JP2017223903A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1(a)は実施例1の画像形成装置の断面図である。感光体である感光ドラム122は、有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできており、図中矢印方向(時計回り方向)に所定の周速度(プロセススピード)で駆動される。感光ドラム122は、帯電ローラ123によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。スキャナ部108は、感光ドラム122の帯電面に、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ変換)されたレーザ光を出射する。スキャナ部108から出射されたレーザ光は、ミラー107によって偏向されて感光ドラム122に照射されることにより、走査露光が行われ、感光ドラム122上(感光体上)に画像情報に対応した静電潜像が形成される。感光ドラム122の回転方向である副走査方向の露光を開始するタイミングは、/TOP信号(副走査方向同期信号)により画像形成装置100からコントローラ部201(図1(b)参照)に通知される。このように目的の画像に対応して感光ドラム122上に形成された静電潜像は、現像ローラ121により現像される。カートリッジ120は、感光ドラム122、帯電ローラ123、現像ローラ121から構成され、画像形成装置本体から着脱可能に構成されている。
次に、画像形成装置100のシステム構成について説明する。図1(b)は、画像形成装置100のシステム構成を説明するためのブロック図である。図1(b)において、画像形成装置100は、コントローラ部201及び制御手段であるエンジン制御部202を備えている。コントローラ部201は、外部装置であるホストコンピュータ200、及びエンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。エンジン制御部202は、ビデオインタフェース部203、CPU205、露光制御部208、駆動制御部209、高圧制御部210、定着制御部211、センサ入力部212から構成されている。CPU205は、エンジン制御部202を制御するためにCPU205が実行するプログラムやデータを記憶したROM206、及び一時的なデータの記憶に用いるRAM207を備えている。
次に、画像形成装置100の画像形成動作を説明する。画像形成動作は、エンジン制御部202がコントローラ部201から印刷開始コマンドを受けると開始される。まず、印刷を行う準備のため、感光ドラム122は、帯電ローラ123により表面を均一に帯電される。また、エンジン制御部202は、高圧制御部210により感光ドラム122上に形成された潜像にトナーが付着するように、感光ドラム122の帯電極性と同極性で略同電位の交流電圧を現像ローラ121に印加する。定着器130では、定着制御部211により立ち上げ動作としてヒータ132に電力の供給が開始される。定着器130の立ち上げが開始されてから所定時間が経過すると定着準備が完了したとされ、エンジン制御部202はクラッチ214を駆動して、本体カセット140から給紙ローラ101による用紙Pの給紙を開始する。エンジン制御部202は、用紙Pの先端がトップセンサ105に到達してから所定のタイミングで、露光データの出力の基準タイミングとなる/TOP信号(露光データ開始信号)を、コントローラ部201へ出力する。
図2(a)は、エンジン制御部202がコントローラ部201からプレコマンドを受信してから1ページの画像形成動作を完了するまでのタイミングチャートである。図2(a)には、コントローラ部201とエンジン制御部202の間で送受信されるコマンド等を記載し、各タイミングの間の動作も記載している。プレコマンドとは、コントローラ部201がエンジン制御部202へ画像形成動作の指示(印刷指示)をする前に、定着器130とスキャナ部108の不図示のスキャナモータの駆動開始を指示するコマンドである。具体的には、エンジン制御部202がプレコマンドを受信すると、定着制御部211は、定着モータ213の駆動を開始するとともに、所定温度になるようにヒータ132への電力の供給を開始する。また、エンジン制御部202がプレコマンドを受信すると、露光制御部208は、所定の回転数になるようにスキャナモータの駆動を開始する。
本実施例では、複数の給紙カセット毎に印刷モードを決定し、決定された印刷モードの中から、準備動作1で用いられるデフォルト設定の印刷モードを決定する。まず、複数の給紙カセット毎の印刷モードを決定する方法について説明する。ここでは、エンジン制御部202は、各給紙カセットに搭載された紙有無センサ170、171、172によって用紙の有無を検知する。なお、給紙カセットの用紙Pがなくなった場合(用紙無しの場合)は、次に給紙カセットに設置される用紙Pが不明であるため、決定された印刷モードを変更する動作についても説明する。
図3(a)は、給紙カセット毎に印刷モードを決定する処理を説明するフローチャートである。設定手段であるエンジン制御部202は、画像形成装置100の電源がオンされると、ステップ(以下、Sとする)400以下の処理を開始する。S400でエンジン制御部202は、本体カセット140、カセット141、142の印刷モードを初期化する。ここでの初期化とは、全ての給紙カセットの印刷モードを所定の印刷モードに設定することであり、例えば本実施例では、全ての給紙カセットの印刷モードを普通紙大サイズモードとする。S401でエンジン制御部202は、コントローラ部201から印刷予約コマンドを受信したか否かを判断する。S401でエンジン制御部202は、印刷予約コマンドを受信していないと判断した場合、処理をS401に戻し、印刷予約コマンドを受信したと判断した場合、処理をS402に進める。
図3(b)は、給紙カセット毎に用紙の有無を確認し、その状態に応じて印刷モードの変更を行うフローチャートである。図3(b)のフローチャートは図3(a)のフローチャートと並行して実施される。S410でエンジン制御部202は、紙有無センサ170、171、172の出力を確認する。S411でエンジン制御部202は、紙有無センサ170、171、172(以下、単にセンサともいう)の少なくとも1つの出力が用紙無し(ローレベル)(記録材無し)となっているか否かを判断する。S411でエンジン制御部202は、少なくとも1つのセンサの出力が用紙無しとなっていると判断した場合、処理をS412に進める。エンジン制御部202は、少なくとも1つのセンサの出力が用紙無しとなっていない、即ち、全ての出力が用紙有り(ハイレベル)となっていると判断した場合、処理をS413に進める。
続いて、以上により決定された各給紙カセットでの印刷モードに基づいて、プレコマンドを受信したときの準備動作1で使用するデフォルト設定の印刷モードを決定し画像形成動作を実施する方法について説明する。図4は、デフォルト設定の印刷モードを決定し、画像形成動作を開始するまでの処理を説明するフローチャートである。ここでは、図3(a)及び図3(b)のフローチャートで説明した処理によって決定された各給紙カセットの印刷モードは、表3のとおりであるとする。
本実施例では、画像形成が開始されてから終了するまでを1ジョブとする。画像形成中に画像形成する給紙カセットを切り替える必要がある場合には、一旦画像形成を終了してから再度画像形成を開始する構成とし、この場合2ジョブとする。また、本実施例ではエンジン制御部202は、ジョブ毎に使用された給紙カセットを過去20ジョブ分、データキュー構造によってRAM207に記憶する構成とする。
続いて、給紙カセットの使用状況を用いてプレコマンド受信時の準備動作1で使用するデフォルト設定の印刷モードを決定し、画像形成動作を実施する方法について説明する。図6に本実施例におけるフローチャートを示す。S800でエンジン制御部202は、コントローラ部201からプレコマンドを受信したか否かを判断し、プレコマンドを受信していないと判断した場合、処理をS800に戻し、プレコマンドを受信したと判断した場合、処理をS801に進める。S801でエンジン制御部202は、図5のフローチャートによって測定された給紙カセットの使用状況を確認する。S802でエンジン制御部202は、RAM207に記憶されたデータキューを参照し、使用頻度の総数である総ジョブ数が所定数である規定数に到達したか否かを判断する。ここで、本実施例では、表4(a)にも示すように、規定数を20ジョブとする。S802でエンジン制御部202は、データキューの総ジョブ数が規定数の20ジョブに到達していないと判断した場合、処理をS804に進める。S804でエンジン制御部202は、どの給紙カセットが使われる可能性が高いかを判断するための母数が少ないため、全ての給紙カセットをデフォルト設定の印刷モードの判断対象とし、処理をS805に進める。
実施例3は、多色画像形成装置としてのカラーレーザプリンタを例に説明する。図7はカラーの画像形成装置(以下、プリンタともいう)の構成を示す図である。用紙2a、2b、2c(以下、単に用紙2ともいう)は、給紙トレイ1a、1b、1cにそれぞれ格納されている。用紙2a、2b、2cは、給紙ローラ40a、40b、40c及びレジストローラ対14によって二次転写ローラ13aまで搬送される。二次転写部13において、二次転写ローラ13aに正極性の電圧を印加することにより、搬送された用紙2に、中間転写ベルト12上の4色のトナー像が転写される。トナー像が転写された後の用紙2は、定着部15に搬送され、定着ローラ15aと加圧ローラ15bとによって加熱、圧接されてその表面にトナー像が定着される。定着された用紙2は、排紙ローラ対16に向けて搬送され、そのまま排紙トレイ17上へ排出される。また、排紙ローラ対16の用紙2の搬送方向における下流側には排紙センサ28が配置されている。
次に図8(a)を用いて、プリンタのシステム構成及びインタフェースについて説明する。図8(a)は、図7に示すプリンタのシステム構成を示すブロック図である。センサ入力部212には、メインサーミスタ401、サブサーミスタ402、環境センサ404、用紙判別センサ407のそれぞれの出力が入力される。なお、本実施例では、定着制御部211は、後述する発熱部403の温度を制御する。また、実施例1の図1(b)と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
図8(b)は、本実施例の定着部15の構成を示す図である。メインサーミスタ401は、用紙2の搬送方向に直交する方向(以下、主走査方向という)における定着部15の略中央部に配置される。サブサーミスタ402は、定着部15に小サイズ紙が搬送されたときの、定着部15の非通紙部の昇温を検知しやすいよう、中央から例えば100mm程度離れた位置に設置される。ここで、小サイズ紙とは、プリンタの仕様で決定される印刷可能な最も小さいサイズの用紙をいう。また、定着部15の非通紙部とは、小サイズ紙が定着部15に搬送されたときに、主走査方向において用紙を挟持していない部分をいい、定着部15の主走査方向における両端部に相当する。また、本実施例の定着部15の発熱部403は、定着ローラ15aの表面全周を加熱するように配設されている。メインサーミスタ401及びサブサーミスタ402は、センサ入力部212を介してエンジン制御部202に接続される。エンジン制御部202は、メインサーミスタ401とサブサーミスタ402の出力やその温度差等に基づいて、発熱部403の温度制御に関するパラメータ等を決定し、発熱部403への電力供給を制御する。
図9(A)は、エンジン制御部202がコントローラ部201からプレコマンドを受信してから画像形成動作を行うまでのタイミングチャートである。図9(A)は、(i)にコントローラ部201とエンジン制御部202の間のコマンドの送受信を示し、(ii)にプリンタの状態(準備動作1、準備動作2等)を示す。また、図9(A)は、(iii)にエンジン制御部202からコントローラ部201へ画像形成の開始を通知するための/TOP信号を示し、(iv)に画像データに相当するビデオ信号を示し、(v)に排紙センサ28の出力を示す。横軸はいずれも時間である。
エンジン制御部202は、給紙トレイ1a、1b、1cに収容されている記録材に関する情報である用紙2a、2b、2cの情報(以下、用紙情報という)に基づいて、定着ローラ15aの予備加熱時の目標温度を設定する。用紙情報は、予めコントローラ部201から通知された情報を用いる。また、用紙情報は、ユーザによって操作パネル217を介して指定された用紙情報を用いるか、又は用紙判別センサ407によって判別された用紙情報を用いてもよい。用紙判別センサ407は、実施例1の超音波センサ180、181、182と同様に、搬送されてくる用紙2に超音波を照射し、超音波の減衰した振幅情報に基づいて、用紙情報の検知を行う。
図10は、プレコマンド受信時に給紙トレイ1に収納されている用紙2に応じて、予備加熱時の定着部15の目標温度を決定する制御処理について示したフローチャートである。S101でエンジン制御部202は、コントローラ部201から指定された給紙トレイ1a、1b、1cの用紙情報をRAM207に保持する。S102でエンジン制御部202は、給紙トレイ1a、1b、1cの用紙情報のうち、定着部15の目標温度が最も高い用紙を最高目標温度の用紙として設定する。S103でエンジン制御部202は、給紙トレイ1a、1b、1cの用紙情報のうち、目標温度が最も低い用紙を最低目標温度の用紙として設定する。例えば、給紙トレイ1aに普通紙(200℃)が、給紙トレイ1bに厚紙(180℃)が、給紙トレイ1cにグロス紙(160℃)が、それぞれ収納されている場合、次のようになる。即ち、最高目標温度の用紙は給紙トレイ1aに収納されている普通紙となり、最低目標温度の用紙は給紙トレイ1cに収納されているグロス紙となる。S104でエンジン制御部202は、S102で設定した最高目標温度の用紙とS103で設定した最低目標温度の用紙、図9(B)に基づいて予備加熱時の目標温度を決定する。例えば、上述した例の場合、最低目標温度の用紙がグロス紙、最高目標温度の用紙が普通紙となるため、図9(B)から予備加熱時の目標温度は176℃となる。
(画像形成時の目標温度が最低目標温度の場合)
図11、図12を用いて、予備加熱時の目標温度とエンジン制御部202の動作シーケンスの関係について説明する。なお、図11、図12では、エンジン制御部202は、印刷予約コマンドを受信したタイミングで、準備動作2の他の動作に先立って、定着部15の目標温度を予備加熱時の目標温度に設定して温度制御を開始する構成で説明する。図11は、画像形成時の目標温度が予備加熱時の最低目標温度と同じ場合の、プレコマンドを受信した際の定着部15の温度と時間の関係と、その際のエンジン制御部202の動作シーケンスを表したタイミングチャートである。図11の(i)で縦軸はメインサーミスタ401の温度を示し、横軸は時間を示している。
図12は、画像形成時の目標温度が予備加熱時の最高目標温度と同じ場合の、プレコマンドを受信した際の定着部15の温度と時間の関係と、その際のエンジン制御部202の動作シーケンスを表したタイミングチャートである。図12の縦軸はメインサーミスタ401の温度を示し、横軸は時間を示している。
図13(a)を用いて、加圧ローラ15bの表面温度の予測について説明する。図13(a)は、横軸に時間tを、縦軸に定着部15の加圧ローラ15bの予測表面温度Tfを、示したグラフである。また、図13(a)には、環境センサ404により検知された温度Tsも示しており、温度Tsは一定とする。加圧ローラ15bの予測表面温度Tfの温度遷移の仕方は、定着ニップ部に用紙が搬送されている期間(以下、搬送期間)と用紙が搬送されていない期間(以下、非搬送期間)とで異なる。ここで、定着ニップ部とは、定着ローラ15aと加圧ローラ15bにより形成されるニップ部である。加圧ローラ15bの予測表面温度Tfのグラフにおいて901で示される曲線は、搬送期間における定着部15の加圧ローラ15bの予測表面温度の遷移を示している。搬送期間における加圧ローラ15bの予測表面温度Tfの温度遷移は、次の式(1)で表される。ここで、加圧ローラ15bの予測表面温度をTf、目標温度をTtgt、用紙2の搬送時の温度勾配定数をLとしている。温度勾配定数Lは、予め開発段階において決定されている値であり、例えばROM206に記憶されている。また、前回のTfは、搬送期間における単位時間Δt前のTfを示す。
Tf=前回のTf+L×(Ttgt−前回のTf)・・・(1)
なお、搬送期間における単位時間Δtの間の温度差をΔTfとすると、ΔTf=Tf−前回のTf=L×(Ttgt−前回のTf)となり、ΔTfは関数F(L,Tf,Ttgt)で表される。搬送期間では、時間の経過とともに加圧ローラ15bの表面温度は上昇していき、やがて目標温度Ttgtに収束すると予測される。
Tf=前回のTf+H×(Ts−前回のTf)・・・(2)
なお、非搬送期間における単位時間Δtの間の温度差をΔTfとすると、ΔTf=Tf−前回のTf=H×(Ts−前回のTf)となり、ΔTfは関数G(H,Tf,Ts)で表される。曲線902は、搬送期間において蓄えられた熱の放熱を示すグラフともいえ、その意味で蓄熱温度902ともいえる。非搬送期間では、時間の経過とともに加圧ローラ15bの表面温度は下降していき、やがて環境センサ404により検知される画像形成装置内の環境温度である温度Tfに収束すると予測される。予測手段であるエンジン制御部202は、上述した式(1)、式(2)から加圧ローラ15bの表面温度Tfを予測する。
図13(b)を用いて所定の時間内に昇温することが可能な昇温量である最大昇温量と所定の時間内に降温することが可能な降温量である最大降温量について説明する。図13(b)において、縦軸は温度を示し、横軸は時間を示す。エンジン制御部202は、プレコマンドを受信すると準備動作1を開始し、定着部15の目標温度を予備加熱時の目標温度(以下、予備加熱温度という)として制御する。その後、印刷予約コマンドを受信すると、エンジン制御部202は、定着部15の目標温度を指定された目標温度(以下、指定加熱温度という)に切り替えて制御する。ここで、エンジン制御部202は、印刷予約コマンドと印刷開始コマンドは同時に受信するものとし、印刷予約コマンドを受信してから/TOP信号を出力するタイミングまでの時間をT0とする。時間T0は、開発段階において決定される固定時間であり、例えばROM206に記憶される。
図15を用いて、FPOTを優先させて画像形成動作を行う印刷モードを順位付けした情報である印刷モード毎のFPOTの優先順位について説明する。図15の縦軸は温度、横軸は時間を表している。図15に示す破線は、いずれも、画像形成時の目標温度を表している。破線〔1〕は印刷モードが普通紙の場合の目標温度(指定加熱温度)を示している。破線〔2〕は印刷モードが厚紙の場合の目標温度を示している。破線〔3〕は印刷モードがグロス紙の場合の目標温度を示している。実線〔1〕は、時間T0以内に普通紙の目標温度(破線〔1〕)まで降温可能な温度である。即ち、降温可能温度を普通紙の目標温度とし、時間T0中に最大降温量で降温した場合に普通紙の目標温度となるような、降温前の温度が実線〔1〕で示されている。また、実線〔2〕は、時間T0以内に普通紙の目標温度(破線〔1〕)まで昇温可能な温度である。即ち、昇温可能温度を普通紙の目標温度とし、時間T0中に最大昇温量で昇温した場合に普通紙の目標温度となるような、昇温前の温度が実線〔2〕で示されている。実線〔1〕と実線〔2〕の間を、普通紙における温度の範囲である予備加熱温度の選択範囲とし、例えばこの選択範囲はROM206に格納される。印刷開始コマンドを受信してから/TOP信号が出力されるタイミングまでに、普通紙の目標温度に到達するためには、実線〔1〕と実線〔2〕の範囲内で予備加熱をしておく必要がある。
図16は、プレコマンドを受信した際に給紙トレイ1に収納されている用紙2と定着部15の加圧ローラ15bの予測表面温度と機内温度に応じて予備加熱温度を決定する処理を示すフローチャートである。S201でエンジン制御部202は、コントローラ部201から指定された、印刷モード毎のFPOTの優先順位をRAM207に保持する。S202でエンジン制御部202は、定着部15の加圧ローラ15bの予測表面温度と機内温度から最大昇温量と最大降温量を求める。エンジン制御部202は、加圧ローラ15bの予測表面温度Tfを図13(a)のグラフから予測し、機内温度を環境センサ404の検知結果に基づいて検知し、図14(a)及び図14(b)から最大昇温量及び最大降温量を求める。S203でエンジン制御部202は、用紙毎に予備加熱温度の選択範囲をROM206から取得する。例えば、コントローラ部201から通知された優先順位が上述したような順番であった場合、1位の普通紙の選択範囲、2位の厚紙の選択範囲、3位のグロス紙の選択範囲を、それぞれROM206から取得する。
なお、実施例1から実施例4の構成は、図1(a)や図7で説明したレーザプリンタの構成に限定されない。例えば、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
130 定着器
140 本体カセット
141、142 オプションカセット
201 コントローラ部
202 エンジン制御部
Claims (20)
- 画像データを処理するコントローラ部と、
記録材に画像を形成する形成手段と、
前記形成手段により形成された未定着の画像を定着する定着手段と、
前記コントローラ部から画像形成動作の指示を受信する前に第1の準備動作における前記定着手段の温度制御を実行し、前記コントローラ部から前記画像形成動作の指示を受信すると前記画像形成動作に応じた印刷モードで第2の準備動作における前記定着手段の温度制御を実行し、前記第2の準備動作が完了すると前記形成手段により記録材に画像形成を行う制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
記録材を積載する複数の積載部と、
前記複数の積載部の各々に対して印刷モードを設定する設定手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記設定手段により前記複数の積載部の各々に対して設定された印刷モードに基づいて、前記第1の準備動作を実行することにより前記定着手段が上昇する温度を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記設定手段により前記複数の積載部の各々に対して設定された印刷モードの中で、前記定着手段の目標温度が最も高い印刷モードを前記第1の準備動作を実行する際の印刷モードに決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記積載部の用紙の有無を検知する第1の検知手段を備え、
前記制御手段は、前記第1の検知手段により記録材無しを検知した積載部を、前記第1の準備動作を実行する際の印刷モードを決定する際の対象から除外することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記複数の積載部の使用状況に応じて、前記第1の準備動作を実行する際の印刷モードを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、使用頻度が所定の使用頻度に達していない積載部を、前記第1の準備動作を実行する際の印刷モードを決定する際の対象から除外することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記複数の積載部の使用頻度の総数が所定数に達していない場合には、全ての積載部を対象として前記第1の準備動作を実行する際の印刷モードを決定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記コントローラ部は、前記画像形成動作の指示とともに、又は、前記画像形成動作の指示に先だって、前記画像形成動作における印刷モードを前記設定手段に通知し、
前記設定手段は、前記コントローラ部から通知された印刷モードに基づいて、前記複数の積載部の各々に対して印刷モードを設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成動作を指示する操作部を備え、
前記設定手段は、前記操作部から指示された印刷モードに基づいて、前記複数の積載部の各々に対して印刷モードを設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記積載部から搬送された記録材の種類を検知する第2の検知手段を備え、
前記設定手段は、前記第2の検知手段により検知された記録材の種類に基づいて、前記複数の積載部の各々に対して印刷モードを設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記複数の積載部に収納されている用紙に設定されている前記定着手段の目標温度の中で最も高い目標温度と、前記複数の積載部に収納されている用紙に設定されている前記定着手段の目標温度の中で最も低い目標温度と、に基づき、前記第1の準備動作を実行する際の前記定着手段の温度を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の準備動作における前記定着手段の温度を、前記最も高い目標温度と前記最も低い目標温度との間の温度に決定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置内の温度を検知する第3の検知手段と、
前記定着手段の温度を予測する予測手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記第3の検知手段により検知された温度と、前記予測手段により予測された温度と、に基づいて、前記第1の準備動作における前記定着手段の温度を決定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記定着手段は、ヒータを有する定着ローラと、前記定着ローラとともにニップ部を形成し前記ニップ部において記録材を搬送する加圧ローラと、を有し、
前記予測手段は、記録材が前記ニップ部を搬送されている期間においては、時間の経過とともに前記加圧ローラの温度が前記定着手段の目標温度に収束するように前記加圧ローラの温度を予測し、記録材が前記ニップ部を搬送されていない期間においては、時間の経過とともに前記加圧ローラの温度が前記第3の検知手段により検知された温度に収束するように前記加圧ローラの温度を予測することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記予測手段により予測された前記加圧ローラの温度と、前記第3の検知手段により検知された温度とに基づいて、所定の時間内に昇温することが可能な昇温量と、前記所定の時間内に降温することが可能な降温量と、を求め、前記昇温量と前記降温量に基づき、記録材の種類に対応する温度の範囲を求めることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記コントローラ部は、ファーストコピーアウトタイムを優先させて画像形成動作を行う印刷モードを順位付けした情報を前記制御手段に通知し、
前記制御手段は、前記順位付けした情報と、前記複数の積載部に積載された記録材の各々に対して求めた前記温度の範囲とに基づいて、前記第1の準備動作における前記定着手段の温度を決定することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記コントローラ部であり、
前記コントローラ部は、前記画像形成動作の指示とともに、又は、前記画像形成動作の指示に先だって、前記複数の積載部の各々に対して記録材に関する情報を設定することを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成動作を指示する操作部を備え、
前記設定手段は、前記操作部から指示された情報に基づいて、前記複数の積載部の各々に対して記録材に関する情報を設定することを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記積載部から搬送された記録材の種類を検知する第2の検知手段を備え、
前記設定手段は、前記第2の検知手段により検知された記録材の種類に基づいて、前記複数の積載部の各々に対して記録材に関する情報を設定することを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 記録材に画像を形成する形成手段と、
前記形成手段により形成された未定着の画像を定着する定着手段と、
画像形成条件が確定する前に第1の準備動作における前記定着手段の温度制御を実行し、前記画像形成条件が確定すると前記画像形成条件に応じた第2の準備動作における前記定着手段の温度制御を実行し、前記第2の準備動作が完了すると前記形成手段により記録材に画像形成を行う制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
記録材を積載する複数の積載部と、
前記複数の積載部の各々に対して印刷モードを設定する設定手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記設定手段により前記複数の積載部の各々に対して設定された印刷モードに基づいて、前記第1の準備動作を実行することにより前記定着手段が上昇する温度を決定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記印刷モードは、前記積載部に積載された記録材の紙種、又は記録材のサイズの情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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