JP2011157206A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成部への用紙の給紙開始タイミング及びその給紙速度の設定を工夫して、次の用紙のレジスト位置への搬送可否判断を早く実行できるようにすると共に、基準長さの用紙よりも長い用紙に画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようにする。
【解決手段】感光体ドラム1Y,1M,1C,1K、中間転写ベルト6及び二次転写部7Aを有し、給紙開始タイミング及び給紙速度に基づいて所定の用紙Pに画像を形成する画像形成部60と、画像形成部60へ給紙する用紙Pの長さを設定する操作表示部48と、操作表示部48によって設定された用紙長さに対応して、画像形成部60へ給紙する当該用紙Pの給紙開始タイミング及び、レジスト位置から転写直前位置へ用紙Pを搬送する区間の給紙速度を調整する制御部15とを備えるものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、用紙搬送部によって搬送された用紙を画像形成部によって形成されたカラー画像に合致させるレジスト機能を有したカラー複写機や、複合機、プリンター等に適用可能な画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
従来から、カラー複写機や、複合機、プリンター等にはレジスト機能を備えたものが使用される場合が多い。このレジスト機能では、像担持体に画像を形成する像形成開始タイミングと、画像転写部へ給紙する用紙の給紙開始タイミングとを同期させるために画像転写部の上流側で当該用紙を待機するように制御される。
例えば、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)系の原稿画像データに基づいて色画像を形成するデジタルのカラー複写機の場合、カラー原稿画像がスキャナ等により読み込まれ、その原稿画像に係る原稿画像データが一旦、画像メモリに蓄えられる。その後、画像メモリから読み出された原稿画像データが画像処理され、画像処理後の原稿画像データはカラープリンタに転送される。
カラープリンタの中でも、電子写真方式を採用した画像形成装置によれば、RGB系の原稿画像データを色変換した後のイエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色及び黒(BK)色用の画像データに基づいてカラーのトナー像を形成する画像形成部が備えられる。画像形成部は、Y,M,C,BK色の像形成出力機能を各々分担する画像形成ユニットを備え、各作像色毎に帯電器によって一様に帯電された感光体ドラムに、原稿画像データに基づいて静電潜像が、ポリゴンミラー等を使用した走査露光部により形成される。
この静電潜像は各作像色毎に現像器によって現像される。このような帯電、露光、現像を行い、感光体ドラム上に形成されたカラートナー像が、例えば、中間転写ベルト上で重ね合わされ、ここに重ね合わされたカラートナー像が転写部によって用紙に転写される。このとき、用紙搬送部によって搬送されてきた用紙は、画像転写部の上流側で一時待機する。この一時待機は、感光体ドラムに画像を形成する像形成開始タイミングと、画像転写部へ給紙する際の給紙開始タイミングとを同期させるためである。ここで一時待機した用紙は、給紙開始タイミングに基づいて画像転写部に搬送される。
上述の中間転写ベルトのカラートナー画像は、所定の用紙上に転写され、この用紙のトナー像は、定着装置により定着される。この結果、原稿画像データに基づくカラー画像を所定の用紙に形成することができ、原稿画像を複写することができる。
また、カラー複写機では、紙サイズや、片面印刷モード、両面印刷モード等の画像形成条件が設定可能となされている。例えば、両面印刷モードを設定して用紙の両面にカラー画像を形成する場合に、第1面にカラー画像を形成した後に、機内で用紙を反転し、第2面の画像形成処理を実行する。
図7は従来例に係るカラー複写機200の用紙搬送制御系の構成例を示すブロック図である。図7に示すカラー複写機200は、二次転写部7A、用紙検知センサ11、先端検知センサ12、搬送可否センサ13、制御部15、定着装置17、待機検知センサ19、自動両面コピー給紙機構(以下ADU反転部27という)、画像形成部60、レジスト駆動部81及びADU駆動部91を有している。二次転写部7Aは、転写部71及び搬送ローラ72を有している。ADU反転部27は、循環再給紙部27A、反転通紙路27B及び再給紙搬送路27Cを有して構成される。
画像形成部60は制御部15に接続され、当該制御部15から画像形成信号S60を入力し、図示しない画像メモリから画像データDy,Dm,Dc,Dkを入力し、当該画像形成信号S60及び画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいてカラー画像形成処理を実行する。
制御部15にはレジスト駆動部82が接続される。レジスト駆動部82は、制御部15からレジスト制御信号S82を入力し、所定の給紙開始タイミングに基づいて、レジスト位置で待機する当該用紙Pを二次転写部7Aへ搬送する。レジスト位置にはレジストローラ28が配設されている。レジストローラ28は、レジスト駆動部82によって駆動される。
制御部15にはレジスト駆動部82の他にADU駆動部91が接続される。ADU駆動部91は、両面印刷モード設定時、制御部15からADU駆動信号S91を入力し、ADU駆動信号S91に基づいて次の用紙Pをレジスト位置に搬送する。
制御部15には上述した駆動系の他に、用紙検知センサ11や、先端検知センサ12、搬送可否センサ13、待機検知センサ19等のセンサ系が接続される。用紙検知センサ11は、レジスト位置で用紙Pの有無を検知して用紙検知信号S11を制御部15に出力する。先端検知センサ12は、レジスト位置から搬送されてくる用紙Pの先端を検知して先端検知信号S12を制御部15に出力する。
搬送可否センサ13は再給紙搬送路27Cからレジスト位置へ搬送される用紙P1の抜けの有無を検知して搬送可否信号S13’を制御部15に出力する。搬送可否信号S13’は反転通紙路27Bに待機している用紙P2(次の用紙)をレジスト位置まで搬送しても良いか否かの搬送可否を判断する際に使用される。待機検知センサ19は、反転通紙路27B内の用紙P2の有無を検知して用紙待機信号S19を制御部15に出力する。これらにより、カラー複写機200の用紙搬送制御系を構成する。
ここで、図8A〜Gを参照して、カラー複写機200の用紙搬送例について、レジスト駆動部82及びADU駆動部91の制御例について説明する。図8Aに示すCLK信号は、カラー複写機200の制御系の基準信号であり、図7に示した制御部15で生成される。CLK信号に関しては、便宜上、レジスト位置で待機する用紙Pと、反転通紙路27Bで待機する次の用紙Pについて、時刻t=0〜t=28に至るまでの期間を抜粋している。クロック周期は実際よりも大きく採っている。
この例では、両面印刷モードが設定された場合であって、第1面の画像形成が終了した場合、すなわち、時刻t=0のCLK信号に基づいて、例えば、第2面の画像形成を実行する場合に、図8Bに示す画像形成信号S60がロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。画像形成部60では、画像形成信号S60のハイ・レベルの期間に、画像データDy等が画像形成部60に書き込まれる。時刻t=10のCLK信号の立ち下がりに同期して、画像形成処理が終了している。
図8Cに示す用紙検知信号S11は、例えば、CLK信号のパルス数を13クロックカウントした後の時刻t=13で、レジスト位置において、用紙検知センサ11が用紙P=有りを検知すると、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。用紙検知信号S11は、用紙検知センサ11から制御部15に出力される。時刻t=0〜時刻t=13に至るまでは、ロー・レベルの用紙検知信号S11が用紙検知センサ11から制御部15に出力されている。
図8Dに示すTs3は給紙開始タイミングである。給紙開始タイミングTs3はレジスト制御信号S82の立ち上がりによって規定される。レジスト制御信号S82はレジスト位置から二次転写部7Aへ用紙Pを搬送するための信号である。この例で、レジスト制御信号S82は、画像形成信号S60の立ち上がり時刻t=0からCLK信号で15クロックをカウントした後の時刻t=15に、ロー・レベルからハイ・レベルに一挙に立ち上がっている。レジスト制御信号S82は、レジストローラ28を駆動するための信号である。
レジスト制御信号S82は、制御部15からレジスト駆動部82に出力される。レジスト駆動部82では、レジスト制御信号S82を入力し、給紙開始タイミングTs3に基づいて中間転写ベルトの線速と同様な給紙速度Vsでレジストローラ28を回転し、レジスト位置で待機する当該用紙Pを二次転写部7Aへ搬送する。
また、図8Eに示す先端検知信号S12は、CLK信号が時刻t=0〜時刻t=20に至る期間において、ロー・レベルとなっており、用紙P1の先端を検知していない状態である。この例で、先端検知センサ12がレジスト位置から搬送されてくる用紙Pの先端を検知した、例えば、CLK信号が時刻t=20に立ち上がると共に、用紙P1の先端を検知すると、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる先端検知信号S12を制御部15に出力する。
図8Fに示す搬送可否信号S13’は、CLK信号が時刻t=0〜時刻t=9に至る期間において、ロー・レベルとなっており、用紙P1の後端も先端も検知していない状態である。この例では、CLK信号が時刻t=9を越えた時刻に、用紙P1の後端検知が開始され、時刻t=17で用紙P1の後端が検知されている。
搬送可否信号S13’がハイ・レベルのときは、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けていない状態である。この状態は、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの後端が搬送可否センサ13に掛かっていて、当該用紙P1の後端を未だ検知していない場合である。この場合は、制御部15は、反転通紙路27Bからレジスト位置への用紙Pの搬送を拒否するため、ADU駆動信号S91をロー・レベルのまま固定する。搬送可否センサ13は、図7に示した再給紙搬送路27Cからレジスト位置へ搬送される用紙P1の後端(抜け有り)を検知すると、ハイ・レベルからロー・レベルに立ち下がる搬送可否信号S13’を制御部15に出力する。
なお、図中のTw3は反転通紙路27Bに待機する次の用紙Pに係る搬送待ち時間であり、当該用紙Pの画像形成信号S60が立ち上がった時刻から次の用紙Pのレジスト位置への搬送が許可されるまでの時間である。搬送待ち時間Tw3が短いほど、画像形成処理を高速に実行できるようになる。また、図中の斜線で示す四角形部分の面積は、用紙Pがレジスト位置から転写直前位置に至るまでの給紙速度Vsの積分値である。積分区間は、レジスト制御信号S82の立ち上がり時刻t=15から搬送可否信号S13’の立ち下がり時刻t=17に至る部分である。
図8Gに示すADU駆動信号S91は、CLK信号の時刻t=17で、搬送可否信号S13’の立ち下がりに同期して、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。ADU駆動信号S91は、両面印刷モード設定時、制御部15からADU駆動部91に出力される。ADU駆動部91では、ADU駆動信号S91に基づいて次の用紙Pを反転通紙路27Bからレジスト位置へ搬送するようになる。
この種のレジスト機能を有した画像形成装置に関連して、特許文献1には画像形成装置及びその紙搬送方法が開示されている。この画像形成装置によれば、給紙部、画像形成部、紙搬送路、第1記録紙待機位置、第2記録紙待機位置及び制御手段を備える。給紙部は記録紙収容部を有している。画像形成部は所定の記録紙に画像を形成する。紙搬送路は、給紙部から画像形成部まで記録紙を搬送する。
第1記録紙待機位置は、画像形成部へ記録紙を搬送するタイミングを待つために紙搬送路上に設定される。第2記録紙待機位置は、第1記録紙待機位置に記録紙が存在する場合、後発の記録紙を紙搬送路上で待機させるために設けられる。これを前提にして、制御部が第2記録紙待機位置に待機している後発の記録紙に対し、第1記録紙待機位置から画像形成部へ再搬送される先行の記録紙との間で所要の紙間距離が得られるタイミングで、第2記録紙待機位置からの再搬送処理が開始されるように用紙搬送制御を実行する。このように画像形成装置を構成すると、単位時間当りの記録紙搬送枚数のばらつきを抑えることができ、高速で画像を形成できるというものである。
特開2002−19997号公報(第9頁 図6)
ところで、従来例に係るカラー複写機200によれば、特許文献1の画像形成装置にも見られるように、反転通紙路27B(第2の記録紙待機位置)から、レジスト位置(第1記録紙待機位置)に用紙P(記録紙)を搬送する場合に、図8Gに示したように、CLK信号の時刻t=17で、搬送可否信号S13’の立ち下がりに同期して、ADU駆動信号S91をロー・レベルからハイ・レベルに立ち上げている。
すなわち、レジスト位置で待機する先行の用紙Pの後端が、搬送可否センサ13を抜け切るのを待って、ADU駆動部91を駆動して反転通紙路27Bからレジスト位置に用紙Pを搬送するようになされる。しかも、レジスト位置から二次転写部7Aへ用紙Pを搬送する給紙速度Vsが、画像形成部60の図示しない中間転写ベルト等の線速と同様な速度値に一律(一定速度)に設定されている。
このため、用紙Pの長さが、基準長さ(例えば、A4版の長手方向の長さ)の用紙に比べてA3版のように長い場合に、搬送可否センサ13が用紙無し示す後端を検知し、制御部15がその用紙無しを認識しないと、次の用紙が反転通紙路27Bからレジスト位置へ給紙開始できないという問題がある。ここに用紙Pが長いとは、レジスト待機時の用紙Pが、レジスト位置から搬送可否センサ13に届く(至る)ほどの長さ(例えば、A3版)を有する場合をいう。
これにより、反転通紙路27Bからレジスト位置へ給紙される後追い用紙Pが最小画像間隔を維持できずに、給紙間隔が開いてしまう。ここに最小画像間隔とは、次用紙が先行用紙に衝突しない間隔であって、当該カラー複写機200の生産性を高めるために、先行用紙と次用紙との給紙間隔を最も狭めく設定したものである。給紙間隔が開くことで、当該カラー複写機200の生産性が低下するという問題がある。
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、画像形成部への用紙の給紙開始タイミング及びその給紙速度の設定を工夫して、次の用紙のレジスト位置への搬送可否判断を早く実行できるようにすると共に、基準長さの用紙よりも長い用紙に画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようにした画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る画像形成装置は、像担持体に画像を形成する像形成開始タイミングと、画像転写部へ給紙する用紙の給紙開始タイミングとを同期させるために前記画像転写部の上流側で当該用紙を待機させる位置をレジスト位置とし、前記画像転写部の上流側であって、当該画像転写部の直前の位置を転写直前位置としたとき、前記像担持体及び画像転写部を有し、前記給紙開始タイミング及び給紙速度に基づいて所定の用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部へ給紙する用紙の長さを設定する設定部と、前記設定部によって設定された前記用紙の長さに対応して、前記画像形成部へ給紙する当該用紙の給紙開始タイミング及び、前記レジスト位置から転写直前位置へ前記用紙を搬送する区間の給紙速度を調整する制御部とを備えることを特徴とするものである。
請求項1に係る画像形成装置によれば、画像形成部は像担持体及び画像転写部を有し、給紙開始タイミング及び給紙速度に基づいて所定の用紙に画像を形成する。設定部は、画像形成部へ給紙する用紙の長さを設定する。これを前提にして、制御部が、設定部によって設定された用紙の長さに対応して、画像形成部へ給紙する当該用紙の給紙開始タイミング及び、レジスト位置から転写直前位置へ用紙を搬送する区間の給紙速度を調整するようになる。
従って、給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された用紙に、像担持体から画像を転写することができる。しかも、次の用紙をレジスト位置に搬送する際に、制御部によって、次の用紙のレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の搬送可否判断を基準長さの用紙の場合に比べて早く実行できるようになる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1において、前記レジスト位置で待機する当該用紙を前記給紙開始タイミングに基づいて画像転写部へ搬送する第1の搬送部と、前記第1の搬送部によってレジスト位置から前記画像転写部へ搬送される前記用紙の後端を検知する検知部と、前記検知部から出力される用紙後端検知信号に基づいて次の用紙を前記レジスト位置に搬送する第2の搬送部とを更に備え、前記制御部は、前記設定部によって設定された前記用紙の長さと基準長さの用紙とを比較し、前記用紙の長さが基準長さの用紙よりも長い場合に、前記基準長さの用紙の給紙開始タイミングよりも、当該基準長さの用紙よりも長い用紙の給紙開始タイミングを早く設定すると共に、前記基準長さの用紙よりも長い用紙を前記レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間の給紙速度を可変速するように前記第1の搬送部の給紙制御を実行することを特徴とするものである。
請求項3に係る画像形成装置は、請求項2において、前記制御部は、前記用紙の給紙速度の可変速制御を実行する際に、前記レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、前記基準長さの用紙よりも長い用紙の前記給紙速度を徐々に加速するように前記第1の搬送部の給紙制御を実行することを特徴とするものである。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項2において、前記制御部が前記用紙の給紙速度の可変速制御を実行する際に、前記レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、前記基準長さの用紙よりも長い用紙の前記給紙速度に関し、前記基準長さの用紙の給紙速度よりも低い速度値を設定して前記第1の搬送部の給紙制御を実行することを特徴とするものである。
請求項5に係る画像形成装置は、請求項1において、前記像担持体が各作像色毎に設けられた感光体ドラムと、前記感光体ドラムに形成された各作像色の画像を重ね合わせる中間転写体とを有することを特徴とするものである。
請求項6に係る画像形成装置の制御方法は、像担持体に画像を形成する像形成開始タイミングと、画像形成部へ給紙する用紙の給紙開始タイミングとを同期させるために当該用紙を画像転写位置の上流側で待機させる位置をレジスト位置とし、前記画像転写位置の上流側であって、前記画像転写位置の直前の位置を転写直前位置としたとき、画像形成装置が、前記画像形成部へ給紙する用紙の長さ設定を受け付けるステップと、設定された前記用紙の長さに対応して、当該用紙を画像形成部へ給紙する給紙開始タイミング及び、前記レジスト位置から転写直前位置へ前記用紙を搬送する間の給紙速度を調整するステップと、前記給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された前記用紙に画像を形成するステップとを実行することを特徴とするものである。
請求項1に係る画像形成装置及び請求項6に係る画像形成装置の制御方法によれば、設定された用紙の長さに対応して、当該用紙を画像形成部へ給紙する給紙開始タイミング及び、レジスト位置から転写直前位置へ用紙を搬送する区間の給紙速度を調整する制御部を備えるものである。
この構成によって、給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された用紙に、像担持体から画像を転写することができる。しかも、次の用紙をレジスト位置に搬送する際に、制御部によって、次の用紙のレジスト位置への搬送可否判断を基準長さの用紙の場合に比べて早く実行できるようになる。従って、用紙の長さが基準長さの用紙よりも長い場合であっても、次の用紙をレジスト位置に搬送を開始するタイミングを早めることができるので、当該用紙と次の用紙との間隔を詰めることができる。これにより、基準長さの用紙よりも長い用紙に画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。
請求項2に係る画像形成装置によれば、制御部が、設定された用紙の長さと基準長さの用紙とを比較し、当該用紙の長さが基準長さの用紙よりも長い場合は、基準長さの用紙の給紙開始タイミングよりも、当該基準長さの用紙よりも長い用紙の給紙開始タイミングを早く設定すると共に、基準長さの用紙よりも長い用紙をレジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間の給紙速度を可変速するように第1の搬送部の給紙制御を実行するので、給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された用紙に、像担持体から画像を転写することができる。しかも、次の用紙をレジスト位置に搬送する際に、制御部によって、次の用紙のレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の搬送可否判断を基準長さの用紙の場合に比べて早く実行できるようになる。これにより、基準長さの用紙よりも長い用紙に画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。
請求項3に係る画像形成装置によれば、制御部が、基準長さの用紙よりも長い用紙の給紙速度を徐々に加速するように第1の搬送部の給紙制御を実行するので、給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された用紙に、像担持体から画像を転写することができる。これにより、基準長さの用紙よりも長い用紙に画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。
請求項4に係る画像形成装置によれば、制御部が用紙の給紙速度の可変速制御を実行する際に、基準長さの用紙よりも長い用紙の給紙速度に関し、基準長さの用紙の給紙速度よりも低い速度値を設定して第1の搬送部の給紙制御を実行するので、給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された用紙に、像担持体から画像を転写することができる。これにより、基準長さの用紙よりも長い用紙に画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。
請求項5に係る画像形成装置によれば、像担持体が感光体ドラム及び中間転写体を有し、各作像色毎に感光体ドラムに形成された各作像色の画像を中間転写体で重ね合わされるので、給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された用紙に、中間転写体からカラー画像を転写できるようになる。
本発明に係る実施形態としてのカラー複写機100の構成例を示す概念図である。 カラー複写機100におけるセンサ配置例及びその機能例を示す説明図である。 カラー複写機100の制御系の構成例を示すブロック図である。 カラー複写機100における画像形成例を示すフローチャートである。 (A)〜(H)は、第1の実施例としてのカラー複写機100の制御例を示す動作タイムチャートである。 (A)〜(H)は、第2の実施例としてのカラー複写機100の制御例を示す動作タイムチャートである。 従来例に係るカラー複写機200の制御系の構成例を示すブロック図である。 (A)〜(G)は、カラー複写機200の制御例を示す動作タイムチャートである。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る画像形成装置及びその制御方法について説明をする。図1に示す実施形態としてのカラー複写機100は、画像形成装置の一例を構成し、少なくとも、二色以上で構成されるカラー画像を連続して形成可能な装置である。カラー複写機100は画像形成部60や定着装置17等を有し、これらが複写機本体101でカラー画像の形成出力機能を分担する。画像形成部60は、例えば、イエロー(Y)色用、マゼンタ(M)色用、シアン(C)色用、黒(BK)色用に対応して、4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを有し、所定の給紙開始タイミング及び給紙速度に基づいて所定の用紙にカラー画像を形成する。
カラー複写機100は、複写機本体101と画像読取装置102から構成される。画像読取装置102は複写機本体101の上部に設置されており、自動原稿送り装置201及び原稿画像走査露光装置202から構成される。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された、例えば、色付きの原稿30は、図示しない搬送部により搬送される。
原稿30は、原稿画像走査露光装置202の光学系により、その片面又は両面の画像が走査露光され、カラー原稿画像を反映する入射光がラインイメージセンサCCDにより読み込まれる。ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたカラー用のアナログ画像信号は、画像読取装置102において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正及び画像圧縮処理等がなされ、デジタルのカラー用の画像データD12となる(図2参照)。
複写機本体101は、タンデム型のカラー画像形成装置を構成し、無終端状の中間転写ベルト6、二次転写部7A、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K、定着装置17及び用紙搬送部20を備えている。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、画像形成部60(カラープリンタ)を構成する。
Y色のトナー像を形成する画像形成ユニット10は、Y色用の感光体ドラム1Y、帯電器2Y、画像書き込み部3Y、現像器4Y及びクリーニング部8Y等を有して構成されている。この例では、像担持体の一部を構成する中間転写ベルト6を基準にして、感光体ドラム1Yの周囲には、反時計回りに、クリーニング部8Y、帯電器2Y、画像書き込み部3Y及び現像器4Yが配置されている。感光体ドラム1Y等の主走査方向の長さ(画像形成最大幅)は、例えば、A4版の用紙の長手方向の長さと、その両側に余裕寸法を加えたに長さに設計される。
感光体ドラム1Yは像担持体の一部を構成し、中間転写ベルト6に近接して回転自在に配置されている。感光体ドラム1YにはY色作像用の画像データDyに基づく静電潜像が書き込まれる。感光体ドラム1Yには有機感光体(Organic Photo Conductor;OPC)ドラムが使用される。感光体ドラム1Yの外周部位の所定の位置には、帯電器2Yが配置されている。帯電器2Yは感光体ドラム1Yを所定の電位で帯電する。
この例で、帯電器2Yと現像器4Yとの間にビーム光路を有して感光体ドラム1Yに対峙した位置には画像書き込み部3Yが配置されている。画像書き込み部3YはY色作像用の画像データDyに基づいて感光体ドラム1Yを露光する。
画像書き込み部3Yは、デバイスバッファ31(Buffer:BF)及び書き込みデバイス32(Writing Device:W.D)を有して構成される。デバイスバッファ31は、制御部15から画像書き込み部3Yへ供給される画像データDyを一時記憶する。デバイスバッファ31にはRAM等が使用される。
デバイスバッファ31には書き込みデバイス32が接続され、書き込みデバイス32は画像データDyに基づいてレーザービーム光を発生して感光体ドラム1Yを露光する。書き込みデバイス32には、レーザービーム光を多面鏡で走査するポリゴンミラー走査方式のレーザービーム書き込みユニットや、レーザーダイオード素子をライン状に配置して一括露光するLPH(LD Printer Head)書き込みユニットが使用される。
中間転写ベルト6と画像書き込み部3Yとの間であって、感光体ドラム1Yの外周部位の所定の位置には現像器4Yが配置される。現像器4Yには、反転現像を行うために、使用するトナー極性と同極性(本実施例においては負極性)の直流電圧に、交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。現像器4Yは現像バイアスの供給を受けて、感光体ドラム1Yに書き込まれた静電潜像をY色のトナー部材で現像する。
現像後のY色のトナー像は感光体ドラム1Yから中間転写ベルト6に転写される(一次転写)。Y色のトナー像は、中間転写ベルト6上で他の色のトナー像と重ね合わされてカラートナー像となる。中間転写ベルト6と帯電器2Yとの間であって、感光体ドラム1Yの外周部位の所定の位置には、クリーニング部8Yが設けられる。クリーニング部8Yは、一次転写後の感光体ドラム1Yに残留したトナー部材をクリーニングする。
上述の感光体ドラム1Yの下方には中間転写ベルト6に沿って画像形成ユニット10M,10C,10Kが配置されている。M色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Mは、M色用の感光体ドラム1M、帯電器2M、画像書き込み部3M、現像器4M及びクリーニング部8Mを有して構成される。C色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Cは、C色用の感光体ドラム1C、帯電器2C、画像書き込み部3C、現像器4C及びクリーニング部8Cを有して構成される。
BK色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Kは、BK色用の感光体ドラム1K、帯電器2K、画像書き込み部3K、現像器4K及びクリーニング部8Kを有して構成される。なお、画像形成ユニット10M,10C,10Kの内部構成及び機能については、上述の画像形成ユニット10Yにおいて、YをM,C,BKにそれぞれ読み替えて参照されたい。
感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに接触可能に配置された中間転写ベルト6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持される。中間転写ベルト6には、各々の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kで形成されたY色、M色、C色、K色の各トナー像が転写される(一次転写)。中間転写ベルト6の幅は、感光体ドラム1Y等の画像形成最大幅とほぼ同じ幅に設計される。
中間転写ベルト6の下方位置には二次転写部7Aが設けられる。二次転写部7Aは中間転写ベルト6上で重ね合わされたカラートナー像を所定の用紙Pに転写する(二次転写)。二次転写部7Aは、例えば、転写部71及び搬送ローラ72を有して構成される(図2参照)。
上述の画像形成部60(画像形成系)の下方には用紙搬送部20が設けられ、画像形成部60へ用紙Pを(搬送)給紙する。用紙搬送部20は、例えば、3つの給紙トレイ20A,20B,20Cを備えている。この例で、用紙搬送部20から繰り出された用紙Pは、画像形成ユニット10Kの下方であって、中間転写ベルト6の下方(二次転写位置)に搬送される。用紙搬送部20から画像形成ユニット10Kの下方に至る用紙搬送路20Dには、搬送ローラ22A,22B,22C,23、ループローラ22D、レジストローラ28等が設けられる。
レジストローラ28はレジスト位置に配置される。ここにレジスト位置とは、感光体ドラム1Y等にトナー画像を形成する像形成開始タイミングと、二次転写部7Aへ給紙する用紙Pの給紙開始タイミングとを同期させるために二次転写部7Aの上流側で当該用紙Pを待機させる位置をいう。レジスト位置にはレジストローラ28の他に用紙検知センサ11(レジストセンサ)が配設され、レジスト位置に待機する用紙Pを検知する。レジスト位置は、例えば、用紙検知センサ11の光軸である。
この例で、転写直前位置には先端検知センサ12が配設され、レジスト位置から搬送されてくる用紙Pの先端を検知する。ここに転写直前位置とは、二次転写部7Aの上流側で、かつ、レジスト位置よりも下流側の位置であって、当該二次転写部7Aの直前の位置をいう。転写直前位置は、例えば、先端検知センサ12の光軸である。
上述の二次転写部7Aに隣接して定着装置17が配置される。定着装置17は、用紙Pに二次転写されたカラー画像を定着する。定着装置17は、図示しない定着ローラ、加圧ローラ、加熱(IH)ヒータや、定着クリーニング部等を有している。定着処理は、加熱ヒータによって加熱される定着ローラ及び加圧ローラの間に転写紙P’を通過させることで、当該転写紙P’が加熱・加圧される。カラー画像が定着された転写紙P’は、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に排出される。
この例で、中間転写ベルト6の左側上方にはクリーニング部8Aが設けられ、転写後の中間転写ベルト6上に残存するトナー剤をクリーニングするように動作する。クリーニング部8Aは、中間転写ベルト6の電荷を除電する除電部(図示せず)や中間転写ベルト6に残留するトナー等を除去するパッドを有している。このクリーニング部8Aによってベルト面がクリーニングされ、除電部で除電された後の中間転写ベルト6は、次の画像形成サイクルに入る。
なお、定着装置7の下流側には、搬送路切換板26及び自動両面コピー給紙機構(以下ADU反転部27という)が設けられている。ADU反転部27は、循環再給紙部27A、反転通紙路27B及び再給紙搬送路27Cを有して構成される。定着後の用紙Pは、両面印刷モードが設定されている場合であって、排紙される前に、搬送路切換板26により循環再給紙部27Aに送り込まれ、片面画像処理済みの用紙Pが反転通紙路27Bにおいてスイッチバックして表裏反転された後、再給紙搬送路27Cを経て、再び、画像形成部60に送り込まれ、両面画像処理された後に、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に排出される。
ここで、図2を参照して、カラー複写機100におけるセンサ配置例及びその機能例について説明する。図2に示すカラー複写機100の用紙搬送路20Dには、用紙検知センサ11及び先端検知センサ12が設けられ、そのADU反転部27には、搬送可否センサ13及び待機検知センサ19が設けられる。用紙検知センサ11の下方にはレジスト駆動部82が設けられ、レジスト制御信号S82に基づいてレジストローラ28を駆動する。
待機検知センサ19の下方にはADU駆動部91が設けられ、ADU駆動信号S91に基づいて反転通紙路27B内の用紙Pを搬送するようになされる。
搬送可否センサ13及び待機検知センサ19は両面印刷モードが設定されている場合に機能する。搬送可否センサ13は再給紙搬送路27Cの下流側に配設され、レジスト位置に待機する用紙Pの後端(抜け)を検知する。待機検知センサ19は反転通紙路27Bの上流側に配設され、反転通紙路27B内の用紙Pの有無を検知する。
図中、P1は例えば、両面印刷モード設定時、片面の画像形成を終えた先行の用紙であり、レジスト位置で待機している。P2は両面印刷モード設定時、片面の画像形成を終えた後追い用紙であって、用紙P1の次に画像形成を受けるべく、反転通紙路27B内で待機する用紙である。
用紙検知センサ11は、レジスト位置の用紙P1の有無を検知して用紙検知信号S11を発生する。レジスト位置に用紙P1が有る場合は、例えば、ハイ・レベルの用紙検知信号S11を出力する。レジスト位置に用紙P1が無い場合は、ロー・レベルの用紙検知信号S11を出力する。
先端検知センサ12は、レジスト位置から搬送されてくる用紙P1の先端を検知して先端検知信号S12を発生する。用紙P1の先端を検知した場合は、例えば、ハイ・レベルの先端検知信号S12を出力する。用紙P1の先端を検知しない場合は、ロー・レベルの先端検知信号S12を出力する。
搬送可否センサ13は、再給紙搬送路27Cから搬送される用紙P1の抜けの有無を検知して搬送可否信号S13を発生する。搬送可否センサ13は、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けて、当該用紙P1の後端を検知した場合に、例えば、ロー・レベルの搬送可否信号S13を発生する。再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けない状態、例えば、用紙P1の長さが基準長さの用紙よりも長い場合は、搬送可否センサ13に当該用紙P1の後端が掛かっている状態なので、ハイ・レベルの搬送可否信号S13を出力する。
待機検知センサ19は反転通紙路27B内の用紙P2の有無を検知して用紙待機信号S19を発生する。この例で、反転通紙路27B内に用紙P2が有る場合は、例えば、ハイ・レベルの用紙待機信号S19を出力し、反転通紙路27B内に用紙P2が無い場合は、ロー・レベルの用紙待機信号S19を出力する。
なお、上述の用紙検知信号S11、先端検知信号S12、搬送可否信号S13及び用紙待機信号S19は制御部15に出力される。レジスト制御信号S82は、制御部15からレジスト駆動部82へ出力され、ADU駆動信号S91は、制御部15からADU駆動部91へ出力される。
続いて、図3を参照して、カラー複写機100の制御系の構成例について説明する。図3に示すカラー複写機100は、用紙検知センサ11、先端検知センサ12、搬送可否センサ13、制御部15、定着装置17、待機検知センサ19、用紙搬送部20、操作表示部48、画像メモリ53、画像形成部60、レジスト駆動部81、ADU駆動部91及び、画像読取装置102を有して構成される。
制御部15は、画像処理部16、タイミング発生部45、メモリ部54、中央処理ユニット(Central Processing Unit;以下CPU55という)、I/Oポート56及び、クロック発生部58(CLK)を有して構成される。CPU55にはメモリ部54が接続される。メモリ部54は、プログラム格納用の読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)や、ワークメモリ用の随時情報の書き込み読出し可能なメモリ(Random Access Memory:RAM)、EEPROMや、ハードディスク装置(HDD)等の不揮発メモリを含んでいる。
RAMには複写機本体を制御するためのシステムプログラムの他に、画像書き込み部3Y等の書き込み制御や、レジスト駆動部82、ADU駆動部91等の出力制御を実行する際の制御情報が一時格納される。例えば、電源がオンされると、電源オン情報を検出したCPU55は、メモリ部54のROM等からシステムプログラムを読み出してRAMに展開し、システムを起動して、当該複写機全体を制御するようになされる。
CPU55にはI/Oポート56を介して操作表示部48が接続される。操作表示部48は、操作部14及び表示部18を有して構成される。操作部14は設定部の一例を構成し、画像形成部60へ給紙する用紙Pの長さを設定するように操作される。操作表示部48は、タッチパネルと液晶表示パネルから構成される。操作表示部48にはGUI(Graphic User Interface)方式の入力手段が使用される。
もちろん、操作表示部48は画像形成条件や給紙トレイ20A〜20Cを選択する際に操作される。例えば、用紙Pの種類(紙種)や紙サイズを選択したり、当該用紙Pが収納されている給紙トレイ20A〜20Cを選択する際に、操作表示部48が操作され、画像形成条件が設定される。操作表示部48で設定された画像形成条件や給紙トレイ選択情報等は、操作データD14となってCPU55に出力される。画像形成条件等は表示データD18に基づいて表示部18に表示される。表示データD18はCPU55から操作表示部48に出力される。
上述のCPU55にはクロック発生部58が接続され、所定の動作周波数のクロック信号(以下CLK信号という)を発生し、当該CLK信号をCPU55や、タイミング発生部45、メモリ部54等に出力する。もちろん、画像処理部16、操作表示部48、画像メモリ53及び画像形成部60にも出力される。クロック発生部58にはタイミング発生部45が接続される。タイミング発生部45には用紙搬送部20や、画像形成部60、レジスト駆動部82、ADU駆動部91等の駆動系が接続される。
用紙搬送部20は、給紙駆動部20Eを有している。給紙駆動部20Eは、タイミング発生部45から用紙搬送信号S20を入力し、用紙搬送信号S20に基づいてモータ回転制御を実行し、当該給紙トレイ20A,20B又は20Cから繰り出した用紙Pを画像形成部60に搬送するように動作する。タイミング発生部45は、例えば、画像形成信号S60の立ち上がり時刻から所定のクロック経過した後に、用紙搬送信号S20を用紙搬送部20に供給する。クロックの経過は、CPU55内の図示しないカウンタ等によりCLK信号をカウントすることで検出される。
画像形成部60は、タイミング発生部45から画像形成信号S60を入力し、画像メモリ53から画像データDy,Dm,Dc,Dkを入力し、当該画像形成信号S60及び画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいてカラー画像形成処理を実行する(図1参照)。
レジスト駆動部82は第1の搬送部の一例を構成し、タイミング発生部4からレジスト制御信号S82を入力し、給紙開始タイミングTsに基づいて、レジスト位置で待機する当該用紙Pを二次転写部7Aへ搬送する。タイミング発生部45は、例えば、画像形成信号S60の立ち上がり時刻から所定のクロック経過した後に、用紙Pを二次転写部7Aへ搬送するための給紙開始タイミングTsを規定するレジスト制御信号S82を発生する。
ADU駆動部91は、第2の搬送部の一例を構成し、両面印刷モード設定時、タイミング発生部4からADU駆動信号S91を入力し、ADU駆動信号S91に基づいて次の用紙Pをレジスト位置に搬送する。タイミング発生部45は、例えば、搬送可否センサ13から出力される搬送可否信号S13の立ち上がり時刻を検知して次の用紙Pをレジスト位置に搬送するためのADU駆動信号S91を発生する。ADU駆動信号S91は、タイミング発生部45からADU駆動部91に出力される。
タイミング発生部45には上述した駆動系の他に、用紙検知センサ11や、先端検知センサ12、搬送可否センサ13、待機検知センサ19等のセンサ系が接続される。
用紙検知センサ11は、レジスト位置で用紙Pの有無を検知して用紙検知信号S11をタイミング発生部45に出力する。用紙検知信号S11がハイ・レベルのときは、レジスト位置に用紙P1が有る場合である。用紙検知信号S11がロー・レベルのときは、レジスト位置に用紙P1が無い場合である。
先端検知センサ12は、レジスト位置から搬送されてくる用紙Pの先端を検知して先端検知信号S12をタイミング発生部45に出力する。先端検知信号S12がハイ・レベルのときは、用紙P1の先端を検知した場合である。先端検知信号S12がロー・レベルのときは、用紙P1の先端を検知しない場合である。
搬送可否センサ13は検知部の一例を構成し、図2に示した再給紙搬送路27Cからレジスト位置へ搬送される用紙P1の抜けの有無を検知して搬送可否信号S13をタイミング発生部45に出力する。搬送可否信号S13がロー・レベルのときは、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けた状態で、当該用紙P1の後端を検知した場合である。搬送可否信号S13がハイ・レベルのときは、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けていない状態で、当該用紙P1の後端を未だ検知していない場合である。搬送可否信号S13は反転通紙路27Bに待機している用紙P2(次の用紙)をレジスト位置まで搬送しても良いか否かの搬送可否を判断する際に使用される。
待機検知センサ19は、反転通紙路27B内の用紙P2の有無を検知して用紙待機信号S19をタイミング発生部45に出力する。用紙待機信号S19がハイ・レベルのときは、反転通紙路27B内に用紙P2が有る場合である。用紙待機信号S19がロー・レベルのときは、反転通紙路27B内に用紙P2が無い場合である。
上述のタイミング発生部45にはCPU55が接続される。CPU55は、操作部14によって設定された用紙Pの長さに対応して、画像形成部60へ給紙する用紙Pの給紙開始タイミングTs及び、レジスト位置から転写直前位置へ用紙Pを搬送する区間の給紙速度Vsを調整する。
例えば、CPU55は、操作部14によって設定された用紙Pの長さと基準長さの用紙Pとを比較し、用紙Pの長さが基準長さの用紙Pよりも長い場合に、基準長さの用紙Pの給紙開始タイミングTsよりも、当該基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの給紙開始タイミングTsを早く設定すると共に、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pをレジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間の給紙速度Vsを可変速するようにレジスト駆動部82を制御する。
このレジスト駆動部82の制御によって、給紙開始タイミングTs及び給紙速度Vsが調整された用紙Pに、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kから中間転写ベルト6を介して形成されたカラー画像を転写することができる。しかも、次の用紙Pをレジスト位置に搬送する際に、CPU55によって、次の用紙Pのレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の搬送可否判断を基準長さの用紙Pの場合に比べて早く実行できるようになる。
上述のタイミング発生部45には定着装置17が接続される。定着装置17は、用紙Pに二次転写されたカラー画像をタイミング発生部45から出力される定着制御信号S17に基づいて定着処理する。
なお、CPU55には画像読取装置102が接続される。画像読取装置102は、図1に示した原稿30から画像を読み取って得たカラー用のデジタルの画像データD12(R,G,Bの各色成分データ)を画像処理部16に出力する。画像処理部16はCPU55内に設けられる。画像処理部16は、画像読取装置102から入力した画像データD12をY色作像用の画像データDy,M色作像用の画像データDm,C色の画像データDc,K色作像用の画像データDkに色変換処理をする。
色変換処理後のY,M,C,K色作像用の画像データDy,Dm,Dc,Dkは、画像メモリ53や、メモリ部54、又は、図1に示した色作像用のデバイスバッファ31や、他のM,C,K色作像用のデバイスバッファ31に記憶される。画像メモリ53にはハードディスク装置が使用される。これらにより、カラー複写機100を構成する。
このように、実施形態としてのカラー複写機100によれば、画像形成部60は感光体ドラム1Y,1M,1C,1K、中間転写ベルト6、及び、二次転写部7Aを有し、給紙開始タイミングTs及び給紙速度Vsに基づいて所定の用紙Pにカラー画像を形成する。操作部14は、画像形成部60へ給紙する用紙Pの長さを設定するように操作される。これを前提にして、CPU55が、操作部14によって設定された用紙Pの長さに対応して、画像形成部60へ給紙する当該用紙Pの給紙開始タイミングTs及び、レジスト位置から転写直前位置へ用紙Pを搬送する区間の給紙速度Vsを調整するようになる。
従って、給紙開始タイミングTs及び給紙速度Vsが調整された用紙Pに、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kにより形成されたカラートナー像を中間転写ベルト6を介して転写できるようになる。しかも、次の用紙Pをレジスト位置に搬送する際に、CPU55によって、次の用紙Pのレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の搬送可否判断を基準長さの用紙Pの場合に比べて早く実行できるようになる。
これにより、用紙Pの長さが基準長さの用紙Pよりも長い場合であっても、次の用紙Pをレジスト位置に搬送を開始するタイミングを早めることができるので、当該用紙Pと次の用紙Pとの間隔を詰めることができる。従って、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pに画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。
続いて、図4及び図5A〜Hを参照して、第1の実施例としてのカラー複写機100の制御例について説明する。この実施例では、両面印刷モード設定時、第1面の画像形成が終了し、第2面の画像形成を実行する場合であって、その用紙Pの給紙速度Vsの可変速制御を実行する際に、レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、CPU55が基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの給紙速度Vsを徐々に加速するようにレジスト駆動部82を制御(加速カーブ変更制御)する場合を前提とする。
これらを制御条件にして、図4に示すフローチャートのステップST1でCPU55は画像形成条件の設定を受け付ける。このとき、画像形成条件等は表示データD18に基づいて表示部18に表示される。表示データD18はCPU55から操作表示部48に出力される。ユーザは、操作表示部48を操作して、片面印刷モード又は両面印刷モード、紙サイズ、複写枚数、及び、画像濃度等をCPU55に設定する。CPU55は、紙サイズの情報、例えば、A3版等の給紙トレイの選択指示から、画像形成部60へ給紙する用紙Pの長さを設定する。操作表示部48で設定された画像形成条件や給紙トレイ選択情報等は、操作データD14となってCPU55に出力される。
次に、ステップST2でCPU55はコピースタート又はコピー中止を入力する。コピースタート又はコピー中止はユーザが操作表示部48を操作してCPU55に指示する。このとき、CPU55は操作表示部48でコピースタートが指示されると、ステップST3に移行する。ステップST3でCPU55は片面印刷モード又は両面印刷モードに基づいて制御を分岐する。
片面印刷モードが設定されている場合は、ステップST4でCPU55は用紙Pの第1面にカラー画像を形成するように画像形成部60を制御する。このとき、画像形成部60は、タイミング発生部45から画像形成信号S60を入力し、画像メモリ53から画像データDy,Dm,Dc,Dkを入力し、当該画像形成信号S60及び画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいてカラー画像形成処理を実行する(図1参照)。
そして、ステップST4でCPU55は全ページ分の画像形成処理を終了したか否かを判別する。このとき、CPU55は、例えば、最終ページの画像データD12に付加されるエンド・オブ・フラグを検出する。エンド・オブ・フラグが検出されず、未だ全ページ分の片面印刷モードに係る画像形成処理を終了していない場合は、ステップST4に戻って片面印刷モードに係る画像形成制御を継続する。エンド・オブ・フラグが検出された場合は、全ページ分の画像形成処理を終了したと判断して片面印刷モードに係る画像形成制御を終了する。
また、ステップST3で両面印刷モードが設定されている場合は、ステップST6でCPU55は、片面印刷モード時と同様にして用紙Pの第1面にカラー画像を形成するように画像形成部60を制御する。このとき、画像形成部60は、タイミング発生部45から画像形成信号S60を入力し、画像メモリ53から第1面用の画像データDy,Dm,Dc,Dkを入力し、当該画像形成信号S60及び画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいて用紙Pの第1面にカラー画像を形成する(図1参照)。
その後、ステップST7でCPU55は用紙Pの第2面の給紙開始タイミング及び給紙速度を調整する。このとき、CPU55は、先に設定された用紙Pの長さに対応して、当該用紙Pを画像形成部60へ給紙する給紙開始タイミングTs1及び、レジスト位置から転写直前位置へ用紙Pを搬送する間の給紙速度Vsを調整する。例えば、CPU55は、レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの給紙速度Vsを徐々に加速するようにレジスト駆動部82の給紙制御を実行する(用紙Pの給紙速度Vsの可変速制御)。
ここで、図5A〜Hを参照して、加速カーブ変更制御時のレジスト駆動部82及びADU駆動部91の制御例について説明する。図5Aに示すCLK信号は、カラー複写機100の制御系の基準信号であり、図3に示したクロック発生部58で生成される。CLK信号に関しては、便宜上、レジスト位置で待機する用紙Pと、反転通紙路27Bで待機する次の用紙Pについて、時刻t=0〜t=28に至るまでの期間を抜粋している。クロック周期は実際よりも大きく採っているが、これに限られることはない。
この例では、両面印刷モード設定時、ステップST6で第1面の画像形成が終了した場合であって、時刻t=0のCLK信号に基づいて、例えば、第2面の画像形成を実行する場合に、図5Bに示す画像形成信号S60がロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。画像形成部60では、画像形成信号S60のハイ・レベルの期間に、画像データDyが感光体ドラム1Yに書き込まれ、画像データDmが感光体ドラム1Mに書き込まれ、画像データDcが感光体ドラム1Cに書き込まれ、画像データDkが感光体ドラム1Kに書き込まれる。時刻t=10のCLK信号の立ち下がりに同期して、画像形成処理が終了している。
図5Cに示す用紙検知信号S11は、例えば、CLK信号のパルス数を13クロックカウントした後の時刻t=13で、レジスト位置において、用紙検知センサ11が用紙P=有りを検知すると、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。用紙検知信号S11は、用紙検知センサ11からタイミング発生部45に出力される。時刻t=0〜時刻t=13に至るまでは、ロー・レベルの用紙検知信号S11が用紙検知センサ11からタイミング発生部45に出力されている。
図5Dに示すTs1は給紙開始タイミングである。給紙開始タイミングTs1はレジスト制御信号S82の立ち上がりによって規定される。レジスト制御信号S82はレジスト位置から二次転写部7Aへ用紙Pを搬送するための信号である。この例で、レジスト制御信号S82は、画像形成信号S60の立ち上がり時刻t=0からCLK信号で13クロックをカウントした後の時刻t=13に、加速カーブが立ち上がりを開始する。
加速カーブは例えば、時刻t=13〜時刻t=20に至るまで、一次関数的に給紙速度Vsを徐々に加速するように上昇する。時刻t=20以降は、中間転写ベルト6の線速とほぼ同様になるように元の給紙速度Vs(基準長さの用紙の線速)を戻すようになされる。レジスト制御信号S82は、タイミング発生部4からレジスト駆動部82に出力される。レジスト駆動部82では、レジスト制御信号S82を入力し、給紙開始タイミングTs1に基づいて、レジスト位置で待機する当該用紙Pを二次転写部7Aへ搬送する。
なお、図中の斜線で示した三角形部分の面積は、用紙Pがレジスト位置から転写直前位置に至るまでの給紙速度Vsの積分値である。図8Dに示した四角形部分の面積を超えない範囲で、給紙速度Vs及び給紙開始タイミングTs1に変化を加えてもよい面積である。この面積を超えるような給紙速度Vs及び給紙開始タイミングTs1を設定すると、用紙Pの所定の位置に再現性良くトナー像を二次転写できなくなることを意味している。
また、図5Eに示す先端検知信号S12は、CLK信号が時刻t=0〜時刻t=20に至る期間において、ロー・レベルとなっており、用紙P1の先端を検知していない状態である。この例で、先端検知センサ12がレジスト位置から搬送されてくる用紙Pの先端を検知した、例えば、CLK信号が時刻t=20に立ち上がると共に、用紙P1の先端を検知すると、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる先端検知信号S12をタイミング発生部45に出力する。
図5Fに示す搬送可否信号S13は、CLK信号が時刻t=0〜時刻t=9に至る期間において、ロー・レベルとなっており、用紙P1の後端も先端も検知していない状態である。この例では、CLK信号が時刻t=9を越えた時刻に、用紙P1の後端検知が開始され、時刻t=17の直前で用紙P1の後端が検知されている。
搬送可否信号S13がハイ・レベルのときは、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けていない状態である。この状態は、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの後端が搬送可否センサ13に掛かっていて、当該用紙P1の後端を未だ検知していない場合である。この場合は、タイミング発生部45は、反転通紙路27Bからレジスト位置への用紙Pの搬送を拒否するため、ADU駆動信号S91をロー・レベルのまま固定する。
搬送可否センサ13は、図2に示した再給紙搬送路27Cからレジスト位置へ搬送される用紙P1の後端(抜け有り)を検知すると、ハイ・レベルからロー・レベルに立ち下がる搬送可否信号S13をタイミング発生部45に出力する。搬送可否信号S13がロー・レベルのときは、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けた状態で、反転通紙路27Bに待機している次の用紙Pをレジスト位置まで搬送しても良い場合である。
なお、図中のTw1は、加速カーブ変更制御時の用紙Pに係る搬送待ち時間であり、当該用紙Pの画像形成信号S60が立ち上がった時刻から次の用紙Pのレジスト位置への搬送が許可されるまでの時間である。搬送待ち時間Tw1が短いほど、画像形成処理を高速に実行できるようになる。
図5Gに示すADU駆動信号S91は、CLK信号の時刻t=17の直前で、搬送可否信号S13の立ち下がりに同期して、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。ADU駆動信号S91は、両面印刷モード設定時、タイミング発生部4からADU駆動部91に出力される。ADU駆動部91では、ADU駆動信号S91に基づいて次の用紙Pを反転通紙路27Bからレジスト位置へ搬送する。
図5Hにおいて、Taは短縮時間であり、従来例に係る搬送待ち時間Tw3と、本発明に係る搬送待ち時間Tw1との時間差であり、従来例の搬送可否信号S13’の立ち下がり時刻(図8参照)と、図5Fに示す本発明の搬送可否信号S13との立ち下がり時刻との差分である。搬送可否信号S13’と搬送可否信号S13とを比較すると、わずかであるが、本発明に係る搬送可否信号S13の方が搬送可否信号S13’に比べて短縮時間Taだけ搬送可否判断機能が改善されていることが分かる。
ここに搬送可否判断とは、次の用紙Pを反転通紙路27Bからレジスト位置に搬送する際に、当該用紙Pのレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の判断を実行する際のCPU55(又はタイミング発生部45)の機能をいう。これにより、搬送可否センサ13が用紙Pの後端抜けを検知して、CPU55が反転通紙路27Bで待機する用紙P(上流紙)のスタートを判断できるようになる。
そして、図4に示すステップST8でCPU55は、給紙開始タイミングTs1及び給紙速度Vsが調整された用紙Pの第2面に画像を転写するように二次転写部7Aを制御する。このとき、二次転写部7Aは、中間転写ベルト6上で重ね合わされたカラートナー像を転写部71を介して用紙Pの他の面に転写する(二次転写)。二次転写後の用紙Pは、搬送ローラ72により定着装置17へ搬送される(図2参照)。
その後、ステップST9で全ページ分の画像形成処理を終了したか否かを判別する。このとき、CPU55は、片面印刷モードと同様にして、最終ページの画像データD12に付加されるエンド・オブ・フラグを検出する。エンド・オブ・フラグが検出されず、未だ全ページ分の両面印刷モードに係る画像形成処理を終了していない場合は、ステップST4に戻って両面印刷モードに係る画像形成制御を継続する。エンド・オブ・フラグが検出された場合は、全ページ分の画像形成処理を終了したと判断して両面印刷モードに係る画像形成制御を終了する。
このように、第1の実施例としてのカラー複写機100によれば、レジスト駆動部82を制御するCPU55が備えられ、レジスト駆動部82が基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの給紙速度Vsを徐々に加速するようになるので、給紙開始タイミングTs1及び給紙速度Vsが調整された用紙Pに、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kから中間転写ベルト6を介して形成されたカラー画像を転写することができる。しかも、次の用紙Pをレジスト位置に搬送する際に、CPU55によって、次の用紙Pのレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の搬送可否判断を基準長さの用紙Pの場合に比べて早く実行できるようになる。
従って、用紙Pの長さが基準長さの用紙Pよりも長い場合であっても、次の用紙Pをレジスト位置に搬送を開始するタイミングを早めるようにADU駆動部91を制御できるので、当該用紙Pと次の用紙Pとの間隔を詰めることができる。これにより、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pに画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。この結果、最小画像間隔が維持でき、カラー複写機100の生産性を向上できるようになる。
続いて、図6A〜Hを参照して、第2の実施例としてのカラー複写機100の制御例について説明する。この実施例では、両面印刷モード設定時、用紙Pの給紙速度Vsの可変速制御を実行する際に、レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの給紙速度Vsに関し、基準長さの用紙Pの給紙速度Vsよりも低い速度値を設定してレジスト駆動部82を制御(以下低速スタート制御という)するようにした。
なお、図4に示したステップST1〜ステップST6及び、ステップST8〜ステップST9についての制御内容及び、図6Aに示すCLK信号に関しては、第1の実施例と同様の内容となるため、その説明を省略する。
この例でも、両面印刷モード設定時、図4に示したステップST6で第1面の画像形成が終了した場合であって、時刻t=0のCLK信号に基づいて、第1の実施例と同様にして、第2面の画像形成を実行する場合に、図6Bに示す画像形成信号S60がロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。画像形成部60では、画像形成信号S60のハイ・レベルの期間に、画像データDyが感光体ドラム1Yに書き込まれ、画像データDmが感光体ドラム1Mに書き込まれ、画像データDcが感光体ドラム1Cに書き込まれ、画像データDkが感光体ドラム1Kに書き込まれる。時刻t=10のCLK信号の立ち下がりに同期して、画像形成処理が終了している。
図6Cに示す用紙検知信号S11は、第1の実施例と同様にして、CLK信号のパルス数を13クロックカウントした後の時刻t=13で、レジスト位置において、用紙検知センサ11が用紙P=有りを検知すると、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。用紙検知信号S11は、用紙検知センサ11からタイミング発生部45に出力される。時刻t=0〜時刻t=13に至るまでは、ロー・レベルの用紙検知信号S11が用紙検知センサ11からタイミング発生部45に出力されている。
図6Dに示すTs2は給紙開始タイミングである。給紙開始タイミングTs2は、レジスト制御信号S82の立ち上がりによって規定される。レジスト制御信号S82はレジスト位置から二次転写部7Aへ用紙Pを搬送するための信号である。この例で、レジスト制御信号S82は、第1の実施例に比べて2クロックだけ早く、すなわち、画像形成信号S60の立ち上がり時刻t=0からCLK信号で11クロックをカウントした後の時刻t=11に、基準長さの用紙に比べて低い速度値(例えば1/2)が設定され、用紙Pの搬送を開始する。
速度値は、例えば、時刻t=11〜時刻t=19に至るまで、一定の給紙速度Vsを保つように設定される。時刻t=20以降は、中間転写ベルト6の線速とほぼ同様になるように、元の給紙速度Vs(基準長さの用紙の線速)に戻すようになされる。レジスト制御信号S82は、タイミング発生部4からレジスト駆動部82に出力される。レジスト駆動部82では、レジスト制御信号S82を入力し、給紙開始タイミングTs2に基づいて、レジスト位置で待機する当該用紙Pを二次転写部7Aへ搬送する。
なお、図中の斜線で示した長方形部分の面積は、用紙Pがレジスト位置から転写直前位置に至るまでの給紙速度Vsの積分値である。第2の実施例でも、図8に示した四角形部分の面積を超えない範囲で、給紙速度Vs及び給紙開始タイミングTs2に変化を加えてもよい面積である。この面積を超えるような給紙速度Vs及び給紙開始タイミングTs2を設定すると、用紙Pの所定の位置に再現性良くトナー像を二次転写できなくなることを意味している。
また、図6Eに示す先端検知信号S12は、第1の実施例と同様にしてCLK信号が時刻t=0〜時刻t=20に至る期間において、ロー・レベルとなっており、用紙P1の先端を検知していない状態である。この例で、先端検知センサ12がレジスト位置から搬送されてくる用紙Pの先端を検知したとき、すなわち、CLK信号が時刻t=20に立ち上がると共に、用紙P1の先端を検知すると、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる先端検知信号S12をタイミング発生部45に出力する。
図6Fに示す搬送可否信号S13は、CLK信号が時刻t=0〜時刻t=9に至る期間において、ロー・レベルとなっており、用紙P1の後端も先端も検知していない状態である。この例では、CLK信号が時刻t=9を越えた時刻に、用紙P1の後端検知が開始され、時刻t=15の直前で用紙P1の後端が検知されている。第1の実施例に比べて2クロックだけ早い。
搬送可否信号S13がハイ・レベルのときは、再給紙搬送路27Cから用紙P1が抜けていない状態である。この状態は、第1の実施例と同様にして、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの後端が搬送可否センサ13に掛かっていて、当該用紙P1の後端を未だ検知していない場合である。この場合は、タイミング発生部45は、反転通紙路27Bからレジスト位置への用紙Pの搬送を拒否するため、ADU駆動信号S91をロー・レベルのまま固定する。
搬送可否センサ13は、第1の実施例よりも2クロック早く、図2に示した再給紙搬送路27Cからレジスト位置へ搬送される用紙P1の後端(抜け有り)を検知すると、ハイ・レベルからロー・レベルに立ち下がる搬送可否信号S13をタイミング発生部45に出力する。
なお、図中のTw2は低速スタート制御時の用紙Pに係る搬送待ち時間であり、当該用紙Pの画像形成信号S60が立ち上がった時刻から次の用紙Pのレジスト位置への搬送が許可されるまでの時間である。搬送待ち時間Tw2は第1の実施例と同様にして短いほど、画像形成処理を高速に実行できるようになる。
図6Gに示すADU駆動信号S91は、CLK信号の時刻t=15の直前で、搬送可否信号S13の立ち下がりに同期して、ロー・レベルからハイ・レベルに立ち上がる。ADU駆動信号S91は、両面印刷モード設定時、タイミング発生部4からADU駆動部91に出力される。ADU駆動部91では、ADU駆動信号S91に基づいて次の用紙Pを反転通紙路27Bからレジスト位置へ搬送する。
図6Hにおいて、Tbは短縮時間であり、従来例に係る搬送待ち時間Tw3と、本発明に係る搬送待ち時間Tw2との時間差であり、従来例の搬送可否信号S13’の立ち下がり時刻(図8参照)と、図6Fに示す本発明の搬送可否信号S13との立ち下がり時刻との差分である。
搬送可否信号S13’と搬送可否信号S13とを比較すると、本発明に係る搬送可否信号S13の方が搬送可否信号S13’に比べて短縮時間Tbだけ搬送可否判断機能が改善されていることが分かる。しかも、第2の実施例によれば、第1の実施例に比べてTb−Taだけ搬送待ち時間が改善されている。これにより、搬送可否センサ13が用紙Pの後端抜けを検知して、CPU55が反転通紙路27Bで待機する用紙P(上流紙)のスタートを第1の実施例よりも早期に判断できるようになる。
このように第2の実施例に係るカラー複写機100によれば、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pの給紙速度Vsに関し、基準長さの用紙Pの給紙速度Vsよりも低い速度値を設定してレジスト駆動部82の給紙制御を実行するCPU55を備えるので、給紙開始タイミングTs2及び給紙速度Vsが調整された用紙Pに、感光体ドラム1Y等から画像を転写することができる。しかも、次の用紙Pをレジスト位置に搬送する際に、CPU55によって、次の用紙Pのレジスト位置への搬送を許可する、又は、当該レジスト位置への搬送を拒否する等の搬送可否判断を基準長さの用紙Pの場合に比べて早く実行できるようになる。
従って、用紙Pの長さが基準長さの用紙Pよりも長い場合であっても、次の用紙Pをレジスト位置に搬送を開始するタイミングを早めるようにADU駆動部91を制御できるので、当該用紙Pと次の用紙Pとの間隔を詰める(紙間隔を短縮する)ことができる。これにより、基準長さの用紙Pよりも長い用紙Pに画像を形成する場合であっても、画像形成時間を短縮できるようになる。この結果、最小画像間隔を維持でき、カラー複写機100の生産性の向上につながる。
この発明は、像担持体に画像を形成する像形成開始タイミングと、画像転写部へ給紙する用紙の給紙開始タイミングとを同期させるために画像転写部の上流側で当該用紙を待機させるレジスト機能を有したカラー複写機や、複合機、プリンター等に適用して極めて好適なものである。
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム(像担持体)
2Y,2M,2C,2K 帯電器(画像形成部)
3Y,3M,3C,3K 画像書き込み部(画像形成部)
4K,4M,4C,4K 現像器(画像形成部)
6 中間転写ベルト(像担持体)
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット(画像形成部)
11 用紙検知センサ
12 先端検知センサ
13 搬送可否センサ(検知部)
14 操作部(設定部)
15 制御部
17 定着装置
19 待機検知センサ
20 用紙搬送部
31 デバイスバッファ
32 書き込みデバイス
48 操作表示部
54 メモリ部
55 CPU
60 画像形成部
100 カラー複写機

Claims (6)

  1. 像担持体に画像を形成する像形成開始タイミングと、画像転写部へ給紙する用紙の給紙開始タイミングとを同期させるために前記画像転写部の上流側で当該用紙を待機させる位置をレジスト位置とし、
    前記画像転写部の上流側であって、当該画像転写部の直前の位置を転写直前位置としたとき、
    前記像担持体及び画像転写部を有し、前記給紙開始タイミング及び給紙速度に基づいて所定の用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部へ給紙する用紙の長さを設定する設定部と、
    前記設定部によって設定された前記用紙の長さに対応して、前記画像形成部へ給紙する当該用紙の給紙開始タイミング及び、前記レジスト位置から転写直前位置へ前記用紙を搬送する区間の給紙速度を調整する制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レジスト位置で待機する当該用紙を前記給紙開始タイミングに基づいて画像転写部へ搬送する第1の搬送部と、
    前記第1の搬送部によってレジスト位置から前記画像転写部へ搬送される前記用紙の後端を検知する検知部と、
    前記検知部から出力される用紙後端検知信号に基づいて次の用紙を前記レジスト位置に搬送する第2の搬送部とを更に備え、
    前記制御部は、
    前記設定部によって設定された前記用紙の長さと基準長さの用紙とを比較し、
    前記用紙の長さが基準長さの用紙よりも長い場合に、前記基準長さの用紙の給紙開始タイミングよりも、当該基準長さの用紙よりも長い用紙の給紙開始タイミングを早く設定すると共に、前記基準長さの用紙よりも長い用紙を前記レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間の給紙速度を可変速するように前記第1の搬送部の給紙制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記用紙の給紙速度の可変速制御を実行する際に、前記レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、前記基準長さの用紙よりも長い用紙の前記給紙速度を徐々に加速するように前記第1の搬送部の給紙制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記用紙の給紙速度の可変速制御を実行する際に、前記レジスト位置から転写直前位置へ搬送する区間において、前記基準長さの用紙よりも長い用紙の前記給紙速度に関し、前記基準長さの用紙の給紙速度よりも低い速度値を設定して前記第1の搬送部の給紙制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体は、
    各作像色毎に設けられた感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムに形成された各作像色の画像を重ね合わせる中間転写体とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 像担持体に画像を形成する像形成開始タイミングと、画像形成部へ給紙する用紙の給紙開始タイミングとを同期させるために当該用紙を画像転写位置の上流側で待機させる位置をレジスト位置とし、
    前記画像転写位置の上流側であって、前記画像転写位置の直前の位置を転写直前位置としたとき、
    画像形成装置が、
    前記画像形成部へ給紙する用紙の長さ設定を受け付けるステップと、
    設定された前記用紙の長さに対応して、当該用紙を画像形成部へ給紙する給紙開始タイミング及び、前記レジスト位置から転写直前位置へ前記用紙を搬送する間の給紙速度を調整するステップと、
    前記給紙開始タイミング及び給紙速度が調整された前記用紙に画像を形成するステップとを実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108170369A (zh) * 2016-12-07 2018-06-15 慧荣科技股份有限公司 主机装置与数据传输速率控制方法

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