JP4923709B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、供給される電力値が可変である加熱手段等の構成要素を備える画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式の複写機、ファクシミリ、プリンタあるいはそれらの複合機等の画像形成装置では、記録媒体上に画像データに基づくトナー像を形成し、トナー像が形成された記録媒体を定着装置に送り、定着装置により記録媒体上の未定着トナー像を加熱定着させてプリント画像を得ている。
画像形成装置に備えられた定着装置は、定着温度を制御するために供給される電力を調整可能なヒータ等の加熱手段を備えている。この加熱手段に対する電力制御には交流電圧による位相制御方式が用いられているが、この位相制御方式では、高周波電流の増加や電源電圧変動(フリッカ)が大きくなるという不具合が生じていた。
そこで、輻射ヒータ(加熱手段)に供給される交流電圧を直流電圧に変換し、画像形成装置のシステム構成の状況に基づき輻射ヒータで消費する最大電力値及び直流電圧の制御最大電圧値を決定し、制御最大電圧値の範囲内で制御電圧を算出して、輻射ヒータに割り当てる直流電圧を可変させる画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−240250号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の画像形成装置では、交流電圧から直流電圧に変換しなくてはならず、装置構成の大型化やコストの増大を招くという問題がある。
本発明の課題は、交流電圧から直流電圧に変換せずに電源電圧変動を低減し得る画像形成装置を実現することである。
請求項1に記載の発明は、供給される電力値が可変である構成要素を備えた画像形成装置において、前記構成要素に現在供給されている電力値を算出する電力算出手段と、前記電力算出手段により算出された電力値と前記構成要素に供給されるべき電力値の目標値との差分値を算出する差分値算出手段と、前記差分値算出手段により算出された前記差分値が大きいほど、前記構成要素に供給される単位時間あたりの電力値の変化率を小さく設定し、設定された当該変化率に応じて前記構成要素に供給される電力値を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であること、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記差分値に応じた変化率が予め設定された変化率テーブルを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記差分値算出手段により算出された前記差分値と、前記記憶手段に記憶されている前記変化率テーブルと、に基づいて前記変化率を設定すること、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記構成要素は、ニップ部を形成する加熱部材及び加圧部材を有して記録媒体上のトナーを定着させる定着装置の前記加熱部材を加熱する加熱手段であること、を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、交流電圧から直流電圧に変換しなくとも、構成要素に現在供給されている電力値と構成要素に供給されるべき電力値の目標値との差分値に基づいて設定された変化率に応じて、構成要素に供給される電力値を制御することができるため、装置構成の大型化やコストの増大を招かずに電源電圧変動(フリッカ)を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、変化率を差分値と変化率テーブルとに基づいて設定することができるため、制御負荷を低減させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、供給される電力値が可変である構成要素として、定着装置の加熱部材を加熱する加熱手段を用いることができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における画像形成装置1の概略制御構成図を示す。
本実施の形態における画像形成装置1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像をOHP用紙や紙等の記録媒体に画像形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータ等から画像データを受信し、画像データが表す画像を記録媒体上に形成して出力するプリンタ機能等を備えたデジタル複合機である。
図1に示すように、画像形成装置1は、本体制御部100、記憶部110、直流電源ユニット200、画像読取部10、プリント部20、操作表示部80、通信部90等により構成され、各部は電気的に各種データを送受信可能な構成となっている。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部と読取部とを備え、自動原稿送り部により、原稿トレイに積載される原稿が最上部から順に原稿の読取個所であるコンタクトガラスに密着されながら通過され、コンタクトガラスを通過して読み取り完了後排紙トレイに排出される。
また、光源、レンズ、コンタクトガラス、CCD(Charge Coupled Device)等からなるスキャナを備えて構成された読取部により、原稿に照射した光の反射光が結像されて光電変換されることにより原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿画像(アナログ画像信号)が本体制御部100に出力され、本体制御部100においてA/D変換され各種画像処理が施された後、プリントデータとしてプリント部20に出力される。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
プリント部20は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成を行うものであり、画像形成部30と、クリーニング部40と、給紙部50と、搬送部60と、定着装置70とを備えて構成される。
画像形成部30は、感光体ドラム、帯電装置、レーザ光を出力するレーザ出力部とレーザ光を主走査方向に走査させるポリゴンミラーとを有する露光装置、現像装置、転写装置を備えている。画像形成部30により、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置でプリントデータに基づいてレーザ光が照射され静電潜像が形成され、そして、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に帯電したトナーが付着されて静電潜像(トナー像)が形成され、転写装置においてトナー像が記録媒体に転写される。
クリーニング部40は、記録媒体にトナー像が転写された後、感光体ドラムの表面の残留電荷や残留トナー等を除去する。
給紙部50は、種類毎に予め識別された記録媒体が収容された複数の用紙トレイと、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の記録媒体をその都度積載可能である手差トレイとを備え、給紙ローラによって用紙トレイ又は手差トレイに収容された記録媒体が最上部から一枚ずつ搬送部に向けて搬送する。
搬送部60は、用紙トレイ又は手差トレイから搬送された記録媒体を、複数の中間ローラ、レジストローラを経て転写装置、定着装置70へ搬送し、定着処理された記録媒体を排紙ローラによって挟持し、排紙トレイ上に出力させる。
定着装置70は、記録媒体に転写されたトナー像を加熱により定着するための加熱部材71、加熱部材71に圧接してニップ部を形成する加圧部材72、加熱部材71を加熱する加熱手段73、加熱部材71の温度を検出する温度センサ74、加熱手段73に電力を供給する定着電力制御ユニット300等から構成されており、本体制御部100によって駆動される。
本実施の形態の加熱部材71としては、加熱ベルト、加熱ローラ等が使用できるが、加熱ローラであることが熱効率に優れている点から好ましい。また、加圧部材72としては加圧ローラ、パッド等が使用できるが加圧ローラであることが好ましい。
加熱手段73としては、熱電対(ヒータ)、ハロゲンランプ、誘導加熱(IH;Induction Heating)方式を採用するために用いられる誘導コイル等の供給される電力値に応じて発熱量が変化するものが使用できる。従って、加熱手段73は、供給される電力値が可変である構成要素である。
温度センサ74は、加熱手段73に対応する加熱部材71の外周側に非接触若しくは接触されて設置されており、加熱部材71の温度を検出し、検出された検出温度を本体制御部100に出力する。
定着電力制御ユニット300は、定着制御部310、電圧検出部321、駆動回路部322、電流検出部323等を備えて構成されている。
定着制御部310は、電圧検出部321及び電流検出部323から入力される値を本体制御部100に出力すると共に、本体制御部100からの指示に基づいて加熱手段73を駆動させるための駆動信号を算出して駆動回路部322に出力する。
電圧検出部321は、交流電源部ACから定着電力制御ユニット300に入力される交流電力の電圧値(以下、定着電源電圧値V)を検出し、検出した定着電源電圧値Vを定着制御部310に出力する。
駆動回路部322は、定着制御部310から入力された駆動信号に基づいて加熱手段73へ電力の供給を行う。
電流検出部323は、駆動回路部322から入力された駆動信号に基づいて加熱手段73に供給される電力の電流値(以下、定着電源電流値I)を検出し、検出した定着電源電流値Iを定着制御部310に出力する。
操作表示部80は、コピースタートキー、テンキー、電源スイッチ等の各種操作キーを備え、これらのキーの操作信号を本体制御部100に出力する。また、操作表示部80は、LCD(Liquid Crystal Display)画面及びタッチパネルを有し、本体制御部100から入力される表示信号の指示に従って、LCD画面上に各種操作ボタンや、装置の状態表示、各機能の動作状況などの表示を行うと共に、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号として本体制御部100に出力する。
通信部90は、モデム、TA(Terminal Adapter)やルータ等によって構成され、ネットワークに接続された外部機器との通信の制御を行う。例えば、外部機器から画像データを通信部90を介して受信することが可能である。
本体制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発RAM等から構成され、ROMや不揮発RAMに格納されているプログラムやデータをRAM等の一時記憶領域(図示略)に展開し、当該プログラムに基づいて画像形成装置1全体の制御を行うと共に、画像形成装置1内の各部と相互に各種情報を送受信可能に接続されており、各部からの情報を受信し、受信した情報を判断して、判断結果である動作指示等の情報を各部に出力し、各部を統括的に制御している。
また、本体制御部100は、電圧検出部321から検出される定着電源電圧値V及び電流検出部323から検出される定着電源電流値Iに基づいて、加熱手段73に現在供給されている電力値(以下、現定着電力値Wh0)を算出する。そして、本体制御部100は、加熱手段73に供給されるべき電力値の目標値(以下、定着目標電力値WhN)と現定着電力値Wh0との差分値ΔWを算出し、算出した差分値ΔWと記憶部110に記憶されている変化率テーブルとに基づいて加熱手段73に供給される電力の変化率αを設定し、設定された当該変化率αに応じて供給定着電力可変テーブルを生成して加熱手段73に供給される電力値を制御する。即ち、本体制御部100は、電力算出手段、差分値算出手段、制御手段としての機能を有する。
なお、差分値ΔWが0である場合、即ち、定着目標電力値WhNと現定着電力値Wh0とが等しい場合には、現定着電力値Wh0を維持するため変化率αは0に設定され、供給定着電力可変テーブルは生成されない。
本体制御部100は、定着目標電力値WhNとして、画像形成装置1内の直流負荷に供給される電力値(以下、直流負荷電源電力値W)を算出し、記憶部110に記憶されている画像形成装置1の動作モードに応じて予め定められた画像形成装置1全体に供給されるべき電力値の目標値(以下、目標総電力値Wという。)から直流負荷電源電力値Wを減算した値を定着目標電力値WhNとして算出する。
画像形成装置1の動作モードとしては、定着装置の加熱部材71を定着可能な温度まで上昇させるウォームアップモード、画像形成が所定時間以上行われておらず画像形成動作が停止しているスリープモード、記録媒体上に画像を形成する画像形成モード等を挙げることができる。
記憶部110は、動作モード毎の目標総電力値Wと差分値ΔWに応じた変化率αが予め設定された変化率テーブルとを記憶していると共に、生成された供給定着電力可変テーブルを記憶する記憶手段であり、磁気的、光学的記憶媒体若しくは半導体メモリで構成される電気的に消去及び書き換え可能な不揮発性の記憶媒体で構成されている。記憶部110としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリなどが挙げられる。なお、記憶部110は、着脱自在に装着可能な構成としてもよい。
図2に、変化率テーブル111の例を示す。
図2に示す変化率テーブル111は、定着目標電力値WhNと現定着電力値Wh0との減算値の絶対値を差分値ΔWとし、算出された差分値ΔWの値が取り得る範囲に応じて変化率αが設定されている。変化率αは、画像形成装置1の装置構成とフリッカの規格とに応じて定めることができる。
図2では、差分値ΔWが0より大きく300以下である場合には、変化率αを300[W/10sec]として設定、差分値ΔWが300より大きく600以下である場合には、変化率αを200[W/10sec]として設定、差分値ΔWが600より大きい場合には、変化率αを100[W/10sec]として設定している。
即ち、差分値ΔWが大きい場合(例えば、ΔW=600)では、急激に供給する電力を増加又は減少させると単位時間あたりの電力の変化率が大きくなり、フリッカが生じやすくなるため、単位時間あたりの電力の変化率を小さくし、緩やかに電力を供給することでフリッカの発生を抑制している。差分値ΔWが小さい場合(例えば、ΔW=100)では、フリッカが発生しにくいことから、単位時間あたりの電力の変化率を大きくし、急激に電力を供給することとしている。
供給定着電力可変テーブルは、現定着電力値Wh0、定着目標電力値WhN、変化率αに基づいて、直流負荷電源電力値Wが算出された時刻(現在時刻)から現定着電力値Wh0が定着目標電力値WhN以上になるまでに要する時間まで、予め設定された時間(以下、設定時間)毎に加熱手段73に供給される電力値を示す電力指示値が設定されている。
なお、本実施の形態においては、本体制御部100と記憶部110とを別の構成として説明したが、一体的な構成として形成されていてもよく、また、本体制御部100と定着制御部310をと別の構成として説明したが、定着制御部310を本体制御部100に含める構成であってもよく、例えば、システムLSI(Large Scale Integration)等で実現してもよい。
直流電源ユニット200は、直流電源制御部210、電圧検出部221、電流検出部222、AC/DC変換部223等を備えて構成されている。
直流電源制御部210は、本体制御部100からの指示に基づいて画像形成装置1内の直流負荷に供給される電力を監視しており、電圧検出部221及び電流検出部222から検出される値を本体制御部100に出力する。
電圧検出部221は、交流電源部ACから直流電源ユニット200に入力される交流電力の電圧値、即ち、画像形成装置1の直流負荷用の交流電力の電圧値(以下、直流負荷電源電圧値V)を検出し、検出した直流負荷電源電圧値Vを直流電源制御部210に出力する。
電流検出部222は、交流電源部ACから直流電源ユニット200に入力される交流電力の電流値、即ち、画像形成装置1の直流負荷用の交流電力の電流値(以下、直流負荷電源電流値I)を検出し、検出した直流負荷電源電流値Iを直流電源制御部210に出力する。
AC/DC変換部223は、交流電源部ACから直流電源ユニット200に入力された交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を画像形成装置1内の各直流負荷に適応した電圧に変換して供給する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図3は、本実施の形態における加熱手段73に供給される電力値設定動作のフローチャートを示す。図3に示すフローチャートは、画像形成装置1に電源電力が供給されている間は随時実行されるものである。
本体制御部100は、電圧検出部221から検出される直流負荷電源電圧値Vを直流電源制御部210から取得する(ステップS1)と共に、電流検出部222から検出される直流負荷電源電流値Iを直流電源制御部210から取得する(ステップS2)。
本体制御部100は、取得した直流負荷電源電圧値Vと直流負荷電源電流値Iとから画像形成装置1内の直流負荷に供給される直流負荷電源電力値Wを算出する(ステップS3)。
本体制御部100は、現在の画像形成装置1の動作モードに応じた目標総電力値Wを記憶部110から読み出し(ステップS4)、読み出した目標総電力値Wから直流負荷電源電力値Wを減算して定着目標電力値WhNを算出する(ステップS5)。
また、本体制御部100は、電圧検出部321から検出される定着電源電圧値Vを定着制御部310から取得すると共に、電流検出部323から検出される定着電源電流値Iを定着制御部310から取得し、取得した定着電源電圧値Vと定着電源電流値Iとから加熱手段73に現在供給されている現定着電力値Wh0を算出する(ステップS6)。
本体制御部100は、算出した定着目標電力値WhNと現定着電力値Wh0とを減算し、減算値の絶対値を差分値ΔWとして算出する(ステップS7)。
本体制御部100は、ステップS7において差分値ΔWが0である場合には、現定着電力値Wh0を変更することなく現定着電力値Wh0を維持させるためステップS1に戻り、差分値ΔWが0でない場合には、算出した差分値ΔWと記憶部110に記憶されている変化率テーブルを参照して、変化率αを算出する(ステップS8)。
本体制御部100は、現定着電力値Wh0、定着目標電力値WhN、変化率αに基づいて、供給定着電力可変テーブルを生成する(ステップS9)。
図4に、供給定着電力可変テーブルの例を示す。
図4に示す供給定着電力可変テーブル112は、現定着電力値Wh0が500[W]、定着目標電力値WhNが1000[W]であった場合、図2に示す変化率テーブル111により変化率αが200[W/10sec]と算出された場合において生成される供給定着電力可変テーブルの例である。
図4に示すように、供給定着電力可変テーブル112には、現在時刻を基準(0[sec])として、設定時間(ここでは、5[sec])経過毎に加熱手段73に供給される電力指示値が設定されており、変化率αが200[W/10sec]であり、また、現定着電力値Wh0が定着目標電力値WhNよりも小さいことから、電力指示値が定着目標電力値WhN以上となる時刻(ここでは、25[sec])まで、設定時間経過毎に電力指示値が100[W]増加するよう設定されている。
本体制御部100は、供給定着電力可変テーブルを参照して、現在時刻から設定時間経過後に設定されている電力指示値を設定し(ステップS10)、設定時間が経過したか否かを判別し(ステップS11)、設定時間が経過していないと判別した場合(ステップS11;No)、設定時間が経過するまで待機する。
本体制御部100は、設定時間が経過したと判別した場合(ステップS11;Yes)、設定した電力指示値を定着制御部310に出力し、定着制御部310は電力値指示値に応じた電力値が加熱手段73に供給される駆動信号を算出して駆動回路部322に出力する。また、本体制御部100は、定着目標電力値WhNを算出した際に算出された目標総電力値W及び直流負荷電源電力値Wに変更が無いか否かを判別する(ステップS12)。
ステップS12において、目標総電力値W及び直流負荷電源電力値Wに変更が無いか否かを判別する際、本体制御部100は、ステップS1〜4と同様の動作を実行して目標総電力値W及び直流負荷電源電力値Wを算出し、この算出した目標総電力値W及び直流負荷電源電力値Wと、定着目標電力値WhNを算出した際に算出された目標総電力値W及び直流負荷電源電力値Wと、を夫々比較することにより変更が無いか否かを判別する。
本体制御部100の動作は、目標総電力値W及び直流負荷電源電力値Wの少なくともいずれか一方に変更有りと判別した場合(ステップS12;No)、ステップS1に戻る。
本体制御部100は、目標総電力値W及び直流負荷電源電力値W共に変更無しと判別した場合(ステップS12;Yes)、供給定着電力可変テーブルを参照し、更に設定時間経過後に設定された電力指示値(次の電力指示値)の有無を判別する(ステップS13)。
本体制御部100は、次の電力指示値有りと判別した場合(ステップS13;No)、ステップS10に戻り、次の電力指示値を設定する。
本体制御部100は、次の電力指示値無しと判別した場合(ステップS13;Yes)、本処理を終了する
図5に、加熱手段73に供給される電力値の時間変化を示すグラフの例を示す。
図5には、図3に示す処理が実行されることにより生成された図4に示す供給定着電力可変テーブル112に応じて加熱手段73に供給される電力値Pを実線で示し、加熱手段73に供給される電力値Pの近似曲線Paを一点鎖線で示す。
図5に示すように、加熱手段73に供給される電力値は、定着目標電力値WhN(ここでは、1000[W])に達するまで、設定時間経過毎(5[sec]経過毎)に加熱手段73に供給される電力値が段階的に増加され、近似曲線Paは、算出された変化率(ここでは、200[W/10sec])を傾きとする一曲線となる。
なお、本実施の形態における変化率テーブルは、近似曲線が一次曲線となる変化率αが定められた変化率テーブルを示して説明したが、近似曲線が双曲線や放物線等の二次曲線となる変化率αが定められた変化率テーブルであってもよい。
このように、本実施の形態によれば、交流電圧から直流電圧に変換しなくとも、加熱手段73に現在供給されている電力値(現定着電力値Wh0)と加熱手段73に供給されるべき電力値の目標値(定着目標電力値WhN)との差分値ΔWに基づいて設定された変化率αに応じて、加熱手段73に供給される電力値を制御することができるため、定着装置及び画像形成装置装置の大型化やコストの増大を招かずに電源電圧変動(フリッカ)を低減することができる。
また、変化率αを差分値ΔWと変化率テーブルとに基づいて設定することができるため、本体制御部100の制御負荷を低減させることができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態における画像形成装置1の概略制御構成図である。 変化率テーブル111の例である。 本実施の形態における加熱手段73に供給される電力値設定動作のフローチャートである。 供給定着電力可変テーブル112の例である。 加熱手段73に供給される電力値の時間変化を示すグラフの例である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 プリント部
30 画像形成部
40 クリーニング部
50 給紙部
60 搬送部
70 定着装置
71 加熱部材
72 加圧部材
73 加熱手段
74 温度センサ
100 本体制御部
110 記憶部
111 変化率テーブル
112 供給定着電力可変テーブル
200 直流電源ユニット
210 直流電源制御部
221 電圧検出部
222 電流検出部
223 AC/DC変換部
300 定着電力制御ユニット
310 定着制御部
321 電圧検出部
322 駆動回路部
323 電流検出部
AC 交流電源部
直流負荷電源電流値
定着電源電流値
直流負荷電源電圧値
定着電源電圧値
目標総電力値
直流負荷電源電力値
h0 現定着電力値
hN 定着目標電力値
ΔW 差分値
α 変化率

Claims (3)

  1. 供給される電力値が可変である構成要素を備えた画像形成装置において、
    前記構成要素に現在供給されている電力値を算出する電力算出手段と、
    前記電力算出手段により算出された電力値と前記構成要素に供給されるべき電力値の目標値との差分値を算出する差分値算出手段と、
    前記差分値算出手段により算出された前記差分値が大きいほど、前記構成要素に供給される単位時間あたりの電力値の変化率を小さく設定し、設定された当該変化率に応じて前記構成要素に供給される電力値を制御する制御手段と、
    を備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記差分値に応じた変化率が予め設定された変化率テーブルを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記差分値算出手段により算出された前記差分値と、前記記憶手段に記憶されている前記変化率テーブルと、に基づいて前記変化率を設定すること、
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記構成要素は、
    ニップ部を形成する加熱部材及び加圧部材を有して記録媒体上のトナーを定着させる定着装置の前記加熱部材を加熱する加熱手段であること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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