JP2014119634A - 画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法を提供することにある。
【解決手段】画像形成システム1は、複数の用紙Pに対して画像形成するにあたり、複数の用紙Pの紙間を調整するレジスト部11によって所定の紙間に調整された複数の用紙Pの一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙Pを反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行ってメイントレイ81に排紙する。このシステム1は制御部27aを備え、制御部27aは、複数の用紙Pの少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断し、画質異常が発生すると判断した場合に、レジスト部11を制御して新たに搬送される複数の用紙Pの紙間を所定の紙間よりも広げると共に、画質異常が発生すると判断した時点で、レジスト部11を通過済みの用紙をパージトレイ24に排紙させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法に関する。
従来、搬送される用紙に対して画像形成を行う画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、複数枚の用紙に対して画像形成を行う場合には、複数枚の用紙を所定間隔で搬送して画像形成及び定着等を行う構成となっている。また、画像形成装置には、画像形成時の印字率が高くトナーの補給が追いつかない場合や、定着器の温度が低下した場合に画像の品質を確保できなくなることから、所定間隔で搬送する用紙の紙間を広げるものも提案されている。この装置によれば、紙間を広げることによりトナーの補給時間や定着器の温度上昇時間をかせぐことができ、画質異常が発生してしまうことを防止することができる(特許文献1,2参照)。
特開2009−031581号公報 特開2012−083598号公報
しかし、特許文献1,2に記載の画像形成装置は、トナー補給が追いつかない場合や定着性が確保できない場合に、すぐに用紙を止めて紙間を広げることができる構成のものであり、すぐに用紙を止めることができない構成の画像形成システム及び画像形成装置には適用できない技術である。一例を挙げると、画像形成装置を2台直列配置し、上流側の画像形成装置にて片面印刷を行い、下流側の画像形成装置にて反対面の印刷を行う画像形成システムの場合、上流側の画像形成装置のレジスト部(例えばレジストローラ)を通過した用紙については、搬送を止めることができず、特許文献1,2に記載の技術を適用することができない。このため、すぐに用紙を止めることができない構成の画像形成システム及び画像形成装置において、数枚分の用紙は画像品質が確保されない状態で画像形成及び定着が行われることとなり、出力物に画質異常が発生する可能性があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成システムは、複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙するものであって、複数の用紙の少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断する判断手段と、判断手段により画質異常が発生すると判断された場合に、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、判断手段により画質異常が発生すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
この画像形成システムによれば、画質異常が発生すると判断された場合に新たに搬送される用紙の紙間を広げると共に、紙間調整手段を通過済みの用紙については所定のトレイと異なるトレイに排紙することとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙については異なるトレイに排紙されることとなり、所定のトレイに排紙される用紙については画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る画像形成システムは、複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙するものであって、紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する判断手段と、第1閾値との比較により判断手段に紙間を広げると判断された場合に、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げる制御を実行すると共に、第2閾値との比較により判断手段に画像形成を禁止すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
この画像形成システムによれば、第2閾値との比較により画像形成を禁止すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させるため、画質異常の可能性があり画像形成が禁止された用紙については所定のトレイと異なるトレイに排紙されることとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙については異なるトレイに排紙されることとなり、所定のトレイに排紙される用紙については画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、この画像形成システムにおいて、判断手段は、複数の用紙に対して画像形成を行う場合、これら複数の用紙の印字率又は用紙に画像を定着させる際の定着温度と、第1及び第2閾値とを比較することが好ましい。
この画像形成システムによれば、複数の用紙の印字率又は用紙に画像を定着させる際の定着温度と、第1及び第2閾値とを比較するため、例えば印字率が高くトナー補給が追いつかない場合や、定着温度が低く定着性に問題がある場合に、紙間を広げたり異なるトレイに排紙したりなどすることができる。
また、この画像形成システムにおいて、制御手段は、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる場合、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙に画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙に画像形成させることが好ましい。
この画像形成システムによれば、所定のトレイと異なるトレイに排紙させる場合、新たに搬送する複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙に画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙に画像形成させる。このため、異なるトレイに排紙された用紙に形成すべきであった画像については、新たに搬送される用紙に画像形成され、しかも新たな用紙については紙間が広げられていることから、画質異常が発生し難くなっている。従って、画質異常なく排紙した用紙に形成すべき画像を新たな用紙に画像形成することができる。
また、この画像形成システムにおいて、制御手段は、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させた後に、この排紙動作に連続して、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げて搬送させることが好ましい。
この画像形成システムによれば、所定のトレイと異なるトレイに排紙させた後に、この排紙動作に連続して、複数の用紙を所定の紙間よりも広げて新たに搬送するため、用紙の排紙から搬送までの期間において用紙の流れを停止させることなく、生産性の向上を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置は、複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙するものであって、複数の用紙の少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断する判断手段と、判断手段により画質異常が発生すると判断された場合に、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、判断手段により画質異常が発生すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
この画像形成装置によれば、画質異常が発生すると判断された場合に新たに搬送される用紙の紙間を広げると共に、紙間調整手段を通過済みの用紙については所定のトレイと異なるトレイに排紙することとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙については異なるトレイに排紙されることとなり、所定のトレイに排紙される用紙については画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙するものであって、紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する判断手段と、第1閾値との比較により判断手段に紙間を広げると判断された場合に、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げる制御を実行すると共に、第2閾値との比較により判断手段に画像形成を禁止すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
この画像形成装置によれば、第2閾値との比較により画像形成を禁止すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させるため、画質異常の可能性があり画像形成が禁止された用紙については所定のトレイと異なるトレイに排紙されることとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙については異なるトレイに排紙されることとなり、所定のトレイに排紙される用紙については画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
本発明に係る画像形成方法は、複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する方法であって、複数の用紙の少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断する判断工程と、判断工程において画質異常が発生すると判断された場合に、紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、判断工程において画質異常が発生すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御工程と、を備えることを特徴とする。
この画像形成方法によれば、画質異常が発生すると判断された場合に新たに搬送される用紙の紙間を広げると共に、紙間調整手段を通過済みの用紙については所定のトレイと異なるトレイに排紙することとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙については異なるトレイに排紙されることとなり、所定のトレイに排紙される用紙については画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る画像形成方法は、複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する方法であって、紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する判断工程と、第1閾値との比較により判断工程において紙間を広げると判断された場合に、搬送する複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、第2閾値との比較により判断工程において画像形成を禁止すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御工程と、を備えることを特徴とする。
この画像形成方法によれば、第2閾値との比較により画像形成を禁止すると判断された時点で、紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させるため、画質異常の可能性があり画像形成が禁止された用紙については所定のトレイと異なるトレイに排紙されることとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙については異なるトレイに排紙されることとなり、所定のトレイに排紙される用紙については画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
本発明によれば、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法を提供することができる。
本実施形態に係る画像形成システムを模式的に示す構成図である。 図1に示した第1画像形成装置の詳細を示す構成図である。 図1に示した第2画像形成装置の詳細を示す構成図である。 図1に示した第1画像形成装置の詳細を示すブロック図である。 図1に示した第2画像形成装置の詳細を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成システムの処理の概要を示す第1の全体図である。 本実施形態に係る画像形成システムの処理の概要を示す第2の全体図である。 本実施形態に係る画像形成システムの処理の概要を示す第3の全体図である。 本実施形態に係る画像形成システムの詳細動作を示すメインフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成システムの詳細動作を示すサブフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成システムの詳細動作を示すメインフローチャートであり、平均印字率が第1閾値未満又は定着温度が第1閾値を超える場合に開始される処理を示している。 第2実施形態に係る画像形成システムの詳細動作を示すサブフローチャートであり、平均印字率が第1閾値未満又は定着温度が第1閾値を超える場合に開始される処理を示している。 第2実施形態に係る画像形成システムの詳細動作を示すメインフローチャートであり、平均印字率が第1閾値以上、又は定着温度が第1閾値以上の場合に開始される処理を示している。 第2実施形態に係る画像形成システムの詳細動作を示すサブフローチャートであり、平均印字率が第1閾値以上、又は定着温度が第1閾値以上の場合に開始される処理を示している。 第3実施形態に係る画像形成装置の詳細を示す構成図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の処理の概要を示す第1の全体図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の処理の概要を示す第2の全体図である。
以下、本発明の実施の形態に基づいて本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は、本実施形態に係る画像形成システムを模式的に示す構成図である。図1に示すように、画像形成システム1は、第1画像形成装置10、及び第1画像形成装置10に対して用紙Pの搬送方向の下流側に設置された第2画像形成装置20を備え、これらの用紙搬送経路を接続することにより複数の画像形成装置10,20をタンデム接続したものである。この画像形成システム1では、第1画像形成装置10において用紙Pの表面(一面)にトナー画像を形成し、第2画像形成装置20において用紙Pの裏面(一面の反対面)にトナー画像を形成することにより、印刷の高速化を図るようになっている。また、画像形成装置システム1は、第1及び第2画像形成装置10,20の他に、給紙ユニット30と、第1反転ユニット40と、高さ調整ユニット50と、加湿ユニット60と、第2反転ユニット70と、後処理装置80とを備え、給紙ユニット30から給紙される用紙Pを第1及び第2画像形成装置10,20及び各ユニット40〜70を経て後処理装置80に供給し、メイントレイ81に印刷物(出力物)を排紙する構成となっている。以下、各部ついて説明する。
給紙ユニット30は、各種大きさ等の異なる複数種の用紙Pを格納するものである。第1画像形成装置10は、給紙ユニット30からの用紙Pに対して画像形成を行うものであり、概略的にレジスト部(紙間調整手段)11と、画像形成部12と、定着部13とを備えている。
レジスト部11は、図1に示すように、対となる2つのローラにより構成され、このローラの動作により用紙の曲がりを矯正したり、画像形成部12より画像形成される際の画像端と用紙端とを揃えたりする機能を有している。さらに、レジスト部11は、搬送される複数の用紙Pの紙間(間隔)を調整する機能についても備えている。
本実施形態に係る画像形成部12は、複数の感光体ドラムを一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を用紙Pの一面に転写するものである。具体的には、画像形成部12は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックに対応する4つの画像形成部と、中間転写部とで構成される。各画像形成部は、感光体ドラムと、帯電部(図示せず)と、露光部(図示せず)と、現像ユニット(図示せず)とを有している。帯電部は、感光体ドラムの周面を一様に帯電させる。露光部は、感光体ドラムにレーザ光を照射してその表面に静電潜像を形成する。現像ユニットは、例えば現像部を主体に構成されている。現像部は、感光体ドラムの表面に形成した潜像画像をトナー画像として顕在化する。これにより、感光体ドラム上にトナー画像が形成される。感光体ドラム上に形成されたトナー画像は、中間転写部を構成する中間転写ベルト上の所定位置に逐次転写される。中間転写ベルト上に転写された各カラーのトナー画像は、用紙Pが転写ローラと中間転写ベルトとのニップ部を通過することにより、用紙Pに転写される。
定着部13は、加熱ローラと加圧ローラとから構成されている。加熱ローラには熱源(図示せず)が内蔵されており、この熱源により加熱ローラが一定の温度に制御される。用紙Pの搬送過程において加熱ローラと加圧ローラとの圧接部であるニップ部を用紙Pが通過することにより、用紙Pの表面に転写されたトナー画像が加熱・加圧され、これにより、トナー画像が用紙Pに定着される。定着部13により定着処理が施された用紙Pは、排紙ローラ(図示せず)により下流側に位置する第1反転ユニット40に搬送される。
第1反転ユニット40は、第1画像形成装置10からの用紙Pを反転させて下流側の高さ調整ユニット50に搬送するものであり、反転搬送路41を備えている。用紙Pは、反転搬送路41に搬送され、この位置でスイッチバックされることにより反転し、高さ調整ユニット50に搬送されることとなる。
高さ調整ユニット50は、上流側に位置する反転ユニット40の搬送路の出口と、下流側に位置する第2画像形成装置20の搬送路の入口との高さが異なる場合に、これを調整するためのものである。
第2画像形成装置20は、高さ調整ユニット50からの用紙Pに対して画像形成を行うものであり、第1画像形成装置10と同様に、レジスト部21と、画像形成部22と、定着部23とを備えている。これら各部21〜23は、第1画像形成装置10のものと同様であるため、説明を省略する。
加湿ユニット60は、用紙Pを加湿するものである。第2画像形成装置20から排出された用紙Pは、定着部13,23による加熱・加圧によって部分的にあるいは全体的にカールしている場合があり、そのままでは後処理に不具合を生じる可能性がある。そこで、加湿ユニット60は、用紙Pのカール量と環境湿度とを検出し、検出されたカール量と環境湿度に応じて用紙Pのカールを適正に修正すべく加湿するようにしている。
第2反転ユニット70は、第1反転ユニット40と同様に、加湿ユニット60からの用紙Pを反転させて下流側の後処理ユニット80に搬送するものであり、反転搬送路71に搬送された用紙Pをスイッチバック搬送して反転するものである。
後処理ユニット80は、用紙Pに対して、ステープルやパンチなどの後処理を行うものである。また、後処理ユニット80はメイントレイ81を備えており、上記各部10〜80の処理を経て得られた出力物をメイントレイ81に排紙する構成となっている。
図2は、図1に示した第1画像形成装置10の詳細を示す構成図である。図2に示すように、詳細に第1画像形成装置10は、レジスト部11、画像形成部12及び定着部13に加えて、画像読取部14、及び操作表示部15を備えている。
画像読取部14は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部と読取部とを備え、操作表示部15により受け付けられた設定情報に基づいて複数の原稿の画像を読み取る。自動原稿送り部の原稿トレイに載置された原稿は読取個所であるコンタクトガラスに搬送され、光学系により原稿の片面又は両面の画像が読み取られ、CCD(Charge Coupled Device)14aにより原稿の画像が読み取られる。
操作表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)15a、LCD15aを覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、及び操作キー群等から構成される。操作表示部15は、ユーザからの指示を受け付けその操作信号を制御部(後述する図4の符号19a参照)に出力し、制御部から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する。
なお、図2に示すように、第1画像形成装置10は給紙部16を備えていてもよい。この給紙部16は、給紙ユニット30と同様に、各種大きさ等の異なる複数種の用紙Pを格納するものである。また、図2に示すように、第1画像形成装置10は両面印刷可能に用紙Pの反転機構や画像形成部12に用紙Pを再搬送する搬送路を備えていてもよい。
図3は、図1に示した第2画像形成装置20の詳細を示す構成図である。図2に示すように、詳細に第2画像形成装置20は、レジスト部21、画像形成部22及び定着部23に加えてパージトレイ24を備えている。
パージトレイ24は、用紙Pに形成した画像に画質異常の可能性がある場合に、その用紙Pをメイントレイ81に排紙しないようにするためにパージするトレイである。
また、図3に示すように、第2画像形成装置20は第1画像形成装置10と同様に、給紙部25を備えていてもよいし、用紙Pの反転機構や画像形成部12に用紙Pを再搬送する搬送路を備えていてもよい。
図4は、図1に示した第1画像形成装置10の詳細を示すブロック図である。図4に示すように、第1画像形成装置10は、画像読取部14に画像読取制御部14bを有し、操作表示部15に操作表示制御部15bを有している。また、第1画像形成装置10は、上記した画像形成部12を含むプリント部17と、コントローラ18と、画像制御基板19とを備えている。画像制御基板19には制御部19aが設けられ、この制御部19aが第1画像形成装置10の全体を制御することとなる。
なお、第1画像形成装置10は、図4に示すように、コントローラ18のLANIF(Local Area Network InterFace)18aを介してネットワーク3上の外部装置2と相互にデータが送受信可能に接続されている。
以下、各部について詳細に説明する。画像読取制御部14bは、制御部19aからの指示に基づいて自動原稿送り部及び読取部等を制御して、複数の原稿の画像を読み取るスキャナ機能を実現させる。画像読取部14により読み取られたアナログ画像データは、画像制御基板19に設けられる読取処理部19bに出力され、読取処理部19bにおいてA/D変換され各種画像処理が施される。
操作表示制御部15bは、制御部19aから入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種画面や各種処理結果等をLCDに表示させる。また、操作表示制御部15bは、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群又はタッチパネル等から入力される操作信号を制御部19aに出力する。
プリント制御部17aは、制御部19aからの指示に従ってプリント部17の各部の動作を制御し、画像制御基板19に設けられる書込処理部19cから入力された印刷画像データに基づいて画像形成を行わせる。
コントローラ18は、ネットワーク3に接続される外部装置2から画像形成システム1に入力されるデータの管理及び制御を行うものであり、外部装置2からプリント対象のデータ(プリントデータ及びプリント設定データ)を受信し、当該プリントデータを展開して生成した画像データとプリント設定データとを画像制御基板19へ送信する。コントローラ18は、コントローラ制御部18b、DRAM(Dynamic Random AccessMemory)制御IC18c、画像メモリ18d、及びLANIF18a等から構成される。
コントローラ制御部18bは、コントローラ18各部の動作を統括的に制御し、LANIF18aを介して外部装置2から入力されるプリントデータを展開してビットマップ形式の画像データの生成を行う。
DRAM制御IC18cは、LANIF18aにより受信されたプリントデータのコントローラ制御部18bへの転送や、画像メモリ18dに対する画像データ及びプリント設定データの書き込み/読み出しを制御する。また、DRAM制御IC18cは、画像制御基板19のDRAM制御IC19dとPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部18bからの指示に従って、プリント対象の画像データ及びプリント設定データを画像メモリ18dから読み出してDRAM制御IC19dに出力する。
画像メモリ18dは、DRAM等の揮発性メモリから構成され、画像データ及びプリント設定データを一時的に記憶する。
LANIF18aは、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLAN等のネットワーク3に接続するための通信インターフェイスであり、外部装置2からプリントデータやプリント設定データを受信する。受信されたプリントデータやプリント設定データは、DRAM制御IC18cに出力される。
画像制御基板19は、制御部19a、不揮発メモリ19e、RAM(Random Access Memory)19f、読取処理部19b、圧縮IC19g、DRAM制御IC19d、画像メモリ19h、伸長IC19i、及び書込処理部19cを備えている。
制御部19aは、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、不揮発メモリ19eに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM19fに展開し、RAM19fに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、第1画像形成装置10の各部を集中制御する。
不揮発メモリ19eは、画像形成に係る各種処理プログラム及び各種データ等を記憶するものである。RAM19fは、制御部19aにより実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係る各種データ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するものである。また、RAM19fには、コントローラ18から入力された画像データ及びプリント設定データ、又は、画像読取部14から入力された画像データ及び当該画像データが取得される際に操作表示部15により設定された設定情報に基づいて、制御部19aにより生成されたジョブデータを一時的に記憶する。
読取処理部19bは、画像読取部14から入力されるアナログ画像データに、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後、デジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮IC19gに出力される。
圧縮IC19gは、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御IC19dに出力する。DRAM制御IC19dは、制御部19aからの指示に従って、圧縮IC19gによる画像データの圧縮処理及び伸長IC19iによる圧縮画像データの伸長処理を制御すると共に、画像メモリ19hへの画像データの入出力制御を行う。
例えば、DRAM制御IC19dは、画像読取部14により読み取られた画像データの保存指示が制御部19aから入力されると、読取処理部19bに入力された画像データの圧縮処理を圧縮IC19gにより実行させて、圧縮画像データを画像メモリ19hの圧縮メモリ19h1に記憶させる。また、DRAM制御IC19dは、コントローラ18のDRAM制御IC18cから画像データが入力されると、当該画像データの圧縮処理を圧縮IC19gにより実行させ、圧縮画像データを画像メモリ19hの圧縮メモリ19h1に記憶させる。
更に、DRAM制御IC19dは、圧縮メモリ19h1に記憶された圧縮画像データのプリント出力指示が制御部19aから入力されると、圧縮メモリ19h1から圧縮画像データを読み出し、伸長IC19iにより伸長処理を施してページメモリ19h2に記憶させる。さらに、ページメモリ19h2に記憶された画像データのプリント出力指示が入力されると、ページメモリ19h2から画像データを読み出して書込処理部19cに出力する。
画像メモリ19hは、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ19h1とページメモリ19h2とを備える。圧縮メモリ19h1は、圧縮画像データを記憶するためのメモリであり、ページメモリ19h2は、プリント出力用の画像データを一時的に記憶するためのメモリである。
伸長IC19iは、圧縮画像データに伸長処理を施す。書込処理部19cは、DRAM制御IC19dから入力された画像データに基づいて、画像形成のための印刷画像データを生成し、プリント部23に出力する。
通信部COMは、画像形成システム1を構成する各装置が接続されたネットワークに接続するためのNIC等の通信インターフェイスであり、各装置と各種データを送受信する。
図5は、図1に示した第2画像形成装置20の詳細を示すブロック図である。図5に示すように、第2画像形成装置20は、上記した画像形成部22を含むプリント部26と、画像制御基板27と、通信部COMとを備えて構成されている。画像制御基板27には制御部27aが設けられ、この制御部27aが第2画像形成装置20の全体を制御することとなる。
以下、各部について詳細に説明するが、プリント部26は、第1画像形成装置10のプリント部17と同様であるため、説明を省略する。
図5に示すように、画像制御基板27は、制御部(判断手段、制御手段)27a、不揮発メモリ27b、RAM27c、DRAM制御IC27d、画像メモリ27e、伸長IC27f、及び書込処理部27gを備えている。
制御部27aは、CPU等から構成され、不揮発メモリ27bに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM27cに展開し、RAM27cに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、第2画像形成装置20の各部を集中制御する。
また、本実施形態において第2画像形成装置20の制御部27aは、不揮発メモリ27eから本実施形態に係る判断プログラム及び制御プログラムを読み出し、後述する判断手段及び制御手段として機能する。
不揮発メモリ27bは、画像形成に係る各種処理プログラム及び各種データ等を記憶するものである。RAM27cは、制御部27aにより実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係る各種データ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM27cは、通信部COMを介して第1画像形成装置20から入力されたジョブデータを一時的に記憶する。
DRAM制御IC27dは、制御部27aからの指示に従って、伸長IC27fによる圧縮画像データの伸長処理を制御すると共に、画像メモリ27eへの画像データの入出力制御を行う。
例えば、DRAM制御IC27dは、通信部COMからジョブデータ及び圧縮画像データが入力されると、ジョブデータをRAM27cに、圧縮画像データを画像メモリ27eの圧縮メモリ27e1にそれぞれ記憶させる。
また、DRAM制御IC27dは、圧縮メモリ27e1に記憶された圧縮画像データのプリント出力指示が制御部27aから入力されると、圧縮メモリ27e1から圧縮画像データを読み出し、伸長IC27fにより伸長処理を施してページメモリ27e2に記憶させる。さらに、ページメモリ27e2に記憶された画像データのプリント出力指示が入力されると、ページメモリ27e2から画像データを読み出して書込処理部27gに出力する。
画像メモリ27eは、DRAM(Dynamic RAM)から構成される圧縮メモリ27e1とページメモリ27e2とを備える。圧縮メモリ27e1は、圧縮画像データを記憶するためのメモリであり、ページメモリ27e2は、プリント出力用の画像データを一時的に記憶するためのメモリである。
伸長IC27fは、圧縮画像データに伸長処理を施す。書込処理部27gは、DRAM制御IC27dから入力された画像データに基づいて、画像形成のための印刷画像データを生成し、プリント部26に出力する。
通信部COMは、画像形成システム1を構成する各装置が接続されたネットワークに接続するためのNIC等の通信インターフェイスであり、各装置と各種データ送受信する。
ここで、上記のような画像形成システム1では、複数の用紙Pに対して画像形成する場合、第1画像形成装置10のレジスト部11が所定の紙間となるように紙間を調整のうえ、複数の用紙Pを搬送している。しかし、第2画像形成装置20の画像形成時の印字率が高くトナーの補給が追いつかない場合や、定着部23の温度が低下した場合には、画像の品質を確保できなくなる。この場合、新たに搬送される用紙Pについてはレジスト部11により紙間が広げられることとなる。このように紙間を広げることにより生産性は低下するもののトナーの補給時間や定着部23の温度上昇時間をかせぐことができ、画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
ところが、レジスト部11を通過してしまった用紙Pについては、紙間を広げることができず、画質に異常が発生してしまう可能性がある。そこで、本実施形態において制御部27aは、以下の制御を実行するようにしている。
図6及び図7は、本実施形態に係る画像形成システム1の処理の概要を示す第1及び第2の全体図である。まず、図6に示すように、ID1〜ID4の用紙Pがメイントレイ81に排紙されており、ID5〜ID17の複数の用紙Pが所定の紙間(第1紙間)で搬送されているとする。
この場合において、制御部27aは、複数の用紙Pの少なくとも1枚の用紙Pに画質異常が発生するかを判断する。この際、制御部27aは、例えば印字率のデータから画質異常が発生するかを判断する。具体的に制御部27aは、直前所定時間内の平均印字率を算出し、この平均印字率が所定閾値以上である場合に画質異常が発生すると判断する。
ここで、ID14の用紙Pの直前所定時間内において平均印字率が所定閾値以上となったとする。この場合、制御部27aは、第1画像形成装置10に指示を送ることによりレジスト部11を制御して新たに搬送される用紙Pをレジスト部11で停止させる。さらに、制御部27aは、図7に示すように、画質異常が発生すると判断した時点でレジスト部11を通過済みのID14〜ID16の用紙Pを、メイントレイ81と異なるパージトレイ24に排紙させる。
なお、ID5〜ID13の用紙Pについては画質異常が発生しないことから、通常の通り、第1紙間で搬送されてメイントレイ81に排紙されることとなる。
また、制御部27aは、ID14〜ID16の用紙Pをメイントレイ81と異なるパージトレイ24に排紙させる場合、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。すなわち、図7に示す例において制御部27aは、ID17の用紙PにID14の画像を形成させ、ID18の用紙PにID15の画像を形成させることとなる。なお、図示しないがID19の用紙Pに対してもID16の画像を形成させることとなる。すなわち、制御部27aは画像のリカバリ処理を実行することとなる。
また、リカバリ処理において制御部27aは、新たに搬送する用紙Pの紙間を第1紙間よりも広げて第2紙間とする。これにより、リカバリ処理において画質異常が発生し難いようにする。
さらに、制御部27aは、パージトレイ24にID14〜ID16の用紙Pを排紙した後に、この動作に連続して、新たに用紙Pを搬送させる。すなわち、パージトレイ24にID14〜ID16の用紙Pを排紙した後に、画像形成システム1の搬送動作を停止させることなく、連続して用紙Pを搬送することで、生産性の向上を図ることとしている。
また、本実施形態に係る画像形成システム1は印字率データのみに限らず、定着部23の温度に基づいて以下のように動作する。
図8は、本実施形態に係る画像形成システム1の処理の概要を示す第3の全体図である。まず、図6に示すように、ID1〜ID4の用紙Pがメイントレイ81に排紙されており、ID5〜ID17の複数の用紙Pが第1紙間で搬送されているとする。
この場合において、制御部27aは、複数の用紙Pの少なくとも1枚の用紙Pに画質異常が発生するかを判断する。この際、制御部27aは、例えば定着部23の温度データから画質異常が発生するかを判断する。具体的に制御部27aは、定着部23の定着ローラの温度を検出するセンサ(図示せず)から温度信号を入力し、この温度信号が示す温度が所定閾値以下である場合に画質異常が発生すると判断する。
ここで、ID9の用紙Pの定着時において定着部23の温度が所定閾値以下となったとする。この場合、制御部27aは、第1画像形成装置10に指示を送ることによりレジスト部11を制御して搬送される複数の用紙Pをレジスト部11にて待機させる。さらに、制御部27aは、図8に示すように、画質異常が発生すると判断した時点でレジスト部11を通過済みのID9〜ID16の用紙Pを、メイントレイ81と異なるパージトレイ24に排紙させる。
なお、ID5〜ID8の用紙Pについては画質異常が発生しないことから、通常の通り、第1紙間で搬送されてメイントレイ81に排紙されることとなる。
また、制御部27aは、ID9〜ID16の用紙Pをメイントレイ81と異なるパージトレイ24に排紙させる場合、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。すなわち、図8に示す例において制御部27aは、ID17の用紙PにID9の画像を形成させ、ID18の用紙PにID10の画像を形成させることとなる。なお、図示しないがID19〜ID24の用紙Pに対してもID11〜ID16の画像を形成させることとなる。すなわち、制御部27aは画像のリカバリ処理を実行することとなる。
また、リカバリ処理において制御部27aは、新たに搬送する用紙Pの紙間を第1紙間よりも広げて第2紙間とする。これにより、リカバリ処理において画質異常が発生し難いようにする。
さらに、制御部27aは、パージトレイ24にID9〜ID16の用紙Pを排紙した後に、この動作に連続して、新たに用紙Pを搬送させる。すなわち、パージトレイ24にID9〜ID16の用紙Pを排紙した後に、画像形成システム1の搬送動作を停止させることなく、連続して用紙Pを搬送することで、生産性の向上を図ることとしている。
このように本実施形態に係る画像形成システム1は、紙間を広げることができない用紙Pをパージトレイ24に排紙するため、メイントレイ81に排紙される用紙Pについては画質を確保することができる。
次に、本実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作をフローチャートを参照して説明する。図9は、本実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作を示すメインフローチャートであり、図10は、本実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作を示すサブフローチャートである。
まず、図9に示すように、第2画像形成装置20の制御部27aは、プロセス処理が完了したか否かを判断する(S1)。ここで、プロセス処理とは、図7に示す例の場合、作像処理であり、図8に示す例の場合、定着処理である。プロセス処理が完了していないと判断した場合(S1:NO)、完了したと判断されるまで、この処理が繰り返される。
プロセス処理が完了したと判断した場合(S1:YES)、制御部27aは生産性ダウン判断処理を実行する(S2)。その後、制御部27aはJOBの最終紙を対象に上記処理を実行したか否かを判断する(S3)。最終紙が対象でないと判断した場合(S3:NO)、処理はステップS1に移行する。一方、最終紙が対象であると判断した場合(S3:YES)、図9に示す処理は終了する。
また、生産性ダウン判断処理においては、図10に示すように、まず判断データが取得される(S11)。ここで、判断データとは、図7に示す例の場合、所定時間内の平均印字率データであり、図8に示す例の場合、定着温度データである。
データ取得後、制御部27aは、判断データに基づいて画質異常の可能性があるか否かを判断する(S12)。具体的に制御部27aは、所定時間内の平均印字率データが所定閾値以上であるかを判断したり、定着温度データが所定閾値以下であるかを判断したりすることとなる。
画質異常の可能性がないと判断した場合(S12:NO)、すなわち所定時間内の平均印字率データが所定閾値以上でない場合や、定着温度データが所定閾値以下でない場合、図10に示す処理は終了し、処理は図9に示したステップS3に移行する。
一方、画質異常の可能性があると判断した場合(S12:YES)、すなわち所定時間内の平均印字率データが所定閾値以上である場合や、定着温度データが所定閾値以下である場合、制御部27aは、第1画像形成装置10に画像形成の中断指示を送信する(S13)。すなわち、制御部27aは、第1画像形成装置10のレジスト部11にて用紙Pを待機させる指示を送信する。
次いで、制御部27aは、第1画像形成装置10に対して生産性ダウンが必要である旨を通知する(S14)。すなわち、第1画像形成装置10に対して複数の用紙Pを搬送する際の紙間を第1紙間から第2紙間に広げる旨を通知することとなる。これにより、新たに搬送される複数の用紙Pの紙間は第2紙間となる。その後、制御部27aは、画質異常の可能性がある対象紙について排紙先をパージトレイ24に変更する(S15)。
次に、制御部27aは、第1画像形成装置10に対して、リカバリ用紙IDを通知する(S16)。すなわち、制御部27aは、図7に示す例の場合、リカバリ用紙IDとしてID14〜ID16を通知すると共に、図8に示す例の場合、リカバリ用紙IDとしてID9〜ID16を通知する。その後、図10に示す処理は終了する。
このようにして、本実施形態に係る画像形成システム1及び画像形成方法によれば、画質異常が発生すると判断された場合に新たに搬送される用紙Pの紙間を広げると共に、レジスト部11を通過済みの用紙Pについてはパージトレイ24に排紙することとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙Pについてはパージトレイ24に排紙されることとなり、メイントレイ81に排紙される用紙Pについては画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、パージトレイ24に排紙させる場合、新たに搬送する複数の用紙Pの紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。このため、パージトレイ24に排紙された用紙に形成すべきであった画像については、新たに搬送される用紙Pに画像形成され、しかも新たな用紙Pについては紙間が広げられていることから、画質異常が発生し難くなっている。従って、画質異常なく排紙した用紙Pに形成すべき画像を新たな用紙に画像形成することができる。
また、パージトレイ24に排紙させた後に、この排紙動作に連続して、複数の用紙Pを所定の紙間よりも広げて新たに搬送するため、用紙Pの排紙から搬送までの期間において用紙Pの流れを停止させることなく、生産性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る画像形成システム1は、第1実施形態のものと同様であるが、処理内容が一部異なっている。以下相違点について説明する。
まず、第1実施形態に係る画像形成システム1は、平均印字率データが所定閾値以上である場合や、定着温度データが所定閾値以下である場合に、画質異常が発生すると判断して、対象紙をパージトレイ24に排出させると共に、新たに搬送される用紙Pについて紙間を広げることとしていた。
これに対して、第2実施形態に係る画像形成システム1は、紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する構成となっている。すなわち、平均印字率が第1閾値以上である場合には、まず紙間が第2紙間に広げられて画像形成が継続すると共に、平均印字率が更に高まって第2閾値以上となった場合に、画像形成が禁止されることとなる。同様に、定着温度が第1閾値以下である場合には、まず紙間が第2紙間に広げられて画像形成が継続すると共に、定着温度が更に低下して第2閾値以下となった場合に、画像形成が禁止されることとなる。
図11は、第2実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作を示すメインフローチャートであり、図12は、第2実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作を示すサブフローチャートである。なお、図11及び図12に示す処理は平均印字率が第1閾値未満又は定着温度が第1閾値を超える場合に開始される処理を示している。また、以下のフローチャートにおいて図9及び図10に示した処理と同一の処理については同じ符号を付すものとする。
まず、図11に示すように、制御部27aは、図9に示した処理と同じ処理を実行する。また、生産性ダウン判断処理においては、図12に示すように判断データが取得された後(S11の後)、制御部27aは、平均印字率が第1閾値以上であるか(又は定着温度が第1閾値以下であるか)否かを判断する(S21)。
平均印字率が第1閾値以上でないと判断した場合(又は定着温度が第1閾値以下でないと判断した場合)(S21:NO)、図12に示す処理は終了する。一方、平均印字率が第1閾値以上であると判断した場合(又は定着温度が第1閾値以下であると判断した場合)(S21:YES)、制御部27aは、ステップS13,S14の処理を実行し、その後、平均印字率が第2閾値以上であるか(又は定着温度が第2閾値以下であるか)否かを判断する(S22)。
平均印字率が第2閾値以上でないと判断した場合(又は定着温度が第2閾値以下でないと判断した場合)(S22:NO)、図12に示す処理は終了する。一方、平均印字率が第2閾値以上であると判断した場合(又は定着温度が第2閾値以下であると判断した場合)(S22:YES)、制御部27aは、ステップS15,S16の処理を実行し、その後、パージ排紙フラグをオンする(S23)。そして、図12に示す処理は終了する。
図13は、第2実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作を示すメインフローチャートであり、図14は、第2実施形態に係る画像形成システム1の詳細動作を示すサブフローチャートである。なお、図13及び図14に示す処理は平均印字率が第1閾値以上、又は定着温度が第1閾値以下の場合に開始される処理を示している。また、以下のフローチャートにおいて図9〜図12に示した処理と同一の処理については同じ符号を付すものとする。
図13に示すように、制御部27aは、プロセス処理が完了したと判断した場合(S1:YES)、パージ排紙判断処理を実行する(S31)。その後、制御部27aは、通常紙間(第1紙間)での最終紙を対象に上記処理を実行したか否かを判断する(S32)。実行していないと判断した場合(S32:NO)、処理はステップS1に移行する。
一方、通常紙間での最終紙を対象に上記処理を実行したと判断した場合(S32:YES)、制御部27aは、第1画像形成装置10に対してレジスト部11の再起動の指示を送信する(S33)。すなわち、第1紙間にて搬送される用紙Pの全ての搬送が完了したと判断できるため、新たに用紙Pを搬送すべく、レジスト部11を再起動させることとなる。この際、レジスト部11は、複数の用紙Pを第2紙間で搬送することとなる。そして、制御部27aは、パージ排紙フラグをオフにし(S34)、図13に示す処理は終了する。なお、パージ排紙フラグがオフにされると、用紙Pはメイントレイ81に排紙されるようになる。
また、パージ排紙判断処理において制御部27aは、まずパージ排紙フラグがオンであるか否かを判断する(S41)。パージ排紙フラグがオンであると判断した場合(S41:YES)、制御部27aは、対象紙について排紙先をパージトレイ24に変更する(S42)。これにより、以後の用紙Pについてはメイントレイ81でなくパージトレイ24に排紙されることとなる。その後、図14に示す処理は終了し、処理は図13のステップS32に移行する。
また、パージ排紙フラグがオンでないと判断した場合(S41:NO)、制御部27aは図10及び図12に示したステップS11,S22の処理を実行する。そして、平均印字率が第2閾値以上であると判断した場合(又は定着温度が第2閾値以下であると判断した場合)(S22:YES)、制御部27aは、図10に示したステップS15,S16の処理を実行した後、パージ排紙フラグをオンにする(S23)。その後、図14に示す処理は終了し、処理は図13のステップS32に移行する。
このようにして、第2実施形態に係る画像形成システム1及び画像形成方法によれば、第2閾値との比較により画像形成を禁止すると判断された時点で、レジスト部11を通過済みの用紙Pをパージトレイ24に排紙させるため、画質異常の可能性があり画像形成が禁止された用紙についてはパージトレイ24に排紙されることとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙Pについてはパージトレイ24に排紙されることとなり、メイントレイ81に排紙される用紙Pについては画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、複数の用紙Pの印字率又は用紙Pに画像を定着させる際の定着温度と、第1及び第2閾値とを比較するため、例えば印字率が高くトナー補給が追いつかない場合や、定着温度が低く定着性に問題がある場合に、紙間を広げたりパージトレイ24に排紙したりなどすることができる。
また、パージトレイ24に排紙させる場合、新たに搬送する複数の用紙Pの紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。このため、パージトレイ24に排紙された用紙に形成すべきであった画像については、新たに搬送される用紙Pに画像形成され、しかも新たな用紙Pについては紙間が広げられていることから、画質異常が発生し難くなっている。従って、画質異常なく排紙した用紙Pに形成すべき画像を新たな用紙に画像形成することができる。
また、パージトレイ24に排紙させた後に、この排紙動作に連続して、複数の用紙Pを所定の紙間よりも広げて新たに搬送するため、用紙Pの排紙から搬送までの期間において用紙Pの流れを停止させることなく、生産性の向上を図ることができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態では、上記した第1実施形態の画像形成方法を画像形成装置単体にて実現している。以下、第1実施形態との相違点について説明する。
図15は、第3実施形態に係る画像形成装置2の詳細を示す構成図である。図15に示すように、第3実施形態に係る画像形成装置2は第1実施形態に示した第1画像形成装置10と同様であるが、パージトレイ24及びメイントレイ81を備える点で第1実施形態と異なっている。なお、図15に示す画像形成装置2において第1画像形成装置10と同じ要素については同一の符号を付するものとする。また、第3実施形態に係る画像形成装置2の詳細を示すブロック図は、図4と同様であるため、説明を省略する。
図15に示すように、第3実施形態に係る画像形成装置2はパージトレイ24及びメイントレイ81を備えている。パージトレイ24は、第2実施形態に示したものと同様であり、用紙Pに形成した画像に画質異常の可能性がある場合に、その用紙Pをメイントレイ81に排紙しないようにするためにパージするトレイである。メイントレイ81は、画質異常の可能性がない出力物の排紙先となるトレイである。
また、画像形成装置2は、第1実施形態のものと同様に、両面印刷可能に用紙Pの反転機構や画像形成部12に用紙Pを再搬送する搬送路Rを備えている。ここで、画像形成装置2にて複数の用紙Pの両面に画像形成を行う場合、一面に画像形成された用紙Pが反転された後に搬送路Rを通ってレジスト部11に再供給されることとなる。このような場合、一度レジスト部11を通過した複数の用紙Pについては搬送を止めることができないことから、紙間を広げることができず、画質に異常が発生してしまう可能性がある。そこで、本実施形態において制御部19aは、以下の制御を実行するようにしている。
図16及び図17は、第3実施形態に係る画像形成装置2の処理の概要を示す第1及び第2の全体図である。まず、図16に示すように、ID1〜ID6の用紙Pがメイントレイ81に排紙されており、ID7〜ID12の複数の用紙Pが所定の紙間(第1紙間)で両面印刷されようとしているとする。
この場合において、制御部19aは、複数の用紙Pの少なくとも1枚の用紙Pに画質異常が発生するかを判断する。この際、制御部19aは、例えば印字率のデータから画質異常が発生するかを判断する。具体的に制御部19aは、直前所定時間内の平均印字率を算出し、この印字率が所定閾値以上である場合に画質異常が発生すると判断する。
ここで、ID10の用紙Pの直前所定時間内において平均印字率が所定閾値以上となったとする。この場合、制御部19aは、図17に示すように、画質異常が発生すると判断した時点でレジスト部11を一度通過したID10〜ID12の用紙Pを、メイントレイ81と異なるパージトレイ24に排紙させる。
なお、ID7〜ID9の用紙Pについては画質異常が発生しないことから、通常の通り、第1紙間で搬送されてメイントレイ81に排紙されることとなる。
また、制御部27aは、ID10〜ID12の用紙Pをメイントレイ81と異なるパージトレイ24に排紙させる場合、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。すなわち、図17に示す例において制御部27aは、ID13の用紙PにID10の画像を形成させる。なお、図示しないがID13以降の用紙Pに対してもID11,ID12の画像を形成させることとなる。すなわち、制御部27aは画像のリカバリ処理を実行することとなる。
また、リカバリ処理において制御部19aは、新たに搬送する用紙Pの紙間を第1紙間よりも広げて第2紙間とする。これにより、リカバリ処理において画質異常が発生し難いようにする。
さらに、制御部27aは、パージトレイ24にID10〜ID12の用紙Pを排紙した後に、この動作に連続して、新たに用紙Pを搬送させる。すなわち、パージトレイ24にID10〜ID12の用紙Pを排紙した後に、画像形成システム1の搬送動作を停止させることなく、連続して用紙Pを搬送することで、生産性の向上を図ることとしている。
なお、図16及び図17に示す例では印字率データに基づいて画質異常を判断しているが、これに限らず、定着温度に基づいて画質異常を判断してもよい。さらに、第3実施形態に係る画像形成装置2において詳細なフローチャートは、図9及び図10に示したものと同様であるため、説明を省略する。
このようにして、第3実施形態に係る画像形成装置2及び画像形成方法によれば、画質異常が発生すると判断された場合に新たに搬送される用紙Pの紙間を広げると共に、レジスト部11を通過済みの用紙Pについてはパージトレイ24に排紙することとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙Pについてはパージトレイ24に排紙されることとなり、メイントレイ81に排紙される用紙Pについては画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、パージトレイ24に排紙させる場合、新たに搬送する複数の用紙Pの紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。このため、パージトレイ24に排紙された用紙に形成すべきであった画像については、新たに搬送される用紙Pに画像形成され、しかも新たな用紙Pについては紙間が広げられていることから、画質異常が発生し難くなっている。従って、画質異常なく排紙した用紙Pに形成すべき画像を新たな用紙に画像形成することができる。
また、パージトレイ24に排紙させた後に、この排紙動作に連続して、複数の用紙Pを所定の紙間よりも広げて新たに搬送するため、用紙Pの排紙から搬送までの期間において用紙Pの流れを停止させることなく、生産性の向上を図ることができる。
次に本発明の第4実施形態を説明する。第4実施形態では、上記した第2実施形態の画像形成方法を画像形成装置単体にて実現している。以下、上記実施形態との相違点について説明する。
まず、第4実施形態に係る画像形成装置2は、第3実施形態と同じ構成を有している。すなわち、第4実施形態に係る画像形成装置2は、図15に示すように、パージトレイ24及びメイントレイ81を備えている。さらに、第4実施形態に係る画像形成装置2は、第2実施形態に係る第1画像形成装置10と同様に、両面印刷可能に用紙Pの反転機構や画像形成部12に用紙Pを再搬送する搬送路Rを備えている。
また、第3実施形態に係る画像形成装置2は、平均印字率データが所定閾値以上である場合や、定着温度データが所定閾値以下である場合に、画質異常が発生すると判断して、対象紙をパージトレイ24に排出させると共に、新たに搬送される用紙Pについて紙間を広げることとしていた。
これに対して、第4実施形態に係る画像形成装置2は、紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する構成となっている。すなわち、平均印字率が第1閾値以上である場合には、まず紙間が広げられて画像形成が継続すると共に、平均印字率が更に高まって第2閾値以上となった場合に、画像形成が禁止されることとなる。同様に、定着温度が第1閾値以下である場合には、まず紙間が広げられて画像形成が継続すると共に、定着温度が更に低下して第2閾値以下となった場合に、画像形成が禁止されることとなる。
なお、第4実施形態に係る画像形成装置2において詳細なフローチャートは、図11〜図14に示したものと同様であるため、説明を省略する。
このようにして、第4実施形態に係る画像形成装置2及び画像形成方法によれば、第2閾値との比較により画像形成を禁止すると判断された時点で、レジスト部11を通過済みの用紙Pをパージトレイ24に排紙させるため、画質異常の可能性があり画像形成が禁止された用紙についてはパージトレイ24に排紙されることとなる。これにより、紙間を広げることができない用紙Pについてはパージトレイ24に排紙されることとなり、メイントレイ81に排紙される用紙Pについては画質を確保することができる。従って、出力物に画質異常が発生してしまうことを防止することができる。
また、複数の用紙Pの印字率又は用紙Pに画像を定着させる際の定着温度と、第1及び第2閾値とを比較するため、例えば印字率が高くトナー補給が追いつかない場合や、定着温度が低く定着性に問題がある場合に、紙間を広げたりパージトレイ24に排紙したりなどすることができる。
また、パージトレイ24に排紙させる場合、新たに搬送する複数の用紙Pの紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙Pに画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙Pに画像形成させる。このため、パージトレイ24に排紙された用紙に形成すべきであった画像については、新たに搬送される用紙Pに画像形成され、しかも新たな用紙Pについては紙間が広げられていることから、画質異常が発生し難くなっている。従って、画質異常なく排紙した用紙Pに形成すべき画像を新たな用紙に画像形成することができる。
また、パージトレイ24に排紙させた後に、この排紙動作に連続して、複数の用紙Pを所定の紙間よりも広げて新たに搬送するため、用紙Pの排紙から搬送までの期間において用紙Pの流れを停止させることなく、生産性の向上を図ることができる。
以上、本発明に係る画像形成装置、画像形成装置及び画像形成システムを実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、上記実施形態において画像形成システム1は、2台の画像形成装置10,20を連結したものであるが、これに限らず、3台以上の画像形成装置を連結してもよい。また、各ユニット30〜80については必ずしも設ける必要はなく、また各ユニット30〜80の台数を増やしてもよい。
また、上記実施形態においてカラー印刷可能な画像形成装置2,10,20を例に説明したが、これに限らず、白黒画像のみを形成可能な画像形成装置であってもよい。
さらに、上記実施形態では、平均印字率データ及び定着温度データに基づいて、各判断を実行しているが、これに限るものではなく、画質異常に関する他のデータに基づいて、各判断を実行してもよい。さらに、各判断は、現在の平均印字率データ及び定着温度データに基づいて実行されてもよいし、演算等により予想される予想平均印字率データ及び予想定着温度データに基づいて、将来的に画質異常が発生する等を判断するようにしてもよい。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
10 第1画像形成装置
11 レジスト部(紙間調整手段)
12 画像形成部
13 定着部
14 画像読取部
14a CCD
14b 画像読取制御部
15 操作表示部
15a LCD
15b 操作表示制御部
16 給紙部
17 プリント部
17a プリント制御部
18 コントローラ
18a LANIF
18b コントローラ制御部
18c DRAM制御IC
18d 画像メモリ
19 画像制御基板
19a 制御部(判断手段、制御手段)
19b 読取処理部
19c 書込処理部
19d DRAM制御IC
19e 不揮発メモリ
19f RAM
19g 圧縮IC
19h 画像メモリ
19h1 圧縮メモリ
19h2 ページメモリ
19i 伸長IC
20 第2画像形成装置
21 レジスト部
22 画像形成部
23 定着部
24 パージトレイ(所定のトレイと異なるトレイ)
25 給紙部
26 プリント部
26a プリント制御部
27 画像制御基板
27a 制御部(判断手段、制御手段)
27b 不揮発メモリ
27c RAM
27d DRAM制御IC
27e 画像メモリ
27e1 圧縮メモリ
27e2 ページメモリ
27f 伸長IC
27g 書込処理部
30 給紙ユニット
40 第1反転ユニット
41 反転搬送路
50 高さ調整ユニット
60 加湿ユニット
70 第2反転ユニット
71 反転搬送路
80 後処理装置
81 メイントレイ(所定のトレイ)
COM 通信部
P 用紙
R 搬送路

Claims (9)

  1. 複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する画像形成システムであって、
    複数の用紙の少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により画質異常が発生すると判断された場合に、前記紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、前記判断手段により画質異常が発生すると判断された時点で、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する画像形成システムであって、
    紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する判断手段と、
    前記第1閾値との比較により前記判断手段に紙間を広げると判断された場合に、前記紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げる制御を実行すると共に、前記第2閾値との比較により前記判断手段に画像形成を禁止すると判断された時点で、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記判断手段は、複数の用紙に対して画像形成を行う場合、これら複数の用紙の印字率又は用紙に画像を定着させる際の定着温度と、第1及び第2閾値とを比較する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御手段は、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる場合、前記紙間調整手段を制御して前記新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、その排出した用紙に画像形成する画像を新たに搬送する複数の用紙に画像形成させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させた後に、この排紙動作に連続して、前記紙間調整手段を制御して前記新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げて搬送させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像形成システム。
  6. 複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する画像形成装置であって、
    複数の用紙の少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により画質異常が発生すると判断された場合に、前記紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、前記判断手段により画質異常が発生すると判断された時点で、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する画像形成装置であって、
    紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する判断手段と、
    前記第1閾値との比較により前記判断手段に紙間を広げると判断された場合に、前記紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げる制御を実行すると共に、前記第2閾値との比較により前記判断手段に画像形成を禁止すると判断された時点で、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する画像形成方法であって、
    複数の用紙の少なくとも1枚の用紙に画質異常が発生するかを判断する判断工程と、
    前記判断工程において画質異常が発生すると判断された場合に、前記紙間調整手段を制御して新たに搬送される複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、前記判断工程において画質異常が発生すると判断された時点で、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
  9. 複数の用紙に対して画像形成するにあたり、複数の用紙の紙間を調整する紙間調整手段によって所定の紙間に調整された複数の用紙の一面に画像形成すると共に、当該複数の用紙を反転搬送して当該一面の反対面に画像形成を行って所定のトレイに排紙する画像形成方法であって、
    紙間を広げるかを第1閾値との比較により判断すると共に、画像形成を禁止するかを第2閾値との比較により判断する判断工程と、
    前記第1閾値との比較により前記判断工程において紙間を広げると判断された場合に、搬送する複数の用紙の紙間を所定の紙間よりも広げると共に、前記第2閾値との比較により前記判断工程において画像形成を禁止すると判断された時点で、前記紙間調整手段を通過済みの用紙を所定のトレイと異なるトレイに排紙させる制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
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