JP2016045465A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の画像形成速度に対応し、稼働中に画像形成速度切り替え制御を行う場合でも、媒体へのトナー像定着の品質低下を抑制する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、媒体上の画像を加熱して定着させる定着部と、温度を測定する温度センサと、熱源を制御し、加熱部材の温度を制御する温度制御手段と、搬送を行う媒体搬送部と、温度センサが測定する温度が、所定の媒体搬送温度以上となった後で、媒体搬送部を制御し、媒体を前記定着部方向へ第1の搬送速度又は、第1の搬送速度よりも高速な第2の搬送速度のいずれかの搬送速度で媒体搬送制御する搬送制御部と、搬送制御部が第1の搬送速度で媒体搬送を行っているときに第1の媒体搬送温度を適用し、搬送制御部が第2の搬送速度で媒体搬送を行っているときは第1の媒体搬送温度よりも高温の第2の媒体搬送温度を適用する搬送温度設定部とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像形成装置及び画像形成プログラムに関し、例えば、電子写真式のプリンタに適用し得る。
従来、電子写真式のプリンタ(画像形成装置)では、媒体(印刷用紙等)上に、トナー像(現像剤像)を転写させ、その後、定着ユニットの熱及び圧力によってトナー像を媒体に定着させている。
そして、従来の画像形成装置が、媒体へのトナー像の定着処理を良好に行うには媒体に応じた熱量の調節が重要な要素となっている。
従来の定着部を備える画像形成装置としては、特許文献1の記載技術がある。特許文献1には、画像形成プロセスを行う前のウォームアップ状態において、2つある熱源のうち、第1の熱源による制御から第2の熱源の制御に切替ることにより、定着部内の定着ローラの温度を確保する技術が開示されている。
特開2012−118140号公報
しかしながら、従来、画像形成速度の切替えが可能な画像形成装置において、より高速にて画像形成を行う場合に、定着部が定着に適した温度に到達する前に、定着部内に媒体が到達してしまうおそれがあった。
そのため、複数の画像形成速度に対応し、稼働中に画像形成速度切り替え制御を行う場合でも、媒体へのトナー像定着の品質低下を抑制することができる画像形成装置が望まれている。
第1の本発明の画像形成装置は、(1)熱源により加熱される加熱部材を用いて、媒体上の画像を加熱して定着させる定着部と、(2)前記加熱部材の温度を測定する温度センサと、(3)前記熱源を制御し、前記加熱部材の温度を制御する温度制御手段と、(4)当該画像形成装置内で媒体搬送を行う媒体搬送部と、(5)前記温度センサが測定する温度が、所定の媒体搬送温度以上となった後で、前記媒体搬送部を制御し、前記媒体を前記定着部方向へ第1の搬送速度又は、該第1の搬送速度よりも高速な第2の搬送速度のいずれかの搬送速度で媒体搬送制御する搬送制御部と、(6)前記搬送制御部が前記第1の搬送速度で媒体搬送を行っているときに第1の媒体搬送温度を適用し、前記搬送制御部が前記第2の搬送速度で媒体搬送を行っているときは該第1の媒体搬送温度よりも高温の第2の媒体搬送温度を適用する搬送温度設定部とを有することを特徴とする。
第2の本発明の画像形成プログラムは、画像形成装置に搭載されるコンピュータを、(1)熱源により加熱される加熱部材を用いて、媒体上の画像を加熱して定着させる定着部と、(2)前記加熱部材の温度を測定する温度センサと、(3)前記熱源を制御し、前記加熱部材の温度を制御する温度制御手段と、(4)当該画像形成装置内で媒体搬送を行う媒体搬送部と、(5)前記温度センサが測定する温度が、所定の媒体搬送温度以上となった後で、前記媒体搬送部を制御し、前記媒体を前記定着部方向へ第1の搬送速度又は、該第1の搬送速度よりも高速な第2の搬送速度のいずれかの搬送速度で媒体搬送制御する搬送制御部と、(6)前記搬送制御部が前記第1の搬送速度で媒体搬送を行っているときに第1の媒体搬送温度を適用し、前記搬送制御部が前記第2の搬送速度で媒体搬送を行っているときは該第1の媒体搬送温度よりも高温の第2の媒体搬送温度を適用する搬送温度設定部として機能させることを特徴とする。
複数の画像形成速度に対応し、稼働中に画像形成速度切り替え制御を行う場合でも、媒体へのトナー像定着の品質低下を抑制する画像形成装置を提供することができる。
実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る定着ユニットの概略断面図である。 実施形態に係る温度検出素子とサーモスタットの配置を示す説明図である。 実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 実施形態に係るパネルの構成を示す平面図である。 実施形態に係る画像形成装置で通常印刷を行う場合のタイムチャートである。 高速印刷においてタイマ制御等を行わなかった場合のタイムチャートである 実施形態に係る画像形成装置で高速印刷を行う場合のタイムチャートである。 実施形態に係る画像形成装置における印刷速度と定着限界温度の関係を示す説明図である。 実施形態に係る画像形成装置における印刷速度と用紙搬送開始から排出センサが検知するまでの時間との関係を示す説明図である。 実施形態に係る定着ローラの長手方向の温度分布を示す説明図である。 実施形態に係る画像形成装置における環境パラメータと搬送速度、紙間の関係を示す説明図である。 実施形態に係る画像形成装置における環境センサによる検出値と環境パラメータの関係を示す説明図である。 実施形態に係る画像形成装置の全体の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置の搬送速度と紙間を決定するまでの動作について示したフローチャートである。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による画像形成装置及び画像形成プログラムの実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の画像形成装置を印刷装置に適用した例について説明する。
(A−1)実施形態の構成
図5は、この実施形態の印刷装置1の全体構成を示す概略断面図である。
印刷装置1は、媒体カセット3、プロセスユニット25、定着ユニット30、ピックアップローラ40、レジストローラ41、42、搬送ローラ43、44及び媒体通過センサ50、51、52、排出ローラ47、48を有している。
媒体カセット3は、印刷(画像形成)に用いる媒体としての用紙Mを収納するものであり、印刷装置1の下部に着脱可能に配置されている。
プロセスユニット25は、電子写真プロセスユニット10と電子写真プロセスユニット10に対抗する位置に設置される転写ローラ20により構成される。
電子写真プロセスユニット10は、カラー印刷装置の場合は、プロセスの色毎(例えば、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K))に分けられていて、モノクロ印刷装置の場合は、ブラック(K)のみである。
この実施形態では、電子写真プロセスユニット10は、ブラックの電子写真プロセスユニットとする。プロセスユニット25は、電子写真プロセスユニット10と転写ローラ20の間を用紙Mが通過している時に、トナー等に代表される現像剤が用紙Mに転写される。
定着部としての定着ユニット30は、温度センサとしての温度検出素子31、加圧ローラ45、定着ローラ46及びヒータ70により構成される。定着ローラ46と加圧ローラ45は互いに圧接して設けられている。
温度検出素子31は、定着ローラ46の表面の温度を計測するための温度検出素子であり、例えば、サーミスタ等である。ヒータ70は、定着ローラを内面から加熱するためのヒータであり、例えば、ハロゲンヒータ等である。
ピックアップローラ40は、媒体カセット3内から用紙Mを1枚ずつ給紙する。
レジストローラ41及び42は互いに外周面を圧接して設けられている。また、搬送ローラ43及び44も互いに外周面を圧接して設けられており、排出ローラ47、48も互いに外周面を圧接して設けられている。
媒体通過センサ50、51及び52は、媒体の通過を認識するためのメカセンサであり、媒体が通過するたびに機械的に動作するものである。
用紙Mは、矢印60、矢印61、矢印62、矢印63、矢印64、矢印65の順に搬送される。
図2は、定着ユニット30の構成を示す断面図である。
図2において、トナーに代表される現像剤123が付着した用紙Mは、矢印Zの搬送方向に搬送される。
定着ローラ46は、内部のヒータ70によって加熱され(出力は、例えば、850W程度)、用紙M表面に転写されたトナー像を定着させるものである。定着ローラ46は、例えば、厚さ1mm〜2mm程度の鉄で形成されたパイプ状のものが適用され、鉄に限らず、アルミやさらに厚さが薄く高硬度な鋼材でも良い。
定着ローラ24の表面温度は、温度検出素子31により検知される。温度検出素子31は、例えば、表面温度を検出するサーミスタが用いられる。さらに、定着ローラ46の異常高温を防止するために、サーモスタット500が定着ローラ46表面から所定の間隙を確保して実装されている。
加圧ローラ45は、図示せぬ押圧手段により定着ローラ46に押圧されているローラである。加圧ローラ45の表面は、例えば、断熱性スポンジ素材であり、内部にはヒータは内蔵されていないものとし、空洞若しくは、両端部をふさいだ中空タイプでも良い。
図3は、圧接した定着ローラ46、加圧ローラ45と温度検出素子31の設置位置と、サーモスタット500の配置と、記録媒体2の通紙領域と位置関係を示している。
図3において、温度検出素子31は、定着ローラ46の長手方向における端部に配設され、定着ローラ46と加圧ローラ45との間を用紙Mが通過する場合に、用紙Mが通過する定着ローラ46の長手方向における端部の表面温度を検知できるようになっている。サーモスタット500は、定着ローラ46の長手方向における中心上の離れた位置に配設され、定着ローラ46と加圧ローラ45との間を用紙Mが通過する場合に、用紙Mが通過する定着ローラ46の長手方向における中央部の表面温度を検知できるようになっている。
図4は、画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。
CPU90は、ROM91に格納されているプログラムを読み出し、実行する装置である。ROM91は、CPUが実行するプログラムを格納する読み出し用のメモリである。EEPROM92は、書き換え可能なROMである。RAM93は一時的に読み出し、書込み可能なメモリである。I/O94は、センサや、モータなどデバイスの入出力を制御するものである。外部I/F95は、印刷装置1と印刷を要求するホストコンピュータ151とのインターフェースである。システムタイマ96は、システムの時間を計測するものである。
図1は、印刷装置1の制御構成を示すブロック図である。
図1において、制御部106は、定着温度制御部118、パネル制御部160、媒体情報管理部163、インターフェース部150、搬送制御部114、温度設定部117、タイマ108及び印刷速度管理部109を制御する。
また、制御部106は、メモリ等で構成された記憶部107を有する。制御部106は、定着温度制御部118の温度設定部117、搬送温度設定部119、パネル制御部160、媒体情報管理部163、インターフェース部150、搬送制御部114、タイマ108、印刷速度管理部109及び環境検出部600からの情報を必要に応じて記憶部107に記憶させたり、記憶部107に記憶させた情報を読み出すことができる。
パネル制御部160は、ユーザが操作する操作部164の操作情報の入力を制御する。入力手段は、例えば、ボタンスイッチ等に代表されるものであっても良いし、タッチパネルのような入力装置でも良い。
操作部164の操作情報は、パネル制御部160に入力され、パネル制御部160は、ユーザが入力した情報を制御部106に送信する。さらに、パネル制御部160は、表示部162に対してユーザが入力した情報を元に、表示情報を送信する。表示部162は、その表示情報を元に、ユーザが操作するための文字または絵の情報を表示する。表示手段は、表示デバイスであれば良く、例えば、液晶パネルやLED等が用いられる。
図6には、パネル161の構成が示されている。パネル161は、ユーザインタフェースの機能を担っている。この実施形態では、表示部162は、液晶で構成され、操作部164は、各種ボタンが設置されていて、「↑」、「↓」、「←」が各々入力キーとして割り当てられており、表示部162のカーソル等の操作に対応するものとする。さらに「OK」、「ONLINE」、「CANCEL」なども各々入力キーとして割り当てられていて、「決定」や「取り消し」等の操作に用いるものとする。
印刷条件フラグ163aは、印刷条件の情報の一部を管理するフラグである。この実施形態において、印刷条件フラグ163aは、印刷速度よりも印刷品質を優先する「通常印刷」(以下、「通常モード」とも呼ぶ)、又は印刷品質よりも印刷速度を優先する「高速印刷」(以下、「高速モード」とも呼ぶ)のいずれかの値(又はいずれかに対応する数値)が設定されるものとする。印刷装置1において、印刷条件フラグ163aの変更を受付ける方式については限定されないものであるが、例えば、パネル161の操作部164を用いて変更を受付け付けるようにしても良いし、ホストコンピュータ151側からの制御に基づいて変更を受付けるようにしても良い。
また、制御部106は、媒体情報管理部163が管理している媒体情報と印刷条件フラグ163aが管理している情報を読み出すことができるものとする。
定着温度制御部118は、温度検出部115により定着ローラ46表面の温度を検出する。定着温度制御部118は、温度検出部115で検出した定着ローラ46の表面温度を元に、温度設定部117で設定された温度のうち制御目標温度Tg(定着ローラ46の目標温度)に定着ローラ46の表面温度が近づくように、電源部112ヘヒータ制御信号を出力する。
温度設定部117は、制御目標温度Tgに係る制御処理を行うものである。この実施形態では、通常印刷と高速印刷の場合に応じて、通常印刷はTg1を用い、高速印刷ではTg2を用いる。なお、制御目標温度Tg(Tg1及びTg2)は、媒体の材質や厚さによって変化するものであるが、Tg2>Tg1の関係が成り立つ。この実施形態では、Tg1は、165℃、Tg2は、175℃とする。
搬送温度設定部119は、搬送開始温度Tprl(媒体の搬送を開始する温度)に係る制御処理を行うものである。この実施形態では、Tprl1、Tprl2、Tprl3なる温度を用い、この温度は、制御目標温度Tgを基準とし、固定値ΔTpを用いて、Tprl=Tg−ΔTpなる式から求められるものとする。なお、Tprl1は通常印刷時、Tprl2は高速印刷時、Tprl3は高速印刷時(タイマー制御あり)、の場合に用いられる搬送開始温度である。固定値ΔTpは、この実施形態では、ΔTp1を20℃、ΔTp2を10℃とし、Tprl1、Tprl2、Tprl3は、各々、Tg1−ΔTp11=145℃、Tg2−ΔTp1=155℃、Tg2−ΔTp2=165℃とする。
Tfuは、定着限界温度であり、トナー定着を満足する温度である。この実施形態では、通常印刷と高速印刷の場合に応じて、通常印刷はTfu1を用い、高速印刷ではTfu2を用いる。なお、定着限界温度は、Tfu2>Tfu1の関係がある。
ここで、横軸に印刷速度、縦軸に温度をとると、定着限界温度Tfu1及びTfu2は、図10のような線形グラフとなる。これは、加熱された定着ローラ46と加圧ローラ45がニップされた間をトナーが付着した用紙が通過する際、ニップされた幅を通過する時間(DuelTime)は、高速である方が短い。このため、高速印刷においても、熱定着させるためのエネルギーを維持しようとすると、定着ローラ温度を上昇させるか、ニップされた幅を広げるかの変更が必要である。この実施形態では、定着ローラ温度を上昇させる方法を採用している。従って、定着限界温度は、印刷速度が速くなるに従って、高温方向に変化することとなる。
印刷条件フラグ163aが通常印刷から高速印刷に設定された場合、定着限界温度がTfu1からTfu2に変化するため、制御目標温度は、通常印刷のTg1から高速印刷のTg2(高温)へと変更することが必要である。
図11は、横軸に印刷速度、縦軸に、搬送開始後に用紙の先頭が媒体通過センサ(排出センサ)52へ到達する時間をとったグラフである。到達する時間は、t1(通常印刷)>t2(高速印刷)の関係がある。
温度検出部115は、温度検出素子31の出力から温度を検出し、定着温度制御部118に温度情報を出力する。
電源部112は、定着温度制御部118からの制御信号に基づいて、商用AC電源200から供給される電源をヒータ70に対して通電するものである。ヒータ70への給電の経路に過熱防止装置として、定着ローラ46表面から所定の間隙を確保して、サーモスタット500が設置されている。この間隙は、この実施形態では、1mm程度であるものとする。
搬送制御部114は、制御部106の制御信号に基づいて、搬送駆動部113に駆動信号を出力し、定着部回転機構173と、用紙搬送機構174を制御し、全体として、用紙搬送を制御する。
搬送駆動部113は、搬送制御部114の制御信号に基づいて、定着部回転機構173と用紙搬送機構174を駆動し、用紙が所定方向に搬送されるように、搬送制御部114によって制御される。
搬送駆動部113は、モータに代表される電動機であり、例えば、DCモータやステッピングモータを適用できる。ただし、この実施形態では、搬送駆動部113は1個だけ実装されているものとする。
インターフェース部150は、ホストコンピュータ151からの印刷情報を受信し、制御部106に送信することができる。一方では、インターフェース部150は、制御部106からの情報をホストコンピュータ151に送信できる。インターフェース部150には、種々のインターフェースを適用でき、例えば、有線LANや無線LAN、USB及びセントロニクスI/Fを適用できる。
タイマ108は、所定時間を計測するためのタイマである。記憶部107は、制御部106が媒体情報管理部163等、各種ブロックから読み出した情報等を記憶する。
環境検出部600は、温度センサ601と湿度センサ602から得られる信号を元に温度値、湿度値として検出するユニットである。制御部106は、必要に応じて、環境検出部600の環境検出値(温度データ/湿度データ)を読み出すことが可能である。
環境パラメータF2は、環境検出部600が検出した環境検出値を基として、図14に示す環境情報テーブル300から決定される。
環境情報テーブル300は、環境検出値F8、環境パラメータF2、記事F10を構成要素として含む。環境パラメータF2は、数値1〜8の間で1刻みに設定されるパラメータ値である。環境パラメータF2は、基本的には、温度センサ601が測定する印刷装置1の外部温度である環境検出値F8によって決定される。環境検出値F8は、5℃の範囲毎に、環境パラメータF2が割り当てられる。ただし、環境検出値F8が5℃未満と40℃以上は、一区切りの範囲として環境パラメータが割り当てられる。記事F9は、湿度センサ602が測定した外部湿度によって、環境パラメータF2を変化させる例外を示している。この実施形態では、記事F9は、環境検出値F8が、20〜25℃の範囲において、湿度が70%RH以上の場合には環境パラメータF2を4とし、それ以外の場合は5としている。なお。環境パラメータF2の使用方法は、後述する動作の項で明らかにする。
印刷速度管理部109は、媒体情報管理部163、環境検出部600及びパネル制御部160を介してユーザにより設定された情報を基に決定した搬送速度F5と紙間F6を管理する。搬送速度F5と紙間F6は、搬送情報テーブル200により定まる。
図13に示す搬送情報テーブル200は、印刷速度設定F1、環境パラメータF2、メディア設定F3、媒体情報F4、搬送速度F5、紙間F6を構成要素として含む。印刷速度設定F1は、印刷条件フラグ163aが保持する高速印刷か通常印刷かのフラグである。環境パラメータF2は、先に述べた、環境情報テーブル300により定まるパラメータである。メディア設定F3は、媒体の重さによって定まる名称であり、軽い物から順に、「Light」、「Medium Light」、「Medium」、「Medium Heavy」と名称される。媒体情報F4は、メディア設定F3を決める媒体の重さを示している。搬送速度F5は、媒体を搬送する速度である。紙間F6は、各媒体の間の距離を示している。搬送速度F5と紙間F6は、印刷速度設定F1、環境パラメータF2、メディア設定F3(媒体情報F4)により決定される。図13では、環境パラメータF2が属する区分において、メディア設定F3(媒体情報F4)の値は、搬送速度F5と紙間F6の決定に影響を与えないが、メディア設定F3(媒体情報F4)の値によって、搬送速度F5と紙間F6を変更しても良い。
制御部106は、印刷速度管理部109の情報を基に、搬送制御部114が当該情報に従って搬送制御するように、搬送制御部114を制御する。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の印刷装置1の動作を説明する。
この実施形態の印刷装置1の通常印刷時の動作について図7のタイムチャートを用いて説明する。
Tcentは、定着ローラ46中央部温度、Tedgeは定着ローラ46端部の温度であり、制御用として用いられる温度である。図7に示されたTedgeは、サーモスタット500の位置において温度センサにより測定された実験値である。
タイミングT101は、印刷データ受信のタイミングである。タイミングT102は、タイミングT101から所定時間ta後に、タイマ108が起動するタイミングである。タイミングT103は、タイミングT102からt1後に用紙Mの先頭が媒体通過センサ(排出センサ)52へ到達するタイミングである。タイミングT104は、用紙Mの搬送が終了するタイミングである。Tg1は、温度設定部117が設定する制御目標温度であり、Tedgeが到達する目標とする温度である。Tfu1は、定着限界温度であり、トナー定着を満足する温度である。Tprl1は、搬送温度設定部119が設定する用紙搬送開始温度であり、Tprl1=Tg1−ΔTp1の関係を持つ。この実施形態では、ΔTp1は、20℃とする。このΔTp1は固定値であり、搬送開始温度を算出する際の数値として扱い、メディアや環境よって変化しないものである。用紙Mは、Tedge≧Tprl1の条件で搬送が開始される。
図7において、タイミングT101で印刷データを受信したとすると(タイミングT101)、定着温度制御部118は、TedgeがTg1に達していないため、Tedgeが制御目標温度Tg1に近づくようにヒータ70を加熱する。ところが、Tedgeは、搬送開始温度Tprl1よりも高い温度にあるため、Tedge≧Tprl1の条件を満たしている。よって、タイミングT101から時間ta後に、搬送制御が開始され、用紙Mが搬送される。この実施形態において、taは、制御部106の処理時間とし、0.1秒程度とする。
この実施形態のプリンタ1の高速印刷時の動作について、図9のタイムチャートを用いて説明する。タイミングT301は、印刷データ受信のタイミングである。タイミングT302は、タイミングT301から所定時間ta後に、タイマ108が起動するタイミングである。この実施形態では、taは、0.1秒程度とする。タイミングT305は、タイミングT302でタイマ108を起動してから、時間t3後に用紙Mの先頭が媒体通過センサ(排出センサ)52に到達するタイミングである。用紙Mの先頭が媒体通過センサ(書込センサ)51通過後、媒体通過センサ(排出センサ)52を通過するまでに、ヒータ70は、後述する定着限界温度Tfu2に定着ローラ46を加熱しなければならない。
タイマ108は、最大t3’まで計時するタイマである。タイミングT304は、タイミングT302でタイマ108を起動してから、t3’経過したタイミングである。タイマt4は、t302のタイミングからTedgeがTprl3に到達するタイミングT303までの時間を示している。
Tprl3は、搬送温度設定部119が設定する高速印刷速度における搬送開始温度である。Tprl3は、制御目標温度Tg2を元に、Tprl3=Tg2−ΔTp2にて算出される。ここで、ΔTp2は、ΔTp2<ΔTp1の関係がある温度であり、ΔTp2は、高速印刷速度の印刷でのみ使用する固定値である。
Tg2は、温度設定部117が設定する、制御目標温度である。Tfu2は定着限界温度であり、Tfu2〉Tfu1の関係がある。Tthmは、Tcent温度がTthmに到達するとサーモスタット500が動作する温度である。タイミングT306は、用紙搬送が終了するタイミングである。
搬送開始温度Tprl3は、ΔTp2を個別に設定することで、通常印刷速度での搬送開始温度Tprl1よりも高い温度で設定することができる。
搬送開始温度Tprl3は、用紙Mを媒体通過センサ(排出センサ)52が検知するタイミングT305において、Tdegeが定着限界温度Tfu2を超える温度に到達するように設定した値である。
搬送制御部114は、Tedge≧Tprl3の条件を満たすタイミングであるT304において、高速印刷速度での用紙Mの搬送を開始できるものとする。
一方で、制御部106は、タイマ108をタイミングT302から計時し、定着ローラ46中央部温度が上がりすぎないように(オーバーシュートしないよう)、監視するものとする。
監視が必要な理由は、以下である。図12は、定着ローラ46の長手方向位置の温度分布を示している。中央部温度Tcentが最も温度が高く、端部側ほど温度が下がる。端部温度Tedgeは、温度検出素子31が検知する温度であり、Tcent温度>Tedge温度の関係がある。この関係が生じるのは、定着ローラ46端部の方が外気に放熱しやすく、さらに、定着ローラ46や加圧ローラ45を固定し支える図示しない筐体への熱エネルギーの放出(熱伝導)もあるためである。Tedge温度が、Tprl3温度に到達するまでの時間(t4)が長いと、Tcent温度は、異常な高温となり、サーモスタット500の動作温度Tthmに到達する可能性が考えられる。この可能性を除去するために、制御部106は、t3’時間をタイマ108にて計時する。例えば、Tedge温度がTprl3温度に到達する前に、タイマ108がt3’の計時を完了した場合(タイミングT304)には、その時点で、制御部106は、搬送制御を開始するものとする。Tcent温度がTthmに到達した場合には、定着ローラ46の中央部(長手方向の中央部)での定着性が劣化するおそれがあるため、サーモスタット500が動作する事態は可能な限り避けることが望ましい。
図15は、この実施形態の印刷装置1の動作を示したフローチャートである。なお、以下では、図13で示したメディア設定F3がMedium設定に該当する媒体情報F4が201bの用紙を用いた場合の例を中心に説明する。
まず、制御部106は、待機中に(S101)、ホストコンピュータ151からインターフェース部150を介して印刷データを受信したものとする(S102)。
制御部106は、媒体情報管理部163から媒体厚やサイズ等の媒体情報を入手し、その媒体情報を記憶部107へ保管する(S103)。
そして、制御部106は、環境検出部600から環境情報(環境パラメータ)を入手し、その環境情報(環境パラメータ)を記憶部107へ保管する(S104)。
次に、制御部106は、取得した情報(媒体情報、環境情報)等に基づいて高速モードでの印刷を実行するか否か判定し(S105)、高速モードでの印刷を行うと判定した場合、後述するステップS106から動作し、そうでない場合(通常モードでの印刷を行うと判定した場合)には後述するステップS109から動作する。
次に、上述のステップS105の判定処理の詳細について図16のフローチャートを用いて詳述する。
制御部106は、媒体情報管理部163が管理する印刷条件フラグ163aにより、パネル161に高速モードが設定されているか若しくは通常モードが設定されているかの情報を入手する(S201)。
制御部106は、高速モードが選択されていると判断した場合には、後述するステップS202から動作し、そうでない場合には、通常モードでの印刷を行うと判断して(S206)、処理を終了する。
高速モードが選択されている場合、制御部106は、環境検出部600から取得した環境情報(温度データ及び湿度データ)を参照する(S202、S203)。
次に、制御部106は、取得した環境情報(温度データ及び湿度データ)に基づいて環境パラメータを取得(上述の図14のテーブルに基づいて取得)する(S202)。
そして、制御部106は、環境パラメータの値が3〜6の範囲内の場合には、高速モードでの印刷を実行可能と判断し、ステップS205に移行して、高速モードでの印刷を行うと判断する。一方、環境パラメータの値が上述の3〜6の範囲外であった場合、制御部106は、高速モードでの印刷を実行不可と判断し、上述のステップS206に移行して通常モードでの印刷を行うと判断する。
この実施形態では常温(例えば、22℃/50%RH)を想定しているため、環境パラメータF2は、環境情報テーブル300から「5」であることが分かる。従って、制御部106は、環境検出部600による検出値として、環境パラメータF2は「5」であるという情報を入手することになる。したがって、環境パラメータF2が「5」の場合、制御部106は、ステップS204で高速モードでの印刷が実行可能と判断して、上述のステップS205に移行(高速モードでの印刷を行うと判断)することになる。
上述のステップS105で、高速印刷速度が選択された場合、制御部106は、搬送情報テーブル200から、該当する高速モードの搬送速度F5(257mm/s)及び紙間F6(45mm)という情報を入手し、各値を印刷速度管理部109に設定する(S106)。以下、印刷装置1は、搬送速度F5(257mm/s)と紙間F6(45mm)を高速印刷速度として扱う。
一方、上述のステップS105で、高速モードではなく通常モードが選択された場合、制御部106は、搬送情報テーブル200から、通常モードの搬送速度F5(228mm/s)、紙間F6(60mm)という情報を入手し、入手した情報を印刷速度理部109に設定する。以下、印刷装置1は、搬送速度F5(228mm/s)と紙間F6(60mm)を通常印刷速度として扱う(S109)。
高速印刷速度が選択された場合には、制御部106は、定着温度制御部118がヒータ70を加熱するように制御する(S107)。この時、温度設定部117は、先述の制御目標温度Tg2(この実施形態では、175℃とする)を設定する。つまり、温度検出素子31を設置した位置の定着ローラ46の表面温度(Tedge)がTg2に到達するように、定着温度制御部118は、ヒータを制御する。次に、後述するステップS108に移行する。
また、通常印刷速度が選択された場合も同様に、温度設定部117は、制御目標温度Tg1を設定し、制御目標温度Tg1(本実施形態では、165℃とする)で示される温度にTedgeが到達するように定着温度制御部118がヒータ70を制御する(S110)。次に、後述するステップS113に移行する。
制御部106は、図9に示したタイミングT302で所定時間(例えば、3秒)タイマ108の計時を開始する(S108)。制御部106は、タイマ108が所定時間に達したかを判断する(S111)。所定時間に達していないと判断された場合には、制御部106は、Tedgeが搬送開始温度Tprl3に到達したかを判断する(S112)。
Tedgeが搬送開始温度Tprl3に到達したと判断された場合には、制御部106は、印刷速度管理部109から速度情報を入手し、搬送制御部114を制御する(S114)。速度情報とは、先述の高速モードの搬送速度F5(257mm/s)及び紙間F6(45mm)である。
ステップS111において、タイマ108により所定時間が経過した場合には、先述のステップS114の処理が実行される。
次に、ステップS115、ステップS116にて用紙Mは前記速度情報にて設定された搬送速度で搬送され、印刷が開始される。
一方、ステップS113おいて同様に、通常印刷速度を選択された場合でも、Tedgeが搬送開始温度に到達したかどうかが判断され、到達した場合には先述のステップS114〜ステップS116が実行される。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態では、以下のような効果を奏することができる。
この実施形態の印刷装置1では、上述の図7、図9に示すように、制御目標温度Tg、用紙搬送開始温度Tprl、及び定着限界温度Tfuについて、通常モードと異なる値(通常モードよりも高温の値)を高速モードに適用している。すなわち、上述の図7に示すように、印刷装置1が通常モードで動作する場合、印刷装置1では、定着ユニット30の温度制御及び用紙Mの搬送制御に用いられるパラメータとして、制御目標温度Tg1、用紙搬送開始温度Tprl1(=Tg1−ΔTp1)、及び定着限界温度Tfu1を適用する。一方。上述の図9に示すように、印刷装置1が高速モードで動作する場合、印刷装置1では、定着ユニット30の温度制御及び用紙Mの搬送制御に用いられるパラメータとして、制御目標温度Tg2(>Tg1)、用紙搬送開始温度Tprl3(=Tg2−ΔTp2)、及び定着限界温度Tfu2(>Tfu1)を適用する。特に、印刷装置1では、高速モードで動作する際に、通常モードとの搬送速度の差分に応じたΔTp2を設定することで、通常モードとの搬送速度の差分に応じた用紙搬送開始温度Tprl3を得ることができるため、用紙Mが定着ユニット30に到達するまでのTcent、Tedgeを適切な値(少なくとも定着限界温度Tfu2以上の値)に上昇させることができる。これにより、印刷装置1では、複数の印刷速度(通常モード及び高速モード)に対応しつつ、高速モードで動作させた場合でも定着効率の低下を抑制することができる。例えば、印刷装置1が、通常モードの印刷速度にしか対応しない状態で、ソフトウェアのバージョンアップ等により、限られた条件で意図的に高速モードの印刷処理を行う場合、単純な構成(例えば、ソフトウェア的な処理変更のみ)で、定着性を確保するための適切な用紙搬送のタイミング制御を実現することができる。
また、この実施形態の印刷装置1では、高速モードで印刷を行う際に、上述の図9に示すように、定着ユニット30で加熱を開始してから(ヒータ70をONとしてから)タイマ108での計時を起動し、その計時する時間が所定期間t3’に達した時点で、 用紙Mの搬送制御を開始する処理を行う。これにより、印刷装置1では、Tcent温度がTthmに到達(異常高温に到達)することを避け、定着ローラ46の中央部(長手方向の中央部)での定着性の低下を抑制することができる。
次に、本発明の効果について具体例を用いて説明する。
図8のタイムチャートは、仮に本発明の印刷装置が高速モードで動作する際に、通常モードと同様にタイマ制御を行わず、さらに、単に制御目標温度Tg1及び定着限界温度Tfu1を、制御目標温度Tg2及び定着限界温度Tfu2に置き換えた例について示している。なお、図8において、Tprl2=Tg2−ΔTp1となっている。
用紙Mの搬送速度が、高速印刷速度に設定された場合、定着限界温度がTfu1からTfu2に変化するため、制御目標温度は、通常印刷速度のTg1から高速印刷速度のTg2(高温)へと変更することが必要である。搬送開始温度Tprl2をTg2−ΔTp1により算出すると、印刷装置1がタイミングT201で印刷データを受信した場合、図7の場合と同様、Tedge≧Tprl2の条件を満たしている。よって、時間ta後に、搬送制御が開始され、用紙Mが搬送される。
このことから、印刷装置1が高速モード動作時に、Tprl2を求めるためのΔTp1をそのまま用いただけでは、Tedgeが媒体通過センサ(排出センサ)52へ到達するタイミングでTfu2に到達していないため、用紙Mへのトナー定着は、不良となってしまう。したがって、印刷装置1が、高速モードに設定されたとき、通常印刷速度のTfu1よりも高温である定着限界温度Tfu2にTedgeを到達させるためには、時間taで示している時間を長く確保してTedgeを高くすること等が必要であることがわかる。そのため、上記の実施形態の印刷装置1では、高速モードでの印刷開始時に、通常モードとの搬送速度の差分に応じた用紙搬送開始温度Tprl3を適用(通常モードとの搬送速度の差分に応じたΔTp2を適用)することにより、定着性の低下を抑制している。
また、図8では、印刷装置1が高速モードで動作する場合でも、タイマ108を用いた用紙Mの搬送制御を行っていないため、Tcent温度がTthmに到達(異常高温に到達)してしまうおそれがある。
(B)他の実施形態
(B−1)この実施形態においては、印刷装置による例を示したが、本発明は、この例に限らず、複合機(MFP)、ファクシミリ装置、複写機等の電子写真方式で印刷処理を行う手段を備える装置に適用できる
1…印刷装置、3…媒体カセット、10…電子写真プロセスユニット、25…プロセスユニット、20…転写ローラ、30…定着ユニット、31…温度検出素子、46…定着ローラ、45…加圧ローラ、70…ヒータ、40…ピックアップローラ、41、42…レジストローラ、43、44…搬送ローラ、47、48…排出ローラ、50、51、52…媒体通過センサ、60、61、62、63、64、65…矢印、M…用紙、123…現像剤、500…サーモスタット、Z…矢印、90…CPU、91…ROM、92…EEPROM、93…RAM、94…I/O、95…外部I/F、96…システムタイマ、106…制御部、107…記憶部、108…タイマ、109…印刷速度管理部、112…電源部、113…搬送駆動部、114…用紙搬送制御部、115…温度検出部、117…温度設定部、118…定着温度制御部、119…搬送温度設定部、150…インターフェース部、151…ホストコンピュータ、160…パネル制御部、161…パネル、162…表示部、164…操作部、163…媒体情報管理部、163a…印刷条件フラグ、173…定着部回転機構、174…用紙搬送機構、200…商用AC電源、600…環境検出部、601…温度センサ、602…湿度センサ、200…搬送情報テーブル、F1…印刷速度設定、F2…環境パラメータ、F3…メディア設定、F4…媒体情報、F5…搬送速度、F6…紙間、300…環境情報テーブル、F8…環境検出値、F9…記事

Claims (10)

  1. 熱源により加熱される加熱部材を用いて、媒体上の画像を加熱して定着させる定着部と、
    前記加熱部材の温度を測定する温度センサと、
    前記熱源を制御し、前記加熱部材の温度を制御する温度制御手段と、
    当該画像形成装置内で媒体搬送を行う媒体搬送部と、
    前記温度センサが測定する温度が、所定の媒体搬送温度以上となった後で、前記媒体搬送部を制御し、前記媒体を前記定着部方向へ第1の搬送速度又は、該第1の搬送速度よりも高速な第2の搬送速度のいずれかの搬送速度で媒体搬送制御する搬送制御部と、
    前記搬送制御部が前記第1の搬送速度で媒体搬送を行っているときに第1の媒体搬送温度を適用し、前記搬送制御部が前記第2の搬送速度で媒体搬送を行っているときは該第1の媒体搬送温度よりも高温の第2の媒体搬送温度を適用する搬送温度設定部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の媒体搬送温度は、前記第1の媒体搬送温度よりも、第1の搬送速度と前記第2の搬送速度の差分に応じた分高温に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記温度制御手段は、当該画像形成装置で画像形成処理の開始が決定されてから、前記熱源を制御して加熱を開始させ、前記温度センサにより計測される温度が、所定の制御目標温度となるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送制御部は、前記温度センサが測定する温度が前記媒体搬送温度未満で、前記熱源の加熱を開始してから所定時間を経過すると前記媒体搬送部を制御し前記媒体を前記定着部方向へ搬送させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送温度設定部は、前記媒体の搬送開始前に前記温度センサが測定する温度が、所定の前記媒体搬送温度となるか、前記熱源の加熱を開始してから所定期間を経過すると、前記搬送制御部に媒体搬送を開始させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送制御部は、ユーザの操作に応じて、第1の搬送速度又は第2の搬送速度で動作することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 当該画像形成装置が設置されている環境に係る状態を検出する環境検出部と、
    当該画像形成装置で用いる媒体に係る媒体情報を保持する媒体情報管理部とをさらに備え、
    前記搬送制御部は、第2の搬送速度で動作することが設定されている場合でも、前記環境検出部が検出した環境に係る状態、及び又は前記媒体情報管理部が保持する媒体情報とに基づいて、第2の搬送速度で動作することが可能であるか否かを判定し、第2の搬送速度で動作することが可能であると判断した場合は第2の搬送速度で前記媒体搬送部による媒体搬送を制御し、そうでない場合には第1の搬送速度で、前記媒体搬送部による媒体搬送を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記媒体情報管理部が保持する媒体情報には、少なくとも媒体の用紙連量の情報が含まれており、
    前記搬送制御部は、媒体の用紙連量が20ポンド以下の場合に、第2の搬送速度で動作することが可能であると判断する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記環境検出部は、少なくとも当該画像形成装置が設置されている環境の環境温度を測定し、
    前記搬送制御部は、環境温度が16℃以上30℃未満の場合に、第2の搬送速度で動作することが可能であると判断する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置に搭載されるコンピュータを、
    熱源により加熱される加熱部材を用いて、媒体上の画像を加熱して定着させる定着部と、
    前記加熱部材の温度を測定する温度センサと、
    前記熱源を制御し、前記加熱部材の温度を制御する温度制御手段と、
    当該画像形成装置内で媒体搬送を行う媒体搬送部と、
    前記温度センサが測定する温度が、所定の媒体搬送温度以上となった後で、前記媒体搬送部を制御し、前記媒体を前記定着部方向へ第1の搬送速度又は、該第1の搬送速度よりも高速な第2の搬送速度のいずれかの搬送速度で媒体搬送制御する搬送制御部と、
    前記搬送制御部が前記第1の搬送速度で媒体搬送を行っているときに第1の媒体搬送温度を適用し、前記搬送制御部が前記第2の搬送速度で媒体搬送を行っているときは該第1の媒体搬送温度よりも高温の第2の媒体搬送温度を適用する搬送温度設定部と
    して機能させることを特徴とする画像形成プログラム。
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