JP2009223235A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス条件や用紙搬送タイミングとの関係を簡易にしてプロセス線速を制御し、プロセス線速を落とすことによる電源投入直後の生産性低下を回避しつつ、低温環境における電源投入直後の定着性を高めることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録紙上のトナー画像を加熱及び加圧して記録紙への定着を行う定着手段と、定着手段の表面温度を検出する温度検出手段と、を備える画像形成装置であって、画像形成装置の電源投入後又は省エネモードからの復帰後の立ち上げから所定時間経過後の定着ではプロセス線速と同じ第1線速で定着手段の定着制御を行い、立ち上げ時における所定時間以内の定着ではプロセス線速より遅い第2線速で定着手段の定着制御を行う定着制御手段と、記録紙を定着手段へ搬送するタイミングを制御する搬送制御手段と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、定着装置に関する定着ローラの線速制御及び定着装置への用紙搬送に好ましく適用される技術に関するものである。
画像形成装置において、熱でトナーを溶かしてローラの圧力でトナーを用紙に定着させる定着装置は、定着ローラの表面温度をサーミスタやサーモパイルで検出して、所定の温度範囲になるように制御されている。しかし、電源投入時等は、表面温度(センサで測定している近辺)が所定の温度範囲であっても、定着ローラ全体としては均等に所定温度になっていない。低温環境における電源投入時に定着ローラの表面温度が所定の温度範囲になったことで印刷を開始するが、定着ローラ全体が所定温度に暖まりきっていないため、用紙に定着ローラの熱を奪われて定着ローラの表面温度が所定の温度より低下し、電源投入後の印刷は定着性が低下してしまう。
これを解消させるための方策としては、プロセス線速を下げる方法が提案されている。例えば特許文献1では、定着器の効率的な制御をすることで画像形成の完了を早めることが可能な画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置は、ヒータにより所定温度の定着を行う定着器、定着器の温度を検知する温度検知手段、ヒータの温度制御及びプロセス速度の制御を行う制御手段を備え、制御手段は、温度検知手段の検知結果を参照して定着器の温度が定着目標温度でない場合にプロセス速度を変更する。つまり、特許文献1では、定着器の温度が低下した場合にプロセス線速を低下させている。
また、例えば特許文献2では、画像形成が開始されてから用紙が加熱手段に到達するまでの間に発熱体から奪われる熱量を抑え、装置が冷めている状態であっても速やかに画像形成を行うことのできる画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置は、発熱体からの熱を用紙に伝えるフィルムを駆動する駆動手段の駆動速度を制御する制御手段を備え、制御手段は、画像形成開始から用紙が加熱手段に到達するまでの間はフィルム移動速度を画像形成時の用紙搬送速度よりも遅くし、用紙が加熱手段に到達してからはフィルム移動速度を画像形成時の用紙搬送速度と同じにする。つまり、特許文献2では、画像形成開始から用紙が定着装置に入るまでの間、定着フィルムの移動線速を低下させている。
特開2003−316200号公報 特開平10−340019号公報
特許文献1や特許文献2で提案されたプロセス線速を下げる手法では、プロセス線速を複数有する場合に、帯電や転写等のプロセス条件、搬送系のセンサの用紙検知タイミングが複雑になることから、装置に搭載されるソフトが複雑化する。また、プロセス線速を落とすことにより、電源投入直後のファーストプリントタイムが著しく遅くなる。また、前記所定の温度範囲を上げることにより上記欠点は解消できるが、温度を上げることで様々な部品に悪影響を与えることになる。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて、プロセス条件や用紙搬送タイミングとの関係を簡易にしてプロセス線速を制御し、プロセス線速を落とすことによる電源投入直後の生産性低下を回避しつつ、低温環境における電源投入直後の定着性を高めることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1の発明は、記録紙上のトナー画像を加熱及び加圧して記録紙への定着を行う定着手段と、定着手段の表面温度を検出する温度検出手段と、を備える画像形成装置であって、画像形成装置の電源投入後又は省エネモードからの復帰後の立ち上げから所定時間経過後の定着ではプロセス線速と同じ第1線速で定着手段の定着制御を行い、立ち上げ時における所定時間以内の定着ではプロセス線速より遅い第2線速で定着手段の定着制御を行う定着制御手段と、記録紙を定着手段へ搬送するタイミングを制御する搬送制御手段と、を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、上記の画像形成装置において、搬送制御手段は、定着制御手段により第2線速で定着制御が行なわれているとき、定着手段へ送られる各記録紙の距離が第1線速での定着時より広くなるようなタイミングで記録紙を搬送することを特徴とするものであってもよい。
また、請求項3の発明は、搬送制御手段は、定着制御手段により第2線速で定着制御が行なわれているとき、所定枚数の記録紙が搬送される間又は所定の時間又は検出された温度が所定の温度の場合は、定着手段へ送られる各記録紙の距離が第1線速での定着時より広くなるようなタイミングで記録紙を搬送することを特徴とするものであってもよい。
また、請求項4の発明は、搬送制御手段は、検出された温度に応じて、記録紙搬送タイミングの制御を行う記録紙搬送枚数又は搬送タイミング制御の実行時間の設定値を変更することを特徴とするものであってもよい。
また、請求項5の発明は、記録紙の定着手段への搬送路上に設けられ、湾曲した形状を持ち、第2線速での定着時に撓みが生じる記録紙を湾曲形状に沿わせて定着装置へと導く搬送案内手段を有することを特徴とするものであってもよい。
本発明によれば、定着制御手段により定着動作を行う時間に応じて定着手段の定着制御を行い、搬送制御手段により定着手段への記録紙搬送タイミングを制御するため、プロセス条件や用紙搬送タイミングとの関係を簡易にしてプロセス線速を制御し、プロセス線速を落とすことによる電源投入直後の生産性低下を回避しつつ、低温環境における電源投入直後の定着性を高めることが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1から図4は本実施形態の画像形成装置の概略構成を示した図であり、図5は該画像形成装置の内部構成を示したブロック図である。図6は、本実施形態における電源投入時あるいは省エネモードからの復帰時の動作の流れを示したフローチャートである。図7は、本実施形態における印刷時の動作の流れを示したフローチャートである。図8は、本実施形態における定着モータ制御の流れを示したフローチャートである。図9から図16は、本実施形態における定着モータ制御及び紙間制御(用紙搬送制御)の流れを示したフローチャートである。
画像形成装置は、印刷命令をPC等から受けるかまたはコピー動作が始まると、図5に示すように、CPU22によりメインモータON信号及び定着モータON信号をアクティブ状態とすることでモータドライバ23及び25によりメインモータ24及び26が動作する。そして、図1に示すように、感光体6、感光体を帯電させるための帯電ローラ7、現像器9内のトナーを感光体6に供給するための現像ローラ10、感光体6上のトナーを用紙21に転写させるための転写ローラ11が矢印の回転方向に回転する。
そして、図1に示すように、帯電ローラ7、現像ローラ10、転写ローラ11には、画像形成を行うために必要な電圧が高圧電源ユニット(図示なし)から供給されている。感光体6は、帯電ローラ7により帯電され、PC等から送られてくる画像信号によりON/OFFするLD光8により感光体6上に潜像が生成され、現像ローラ10により潜像に静電的にトナーを付着させることにより画像が形成される。
給紙カセット1に蓄えられている用紙2は、図1及び図5に示すように、CPU22の給紙クラッチON信号がアクティブ状態になることでドライバ27により給紙クラッチ28がONして、給紙コロ3を回転することで用紙2が給紙され、搬送ガイド4を通ってレジストローラ5に送られる。そして、感光体6上の画像に同期させてCPU22のレジストクラッチON信号がアクティブ状態になることでドライバ29によりレジストクラッチ30がONしてレジストローラ5が回転する。これにより、用紙2が感光体6方向に搬送され、感光体6上のトナー像は転写ローラ11により、用紙21に転写する。
そして、画像が転写した用紙21は、図1に示すように、定着ローラ15と加圧ローラ14を有する定着器13により定着され、排紙コロ19に搬送されて排紙トレイ20に排紙される(図7の画像形成プロセス(S701)の内容)。使用する用紙2の厚さ及びサイズは、画像形成装置の外部に設けられた操作部34により設定される。また、用紙2のサイズは、給紙カセット1に設けられた用紙サイズセンサ35により検出される。
電源投入時あるいは省エネモードからの復帰時には、図6に示すように、画像形成装置として必要なイニシャライズ(初期設定)を行い(ステップS601)、タイマAの作動を開始する(ステップS602)。なお、初期設定の中では操作部34より設定された用紙の厚さ及びサイズをもとに、「立ち上げ時における所定時間」を算出し設定する。「立ち上げ時における所定時間」は、用紙の厚さが厚くなるにつれて長く設定され、また用紙のサイズが大きくなるにつれて長く設定される。また、タイマAはCPU22に内蔵され、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰時以降経過した時間を計時するものであり、印刷命令が出されるごとにタイマAを確認する。
定着モータ制御では、図8に示すように、タイマAで計時された時間を確認し、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰時から所定の時間経過していなければ(ステップS801/yes)、CPU22の定着モータ低速信号をアクティブにし、定着ローラ15、加圧ローラ14がプロセス線速より遅い線速(第2線速)で回転するように定着モータドライバ25を制御する(ステップS802)。一方、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰時から所定の時間経過していれば(ステップS801/no)、CPU22の定着モータ低速信号をインアクティブにし、定着ローラ15がプロセス線速と同じ線速(第1線速)で回転するように定着モータドライバ25を制御する(ステップS803)。そして、タイマAを停止する(ステップS804)。
図1では、定着ローラ15がプロセス線速と同じ線速(第1線速)で回転しているときの用紙21の搬送状態を表している。また、図2では、定着ローラ15がプロセス線速より遅い線速(第2線速)で回転しているときの用紙21の搬送状態を表している。図2に示すように、本実施形態では、定着器13への搬送路に直交する位置から角度(A)だけずらして転写ローラ11を感光体6に接触させて配置する。そして、感光体6及び転写ローラ11から定着器13への搬送路には、用紙の撓みを吸収すべく非画像面側に湾曲した形状を有する搬送ガイド12が配置される。このように配置することで、転写された用紙21が搬送ガイド12側に沿って搬送され、搬送ガイド12は搬送されてくる用紙の撓みを吸収し、撓んだ用紙は搬送ガイド12に導かれて定着装置13に導かれる。なお、用紙の撓みは、用紙21が転写ローラ11から定着ローラ15の間にあるとき、感光体6及び転写ローラ11と定着ローラ15及び加圧ローラ14との線速差により発生する。
定着モータ制御及び紙間制御では、図9に示すように、タイマAで計時された時間が所定の時間以上であれば(ステップS901/no)、定着ローラ15及び加圧ローラ14がプロセス線速と同じ線速(第1線速)で回転するように制御する(ステップS902)。そして、定着器13へ搬送する用紙の間隔を通常時(図3の紙間A)より空けて(図4の紙間B)印刷するように制御する(ステップS903)。そして、タイマAを停止する(ステップS904)。他方、タイマAで計時された時間が所定の時間未満であれば(ステップS901/yes)、定着ローラ15及び加圧ローラ14がプロセス線速より遅い線速(第2線速)で回転するように制御する(ステップS905)。そして、定着器13へ搬送する用紙の間隔を通常の紙間にして印刷するように制御する(ステップS906)。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図10に示すものが挙げられる。すなわち、定着ローラ15が第2線速で回転するように制御されるとき(ステップS1001/yes、ステップS1005)には、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後から所定の印刷枚数を超えない限り(ステップS1006/yes)、定着器13へ紙間を通常時より空けて印刷するように制御する(ステップS1007)。所定の印刷枚数を超過していれば(ステップS1006/no)、紙間を通常の紙間にして印刷するように制御する(ステップS1008)。定着ローラ15を第1線速で制御する点については図9の制御と同様である。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図11に示すものが挙げられる。すなわち、タイマAの計測結果により定着ローラ15が第2線速で制御された場合(ステップS1101/yes、ステップS1105)、タイマBを作動させる(ステップS1106)。そして、タイマBにより電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後から所定の時間が経過していなければ(ステップS1107/no)、紙間を通常時より空けて印刷するように制御し(ステップS1108)、タイマBを停止する(ステップS1109)。所定の時間が経過していれば(ステップS1107/yes)、用間を通常の紙間にして印刷するように制御する(ステップS1110)。定着ローラ15を第1線速で制御する点については図9の制御と同様である。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図12に示すものが挙げられる。ここでは、電源投入時あるいは省エネモードから復帰直後の定着ローラ15の表面温度検出は、サーミスタ17と抵抗33(図5)で分圧した電圧の値をCPU22(図5)のアナログポート:サーミスタINにより読み取ることで行われる。図12の制御では、定着ローラ15が第2線速で回転するように制御されるとき(ステップS1201/yes、ステップS1205)には、サーミスタ17で検出した定着ローラ15の表面温度が所定の温度未満であれば、(ステップS1206/yes)、紙間を通常時より空けて印刷するように制御する(ステップS1207)。検出した表面温度が所定の温度以上であれば(ステップS1206/no)、紙間を通常の紙間にして印刷するように制御する。定着ローラ15を第1線速で制御する点については図9の制御と同様である。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図13に示すものが挙げられる。すなわち、サーミスタ17で検出した定着ローラ15の表面温度が所定の温度未満である場合(ステップS1301/yes)、紙間を通常時より空けて印刷する枚数の所定値を一定数だけ増加させる(ステップS1302)。以降の動作は、図10の制御を同様で、タイマAの計測値に応じて定着ローラ15の線速を制御し、第2線速のときに印刷枚数に応じて紙間制御を行う。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図14に示すものが挙げられる。すなわち、サーミスタ17で検出した定着ローラ15の表面温度が第1の所定温度より低い場合(ステップS1401/yes)は、紙間を通常時より空けて印刷する枚数の第1の設定値を所定値とする(ステップS1402)。また、検出した表面温度が第1の所定温度より高く第2の所定温度より低い場合(ステップS1401/no、ステップs1403/yes)は、紙間を通常時より空けて印刷する枚数の第2の設定値を別の所定値とする(ステップS1404)。以降の動作は、図10の制御を同様で、タイマAの計測値に応じて定着ローラ15の線速を制御し、第2線速のときに印刷枚数に応じて紙間制御を行う。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図15に示すものが挙げられる。すなわち、サーミスタ17で検出した定着ローラ15の表面温度が所定の温度未満である場合(ステップS1501/yes)、タイマBの所定値を一定数だけ増加させる(ステップS1502)。以降の動作は、図11の制御を同様で、タイマAの計測値に応じて定着ローラ15の線速を制御し、第2線速のときにタイマBの計測値に応じて紙間制御を行う。
また、定着モータ制御及び紙間制御の他の例として、図16に示すものが挙げられる。すなわち、サーミスタ17で検出した定着ローラ15の表面温度が第1の所定温度より低い場合(ステップS1601/yes)は、紙間を通常時より空けて印刷する枚数の第1の設定値を所定値とする(ステップS1602)。また、検出した表面温度が第1の所定温度より高く第2の所定温度より低い場合(ステップS1601/no、ステップs1603/yes)は、紙間を通常時より空けて印刷する枚数の第2の設定値を別の所定値とする(ステップS1604)。以降の動作は、図11の制御を同様で、タイマAの計測値に応じて定着ローラ15の線速を制御し、第2線速のときにタイマBの計測値に応じて紙間制御を行う。
上述した本実施形態によれば、用紙の厚さやサイズに応じて定着ローラの線速をプロセス線速より遅くして用紙を定着することで用紙に熱を多く与えることができるので、定着ローラの表面温度が下がっても定着性を低下させることがない。また、定着ローラの線速のみ落とすので、電源投入時のファーストプリントタイムの低下を最小限に押さえることが可能となる。
また、上述した本実施形態によれば、定着ローラの線速をプロセス線速より遅くして用紙を定着することで用紙に熱を多く与えることができるので、定着ローラの表面温度が下がっても定着性を低下させることがない。さらに、紙間を広げることで定着ローラの表面温度が所定の温度に復帰するのを早めることが可能となる。
また、上述した本実施形態によれば、定着ローラの線速をプロセス線速より遅くして用紙を定着することで用紙に熱を多く与えることができるので、定着ローラの表面温度が下がっても定着性を低下させることがない。さらに、低温環境時には通常時以上に紙間を広げることで、定着ローラの表面温度が所定の温度に復帰するのを早めることが可能となる。
本実施形態に係る画像形成装置は、プロセス線速と同じ第1線速と、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰後の「立ち上げ時における所定時間」以内の印刷開始はプロセス線速より遅い第2線速と、で制御され、「立ち上げ時における所定時間」は用紙の状態によりその時間が変更され、温度検出手段により温度検出されて電力制御されることによって温度制御される定着手段を有する画像定着装置と、転写と定着装置間に搬送された用紙の非画像面側に凹型に湾曲した搬送ガイドと、を有するものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、用紙の状態として、使用する用紙の紙の厚さを設定する手段を有し、設定された紙の厚さにより「立ち上げ時における所定時間」を変更できるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、用紙の状態として、使用する用紙のサイズを設定する手段を有し、設定された用紙のサイズにより「立ち上げ時における所定時間」を変更できるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、定着装置を第2線速で制御しているときは、印刷する用紙の間隔を通常より広げるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、定着装置を第2線速で制御しているときは、所定枚数の間は印刷する用紙の間隔を通常より広げるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、定着装置を第2線速で制御しているときは、所定の時間は印刷する用紙の間隔を通常より広げるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後の温度検出手段による検出温度が所定の温度以上の場合、用紙の間隔を通常の間隔で印刷するように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後の温度検出手段による検出温度が所定の温度以下の場合、用紙の紙間を広げて制御している枚数を増加させるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後の温度検出手段による検出温度に応じて、用紙の紙間を広げて制御している枚数が異なるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後の温度検出手段による検出温度が所定の温度以下の場合、用紙の紙間を広げて制御している時間を増加させるように構成されたものでもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記の画像形成装置において、電源投入時あるいは省エネモードからの復帰直後の温度検出手段による検出温度に応じて、用紙の紙間を広げて制御している時間が異なるように構成されたものでもよい。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
すなわち、本実施形態における画像形成装置で実行されるプログラムは、先に述べた各手段(線速制御手段、紙間制御手段)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、コンピュータ(CPU)が所定の記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段が主記憶装置上にロードされ、線速制御手段、紙間制御手段が主記憶装置上に生成される。
本実施形態における画像形成装置で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供あるいは配布するように構成してもよい。
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すとともに、定着装置への用紙搬送状態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すとともに、定着装置への用紙搬送状態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すとともに、定着装置への用紙搬送状態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すとともに、定着装置への用紙搬送状態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態における電源投入時又は省エネモードからの復帰時の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における印刷時の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態における定着モータ制御及び紙間制御の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
1 給紙カセット
2,21 用紙
3 給紙コロ
4,12 搬送ガイド
5 レジストローラ
6 感光体
7 帯電ローラ
8 LD光
9 現像器
10 現像ローラ
11 転写ローラ
13 定着器
14 加圧ローラ
15 定着ローラ
17 サーミスタ
19 排紙コロ
20 排紙トレイ
22 CPU
23,25 モータドライバ
24,26 メインモータ
27,29 ドライバ
28 給紙クラッチ
30 レジストクラッチ
33 抵抗
34 操作部
35 用紙サイズセンサ

Claims (5)

  1. 記録紙上のトナー画像を加熱及び加圧して前記記録紙への定着を行う定着手段と、前記定着手段の表面温度を検出する温度検出手段と、を備える画像形成装置であって、
    画像形成装置の電源投入後又は省エネモードからの復帰後の立ち上げから所定時間経過後の定着ではプロセス線速と同じ第1線速で前記定着手段の定着制御を行い、前記立ち上げ時における所定時間以内の定着では前記プロセス線速より遅い第2線速で前記定着手段の定着制御を行う定着制御手段と、
    前記記録紙を前記定着手段へ搬送するタイミングを制御する搬送制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送制御手段は、前記定着制御手段により前記第2線速で定着制御が行なわれているとき、前記定着手段へ送られる各記録紙の距離が前記第1線速での定着時より広くなるようなタイミングで前記記録紙を搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記定着制御手段により前記第2線速で定着制御が行なわれているとき、所定枚数の記録紙が搬送される間又は所定の時間又は前記検出された温度が所定の温度の場合は、前記定着手段へ送られる各記録紙の距離が前記第1線速での定着時より広くなるようなタイミングで前記記録紙を搬送することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送制御手段は、前記検出された温度に応じて、前記記録紙搬送タイミングの制御を行う記録紙搬送枚数又は搬送タイミング制御の実行時間の設定値を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録紙の前記定着手段への搬送路上に設けられ、湾曲した形状を持ち、前記第2線速での定着時に撓みが生じる前記記録紙を前記湾曲形状に沿わせて前記定着装置へと導く搬送案内手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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