JPH11115283A - プリンタ装置およびその制御方法 - Google Patents

プリンタ装置およびその制御方法

Info

Publication number
JPH11115283A
JPH11115283A JP9285834A JP28583497A JPH11115283A JP H11115283 A JPH11115283 A JP H11115283A JP 9285834 A JP9285834 A JP 9285834A JP 28583497 A JP28583497 A JP 28583497A JP H11115283 A JPH11115283 A JP H11115283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
sheet
printer
abnormal operation
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9285834A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Misawa
聡 三澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9285834A priority Critical patent/JPH11115283A/ja
Publication of JPH11115283A publication Critical patent/JPH11115283A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】印字装置での異常事象発生時に印字装置を停止
させずに、また、オペレータによる復旧処理を伴わずに
印字動作の再開を行うことのできるプリンタ装置および
その制御方法を提供する。 【解決手段】印字装置(3)と、その印字装置(3)を
制御する上位装置(2)の間に異常検知装置(1)を配
し、異常検知装置(1)が異常事象を検知するととも
に、異常事象が生じた装置に代わり正常に動作している
装置に対して信号(4−11、4−12、4−21、4
−22、4−25)の授受を行い、異常事象が生じた装
置の復旧を行う間、正常に動作している装置を起動状態
で待機させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ装置お
よびその制御方法に関し、特に、異常状態が発生した場
合の停止時間を短縮することのできるプリンタ装置およ
びその制御方法に関する。
【0002】
【従来技術】図7は、高速プリンタ装置の構成例を示す
図である。
【0003】プリンタ装置100は、プリントを行う印
字装置(IOT)103と、その制御を行う上位装置
(ESS)102により構成され、両者は通信線104
により接続される。
【0004】この通信線104では、上位装置102か
ら印字装置103への頁単位のプリント制御情報や印字
装置103から上位装置102への出力結果等の伝送を
行う通信クライアントと、上位装置102から印字装置
103へのビデオ情報等の印字イメージの伝送を行うビ
デオクライアントと、上位装置102と印字装置103
の動作タイミングを同期させるための同期信号が各々独
立の通信ラインで伝送されている。
【0005】図8は、印字装置103の構成の概略を示
した図である。図8において、印字装置103は、給紙
トレイ131(131−1、131−2)、転写部13
2、定着部133、片面/両面切換ゲート134、反転
トレイ135、正常排出/異常排出切換ゲート136、
排出トレイ137、パージトレイ138、センサ139
(139−1乃至139−10)を具備して構成され
る。なお、ここに示したセンサ139は印字装置103
に具備される各種センサの一部であり、印字装置103
は図示しないセンサも具備している。
【0006】この印字装置103では、印字時には給紙
トレイ131から用紙がフィードされ、転写部132に
おいて図示しない感光体上でトナーにより現像された静
電潜像を用紙上に転写し、これを定着部133で定着さ
せる。
【0007】次に、この用紙が片面印字である場合に
は、片面/両面切換ゲート134を動作させて、用紙を
排出側へ送り、正常排出/異常排出切換ゲート136の
動作に基づき、排出トレイ137またはパージトレイ1
38へ排出される。
【0008】正常排出/異常排出切換ゲート136は、
通過する用紙が正常に印字されたものであれば排出トレ
イ137へ排出するように、異常印字のものであればパ
ージトレイ138へ排出するように動作する。
【0009】また、片面/両面切換ゲート134を通過
する用紙が両面印字であった場合には、片面/両面切換
ゲート134を動作させて、用紙を反転トレイ135へ
送る。反転トレイ135へ送られた用紙は再びフィード
されて、転写部132、定着部133を介して片面/両
面切換ゲート134で排出側へ送られ、正常排出/異常
排出切換ゲート136の動作に基づき、排出トレイ13
7またはパージトレイ138へ排出される。
【0010】図9は上位装置102と印字装置103の
間での通信クライアントの信号の流れの一例を示した図
であり、図10は図9に示す信号により印字される印字
パターンを示した図である。
【0011】図9に示す信号は、図10に示すパターン
のように最初に表紙として1シートの片面印字を行い、
次いで5シート単位に文書の両面印字を行うものであ
る。
【0012】また、図9中の信号NBRはシートのモー
ド変更要求であり、NBRs−xは片面プリントモード
要求、NBRd−xは両面プリントモード要求であり、
各々のxは、モード変更シート番号を示している。
【0013】信号H、P、Rは各々フィード許可要求、
フィード許可要求に対する応答、イメージ転送要求であ
って、H1−x、P1−x、R1−xはシート表面に対
する信号、H2−x、P2−x、R2−xはシート裏面
に対する信号であり、各信号中のxはシート番号を示し
ている。
【0014】また、信号Dは出力結果通知であり、D1
−xはシート番号xが正常に出力されたことを表し、D
0−xはシート番号xが異常排出されたことを表してい
る。
【0015】さて、印字装置103は、上位装置102
からモード変更要求NBRs−1を受けると、上位装置
103に対してフィード許可要求H1−1を送り、この
フィード許可要求H1−1に対する応答P1−1を受信
すると1シート目の用紙であるシート1を給紙トレイ1
31よりフィードする。
【0016】次に、上位装置102が印字装置103に
モード変更要求NBRd−2を送りシート2以降を両面
印字するように要求する。印字装置103は、上位装置
102に対してフィード許可要求H1−2とシート1に
対するイメージ転送要求R1−1を送信し、応答P1−
2を受信するとシート2を給紙トレイ131よりフィー
ドする。このとき、先にフィードされたシート1は、セ
ンサ139−3付近を通過している。
【0017】次に、印字装置103は、上位装置102
に対してフィード許可要求H1−3とシート2に対する
イメージ転送要求R1−2を送信し、応答P1−3を受
信するとシート3を給紙トレイ131よりフィードす
る。このとき、先にフィードされたシート1は、センサ
139−4付近を通過し、シート2はセンサ139−3
付近を通過している。
【0018】同様に、印字装置103がシート4をフィ
ードするタイミングでは、各シートはシート1から順
に、センサ139−5、139−4、139−3を通過
し、印字装置103がシート5をフィードするタイミン
グでは、各シートはシート1から順に、センサ139−
6、139−5、139−4、139−3を通過してい
る。
【0019】次の印字装置103がシート6をフィード
するタイミングでは、シート1は、片面印字のため片面
/両面切換ゲート134で排出側へ送られてセンサ13
9−8付近を通過し、シート2以降は順にセンサ139
−6、139−5、139−4、139−3を通過す
る。
【0020】次に印字装置103は上位装置102に対
して両面印字であるシート2の裏面のフィード許可要求
H2−2を送出するが、このときシート2のは既に片面
/両面切換ゲート134で反転トレイ135に送られて
おり、印字装置103は応答P2−2に基づいて反転ト
レイ135からシート2をフィードする。
【0021】また、このとき、シート1は排出トレイ1
37に排出されており、これに伴って印字装置102は
上位装置103に対してシート1が正常に出力されたこ
とを出力結果通知D1−1で伝達する。
【0022】以下、順次裏面に対するシート3以降のフ
ィードを行い、シート6のフィードが終了すると、表面
に対するシート7以降のフィードを行っていく。両面印
字を終了したシート3乃至6は、順次、片面/両面切換
ゲート134で排出側へ送られ、排出トレイ137に排
出される。
【0023】図11は、図10に示すパターンでの印字
中に印字ずれが生じた場合の上位装置102と印字装置
103の間での通信クライアントの信号の流れを示した
図である。図11において、シート4の裏面に印字ずれ
が生じ、これがシート4がセンサ139−5を通過中に
検知されると、印字装置102は緊急停止される。
【0024】この場合に印字動作を再開させるには、オ
ペレータが印字装置102の緊急停止時に印字装置10
2内に残されたシート2乃至7を除去し、図示しないプ
リント再開ボタンを押下する必要がある。
【0025】図示しないプリント再開ボタンの押下によ
り、印字動作は再開するが印字が終了したのはシート1
のみであるため、再び上位装置103がモード変更要求
NBRd−2を印字装置102へ送信する動作以降を繰
り返す。
【0026】図12は、図10に示すパターンでの印字
中に通信系に障害が生じた場合の上位装置102と印字
装置103の間での通信クライアントの信号の流れを示
した図である。図12において、印字装置102が上位
装置103からフィード許可要求H2−6に対する応答
P2−6を受信し、シート2(裏面)をフィードした時
に、印字装置102と上位装置103の間の通信系に障
害が生じたとすると、印字装置102と上位装置103
の両者は、通信の再確立と初期化を行い、通信を復帰さ
せる。
【0027】しかし、この時点では印字装置102内に
はシート2乃至6が残留されており、シートの搬送系と
再確立した通信系とは非同期状態にあるため、印字動作
を続行することはできず、このため上位装置103は印
字装置102に対してサイクルダウンを指示する。
【0028】印字装置102は、上位装置103からサ
イクルダウンを指示されると残留しているシート2乃至
6をパージトレイ138へ排出し、これらのシートを排
出したことを上位装置103に対して出力結果通知D0
−2乃至D0−6を送信することで通知する。
【0029】この場合に印字動作を再開させるには、オ
ペレータが印字装置102の図示しないプリント再開ボ
タンを押下する必要がある。
【0030】図示しないプリント再開ボタンの押下によ
り、印字動作は再開するが印字が終了したのはシート1
のみであるため、再び上位装置103がモード変更要求
NBRd−2を印字装置102へ送信する動作以降を繰
り返す。
【0031】このように、従来のプリンタ装置100で
は、印字ずれや通信系の障害等の異常状態が生じた場合
には、これらに対する対策処理を施した後に、オペレー
タによる印字再開のための操作が必要であり、プリンタ
装置100の停止時間が長いという問題点があった。
【0032】また、印字装置102と上位装置103の
間で通信される情報は、上位装置103での処理を複雑
にしないために必要最低限の情報の授受しか行われず、
印字装置102の異常状態の発見は印字装置102の図
示しない制御部の責任で行われている。しかし、印字装
置102の制御部が異常を認識しない状態、つまり、制
御部自身が異常状態となることも考えられ、この対策と
して印字装置102の外部に異常検知装置を接続してい
る場合もあるが、この異常検知装置も異常状態検知時に
は印字装置102を緊急停止させている。
【0033】このような緊急停止による長時間の装置の
停止を防ぐために、実開平5−51843号等では、装
置内での紙幣の走行をセンサでチェックし、2枚送の発
生や大きな斜行があった場合には、紙幣走行路を切り換
えて、当該紙幣をリジェクトボックスと呼ばれるボック
スに排出し、以降の動作を続行する紙幣自動支払い装置
が提案されている。
【0034】しかし、この実開平5−51843号で提
案される技術も紙幣の走行を制御する制御部が異常状態
となった場合には対応することができない。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
プリンタ装置においては、印字ずれや通信系の障害等の
異常状態が生じた場合に、その対応策として印字装置の
緊急停止が行われており、この緊急停止が行われるとオ
ペレータが復旧のための処理を行わなければならず、印
字再開までに要する時間、つまり、印字装置の停止時間
が長く、高速プリンタの長所を阻害する要因ともなって
いる。
【0036】そこで、この発明は、印字装置での異常事
象発生時に印字装置を停止させずに、また、オペレータ
による復旧処理を伴わずに印字動作の再開を行うことの
できるプリンタ装置およびその制御方法を提供すること
を目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明では、用紙に画像の印刷を行う印
字装置と、該印字装置と通信線で接続され該印字装置を
制御する上位装置とを具備するプリンタ装置において、
前記上位装置から前記印字装置へ伝達する制御指令と前
記印字装置の内部動作信号に基づき前記印字装置の異常
動作を検出する異常動作検出手段と、前記異常動作検出
手段により前記異常動作が検出された場合に前記印字装
置に対して該印字装置内部に存在する前記用紙の排出を
指示する用紙排出指示手段と、前記異常動作検出手段に
より前記異常動作が検出された場合に前記上位装置に対
して起動状態での待機を指示する待機指示手段とを具備
することを特徴とする。
【0038】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、前記用紙排出指示手段は、前記印字装置内
部に存在する用紙を正常印字された用紙と異常印字され
た用紙とに分別する用紙分別手段をさらに具備し、該分
別手段により分別された前記用紙を該用紙毎に異なる排
出先に排出させるように指示することを特徴とする。
【0039】また、請求項3の発明では、請求項1の発
明において、前記上位装置の異常動作を検出する第2の
異常動作検出手段と、前記第2の異常動作検出手段によ
り前記上位装置の異常動作が検出された場合に前記印字
装置に対して起動状態での待機を指示する待機指示手段
とをさらに具備することを特徴とする。
【0040】また、請求項4の発明では、請求項1の発
明において、前記上位装置と前記印字装置との間の通信
障害を検出する通信障害検出手段と、前記通信障害検出
手段により前記通信障害が検出された場合に、前記上位
装置と前記印字装置のうち通信を行うことが可能な装置
に対して起動状態での待機を指示する待機指示手段とを
さらに具備することを特徴とする。
【0041】また、請求項5の発明では、用紙に画像の
印刷を行う印字装置と、該印字装置と通信線で接続され
該印字装置を制御する上位装置とを具備するプリンタ装
置の制御方法において、前記上位装置から前記印字装置
へ伝達する制御指令と前記印字装置の内部動作信号とに
基づいて前記プリンタ装置の異常動作を検出し、該異常
動作が検出された場合に、前記印字装置に対して該印字
装置内部に存在する前記用紙の排出を指示するととも
に、前記上位装置に対して起動状態での待機を指示する
ことを特徴とする。
【0042】また、請求項6の発明では、請求項5の発
明において、前記用紙の排出指示は、前記印字装置内部
に存在する用紙を正常印字された用紙と異常印字された
用紙とに分別し、該分別した用紙毎に異なる排出先に排
出させる指示であることを特徴とする。
【0043】また、請求項7の発明では、請求項5の発
明において、前記比較結果に基づいて前記上位装置の異
常動作をさらに検出し、前記上位装置の異常動作が検出
された場合に前記印字装置に対して起動状態での待機を
指示することを特徴とする。
【0044】また、請求項8の発明では、請求項5の発
明において、前記通信線の通信障害をさらに検出し、該
通信障害が検出された場合に前記上位装置と前記印字装
置のうち通信を行うことが可能な装置に対して起動状態
での待機を指示することを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるプリンタ
装置およびその制御方法の一実施例を添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0046】図1は、プリンタ装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、プリンタ装置10は、異常
検知装置1と上位装置(ESS)2、印字装置(IO
T)3で構成される。異常検知装置1は、印字装置3と
印字装置3の制御を行う上位装置2の間に接続され、従
来、上位装置2と印字装置3の間で直接授受されていた
印字指示4−11、状態通知4−22、画像信号4−1
3を取り込み、印字指示4−22、状態通知4−12、
画像信号4−23として出力するほか、印字装置3から
上位装置2へは伝達されない各種センサ出力4−24を
取り込み、異常シートを排出させるための排出指示4−
25を印字装置3へ送信する。
【0047】図2は、異常検知装置1の構成を示すブロ
ック図である。図2において、異常検知装置1は、CP
U(central processing uni
t)11、ROM(read only memor
y)12、RAM(random access me
mory)13、PIO(parallel inpu
t/output controller)14、SI
O(serial input/output con
troller)15、不揮発性の補助記憶装置16を
具備して構成される。
【0048】CPU11は、印字装置3の制御部の異常
をも検知できるように、これとは独立した制御部を構成
するためのもので、ROM12、RAM13、補助記憶
装置16とともに、異常検知装置1の制御部を構成す
る。
【0049】PIO14は、インプットは印字装置3の
内部の各種センサの出力4−24と、上位装置2と印字
装置3の間の通信線を取り込み、アウトプットは印字装
置3へ異常シートを排出させるための排出指示4−25
を出力する。
【0050】また、SIO15は、インプットは上位装
置2から印字装置3への頁単位の印字指示4−11と、
印字装置3から上位装置2への印字結果を通知する状態
通知4−22を取り込み、アウトプットは印字装置3へ
の印字指示4−21と上位装置2への状態通知4−12
を出力する。
【0051】ここで、図3を参照して異常検知装置1の
動作を説明する。図3は、異常検知装置1の動作の流れ
を示すフローチャートである。
【0052】異常検知装置1が動作を開始し(ステップ
51)、PIO14からの各種センサ出力4−24の変
化またはSIO15への通信入力(4−11または4−
22)が有ると(ステップ52でYES)、各種センサ
出力4−24の変化が正常であった場合には(ステップ
53でYES、ステップ54でNO)、何も処理は行わ
ず、通信入力(4−11または4−22)の内容が正常
であった場合には(ステップ53でYES、ステップ5
4でYES)、通信内容をそのまま通信出力(4−21
または4−12)として出力する。
【0053】一方、PIO14からの各種センサ出力4
−24の変化またはSIO15への通信入力(4−11
または4−22)の内容が異常であった場合には(ステ
ップ53でNO)、これが今検知された異常であれば
(ステップ56でNO)、異常処理、例えば印字装置3
への排出指示4−25をSIO15から出力する等を指
示し(ステップ57)、既に異常処理中であれば(ステ
ップ56でYES)、そのままで印字装置3への印字指
示4−11と上位装置2への状態通知4−12の両者を
ウェイト指示として通知する(ステップ58)。
【0054】次に、図4乃至6を参照して異常検知装置
1と上位装置2、印字装置3の間の各信号の流れを説明
する。図4は正常に印字動作が行われている場合の各信
号の流れを示した図、図5は印字ずれが生じた場合の各
信号の流れを示した図、図6は通信系に障害が生じた場
合の各信号の流れを示した図であり、各々従来技術の説
明で参照した図9、図11、図12に相当する。
【0055】さて、図4に示す各信号は従来技術の説明
で参照した図10の印字パターン(最初に表紙として1
シートの片面印字を行い、次いで5シート単位に文書の
両面印字を行う)での印字を行う場合の信号の一部であ
り、信号NBRはシートのモード変更要求であり、NB
Rs−xは片面プリントモード要求、NBRd−xは両
面プリントモード要求、各々のxは、モード変更シート
番号を示している。
【0056】信号H、P、Rは各々フィード許可要求、
フィード許可要求に対する応答、イメージ転送要求であ
って、H1−x、P1−x、R1−xはシート表面に対
する信号、H2−x、P2−x、R2−xはシート裏面
に対する信号、H0−x、P0−x、R0−xはウェイ
ト信号であり、各々のxは、シート番号を示している。
【0057】また、信号Dは出力結果通知であり、D1
−xはシート番号xが正常に出力されたことを表し、D
0−xはシート番号xが異常排出されたことを表してい
る。
【0058】さて、印字装置3は図4には不図示のタイ
ミングで、まず、上位装置2から異常検知装置1を介し
てモード変更要求NBRs−1を受けると、上位装置3
に対してフィード許可要求H1−1を送り、このフィー
ド許可要求H1−1に対する応答P1−1を受信すると
1シート目の用紙であるシート1を給紙トレイよりフィ
ードする。
【0059】次に、印字装置3はモード変更要求NBR
d−2を受けると、シート2以降を両面印字するように
動作し、上位装置2に対してフィード許可要求H1−2
とシート1に対するイメージ転送要求R1−1を送信
し、応答P1−2を受信するとシート2を給紙トレイよ
りフィードする。
【0060】同様に、印字装置3はシート3、シート
4、シート5をフィードし、シート6をフィードするタ
イミングでは、シート1は、片面印字のため片面/両面
切換ゲートにより排出側へ送られる。
【0061】次に、印字装置3は上位装置2に対して両
面印字であるシート2の裏面のフィード許可要求H2−
2を送出するが、このときシート2のは既に片面/両面
切換ゲートで反転トレイに送られており、印字装置3は
応答P2−2に基づいて反転トレイからシート2をフィ
ードする。このとき、シート1は排出トレイに排出され
ており、これに伴って印字装置2は上位装置3に対して
シート1が正常に出力されたことを出力結果通知D1−
1で伝達する。
【0062】以下、印字装置3は順次裏面に対するシー
ト3以降のフィードを行い、シート6のフィード(以
降、図4に図示)が終了すると、表面に対するシート7
以降のフィードを行っていく。
【0063】シート8(表面)をフィードするタイミン
グでは両面の印字を終えたシート2が排出トレイに排出
され、これに伴ってシート2が正常に排出されたことを
通知するD1−2を異常検知装置1を介して上位装置2
へ送信され、同様にシート9(表面)のフィードタイミ
ングでD1−3、シート10(表面)のフィードタイミ
ングでD1−4、シート11(表面)のフィードタイミ
ングでD1−5、シート7(裏面)のフィードタイミン
グでD1−6が送信される。
【0064】また、図5において、シート4の裏面に印
字ずれが生じ、これがシート7(表面)がフィードされ
た後に異常検知装置1により検知されると、異常検知装
置1は印字装置1に対してシート7までをパージ(異常
排出)させるパージ要求Purge7を送信する。
【0065】パージ要求Purge7を受けた印字装置
1は、フィード要求Hとイメージ転送要求Rの両者をウ
ェイト信号であるH1−0、R1−0として異常検知装
置1を介して上位装置2へ送信し、上位装置2はこれに
対する応答としてP1−0を返す。
【0066】この間に、印字装置3は、シート4に印字
ずれが生じた際に両面の印字が正常に終了し、未排出で
あったシート2およびシート3を正常シートとして排出
し、出力結果通知D1−2、D1−3を送信し、シート
4からシート7をパージして出力結果通知D0−4乃至
D0−7を送信する。
【0067】印字装置3内の異常シートであるシート4
からシート7がパージされると、印字装置3は通常プリ
ント状態に復帰し、未印字であるシート4からの印字を
行うため、シート4のフィード許可要求H1−4を送信
する動作以降を繰り返す。
【0068】また、図6において、シート7(表面)が
フィードされた直後に異常検知装置1と印字装置3の間
の通信系に障害が発生し、これが異常検知装置1により
検知されると、異常検知装置1は上位装置2に対してウ
ェイト信号であるH1−0、R1−0を送信し、上位装
置2からの応答P1−0を受ける。
【0069】この間に、異常検知装置1と印字装置3の
間の通信を再確立して初期化し、通信が復帰すると、印
字装置1に対してシート7までをパージ(異常排出)さ
せるパージ要求Purge7を送信する。
【0070】パージ要求Purge7を受けた印字装置
1は、フィード要求Hとイメージ転送要求Rの両者をウ
ェイト信号であるH1−0、R1−0として異常検知装
置1を介して上位装置2へ送信し、上位装置2はこれに
対する応答としてP1−0を返す。
【0071】この間に、印字装置3は、未排出であるシ
ート2からシート7をパージして出力結果通知D0−2
乃至D0−7を送信する。
【0072】印字装置3内の異常シートであるシート2
からシート7がパージされると、印字装置3は通常プリ
ント状態に復帰し、未印字であるシート2からの印字を
行うため、シート2のフィード許可要求H1−2を送信
する動作以降を繰り返す。
【0073】このように、異常検知装置1は、印字装置
3が正常に動作しているときには、入力された信号をそ
のまま出力し、印字装置3の異常を検知した場合には、
必要に応じて信号を生成し、上位装置2に対しては印字
装置3として動作し、印字装置3に対しては上位装置2
として動作することで、装置を停止させずに異常処理を
行い、この間のみ正常な方の装置(本実施例では上位装
置)を起動状態で待たせておくように動作する。
【0074】なお、本実施例においては、印字動作中の
異常としてシート4の印字ずれや異常検知装置1と印字
装置3の間の通信系の障害の場合の異常処理を説明した
が、異常検知装置1は、印字装置3自身が認識しないフ
ィードタイミングのずれによるページずれを各種センサ
出力から検出して異常処理を行ったり、異常検知装置1
と上位装置2の間の通信系の障害を印字装置を起動させ
たまま復旧させる等の他の異常状態に対しても対処でき
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、印字装置と、その印字装置を制御する上位装置の間
に異常検知装置を配し、異常検知装置が異常事象を検知
するとともに、異常事象が生じた装置に代わり正常に動
作している装置に対して信号の授受を行い、異常事象が
生じた装置の復旧を行う間、正常に動作している装置を
起動状態で待機させるように構成したので、印字装置ま
たは上位装置自身が認識しない異常事象を検知できると
ともに、異常事象を生じた装置の復旧に要する時間を短
縮することができる。
【0076】また、各装置を停止させないで復旧を行う
ため、自動復旧できる範囲内の異常事象をオペレータの
操作を要さずに復旧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ装置の構成を示すブロック図。
【図2】異常検知装置の構成を示すブロック図。
【図3】異常検知装置の動作の流れを示すフローチャー
ト。
【図4】正常に印字動作が行われている場合の各信号の
流れを示した図。
【図5】印字ずれが生じた場合の各信号の流れを示した
図。
【図6】通信系に障害が生じた場合の各信号の流れを示
した図。
【図7】高速プリンタ装置の構成例を示す図。
【図8】印字装置の構成の概略を示した図。
【図9】従来の上位装置と印字装置の間での通信クライ
アントの信号の流れの一例を示した図。
【図10】図9に示す信号により印字される印字パター
ンを示した図。
【図11】図10に示すパターンでの印字中に印字ずれ
が生じた場合の上位装置と印字装置の間での通信クライ
アントの信号の流れを示した図。
【図12】図10に示すパターンでの印字中に通信系に
障害が生じた場合の上位装置と印字装置の間での通信ク
ライアントの信号の流れを示した図。
【符号の説明】
1 異常検知装置 2 上位装置 3 印字装置 4−11、4−12 印字指示 4−12、4−22 状態通知 4−13、4−23 画像信号 4−24 各種センサ出力 4−25 排出指示 10 プリンタ装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 PIO 15 SIO 16 補助記憶装置 NBR モード変更要求 H フィード許可要求 P フィード許可要求に対する応答 R イメージ転送要求 D 出力結果通知 Purge パージ要求

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に画像の印刷を行う印字装置と、該
    印字装置と通信線で接続され該印字装置を制御する上位
    装置とを具備するプリンタ装置において、 前記上位装置から前記印字装置へ伝達する制御指令と前
    記印字装置の内部動作信号に基づき前記印字装置の異常
    動作を検出する異常動作検出手段と、 前記異常動作検出手段により前記異常動作が検出された
    場合に前記印字装置に対して該印字装置内部に存在する
    前記用紙の排出を指示する用紙排出指示手段と、 前記異常動作検出手段により前記異常動作が検出された
    場合に前記上位装置に対して起動状態での待機を指示す
    る待機指示手段とを具備することを特徴とするプリンタ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙排出指示手段は、 前記印字装置内部に存在する用紙を正常印字された用紙
    と異常印字された用紙とに分別する用紙分別手段をさら
    に具備し、 該分別手段により分別された前記用紙を該用紙毎に異な
    る排出先に排出させるように指示することを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記上位装置の異常動作を検出する第2
    の異常動作検出手段と、 前記第2の異常動作検出手段により前記上位装置の異常
    動作が検出された場合に前記印字装置に対して起動状態
    での待機を指示する待機指示手段とをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記上位装置と前記印字装置との間の通
    信障害を検出する通信障害検出手段と、 前記通信障害検出手段により前記通信障害が検出された
    場合に、 前記上位装置と前記印字装置のうち通信を行うことが可
    能な装置に対して起動状態での待機を指示する待機指示
    手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1記載
    のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 用紙に画像の印刷を行う印字装置と、該
    印字装置と通信線で接続され該印字装置を制御する上位
    装置とを具備するプリンタ装置の制御方法において、 前記上位装置から前記印字装置へ伝達する制御指令と前
    記印字装置の内部動作信号とに基づいて前記プリンタ装
    置の異常動作を検出し、 該異常動作が検出された場合に、前記印字装置に対して
    該印字装置内部に存在する前記用紙の排出を指示すると
    ともに、前記上位装置に対して起動状態での待機を指示
    することを特徴とするプリンタ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記用紙の排出指示は、 前記印字装置内部に存在する用紙を正常印字された用紙
    と異常印字された用紙とに分別し、該分別した用紙毎に
    異なる排出先に排出させる指示であることを特徴とする
    請求項5記載のプリンタ装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記比較結果に基づいて前記上位装置の
    異常動作をさらに検出し、 前記上位装置の異常動作が検出された場合に前記印字装
    置に対して起動状態での待機を指示することを特徴とす
    る請求項5記載のプリンタ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記通信線の通信障害をさらに検出し、 該通信障害が検出された場合に前記上位装置と前記印字
    装置のうち通信を行うことが可能な装置に対して起動状
    態での待機を指示することを特徴とする請求項5記載の
    プリンタ装置の制御方法。
JP9285834A 1997-10-17 1997-10-17 プリンタ装置およびその制御方法 Pending JPH11115283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9285834A JPH11115283A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 プリンタ装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9285834A JPH11115283A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 プリンタ装置およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11115283A true JPH11115283A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17696691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9285834A Pending JPH11115283A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 プリンタ装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11115283A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119634A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Konica Minolta Inc 画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法
JP2014119668A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Konica Minolta Inc 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
JP2014134694A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Konica Minolta Inc 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成装置制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119634A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Konica Minolta Inc 画像形成システム、画像処理装置、及び画像形成方法
JP2014119668A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Konica Minolta Inc 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
JP2014134694A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Konica Minolta Inc 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成装置制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5327183B2 (ja) 印刷装置
KR100670877B1 (ko) 화상 형성 장치 및 그 제어 방법
JP5576918B2 (ja) 画像形成システム及び給紙装置
EP0801336A2 (en) Method for processing paper jam error in image forming device
JP5111017B2 (ja) 画像形成システム及び給紙装置
JP2004203550A (ja) 印刷装置
US20050024411A1 (en) Printer system
JPH11115283A (ja) プリンタ装置およびその制御方法
JP3674657B2 (ja) 画像形成装置
JP3359090B2 (ja) 画像形成装置における障害処理方法
JP2745791B2 (ja) 印刷装置のエラーリカバリ方法
JPH0962151A (ja) 画像形成装置
JPH0971016A (ja) 画像形成装置
JPH0412946A (ja) 画像形成装置
JPH10129889A (ja) 記録装置
JP2002014575A (ja) 画像記録装置
JP2023084183A (ja) 画像形成装置
JP3607472B2 (ja) 制御監視方法および装置
JP5538322B2 (ja) 画像形成装置
JP2021117879A (ja) 画像形成システムおよび方法
JP2001100601A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2001322738A (ja) 画像形成装置
JP2002172831A (ja) 画像形成装置および画像形成処理制御方法
JPH07184019A (ja) 画像形成装置
JPH06206351A (ja) 記録装置