JP2008225102A - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記画像に対応する可視像を形成すると共に、前記可視像を前記記録媒体に転写する画像形成部と、前記記録媒体を給紙する給紙部から前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の種類及び前記画像形成装置の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記記録媒体を搬送する第1の搬送モードと、前記第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する制御部とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【選択図】図5
【解決手段】記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記画像に対応する可視像を形成すると共に、前記可視像を前記記録媒体に転写する画像形成部と、前記記録媒体を給紙する給紙部から前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の種類及び前記画像形成装置の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記記録媒体を搬送する第1の搬送モードと、前記第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する制御部とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子写真方式や静電記憶方式などを用いて、複数の感光体に形成される各色の可視像(トナー像)を中間転写体に重畳転写する画像形成装置に関する。本発明は、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に好適である。
カラーレーザプリンタなどの画像形成装置の普及に伴って、かかる画像形成装置には高画質化及び生産性の向上がますます要求されるようになってきている。カラーレーザプリンタは、複数(各色)の感光体、複数(各色)の現像部、中間転写体、転写部及び定着部などを含む画像形成部を有し、中間転写体に形成されたカラー可視像を記録材(記録媒体)に転写する。カラー可視像は、感光体上の静電潜像を現像して得られる可視像(トナー画像)を重畳転写することによって形成される。
画像形成装置においては、高画質化を実現するために、記録材上の所定の位置に画像を形成する(即ち、記録材に対する画像の位置ずれを防止する)ことが必要である。そこで、画像形成装置は、レジストローラの位置で記録材の搬送を一旦停止し、画像形成部でカラー可視像の形成を開始する。そして、中間転写体上のカラー可視像が転写部(転写位置)に到達するタイミングと記録材が転写部に到達するタイミングとが一致するように、記録材の搬送を再開させている。
また、記録材に対する画像の位置ずれを防止するための他の技術も提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の技術は、記録材の搬送路上に配置されたレジセンサで記録材の先端を検出し、かかる検出結果に基づいて、中間転写体上のカラー可視像が転写部に到達するタイミングと記録材が転写部に到達するタイミングとのずれ(時間的な誤差)を算出する。そして、記録材が転写位置に到達する際に、上述した時間的な誤差が解消されるように、記録材を搬送する搬送速度を一時的に加減速させている。換言すれば、特許文献1の技術は、中間転写体上のカラー可視像が転写部に到達するタイミングと記録材が転写部に到達するタイミングとが一致するように、記録材の搬送を停止することなく、記録材の搬送速度を加減速制御している。
実公平05−031661号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、高画質化及び生産性の向上を両立させることが難しかった。例えば、記録材の搬送を一旦停止する場合には、記録材に対する画像の位置を高精度に合わせることが可能であるものの、記録材の搬送を停止させてからカラー可視像を形成するため、記録材に画像が形成されるまでの時間が長くなり、生産性を低下させてしまう。
また、記録材の搬送速度を加減速制御する場合には、生産性を向上させることができるが、記録材の種類や画像形成装置の設置環境に起因する紙すべりなどによって記録材の搬送中に遅延や早送りが発生し、記録材が意図した時間で転写部に到達しないことがある。従って、記録材に対する画像の位置ずれが発生し、画質の低下を招いてしまう。
そこで、本発明は、高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる画像形成装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、画像を形成すると共に、形成した画像を前記記録媒体に転写する画像形成部と、前記記録媒体を給紙する給紙部から前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の種類及び前記画像形成装置の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記記録媒体を搬送する第1の搬送モードと、前記第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する制御部とを有し、前記第1の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体の搬送を停止してから、前記記録媒体の搬送を再開させる搬送モードであり、前記第2の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において、前記記録媒体の搬送を停止させることなく、前記記録媒体の搬送速度を加速又は減速させる搬送モードであることを特徴とする。
本発明の別の側面としての制御方法は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、画像を前記記録媒体に転写する画像形成ステップと、前記記録媒体を給紙する給紙部から画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送ステップとを有し、前記搬送ステップは、前記記録媒体の種類及び前記画像形成装置の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記記録媒体を搬送する第1の搬送モードと、前記第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する制御ステップを含み、前記第1の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体の搬送を停止してから、前記記録媒体の搬送を再開させる搬送モードであり、前記第2の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において、前記記録媒体の搬送を停止させることなく、前記記録媒体の搬送速度を加速又は減速させる搬送モードであることを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる画像形成装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一側面としての画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。画像形成装置1は、記録材(記録媒体)PMに画像(カラー画像)を形成する画像形成装置である。画像形成装置1は、本実施形態では、記録材PMにマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の可視像を重畳して転写し、記録材PMを所定の温度で加熱すると共に加圧して可視像を記録材PMに定着させるカラーレーザプリンタとして具現化される。画像形成装置1は、図1に示すように、光学ユニット10と、画像形成部20と、給紙部30と、搬送部40と、排紙部50と、判別部60と、設置環境検出部70と、制御部80と、操作パネル90とを有する。
光学ユニット10は、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置から入力される画像信号に基づいて変調されたレーザ光を生成し、かかるレーザ光を画像形成部20の感光ドラム21に照射して(露光走査して)静電潜像を形成する。光学ユニット10は、本実施形態では、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色に対応して4つの光学ユニット10a乃至10dを含む。
画像形成部20は、記録材PMに形成する画像に対応する可視像(カラー可視像)を形成すると共に、かかる可視像を記録材PMに転写する。詳細には、画像形成部20は、光学ユニット10によって形成された静電潜像を現像して可視像を形成し、かかる可視像を重畳転写してカラー可視像を形成する。更に、画像形成部20は、カラー可視像を記録材PMに転写し、記録材PMに転写されたカラー可視像を定着させて記録材PMに画像を形成する。
画像形成部20は、像担持体としての感光ドラム21と、一次帯電器(注入帯電器)22と、現像器23と、一次転写ローラ24と、中間転写体25と、二次転写ローラ26と、定着器27とを有する。感光ドラム21は、本実施形態では、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の静電潜像を担持する感光ドラム21a乃至21dを含む。一次帯電器22は、本実施形態では、感光ドラム21a乃至21dの各々を一様に帯電する一次帯電器22a乃至22dを含む。現像器23は、本実施形態では、感光ドラム21a乃至21dに形成された静電潜像の各々を現像する(即ち、可視像を形成する)現像器23a乃至23dを含む。一次転写ローラ24は、本実施形態では、感光ドラム21a乃至21d上の可視像の各々を中間転写体25に転写する一次転写ローラ24a乃至24dを含む。
中間転写体25は、感光ドラム21に接触して配置され、中間転写体駆動ローラ25aによって駆動される。中間転写体25は、感光ドラム21の回転に伴って反時計回り方向に駆動(回転)し、一次転写ローラ24を介して、感光ドラム21上の可視像の転写を受ける。
二次転写ローラ26は、記録材PMの裏面から中間転写体25上のカラー可視像と逆極性の電荷を供給し、中間転写体25から記録材PMにカラー可視像を転写する。なお、二次転写ローラ26が配置された位置は、中間転写体25上のカラー可視像が記録材PMに転写される転写位置TPとなる。
定着器27は、例えば、熱ローラを有し、カラー可視像が転写された記録材PMを加熱及び加圧して、カラー可視像を記録材PMに熱定着させる。
給紙部30は、記録材PMを給紙する機能を有し、本実施形態では、記録材PMを収納(載置)する給紙トレイ31と、給紙トレイ31に収納された記録材PMを一枚ずつ給紙するための給紙ローラ32とを有する。
搬送部40は、給紙部30から画像形成部20に記録材PMを搬送する機能を有し、本実施形態では、記録材PMを矢印方向に搬送する記録材PMの搬送路を形成する。搬送部40は、記録材PMの搬送路に配置されて記録材PMの斜行を補正するレジストローラ41と、記録材PMの先端を検出するレジセンサ42とを有する。また、搬送部40は、記録材PMを搬送する搬送部としても機能する給紙ローラ32、レジストローラ41、中間転写体駆動ローラ25a、二次転写ローラ26、熱ローラ、排紙ローラ51を各々駆動する図示しないモータを備えている。
排紙部50は、排紙ローラ51と、排紙トレイ52とを有する。排紙部50において、カラー可視像の熱定着を受けた(即ち、画像が形成された)記録材PMは、排紙ローラ51を介して、排紙トレイ52に排紙される。
判別部60は、給紙トレイ31の内部に配置され、給紙トレイ31に収納された記録材PMの種類(例えば、普通紙、光沢紙、ラフ紙等)を判別する。判別部60は、例えば、記録材PMの表面の光学的特性を検出し、かかる光学特性から記録材PMの種類を判別する。但し、判別部60は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。判別部60の判別結果(即ち、判別部60によって判別された記録材PMの種類)は、制御部80に入力される。
設置環境検出部70は、本実施形態では、温度計や湿度計で構成され、画像形成装置1の設置環境パラメータ、具体的には、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の少なくとも一方を検出する。但し、設置環境パラメータは、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度に限定するものではなく、記録材PMを搬送する際の紙すべりに影響を与えるパラメータを含む。設置環境検出部70の検出結果(即ち、設置環境検出部70によって検出された画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度)は、制御部80に入力される。
制御部80は、図2に示すように、CPU81と、ROM82と、RAM83とを有し、画像形成装置1の動作を制御する。CPU81は、ROM82に格納されたプログラムに基づいてRAM83を作業領域に使用しながら画像形成装置1の各部を制御する。制御部80は、例えば、記録材PMの種類や画像形成装置1の環境パラメータに基づいて、現像条件、転写条件、定着条件及び搬送条件などを制御する。なお、制御部80には、画像形成装置1の各部が接続されているが、図2では、記録材PMの搬送制御に関連するレジセンサ42、搬送部40、判別部60、設置環境検出部70及び操作パネル90のみを示している。ここで、図2は、制御部80の構成を示す概略ブロック図である。
制御部80は、本実施形態では、搬送条件として、給紙部30から画像形成部20に記録材PMを搬送する際の搬送モードを制御する。ここで、図3を参照して、制御部80による搬送モードの制御について説明する。画像形成装置1は、給紙ローラ32及びレジストローラ41を駆動して記録材PMをレジセンサ42に搬送する。ここで、制御部80は、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したタイミングを基準として、感光ドラム21に対する光学ユニット10の露光走査開始から中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに搬送されるまでに要する時間t1を算出する。また、制御部80は、レジセンサ42が記録材PMの先端を検知してから記録材PMが転写位置TPに搬送されるまでに要する時間t2を算出する。また、制御部80は、感光ドラム21に対する光学ユニット10の露光走査開始からレジセンサ42が記録材PMの先端を検知するまでに要した時間t3を算出する。更に、制御部80は、時間t1乃至t3に基づいて、記録材PMが二次転写ローラ26に到達する時点での時間的な誤差((t1−t2)とt3との差)を算出する。かかる時間的な誤差が存在する場合、記録材PM上の所定の位置に画像を形成することができない。
そこで、制御部80は、記録材PMに対する画像の位置を合わせるために(即ち、時間的な誤差を補正するために)、第1の搬送モード又は第2の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御する。なお、第1の搬送モードとは、レジストローラ41の位置で記録材PMの搬送を停止し、カラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングとが一致するように、記録材PMの搬送を再開させる搬送モードである。なお、本実施形態では、レジストローラ41の位置で記録材PMの搬送を停止しているが、記録材PMの搬送を停止する位置は給紙部30と画像形成部20との間の搬送路であればどこでもよい。また、第2の搬送モードとは、記録材PMの搬送を停止させることなく、カラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングとが一致するように、記録材PMの搬送速度を加速又は減速させる搬送モードである。詳細には、第2の搬送モードにおいて、記録材PMがレジセンサ42に到達する時間が遅い場合((t1−t2)<t3)には、記録材PMの搬送速度を加速する。一方、記録材PMがレジセンサ42に到達する時間が早い場合((t1−t2)>t3)には、記録材PMの搬送速度を減速する。
図4は、制御部80において、第2の搬送モードで記録材PMを搬送する場合に機能するモジュールを示す概略ブロック図である。制御部80は、第2の搬送モードで記録材PMを搬送する場合に機能するモジュールとして、露光走査開始タイミングモジュール801と、記録材先端タイミングモジュール802と、搬送速度制御モジュール803とを有する。
露光走査開始タイミングモジュール801は、感光ドラム21に対する光学ユニット10の露光走査開始タイミング(時間t1の開始タイミング及び時間t3の開始タイミング)をRAM83に記憶させる。記録材先端タイミングモジュール802は、記録材PMの先端がレジセンサ42に到達したタイミング(時間t2の開始タイミング及び時間t3の終了タイミング)をRAM83に記憶させる。なお、記録材PMが転写位置TPに到達するタイミング(時間t1の終了タイミング及び時間t2の終了タイミング)は、予め決められた記録材PMの搬送速度から算出できるため、ROM82に記憶されている。搬送速度制御モジュール803は、露光走査開始タイミングモジュール801及び記録材先端タイミングモジュール802によってRAM83に記憶された時間やROM82に記憶された時間に基づいて、記録材PMの搬送速度の加速量及び減速量を算出する。また、搬送速度制御モジュール803は、算出した録材PMの搬送速度の加速量及び減速量に基づいて、搬送部40(図示しないモータ)を制御する。
また、制御部80は、記録材PMが二次転写ローラ26に到達する時点での時間的な誤差が存在する場合に、第1の搬送モードと第2の搬送モードとの切り換えを制御する。具体的には、制御部80は、記録材PMの搬送中に紙すべりが生じやすい場合には、第1の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御する。一方、記録材PMの搬送中に紙すべりが生じにくい場合には、制御部80は、第2の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御する。なお、紙すべりが生じやすいかどうかの判断には、記録材PMの種類及び画像形成装置1の設置環境パラメータの少なくとも一方を用いる。換言すれば、制御部80は、記録材PMの種類及び画像形成装置1の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、記録材PMを搬送する第1の搬送モードと、第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する。これにより、記録材PMの搬送中に紙すべりが生じやすい場合には、記録材PMに対する画像の位置を高精度に合わせることを優先させ、記録材PMの搬送中に紙すべりが生じにくい場合には、生産性を向上させることを優先させることが可能となる。従って、画像形成装置1は、高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる。
操作パネル90は、例えば、ユーザが各種処理の指示や各種設定などを入力するための操作部と処理内容や設定内容などを表示する表示部とを含むタッチパネルで構成され、ユーザインタフェースとして使用される。ユーザは、操作パネル90を操作することによって、画像形成装置1に所望の動作を指示することができる。
また、操作パネル90は、制御部80が第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の範囲の少なくとも1つを入力する入力部としての機能も有する。なお、第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の範囲は、画像形成装置1に接続する外部装置から入力してもよい。この場合、画像形成装置1に接続する外部装置が入力部として機能する。
操作パネル90又は外部装置を介して入力された第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の範囲の少なくとも1つは、本実施形態では、RAM83に記憶されるが、他の記憶部に記憶させてもよい。また、制御部80が第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の範囲は、ROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶させておいてもよい。
以下、実施例1乃至3において、画像形成装置1の動作(制御方法)について説明する。なお、実施例1乃至3では、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと給紙部30から給紙される記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングとの間に時間的な誤差が生じているものとする。そこで、制御部80は、実際には、上述したように、時間的な誤差が生じているかどうかを判断するが、実施例1乃至3では、時間的な誤差が生じているかどうかを判断するステップを省略して説明する。
また、制御部80が第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の範囲は、ROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶されているものとする。
また、制御部80が第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度の範囲は、ROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶されているものとする。
図5は、実施例1における画像形成装置1の制御方法を説明するためのフローチャートである。実施例1では、制御部80が、判別部60の判別結果(即ち、記録材PMの種類)に基づいて、第1の搬送モードと第2の搬送モードとの切り換えを制御する場合を説明する。また、制御部80が第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類として、普通紙がROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶されている。
まず、ユーザが給紙トレイ31に記録材PMをセットして画像形成装置1に記録材PMへの画像の形成を指示すると、制御部80は、ステップS501において、記録材PMへの画像の形成(画像形成処理)を開始する。
ステップS502において、判別部60が記録材PMの種類を判別し、かかる判別結果(判別した記録材PMの種類)を制御部80に送信する。ステップS503において、制御部80は、判別部60によって判別された記録材PMの種類に基づいて、画像形成条件を決定する。
次に、制御部80は、ステップS504において、判別部60によって判別された記録材PMの種類が普通紙であるかどうかを判断する。換言すれば、制御部80は、第1の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御するか、或いは、第2の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御するかを判断する。本実施形態では、制御部80は、記録材PMが普通紙以外の紙である場合には、第1の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御し、記録材PMが普通紙である場合には、第2の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御する。
判別部60によって判別された記録材PMの種類が普通紙以外(記録材PMが普通紙以外の種類の紙)であった場合には、制御部80は、ステップS505において、給紙ローラ32を駆動して給紙トレイ31に収納されている記録材PMの搬送(給紙)を開始する。制御部80は、ステップS506において、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したかどうかを監視し、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出するまで記録材PMの搬送を継続する。
レジセンサ42が記録材PMの先端を検出すると、制御部80は、ステップS507において、記録材PMの搬送を停止する。次いで、ステップS508において、光学ユニット10が、レーザ光によって感光ドラム21を露光する(露光走査開始)。このとき、各色の光学ユニット10a乃至10dが順番に、各色の感光ドラム21a乃至21dを露光して、感光ドラム21a乃至21d上に各色の静電潜像を形成する。また、感光ドラム21a乃至21d上の各色の静電潜像は、各色の現像器23a乃至23dによって現像され、中間転写体25上に重畳転写されてカラー可視像を形成する。
制御部80は、ステップS509において、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングとが一致するように、記録材PMの搬送を再開する。
一方、判別部60によって判別された記録材PMの種類が普通紙であった場合には、ステップS510において、光学ユニット10が、レーザ光によって感光ドラム21を露光する(露光走査開始)。露光走査開始から所定の時間が経過すると、制御部80は、ステップS511において、給紙ローラ32を駆動して給紙トレイ31に収納されている記録材PMの搬送(給紙)を開始する。
制御部80は、ステップS512において、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したかどうかを監視し、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出するまで記録材PMの搬送を継続する。
レジセンサ42が記録材PMの先端を検出すると、制御部80は、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングが一致するように、記録材PMの搬送速度を制御する(ステップS513)。この際、制御部80は、記録材PMの搬送を停止させることなく、記録材PMの搬送を継続させながら搬送速度を加速又は減速させる。
中間転写体25上のカラー可視像及び記録材PMが転写位置TPに到達すると、制御部80は、ステップS514において、二次転写ローラ26を駆動してカラー可視像を記録材PMに転写する。記録材PMにカラー可視像が転写されると、制御部80は、ステップS515において、定着器27を駆動してカラー可視像を記録材PMに定着させ、記録材PMに画像を形成する。そして、制御部80は、ステップS516において、排紙ローラ51を駆動し、画像が形成された記録材PMを排紙トレイ52に排紙する。
実施例1では、記録材PMが普通紙以外の紙(例えば、厚紙などの紙すべりが生じやすい種類の紙)の場合には、第1の搬送モードで記録材PMを搬送し、記録材PMが普通紙(紙すべりが生じにくい紙)の場合には、第2の搬送モードで記録材PMを搬送する。これにより、記録材PMに対するカラー可視像の位置を高精度に合わせながら、高い生産性を維持することが可能となる。
なお、実施例1では、第2の搬送モードで搬送する、即ち、紙すべりが生じにくい記録材の種類を普通紙としているが、他の種類を紙すべりが生じにくい記録材と設定してもよい。また、紙すべりが生じにくい記録材として、複数の種類を設定することも可能である。
このように、実施例1によれば、画像形成装置1で使用される記録材PMの種類に基づいて、記録材PMを搬送する搬送モードを切り換えることによって、高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる。
図6は、実施例2における画像形成装置1の制御方法を説明するためのフローチャートである。実施例2では、制御部80が、設置環境検出部70の検出結果(即ち、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度)に基づいて、第1の搬送モードと第2の搬送モードとの切り換えを制御する場合を説明する。また、制御部80が第2の搬送モードに切り換える温度及び湿度の範囲として、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2がROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶されている。
まず、ユーザが給紙トレイ31に記録材PMをセットして画像形成装置1に記録材PMへの画像の形成を指示すると、制御部80は、ステップS601において、記録材PMへの画像の形成(画像形成処理)を開始する。
ステップS602において、設置環境検出部70が画像形成装置1の設置環境パラメータとして温度及び湿度を検出し、かかる検出結果(画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度)を制御部80に送信する。
次に、制御部80は、ステップS604において、設置環境検出部70によって検出された温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度及び湿度であるかどうかを判断する。換言すれば、制御部80は、第1の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御するか、或いは、第2の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御するかを判断する。本実施形態では、制御部80は、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲以外の温度及び湿度である場合には、第1の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御する。また、制御部80は、画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度及び湿度である場合には、第2の搬送モードで記録材PMを搬送するように搬送部40を制御する。
設置環境検出部70によって検出された温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲以外の温度及び湿度であった場合には、ステップS604に進む。制御部80は、ステップS604において、給紙ローラ32を駆動して給紙トレイ31に収納されている記録材PMの搬送(給紙)を開始する。制御部80は、ステップS605において、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したかどうかを監視し、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出するまで記録材PMの搬送を継続する。
レジセンサ42が記録材PMの先端を検出すると、制御部80は、ステップS606において、記録材PMの搬送を停止する。次いで、ステップS607において、光学ユニット10が、レーザ光によって感光ドラム21を露光する(露光走査開始)。このとき、各色の光学ユニット10a乃至10dが順番に、各色の感光ドラム21a乃至21dを露光して、感光ドラム21a乃至21d上に各色の静電潜像を形成する。また、感光ドラム21a乃至21d上の各色の静電潜像は、各色の現像器23a乃至23dによって現像され、中間転写体25上に重畳転写されてカラー可視像を形成する。
制御部80は、ステップS608において、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングとが一致するように、記録材PMの搬送を再開する。
一方、設置環境検出部70によって検出された温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度及び湿度であった場合には、ステップS609に進む。ステップS609において、光学ユニット10が、レーザ光によって感光ドラム21を露光する(露光走査開始)。露光走査開始から所定の時間が経過すると、制御部80は、ステップS610において、給紙ローラ32を駆動して給紙トレイ31に収納されている記録材PMの搬送(給紙)を開始する。
制御部80は、ステップS611において、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したかどうかを監視し、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出するまで記録材PMの搬送を継続する。
レジセンサ42が記録材PMの先端を検出すると、制御部80は、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングが一致するように、記録材PMの搬送速度を制御する(ステップS612)。この際、制御部80は、記録材PMの搬送を停止させることなく、記録材PMの搬送を継続させながら搬送速度を加速又は減速させる。
中間転写体25上のカラー可視像及び記録材PMが転写位置TPに到達すると、制御部80は、ステップS613において、二次転写ローラ26を駆動してカラー可視像を記録材PMに転写する。記録材PMにカラー可視像が転写されると、制御部80は、ステップS614において、定着器27を駆動してカラー可視像を記録材PMに定着させ、記録材PMに画像を形成する。そして、制御部80は、ステップS615において、排紙ローラ51を駆動し、画像が形成された記録材PMを排紙トレイ52に排紙する。
実施例2では、画像形成装置1が設置された環境の温度及び湿度が紙すべりを生じにくい温度及び湿度の範囲(T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2)以外の温度及び湿度であった場合には、第1の搬送モードで記録材を搬送する。また、画像形成装置1が設置された環境の温度及び湿度が紙すべりを生じにくい温度及び湿度の範囲(T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2)の温度及び湿度であった場合には、第2の搬送モードで記録材を搬送する。これにより、記録材PMに対するカラー可視像の位置を高精度に合わせながら、高い生産性を維持することが可能となる。
なお、実施例2では、第2の搬送モードで搬送する、即ち、紙すべりが生じにくい設置環境パラメータとして、温度及び湿度の範囲を設定しているが、温度又は湿度のみの範囲を設定することも可能である。
このように、実施例2によれば、画像形成装置1が設置された設置環境パラメータに基づいて、記録材PMを搬送する搬送モードを切り換えることによって、高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる。
図7は、実施例3における画像形成装置1の制御方法を説明するためのフローチャートである。実施例3では、制御部80が、判別部60の判別結果及び設置環境検出部70の検出結果に基づいて、第1の搬送モードと第2の搬送モードとの切り換えを制御する場合を説明する。また、制御部80が第2の搬送モードに切り換える記録材PMの種類として、普通紙がROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶されている。更に、制御部80が第2の搬送モードに切り換える温度及び湿度の範囲として、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2がROM82やRAM83、或いは、他の記憶部に予め記憶されている。
まず、ユーザが給紙トレイ31に記録材PMをセットして画像形成装置1に記録材PMへの画像の形成を指示すると、制御部80は、ステップS701において、記録材PMへの画像の形成(画像形成処理)を開始する。
ステップS702において、判別部60が記録材PMの種類を判別すると共に、設置環境検出部70が画像形成装置1の設置環境パラメータとして温度及び湿度を検出する。判別部60の判別結果(判別した記録材PMの種類)及び設置環境検出部70の検出結果(画像形成装置1が設置されている環境の温度及び湿度)は、制御部80に送信される。ステップS703において、制御部80は、判別部60によって判別された記録材PMの種類に基づいて、画像形成条件を決定する。
次に、制御部80は、ステップS704において、判別部60によって判別された記録材PMの種類が普通紙であるかどうかを判断する。判別部60によって判別された記録材PMの種類が普通紙以外(記録材PMが普通紙以外の種類の紙)であった場合には、ステップS706に進む。判別部60によって判別された記録材PMの種類が普通紙であった場合には、ステップS705に進む。
ステップS705において、制御部80は、設置環境検出部70によって検出された温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度及び湿度であるかどうかを判断する。設置環境検出部70によって検出された温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲以外の温度及び湿度であった場合には、ステップS706に進む。設置環境検出部70によって検出された温度及び湿度が、T1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度及び湿度であった場合には、ステップS711に進む。
このように、記録材PMが普通紙以外の紙であった場合、又は、記録材PMは普通紙であるが、画像形成装置1が設置された環境の温度及び湿度がT1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲以外の温度である場合に、ステップS706に進む。ステップS706において、制御部80は、給紙ローラ32を駆動して給紙トレイ31に収納されている記録材PMの搬送(給紙)を開始する。制御部80は、ステップS707において、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したかどうかを監視し、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出するまで記録材PMの搬送を継続する。
レジセンサ42が記録材PMの先端を検出すると、制御部80は、ステップS708において、記録材PMの搬送を停止する。次いで、ステップS709において、光学ユニット10が、レーザ光によって感光ドラム21を露光する(露光走査開始)。このとき、各色の光学ユニット10a乃至10dが順番に、各色の感光ドラム21a乃至21dを露光して、感光ドラム21a乃至21d上に各色の静電潜像を形成する。また、感光ドラム21a乃至21d上の各色の静電潜像は、各色の現像器23a乃至23dによって現像され、中間転写体25上に重畳転写されてカラー可視像を形成する。
制御部80は、ステップS710において、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングとが一致するように、記録材PMの搬送を再開する。
一方、記録材PMが普通紙であり、且つ、画像形成装置1が設置された環境の温度及び湿度がT1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度である場合には、ステップS711に進む。ステップS711において、光学ユニット10が、レーザ光によって感光ドラム21を露光する(露光走査開始)。露光走査開始から所定の時間が経過すると、制御部80は、ステップS712において、給紙ローラ32を駆動して給紙トレイ31に収納されている記録材PMの搬送(給紙)を開始する。
制御部80は、ステップS713において、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出したかどうかを監視し、レジセンサ42が記録材PMの先端を検出するまで記録材PMの搬送を継続する。
レジセンサ42が記録材PMの先端を検出すると、制御部80は、中間転写体25上のカラー可視像が転写位置TPに到達するタイミングと記録材PMが転写位置TPに到達するタイミングが一致するように、記録材PMの搬送速度を制御する(ステップS714)。この際、制御部80は、記録材PMの搬送を停止させることなく、記録材PMの搬送を継続させながら搬送速度を加速又は減速させる。
中間転写体25上のカラー可視像及び記録材PMが転写位置TPに到達すると、制御部80は、ステップS715において、二次転写ローラ26を駆動してカラー可視像を記録材PMに転写する。記録材PMにカラー可視像が転写されると、制御部80は、ステップS716において、定着器27を駆動してカラー可視像を記録材PMに定着させ、記録材PMに画像を形成する。そして、制御部80は、ステップS717において、排紙ローラ51を駆動し、画像が形成された記録材PMを排紙トレイ52に排紙する。
実施例3では、記録材PMが普通紙以外の紙であった場合に、第1の搬送モードで記録材PMを搬送する。また、記録材PMは普通紙であるが、画像形成装置1が設置された環境の温度及び湿度がT1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲以外の温度である場合にも、第1の搬送モードで記録材PMを搬送する。一方、記録材PMが普通紙であり、且つ、画像形成装置1が設置された環境の温度及び湿度がT1<温度(℃)<T2、且つ、H1<湿度(%)<H2の範囲の温度である場合には、第2の搬送モードで記録材PMを搬送する。これにより、記録材PMに対するカラー可視像の位置を高精度に合わせながら、高い生産性を維持することが可能となる。
なお、実施例3では、記録材PMの種類の判別と画像形成装置1の環境パラメータの検出とを同時に実施しているが、それぞれ別に実施してもよい。また、記録材PMの種類が普通紙である場合のみに、画像形成装置1の環境パラメータの検出を実施してもよい。
このように、実施例3によれば、記録材PMの種類及び画像形成装置1の設置環境パラメータに基づいて、記録材PMを搬送する搬送モードを切り換えることによって、高品位な画像(高画質化)を維持しながら生産性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明の画像形成装置は、記録材の種類を判別する判別部と、画像形成装置の設置環境パラメータを検出する設置環境検出部との両方を有しているが、搬送モードを切り換える条件に応じて、いずれか一方のみを有していてもよい。
1 画像形成装置
10 光学ユニット
20 画像形成部
21 感光ドラム
22 一次帯電器
23 現像器
24 一次転写ローラ
25 中間転写体
25a 中間転写体駆動ローラ
26 二次転写ローラ
27 定着器
30 給紙部
32 給紙ローラ
40 搬送部
41 レジストローラ
42 レジセンサ
50 排紙部
51 排紙ローラ
60 判別部
70 設置環境検出部
80 制御部
81 CPU
82 ROM
83 RAM
801 露光走査タイミングモジュール
802 記録材先端タイミングモジュール
803 搬送速度制御モジュール
90 操作パネル
PM 記録材(記録媒体)
TP 転写位置
10 光学ユニット
20 画像形成部
21 感光ドラム
22 一次帯電器
23 現像器
24 一次転写ローラ
25 中間転写体
25a 中間転写体駆動ローラ
26 二次転写ローラ
27 定着器
30 給紙部
32 給紙ローラ
40 搬送部
41 レジストローラ
42 レジセンサ
50 排紙部
51 排紙ローラ
60 判別部
70 設置環境検出部
80 制御部
81 CPU
82 ROM
83 RAM
801 露光走査タイミングモジュール
802 記録材先端タイミングモジュール
803 搬送速度制御モジュール
90 操作パネル
PM 記録材(記録媒体)
TP 転写位置
Claims (10)
- 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
画像を形成すると共に、形成した画像を前記記録媒体に転写する画像形成部と、
前記記録媒体を給紙する給紙部から前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送部と、
前記記録媒体の種類及び前記画像形成装置の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記記録媒体を搬送する第1の搬送モードと、前記第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する制御部とを有し、
前記第1の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体の搬送を停止してから、前記記録媒体の搬送を再開させる搬送モードであり、
前記第2の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において、前記記録媒体の搬送を停止させることなく、前記記録媒体の搬送速度を加速又は減速させる搬送モードであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録媒体の種類を判別する判別部を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記判別部が前記記録媒体を普通紙と判別した場合には、前記第2の搬送モードに切り換え、前記判別部が前記記録媒体を普通紙以外の種類の紙と判別した場合には、前記第1の搬送モードに切り換えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の設置環境パラメータを検出する設置環境検出部を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記設置環境パラメータは、前記画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記設置環境検出部によって検出された前記温度及び前記湿度の少なくとも一方が前記記録媒体の紙すべりを生じる範囲の温度及び/又は湿度である場合には、前記第2の搬送モードに切り換え、前記設置環境検出部によって検出された前記温度及び前記湿度の少なくとも一方が前記記録媒体の紙すべりを生じる範囲以外の温度及び/又は湿度である場合には、前記第1の搬送モードに切り換えることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の種類を判別する判別部と、
前記画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度の少なくとも一方を検出する設置環境検出部とを更に有し、
前記制御部は、前記判別部が前記記録媒体を普通紙と判別し、且つ、前記設置環境検出部によって検出された前記温度及び前記湿度の少なくとも一方が前記記録媒体の紙すべりを生じる範囲の温度及び/又は湿度である場合には、前記第2の搬送モードに切り換え、前記判別部が前記記録媒体を普通紙以外の種類の紙と判別した場合又は前記設置環境検出部によって検出された前記温度及び前記湿度の少なくとも一方が前記記録媒体の紙すべりを生じる範囲以外の温度及び/又は湿度である場合には、前記第1の搬送モードに切り換えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御部が前記第2の搬送モードに切り換える前記記録媒体の種類、前記画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度の範囲の少なくとも1つを入力する入力部を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御部が前記第2の搬送モードに切り換える前記記録媒体の種類、前記画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度の範囲の少なくとも1つを記憶する記憶部を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
画像を前記記録媒体に転写する画像形成ステップと、
前記記録媒体を給紙する給紙部から画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送ステップとを有し、
前記搬送ステップは、前記記録媒体の種類及び前記画像形成装置の設置環境パラメータの少なくとも一方に基づいて、前記記録媒体を搬送する第1の搬送モードと、前記第1の搬送モードとは異なる第2の搬送モードとの切り換えを制御する制御ステップを含み、
前記第1の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体の搬送を停止してから、前記記録媒体の搬送を再開させる搬送モードであり、
前記第2の搬送モードは、前記給紙部と前記画像形成部との間の前記記録媒体の搬送路において、前記記録媒体の搬送を停止させることなく、前記記録媒体の搬送速度を加速又は減速させる搬送モードであることを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007063961A JP2008225102A (ja) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | 画像形成装置及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007063961A JP2008225102A (ja) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | 画像形成装置及び制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008225102A true JP2008225102A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39843796
Family Applications (1)
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JP2007063961A Withdrawn JP2008225102A (ja) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | 画像形成装置及び制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008225102A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015068875A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2016045465A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 株式会社沖データ | 画像形成装置及び画像形成プログラム |
JP2017065206A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2007
- 2007-03-13 JP JP2007063961A patent/JP2008225102A/ja not_active Withdrawn
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