JP2003084511A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003084511A
JP2003084511A JP2001277952A JP2001277952A JP2003084511A JP 2003084511 A JP2003084511 A JP 2003084511A JP 2001277952 A JP2001277952 A JP 2001277952A JP 2001277952 A JP2001277952 A JP 2001277952A JP 2003084511 A JP2003084511 A JP 2003084511A
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Japan
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image
recording paper
forming apparatus
image forming
forming
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JP2001277952A
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English (en)
Inventor
Yuji Toyomura
祐士 豊村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙に形成された画像位置ずれ検出パター
ンに基き、画像位置ズレを補正するカラー画像形成装置
において、記録紙の無駄な消費を抑制すること 【解決手段】 複数個配置された現像ステーションと、
記録紙の表裏を反転する記録紙反転手段と、記録紙に所
定のテストパッチを形成するパッチ形成手段と、記録紙
の表の面に前記テストパッチを形成し、記録紙の裏の面
に画像データに基く画像を形成する制御手段と、を有す

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンターや複写
機などの電子写真方式の画像形成装置に関し、その一例
としては、個々の色材に対応した現像ステーションを複
数個有する、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置
における、各色の画像位置ずれを補正する技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、画像形成装置として、タンデム型
のカラー画像形成装置について説明する。
【0003】図7は従来のタンデム型のカラー画像形成
装置の装置構成を示す図である。
【0004】まず、タンデム型のカラー画像形成装置の
構成を図7を用いて説明する。
【0005】図7において、カラー画像形成装置には4
つの現像ステーションPY,PM,PC,PKが配置さ
れており、個々の現像ステーションではステーションに
応じた色材を用いて単色画像が形成される。各現像ステ
ーションPY,PM,PC,PKは像担持体としてのド
ラム状の感光体1Y,1M,1C,1Kをそれぞれに有
し、感光体の周辺には、感光体を所定の電位に帯電する
帯電器2Y,2M,2C,2K、画像情報に応じたレー
ザ光によって各々の感光体を走査して潜像を形成するた
めの露光手段3、感光体上に形成された潜像を顕画化す
る現像器4Y,4M,4C,4K、顕画化されたトナー
像を他の像担持体に転写する中間転写ローラ5Y,5
M,5C,5K、記録紙に転写されずに感光体表面に残
ったトナーをクリーニングする感光体クリーニング手段
6Y,6M,6C,6K、がそれぞれ配置されている。
【0006】ここで、現像ステーションPY,PM,P
C,PKはそれぞれイエロー画像,マゼンタ画像,シア
ン画像,ブラック画像が形成される部位であり、露光手
段3からはイエロー画像、マゼンタ画像,シアン画像,
ブラック画像に対応したレーザ光線3Y,3M,3C,
3Kが、それぞれ感光体1Y,1M,1C,1Kに対し
て照射される。
【0007】各現像ステーションPY,PM,PC,P
Kを通過する態様で、感光体1Y,1M,1C,1Kの
下方にはローラ10a,10b,10c等により支持さ
れた無担ベルト状の中間転写体11が配置され、図示し
ない駆動源によって方向Aへ移動する。12は中間転写
体をクリーニングする中間転写体クリーニング手段であ
る。
【0008】また、ローラ10aの周上の中間転写体1
1に対向して、中間転写体11上に形成されたトナー像
の位置を検出するパターン位置検出センサ13が配置さ
れている。なおパターン位置検出センサ13はローラ1
0aの軸方向に沿って2箇所配置されている(一方は図
示せず)。
【0009】15は記録紙16を格納しておく給紙カセ
ットであり、17は給紙カセット15に格納された記録
紙16を1枚ずつ機内に供給する給紙ローラである。1
8は中間転写体11上に形成されたカラー画像を記録紙
16に転写する記録紙転写ローラ、19はトナー像が転
写された記録紙に対して熱と圧力を加え、定着像を形成
するための定着器である。定着後の記録紙は排紙トレイ
20に排出される。
【0010】以後、上記構成を有するカラー画像形成装
置における、画像形成過程を図7を用いて説明する。
【0011】まず画像形成にあたって、図示しない駆動
源によって感光体1Y,1M,1C,1Kを方向Cに回
転させる。
【0012】少なくとも感光体1Yの回転速度が所定の
一定速度に到達した状態で、現像ステーションPYの帯
電手段2Yを付勢して感光体1Yの表面を一様な電位に
帯電させる。次に露光手段3からイエロー成分の画像デ
ータに基いて変調されたレーザ光線3Yによって、帯電
された感光体1Yの表面を走査して、感光体1Y上に潜
像を形成する。
【0013】感光体1Y上に形成された潜像は、現像器
4Yでイエロートナーを有する現像材により顕画化さ
れ、中間転写ローラ5Yに所定の電位を印加すること
で、感光体1Y上のイエロートナー像は中間転写体11
に転写される。
【0014】一方、イエロートナー像が中間転写体11
に転写されている間に現像ステーションPMではマゼン
タ成分の画像データに基く潜像が形成され、現像器4M
でマゼンタトナー像が形成され、中間転写ローラ5Mに
所定の電位を印加することで、マゼンタトナー像は先に
中間転写体11上に転写されたイエロートナー像に重畳
される。
【0015】以下、現像ステーションPCによってシア
ントナー像、現像ステーションPKによってブラックト
ナー像が同様な方法によって像形成され、中間転写体1
1上に4色のトナー像の重畳が行われる。
【0016】各色トナー像の重ね合わせが終了すると、
所定のタイミングに基き、図示しない駆動源を制御して
給紙ローラ17を回転させ、給紙カセット15に格納さ
れた記録紙16を方向Bに送りだし、カラー画像形成装
置機内に搬送する。
【0017】中間転写体11上に重畳された4色分のト
ナー像は、記録紙転写ローラ18に所定の電位を印加す
ることによって、搬送されてきた記録紙16に一括転写
され、定着器19で加熱定着される。こうして記録紙1
6上にフルカラー画像が形成される。
【0018】なお、中間転写体11へのトナー像の転写
が完了したそれぞれの感光体1Y,1M,1C,1Kは
各現像ステーション内に配置された感光体クリーニング
手段6Y,6M,6C,6Kで残留トナーが除去され
る。一方記録紙16へのトナー像の転写が完了した中間
転写体11は、中間転写体クリーニング手段12によっ
て残留トナーが除去される。
【0019】以上のようにしてフルカラー画像を得るこ
とができるが、各々の現像ステーションPY,PM,P
C,PKの交換や画像形成装置の設置状態の変化や機内
の温度/湿度変化等により各現像ステーションPY,P
M,PC,PKと露光手段3との相対的な取り付け位置
ずれが発生し、各色の画像位置ずれが生じる。そこで電
源投入時や、各々の現像ステーションPY,PM,P
C,PKの交換時や、機内の温度/湿度変化が所定の範
囲を超えた場合などに、位置ずれ量検出・補正動作を行
う必要がある。
【0020】一般にカラー画像形成装置は、装置内部に
パターンジェネレータを有しており、上述してきた画像
形成シーケンスを流用して、テスト印字や補正用のパタ
ーンを出力することができる。位置ずれ量検出に供する
パターンも、このパターンジェネレータを用いて形成さ
れる。
【0021】図8は従来のカラー画像形成装置における
位置ずれ量検出パターンの検出過程を示す図である。
【0022】図8において30a〜30pは中間転写体
11上に形成された位置ずれ量検出パターンである。各
位置ずれ量検出パターン30a〜30pは中間転写体1
1の両側部に「ハ」の字形のパターンとして形成され
る。位置ずれ量検出パターン30a〜30hはパターン
位置検出センサ13aによって、同30i〜30pはパ
ターン位置検出センサ13bによって、パターンのエッ
ジ位置が検出される。これらのパターン位置検出センサ
13a,13bはローラ10aと対向する位置に配置さ
れており、中間転写体11とパターン位置検出センサ間
の距離は常に一定に保たれている。
【0023】パターン位置検出センサ13aおよび13
bによって検出された位置ずれ量に基き、カラー画像形
成装置は図示しない制御手段によって各現像ステーショ
ンにおける画像形成タイミング等を制御して、各現像ス
テーションの位置や露光位置に起因する位置ずれを補正
する。
【0024】さて、上記の従来技術として中間転写体1
1を採用したカラー画像形成装置を説明してきたが、他
の従来技術として中間転写体11の替わりにに記録紙搬
送ベルトを採用し、各現像ステーションでは、記録紙搬
送ベルトによって搬送されてきた記録紙に4つの現像ス
テーション位置で直接転写を行う構成も知られている。
この場合でも、画像位置ずれの抑制が必要なのは変わり
なく、例えば記録紙搬送ベルトに直接位置ずれ量検出パ
ターンを形成し、これをパターン位置検出センサで検出
するような構成が知られている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来の画像形成装置では、中間転写体11あるいは
記録紙搬送ベルトに位置ずれ量検出パターンを形成す
る。これをパターン位置検出センサ13によって検出
し、所定の制御手段によって位置ずれを抑制している。
【0026】しかし、これらの画像形成装置は中間転写
体11や記録紙搬送ベルトの存在が前提となっているた
め、低コスト化に際して大きな障害となっている。
【0027】また記録紙16に直接位置ずれ量検出パタ
ーンを形成し、これをセンサにて検出するような装置構
成も考えられるが、電源投入時や現像ステーション交換
時はともかく、機内温湿度が変わる毎に位置ずれ量検出
パターンが記録紙に形成されるような事態になると、記
録紙を無駄に使用せざるを得ず、資源の無駄使いが発生
するという課題があった。
【0028】本発明は、低コストで実現でき、かつ、位
置ずれ補正の為の無駄な記録紙の消費を抑制可能な画像
形成装置を提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み本発明
は、画像を形成する現像ステーションを配置し、画像デ
ータに基き記録紙に画像を形成する画像形成装置であっ
て、記録紙の表裏を反転する記録紙反転手段と、記録紙
に所定のテストパッチを形成するパッチ形成手段と、記
録紙の表の面に前記テストパッチを形成し、記録紙の裏
の面に画像データに基く画像を形成する制御手段と、を
有するものである。
【0030】更に本発明は、パッチ形成手段を制御して
記録紙の第1面にテストパッチを形成し、検出手段によ
るテストパッチの検出結果に基き、その裏の面の印字を
含む、以降の画像形成タイミングを制御する制御手段
と、を有するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、単色画
像を形成する現像ステーションを複数個配置し、画像デ
ータに基き記録紙にカラー画像を形成するカラー画像形
成装置であって、記録紙の表裏を反転する記録紙反転手
段と、記録紙に所定のテストパッチを形成するパッチ形
成手段と、記録紙の第1面に前記テストパッチを形成
し、第1面と反対の第2面に画像データに基く画像を形
成する制御手段と、を有するものである。これによっ
て、一方の面に位置ずれ量検出パターンを形成し、その
裏面に画像データに基く画像を形成するため、紙資源の
無駄な消費をなくすことができる。
【0032】請求項2に記載の発明は、画像を形成する
現像ステーションを配置し、画像データに基き記録紙に
画像を形成する画像形成装置であって、記録紙の表裏を
反転する記録紙反転手段と、記録紙に所定のテストパッ
チを形成するパッチ形成手段と、パッチ形成手段によっ
て形成されたテストパッチを検出する検出手段と、パッ
チ形成手段を制御して記録紙の第1面にテストパッチを
形成し、検出手段によるテストパッチの検出結果に基
き、以降の画像形成タイミングを制御する制御手段と、
を有するものである。これによって、第1面に形成した
色ずれ量検出パターンの検出結果に基き、第2面の画像
形成から色ずれを抑制した画像を形成することができ
る。
【0033】請求項3に記載の発明は、片面印字を行う
か両面印字を行うかを指定するプリントモード指定手段
と、プリントモード指定手段で片面印字が選択されてい
る場合、第1面にテストパッチを形成すると共に、第2
面に画像データに基く画像を形成するものである。一般
にカラー画像は片面に印刷するケースが多いが、これに
よってユーザにとっては、記録紙の無駄な消費が事実上
発生しなくなる。
【0034】請求項4に記載の発明は、片面印字を行う
か両面印字を行うかを指定するプリントモード指定手段
と、プリントモード指定手段で両面印字が選択されてい
る場合、制御手段は第1面にテストパッチを形成すると
共に、第2面に予め定められたメッセージ等、所定のパ
ターンを形成するものである。これによって、両面印字
のページ配置が本来想定されたものとは異なることを防
止できる。
【0035】請求項5に記載の発明は、現像ステーショ
ンが交換された際に、制御手段がテストパッチを形成す
るものである。これによって現像ステーション交換に伴
う、画像位置ずれを有効に防止できる。
【0036】請求項6に記載の発明は、ユーザの指示に
基き、制御手段がテストパッチを形成するものである。
これによって原因不明の色ずれが発生した場合でも、ユ
ーザは的確に色ずれを抑制することができる。
【0037】請求項7に記載の発明は、画像を形成する
現像ステーションを配置し、画像データに基き記録紙に
画像を形成する画像形成装置であって、記録紙に所定の
テストパッチを形成するパッチ形成手段と、記録紙に形
成された画像を定着する定着手段と、パッチ形成手段に
よって形成されたテストパッチを、現像ステーションと
定着手段の間で検出する検出手段と、記録紙と検出手段
の間隔を所定の間隔に規制する規制手段とを有するもの
である。これによって、位置ずれ量検出パターンの検出
精度を向上させることができる。
【0038】請求項8に記載の発明は、単色画像を形成
する現像ステーションを複数個配置し、画像データに基
き記録紙にカラー画像を形成するカラー画像形成装置で
あることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
画像形成装置である。
【0039】(実施の形態1) <カラー画像形成装置の構成と動作>以下、本発明の実
施の形態について、図面を用いて説明する。
【0040】図1は本実施の形態における画像形成装置
の構成図である。
【0041】図1において、カラー画像形成装置40
は、装置内にイエロー現像ステーション41Y、マゼン
タ現像ステーション41M、シアン現像ステーション4
1C、ブラック現像ステーション41Kの4色分の現像
ステーションを縦方向に配列し、その下方には記録紙4
2が収容される給紙カセット43を配設すると共に、各
現像ステーション(41Y〜41K) に対応した箇所
には給紙カセット43からの記録紙の搬送路となる記録
紙搬送路44(以降、記録紙搬送の上流部分を44a、
下流部分を44bと区別する場合がある)を垂直方向に
配置したものである。
【0042】本実施の形態において、光学ユニット45
は各色用半導体レーザを一体的に保持する筐体とその各
色レーザ光に各々異なる角度を与えて、高速で回転する
単一のポリゴンミラー46に入射させる光学素子とから
構成される入射用光学手段(図示せず)とポリゴンミラ
ー46で反射された各色毎のレーザ光が通過する単一の
Fθ特性を有する結像レンズ47と結像レンズ47を通
過後、入射方向と反対方向に反射させる第1反射ミラー
48とさらに、第1反射ミラー48で反射された各々の
レーザ光を各色毎の作像ポジションに結像させるための
複数の第2反射ミラー(49Y〜49K )から構成さ
れている。
【0043】現像ステーション(41Y〜41K)は、
記録紙搬送路44の上流側から順に、イエロ、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナー像を形成するものであ
り、感光体(50Y〜50K)、現像スリーブ(51Y
〜51K) 、帯電器(図示せず)等、一連の電子写真
方式における現像プロセスを実現する部材の集合体であ
る。
【0044】各現像ステーション(41Y〜41K)の
感光体(50Y〜50K)に対して記録紙搬送路44を
挟んで対向する位置には、各現像ステーションに対応し
た転写ローラ(52Y〜52K)が配置されている。
【0045】43は記録紙42を格納する給紙カセット
である。
【0046】給紙カセット43の近傍には記録紙42を
所定のタイミングで送出する給紙ローラ53が設けられ
ており、給紙ローラ53を回転させることで、記録紙4
2は方向d0に搬送される。
【0047】給紙ローラ53と最上流現像ステーション
(イエロー:41Y)の転写部位との間に位置する記録
紙搬送路44aには、入口側のニップ搬送手段としてレ
ジストローラ55、ピンチローラ56対が設けられてい
る。レジストローラ55、ピンチローラ56対は、給紙
ローラ53により搬送された記録紙42を一時的に停止
させ、所定のタイミングで現像ステーションの方向に搬
送させる。
【0048】60は記録紙通過センサである。記録紙通
過センサ60は、記録紙搬送路44aを挟んで互いに対
向する位置に超音波送信および受信トランスデューサを
配置したものであり、記録紙の先端を検出してレジスト
ローラ55の回転開始タイミングを決定する機能と、搬
送されてきた記録紙42がレジストローラ55位置にお
いて瞬間的に停止する時点に記録紙42の厚みを検出す
る機能、および記録紙の重送の有無を検出する機能を合
わせ持っている。記録紙の厚みや重送の有無の情報に基
いて、本実施の形態のカラー画像形成装置では転写ロー
ラ(52Y〜52K)に印加する転写バイアスの設定値
を制御している。
【0049】さて、レジストローラ55の回転開始によ
って記録紙42は記録紙搬送路44aに沿って現像ステ
ーション41Yの方向に搬送されるが、レジストローラ
55の回転開始タイミングを起点として、各現像ステー
ション(41Y〜41K)に対する光学ユニット45の
静電潜像の書き込みタイミングが独立して制御される。
【0050】最下流現像ステーション(ブラック:41
K)の下流側に位置する記録紙搬送路44bには出口側
のニップ搬送手段として定着器62が設けられている。
定着器62は加熱ローラ63と加圧ローラ64から構成
されている。更に定着器62の下流側には搬送路切り換
え手段65が配置されている。搬送路切り換え手段65
は、画像を記録する際には方向d1に付勢されており、
このとき記録紙42は排出ローラ66へと導かれる。
【0051】67は記録紙後端検出センサであり、記録
紙42の排出状況を監視するものである。本実施の形態
のカラー画像形成装置は、両面印字が可能な構成を有す
るが、図示しないインタフェース手段等を介して、ユー
ザによって両面印字モードが指定されている場合は、第
1面の画像形成が完了した後、記録紙後端検出センサ6
7で記録紙42の後端を検出すると、記録紙42の搬送
を停止し、搬送路切り換え手段はd2方向に付勢され
る。その後、排出ローラ66は排出方向と逆方向に回転
される。この制御によって記録紙42は、方向d3に送
り出され、両面印字用記録紙搬送路70に沿って再度記
録紙搬送路44a位置に搬送される。この際に記録紙4
2の記録面は反転され、第2面への画像形成が可能とな
る。
【0052】さて、71はトナー像検出センサである。
トナー像検出センサ71は発光素子と受光素子を一体的
に組み合わせた反射型センサであり、記録紙42の地肌
とトナー像形成部分とで、光学的な反射および散乱量が
異なることを利用してトナー象を検出するものである。
本実施の形態のカラー画像形成装置では、記録紙搬送路
44bを搬送される記録紙42の幅方向に2ヶ所設けら
れている。各現像ステーション(41Y〜41K)で記
録紙42上に形成された画像位置ずれ量検出パターン
は、トナー像検出センサ71によって検出される。
【0053】トナー像検出センサ71の下流において、
定着器62の加圧ローラ64はトルクリミッタ(図示せ
ず)を介して駆動されており、最下流の現像ステーショ
ン(ブラック:41K)に対応した転写ローラ52Kと
定着器62の間で、記録紙42は所定の張力を付与され
つつ(すなわち、たるみなく)搬送される。このためト
ナー像検出センサ71と記録紙42の間隔は一定に保た
れ、検出精度の劣化を防止している。
【0054】72はコントローラであり、外部のネット
ワークを介して図示しないコンピュータ等からの画像デ
ータを受信し、プリント可能な画像データを生成する。
【0055】73はエンジン制御部である。エンジン制
御部73はカラー画像形成装置のハードウェアやメカニ
ズムを制御し、コントローラ73から転送された画像デ
ータに基いて記録紙42にカラー画像を形成すると共
に、カラー画像形成装置の制御全般を行っている。
【0056】これまで説明してきたように、本実施の形
態のカラー画像形成装置は、複数の現像ステーションを
略線状に配置し、1パスによって1枚の画像が形成され
る、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置である。
【0057】この種のカラー画像形成装置では、各々の
現像ステーション(41Y〜41K)の交換やカラー画
像形成装置の設置状態の変化や機内の温度/湿度変化等
により各現像ステーション(41Y〜41K)と光学ユ
ニット45との相対的な取り付け位置ずれが発生し各色
の画像位置ずれが生じる(光学ユニット45に含まれ
る、第1折り返しミラー48および(または)第2折り
返しミラー49Y〜49Kの位置変位によっても画像位
置ずれは発生する)。
【0058】そこで本実施の形態のカラー画像形成装置
では、電源投入時や、各現像ステーション(41Y〜4
1K)の交換時や、所定枚数以上の連続印字が行われた
場合や、機内の温度/湿度変化が所定の範囲を超えた場
合などに、画像位置ずれ量検出・補正動作を行ってい
る。既に説明したように、本実施の形態のカラー画像装
置は構造上中間転写体や用紙搬送ベルトを有しておら
ず、記録紙上に形成された画像位置ずれ量検出パターン
の検出結果に基づいて、各色間の位置ずれ量を求めてい
る。
【0059】<画像位置ずれに関する説明>本実施の形
態のカラー画像形成装置を含め、いわゆるタンデム型の
装置構成を有するカラー画像形成装置では、画像位置ず
れの抑制は避けて通れない技術的課題である。ところで
画像位置ずれの種類には複数の種類が存在する。
【0060】図2は記録紙42上の画像位置ずれ現象を
要因別に示したものであり、(a)、(b)、(c)、
(d)の4つの基本パターンに分類される。実際の画像
位置ずれは、これら基本パターンが組み合わさって発現
する。
【0061】以降図2に図1を併用して、画像位置ずれ
の状態と要因について説明する。図2において矢印d0
は記録紙の搬送方向を示し、記録紙42中の実線は本来
形成されるべき画像位置を、破線は画像位置ずれによっ
て像形成位置が変わってしまった状態を、図中の”→”
は画像のずれ方向を示している。
【0062】図2において、(a)は記録紙42の移動
方向と平行な方向に画像全体がシフトする画像位置ずれ
(以下、副走査位置ずれと称す)。
【0063】(b)は1ライン形成方向(記録紙42の
移動方向に対して垂直な方向)に画像全体がシフトする
画像位置ずれ(以下、主走査位置ずれと称す)。
【0064】(c)は1ライン形成方向が斜めにずれる
ことで発生する画像位置ずれ(以下、スキュー誤差と称
す)。
【0065】(d)は1ライン形成方向に画像の倍率が
変化する画像位置ずれ(以下、倍率誤差と称す)。であ
り、これらの画像位置ずれの主要因は、 (a)副走査位置ずれ:各現像ステーション(41Y〜
41K)の取付位置誤差あるいは、光学ユニット45に
おける走査光学部材、すなわち結像レンズ47や第1折
り返しミラー48および(または)第2折り返しミラー
(49Y〜49K)の取付位置誤差によるもの (b)主走査位置ずれ:各現像ステーション(41Y〜
41K)の取付位置誤差あるいは、光学ユニット45に
おける走査光学部材、すなわち結像レンズ47や第1折
り返しミラー48および(または)第2折り返しミラー
(49Y〜49K)の取付位置誤差によるもの (c)スキュー誤差:現像ステーション(41Y〜41
K)における感光体(50Y〜50K)の回転軸の角度
ずれ及び、前記走査光学部材の取り付け角度誤差による
もの (d)倍率誤差:走査光学部材から現像ステーション
(41Y〜41K)の感光体(50Y〜50K)までの
光路長の誤差による走査線長さのずれによるものであ
る。
【0066】そこで、本実施の形態のカラー画像形成装
置では、(1)あらかじめ基準となるパターン(以降レ
ジストパターンと称す)を記録紙上に描画し、(2)記
録紙上に描画されたレジストパターンを複数のセンサに
よって検出(各色の画像形成位置の検出)し、(3)そ
の結果から算出された画像位置ずれ量に基いて各画像の
位置合わせ(位置ずれ補正)を行うことで、上記4種類
の画像位置ずれを抑制している。
【0067】<コントローラの構成と動作>図3は本実
施の形態のカラー画像形成装置における、コントローラ
72の構成を示す図である。
【0068】以降図3を用いてコントローラ72の構成
と動作について説明する。
【0069】図3において、73はコンピュータであ
る。コンピュータ73はネットワーク74経由でコント
ローラ72に画像データやプリントジョブ情報を転送す
る。このプリントジョブ情報の指定値には、片面印字/
両面印字の指定(以降プリントモード情報と称す)が含
まれている。
【0070】75はインタフェースである。コントロー
ラ72はインタフェース75を介して、コンピュータ7
3から転送されてきた画像データやプリントジョブ情報
を受信したり、逆にカラー画像形成装置のエラー状況な
どのいわゆるステータス情報をコンピュータ73に送信
することができる。
【0071】76はCPUであり、ROM77に格納さ
れたプログラムに基きコントローラ72の動作を制御し
ている。またROM77にはレジストパターンデータも
記憶されている。
【0072】78はRAMであり、CPU76のワーク
エリアとして使用されると共に、インタフェース75で
受信された画像データやプリントジョブ情報、およびペ
ージ単位に展開されたプリント可能な画像データ等が、
一時的に記憶される。
【0073】79は操作ボタンである。操作ボタン79
を用いることで、ユーザは所定のキーシーケンスに従っ
てカラー画像形成装置の設定を行うことができる。この
設定の中には、レジストパターンを出力して画像位置ず
れを補正する、画像位置ずれ補正動作の実行指示も含ま
れている(すなわちユーザは任意の時点でレジストパタ
ーンを印字して画像位置ずれ補正を実行することができ
る)。
【0074】80は表示パネルである。ユーザは表示パ
ネルの表示内容に基き、プリントモード情報を始めとす
る各種設定内容の確認や、エラー発生状況などを知るこ
とができる。
【0075】81は画像処理部である。画像処理部81
ではコンピュータ73から転送された画像データとプリ
ントジョブ情報(共に一時的にRAM78に格納されて
いる)に基き、ページ単位に画像処理(色補正、エッジ
補正、スクリーン生成等)を行ってプリンタで印字可能
な画像データを生成し、これを再度RAM78に格納す
る。
【0076】82はプリンタインタフェースであり、R
AM78に格納されたページ単位の画像データは、プリ
ンタインタフェース82を介してプリンタエンジン制御
部73に転送される。
【0077】さて、コントローラ72が、コンピュータ
73から受信した画像データを、プリント可能な画像デ
ータに変換した後、一時的にRAM78に記憶するのは
既に述べたとおりであるが、更に本実施の形態のカラー
画像形成装置では、CPU76は、ROM77に格納さ
れているレジストパターンデータをRAM78の所定の
アドレスに展開することで、レジストパターンを印字す
る。
【0078】一方、本来コントローラはコンピュータ7
3から転送されたプリントジョブ情報と画像データに従
って、各ページ単位にプリントデータを作成するもので
あるが、本実施の形態のカラー画像処理装置では、コン
トローラ72はレジストパターンを描画する際は、プリ
ンタ側の状態に基いて、片面印字と両面印字のいずれの
モードで印字動作を行うかを判断して、プリンタエンジ
ン制御部73にプリントモード情報として出力する(レ
ジストパターンの生成過程や、プリントモード情報に応
じた制御については後に説明する)。
【0079】<プリンタエンジン制御部の構成と動作>
図4は本実施の形態のカラー画像形成装置における、プ
リンタエンジン制御部73の構成を示す図である。
【0080】以降図4に図1を併用して、プリンタエン
ジン制御部73の構成と動作について説明する。
【0081】図4において90はコントローラインタフ
ェースである。コントローラインタフェース90は、コ
ントローラ72から転送されるページ単位の画像デー
タ、およびプリントモード情報を受信する。プリントモ
ード情報は画像データの転送に先立ちコントローラ72
から転送される一種のコマンドであり、少なくとも片面
印字、両面印字のいずれを実行するかの指示が含まれて
いる。
【0082】91はCPUであり、ROM92に格納さ
れたプログラムに基きプリンタエンジンの動作を制御し
ている。コントローラインタフェース90で受信された
プリントモード情報もCPU91によって認識される。
【0083】93はRAMであり、CPU91のワーク
エリアとして使用される。
【0084】94はセンサ群およびセンサ出力の処理回
路群であり、例えば図1における記録紙通過センサ60
や、記録紙後端検出センサ67とその出力信号処理回路
等が含まれる。図4に戻ってCPU91はセンサ出力の
処理回路群の出力を入手し、カラー画像形成装置の状態
を把握することができる。
【0085】95はアクチュエータ群であり、図1に示
す給紙ローラ53、感光体(50Y〜50K)、定着器
の加熱ローラ63、排出ローラ66等を駆動するモータ
類や、レジストローラ55に対する駆動力伝達を制御す
る電磁クラッチ(図示せず)等、およびこれらのドライ
バが含まれる。図4に戻ってCPU91はセンサ群94
から得られる情報等に基いてアクチュエータ群を制御
し、カラー画像形成装置全体の動作をコントロールす
る。
【0086】96は高圧電源制御部である。高圧電源制
御部96はCPU91から設定されたパラメータに応じ
て、電子写真の各高圧電位を制御する。例えば、図1に
示す記録紙通過センサ60に超音波トランスデューサを
用いることは既に述べたとおりだが、CPU91は記録
紙通過センサ60の出力に基き記録紙42の厚みを推定
し、推定結果に基き高圧電源制御部96を制御して、各
現像ステーションにおける転写バイアス(転写ローラ5
2Y〜52Kに印加される電圧/電流値)を制御する。
また記録紙通過センサ60の出力値が極端に低下した場
合は、記録紙42が重送して搬送されたものと判断し、
転写バイアスを最も厚手の記録紙に対する設定と同等に
制御する。
【0087】97はレジストパターン検出部である。レ
ジストパターン検出部97は、コントローラ72によっ
て出力された画像データに基き記録紙42上に形成され
たレジストパターンを、トナー像検出センサ71の出力
に基き検出する(レジストパターンの検出過程について
は後に詳述する)。検出されたレジストパターンの位置
に基いてCPU91は各色の画像位置ずれ量を計算し、
画像位置ずれ補正情報を出力する。
【0088】99Y,99M,99C,99Kは各印字
色に対応した画像データに対する画像データ処理部であ
る。各画像データ処理部(99Y〜99K)は、それぞ
れ独立した複数ライン分のラインメモリを有し(図示せ
ず)、CPU91が計算した各色毎の画像位置ずれ補正
情報に基いて、ラインメモリ上で画像データを操作する
と共に、操作後の画像データの出力タイミングを調整す
ることで、上述した4種類の基本パターン(およびその
合成パターン)の全てを補正する。
【0089】100Y,100M,100C,100K
はレーザドライバであり、画像データ処理部(99Y〜
99K)の出力を受けてレーザダイオード(101Y,
101M,101C,101K)のON/OFFを制御
するものである。
【0090】<カラー画像形成装置の初期化とレジスト
パターンの生成>次に図4を用いて本実施の形態のカラ
ー画像形成装置の初期化動作について説明する。本実施
の形態のカラー画像形成装置の電源が投入されると、プ
リンタエンジン制御部73のCPU91は、現像ステー
ション等作像に必要な構成要素の装着状態や、筐体のド
ア状態等をチェックし、これらに異常がなければ初期化
動作を開始する。
【0091】初期化動作では、CPU91はカラー画像
装置の制御可能な構成要素の動作をチェックする。初期
化動作でエラーが検出されなければ、CPU91はコン
トローラインタフェース90を介してコントローラ72
に画像形成が可能な状態になったこと(Ready状
態)を通知する。
【0092】次に、図3を用いてコントローラ72の初
期化動作について説明する。
【0093】本実施の形態のカラー画像形成装置の電源
が投入されると、コントローラ72のCPU76は、実
装されているメモリのチェツクなどを行い、異常がない
場合は、プリンタエンジン制御部73からプリンタイン
タフェース82を介してReady状態が通知されるま
でウェイトする。
【0094】プリントエンジンのReady状態を確認
すると、CPU76はROM77に定義されているレジ
ストパターンデータを取り出し、RAM77上にレジス
トパターンのプリントデータを展開し、更にステータス
プリント(プリンタIDや、展開可能なフォント種類な
どが記録されたページ)のページを展開する。
【0095】プリントデータの展開が完了すると、CP
U76はプリンタインタフェース82を介して、プリン
タエンジン制御部73にプリントモード情報を出力し
て、プリンタエンジン制御部に、これから転送する画像
データが両面印字の対象であり、1ページ目がレジスト
パターンデータであり、2ページ目がステータスプリン
トデータであることを通知する。
【0096】CPU76は上述したプリントモード情報
をプリンタエンジン制御部73に転送した後、RAM7
8に展開されたレジストパターンデータとステータスプ
リントデータを、DMA回路(図示せず)を用いてRA
M78からプリンタインタフェース82へ転送する。プ
リンタエンジン制御部73はプリンタインタフェース8
2に対して、同期クロックを出力しており、同期クロッ
クに同期して2ページ分の画像データがコントローラ7
2からプリントエンジン制御部73に渡される。
【0097】以降図4と図1を併用して説明を続ける。
【0098】プリンタエンジン制御部73は、コントロ
ーラ72からプリントモード情報を受信すると、CPU
91は直ちにアクチュエータ群95を制御して、各現像
ステーション(41Y〜41K)の感光体(50Y〜5
0K)およびポリゴンミラー46の回転を開始し、定着
器62への通電/温度管理等を開始する。
【0099】これら作像プロセスがアクティブになった
時点で、CPU91は給紙ローラ53を回転させて記録
紙42を記録紙搬送路44aへ送出する。
【0100】CPU91は記録紙通過センサ60の出力
をモニタし、搬送された記録紙42の先端を検出する
と、所定時間経過後にコントローラインタフェース90
を介して同期クロック(図示せず)を出力する。
【0101】同期クロックに同期してコントローラ72
から1ページ目のデータであるレジストパターンデータ
が転送されてくると、これらのデータは各色単位にレー
ザドライバ(100Y〜100K)に送られ、レーザダ
イオード(101Y〜101K)が駆動される。照射さ
れたレーザ光線によって感光体(50Y〜50K)に潜
像が形成され、各色の潜像は順次、対応する現像ステー
ション(41Y〜41K)によって現像され、記録紙4
2上にはレジストパターンが形成される。
【0102】レジストパターンが形成された記録紙42
は、記録紙搬送路44bに搬送され、トナー像検出セン
サ71によって、未定着のレジストパターンが検出され
る。
【0103】CPU91は、検出されたレジストパター
ンに基き、各色の画像位置ずれ量を計算し、次ページ
(すなわち裏面)のプリントから適用すべき、画像デー
タ処理部(99Y〜99K)における画像操作量、およ
び画像形成タイミングを決定する。
【0104】その後、レジストパターンが形成された記
録紙42は定着器62に導かれ、記録紙42上に形成さ
れたレジストパターンは記録紙の第1面に定着される。
【0105】カラー画像形成装置の構成の説明で既に述
べたように、本実施の形態のカラー画像形成装置におい
て、定着器62の加圧ローラ64はトルクリミッタ(図
示せず)を介して駆動されており、最下流の現像ステー
ション(ブラック:41K)と定着器62の間で記録紙
42は所定の張力を付与されつつ(すなわち、たるみな
く)搬送される。このためトナー像検出センサ71と記
録紙42の間隔は一定に保たれ、検出精度の劣化を防止
している。
【0106】さて、この時点で、搬送路切り換え手段6
5はd1方向に付勢されており、記録紙42は排出ロー
ラ66へと導かれる。
【0107】次にCPU91は、記録紙後端検出センサ
67によって記録紙42の後端を検出すると、直ちに排
出ローラ66の回転を停止すると共に、搬送路切り換え
手段を方向d2に付勢する。その後、CPU91は排出
ローラ66を逆方向に回転させる。これによって記録紙
42は方向d3に導かれ、両面印字用記録紙搬送路70
を搬送され、再度記録紙搬送路44aに到達する。この
時点で記録紙42の表裏は反転され、レジストパターン
が形成された面と逆の面に画像形成が可能となってい
る。
【0108】CPU91は記録紙通過センサ60で、表
裏が反転された記録紙42を検出すると、所定時間のウ
ェイトの後、レジストローラ55の回転を開始して、記
録紙42を現像ステーション41Yの方向へと搬送す
る。
【0109】現像ステーション(41Y〜41K)で
は、上述したのと同様の工程で、記録紙の第2面にステ
ータスプリントを形成する。ステータスプリントを形成
する際には、記録紙の第1面に形成されたレジストパタ
ーンに基く、画像位置ずれ補正がなされていることは言
うまでもない。
【0110】さて、以上のように、電源投入時のレジス
トパターン形成について詳細に述べてきたが、現像ステ
ーション(41Y〜41K)が交換されたとき、あるい
はユーザが、カラー画像形成装置の操作ボタン79(図
3:コントローラのハードウェア構成を参照)を操作し
て、強制的に画像位置ずれ補正を実行した際も、本実施
の形態の画像形成装置は、電源投入時と同等の動作を行
う。
【0111】すなわち、電源投入時、現像ステーション
交換時、ユーザによる強制画像位置ずれ補正が指定され
た時は、記録紙の第1面にレジストパターンを形成する
と共に、第1面のレジストパターン検出結果に基き、第
1面の逆の面(第2面)に位置ずれ補正を行ってステー
タスプリントを形成するのである。これによって記録紙
の無駄な消費を抑制することができるようになると共
に、ステータスプリントは画像位置ずれのない状態でプ
リントすることができる。また、ステータスプリントに
再度レジストパターンを形成して、これまでのべてきた
検出過程によって、補正が正常に機能しているか否かを
確認することも可能である。
【0112】さて、本実施の形態のカラー画像形成装置
は、連続して所定枚数のプリントが行われた場合など
は、カラー画像形成装置内部の温度上昇などによって、
現像ステーション(41Y〜41K)と光学ユニット4
5の相対位置変位が発生するため、複数枚連続プリント
の途中であっても、レジストパターンを形成し、画像位
置ずれ補正を行うことがある(この場合は、プリンタエ
ンジン制御部73から、コントローラ72に画像位置ず
れ補正要求が発生する)。
【0113】この場合、本実施の形態のカラー画像形成
装置では、ユーザが両面印字を指定しているか、片面印
字を指定しているかによって異なる制御を行っている。
【0114】ユーザはコンピュータからカラー画像形成
装置にプリントジョブ情報を送るが、このプリントジョ
ブ情報には、両面印字/片面印字のいずれを実行するか
のプリントモード情報も含まれている。両面印字を指定
している場合は、電源投入時と同様に、第1面にレジス
トパターンを形成し、第2面にステータスプリントを形
成する。ただしこの場合は、通常のステータスプリント
の記載内容に加えて、イレギュラーなプリントであるこ
とを明示する記載内容が加わる。
【0115】連続印字中に形成されるこのようなステー
タスプリントは、排出トレイが1つである場合は、通常
のプリント物と混ざってしまうが、カラー画像形成装置
にソータなどのいわゆるフィニッシャーが装備されてい
る場合は、レジストパターンとステータスプリントが印
字された記録紙は、異なるビンに排出することもでき
る。
【0116】一方ユーザが片面印字を指定している場合
に、プリンタエンジン制御部73が画像位置ずれ補正要
求を出力した場合、コントローラ72は、記録紙の第1
面にレジストパターンを形成し、第2面にコンピュータ
などから転送された画像データに基く通常画像を形成す
るよう、プリントモード情報をプリンタエンジン制御部
73に出力する。このようにユーザが片面印字指定を行
っている場合は、使用しない裏面にレジストパターンを
形成するため、記録紙を無駄に消費することが一切なく
なる。通常カラープリントを行う場合は、片面プリント
を指定するケースが非常に多いため、長期にわたった場
合、本発明によって節約される記録紙の枚数は膨大なも
のとなる。
【0117】<レジストパターンの検出>図5はレジス
トパターン検出部97のハードウェア構成を示す図であ
る。以降、図5を用いて、レジストパターンの検出部の
構成と動作について詳細に説明する(図4(プリンタエ
ンジンのハードウェア構成図)では、CPU91とレジ
ストパターン検出部97はバスを介してデータ授受を行
うように記載しているが、図5では簡単のためバスを省
略している。また本実施の形態のカラー画像形成装置で
は、2つのトナー像検出センサを用いているが、以降簡
単のため、一方のセンサに対する説明のみ行う(他方も
全く同様である)。)。
【0118】図5において、110はD/A変換器であ
る。CPU91によってD/A変換器110にセットさ
れたディジタルデータに基き、D/A変換器110はデ
ィジタルデータをアナログレベル信号に変換して出力す
る。
【0119】出力されたアナログレベル信号は定電流ド
ライバ111に入力され、定電流ドライバ111は入力
されたアナログレベル信号に応じた電流値で、トナー像
検出センサ71aの発光素子を駆動する。
【0120】一方112は増幅器であり、トナー像検出
センサ71aの受光部(フォトダイオード)の光電流を
増幅する。所定のゲインで増幅された光電流は、信号処
理部113に入力され、ここで、所定の閾値と比較され
エッジ信号が検出される。
【0121】エッジ信号はCPU91によって検出さ
れ、エッジ信号の生起間隔をCPU91の内蔵タイマに
よって計測することで、各色のレジストパターンの間
隔、すなわち画像位置ずれ量を計算することができる。
【0122】図6は記録紙42上に形成されたレジスト
パターンとトナー像検出センサ71a,71bの配置図
である。以降、図6に図1を併用してレジストパターン
位置の検出過程を詳細に説明する。
【0123】図6において71a、71bはそれぞれ記
録紙42の両側部(すなわちレジストパターンが形成さ
れる場所)に対応する位置に配置されたトナー像検出セ
ンサである(図1の図番71と同じもの。図1は側面図
のため1つのみ記載)。
【0124】現像ステーション41K(ブラック)によ
って形成されたレジストパターンは121a,121
b,121c,121dであり、現像ステーション41
C(シアン)によって形成されたレジストパターンは1
22a,122b,122c,122dであり、現像ス
テーション41M(マゼンタ)によって形成されたレジ
ストパターンは123a,123b,123c,123
dであり、現像ステーション41Y(イエロー)によっ
て形成されたレジストパターンは124a,124b,
124c,124dである。すなわち、レジストパター
ンは各現像ステーション毎に4つのパターン群から成っ
ている。
【0125】現像ステーション41K(ブラック)によ
って形成されたレジストパターンは、第1のパターン1
21a、第2のパターン121b、第3のパターン12
1c、第4のパターン121dからなり、第1のパター
ン121aと第2のパターン121b、および第3のパ
ターン121cと第4のパターン121dは所定の間隔
X1,X5と所定の角度θ(ここでは45°)を有して
いる。また、第1のパターン121aと第2のパターン
121bの延長線上の交点は1ラインのレーザ走査開始
位置となっており、第3のパターン121cと第4のパ
ターン121dの延長線上の交点は1ラインのレーザ走
査終了位置となっている。さらに、複数の現像ステーシ
ョンそれぞれによって形成されるレジストパターンは所
定の間隔Y毎に形成される。
【0126】現像ステーション41Y,41M,41C
によって形成されるレジストパターンについても同様で
あるので、説明を省略する。
【0127】<画像位置ずれ補正演算>次にトナー像検
出手段71a,71bの検出結果に基く画像位置ずれ補
正演算について図6に図1および図4を併用して詳細に
説明する(画像位置ずれ補正の演算そのものは図4に示
すプリンタエンジン制御部73におけるCPU91によ
って実行されている)。
【0128】CPU19はトナー像検出センサ71a,
71bによってレジストパターンを検出した結果に基づ
き位置ずれの補正演算を行なう。
【0129】(イ)副走査位置ずれ補正(図2の(a)
参照) 副走査位置ずれは、現像ステーション41K(ブラッ
ク)によって形成された第1のパターン121aと現像
ステーション41C(シアン)によって形成された第1
のパターン122aとの間隔Y1を演算する。Y1はト
ナー像検出センサ71aの出力信号の1番目の立ち上が
りエッジと3番目の立ち上がりエッジ間をCPU19の
タイマ手段(図示せず)により計数し、その値T1と記
録紙42の移動速度Vから次式で表すことができる。
【0130】
【数1】
【0131】また、現像ステーション41K(ブラッ
ク)によって形成された第1のパターン121aと第2
のパターン121bとの間隔X1を演算する。X1はト
ナー像検出センサ71aの出力信号の1番目の立ち上が
りエッジと2番目の立ち上がりエッジ間をCPU19の
タイマ手段(図示せず)により計数し、その値T4と記
録紙42の移動速度Vから次式で表すことができる。
【0132】
【数2】
【0133】また、現像ステーション41C(シアン)
によって形成された第1のパターン122aと第2のパ
ターン122bとの間隔X2を演算する。X2はトナー
像検出センサ71aの出力信号の3番目の立ち上がりエ
ッジと4番目の立ち上がりエッジ間をCPU19のタイ
マ手段(図示せず)により計数し、その値T5と記録紙
42の移動速度Vから次式で表すことができる。
【0134】
【数3】
【0135】次にこれまで演算したY1、X1およびX
2に基いて、現像ステーション41Kの走査開始位置と
現像ステーション41Cの走査開始位置との距離S1を
演算する。S1は次式で表すことができる。
【0136】
【数4】
【0137】同様にしてパターン121aと現像ステー
ション41M(マゼンタ)によって形成された第1のパ
ターン123aとの間隔Y2は、
【0138】
【数5】
【0139】現像ステーション41M(マゼンタ)の第
1のパターン123aと第2のパターン123bとの間
隔X3は、
【0140】
【数6】
【0141】現像ステーション41Kの走査開始位置と
現像ステーション41Mの走査開始位置との距離S2
は、
【0142】
【数7】
【0143】パターン121aと現像ステーション41
Y(イエロー)の第1のパターン124aとの間隔Y3
は、
【0144】
【数8】
【0145】現像ステーション41M(イエロー)の第
1のパターン124aと第2のパターン124bとの間
隔X4は、
【0146】
【数9】
【0147】現像ステーション41Kの走査開始位置と
現像ステーション41Yの走査開始位置との距離S3
は、
【0148】
【数10】
【0149】のように計算できる。
【0150】S1、S2、S3と予め決められた設計値
Yとの差により各色の副走査位置ずれ量をCPU19に
て演算する。以上のようにして求めた副走査位置ずれ量
を基に各色の副走査走査タイミングを調整することによ
って位置ずれを補正することができる。
【0151】(ロ)主走査位置ずれ補正(図2の(b)
参照) 主走査位置ずれは、副走査位置ずれ補正で求めたX1よ
り走査開始位置までの距離Z1を演算する。Z1は次式
で表すことができる。θを90゜とすると、
【0152】
【数11】
【0153】同様にして、X2より走査開始位置までの
距離Z2は、
【0154】
【数12】
【0155】X3より走査開始位置までの距離Z3は、
【0156】
【数13】
【0157】X4より走査開始位置までの距離Z4は、
【0158】
【数14】
【0159】これらのZ1、Z2、Z3、Z4の差によ
り各色の主走査位置ずれ量をCPU19にて演算する。
以上のようにして求めた主走査位置ずれ量を基に各色の
主走査走査タイミングを調整することによって位置ずれ
を補正する。
【0160】(ハ)スキュー誤差補正(図2の(c)参
照) スキュー誤差は、図6に示すS1、S2、S3、S4、
S5、S6に基いて求めることができる。S1、S2、
S3は(数4)、(数7)、(数10)で表され、S
4、S5、S6についてもS1、S2、S3と同様に求
めることができる。
【0161】トナー像検出センサ71aに替えて、トナ
ー像検出センサ71bの出力を参照すれば、現像ステー
ション41K(ブラック)によって形成された第3のパ
ターン121cと現像ステーション41C(シアン)の
第3のパターン122cとの間隔Y4は、
【0162】
【数15】
【0163】現像ステーション41K(ブラック)の第
3のパターン121cと第4のパターン121bとの間
隔X5は、
【0164】
【数16】
【0165】現像ステーション41C(シアン)の第3
のパターン122cと第4のパターン122dとの間隔
X6は、
【0166】
【数17】
【0167】Y4、X5およびX6から現像ステーショ
ン41Kの走査終了位置と現像ステーション41Cの走
査終了位置との距離S4は、
【0168】
【数18】
【0169】同様にしてパターン121cと現像ステー
ション41M(マゼンタ)の第3のパターン123cと
の間隔Y5は、
【0170】
【数19】
【0171】現像ステーション41M(マゼンタ)の第
3のパターン123cと第4のパターン123dとの間
隔X7は、
【0172】
【数20】
【0173】さらに、Y5、X5およびX7から現像ス
テーション41Kの走査終了位置と現像ステーション4
1Mの走査終了位置との距離S5は、
【0174】
【数21】
【0175】パターン121cと現像ステーション41
Y(イエロー)の第3のパターン124cとの間隔Y6
は、
【0176】
【数22】
【0177】現像ステーション41M(イエロー)の第
3のパターン124cと第4のパターン124dとの間
隔X8は、
【0178】
【数23】
【0179】さらに、Y6、X5およびX8から現像ス
テーション41Kの走査終了位置と現像ステーション4
1Yの走査終了位置との距離S6は、
【0180】
【数24】
【0181】また、トナー像検出センサ71aによる計
測開始から1番目の立ち上がりエッジまでの時間をT0
aとすると計測開始地点から現像ステーション41Kの
走査開始位置までの距離S0aは次式で表される。
【0182】
【数25】
【0183】同様に、トナー像検出センサ71bの場合
の計測開始地点から現像ステーション41Kの走査終了
位置までの距離S0bは、
【0184】
【数26】
【0185】以上より、現像ステーション41Kのスキ
ュー誤差はS0aとS0bとの差、現像ステーション4
1Cのスキュー誤差は(S0a+S1)と(S0b+S
4)との差、現像ステーション41Mのスキュー誤差は
(S0a+S2)と(S0b+S5)との差、現像ステ
ーション41Yのスキュー誤差は(S0a+S3)と
(S0b+S6)との差、を演算することにより求める
ことができる。
【0186】以上のようにして求めたスキュー誤差量に
基き、プリンタエンジン制御部73の画像データ処理部
では、複数ライン分のラインメモリを用いて、個々の画
像データをスキュー量に応じて副走査方向にシフトする
ことでスキューを補正する。
【0187】(ニ)倍率誤差補正(図2の(d)参照) 倍率誤差は、各現像ステーションの走査幅を演算するこ
とにより求めるとことができる。現像ステーション41
Kの走査幅W1、現像ステーション41Cの走査幅W
2、現像ステーション41Mの走査幅W3、現像ステー
ション41Yの走査幅W4はそれぞれ次式で表せる。
【0188】
【数27】
【0189】
【数28】
【0190】
【数29】
【0191】
【数30】
【0192】これらのW1、W2、 W3、 W4の差よ
り各色の倍率誤差量を求めることができる。
【0193】以上のようにして求めた倍率誤差量に基
き、プリンタエンジン制御部73の画像データ処理部で
は、主走査方向について画素の挿入または削除を行うこ
とで、倍率補正を実行している。
【0194】なお、上記実施の形態では、タンデム型カ
ラー画像形成装置について説明したが、これに限らず、
他の形態のカラー画像形成装置に適用しても良く、ま
た、単色のモノクロタイプの画像形成装置にも適用でき
る。
【0195】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明は、画像
を形成する現像ステーションを配置し、画像データに基
き記録紙に画像を形成する画像形成装置であって、記録
紙の表裏を反転する記録紙反転手段と、記録紙に所定の
テストパッチを形成するパッチ形成手段と、記録紙の第
1面に前記テストパッチを形成し、第1面と反対の第2
面に画像データに基く画像を形成する制御手段と、を有
するものである。これによって、一方の面に位置ずれ量
検出パターンを形成し、その裏面に画像データに基く画
像を形成するため、紙資源の無駄な消費をなくすことが
できる。
【0196】更に、本発明は、画像を形成する現像ステ
ーションを配置し、画像データに基き記録紙に画像を形
成する画像形成装置であって、記録紙の表裏を反転する
記録紙反転手段と、記録紙に所定のテストパッチを形成
するパッチ形成手段と、パッチ形成手段によって形成さ
れたテストパッチを検出する検出手段と、パッチ形成手
段を制御して記録紙の第1面にテストパッチを形成し、
検出手段によるテストパッチの検出結果に基き、以降の
画像形成タイミングを制御する制御手段と、を有するも
のである。これによって、第1面に形成した色ずれ量検
出パターンの検出結果に基き、第2面の画像形成から色
ずれを抑制した画像を形成することができる。
【0197】更に、本発明は、片面印字を行うか両面印
字を行うかを指定するプリントモード指定手段と、プリ
ントモード指定手段で片面印字が選択されている場合、
第1面にテストパッチを形成すると共に、第2面に画像
データに基く画像を形成するものである。一般にカラー
画像は片面に印刷するケースが多いが、これによってユ
ーザにとっては、記録紙の無駄な消費が事実上発生しな
くなる。
【0198】更に、本発明は、片面印字を行うか両面印
字を行うかを指定するプリントモード指定手段と、プリ
ントモード指定手段で両面印字が選択されている場合、
制御手段は第1面にテストパッチを形成すると共に、第
2面に予め定められたメッセージ等、所定のパターンを
形成するものである。これによって、両面印字のページ
配置が本来想定されたものとは異なることを防止でき
る。
【0199】更に、本発明は、現像ステーションが交換
された際に、制御手段がテストパッチを形成するもので
ある。これによって現像ステーション交換に伴う、画像
位置ずれを有効に防止できる。
【0200】更に、本発明は、ユーザの指示に基き、制
御手段がテストパッチを形成するものである。これによ
って原因不明の色ずれが発生した場合でも、ユーザは的
確に色ずれを抑制することができる。
【0201】更に、本発明は、画像を形成する現像ステ
ーションを配置し、画像データに基き記録紙に画像を形
成する画像形成装置であって、記録紙に所定のテストパ
ッチを形成するパッチ形成手段と、記録紙に形成された
画像を定着する定着手段と、パッチ形成手段によって形
成されたテストパッチを、現像ステーションと定着手段
の間で検出する検出手段と、記録紙と検出手段の間隔を
所定の間隔に規制する規制手段とを有するものである。
これによって、位置ずれ量検出パターンの検出精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における画像形成装置の構成図
【図2】記録紙上の画像位置ずれ現象を要因別に示した
【図3】本実施の形態のカラー画像形成装置における、
コントローラ72の構成図
【図4】本実施の形態のカラー画像形成装置における、
プリンタエンジン制御部73の構成図
【図5】レジストパターン検出部97のハードウェア構
成図
【図6】記録紙42上に形成されたレジストパターンと
トナー像検出センサ71a,71bの配置図
【図7】従来のタンデム型のカラー画像形成装置の装置
構成を示す図
【図8】従来のカラー画像形成装置における位置ずれ量
検出パターンの検出過程を示す図
【符号の説明】
41Y,41M,41C,41K 現像ステーション 42 記録紙 45 光学ユニット 50Y,50M,50C,50K 感光体 52Y,52M,52C,52Y 転写ローラ 65 搬送路切り替え手段 71a,71b トナー像検出センサ 72 コントローラ 73 プリンタエンジン制御部 97 レジストパターン検出部 99Y,99M,99C,99K 画像データ処理部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する現像ステーションを配置
    し、画像データに基き記録紙に画像を形成する画像形成
    装置であって、 記録紙の表裏を反転する記録紙反転手段と、記録紙に所
    定のテストパッチを形成するパッチ形成手段と、 記録紙の第1面に前記テストパッチを形成し、前記第1
    面と反対の第2面に前記画像データに基く画像を形成す
    る制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像を形成する現像ステーションを配置
    し、画像データに基き記録紙に画像を形成する画像形成
    装置であって、 記録紙の表裏を反転する記録紙反転手段と、記録紙に所
    定のテストパッチを形成するパッチ形成手段と、前記パ
    ッチ形成手段によって形成されたテストパッチを検出す
    る検出手段と、 前記パッチ形成手段を制御して記録紙の第1面に前記テ
    ストパッチを形成し、前記検出手段によるテストパッチ
    の検出結果に基き、以降の画像形成タイミングを制御す
    る制御手段と、 を有すること特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 片面印字を行うか両面印字を行うかを指
    定するプリントモード指定手段と、前記プリントモード
    指定手段で片面印字が選択されている場合、前記制御手
    段は前記第1面にテストパッチを形成すると共に、前記
    第2面に画像データに基く画像を形成することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 片面印字を行うか両面印字を行うかを指
    定するプリントモード指定手段と、前記プリントモード
    指定手段で両面印字が選択されている場合、前記制御手
    段は前記第1面にテストパッチを形成すると共に、前記
    第2面に所定のパターンを形成することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像ステーションが交換された際
    に、前記制御手段がテストパッチを形成することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 ユーザの指示に基き、前記制御手段がテ
    ストパッチを形成することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像を形成する現像ステーションを配置
    し、画像データに基き記録紙に画像を形成する画像形成
    装置であって、 記録紙に所定のテストパッチを形成するパッチ形成手段
    と、 記録紙に形成された画像を定着する定着手段と、 前記パッチ形成手段によって形成されたテストパッチ
    を、前記現像ステーションと前記定着手段の間で検出す
    る検出手段と、前記記録紙と前記検出手段の間隔を所定
    の間隔に規制する規制手段とを有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置は、単色画像を形成す
    る現像ステーションを複数個配置し、画像データに基き
    記録紙にカラー画像を形成するカラー画像形成装置であ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画
    像形成装置。
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