制御して定着温度を保持して適性定着温度で定着し印刷することを目的とする。
更に、複数記録材供給部の記録材温度を考慮してニップ幅及び定着温度で定着し印刷することを目的とする。
更に、環境温度と定着温度を考慮して定着し印刷することを目的とする。
更に、ピックされる記録材の記録材温度を考慮して適性定着温度で定着し印刷することを目的とする。
更に、記録材を傷つけないようにして記録材温度を取得し、適性定着温度で定着し印刷を行なうことを目的とする。
更に、応答性よく記録材温度を安定化し、適性定着温度で定着し印刷を行なうことを目的とする。
更に、無駄な加熱処理を抑制することを目的とする。
更に、請求項1〜8のいずれかの印刷装置を搭載する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を達成するため以下の構成とした。
第1の発明は、定着部材と、該定着部材に押圧される加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材のうち少なくとも前記定着部材を加熱するヒーターとを有し、前記定着部材と前記加圧部材とで形成される定着ニップに記録材を通して搬送しつつ該記録材上のトナー像を前記記録材に定着させる定着装置を有する電子写真方式の印刷装置において、記録材供給部に収納されている記録材の温度を前記記録材供給部に装着された温度センサーで検出し、前記検出された温度を用いて定着温度を制御する事を特徴とする。
第2の発明は、請求項1記載の印刷装置において、前記記録材供給部に収納されている記録材の温度を前記記録材供給部に装着された温度センサーで検出し、前記検出された温度を用いて前記定着ニップのニップ幅を制御する事を特徴とする。
第3の発明は、請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、前述した記録材供給部を複数持ち、前記記録材供給部毎に記録材温度を検出するセンサーが装着され、印刷を行なうために給紙される前記記録材供給部で測定された記録材温度を用いて定着温度及びニップ幅を制御する事を特徴とする。
第4の発明は、請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、前述した印刷装置の環境温度と前述した各記録材供給部の記録材温度を定着温度及びニップ幅制御に使用する事を特徴とする。
第5の発明は、請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、前述した各記録材供給部の記録材温度は、次にピックされる記録材の温度を検出する事を特徴とする。
第6の発明は、請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、前述した各記録材供給部の記録材温度を検出する温度センサーは非接触式センサーを用いる事を特徴とする。
第7の発明は、請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、前述した各記録材供給部に熱源を持ち、環境温度と前記記録材供給部の記録材の温度差が大きい場合は、前記記録材供給部に設置された熱源によって記録材を温める事を特徴とする。
第8の発明は、請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、前述した印刷装置において、両面印刷時は第一面印刷時のみ記録材温度をフィードバックして定着温度及びニップ幅制御に使用することを特徴とする。
第9の発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の印刷装置を備えている画像形成装置である、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録材温度を考慮して、適切な定着温度に制御可能な画像形成装置を提供することが可能となる。しかも環境温度と記録材温度の温度差が大きい場合でも、適切な定着温度に制御する事ができ、定着性の安定化を図る事ができ、特に、記録材供給部で記録材温度を取得することにより定着温度にフィードバックを行ない、定着温度を制御することで安定した定着性を確保することができる。(請求項1)。
また、本発明によれば、記録材供給部が複数有る場合、それぞれの記録材供給部の記録材温度を取得することにより定着温度及びニップ幅制御にフィードバックを行ない、複数ある記録材供給部毎に定着温度及びニップ幅を制御することで安定した定着性を確保することができる。(請求項3)
また、本発明によれば、記録材供給部で記録材温度を取得することにより定着温度及びニップ幅制御にフィードバックするだけでなく、環境温度を取得することにより定着温度及びニップ幅制御にフィードバックを行い、安定した定着性を確保することができる。(請求項4)
また、本発明によれば、次にピックされる記録材の温度を定着温度及びニップ幅制御にフィードバックすることで、安定した定着性を確保することができる。(請求項5)
また、本発明によれば、記録材供給部の記録材温度を取得するセンサーを非接触式にすることで記録材への傷をつけることなく温度取得することで、安定した定着性を確保することができる。(請求項6)
また、本発明によれば、記録材供給部に熱源を持つことで、環境温度より記録材温度が低い場合、熱源によって記録材を温めることにより応答性がよく安定した定着性を確保することができる。(請求項7)
また、本発明によれば、両面印刷時、第一面印刷時のみ記録材温度を定着温度及びニップ幅制御にフィードバックを行なうことで無駄な加熱処理を抑制できる。(請求項8)
また、本発明の画像形成装置によれば、環境温度と記録材温度の温度差が大きい場合でも、適切な定着温度に制御する事ができ、定着性の安定化を図る事ができるという請求項1〜8のいずれかに記載の印刷装置の効果を同様に得られる。
本発明に係る印刷装置が搭載する定着装置に関する機能ブロック図である。 図1の画像形成装置の全体構成図である。 図1の印刷装置の記録材供給部の記録材の表裏面の必要熱量説明線図である。 図1の印刷装置で用いる温度センサの別の実施例の要部説明図である。 図1の印刷装置に備えられた定着装置の拡大説明図である。 図5の定着装置に付設された昇降装置の拡大斜視図である。 図5の定着装置の制御に用いるリフトカムの制御特性線図である。 図5の定着装置の温度制御における経時的な特性を説明するブロック図である。 図5の定着装置の両面印刷の場合の経時的な温度制御特性を説明するブロック図である。 図1の印刷装置に代え本発明が適用される複写機の概略図である。 従来の印刷装置が搭載する定着装置に関する機能ブロック図である。
本発明の「第1実施形態」に係る印刷装置であるカラープリンタM1を説明する。
図1は本発明に係るカラープリンタM1の概略構成をブロック図で示しており、このカラープリンタM1と、カラープリンタM1の上部に取り付けられた表示装置付きの操作パネル1−Aとの各制御手段710、720は、お互いの通信ポートを介して通信回線で接続され、相互に信号の授受を行っている。更に、不図示の自動原稿搬送装置(ADF)を有した画像読取装置としての原稿読取装置(スキャナ)の不図示の制御手段ともお互いの通信ポートを介して通信回線で接続され相互に信号の授受を行っている。
このように、カラープリンタM1の制御手段710は図示しないパーソナルコンピュータやファクシミリやその他の画像形成装置のスキャナユニットから送信された画像データを受信し、その画像データに応じて各色の階調データを読み取り、これに対応して画像形成を行うプリンタの作像部(画像形成部)としての機能や、その他の印刷機能部の制御を行う。
図2に示すように、カラープリンタM1はその装置本体99に、各色の階調データに対応して画像形成を行う作像部(画像形成部)100、記録材である記録材Pを供給する記録材供給部200、記録材供給部200より延びて記録材Pを搬送する記録材搬送部300、搬送路Rの途中に設けられた定着装置400、搬送路Rの下流端に設けられた排紙部500、表示装置付きの操作パネル1−Aとを備えている。
このカラープリンタM1の作像部(画像形成部)100は、制御手段710で受信したカラー画像情報を、イエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの各色に色分解し、これに応じて各色の版のデータが形成され、各色の画像形成ユニットの露光装置(光学ユニット)11、12に送られている。
ここで、カラープリンタM1の作像部(画像形成部)100は、4色分の画像形成ユニット10Y(イエロー)、10M(マゼンダ)、10C(シアン)、10K(黒)を所定位置に着脱自在にずれなく支持する。
なお、4色分の画像形成ユニット10Y〜10Kの上側には制御手段710からの各色の版のデータに応じてレーザー光Lを照射可能な2色毎2つに分割された露光装置(光学ユニット)11、12が対向配備され、露光処理に供される。
更に、露光装置(光学ユニット)11、12の上側には4色分の画像形成ユニット10Y〜10Kに新しいトナーを供給するために、装置本体99の上部に突き出すようにトナーボトル19Y、19M、19C、19Kが配備されており、これらを回転させ、パイプを通して各現像部18Y〜18Kにトナーを搬送している。
この4色分の画像形成ユニット10Y〜10Kの下側に中間転写ユニット20が対向配備する。なお、光学ユニット11、12は4色の版のデータに対応できる単一の光学ユニットでもよいし、レーザー方式に限定するものではなく、LED方式などの方式であっても良い。
作像部(画像形成部)100は、装置本体99の中央部に4色分の画像形成ユニット10Y(イエロー)、10M(マゼンダ)、10C(シアン)、10K(黒)を配備し、その下側に中間転写ユニット20の中間転写ベルト21が配備され、中間転写ベルト21のベルト移動方向A1に沿って直列に4色分の画像形成ユニット20が配置されたタンデム方式をなしている。
中間転写ユニット20は、第一中間転写体である中間転写ベルト21、該中間転写ベルト21をループ状を成して回動可能に支持する複数の懸架ローラ22、各感光体ドラム14Y〜14Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト21に転写する一次転写ローラ25Y〜25K、及び中間転写ベルト21上に転写されたトナー像を更に記録材Pに転写する二次転写ローラ26を備えている。
中間転写ベルト21との図1において後方側の対向域には装置本体99に支持された各感光体ドラム14Y〜14Kと一次転写位置を介して対向する一次転写ローラ25Y〜25Kが枢支される。
図2に示すように、感光体ドラム14Y〜14Kは、不図示の駆動モータによって図2中で反時計方向に回転駆動され、帯電部17Y〜17Kの位置で、感光体ドラム14Y〜14Kの表面が一様に帯電される帯電工程が行われ、次いで、露光部11,12から発せられたレーザ光Lの露光走査を受けて4色に対応した静電潜像が形成される露光工程が行われる。
その後、感光体ドラム14Y〜14Kの表面は、現像部18Y〜18Kで静電潜像が現像されて、4色に対応したトナー像が形成される現像工程が行われ、次いで、中間転写ベルト21および一次転写ローラ25Y〜25Kとの対向位置において、感光体ドラム14Y〜14K上のトナー像が中間転写ベルト21上に転写され、1次転写工程が行われる。
更に、感光体ドラム14Y〜14Kの表面は、クリーニング部29Y〜29Kにより残存した未転写トナーがクリーニングブレードcbによって不図示の回収部に回収され、クリーニング工程が行われ、次いで、感光体ドラム14Y〜14Kの表面は、不図示の除電部で残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム14Y〜14K上で行われる一連の作像プロセスが終了する。このような現像工程を経て感光体ドラム14Y〜14K上に形成した各色のトナー像は、中間転写ベルト21上に重ねて転写され、中間転写ベルト21上にカラー画像が形成される。
この中間転写ユニット20は、中間転写ベルト21、1次転写ローラとしての4つの一次転写ローラ25Y〜25K、複数の懸架ローラ22によって張架・支持されるとともに、1つの駆動ローラ22’の回転駆動によって図1中の矢印A1方向に無端走行して移動される。
4つの一次転写ローラ25Y〜25Kは、それぞれ中間転写ベルト21を感光体ドラム14Y〜14Kとの間に挟み込んで1次転写ニップn1を形成している。しかも、一次転写ローラ25Y〜25Kにトナーの極性とは逆の高圧電圧(転写バイアス)が印加される。
更に、中間転写ベルト21は、図2中時計方向A1に走行して、一次転写ローラ25Y〜25Kの1次転写ニップn1を順次通過する。こうして、感光体ドラム14Y〜14K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト21上に順次重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト21は、テンションローラ221との対向位置に達する。この位置では、テンションローラ221が、2次転写ローラ26との間に中間転写ベルト21を挟み込んで2次転写ニップn2を形成している。そして、2次転写ローラ26にトナーの極性とは逆の高圧電圧(2次転写バイアス)が印加される。これにより、中間転写ベルト21上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップn2の位置に搬送された記録材P上に転写され、2次転写工程が行われる。なお、中間転写ベルト21は、不図示の中間転写クリーニング部の位置に達することで、中間転写ベルト21上の未転写トナーが除去される。
こうして、中間転写ベルト21上で行われる一連の転写プロセスが終了する。
このようなテンションローラ221及びこれに巻き掛けられた中間転写ベルト21と対向する2次転写ローラ26との間の2次転写ニップn2に対し、レジストローラ対41より記録材Pが搬送される場合、その記録材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対41の位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト21上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対41が回転駆動されることにより、2次転写ニップn2に向けて搬送される。こうして、記録材P上に、所望のカラー画像が一括転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録材Pは、定着装置400に搬送される。
この定着装置400を構成する定着部材である定着ローラ420および加圧部材である加圧ローラ440による熱と圧力とにより、記録材Pの表面に4色のトナー画像が永久画像として定着される。
この定着装置及びその処理は更に後で説明を加える。この後、記録材Pは排紙装置500に搬送される。この排紙装置500は搬送路の下流端に位置する複数の排紙ローラ対42と排紙トレー510を備え、定着装置400からの記録材Pを装置外へと排出駆動する。排紙ローラ対42によって装置外の排紙トレー510に排出された記録材Pは、排紙トレー510上に順次スタックされる。
次に、図2に示した装置本体99の下部に配備される記録材供給部200を説明する。 図3に示すように、記録材供給部200は上下に複数の給紙カセット71〜73あるいは不図示の手差し給紙トレイを備え、各給紙カセット71〜73に各種の記録材Pである普通紙、厚紙、薄紙、OHPフィルムシート等を搭載する。
左右一対の給紙カセット71、72は大量消費される普通紙で、図3で右側の搬送路に対向する部位の記録材P束が使用されると、その後に左側の記録材P束が右側に移送可能に右カセットの低板は左カセットの底板と同一面を成すことができるように上下移動可能に構成される。
右の給紙カセット71及び下方の給紙カセット73からは上方に延び記録材搬送部300に向かう搬送路Rが形成される。
記録材供給部200の給紙カセット71〜73に装填された記録材Pは印刷開始信号入力により、制御手段710はその際の入力条件に応じた適切な記録材Pを選択する。選択された記録材Pは記録材搬送部300に搬送される。
図3に示したように、各給紙カセット71、73に装填された記録材Pのうちの最上部の記録材Pの温度を検知する温度センサー41が各カセットに取り付けられている。ここで、左上のカセット72は待機記録材P束であり、直接使用されないため、温度センサー41は配備されない。各温度センサー41は、例えば、サーモパイル赤外線センサの検出素子を用いた非接触式のセンサーでよく、同一ものが採用され、これにより各給紙カセット71、73の記録材温度の検知信号を制御手段710に入力できる。この温度センサー41は比較的計測距離幅が大きく、各給紙カセット71、73の深さ方向の長さが検知許容幅に収まるものが採用される。このような非接触式の温度センサー41は、通常印刷過程において記録材と接触せず、画像や記録材そのものにダメージを与えることが無いという利点がある。
なお、場合により接触式の温度センサー41’を用いてもよい。その場合、図4に示すように、温度センサー41’はカセット71、73の側壁上端に固定された本体411と、その本体411より延び、不図示のバネにより下方に付勢されたレバー412と、そのレバーの揺動端の検知部413からなり、検知部413の検知信号は制御手段710に入力される。
各給紙カセット71〜73のうち、最下部の給紙カセット73の本体の底壁731の下面には装置本体99の低壁991が対向している。この低壁991側に支持部材を介して記録材供給部ヒーター75が支持されている。この記録材供給部ヒーター75は制御手段710にヒーター駆動回路751を介して接続される。この時、記録材供給部ヒーター75が発熱源として使用できればよく、その方式及び設置位置は適宜設定される。
このような記録材供給部200の記録材Pは制御手段710により適時に選択され、選択された記録材Pは搬送路に沿って設けられた複数の給紙ローラ33、34に搬送される。搬送路の上部は記録材搬送部300に達し、そこに配備のレジストローラ対41に一時停止され、適時に記録材Pが二次転写位置に適時に搬送される。
図2に示すように、記録材搬送部300には両面ユニット49が配備される。両面ユニット49は両面プリント時に記録材Pを排紙ローラ対42でスイッチバックさせ、切換え爪43で両面ユニット49の搬送路44へ搬送する。ここでは複数の搬送ローラ対46によりレジストローラ対41へ向けて搬送される。
図2に示すように、レジストローラ対41へ向けて搬送された記録材Pは、レジストローラ対41が所定タイミングで第2転写位置n2への搬送作動に入ることで搬送され、フルカラー画像が2次転写され、後部の搬送路Rの途中に設けられた定着装置400に達する。
次に、このような一連の画像形成プロセスを行う画像形成装置に搭載された定着装置400を詳細に説明する。
図5、図6に示すように、定着装置400は本体410の内部に定着ローラ420と加熱ローラ421と、両ローラに亘り巻き掛けた無端ベルト430と、無端ベルト430が巻き掛けられた定着ローラ420に圧接する加圧ローラ440とを備える。ここで、定着ローラ420と加圧ローラ440はそれぞれの駆動手段47d、48dに駆動され、これら両駆動手段47d、48dは制御手段710により定着ローラ420と加圧ローラ440を適時に回転駆動するよう駆動する。なお、符号422は無端ベルト430に所望のテンションを加えて保持するアイドラーを示す。このアイドラは離型剤の塗布装置と兼用するようにしてもよい。ここでの加熱ローラ421は内部に複数の加熱源Hを分散配備し、それにより無端ベルト430を加熱する。
一方、加圧ローラ440は中空金属筒441内にヒーター442を備え、同ヒーター442はヒーター駆動回路443を介して制御手段710に接続される。更に、加圧ローラ440はその左右端に中空金属筒441の外周面より膨出する軸受け状の膨出リング443を備え、これらの外輪部には図6に示すようなリフト装置45のリフトカム451が当接する。
左右のリフトカム451はリフト軸452に一体形成されており、リフト軸452はその一端に設けたウオームギヤ453及びこれに噛み合うウオーム454からなる減速機を介してモータ455に連結される。このモータ455はモータ駆動回路456を介して制御手段710に接続される。
リフト軸452の端部には回転角検知ローター457が一体形成され、そのローターには複数の角度検知センサー458、459が対向配備される。回転角検知ローター457は円を成す様に単位角毎の小穴hが多数形成される。制御手段710はその小穴hを通過する光の断続信号をフォトカプラーからなる角度検知センサー458、459で検出し、基準カム角位置を示す基準穴h1を通過する光の断続によるオンオフ信号とを検知する。制御手段710はこれら信号を受けることで、現在のリフト軸452上の一対のリフトカム451の回転角を検知できるように構成される。
ここで図5、7に示すように、リフトカム451の回転角は、リフトカム451の基準位置である定常の中間角位置c0と、リフトカム451が最大リフト量となる加圧位置c1と、リフトカム451が最小リフト量となる退避位置c2との間で変位する。
定常時T0の中間角位置c0は機器の雰囲気温度が定常許容域にある場合に選択され、この中間角位置c0で定着ローラ420と加圧ローラ440の形成する定着ニップNのニップ幅Ln(図5参照)は通常時に加熱定着が適正に成される程度の値に設定される。
最大リフト量となる加圧位置c1は、雰囲気温度が過度に低い時期T1、例えば冬場に選択され、この加圧位置c1で定着ローラ420と加圧ローラ440の形成する定着ニップNのニップ幅Lnは通常時より拡大し、必要熱量が得られるようにし、コールドオフセットを防止できるような値に設定される。
最小リフト量となる退避位置c2は雰囲気温度が過度に高温化している時期T2、例えば夏場に選択され、この退避位置c2で定着ローラと加圧ローラの形成するニップ幅Lnは通常時より低減し、過熱を抑制し、過度の加熱定着によるホットオフセットを防止するような値に設定される。なお、このようなリフトカムの切換え特性線図を図7に示した。
次に、このような一連の画像形成プロセスを行うカラープリンタM1の作動を制御装置の印刷制御機能に沿って説明する。
まず、操作パネル1−Aの表示装置を用いて印刷画像が選択され、複数の画像形成の設定情報が入力され、スタートスイッチがオンされるとする。
これに応じて、カラープリンタM1の制御手段710は各色の階調データに対応して画像形成を行う作動を作像部(画像形成部)100で行い、選択された記録材Pの供給動作を記録材供給部200で開始させ、搬送路Rの途中に設けられた定着装置400を待機状態より定着開始制御に入る。
このカラープリンタM1の作像部(画像形成部)100は、制御手段710で受信したカラー画像情報、画像形成モードに沿い、フルカラーモードでの画像形成工程がY,M、C、K用の各像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにおいて行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順次重ねて2次転写位置に運ばれる。
同時に、画像形成部100の下側の給紙トレイ71〜73から選択された記録材Pは、レジストローラ対41に達し、ここでスキューを修正されてレジストローラ対41により所定のタイミングで二次転写位置n2で記録材Pに二次転写され、定着装置400へ搬送される。
この際、図8に示す時点t1で、制御手段710は給紙カセット71〜73を特定し、そこに堆積する記録材温度及び環境温度(雰囲気温度)を読み取り、記録材温度に応じた加熱モードで定着装置400のヒーター75(図3参照)を加熱駆動する。
この際、記録材温度は、最新の定着装置に達する記録材の次にピックされる記録材Pの温度の定着温度の制御に採用することとなる。これは搬送路Rの搬送経過時間を考慮すると、記録材温度検出時点で定着装置に達する記録材の次にピックされる記録材Pの温度を検出することが妥当であることによる。このように検出された記録材温度の値と環境温度(変動幅が低く、応答性の問題は無い)に応じて制御手段710は最新の適正な定着温度(目標温度)を決定し、同温度を確保するように加圧ローラ440のヒーター442や加熱ローラ421の加熱源Hを駆動制御する。しかも、リフト装置45のリフトカム451を介して、ニップ幅Ln(定着ローラ420と加圧ローラ440が形成)を適正な値に制御し、目標値にフィードバックすることができ、制御性が安定化する。
この場合、図7に示すように、定着ローラ420と加圧ローラ440の形成するニップ幅Lnの適正値(目標値)は環境温度(雰囲気温度)が定常時T0ではリフトカム451の回転角を中間角位置c0とされ、通常時の幅に保持され、雰囲気温度が過度に低い時期T1ではリフトカム451の回転角を加圧位置c1としニップ幅Lnは通常時より拡大し、必要熱量が得られるようにし、更に、雰囲気温度が過度に高い時期T2ではリフトカム451の回転角を退避位置c2としてニップ幅Lnを狭め、その上で駆動手段47d、48dを介して定着ローラ420と加圧ローラ440を回転させ、記録材Pへの加熱を抑制する。
更に、制御手段710はこのような定着装置400側の温度調整と平行して、給紙カセット72、73側でも早期の記録材の温度調整を行うよう制御する。
ここで、制御手段710は記録材温度を検出し、プリント処理前から長時間積載されている記録材Pでなく、記録材Pが低温環境下より搬入されたばかりの場合、環境温度になじむ(接近する)まで、記録材温度が刻々と変化する。このため、記録材温度と環境温度の差を計算して、その温度差が大きい場合には、制御をより短時間で安定させ応答性を確保するため図3に示す記録材供給部200に装着された記録材供給部ヒーター75を使用して記録材Pを温める動作を定着温度のフィードバック制御と平行して行う(図8の時点t2)。
なお、給紙カセット72、73の記録材Pは装置に搭載されて時間経過と共に雰囲気温度に接近するが、例えば、低温の倉庫に保持されていた記録材Pが給紙カセット73に搭載され、装置の温度より大幅に低温化しているような場合に、直ちに使用されるような場合、雰囲気温度と記録材の温度との差が大きく、装置の雰囲気温度に応じて定着装置400を駆動する制御手段710の制御作動ではトナーが溶融温度に達しない可能性があり、このままでの定着制御ではトナーの剥がれが生じる可能性がある。しかし、ここでは、制御手段710は短時間で定着制御を安定させるため、記録材供給部ヒーター75で給紙カセット73に搭載する記録材Pを直接温める動作を行い、記録材Pを早期に雰囲気温度に接近させて定着を安定化させる。
このように、ここでのカラープリンタM1は記録材温度を考慮して、適正な定着温度を保持して定着制御可能な機能を備える。
しかも、このような記録材Pの温度に応じて供給熱量を増減させる制御を継続して行うと共に雰囲気温度と記録材温度の差が大きい場合は、記録材供給部ヒーター75で給紙カセット73に搭載する記録材Pを加熱するので、記録材供給部200で記録材温度を取得することにより定着温度にフィードバックを行ない、適正な定着温度を制御することで安定した定着性を確保することができる。特に、たとえ記録材の温度が大きく雰囲気温度とずれていても、カラープリンタM1の印刷物における永久トナー画像の定着性が早期に向上し、安定化する。
しかも、記録材供給部で記録材温度を取得することによりニップ幅Lnにフィードバックを行ない、ニップ幅を制御するので、定着性が早期に向上し、安定化する。
また、記録材供給部200が複数有る場合でも、それぞれの記録材供給部200の記録材温度を取得し、定着温度及びニップ幅制御にフィードバックを行ない、安定した定着性を確保することができる。
また、記録材供給部200で記録材温度を取得することにより定着温度及びニップ幅制御にフィードバックするだけでなく、環境温度を取得することにより環境温度を考慮しての適正な定着温度及びニップ幅制御を保持してのフィードバックを行うことができる。
また、図1のカラープリンタM1の制御手段710では、次にピックされる記録材Pの温度を適正な定着温度及びニップ幅制御にフィードバックするので、制御性が安定化する。
特に、図9に示すように、両面印刷モードでの印刷時に、第1面の印刷工程と第2面(裏面)の印刷工程を交互に行う場合、第1面で記録材の温度が雰囲気温度に接近処理される。この場合、通常時より温度補正分だけ加熱を加える領域(必要熱量追加領域hc)で処理される。このため、次の第2面(裏面)の印刷時には定着装置内のヒーター442、Hの加熱駆動を抑制してローラ温度を定常温度に保持し、加熱制御(通常加熱状態nc領域)に切り替え、無駄な加熱を防止することができる。
また、記録材供給部200の記録材温度を取得する温度センサー41を非接触式にすることで記録材への傷をつけることなく温度取得するので、安定した定着性を確保することができる。
また、記録材供給部200に熱源を持つことで、雰囲気温度より記録材温度が低い場合、熱源によって記録材Pを温めることにより安定した定着性を確保することができる。
また、カラープリンタM1が両面印刷時にあると、第一面印刷時のみ記録材温度を定着温度及びニップ幅制御にフィードバックを行ない、第二面印刷時には記録材がすでに環境温度に接近しているので、無駄となるような第2面の温度調整制御を排除することもできる。
記録材温度を考慮して、適切な定着温度に制御可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
また、環境温度と記録材温度の温度差が大きい場合でも、適切な定着温度に制御でき定着性の安定化を図ることができるというカラープリンタM1を説明したが、このカラープリンタM1に代えて、このカラープリンタM1を含む複合機からなる画像形成装置を構成してもよく、この場合も同様の効果を得られる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態の具体的構成に限らず、特許請求の範囲で記載した範囲内で様々な構成とすることができる。
たとえば、第1実施形態では、カラープリンタM1を説明したが、図10に示すような画像形成装置である複写機に本発明を適用し、第2実施形態を構成してもよい。
第2実施形態のカラーデジタル複写機M2(画像形成装置)はその装置本体199に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像形成部100b、記録材Pを搬送する記録材供給部200b、記録材供給部200bより延びる搬送路Rの途中の記録材搬送部300b、定着装置400b、及び搬送路Rの下流端に設けられた排紙部500bを備えている。更に、図示しないパーソナルコンピュータやファクシミリや画像形成部100の上部のスキャナユニット198から受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理装置(IPS)700、この画像処理装置700や画像形成部100bや記録材供給部200b等を有するカラーデジタル複写機M2を制御する制御部710bを備えている。
カラーデジタル複写機M2ではスキャナユニット198等で読み取られた原稿から送信されるカラー画像情報が画像処理装置(IPS)700において、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色に色分解され、各色の版のデータが形成され、各色の画像形成ユニットの露光装置(光学ユニット)108bに送られている。
画像形成部100bは、4色分の画像形成ユニット10Y(イエロー)、10M(マゼンダ)、10C(シアン)、10K(黒)を所定位置に着脱自在に支持する。
この4色分の画像形成ユニットの上側に中間転写ユニット110bが、下側に画像処理装置(IPS)700からの各色の版のデータに応じてレーザー光を照射可能な露光装置(光学ユニット)108bが対向配備される。なお、中間転写ユニット110bの上方には4色分の画像形成ユニット10Y〜10Kに不図示のパイプを通して各現像部18Y〜18Kに、新しいトナーを供給するためのトナーボトル19Y、19M、19C、19Kが配備されている。
光学ユニット108bの下方には記録材供給部200bの複数の給紙カセット125、126が配備され、給紙カセット125、126から延びる搬送路Rは中間転写ユニット110bの側方の2次転写ニップn2を経て、定着ユニット400bを通過して排紙装置500bの排紙トレイ510に達している。
ここでの画像形成部100bは第1実施形態の画像形成部100と対比すると上下反転した構成を採り、ここでは同一部材に同一符号を付し、説明を簡略化する。
装置本体199の中央部には4色分の画像形成ユニット10Y〜10Kを配備し、その上側には中間転写ユニット110bの中間転写ベルト21が配備され、4色分の画像形成ユニット10Y〜10Kが配置されたタンデム方式をなしている。
中間転写ユニット110bは、中間転写ベルト21をループ状を成して回動可能に支持する3つの張架ローラ173、174、175、各感光体ドラム14Y〜14Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト21に転写する一次転写ローラ25Y〜25K、及び中間転写ベルト21上に転写されたトナー像を更に記録材Pに転写する二次転写ローラ26を備えている。
図10中、矢印A1は中間転写ベルト21の移動方向を、矢印B1は感光体ドラム14Y〜14Kの回転方向を示している。
図10に示した給紙カセット125、126あるいは手差し給紙トレイ127から記録材Pを給紙する給紙ローラ124、給紙された記録材Pを二次2次転写ニップn2に搬送するレジストローラ対41bを備えている。
更に、装置本体199の側部の膨出部991には両面ユニット49bが配備される。この両面ユニット49bは両面プリント時に記録材Pを排紙ローラ対42bでスイッチバックする。更に、その記録材Pを切換え爪43bで両面ユニット49bの搬送路R2へ搬送し、更に、搬送ローラ対44bによりレジストローラ対41bへ向けて搬送される。符号129は手差し給紙の給紙ローラを、128は搬送ローラ対を示す。
上記構成においても第1実施形態と同様のフルカラーの画像形成工程がC、M、K用の各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにおいても行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順次重ねて転写される。
画像形成部100の下側の各給紙カセットから給紙された記録材Pは、レジストローラ対41bでスキューを修正された上で所定のタイミングで二次2次転写ニップn2に搬送される。
二次2次転写ニップn2の対向位置にある張架ローラ173には、図示しない2次転写電源により、トナーの帯電極性と同極性の2次転写バイアスが印加される。これに対し、ベルトのおもて面に当接している2次転写ローラ26bは接地されている。これにより、中間転写ベルト21のおもて面に形成された4色トナー像は、中間転写ベルト21の移動に伴って2次転写ニップn2に進入し記録材Pに2次転写処理される。
上述のところにおいて、中間転写ベルト21、張架ローラ173、2次転写ローラ26bの各素材構成は第1実施形態で用いる中間転写ベルト21と同様であり、ここでは重複説明を略す。
更に、第2実施形態の複写機M2に搭載された定着装置である定着ユニット400bは、2次転写処理が成された上で、案内された記録材P上の未定着トナー像に定着ローラ460、加圧ローラ470を用いて熱と圧を加えて定着を行う。
ここでの定着ローラ460、加圧ローラ470も図5に示した定着ローラ420、加圧ローラ440と同様に中空金属筒461、471内にヒーター462、472を備え、各ヒーターは不図示のヒーター駆動回路を介して制御手段710bに接続される。ここでも加圧ローラ470は第1実施形態と同様に、図6に示したリフト装置45と同様のリフト装置45bを装備する。これにより、リフト装置45bを駆動して、ニップ幅Ln(定着ローラ460と加圧ローラ470が形成)を適正値(図7の制御特性と同様の特性)に制御し、目標値にフィードバックすることができ、定着性の安定化を図る事ができる。
更に、第2実施形態における記録材供給部200bも第1実施形態と同様に、給紙カセット125、126には、記録材Pのうちの最上部の記録材Pの温度を検知する非接触の温度センサー41bが各カセット毎に取り付けられている。更に、給紙カセット125、126の各温度センサー41bは第1実施形態におけるものと同様の制御が成され、給紙カセット125、126の記録材Pの温度が制御手段710bに送信される。
この制御手段710bでは、第1実施形態と同様の制御が成され、記録材温度に応じて、加圧ローラ470の定着ローラ460への圧接程度が切換えられ、両ローラが形成する定着ニップNのニップ幅Ln(図5参照)を同様に切換える。このため、定着性が早期に向上し、安定化する。
また、給紙カセット125、126が複数有る場合でも、それぞれの給紙カセット125、126に積載する記録材Pの記録材温度を取得し、定着温度及びニップ幅制御にフィードバックを行ない、安定した定着性を確保することができる。
更に、図10の上述した画像形成装置M2で用いたと同様の構成を他の印刷装置や、ファクシミリに適用してもよく、またはそれらを含む複合機からなる画像形成装置に適用してもよい。これらの各実施形態の場合も、図2や図10の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
2 給紙装置
200、200b 記録材供給部
41、41b 温度センサー
45 リフト装置
451 リフトカム
420 定着ローラ(定着部材)
440 加圧ローラ(加圧部材)
442、462 ヒーター
460 定着部材
470 加圧部材
710 制御手段
H ヒーター
Ln ニップ幅
N 定着ニップ
M1 カラープリンタ(印刷装置)
M2 カラーデジタル複写機(画像形成装置)
P 記録材
R 搬送路
特開2004−184621号公報

Claims (9)

  1. 定着部材と、該定着部材に押圧される加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材のうち少なくとも前記定着部材を加熱するヒーターとを有し、前記定着部材と前記加圧部材とで形成される定着ニップに記録材を通して搬送しつつ該記録材上のトナー像を前記記録材に定着させる定着装置を有する電子写真方式の印刷装置において、記録材供給部に収納されている記録材の温度を前記記録材供給部に装着された温度センサーで検出し、前記検出された温度を用いて定着温度を制御する事を特徴とした印刷装置。
  2. 前記記録材供給部に収納されている記録材の温度を前記記録材供給部に装着された温度センサーで検出し、前記検出された温度を用いて前記定着ニップのニップ幅を制御する事を特徴とした請求項1記載の印刷装置。
  3. 前述した記録材供給部を複数持ち、前記記録材供給部毎に記録材温度を検出するセンサーが装着され、印刷を行なうために給紙される前記記録材供給部で測定された記録材温度を用いて定着温度及びニップ幅を制御する事を特徴とした請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  4. 前述した印刷装置の環境温度と前述した各記録材供給部の記録材温度を定着温度及びニップ幅制御に使用する事を特徴とした請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  5. 前述した各記録材供給部の記録材温度は、次にピックされる記録材の温度を検出する事を特徴とした請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  6. 前述した各記録材供給部の記録材温度を検出する温度センサーは非接触式センサーを用いる事を特徴とした請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  7. 前述した各記録材供給部に熱源を持ち、環境温度と前記記録材供給部の記録材の温度差が大きい場合は、前記記録材供給部に設置された熱源によって記録材を温める事を特徴とした請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  8. 前述した印刷装置において、両面印刷時は第一面印刷時のみ記録材温度をフィードバックして定着温度及びニップ幅制御に使用することを特徴とした請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の印刷装置を備えている、ことを特徴とする画像形成装置。
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