JP2005035144A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷媒体に付したRFIDタグに記録された媒体情報に応じて印刷設定を行う。
【解決手段】プリンタ制御部001は、画像形成装置の給紙カセット付近に取りつけられたRFIDタグ読み取り部273より、給紙カセットに載置された用紙のRFIDタグを読み取る。そしてまずその枚数と、これから行う印刷に必要な枚数とを数え、それらを比較して、カセットの枚数の方が少ない場合には、警告する。また、設定された印刷モードによる印刷が、RFIDタグから読み取った媒体の種類においてできないと判断された場合には、その旨警告する。さらに、読み取った媒体の種類や厚さ、サイズ、色等に応じて、媒体の搬送速度や帯電装置において印加される電圧、定着装置の温度などの設定を最適に行って画像形成する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、印刷用紙などの記録媒体の特性に対して最適な印刷条件を設定して印刷を行うことのできる画像形成装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録媒体に無線通信で送受信可能なRFIDタグ(Radio Frequency IDentifierタグ:無線識別タグあるいは無線タグ)を付けたものが提案されており、その応用例も公開されている(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
また、画像形成装置においては、記録媒体の種類が多く、記録媒体の種類により画像にバラツキが生じるため、画像形成の条件を記録媒体の種類や厚みに応じてその都度設定したり、あるいは記録媒体の種類や厚みを検出するためのセンサを用いて記録媒体を検出し、その検出値の応じて画像処理条件を設定し、画像形成をおこなう方式がとられてきた。また画像形成に用いる記録媒体が記録媒体の収納手段にどの程度残っているかは残量センサによりおおよその数量が認識できる程度であった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−120475号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、センサによる記録媒体の種類や厚みを高精度で検出できないという問題があり、記録媒体に更なる最適画像を形成を行うことがもとめられている。また、画像形成を行う際に必要な記録媒体の残量が正確にわからない場合、画像形成中に記録媒体がなくなり中断してしまうという煩わしさも生じていた。また、所望の記録媒体で画像形成を行おうとして誤って異なる記録媒体に画像形成をおこなった場合は、再度所望の記録媒体で画像形成行う必要があり無駄が生じていた。また、厚みの厚い記録媒体を使用しステイプル等の後処理を行った場合、枚数によってはステイプルが適切にできない不具合も生じる場合がある。さらには、記録媒体にタブが付加された形のものを使用して画像形成を行い、何らかの理由により画像形成が中断された場合(以下ジャムと記する)、記録媒体に付加されたタブのどの位置のものがジャムしたかがわからない場合、ユーザーが必要なタブ位置の記憶媒体を挿入する必要があり、やはり煩わしさが生じていた。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、記録媒体に付したRFIDタグから当該記録媒体についての媒体情報を読み出し、その媒体情報に基づき、画像形成に不適であると判定されれば警告を出力して所望の(すなわち指定された)記録媒体以外の記録媒体で誤って画像形成してしまうことが防止できる画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、読み出された媒体情報に基づいて、当該記録媒体が指定された記録媒体であると判定されれば、当該記録媒体について最適な画像形成条件を設定することにより、記録媒体に最適な条件で高品質の画像を形成することができる画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
記録媒体の数量に関する情報を表示することや、記録媒体の残量の不足を出力できるため、画像形成の途中で記録媒体がなくなり中断されることが防止できる画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
また、記録媒体の積載厚みが、ステープル等の束ね処理可能な厚みを超えている場合に、その旨を警告出力することで、後処理工程についての条件にも適合した画像形成が可能となる画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
さらには、記録媒体がタブ紙の場合には当該タブ紙のタブ位置情報を有し、たとえば画像形成動作中にジャム等に起因してタブ紙の順序がずれた場合であっても、その順序を調整して適正なタブ位置のタブ紙を挿入することが可能となった画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
読み出された情報に基づき、画像形成条件を設定する設定手段と
前記設定手段により設定された画像形成条件に基づき、画像形成手段による画像形成を制御する制御手段と
を有する。
【0012】
更に好ましくは、前記設定手段は、前記画像形成条件として、記録媒体の画像形成時の搬送速度を設定する。
【0013】
更に好ましくは、前記設定手段は、前記画像形成条件として、記録媒体に印字するための画像データの画像処理条件を設定する。
【0014】
更に好ましくは、前記設定手段は、前記画像処理条件として、前記媒体の色に応じて画像データのガンマ補正の係数を設定する。
【0015】
更に好ましくは、前記読み出し手段により読み出された情報は、記録媒体のサイズ情報、記録媒体の厚み情報、記録媒体の紙種情報、記録媒体の色情報、記録媒体の製造年月、記録媒体の製造メーカ情報の少なくとも1つの情報を含んでいる。
【0016】
更に好ましくは、前記画像形成手段は、感光体上に静電潜像を形成するための帯電手段と、前記感光体上の潜像を現像するための現像手段と、現像された画像を記録媒体に転写するための転写手段と、転写された画像を定着するための定着手段と、記録媒体を搬送するための搬送手段とを有する電子写真方式の画像形成手段であって、前記設定手段は、前記帯電手段、現像手段、転写手段、定着手段、搬送手段のうち少なくとも一つの手段に対して、記録媒体に対応した画像形成条件を設定する。
【0017】
更に好ましくは、前記設定手段は、記録媒体の種類、厚み、サイズの少なくともいずれかに応じて前記前記帯電手段における電圧値、前記転写手段における電圧値、前記定着手段における温度、前記搬送手段における搬送速度の少なくともいずれかを、画像形成条件として設定する。
【0018】
更に好ましくは、前記読み出し手段により読み出された情報は、記録媒体のタブ位置情報、タブ順位情報のうち少なくとも1つの情報を含んでいる。
【0019】
あるいは、本発明は、記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み出された情報を基に、記録媒体の数量を計数する計数手段とを有する。
【0020】
更に好ましくは、さらに、前記計数手段の計数結果に基づき、記録媒体の数量に関する情報を出力する出力手段を有する。
【0021】
更に好ましくは、前記計数手段は、前記読み取り手段がもつ最大読み取り可能数以上は計数しない。
【0022】
あるいは本発明は、記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み出された情報を記憶する第1の記憶手段と、
画像形成手段による画像形成モードを設定する設定手段と、
前記設定手段で設定されたモードを記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された情報と、第2の記憶手段に記憶された情報を比較し、比較した結果を表示する表示手段とを有する。
【0023】
あるいは本発明は、記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み出された情報を記憶する記憶手段と、
第1の記憶手段により記憶された情報から記録媒体の数量を計数する計数手段と、
画像形成手段の画像形成モードを設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された画像形成モードから画像形成に必要な記録媒体数量を計数する第2の計数手段と、
前記第1の計数手段で計数した値と前記第2の計数手段で計数した値とを比較し、比較した結果を表示する表示手段とを有する。
【0024】
更に好ましくは、前記第1の計数手段で計数した値と第2の計数手段で計数した値とを比較し、第1の計数手段で計数した値が、前記第2の計数手段で計数した値に対して小さい場合に警告表示を前記表示手段に表示する制御手段を更に有する。
【0025】
更に好ましくは、前記第1の記憶手段で記憶された情報を基に、記録媒体の種類を認識する認識手段を有し、第1の記憶手段で記憶された記録媒体の種類が、前記設定手段で設定された画像形成モードで設定された記録媒体の種類に対して異なっている場合に、警告表示を前記表示手段に表示する制御手段をさらに有する。
【0026】
更に好ましくは、画像形成終了後の記録媒体を所定の枚数積載し、後処理を行う記録媒体後処理手段と、前記第1の記憶手段で記憶された情報を基に、前記第1の記憶手段で記憶された記録媒体の厚みと、前記設定手段で設定された画像形成モードで設定された記録媒体の後処理工程の積載枚数から、積載した場合の記録媒体の積載厚みを計数する手段と、前記計数結果と前記後処理手段の処理可能な最大積載厚みとを比較する比較手段と、比較の結果、前記計数手段により計数された積載厚みが前記束ね処理可能な積載厚みを超えている場合に、その旨の警告を出力する手段とをさらに有する。
【0027】
あるいは本発明は、記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
記録媒体がタブ紙である場合、当該タブ紙のタブ順位情報を含む情報を前記RFIDタグから読み出し、画像形成動作中に給送するタブ紙の順序を前記読み取ったタブ順位に従うように調整する調整手段を有する。
【0028】
更に好ましくは、前記調整手段は、画像形成動作中にジャムが生じた場合に、ジャムの発生したタブ紙のタブ位置情報を記憶する手段と、ジャムリカバリー時に、前記記憶手段に記憶されたタブ位置情報に基づき、リカバリーに不要な記録媒体は画像形成処理を行わずに通常の画像処理ルートとは異なるルートで処理を行う制御手段とを有する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態の一例としてデジタル複写機についての説明を行う。図1〜図5は本発明の一実施例である画像形成装置の構成を表す図面である。それらに基づき基本的な構成を説明する。
【0030】
<カラーリーダ部の構成>
図2は画像形成装置1000の全体構成を示すものであり、図中の上部はカラーリーダ部2001の構成を示している。ここで、101はCCD、211はCCD101の実装された基板、200は画像形成装置全体を制御する制御ボード、212はCCDで読み取られた画像信号をディジタル化して所定の画像処理を施すためのディジタル画像処理部、201は原稿台ガラス(プラテン)、202は原稿給紙装置(DF)(なお、この原稿給紙装置202の代わりに未図示の鏡面圧板を装着する構成もある。)、203及び204は原稿を照明する光源(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、205及び206は光源203・204の光を原稿に集光する反射傘、207〜209はミラー、210は原稿からの反射光又は投影光をCCD101上に集光するレンズ、214はハロゲンランプ203・204と反射傘205・206とミラー207を収容するキャリッジ、215はミラー208・209を収容するキャリッジ、213は他のデバイスとの外部インターフェイス(I/F)である。なお、キャリッジ214は速度Vで、キャリッジ215は速度V/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
【0031】
また制御ボード200は、図3に示すように、ディジタル画像処理部212と外部I/F213、プリンタ制御I/F253に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りするI/Fを持つシステム制御部301、システム制御部内のメモリ303、操作部302によって構成されている。操作部302は図12に示すように操作者による処理実行内容の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。操作部には、後述するように警告メッセージ等も表示される。
【0032】
外部I/F213は、画像情報やコード情報などを画像処理装置外部とやり取りするためのインターフェースであり、具体的には図4に示すようにファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402、外部大容量記憶装置403などを接続することが可能である。なお、ファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402、外部大容量記憶装置403との画像情報およびコード情報のやり取り手続き制御については、各接続装置であるファクシミリ装置401、LANインターフェース装置402や外部大容量記憶装置403と制御ボード200のシステム制御部301との相互通信により行われる。
【0033】
次にディジタル画像処理部212の詳細な説明を行う。図5はディジタル画像処理部212の詳細な構成を示すブロック図である。
【0034】
原稿台ガラス上の原稿は光源203・204からの光を反射し、その反射光はCCD101に導かれて電気信号に変換される(CCD101はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部212に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部102でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。
【0035】
続いてRGB信号は、シェーディング部103でシェーディング補正及び黒補正が施される。補正後のRGB信号はさらに、つなぎ&MTF補正&原稿検知部104で処理される。つなぎ処理は、CCD101が3ラインCCDの場合にライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整して3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正する処理である。MTF補正処理は、読取速度や変倍率によって読取のMTFが変るため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する処理である。読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部105によって、CCD101の分光特性及び光源203・204及び反射傘205・206の分光特性が補正される。入力マスキング部105の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ106に入力される。
【0036】
セレクタ106から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除去部115に入力される。下地除去部115に入力された信号は下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定部116に入力され、原稿から黒文字信号が生成される。また、もう一つのセレクタ106の出力が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。そして、黒文字判定部116で生成された信号とタイミングを補正するため色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107の出力信号は遅延108でタイミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部109でモワレが除去され、110で、主走査方向に変倍処理される。
【0037】
UCR&マスキング&黒文字反映部111においては、変倍処理部で処理された信号はCMY信号はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処理部でプリンタの出力にあった信号に補正されると共に、黒文字判定部116で生成された判定信号がCMYK信号にフィードバックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部111で処理された信号はガンマ補正部112で濃度調整された後、フィルタ部113でスムージング又はエッジ処理される。この際、ガンマ補正部112の補正値はシステム制御部301からの設定により可変にできる構成になっており、濃度調整値をCMYKの各々設定し、その濃度を可変に設定できる構成となっている。
【0038】
<プリンタ部の構成>
続いて、プリンタ部の構成について説明する。図2の下部は本発明に係る画像形成装置1000の一例であるフルカラーのプリンタ部2002の要部構成図である。また、図1は、プリンタ部2002を制御するためのプリンタ制御部001及びプリンタ制御部001により制御される回路等のブロック図である。図1及び図2を合わせて参照し、プリンタ部2002の説明を行う。
【0039】
像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)225は作像系モータ023で矢印Aの方向に回転できるように設けられている。感光体225の周囲には、一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニット219、カラー現像ユニット223、転写帯電器220、クリーナ装置222が配置されている。
【0040】
前記黒現像装置219はモノクロ現像のための現像装置であり、感光体225上の潜像をKのトナーで現像する。また前記カラー現像ユニット223はフルカラー現像のための3台の現像装置223Y,223M,223Cからなる。現像装置223Y,223M,223Cは、感光体225上の潜像をそれぞれY、M、Cのトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、現像器モータ020によって現像ユニット223を矢印R方向に回転させ、当該色の現像装置が感光体225に当接するように位置合わされる。
【0041】
感光体225上に現像された各色のトナー像は、転写帯電器220によって中間転写体としてのベルト226に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト226はローラ227,228,229に張架されている。
【0042】
これらのうち、ローラ227は作像系モータ023に結合されてベルト226を駆動する駆動ローラとして機能し、ローラ228はベルト226の張力を調節するテンションローラとして機能し、ローラ229は二次転写装置としての転写ローラ231のバックアップローラとして機能する。また転写ローラ脱着ユニット250は、転写ローラ231をベルト226に接着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルト226を挟んでローラ227と対向する位置にはベルトクリーナ232が設けられている。ベルトクリーナ脱着ユニット268は、ベルトクリーナ232をベルト226に接着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルトクリーナ脱着ユニット268によってベルトクリーナ232が着方向に動作することによってベルト226上の残留トナーがブレードで掻き落とされる。
【0043】
カセット240・241及び手差し給紙部253に格納された記録媒体は、レジローラ255及び給紙ローラ対235、236、237によってニップ部、つまり二次転写装置231とベルト226との当接部に給紙駆動モータ021を駆動源として給送される。なお、その際二次転写装置231は転写ローラ脱着ユニット250を当接方向に駆動させることによってベルト226に当接されている。ベルト226上に形成されたトナー像はこのニップ部で記録媒体上に転写され、定着装置234で熱定着されて定着駆動モータ022により装置外へ排出される。なお、カセット240および241及び手差し給紙部253はそれぞれ、記録媒体の有無を検知するためのシートなし検出センサ243、244、245を有している。また、カセット240、241及び手差し給紙部253はそれぞれ記録媒体のピックアップ不良を検知するための給紙センサ247、248、249を有している。さらに、シートに付されたRFIDタグからデータを読み出し及び書き込みを行えるRFIDタグ読み取り部273を、それぞれのカセットに対応して有している。
【0044】
上記構成によるカラープリンタでは、次のようにして画像形成が実行される。
【0045】
まず給紙部における記録媒体の搬送動作について説明する。カセット240および241及び手差し給紙部253に格納された記録媒体はピックアップローラ238、239及び254により1枚毎に給紙パス266上に搬送される。給紙パス266上の記録媒体は給紙ローラ対235、236、237によりレジローラ255へと搬送されると、その直前のレジセンサ256により記録媒体の通過が検知される。レジセンサ256により記録媒体の通過が検知された時点で、本実施例では適当な時間経過の後に一端搬送動作を中断する。その結果記録媒体は停止しているレジローラ255に突き当たり搬送が停止されるが、その際記録媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録媒体の搬送方向が搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常給紙レジ取りと称する。給紙レジ取りは以降の記録媒体に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。給紙レジ取り後、レジローラ255を起動させることにより、記録媒体は二次転写装置231へ供給される。
【0046】
続いて二次転写装置231へ供給された記録媒体の上へ画像を形成する手順について説明する。まず、帯電装置221に電圧を印加して感光体225の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された感光体225上の画像部分が予定の露光部電位になるようにレーザースキャナからなる露光装置218で露光を行い潜像が形成される。露光装置218は画像信号に基づいてオン・オフすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
【0047】
黒現像装置219及びカラー現像装置223の現像ローラには各色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、前記潜像は該現像ローラの位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は転写装置220でベルト226に転写され、さらに二次転写装置231で、給紙部より搬送された記録媒体に転写された後、定着搬送ベルト230を介して、定着装置234へと搬送される。定着装置234では、まずトナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器251・252で帯電され、さらに定着ローラ233でトナー画像が熱定着された後、排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、フィニッシャーユニット280の送られる、ここでフィニッシャーユニットの後処理工程が不要な記録媒体は装置内をそのまま搬送されそのまま排紙トレー242に排紙される。また、後処理工程、例えばステイプルが必要なモードの場合には、フィニッシャーユニット280内で画像形成が終了した記録媒体が必要枚数積載され整合ユニット281のより整合され、ステイプルユニット282でステイプル処理が行われ、その後に排紙トレイ242に排出される。
【0048】
フルカラープリント時はベルト226上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録媒体に転写される。感光体225上に残留したトナーは予備清掃装置(不図示)でトナーの帯電を、クリーニングしやすい状態にし、クリーナ装置222で除去・回収され、最後に、感光体225は除電装置(不図示)で一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備える。
【0049】
上記カラープリンタの画像形成タイミングは、ベルト226上の所定位置を基準として制御されている。ベルト226は駆動ローラ227、テンションローラ228、バックアップローラ229からなるローラ類に掛け渡されていて、テンションローラ228によって所定の張力が与えられている。
【0050】
駆動ローラ227およびローラ229の間には、基準位置を検知する反射型センサ224が配置されている。反射型センサ224はベルト212の外周面端部に設けられた反射テープ等のマーキングを検知してI−top信号を出力する。
【0051】
前記感光体225の外周の長さとベルト226の周長は、1:n(nは整数)で表される整数比になっている。このように設定しておくと、ベルト226が1周する間に、感光体225が整数回転し、ベルト226の1周前とまったく同じ状態に戻るため、中間転写ベルト226上に4色を重ね合わせる際に(ベルトは4周回る)、感光体225の回転ムラによる色ズレを回避することが可能である。
【0052】
上記のような中間転写方式の画像形成装置においては、I−top信号を検知したのち、所定時間経過後にレーザースキャナからなる露光装置218で露光を開始する。また、前述したとおり、ベルト226が1周する間に、感光体225が整数回転し、ベルト1周前とまったく同じ状態に戻るため、ベルト226上では常に同じ位置にトナー像が形成される。用紙サイズによって、トナー像サイズも変化するが、ベルト226上にはトナー像が絶対にのらない範囲が存在する。
【0053】
また、ベルト226は短い用紙サイズ画像の場合には、2画像分のトナー像を形成することが可能なベルト長になっており、特に4色重ね合わせたカラー画像を形成するために2枚分の画像をベルト4回転だけの時間で形成可能とすることによって生産性を向上させている。
【0054】
引き続いて記録媒体の裏面に画像を形成する場合の動作について詳細に説明する。記録媒体の裏面に画像を形成する際には、まず記録媒体の表面への画像形成が先んじて実行される。その表面への画像形成動作については先に詳細に述べたのでここでは省略するが、表面のみの画像形成であれば、画像形成後定着器234でトナー画像を熱定着された後に排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられそのまま排紙トレー235に排紙されるが、引き続いて裏面の画像形成を行う場合には排紙フラッパ257により裏面パス259側に搬送パスが切替えられ、それに併せた反転ローラ260の回転駆動によって記録媒体は両面反転パス261内に両面搬送モータ024により一旦搬送される。その後記録媒体は、記録媒体の送り方向幅の分だけ両面反転パス261内に搬送された後に反転ローラの逆回転駆動及び両面パス搬送ローラ262の駆動により両面反転パスガイド269によって進行方向が切り替えられ、表面に画像形成された画像面を下向きにして両面パス263に搬送される。
【0055】
続いて記録媒体は両面パス263上を再給紙ローラ264に向って搬送されると、その直前の再給紙センサ265により記録媒体の通過が検知される。再給紙センサ265により記録媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間経過の後に一端搬送動作を中断する。その結果記録媒体は停止している再給紙ローラ264に突き当たり搬送が一時停止されるが、その際記録媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録媒体の搬送方向が再給紙パス内の搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の再給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常再給紙レジ取りと称する。再給紙レジ取りは以降の記録媒体裏面に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。再給紙レジ取り後、再給紙ローラ264を起動させることにより記録媒体は、表裏が逆転した状態で再度給紙パス266上に搬送される。その後の画像形成動作については先に述べた表面の画像形成動作と同じであるためここでは省略する。こうして表裏両面に画像形成がなされた記録媒体はそのまま排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙トレー235に排紙される。以上のような動作により、本実施例では操作者が記録媒体の表裏を改めてセットし直すことなく、自動的に記録媒体の両面へ画像形成を行うことが可能となっている。
【0056】
なおプリンタ制御部001は、プリンタ制御部001全体を制御すると共に、プリンタI/Fを介してデータ交換の制御を行ったり、駆動回路部002や高圧電圧部003の制御を行い、さらにRFIDタグ読み取り部273によりRFIDタグに書き込まれたデータを読み取らせる。これら制御はプリンタ制御部001に含まれるハードウエア回路により遂行されても良いが、プロセッサ0011によりメモリ0012に格納されたプログラムを実行することで遂行することもできる。この場合、メモリ0012には、RFIDタグから読み込んだデータが格納されると共に、後述する手順のプログラムが格納される。
【0057】
<RFIDの構成>
次に、RFIDに関する説明を行う。図1では、本発明を実施したプリンタ部2002の構成が示されている。図2に示したように、記録媒体を収納するカセットデッキには、記録媒体上のRFIDタグのデータを読み取るデータ読み出し部273が送受信機として装着されている。なお、本実施形態で記録媒体といった場合、それは印刷用紙やその他の材質の印刷用のシート媒体を指し、印刷媒体と呼ぶ場合もある。簡単に説明すると記録媒体上には埋め込まれたRFIDタグ601(図6参照)があり、画像読み取り装置側にはRFIDタグ601からの情報を読み出すためのリード回路273を装備する。記録媒体を収納するカセット240、241に記録媒体が収納されて、カセット内の収納開閉検知センサ(図示せず)からの信号が閉じられたという情報からRFIDタグからデータを読み出す処理が動き出す。また、収納開閉検知センサが検知しなくても常時監視することにより記録媒体の情報はデータとして入手することが可能である。また、カセット240、241のようなものではなく、記録媒体が収納されたカセットデッキ、手差し給紙部253においても記録媒体を載置するところに前記データ読み出し用のリーダを設置することにより同様なことが可能である。
【0058】
ここでRFIDタグ601の構成及び動作概略について説明する。図6は、RFIDタグ601を埋め込んだ記録媒体およびタブ付き記録媒体の構成図である。記録媒体501,502の右上隅には、RFIDタグが埋め込まれている。拡大図501a,502aに示すように、RFIDタグには無線信号の送受信用のアンテナが接続されており、記録媒体の短辺に沿って配置されている。
【0059】
RFIDタグ601は、図7に示すように、データを記憶するため電源が切れてもデータを失わないEEPROM等のメモリ602を有している。メモリ602は容量に応じたアドレスを有しており、アドレス毎に16ビットのデータ記憶部が構成されている。メモリ制御部603は、コイル605からのデータを変復調部604を介して送られてきたリーダからのコマンドに従ってメモリ602に対して、データの読み出し、書き込み等を行う。
【0060】
メモリ制御部603は、変復調部604から送信されるコマンドに従ってメモリ602のリード制御を行う。電源回路606は外部からの電磁誘導によるコイル607からの誘導起電力により、RFIDタグの回路に電力を供給している。RFIDタグ601は図7に示す構成を1チップICに集積している。
【0061】
なお、本実施形態におけるRFIDタグ601の使用の態様は、RFIDタグを貼付したシート上の印刷媒体を重ねて載置し、その状態でRFIDタグからデータの読み出しを行う必要がある。このためには、リーダ回路の交信領域内にあるRFIDタグすべてと個別に、あるいは同時に通信できなければならない。このような機能はアンチコリジョン機能と呼ばれ、選択的にひとつのRFIDタグと更新する機能はセレクティブアクセス、交信領域内の全てのタグと一度に交信する機能はマルチアクセスと呼ばれている。このようなアンチコリジョン機能を備えたRFIDタグとしてオムロン株式会社製のV690という製品がある。この製品は本実施形態で使用するRFIDタグそのものではないが、マルチアクセス機能を備えていることから本実施形態に応用することもできる。
【0062】
<リード回路の構成>
次に、リード回路について説明する。
【0063】
前述した、RFIDタグ読み出し部273にはリード回路が実装されており、リード回路は、図10のような構成になっている。リード回路に設けられたR/Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)1401と図6のRFID601に形成されたコイル605との間で、図11に示す電力伝送波およびデータ通信変調波からなる電磁波(無線)を使って電力の伝送および通信の送受信の両方を行うが、電力伝送波と信号波とを各々別のアンテナにより送信しても問題はない。
【0064】
図11に示す27.02MHzの電力伝送波1501は、図7のコイル607によって受信され、RFIDタグ601を駆動する電源を供給する。
【0065】
また、27.02MHzを中心周波数とするデータ通信変調波1502は図7のコイル605によって送受信されRFIDタグ601中のメモリ602に対してリードライトのアクセスを行う。
【0066】
図11において、リード回路は、キャリア信号発生回路1402から発生する27.02MHzのキャリア信号を、RFIDタグ601へ送信するデータを符号化する符号化回路1403と、27.02MHzの駆動信号に符号化回路1403で符号化された信号を振幅変調(Amplitude Shift Keying変調:ASK変調)により重畳させる変調器1404と、変調器1404で27.02MHzの駆動信号上にASK変調された信号を増幅する送信アンプ1405と、送信アンプ1405で増幅された信号をインダクタンス結合1406により結合させ、コンデンサ1407を有してインピーダンスをマッチングさせて反射防止をするための整合回路(給電回路)1408と、該整合回路1408の出力に応じて電力の伝送及びデータの送信を行うべく電磁波を発生し、RFIDのコイル605から電磁波によって送信されてきたデータを受信するコイル(リーダまたは/およびライタコイル)1401と、コイル(リーダまたは/およびライタコイル)1401で受信した信号を整合回路1408で整合させてインダクタンス結合1406により生じた信号からノイズ成分を取り除くフィルタ回路1409と、該フィルタ回路1409を通して得られる信号を増幅する受信アンプ1410と、該受信アンプ1410で増幅された信号を前述の27.02MHzの駆動信号を用いて復調する復調器1411と、該復調器1411で復調された信号を復号化して受信データとして出力する復号化回路1412とを備えている。
【0067】
このように構成されたリード回路は、不図示のデータ処理部から送信される送信データを、コイル1401からASK変調して発信、あるいはコイル1401から受信したASK変調データを受信する。
【0068】
なお、図10の回路構成は実際にはライト動作も可能なリードライト回路であり、信号の読み出しのみならず書き込みも可能である。また、このリード回路及びRFIDタグは、リード回路の交信領域内にある複数のRFIDタグについて同時に交信可能なマルチアクセス機能を有している。また、複数のRFIDタグのうちから例えば後述するタグIDにより交信相手を特定し、特定した相手のみと交信するセレクティブアクセス機能も備えている。
【0069】
<データフォーマット>
次に図8と図9を用いて変復調部604からリード回路に送信されるデータフォーマットの説明を行う。
【0070】
図8は、一般的なEEPROMの制御とほぼ等価なメモリ602のリード制御の一例を示す図である。図8は、読み出し時のデータフォーマットを示す。まず、図10のリード回路から電力伝送波が送出されると、図7のコイル607がこの電力伝送波を受信し、電源回路606から誘導起電力が発生する。この誘導起電力によってRFIDタグ601に電源が供給されると、メモリ制御部603はコイル605から変復調部604を介して受信するシリアルデータDIを監視し、ビットが0から1に変移することを検出する。DIの監視から最初の0から1への変移はスタートビットを示し、スタートビットから連続する2ビットのデータがコマンドデータとなる。図8ではデータの変移タイミングは、あらかじめ決められた周波数fで変移するようリード回路とRFIDタグで回路構成してあるが、同期を確実にとれるように別途周期fで発振する同期クロックを発生させるようにしてもよい。図8では、コマンドデータが1、0となっており、これは図9(a)に示すようにリードコマンドを意味する。リードコマンドを受信したメモリ制御部603は、メモリ602をリードモードに制御し、コマンドデータに続く4ビットデータで示されるアドレスに格納されているデータをシリアルデータDOとしてメモリ制御部603に送出し、変復調部604を介して、コイル605より変調波をリード回路に送出する。
【0071】
メモリ602は、アドレスが4ビット、データ16ビットの仕様なので256ビットの容量を有している。メモリ602のアドレスマップは、例えば図9(b)のように00h番地から02h番地をRFIDタグ自身のIDに、03h番地をRFIDタグが埋め込まれた記録媒体の製造メーカーのIDに、04h番地を製造年月に、05h番地を当該RFIDを取り付けた記録媒体の紙種(用紙種類)情報、06h番地を記録媒体のサイズ(用紙サイズ)情報、07h番地に記録媒体の厚み(用紙厚み)情報、08h番地に記録媒体の色(用紙色)情報、09h番地に記録媒体のタブ位置(インデックス紙の場合のタブ位置)情報というように、あらかじめ決められている。そして、リード回路からこのアドレスマップに従ってデータのリードを実施し、データを解釈すれば、記録媒体の情報(印刷媒体についての情報)を読み出すことができる。
【0072】
<画像形成装置の制御手順>
次に、記録媒体に埋め込まれたRFID601からの情報を読み出し、読み出したデータを基に制御を行う画像形成装置に関する説明を行う。
【0073】
前述したように、記録媒体に埋め込まれたRFID601の情報としては、図7に示したように00h番地から02h番地をRFIDタグ自身のID、それ以下が媒体情報であり、03h番地に記録媒体(印刷用紙)の製造メーカーのID、04h番地を製造年月、05h番地に紙種情報、06h番地に記録媒体(印刷用紙)のサイズ情報、07h番地に記録媒体(印刷用紙)の厚み情報、08h番地に記録媒体(印刷用紙)の色情報、09h番地に記録媒体(印刷用紙)のタブ位置情報が記憶されており、これらの情報を、画像形成装置の電源が投入された後に、記録媒体(印刷用紙)が収納されたカセット240,241それぞれの近傍に配置された、データ読み出し部273により読み出す。なお、記録媒体(印刷用紙)は、上記情報がRFIDタグに記録された状態で製造販売されているか、あるいは、使用前にRFIDタグに記録しておくものとする。また、タグIDはシリアルに付与され、たとえば昇順に1ずつ増加する番号が、シート束の上のシートから順に付されているものとする
プリンタ制御部001では、読み出された上記データを基に画像形成条件の設定や制御を行う。この手順を図13乃至図15のフローチャートに基づいて説明する。
【0074】
図13は、プリンタ制御部001がメモリ0012に保持する媒体情報を初期化する手順である。媒体情報は給紙カセット毎に保持されており、以下のものが含まれる。第1に、給紙カセットに積載された印刷媒体のうちで、そのRFIDタグに格納された最小のタグIDがカセット毎の着目タグIDとして保存されている。第2に、カセット内の媒体の残量が保存される。図13は、給紙カセットの装着時に実行される。RFIDタグの00hから02h番地のデータのはRFIDタグ自身のIDであり、これを読み取ることにより、記録媒体の数量をプリンタ制御部001で把握することができる。例えばタグのIDが300個読み出されれば記録媒体が300枚収納されていることが判断できる。その数量を操作部302の表示部に表示すれば正確な記録媒体の残量表示が可能となる。
【0075】
そのため、まず、各給紙カセットに対応するリード回路273により、RFIDタグから図9(b)に示す情報、特にタグIDを読み出す。このときはマルチアクセスですべてのタグを対象として情報を読む(ステップS1301)。そして、読み出したタグIDの数を数えて印刷媒体の残量として保存し、同時に、読み出したタグIDのうち最小の値を着目タグIDとして保存する(ステップS1302)。最後に、印刷媒体の残量を図12に示す操作部に表示する。
【0076】
この手順により、給紙カセットに用紙が補給された場合など、用紙残量と給紙カセットの最上部にある用紙のタグIDとを特定する。ただし、前述のように印刷媒体は昇順にタグIDが付されており、給紙カセットには、最小のタグIDの用紙が最も上、すなわち最初に給紙されるように、印刷媒体は載置されるものとする。
【0077】
<印刷処理>
印刷時には、図14の手順が実行される。なお、印刷の遂行にあたっては、その前に印刷モード(印刷解像度や用紙種類、サイズ等の指定を含む)が指定されており、その指定された内容はメモリ0012にも格納されている。
【0078】
まず、処理すべき印刷ジョブに要求される必要数量が残量以下であるか判定され(ステップS1401)、残量を越えていればその旨警告メッセージを操作部に表示する(ステップS1411)。必要数量は、操作部302から設定された画像形成モードにおいて必要な記録媒体の数量である。ステップS1411においては、不足分を演算することにより不足枚数を表示する制御をおこなってもよい。なお、処理すべき印刷ジョブに要求される必要数量は、指定された印刷モード、たとえばNin1指定(Nページを1枚のシートに縮小印刷する指定)や、複数の部数の指定等によりに求められる。そこで、ステップS1401においては、まずその印刷モードに対応した用紙枚数(記録媒体の数量)が計算される。
【0079】
必要数量が足りていれば、現在の着目給紙カセットについて、その着目タグIDを指定して、RFIDタグからリード回路273によって情報を読み出す(S1402)。この時には、図9(b)に示した媒体情報すべてを読み出す。それにより、まさにこれから印刷を行おうとする印刷媒体の情報を読み出すことができる。なお読み出せない場合には(ステップS1403−NO)、図13の媒体初期化処理を行い(S1412)、着目タグを更新してステップS1401から繰り返す。なお、ステップS1412を実行してもなお指定したタグIDが読み出せない場合には、エラーメッセージを表示して処理を中止する。あるいは、この処理以降、印刷媒体の処理を一切行わず、従来通りの印刷処理に移行することもできる。
【0080】
さて、このようにして着目タグIDを有する印刷媒体の情報が獲得できたなら、その情報(媒体情報)を基にして以下の制御を行う。
【0081】
まず、媒体情報の03h番地の製造元であるメーカーのID、04h番地の製造年月の情報から、画像形成装置のあらかじめプリンタ制御部001で記憶されているデータを基に、その媒体が推奨できる記録媒体であるか、又は記録媒体が製造されてから時間が経過しすぎて劣化していないか等を判断する(S1404)。推奨記録媒体でない場合、あるいは経年時間が大きい場合には操作部302内の表示部その旨を表示する制御をおこなう(S1413)。
【0082】
次に媒体情報の05h番地から読み出された紙種情報と、操作部302等から設定された画像形成モードで設定された記録媒体の種類とを比較して(ステップS1405)、読み出された記録媒体の種類と、設定された記録媒体の種類とが一致していない場合は、画像形成動作を開始せずに、その旨を表示し(ステップS1415)、一致している場合はステップS1406に進む。
【0083】
ステップS1406では、媒体情報の07h番地から読み出された記録媒体の厚み情報から、操作部302等から設定された、画像形成モードから画像形成後に行われるステイプル等の後処理時に積載される記録媒体の総厚み量を算出し、ステイプルユニット280のステイプル動作可能な記録媒体の最大積載総厚み量と比較する(ステップS1406)。設定された画像形成モードの積載総厚み量がステイプル可能積載総厚み量を超えている場合は、画像形成動作を開始せずに、操作部302の表示部にその旨を表示する(ステップS1416)。設定された画像形成モードの積載総厚み量がステイプル可能積載総厚み量を超えていなければ、画像形成動作を開始する制御をおこなう(ステップS1407)。
【0084】
ステップS1407では、例えば以下の制御が行われる。まず媒体情報の05h番地から記録媒体の紙種情報が読み出される。紙種情報には、記録媒体の表面性、弾性、などの情報が含まれているか、あるいは紙種のコード等に対応して記録媒体の表面性、弾性、などの情報がプリント制御部001に予め格納されている。それら情報から、記録媒体の表面性、弾性、などの情報を読み取ることができる。また媒体情報の06h番地からは記録媒体のサイズ情報、07h番地からは記録媒体の厚み情報が得られる。
【0085】
これらの情報をもとにプリンタ制御部001では画像形成時の記録媒体の最適な搬送速度を設定し、駆動回路部002により現像器モータ020、給紙駆動モータ021、定着駆動モータ022、作像系モータ023、両面搬送モータ、露光装置218内のポリゴンモータ(図示せず)の速度制御を行い最適速度で画像形成を行う。たとえば、OHPシートなどは定着部で加熱しすぎると媒体そのものがゆがんだり、ヒータに張り付くなど障害を生じやすいので、搬送速度を通常の紙媒体よりも、たとえば数パーセント程度速くする。また、厚みの厚い媒体であれば、搬送路の屈曲部で位置ずれを生じやすいと考えられるので、この場合にも通常の複写用紙よりも搬送速度を遅らせる。また、表面の材質や弾性などによっても、滑りやすいなど、ずれを生じやすい材質であれば搬送速度を遅くし、高温に晒されると変質する材質などであれば搬送速度を速くする。もちろんこれら設定は一例に過ぎない。
【0086】
また、06h番地の紙主情報と08h番地から読み出された記録媒体の厚み情報からは、記録媒体の種類や、厚みに最適な転写条件、具体的には2次転写装置に供給する電圧値および電流値を高圧電源003から供給できるようにプリンタ制御部001から設定する。たとえば、媒体の厚みが厚いものに対しては転写条件として、厚みの薄い媒体よりも転写の電圧値を高く(又は電流値が十分に確保できるように)高圧電源003を設定することにより、転写条件を適正化し良好な画像を得ることができる。記録媒体の種類や、厚みに最適な定着装置234の定着温度設定をおこなう制御をプリンタ制御部001で行う。たとえば、媒体がOHPシートなど、定着部の温度が一定以上に上げると媒体自体が変質するような媒体に印刷している場合には、定着部の温度を下げるように制御される。また、高温にさらされることでRFIDタグ自体が破損するおそれもあるために、RFIDタグが付された記録媒体については、付されていない媒体に比して低い温度で定着するように、温度制御することなども考えられる。この温度は、RFIDタグ自体の仕様により決定される。
【0087】
また、転写装置のみならず、一次帯電器221、現像ユニット219,223に印加する、高圧電源003の電圧値や電流値の設定も併せて変えることにより最適画像条件を設定しても良い。また、二次転写装置や一次転写装置の電圧や電流値により、媒体に付着するトナー量が変化するために、たとえばOHPシートなど、トナーの飛散等により形成される画像が劣化しやすい媒体の場合には、トナー量を減らすべく、帯電する電荷を下げるように電圧や電流を制御する。
【0088】
以上のモータ速度や電圧、電流値の制御は例えば、プリンタ制御部001が、駆動回路部002および高圧電源003に備えられたレジスタに、媒体の種類等により決定されたモータ速度や電圧、電流値に対応する値を設定することにより行われる。
【0089】
このほか、媒体情報の09h番地からは記録媒体の色情報が読み出される。本実施形態のようにカラーの画像形成装置の場合には、記録媒体の下地色の影響により画像形成色が変わってくるために、記録媒体の色情報を基に、図5に示した画像処理ブロック内のγ補正部112でYMCK各色の補正値を変えることにより、記録媒体の下地色の影響による画像形成部の色味変動を最小限に抑え、最適な画像の色味が得られるような制御が可能となる。たとえば、濃度が低い部分には下地(記録媒体)の色が反映されやすいが、濃度が高い部分については下地の色は記録剤で覆われ、その色は画像に反映されにくい。そこで、たとえば、低濃度の部分について、下地の色成分情報から、下地の色成分からYMCK各色の比率に応じた色成分データを算出し、画像データから色成分の比率に応じた算出値を差し引く補正を行い、反対に下地の色の影響を受けやすい現像色に関しては、加算する補正を行うよう補正値を変化させる。補正量については、媒体情報から得られる下地色と画像データによって決定される。
【0090】
さて、以上の制御が終わると、着目タグIDに1加算して着目IDを次に進め、それと同時に媒体の残量から1差し引く(ステップS1408)。
【0091】
以上の手順により、印刷媒体に付されたRFIDタグから媒体自体に関する情報を読み取り、その情報を基にして印刷手順を制御することが可能である。
【0092】
<タブ紙の順序管理>
次に、指定箇所にタブ紙挿入が指示されている印刷ジョブの処理において、タブ挿入処理の手順を図15を参照して説明する。図15の手順は、予めタブ紙が載置された給紙カセットが備えられていることが確認された後で実行される。また、タブ紙は、タブの位置の順になるよう載置されている。すなわち、タブ紙は通常所定数のタブ紙を1組として構成されており、給紙カセットには、その順で載置されている。
【0093】
まず、挿入されるタブ紙が先頭のタブ紙であるか判定される(ステップS1501)。先頭であれば、タブ位置が最も上にあるタブ紙が挿入されることになる。そこで、先頭の場合には、メモリに確保されたタブ順序変数に1を入れる(ステップS1502)。なおタブ紙が先頭であるか否かは、たとえば印刷ジョブ等を管理するシステム制御部301により、印刷ジョブ中において最初に表れたタブ紙挿入の命令が先頭であると判断できるので、その旨を示す情報を印刷データと合わせてシステム制御部301から受け取ることで、その判断をすることができる。
【0094】
次に現在の着目タグIDを指定してRFIDタグからデータを読み出す(ステップS1503)。着目タグIDの意味は図14で説明したとおりである。まず紙種情報に基づいてそれがタブ紙であるか判定し(ステップS1504)、タブ紙でない場合には、全てのカセットについて判定し終えていなければ(ステップS1510)、次の給紙カセットに着目して(ステップS1511)、ステップS1503から繰り返す。
【0095】
一方タブ紙の載置されたカセットであれば以下の処理を行う。
【0096】
読み出した媒体情報の10h番地には、タブ紙のタブ位置情報、具体的にはタブ位置が記録媒体の上部から下部の方向に向かって配置された順番が16ビットのタブ位置情報として記録されている。画像形成中は前述したタブ位置情報をタブ紙毎に読み出しを行いながら画像形成を行えるため、何らかの原因で画像形成中にジャムが発生した場合でも、ジャムの発生したタブ紙の順位、すなわちタブ位置がわかるので、リカバリーの際には、タブ紙の給紙部から必要なタブ位置のタブ紙になるまでは図2のフラッパー274を排紙トレイ276側パスに切り替えることにより、画像形成を行わず排紙し、タブ紙が再利用できるように制御する。そして必要なタブ位置のタブ紙になったら、フラッパー274を画像形成パス側に切り替えて画像形成を行う。
【0097】
そのために、まず媒体情報に含まれるタブ位置情報と、メモリ0012に保持されているタブ順序変数の値とを比較する。一致すれば、着目しているタブ用紙のタブ位置はタブ紙の挿入の順序に従った望ましいものであるので、フラッパ274を画像形成パス側に切り換えてそのまま指定された排紙トレイへと搬送、排出する(ステップS1508)。そして着目タグIDおよびタブ順序変数に1加算し、残量から1差し引く(ステップS1509)。
【0098】
一方、ステップS1505で一致しないと判定された場合には、フラッパー274を排紙トレイ276側パスに切り替えてタブ紙を搬送、排出して排紙トレイ276へとタブ紙を排出する(ステップS1506)。そして着目タグIDおよびタブ順序変数に1加算し、残量から1差し引いて(ステップS1507)、ステップS1505から繰り返す。
【0099】
この手順により、タブ紙の挿入が指定されている場合、タブ紙の挿入順序を適切に管理することができ、先頭から順番にタブ紙を挿入できる。
【0100】
以上のようにして、印刷媒体に付したRFIDタグ(無線タグ)から当該印刷媒体についての媒体情報を読み出し、その媒体情報に基づき、画像形成に不適であると判定されれば警告を出力して所望の(すなわち指定された)印刷媒体以外の印刷媒体で誤って画像形成してしまうことが防止できる。
【0101】
また、読み出された媒体情報に基づいて、当該印刷媒体が指定された印刷媒体であると判定されれば、当該印刷媒体について最適な画像形成条件を設定することにより、記録媒体に最適な条件で高品質の画像を形成することができる。
【0102】
印刷媒体の数量に関する情報を表示することや、印刷媒体の残量の不足を出力できるため、画像形成の途中で印刷媒体がなくなり中断されることが防止できる。
【0103】
また、印刷媒体の積載厚みが、ステープル等の束ね処理可能な厚みを超えている場合に、その旨を警告出力することで、後処理工程についての条件にも適合した画像形成が可能となる。
【0104】
さらには、印刷媒体がタブ紙の場合には当該タブ紙のタブ位置情報を有し、たとえば画像形成動作中にジャム等に起因してタブ紙の順序がずれた場合であっても、その順序を調整して適正なタブ位置のタブ紙を挿入することが可能となった。
【0105】
[変形例1]
なお、実施形態においては、記録媒体の情報を印刷の都度読み出すようにしているが、媒体情報初期化処理(図13)によって読み出したRFIDタグの情報を、タグIDをインデックスとするファイルを編成して格納しておいても良い。この場合には、タグIDのみならず、タグに含まれる媒体情報を全て読み出しておく必要がある。そして、図14のステップS1402の代わりに、着目タグIDをインデックスとしてそのファイルから情報を読み出し、それを着目用紙の情報としてステップS1403以下の処理を行う。この場合さらに、ステップS1408においては、着目タグIDの値を更新する前に、その着目タグIDをインデックスとするレコードを削除しておく。なおタグ情報をファイルとして保存する場合には、媒体の枚数をレコード数で管理することが可能となる。
【0106】
[変形例2]
実施形態においては電子写真方式の画像形成装置を説明したが、このほか、例えばインクジェット方式や感熱方式等の画像形成装置についても本発明を適用できる。例えばインクジェット方式では、写真印刷用の専用用紙が市販されており、従来利用者はこのような専用紙とそれ以外の普通紙とで、用いる印刷用紙の設定を切り換えていた。それに対して本発明を適用することで、プリンタが印刷用紙に付されたRFIDタグを読み取って媒体情報を獲得し、そこに含まれる紙種情報から、その用紙が専用紙であるか普通紙であるか判定し、画像形成条件を紙種に合わせて設定することができる。
【0107】
またそのほか、紙種に「はがき」など、用紙厚やサイズ、シートの材質等を含めて定義可能な情報を含めることもできる。たとえばRFIDタグから紙種として「はがき」を読み込んだなら、用紙厚やサイズ、材質について情報が設定されていない場合であっても、たとえば官製はがきの厚さ、サイズ、材質に合わせて画像形成条件を設定するようにしてもよい。もちろんこれははがきに限らず、厚さやサイズ材質等がきまってしまうような媒体について適用できる。
【0108】
[変形例3]
また記録媒体のIDの読み出しにあたっては、すべての記録媒体のIDを読み出す必要はなく、たとえばIDを500以上、読み出せた場合は十分に記録媒体があると判断し、読み取り最大数を設定しておけば、それ以上のIDは読み出しを行わなくともよい。また、RFIDタグのリーダ回路がもつ最大読み取り可能数以上は計数しない。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、印刷媒体に付したRFIDタグ(無線タグ)から当該印刷媒体についての媒体情報を読み出し、その媒体情報に基づき、画像形成に不適であると判定されれば警告を出力して所望の(すなわち指定された)印刷媒体以外の印刷媒体で誤って画像形成してしまうことが防止できる。
【0110】
また、読み出された媒体情報に基づいて、当該印刷媒体が指定された印刷媒体であると判定されれば、当該印刷媒体について最適な画像形成条件を設定することにより、記録媒体に最適な条件で高品質の画像を形成することができる。
【0111】
印刷媒体の数量に関する情報を表示することや、印刷媒体の残量の不足を出力できるため、画像形成の途中で印刷媒体がなくなり中断されることが防止できる。
【0112】
また、印刷媒体の積載厚みが、ステープル等の束ね処理可能な厚みを超えている場合に、その旨を警告出力することで、後処理工程についての条件にも適合した画像形成が可能となる。
【0113】
さらには、印刷媒体がタブ紙の場合には当該タブ紙のタブ位置情報を有し、たとえば画像形成動作中にジャム等に起因してタブ紙の順序がずれた場合であっても、その順序を調整して適正なタブ位置のタブ紙を挿入することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成部の制御ブロック図、
【図2】本発明を実施した画像形成装置の構成断面図、
【図3】本発明の画像形成装置のシステム全体の制御ブロック図、
【図4】画像形成装置の周辺装置の構成図、
【図5】画像処理部のブロック図、
【図6】記録媒体に実装されたRFIDタグの実装図、
【図7】RFIDタグの構成図、
【図8】RFIDのリード動作を示すタイミング図、
【図9】RFIDのメモリ部のアドレスマップ図、
【図10】RFIDに対して無線非接触によってリード制御を行うリード回路のブロック図、
【図11】リード回路が発生する搬送波の概略をあらわす図、
【図12】画像形成装置の操作部の操作面を示す図、
【図13】排紙トレイに載置された記録媒体のRFIDタグから媒体情報を読み出して数量を計数する手順のフローチャート、
【図14】印刷処理手順のフローチャート、
【図15】タブ挿入処理の手順のフローチャートである。

Claims (24)

  1. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
    読み出された情報に基づき、画像形成条件を設定する設定手段と
    前記設定手段により設定された画像形成条件に基づき、画像形成手段による画像形成を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、前記画像形成条件として、記録媒体の画像形成時の搬送速度を設定することを特徴とする請求項第1項の画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、前記画像形成条件として、記録媒体に印字するための画像データの画像処理条件を設定することを特徴とする請求項第1項の画像形成装置。
  4. 前記設定手段は、前記画像処理条件として、前記媒体の色に応じて画像データのガンマ補正の係数を設定することを特徴とする請求項第3項の画像形成装置。
  5. 前記読み出し手段により読み出された情報は、記録媒体のサイズ情報、記録媒体の厚み情報、記録媒体の紙種情報、記録媒体の色情報、記録媒体の製造年月、記録媒体の製造メーカ情報の少なくとも1つの情報を含んでいることを特徴とする請求項第1項の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、感光体上に静電潜像を形成するための帯電手段と、前記感光体上の潜像を現像するための現像手段と、現像された画像を記録媒体に転写するための転写手段と、転写された画像を定着するための定着手段と、記録媒体を搬送するための搬送手段とを有する電子写真方式の画像形成手段であって、前記設定手段は、前記帯電手段、現像手段、転写手段、定着手段、搬送手段のうち少なくとも一つの手段に対して、記録媒体に対応した画像形成条件を設定することを特徴とする請求項第1項の画像形成装置。
  7. 前記設定手段は、記録媒体の種類、厚み、サイズの少なくともいずれかに応じて前記前記帯電手段における電圧値、前記転写手段における電圧値、前記定着手段における温度、前記搬送手段における搬送速度の少なくともいずれかを、画像形成条件として設定することを特徴とする請求項第6項の画像形成装置。
  8. 前記読み出し手段により読み出された情報は、記録媒体のタブ位置情報、タブ順位情報のうち少なくとも1つの情報を含んでいることを特徴とする請求項第1項の画像形成装置。
  9. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み出された情報を基に、記録媒体の数量を計数する計数手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. さらに、前記計数手段の計数結果に基づき、記録媒体の数量に関する情報を出力する出力手段を有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記計数手段は、前記読み取り手段がもつ最大読み取り可能数以上は計数しないことを特徴とする請求項第9項の画像形成装置。
  12. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み出された情報を記憶する第1の記憶手段と、
    画像形成手段による画像形成モードを設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定されたモードを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された情報と、第2の記憶手段に記憶された情報を比較し、比較した結果を表示する表示手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み出された情報を記憶する記憶手段と、
    第1の記憶手段により記憶された情報から記録媒体の数量を計数する計数手段と、
    画像形成手段の画像形成モードを設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された画像形成モードから画像形成に必要な記録媒体数量を計数する第2の計数手段と、
    前記第1の計数手段で計数した値と前記第2の計数手段で計数した値とを比較し、比較した結果を表示する表示手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記第1の計数手段で計数した値と第2の計数手段で計数した値とを比較し、第1の計数手段で計数した値が、前記第2の計数手段で計数した値に対して小さい場合に警告表示を前記表示手段に表示する制御手段を更に有することを特徴とする請求項第13項の画像形成装置。
  15. 前記第1の記憶手段で記憶された情報を基に、記録媒体の種類を認識する認識手段を有し、第1の記憶手段で記憶された記録媒体の種類が、前記設定手段で設定された画像形成モードで設定された記録媒体の種類に対して異なっている場合に、警告表示を前記表示手段に表示する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項第13項の画像形成装置。
  16. 画像形成終了後の記録媒体を所定の枚数積載し、後処理を行う記録媒体後処理手段と、前記第1の記憶手段で記憶された情報を基に、前記第1の記憶手段で記憶された記録媒体の厚みと、前記設定手段で設定された画像形成モードで設定された記録媒体の後処理工程の積載枚数から、積載した場合の記録媒体の積載厚みを計数する手段と、前記計数結果と前記後処理手段の処理可能な最大積載厚みとを比較する比較手段と、比較の結果、前記計数手段により計数された積載厚みが前記束ね処理可能な積載厚みを超えている場合に、その旨の警告を出力する手段とをさらに有することを特徴とする請求項第13項の画像形成装置。
  17. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段と、
    記録媒体がタブ紙である場合、当該タブ紙のタブ順位情報を含む情報を前記RFIDタグから読み出し、画像形成動作中に給送するタブ紙の順序を前記読み取ったタブ順位に従うように調整する調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記調整手段は、画像形成動作中にジャムが生じた場合に、ジャムの発生したタブ紙のタブ位置情報を記憶する手段と、ジャムリカバリー時に、前記記憶手段に記憶されたタブ位置情報に基づき、リカバリーに不要な記録媒体は画像形成処理を行わずに通常の画像処理ルートとは異なるルートで処理を行う制御手段とを有することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1項に記載の画像形成装置をコンピュータにより制御するためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体。
  21. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    読み出された情報に基づき、画像形成条件を設定する設定工程と
    前記設定工程により設定された画像形成条件に基づき、画像形成手段による画像形成を制御する制御工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  22. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記読み出された情報を第1の記憶手段に記憶する第1記憶工程と、
    画像形成手段による画像形成モードを設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定されたモードを第2の記憶手段に記憶する第2記憶工程と、
    前記第1の記憶手段に記憶された情報と、第2の記憶手段に記憶された情報を比較し、比較した結果を表示する表示工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  23. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記読み出された情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    第1の記憶手段により記憶された情報から記録媒体の数量を計数する第1の計数工程と、
    画像形成手段の画像形成モードを設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された画像形成モードから画像形成に必要な記録媒体数量を計数する第2の計数工程と、
    前記第1の計数工程で計数した値と前記第2の計数工程で計数した値とを比較し、比較した結果を表示する表示工程とを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  24. 記録媒体に付された、情報の読み取りが可能な不揮発性メモリを有するRFIDタグから情報を読み取る読み取り手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    記録媒体がタブ紙である場合、前記読み出し手段により、当該タブ紙のタブ順位情報を含む情報を前記RFIDタグから読み出す読み出し工程と、
    画像形成動作中に給送するタブ紙の順序を前記読み取ったタブ順位に従うように調整する調整工程とを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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