JP2023084183A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電装を複雑にすることなく、複数のシート搬送ユニット間のモータの同期制御を行える構成を提供する。【解決手段】シート搬送ユニットは、搬送ローラを駆動する搬送モータ410、搬送モータ410の出力電流を検知すると共に搬送モータ410を制御するASICを有する。シート搬送ユニットのシート搬送方向上流のシート搬送ユニットは、搬送ローラを駆動する搬送モータ406、搬送モータ406の出力電流を検知すると共に搬送モータ406を制御するASICを有する。それぞれのシート搬送ユニットのASICは、搬送モータ410の出力電流の変化と、搬送モータ406の出力電流の変化の少なくとも何れか一方の変化に応じて、搬送モータ410と搬送モータ406とを同期させる。【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置では、搬送されるシートに画像形成するが、このシートを検知してシートの搬送を制御することが従来から行われている(例えば、特許文献1)。
特開2004-37916号公報
ここで、ハイエンドの画像形成装置では、それぞれがシートを搬送する搬送ローラ、搬送ローラを駆動するモータ、モータを制御するモータ制御部を有する複数のシート搬送ユニットを組み合わせて使用する場合がある。このような構成において、複数のシート搬送ユニットに跨ってシートが停止する場合がある。この場合、複数のシート搬送ユニットのモータを同時に減速したり、シートの搬送を再開する場合には、複数のシート搬送ユニットのモータを同時に同じ速度となるように、各モータを同期させることが求められる。このために、複数のシート搬送ユニットをモータの同期制御のためのタイミング信号線で接続することが考えられるが、この場合、各シート搬送ユニットを接続する電装が複雑になってしまう。
本発明は、電装を複雑にすることなく、複数のシート搬送ユニット間のモータの同期制御を行える構成を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、第1搬送経路においてシートを搬送する第1ローラと、前記第1ローラを駆動する第1モータと、前記第1モータの出力電流を検知すると共に前記第1モータを制御する第1モータ制御部と、を有する第1シート搬送ユニットと、前記第1搬送経路のシート搬送方向上流側の第2搬送経路においてシートを搬送する第2ローラと、前記第2ローラを駆動する第2モータと、前記第2モータの出力電流を検知すると共に前記第2モータを制御する第2モータ制御部と、を有する第2シート搬送ユニットと、前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部と通信することで、前記第1シート搬送ユニット及び前記第2シート搬送ユニットにおけるシートの搬送制御を行うシート搬送制御部と、を備え、前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部は、前記第1モータ制御部によって検知された前記第1モータの出力電流の変化と、前記第2モータ制御部によって検知された前記第2モータの出力電流の変化の少なくとも何れか一方の変化に応じて、前記第1モータと前記第2モータとを同期させることを特徴とする。
本発明によれば、電装を複雑にすることなく、複数のシート搬送ユニット間のモータの同期制御を行える。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 実施形態に係る画像形成装置の各シート搬送ユニットの構成を示す模式図。 実施形態に係るシート搬送ユニットに関する制御ブロック図。 実施形態における(a)通常のシート搬送に関するモータの同期制御を示すタイムチャート、(b)シートが撓んだ場合のシート搬送に関するモータの同期制御を示すタイムチャート。 実施形態におけるモータの再起動に関する同期制御のフローチャート。 実施形態におけるシートがジャムした場合のシート搬送に関するモータの同期制御を示すタイムチャート。 実施形態におけるジャム検知に関する同期制御のフローチャート。
実施形態について、図1ないし図7を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
図1に示すように、画像形成装置1000は、シートの給送、搬送、シートへの画像形成を行う画像形成ユニット100、シートへの画像定着や排出を行う定着ユニット200、ユーザーインターフェースである操作部400を備える。なお、シート(記録材)としては、用紙、プラスチックフィルム、布などが挙げられる。
画像形成ユニット100は、以下のように動作する。まず、カセット110に格納されたシートは、給送機構111により順次、シート搬送経路(搬送パス)120に給送される。シート搬送経路120の各所には、シートを搬送する搬送ローラ121a、121bなどの複数の搬送ローラが配置されている。搬送ローラ121は、不図示のアクチュエータ(本実施形態ではモータ)により回転駆動されることで、転写部190までシートを搬送する。シート搬送経路上におけるシートの位置情報は、シート搬送経路120の各所に配置された、シートを検知する検知部としての搬送パスセンサ122のオンオフ情報により検出している。
一方、レーザスキャナ140は、不図示の半導体レーザから発射されるレーザ光をオン、オフに駆動するレーザドライバを有し、半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡142により走査方向に振られる。ここで主走査方向に振られたレーザ光は反射ポリゴンミラー141を介して、各色のステーション(プロセスユニット)内の感光ドラム153に導かれ、感光ドラム153上を主走査方向に露光する。
感光ドラム153は、一次帯電器152により帯電され、レーザ光による走査露光によって感光ドラム153上に形成された静電潜像は、現像器151によってトナー像に顕像化される。そして、感光ドラム153上の顕像されたトナー像は、トナー像とは逆特性の電圧を印加された中間転写体(中間転写ベルト)191上に転写(一次転写)される。カラー画像形成時には、Y(イエロー)ステーション150、M(マゼンタ)ステーション160、C(シアン)ステーション170、K(ブラック)ステーション180からそれぞれの色を中間転写体191上に順次形成し、その結果フルカラー可視像を中間転写体191上に形成する。前述の現像器151は、トナーボトルユニット130に挿入されたトナーボトル131から不図示のトナーパイプを介してトナー供給が行われる。
次に、転写部190に搬送されたシートは、転写ベルト192にて中間転写体191に圧接されると同時に、転写ベルト192にトナーと逆特性のバイアスを印加されることで、中間転写体191上に形成されたトナー像が転写(二次転写)される。
二次転写が完了したシートは、搬送ベルト123により定着ユニット200に搬送される。また、両面搬送経路124には定着ユニット200から両面印刷時(両面画像形成時)の一面目の印刷(画像形成)が完了したシートが搬送される。そして、このシートを転写部190に搬送することで、二面目のシートの搬送、作像、転写も前述と同様に行われる。
次に、定着ユニット200の動作について説明する。定着器210は、画像形成ユニット100から搬送され、二次転写が完了した未定着のシート上のトナー像を加熱定着する。その後、シート搬送経路220の各所に配置された搬送ローラ221が不図示のモータにより回転駆動されることでシートが搬送され、冷却器230において加熱されたシートの冷却が行われる。
印刷画像面を上面のまま機外に排紙するフェイスアップ印刷の場合には、排出搬送路切り替え部223にて排出搬送経路224にシートを搬送し、機外にシートを排出する。印刷画像面を下面にして機外に排紙するフェイスダウン印刷の場合には、排出搬送路切り替え部223にて反転搬送経路225にシートを搬送し、スイッチバックしてこのシートを反転し、両面搬送切り替え部226で両面搬送経路227へは搬送せずに排出搬送経路224に搬送してシートを排出する。また、両面印刷において一面目の印刷が完了したシートは、フェイスダウン印刷時の両面搬送切り替え部226において両面搬送経路227へシートを搬送し、画像形成ユニット100の両面搬送経路124にシートを搬送する。
次に、操作部400は、ユーザーからのプリントジョブの内容など各種操作を受け付ける。このために操作部400は、各種情報を表示可能で、且つ、情報や支持の入力可能なタッチパネルを有する。なお、画像形成装置1000は、LAN、WAN等のネットワークを介して、接続が為され処理が行われるシステムであっても良い。
[シート搬送ユニット]
図2は、画像形成装置1000の各種ユニット構成を表す断面図である。ハイエンドの画像形成装置では、印刷可能なシートサイズが豊富であり生産性も高いことが求められるため、複数のシート搬送ユニットを用いて構成されている。そのため、画像形成装置1000は、複数のシート搬送ユニット301、302、303、304、305を有し、それぞれのシート搬送ユニット毎に制御基板を設けている。
例えば、第1シート搬送ユニットとしてのシート搬送ユニット301は、搬送ローラ121a、121bなどの複数の搬送ローラ、搬送パスセンサ411、412、搬送モータ410、407などを有する。第1ローラとしての搬送ローラ121a、121bは、第1搬送経路としてのシート搬送経路120においてシートを搬送する。第1検知部としての搬送パスセンサ411、412は、シート搬送経路120において搬送ローラ121a、120bに向かうシートを検知する。
第1モータとしての搬送モータ410、407は、搬送ローラ121a、121bを駆動する。また、シート搬送ユニット301は、後述する図3に示すように、搬送モータ410、407の出力電流を検知すると共に搬送モータ410、407を制御する第1モータ制御部としてのASIC503を有する。このようなシート搬送ユニット301では、搬送パスセンサ411、412でシートの先端を検知し、搬送モータ410と搬送モータ407を用いて搬送ローラ121a、121bを回転させて、シート搬送経路120内のシートを搬送する。
また、第2シート搬送ユニットとしてのシート搬送ユニット302は、搬送ローラ125a、125b、125cなどの複数の搬送ローラ、搬送パスセンサ401、402、403、搬送モータ404、405、406などを有する。第2ローラとしての搬送ローラ125a、125b、125cは、第2搬送経路としての両面搬送経路124においてシートを搬送する。両面搬送経路124は、シート搬送経路120のシート搬送方向上流側に位置する。
第2検知部としての搬送パスセンサ401、402、403は、両面搬送経路124において搬送ローラ125a、125b、125cに向かうシートを検知する。第2モータとしての搬送モータ404、405、406は、搬送ローラ125a、125b、125cを駆動する。また、シート搬送ユニット302は、後述する図3に示すように、搬送モータ404、405、406の出力電流を検知すると共に搬送モータ404、405、406を制御する第2モータ制御部としてのASIC504を有する。このようなシート搬送ユニット302では、搬送パスセンサ401、402、403でシートの先端を検知し、搬送モータ404、405、406を用いて搬送ローラ125a、125b、125cを回転させて、両面搬送経路124内のシートを搬送する。
なお、シート搬送ユニット302は、両面搬送経路124に関するシート搬送に加えて、シート搬送ユニット301のシート搬送経路120から搬送されたシートを、転写部190、搬送ベルト123で搬送するシート搬送経路126に関する構成を含む。シート搬送経路127は、搬送ローラ127a、127b、搬送パスセンサ122、408、搬送ローラ127a、127bを駆動する搬送モータ409などを有する。このシート搬送経路126でも、搬送パスセンサ122、408でシートの先端を検知し、搬送モータ409を用いて搬送ローラ127a、127bを回転させてシートを搬送し、定着器210を有するシート搬送ユニット303にシートを受け渡す。
[制御ブロック図]
図3は、上述のシート搬送ユニット301、302に関する概略制御ブロック図である。画像形成装置1000において、シート搬送制御部としてのCPU501およびASIC502が画像形成システムのシート搬送制御を司っている。即ち、CPU501およびASIC502は、第1モータ制御部としてのASIC503及び第2モータ制御部としてのASIC504と通信することで、シート搬送ユニット301及びシート搬送ユニット302におけるシートの搬送制御を行う。
具体的には、シート搬送ユニット301において、ASIC503が、ASIC502と通信することで、搬送パスセンサ411、412で検知したシート位置に応じて、搬送モータ407、410を用いて、ユニット内のシート搬送制御を行っている。また、ASIC503は、搬送モータ407および搬送モータ410の出力電流を検知することで、搬送モータ407および搬送モータ410が駆動している搬送ローラ121a及び搬送ローラ121bにシートが到達したことを検知することができ、その結果をASIC502を介してCPU501に送信する。
また、シート搬送ユニット302において、ASIC504が、ASIC502と通信することで、搬送パスセンサ401、402、403、122、408で検知したシート位置に応じて、搬送モータ404、405、406、409を用いて、ユニット内のシート搬送制御を行っている。また、ASIC504は、搬送モータ404、405、406、409の出力電流を検知することで、搬送モータ404、405、406、409が駆動している搬送ローラ125a、125b、125c、127a、127bにシートが到達したことを検知することができ、その結果をASIC502を介してCPU501に送信する。これにより、ASIC503、504によりシート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302のモータの同期制御を行うことができる。
[モータの同期制御]
上述のように、本実施形態では、シート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302がそれぞれ有するASIC503、504が搬送モータの出力電流を検知することで、モータの同期制御を行っている。即ち、ASIC503、504は、ASIC503によって検知された搬送モータ407、410の出力電流の変化と、ASIC504によって検知された搬送モータ404、405、406、409の出力電流の変化の少なくとも何れか一方の変化に応じて、搬送モータ407、410と搬送モータ404、405、406、409とを同期させる。例えば、搬送モータ407、410の起動又は停止のタイミングと搬送モータ404、405、406、409の起動又は停止のタイミングとを同期させる。
更に言えば、ASIC503、504は、ASIC503によって検知された搬送モータ407、410の出力電流の変化のタイミング及び搬送パスセンサ411、412によりシートを検知したタイミングと、ASIC504によって検知された搬送モータ404、405、406、409の出力電流の変化のタイミング及び搬送パスセンサ401、402、403によりシートを検知したタイミングに応じて、搬送モータ407、410と搬送モータ404、405、406、409とを同期させる。
ここで、従来は、ユニットを跨いだ搬送経路にシートを搬送する場合、ユニットを跨いでシートを検知する搬送パスセンサの信号を渡し、各ユニットのモータを同期制御していた。上述のシート搬送ユニット301、302を例に説明すると、シート搬送ユニット302のシート搬送を制御するために、シート搬送ユニット301のASIC503へ搬送パスセンサ401、402、403の信号を渡しモータの同期制御を行う。このため、従来項では、電装配線が複雑かつ過大となっていた。
そこで、本実施形態では、各ユニット内の搬送ローラを駆動しているモータに流れる電流を検知し、ローラ間のシート位置(滑りやループ形成によるシートの搬送状態)を検知し、モータ制御パラメータに盛り込み、各ユニットを制御している通信にその情報を付加することで搬送センサの信号を渡すことなくモータの同期制御を行うようにしている。例えば、ローラに衝突したシートによって変動したモータのトルク(電流値)を検出し、モータの動きとシートの動きの差分をユニットに乗っているASICが計算する。そして、同期させたい他のユニットにシリアル通信を通して通知することでモータの同期制御を行う。これにより、電装を複雑にすることなく、複数のシート搬送ユニット間のモータの同期制御を行える。
また、従来構成のように、搬送パスセンサのみでモータの同期制御を行うと、搬送パスセンサ間で設定されている搬送時間を越える遅延が発生した場合は、シートが搬送できる状態にもかかわらずジャムが発生したとして、シートの搬送を止めていた。これに対して本実施形態では、搬送ローラのモータを制御しているモータの電流から搬送中のシート状態を検知することで、このようなシステムのダウンタイムが発生することを抑制できる。
[モータ同期制御の第1例]
次に、図4(a)、(b)及び図5を用いて、本実施形態のモータ同期制御の第1例について説明する。まず、図4(a)は、シート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302に関する通常のモータ停止の同期制御の一例を示している。なお、以下では、説明の簡略化のために、シート搬送ユニット301の搬送パスセンサ411及び搬送モータ410と、シート搬送ユニット302の搬送パスセンサ403及び搬送モータ406との関係のみについて述べる。搬送パスセンサ403および搬送パスセンサ411が同時にシートを検知している状態でモータの停止命令が来ると、搬送モータ406および搬送モータ410を同じ速度で減速し、シート搬送ユニット301、302の搬送モータ406と搬送モータ410を同時に停止する。
この際、シート搬送ユニット301、302ASIC503、504は、それぞれ搬送モータ406と搬送モータ410の出直電流をモニタしており、出力電流の変化からシートが、搬送モータ406と搬送モータ410により駆動されている搬送ローラ125c、121aを通過したと判断している。そして、ASIC503、504は、搬送パスセンサ403および搬送パスセンサ411がシートを検知したタイミングと、出力電流の変化から搬送ローラ125c、121aにシートが衝突したタイミングとの差分を計算し、ASIC502を介してCPU501に送信している。ASIC503、504は、これらの情報から搬送モータ406、410を同時に停止させるように、それぞれ搬送モータ406、410を同期制御している。
次に、図4(b)は、シート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302に関して、シートに撓みが生じた状態で搬送モータを停止し、その後、再起動する際のモータの同期制御の一例を示している。搬送パスセンサ403および搬送パスセンサ411が同時にシートを検知している状態でモータの停止命令が来た時に、搬送モータ410の電流値が2度変化していることを検知すると、ASIC503は、モータ停止時にシートに撓みができていると判断する。そして、モータの再起動命令が来た時に下流側の搬送モータ410を上流側の搬送モータ406より加速度を立てて起動し、且つ、搬送モータ410と同時にシート搬送速度になるようにモータを同期制御する。
即ち、ASIC503、504は、搬送パスセンサ403及び搬送パスセンサ411がそれぞれシートを検知している状態で、且つ、ASIC503により検知した出力電流値が所定値よりも大きくなる変化が複数回発生している状態において、CPU501から搬送モータ406及び搬送モータ410の停止命令を受信した場合、搬送モータ406、410を停止する。その後、ASIC503、504は、CPU501から搬送モータ406及び搬送モータ410の再起動命令を受信した場合に、搬送パスセンサ411によりシートを検知したタイミングと、ASIC503により検知した出力電流値が複数回変化したタイミグとに基づいて、搬送モータ410が及び搬送モータ406よりも早いタイミングで所定の速度となるように搬送モータ406及び搬送モータ410を起動させる。
具体的には、ASIC503、504は、ASIC503により検知した出力電流値が複数回変化したタイミグの時間差(T2)から、搬送パスセンサ411によりシートを検知したタイミングとASIC503により検知した出力電流値の1回目の変化のタイミングとの時間差(T1)を差し引いた時間分(T3)早く、搬送モータ410を搬送モータ406よりも早く再起動する。
このようなシート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302に関するモータの同期制御のフローの一例を、図5に示す。まず、搬送パスセンサ403と搬送パスセンサ411がシートを検知した場合(S101)、ASIC503が搬送モータ410の出力電流値が複数回変化したか否かを判断する(S102)。S102で複数回変化してないと判断した場合(S102のN)、処理を終了する。
一方、S102で複数回変化したと判断した場合(S102のY)、ASIC503は、シートが撓んでいると判断し、搬送モータ410の電流値が複数回変化した時間T2および再起動時の時間T3を算出する(S103)。ここで、搬送パスセンサ411がシートを検知してから搬送モータ410の出力電流が1回目に変化するまでの時間をT1とした場合、T3は、T2-T1となる。
その後、モータの再起動命令が来ると、ASIC503は、S103で算出した時間を考慮して搬送モータ410を搬送モータ406よりT3だけ早く起動する(S104)。その後、ASIC504は、搬送モータ406の加速を搬送モータ410と同時になる様に起動することで、シート搬送ユニット301、302間のモータ同期制御を行う(S105)。
[モータ同期制御の第2例]
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態のモータ同期制御の第2例について説明する。図6は、搬送モータ410により駆動される搬送ローラ121aにおいてシートがジャムした場合のモータの同期制御の一例を示している。なお、以下では、説明の簡略化のために、シート搬送ユニット301の搬送パスセンサ411及び搬送モータ410と、シート搬送ユニット302の搬送パスセンサ403及び搬送モータ406との関係のみについて述べる。
搬送パスセンサ403および搬送パスセンサ411が同時にシートを検知している状態で、搬送モータ410の出力電流値が電流閾値を超えた場合、ASIC503は、搬送ローラ121aにおいてシートがジャムしたと判断し、搬送モータ410を停止する。この際、ASIC503からシートがジャムした情報がASIC502を介してCPU501に送信され、ASIC504が搬送モータ406を搬送モータ410と同時に停止させる。
このようなシート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302に関するモータの同期制御のフローの一例を、図7に示す。まず、搬送パスセンサ403と搬送パスセンサ411がシートを検知した場合(S201)、ASIC503が搬送モータ410の出力電流値が閾値を超えたか否かを判断する(S202)。出力電流値が閾値を超えていない場合(S202のN)、画像形成ジョブに応じて所定枚数のシート搬送を継続する(S203)。
一方、S202で出力電流値が閾値を超えていた場合(S202のY)、ASIC503がシートのジャムが発生したと判断し、ASIC503、504は、それぞれ搬送モータ406、410を停止させる(S204)。CPU501は、ASIC503から送信された情報に基づいて、ユーザーにジャムを通知する(S205)。具体的には、操作部400にジャムが発生した旨を表示する。
なお、搬送モータ406の出力電流値が閾値を超えた場合も同様である。即ち、ASIC503、504は、ASIC503により検知した出力電流値とASIC504により検知した出力電流値との少なくとも何れか一方の出力電流値が閾値を超えた場合は、搬送モータ406、410を停止させる。
以上、本実施形態では、各シート搬送ユニットの搬送パスセンサのシート検知結果と搬送モータの出力電流値の検知結果を用いることで、ユニット間を跨ぐタイミングセンサを使用することなくモータの同期制御を行うことができる。
また、上述の例では、シート搬送ユニット301およびシート搬送ユニット302の2ユニット間を例として説明しているが、シート搬送ユニット303、シート搬送ユニット304、シート搬送ユニット305内の搬送パスセンサおよび搬送モータの出力電流値の検知結果を用いることで画像形成装置全体での最適なモータ同期制御を行うことができる。
120・・・シート搬送経路(第1搬送経路)
121a、121b・・・搬送ローラ(第1ローラ)
124・・・両面搬送経路(第2搬送経路)
125a、125b、125c・・・搬送ローラ(第2ローラ)
301・・・シート搬送ユニット(第1シート搬送ユニット)
302・・・シート搬送ユニット(第2シート搬送ユニット)
401、402、403・・・搬送パスセンサ(第2検知部)
404、405、406・・・搬送モータ(第2モータ)
407、410・・・搬送モータ(第1モータ)
411、412・・・搬送パスセンサ(第1検知部)
501・・・CPU(シート搬送制御部)
503・・・ASIC(第1モータ制御部)
504・・・ASIC(第2モータ制御部)
1000・・・画像形成装置

Claims (5)

  1. 第1搬送経路においてシートを搬送する第1ローラと、前記第1ローラを駆動する第1モータと、前記第1モータの出力電流を検知すると共に前記第1モータを制御する第1モータ制御部と、を有する第1シート搬送ユニットと、
    前記第1搬送経路のシート搬送方向上流側の第2搬送経路においてシートを搬送する第2ローラと、前記第2ローラを駆動する第2モータと、前記第2モータの出力電流を検知すると共に前記第2モータを制御する第2モータ制御部と、を有する第2シート搬送ユニットと、
    前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部と通信することで、前記第1シート搬送ユニット及び前記第2シート搬送ユニットにおけるシートの搬送制御を行うシート搬送制御部と、を備え、
    前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部は、前記第1モータ制御部によって検知された前記第1モータの出力電流の変化と、前記第2モータ制御部によって検知された前記第2モータの出力電流の変化の少なくとも何れか一方の変化に応じて、前記第1モータと前記第2モータとを同期させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1シート搬送ユニットは、前記第1搬送経路において前記第1ローラに向かうシートを検知する第1検知部を有し、
    前記第2シート搬送ユニットは、前記第2搬送経路において前記第2ローラに向かうシートを検知する第2検知部を有し、
    前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部は、前記第1モータ制御部によって検知された前記第1モータの出力電流の変化のタイミング及び前記第1検知部によりシートを検知したタイミングと、前記第2モータ制御部によって検知された前記第2モータの出力電流の変化及び第2検知部によりシートを検知したタイミングに応じて、前記第1モータと前記第2モータとを同期させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部は、前記第1検知部及び前記第2検知部がそれぞれシートを検知している状態で、且つ、前記第1モータ制御部により検知した出力電流値が所定値よりも大きくなる変化が複数回発生している状態において、前記シート搬送制御部から前記第1モータ及び前記第2モータの停止命令を受信した後に、前記第1モータ及び前記第2モータの再起動命令を受信した場合に、前記第1検知部によりシートを検知したタイミングと、前記第1モータ制御部により検知した出力電流値が複数回変化したタイミグとに基づいて、前記第1モータが前記第2モータよりも早いタイミングで所定の速度となるように前記第1モータ及び前記第2モータを起動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部は、前記第1モータ制御部により検知した出力電流値が複数回変化したタイミグの時間差から、前記第1検知部によりシートを検知したタイミングと前記第1モータ制御部により検知した出力電流値の1回目の変化のタイミングとの時間差を差し引いた時間分早く、前記第1モータを前記第2モータよりも早く再起動する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1モータ制御部及び前記第2モータ制御部は、前記第1モータ制御部により検知した出力電流値と前記第2モータ制御部により検知した出力電流値との少なくとも何れか一方の出力電流値が閾値を超えた場合は、前記第1モータ及び前記第2モータを停止させる
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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