JP2006035756A - 画像形成装置、及びその制御方法 - Google Patents

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善浩 船水
Masatoshi Tanabe
雅俊 田辺
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圭三 伊勢村
Junichi Into
純一 印東
Toshio Hayashi
俊男 林
Mitsushige Murata
光繁 村田
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Abstract

【課題】 記録媒体への画像形成をより簡便に行うとともに、ジャム処理を簡便に行うための技術を提供すること。
【解決手段】 RFIDタグ読み取り部273が記録媒体上のRFIDタグからIDを読み取ると、RFIDタグ読み取り部273の位置近傍を記録媒体の搬送経路上における位置として検知し、ジャムが発生した場合に搬送路上に残留した記録媒体の搬送経路上における位置を表示部303に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データを保持し、且つこのデータを無線にて外部に送信可能なチップと一体化された記録媒体上に画像を形成する画像形成技術に関するものである。
従来、無線通信で送受信可能なRFIDタグを記録媒体に付けたものが提案されており、その応用例も公開されている(例えば特許文献1を参照)。
また、画像形成装置においては、記録媒体の種類が多く、記録媒体の種類により画像にバラツキが生じるため、画像形成の条件を記録媒体の種類や厚みに応じてその都度設定したり、あるいは記録媒体の種類や厚みを検出するためのセンサを用いて記録媒体を検出し、その検出値に応じて画像処理条件を設定し、画像形成をおこなう方式がとられてきた。また、画像形成に用いる記録媒体が記録媒体の収納手段にどの程度残っているかは残量センサによりおおよその数量が認識できる程度であった。さらに、画像形成装置においては記録媒体の搬送不良紙(JAM)を検知する検知手段は、記録媒体の搬送パス上の所定の位置に配置され記録媒体の搬送不良紙(JAM)を検知していた。
特開2002−120475号公報
しかしながら、センサによる記録媒体の種類や厚みを高精度で検出できないという問題があり、これに起因して記録媒体への最適な画像形成が困難なものとなっていた。
また、画像形成を行う際に必要な記録媒体の残量が正確にわからない場合、画像形成中に記録媒体がなくなり中断してしまうという煩わしさも生じていた。また、所望の記録媒体で画像形成を行おうとして誤って異なる記録媒体に画像形成をおこなった場合は、再度所望の記録媒体で画像形成行う必要があり無駄が生じていた。
また、厚みの厚い記録媒体を使用しステイプル等の後処理を行った場合、枚数によってはステイプルが適切にできない不具合も生じる場合がある。さらには、記録媒体が何らかの理由により画像形成が中断された場合(以下ジャムと記する)、記録媒体の搬送パス上に配置されたセンサにより記録媒体の有無を検知していたが例えばユーザが除去(JAM)処理のし忘れた際、あるいは、定着ローラ等に巻き付いた際などは記録媒体が装置内に残っている事を検知する事が困難であった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、記録媒体への画像形成をより簡便に行うとともに、ジャム処理を簡便に行うための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像形成装置は以下の構成を備える。
すなわち、データを保持し、且つ当該データを外部に送信可能なチップと一体化された記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記記録媒体の搬送経路上に設けられ、前記チップが保持する前記記録媒体に係るデータを前記チップから受信する受信手段と、
前記受信手段がデータを受信したことを検知することによって、前記受信手段の位置近傍を前記記録媒体の搬送経路上における位置として検知する検知手段と、
ジャムが発生した場合に、前記検知手段により検知された前記記録媒体の搬送経路上における位置を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像形成装置の制御方法は以下の構成を備える。
すなわち、データを保持し、且つ当該データを外部に送信可能なチップと一体化された記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
前記記録媒体を搬送する搬送工程と、
前記記録媒体の搬送経路上に設けられ、前記チップが保持する前記記録媒体に係るデータを前記チップから受信する受信工程と、
前記受信工程でデータを受信したことを検知することによって、前記受信の位置近傍を前記記録媒体の搬送経路上における位置として検知する検知工程と、
ジャムが発生した場合に、前記検知工程で検知された前記記録媒体の搬送経路上における位置を表示する表示工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、記録媒体への画像形成をより簡便に行うとともに、ジャム処理を簡便に行うことができる。
以下添付図面を参照して、本発明の画像形成装置をディジタル複写機に適用した好適な実施形態に従って詳細に説明する。なお、本発明の画像形成装置の構成は以下の実施形態に限定するものではない
図2は、本実施形態に係るディジタル複写機の構成を示す図である。このディジタル複写機は、大まかにはカラーリーダ部、プリンタ部に大別される。以下ではこれら各部について説明する。
<カラーリーダ部の構成>
図2の上部は、本実施形態に係るディジタル複写機におけるカラーリーダ部の構成を示す。
同図において、101はCCD、211はCCD101の実装された基板、200は画像形成装置全体を制御する制御ボード、212は図1の画像処理部の101を除いた部分を含むプリンタ処理部、201は原稿台ガラス(プラテン)、202は原稿給紙装置(DF)(なお、この原稿給紙装置202の代わりに未図示の鏡面圧板を装着する構成もある)、203及び204は原稿を照明する光源(ハロゲンランプ又は蛍光灯)、205及び206は光源203、204の光を原稿に集光する反射傘、207〜209はミラー、210は原稿からの反射光又は投影光をCCD101上に集光するレンズ、214はハロゲンランプ203、204と反射傘205・206とミラー207を収容するキャリッジ、215はミラー208、209を収容するキャリッジ、213は他のデバイスとの外部インターフェース(I/F)である。なお、キャリッジ214は速度Vで、キャリッジ215は速度V/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
また制御ボード200は、図3に示すようにディジタル画像処理部212と外部I/F213、プリンタ制御I/F253に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りするI/Fを持つシステム制御部301、システム制御部内のメモリ303、操作部302、によって構成されている。図3は制御ボード200の構成を示す図である。
操作部302は図12に示すように操作者による処理実行内容の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。図12は表示部304の構成例を示す図である。
また外部I/F213は、画像情報やコード情報などを装置外部とやり取りするためのインターフェースであり、具体的には図4に示すようにファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402、外部大容量記憶装置403などを接続することが可能である。なお、ファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402、外部大容量記憶装置403との画像情報およびコード情報のやり取り手続き制御については、各接続装置であるファクシミリ装置401、LANインターフェース装置402や外部大容量記憶装置403と制御ボード200のシステム制御部301との相互通信により行われる。同図において400はディジタル複写機本体を示す。図4はディジタル複写機と外部機器との接続状態を示す図である。
次にディジタル画像処理部212の詳細な説明を行う。図5はディジタル画像処理部212の詳細な構成を示すブロック図である。
原稿台ガラス上の原稿は光源203、204からの光を反射し、その反射光はCCD101に導かれて電気信号に変換される(CCD101はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部212に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部102でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。
続いてRGBのディジタル信号はシェーディング部103でシェーディング補正及び黒補正が施される。補正後のRGBのディジタル信号はさらに、つなぎ&MTF補正補正&原稿検知部104で、CCD101が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度や変倍率によって読取のMTFが変るため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する。
読取位置タイミングが補正されたディジタル信号は入力マスキング部105によって、CCD101の分光特性及び光源203、204及び反射傘205、206の分光特性を補正する。入力マスキング部105の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ106に入力される。セレクタ106から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除去部115に入力される。下地除去部115に入力された信号は下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定部116に入力され、原稿から黒文字信号を生成する。
また、もう一つのセレクタ106の出力が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。
そして、黒文字判定部116で生成された信号とタイミングを補正するため色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107の出力信号は遅延108でタイミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部109でモワレが除去され、変倍処理部110で、主走査方向に変倍処理される。111はUCR&マスキング&黒文字反映部で、変倍処理部110で処理された信号(CMY信号)はUCR処理でCMYK信号に変換され、プリンタの出力にあった信号に補正されると共に黒文字判定部116で生成された判定信号がCMYK信号にフィードバックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部111で処理された信号はγ補正部112で濃度調整された後フィルタ部113でスムージング又はエッジ処理される。この際、γ補正部112の補正値はシステム制御部301からの設定により可変にできる構成になっており、濃度調整値をCMYKの各々設定し、その濃度を可変に設定できる構成となっている。
<プリンタ部の構成>
続いて、プリンタ部の構成について説明する。図2の下部はフルカラープリンタの要部を示す。
像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)225は後述の作像系モータ23で矢印Aの方向に回転できるように設けられている。感光体225の周囲には、一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニット219、カラー現像ユニット223、転写帯電器220、クリーナ装置222が配置されている。
黒現像装置219はモノクロ現像のための現像装置であり、感光体225上の潜像をKのトナーで現像する。またカラー現像ユニット223はフルカラー現像のための3台の現像装置223Y,223M,223Cからなる。現像装置223Y,223M,223Cは、感光体225上の潜像をそれぞれY、M、Cのトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、後述の現像器モータ20によって現像ユニット223を矢印R方向に回転させ、この色の現像装置が感光体225に当接するように位置合わされる。
感光体225上に現像された各色のトナー像は、転写帯電器220によって中間転写体としてのベルト212に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト212はローラ227,228,229に張架されている。これらのうち、ローラ227は後述の作像系モータ23に結合されてベルト212を駆動する駆動ローラとして機能し、ローラ228はベルト212の張力を調節するテンションローラとして機能し、ローラ229は2次転写装置としての転写ローラ231のバックアップローラとして機能する。
また転写ローラ脱着ユニット250は、転写ローラ231をベルト212に接着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルト212を挟んでローラ227と対向する位置にはベルトクリーナ232が設けられている。ベルトクリーナ脱着ユニット268は、ベルトクリーナ232をベルト212に接着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルトクリーナ脱着ユニット268によってベルトクリーナ232が着方向に動作することによってベルト226上の残留トナーがブレードで掻き落とされる。
カセット240、241及び手差し給紙部253に格納された記録媒体はレジローラ255、及び給紙ローラ対235、236、237によってニップ部、つまり2次転写装置231とベルト212との当接部に後述の給紙駆動モータ21を駆動源として給送される。なお、その際2次転写装置231は転写ローラ脱着ユニット250を当接方向に駆動させることによってベルト212に当接されている。
ベルト212上に形成されたトナー像はこのニップ部で記録媒体上に転写され、定着装置234で熱定着されて後述の定着駆動モータ22により装置外へ排出される。なお、カセット240、241及び手差し給紙部253はそれぞれ、記録媒体の有無を検知するためのシートなし検出センサ243、244、245を有している。また、カセット240、241及び手差し給紙部253はそれぞれ記録媒体のピックアップ不良を検知するための給紙センサを有している。
また詳しくは後述するが、カセット240,241には、保持する記録媒体と一体化されている(例えば記録媒体に張り付けられて、取れないようになっている)後述のRFIDタグからデータを読み出すリード回路を備えるRFIDタグ読み取り部273が備わっている。記録媒体を収納するカセット240、241に記録媒体が収納されて、カセット内の収納開閉検知センサ(図示せず)からの信号が「閉じられたという情報」であると、RFIDタグからデータを読み出す処理が開始される。また、収納開閉検知センサが検知しなくても常時監視することにより記録媒体の情報はデータとして入手することが可能である。また、カセット240、241のようなものではなく、記録媒体が収納されたカセットデッキ、手差し給紙部253においても記録媒体を載置するところにデータ読み出し用のリーダを設置することにより同様なことが可能である。
上記構成によるカラープリンタでは、次のようにして画像形成が実行される。
まず給紙部253における記録媒体の搬送動作について説明する。カセット240、241及び手差し給紙部253に格納された記録媒体はピックアップローラ238、239及び254により1枚毎に給紙パス266上に搬送される。給紙パス266上の記録媒体は給紙ローラ対235、236、237によりレジローラ255へと搬送されると、その直前のレジセンサ256により記録媒体の通過が検知される。
レジセンサ256により記録媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間経過の後に一旦搬送動作を中断する。その結果記録媒体は停止しているレジローラ255に突き当たり搬送が停止されるが、その際記録媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録媒体の搬送方向が搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常給紙レジ取りと称する。給紙レジ取りは以降の記録媒体に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。給紙レジ取り後、レジローラ255を起動させることにより、記録媒体は2次転写装置231へ供給される。
続いて2次転写装置231へ供給された記録媒体の上へ画像を形成する手順について説明する。まず、帯電装置221に電圧を印加して感光体225の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された感光体225上の画像部分が予定の露光部電位になるようにレーザースキャナからなる露光装置218で露光を行い潜像が形成される。露光装置218は画像信号に基づいてオン・オフすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
黒現像装置219及びカラー現像装置223の現像ローラには各色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、潜像は現像ローラの位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は転写装置220でベルト212に転写され、さらに2次転写装置231で、給紙部253より搬送された記録媒体に転写された後、定着搬送ベルト230を介して、定着装置234へと搬送される。
定着装置234では、まずトナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器251、252で帯電され、さらに定着ローラ233でトナー画像が熱定着された後、排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、フィニッシャーユニット280に送られる。ここでフィニッシャーユニット280による後処理工程が不要な記録媒体は装置内をそのまま搬送されそのまま排紙トレイ242に排紙される。また、後処理工程、例えばステイプルが必要なモードの場合には、フィニッシャーユニット280内で画像形成が終了した記録媒体が必要枚数積載され整合ユニット281のより整合され、ステイプルユニット282でステイプル処理が行われ、その後に排紙トレイ242に排出される。
フルカラープリント時はベルト212上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録媒体に転写される。感光体225上に残留したトナーは予備清掃装置(不図示)でトナーの帯電を、クリーニングしやすい状態にし、クリーナ装置222で除去・回収され、最後に、感光体225は除電装置(不図示)で一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備える。
上記カラープリンタの画像形成タイミングは、ベルト212上の所定位置を基準として制御されている。ベルト212は駆動ローラ227、テンションローラ228、バックアップローラ229からなるローラ類に掛け渡されていて、テンションローラ228によって所定の張力が与えられている。
駆動ローラ227およびローラ229の間には、基準位置を検知する反射型センサ224が配置されている。反射型センサ224はベルト212の外周面端部に設けられた反射テープ等のマーキングを検知してI−top信号を出力する。
感光体225の外周の長さとベルト212の周長は1:n(nは整数)で表される整数比になっている。このように設定しておくと、ベルト226が1周する間に、感光体225が整数回転し、ベルト212周前とまったく同じ状態に戻るため、中間転写ベルト216上に4色を重ね合わせる際に(ベルトは4周回る)、感光体225の回転ムラによる色ズレを回避することが可能である。
上記のような中間転写方式の画像形成装置においては、I−top信号を検知したのち、所定時間経過後にレーザースキャナからなる露光装置218で露光を開始する。また、前述したとおり、ベルト212が1周する間に、感光体225が整数回転し、ベルト1周前とまったく同じ状態に戻るため、ベルト212上では常に同じ位置にトナー像が形成される。用紙サイズによって、トナー像サイズも変化するが、ベルト212上にはトナー像が絶対にのらない範囲が存在する。
また、ベルト212は短い用紙サイズ画像の場合には、2画像分のトナー像を形成することが可能なベルト長になっており、特に4色重ね合わせたカラー画像を形成するために2枚分の画像をベルト4回転だけの時間で形成可能とすることによって生産性を向上させている。
引き続いて記録媒体の裏面に画像を形成する場合の動作について詳細に説明する。記録媒体の裏面に画像を形成する際には、まず記録媒体の表面への画像形成が先んじて実行される。その表面への画像形成動作については先に詳細に述べたのでここでは省略するが、表面のみの画像形成であれば、画像形成後定着ローラ234でトナー画像を熱定着された後に排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられそのまま排紙トレイ242に排紙されるが、引き続いて裏面の画像形成を行う場合には排紙フラッパ257により裏面パス259側に搬送パスが切替えられ、それに併せた反転ローラ260の回転駆動によって記録媒体は両面反転パス261内に後述の両面搬送モータ24により一旦搬送される。
その後記録媒体は、記録媒体の送り方向幅の分だけ両面反転パス261内に搬送された後に反転ローラの逆回転駆動及び両面パス搬送ローラ262の駆動により両面反転パスガイド269によって進行方向が切り替えられ、表面に画像形成された画像面を下向きにして両面パス263に搬送される。
続いて記録媒体は両面パス263上を再給紙ローラ264に向かって搬送されると、その直前の再給紙センサ265により記録媒体の通過が検知される。再給紙センサ265により記録媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間経過の後に一端搬送動作を中断する。その結果記録媒体は停止している再給紙ローラ264に突き当たり搬送が一時停止されるが、その際記録媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録媒体の搬送方向が再給紙パス内の搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の再給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常再給紙レジ取りと称する。再給紙レジ取りは以降の記録媒体裏面に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。
再給紙レジ取り後、再給紙ローラ264を起動させることにより記録媒体は、表裏が逆転した状態で再度給紙パス266上に搬送される。その後の画像形成動作については先に述べた表面の画像形成動作と同じであるためここでは省略する。こうして表裏両面に画像形成がなされた記録媒体はそのまま排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙トレイ242に排紙される。以上のような動作により、本実施形態では、操作者が記録媒体の表裏を改めてセットし直すことなく、自動的に記録媒体の両面へ画像形成を行うことが可能となっている。
次に、RFIDに関する説明を行う
図6は、RFIDタグを埋め込んだ記録媒体(同図(a))、およびタブ付き記録媒体(同図(b))を示す図である。同図において690,691はRFIDタグの詳細を示し、同図に示す如く、大まかにはRFIDとアンテナにより構成される。なお、記録媒体におけるRFIDタグの位置については同図に限定するものではない。
図7は、RFIDタグの構成を示す図である。RFIDタグは図7に示す如く、データを記憶するため電源が切れてもデータを失わないEEPROM等のメモリ602を有している。メモリ602は容量に応じたアドレスを有しており、本実施形態ではアドレス毎に16ビットのデータ記憶部が構成されている。メモリ制御部603は、コイル605からのデータを変復調部604を介して送られてきたコマンドに従ってメモリ602に対して、データの読み出し、書き込み等のアクセス制御処理を行う。
電源回路606は外部からの電磁誘導によるコイル607からの誘導起電力により、RFIDタグを構成する各回路に電力を供給している。RFIDタグは図7に示す構成を1チップICに集積している。
次に、図8A、図8B、図9を用いて変復調部604からメモリ制御部603に送信されるデータのフォーマットの説明を行う。
図8Aは、一般的なEEPROMの制御とほぼ等価なメモリ602のリード制御の一例を示すタイミングチャート図である。まず、上記RFIDタグ読み取り部273内のリード回路(リード回路については後述する)から電力伝送波が送出されると、図7のコイル607がこの電力伝送波を受信し、電源回路606から誘導起電力が発生する。この誘導起電力によってRFIDタグを構成する各部に電源が供給されると、メモリ制御部603はコイル605から変復調部604を介して受信するシリアルデータDIを監視し、ビットが0から1に変移することを検出する。
DIの監視から最初の0から1への変移はスタートビットを示し、スタートビットから連続する2ビットのデータがコマンドデータとなる。図8Aではデータの変移タイミングは、あらかじめ決められた周波数fで変移するようリード回路とRFIDタグで回路構成してあるが、同期を確実にとれるように別途周期fで発振する同期クロックを発生させるようにしてもよい。
図8Aでは、コマンドデータが1、0となっており、これは図8Bに示すようにリードコマンドを意味する。図8Bはコマンドデータとその意味することを示すところを対応づけたテーブルの構成例を示す図である。リードコマンドを受信したメモリ制御部603は、メモリ602をリードモードに制御し、コマンドデータに続く4ビットデータで示されるアドレスに格納されているデータをシリアルデータDOとしてメモリ制御部603内の不図示のメモリに送出し、変復調部604を介して、コイル605より変調波を不図示のデータ書き込み回路に送出する。なお、コマンドデータはこれ以外にも存在し、各コマンドデータが意味するところは例えば図8Bに示すようなテーブルでもってメモリ制御部603がデータとして管理している。
本実施形態に係るメモリ602はアドレスが4ビット、データ16ビットの仕様なので256ビットの容量を有している。メモリ602のアドレスマップは、例えば図9に示す如く00h番地から02h番地をRFIDタグ自身のIDに、03h番地をRFIDタグが埋め込まれた記録媒体の製造メーカー固有のIDに、04h番地を製造年月に、05h番地を記録媒体の紙種情報、06h番地を記録媒体のサイズ情報、07h番地に記録媒体の厚み情報、08h番地に記録媒体の色情報、09h番地に記録媒体のタブ位置情報.....というように構成することができる。あらかじめ決められたアドレスマップに従ってデータのリードを実施すれば、記録媒体の情報を読み出すことができる。図9は、メモリ602のアドレスマップの構成例を示す図である。
本実施形態では、メモリ602のアドレスマップは図9に示したアドレスマップに従うものとするが、これに限定するものではなく、記録媒体、RFIDタグに係る情報であって、且つ後述する各処理に必要な情報がメモリ602内に格納されており、リード回路側でどのアドレスにどのような情報が記録されているのかが管理されていれば、このようなアドレスマップであることに限定するものではない。
図1は、本実施形態に係るディジタル複写機の機能構成を示すブロック図である。
先ず、RFIDタグ読み取り部273に備わっている上記リード回路について説明する。図10は、リード回路の構成を示す図である。
リード回路に設けられたR/Wコイル(リーダまたは/およびライタコイル)1401と図7のRFIDタグに形成されたコイル605との間で、図11に示す電力伝送波およびデータ通信変調波からなる電磁波(無線)を使って電力の伝送および通信の送受信の両方を行うが、電力伝送波と信号波とを各々別のアンテナにより送信しても問題はない。図11は、電力の伝送および通信の送受信の両方を行う為の電力伝送波およびデータ通信変調波からなる電磁波を示す図である。
図11に示す27.02MHzの電力伝送波1501は、図7のコイル607によって受信され、RFIDタグを駆動する電源を供給する。また、27.02MHzを中心周波数とするデータ通信変調波1502は図7のコイル605によって送受信されRFIDタグ中のメモリ602に対してリードライトのアクセスを行う。
リード回路は、キャリア信号発生回路1402から発生する27.02MHzのキャリア信号を、RFIDタグへ送信するデータを符号化する符号化回路1403と、上記27.02MHzの駆動信号に上記符号化回路1403で符号化された信号を振幅変調(Amplitude Shift Keying変調:ASK変調)により重畳させる変調器1404と、変調器1404で27.02MHzの駆動信号上にASK変調された信号を増幅する送信アンプ1405と、送信アンプ1405で増幅された信号をインダクタンス結合1406により結合させ、コンデンサ1407を有してインピーダンスをマッチングさせて反射防止をするための整合回路(給電回路)1408と、整合回路1408の出力に応じて電力の伝送及びデータの送信を行うべく電磁波を発生し、RFIDタグのコイル605から電磁波によって送信されてきたデータを受信するコイル(リーダまたは/およびライタコイル)1401と、コイル(リーダまたは/およびライタコイル)1401で受信した信号を整合回路1408で整合させてインダクタンス結合1406により生じた信号からノイズ成分を取り除くフィルタ回路1409と、フィルタ回路1409を通して得られる信号を増幅する受信アンプ1410と、受信アンプ1410で増幅された信号を前述の27.02MHzの駆動信号を用いて復調する復調器1411と、復調器1411で復調された信号を復号化して受信データとして出力する復号化回路1412とを備えている。
このように構成されたリード回路は、ディジタル複写機における不図示のデータ処理部(ディジタル複写機においてRFIDタグに対して送信するデータを処理する部分)から送信される送信データを、コイル1401からASK変調して発信、あるいはコイル1401から受信したASK変調データを受信する。
次に、記録媒体に埋め込まれた(一体化された)RFIDタグが保持するデータを読み出し、読み出したデータに基づいてディジタル複写機における設定を行ったり、画像形成処理を制御するなどの処理について説明する。
前述したように、記録媒体に埋め込まれたRFIDタグにおけるメモリ602には図9に示す如く、00h番地から02h番地をRFIDタグ自身のID、03h番地に記録媒体の製造メーカーのID、04h番地に製造年月、05h番地に紙種情報、06h番地に記録媒体のサイズ情報、07h番地に記録媒体の厚み情報、08h番地に記録媒体の色情報、09h番地に記録媒体のタブ位置情報が記録されており、これらの情報は、本実施形態に係るディジタル複写機の電源が投入された後、記録媒体が収納されたカセット240,241の近傍に配置された、RFIDタグ読み取り部273により読み出される。そして読み出されたデータを基に、プリンタ制御部1はディジタル複写機が画像形成処理を行うための各種の設定(画像形成条件の設定)や制御を行う。
まず00hから02h番地のデータはRFIDタグ自身のIDであり、RFIDタグ読み取り部273がこれを読み取る回数をプリンタ制御部1がカウントすることで、記録媒体の数量をプリンタ制御部1で把握することができる。例えばタグのIDが300個読み出されれば(換言すればカウント値が300の場合)記録媒体が300枚収納されていると判断することができる。その数量を操作部302の表示部304に表示すれば正確な記録媒体の残量表示が可能となる。
また操作部302から設定された画像形成モードで必要な記録媒体が300枚以内であれば、そのまま画像形成動作を可能とし、必要な記録媒体が300枚を超えるようであれば、画像形成動作を開始せずに、操作部302内の表示部304に記録媒体が不足していること警告表示し、あるいは不足分を演算することにより不足枚数を表示する制御をおこなう。
また記録媒体のIDの読み出しにあたっては、すべての記録媒体のIDを読み出す必要はなく、たとえばIDを500以上読み出せた場合は十分に記録媒体があると判断し、読み取り最大数を設定しておけば、それ以上のIDは読み出しを行わなくともよい。
03h番地の製造メーカーのID、04h番地の製造年月の情報からは、その紙の製造元、年月を判断し、この記録媒体が、プリンタ制御部1内の不図示のメモリに予め記憶されているデータを基に、推奨できる記録媒体であるか、又は記録媒体が製造されてから時間が経過しすぎて、劣化していないか等を判断する。推奨できる記録媒体とは、例えば本実施形態に係るディジタル複写機では扱えない記録媒体(例えばOHP)以外のものを指す。
そしてこの記録媒体が推奨記録媒体でない場合、あるいは経年時間が大きい場合には操作部302内の表示部304にその旨を表示する制御をおこなう。
また、05h番地から記録媒体の紙種情報が読み出され、記録媒体の表面性、弾性、などの情報を読み取ることができる。また06h番地では記録媒体のサイズ情報、07h番地からは記録媒体の厚み情報が得られ、これらの情報をもとにプリンタ制御部1では画像形成時の記録媒体の最適な搬送速度(例えば、定着に適した搬送速度)を設定し、駆動回路部2によりモータ系190に含まれる現像器モータ20、給紙駆動モータ21、定着駆動モータ22、作像系モータ23、両面搬送モータ24、露光装置218内の不図示のポリゴンモータの速度制御を行い、最適速度で画像形成を行う。
例えば、プリンタ制御部1内の不図示のメモリ内に、記録媒体のサイズ、厚みに応じた搬送速度が管理されているテーブルデータを記録しておくことで、プリンタ制御部1は、RFIDタグ読み取り部273が06h番地、07h番地から読み出したデータに応じた搬送速度でもって搬送に係る各部(上記各モータ)を制御することができる。
また、05h番地の紙種情報と07h番地から読み出された記録媒体の厚み情報からは、記録媒体の種類や、厚みに適した転写条件、具体的には2次転写装置に供給する電圧値および電流値を高圧電源3から供給できるようにプリンタ制御部1から設定するとともに、記録媒体の種類や、厚みに適した定着装置234の定着温度設定をおこなう制御をプリンタ制御部1で行う。
例えば、プリンタ制御部1内の不図示のメモリ内に、記録媒体の種類、厚みに応じた転写条件が管理されているテーブルデータを記録しておくことで、プリンタ制御部1は、RFIDタグ読み取り部273が05h番地、07h番地から読み出したデータに応じた転写条件でもって転写に係る各部を制御することができる。
また、転写装置のみならず、一次帯電器221、現像ユニット219,223に印加する高圧電源3の電圧値や電流値の設定も併せて変えることにより最適画像条件を設定しても良い。
また、05h番地から記録媒体の紙種情報が読み出され認識された記録媒体の種類と、操作部302等から設定された画像形成モードで設定された記録媒体の種類を比較して、認識された記録媒体の種類と、設定された記録媒体の種類が一致していない場合は、画像形成動作を開始せずに、その旨を表示し、一致している場合は画像形成動作を開始する制御を行う。
また07h番地から読み出された記録媒体の厚み情報に関しては操作部302等から設定された、画像形成モードから画像形成後に行われるステイプル等の後処理時に積載される記録媒体の総厚み量(出力する枚数×厚み)を算出し、ステイプルユニット280のステイプル動作可能な記録媒体の最大積載総厚み量と比較することにより、設定された画像形成モードの積載総厚み量がステイプル可能積載総厚み量を超えている場合は、画像形成動作を開始せずに、操作部302の表示部304にその旨を表示する。設定された画像形成モードの積載総厚み量がステイプル可能積載総厚み量を超えていなければ、画像形成動作を開始する制御をおこなう。
08h番地からは記録媒体の色情報が読み出され、本実施形態のようにカラーでもって画像形成を行う場合には、記録媒体の下地色の影響により画像形成色が変わってくるために、記録媒体の色情報を基に、図5に示した画像処理ブロック内のγ補正部112で、YMCK各色の補正値を変えることにより、記録媒体の下地色の影響による色味変動を最小限に抑え、下地色のある記録媒体上に画像形成されても、期待される画像の色味が得られるような制御が可能となる。
09h番地には記録媒体のタブ位置情報、具体的にはタブ位置が記録媒体の上部から順番に下部の方向に向かって順位を決め、その順位を16ビットの情報として読み出し、画像形成中は前述した順位を記録媒体毎に読み出しを行いながら画像形成を行えるため、何らかの原因で画像形成中にジャムが発生した場合でも、ジャムの発生した記録媒体の順位、すなわちタブ位置がわかるので、リカバリーの際には、記録媒体の給紙部から必要なタブ位置の記録媒体になるまでは図2のフラッパ274を排紙トレイ276側パスに切り替えることにより、画像形成を行わず排紙し、記録媒体が再利用できるように制御する。そして必要なタブ位置の記録媒体になったら、フラッパ274を画像形成パス側に切り替えて画像形成を行う。
本実施形態ではRFIDタグ読み取り部273は定着ユニット内の定着上ローラ部と下ローラ部に設けており、また、RFIDタグ読み取り部273は指向性を絞るため(狭い領域に近接配置された読み込み手段の指向性)電磁遮蔽板でスポットが絞り込まれている構成となっている。記録媒体と一体化されたRFIDタグのメモリ602から読み出したIDを認識している際には、装置内の記録媒体が存在していると認識できるので、従来定着ローラに巻きついた記録媒体の認識が困難であったが、本実施形態では確実にJAM処理を使用者に促す事が可能となる。
また、本実施形態では、上記RFIDタグ読み取り部273を、記録媒体の搬送経路近傍に設け、記録媒体がRFIDタグ読み取り部273付近を通過する際にこの記録媒体と一体化されたRFIDタグのメモリ602からIDを読み出すようにすることで、ユーザがジャム処理を簡便に行うことができるしても良い。これにより、記録媒体は、最も最近IDを読み出したRFIDタグ読み取り部273の位置近傍にあることが検知できるので、ジャムが発生した場合には、この検知した位置を示す情報を操作部302の表示部303に表示するれば良い。例えば図2に示すような複写機の断面画像を操作部302の表示部303に表示し、この断面画像において(最も最近IDを読み出した)RFIDタグ読み取り部273の位置に赤などの色のマーカ画像を点滅させる。これによって、記録媒体が定着ローラに巻き付いてジャムが発生した場合であっても、表示部303にその旨を表示することで、ユーザに通知することができる。
なお、ジャムが発生した場合には、搬送経路上に残っている記録媒体の枚数を、操作部302の表示部303に表示しても良い。ここで、記録媒体の枚数のカウントは、前述したようにRFIDタグ読み取り部273がRFIDタグのIDを読み取る回数を、プリンタ制御部1がカウントすることによって行う。したがって、記録媒体の給紙位置近傍及び排紙位置近傍にRFIDタグ読み取り部273を設けることで給紙枚数及び排紙枚数をカウントし、給紙枚数から排紙枚数を減算することで搬送経路上の記録媒体の枚数を算出し、この枚数を操作部302の表示部303に表示すれば良い。
給紙枚数及び排紙枚数のカウントはこれに限らず、記録媒体の給紙位置近傍にRFIDタグ書き込み部275を設けるとともに、排紙位置近傍にRFIDタグ読み取り部273を設けることでカウントしても良い。すなわち、給紙位置近傍のRFIDタグ書き込み部275によってRFIDタグにIDを書き込んだ回数をカウントすることで給紙枚数をカウントし、排紙位置近傍に設けられたRFIDタグ読み取り部273によってIDを読み取った回数をカウントすることで排紙枚数をカウントするようにしても良い。
以上の説明により、本実施形態によって、記録媒体の最適な搬送制御及び簡便なジャム処理が実現できる。
また、記録媒体の搬送制御においても確実な記録媒体搬送不良(JAM)紙を検知可能とし、例えば、定着ローラに巻きついた記録媒体についても検知可能となるため、使用者が気が付かない記録媒体搬送不良紙(JAM)紙についても使用者に対して確実な処理が促す事が可能となる。
更には、狭い領域に近接配置する際には電磁遮蔽板でスポットが絞り込まれている構成とする事で、例えば定着ユニット内の定着上ローラ部と下ローラ部へ記録媒体が巻き付いた際にも、記録媒体が存在していることが確実に認識でき、従来定着ローラに巻きついた記録媒体の認識が困難であったが、確実にJAM処理を使用者に促す事が可能となる。
なお、本実施形態では記録媒体の数量の報知方法、不足していることの報知方法等の報知方法については表示でもって行ったが、これに限定するものではなく、音声にて報知するようにしても良い。その場合、本実施形態のディジタル複写機には更に音声に係るデータ、音声を出力するための構成を加える必要がある。
また、メモリ602に記録されている各種の情報を用いてプリンタ制御部1が行う設定処理、制御処理については上記設定処理、制御処理に限定されるものではなく、様々な設定処理、制御処理が想定可能である。
本発明の実施形態に係るディジタル複写機の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るディジタル複写機の構成を示す図である。 制御ボード200の構成を示す図である。 ディジタル複写機と外部機器との接続状態を示す図である。 ディジタル画像処理部212の詳細な構成を示すブロック図である。 (a)はRFIDタグを埋め込んだ記録媒体を示す図、(b)はタブ付き記録媒体を示す図である。 RFIDタグの構成を示す図である。 一般的なEEPROMの制御とほぼ等価なメモリ602のリード制御の一例を示すタイミングチャート図である。 コマンドデータとその意味することを示すところを対応づけたテーブルの構成例を示す図である。 メモリ602のアドレスマップの構成例を示す図である。 リード回路の構成を示す図である。 電力の伝送および通信の送受信の両方を行う為の電力伝送波およびデータ通信変調波からなる電磁波を示す図である。 表示部304の構成例を示す図である。

Claims (11)

  1. データを保持し、且つ当該データを外部に送信可能なチップと一体化された記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体の搬送経路上に設けられ、前記チップが保持する前記記録媒体に係るデータを前記チップから受信する受信手段と、
    前記受信手段がデータを受信したことを検知することによって、前記受信手段の位置近傍を前記記録媒体の搬送経路上における位置として検知する検知手段と、
    ジャムが発生した場合に、前記検知手段により検知された前記記録媒体の搬送経路上における位置を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記受信手段が受信したデータに基づいて、搬送経路上の前記記録媒体の数をカウントするカウント手段を有し、
    前記表示手段は、ジャムが発生した場合に、前記カウント手段によりカウントされた搬送経路上の前記記録媒体の数を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受信手段は、前記記録媒体に転写された画像を定着させる定着手段近傍に配置され、
    前記検知手段は、前記受信手段によるデータ受信に基づいて、前記定着手段への前記記録手段の巻き付きジャムを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記受信手段は、前記記録媒体の給紙位置近傍に配置された第1の受信手段と、前記記録媒体の排紙位置近傍に配置された第2の受信手段を有し、
    前記カウント手段は、前記第1の受信手段によるデータ受信回数、及び前記第2の受信手段によるデータ受信回数に基づいて、搬送経路上の前記記録媒体の枚数をカウントすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録媒体の給紙位置近傍に配置され、前記チップにデータを送信する送信手段を有し、
    前記受信手段は、前記記録媒体の排紙位置近傍に配置され、
    前記カウント手段は、前記送信手段によるデータ送信回数、及び前記受信手段によるデータ受信回数に基づいて、搬送経路上の前記記録媒体の枚数をカウントすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記受信手段が受信したデータに基づいた画像形成を行うべく、前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記カウント手段は、前記受信手段が受信した前記チップ固有のIDの個数をカウントし、カウントしたIDの個数に基づいて前記記録媒体の数をカウントすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記記録媒体に対して画像形成を行う際の前記記録媒体の搬送速度を、前記受信手段が前記チップから受信した前記記録媒体の厚み、サイズを示すデータに基づいて制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記画像形成手段による前記記録媒体への画像の転写、定着温度を、前記受信手段が前記チップから受信した前記記録媒体の厚み、種類を示すデータに基づいて制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記画像形成手段が前記記録媒体上に形成する画像の色を、前記受信手段が前記チップから受信した前記記録媒体の色を示すデータに基づいて制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. データを保持し、且つ当該データを外部に送信可能なチップと一体化された記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    前記記録媒体を搬送する搬送工程と、
    前記記録媒体の搬送経路上に設けられ、前記チップが保持する前記記録媒体に係るデータを前記チップから受信する受信工程と、
    前記受信工程でデータを受信したことを検知することによって、前記受信の位置近傍を前記記録媒体の搬送経路上における位置として検知する検知工程と、
    ジャムが発生した場合に、前記検知工程で検知された前記記録媒体の搬送経路上における位置を表示する表示工程と
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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